JPH1046334A - スパッタ成膜装置 - Google Patents

スパッタ成膜装置

Info

Publication number
JPH1046334A
JPH1046334A JP9117492A JP11749297A JPH1046334A JP H1046334 A JPH1046334 A JP H1046334A JP 9117492 A JP9117492 A JP 9117492A JP 11749297 A JP11749297 A JP 11749297A JP H1046334 A JPH1046334 A JP H1046334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
swing
magnetron
substrate
magnetic circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9117492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoushiyoku Kin
京植 金
Daisuke Aonuma
大介 青沼
Tamio Yamada
民夫 山田
Yoshifumi Azehara
吉史 畦原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Anelva Corp
Original Assignee
Anelva Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anelva Corp filed Critical Anelva Corp
Priority to JP9117492A priority Critical patent/JPH1046334A/ja
Publication of JPH1046334A publication Critical patent/JPH1046334A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲット表面の全面をスパッタし、ターゲ
ット表面上のエロージョン領域の深さを一様化し、ター
ゲットの利用効率を向上させ、成膜された基板上の膜厚
分布と膜質分布とを改善する。 【解決手段】 真空容器11と、真空容器内を排気する排
気機構18と、ターゲット14を取り付けたマグネトロンカ
ソード12a,12b と、プロセスガスを導入するガス導入機
構19と、基板搬送機構と備える。ターゲット近傍では放
電が生成され、これによりターゲットがスパッタされ、
ターゲット表面に対向して通過する基板15上にスパッタ
成膜が行われる。マグネトロンカソードは、マグネトロ
ン磁気回路32を移動可能に備え、マグネトロン磁気回路
をターゲット表面に平行であって基板搬送方向に揺動す
る左右方向揺動部と、基板搬送方向に対して垂直な方向
に揺動する上下方向揺動部を含むマグネトロン揺動機構
33を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターゲットを取り
付けたマグネトロンカソードを備える真空装置内で当該
ターゲットに対向させて基板を搬送し、当該基板の表面
にスパッタ成膜を行うスパッタ成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スパッタ法を利用した従来の成膜装置で
は、成膜速度の大きいマグネトロンスパッタ法が主に用
いられてきた。そこで一例として、図16を参照して、
従来の両面成膜式のインライン型スパッタ成膜装置の代
表的な要部構成とその作用を説明する。
【0003】図16は、スパッタ成膜チャンバを形成す
る真空容器の要部縦断面図である。111は真空容器、
111aはその上壁部、111bは下壁部であり、上壁
部111aと下壁部111bの各々に、互いに対向する
位置で、マグネトロンカソード112a,112bが設
けられる。かかるスパッタ成膜チャンバ内に平行な位置
にある2枚の基板113が搬入され、図16中、右側か
ら左側への方向に搬送される。2枚の基板113は各々
トレイ114によって水平状態に維持されて搬送され
る。上側の基板113は、その上面をマグネトロンカソ
ード112aに設けたターゲット115でスパッタ処理
され、下側の基板113は、その下面をマグネトロンカ
ソード112bに設けたターゲット115でスパッタ処
理される。116は、真空容器111の中央部に配置さ
れたヒータである。
【0004】真空容器111の内部空間117は排気機
構(図示せず)によって10-5Pa台まで排気され、そ
の後、4本のガス導入管118によって当該内部空間1
17にプロセスガスが導入され、所定のプロセス圧力に
保持される。これらのガス導入管117の各々の周辺に
はシールド119が設けられ、プロセスガスは、4箇所
のガス噴出し部118aを通してシールド119内に一
旦流出し、4箇所の隙間110を通して真空容器111
内に導入される。
【0005】前述のマグネトロンカソード112a,1
12bは、それぞれ、カソードボデー120、マグネト
ロン磁気回路121、カソードボディー120に取付け
た上記のターゲット115、真空容器111の壁部とマ
グネトロンカソードを絶縁する絶縁物123、ターゲッ
トシールド124から構成される。図示しない電源から
マグネトロンカソード112a,112bのターゲット
ボディー120に電圧を印加すると、ターゲット115
と対応するトレイ114との間に放電が発生し、ターゲ
ット115がスパッタされ、各トレイ114上の基板1
13にターゲット物質が成膜される。スパッタ成膜が行
われる間、トレイ114と基板113は、上記ヒータ1
16によって加熱され、基板113の温度を所定温度に
保持されている。またスパッタ成膜中、トレイ114は
矢印125の方向に搬送される。
【0006】マグネトロンカソード112a,112b
に含まれるマグネトロン磁気回路121は、通常、図1
7に示すように、中央に位置するロッド状の中央磁石1
26(基板対向面がN極)と、その周囲に囲むように配
置される長方形の環形状を有する外周磁石127(基板
対向面がS極)と、これらの磁石を固定する長方形平板
のヨーク128とからなる。当該マグネトロン磁気回路
121から発生した磁場によって、図18に示すごと
く、ターゲット115上に、閉じた環状であってドーム
状の磁場129が作られる。その磁場129内では、タ
ーゲット115に印加された電圧に基づく電場と、マグ
ネトロン磁気回路121によってターゲット115上に
発生した磁場との相互作用により、ターゲット上に発生
した電子が当該ターゲット上で螺旋状の運動を行う。そ
の結果、真空容器111内のスパッタガス分子と電子と
の電離衝突回数が増大し、磁場129内に高密度プラズ
マ130が発生する。
【0007】図19はリング形態で生成される高密度プ
ラズマ130の平面図を示す。高密度プラズマ130中
の正イオンは、負電位であるターゲット115の表面に
衝突し、ターゲット表面からターゲット物質が飛び出す
ようにスパッタする。その結果、そのターゲット115
に対向して配置される基板113には、高密度プラズマ
130によってスパッタされたターゲット物質が堆積
し、所望の膜が高速に成膜される。インライン型スパッ
タ成膜装置で基板に成膜を行う場合、2枚の基板113
はそれぞれマグネトロンカソード112a,112bの
ターゲット115に平行に搬送され、当該基板が、対応
するターゲット115に対向した状態で通過する際に基
板上に成膜が行われる。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】前述した従来のスパ
ッタ成膜装置では、マグネトロン磁気回路112a,1
12bは固定され、静止した状態であるので、ターゲッ
ト115上では、ドーム状磁場129内の高密度プラズ
マが存在するレーストラック部分のみがスパッタで深く
削られ、それ以外の部分はほとんどスパッタされない。
従って従来のスパッタ成膜装置ではターゲットが利用効
率が低くなるという問題が存在した。
【0009】図20と図21は前述の従来のスパッタ成
膜装置によるターゲット115のエロージョン形状を示
し、図20はターゲットの短辺方向に切った縦断面図、
図21は図20中のA−A線で切った縦断面図である。
これらの図に示されるように、ターゲット115は、そ
のレーストラック上の部分のみがエロード(食刻)され
る。ターゲット115の利用効率を向上させるために
は、幅を小さくしたマグネトロン磁気回路121を基板
搬送方向125に揺動すればよい。この場合、ターゲッ
ト中央部では、基板搬送方向と同方向の揺動によって高
密度プラズマ130が揺動するので、ターゲットのほぼ
全面がエロードされる。しかし、マグネトロン磁気回路
121における基板搬送方向125に平行な両端部分が
常に同じ線上を揺動するため、ターゲット中央部よりさ
らに深くエロードされることになる。そのため、ターゲ
ット両端部は中央部よりも深くなり、ターゲット115
の寿命は、ターゲットにおける基板搬送方向に平行な両
端部分のエロード速度によって決まる。換言すると、基
板搬送方向に平行な両端部分は、ターゲット中央部より
先にターゲット底面までエロードされる。従って、ター
ゲット中央部の全面エロージョンに拘らず、ターゲット
利用効率は大きくは向上しない。
【0010】またマグネトロン磁気回路121の上記揺
動では、基板搬送速度と揺動速度が同程度以下では、そ
の揺動の往復の際の基板113とマグネトロン磁気回路
121との相対速度が基板進行方向と逆の方向では大き
く異なるため、基板上搬送方向に膜厚分布が発生する。
この基板内膜厚分布を一様にするには、基板113とマ
グネトロン磁気回路121との相対速度の変化に対応さ
せ、電力を変化させて基板内均一性を改善する方法が考
えられるが、その相対速度の変化に対応して電力等を制
御する必要があり、その制御系が複雑となるという問題
が生じる。
【0011】さらに、リアクティブスパッタの場合に
は、不活性ガスの他にリアクティブガスを用いる。電力
を変化させた場合には、ターゲット上からのスパッタ粒
子量が異なる。従って、基板に成膜される膜の膜質を成
膜中一定にするためには、そのリアクテイブガスを電力
に合わせて最適流量に制御する必要がある。例えばIn
−Sn−O系透明導電膜等の酸化膜の成膜では、プロセ
スガスとしてArガスとO2 ガスの混合ガスを用いる。
この場合、電力が変化した場合には、膜質を一定にする
ために酸素ガス流量を適量の流量に制御する必要があ
る。従って、一般にリアクティブスパッタの場合には反
応性ガスを用いるため、制御がさらに複雑になる。
【0012】上記のごとく、静止固定したマグネトロン
磁気回路121を用いた場合には、プラズマが局所的に
発生してスパッタされるためターゲット利用効率が低
い。また基板搬送方向と同方向にマグネトロン磁気回路
を揺動させた場合には、マグネトロン磁気回路の基板搬
送方向に平行な両端部で深くエロードされるため、ター
ゲット利用効率の増加に限界がある。
【0013】前述の従来のスパッタ成膜装置はインライ
ン型のものを説明したが、同様な問題はバッチ型または
枚葉型のマグネトロンスパッタ成膜装置でも起き得る。
【0014】本発明の目的は、上記課題を解決すること
にあり、ターゲットの表面を全面的にスパッタし、ター
ゲット表面上のエロージョン領域の深さを一様化し、タ
ーゲットの利用効率を向上させ、さらに成膜された基板
上の膜厚分布と膜質分布を改善したスパッタ成膜装置を
提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスパッタ成
膜装置は、上記目的を達成するために、次のように構成
される。
【0016】第1のスパッタ成膜装置(請求項1に対
応)は、基本的構成として、スパッタ成膜チャンバを形
成する真空容器と、当該真空容器内を真空排気する排気
機構と、真空容器の内部に臨むターゲットを取り付けた
マグネトロンカソードと、真空容器内にプロセスガスを
導入するガス導入機構と、真空容器内で基板を搬送する
基板搬送機構を備える。真空容器内のターゲットの近傍
の空間では投入された電力に基づき放電が生成され、こ
れによりマグネトロンカソードのターゲットがスパッタ
され、ターゲットの表面に対向して通過する基板の上に
スパッタ成膜が行われる。さらにマグネトロンカソード
は、ターゲットの背面側に磁石からなるマグネトロン磁
気回路を移動可能な状態で備え、このマグネトロン磁気
回路をターゲットの表面に平行であって基板搬送方向に
揺動する第1揺動機構(左右方向揺動部)と、マグネト
ロン磁気回路をターゲットの表面に平行であって基板搬
送方向に対して垂直な方向に揺動する第2揺動機構(上
下方向揺動部)を備える。
【0017】上記第1の本発明では、第1揺動機構と第
2揺動機構を設けマグネトロン磁気回路を基板搬送方向
およびこれに垂直な方向に揺動自在にすることによっ
て、ターゲットにおいて、マグネトロン磁気回路の中央
部に対応する部分のみならず、マグネトロン磁気回路の
基板搬送方向に平行な両端部分(外周磁石の短辺部)に
対応するターゲット部分のエロージョンの深さも、ター
ゲット中央部と同等またはそれ以下になるため、ターゲ
ットの全面を均一にエロードできる。従って、ターゲッ
ト利用効率を著しく向上できる。
【0018】第2のスパッタ成膜装置(請求項2に対
応)は、第1の発明において、好ましくは、第1揺動機
構による揺動動作と第2揺動機構による揺動動作のうち
少なくとも一方が正弦関数的な揺動特性を持つように構
成される。
【0019】第3のスパッタ成膜装置(請求項3に対
応)は、第1の発明において、第1揺動機構による揺動
動作と第2揺動機構による揺動動作のうち少なくとも一
方は両端の近傍を除き等速の揺動特性を持つように構成
される。
【0020】第4のスパッタ成膜装置(請求項4に対
応)は、上記の各発明において、好ましくは、第1揺動
機構による揺動動作と第2揺動機構による揺動動作の各
位相を任意に制御する手段を有することを特徴とする。
ターゲットの利用効率は、揺動の位相によって影響され
るため、位相の制御を行うことによって利用効率向上の
最適化が可能となる。
【0021】第5のスパッタ成膜装置(請求項5に対
応)は、上記の各発明において、好ましくは、第1揺動
機構による揺動動作の周期を第2揺動機構による揺動動
作の周期の4倍以上であることを特徴とする。基板搬送
方向に平行な揺動動作の揺動周期を垂直方向の揺動動作
の揺動周期の4倍以上にすることによって、基板搬送方
向に垂直な方向におけるターゲット両端部分がより広く
エロードでき、ターゲット利用効率をさらに向上でき
る。
【0022】第6のスパッタ成膜装置(請求項6に対
応)は、上記の各発明において、揺動動作で、ターゲッ
トを基板のある1点が通過する時間の間に、複数周期の
基板搬送方向の揺動をなすことを特徴とする。基板の或
る1点が搬送時に通過する時間に複数周期の基板搬送方
向の揺動を行うために基板のあらゆる点において均一成
膜を行える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0024】図1は本発明に係るスパッタ成膜装置の代
表的実施形態の例としてインライン型スパッタ成膜装置
を示し、その要部を示した縦断面図である。基本的構成
の部分は、図16で説明した従来装置の構成と実質的に
同じである。本発明に係るスパッタ成膜装置は、インラ
イン型には限定されず、バッチ型あるいは枚葉型のもの
であってもかまわない。またこの実施形態では、スパッ
タ成膜チャンバに平行に配列された2枚の基板を導入し
て、両面成膜形式のスパッタ成膜装置を示しているが、
本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】まず、基本的な構成を説明する。図1で
は、スパッタ成膜チャンバを形成する真空容器11の上
壁部11aと下壁部11bであって、マグネトロンカソ
ード12a,12bが設けられる部分が示される。上壁
部11aと下壁部11bの各々に、互いに対向する位置
で、マグネトロンカソード12a,12bが配置され
る。マグネトロンカソード12a,12bには、真空容
器11の内部空間13に臨む状態で、ターゲット14が
取り付けられる。かかるスパッタ成膜チャンバで、2枚
の基板15が、図1中右側から左側に向かって搬送され
る。2枚の基板15の各々は対応するトレイ16によっ
て水平状態に保持されて搬送され、上側の基板はマグネ
トロンカソード12aに設けたターゲット14でスパッ
タ処理され、下側の基板はマグネトロンカソード12b
に設けたターゲット14でスパッタ処理される。基板1
5とトレイ16は、図示しないトレイ搬送機構によって
搬送される。2枚のトレイ16は平行状態でセットとし
て搬送される。スパッタ成膜中、基板15は、真空容器
11内の中央位置に配置されたヒータ17によって所定
温度に保持される。また真空容器11の内部は、2台の
排気機構18によって好ましくは10-5Pa台まで排気
され、その後、例えば4本のガス導入管19によって内
部空間13にプロセスガスが導入され、所定のプロセス
圧力に保持される。20はガス噴出し部、21はガス導
入管の周辺に設けられたシールド、21aはシールド2
1からプロセスガスを流出させるための隙間、22はメ
インバルブ、23は基板搬送方向である。
【0026】次に、本実施形態の特徴的な構成を説明す
る。マグネトロンカソード12a,12bは、真空シー
ルの機能を兼ね備えたカソードボディー31と、ターゲ
ット14の背面側に位置して、ターゲットの表面に平行
であって基板搬送方向およびこの方向に垂直な方向に揺
動可能に設けられたマグネトロン磁気回路32と、この
マグネトロン磁気回路32を揺動させるマグネトロンカ
ソード揺動機構33と、真空容器の壁部とマグネトロン
カソードを絶縁する絶縁物34と、ターゲットシールド
35とから構成される。本実施形態では、マグネトロン
磁気回路32が、マグネトロンカソード揺動機構33に
よって、ターゲットの表面に平行であって基板搬送方向
およびこの方向に垂直な方向に揺動自在に設けられる点
に特徴がある。上記ターゲット14は、カソードボディ
ー31の内部空間13の表面に、真空容器11の内部空
間に臨むようにして取り付けられている。なお、2つの
マグネトロンカソード12a,12bは同じ構造を有し
ているが、図1では、マグネトロン磁気回路32の揺動
方向を示すため、上側のマグネトロンカソード12aに
おけるマグネトロン揺動機構33の図示を省略してい
る。
【0027】マグネトロン磁気回路32は、中央磁石3
2aと外周磁石32bとヨーク32cとからなる。この
構造は従来のマグネトロン磁気回路と同じである。中央
磁石32aのターゲット側表面はN極、外周磁石32b
のターゲット側表面はS極となっている。マグネトロン
磁気回路32における中央磁石32aと外周磁石32b
の各々のターゲット側表面はターゲット14の表面に対
して平行になっている。このマグネトロン磁気回路32
によって、ターゲット14の表面上に、閉じた環状であ
ってドーム状の磁場が作られる。この磁場とターゲット
14に印加される電圧による電場との相互作用により、
当該磁場内で電子が螺旋状の運動を行う。その結果、真
空容器11内のスパッタガス分子と電子との電離衝突回
数が増大し、磁場内に高密度プラズマが発生する。
【0028】カソードボディー31に対して電源(図示
せず)から電圧が印加されると、ターゲット14と対応
するトレイ16との間に放電が発生する。その結果、タ
ーゲット14が高密度プラズマによってスパッタされ、
各トレイ16上の基板15にターゲット物質が成膜され
る。スパッタ成膜が行われる間、トレイ16と基板15
はヒータ17によって加熱され、基板15は所定温度に
保持される。
【0029】上記スパッタ成膜装置の基本的な動作およ
び当該動作に関連する構成を説明する。メインバルブ2
2を開き排気機構18で真空容器11の内部空間13を
真空に排気した後に、ヒータ17をオン状態にする。ヒ
ータ17の内部には、図示しない熱電対が取付けられ、
この熱電対でヒータ17の温度を測定し、図示しない温
度制御部で所定の温度になるようにヒータへの供給電力
を制御している。また真空容器11の内部空間13に、
図示しない周知のトレイ搬送機構すなわち基板搬送機構
によって、複数セットのトレイ16の各々に固定された
基板15を連続的に搬送する。
【0030】次にガス導入機構(図示せず)から所定の
プロセスガスが供給される。当該プロセスガスはガス導
入管19によって導入され、これにより真空容器11の
内部空間13を所定のガス圧力にする。プロセスガスと
しては、金属膜の成膜では通常Ar等の不活性ガスを用
い、酸化物の成膜では不活性ガスと酸素ガスを用い、窒
化物の成膜では不活性ガスに窒素ガスを添加したものを
用いる。プロセスガスは、一旦ガス導入管19からシー
ルド21内に噴出され、その後にガス噴出し口20から
ターゲット14の表面に向かって噴出される。さらにそ
の後、マグネトロン揺動機構33を所要の動作態様で動
作させると共に、図示しない電源からカソードボディー
31に電力を供給する。カソードボディー31は金属材
で作られ、ターゲット14を固定する。カソードボディ
ー31は図示されない金属製バッキングプレートと電気
的に接続されている。ターゲット14上には、電離プラ
ズマが発生する。なおターゲット14の材料が絶縁物の
場合には、カソードボディー31にRF電力を供給す
る。基板15を連続搬送し、プラズマ中の正イオンがタ
ーゲット14の表面をスパッタすることによって基板1
5上に連続的に成膜が行われる。
【0031】次に、マグネトロン揺動機構33の詳細な
構成と、それによるマグネトロン磁気回路32の動作を
説明する。マグネトロン磁気回路32の動作は、基板搬
送方向23と平行な方向(図2中では左右方向という)
の揺動動作41と、基板搬送方向23に垂直な方向(図
2中では上下方向という)の揺動動作42とが合成され
たものである。
【0032】図1に示されるように、マグネトロン揺動
機構33は、揺動動作42を生じさせるモータ43と、
揺動動作41を生じさせるモータ44と、位相制御部4
5と、揺動周波数制御部46を備える。なお図1に示し
たモータ43,44の配置構成は厳密に正確なものでは
なく、後述される具体例で代表的な構成例が明らかにさ
れる。マグネトロン揺動機構33とマグネトロン磁気回
路32は連結部47によって結合される。位相制御部4
5は、マグネトロン磁気回路32の揺動動作における位
相を最適な位相に調整・制御するためのものである。位
相制御部45によれば、例えば、左右方向の動揺動作4
1の揺動周期が上下方向の動揺動作42の揺動周期の4
倍の場合に0ラジアン(rad) または1/4πラジアン(r
ad) の整数倍の位相差を設定すれば、最大の利用効率を
得ることができる。また揺動周波数制御部46は揺動動
作41,42の周波数を制御するためのものである。
【0033】図2は、図1中上側のマグネトロン磁気回
路32の揺動動作をターゲット14の側から見た図であ
る。図2で48はカソードボディー31の背面側に形成
された、マグネトロン磁気回路32を収容するための凹
所の領域を示す。マグネトロン磁気回路32は、凹所4
8内において、基板搬送方向23と平行な方向の揺動動
作41を行い、同時に基板搬送方向23に垂直な方向の
揺動動作42を行う。マグネトロン磁気回路32の揺動
は、2つの揺動動作41,42が合成されたものであ
る。図2中、実線で示したものが揺動中左下側に位置す
るマグネトロン磁気回路32を示し、破線で示したもの
が揺動中右上側に位置するマグネトロン磁気回路32を
示す。マグネトロン磁気回路32が基板搬送方向23に
対して平行方向(左右方向)と垂直方向(上下方向)に
連続的に揺動することによって、ターゲット14の表面
の全面が均一にエロードされることになる。
【0034】図3に、マグネトロン磁気回路32を揺動
可能にする揺動機構を備えたマグネトロンカソードの具
体例を示し、マグネトロン揺動機構33の一例を示す。
このマグネトロンカソード120は真空容器11の上壁
部11aに設けられるものである。図3において図1と
実質的に同一の要素には同一の符号を付している。図3
で、図1中のターゲット14に相当する部分はターゲッ
ト材51とバッキングプレート52である。53はカソ
ードボディーである。カソードボディー53は絶縁物3
4を介して上壁部11aに固定される。カソードボディ
ー53の背面側には架台54が取り付けられる。当該架
台54には上下方向揺動部55と左右方向揺動部56が
固定され、さらにモータ57が取り付けられる。左右方
向揺動部56の下側に連結部47を介してマグネトロン
磁気回路32が取り付けられる。上下方向揺動部55は
モータ57の動力に基づきマグネトロン磁気回路32を
上下方向42に揺動させる機構を内蔵し、左右方向揺動
部56は同じくモータ57の動力に基づきマグネトロン
磁気回路32を左右方向41に揺動させる機構を内蔵す
る。図1のマグネトロン揺動機構33は上下方向揺動部
55と左右方向揺動部56からなる。上下方向揺動部5
5と左右方向揺動部56のより具体的な構成例は後述さ
れる。真空容器11とカソードボディー53は絶縁体3
4によって電気的に絶縁されている。
【0035】次に図4と図5Aと図5Bを参照してマグ
ネトロン揺動機構33(図3中の上下方向揺動部55と
左右方向揺動部56を含む機構)を実現するための基本
的機構の一例と、これを組合せて構成される具体的構成
例を説明する。図4は基本的構成の一例、図5Aおよび
図5Bは具体的構成例を示す。図4〜図5Bにおいて、
前述した要素と実質的に同一の要素には同一の符号を付
している。
【0036】図4は時間経過に伴って正弦関数の特性に
て揺動させる機構を示し、マグネトロン磁気回路32の
背面側から見た図である。マグネトロン磁気回路32は
矢印61の方向のみに揺動する。この揺動動作は、モー
タ43(またはモータ44)の回転に伴いアーム62が
回転することにより生じる。63と64はアーム62の
両端の回転軸で、アーム62を自由に回転させるための
回転軸である。回転軸63はモータ43の回転駆動軸に
結合され、回転軸64は、マグネトロン磁気回路32の
背面に固定ネジ66で固定された固定台座65のスライ
ダ68にて矢印67に示すごとく自由にスライドでき
る。また固定台座65は、固定された平行なスライダを
兼ねるガイド部材69,70によって矢印67の方向の
運動を制限される。従ってマグネトロン磁気回路32は
矢印67の方向に自由に移動できない。このようにマグ
ネトロン磁気回路32の揺動は矢印61の方向に限定さ
れる。すなわち、アーム62が回転軸63を原点として
回転する場合、他端の回転軸64の運動は等速円運動を
行うが、回転軸64に設けたスライダ68は矢印67の
方向に自由に動くが、マグネトロン磁気回路32の動き
はスライダを兼ねたガイド部材69,70で拘束され、
同方向に動かないので、マグネトロン磁気回路32の揺
動は矢印61の方向のみに限定される。従って、マグネ
トロン磁気回路32は矢印61の方向に正弦状の速度分
布を有する揺動動作を行う。図4に示した機構を利用し
て例えば図1または図3に示したマグネトロン揺動機構
が作られる。上記矢印61によって示される方向は左右
方向の揺動動作41に対応し、上記機構を利用して左右
方向揺動部56が作られる。
【0037】図5Aに示した機構では、架台54におい
て、左右方向揺動用のモータ57aと、上下方向揺動用
のモータ57bと、左右方向揺動部56および上下方向
揺動部55とが設けられる。架台54の下側縁部は、前
述したカソードボディー53における対向する縁部に固
定される。図5Aに示した機構は、第1スライダ10
0、第2スライダ200、第3スライダ300、第4ス
ライダ400の4箇所のスライダ構造部分を含む。スラ
イダ100〜400の各々は、互いに類似した構造を有
し、例えば図5A中のB−B線断面としてスライダ40
0の断面構造を示した図5Bで明らかなように、スライ
ダ凸部501とスライダ凹部502が嵌合した関係にあ
り、かつ両者の間にボールベアリング503が設けら
れ、スライダ凸部501とスライダ凹部502が相対的
に滑らかに摺動する構造を有する。
【0038】具体的に説明すると、左右方向揺動部56
は、アーム71aと第1スライダ100と第2スライダ
200とからなる。第1スライダ100は、スライダ凹
部72とスライダ凸部73aと図示しないボールベアリ
ングからなる。第2スライダ200は、スライダ凸部7
3cとスライダ凹部73と図示しないボールベアリング
とからなる。第2スライダ200の上側はモータ57b
に取り付けられている。アーム71aの一端はモータ5
7aの回転駆動軸57a−1に連結され、モータ57a
が回転動作すると、アーム71aと連結棒74aを介し
て動力が伝えられ、第1スライダ100と第2スライダ
200の各々の係合関係によって第2スライダ200の
スライダ凹部73が左右方向41に揺動する。なお、第
2スライダ200のスライダ凸部73cは、架台54に
固定され、機能的には図4に示したスライダを兼ねたガ
イド部材69,70に相当する。
【0039】また上下方向揺動部55は、アーム71b
と第3スライダ300と第4スライダ400とからな
る。アーム71bの一端はモータ57bの回転駆動軸5
7b−1に連結される。第3スライダ300は、スライ
ダ凸部73bとスライダ凹部75aと図示しないボール
ベアリングとからなる。スライダ凸部73bは、図4で
説明したスライダを兼ねたガイド部材に相当する。第4
スライダ400も、図5Bに示したように、スライダ凸
部とスライダ凹部と図示しないボールベアリングとから
なる。上記スライダ凹部75aは部材75cの上部に固
定され、第4スライダ400のスライダ凸部501は部
材75cの下部に固定される。また第4スライダ400
のスライダ凹部502は連結部74cによってアーム7
1bの他端に連結される。マグネトロン磁気回路32
は、固定台座76と揺動連結部75bを介して部材75
cに結合される。かかる構造において、モータ57bが
回転動作すると、第3スライダ300と第4スライダ4
00の各々の係合関係によって、揺動連結部75bは上
下方向42に揺動する。
【0040】上記の構成によれば、上記左右方向41の
揺動動作と上記上下方向42の揺動動作との組合せに基
づいて、揺動連結部75bは左右上下の揺動動作を行
い、当該揺動連結部75bに連結された固定台座76お
よびマグネトロン磁気回路32も左右上下の揺動動作を
行う。
【0041】図6は、他の基本的構成であって等速直線
往復運動を行う機構を示し、図4と同じくマグネトロン
磁気回路32の背面側を見た図である。モータ43(ま
たはモータ44)の回転運動をギアボックス77を介し
て揺動連結部78を直線運動させる。この場合、軸78
aは回転せず、マグネトロン磁気回路32は固定台座7
9を介して揺動連結部78と連結される。モータ43の
正回転、逆回転に従って、揺動連結部78の長手方向の
揺動と共に直線状に等速で揺動する。
【0042】図6に示した基本構成についても、図4に
示した基本構成の場合と同様に、これを組合せて利用す
ることにより、図3や図5に示したマグネトロン揺動機
構を構成することが可能である。
【0043】図7と図8は、左右方向の揺動動作におい
て、モータ回転に伴う揺動位置の経時変化を示す図であ
る。
【0044】また図9と図10は、例えば左右方向の揺
動動作においてモータが1回転した場合(回転角2πra
d )の上下方向42の揺動動作におけるモータの回転角
依存性を示す。すなわち、左右方向の揺動動作をさせる
モータが1回転し、その1回転を行う時間内に上下方向
の揺動動作をさせるモータが4回転していることを示
す。図7と図8で「規格化した位置」とは最大揺動振幅
/2で各揺動点の位置を除算した値である。
【0045】図11は左右方向41に揺動させるモータ
の回転角位相が0ラジアンの場合と1/4πラジアンの
場合のマグネット磁気回路32の揺動軌跡を示す。この
場合には、交差する数点を除き、左右方向の揺動軌跡が
1往復する間に、マグネトロン磁気回路32の揺動軌跡
が一致しない。そのため、プラズマの揺動軌跡が一致せ
ず、ターゲット利用効率が高くなる。一方、左右方向4
1に揺動させるモータの回転角位相が1/8πラジアン
の場合には、図12に示すごとく、マグネトロン磁気回
路32の揺動軌跡が往復時に一致してしまうため、ター
ゲット利用効率は低くなる。
【0046】図13A〜図13Cは、マグネトロン磁気
回路の幅を90mmとし左右方向41(Y方向)の揺動
のストロークを120mmとした場合に、上下方向42
(X方向)の揺動の振幅を0〜40mmまで変化させた
場合のターゲット利用効率のシミュレーション結果であ
り、エロージョンの深さ(図中深さ方向)の分布を示
す。またマグネット磁気回路のサイズは90mm×65
2mm×35mmとし、磁場強度はターゲット表面で約
1300Gとし、上下方向の揺動のモータ回転の位相角
は0ラジアンとした。この結果、図13Aでは上下方向
の揺動幅が0mmであり、利用率は37%となる。図1
3Bでは上下方向の揺動幅が20mmであり、利用率は
43%となる。図13Cでは上下方向の揺動幅が40m
mであり、利用率は46%となる。上記シミュレーショ
ン結果から、上下方向42の揺動に関し、振幅が大きく
なるほどターゲットの利用効率は向上することがわか
る。
【0047】図14A〜図14Dは、同じくマグネトロ
ン磁気回路の幅を90mmとし上下方向42(X方向)
の揺動のストロークを40mmとした場合に、左右方向
41(Y方向)の揺動の振幅を0〜120mmまで変化
させた場合のターゲット利用効率のシミュレーション結
果であり、エロージョンの深さ(図中深さ方向)の分布
を示す。またマグネット磁気回路のサイズは90mm×
652mm×35mmとし、磁場強度はターゲット表面
で約1300Gとし、上下方向の揺動のモータ回転の位
相角は0ラジアンとした。この結果、図14Aでは水平
方向の揺動幅が0mmであり、利用率は12%となる。
図14Bでは水平方向の揺動幅が80mmであり、利用
率は28%となる。図14Cでは水平方向の揺動幅が1
00mmであり、利用率は39%となる。図14Dでは
水平方向の揺動幅が120mmであり、利用率は46%
となる。上記シミュレーション結果から、左右方向41
の揺動に関し、振幅が大きくなるほどターゲットの利用
効率は向上することがわかる。
【0048】また、図15はターゲット利用効率の位相
差依存性のシミュレーション結果を示す。このシミュレ
ーションにおいて、マグネトロン磁気回路32の幅は9
0mm、X方向のストロークは40mm、Y方向のスト
ロークは120mmである。このシミュレーション結果
から、位相差が、左右方向の揺動周期が上下方向の揺動
周期の4倍である場合、ターゲット利用効率は位相差0
ラジアンか1/4πラジアンの整数倍でターゲット利用
効率が最大となることがわかる。
【0049】また他の観点から述べると、本発明による
スパッタ成膜装置では、マグネトロン磁気回路の揺動動
作に関して、ターゲットを基板の或る1点が通過する時
間の間に、基板搬送方向の揺動動作を行う揺動機構によ
る当該揺動動作が複数周期の揺動をなすことが望まし
い。基板の或る1点が搬送時に通過する時間の間に複数
周期の基板搬送方向の揺動を行えば、基板のあらゆる点
において均一成膜を行うことができる。
【0050】なお本発明によるスパッタ性膜装置の揺動
機構は前述したものに限定されるものではない。また、
例えばモータとしてパルスモータ等を使用してもよい。
また本発明では、ターゲットシールドの形状、ガス噴出
し位置、ガス噴き出し方法を前述したものに限定されな
い。
【0051】スパッタ成膜装置がインライン型、バッチ
型、枚葉型のいずれであっても、前述の実施形態ではマ
グネトロン磁気回路は1つであったが、マグネトロン磁
気回路の数は、使用されるターゲットのサイズあるいは
当該磁気回路の幅の大きさに応じて任意に決定される。
またマグネトロンカソードの配設個数も、必要に応じて
任意に選択される。枚葉型の場合には、通常、基板が静
止しており、その場合には、マグネトロン磁気回路の揺
動周期を成膜時間に較べて十分に短くするか、成膜中
に、当該マグネトロン磁気回路を整数周期、揺動すれば
よい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、マグネトロンカソードを利用してなるスパッタ成
膜装置において、ターゲットの裏側に配置されるマグネ
トロン磁気回路を基板搬送方向に対して平行な方向およ
び垂直な方向に揺動できるように構成したため、当該タ
ーゲットの利用効率を向上できると共に、スパッタ成膜
した基板上の薄膜の膜厚分布と膜質分布を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスパッタ成膜装置の要部の縦断面
図である。
【図2】マグネトロン磁気回路の揺動状態を示す図であ
る。
【図3】マグネトロン揺動機構の一例を示す縦断面図で
ある。
【図4】マグネトロン揺動機構を構成するための基本的
構成を示す平面図である。
【図5A】図4に示された基本的構成を組合わせてなる
マグネトロン揺動機構の具体例を示す縦断面図である。
【図5B】図5A中のB−B線断面図である。
【図6】マグネトロン揺動機構を構成するための他の基
本的構成を示す平面図である。
【図7】上下方向の揺動動作におけるモータ回転角依存
性を示す特性図である。
【図8】上下方向の揺動動作におけるモータ回転角依存
性を示す特性図である
【図9】モータ回転に伴う揺動位置の経時変化を示す特
性図である。
【図10】モータ回転に伴う揺動位置の経時変化を示す
特性図である。
【図11】上下方向に揺動させるモータの回転角位相が
0ラジアンの場合と1/4πラジアンの場合のマグネッ
ト磁気回路の揺動軌跡を示す図である。
【図12】上下方向に揺動させるモータの回転角位相が
1/8ラジアンの場合のマグネット磁気回路の揺動軌跡
を示す図である。
【図13A】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
左右方向(Y方向)の揺動のストロークを120mmと
した場合に、上下方向(X方向)の揺動の振幅を0mm
としたときのターゲット利用効率のシミュレーションを
示す図である。
【図13B】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
左右方向(Y方向)の揺動のストロークを120mmと
した場合に、上下方向(X方向)の揺動の振幅を20m
mとしたときのターゲット利用効率のシミュレーション
を示す図である。
【図13C】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
左右方向(Y方向)の揺動のストロークを120mmと
した場合に、上下方向(X方向)の揺動の振幅を40m
mとしたときのターゲット利用効率のシミュレーション
を示す図である。
【図14A】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
上下方向(X方向)の揺動のストロークを40mmとし
た場合に、左右方向(Y方向)の揺動の振幅を0mmと
したときのターゲット利用効率のシミュレーション結果
を示す図である。
【図14B】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
上下方向(X方向)の揺動のストロークを40mmとし
た場合に、左右方向41(Y方向)の揺動の振幅を80
mmとしたときのターゲット利用効率のシミュレーショ
ン結果を示す図である。
【図14C】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
上下方向(X方向)の揺動のストロークを40mmとし
た場合に、左右方向41(Y方向)の揺動の振幅を10
0mmとしたときのターゲット利用効率のシミュレーシ
ョン結果を示す図である。
【図14D】マグネトロン磁気回路の幅を90mmとし
上下方向(X方向)の揺動のストロークを40mmとし
た場合に、左右方向41(Y方向)の揺動の振幅を12
0mmとしたときのターゲット利用効率のシミュレーシ
ョン結果を示す図である。
【図15】ターゲットの利用効率の位相差依存特性を示
す特性図である。
【図16】従来のインライン型スパッタ成膜装置の要部
構成を示す縦断面図である。
【図17】マグネトロン磁気回路の正面図である。
【図18】ターゲット上の磁力線と高密度プラズマの発
生状態を示す図である。
【図19】ターゲット上の高密度プラズマの発生状態を
示す平面図である。
【図20】ターゲットのエロージョン状態を示す断面図
である
【図21】図20におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
11 真空容器 12a,12b マグネトロンカソード 14 ターゲット 15 基板 16 トレイ 32 マグネトロン磁気回路 33 マグネトロン揺動機構 55 上下方向揺動部 56 左右方向揺動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畦原 吉史 東京都府中市四谷5丁目8番1号 アネル バ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタ成膜チャンバを形成する真空容
    器と、この真空容器の内部を真空排気する排気機構と、
    前記真空容器の内部に臨むターゲットを取り付けたマグ
    ネトロンカソードと、前記真空容器内にプロセスガスを
    導入するガス導入機構と、前記真空容器の内部に基板を
    搬送する基板搬送機構を備え、前記マグネトロンカソー
    ドのターゲットを放電でスパッタし、前記ターゲットの
    表面に対向する前記基板の上にスパッタ成膜を行うスパ
    ッタ成膜装置において、 前記マグネトロンカソードは、前記ターゲットの背面側
    に位置するマグネトロン磁気回路と、前記マグネトロン
    磁気回路を前記ターゲットの表面に平行であって基板搬
    送方向に揺動する第1揺動機構と、前記マグネトロン磁
    気回路を前記ターゲットの表面に平行であって基板搬送
    方向に対して垂直な方向に揺動する第2揺動機構を備え
    ることを特徴としたスパッタ成膜装置。
  2. 【請求項2】 前記第1揺動機構による揺動動作と前記
    第2揺動機構による揺動動作のうち少なくとも一方は正
    弦関数の揺動特性を持つことを特徴とする請求項1記載
    のスパッタ成膜装置。
  3. 【請求項3】 前記第1揺動機構による揺動動作と前記
    第2揺動機構による揺動動作のうち少なくとも一方は両
    端の近傍を除き等速の揺動特性を持つことを特徴とする
    請求項1記載のスパッタ成膜装置。
  4. 【請求項4】 前記第1揺動機構による揺動動作と前記
    第2揺動機構による揺動動作の各位相を任意に制御する
    手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のスパッタ成膜装置。
  5. 【請求項5】 前記第1揺動機構による揺動動作の周期
    が前記第2揺動機構による揺動動作の周期の4倍以上で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記
    載のスパッタ成膜装置。
  6. 【請求項6】 前記ターゲットを前記基板の或る1点が
    通過する時間の間に、前記第1揺動機構は基板搬送方向
    に複数周期の揺動動作を行うことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載のスパッタ成膜装置。
JP9117492A 1996-04-24 1997-04-21 スパッタ成膜装置 Pending JPH1046334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9117492A JPH1046334A (ja) 1996-04-24 1997-04-21 スパッタ成膜装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12792396 1996-04-24
JP8-127923 1996-04-24
JP9117492A JPH1046334A (ja) 1996-04-24 1997-04-21 スパッタ成膜装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1046334A true JPH1046334A (ja) 1998-02-17

Family

ID=26455589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9117492A Pending JPH1046334A (ja) 1996-04-24 1997-04-21 スパッタ成膜装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1046334A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005232593A (ja) * 2004-01-07 2005-09-02 Applied Materials Inc フラットパネルスパッタリングの二次元マグネトロン走査
JP2006503181A (ja) * 2002-10-15 2006-01-26 ユナキス・バルツェルス・アクチェンゲゼルシャフト マグネトロンスパッタ成膜基板の製造方法およびその装置
JP2008524435A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 オー・ツェー・エリコン・バルザース・アクチェンゲゼルシャフト マグネトロンスパッタリング装置
WO2008149891A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Canon Anelva Corporation 成膜装置
JP2009046730A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Ulvac Japan Ltd 成膜方法
JP2009144234A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Ulvac Japan Ltd 成膜装置及び成膜方法
JP2011137205A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Anelva Corp スパッタ成膜装置および膜の製造方法
JP2019026870A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 株式会社アルバック スパッタ装置
WO2020003895A1 (ja) * 2018-06-26 2020-01-02 株式会社アルバック 成膜方法および成膜装置
JP2021152196A (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置
CN119287329A (zh) * 2024-12-12 2025-01-10 深圳市矩阵多元科技有限公司 用于pvd矩形平面靶的扫描磁控管装置与薄膜沉积设备

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006503181A (ja) * 2002-10-15 2006-01-26 ユナキス・バルツェルス・アクチェンゲゼルシャフト マグネトロンスパッタ成膜基板の製造方法およびその装置
JP2005232593A (ja) * 2004-01-07 2005-09-02 Applied Materials Inc フラットパネルスパッタリングの二次元マグネトロン走査
JP2008524435A (ja) * 2004-12-17 2008-07-10 オー・ツェー・エリコン・バルザース・アクチェンゲゼルシャフト マグネトロンスパッタリング装置
US7744731B2 (en) 2007-06-04 2010-06-29 Canon Anelva Corporation Sputtering apparatus of forming thin film
WO2008149891A1 (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Canon Anelva Corporation 成膜装置
JP2009046730A (ja) * 2007-08-20 2009-03-05 Ulvac Japan Ltd 成膜方法
JP2009144234A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Ulvac Japan Ltd 成膜装置及び成膜方法
JP2011137205A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Canon Anelva Corp スパッタ成膜装置および膜の製造方法
JP2019026870A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 株式会社アルバック スパッタ装置
WO2020003895A1 (ja) * 2018-06-26 2020-01-02 株式会社アルバック 成膜方法および成膜装置
KR20200002813A (ko) * 2018-06-26 2020-01-08 가부시키가이샤 아루박 성막 방법 및 성막 장치
JPWO2020003895A1 (ja) * 2018-06-26 2020-07-02 株式会社アルバック 成膜方法および成膜装置
JP2021152196A (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 東京エレクトロン株式会社 基板処理方法及び基板処理装置
CN119287329A (zh) * 2024-12-12 2025-01-10 深圳市矩阵多元科技有限公司 用于pvd矩形平面靶的扫描磁控管装置与薄膜沉积设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100262768B1 (ko) 스퍼터성막장치
US6113752A (en) Method and device for coating substrate
US5626727A (en) Sputtering apparatus and method
JPH1046334A (ja) スパッタ成膜装置
US20050274610A1 (en) Magnetron sputtering apparatus
JP7097172B2 (ja) スパッタリング装置
JP2970317B2 (ja) スパッタリング装置及びスパッタリング方法
JP4213777B2 (ja) スパッタリング装置及び方法
JP4246546B2 (ja) スパッタ源、スパッタリング装置、及びスパッタリング方法
KR101950857B1 (ko) 스퍼터 증착 소스, 스퍼터링 장치 및 그 동작 방법
WO1990013137A1 (en) Sputtering apparatus
JP4453850B2 (ja) スパッタ成膜装置およびスパッタ膜形成方法
JPH11158625A (ja) マグネトロンスパッタ成膜装置
US20120024694A1 (en) Triangular Scanning Magnet in Sputtering Tool Moving Over Larger Triangular Target
KR102819872B1 (ko) 기판을 코팅하는 방법 및 기판을 코팅하기 위한 코팅 장치
KR102337791B1 (ko) 마그네트론 스퍼터링을 위한 방법 및 장치
JP2000319780A (ja) スパッタリングカソード及びこれを備えたマグネトロン型スパッタリング装置
JP2005232554A (ja) スパッタ装置
JPH11140639A (ja) マグネトロン装置及びスパッタリング装置
JP3727849B2 (ja) 磁石形態が可変のカソード
JP2020204067A (ja) スパッタリング装置及び成膜方法
JPH11217669A (ja) マグネトロン装置及びスパッタリング装置
KR20000014681A (ko) 스퍼터링 장치의 자석 이송장치
JP2001207258A (ja) 回転磁石およびインライン型スパッタリング装置
JPS61295368A (ja) マグネトロンスパツタ用カソ−ド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070501