JP2000319780A - スパッタリングカソード及びこれを備えたマグネトロン型スパッタリング装置 - Google Patents

スパッタリングカソード及びこれを備えたマグネトロン型スパッタリング装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜速度および膜厚均一性を同時に向上させ
ながら、ターゲットの利用効率を改善することができる
スパッタリングカソードおよびこれを備えたマグネトロ
ン型スパッタリング装置を提供すること。 【解決手段】 ターゲット5の表面に内周側および外周
側の二重の環状のエロージョン(浸食)領域24、25
を形成する磁石群23を配置したマグネットプレート1
9をターゲット5の背面に配置して成膜速度の向上を図
るとともに、外周側エロージョン領域25のエロージョ
ン量を1としたときに内周側エロージョン領域24のエ
ロージョン量を0.3以上0.45以下の範囲内として
膜4aの膜厚均一性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターゲットの利用
効率、成膜速度及び膜厚均一性の改善を図ったスパッタ
リングカソード及びこれを備えたマグネトロン型スパッ
タリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネトロン型スパッタリング装置は、
電界に直交する磁界の印加により電子にトロコイド運動
を行わせて、ターゲット上に高密度のプラズマを作り、
比較的低電圧でスパッタリング速度を高めることができ
る電力効率のよいスパッタリング装置として知られる。
そのなかでも平板マグネトロン型スパッタリング装置
は、磁力線が平板状ターゲットの裏から出て再びターゲ
ット側にもどる構造のカソード構造をもち、磁場はター
ゲット上でループ状になっており、電子がその空間に閉
じ込められる構造となっている。
【0003】図9はこの種のマグネトロン型スパッタリ
ング装置の概略構成を示しており、以下、これについて
説明する。
【0004】図9において、スパッタリングカソード1
のカソードハウジング17は、Oリング13を介して絶
縁板7と接し、さらにOリング12を介して真空容器2
に取り付けられている。取付けに用いるボルト16は、
カソードハウジング17に接触しないよう絶縁カラー9
を介して固定される。真空容器2の内部は排気口20を
介して図示しない真空排気系により排気されている。ま
た、図示しないガス供給手段により供給されたスパッタ
リングガスはガス導入口21より導入される。
【0005】スパッタリングカソード1にはOリング1
4を介してバッキングプレート6にボンディングされた
ターゲット5が取り付けられている。ターゲット5の側
面にはアースシールド8が配置されている。真空容器2
内において、カソード1に取り付けられたターゲット5
と対向する位置には基板4を保持する基板保持具3が配
置され、ターゲット5の背面には内周磁石群10と外周
磁石群11が配置されたマグネットプレート19が取り
付けられている。
【0006】カソードハウジング17を真空容器2に取
り付けるボルト16はグランドに落とされ、マグネット
プレート19に固定されるボルト15に直流電源を接続
して負の電圧を印加することにより、ターゲット5の表
面付近にプラズマを発生させ、スパッタリングガスをイ
オン化する。イオン化したスパッタリングガスは負の電
圧がかかっているカソード1に向かい、ターゲット5の
表面に衝突するため、ターゲット5の表面から粒子(タ
ーゲット材料)が飛び出す。この飛び出した粒子は基板
保持具3上にある基板4に成膜される。また、カソード
ハウジング17とOリング14を介して接触してるバッ
キングプレート6によって形成される空間には、冷却水
継手18を通って冷却水が導入され、スパッタリング中
のターゲット5を冷却する。
【0007】さて、従来のスパッタリング装置では、そ
のスパッタリングカソード1を構成するマグネットプレ
ート19上の磁石群10、11を例えば図10に示すよ
うに内周側にS極の磁石群10(図中黒丸)を、外周側
にN極の磁石群11(図中白丸)を配置し、マグネット
プレート19をその周方向に回転させることにより、タ
ーゲット5上に環状の磁力線のループを形成し、その空
間内に閉じ込めた電子のスパッタ作用によって図11に
示すようなエロージョン(浸食)領域をターゲット5上
に形成する。図11に示すようにターゲット5の外周側
に大きなエロージョン領域が形成されることによって、
基板4の外周領域とターゲット5との距離が見かけ上大
きくなり、これにより、基板4の外周領域の膜厚がその
内周領域よりも小さくなる。
【0008】一般に、ターゲット5と基板4との間の距
離(以下、T/S距離という。)が短いほど成膜速度の
向上が図れる。しかし、T/S距離が短いと、上述した
ようなターゲット5上のエロージョン分布の影響を大き
く受けて均一な膜厚分布が得られなくなる。すなわち、
上述した従来のスパッタリングカソード1を備えたマグ
ネトロン型スパッタリング装置では、成膜速度の向上と
膜厚均一性の向上とを同時に図ることは不可能であっ
た。
【0009】また、従来のスパッタリングカソード1で
は、ターゲットライフエンド付近では基板4上の膜厚均
一性が得られなくなり、ターゲット5を最後まで使用す
ることができない。すなわち、ターゲット5の利用効率
が悪いのでターゲット5の交換頻度が高く、成膜材料費
およびメンテナンス費用が多大であるという問題があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、成膜速度および膜厚均一性を同時に向上
させながら、ターゲットの利用効率を改善することがで
きるスパッタリングカソードおよびこれを備えたマグネ
トロン型スパッタリング装置を提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
あたり、本発明の請求項1では、ターゲットの表面に二
重の環状の浸食領域を形成する磁石群を配置したマグネ
ットプレートをターゲットの背面に備えたスパッタリン
グカソードとすることにより従来よりも成膜速度を向上
させ、かつ、上記二重の環状の浸食領域のうち、外周側
の浸食領域の浸食量を1としたときに内周側の浸食領域
の浸食量が0.3以上0.45以下の範囲内にあるよう
にして膜厚均一性の向上を図る。
【0012】一方、本発明の請求項2では、上記磁石群
の一部を、上記マグネットプレートの径外方に移動可能
な移動磁石部として構成し、成膜中、任意にターゲット
表面のプラズマ領域を変動可能とする。
【0013】したがって、請求項1の構成を有するスパ
ッタリングカソードでマグネトロン型スパッタリング装
置を構成することにより、成膜時間の短縮または成膜時
の投入電力の低減が図られ、成膜材料コストを従来より
も大幅に削減してターゲットのライフサイクルが長くな
る。また、請求項2の構成を有するスパッタリングカソ
ードでマグネトロン型スパッタリング装置を構成するこ
とにより、膜厚均一性を保ったまま長時間の成膜が可能
となり、ターゲットの利用効率が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0015】図1から図5は、本発明の第1の実施の形
態を示している。図1を参照して、スパッタリングカソ
ード22は、ターゲット5の背面に、内周側磁石群およ
び外周側磁石群からなる磁石群23を配置した円板状の
マグネットプレート19を備える。マグネットプレート
19をその軸心(図3において点O)を中心に回転させ
ると、磁石群23の作用によりターゲット5の表面に内
周側磁力線27および外周側磁力線28を形成し、ター
ゲット5の表面に二重の環状のエロージョン(浸食)領
域を形成する。これら磁力線27、28の位置および強
さによってスパッタリング時のターゲット5のエロージ
ョン形状が異なる。符号26は、ターゲット5のエロー
ジョンレート分布(単位時間当たりのスパッタリング粒
子がターゲット5から飛び出す量)を示している。
【0016】そこで本実施の形態では、エロージョンレ
ート分布26を調整して、図2に示すように外周側エロ
ージョン領域25のエロージョンレートを1としたとき
に、内周側エロージョン領域24のエロージョンレート
を0.3以上0.45以下の範囲内にあるようにしてい
る。このときの内周側エロージョンレートのピークはタ
ーゲット5の半径が17mmであり、外周側エロージョ
ンレートのピークは50mmである。
【0017】比較として、図11に示した従来のスパッ
タリングカソード1によるターゲット5のエロージョン
レートは、そのピークが半径50mm付近にある。しか
し、内周側のエロージョンは小さく、半径50mm付近
のエロージョンに対して、約0.15のピークである。
従来の構成では、内周側のエロージョンがほとんど進行
せず、これが成膜速度の向上の制限となる。
【0018】図3は、図2に示したエロージョンレート
分布を得るための磁石群23の配置構成例である。磁石
群23は、二重の閉曲線状に配置された内周側磁石群3
0と外周側磁石群31とからなる。一方の内周側磁石群
30はS極(黒丸)として、他方の外周側磁石群31は
N極(白丸)として配置され、両磁石群30、31はと
もに図において上方部が径内方側にくぼんだ形状となっ
ている。これら内周側磁石群30および外周側磁石群3
1をマグネットプレート19の点O(軸心)を中心に回
転させることにより、ターゲット5の表面に環状で二重
の磁力線ループを形成する。
【0019】図4は、図2に示したエロージョンレート
分布を用いて計算した、T/S距離30mmで配置した
ときの基板4上の膜4aの膜厚分布である。基板半径1
4.4mm以上31.0mm以下の範囲で、±3%以内
の膜厚分布が求められる領域で仕様を満たす成膜が可能
となる。また、図5は、図4と同様に図2に示したエロ
ージョンレート分布を用いて計算した、T/S距離40
mmで配置したときの基板4上の膜4aの膜厚分布を示
しており、この場合においても基板半径14.4mm以
上31.0mm以下の範囲で、±3%以内の膜厚分布が
求められる領域で仕様を満たす成膜が可能となる。
【0020】ここで、外周側のエロージョン量を1とし
たときの内周側のエロージョン量が0.45を越える
と、基板4上の膜厚分布で内周側の膜厚が厚くなってし
まい、基板半径14.5mmから31mmで±3%の膜
厚分布規格外となる。また、内周側のエロージョン量が
0.3未満では、基板4上の膜厚分布で外周側の膜厚が
厚くなってしまい基板半径14.5mmから31mmで
±3%の膜厚分布規格外となる。
【0021】なお、スパッタリング条件の一例を以下に
示すが、勿論、これだけに限られない。 ターゲット:直径5インチ丸型 ターゲット材料:Si 投入電力:3kW 導入ガス:Ar,30sccm、 N2 ,20sccm 背景真空度:10-6Torr台、成膜時は10-3Tor
r台 基板温度:常温
【0022】このように、従来ではT/S距離が30m
mや40mmのように短いと成膜速度の向上が図れる反
面、膜厚均一性が得られなかったが、本実施の形態によ
れば成膜速度と膜厚均一性の両特性の向上を図ることが
できる。例えば、T/S距離40mmの条件では従来の
62 /sから70 /sに、また、T/S距離30m
mの条件では94 /sにまで向上した。
【0023】したがって、このスパッタリングカソード
22でマグネトロン型スパッタリング装置を構成すれ
ば、従来のスパッタリング装置よりも成膜速度が速いの
で、従来型と同一の投入電力で成膜を行った場合には成
膜時間の短縮が図られる。すなわちタクトタイムの短縮
が可能になる。一方、従来と同等の成膜速度で行えば、
成膜時の投入電力を低くすることができるので、基板1
枚当たりのターゲットエロージョン量が減り、ターゲッ
ト1枚当たりのディスク成膜可能枚数を増加することが
できる。すなわち成膜材料コストを削減できるととも
に、これによりターゲット交換までの期間が延び、メン
テナンス費用を削減できる。
【0024】さらに本実施の形態では、図1に明示する
ように磁石群23を構成する各磁石を、磁化の方向がタ
ーゲット5の表面に対して垂直となるようにマグネット
プレート19上に配置している。これにより磁石を横向
きに配置する場合に比して、磁場の強さを大きくするこ
とができ、ターゲット5の厚さを大きくしてターゲット
交換周期を長くすることができる。
【0025】図6から図8は、本発明の第2の実施の形
態を示している。
【0026】図6を参照して、本実施の形態におけるス
パッタリングカソード33は、マグネットプレート19
上に内周側磁石群30と外周側磁石群31を配置し、そ
のうち外周側磁石群31の一部(本実施の形態では図中
上方部分の径内方にくぼんだ部分の中心部)を図7に示
すように径外方へ移動可能な移動磁石部31Aとして構
成される。
【0027】移動磁石部31Aは、円板状のマグネット
プレート19上を摺動する移動板36の上に固定されて
おり、この移動板36に一対の軸受34、34に軸支さ
れた送りねじ部材35が径方向に延在して螺着されてい
る。したがって、送りねじ35を図示しない回動手段に
より所定方向に所定量回動させると、移動磁石部31A
が図6に示す状態から図7に示す状態へ移動することに
なる。なお、図示せずとも、移動磁石部31Aを移動さ
せるとき以外は送りねじ35が回動しないようロックナ
ット機構が設けられているもとする。
【0028】成膜初期時は、移動板36の非作動時、す
なわち移動磁石部31Aが図6に示す移動前の状態で行
う。このとき、ターゲット5の表面に形成される二重で
環状のエロージョン領域24、25(図1参照)は、第
1の実施の形態と同様に、外周側のエロージョン量を1
としたとき内周側のエロージョン量が0.3以上0.4
5以下の範囲内にあるように設定されている。
【0029】T/S距離を40mmとして成膜したとき
の基板4上の膜4aの膜厚分布は、図5に示したとおり
である。そこで、ターゲット5のエロージョンが進行し
てきた状態で、図7に示すように移動磁石部31Aを径
外方へ移動させると、膜4aの膜厚は図8に示すように
なり、膜厚が下がり始める部分が図5よりも外周に移動
する。これは、移動磁石部31Aとこれと対向する内周
側磁石群30とで形成される磁場が径外方側へ移動して
ターゲット5の表面のプラズマが径外方側へ移動するこ
とにより、内周側エロージョン領域24と外周側エロー
ジョン領域25との間の領域に位置するターゲット材料
がスパッタされ、基板4の半径の中心付近の成膜速度が
上がるためである。
【0030】したがって、本実施の形態によれば、基板
上の膜厚均一性を保ったまま長時間の成膜が可能となる
ため、ターゲット5の利用効率を向上させることができ
る。また、ターゲット1枚当たりの基板成膜可能枚数が
増加するため、ターゲット交換までの期間を延ばしてメ
ンテナンス費用の削減を図ることができる。
【0031】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0032】例えば以上の第1の実施の形態では、マグ
ネットプレート19を回転させる回転型の磁石群23に
よってターゲット5の表面にエロージョン領域24、2
5を形成するようにしたが、固定型の磁石群であっても
本発明は適用可能である。
【0033】また、以上の第2の実施の形態において、
移動磁石部31Aは図6に示す位置に限らず、他の位置
に設けてもよい。また、複数箇所に設けてプラズマ変動
領域を拡張することも可能である。この場合、別々に移
動させるようにしても、同時に移動させるようにしても
よい。更に、移動磁石部31Aを外周側磁石群31の一
部として設けるに限らず、内周側磁石群30に設けるこ
とが可能であり、または内・外両磁石群30、31に設
けることも可能である。
【0034】また、以上の第2の実施の形態では、移動
磁石部31Aを移動させる手段として送りねじ35を用
いたが、例えば送りねじ35を成膜時間に応じて移動さ
せたり、または、ピエゾ素子などを用いて成膜時間に応
じて移動させるようにしてもよい。
【0035】さらに、以上の各実施の形態で説明した磁
石群23の配置例は、図示したものに限らない。また、
ターゲット5表面に形成されるエロージョン領域が三重
以上となるように磁石群を構成することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば以下
の効果を得ることができる。
【0037】すなわち請求項1の発明によれば、成膜速
度と膜厚均一性の両特性の向上を図ることができる。
【0038】請求項2の発明によれば、ターゲットのエ
ロージョン領域を任意に変更せしめてターゲットの利用
効率の改善を図ることができる。
【0039】請求項4の発明によれば、請求項2の効果
に加えて成膜速度の向上と膜厚均一性の向上とを図るこ
とができる。
【0040】請求項5の発明によれば、ターゲット表面
に形成される磁場を大きくして、ターゲット厚の大きな
ターゲットを利用可能とし、もってターゲットの交換サ
イクルの長期化を図ることができる。
【0041】請求項6の発明によれば、成膜速度および
膜厚均一性、更にはターゲット利用効率を向上させたマ
グネトロン型スパッタリング装置が得られ、成膜時間あ
るいは成膜時の投入電力を低減しながら、従来よりも低
コストで膜厚均一性の優れた成膜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスパッタリン
グカソードの概略構成図である。
【図2】同スパッタリングカソードのターゲット上に形
成されるエロージョン分布を示す図である。
【図3】図2のエロージョンレート分布を得るための磁
石群の配置構成例を示す図である。
【図4】基板とターゲットとの間の距離が30mmの条
件で、本発明に係るスパッタリングカソードを用いて成
膜したときの膜厚分布を示す図である。
【図5】基板とターゲットとの間の距離が40mmの条
件で、本発明に係るスパッタリングカソードを用いて成
膜したときの膜厚分布を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるスパッタリン
グカソードの磁石群の配置構成例を示す図で、移動磁石
部が移動する前の状態を示す。
【図7】同、本発明に係る移動磁石部が移動した後の状
態を示す磁石群の配置構成例を示す図である。
【図8】基板とターゲットとの間の距離が40mmで移
動磁石部を移動させたときの条件で、本発明に係るスパ
ッタリングカソードを用いて成膜したときの膜厚分布を
示す図である。
【図9】マグネトロン型スパッタリング装置の概略構成
を示す側断面図である。
【図10】従来のスパッタリングカソードの磁石群の配
置構成例を示す図である。
【図11】従来のスパッタリングカソードのターゲット
上に形成されるエロージョン分布を示す図である。
【符号の説明】
2…真空容器、3…基板保持具、4…基板、膜…4a、
5…ターゲット、19…マグネットプレート、22、3
3…スパッタリングカソード、23…磁石群、24…内
周側エロージョン領域、25…外周側エロージョン領
域、26…エロージョンレート分布、27…内周側磁力
線、28…外周側磁力線、30…内周側磁石群、31…
外周側磁石群、31A…移動磁石部、36…移動板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットの表面に二重の環状の浸食領
    域を形成する磁石群を配置したマグネットプレートを、
    前記ターゲットの背面に備えたスパッタリングカソード
    であって、 前記二重の環状の浸食領域のうち、外周側の浸食領域の
    浸食量を1としたときに、内周側の浸食領域の浸食量
    が、0.3以上0.45以下の範囲内にあることを特徴
    とするスパッタリングカソード。
  2. 【請求項2】 ターゲットの表面に少なくとも二重の環
    状の浸食領域を形成する磁石群を配置したマグネットプ
    レートを、前記ターゲットの背面に備えたスパッタリン
    グカソードであって、 前記磁石群の一部を、前記マグネットプレートの径外方
    に移動可能な移動磁石部としたことを特徴とするスパッ
    タリングカソード。
  3. 【請求項3】 前記磁石群は、前記マグネットプレート
    上に二重の閉曲線状に配置される外周側磁石群と内周側
    磁石群とからなり、 前記移動磁石部を前記外周側磁石群の一部に設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載のスパッタリングカソー
    ド。
  4. 【請求項4】 前記移動磁石部の移動前は、外周側の前
    記浸食領域の浸食量を1としたときに、内周側の前記浸
    食領域の浸食量が0.3以上0.45以下の範囲内にあ
    ることを特徴とする請求項3に記載のスパッタリングカ
    ソード。
  5. 【請求項5】 前記磁石群を構成する各磁石は、磁化の
    方向が前記ターゲットの表面に対して垂直となるように
    前記マグネットプレート上に配置されることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載のスパッタリ
    ングカソード。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のスパッタリングカソードを備えたマグネトロン型スパ
    ッタリング装置。
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