JPH1044743A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH1044743A JPH1044743A JP20570196A JP20570196A JPH1044743A JP H1044743 A JPH1044743 A JP H1044743A JP 20570196 A JP20570196 A JP 20570196A JP 20570196 A JP20570196 A JP 20570196A JP H1044743 A JPH1044743 A JP H1044743A
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- JP
- Japan
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- cylindrical impeller
- stabilizer
- impeller
- outer diameter
- air conditioner
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 好ましい送風状態を維持しつつ、円筒状羽根
車の回転に伴う騒音の発生を低減する。 【解決手段】 ケーシング11内には、円筒状羽根車1
3の上方にはリアガイダ23、下方にはスタビライザ2
4がそれぞれ形成されている。前記吹出口17側の円筒
状羽根車13とスタビライザ24との間の最短隙間寸法
は、円筒状羽根車13の外径の14%から24%となる
値である。前記円筒状羽根車13の回転中心と前記スタ
ビライザ24の吹出口17側の最短隙間位置を結ぶ直線
と水平面とのなす角度は38°から43°となる値であ
る。前記吸込口16側の円筒状羽根車13とスタビライ
ザ24との間の最短隙間寸法は、円筒状羽根車13の外
径の7%以上である。前記円筒状羽根車13の回転中心
と前記スタビライザ24の吸込口16側の最短隙間位置
を結ぶ直線と水平面とのなす角度は11°から15°と
なる値である。
車の回転に伴う騒音の発生を低減する。 【解決手段】 ケーシング11内には、円筒状羽根車1
3の上方にはリアガイダ23、下方にはスタビライザ2
4がそれぞれ形成されている。前記吹出口17側の円筒
状羽根車13とスタビライザ24との間の最短隙間寸法
は、円筒状羽根車13の外径の14%から24%となる
値である。前記円筒状羽根車13の回転中心と前記スタ
ビライザ24の吹出口17側の最短隙間位置を結ぶ直線
と水平面とのなす角度は38°から43°となる値であ
る。前記吸込口16側の円筒状羽根車13とスタビライ
ザ24との間の最短隙間寸法は、円筒状羽根車13の外
径の7%以上である。前記円筒状羽根車13の回転中心
と前記スタビライザ24の吸込口16側の最短隙間位置
を結ぶ直線と水平面とのなす角度は11°から15°と
なる値である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空調装置、特
に、車両の天井面に配設される後部座席用の冷房、暖
房、空気清浄機等の車両用空調装置に関するものであ
る。
に、車両の天井面に配設される後部座席用の冷房、暖
房、空気清浄機等の車両用空調装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ワンボックスカー等の後
部座席用の車両用空調装置として、例えば、天井面に設
けられる次のような構成のものがある(例えば、特開平
1−317819号公報参照)。
部座席用の車両用空調装置として、例えば、天井面に設
けられる次のような構成のものがある(例えば、特開平
1−317819号公報参照)。
【0003】この車両用空調装置では、図10に示すよ
うに、ケーシング1の略対向位置に吸込口2及び吹出口
3がそれぞれ形成され、内部には円筒状羽根車4が配設
されている。ケーシング1の下方側内面には、円筒状羽
根車4との間に所定の隙間を形成するためのスタビライ
ザ5が形成されている。スタビライザ5の形状は、円筒
状羽根車4で略直線方向の空気流れを起こす場合、送風
効率等の観点から非常に重要である。このため、スタビ
ライザ5は、前記吸込口2側及び吹出口3側で円筒状羽
根車4にそれぞれ接近するように突出し、それらの中間
部に凹部6を有する構成とし、円筒状羽根車4の回転中
心と、スタビライザ5の各端部とを結ぶ直線が、水平面
又は垂直面とそれぞれなす角度a,bを所定範囲となる
ようにしている。
うに、ケーシング1の略対向位置に吸込口2及び吹出口
3がそれぞれ形成され、内部には円筒状羽根車4が配設
されている。ケーシング1の下方側内面には、円筒状羽
根車4との間に所定の隙間を形成するためのスタビライ
ザ5が形成されている。スタビライザ5の形状は、円筒
状羽根車4で略直線方向の空気流れを起こす場合、送風
効率等の観点から非常に重要である。このため、スタビ
ライザ5は、前記吸込口2側及び吹出口3側で円筒状羽
根車4にそれぞれ接近するように突出し、それらの中間
部に凹部6を有する構成とし、円筒状羽根車4の回転中
心と、スタビライザ5の各端部とを結ぶ直線が、水平面
又は垂直面とそれぞれなす角度a,bを所定範囲となる
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記車
両用空調装置では、エバポレータ7のフィンピッチ(空
気が流動可能な断面積)の縮小や、コア厚さ(空気が通
過する部分の厚さ)の増大等を行って冷房能力を向上さ
せた時に生ずる通気抵抗の増大によって発生するサージ
ング音や笛音については十分に考慮されていない。すな
わち、前記車両用空調装置では、前記角度a,bを所定
範囲とすることにより、ファン効率を向上しようとして
いるだけであり、笛音やサージング音の発生を防止する
には不十分である。
両用空調装置では、エバポレータ7のフィンピッチ(空
気が流動可能な断面積)の縮小や、コア厚さ(空気が通
過する部分の厚さ)の増大等を行って冷房能力を向上さ
せた時に生ずる通気抵抗の増大によって発生するサージ
ング音や笛音については十分に考慮されていない。すな
わち、前記車両用空調装置では、前記角度a,bを所定
範囲とすることにより、ファン効率を向上しようとして
いるだけであり、笛音やサージング音の発生を防止する
には不十分である。
【0005】そこで、本発明は、好ましい送風状態を維
持しつつ、通気抵抗を増大させた場合の送風性能を向上
し、円筒状羽根車の回転に伴う騒音の発生を低減可能な
車両用空調装置を提供することを課題とする。
持しつつ、通気抵抗を増大させた場合の送風性能を向上
し、円筒状羽根車の回転に伴う騒音の発生を低減可能な
車両用空調装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、略対向位置に吸込口及び吹出口をそれ
ぞれ有するケーシング内に、前記吸込口と吹出口を結ぶ
方向に直交して水平に円筒状羽根車を配設し、該円筒状
羽根車の上方にリアガイダを、下方にスタビライザをそ
れぞれ形成してなる車両用空調装置において、前記吹出
口側の円筒状羽根車とスタビライザとの間の最短隙間寸
法t1と、前記円筒状羽根車の回転中心と前記スタビラ
イザの吹出口側の最短隙間位置を結ぶ直線と水平面との
なす角度aと、前記吸込口側の円筒状羽根車とスタビラ
イザとの間の最短隙間寸法t2と、前記円筒状羽根車の
回転中心と前記スタビライザの吸込口側の最短隙間位置
を結ぶ直線と水平面とのなす角度bとを、笛音及びサー
ジング音の発生を防止可能な値としたものである。ここ
で、笛音及びサージング音は、可聴域(16ないし20ヘルツ
から16ないし20キロヘルツ程度)での音を意味する。
め、本発明では、略対向位置に吸込口及び吹出口をそれ
ぞれ有するケーシング内に、前記吸込口と吹出口を結ぶ
方向に直交して水平に円筒状羽根車を配設し、該円筒状
羽根車の上方にリアガイダを、下方にスタビライザをそ
れぞれ形成してなる車両用空調装置において、前記吹出
口側の円筒状羽根車とスタビライザとの間の最短隙間寸
法t1と、前記円筒状羽根車の回転中心と前記スタビラ
イザの吹出口側の最短隙間位置を結ぶ直線と水平面との
なす角度aと、前記吸込口側の円筒状羽根車とスタビラ
イザとの間の最短隙間寸法t2と、前記円筒状羽根車の
回転中心と前記スタビライザの吸込口側の最短隙間位置
を結ぶ直線と水平面とのなす角度bとを、笛音及びサー
ジング音の発生を防止可能な値としたものである。ここ
で、笛音及びサージング音は、可聴域(16ないし20ヘルツ
から16ないし20キロヘルツ程度)での音を意味する。
【0007】笛音及びサージング音の発生を防止して適
切な送風量を維持できる範囲としては、前記寸法t1
を、円筒状羽根車の外径の14%以上、24%以下と
し、前記角度aを、38°以上、43°以下とし、前記
寸法t2を、円筒状羽根車の外径の7%以上、13%以
下とし、前記角度bを、11°以上、15°以下とする
のが好ましい。この場合、最適値は、各範囲の中央値で
ある。
切な送風量を維持できる範囲としては、前記寸法t1
を、円筒状羽根車の外径の14%以上、24%以下と
し、前記角度aを、38°以上、43°以下とし、前記
寸法t2を、円筒状羽根車の外径の7%以上、13%以
下とし、前記角度bを、11°以上、15°以下とする
のが好ましい。この場合、最適値は、各範囲の中央値で
ある。
【0008】また、前記スタビライザは、吹出口側及び
吸込口側を除く中間部に、円筒状羽根車の回転中心より
も下方の位置を中心とし、円筒状羽根車の半径よりも小
さい曲率半径で、円筒状羽根車の外径の15〜25%の
隙間を有する円弧断面形状の凹曲面を備えているのが好
ましい。
吸込口側を除く中間部に、円筒状羽根車の回転中心より
も下方の位置を中心とし、円筒状羽根車の半径よりも小
さい曲率半径で、円筒状羽根車の外径の15〜25%の
隙間を有する円弧断面形状の凹曲面を備えているのが好
ましい。
【0009】さらに、前記スタビライザは、吹出口側が
前記円弧状羽根車の外径の5〜23%の曲率半径を有す
る円弧断面形状の峰部を備えているのが好ましい。
前記円弧状羽根車の外径の5〜23%の曲率半径を有す
る円弧断面形状の峰部を備えているのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0011】図1及び図2に示す車両用空調装置は、ケ
ーシング11内に、エバポレータ12と、一対の円筒状
羽根車13と、両円筒状羽根車13を駆動するためのモ
ータ14とをそれぞれ配設した構成である。
ーシング11内に、エバポレータ12と、一対の円筒状
羽根車13と、両円筒状羽根車13を駆動するためのモ
ータ14とをそれぞれ配設した構成である。
【0012】ケーシング11は、自動車等の天井面に固
定される上ケース15と、略対向位置に吸込口16及び
吹出口17をそれぞれ形成された下ケース18とからな
る。前記吸込口16は、縦長のスリット19を複数並設
したものである。前記吹出口17は、左右2箇所に離間
する開口部20で構成されている。各開口部20は、複
数枚の偏向板21によって幅方向にそれぞれ分割されて
いる。偏向板21は、複数枚が互いに連結されて図示し
ない支軸を中心として回動し、送風方向を変更する。
定される上ケース15と、略対向位置に吸込口16及び
吹出口17をそれぞれ形成された下ケース18とからな
る。前記吸込口16は、縦長のスリット19を複数並設
したものである。前記吹出口17は、左右2箇所に離間
する開口部20で構成されている。各開口部20は、複
数枚の偏向板21によって幅方向にそれぞれ分割されて
いる。偏向板21は、複数枚が互いに連結されて図示し
ない支軸を中心として回動し、送風方向を変更する。
【0013】前記エバポレータ12は、吸込口16側に
配設され、通過する空気を冷却する従来周知の構成であ
る。
配設され、通過する空気を冷却する従来周知の構成であ
る。
【0014】前記円筒状羽根車13は、所定間隔で配設
した複数枚の円盤13a(両端部以外がドーナツ状に形
成されているものもある。)間に、湾曲する羽根13b
を円周方向に沿って複数枚並設してなる従来周知の構成
である。
した複数枚の円盤13a(両端部以外がドーナツ状に形
成されているものもある。)間に、湾曲する羽根13b
を円周方向に沿って複数枚並設してなる従来周知の構成
である。
【0015】前記モータ14は、両端に回転軸14aを
有する構成で、各回転軸14aは継手22を介して円筒
状羽根車13の回転軸13cにそれぞれ接続されてい
る。
有する構成で、各回転軸14aは継手22を介して円筒
状羽根車13の回転軸13cにそれぞれ接続されてい
る。
【0016】前記上ケース15及び下ケース18の内面
には、図2に示すように、前記円筒状羽根車13の外周
形状に沿って所定間隔の間隙を形成するためのリアガイ
ダ23及びスタビライザ24がそれぞれ設けられてい
る。リアガイダ23は、円筒状羽根車13との隙間寸法
が吹出口17側に向かうに従って徐々に広がるように形
成されている。
には、図2に示すように、前記円筒状羽根車13の外周
形状に沿って所定間隔の間隙を形成するためのリアガイ
ダ23及びスタビライザ24がそれぞれ設けられてい
る。リアガイダ23は、円筒状羽根車13との隙間寸法
が吹出口17側に向かうに従って徐々に広がるように形
成されている。
【0017】一方、スタビライザ24は、図2に示す各
部の値が後述する実験により決定した値となるように形
成されている。なお、t1は、円筒状羽根車13の回転
中心から吹出口17側に形成される最短隙間寸法、a
は、その最短隙間位置と円筒状羽根車13の回転中心と
を結ぶ直線が水平面となす角度、t2は、円筒状羽根車
13の回転中心から吸込口16側に形成される最短隙間
寸法、bは、その最短隙間位置と円筒状羽根車13の回
転中心とを結ぶ直線が垂直面となす角度、t3は、吹出
口17側及び吸込口16側を除く中間部のうち、円筒状
羽根車13の回転中心からの距離が最も大きい位置での
隙間寸法である。また、実験では、円筒状羽根車13の
外径を60mm、長さを330mm、回転数を3000rpm
(一定)、エバポレータ12の通気抵抗を3mmAq(送風
速度を1m/sとした場合)とした。
部の値が後述する実験により決定した値となるように形
成されている。なお、t1は、円筒状羽根車13の回転
中心から吹出口17側に形成される最短隙間寸法、a
は、その最短隙間位置と円筒状羽根車13の回転中心と
を結ぶ直線が水平面となす角度、t2は、円筒状羽根車
13の回転中心から吸込口16側に形成される最短隙間
寸法、bは、その最短隙間位置と円筒状羽根車13の回
転中心とを結ぶ直線が垂直面となす角度、t3は、吹出
口17側及び吸込口16側を除く中間部のうち、円筒状
羽根車13の回転中心からの距離が最も大きい位置での
隙間寸法である。また、実験では、円筒状羽根車13の
外径を60mm、長さを330mm、回転数を3000rpm
(一定)、エバポレータ12の通気抵抗を3mmAq(送風
速度を1m/sとした場合)とした。
【0018】まず、前記t1及びt2について、笛音や
サージング音が発生せず、しかも送風量が450m3/h
以上に維持される範囲を決定した。但し、他の値につい
ては、t1及びt2を変化させる際、常に笛音やサージ
ング音を発生する範囲を除く値とした。ここでは、aを
40.5°、bを13°、t3を12mmとして実験を行
った。
サージング音が発生せず、しかも送風量が450m3/h
以上に維持される範囲を決定した。但し、他の値につい
ては、t1及びt2を変化させる際、常に笛音やサージ
ング音を発生する範囲を除く値とした。ここでは、aを
40.5°、bを13°、t3を12mmとして実験を行
った。
【0019】実験した結果は、図3のグラフに示す通り
である。前記条件で実験した場合、t1,t2の値を変
更することにより得られる送風量をプロットした結果
が、「t1,t2の値に対する送風量」として示した曲
面である。この曲面中、450m3/hとなる位置を1点鎖
線で示す。
である。前記条件で実験した場合、t1,t2の値を変
更することにより得られる送風量をプロットした結果
が、「t1,t2の値に対する送風量」として示した曲
面である。この曲面中、450m3/hとなる位置を1点鎖
線で示す。
【0020】実験結果から明らかなように、t1では
8.5mm〜14mmの範囲で、t2では4.2mm以上の範囲
で、笛音やサージング音は発生しなかった。但し、笛音
やサージング音を発生させないt1及びt2の値は、円
筒状羽根車13の外径の違いに応じて変化する値であ
り、円筒状羽根車13の外径を変更して実験を重ねた結
果、それぞれこの外径寸法の14%〜24%,7%以上
とすることにより、笛音やサージング音の発生を防止可
能であった。
8.5mm〜14mmの範囲で、t2では4.2mm以上の範囲
で、笛音やサージング音は発生しなかった。但し、笛音
やサージング音を発生させないt1及びt2の値は、円
筒状羽根車13の外径の違いに応じて変化する値であ
り、円筒状羽根車13の外径を変更して実験を重ねた結
果、それぞれこの外径寸法の14%〜24%,7%以上
とすることにより、笛音やサージング音の発生を防止可
能であった。
【0021】また、前記寸法t1では、前記範囲で送風
量を450m3/h以上に維持できたが、前記寸法t2で
は、7.8mm〜9.5mmの範囲を越えると、この送風量を
維持することができなかった。したがって、前記寸法t
2は、4.2mm以上、7.8mm以下、前記円筒状羽根車1
3の外径寸法の違いを考慮して、その外径寸法の7%以
上、13%以下とした。
量を450m3/h以上に維持できたが、前記寸法t2で
は、7.8mm〜9.5mmの範囲を越えると、この送風量を
維持することができなかった。したがって、前記寸法t
2は、4.2mm以上、7.8mm以下、前記円筒状羽根車1
3の外径寸法の違いを考慮して、その外径寸法の7%以
上、13%以下とした。
【0022】以下、a,b,t3の範囲を決定するが、
順次実験により得られた中央値を使用する。こうして得
られた結果では、図4及び図5のグラフに示すように、
aの値が38〜43°、bの値が11〜15°で、笛音
及びサージング音の発生はなかった。また、図6のグラ
フに示すように、t3の値が9〜15mmで、円筒状羽根
車の外径の15〜25%となるような凹曲面を形成した
場合に笛音及びサージング音の発生はなかった。
順次実験により得られた中央値を使用する。こうして得
られた結果では、図4及び図5のグラフに示すように、
aの値が38〜43°、bの値が11〜15°で、笛音
及びサージング音の発生はなかった。また、図6のグラ
フに示すように、t3の値が9〜15mmで、円筒状羽根
車の外径の15〜25%となるような凹曲面を形成した
場合に笛音及びサージング音の発生はなかった。
【0023】なお、決定した各範囲で好ましい値はその
中央値である。
中央値である。
【0024】また、前記スタビライザ24の吹出口17
側の断面円弧部分(以下、峰部25という。)は、図7
のグラフに示すように、通風路側に突出し、曲率半径が
3〜14mmで、円筒状羽根車13の外径の5〜23%に
形成されている。これにより、円筒状羽根車13により
送風される空気が、峰部25で衝突して風切り音を発生
させたり(図8(a)参照;前記曲率半径が3mm未満の
場合)、衝突流により空気流れを乱して風量を低下させ
ることはない(図8(b)参照;前記曲率半径が14mm
を越える場合)。
側の断面円弧部分(以下、峰部25という。)は、図7
のグラフに示すように、通風路側に突出し、曲率半径が
3〜14mmで、円筒状羽根車13の外径の5〜23%に
形成されている。これにより、円筒状羽根車13により
送風される空気が、峰部25で衝突して風切り音を発生
させたり(図8(a)参照;前記曲率半径が3mm未満の
場合)、衝突流により空気流れを乱して風量を低下させ
ることはない(図8(b)参照;前記曲率半径が14mm
を越える場合)。
【0025】前記構成の車両用空調装置は、例えば、ワ
ンボックスカー等の後部座席用として利用できる。すな
わち、この車両用空調装置は車内天井面に、車内前方側
から後部座席側に送風できるように配設される。そし
て、そのエバポレータ12は、図示しない従来周知のコ
ンプレッサ、絞り弁、車内側熱交換器、車外側熱交換器
で構成される冷房サイクルの途中で、前記車内側熱交換
器に並列接続される。この場合、前記車内側空調装置に
は、車内前方側から空気を吸い込むための吸込口16の
ほかに、外気を吸い込むための吸込口(図示せず)を設
けていずれか一方に切替可能とするのが好ましい。
ンボックスカー等の後部座席用として利用できる。すな
わち、この車両用空調装置は車内天井面に、車内前方側
から後部座席側に送風できるように配設される。そし
て、そのエバポレータ12は、図示しない従来周知のコ
ンプレッサ、絞り弁、車内側熱交換器、車外側熱交換器
で構成される冷房サイクルの途中で、前記車内側熱交換
器に並列接続される。この場合、前記車内側空調装置に
は、車内前方側から空気を吸い込むための吸込口16の
ほかに、外気を吸い込むための吸込口(図示せず)を設
けていずれか一方に切替可能とするのが好ましい。
【0026】なお、前記車両用空調装置は、車内後部座
席の冷房用として適用する場合について説明したが、暖
房用あるいは空気清浄用として利用してもよいことは勿
論である。
席の冷房用として適用する場合について説明したが、暖
房用あるいは空気清浄用として利用してもよいことは勿
論である。
【0027】また、前記車両用空調装置の吹出口17は
次のように構成しても構わない。すなわち、図9に示す
ように、リアガイダ23及びスタビライザ24の吹出口
17側の一方あるいは双方を、偏向羽根26で構成する
というものである。これによれば、吹出口17自体の方
向あるいは空気流れの方向を変更できるので、空気流れ
内に偏向羽根を設ける場合のような風切り音の発生なし
に送風方向を変更可能である。
次のように構成しても構わない。すなわち、図9に示す
ように、リアガイダ23及びスタビライザ24の吹出口
17側の一方あるいは双方を、偏向羽根26で構成する
というものである。これによれば、吹出口17自体の方
向あるいは空気流れの方向を変更できるので、空気流れ
内に偏向羽根を設ける場合のような風切り音の発生なし
に送風方向を変更可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る車両用空調装置によれば、円筒状羽根車の回転中
心とスタビライザの所定位置との位置関係のみならず、
隙間寸法をも考慮するようにしたので、適切な送風量を
維持しつつ、従来よりも大きな通気抵抗を付加すること
ができると共に、円筒状羽根車の回転に伴い発生する笛
音及びサージング音を確実に防止でき、良好な空調環境
を実現可能である。
に係る車両用空調装置によれば、円筒状羽根車の回転中
心とスタビライザの所定位置との位置関係のみならず、
隙間寸法をも考慮するようにしたので、適切な送風量を
維持しつつ、従来よりも大きな通気抵抗を付加すること
ができると共に、円筒状羽根車の回転に伴い発生する笛
音及びサージング音を確実に防止でき、良好な空調環境
を実現可能である。
【0029】また、前記吹出口側及び吸込口側を除く中
間部に、円筒状羽根車の回転中心よりも下方の位置を中
心とし、円筒状羽根車の半径よりも小さい曲率半径で、
円筒状羽根車の外径の15〜25%の隙間を有する円弧
断面形状の凹曲面を形成するようにしたので、効率良く
適切な送風量を得ることができる。
間部に、円筒状羽根車の回転中心よりも下方の位置を中
心とし、円筒状羽根車の半径よりも小さい曲率半径で、
円筒状羽根車の外径の15〜25%の隙間を有する円弧
断面形状の凹曲面を形成するようにしたので、効率良く
適切な送風量を得ることができる。
【0030】さらに、前記スタビライザの吹出口側に、
前記円弧状羽根車の外径の8〜18%の曲率半径を有す
る円弧断面形状の峰部を形成したので、より一層適切な
風量を維持しつつ、笛音及びサージング音の発生を防止
可能である。
前記円弧状羽根車の外径の8〜18%の曲率半径を有す
る円弧断面形状の峰部を形成したので、より一層適切な
風量を維持しつつ、笛音及びサージング音の発生を防止
可能である。
【図1】 本発明に係る車両用空調装置の背面図
(a)、平面図(b)、正面図(c)である。
(a)、平面図(b)、正面図(c)である。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 t1、t2及び送風量の関係を示すグラフで
ある。
ある。
【図4】 a及び送風量の関係を示すグラフである。
【図5】 b及び送風量の関係を示すグラフである。
【図6】 t3及び送風量の関係を示すグラフである。
【図7】 峰部の曲率半径を決定するためのグラフであ
る。
る。
【図8】 峰部の曲率半径の違いによる空気流れの状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図9】 リアガイダ及びスタビライザの他の構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】 従来例に係る車両用空調装置の断面図であ
る。
る。
11 ケーシング 13 円筒状羽根車 16 吸込口 17 吹出口 23 リアガイダ 24 スタビライザ
Claims (4)
- 【請求項1】 略対向位置に吸込口及び吹出口をそれぞ
れ有するケーシング内に、前記吸込口と吹出口を結ぶ方
向に直交して水平に円筒状羽根車を配設し、該円筒状羽
根車の上方にリアガイダを、下方にスタビライザをそれ
ぞれ形成してなる車両用空調装置において、 前記吹出口側の円筒状羽根車とスタビライザとの間の最
短隙間寸法t1と、 前記円筒状羽根車の回転中心と前記スタビライザの吹出
口側の最短隙間位置を結ぶ直線と水平面とのなす角度a
と、 前記吸込口側の円筒状羽根車とスタビライザとの間の最
短隙間寸法t2と、 前記円筒状羽根車の回転中心と前記スタビライザの吸込
口側の最短隙間位置を結ぶ直線と水平面とのなす角度b
とを、 笛音及びサージング音の発生を防止可能な値としたこと
を特徴とする車両用空調装置。 - 【請求項2】 前記寸法t1を、円筒状羽根車の外径の
14%以上、24%以下とし、 前記角度aを、38°以上、43°以下とし、 前記寸法t2を、円筒状羽根車の外径の7%以上、13
%以下とし、 前記角度bを、11°以上、15°以下としたことを特
徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 【請求項3】 前記スタビライザは、吹出口側及び吸込
口側を除く中間部に、円筒状羽根車の回転中心よりも下
方の位置を中心とし、円筒状羽根車の半径よりも小さい
曲率半径で、円筒状羽根車の外径の15〜25%の隙間
を有する円弧断面形状の凹曲面を備えていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の車両用空調装置。 - 【請求項4】 前記スタビライザは、吹出口側が前記円
弧状羽根車の外径の5〜23%の曲率半径を有する円弧
断面形状の峰部を備えていることを特徴とする請求項
1、2又は3に記載の車両用空調装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20570196A JPH1044743A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 車両用空調装置 |
| US08/825,731 US6071070A (en) | 1996-08-05 | 1997-04-02 | Air-conditioning equipment for vehicles |
| EP97305290A EP0823345A3 (en) | 1996-08-05 | 1997-07-16 | Air-conditioning equipment for vehicles |
| KR1019970034208A KR100291542B1 (ko) | 1996-08-05 | 1997-07-22 | 차량용공조장치 |
| US09/469,780 US6179708B1 (en) | 1996-08-05 | 1999-12-22 | Air-conditioning equipment for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20570196A JPH1044743A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044743A true JPH1044743A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16511281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20570196A Pending JPH1044743A (ja) | 1996-08-05 | 1996-08-05 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044743A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100701165B1 (ko) * | 2001-05-15 | 2007-03-28 | 한라공조주식회사 | 차량용 오버헤드 타입 공기조화장치 |
-
1996
- 1996-08-05 JP JP20570196A patent/JPH1044743A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100701165B1 (ko) * | 2001-05-15 | 2007-03-28 | 한라공조주식회사 | 차량용 오버헤드 타입 공기조화장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040129 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040210 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040401 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040622 |