JPH1045706A - 新規ジスルフィド化合物、その製造方法および該化合物を用いるチアゼピン誘導体の製造方法 - Google Patents

新規ジスルフィド化合物、その製造方法および該化合物を用いるチアゼピン誘導体の製造方法

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JPH1045706A
JPH1045706A JP20440696A JP20440696A JPH1045706A JP H1045706 A JPH1045706 A JP H1045706A JP 20440696 A JP20440696 A JP 20440696A JP 20440696 A JP20440696 A JP 20440696A JP H1045706 A JPH1045706 A JP H1045706A
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仁志 狩野
Sakae Kajiwara
栄 梶原
Shigeki Sakagami
茂樹 坂上
Hiroshi Itsuda
博 五田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬、農薬、機能性材料等の種々の用途に用
いられ、また2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアゼピン類の中間体として有用な新規ジホルミ
ルジフェニルジスルフィド化合物およびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 一般式(4)で表される2−アルキルチ
オベンズアルデヒド類を塩素化剤を用いて塩素化した
後、水または低級アルコールを用いて加水分解すること
により一般式(1)で表されるジホルミルジフェニルジ
スルフィド化合物を製造する。 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜4のア
ルコキシ基またはシアノ基を示し、R2は炭素数1〜4
の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なジスルフィ
ド化合物、その製造方法および該化合物を用いるチアゼ
ピン誘導体の製造方法に関する。さらに詳しくは、新規
なジホルミルジフェニルジスルフィド化合物、その製造
方法および該化合物を中間体として用いる2,3,4,
5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類の新規
な製造方法に関する。
【0002】2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンゾチアゼピン類は、医薬、農薬、機能性材料等の種
々の用途に用いられる有用な化合物であり、ジホルミル
ジフェニルジスルフィド化合物自身も医薬、農薬、機能
性材料等の種々の用途に用いられる有用な化合物であ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンゾチアゼピン類を製造する方法としては、
いくつか知られているが、これらの製造方法は、下記の
ように分類される。
【0004】(1) チオサリチル酸を原料とするもの 特開平4−230681号
【0005】
【化7】
【0006】(2) 2−[(2−アミノエチル)チオ]−
ベンゼンメタノールを原料とするもの Inorg.Chem.Acta.,99(1),L5,1985;Inorg.Chem.,26(1
8),2963,1987
【0007】
【化8】
【0008】(3) グリニャール試薬を原料とするもの C.R.Hebd.Seances Acad.Sc
i.,Ser.C,284(4),249,1976.
【0009】
【化9】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これら公知の方法は、
いずれの場合も高価な原料を使用しており、かつ原料の
入手も容易ではない。また、収率も低いため、経済性が
見合わず、工業的に実施するには、有利な方法とは言い
難い。このように、従来、2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を工業的に有利に製造
することは困難であった。
【0011】本発明の課題は、医薬、農薬、機能性材料
等の種々の用途に用いられ、また2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類の中間体として
有用な新規ジホルミルジフェニルジスルフィド化合物お
よびその製造方法を提供することにある。
【0012】本発明の他の課題は、該ジホルミルジフェ
ニルジスルフィド化合物を用いて、2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を工業的に有
利に、かつ効率よく、経済的に製造する方法を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、工業的に有利に、しかも高価な原料を使用す
ることなく、容易かつ経済的に2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を製造する方法を
提供すべく鋭意検討した。その結果、本発明者らは、下
記の一般式(1)で表される新規なジホルミルジフェニ
ルジスルフィド化合物が2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアゼピン類製造の重要な中間体にな
りうることを見出した。
【0014】すなわち、該ジホルミルジフェニルジスル
フィド化合物を、塩基の存在下で2−クロロエチルアミ
ンまたはその鉱酸塩と反応させた後、還元剤を用いて環
化させることにより、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンゾチアゼピン類が容易に得られることを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0015】本発明の新規なジホルミルジフェニルジス
ルフィド化合物は、下記一般式(1)で表される。
【0016】
【化10】
【0017】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基またはシアノ基を示す。) 一般式(1)で表されるジホルミルジフェニルジスルフ
ィド化合物の製造方法は、一般式(4)で表される2−
アルキルチオベンズアルデヒド類を塩素化剤を用いて塩
素化した後、水または低級アルコールを用いて加水分解
することを特徴とする。
【0018】すなわち、一般式(4)で表される2−ア
ルキルチオベンズアルデヒド類は塩素化剤により塩素化
され、アルキルチオ基のアルキル部分が塩素原子によっ
て置換された化合物やアルキルチオ基の水素原子の一部
または全部が塩素原子で置換された化合物等が生成す
る。これらの塩素化反応生成物の混合物は、引き続き加
水分解することによりジスルフィド化し、一般式(1)
で表されるジホルミルジフェニルジスルフィド化合物が
生成する。
【0019】
【化11】
【0020】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基またはシアノ基を示し、R2
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を示
す。) 一般式(1)で表されるジホルミルジフェニルジスルフ
ィド化合物と、2−クロロエチルアミンまたはその鉱酸
塩とを塩基の存在下で反応させた後、還元剤を用いて環
化させることにより、一般式(5)で表される2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を
製造できる。
【0021】
【化12】
【0022】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基またはシアノ基を示す。) また、一般式(4)で表される2−アルキルチオベンズ
アルデヒド類を塩素化剤を用いて塩素化した後、水また
は低級アルコールを用いて加水分解し、一般式(1)で
表されるジホルミルジフェニルジスルフィド化合物とな
し、引き続き、塩基の存在下で2−クロロエチルアミン
またはその鉱酸塩と反応させた後、還元剤を用いて環化
させることにより、一般式(5)で表される2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を
製造できる。
【0023】
【化13】
【0024】(式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基またはシアノ基を示し、R2
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を示
す。)
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0026】本発明の新規なジスルフィド化合物は、上
記の一般式(1)で表されるジホルミルジフェニルジス
ルフィド化合物である。
【0027】上記一般式(1)のR1 としては、水素原
子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、シアノ基が
好ましい。
【0028】上記一般式(1)で表されるジホルミルジ
フェニルジスルフィド化合物のなかでも、式(2)で表
される2,2′−ジホルミル−4,4′−ジメトキシジ
フェニルジスルフィド、式(3)で表される5,5′−
ジクロロ−6,6′−ジホルミルジフェニルジスルフィ
ドが好ましい。
【0029】
【化14】
【0030】
【化15】
【0031】本発明の新規なジスルフィド化合物は、以
下に述べる本発明の製造方法により好適に製造すること
ができるが、これらの製造方法により得られるものに限
定されるものではない。
【0032】一般式(1)で表されるジホルミルジフェ
ニルジスルフィド化合物は、一般式(4)で表される2
−アルキルチオベンズアルデヒド類を塩素化剤を用いて
塩素化した後に、水または低級アルコールを用いて加水
分解することにより製造することができる。
【0033】ここで、一般式(4)で表される2−アル
キルチオベンズアルデヒド類は、例えば、本発明者らに
よる特開平6−56760号に記載の方法に従って容易
に得ることができる。すなわち、相間移動触媒の存在
下、2−ハロベンズアルデヒド類とアルキルメルカプチ
ドアルカリ金属塩とを反応させることにより、一般式
(4)で表される2−アルキルチオベンズアルデヒド類
が公知の原料から容易に製造できる。
【0034】一般式(4)で表される2−アルキルチオ
ベンズアルデヒド類において、R1は、水素原子、フッ
素、塩素、臭素、よう素等のハロゲン原子、メチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−
ブチル等の炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖のアルキル
基、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブトキ
シ、t−ブトキシなどの炭素数1〜4の直鎖または分岐
鎖のアルコキシ基、またはシアノ基を示し、R2は、メ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、t−ブチル等の炭素数1〜4の直鎖または分岐鎖の
アルキル基を示す。一般式(4)で表される化合物の具
体例としては、2−メチルチオベンズアルデヒド、2−
イソプロピルチオベンズアルデヒド、2−(n−ブチ
ル)チオベンズアルデヒド、2−クロロ−6−メチルチ
オベンズアルデヒド、4−クロロ−6−メチルチオベン
ズアルデヒド、4−ブロモ−6−(n−プロピル)チオ
ベンズアルデヒド、2−メチルチオ−4−メトキシベン
ズアルデヒド、2−メチルチオ−5−メトキシベンズア
ルデヒド、2−(t−ブチル)チオ−4−メトキシベン
ズアルデヒド、5−シアノ−2−メチルチオベンズアル
デヒド、2−(t−ブチル)チオ−3−シアノベンズア
ルデヒド等が挙げられる。好ましくは、2−メチルチオ
−5−メトキシベンズアルデヒド、2−クロロ−6−メ
チルチオベンズアルデヒド、2−メチルチオベンズアル
デヒド、4−ブロモ−6−(n−プロピル)チオベンズ
アルデヒド、2−(t−ブチル)チオ−3−シアノベン
ズアルデヒドを挙げることができる。
【0035】反応に用いる塩素化剤としては、塩素、塩
化スルフリル、塩化チオニル、N−クロロスクシンイミ
ド等が挙げられるが、経済的見地から塩素、塩化スルフ
リルが好ましい。塩素化剤の使用量は、一般式(4)で
表される化合物の種類により異なるが、一般式(4)で
表される化合物に対して、通常0.5〜7倍モルの範
囲、好ましくは0.8〜3倍モルの範囲である。
【0036】塩素化の反応温度は、一般式(4)で表さ
れる化合物や用いる塩素化剤により異なるが、通常、約
−10〜160℃、好ましくは約−5〜100℃の範囲
である。反応温度が低すぎると反応速度が遅く、逆に高
すぎると副反応が起こり、収率低下の原因となる。
【0037】反応時間は、一般式(4)で表される化合
物や塩素化剤により異なり、一概には言えないが、通常
1〜24時間、好ましくは3〜10時間の範囲である。
【0038】塩素化に用いる溶媒については、一般式
(4)で表される化合物によっては無溶媒中でも塩素化
を行うことができ、塩素化剤と反応しない溶媒ならば、
特に限定されるものでなく、例えば、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ジクロロエタン、
ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン、トリクロロベンゼン等の芳香族炭化
水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド等の極性溶媒、等を挙げることができる。好ま
しくはクロロベンゼン、ジクロロエタンが挙げられる。
溶媒を用いる場合、その使用量は、特に限定されるもの
ではないが、通常、一般式(4)で表される化合物に対
して、0.1〜10倍重量である。
【0039】本塩素化反応により前述の種々の塩素化反
応生成物が得られる。
【0040】加水分解には水または低級アルコールを用
いるが、低級アルコールとしては炭素数1〜6のものが
用いられ、例えばメタノール、エタノール、イソプロパ
ノール等が挙げられる。経済的見地からは水またはメタ
ノールが好ましい。加水分解に用いる水または低級アル
コールの量は、一般式(4)で表される化合物により異
なり、一概には言えないが、一般式(4)で表される化
合物に対して、通常0.5〜20倍重量、好ましくは1
〜10倍重量の範囲である。
【0041】加水分解の反応温度は、一般式(4)で表
される化合物および加水分解に使用する水もしくは低級
アルコールにより異なり、一概には言えないが、通常、
約−10〜200℃、好ましくは約20〜120℃の範
囲である。反応温度が低すぎると反応速度が遅く、逆に
高すぎると副反応が起こり、収率低下の原因となる。
【0042】加水分解の反応時間は、一般式(4)で表
される化合物および加水分解に使用する水もしくは低級
アルコールにより異なり、一概には言えないが、通常、
約0.5〜20時間、好ましくは約1〜10時間の範囲
である。
【0043】該加水分解は、一般式(4)で表される化
合物の種々の塩素化反応生成物を水または低級アルコー
ルにより行うものであり、溶媒としては特に限定される
ものではなく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘ
プタン等の炭化水素類、ジクロロエタン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン、トリクロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等の極性溶媒、等を挙げることができる。溶媒を用いる
場合、その使用量は、特に限定されるものではないが、
通常、一般式(4)で表される化合物に対して、0.1
〜10倍重量である。
【0044】このようにして得られた一般式(1)で表
されるジホルミルジフェニルジスルフィド化合物を、蒸
留、晶析等の常法により単離することができる。また単
離することなく、この反応液を次の工程に用いることも
可能である。
【0045】このようにして得られる一般式(1)で表
されるジホルミルジフェニルジスルフィド化合物を、塩
基の存在下で2−クロロエチルアミンまたはその鉱酸塩
と反応させた後、還元剤を用いて環化させることによ
り、一般式(5)で表される2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類が製造できる。
【0046】この反応機構は詳らかではないが、下記反
応式で示すように、一般式(1)で表されるジホルミル
ジフェニルジスルフィド化合物が2−クロロエチルアミ
ンと反応して一般式(6)で表されるイミンとなり、還
元剤によりジスルフィド結合とイミン結合が還元され、
塩酸が脱離することにより、2倍モルの一般式(5)で
表される2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベン
ゾチアゼピン類が生成するものと考えられる。
【0047】
【化16】
【0048】反応に用いる2−クロロエチルアミンまた
はその鉱酸塩の使用量は、一般式(1)で表される化合
物により異なり、一概には言えないが、一般式(1)で
表される化合物に対して、通常0.1〜10倍モル量、
好ましくは1〜5倍モル量の範囲である。鉱酸塩として
は、特に限定されるものではなく、塩酸塩、硫酸塩等が
挙げられる。好ましい鉱酸塩は塩酸塩である。
【0049】反応系中をアルカリ性にするために塩基を
添加するが、添加する塩基としては、特に限定されるも
のでなく、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等の水酸化物、トリエチルアミン、トリブチルアミン等
の3級アミン、ピリジン、ピラジン等の芳香族複素環化
合物等、およびこれらの水溶液、アルコール溶液等が挙
げられる。経済的見地からは水酸化ナトリウムが好まし
い。塩基の使用量は、特に限定されるものではないが、
2−クロロエチルアミンまたはその鉱酸塩に対し、通常
0.1〜10倍モル量、好ましくは1〜5倍モル量の範
囲である。反応系中の好ましいpHは8.0〜11.0
である。
【0050】一般式(1)で表されるジホルミルジフェ
ニルジスルフィド化合物と、2−クロロエチルアミンま
たはその鉱酸塩との塩基の存在下での反応の反応温度
は、一般式(1)で表される化合物により異なり、一概
には言えないが、通常、約−10〜200℃、好ましく
は約0〜100℃の範囲である。反応温度が低すぎると
反応速度が遅く、逆に高すぎると副反応が起こり、収率
低下の原因となる。
【0051】反応時間は、特に限定されるものではない
が、通常、約0.5〜24時間、好ましくは約1〜10
時間の範囲である。
【0052】該反応は無溶媒でも溶媒中でも行うことが
でき、溶媒としては、特に限定されるものではなく、例
えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
アルコール類、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等
の炭化水素類、ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロ
ロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ト
リクロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶
媒、およびこれらの水溶液等を挙げることができる。溶
媒を用いる場合、その使用量は特に限定されるものでは
ないが、通常、一般式(1)で表される化合物に対し
て、0.1〜10倍重量である。
【0053】環化反応に用いられる還元剤は、特に限定
されるものでないが、例えば、水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化アルミニウムリチウム等の金属水素錯化合
物、水素化イソブチルアルミニウム、水素化トリブチル
スズ等の金属水素化合物等が挙げられる。好ましい還元
剤は、水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリ
チウムである。またこれ以外に、ラネーニッケル、パラ
ジウムカーボン等の触媒と水素の組合せ(接触水素添
加)も環化反応に好ましく用いられる。還元剤の使用量
は、一般式(1)で表される化合物または使用する還元
剤によって異なり、一概には言えないが、一般式(1)
で表される化合物に対し、通常0.5〜10倍モル量、
好ましくは1〜6倍モル量の範囲である。
【0054】該反応の反応温度は、一般式(1)で表さ
れる化合物および使用する還元剤によって異なり、一概
には言えないが、通常、約−10〜200℃、好ましく
は約0〜100℃の範囲である。反応温度が低すぎると
反応速度が遅くなり、逆に高すぎると副反応が起こり、
収率低下の原因となる。
【0055】反応時間は、一般式(1)で表される化合
物および使用する還元剤によって異なり、一概には言え
ないが、通常、約0.5〜20時間、好ましくは約1〜
10時間の範囲である。
【0056】溶媒は特に限定されるものでなく、例え
ば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタ
ン等の炭化水素類、ジクロロエタン、ジクロロメタン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン、トリクロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極
性溶媒、およびこれらの水溶液等を挙げることができ
る。溶媒を用いる場合、その使用量は特に限定されるも
のではないが、通常、一般式(1)で表される化合物に
対して、0.1〜10倍重量である。
【0057】このようにして得られる一般式(5)で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアゼピン類を、反応混合物から蒸留、晶析等の常法に
より、単離精製することができる。
【0058】また、一般式(5)で表される2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類
は、一般式(4)で表される2−アルキルチオベンズア
ルデヒド類から一般式(1)で表されるジホルミルジフ
ェニルジスルフィド化合物を得る反応と、この一般式
(1)で表されるジホルミルジフェニルジスルフィド化
合物から一般式(5)で表される2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を得る反応とを
連続して行う方法によっても製造できる。すなわち、一
般式(4)で表される2−アルキルチオベンズアルデヒ
ド類を塩素化剤を用いて塩素化した後、水または低級ア
ルコールを用いて加水分解し、一般式(1)で表される
ジホルミルジフェニルジスルフィド化合物となし、引き
続き、塩基の存在下で2−クロロエチルアミンまたはそ
の鉱酸塩と反応させた後、還元剤を用いて環化させるこ
とにより製造できる。本方法を行う場合は、各反応につ
いて上記したと同様に行うことができる。
【0059】得られる一般式(5)で表される2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類の
具体例としては、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
4−ベンゾチアゼピン、7−メトキシ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン、6−クロ
ロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ
アゼピン、9−シアノ−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンゾチアゼピン等を挙げることができる。
【0060】なお、本発明で得られる一般式(5)で表
される2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾ
チアゼピン類は、上記の例に何等限定されるものではな
い。
【0061】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明は、これら実施例に何等限定されるも
のではない。
【0062】製造例1 原料として用いる2−メチルチオ−5−メトキシベンズ
アルデヒドは、特開平6−56760号に記載の方法に
準拠して製造した。すなわち、攪拌機、温度計、冷却
器、滴下ロートを備えた2リットル4つ口フラスコに、
2−ブロモ−5−メトキシベンズアルデヒド308.0
g(1.32モル)、クロロベンゼン500gおよび相
間移動触媒としてテトラ−n−ブチルアンモニウムブロ
ミド17.8g(0.055モル)を入れ、30重量%
濃度に調整したメチルチオールのナトリウム水溶液33
8.8g(1.45モル)を90℃で3時間かけて滴下
し、さらに3時間攪拌した。反応終了後、分液により水
層を除去し、クロロベンゼンを留去した後、減圧蒸留に
より、2−メチルチオ−5−メトキシベンズアルデヒド
192.2gを得た。
【0063】実施例1 製造例1で得られた2−メチルチオ−5−メトキシベン
ズアルデヒド182.0g(1.00モル)を、攪拌
機、温度計、冷却管およびガス導入管を備えた1リット
ル4つ口フラスコに仕込み、クロロベンゼン500gを
加え、50℃で約4時間かけて塩素142g(2.00
モル)を吹き込んで塩素化反応を行った。引き続き、水
300gを加え、100℃で4時間攪拌して加水分解反
応を行った。分液により水層を除去し、シクロヘキサン
を加えて再結晶を行うことにより、黄色の結晶142.
6gを得た。このものは、下記のデータにより、2,
2′−ジホルミル−4,4′−ジメトキシジフェニルジ
スルフィドと同定した。2−メチルチオ−5−メトキシ
ベンズアルデヒドに対する収率は、85.4%であっ
た。
【0064】物性値 2,2′−ジホルミル−4,4′−ジメトキシジフェニ
ルジスルフィド 性状:黄色結晶 融点:87〜89℃1 H−NMR:δ(ppm)3.85(s),6.96〜7.6
0(m),10.16(s) IR:(CCl4,cm-1)3068,2729,16
55,1352,1130,918 元素分析:計算値 C:57.47;H:4.22;O:19.13; S:19.18 実測値 C:57.41;H:4.24;O:19.07; S:19.21。
【0065】実施例2 攪拌機、温度計、冷却管およびガス導入管を備えた1リ
ットル4つ口フラスコに、2−クロロ−6−メチルチオ
ベンズアルデヒド186.5g(1.00モル)を仕込
み、クロロベンゼン500gを加え、60℃で約4時間
かけて塩素106.5g(1.50モル)を吹き込んで
塩素化反応を行った。引き続き、水300gを加え、1
00℃で4時間攪拌して加水分解反応を行った。分液に
より水層を除去し、溶媒を留去して粗結晶を得た。これ
をクロロベンゼンに溶解し、シクロヘキサンを加えて、
再結晶を行うと黄色の結晶139.3gを得た。このも
のは、下記のデータにより、5,5′−ジクロロ−6,
6′−ジホルミルジフェニルジスルフィドと同定した。
2−クロロ−6−メチルチオベンズアルデヒドに対する
収率は、81.2%であった。
【0066】物性値 5,5′−ジクロロ−6,6′−ジホルミルジフェニル
ジスルフィド 性状:黄色結晶 融点:232〜233℃1 H−NMR:δ(ppm)7.25〜7.62(m),10.
68(s) IR:(KBr,cm-1)1680,1662,143
3,1413,1281,1080,706 元素分析:計算値 C:48.99;H:2.35;O:9.32; S:18.68 実測値 C:49.01;H:2.38;O:9.32; S:18.71。
【0067】実施例3〜6 出発原料として用いる2−アルキルチオベンズアルデヒ
ド類を表1に示す化合物に変更する以外は、実施例2と
同様な操作を行い、対応するジホルミルジフェニルジス
ルフィド化合物を得た。
【0068】
【表1】
【0069】実施例7 攪拌機、温度計、冷却管および滴下ロートを備えた1リ
ットル4つ口フラスコに、2−メチルチオベンズアルデ
ヒド152.0g(1.00モル)を仕込み、クロロベ
ンゼン500gを加え、40℃で約4時間かけて塩化ス
ルフリル202.5g(1.50モル)を滴下して塩素
化反応を行った。引き続き、メタノール250gを加
え、80℃で4時間攪拌して加水分解反応を行った。反
応終了後、水を添加し、冷却して晶析してきた結晶を濾
取することにより、2,2′−ジホルミルジフェニルジ
スルフィド116.5gを得た。2−メチルチオベンズ
アルデヒドに対する収率は、85.0%であった。
【0070】実施例8 攪拌機、温度計、冷却管および滴下ロートを備えた1リ
ットル4つ口フラスコに、2,2′−ジホルミルジフェ
ニルジスルフィド109.6g(0.40モル)および
2−クロロエチルアミン塩酸塩92.8g(0.80モ
ル)を仕込み、クロロベンゼン400gおよび水100
gを加え、30℃で2時間かけて30%水酸化ナトリウ
ム水溶液117.3g(0.88モル)を滴下し、30
℃で3時間攪拌した後、分液により水層を除去して有機
層を得た。次いで、攪拌機、温度計、冷却管および滴下
ロートを備えた2リットル4つ口フラスコに、水素化ホ
ウ素ナトリウム33.4g(0.88モル)およびイソ
プロパノール200gを仕込み、得られた有機層を50
℃で3時間かけて滴下し、さらに50℃で1時間攪拌し
た。これを室温まで冷却し、水500gを加え、分液し
て水層を除去した。得られた有機層の溶媒を留去した
後、減圧蒸留により2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンゾチアゼピン85.8gを得た。2,2′
−ジホルミルジフェニルジスルフィドに対する収率は、
65.0%であった。
【0071】実施例9 攪拌機、温度計、冷却管および滴下ロートを備えた1リ
ットル4つ口フラスコに、2,2′−ジホルミル−4,
4′−ジメトキシジフェニルジスルフィド133.6g
(0.40モル)および2−クロロエチルアミン塩酸塩
92.8g(0.80モル)を仕込み、クロロベンゼン
400gおよび水100gを加え、30℃で2時間かけ
て30%水酸化ナトリウム水溶液117.3g(0.8
8モル)を滴下し、30℃で3時間攪拌した後、分液に
より水層を除去して有機層を得た。攪拌機、温度計、冷
却管および滴下ロートを備えた2リットル4つ口フラス
コに、水素化ホウ素ナトリウム33.4g(0.88モ
ル)およびイソプロパノール200gを仕込み、得られ
た有機層を50℃で3時間かけて滴下し、さらに50℃
で1時間攪拌した。これを室温まで冷却し、水500g
を加え、分液して水層を除去した。得られた有機層にシ
クロヘキサンを加え、再結晶を行い、7−メトキシ−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼ
ピン104.8gを得た。2,2′−ジホルミル−4,
4′−ジメトキシジフェニルジスルフィドに対する収率
は、67.2%であった。
【0072】実施例10〜14 出発原料として用いるジホルミルジフェニルジスルフィ
ド化合物および還元剤を表2に示すものに変更する以外
は、実施例9と同様な操作を行い、対応する2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類を
得た。なお、表中の還元剤において、NaBH4は水素
化ホウ素ナトリウムを、H2/Pd−Cは水素とパラジ
ウムカーボンの組合せを、H2/R−Niは水素とラネ
ーニッケルの組合せを示す。
【0073】
【表2】
【0074】実施例15 攪拌機、温度計、冷却管およびガス導入管を備えた1リ
ットル4つ口フラスコに、2−メチルチオ−5−メトキ
シベンズアルデヒド182.0g(1.00モル)を仕
込み、クロロベンゼン500gを加え、50℃で約4時
間かけて塩素142g(2.00モル)を吹き込み、次
に、水300gを加え、100℃で4時間攪拌した。分
液により水層を除去し、引き続き、2−クロロエチルア
ミン塩酸塩116.0g(1.00モル)および水10
0.0gを加え、30℃で2時間かけて30%水酸化ナ
トリウム水溶液146.7g(1.10モル)を滴下
し、30℃で3時間攪拌した後、分液により水層を除去
して有機層を得た。次いで、攪拌機、温度計、冷却管お
よび滴下ロートを備えた2リットル4つ口フラスコに、
水素化ホウ素ナトリウム41.8g(1.10モル)お
よびイソプロパノール200gを仕込み、得られた有機
層を50℃で3時間かけて滴下し、さらに50℃で1時
間攪拌した。これを室温まで冷却し、水500gを加
え、分液して水層を除去した。得られた有機層にシクロ
ヘキサンを加え、再結晶を行い、7−メトキシ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
113.1gを得た。2−メチルチオ−5−メトキシベ
ンズアルデヒドに対する収率は、58.0%であった。
【0075】実施例16 攪拌機、温度計、冷却管および滴下ロートを備えた1リ
ットル4つ口フラスコに、2−クロロ−6−メチルチオ
ベンズアルデヒド186.5g(1.00モル)を仕込
み、クロロベンゼン500gを加え、50℃で約4時間
かけて塩化スルフリル270.0g(2.00モル)を
滴下し、さらに1時間攪拌した。次に、水300gを加
え、100℃で4時間攪拌した。分液により水層を除去
し、引き続き、2−クロロエチルアミン塩酸塩116.
0g(1.00モル)および水100.0gを加え、3
0℃で2時間かけて30%水酸化ナトリウム水溶液14
6.7g(1.10モル)を滴下し、30℃で3時間攪
拌した後、分液により水層を除去して有機層を得た。次
いで、攪拌機、温度計、冷却管および滴下ロートを備え
た2リットル4つ口フラスコに、水素化アルミニウムリ
チウム41.8g(1.10モル)およびジオキサン2
00gを仕込み、得られた有機層を50℃で3時間かけ
て滴下し、さらに50℃で1時間攪拌した。これを室温
まで冷却し、水500gを加え、分液して水層を除去し
た。得られた有機層にシクロヘキサンを加え、再結晶を
行い、6−クロロ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンゾチアゼピン109.3gを得た。2−ク
ロロ−6−メチルチオベンズアルデヒドに対する収率
は、54.8%であった。
【0076】
【発明の効果】以上記載したごとく、本発明は、新規な
ジホルミルジフェニルジスルフィド化合物およびその製
造方法を提供し、また該化合物を用いることにより医
薬、農薬、機能性材料等の種々の用途に用いられる2,
3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン
類の製造方法を提供するものである。本発明により、ジ
ホルミルジフェニルジスルフィド化合物および2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピン類が
工業的に有利に、かつ効率よく、経済的に製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五田 博 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1 住 友精化株式会社第1研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるジホルミルジフ
    ェニルジスルフィド化合物。 【化1】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜4のア
    ルコキシ基またはシアノ基を示す。)
  2. 【請求項2】 ジホルミルジフェニルジスルフィド化合
    物が式(2)で表される2,2′−ジホルミル−4,
    4′−ジメトキシジフェニルジスルフィドである請求項
    1に記載の化合物。 【化2】
  3. 【請求項3】 ジホルミルジフェニルジスルフィド化合
    物が式(3)で表される5,5′−ジクロロ−6,6′
    −ジホルミルジフェニルジスルフィドである請求項1に
    記載の化合物。 【化3】
  4. 【請求項4】 一般式(4)で表される2−アルキルチ
    オベンズアルデヒド類を塩素化剤を用いて塩素化した
    後、水または低級アルコールを用いて加水分解すること
    を特徴とする一般式(1)で表されるジホルミルジフェ
    ニルジスルフィド化合物の製造方法。 【化4】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜4のア
    ルコキシ基またはシアノ基を示し、R2は炭素数1〜4
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を示す。)
  5. 【請求項5】 2−アルキルチオベンズアルデヒド類が
    2−メチルチオ−5−メトキシベンズアルデヒドである
    請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 2−アルキルチオベンズアルデヒド類が
    2−クロロ−6−メチルチオベンズアルデヒドである請
    求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 塩素化剤が塩素である請求項4〜6のい
    ずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 塩素化剤が塩化スルフリルである請求項
    4〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 低級アルコールがメタノールである請求
    項4〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 一般式(1)で表されるジホルミルジ
    フェニルジスルフィド化合物と、2−クロロエチルアミ
    ンまたはその鉱酸塩とを塩基の存在下で反応させた後、
    還元剤を用いて環化させることを特徴とする一般式
    (5)で表される2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
    4−ベンゾチアゼピン類の製造方法。 【化5】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜4のア
    ルコキシ基またはシアノ基を示す。)
  11. 【請求項11】 2−クロロエチルアミンの鉱酸塩が2
    −クロロエチルアミン塩酸塩である請求項10に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 還元剤が水素化ホウ素ナトリウムであ
    る請求項10または11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 一般式(4)で表される2−アルキル
    チオベンズアルデヒド類を塩素化剤を用いて塩素化した
    後、水または低級アルコールを用いて加水分解し、一般
    式(1)で表されるジホルミルジフェニルジスルフィド
    化合物となし、引き続き、塩基の存在下で2−クロロエ
    チルアミンまたはその鉱酸塩と反応させた後、還元剤を
    用いて環化させることを特徴とする一般式(5)で表さ
    れる2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチ
    アゼピン類の製造方法。 【化6】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、炭素数1〜4のア
    ルコキシ基またはシアノ基を示し、R2は炭素数1〜4
    の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基を示す。)
  14. 【請求項14】 2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
    4−ベンゾチアゼピン類が7−メトキシ−2,3,4,
    5−テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンである請
    求項10〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
    4−ベンゾチアゼピン類が6−クロロ−2,3,4,5
    −テトラヒドロ−1,4−ベンゾチアゼピンである請求
    項10〜13のいずれか1項に記載の方法。
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