JPH104480A - 走査系の駆動装置 - Google Patents

走査系の駆動装置

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JPH104480A
JPH104480A JP8156489A JP15648996A JPH104480A JP H104480 A JPH104480 A JP H104480A JP 8156489 A JP8156489 A JP 8156489A JP 15648996 A JP15648996 A JP 15648996A JP H104480 A JPH104480 A JP H104480A
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JP
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motor
load
scanning
speed
time
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JP8156489A
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English (en)
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Katsuhiro Nanba
克宏 難波
Masazo Ishiyama
雅三 石山
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、走査速度に影響されずモータのト
ルク余りによるトルクリップルの無い安定した走査がで
きると共に、加速時や高速走査時並びに減速時にもモー
タに過大な負荷をかけずに高速に動作できる走査駆動装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 画像の複写又は読み取りのために走査す
る走査系3の駆動装置において、走査系3を駆動するモ
ータ30の出力軸30a又はこれに連結された駆動軸に
回転方向の負荷を負荷量可変に印加する負荷印加手段1
3と、この負荷印加手段13による前記負荷量を制御す
る負荷制御手段40とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、複写機やイメージリー
ダ等の画像の複写又は読み取りのために走査する走査系
の駆動装置に関するもので、特に安定した回転を提供す
る走査系の駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像を走査系により走査してその画像を
複写し又は読み取るのに、画質向上の面から走査速度の
安定性が要求される。
【0003】このため、従来モータの出力軸等にダンパ
ーを働かせることが行われている。
【0004】特開平5−48846号公報には、図9に
示すような、フライホイール内輪72とフライホイール
外輪73の間にゴム等の制振部材74を同心円状に挟み
込んで構成した機械的ダンパ71を、モータ30の出力
軸30aに取り付けたものが開示されている。この機械
的ダンパ71は、前記フライホイール内輪72の慣性モ
ーメントにより出力軸30aの回転速度の変動を緩和さ
せると共に以下のような作用効果を有する。すなわち、
出力軸30aの回転速度が振動的に変動すると、出力軸
30aに固定されているフライホイール内輪72の回転
速度も振動的に変動するが、慣性モーメントの大きいフ
ライホイール外輪73は回転速度が変動し難いため、フ
ライホイール外輪73に対してフライホイール内輪72
が相対的に振動的に運動するので、前記両者の間に挟ま
っている制振部材74内部に振動的な剪断変形運動が生
じる。制振部材74はゴム等の内部摩擦の大きい材料か
らなるため、前記の振動的変動を熱に変換して吸収す
る。
【0005】又、同じく特開平5−48846号公報に
は、図10に示すような、テンションバネ78により張
力を与えられた摩擦ベルト77を摩擦車76に巻回して
構成した摩擦ブレーキ75を、モータ30の出力軸30
aに取り付けたものが開示されている。この摩擦ブレー
キ75は、走査時の出力軸30aの回転方向aの摩擦力
を大きく作用させ、走査時に大きな制動を加えてモータ
回転速度の振動的変動を抑えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
機械的ダンパを使用する方式では下記のような問題があ
る。すなわち、制振部材による上記作用を十分働かせる
ため慣性モーメントの大きなフライホイール内輪及びフ
ライホイール外輪を用いると、回転の加速や減速に大き
なエネルギを要するため、加速や減速に要する時間が増
加するか、あるいは加速時にモータに過大な負荷がかか
ることになる。又、走査速度を種々変更して使用する場
合、走査速度によってはモータがオーバートルクになり
トルクリップルを引き起こすことがある。更に、モータ
には同じ定格出力のものでもモータ機差や製造時のバラ
ツキ等によるモータ個体間の出力のバラツキがあるた
め、オーバートルク気味のモータではトルクリップルを
引き起こすことがある。この状況において機械的ダンパ
は、上述の作用効果から明らかなように、フライホイー
ル外輪の回転速度が変動し難い振動的な高い周波数の振
動を減衰させる効果を持つが、モータのオーバートルク
時のトルクリップルのような脈動的な低い周波数の振動
を減衰させることはできていない。
【0007】一方、走査時のモータ回転方向には大きな
摩擦を付加し、反転方向には摩擦が小さくなるような方
式では、読み取り走査時には走査速度に比例して摩擦力
が大きくなるため、上記のトルクリップルのような周波
数の低い振動をも減衰させる効果を持つが、加速時や高
速走査時には負荷が大きく増加し、モータに過大な負荷
がかかることがあった。又、減速時には走査時より大き
な摩擦力が作用しないばかりか、その速度の低下と共に
摩擦力が減少するので、走査終了後及び高速リターン終
了後のホームポジションに至る減速時間を短縮するため
には、別の制動手段を設けて用いるか、回転中のモータ
に対し逆電圧を印加して強制ブレーキをかける等の手段
を必要としていた。
【0008】従って、従来の走査系の駆動装置では、ト
ルクリップルの抑制と動作の高速化とを両立させること
は困難であり、両者は相容れないものであった。
【0009】そこで本発明は、走査速度に影響されずモ
ータのトルク余りによるトルクリップルの無い安定した
走査ができると共に、加速時や高速走査時並びに減速時
にもモータに過大な負荷をかけずに高速に動作できる走
査駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成するために、複写又は読み取りのために走査す
る走査系の駆動装置において、走査系を駆動するモータ
の出力軸又はこれに連結された駆動軸に回転方向の負荷
を負荷量可変に印加する負荷印加手段と、この負荷印加
手段による前記負荷量を制御する負荷制御手段とを備え
たことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、負荷制御手段により負荷
印加手段の負荷量が変更可能であるので、走査時には走
査速度及びモータ個体間の出力バラツキに対応した前記
負荷量を印加することにより、被駆動部と負荷印加手段
とによる全負荷とモータのトルクとをマッチングさせる
ことができ、モータのトルク余りによるトルクリップル
を無くすことができる。又、加速時や高速リターン時に
は、前記負荷量を小さく設定できるので、モータに過大
な負荷をかけずに高速動作を維持できる。更に、走査終
了後及び高速リターン終了後には前記負荷量を大きく設
定できるので、モータに過大な負荷をかけずに制動時間
を短縮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態について
説明する。
【0013】図1は複写機の作像部の概略を示してい
る。原稿台ガラス1とその下の感光ドラム2との間に走
査光学系3が設けられている。走査光学系3はスキャナ
をなす第1スライダ4上に保持された照明ランプ5、第
1ミラー6、および第2スライダ8上に保持された第
2、第3ミラー9、10、さらに投影レンズ11、第4
ミラー12からなる。
【0014】第1スライダ4および第2スライダ8が移
動する部分の両側に一対の駆動ワイヤ21が張設されて
いる。各駆動ワイヤ21は左右の同径プーリ22、23
間に上方から掛け渡され、プーリ22側の部分21aは
プーリ22の下側に掛け回された上で第2スライダ8の
端板外面に設けられたプーリ24に掛け回して折返さ
れ、その端部21cを固定部材25に止着されている。
プーリ23側の部分21dはプーリ23の下側に掛け回
された上で第2スライダ8の前記プーリ24に掛け回し
て折返され、その端部21eを固定部材26にテンショ
ンバネ27を介し止着されている。
【0015】又各ワイヤ21のプーリ22側の部分21
aはそのプーリ22とプーリ24との間に位置する止着
部28において第1スライダ4に止着されている。プー
リ23の回転軸29には直流モータ30が減速ギヤ3
1、タイミングベルト32を介し連結されている。モー
タ30の出力軸30aには、モータ30の回転方向の負
荷を印加する負荷印加装置13と、モータ30の回転に
同期してパルスを発生するエンコーダ33とが連結され
ている。
【0016】負荷印加装置13は、図2、図3に示すよ
うに、複写機本体に接地固定され内部にER流体14が
封入された金属ケーシング15と、金属ケーシング15
のほぼ中心に2箇所の絶縁シール部17、17を介して
貫入され金属ケーシング15との間に電圧を印加する電
気接点20を備えた回転軸18と、回転軸18に軸方向
にほぼ等間隔に導通固定され回転軸18と共に回転する
複数の回転電極円盤19と、金属ケーシング15に導通
固定され回転電極円板19及び回転軸18に接触しない
よう回転電極円板19の間にほぼ等間隔に挿入されて設
けられた複数の固定電極板16と、回転軸18とモータ
30の出力軸30aとを電気的に絶縁すると共に機械的
に連結する絶縁カップリング35とから構成される。負
荷印加装置13は、1チップマイクロコンピュータ(以
下マイコンと称す)41の指令と負荷制御手段40によ
りその負荷量を制御される。
【0017】ここで、ER流体14とは、絶縁油に電気
分極性の粒子を分散させたもので、それに印加された電
界の強さの増加に従ってその見かけの粘性が増加する流
体である。そして、上記の回転軸18と金属ケーシング
15との間に電圧を印加すると、夫々に固定された回転
電極円盤19と固定電極板16との間に電界が生じ回転
電極円盤19と固定電極板16との間に充填されている
ER流体14の見かけの粘度が増加するので、回転電極
円盤19はその回転速度と印加電圧とに応じた図4に示
すような制動を受ける。
【0018】モータ30が矢印aの方向に作動されると
ワイヤ21が矢印bの方向に駆動される。このときワイ
ヤ21に直接止着されている第1スライダ4は矢印cの
方向にワイヤ21と同速の1/n(n:複写倍率)の速
度で移動され、原稿台ガラス1上の原稿の画像を複写サ
イズと倍率に応じた範囲で走査し、第1〜第4のミラー
6、9、10、12と投影レンズ11とによって感光ド
ラム2上に原稿の画像を順次スリット露光する。この際
第2スライダ8はワイヤ21が矢印bの方向に駆動され
るときのプーリ22側の部分21aが短くなっていく分
だけプーリ23側の部分21dが長くなっていく動きに
よってプーリ24を介し、矢印cの方向に1/2nの速
度で移動され、走査中走査光学系3の光路長を一定に保
つ。
【0019】感光体ドラム2はそのまわりに図示しない
イレーサランプ、帯電チャージャ、現像器、転写チャー
ジャ、クリーニング装置が配設されており、帯電チャー
ジャによって一様に帯電された表面に前記露光を受けて
静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器により現像
されてトナー像となり、それに同期して送られてくる転
写材上に転写チャージャによって転写される。転写後の
感光体ドラム2の表面はクリーニング装置によって残留
トナーを除去された後、イレーサランプによって残留電
荷を除去される。複写倍率の変更は例えば投影レンズ1
1等を光軸方向に移動させて共役長を調整することによ
り行われる。
【0020】走査の終了時点でモータ30は逆転され
る。これによりワイヤ21は矢印bと反対の方向に駆動
され、第1、第2スライダ4、8は矢印cと反対の方向
に移動され、ホームポジションに戻される。
【0021】この走査光学系3の動作の制御において、
モータ30は図5に示す駆動回路で駆動され、負荷印加
装置13は上記のように負荷制御手段40により制御さ
れ、これらは図3に示す制御回路によって制御される。
又この制御のために走査光学系3がホームポジションに
あるかどうかを検出するスイッチ34を第1スライダ4
の移動経路に設け、第1スライダ4がホームポジション
位置にあるとき押動される。
【0022】図5の駆動回路について説明する。モータ
30には直流電源Eが、ブリッジ接続された4つのスイ
ッチングトランジスタTr1 〜Tr4 を介し接続されて
いる。トランジスタTr1 、Tr3 はベース電圧が“ロ
ー”のときオンし、トランジスタTr2 、Tr4 はベー
ス電圧が“ハイ”のときオンするもので、それらのオ
ン、オフの状態の組合せによってモータ30を適宜正転
又は逆転、あるいは停止の状態にする。
【0023】トランジスタTr1 〜Tr4 には夫々ダイ
オードD1 〜D4 が並列に接続されて逆起電圧が生じた
ときのバイパスを形成している。
【0024】入力端子35aは正転信号としての“ハイ
"信号か逆転信号としての“ロー "信号かが入力される
もので、ANDゲートAND1 の入力側およびトランジ
スタTr1 のベースに接続されると共に、インバータI
を介してANDゲートAND2 の入力側およびトランジ
スタTr3 のベースに接続されている。
【0025】もう1つの入力端子35bはモータ通電用
のパルスdによる通電オン信号としての“ハイ "信号
か、通電オフ信号としての“ロー "信号かが入力される
もので、ANDゲートAND1 およびAND2 の入力側
に接続されている。ANDゲートAND1 の出力側はト
ランジスタTr2 のベースに、又ANDゲートAND2
の出力側はトランジスタTr4 のベースに夫々接続され
ている。
【0026】各入力端子35a、35bへの入力信号の
組合せによる各トランジスタTr1〜Tr4 のオン、オ
フ状態と、それによるモータ30のオン、オフ状態およ
びオン時の正逆転の別とを示せば下記表1の通りであ
る。
【0027】
【表1】
【0028】図3の制御回路について説明する。この回
路において、マイコン41は、走査光学系3のモータ3
0を駆動回路51を介して制御すると共に負荷印加手段
13を負荷制御手段40を介して制御するものであり、
複写機の他の各種の動作を制御する図示しないマイクロ
コンピュータ(以下マスタと称す)によって制御され
る。
【0029】マイコン41は、CPU42、ROM4
3、RAM44、入力ポート45、出力ポート46、P
WM出力ポート47、レジスタ48、タイマユニット4
9、内部システムクロックfCLK を発生するための発振
回路50の夫々を備えている。
【0030】タイマユニット49には、エンコーダパル
スeを第1スライダ4の位置情報としてそのままカウン
トするカウンタXFの他、第1スライダ4のリターン中
エンコーダパルスeの入力を4分周して割込みを発生さ
せ、その割込みの都度カウンタXFのカウントを4つず
つカウントさせるための分周回路FDCがあり、リター
ン中フルパワーで通電され高速で回転しても、エンコー
ダパルスeのエッジが4回検出されるまではカウンタX
Fはカウントしなくてよいことになり、ソフトの処理時
間は間に合うことになる。尚、エンコーダパルスeはエ
ンコーダ33からの出力FGは波形成形回路52で矩形
波にしてマイコン41に入力される。
【0031】又、タイマユニット49は、そのフリーラ
ンカウンタFRCにより発振回路50から入力されるシ
ステムクロックfCLK の4分周を基準クロックとしてカ
ウントすると共に、エンコーダパルスeのオン、オフ各
両エッジの検出によって外部割込み信号INT−Eを発
生し、検出時点におけるフリーランカウンタFRCの値
をレジスタ48にキャプチャーしてそのカウント値でエ
ンコーダパルスeのパルス幅を判定しモータ30の速度
検出情報とする。
【0032】入力ポート45には、マスタから撮影倍率
の信号MAG、走査開始要求の信号SCANおよび走査
光学系3がホームポジションにあるか否かの信号HOM
Eが与えられる。信号MAGは複写機において選択され
る複写倍率を示しマイコン41ではそれに応じて走査速
度及び負荷印加パターンが設定される。信号SCANは
通常は“ロー "で、走査開始要求を行うとき“ハイ "と
される。信号HOMEは走査光学系3がホームポジショ
ンにあるときだけ“ハイ "とされ、それ以外のとき“ロ
ー "とされる。
【0033】出力ポート46からは、モータ30の正逆
転信号fが出力され、これが図5の駆動回路51の入力
端子35aに入力される。PWM出力ポート47から
は、発振回路50で発振されるシステムクロックfCLK
を256分周した周波数の定速走査制御用のPWMパル
ス、あるいは走査系3の定速走査までの立上り時や定速
制御後のリターン開始までの減速制御、フルパワーリタ
ーンに続く減速リターン制御のために、前記パルスのデ
ューティを100%にしておき、エンコーダパルスeの
オン、オフ各エッジ(図7)を基にタイマ設定により行
う割込みでオフ時間制御したパルスといったPWMモー
タ通電パルスdが出力され、これが図5の駆動回路51
の入力端子35bに入力される。これら入力によってモ
ータ30の制御が行われる。
【0034】この制御は図6に示すように、走査光学系
3が速度0から目標速度vに達するまでの加速走査
(A)の状態の制御と、目標速度vに達した状態で所定
範囲を定速で走査する定走査(B)の状態の制御と、定
速走査が終了した時点で走査光学系3を復動させるため
にモータ30を一旦速度0まで減速する減速走査(C)
の状態およびそれに続いてモータ30をフルパワーで逆
転させて走査光学系3を復動させるフルパワーリターン
(D)の状態の制御と、フルパワーリターン(D)の状
態の走査光学系3をホームポジションに停止させるため
にブレーキを働かせてモータ30を速度0まで減速し停
止させる減速リターン(E)の状態の制御とを行う。
【0035】加速走査(A)での制御は、入力端子35
aに“ハイ "の信号が入力され、入力端子35bには、
モータ30の回転に応じて発生されるエンコーダパルス
のオン、オフ各エッジから一定のオフ時間tOFF をタイ
マ設定し、次のオフ、オン各エッジまでをオン時間tON
と設定した通電パルスdが入力される(図7(a))。
【0036】この通電パルスdはエンコーダパルスeの
オン、オフ各エッジによる割込みINT−Eからタイマ
設定された内部割込みINT−Fによって得られる。加
速走査(A)の初期はモータ30の回転が遅くエンコー
ダパルスeの間隔が長いので、モータ30のオン時間t
ONがオフ時間tOFF に対し充分に長く強い通電トルクに
よってモータ30は強力に加速される。速度が定速走査
(B)のための目標速度vに近づくに従ってエンコーダ
パルスe間隔が小さくなるのに伴ってオン時間tONのオ
フ時間tOFF に対する比率が小さくなっていき、モータ
30を駆動する加速が徐々に弱くなる。この加速走査
(A)では、動作を高速に行うため負荷印加装置13で
電圧を印加しない。
【0037】目標速度vとなる図6の点Fに達すると、
そのときのエンコーダパルスeの間隔から目標速度vに
達したとマイコン41で判断される。これに基づきモー
タ30の制御が定速走査(B)の制御に切換わる。この
制御では走査速度に対応させて予め設定していたPWM
パルスのデューティをエンコーダパルスごとに書き換え
て、モータ通電パルスdとしてモータ30を定速制御す
る。この書換えのタイミングはエンコーダパルスeのオ
ン、オフ各エッジによる割込みINT−Eによってのみ
得られる(図7(b))。従ってこの間内部割込みIN
T−Fは禁止される。
【0038】この定速走査(B)において、図6に示す
ように、マイコン41の指令と負荷制御手段40の制御
により負荷印加装置13で速度に対応して予め設定して
おいた小さめの負荷ES を印加して制動を加えることに
よって、トルクと負荷とをマッチングさせてトルクリッ
プルを抑える。この負荷の設定値は、例えばモータの製
造ロット毎に幾つかの回転速度におけるトルクを測定し
て設定しておく。従ってモータ30の個々のトルクがそ
の機差等により設計値からずれている場合にも、そのト
ルクのズレ量に応じて前記の負荷量を増減させることに
よって、トルクと負荷とをマッチングさせることができ
る。
【0039】これによって定速制御が達成され、走査終
了位置に達すると減速走査(C)が行われる。この減速
走査(C)では制動力を与えるために、入力端子35a
は“ロー "に切換えられ、加速走査(A)の場合と同様
にモータ通電パルスdによるオフ時間の制御が行われる
(図7(c))。入力端子35aが“ロー "で入力端子
35bが“ロー "の状態では、図5でトランジスタTr
1 のみがオンしている。このとき走査光学系3は走査方
向に移動しているので、この移動によってモータ30の
軸30aが回転させられ、モータ30、ダイオード
3 、トランジスタTr1 の閉ループで矢印aと反対方
向の逆起電圧が発生し、走査方向aに回転しているモー
タ30の回転に制動を与える。これがいわゆる回生ブレ
ーキである。
【0040】ここで、入力端子35aを“ロー "で入力
端子35bを“ハイ "の状態にしてトランジスタTr1
とTr4 をオンし、直流電源Eの電流を矢印aと逆の方
向に流して、モータ30をリターン方向に回転させよう
とするいわゆる強制ブレーキをかけることもできるが、
モータ30に過大な負荷をかけないようにするために
は、前記の強制ブレーキを作用させない方が好ましい。
【0041】そのかわりこの減速走査(C)において、
図6に示すように、マイコン41の指令と負荷制御手段
40の制御により負荷印加装置13への印加電圧を予め
設定した大きめの値EL まで増加させて強い制動を加え
ることにより、上記回生ブレーキと共に前記の負荷量増
加によるブレーキも働き、強い制動での減速が行われ
る。
【0042】次にエンコーダパルスeの間隔が所定時間
よりも長くなったときには、図6(D)のリターン処理
に入る。これはリターン時間の短縮のためにも入力端子
35bをオンのままつまりモータ通電パルスdをオンの
ままにすることにより“ハイ"に固定して常時通電す
る。いわゆるフルパワーリターン(D)が行われる(図
7(d))。ここで走査光学系3はこのフルパワーリタ
ーンの後ホームポジションに正確に停止されることが望
まれる。これを満足するのに、ホームポジションの少し
手前の位置でフルパワーリターン(D)から減速リター
ン(E)に切換えられる。この減速リターン(E)の開
始タイミングは、走査開始によりホームスイッチがオフ
した時点からエンコーダパルスeをタイマユニット49
のカウンタXFによりカウントし続け、走査が終了する
図6の点Iの時点からリターン中はそれまでのカウント
値x0fを減算していくことによってリターン中の第1ス
ライダ4の位置を求め、ホームスイッチ34からその手
前のブレーキ開始所定時位置(図6の点J)までの距離
に相当するカウント値x1fに達したことによって決定さ
れる。
【0043】尚この際の減算は、前述の通りエンコーダ
パルスeのオン、オフ各エッジが4回検出されて前述の
外部割込みを発生する都度4つずつ行うことで、ソフト
の処理能力を越えないように処理される。
【0044】カウント値がx1fになると、図6に示すよ
うに、減速走査(C)の場合と同様の回生ブレーキと負
荷量増加によるブレーキとを共に働かせ、強い制動での
減速を行ないホームポジションに停止させる。
【0045】本発明の第2の実施形態は、前記第1の実
施形態において負荷印加装置13を、図8に示すよう
な、摩擦力を変更可能に印加する装置としたものであ
る。
【0046】この第2の実施形態における負荷印加手段
53は、モータ30の出力軸30aに固定された摩擦車
61と、摩擦車61との接触部61aにおいて摩擦力を
発生させるエンドレスの摩擦ベルト62と、摩擦ベルト
62に張力を与え前記摩擦力を可変させるテンショナー
63とで構成される。
【0047】テンショナー63は、摩擦ベルト62の一
方を係止保持する保持部64aを備えたシリンダ64
と、シリンダ64内に軸方向移動可能に嵌合し摩擦ベル
ト62の他方を係止保持する保持部65aを備えたピス
トン65と、シリンダ64内に配されピストン65を押
圧するバネ66と、シリンダ64内に軸方向移動可能に
シリンダ64基端に螺合しスライダ67を駆動してバネ
66を圧縮する駆動ネジ68と、負荷制御回路60によ
って制御され駆動ネジ68を駆動するステップモータ6
9とからなる。
【0048】この第2の実施形態における負荷制御手段
40は、マイコン41からの指令を負荷印加手段53の
ステップモータ69へのパルス数に変換して、ステップ
モータ69の回転角度を制御することによって、駆動ネ
ジ68を駆動し、バネ66を圧縮し、ピストン65を押
圧し、摩擦ベルト62に張力を与え、摩擦車61を介し
てモータ30の出力軸30aへ印加する負荷を制御す
る。
【0049】尚、前記第1及び第2の実施形態は光学系
移動によって原稿を走査する方式の複写機について述べ
たが、原稿台移動型のものでもこの原稿台をより安定し
た走査とモータにムリをかけない制動並びに高速の復動
をさせるのに前記と同様な制御で行うことができる。又
複写機以外の画像読取り装置におけるスキャナの動作制
御に本発明を適用することもできる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、負荷制御手段により負
荷印加手段の負荷量が変更可能であるので、走査時には
走査速度及びモータ個体間の出力バラツキに対応した前
記負荷量を印加することにより、被駆動部と負荷印加手
段とによる全負荷とモータのトルクとをマッチングさせ
ることができ、モータのトルク余りによるトルクリップ
ルを無くすことができるので、走査速度及びモータの個
体バラツキによらず安定した走査が可能となる。又、上
記理由により、モータ機種選択の幅が拡がるので好適で
ある。
【0051】又、加速時や高速リターン時には、前記負
荷量を小さく設定できるので、モータに過大な負荷をか
けずに高速動作を維持できる。更に、走査終了後及び高
速リターン終了後のホームポジションに至る制動時に
は、前記負荷量を大きく設定できるので、モータに過大
な負荷をかけずに制動時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査駆動装置の一実施形態を示す
斜視図。
【図2】本発明の負荷印加装置の一実施形態を示す概略
図。
【図3】本発明の負荷制御回路及び駆動回路を制御する
制御回路図。
【図4】本発明の負荷印加装置の負荷特性を示す線図。
【図5】走査光学系の駆動モータの駆動回路図。
【図6】走査用の第1スライダの速度線図と、それに対
応するホームスイッチのタイムチャートおよびエンコー
ダパルスのカウント変化線図と、負荷印加装置への印加
電圧パターン図。
【図7】第1スライダの往復動時における各種制御時点
でのエンコーダパルスとそれに基づく通電信号とを示す
線図。
【図8】本発明の負荷印加装置の別の実施形態を示すも
ので、(a)は一部破断側面図、(b)は正面図。
【図9】従来の走査駆動装置の機械的ダンパの一例を示
すもので、(a)は一部破断側面図、(b)は正面図。
【図10】従来の走査駆動装置の摩擦印加装置の一例を
示すもので、(a)は一部破断側面図、(b)は正面
図。
【符号の説明】
3 走査光学系 13 負荷印加装置 30 モータ 30a モータの出力軸 40 負荷制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の複写又は読み取りのために走査す
    る走査系の駆動装置において、走査系を駆動するモータ
    の出力軸又はこれに連結された駆動軸に回転方向の負荷
    を負荷量可変に印加する負荷印加手段と、この負荷印加
    手段による前記負荷量を制御する負荷制御手段とを備え
    たことを特徴とする走査駆動装置。
JP8156489A 1996-06-18 1996-06-18 走査系の駆動装置 Pending JPH104480A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040592A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 藤倉化成株式会社 電気粘性ロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015040592A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 藤倉化成株式会社 電気粘性ロック装置

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