JPH1045971A - 自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH1045971A JPH1045971A JP20472296A JP20472296A JPH1045971A JP H1045971 A JPH1045971 A JP H1045971A JP 20472296 A JP20472296 A JP 20472296A JP 20472296 A JP20472296 A JP 20472296A JP H1045971 A JPH1045971 A JP H1045971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- polypropylene resin
- olefin
- resin composition
- copolymer elastomer
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 柔軟性、耐傷性、難白化性に優れた自動車
内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及び下記に示す(a)〜(d)の特性を有するエ
チレン/α−オレフィン系共重合体エラストマー(C)
の重量比率割合が、(A)/((B)+(C))=70
/30〜99/1、(B)/(C)=10/90〜90
/10よりなるこを特徴とする自動車内装材用ポリプロ
ピレン系樹脂組成物を用いる。 (a)α−オレフィンの炭素数:4以上20以下 (b)α−オレフィンの含量:65重量%より大きく9
5重量%以下 (c)示差走査型熱量計による結晶融解ピーク:観測さ
れない (d)23℃における密度が0.880g/cm3未満
内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及び下記に示す(a)〜(d)の特性を有するエ
チレン/α−オレフィン系共重合体エラストマー(C)
の重量比率割合が、(A)/((B)+(C))=70
/30〜99/1、(B)/(C)=10/90〜90
/10よりなるこを特徴とする自動車内装材用ポリプロ
ピレン系樹脂組成物を用いる。 (a)α−オレフィンの炭素数:4以上20以下 (b)α−オレフィンの含量:65重量%より大きく9
5重量%以下 (c)示差走査型熱量計による結晶融解ピーク:観測さ
れない (d)23℃における密度が0.880g/cm3未満
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性、耐傷性、
難白化性に優れた自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂
組成物に関するものである。
難白化性に優れた自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は、優れたコスト
パフォーマンスを背景に、自動車内装材に幅広く用いら
れているが、剛性が高いために触感が悪い、耐衝撃性に
劣る等の問題があった。ポリプロピレン系樹脂の耐衝撃
性、剛性を低下させる手段として、プロピレン重合時に
エチレンガスを吹き込み、エチレンを共重合したエチレ
ン/プロピレンランダム共重合体にする手法が知られて
いる。しかし、本手法を用いても剛性の低下は十分でな
く、また、表面光沢が大きすぎ艶消し効果に劣るため製
品の風合いを損なう等の問題が生じた。また、ポリプロ
ピレン系樹脂にエチレン/プロピレン系共重合体エラス
トマー(EPR)に代表されるゴムを添加することによ
って耐衝撃性、柔軟性を付与することができる。しか
し、本手法を用いても柔軟性の付与には限界があり、ま
た、表面が傷つき易い、衝撃時に白化を受け易い等の弊
害を避けることができず問題が多かった。
パフォーマンスを背景に、自動車内装材に幅広く用いら
れているが、剛性が高いために触感が悪い、耐衝撃性に
劣る等の問題があった。ポリプロピレン系樹脂の耐衝撃
性、剛性を低下させる手段として、プロピレン重合時に
エチレンガスを吹き込み、エチレンを共重合したエチレ
ン/プロピレンランダム共重合体にする手法が知られて
いる。しかし、本手法を用いても剛性の低下は十分でな
く、また、表面光沢が大きすぎ艶消し効果に劣るため製
品の風合いを損なう等の問題が生じた。また、ポリプロ
ピレン系樹脂にエチレン/プロピレン系共重合体エラス
トマー(EPR)に代表されるゴムを添加することによ
って耐衝撃性、柔軟性を付与することができる。しか
し、本手法を用いても柔軟性の付与には限界があり、ま
た、表面が傷つき易い、衝撃時に白化を受け易い等の弊
害を避けることができず問題が多かった。
【0003】そして、近年、ポリプロピレン系樹脂と架
橋ゴムとの複合材であるポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーが開発され自動車内装材への使用が試みられて
いる。
橋ゴムとの複合材であるポリオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーが開発され自動車内装材への使用が試みられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記オレフィ
ン系熱可塑性エラストマーにおいても、表面が傷つき
やすい、材料中に含まれているオイルがブリードする
恐れがある、衝撃時に白化を受け易い、等の問題が指
摘されており、使用に際して大きな制限を受けており、
自動車内装材に適したポリプロピレン系樹脂に対するニ
ーズは強いものの未だ満足できる性質を示す材料は存在
しなかった。
ン系熱可塑性エラストマーにおいても、表面が傷つき
やすい、材料中に含まれているオイルがブリードする
恐れがある、衝撃時に白化を受け易い、等の問題が指
摘されており、使用に際して大きな制限を受けており、
自動車内装材に適したポリプロピレン系樹脂に対するニ
ーズは強いものの未だ満足できる性質を示す材料は存在
しなかった。
【0005】そこで、本発明の目的は、柔軟性、耐傷
性、難白化性に優れた自動車内装材用ポリプロピレン系
樹脂組成物を提供するものである。
性、難白化性に優れた自動車内装材用ポリプロピレン系
樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために鋭意検討を行った結果、ポリプロピレ
ン系樹脂に、特定の特性を有するエチレン/α−オレフ
ィン系共重合体エラストマー及びタルクを特定量配合し
てなるポリプロピレン系樹脂組成物が自動車内装材とし
て優れた特性を有することを見いだし本発明を完成する
に至った。
を達成するために鋭意検討を行った結果、ポリプロピレ
ン系樹脂に、特定の特性を有するエチレン/α−オレフ
ィン系共重合体エラストマー及びタルクを特定量配合し
てなるポリプロピレン系樹脂組成物が自動車内装材とし
て優れた特性を有することを見いだし本発明を完成する
に至った。
【0007】すなわち本発明は、ポリプロピレン系樹脂
(A)、タルク(B)及び下記に示す(a)〜(d)の
特性を有するエチレン/α−オレフィン系共重合体エラ
ストマー(C)の重量比率割合が、(A)/((B)+
(C))=70/30〜99/1、(B)/(C)=1
0/90〜90/10よりなるこを特徴とする自動車内
装材用ポリプロピレン系樹脂組成物である。
(A)、タルク(B)及び下記に示す(a)〜(d)の
特性を有するエチレン/α−オレフィン系共重合体エラ
ストマー(C)の重量比率割合が、(A)/((B)+
(C))=70/30〜99/1、(B)/(C)=1
0/90〜90/10よりなるこを特徴とする自動車内
装材用ポリプロピレン系樹脂組成物である。
【0008】(a)α−オレフィンの炭素数:4以上2
0以下 (b)α−オレフィンの含量:65重量%より大きく9
5重量%以下 (c)示差走査型熱量計による結晶融解ピーク:観測さ
れない (d)23℃における密度が0.880g/cm3未満 以下、本発明を詳細を説明する。
0以下 (b)α−オレフィンの含量:65重量%より大きく9
5重量%以下 (c)示差走査型熱量計による結晶融解ピーク:観測さ
れない (d)23℃における密度が0.880g/cm3未満 以下、本発明を詳細を説明する。
【0009】本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂
(A)は、一般的な結晶性ポリプロピレン系樹脂を用い
ることができ、例えば、ポリプロピレンホモポリマー、
エチレン含量が0.5〜12重量%のプロピレン/エチ
レンランダム共重合体、エチレン含量が0.5〜12重
量%、1−ブテンのようなα−オレフィン含量が0.5
〜20重量%のプロピレン/エチレン/α−オレフィン
系三元共重合体、エチレン含量が1〜60重量%のイン
パクトポリプロピレン、シンジオタクチック構造である
結晶性ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらのう
ち1種又は2種以上が用いられる。
(A)は、一般的な結晶性ポリプロピレン系樹脂を用い
ることができ、例えば、ポリプロピレンホモポリマー、
エチレン含量が0.5〜12重量%のプロピレン/エチ
レンランダム共重合体、エチレン含量が0.5〜12重
量%、1−ブテンのようなα−オレフィン含量が0.5
〜20重量%のプロピレン/エチレン/α−オレフィン
系三元共重合体、エチレン含量が1〜60重量%のイン
パクトポリプロピレン、シンジオタクチック構造である
結晶性ポリプロピレン系樹脂等が挙げられ、これらのう
ち1種又は2種以上が用いられる。
【0010】本発明において用いられるポリプロピレン
系樹脂(A)は、メルトフローレートは特に限定を受け
ず、230℃、2.16kg荷重のもと、0.01〜1
00g/10分のものが加工性に優れた自動車内装材用
ポリプロピレン系樹脂組成物となることから好ましく用
いられる。
系樹脂(A)は、メルトフローレートは特に限定を受け
ず、230℃、2.16kg荷重のもと、0.01〜1
00g/10分のものが加工性に優れた自動車内装材用
ポリプロピレン系樹脂組成物となることから好ましく用
いられる。
【0011】本発明において用いられるタルク(B)は
特に制限されないが平均粒径が0.5〜10μmのもの
が好ましく用いられる。平均粒径が0.5μm未満の場
合は混練による均一分散が非常に困難となり、10μm
を越える場合は得られる組成物の衝撃強さ及び表面外観
が損なわれるため、好ましくない。また、タルクは無処
理のまま使用しても使用しても構わないが、分散性を向
上する目的で各種シランカップリング剤、脂肪酸、脂肪
酸エステル、脂肪酸塩類、あるいは界面活性剤等で表面
処理したものを使用してもよい。
特に制限されないが平均粒径が0.5〜10μmのもの
が好ましく用いられる。平均粒径が0.5μm未満の場
合は混練による均一分散が非常に困難となり、10μm
を越える場合は得られる組成物の衝撃強さ及び表面外観
が損なわれるため、好ましくない。また、タルクは無処
理のまま使用しても使用しても構わないが、分散性を向
上する目的で各種シランカップリング剤、脂肪酸、脂肪
酸エステル、脂肪酸塩類、あるいは界面活性剤等で表面
処理したものを使用してもよい。
【0012】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマーはポリプロピレンの
非晶相と相溶していることを特徴とする。ポリプロピレ
ンの非晶相との良好な相溶性を達成するためには、以下
に示すような共重合体を用いる必要がある。
オレフィン系共重合体エラストマーはポリプロピレンの
非晶相と相溶していることを特徴とする。ポリプロピレ
ンの非晶相との良好な相溶性を達成するためには、以下
に示すような共重合体を用いる必要がある。
【0013】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマー(C)のα−オレフ
ィンは、炭素数4以上20以下のものであり、そのよう
なα−オレフィンとしては、例えば1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、
1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−
テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、
1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセ
ン、1−エイコセン等が挙げられ、これらの1種又は2
種以上が用いられる。中でも入手の容易さから1−ブテ
ン、1−ヘプテン、1−ヘキセン、1−オクテン等が好
ましい。α−オレフィンの炭素数が4未満あるいは20
を越える場合は、ポリプロピレン系樹脂との相溶性が低
下し、耐傷性、柔軟性等が損なわれるため好ましくな
い。
オレフィン系共重合体エラストマー(C)のα−オレフ
ィンは、炭素数4以上20以下のものであり、そのよう
なα−オレフィンとしては、例えば1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、
1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−
テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、
1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセ
ン、1−エイコセン等が挙げられ、これらの1種又は2
種以上が用いられる。中でも入手の容易さから1−ブテ
ン、1−ヘプテン、1−ヘキセン、1−オクテン等が好
ましい。α−オレフィンの炭素数が4未満あるいは20
を越える場合は、ポリプロピレン系樹脂との相溶性が低
下し、耐傷性、柔軟性等が損なわれるため好ましくな
い。
【0014】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマー(C)のα−オレフ
ィン含量は、65重量%より大きく95重量%以下、好
ましくは70重量%以上95重量%以下である。α−オ
レフィン含量が65重量%以下又は95重量%より大き
い場合、得られる自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂
組成物の耐傷性、難白化性が劣り好ましくない。
オレフィン系共重合体エラストマー(C)のα−オレフ
ィン含量は、65重量%より大きく95重量%以下、好
ましくは70重量%以上95重量%以下である。α−オ
レフィン含量が65重量%以下又は95重量%より大き
い場合、得られる自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂
組成物の耐傷性、難白化性が劣り好ましくない。
【0015】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマー(C)は、23℃に
おける密度は0.880g/cm3未満のものである。
実際の製造を考慮すると、エチレン/α−オレフィン系
共重合体エラストマーの密度は、0.850g/cm3
以上0.880g/cm3未満が好ましい。密度が0.
880g/cm3以上のエチレン/α−オレフィン系共
重合体エラストマーを用いた場合、得られる自動車内装
材用ポリプロピレン系樹脂組成物の難白化性、耐傷性が
劣り好ましくない。
オレフィン系共重合体エラストマー(C)は、23℃に
おける密度は0.880g/cm3未満のものである。
実際の製造を考慮すると、エチレン/α−オレフィン系
共重合体エラストマーの密度は、0.850g/cm3
以上0.880g/cm3未満が好ましい。密度が0.
880g/cm3以上のエチレン/α−オレフィン系共
重合体エラストマーを用いた場合、得られる自動車内装
材用ポリプロピレン系樹脂組成物の難白化性、耐傷性が
劣り好ましくない。
【0016】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマー(C)は、示差走査
型熱量計(DSC)により結晶融解ピークが観測されな
いことを特徴とする。結晶融解ピークを示すエチレン/
α−オレフィン系共重合体を用いると得られる樹脂組成
物の難白化性、柔軟性が損なわれるため好ましくない。
オレフィン系共重合体エラストマー(C)は、示差走査
型熱量計(DSC)により結晶融解ピークが観測されな
いことを特徴とする。結晶融解ピークを示すエチレン/
α−オレフィン系共重合体を用いると得られる樹脂組成
物の難白化性、柔軟性が損なわれるため好ましくない。
【0017】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマー(C)の分子量は、
特に制限されるものではない。そして、得られる自動車
内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物が優れた加工性及
び製品外観を有するにはゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)によって測定した数平均分子量が
ポリエチレン換算で5000〜1000000であるこ
とが好ましく、良好な力学特性の発現のためには300
00〜500000であることが特に好ましい。
オレフィン系共重合体エラストマー(C)の分子量は、
特に制限されるものではない。そして、得られる自動車
内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物が優れた加工性及
び製品外観を有するにはゲルパーミエーションクロマト
グラフィー(GPC)によって測定した数平均分子量が
ポリエチレン換算で5000〜1000000であるこ
とが好ましく、良好な力学特性の発現のためには300
00〜500000であることが特に好ましい。
【0018】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン系共重合体エラストマー(C)の分子量分布
(Mw/Mn)は特に制限はないが、3以下が好まし
く、また、組成分布の指標として、高分子量留分10%
中の平均α−オレフィン含量(モル%)に対する低分子
量留分10%中の平均α−オレフィン含量(モル%)の
比が1.2以下が好ましく、さらに好ましくは1.15
以下であることが特に好ましい。
オレフィン系共重合体エラストマー(C)の分子量分布
(Mw/Mn)は特に制限はないが、3以下が好まし
く、また、組成分布の指標として、高分子量留分10%
中の平均α−オレフィン含量(モル%)に対する低分子
量留分10%中の平均α−オレフィン含量(モル%)の
比が1.2以下が好ましく、さらに好ましくは1.15
以下であることが特に好ましい。
【0019】上述のエチレン/α−オレフィン共重合体
の製造方法は特に限定されず、チタン系触媒、バナジウ
ム系触媒、メタロセン系の触媒等種々の触媒を用いて製
造することができる。中でも、共重合性に優れたメタロ
セン触媒を用いて製造することが好ましい。この方法に
より高活性で、分子量分布及び組成分布の狭い共重合体
を得ることが可能である。
の製造方法は特に限定されず、チタン系触媒、バナジウ
ム系触媒、メタロセン系の触媒等種々の触媒を用いて製
造することができる。中でも、共重合性に優れたメタロ
セン触媒を用いて製造することが好ましい。この方法に
より高活性で、分子量分布及び組成分布の狭い共重合体
を得ることが可能である。
【0020】メタロセン触媒としては、メタロセン系化
合物とアルミノキサン化合物との組み合わせ(特開昭5
8−19309号公報、同60−35006号公報、同
61−130314号公報、特開平3−163088号
公報)、あるいはメタロセン系化合物と、これと反応し
て安定なアニオンを形成するイオン化イオン性化合物と
の組み合わせ(特表平1−502036号公報、国際公
表公報WO91/14713号公報、WO92/017
23号公報、特開平5−310829号公報)が挙げら
れる。しかし、一般にエチレン/α−オレフィン共重合
において、α−オレフィンの含量の増大とともに分子量
が低下することが知られている。そこで、本発明のエチ
レン/α−オレフィン系共重合体エラストマーを効率よ
く生産するためには以下に示す化合物からなる触媒を用
いることが好ましい。
合物とアルミノキサン化合物との組み合わせ(特開昭5
8−19309号公報、同60−35006号公報、同
61−130314号公報、特開平3−163088号
公報)、あるいはメタロセン系化合物と、これと反応し
て安定なアニオンを形成するイオン化イオン性化合物と
の組み合わせ(特表平1−502036号公報、国際公
表公報WO91/14713号公報、WO92/017
23号公報、特開平5−310829号公報)が挙げら
れる。しかし、一般にエチレン/α−オレフィン共重合
において、α−オレフィンの含量の増大とともに分子量
が低下することが知られている。そこで、本発明のエチ
レン/α−オレフィン系共重合体エラストマーを効率よ
く生産するためには以下に示す化合物からなる触媒を用
いることが好ましい。
【0021】a)下記一般式(1)で表される遷移金属
化合物 b)下記一般式(2)、(3)、(4)、(5)で表さ
れる上記遷移金属化合物をカチオン性遷移金属化合物と
し得る成分 c)下記一般式(6)で表される有機アルミニウム化合
物 a)遷移金属化合物が下記一般式(1)
化合物 b)下記一般式(2)、(3)、(4)、(5)で表さ
れる上記遷移金属化合物をカチオン性遷移金属化合物と
し得る成分 c)下記一般式(6)で表される有機アルミニウム化合
物 a)遷移金属化合物が下記一般式(1)
【0022】
【化1】
【0023】[Cp1シクロペンタジエニル基、インデ
ニル基、フルオレニル基又はそれらの置換体であり、C
p2は無置換又は置換基(−R,−BR2,−SiR3,
−NR2,−PR2,−OR,−SR,−F,−Cl,−
Br,−I:ただし、Rは水素又は炭素数1〜20の炭
化水素基である)を有するフルオレニル基であり、
R1、R2は各々独立して水素、ハロゲン又は炭素数1〜
12の炭化水素基、アルコキシ基又はアリーロキシ基で
あり、また、少なくとも一方がアリール基又は置換アリ
ール基であり、Mはチタン、ジルコニウム又はハフニウ
ムであり、R3、R4は各々独立して水素、ハロゲン又は
炭素数1〜12の炭化水素基、アルコキシ基もしくはア
リーロキシ基である]である。
ニル基、フルオレニル基又はそれらの置換体であり、C
p2は無置換又は置換基(−R,−BR2,−SiR3,
−NR2,−PR2,−OR,−SR,−F,−Cl,−
Br,−I:ただし、Rは水素又は炭素数1〜20の炭
化水素基である)を有するフルオレニル基であり、
R1、R2は各々独立して水素、ハロゲン又は炭素数1〜
12の炭化水素基、アルコキシ基又はアリーロキシ基で
あり、また、少なくとも一方がアリール基又は置換アリ
ール基であり、Mはチタン、ジルコニウム又はハフニウ
ムであり、R3、R4は各々独立して水素、ハロゲン又は
炭素数1〜12の炭化水素基、アルコキシ基もしくはア
リーロキシ基である]である。
【0024】一般式(1)の具体例としては、ジフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)
ジルコニウムジクロライド、メチルフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジ
エニル)(2,7−ジ−t−ブチルフルオレニル)ジル
コニウムジクロライド、メチルフェニルメチレン(シク
ロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチルフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチルフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチルフル
オレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジフェニルフ
ルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジフェ
ニルフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェ
ニルメチレン(シクロペンタジエニル)(a,i−ジベ
ンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(a,i−
ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジ
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(b,h−
ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メ
チルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(b,
h−ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ジ(4−トリル)メチレン(シクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジ
(4−ビフェニル)メチレン(シクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニ
ルメチレン (シクロペンタジエニル)(2−ジメチル
アミノフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−ジ
メチルアミノフルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2
−メトキシフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
メチルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2
−メトキシフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
ジフェニルメチレン(3−メチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン (3−メチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフ
ェニルメチレン(3,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン(3,4−ジメチルシクロペンタジ
エニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド及
び上記化合物のジルコニウムをチタン又はハフニウムに
置換した化合物等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。中でも置換フルオレニル基を配位子に持
ち、ジルコニウム、ハフニウムを中心金属とした化合物
が共重合性に優れ、さらに、より高分子量化が可能とい
う点で好ましい。
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)
ジルコニウムジクロライド、メチルフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジ
エニル)(2,7−ジ−t−ブチルフルオレニル)ジル
コニウムジクロライド、メチルフェニルメチレン(シク
ロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチルフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチルフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチルフル
オレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジフェニルフ
ルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジフェ
ニルフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェ
ニルメチレン(シクロペンタジエニル)(a,i−ジベ
ンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(a,i−
ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジ
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(b,h−
ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メ
チルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(b,
h−ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ジ(4−トリル)メチレン(シクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジ
(4−ビフェニル)メチレン(シクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニ
ルメチレン (シクロペンタジエニル)(2−ジメチル
アミノフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−ジ
メチルアミノフルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2
−メトキシフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
メチルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2
−メトキシフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
ジフェニルメチレン(3−メチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン (3−メチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフ
ェニルメチレン(3,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン(3,4−ジメチルシクロペンタジ
エニル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド及
び上記化合物のジルコニウムをチタン又はハフニウムに
置換した化合物等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。中でも置換フルオレニル基を配位子に持
ち、ジルコニウム、ハフニウムを中心金属とした化合物
が共重合性に優れ、さらに、より高分子量化が可能とい
う点で好ましい。
【0025】b)上記遷移金属化合物をカチオン性遷移
金属化合物としうる成分として、プロトン酸(2)、ル
イス酸(3)、イオン化イオン性化合物(4)、ルイス
酸性化合物(5)が挙げられる。
金属化合物としうる成分として、プロトン酸(2)、ル
イス酸(3)、イオン化イオン性化合物(4)、ルイス
酸性化合物(5)が挙げられる。
【0026】プロトン酸は、下記一般式(2)
【0027】
【化2】
【0028】[式中、Hはプロトンであり、L1は各々
独立してルイス塩基であり、lは0<l≦2であり、M
1はホウ素原子、アルミニウム原子又はガリウム原子で
あり、R5は各々独立して炭素原子数6〜20のハロゲ
ン置換アリール基である。]で表される化合物である。
独立してルイス塩基であり、lは0<l≦2であり、M
1はホウ素原子、アルミニウム原子又はガリウム原子で
あり、R5は各々独立して炭素原子数6〜20のハロゲ
ン置換アリール基である。]で表される化合物である。
【0029】ルイス酸は下記一般式(3)
【0030】
【化3】
【0031】[式中、Cはカルボニウムカチオン又はト
ロピニウムカチオンであり、M1はホウ素原子、アルミ
ニウム原子又はガリウム原子であり、R5は各々独立し
て炭素原子数6〜20のハロゲン置換アリール基であ
る。]で表される化合物である。
ロピニウムカチオンであり、M1はホウ素原子、アルミ
ニウム原子又はガリウム原子であり、R5は各々独立し
て炭素原子数6〜20のハロゲン置換アリール基であ
る。]で表される化合物である。
【0032】イオン化イオン性化合物は下記一般式
(4)
(4)
【0033】
【化4】
【0034】[式中、M2は周期表2族、8族、9族、
10族、11族又は12族から選ばれる金属の陽イオン
であり、L2はルイス塩基又はシクロペンタジエニル基
であり、mは0≦m≦2であり、M1はホウ素原子、ア
ルミニウム原子又はガリウム原子であり、R5は各々独
立して炭素原子数6〜20のハロゲン置換アリール基で
ある。]で表される化合物である。
10族、11族又は12族から選ばれる金属の陽イオン
であり、L2はルイス塩基又はシクロペンタジエニル基
であり、mは0≦m≦2であり、M1はホウ素原子、ア
ルミニウム原子又はガリウム原子であり、R5は各々独
立して炭素原子数6〜20のハロゲン置換アリール基で
ある。]で表される化合物である。
【0035】ルイス酸性化合物は、下記一般式(5)
【0036】
【化5】
【0037】[式中、M1はホウ素原子、アルミニウム
原子又はガリウム原子であり、R5は各々独立して炭素
原子数6〜20のハロゲン置換アリール基である。]で
表される化合物である。
原子又はガリウム原子であり、R5は各々独立して炭素
原子数6〜20のハロゲン置換アリール基である。]で
表される化合物である。
【0038】本発明の触媒の構成成分として用いられる
プロトン酸(2)、ルイス酸(3)、イオン化イオン性
化合物(4)、ルイス酸性化合物(5)は、上記の遷移
金属化合物と反応し、カチオン性遷移金属化合物を生成
しうる化合物であり、生成したカチオン性遷移金属化合
物に対して対アニオンを提供する化合物である。
プロトン酸(2)、ルイス酸(3)、イオン化イオン性
化合物(4)、ルイス酸性化合物(5)は、上記の遷移
金属化合物と反応し、カチオン性遷移金属化合物を生成
しうる化合物であり、生成したカチオン性遷移金属化合
物に対して対アニオンを提供する化合物である。
【0039】一般式(2)で表されるプロトン酸の具体
例として、ジエチルオキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチルオキソニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラメ
チレンオキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ−n−ブ
チルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジエチルオキソニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)アルミネート、ジメチルオキソニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネー
ト、テトラメチレンオキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミ
ネート、トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)アルミネート等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。
例として、ジエチルオキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチルオキソニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラメ
チレンオキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ−n−ブ
チルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジエチルオキソニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)アルミネート、ジメチルオキソニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネー
ト、テトラメチレンオキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミ
ネート、トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)アルミネート等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。
【0040】一般式(3)で表されるルイス酸は、具体
的にはトリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、トリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、トロピリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等を挙げるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
的にはトリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、トリチルテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)アルミネート、トロピリウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、トロピリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等を挙げるこ
とができるが、これらに限定されるものではない。
【0041】一般式(4)で表されるイオン化イオン性
化合物としては、具体的にはリチウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等のリチウム
塩、又はそのエーテル錯体、フェロセニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェロセニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等
のフェロセニウム塩、シルバーテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、シルバーテトラキス(ペンタ
フルオレフェニル)アルミネート等の銀塩等を挙げるこ
とができるがこれらに限定されるものではない。
化合物としては、具体的にはリチウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等のリチウム
塩、又はそのエーテル錯体、フェロセニウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェロセニウム
テトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等
のフェロセニウム塩、シルバーテトラキス(ペンタフル
オロフェニル)ボレート、シルバーテトラキス(ペンタ
フルオレフェニル)アルミネート等の銀塩等を挙げるこ
とができるがこれらに限定されるものではない。
【0042】一般式(5)で表されるルイス酸性化合物
の具体的な例として、トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボラン、トリス(2,3,5,6−テトラフルオロ
フェニル)ボラン、トリス(2,3,4,5−テトラフ
ェニルフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフ
ルオロフェニル)ボラン、フェニルビス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフルオ
ロフェニル)アルミニウム等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
の具体的な例として、トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボラン、トリス(2,3,5,6−テトラフルオロ
フェニル)ボラン、トリス(2,3,4,5−テトラフ
ェニルフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフ
ルオロフェニル)ボラン、フェニルビス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフルオ
ロフェニル)アルミニウム等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
【0043】c)有機金属化合物としては、周期表1
族、2族、3族Sn又はZnを含む有機金属を挙げるこ
とができ具体的には下記一般式(6)
族、2族、3族Sn又はZnを含む有機金属を挙げるこ
とができ具体的には下記一般式(6)
【0044】
【化6】
【0045】[式中、M3は周期表1、2、3族、Sn
又はZnの元素である。R6は各々独立して、水素原
子、炭素数1〜24のアルキル基もしくはアルコキシ
基、又は炭素数6〜24のアリール基、アリールオキシ
基、アリールアルキル基、アリールアルコキシ基、アル
キルアリール基もしくはアルキルアリールオキシ基であ
り、少なくとも1つのR6は水素原子、炭素数1〜24
のアルキル基又は炭素数6〜24のアリール基、アリー
ルアルキル基もしくはアルキルアリール基である。nは
M3の酸化数に等しい。]で表される有機金属化合物で
ある。
又はZnの元素である。R6は各々独立して、水素原
子、炭素数1〜24のアルキル基もしくはアルコキシ
基、又は炭素数6〜24のアリール基、アリールオキシ
基、アリールアルキル基、アリールアルコキシ基、アル
キルアリール基もしくはアルキルアリールオキシ基であ
り、少なくとも1つのR6は水素原子、炭素数1〜24
のアルキル基又は炭素数6〜24のアリール基、アリー
ルアルキル基もしくはアルキルアリール基である。nは
M3の酸化数に等しい。]で表される有機金属化合物で
ある。
【0046】前記一般式(6)で表される化合物として
は、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−
プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、
トリ−n−ブチルアルミニウム、トリアミルアルミニウ
ム、ジメチルアルミニウムエトキサイド、ジエチルアル
ミニウムエトキサイド、ジイソプロピルアルミニウムエ
トキサイド、ジ−n−プロピルアルミニウムエトキサイ
ド、ジイソブチルアルミニウムエトキサイド、ジ−n−
ブチルアルミニウムエトキサイド、ジメチルアルミニウ
ムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、
ジイソプロピルアルミニウムハイドライド、ジ−n−プ
ロピルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド、ジ−n−ブチルアルミニウムハイ
ドライド等を例示することができるが、これらに限定さ
れるものではない。
は、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−
プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、
トリ−n−ブチルアルミニウム、トリアミルアルミニウ
ム、ジメチルアルミニウムエトキサイド、ジエチルアル
ミニウムエトキサイド、ジイソプロピルアルミニウムエ
トキサイド、ジ−n−プロピルアルミニウムエトキサイ
ド、ジイソブチルアルミニウムエトキサイド、ジ−n−
ブチルアルミニウムエトキサイド、ジメチルアルミニウ
ムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、
ジイソプロピルアルミニウムハイドライド、ジ−n−プ
ロピルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド、ジ−n−ブチルアルミニウムハイ
ドライド等を例示することができるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0047】重合は、バッチ式、半連続式、連続式のい
ずれの方法でも行うことが可能であり、重合条件を変え
て2段以上に分けて行うことも可能である。また、重合
終了後に得られる共重合体は、従来公知の方法により重
合溶液から分離回収され、乾燥して固体状の共重合体を
得る。
ずれの方法でも行うことが可能であり、重合条件を変え
て2段以上に分けて行うことも可能である。また、重合
終了後に得られる共重合体は、従来公知の方法により重
合溶液から分離回収され、乾燥して固体状の共重合体を
得る。
【0048】本発明の自動車内装材用ポリプロピレン系
樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及びエチレン/α−オレフィン系共重合体エラス
トマー(C)からなり、それぞれの重量比率割合は
(A)/((B)+(C))=70/30〜99/1で
あることを特徴とする。ポリプロピレン系樹脂(A)の
比率が99%を越えたり、70%未満であると得られる
自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物の硬度が著
しく高くなったり、表面粘着が生じ好ましくない。ま
た、タルク(B)とエチレン/α−オレフィン系共重合
体エラストマー(C)の重量比率は(B)/(C)=1
0/90〜90/10であることを特徴とする。タルク
(B)の比率が10%未満では、得られる自動車内装材
用ポリプロピレン系樹脂組成物の光沢が大きくなるた
め、風合いを損ね、また、90%を越えると耐傷性が損
なわれ好ましくない。
樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及びエチレン/α−オレフィン系共重合体エラス
トマー(C)からなり、それぞれの重量比率割合は
(A)/((B)+(C))=70/30〜99/1で
あることを特徴とする。ポリプロピレン系樹脂(A)の
比率が99%を越えたり、70%未満であると得られる
自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物の硬度が著
しく高くなったり、表面粘着が生じ好ましくない。ま
た、タルク(B)とエチレン/α−オレフィン系共重合
体エラストマー(C)の重量比率は(B)/(C)=1
0/90〜90/10であることを特徴とする。タルク
(B)の比率が10%未満では、得られる自動車内装材
用ポリプロピレン系樹脂組成物の光沢が大きくなるた
め、風合いを損ね、また、90%を越えると耐傷性が損
なわれ好ましくない。
【0049】本発明に用いるポリプロピレン系樹脂
(A)とエチレン/α−オレフィン系共重合体エラスト
マー(C)とは、相溶性に優れることを特徴としてい
る。相溶性の指標はさまざまであるが、ガラス転移温度
等を調べることによって判断できる。例えば、固体粘弾
性の温度依存性を測定して−80℃〜40℃の範囲に生
じる損失正接(tanδ)の極大はガラス転移温度を反
映しているが、本発明の自動車内装材用樹脂組成物のt
anδのピーク数は単一となり、ポリプロピレン系樹脂
(A)とエチレン/α−オレフィン系共重合体エラスト
マー(C)とが非晶領域で相溶している様子がわかる。
相溶していない場合には、ポリプロピレン系樹脂(A)
のガラス転移に起因するピーク以外にエチレン/α−オ
レフィン系共重合体エラストマー(C)のガラス転移温
度に由来するtanδのピークが観察できるが、このよ
うなポリプロピレン系複合材料は難白化性及び/又は耐
傷性に劣る。なお、ポリプロピレン系樹脂(A)として
インパクトポリプロピレンを用いた場合には、ポリプロ
ピレン系樹脂(A)中に含まれるエチレン/プロピレン
共重合体に基づくtanδのピークも存在し、tanδ
のピーク数は2つ観察される場合もあるが、この場合も
本発明の範囲内にある。この場合、ポリプロピレンの非
晶領域に由来するtanδのピークのシフト温度がポリ
プロピレンホモポリマーを用いたときと同じであれば、
エチレン/α−オレフィン共重合体エラストマーはポリ
プロピレンの非晶領域と相溶しているといえる。
(A)とエチレン/α−オレフィン系共重合体エラスト
マー(C)とは、相溶性に優れることを特徴としてい
る。相溶性の指標はさまざまであるが、ガラス転移温度
等を調べることによって判断できる。例えば、固体粘弾
性の温度依存性を測定して−80℃〜40℃の範囲に生
じる損失正接(tanδ)の極大はガラス転移温度を反
映しているが、本発明の自動車内装材用樹脂組成物のt
anδのピーク数は単一となり、ポリプロピレン系樹脂
(A)とエチレン/α−オレフィン系共重合体エラスト
マー(C)とが非晶領域で相溶している様子がわかる。
相溶していない場合には、ポリプロピレン系樹脂(A)
のガラス転移に起因するピーク以外にエチレン/α−オ
レフィン系共重合体エラストマー(C)のガラス転移温
度に由来するtanδのピークが観察できるが、このよ
うなポリプロピレン系複合材料は難白化性及び/又は耐
傷性に劣る。なお、ポリプロピレン系樹脂(A)として
インパクトポリプロピレンを用いた場合には、ポリプロ
ピレン系樹脂(A)中に含まれるエチレン/プロピレン
共重合体に基づくtanδのピークも存在し、tanδ
のピーク数は2つ観察される場合もあるが、この場合も
本発明の範囲内にある。この場合、ポリプロピレンの非
晶領域に由来するtanδのピークのシフト温度がポリ
プロピレンホモポリマーを用いたときと同じであれば、
エチレン/α−オレフィン共重合体エラストマーはポリ
プロピレンの非晶領域と相溶しているといえる。
【0050】本発明の自動車内装材用ポリプロピレン系
樹脂組成物には、本発明の目的を逸脱しない限りにおい
て、軟化剤を添加することも可能である。軟化剤として
は、例えば、パラフィン系軟化剤、ナフテン系軟化剤、
アロマ系軟化剤、アスファルト、ワセリン、オゾケライ
ト、トール油、低重合度フェノールホルムアルデヒド樹
脂及び低融点スチレン樹脂が挙げられ、これらの1種又
は2種以上を併用することができる。
樹脂組成物には、本発明の目的を逸脱しない限りにおい
て、軟化剤を添加することも可能である。軟化剤として
は、例えば、パラフィン系軟化剤、ナフテン系軟化剤、
アロマ系軟化剤、アスファルト、ワセリン、オゾケライ
ト、トール油、低重合度フェノールホルムアルデヒド樹
脂及び低融点スチレン樹脂が挙げられ、これらの1種又
は2種以上を併用することができる。
【0051】また、本発明の自動車内装材用ポリプロピ
レン系樹脂組成物には、必要に応じてカーボンブラッ
ク、シリカ、クレー、カオリン、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ウォラストナイ
ト、モンモリロナイト、アタパルジャイト等の無機充填
剤や有機、無機顔料を配合することもできる。また、結
晶核剤、透明化剤、アンチブロッキング剤、離型剤、帯
電防止剤、スリップ剤、防曇剤、滑剤、耐熱安定剤、紫
外線安定剤、耐光安定剤、耐候性安定剤、発泡剤、防黴
剤、防錆剤、イオントラップ剤、難燃剤、難燃助剤等を
必要に応じて添加してもよい。
レン系樹脂組成物には、必要に応じてカーボンブラッ
ク、シリカ、クレー、カオリン、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ウォラストナイ
ト、モンモリロナイト、アタパルジャイト等の無機充填
剤や有機、無機顔料を配合することもできる。また、結
晶核剤、透明化剤、アンチブロッキング剤、離型剤、帯
電防止剤、スリップ剤、防曇剤、滑剤、耐熱安定剤、紫
外線安定剤、耐光安定剤、耐候性安定剤、発泡剤、防黴
剤、防錆剤、イオントラップ剤、難燃剤、難燃助剤等を
必要に応じて添加してもよい。
【0052】さらに、本発明の自動車内装材用ポリプロ
ピレン系樹脂組成物には、その性能を損なわない程度に
他の樹脂やゴムをブレンドすることも可能である。この
場合、さらなる成分として相溶化剤を必要に応じて添加
してもよい。このような他の樹脂としては、線状高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、分岐型低密度
ポリエチレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EV
A)、エチレン/エチルアクリレート共重合体、ポリ
(1−ブテン)、ポリアミド、ポリエステル、ポリ(4
−メチル−1−ペンテン)、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体、スチレン−エチレンブテン−
スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレンプロピ
レン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体及びポリオレフィン系熱
可塑性エラストマー等が挙げられる。また、ゴムとして
は、天然ゴム、アクリロニトリル/ブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン/ブタジエン
ゴム及びこれらの水素添加物、シリコーンゴム、ポリノ
ルボルネンゴム、ポリヘキセンゴム、エチレン/プロピ
レンゴム、エチレン/プロピレン/ジエンランダム共重
合体ゴム及びクロロプレンゴムが挙げられる。さらに、
相溶化剤としては、酸変性ポリオレフィン及びケン化E
VA等の接着性ポリマーやポリオレフィン−ポリアミド
グラフト又はブロック共重合体等に代表されるブロック
及びグラフト共重合体が挙げられる。
ピレン系樹脂組成物には、その性能を損なわない程度に
他の樹脂やゴムをブレンドすることも可能である。この
場合、さらなる成分として相溶化剤を必要に応じて添加
してもよい。このような他の樹脂としては、線状高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、分岐型低密度
ポリエチレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EV
A)、エチレン/エチルアクリレート共重合体、ポリ
(1−ブテン)、ポリアミド、ポリエステル、ポリ(4
−メチル−1−ペンテン)、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体、スチレン−エチレンブテン−
スチレンブロック共重合体、スチレン−エチレンプロピ
レン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエ
ン−スチレンブロック共重合体及びポリオレフィン系熱
可塑性エラストマー等が挙げられる。また、ゴムとして
は、天然ゴム、アクリロニトリル/ブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、イソプレンゴム、スチレン/ブタジエン
ゴム及びこれらの水素添加物、シリコーンゴム、ポリノ
ルボルネンゴム、ポリヘキセンゴム、エチレン/プロピ
レンゴム、エチレン/プロピレン/ジエンランダム共重
合体ゴム及びクロロプレンゴムが挙げられる。さらに、
相溶化剤としては、酸変性ポリオレフィン及びケン化E
VA等の接着性ポリマーやポリオレフィン−ポリアミド
グラフト又はブロック共重合体等に代表されるブロック
及びグラフト共重合体が挙げられる。
【0053】本発明の自動車内装材用ポリプロピレン系
樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及びエチレン/α−オレフィン系共重合体エラス
トマー(C)を任意の方法によって混合することにより
得られるが分散性の向上のため、ニーダー、ロール、バ
ンバリミキサー、一軸及び二軸押出機等を用い溶融ブレ
ンドを行うことが好ましい。
樹脂組成物は、ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及びエチレン/α−オレフィン系共重合体エラス
トマー(C)を任意の方法によって混合することにより
得られるが分散性の向上のため、ニーダー、ロール、バ
ンバリミキサー、一軸及び二軸押出機等を用い溶融ブレ
ンドを行うことが好ましい。
【0054】本発明の自動車内装材用ポリプロピレン系
樹脂組成物は、ブロー成形及び射出成形等任意の方法に
よって成形され、自動車用インストルメントパネル、自
動車内装用トリム、及び自動車内装用ピラー等の自動車
内装材が提供される。
樹脂組成物は、ブロー成形及び射出成形等任意の方法に
よって成形され、自動車用インストルメントパネル、自
動車内装用トリム、及び自動車内装用ピラー等の自動車
内装材が提供される。
【0055】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を説明する
が、これらは例示的なものであって、限定的なものでは
ない。実施例中の各種測定及びエチレン/α−オレフィ
ン系共重合体エラストマーの合成は、下記の方法により
行った。
が、これらは例示的なものであって、限定的なものでは
ない。実施例中の各種測定及びエチレン/α−オレフィ
ン系共重合体エラストマーの合成は、下記の方法により
行った。
【0056】〜α−オレフィン共重合量の測定〜 エチレン/α−オレフィン共重合体エラストマー(C)
のα−オレフィン共重合量はo−ジクロロベンゼン/ベ
ンゼン−d6(75/25容量%)を溶媒に100MH
z、13C−NMRスペクトル(日本電子(株)製、商品
名JNM GX400)測定を行い、以下の文献によっ
て算出した。
のα−オレフィン共重合量はo−ジクロロベンゼン/ベ
ンゼン−d6(75/25容量%)を溶媒に100MH
z、13C−NMRスペクトル(日本電子(株)製、商品
名JNM GX400)測定を行い、以下の文献によっ
て算出した。
【0057】Macromolecules, 15, 1150 (1982), Macro
molecules, 15, 353 (1982),Macromolecules, 15, 1402
(1984), Polymer, 25, 441 (1984) 〜分子量、分子量分布の測定〜 溶媒にo−ジクロロベンゼンを用い、140℃における
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(ミリポア
(株)製、商品名150C型GPC)を用いてポリエチ
レン換算で求めた。
molecules, 15, 353 (1982),Macromolecules, 15, 1402
(1984), Polymer, 25, 441 (1984) 〜分子量、分子量分布の測定〜 溶媒にo−ジクロロベンゼンを用い、140℃における
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(ミリポア
(株)製、商品名150C型GPC)を用いてポリエチ
レン換算で求めた。
【0058】〜密度〜 100℃の熱水に1時間浸し、その後室温まで放冷した
ものについて、JISK6760(1981)に準拠し
て、23℃に保った密度勾配管を用いて測定した。
ものについて、JISK6760(1981)に準拠し
て、23℃に保った密度勾配管を用いて測定した。
【0059】〜融点〜 示差走査型熱量計(DSC)(パーキンエルマー、商品
名DSC−7)を用いてー100℃から200℃までの
温度範囲を10℃/分の速度で測定した。
名DSC−7)を用いてー100℃から200℃までの
温度範囲を10℃/分の速度で測定した。
【0060】〜衝撃白化試験〜 高さ80cmより荷重100g,打撃錘径0.5πの打
撃体を、平板上に落下させた後の試験片を目視にて観察
することにより白化面積を評価した。受け台内径43m
mとして2mmの平板を50mm×50mmにカットし
て用いた。
撃体を、平板上に落下させた後の試験片を目視にて観察
することにより白化面積を評価した。受け台内径43m
mとして2mmの平板を50mm×50mmにカットし
て用いた。
【0061】〜グロス〜 JISK7105(1981)に準拠し、表面光沢度
(グロス)を測定した。
(グロス)を測定した。
【0062】〜オルゼン曲げ弾性率〜 JISK7106(1982)に準拠し、D型試験片を
用い、支点間距離30mm、厚み2mmで、23℃の温
度でオルゼン曲げ剛性試験を行った。
用い、支点間距離30mm、厚み2mmで、23℃の温
度でオルゼン曲げ剛性試験を行った。
【0063】〜鉛筆硬度〜 JISK5400(1979)に準拠し、23℃で実験
を行った。さまざまな硬度の鉛筆を用いて流動方向と垂
直方向に引きかき、傷が入るかいなかを目視によって確
認し、鉛筆硬度を求めた。
を行った。さまざまな硬度の鉛筆を用いて流動方向と垂
直方向に引きかき、傷が入るかいなかを目視によって確
認し、鉛筆硬度を求めた。
【0064】合成例1(エチレン/α−オレフィン共重
合体エラストマーの合成) 5 lのオートクレーブにヘキサン2000ml及び1
−ヘキセン 500mlを加え80℃に昇温した。さら
に、全圧が4kg/cm2になるようにエチレンを導入
した。次に、別の反応容器にトルエン10ml、トリイ
ソブチルアルミニウム 1.5mmol、ジフェニルメ
チレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ハフ
ニウムジクロライド 3μmol、ジメチルアニリニウ
ムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート 3.6
μmolを加え、この混合溶液を20分間撹拌した後、
オートクレーブに導入し、重合を開始した。この重合は
全圧を4kg/cm2に保つようにエチレンを連続的に
導入し、80℃で10分間行った。
合体エラストマーの合成) 5 lのオートクレーブにヘキサン2000ml及び1
−ヘキセン 500mlを加え80℃に昇温した。さら
に、全圧が4kg/cm2になるようにエチレンを導入
した。次に、別の反応容器にトルエン10ml、トリイ
ソブチルアルミニウム 1.5mmol、ジフェニルメ
チレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ハフ
ニウムジクロライド 3μmol、ジメチルアニリニウ
ムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート 3.6
μmolを加え、この混合溶液を20分間撹拌した後、
オートクレーブに導入し、重合を開始した。この重合は
全圧を4kg/cm2に保つようにエチレンを連続的に
導入し、80℃で10分間行った。
【0065】重合終了後、多量のエタノールによりポリ
マーを洗浄し、60℃で12時間減圧乾燥を行った。そ
の結果、1−ヘキセン含量が82重量%のエチレン/1
−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)を95g得
た。同様の手法により、種々のエチレン/α−オレフィ
ン共重合体エラストマーを得た。得られた共重合体エラ
ストマーの特性値は表1に示した。また、上述のポリマ
ーは必要に応じて繰り返し重合を行い、多量の試料を得
た。
マーを洗浄し、60℃で12時間減圧乾燥を行った。そ
の結果、1−ヘキセン含量が82重量%のエチレン/1
−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)を95g得
た。同様の手法により、種々のエチレン/α−オレフィ
ン共重合体エラストマーを得た。得られた共重合体エラ
ストマーの特性値は表1に示した。また、上述のポリマ
ーは必要に応じて繰り返し重合を行い、多量の試料を得
た。
【0066】
【表1】
【0067】実施例1 プロピレンホモポリマー(東ソーポリプロJ5100
A、東ソー( 株) 製、MFR=10g/10分)600
g、合成例1で得たエチレン/1−ヘキセン共重合体エ
ラストマ−(C1)120g、タルク(富士タルク社
製、LSM#300)80g、熱安定剤としてヒンダー
ドフェノール系安定剤(イルガノックス1010 チバ
・ガイギー社製)、リン系安定剤(イルガフォス168
チバ・ガイギー社製)をそれぞれ1000ppm、滑
剤としてステアリン酸カルシウム:5000ppmを添
加して、内容積1 lの二軸混練機(東測精密)を用い
て60rpmで200℃、10分間混練したのちストラ
ンドカットを行いペレットを得た。得られたペレットを
射出成形し、2mm厚みの平板状の試験片を得た。射出
成形は東芝IS−50Aにて、シリンダー温度を230
℃、金型温度を40℃に設定し行った。
A、東ソー( 株) 製、MFR=10g/10分)600
g、合成例1で得たエチレン/1−ヘキセン共重合体エ
ラストマ−(C1)120g、タルク(富士タルク社
製、LSM#300)80g、熱安定剤としてヒンダー
ドフェノール系安定剤(イルガノックス1010 チバ
・ガイギー社製)、リン系安定剤(イルガフォス168
チバ・ガイギー社製)をそれぞれ1000ppm、滑
剤としてステアリン酸カルシウム:5000ppmを添
加して、内容積1 lの二軸混練機(東測精密)を用い
て60rpmで200℃、10分間混練したのちストラ
ンドカットを行いペレットを得た。得られたペレットを
射出成形し、2mm厚みの平板状の試験片を得た。射出
成形は東芝IS−50Aにて、シリンダー温度を230
℃、金型温度を40℃に設定し行った。
【0068】この試験片を用い、衝撃白化試験、グロ
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表2に示した。
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表2に示した。
【0069】
【表2】
【0070】実施例2 プロピレンホモポリマーのかわりにインパクトポリプロ
ピレン樹脂(東ソーポリプロJ7090B、MFR:9
g/10分、230℃、2.16kg荷重)を用いた以
外は実施例1と同じ手法で試験片を得た。
ピレン樹脂(東ソーポリプロJ7090B、MFR:9
g/10分、230℃、2.16kg荷重)を用いた以
外は実施例1と同じ手法で試験片を得た。
【0071】この試験片を用い、衝撃白化試験、グロ
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表2に示した。
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表2に示した。
【0072】実施例3 エチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)
の代わりに、合成例2で得られたエチレン/1−ブテン
共重合体エラストマー(C2)を用いた以外は実施例1
と同様の方法で試験片を得た。
の代わりに、合成例2で得られたエチレン/1−ブテン
共重合体エラストマー(C2)を用いた以外は実施例1
と同様の方法で試験片を得た。
【0073】この試験片を用い、衝撃白化試験、グロ
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表2に示した。
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表2に示した。
【0074】実施例4〜実施例7 実施例1で用いたプロピレンホモポリマー、エチレン/
1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)、タルクを
表2に示した配合に従い実施例1と同様に試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表2に示した。
1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)、タルクを
表2に示した配合に従い実施例1と同様に試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表2に示した。
【0075】比較例1 エチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)
を用いない以外は実施例1と同様の方法で試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表3に示した。
を用いない以外は実施例1と同様の方法で試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表3に示した。
【0076】
【表3】
【0077】比較例2 タルクを用いない以外は実施例1と同様の方法で試験片
を得た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オ
ルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。そ
の結果を表3に示した。
を得た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オ
ルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。そ
の結果を表3に示した。
【0078】比較例3 エチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)
を用いない以外は実施例2と同様の方法で試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表3に示した。
を用いない以外は実施例2と同様の方法で試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表3に示した。
【0079】比較例4 エチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)
のかわりに、合成例1で得られた1−ヘキセン含量56
重量%のエチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー
(E1)を用いた以外は実施例1と同様の方法で試験片
を得た。
のかわりに、合成例1で得られた1−ヘキセン含量56
重量%のエチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー
(E1)を用いた以外は実施例1と同様の方法で試験片
を得た。
【0080】この試験片を用い、衝撃白化試験、グロ
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表3に示した。
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表3に示した。
【0081】比較例5 エチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)
のかわりに、合成例1で得られたプロピレン75重量%
のエチレン/プロピレン共重合体エラストマー(E2)
を用いた以外は実施例1と同様の方法で試験片を得た。
のかわりに、合成例1で得られたプロピレン75重量%
のエチレン/プロピレン共重合体エラストマー(E2)
を用いた以外は実施例1と同様の方法で試験片を得た。
【0082】この試験片を用い、衝撃白化試験、グロ
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表3に示した。
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表3に示した。
【0083】合成例2 (エチレン/1−ブテン共重合
体エラストマーの合成) 5 lのオートクレーブにトルエン500ml及び1−
ブテン 1000mlを加え40℃に昇温した。さら
に、全圧が4kg/cm2になるようにエチレンを導入
した。次に、別の反応容器にトルエン10ml、メチル
アルミノキサン3mmol、ジメチルシリルビス(2−
メチルインデニル)ジルコニウムジクロライド3μmo
lを加え、この混合溶液を20分間撹拌した後、オート
クレーブに導入し、重合を開始した。この重合は全圧を
4kg/cm2に保つようにエチレンを連続的に導入
し、40℃で30分間行った。
体エラストマーの合成) 5 lのオートクレーブにトルエン500ml及び1−
ブテン 1000mlを加え40℃に昇温した。さら
に、全圧が4kg/cm2になるようにエチレンを導入
した。次に、別の反応容器にトルエン10ml、メチル
アルミノキサン3mmol、ジメチルシリルビス(2−
メチルインデニル)ジルコニウムジクロライド3μmo
lを加え、この混合溶液を20分間撹拌した後、オート
クレーブに導入し、重合を開始した。この重合は全圧を
4kg/cm2に保つようにエチレンを連続的に導入
し、40℃で30分間行った。
【0084】重合終了後、多量のエタノールによりポリ
マーを洗浄し、60℃で12時間減圧乾燥を行った。そ
の結果、1−ブテン含量が96重量%のエチレン/1−
ブテン共重合体エラストマー(E3)を54g得た。本
操作を数回繰り返して試料とした。また、本エラストマ
ーの特性は表1に示した。
マーを洗浄し、60℃で12時間減圧乾燥を行った。そ
の結果、1−ブテン含量が96重量%のエチレン/1−
ブテン共重合体エラストマー(E3)を54g得た。本
操作を数回繰り返して試料とした。また、本エラストマ
ーの特性は表1に示した。
【0085】比較例6 エチレン/1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)
の代わりに、合成例2で得られたエチレン/1−ブテン
共重合体エラストマー(E3)を用いた以外は実施例1
と同様の方法で行い、試験片を得た。
の代わりに、合成例2で得られたエチレン/1−ブテン
共重合体エラストマー(E3)を用いた以外は実施例1
と同様の方法で行い、試験片を得た。
【0086】この試験片を用い、衝撃白化試験、グロ
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表3に示した。
ス、オルゼン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価し
た。その結果を表3に示した。
【0087】比較例7〜比較例9 実施例1で用いたプロピレンホモポリマー、エチレン/
1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)、タルクを
表3に示した配合に従い実施例1と同様に試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表3に示した。
1−ヘキセン共重合体エラストマー(C1)、タルクを
表3に示した配合に従い実施例1と同様に試験片を得
た。この試験片を用い、衝撃白化試験、グロス、オルゼ
ン曲げ弾性率、鉛筆硬度等を測定し、評価した。その結
果を表3に示した。
【0088】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のポリプロピ
レン系樹脂組成物は柔軟性、耐傷性、耐白化性、艶消し
性に優れたものとなり、自動車内装材に適した材料とな
る。
レン系樹脂組成物は柔軟性、耐傷性、耐白化性、艶消し
性に優れたものとなり、自動車内装材に適した材料とな
る。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂(A)、タルク
(B)及び下記に示す(a)〜(d)の特性を有するエ
チレン/α−オレフィン系共重合体エラストマー(C)
の重量比率割合が、(A)/((B)+(C))=70
/30〜99/1、(B)/(C)=10/90〜90
/10よりなるこを特徴とする自動車内装材用ポリプロ
ピレン系樹脂組成物。 (a)α−オレフィンの炭素数:4以上20以下 (b)α−オレフィンの含量:65重量%より大きく9
5重量%以下 (c)示差走査型熱量計による結晶融解ピーク:観測さ
れない (d)23℃における密度が0.880g/cm3未満
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20472296A JPH1045971A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20472296A JPH1045971A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1045971A true JPH1045971A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16495233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20472296A Pending JPH1045971A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1045971A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000053673A1 (en) * | 1999-03-10 | 2000-09-14 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Propylene resin composition and interior automotive member comprising the same |
| US6632541B2 (en) | 1998-02-10 | 2003-10-14 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Olefin-based copolymer composition |
| US10072139B2 (en) | 2012-09-19 | 2018-09-11 | Saudi Basic Industries Corporation | Process for the preparation of a composition comprising heterophasic propylene co-polymer and talc |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20472296A patent/JPH1045971A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6632541B2 (en) | 1998-02-10 | 2003-10-14 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Olefin-based copolymer composition |
| WO2000053673A1 (en) * | 1999-03-10 | 2000-09-14 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Propylene resin composition and interior automotive member comprising the same |
| US6867252B1 (en) | 1999-03-10 | 2005-03-15 | Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. | Propylene resin composition and interior automotive member comprising the same |
| US10072139B2 (en) | 2012-09-19 | 2018-09-11 | Saudi Basic Industries Corporation | Process for the preparation of a composition comprising heterophasic propylene co-polymer and talc |
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