JPH104564A - 再生クロマ信号処理装置 - Google Patents

再生クロマ信号処理装置

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JPH104564A
JPH104564A JP8153647A JP15364796A JPH104564A JP H104564 A JPH104564 A JP H104564A JP 8153647 A JP8153647 A JP 8153647A JP 15364796 A JP15364796 A JP 15364796A JP H104564 A JPH104564 A JP H104564A
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signal
frequency
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low
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JP8153647A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamada
▲隆▼史 山田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の半導体基板上に集積化できると共に変
換周波数用信号のC/N比を改善することができるよう
にする。 【解決手段】 入力信号71は一方では第1の分離周波
数乗算器13により分離周波数変換用信号72Aと共に
乗算され、他方では第2の分離周波数乗算器18により
信号72Aに対して90度の位相差を有する第3の変換
信号72Bと共に乗算されて色差信号として分解され
る。色差信号は周波数を通過させる第1又は第2の低域
通過フィルタ14,19によりそれぞれ不要な高周波成
分が除去された後、第1又は第2の櫛形フィルター1
5,20をそれぞれ通過し、一方、第1の復元周波数乗
算器16により復元周波数変換用信号73Aと共に乗算
され、他方、第2の周波数乗算器22により信号73A
に対して90度の位相差を有する第4の変換信号73B
と共に乗算されてクロマキャリア周波数帯域に復元され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープレコ
ーダ(VTR)の再生映像信号のうちの通常クロマ
(色)信号を安定させる再生クロマ信号処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、低域通過フィルタ(LPF)と周
波数乗算器とを用いて帯域通過フィルタ(BPF)を構
成する例は、その応用例がIEEE・AUGUST 1
995,VOL41,NO.3のP.796に開示され
ている。
【0003】また、VTRに用いられる再生クロマ信号
処理は、特開平5−38517号及び特開平5−480
37号の各公報に開示されている。
【0004】以下、従来の低域通過フィルタと周波数乗
算器とを用いた帯域通過フィルタを図面に基づいて説明
する。
【0005】図4は従来の低域通過フィルタと周波数乗
算器とを用いた帯域通過フィルタのブロック構成図であ
る。図4に示すように、変調中心周波数信号202Aと
該変調中心周波数信号202Aの変調中心周波数により
変調された入力信号201とは第1の周波数乗算器10
1により乗算され、第1の周波数乗算器101の出力信
号は第1の低域通過フィルタ102により不要な高周波
数成分が除去されて変調前の原信号203Aとなり、次
に、原信号203A及び復調中心周波数信号204Aは
第2の周波数乗算器103により乗算される。
【0006】また、第1の位相シフター104を介する
ことにより変調中心周波数信号202Aに対して90度
の位相差を有する変調中心周波数信号202B、及び入
力信号201は第3の周波数乗算器105により乗算さ
れ、第3の周波数乗算器105の出力信号は第2の低域
通過フィルタ106により不要な高周波数成分が除去さ
れて変調前の原信号203Aに対して90度の位相差を
有する原信号203Bとなり、次に、第2の位相シフタ
ー107を介することにより復調中心周波数信号204
Aに対して90度の位相差を有する復調中心周波数信号
204B、及び90度の位相差を有する原信号203B
は第4の周波数乗算器108により乗算される。
【0007】さらに、第2の周波数乗算器103から出
力される信号と第4の周波数乗算器108から出力され
る信号とを加算器109により加算して復調変換された
出力信号を得ることができる。
【0008】このように、変調と復調との間に必要とさ
れる帯域通過フィルタを省略しても動作が可能となる。
【0009】以下、従来の再生クロマ信号処理装置を図
面に基づいて説明する。
【0010】図5は従来の再生クロマ信号処理装置のブ
ロック構成図である。図5において、111は入力信号
である再生低域クロマ信号205が入力される入力端
子、112は再生低域クロマ信号205と周波数変換用
信号206とを乗算する第1の乗算器、113は第1の
周波数乗算器112から出力される信号の所定の周波数
のみを通過させる第1の帯域通過フィルタ、114はC
CD遅延器114aと加算器114bとからなり、第1
の帯域通過フィルタ113が出力する信号とCCD遅延
器114aが出力する信号とを加算器114bにより加
算して櫛形状の周波数特性を得る櫛形フィルタ、115
は通常帯域のクロマ信号を出力する出力端子、116は
クロマキャリア周波数信号を生成する水晶発信器(X’
tal OSC)、117は櫛形フィルタ114から出
力される信号と水晶発信器116から出力される信号と
の位相を比較する位相比較器、118は位相比較器11
7から出力される不要な高周波成分を除去する低域通過
フィルタ、119は低域通過フィルタ118から出力さ
れる信号電圧により出力信号の周波数が制御される電圧
制御発振器(VCO)、120は電圧制御発振器119
から出力される信号の周波数を所定の周波数に分周する
分周器、121は水晶発信器116から出力される信号
と分周器120から出力される信号とを乗算する第2の
周波数乗算器、122は第2の周波数乗算器121から
出力される信号の所定の周波数のみを通過させて周波数
変換用信号206を生成する第2の帯域通過フィルタで
ある。
【0011】このように構成された再生クロマ信号処理
装置の動作を説明すると、再生低域クロマ信号205
は、第1の周波数乗算器112により第2の帯域通過フ
ィルタ122により生成された周波数変換用信号206
が乗算されて通常帯域のクロマ信号207に変換され
る。通常帯域のクロマ信号207は、第1の帯域通過フ
ィルタ113及び櫛形フィルタ114を通過して不要成
分が取り除かれた後、位相比較器117により水晶発振
器116の出力信号との位相差が検出され直流及び低周
波電圧の信号に変換される。次に、変換された信号は、
低域通過フィルタ118により直流及び低周波電圧成分
のみが取り出され電圧制御発振器119の発振周波数を
制御する。次に、電圧制御発振器119から出力される
信号は、分周器120により周波数が1/Nに分周され
た後、水晶発振器116の周波数と乗算され、第2の帯
域通過フィルタ122を通過することにより周波数変換
用信号206となる。この櫛形フィルタ14の出力信号
が第1の乗算器112の入力となるループによって通常
帯域のクロマ信号207の周波数が安定する。
【0012】また、VTRの再生低域クロマ信号205
が有している時間軸の揺れ(以下ジッタ信号)は位相比
較器117により検出され、周波数変換用信号206を
生成する電圧制御発振器119に該ジッタ信号を同期さ
せることにより、通常帯域のクロマ信号207からジッ
タ信号が除去される。
【0013】図6は従来の再生クロマ信号処理装置のブ
ロック構成図である。図5に示した再生クロマ信号処理
装置と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより
説明を省略する。図5に示した再生クロマ信号処理装置
との構成の差異は、図6に示す電圧制御発振器119A
が周波数変換用信号206のN倍を直接作り出すことに
より第2の周波数乗算器121と第2の帯域通過フィル
タ122とを不要にする点であり、図6に示す再生クロ
マ信号処理装置は図5に示した装置と同様の動作を行な
う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の再生クロマ信号処理装置は、図5又は図6に示すよ
うなVTR装置における遅延器は一般にCCD遅延器が
用いられており、このCCDを駆動するクロック周波数
は、クロマキャリア周波数の3,4倍の周波数が必要と
されている。また、クロック周波数が高くなるにつれ
て、同じ遅延時間を得る場合に遅延回路の段数が増加す
るため、回路規模やチップサイズが大きくなるので、信
号処理用のICチップに内蔵することが不可能であると
いう問題を有している。
【0015】また、図5に示す再生クロマ信号処理装置
は、変換周波数用信号206を得るのに周波数選択性が
高い第2の帯域通過フィルタ122が必要となるため、
高次数のフィルターが必要となる。現状第2の帯域通過
フィルタ122はICチップに一体化されているが、回
路規模が大きく、且つ、複雑になるため、周波数変換用
信号206にノイズが加算されやすくなり、また、チッ
プ面積や消費電流が増加するという問題を有している。
【0016】また、図6に示す再生クロマ信号処理装置
は、変換周波数用信号206を得るための帯域通過フィ
ルタは削除されているが、電圧制御発振器119Aが出
力する信号の周波数は変換周波数用信号206の整数倍
しか選べないため、ICチップに内蔵されることを考慮
に入れると、変換周波数用信号206の4,5倍が限度
となるので、分周器120の分周比も電圧制御発振器1
19Aの次数に制限されることになる。
【0017】一般に、再生クロマ信号処理装置のノイズ
は位相変調(PM)ノイズと振幅変調(AM)ノイズと
に分けることができ、とりわけ、PMノイズを低減する
には、クロマ信号処理ループの変換周波数用信号206
のC/N比を高くすること、すなわち電圧制御発振器1
19,119AのC/N比を大きくすることと、分周器
120の分周比を大きくすることとが必要であると言わ
れている。
【0018】電圧制御発振器119,119AのC/N
比は周波数が高くなるにつれて悪化する。この結果、図
5に示す再生クロマ信号処理装置により変換周波数用信
号206を生成する場合に、電圧制御発振器119のC
/N比と分周比とがPMノイズを低減するために重要な
要素となるが、電圧制御発振器119が出力する周波数
と分周器120の次数とが制限されているため、電圧制
御発振器119が出力する周波数を低く設定できないと
いう問題を有している。
【0019】本発明は、前記従来の問題を一挙に解決
し、同一の半導体基板上に集積化できると共に変換周波
数用信号のC/N比を改善することができるようにする
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、変換周波数用信号を生成するための帯域
通過フィルタの代わりに低域通過フィルタを備え、櫛形
フィルタに遅延器を有する構成とするものである。
【0021】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、映像信号のうちの通常帯域のクロマ信号を安定させ
る再生クロマ信号処理装置を対象とし、再生低域クロマ
信号である入力信号と該入力信号に対して同一の特定中
心周波数を有する第1の変換信号とが入力され、前記入
力信号と前記第1の変換信号とが乗算された第1の乗算
信号を出力する第1の周波数乗算器と、前記第1の周波
数乗算器から出力される第1の乗算信号の高域成分を除
去する第1の低域周波数通過フィルタと、前記第1の低
域周波数通過フィルタから出力される信号の不要成分を
除去する第1の櫛形フィルタと、前記第1の櫛形フィル
タから出力される第1のフィルター通過信号と所定の特
定中心周波数を有する第2の変換信号とが入力され、前
記第1のフィルター通過信号と前記第2の変換信号とが
乗算された第2の乗算信号を出力する第2の周波数乗算
器と、前記入力信号と前記第1の変換信号に対して90
度の位相差を有する第3の変換信号とが入力され、前記
入力信号と前記第3の変換信号とが乗算された第3の乗
算信号を出力する第3の周波数乗算器と、前記第3の周
波数乗算器から出力される第3の乗算信号の高域成分を
除去する第2の低域周波数通過フィルタと、前記第2の
低域周波数通過フィルタから出力される信号の不要成分
を除去する第2の櫛形フィルタと、前記第2の櫛形フィ
ルタから出力される第2のフィルター通過信号と前記第
2の変換信号に対して90度の位相差を有する第4の変
換信号とが入力され、前記第2のフィルター通過信号と
前記第4の変換信号とが乗算された第4の乗算信号を出
力する第4の周波数乗算器と、前記第2の周波数乗算器
から出力される第2の乗算信号と前記第4の周波数乗算
器から出力される第4の乗算信号とが入力され、これら
第2の乗算信号と第4の乗算信号とを加算して出力信号
を出力する加算器とを備えている構成とするものであ
る。
【0022】請求項1の構成により、第1及び第3の周
波数乗算器を用いて再生低域クロマ信号よりなる入力信
号をそれぞれ第1及び第3の乗算信号としての色差信号
にいったん変換し、さらに第1及び第2の低域通過フィ
ルタを通すことにより、従来の帯域通過フィルタを不要
にすると共に、第1及び第2の低域通過フィルタを通し
ているため、櫛形フィルタを通過する信号周波数が50
0kHz以下に下げることが可能になるので、櫛形フィ
ルタを駆動するクロック周波数を2MHz以下に設定す
ることができる。
【0023】請求項2の発明は、請求項1の構成に、前
記第2及び第4の変換信号の供給源となると共に基準信
号を出力する水晶発振器と、前記加算器から出力される
出力信号の位相と前記水晶発振器から出力される基準信
号の位相とを比較する位相比較器と、前記位相比較器か
ら出力される信号の高域成分を除去する第3の低域周波
数通過フィルタと、前記第3の低域周波数通過フィルタ
から出力される信号により発振周波数が制御される電圧
制御発信器と、前記電圧制御発信器から出力される信号
を分周する分周器とをさらに備え、前記分周器は前記第
1及び第3の変換信号の供給源となる構成を付加するも
のである。
【0024】請求項2の構成により、第1及び第3の周
波数乗算器を用いて再生低域クロマ信号よりなる入力信
号をそれぞれ第1及び第3の乗算信号としての色差信号
にいったん変換し、さらに第1及び第2の低域通過フィ
ルタを通すことにより、従来の帯域通過フィルタを不要
にすると共に、第1及び第2の低域通過フィルタを通し
ているため、帰還時に第1及び第3の周波数乗算器にそ
れぞれ入力される第1及び第3の変換信号の周波数を従
来よりも下げることができる。
【0025】請求項3の構成は、請求項1又は2の構成
において、前記第1の櫛形フィルタ及び第2の櫛形フィ
ルタのうちの少なくとも1つは、入力される信号を所定
の量だけ遅延して出力する遅延フィルタと、入力される
信号と前記遅延フィルタから出力される信号とを加算す
る加算器とから構成されているものとする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施形態に係る再生
クロマ信号処理装置のブロック構成図である。図1に示
すように、入力端子11から入力される再生低域クロマ
信号である入力信号71は、入力信号71の電圧を所定
の範囲に調節する利得制御増幅器(GCA)12を介し
て入力され、入力信号71に対して同一の特定中心周波
数を有する第1の変換信号としての分離用周波数変換用
信号72Aと共に入力され、入力信号71と分離用周波
数変換用信号72Aとが乗算され色差信号に分解された
信号を出力する第1の周波数乗算器としての第1の分離
周波数乗算器13と、第1の分離周波数乗算器13に接
続され、第1の分離周波数乗算器13から出力される信
号の不要成分を除去する第1の低域周波数通過フィルタ
14と、第1の低域周波数通過フィルタ14に接続さ
れ、遅延フィルタとしての第1のCCD遅延器15aと
第1の低域周波数通過フィルタ14及び第1のCCD遅
延器15aから出力される信号を加算する第1の加算器
15bとからなり、第1の低域周波数通過フィルタ14
から出力される信号の不要成分を除去する第1の櫛形フ
ィルタ15と、第1の櫛形フィルタ15に接続されてお
り、第1の櫛形フィルタ15から出力される信号と所定
の特定中心周波数を有する第2の変換信号としての再生
・記録キャリア周波数信号73Aとが入力され、第1の
櫛形フィルタ15が出力する信号と再生・記録キャリア
周波数信号73Aとが乗算され再生・記録に適した信号
に復元する第2の周波数乗算器としての第1の復元周波
数乗算器16とからなる第1のサブ構成をとる。
【0028】また、入力信号71及び第1の位相シフタ
ー17を介され分離用周波数変換用信号72Aに対して
90度の位相差を有する第3の変換信号72Bが入力さ
れ、入力信号71と第3の変換信号72Bとが乗算され
色差信号に分解された信号を出力する第3の周波数乗算
器としての第2の分離周波数乗算器18と、第2の分離
周波数乗算器18に接続され、第2の分離周波数乗算器
18から出力される信号の不要成分を除去する第2の低
域周波数通過フィルタ19と、第2の低域周波数通過フ
ィルタ19に接続され、遅延フィルタとしての第2のC
CD遅延器20aと第2の低域周波数通過フィルタ19
及び第2のCCD遅延器20aから出力される信号を加
算する第2の加算器20bとからなり、第2の低域周波
数通過フィルタ19から出力される信号の不要成分を除
去する第2の櫛形フィルタ20と、第2の櫛形フィルタ
20に接続されており、第2の櫛形フィルタ20から出
力される信号及び第2の位相シフター21を介され再生
・記録キャリア周波数信号73Aに対して90度の位相
差を有する第4の変換信号73Bが入力され、第2の櫛
形フィルタ20が出力する信号と第4の変換信号73B
とが乗算され再生・記録に適した信号に復元する第4の
周波数乗算器としての第2の復元周波数乗算器22とか
らなる第2のサブ構成をとる。
【0029】さらに、第1の復元周波数乗算器16と第
2の復元周波数乗算器22とに接続されており、第1の
復元周波数乗算器16から出力される信号と第2の復元
周波数乗算器22から出力される信号とを加算する第3
の加算器23と、第3の加算器23に接続され、通常帯
域のクロマ信号である出力信号を出力する出力端子24
と、第3の加算器23と出力端子24との間に接続さ
れ、第3の加算器23の出力信号の電圧を検出する検波
器25とを第1のサブ構成及び第2のサブ構成に付加す
るという構成である。
【0030】以下、前記のように構成された再生クロマ
信号処理装置の動作を図1及び図2に基づいて説明す
る。
【0031】図2は本発明の第1の実施形態に係る再生
クロマ信号処理装置の周波数特性図であって、(a)は
入力信号周波数帯域、(b)は分離用周波数変換用信
号、(c)は分離周波数乗算器の出力周波数帯域、
(d)は低域通過フィルタの出力周波数帯域、(e)は
櫛形フィルタの出力信号周波数帯域、及び(f)は第3
の加算器の出力周波数帯域をそれぞれ表わしている。
【0032】まず、図2(a)に示すような周波数帯域
を有する入力信号は、一般に、 Acos{(ωL +p)t+θ1 } …(1) (但し、Aは非零の定数,|p|<500kHz,ωL
は低域クロマキャリア周波数を表わす。) と表わすことができるため、第1の分離周波数乗算器1
3により式(1)に示す入力信号に図2(b)に示す分
離用周波数変換用信号を表わす Bcos(ωL t+θ2 ) …(2) (但し、Bは非零の定数) を乗算すると、図2(c)に示すように、第1の分離周
波数乗算器13の出力は、 AB/2・{cos(pt+θ)+cos(2ωL t+pt+θ)}…(3) (但し、θ=θ1 +θ2 ) が示す帯域に分離される。
【0033】次に、図2(d)に示すように、式(3)
に示す出力信号は第1の低域通過フィルタ14により5
00kHz以上の周波数帯域が除去されて、 AB/2・cos(pt+θ) …(4) となる。
【0034】次に、図2(e)に示すように、式(4)
に示す出力信号は第1の櫛形フィルター15を通過する
と、 AB/2・{cos(pt+θ)+cos(p(t+T)+θ)}…(5) となり、よく知られている櫛形状の周波数特性を得る。
【0035】次に、第1の復元周波数乗算器16により
式(5)に示す出力信号に復元周波数変換用信号を表わ
す Ccos(ft+θ3 ) …(6) (但し、Cは非零の定数,fはクロマキャリア周波数を
表わす。) を乗算すると、 ABC/4・{cos(ft+pt+θ3 +θ) +cos(ft−pt+θ3 +θ) +cos(ft+pt+PT+θ3 +θ) +cos(ft−pt−PT+θ3 +θ)} …(7) を得る。
【0036】また、第2の分離周波数乗算器18により
式(1)に示す入力信号に分離用周波数変換用信号に対
して90度の位相がずれた Bcos(ωL t+θ2 +π/2) …(8) を乗算すると、図2(c)に示すように、第2の分離周
波数乗算器18の出力は、 AB/2・{cos(pt+θ−π/2) +cos(2ωL t+pt+θ−π/2)} …(9) (但し、θ=θ1 +θ2 ) が示す帯域に分離される。
【0037】次に、図2(d)に示すように、式(9)
に示す出力信号は第2の低域通過フィルタ19により5
00KHz以上の周波数帯域が除去されて、 AB/2・cos(pt+θ−π/2) …(10) となる。
【0038】次に、図2(e)に示すように、式(1
0)に示す出力信号は第2の櫛形フィルター20を通過
すると、 AB/2・{cos(pt+θ−π/2) +cos(p(t+T)+θ−π/2)} …(11) となり、櫛形状の周波数特性を得る。
【0039】次に、第2の復元周波数乗算器22により
式(11)に示す出力信号に復元周波数変換用信号に対
して90度の位相がずれた Ccos(ft+θ3 +π/2) …(12) (但し、fはクロマキャリア周波数を表わす。) を乗算すると、 ABC/4・{cos(ft+pt+θ3 +θ) −cos(ft−pt+θ3 +θ) +cos(ft+pt+PT+θ3 +θ) −cos(ft−pt−PT+θ3 +θ)} …(13) を得る。
【0040】次に、図2(f)に示すように、式(7)
に示す第1の復元周波数乗算器16の出力信号と式(1
3)に示す第2の復元周波数乗算器22の出力信号とを
第3の加算器23により加算すると、 ABC/2・{cos(ft+pt+θ0 ) +cos(ft+pt+PT+θ0 )} …(14) (但し、θ0 =θ3 +θ) となり、通常の帯域に復元される。
【0041】このように第1の実施形態によると、帯域
通過フィルタの機能を第1及び第2の2つの低域通過フ
ィルタを用いることにより実現できると共に、低域通過
フィルタを通しているため、CCD遅延器を通過する信
号周波数が従来の1/4以下(最大500kHz)にな
るので、CCDを駆動するクロック周波数を2MHz以
下に下げられることになり、その結果、信号処理LSI
として十分に1チップに集積することができる。
【0042】また、基板上の占有面積及び消費電流の大
きな帯域通過フィルタが不要になるため、信号処理LS
Iの高集積化かつ低消費電力化を図ることができる。
【0043】以下、本発明の第2の実施形態を図面を参
照しながら説明する。
【0044】図3は本発明の第2の実施形態に係る再生
クロマ信号処理装置のブロック構成図である。図3にお
いて、第1の実施形態における再生クロマ信号処理装置
と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明
を省略する。図3に示すように、本実施形態に係る再生
クロマ信号処理装置は、前記の実施形態に係る再生クロ
マ信号処理装置に対し、第1の復元周波数乗算器16と
第2の位相シフター21とに接続され、復元周波数変換
用信号73Aとなる基準信号としてのクロマキャリア周
波数信号の供給源となる水晶発振器26と、第3の加算
器23及び水晶発振器26に接続され、第3の加算器2
3の出力信号と水晶発振器26の出力信号との位相を比
較する位相比較器27と、位相比較器27に接続され、
位相比較器27が出力する信号の不要な高周波成分を除
去する第3の低域周波数通過フィルタ28と、第3の低
域周波数通過フィルタ28に接続され、第3の低域周波
数通過フィルタ28が出力する信号により発振周波数が
制御されて低域クロマキャリア周波数の整数倍の周波数
の信号を出力する電圧制御発信器29と、電圧制御発信
器29に接続され、電圧制御発信器29から出力される
信号の周波数を下げる分周器30と、分周器30に接続
され、分周器30が出力する信号から分離周波数変換用
信号72Aを生成する第4の低域通過フィルタ31とを
備えている。
【0045】以下、前記のように構成された再生クロマ
信号処理装置の動作を説明する。
【0046】前記第1の実施形態において説明したよう
に、入力信号71は、一方では第1の分離周波数乗算器
13により分離周波数変換用信号72Aと共に乗算さ
れ、他方では第2の分離周波数乗算器18により分離周
波数変換用信号72Aに対して90度の位相差を有する
第3の変換信号72Bと共に乗算されて色差信号として
いったん変換され分解される。
【0047】次に、各色差信号は、500kHz以下の
周波数を通過させる第1又は第2の低域通過フィルタ1
4,19によりそれぞれ不要な高周波成分が除去された
後、第1又は第2の櫛形フィルター15,20をそれぞ
れ通過する。その後、色差信号は、一方では第1の復元
周波数乗算器16により水晶発振器26から出力される
復元周波数変換用信号73Aと共に乗算され、他方では
第2の周波数乗算器22により復元周波数変換用信号7
3Aに対して90度の位相差を有する第4の変換信号7
3Bと共に乗算されてクロマキャリア周波数帯域に復元
される。
【0048】次に、各色差信号は第3の加算器23によ
り加算されて通常クロマ信号となる。また、通常クロマ
信号は位相比較器27により水晶発振器26の出力信号
との位相差が検出され、位相比較器27は検出した位相
差に比例した直流又は低周波交流を出力する。
【0049】次に、位相比較器27から出力された信号
は、第3の低域通過フィルタ28により不要な高周波成
分が除去され、低域クロマキャリア周波数の整数倍N1
(N1≧16)で発振する電圧制御発振器29の発振周
波数を制御する。
【0050】次に、電圧制御発振器29から出力される
信号は、分周器30により信号の周波数が1/N1に分
周された後、分周器30から出力される低域クロマキャ
リア周波数に相当する周波数の信号のみを通過させる第
4の低域通過フィルタ31により分離周波数変換用信号
72Aが生成され、第1の分離周波数乗算器13及び第
2の分離周波数乗算器18にそれぞれ供給されるという
ループが形成される。このループによって、第3の加算
器23の出力信号、すなわち、通常クロマ信号の周波数
が安定する。
【0051】このように第2の実施形態によると、電圧
制御発振器29が発振する発振周波数を低域クロマキャ
リア周波数のN1(N1≧16)よりなる偶数倍に自由
に設定できると共に、分周器30の分周比率もN1と同
値に大きくできるため、変換周波数用信号72AのC/
N比が十分に大きくなるようにすることができるので、
APC(自動位相制御)ループによるクロマ信号のPM
ノイズ劣化を最小限にすることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の再生クロマ信号処理装置によ
ると、櫛形フィルタを通過する信号周波数を500kH
z以下にまで下げることができるため、櫛形フィルタを
駆動するクロック周波数を2MHz以下に設定すること
ができるので、信号処理LSIとして1つの半導体基板
上に集積することができる。
【0053】また、基板上の占有面積及び消費電流の大
きな帯域通過フィルタが不要になるため、信号処理LS
Iの高集積化かつ低消費電力化を図ることができる。
【0054】請求項2の再生クロマ信号処理装置による
と、請求項1の再生クロマ信号処理装置の効果が得られ
る上に、第1及び第3の周波数乗算器にそれぞれ入力さ
れる第1及び第3の変換信号の周波数を従来よりも下げ
ることができるため、分周器の分周比率を大きくできる
ので、第1及び第3の変換信号のC/N比が大きくな
り、その結果、クロマ信号のPMノイズによる劣化を抑
制することができる。
【0055】請求項3の再生クロマ信号処理装置による
と、第1又は第2の櫛形フィルタは、所定の遅延量を有
する遅延フィルタと、該遅延フィルタに入力される信号
と該遅延フィルタが出力する信号とを加算する加算器と
から構成されているため、入力力信号である再生低域ク
ロマ信号を通常帯域のクロマ信号に確実に復調すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る再生クロマ信号
処理装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る再生クロマ信号
処理装置の周波数特性図であって、(a)は入力信号周
波数帯域、(b)は分離用周波数変換用信号、(c)は
分離周波数乗算器の出力周波数帯域、(d)は低域通過
フィルタの出力周波数帯域、(e)は櫛形フィルタの出
力信号周波数帯域、及び(f)は第3の加算器の出力周
波数帯域をそれぞれ表わす図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る再生クロマ信号
処理装置のブロック構成図である。
【図4】従来の低域通過フィルタと周波数乗算器とを用
いた帯域通過フィルタのブロック構成図である。
【図5】従来の再生クロマ信号処理装置のブロック構成
図である。
【図6】従来の再生クロマ信号処理装置のブロック構成
図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 利得制御増幅器(AGC) 13 第1の分離周波数乗算器 14 第1の低域周波数通過フィルタ(LPF) 15 第1の櫛形フィルタ 15a 第1のCCD遅延器 15b 第1の加算器 16 第1の復元周波数乗算器 17 第1の位相シフター 18 第2の分離周波数乗算器 19 第2の低域周波数通過フィルタ 20 第2の櫛形フィルタ 20a 第2のCCD遅延器 20b 第2の加算器 21 第2の位相シフター 22 第2の復元周波数乗算器 23 第3の加算器 24 出力端子 25 検波器 26 水晶発振器 27 位相比較器 28 第3の低域周波数通過フィルタ 29 電圧制御発信器 30 分周器 31 第4の低域通過フィルタ 71 入力信号 72A 分離用周波数変換用信号(第1の変換信号) 72B 第3の変換信号 73A 再生・記録キャリア周波数信号(第2の変換信
号) 73B 第4の変換信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のうちの通常帯域のクロマ信号
    を安定させる再生クロマ信号処理装置であって、 再生低域クロマ信号である入力信号と該入力信号に対し
    て同一の特定中心周波数を有する第1の変換信号とが入
    力され、前記入力信号と前記第1の変換信号とが乗算さ
    れた第1の乗算信号を出力する第1の周波数乗算器と、 前記第1の周波数乗算器から出力される第1の乗算信号
    の高域成分を除去する第1の低域周波数通過フィルタ
    と、 前記第1の低域周波数通過フィルタから出力される信号
    の不要成分を除去する第1の櫛形フィルタと、 前記第1の櫛形フィルタから出力される第1のフィルタ
    ー通過信号と所定の特定中心周波数を有する第2の変換
    信号とが入力され、前記第1のフィルター通過信号と前
    記第2の変換信号とが乗算された第2の乗算信号を出力
    する第2の周波数乗算器と、 前記入力信号と前記第1の変換信号に対して90度の位
    相差を有する第3の変換信号とが入力され、前記入力信
    号と前記第3の変換信号とが乗算された第3の乗算信号
    を出力する第3の周波数乗算器と、 前記第3の周波数乗算器から出力される第3の乗算信号
    の高域成分を除去する第2の低域周波数通過フィルタ
    と、 前記第2の低域周波数通過フィルタから出力される信号
    の不要成分を除去する第2の櫛形フィルタと、 前記第2の櫛形フィルタから出力される第2のフィルタ
    ー通過信号と前記第2の変換信号に対して90度の位相
    差を有する第4の変換信号とが入力され、前記第2のフ
    ィルター通過信号と前記第4の変換信号とが乗算された
    第4の乗算信号を出力する第4の周波数乗算器と、 前記第2の周波数乗算器から出力される第2の乗算信号
    と前記第4の周波数乗算器から出力される第4の乗算信
    号とが入力され、これら第2の乗算信号と第4の乗算信
    号とを加算して出力信号を出力する加算器とを備えてい
    ることを特徴とする再生クロマ信号処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2及び第4の変換信号の供給源と
    なると共に基準信号を出力する水晶発振器と、 前記加算器から出力される出力信号の位相と前記水晶発
    振器から出力される基準信号の位相とを比較する位相比
    較器と、 前記位相比較器から出力される信号の高域成分を除去す
    る第3の低域周波数通過フィルタと、 前記第3の低域周波数通過フィルタから出力される信号
    により発振周波数が制御される電圧制御発信器と、 前記電圧制御発信器から出力される信号を分周する分周
    器とをさらに備え、 前記分周器は前記第1及び第3の変換信号の供給源とな
    ることを特徴とする請求項1に記載の再生クロマ信号処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の櫛形フィルタ及び第2の櫛形
    フィルタのうちの少なくとも1つは、 入力される信号を所定の量だけ遅延して出力する遅延フ
    ィルタと、 入力される信号と前記遅延フィルタから出力される信号
    とを加算する加算器とから構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の再生クロマ信号処理装置。
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