JPH1046992A - 鉄筋の自動組立装置 - Google Patents

鉄筋の自動組立装置

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JPH1046992A
JPH1046992A JP8202674A JP20267496A JPH1046992A JP H1046992 A JPH1046992 A JP H1046992A JP 8202674 A JP8202674 A JP 8202674A JP 20267496 A JP20267496 A JP 20267496A JP H1046992 A JPH1046992 A JP H1046992A
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哲也 卯城
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Akihiro Higashide
明宏 東出
Takashi Kitaoka
隆司 北岡
Yoshio Saga
美夫 佐賀
勉 ▲斎▼藤
Tsutomu Saito
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SAGA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル工事における鉄筋の組立能率の向
上。 【解決手段】ブロック化装置12は、主筋Cと配力筋Dと
を格子状に配置した状態でこれを支持する組付け部12a
と、組付け部12aの上方を移動する上下移動自在な門型
移動台車12bと、自動結束機12cと、ブロック鉄筋送出
機構12dとを備えている。組付け部12aは、供給装置16
側から供給される配力筋Dを受承する受承機構と、主筋
Bの両端側を支持する主筋ゲージ121aと、配力筋Dの両
端を支持する配力筋ゲージ122a と、配力筋Dの垂れ止
め機構123aと、配力筋Dの分配機構124aとを備えてい
る。台車12bは、レール10f 上を走行し、一対のビーム
122bを有している。自動結束機12cは、ビーム124bに
配置されており、格子状に配置された主筋Cと配力筋D
との交点を指向するように設けられている。送出機構12
dは、格子状に組付けられた主筋Cと配力筋Dとの交点
を結束することにより製造されたブロック鉄筋Eを旋回
装置14側に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋の自動組立
装置に関し、特に、トンネル工事用の鉄筋の自動組立装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、シールド工法でトンネル
を構築する際には、シールド掘進機で掘削したトンネル
内面にセグメントを環状に組立て、組立てられたセグメ
ントの内側に鉄筋を環状に配筋して、コンクリートを打
設する二次覆工が行われる。この場合の鉄筋の組立,配
筋作業は、人手により行われていた。しかしながら、人
手による鉄筋の組立,配筋作業は、煩雑で重労働となる
だけでなく、足場の悪い狭い場所での高所作業を伴うた
め、その改善が強く要望されていた。
【0003】そこで、例えば、特開平7−347946
号公報には、このような作業条件を改善する鉄筋の組
立,配筋装置が提案されている。この公報に開示されて
いる装置は、トンネル軸方向に延び、脚部によりトンネ
ル軸心部に支持されるガイドビームと、ガイドビームの
外周に移動可能に嵌装された移動架台と、移動台車の両
端外周に装着した円形ガイドリングと、両ガイドリング
の外周に沿って旋回可能に装着された旋回フレームと、
トンネル内壁面に進退可能に設けられ、配力筋を支持す
る円弧状の複数の配力筋ゲージと、配力筋ゲージ間に配
置され、配力筋ゲージの鉄筋支持部に進退可能に設けら
れ、主筋を所要位置に支持する主筋ゲージとを備えてい
る。
【0004】このように構成された鉄筋の組立,配筋装
置によれば、移動架台のゲージ上で鉄筋の組立が可能に
なるとともに、組立られたメッシュ状の鉄筋ブロックを
トンネル内壁面に移動させることができるので、メッシ
ュ状鉄筋の組立や配筋を人力で全て行う必要がなくな
り、作業の容易化,軽労力化および省力化が図れる。し
かしながら、このような従来の鉄筋の組立,配筋装置に
は、以下に説明する技術的な仮題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記公報に
開示されている鉄筋の組立,配筋装置では、格子状に組
付けた主筋と配力筋との結束作業は、依然として人力に
より行うとともに、結束したブロック鉄筋をその場所で
トンネル壁面に取付けるので、鉄筋の組立作業と配筋作
業とが錯綜し、省力化および作業能率の改善効果が十分
に発揮されない。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その第一の目的は、格子状の
ブロック鉄筋を自動的に組立ることができる鉄筋の自動
組立装置を提供することにある。また、第二の目的とし
て、組立と配筋とを異なった場所で行い、かつ、これら
の作業を自動化することにより、十分な省力化と能率化
とを達成することができる鉄筋の自動組立装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、トンネルの周方向に配置される円弧状の
複数の主筋と、前記トンネルの軸方向に配置される複数
の配力筋とを格子状に組付けて、前記主筋と配力筋との
交点を結束してメッシュ状のブロック鉄筋を製作する鉄
筋の自動組立装置であって、前記トンネルの軸方向に沿
って配置され、駆動車輪の駆動により前記トンネル軸方
向に沿って移動する台車と、前記台車上に配置されたブ
ロック化装置とを備え、前記ブロック化装置は、前記格
子状に組付けられた前記主筋および配力筋を支持する組
付け部と、この組付け部の上方をトンネル軸方向に移動
し、上下移動可能な門型移動台車と、前記門型移動台車
に取り付けられ、前記主筋と配力筋との交点を指向して
上下移動する複数の自動結束機と、前記ブロック鉄筋を
外部に送り出すブロック鉄筋送出機構とで構成した。こ
の構成によれば、ブロック化装置が格子状に組付けられ
た主筋および配力筋を支持する組付け部と、この組付け
部の上方を移動し、上下移動可能な門型移動台車と、門
型移動台車に取り付けられ、前記主筋と配力筋との交点
を指向して上下移動する複数の自動結束機とを有してい
るので、組付け部に格子状に組付けられた鉄筋(主筋お
よび配力筋)の交点を自動結束機により結束して、自動
的にブロック鉄筋を組立ることができる。また、本発明
の自動組立装置では、組立られたブロック鉄筋を外部に
送り出すブロック鉄筋送出機構を有しているので、ブロ
ック鉄筋の配筋と組立とを別の場所で行うことができ
る。前記自動組立装置には、前記ブロック鉄筋送出機構
が前記ブロック鉄筋を送り出す側に配置された旋回装置
を設け、この旋回装置を、前記ブロック鉄筋送出機構か
ら前記ブロック鉄筋を受承して離脱可能に把持するチャ
ックを有するフレームと、前記フレームを支持して、こ
れを前記トンネルの周方向に沿って旋回移動させる旋回
機構と、前記フレームに支持され、前記旋回機構の停止
状態で、前記ブロック鉄筋をトンネル内面側に向けて、
押し付ける伸縮自在なリフト機構とで構成することがで
きる。この構成によれば、組立られたブロック鉄筋は、
ブロック化装置のブロック鉄筋送出機構により旋回装置
側に送り出され、旋回装置のチャツクにより把持され
て、所要に位置に旋回リングで旋回移動させ、リフト機
構によりトンネル内面側に自動的に設置することができ
る。前記組付け部は、前記トンネルの軸方向に沿って所
定の間隔をおいて対向配置され、前記主筋の円弧とほぼ
同じ円弧状に湾曲し、前記配力筋を上下移動自在に支持
する一対の配力筋ゲージと、前記配力筋ゲージの下方に
あって、前記配力筋ゲージと直交するようにして前記ト
ンネルの軸方向に沿って延び、前記配力筋上に載置され
た前記主筋の両端側を支持する対向配置された上下移動
自在な一対の主筋ゲージと、前記配力筋ゲージのトンネ
ル軸方向の前面側に、当該配力筋ゲージに沿って回動自
在に配置され、複数の前記配力筋を保持して、複数回に
分けて必要な本数を前記配力筋ゲージに供給する一対の
上下移動自在な配力筋分配ゲージとで構成することがで
きる。この構成によれば、所要本数の配力筋を配力筋ゲ
ージに支持させる際に、配力筋配分ゲージを回動させて
複数回に分けて分配することができる。前記門型移動台
車は、前記台車の幅方向両端に設けられたガイドレール
上を自走する複数の脚部と、この脚部間に対向するよう
に架設された逆U字形の一対のビームと、前記ビームの
一方に列設支持され、前記主筋を離脱可能に把持する把
持機構とを備え、前記ビームの他方に前記自動結束機を
前記トンネルの周方向に沿って複数設けることができ
る。この構成によれば、把持機構により複数の主筋を把
持させて、組付け部の主筋ゲージに保持させることがで
きるとともに、自動結束機により複数の交点を一度に結
束することができる。この場合、脚部をガイドレールに
沿って移動させると、トンネル軸方向に沿った交点の結
束も行える。上記構成の鉄筋の自動組立装置は、前記ブ
ロック化装置を挟んで、前記旋回装置と反対側に配置さ
れ、前記配力筋を自動的に供給する配力筋供給装置およ
び前記主筋を複数本並列かつ多段状に積重した主筋カセ
ットを前記台車上に設けることができる。この構成を採
用すると、配力筋と主筋とを自動的にブロック化装置の
組付け部に供給することができる。上記構成の鉄筋の自
動組立装置には、前記台車上の前記主筋カセットの後部
側に配置され、前記配力筋供給装置に前記配力筋を運搬
するとともに、前記主筋カセットを前記台車上に搬入す
るビーム台車を設けることができる。この構成によれ
ば、主筋および配力筋の搬入,供給,および,これらを
結束したブロック鉄筋の組立,設置(トンネル壁面への
据え付け)を一連の工程として行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図31は、本発明にかかる鉄筋の自動組立装置の一実
施例を示している。同図に示す鉄筋の自動組立装置は、
鉄筋の搬入から配筋までを一連の工程で行うシステムに
組込んだ場合を示しており、かつ、シールド工法により
トンネルを構築する場合に、本発明を適用した場合を例
示している。この種の工法でトンネルを構築する際に
は、掘削されたトンネル内壁面にセグメント10が環状
に組立られる。
【0009】そして、セグメントAが組立られた部分内
側には、環状の鉄筋Bを配筋し、コンクリートを打設し
て、二次覆工が施工される。本発明の組立装置は、この
環状の鉄筋Bを配筋する際に使用される。鉄筋Bは、ト
ンネルの周方向に沿って配置される主筋Cと、トンネル
の軸方向に沿って配置される直線状の配力筋Dとから構
成されている。
【0010】この実施例の場合には、主筋Cは、円周上
で複数に分割され、円弧状に形成されている。また、こ
の実施例では、複数の円弧状主筋Cは、複数本を所定の
間隔隔ててトンネル軸方向に沿って平行に配置し、この
状態で各主筋Cと直交するように複数の本の配力筋D
を、所定の間隔を隔ててトンネル周方向に沿って平行に
配置し、主筋Cと配力筋Dの交点を結束することによ
り、メッシュ状のブロック化鉄筋Eとして製作される。
【0011】鉄筋Aを配筋する際には、複数のブロック
化鉄筋Eを、セグメントAの内周側に配置し、各主筋C
の端部同志を重合させて連結することにより環状に形成
される。本発明の鉄筋の自動組立装置は、このようなブ
ロック化鉄筋Eを自動的に組立るものであり、台車10
と、ブロック化装置12と、旋回装置14と、配力筋供
給装置16と、主筋カセット18と、ビーム台車20と
から概略構成されている。
【0012】ブロック化装置12と配力筋供給装置16
と主筋カセット18とは、台車10上にこの順に搭載さ
れている。旋回装置14は、ブロック化装置12を挟ん
で配力筋供給装置16と反対側に位置していて、台車1
0に支持されている。ビーム台車20は、主筋カセット
18側に隣接設置されている。
【0013】台車10は、トンネルの軸方向に沿って平
行に延設される一対の主桁10aを備えていて、主桁1
0aの下面側のほぼ中央部分には、セグメントA上を走
行させるための駆動車輪10bが複数設けられている。
また、主桁10aの軸方向の両端側には、一対の從動車
輪10cが複数配置されている。駆動および從動車輪1
0b,10cの近傍には、台車10を、位置決め状態で
セグメントAの内壁面に固定するためのジャッキベース
10dと水平ブロックキング10eとがそれぞれ配置さ
れている。
【0014】さらに、主桁10a上には、トンネル軸方
向に沿って延びるガイドレール10fが、台車10の両
端側(トンネル横断面方向)に位置するようにして敷設
されている。図2にジャッキベース10dと水平ブロッ
クキング10eとの詳細構成を示している。同図に示す
ジャッキベース10dは、主桁10aの両側面に固設さ
れた一対のジャッキホルダ10g内に垂設された一対の
伸縮ジャッキ100dと、伸縮ジャッキ100dのプラ
ンジャに取付られたガイドプレート101dと、ガイド
プレート101dにスライド移動自在に嵌合された取付
ブロック102dと、ガイドプレート101dと取付ベ
ース102dとの間に配置された水平ジャッキ103d
と、取付ブロック102dの下端に揺動自在に支持され
たベース104dと、取付ブロック102dとベース1
04dとの間にされた揺動ジャッキ105dとを備えて
いる。
【0015】ガイドプレート101dは、取付ブロック
102dをトンネルの横断面方向にスライド移動自在に
案内する。ベース104dの下面は、セグメントAの曲
率と同じ湾曲面になっている。台車10をセグメントA
上で固定する際には、伸縮ジャッキ100dを下方移動
させるとともに、水平ジャッキ103dおよび揺動ジャ
ッキ105dを駆動して、ベース104dの下面がセグ
メントAの内面に当接するようにする。
【0016】台車10をトンネル軸方向に沿って移動さ
せる場合には、各ジャッキ100d,103d,105
dを駆動して、ベース104dがセグメントAから離間
させるようにする。水平ブロックキング10eは、この
実施例では、同一構成のものが一対設けられていて、ジ
ャッキホルダ10gの外側側面に一端が固設され、トン
ネルの側面に水平に延びる外筒100eと、この外筒1
00e内にスライド移動自在に嵌挿された内筒101e
と、内筒101eの先端に揺動移動自在に枢着された当
接ベース102eと、外筒100eと内筒101eとの
間に配置されたジャッキ103eとを有している。
【0017】台車10をセグメントA上で固定する際に
は、ジャッキ103eを水平方向に伸長させて当接ベー
ス102eをセグメントAの側面に当接させるととも
に、台車10を移動する際には、当接ベース102eを
セグメントAの側面から離間させる。ブロック化装置1
2の詳細を図3〜図14に示している。同図に示すブロ
ック化装置12は、主筋Cと配力筋Dとを格子状に配置
した状態でこれを支持する組付け部12aと、組付け部
12aの上方を移動する上下移動自在な門型移動台車1
2bと、自動結束機12cと、ブロック鉄筋送出機構1
2dと、把持機構12eとから構成されている。
【0018】図4〜図7に、組付け部12aの詳細を示
している。同図に示す組付け部12aは、配力筋供給装
置16側から供給される配力筋Dを受承する受承機構1
20aと、主筋Cの両端側を支持する主筋ゲージ121
aと、配力筋Dの両端を支持する配力筋ゲージ122a
と、配力筋Dの垂れ止め機構123aと、配力筋Dの分
配機構124a備えている。
【0019】受承機構120aは、台車10の長手方向
の中心軸上に中心が位置し、トンネル軸方向に沿って延
びる枠体1200aと、枠体1200aの両側に対向立
設されたプレート1201aに回転自在に支持された複
数の從動ローラ1202aおよび駆動ローラ1203a
と、枠体1200aの下面に配置された駆動モータ12
04aと、枠体1200aを上下移動させる複数のジャ
ッキ1205aとから構成されている。
【0020】從動ローラ1202aと駆動ローラ120
3aとは、トンネル軸方向に沿って、交互に配置されて
いるとともに、各ローラ1202a,1203aには、
配力筋Dが嵌合する凹溝がトンネル断面方向に沿って複
数設けられている。主筋ゲージ121aは、トンネル軸
方向に沿って延設された一対のゲージプレート1210
aと、このゲージプレート1210aを上下移動させる
複数のジャッキ1211aとを有している。一対のゲー
ジプレート1210aは、受承機構12aの枠体120
0aの外側に配置されており、その上端面には、主筋C
の嵌合用の凹部1212aが所定の間隔をおいて切欠形
成されている。
【0021】配力筋ゲージ122aは、受承機構120
aの枠体1200aの長手方向の両端側に対向配置され
た一対のゲージプレート1220aと、各ゲージプレー
ト1220aの下面に固設されたガイド1221aと、
ガイド1221aに嵌合するローラを先端に有し、ガイ
ド1221aの両端側に設けられ、ゲージプレート12
20aを上下移動させる複数のジャッキ1222aと、
ガイド1221aとジャッキ1222aとの間に配置さ
れ、ガイド1221aをトンネル断面方向に移動させる
回動ジャッキ1223aとを有している。
【0022】ゲージプレート1220aとガイド122
1aは、トンネル断面とほぼ同じ曲率の湾曲形状に形成
され、配力筋Dの両端側をゲージプレート1220aの
上端に設けられた凹部に嵌合して上下移動自在に支持す
る。垂れ止め機構123aは、配力筋ゲージ122a間
に両端側が支持された配力筋Dを下方から支えるもので
あって、配力筋ゲージ122a間に等間隔で設置された
一対のものから構成されている。
【0023】各垂れ止め機構123aは、配力筋ゲージ
122aのゲージプレート1220aとほぼ同じ曲率に
湾曲したガイド1230aと、ガイド1230a内に面
方向に移動自在に収容され、ガイド1230aと同じ曲
率に湾曲した3枚の第1〜第3プレート1231a〜1
233aと、第1プレート1231aを右方向に移動す
るモータ1234aと、第3プレート1233aを左方
向に移動させるモータ1235aと、ガイド1230a
の両端側に配置され、これを上下方向に移動させる複数
のジャッキ1236aとを有している。
【0024】なお、この垂れ止め機構123aにおいて
は、第1プレート1232aは、ガイド1230aの中
央部に固定されている。分配機構124aは、配力筋ゲ
ージ122aのゲージプレート1220aの両外前面側
に設けられていて、同一構成の一対のものから構成され
ている。各分配機構124aは、台車10に両端が支持
されたガイド部材1240aと、ガイド部材1240a
の下面に取り付けられたチェーン1241aと、このチ
ェーン1241aと噛合するピニオンを有する駆動モー
タ1242aと、駆動モータ1242aを支持するフレ
ーム1243aとを有している。
【0025】フレーム1243aの内面には、ガイド部
材1240aに沿って転動するローラ1244aが設け
られるとともに、その一側面側に上下方向に伸縮するジ
ャッキ1245aが固設されている。ジャッキ1245
aの伸縮端には、仮受ゲージ1246aが取り付けてい
る。この仮受ゲージ1246aは、配力筋ゲージ122
aのゲージプレート1220aの前面側に位置し、ゲー
ジプレート1220aの略1/3の長さを有していて、
ゲージプレート1220aに支持される配力筋Dの全数
に対して、その1/3の本数の配力筋Dを保持する凹部
がその上端面に設けられている。
【0026】このように構成された分配機構124aに
よれば、駆動モータ1242aを駆動すると、モータ1
242aとともに仮受ゲージ1246aがトンネル断面
方向に沿ってに移動するとともに、ジャッキ1245a
を伸縮することにより、仮受ゲージ1246aが上下方
向に移動する。分配機構124aで配力筋Dを分配する
際の作動について、図7に基づいて説明する。
【0027】配力筋Dを分配する際には、まず、同図中
央部に示すように、モータ1242aを駆動して仮受け
ゲージ1246aをトンネル軸上に位置させて、受承機
構120aのローラ1202a,1203aの中心軸お
よび垂れ止め機構123aの中心軸と一致させるととも
にジャッキ1205aを駆動して、ローラ1202a,
1203aが最も高い位置にあって、後述する配力筋供
給装置16の送出部16aのローラ161aと一致する
ように調整される。
【0028】仮受けゲージ1246aは、ローラ120
2a,1203aの位置よりも低く、配力筋ゲージ12
2aのゲージプレート1220aよりも高い位置になる
ように、ジャツキ1245aにより調整される。このよ
うな状態で複数の配力筋Dが配力筋供給装置16側から
送り出されると、配力筋Dは、まず、ローラ1202
a,1203aにより受承され、駆動モータ1204a
を駆動することにより、旋回装置14側に移動させら
れ、所定の位置に到達するとストッパに当たって移動が
停止される。
【0029】次いで、ジャッキ1245aを駆動するこ
とにより、仮受けゲージ1246aを上方に移動させ
て、ローラ1202a,1203aから配力筋Dを仮受
けゲージ1246aに移し変える。この移し変えが行わ
れると、ローラ1202a,1203aは、ジャッキ1
205aを収縮することにより、仮受けゲージ1246
aの移動に支障のない高さまで降下される。
【0030】ローラ1202a,1203aの降下が終
了すると、駆動モータ1242aの駆動により、仮受け
ゲージ1246aを右方向に旋回させる。このときの旋
回移動は、前後に配置されているモータ1242aを同
期回転させるとともに、この旋回移動に併せて、垂れ止
め機構123aのモータ1234aを同期回転して、第
1プレート1231aを右方向に移動させる。
【0031】そして、仮受けゲージ1246aが所定位
置まで旋回移動されると、モータ1242a,1234
aの駆動を停止し、仮受けゲージ1246aのジャッキ
1245aを駆動することにより、仮受けゲージ124
6aを下方に移動させて、配力筋Dを仮受けゲーシ12
46aからゲージプレート1220aに移し変える。こ
の移し変えが終了すると、ジャッキ1245aを駆動し
仮受けゲージ1246aを旋回移動に支障のない位置ま
で下降させる。そして、モータ1242aを駆動するこ
とにより、仮受けゲージ1246aを左方向に旋回移動
させ、元の中心軸上の高さ位置に戻す。この場合、垂れ
止め機構123aのモータ1234aは、回転させな
い。
【0032】次いで、ローラ1202a,1203aを
元の位置に戻し、再び仮受けゲージ1246aで配力筋
Dを受けて、その後に左方向に旋回させて、配力筋Dを
ゲージプレート1220aの左端側に受承させた後、同
様な操作を繰り返して、配力筋Dをゲージプレート12
20aの中央部分に受承させる。
【0033】図8,図9に門型移動台車12bの詳細を
示している。同図に示す門型移動台車12bは、台車1
0の幅方向両端に敷設されたガイドレール10f上を走
行するものであって、ガイドレール10fに沿って転動
するローラ120bが設けられた4本の脚部121b
と、トンネル周方向に位置する脚部121b間に架設さ
れた略逆U字型の一対のビーム122bと、トンネル軸
方向に位置する脚部121b間に両端が固設された一対
の下部桁材123bと、ビーム122bの上部間に両端
が固設された一対の上部桁材124bとを有している。
【0034】下部桁材123bの一端側の上部には、駆
動モータ125bが載置されていて、この駆動モータ1
25bを回転させることにより門型移動台車12bがガ
イドレール10fに沿って自走するように構成されてい
る。また、各脚部121bとビーム122bとの間に
は、ビーム122bを上下方向に移動させるジャッキ1
26bが内装されている。
【0035】自動結束機12cの詳細を図10〜図13
に示している。同図に示す自動結束機12cは、門型移
動台車12bの旋回装置14側に位置する一方のビーム
122bに近接して設けられた円弧状の取付プレート1
27bに列状に配置されている。取付プレート127b
は、トンネル断面方向に延設され、このプレート127
bに、複数の自動結束機12cが、所定の間隔を隔てて
取付られている。
【0036】各自動結束機12cの中心軸は、組付け部
12a上に格子状に配置された主筋Cと配力筋Dとの交
点を指向するように設けられている。自動結束機12c
は、本体120cと、結束線121cを捲回するボビン
122cと、本体120cの上下移動機構123cとか
ら概略構成されている。
【0037】本体120cは、図12にその詳細を示す
ように、ケース内に内蔵され、結束線121cを挟持し
て回転駆動することにより、結束線121cを前方に送
りだす送出ローラ1200cと、結束線121cの切断
カッタ1201cと、送出ローラ1200aから送り出
された結束線121cの先端を係止して回転する回転部
材1202cと、円弧状の開閉可能な囲繞ガイド120
3cと、フック1204cと、フック1204cの回転
駆動モータ1205cとから概略構成されている。
【0038】ボビン122cは、本体120cの後方に
設けられている。上下移動機構123cは、図11にそ
の詳細を示すように、本体120cおよびボビン122
cを保持する支持プレート1230cと、この支持プレ
ート1230cの側面に一端が固設されたガイドロッド
1231cと、このガイドロッド1231cの他端に伸
縮するプランジャの先端を連結したシリンダ1232c
とを備えている。
【0039】シリンダ1232cを駆動すると、本体1
20cは、ガイドロッド1231cに沿って移動する。
図13には、このように構成された自動結束機12cの
結束原理が示されている。同図に基づいて自動結束機1
2cによる鉄筋の結束について説明する。結束機12c
を駆動して、送出ローラ1200cにより結束線121
cを送り出すと、結束線121cの先端が回転部材12
02cに当接して係止される。
【0040】この状態でさらに結束線121cを送り出
すと、回転部材1202cが結束線121の送り出しに
伴って回転し、このような結束線121cの送り出しを
さらに継続することにより、同図(d)に示すように、
結束線121cの先端側に略U字形の部分が形成され
る。そして、結束線121cをさらに送り出すと、この
U字形の部分は、囲繞ガイド1203cに到達し、囲繞
ガイド1203cの内面に沿いながら一端側から他端側
に延長される。
【0041】このとき、囲繞ガイド1203cの内部に
結束すべき鉄筋を挿入しておくと、結束線123cのU
字形の部分は、図13(g),(h)に示すように、鉄
筋の外周を回り込むようにして、フック1204cの先
端に到達する。このような状態になると、切断カッタ1
201cを駆動して結束線121cを切断する。この場
合、結束線121cのU字形の部分がフック1204c
に到達したか否かは、例えば、結束線121cの送り出
量を検出することなどにより判断することができる。
【0042】結束線121cが切断されると、フック1
204cをモータ1205cで回転することにより、図
13(j)に示すように鉄筋の結束が行われる。なお、
本実施例で採用した自動結束機12cは、特開平7−0
69321号公報に開示されているものである。また、
図13に示した結束原理では、2本の鉄筋を平行に配置
した状態で結束する場合を示しているが、交差する鉄筋
を結束する際には、囲繞ガイド1203cで交点を挟む
ようにすれば、同様な結束原理により交差する鉄筋を結
束することができる。
【0043】門型移動台車12bの上部桁材124bに
は、主筋Cの把持機構12eが設けられている(図8参
照)。この把持機構12eは、一対の上部桁材124b
に対向配置された同一構成の一対から構成されており、
トンネル軸方向に沿って所定の間隔をおいて列設されて
複数のチャック120eと、チャック120eの支持プ
レート121eと、支持プレート121eを上下移動自
在に支持するシリンダー122eと、シリンダー122
eを挟んでその両側に設けられたガイド123eとを備
えている。
【0044】各チャック120eは、図示省略のシリン
ダーにより開閉動作が行われ、後述する主筋カセット1
8上に載置されている主筋Cを離脱可能に保持するもの
であり、各チャック120eの配置間隔は、主筋カセッ
ト18上の主筋Cの載置間隔と一致しているとともに、
その個数は、例えば、1つのブロック鉄筋Eに使用する
主筋Cの本数と一致させることもできるし、また、使用
する主筋Cを複数に分割した数とすることもできる。
【0045】ブロック鉄筋送出機構12dは、格子状に
組付けられた主筋Cと配力筋Dとの交点を結束すること
により製造されたブロック鉄筋Bを旋回装置14側に送
出するものであって、図4,14にその要部を示してい
る。同図に示す送出機構12dは、ブロック鉄筋Eの主
筋Cの両端側を支持するゲージプレート120dと、ゲ
ージプレート120dの下面側に設けられた複数のガイ
ドローラ121dと、ガイドローラ121dが嵌合する
ガイドレール122dと、ガイドレール122dを上下
移動自在に支持する複数のジッャキ123dと、ガイド
ローラ121dを駆動するモータ124dとを備えてい
る。
【0046】送出機構12dには、ブロック化装置12
と旋回装置14との間で分断されていて、ジャッキ12
3dを駆動してゲージプレート120dとともに上昇移
動させた時にガイドレール122dと位置対応して、ガ
イドローラ121dの嵌合が可能になる延長レール12
5dが設けられている。この延長レール125dは、旋
回装置14側に対向するようにして一対設けられてい
る。なお、図14に符号126dで示したものは、延長
レール125d側でガイドローラ121dを駆動するモ
ータである。
【0047】ゲージプレート120dは、主筋ゲージ1
21aのゲージプレート1210aと平行になるよう
に、その外側に一対が対向するように配置されている。
このゲージプレート120dは、主筋C,配力筋Dを組
付け結束してブロック化するまでは、ゲージプレート1
210aの下方に位置している。そして、ブロック鉄筋
Eを送出する際に、ジャッキ123dを駆動して、ゲー
ジプレート120dを上方移動させることにより、主筋
ゲージ121aのゲージプレート1210aからブロッ
ク鉄筋Eを受承する。
【0048】ブロック鉄筋Eを受承すると、モータ12
4dを駆動することにより、ゲージプレート120dが
旋回装置14側に移動させられる。このとき、ガイドレ
ール122dと延長レール125dとが位置対応してい
るので、ガイドレール122dから外れたガイドローラ
121dは、移動に伴って延長レール125dに順次嵌
合する。そして、ゲージプレート120dが延長レール
125d側に支持されると、今度は、モータ126dを
駆動すとにより、延長レール125dに沿って移動し、
旋回装置14の側面の所定位置に到達すると移動が停止
され、ブロック鉄筋Eの送出が完了する。
【0049】旋回装置14の詳細を図15に示してい
る。同図に示す旋回装置14は、ブロック鉄筋Eを保持
するフレーム14aと、このフレーム14aの旋回機構
14bと、フレーム14aを上下移動させるリフト機構
14cとを備えている。フレーム14aは、トンネル軸
方向の両端に対向配置された一対の湾曲フレーム140
aと、この湾曲フレーム140a間を連結する2本の桁
フレーム141aとを有している。
【0050】旋回機構14bは、原動旋回リング140
bと、この原動旋回リング140bの両側に配置された
一対の從動旋回リング141bと、複数の回転ローラ1
42bを介して、各旋回リング140b,141bを回
動自在に支持する枠体143bと、原動リング140b
に設けられたチェーンと噛合するギア144bに連結さ
れた駆動モータ(図示省略)とを備えている。
【0051】原動および從動旋回リング140b,14
1bは、トンネル軸方向に沿って、所定の間隔を設けて
同軸上に配置されている。枠体143bは、その内部を
挿通するように配置された主桁10aに固設されて、こ
れに支持されている。桁フレーム141aの外側面に
は、所定の間隔をおいてブロック鉄筋Eの主筋Cを離脱
可能に把持するチャック14dが複数設けられている。
なお、各チャック14dは、図示省略のシリンダにより
同時に開閉操作が行われる。
【0052】リフト機構14cは、4本のジャッキ14
0cを有していて、各ジャッキ140cは、湾曲フレー
ム140aの両端側配置されている。湾曲フレーム14
0aの一端側に配置された一対のジャッキ140cは、
伸縮プランジャ141cがピン142cを介して結合さ
いる。湾曲フレーム140aの他端側に配置された一対
のジャッキ140cには、その伸縮プランジャ141c
にガイドローラ143cが取付られていて、このガイド
ローラ143cが湾曲フレーム140aの一端側を挟持
している。
【0053】ガイドローラ143cと湾曲フレーム14
0aとの間には、湾曲フレーム140aをトンネル横断
面方向に移動させる揺動ジャッキ14eがそれぞれ設け
られている。また、トンネル軸方向に配置された一対の
ジャッキ140c間には、二重管構造の桁材144cが
渡設され、この桁材144cと各旋回リング140b,
141bとを繋ぎ材145cで連結することにより、フ
レーム14aとリフト機構14cとが旋回リング140
b,141bに回動自在に支持されている。
【0054】なお、図15に符号14fで示した部材
は、フレーム14aとリフト機構14cとをトンネル軸
方向に移動させる調整ジャッキである。このように構成
された旋回装置14によれば、フレーム14a上にブロ
ック鉄筋Eを載置し、この状態で主筋Cの両端をチャッ
ク14dで把持することにより、ブロック鉄筋Eを保持
することができるとともに、モータを駆動してギア14
4bを回転することにより、保持したブロック鉄筋Eを
トンネル周方向に沿って旋回移動させることができる。
【0055】そして、ブロック鉄筋Eが所定の位置に移
動されると、旋回を停止して、ジャッキ140cを伸長
することにより、ブロック鉄筋Eをトンネル内壁面に配
筋することができる。この場合、ブロック鉄筋Eの正確
な位置決めは、揺動ジャッキ14eと調整ジャッキ14
fとを駆動することにより行われ、位置が決まると、ブ
ロック鉄筋Eは、セグメントAの内面側に設けられてい
る図示省略の係止手段に係止する。
【0056】図16〜図19に配力筋供給装置16の詳
細を示している。同図に示す配力筋供給装置16は、配
力筋Dの送出部16aと、配力筋Dの分離供給部16b
と、分離供給部16bの移動機構16cとから構成され
ている。送出部16aは、枠形のフレーム160aと、
複数のローラ161aと、ローラ161aを回転駆動す
るモータ162aと、フレーム160aを上下移動自在
に支持する複数のジャッキ163aとから構成れてい
る。
【0057】フレーム160aの上部側には、トンネル
断面方向に延長されたローラ161aが回転自在に支持
されている。ローラ161aには、配力筋Dを収容する
ためのV字溝164aが複数設けられている。ジャッキ
163aは、移動機構16cのガイド壁160c上に支
持されていて、フレーム160aを上下方向に移動させ
る。図18の中央部付近にフレーム160aを上下移動
させたときの前後の状態が図示されている。。送出部1
6aでは、モータ162aを駆動するとローラ161a
が回転して、配力筋Dをブロック化装置12側に送り出
すことができる。
【0058】分離供給部16bは、送出部16aの上方
に配置されており、配力筋Dが載置される複数のコンベ
ア160bと、コンベア160bの一端に設けられた複
数の供給シュート161bと、供給シュート161bに
配力筋Dを1本ずつ投入する分離部162bと、これら
の部材を支持する台車163bと、台車163bをトン
ネル断面方向にスライド移動自在に支持するガイド桁1
64bと、ガイド桁164bの両端を上下移動自在に支
持する複数のジャッキ165bとから構成されている。
【0059】複数のコンベア160bは、トンネル断面
方向に平行に配置されていて、モータ166bにより回
転される。ジャッキ165bを駆動することによりガイ
ド桁164bから上の部分が上下移動するとともに、モ
ータ167bを駆動することにより、台車163bがト
ンネル断面方向に沿ってスライド移動する。図18に分
離供給部16bを上方に移動させ、かつ、台車163b
を断面方向に移動させた状態が図示されている。
【0060】コンベア160bと分離部162bおよび
供給シュート161bの相互の位置関係を図19に示し
ている。同図に示す供給シユート161bは、各コンベ
ア160bにそれぞれ付設されていて、一端側がコンベ
ア160bに近接配置され、凹状に屈曲して、配力筋D
を1本づつ隣接した状態で整列させる整列部1610b
とこの整列部1610bに連なり、配力筋Dの落下速度
を調節しながら落下させる迷路状通路1611bとから
構成されている。
【0061】供給シュート161bの迷路状通路161
1bの下端開口部の下方には、送出部16のローラ16
1aが位置していて、落下供給される配力筋DをそのV
字溝164a内に収納するようになっている。分離部1
62bは、供給シュート161bの下方に配置されてい
て、供給シュート161bの整列部1610bに回動端
が位置する爪片1620bと、爪片1620bを回転さ
せるシリンダ1621bとから構成されている。
【0062】このようにされた分離部162bでは、シ
リンダ1621bで爪片1620bを回転させると、爪
片1620bの回動端側が、整列部1610b内に収容
されている配力筋Dの先頭の1本を上方に押し上げつつ
迷路状通路1611b側に移動させる。
【0063】以上のように構成された分離供給部16b
では、配力筋Dがコンベア160b上に山状で載置され
る。配力筋Dが載置されると、まず、コンベア160b
は、図18にで示す方向に配力筋Dを移動させるよう
に駆動される。この方向に配力筋Dが移動すると、コン
ベア160bの端部側には、ストッパ板1600bが設
けられているので、配力筋Dがこのストッパ板1600
bに衝突して、山が崩れて1本づつに分離される。
【0064】このような状態になると、今度は、コンベ
ア160bを同図のに示す方向に配力筋Dが移動する
ように回転させる。そして、この方向の回転を継続する
と、バラけた配力筋Dが供給シュート161bの整列部
1610b内に順次整列した状態で収容され。整列部1
610bに収容された配力筋Dは、1本が分離部162
bの爪片1620bにより迷路状通路1611bに送り
出され、迷路状通路1611b内を落下して送出部16
aのローラ161aに受承される。
【0065】ローラ160aへの受承が完了すると、分
離供給部16bは、モータ167bの回転駆動により、
図19の矢印方向に所定のピッチ(ローラ160aに
設けられているV字溝164aのピッチと同じピッチ)
だけ移動され、同様な操作が順次繰り返され、V字溝1
64aの全てに配力筋Dか受承されると、モータ162
aを駆動して、組付け部12側に送り出される。このと
き、ジャッキ163aを駆動して、送出部16aと分離
供給部16bとの間の上下方向の位置合わせが行われ
る。
【0066】一方、移動機構16cは、主桁10a間に
固設された凹形断面のガイド壁160cと、ガイド壁1
60cの外側面にそれぞれ固設された一対のガイドレー
ル161cと、ガイドレール161cに沿って転動する
複数の回転ローラ162cと、回転ローラ162cを回
転させるモータ163cと、回転ローラ162cを回転
自在に支持するとともに、モータ163cを内蔵するカ
バー164cとを備えている。
【0067】ガイド壁160cは、その内部に送出部1
6aのジャッキ163aが設置されるとともに、このガ
イド壁160cは、配力筋供給装置16と後述する主筋
カセット18の設置領域にまで延長されている。カバー
164cの外側面には、分離供給部16bのジャッキ1
65bが固設されている。このように構成された移動機
構16cによれば、モータ163cを回転駆動すること
により、ガイド壁160c内に送出部16aを残した状
態で、分離供給部16bをガイドレール161cに沿っ
て主筋カセット18の側部まで移動させることができ
る。
【0068】図20〜図23に主筋カセット18の詳細
を示している。同図に示す主筋カセット18は、カセッ
ト部18aと、このカセット部18aの支持部18bと
を有していて、カセット部18aと支持部18bとが分
離可能に構成されている。この実施例では、4組の主筋
カセット18が台車10上に載置可能になっている。
【0069】カセット部18aは、支持プレート180
aと、この支持プレート180aの四隅に立設された4
本の支柱181aと、トンネル軸方向に位置する一対の
支柱181a間に着脱可能に嵌着された複数のカセット
プレート182aと、支持プレート180aの四隅下面
に突設された位置決めピン183aとを備えている。
【0070】各カセットプレート182aは、一対の支
柱181a間に段状に装着することにより一対づつが対
向配置され、カセットプレート182aの上端面には、
主筋Cの嵌合用U溝184aが凹設されている。このU
字溝164aの設置間隔と数は、門型移動台車12bに
配置された把持機構12eのチャック120eの配列間
隔と数とが一致している。位置決めピン183aは、配
力筋供給装置16のガイド壁160cの上端に配置され
た嵌合凹部185aに貫入して、カセット部18aの位
置が決められる。
【0071】なお、図23に符号186aで示した部材
は、支持プレート180aの下面に回転可能に固設され
た車輪であって、この車輪186aは、主筋Cをカセッ
トプレート182aに載せて運搬する際に、カセット部
18aを90度回転させるために用いられるものであ
る。
【0072】支持部18bは、台車10上に設置される
枠状の下フレーム180bと、下フレームの四隅に立設
された昇降ジャッキ181bと、ジャッキ181b間に
立設された伸縮ガイド182bと、ジャツキ181bお
よび伸縮ガイド182bの伸縮端に固設された上フレー
ム183bとから構成されている。このように構成され
た主筋カセット18では、門型移動台車12bを移動さ
せて主筋カセット18の側方に位置決めした状態で停止
させ、ジャッキ126bとシリンダ122eを駆動し
て、チャック120eを所定位置まで降下させた状態
で、チャック120eを開放した後に閉止すると、チャ
ック120eに一段分の主筋Cが把持され、シリンダ1
22eを収縮して門型台車12eを移動させることによ
り、ブロック化装置12の組付け部12aの上方まで移
動させることができる。
【0073】このとき、主筋カセット18側では、主筋
Cが除去されたカセットプレート182aを取り外し、
昇降ジャツキ181bを伸長させることにより、2段目
のカセットプレート182aが一段目と同じ高さにセッ
トされ、このような操作が順次繰り返されることにな
る。このように構成された主筋カセット18では、カセ
ット部18aの各カセットプレート182a間にそれぞ
れ主筋Cを別の場所で載置した状態で搬入される。
【0074】図24〜図31に、ビーム台車20の詳細
を示している。同図示すビーム台車20は、セグメント
A上に枕木22を介して付設されたレール24上を走行
する撤去台車20aおよび主筋カセット18を運搬する
際に使用される搬入台車20cと、ビーム受け台車20
bとを備えている。撤去台車20aは、トンネル軸方向
に沿って間隔をおいて対向配置された一対の門型ビーム
200aと、門型ビーム200aの下端間を連結する一
対の桁材201aと、門型ビーム200a間の上端に架
設され直線ビーム202aとを有している。
【0075】門型ビーム200aの下端には、レール2
4に嵌合する車輪203aが回転可能に設けられてい
て、主筋カセット18側の一対が駆動側車輪203aと
なっていて、この駆動側の車輪203aには、桁材20
1a上にそれぞれ載置支持された駆動モータ204aが
連結されている。直線ビーム202aは、H型鋼から構
成されていて、主筋C,配力筋Dを保持するホイスト2
05aが移動可能に嵌着されている。
【0076】直線ビーム202aは、門型ビーム200
aから主筋カセット18側に長く延びていて、この延長
部分は、少なくとも、ホイスト205aにて配力筋Dを
吊り下げ支持した状態で、配力筋Dを配力筋供給部16
のコンベア160b上に載置できる長さを有している。
ビーム受け台車20bは、門型移動台車12bと同じガ
イドレール10f上を走行するものであって、主筋カセ
ット18上に載置された主筋Cの上方を覆う大きさを有
する門型ビーム200bを有している。
【0077】門型ビーム200bの下端には、支持フレ
ーム201bがトンネル軸方向に延設され、この支持フ
レーム201bの両端部側下面には、ガイドレール10
fに嵌合する車輪202bが回転可能に設けられてい
る。門型ビーム200bの上端側には、直線ビーム20
2の先端を離脱可能に係止する係止手段203bが配置
されている。この係止手段203bは、直線ビーム20
2aの下方フランジを挟み込む出没可能な凹状プレート
2030bと、凹状プート203bを上下移動させるモ
ータ2031bとから構成されている。
【0078】このように構成されたビーム受け台車20
bは、撤去台車20aの直線ビーム202aの先端を係
止手段203bで係止することにより、撤去台車20a
と共に移動させることができる。搬入台車20cは、主
筋カセット18を搬入する際に用いられるものであっ
て、図30に使用状態を示すように、撤去台車レール2
4上を走行する台車部200cと、台車部200c上に
搭載されたカセット載置部201cとを有している。カ
セット載置部201cの上面には、主筋カセット18の
ローラ186aと嵌合する凹状リング溝202cが設け
られている(図31参照)。
【0079】次に、上記構成の鉄筋の自動組立装置を含
むシステムの作動について説明する。このシステムを作
動する際には、トンネル軸方向の一端側に配置された旋
回装置14が、台車10の駆動車輪10bを駆動するこ
とにより、これから配筋を行う部分に位置決めされ、ジ
ャッキベース10dと水平ブロッキング10eとによ
り、セグメントA上に固定される。なお、枕木22上に
敷設されるレール24は、予め全線に渡って設けられて
いるので、台車10の長さに相当する部分は、この固定
設置の前に撤去される。
【0080】この場合、台車10と撤去台車20aとが
同軸上に位置するように調整することになるが、台車1
0上には、旋回装置14やブロック化装置12,配力筋
供給装置16などが搭載されていて、長さがかなり長
く、しかも重量も大きい。このように構造に対して、セ
グメントAは、多数のブロックをトンネル周および軸方
向に連結したものであって、その軸芯が必ずしも一致し
ているわけではない。
【0081】従って、このようなセグメントA上台車1
0を直接載せて、撤去台車20aを台車10に一体的に
連結すると、セグメントAの捩じれや回転などにより、
長い直線ビーム202aを有する撤去台車20aと台車
10の軸合わせが非常に困難になり、撤去台車20aの
一部が浮き上がるなどの不都合が生じ、調整に手間取っ
て、工事の進行に支障を来す。
【0082】そこで、本実施例では、撤去台車20aの
直線ビーム202aと台車10とを分離し、台車10側
に設けたビーム受け台車20bと必要に応じて係止手段
203bにより結合するようにしている。このため、台
車10と撤去台車20aとの間の位置合わせが容易に行
え、工事の能率が向上する。
【0083】本実施例の組立装置を含むシステムでは、
以下にそれぞれ説明する配力筋Dの運搬、主筋カセ
ット18の運搬、配力筋Dの組付け部12aへの供
給、配力筋Dの分配、主筋Cの組付け部12aへの
供給、自動結束機12cによる結束、組立られたブ
ロック鉄筋Eの旋回装置14への移動、ブロック鉄筋
Eの配筋(トンネル壁面への据え付け)の各手順が順に
行われる。
【0084】配力筋Dの運搬 配力筋Dを供給装置16に運搬する際には、図29に示
すようにして行われる。配力筋Dの運搬では、まず、撤
去台車20aの直線ビーム202aの先端側を、係止手
段203bの作動により、ビーム受け台車20bに係止
させる。そして、この状態で、、多数本がワイヤなどに
より束ねられた配力筋Dを、撤去台車20aのホイスト
205aに吊り下げ支持し、ホイスト205aを駆動す
ることにより、直線ビーム202aの先端側近傍まで移
動させる。
【0085】次いで、ホイスト205aの駆動により、
配力筋Dをコンベア160a上に載置する。コンベア1
60a上に載置された配力筋Dは、その後の手順によ
り組付け部12aに自動的に供給されることになる。撤
去台車20aは、配力筋Dの載置が終了すると、元の位
置に戻される。
【0086】主筋カセット18の運搬 主筋Cは、予め主筋カセット18のカセット部18aに
セットされて搬入される。図30にその搬入状態を示し
ている。主筋Cは、分割数によっても異なるが、一般的
には、組み立てる際の能率を考慮して、2ないしは3分
割される。ところが、このような分割状態では、主筋C
がかなり長くなり、多数本を段状に積重してトンネル断
面方向に移動させることが困難になる。そこで、本実施
例の場合には、搬入台車20cを撤去台車20aと台車
10との間に設置して、この搬入台車20c上で回転さ
せるようにしている。
【0087】すなわち、主筋カセット18を搬入する際
には、主筋Cの長手方向がトンネル軸方向と一致するよ
うにし、かつ、カセット部18aをカセット載置部20
1cに載置させた状態で行う。
【0088】台車部200c上に載せられたカセット部
18aは、カセット載置部201c上のリング溝202
cに沿って、ローラ186aを回転することにより、主
筋Cの角度を約90°回転させて、主筋Cの長手方向が
トンネル断面方向になるようにする(図31参照)。こ
のようにして方向を転換したカセット部18aは、カセ
ット部18aだけをホイスト205aで吊り下げ支持し
て、台車10上の所定の位置(支持部18b上)に載置
する。
【0089】台車10上に載置する際には、位置決めピ
ン183aを凹部185a内に貫入するようにして位置
決めが行われ、これにより主筋カセット18のカセット
部18aが支持部18b上に配置される。このような操
作を複数回繰り返すことにより、所定個数の主筋カセッ
ト18の搬入が終了する。カセット部18aの搬入が終
了すると、搬入台車20cは、撤去される。
【0090】配力筋Dの組付け部12aへの供給 の手順でコンベア160b上に山状に載置された配力
筋Dは、コンベア160bの駆動により、崩されて1本
づつに分離される。そして、コンベア160bを逆方向
に駆動して、バラけた配力筋Dを供給シュート161b
の整列部1610b内に順次整列状態で収容す。整列部
1610bに収容された配力筋Dは、1本が分離部16
2bの爪片1620bにより迷路状通路1611bに送
り出され、送出部16aのローラ161aに受承され。
【0091】ローラ161aへの受承が完了すると、分
離供給部16bは、モータ167bの回転駆動により、
所定のピッチだけ移動され、同様な操作が順次繰り返さ
れ、V字溝164aの全てに配力筋Dか受承されると、
モータ162aを駆動して、組付け部12側に送り出さ
れる。なお、配力筋供給装置16のこのような操作、す
なわち、供給シュート161bにより配力筋Dを送出部
16aのローラ161aに1本づつ受承させる操作は、
所定本数が組付け部12側に送り出されると順次継続さ
れ、次の送り出しに対する準備が行われる。
【0092】配力筋Dの分配 配力筋Dを分配する際には、予め、仮受けゲージ124
6aとローラ1202a,1203aの中心軸および垂
れ止め機構123aの中心軸とが一致させられるととも
に、ジャッキ1205aを駆動して、ローラ1202
a,1203aが最も高い位置にあって、後述する配力
筋供給装置16の送出部16aのローラ161aと一致
するように調整される。
【0093】仮受けゲージ1246aは、ローラ120
2a,1203aの位置よりも低く、配力筋ゲージ12
2aのゲージプレート1220aよりも高い位置になる
ように、ジャツキ1245aにより調整される。なお、
この操作は、供給装置16から配力筋Dが送出される前
に行われる。このような状態で複数の配力筋Dが配力筋
供給装置16側から送りだされると、配力筋Dは、ま
ず、ローラ1202a,1203aにより受承され、駆
動モータ1204aを駆動することにより、旋回装置1
4側に移動させられ、所定の位置に到達するとストッパ
に当たって移動が停止される。
【0094】次いで、ジャッキ1245aを駆動するこ
とにより、仮受けゲージ1246aを上方移動させて、
ローラ1202a,1203aから配力筋Dを仮の受け
ゲージ1246aに移し変える。この移し変えが行われ
ると、ローラ1202a,1203aは、ジャッキ12
05aを収縮することにより、仮受けゲージ1246a
の移動に支障のない高さまで降下される。
【0095】ローラ1202a,1203aの降下が終
了すると、駆動モータ1242aを駆動することによ
り、仮受けゲージ1246aを右方向に旋回させる。こ
のときの旋回移動は、前後に配置されているモータ12
42aを同期回転させるとともに、この旋回移動に併せ
て、垂れ止め機構123aのモータ1234aを同期回
転して、第1プレート1231aを右方向に移動させ
る。
【0096】そして、仮受けゲージ1246aが所定位
置まで旋回移動されると、モータ1242a,1234
aの移動を停止し、ジャッキ1245aを駆動すること
により、仮受けゲージ1246aを下方に移動させて、
配力筋Dを仮受けゲーシ1246aからゲージプレート
1220aに移し変える。移し変えが終了すると、ジャ
ッキ1245aを駆動して仮受けゲージ1246aを旋
回移動に支障のない位置まで下降させる。
【0097】そして、モータ1242aを駆動すること
により、仮受けゲージ1246aを左方向に旋回移動さ
せ、元の中心軸上の高さ位置に戻す。この場合、垂れ止
め機構123aのモータ1234aは回転させない。次
いで、ローラ1202a,1203aおよびゲージプレ
ート1220aを元の状態に戻し、配力筋供給装置16
側から送出された配力筋Dを、再び仮受けゲージ124
6aで受け、左方向に旋回させて、配力筋Dをゲージプ
レート1220aの左端側に受承させた後、同様な操作
を繰り返して、配力筋Dをゲージプレート1220aの
中央部分に受承させる。このような操作により、所定本
数の配力筋Dが配力筋ゲージ122aのゲージプレート
1220a上に両端が支持された状態でセットされる。
【0098】この配置が終了すると、配力筋ゲージ12
2aの回動ジャッキ1223aを駆動して、ゲージプレ
ート1220aに保持されいてる配力筋Dをトンネル断
面方向に移動させて、主筋Cのいずれか一方の端部側
に、重ね代が設けられるようにする。
【0099】主筋Cの組付け部12aへの供給 主筋Cを組付け部12aに供給する際には、まず、門型
移動台車12bが主筋カセット18側に移動され(図2
1参照)、ジャッキ126bおよびシリンダ122eを
駆動することにより、把持機構12eのチャック120
eが主筋カセット18に載置されている主筋C上に降下
され、チャック120eを開閉動作させることで、各チ
ャック120eに主筋Cを保持させる。
【0100】そして、ジャッキ126bおよびシリンダ
122eの駆動によりチャック120eを上昇移動させ
た後に、門型台車12bを組付け部12aの直上に移動
させた後に、再びジャッキ126bおよびシリンダ12
2eを駆動することにより、把持機構12eのチャック
120eを降下させて、開放することにより、主筋Cの
両端側を主筋ゲージ121aのゲージプレート1210
aに移し変える。
【0101】このとき、配力筋ゲージ122aのゲージ
プレート1220aに保持されている配力筋Dは、主筋
Cの下側に位置しており、この操作により、組付け部1
2aには、主筋Cと配力筋Dとが交差した格子状に配置
される。主筋Cをゲージプレート1210aに移し変え
ると、門型台車12bのチャック120eは、再び上昇
移動させられる。
【0102】自動結束機12cによる結束 組付け部12aに主筋Cと配力筋Dとが格子状に配置さ
れると、門型台車12bを移動して、今度は、自動結束
機12cがその直上に位置するようにセットされる。こ
のとき、自動結束機12cは、門型台車12bが所定の
位置に停止されると、複数の自動結束機12cが格子状
に配置された主筋C,配力筋Dのトンネル軸方向の一端
側に位置する交点をそれぞれ指向するようになる。
【0103】自動結束機12cのセットが終了すると、
門型台車12bのジャッキ126bと自動結束機12c
側のシリンダ1232cとを駆動して、各自動結束機1
2cを降下させ、各自動結束機12cの囲繞ガイド12
03cを開閉して、囲繞ガイド1203cが主筋C,配
力筋Dの交点を挟むようにする。そして、この状態でモ
ータ1205cを駆動して、交点を結束線121cで結
束する。
【0104】結束が終了すると、シリンダ1232cを
駆動して自動結束機12cを上方移動させて、門型台車
12bを格子状に配置された主筋C,配力筋Dのトンネ
ル軸方向の他端側に所定距離(主筋Cの配置ピッチに同
じ)だけ移動させ、同様な操作を繰り返すことにより別
の交点が結束される。以後は、同様な操作を繰り返し
て、各交点を結束する。
【0105】この場合、自動結束機12cの数をトンネ
ル断面方向に位置する主筋C,配力筋Dの交点数と一致
させておけば、門型台車12bの移動は、トンネル軸方
向だけで済む。また、門型台車12bの移動は、一方向
だけでなく、2方向とし、一方に移動させる際に1つ置
きの交点を結束し、他方に移動させる際に、その中間の
交点を結束することもできるし、さらに、結束する交点
を千鳥状にすることもできる。このようにして、自動結
束機12cにより所定の交点が結束されると、主筋C,
配力筋Dは、メッシュ状のブロック鉄筋Eとなる。
【0106】なお、結束が終了すると門型台車12b
は、次の主筋Cの組付け部12aへの供給のために所
定の位置に移動される。
【0107】組立られたブロック鉄筋Eの旋回装置1
4への移動(図14参照) ブロック鉄筋Eを旋回装置14側に送出する際には、ジ
ャッキ123dを駆動して、送出機構12dのゲージプ
レート120dを上方移動させることにより、主筋ゲー
ジ121aのゲージプレート1210aからゲージプレ
ート120d上に移し変えて、ゲージプレート120d
にブロック鉄筋Eを受承させる。
【0108】ブロック鉄筋Eを受承すると、モータ12
4dを駆動することにより、ゲージプレート120dが
旋回装置14側に移動させられる。このとき、ガイドレ
ール122dと延長レール126dとが位置対応してい
るので、ガイドレール122dから外れたガイドローラ
121dは、移動に伴って延長レール125dに順次嵌
合する。そして、ゲージプレート120dが延長レール
125d側に支持されると、今度は、モータ126dを
駆動すとにより、延長レール125dに沿って移動し、
旋回装置14の側面の所定位置に到達すると移動が停止
され、ブロック鉄筋Eの送出が完了する。
【0109】なお、送出機構12dのゲージプレート1
20dにブロック鉄筋Eを受承させると、主筋ゲージ1
21a,配力筋ゲージ122aは、次の配力筋Dの分
配のために所定の位置にセットされる。 ブロック鉄筋Eの配筋 送出機構12dによりブロック鉄筋Eがフレーム14a
の直上に配置されると、リフト機構14cのジャッキ1
40cを駆動してフレーム14aを上方移動させ、チャ
ック14dの開閉操作により、ブロック鉄筋Eの主筋C
を把持させる。この把持が終了すると、ジャッキ140
cをさらに延ばして、ブロック鉄筋Eを送出機構12d
のゲージプレート120dから離脱させる。
【0110】この操作が行われると、送出機構12dの
ゲージプレート120dは、モータ126dの駆動によ
りブロック化装置12側に戻され、次のブロック鉄筋E
の送出に備える。ブロック鉄筋Eを受承した旋回装置1
4は、旋回機構14bの原動旋回リング140bを旋回
させて、保持しているブロック鉄筋Eをトンネル周方向
に沿って旋回移動させる。
【0111】そして、ブロック鉄筋Eが所定の位置に旋
回移動されると、旋回を停止して、ジャッキ140cを
伸長することにより、ブロック鉄筋Eをトンネル壁面に
据え付ける。配筋が終了すると、旋回装置14は、元の
状態に復帰され、次のブロック鉄筋Eの配筋に備える。
【0112】以後は、配力筋Dの組付け部12aへの
供給、配力筋Dの分配、主筋Cの組付け部12aへ
の供給、自動結束機12cによる結束、組立られた
ブロック鉄筋Bの旋回装置14への移動、ブロック鉄
筋の配筋の手順が順次繰り返される。このような手順
は、1つの手順が終了すると他の手順を実行するシーケ
ンス制御を基本としているので、例えば、移動範囲や停
止位置などを近接スイッチで検出し、モータの回転をエ
ンコーダの検出信号で制御することで、上述した手順を
自動制御することができる。
【0113】上記手順を複数回繰り返すことにより、複
数のブロック鉄筋Eを組み合わせた環状の鉄筋Bが配筋
されると、台車10を移動させて同様な手順が繰り返さ
れる。この場合、台車10を移動させる際には、レール
24及び枕木22の撤去作業が行われるが、この作業に
撤去台車20aを使用する。
【0114】さて、以上のように構成された鉄筋の自動
組立装置によれば、ブロック化装置12が格子状に組付
けられた主筋Cおよび配力筋Dを支持する組付け部12
aと、この組付け部12aの上方を移動し、上下移動可
能な門型移動台車12bと、門型移動台車12bに取り
付けられ、主筋Cと配力筋Dとの交点を指向して上下移
動する複数の自動結束機12cとを有しているので、組
付け部12aに格子状に組付けられた鉄筋(主筋Cおよ
び配力筋D)の交点を自動結束機12cにより結束し
て、自動的にブロック鉄筋Eを組立ることができる。
【0115】これによりトンネル工事の施工能率を大幅
に向上させることができる。また、本実施例の自動組立
装置には、ブロック鉄筋送出機構12dがブロック鉄筋
Eを送り出す側に旋回装置14が配置され、この旋回装
置14は、ブロック鉄筋送出機構12dからブロック鉄
筋Eを受承して把持するチャック14d有するフレーム
14aと、フレーム14aを支持して、これをトンネル
の周方向に沿って旋回移動させる旋回機構14bと、フ
レーム14aに支持され、旋回機構14bの停止状態
で、ブロック鉄筋Eをトンネル壁面側に向けて、押し付
ける伸縮自在なリフト機構14cとを有している。
【0116】この構成によれば、自動的に組立られたブ
ロック鉄筋Eは、ブロック化装置12のブロック鉄筋送
出機構12dにより旋回装置14側に送り出され、旋回
装置14のチャツク14dにより把持されて、所要の位
置に旋回機構14bで旋回移動させ、リフト機構14c
によりトンネル壁面側に自動的に設置され、鉄筋の組
立,配筋を自動的に行えるので、より一層施工能率が向
上する。
【0117】また、本発明の自動組立装置では、組立ら
れたブロック鉄筋Eを外部に送り出すブロック鉄筋送出
機構12dを有しているので、ブロック鉄筋Eの配筋と
組立とを別の場所で行うことができ、ブロック鉄筋Eの
組立能率も良くなる。さらに、本実施例の組付け部12
aは、トンネルの軸方向に沿って所定の間隔をおいて対
向配置され、主筋Cの円弧とほぼ同じ円弧状に湾曲し、
配力筋Dを上下移動自在に支持する一対の配力筋ゲージ
122aと、配力筋ゲージ122aの下方にあって、配
力筋ゲージ122aと直交するようにしてトンネルの軸
方向に沿って延び、配力筋Dの上方で主筋Cの両端側を
支持する対向配置された上下移動自在な一対の主筋ゲー
ジ121aと、配力筋ゲージ122aの両外端の前面側
に、当該配力筋ゲージ122aに沿って回動自在に配置
され、複数の配力筋Dを保持して、配力筋ゲージ122
aに分配する一対の配力筋分配機構124aとを有てい
る。
【0118】この構成によれば、所要本数の配力筋Dを
配力筋ゲージ122aに支持させる際に、配力筋配分機
構124aを回動させて複数回に分けて供給することが
でき、トンネルの狭い空間を有効に利用して、鉄筋を組
み立てることができる。またさらに、本実施例の自動組
立装置においては、門型移動台車12bは、台車10の
幅方向両端に設けられたガイドレール10f上を自走す
る複数の脚部121bと、この脚部121b間に対向す
るように架設された逆U字形の一対のビーム122b
と、ビーム122bの一方に列設支持(具体的には、前
後に配置されたビーム122b間をその上部で接続する
桁124bの左右に設けられている。)された主筋Cの
把持機構12eとを備え、ビーム122bの他方に自動
結束機12cをトンネル周方向に沿って複数設けてい
る。
【0119】この構成によれば、把持機構12eにより
複数の主筋Cを把持させて、組付け部12aの主筋ゲー
ジ121aに保持させることができるとともに、自動結
束機12cにより複数の交点を結束することができる。
この場合、脚部121bをガイドレール10fに沿って
移動させると、トンネル軸方向に沿った交点の結束も自
動的に行え、主筋Cの供給も自動化できる。
【0120】また、本実施例の鉄筋の自動組立装置は、
ブロック化装置12を挟んで、旋回装置14と反対側に
配力筋Dの供給装置16および主筋Cを複数本並列にか
つ多段状に積重した複数個の主筋カセット18を台車1
0上に設けているので、配力筋Dと主筋Cの供給をブロ
ック化装置12の組付け部12aに円滑に供給すること
ができる。
【0121】また、本実施例の鉄筋の自動組立装置に
は、台車10上の主筋カセット18と配力筋分配装置1
6との間に配置され、配力筋供給装置16に配力筋Dを
運搬するとともに、主筋カセット18を台車10上に搬
入するビーム台車20が設けられているので、主筋Cお
よび配力筋Dの搬入,供給,および,これらを結束した
ブロック鉄筋Eの組立,設置を一連の工程として行うこ
とができる。
【0122】なお、上記実施例では、主筋Cおよび配力
筋Dの搬入,供給,および,これらを結束したブロック
鉄筋Eの組立,配筋を一連の工程として行い、かつ、供
給から配筋までを自動的に行える装置を例示したが、鉄
筋の組立部分だけを自動化することもできるし、組立お
よび配筋部分を自動化するなど、各種の組合せの選択が
可能である。
【0123】また、上記実施例では、本発明をシールド
トンネルの覆工工事に適用した場合を例示したが、本発
明の実施は、これに限定されることはなく、例えば、山
岳トンネルの覆工工事に適用することもできる。
【0124】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明にかかる鉄筋の自動組立装置によれば、円弧状の
主筋と直線状の配力筋とを格子状に組み合わせた交点を
結束することにより、自動的にメッシュ状のブロック鉄
筋が得られるので、トンネルの施工能率を大幅に向上さ
せることができる。
【0125】また、請求項2の構成によれば、自動的に
組立られたブロック鉄筋を自動的にトンネル壁面に取付
けるので、さらに施工能率を向上させることができる。
さらに、請求項3の構成によれば、配力筋を複数回に分
けて供給するので、狭いトンネル空間を有効に活用する
ことかできる。さらにまた、請求項4の構成によれば、
主筋を組付け部に自動的に供給できるとともに、複数の
交点の自動結束が一度に行えるので、より一層施工能率
が向上する。
【0126】また、請求項5の構成によれば、配力筋を
組付け部に自動的に供給できるので、施工能率の向上を
図ることができる。また、請求項6の構成によれば、主
筋および配力筋の搬入,供給,および,これらを結束し
たブロック鉄筋の組立,設置を一連の工程として行うこ
とができ、トンネル内に鉄筋を組立,配筋する作業を非
常に効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる鉄筋の自動組立装置を採用した
システムのトンネル内での配置状態を示す全体斜視図で
ある。
【図2】本発明にかかる鉄筋の自動組立装置の台車の断
面図である。
【図3】本発明にかかる鉄筋の自動組立装置のブロック
化装置の斜視図である。
【図4】図3のブロック化装置において、門型移動台車
を除去した状態の斜視図である。
【図5】図4の中心軸上の縦断面図である。
【図6】図3のブロック化装置の分配機構の断面図であ
る。
【図7】図6の分配機構で配力筋を分配する際の動作説
明図である。
【図8】図3に示したブロック化装置の門型移動台車の
斜視図である。
【図9】図8の門型移動台車の断面説明図である。
【図10】本発明にかかる鉄筋の自動組立装置で用いる
自動結束機の配置説明図である。
【図11】同自動結束機の取付状態の断面説明図であ
る。
【図12】同自動結束機の本体部分の断面説明図であ
る。
【図13】同自動結束機の結束原理の説明図である。
【図14】図3に示したブロック化装置の送出機構の斜
視図である。
【図15】図1に示したシステムの旋回装置の斜視図で
ある。
【図16】図1に示したシステムの配力筋供給装置の斜
視図である。
【図17】同配力筋供給装置の軸方向の縦断面図図であ
る。
【図18】同配力筋供給装置の横断面図である。
【図19】同配力筋供給装置の分離供給部の断面説明図
である。
【図20】図1に示したシステムの主筋カセットの斜視
図図である。
【図21】同主筋カセットの側面図である。
【図22】図21の要部拡大図である。
【図23】同主筋カセットの正面説明図である。
【図24】図1のシステムのビーム台車の斜視図であ
る。
【図25】同ビーム台車の側面説明図である。
【図26】同ビーム台車に用いる撤去台車の断面説明図
である。
【図27】同ビーム台車に用いるビーム受け台車の断面
説明図である。
【図28】同ビーム受け台車の側面説明図である。
【図29】同ビーム台車を使用して配力筋を搬入する際
の説明図である。
【図30】同ビーム台車を使用して主筋を搬入する際の
説明図である。
【図31】図20に示した主筋カセットを回転させる際
の説明図である。
【符号の説明】
10 台車 10a 主桁 10f ガイドレール 12 ブロック化装置 12a 組付け部 12b 門型移動台車 12c 自動結束機 12d 送出機構 12e 把持機構 14 旋回装置 14a フレーム 14b 旋回機構 14c リフト機構 16 配力筋供給装置 16a 送出部 16b 分離供給部 16c 移動機構 18 主筋カセット 18a カセット部 18b 支持部 20 ビーム台車 20a 撤去台車 20b ビーム受け台車 20c 搬入台車 A セグメント B 鉄筋 C 主筋 D 配力筋 E ブロック鉄筋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 風間 慶三 東京都千代田区神田司町2−3 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 東出 明宏 大阪府大阪市中央区北浜東4−33 株式会 社大林組大阪本店内 (72)発明者 北岡 隆司 東京都千代田区神田司町2−3 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 佐賀 美夫 富山県高岡市荻布209 佐賀工業株式会社 内 (72)発明者 ▲斎▼藤 勉 東京都大田区山王2ー16ー5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルの周方向に配置される円弧状の
    複数の主筋と、前記トンネルの軸方向に配置される複数
    の配力筋とを格子状に組付けて、前記主筋と配力筋との
    交点を結束してメッシュ状のブロック鉄筋を製作する鉄
    筋の自動組立装置であって、 前記トンネルの軸方向に沿って配置され、駆動車輪の駆
    動により前記トンネル軸方向に沿って移動する台車と、 前記台車上に配置されたブロック化装置とを備え、 前記ブロック化装置は、前記格子状に組付けられた前記
    主筋および配力筋を支持する組付け部と、 この組付け部の上方をトンネル軸方向に移動し、上下移
    動可能な門型移動台車と、 前記門型移動台車に取り付けられ、前記主筋と配力筋と
    の交点を指向して上下移動する複数の自動結束機と、 前記ブロック鉄筋を外部に送り出すブロック鉄筋送出機
    構とを有することを特徴とする鉄筋の自動組立装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動組立装置は、前記ブ
    ロック鉄筋送出機構が前記ブロック鉄筋を送り出す側に
    配置された旋回装置を備え、 前記旋回装置は、前記ブロック鉄筋送出機構から前記ブ
    ロック鉄筋を受承して離脱可能に把持するチャックを有
    するフレームと、 前記フレームを支持して、これを前記トンネルの周方向
    に沿って旋回移動させる旋回機構と、 前記フレームに支持され、前記旋回機構の停止状態で、
    前記ブロック鉄筋をトンネル内面側に向けて、押し付け
    る伸縮自在なリフト機構とを有することを特徴とする鉄
    筋の自動組立装置。
  3. 【請求項3】 前記組付け部は、前記トンネルの軸方向
    に沿って所定の間隔をおいて対向配置され、前記主筋の
    円弧とほぼ同じ円弧状に湾曲し、前記配力筋を上下移動
    自在に支持する一対の配力筋ゲージと、 前記配力筋ゲージの下方にあって、前記配力筋ゲージと
    直交するようにして前記トンネルの軸方向に沿って延
    び、前記配力筋上に載置された前記主筋の両端側を支持
    する対向配置された上下移動自在な一対の主筋ゲージ
    と、 前記配力筋ゲージのトンネル軸方向の前面側に、当該配
    力筋ゲージに沿って回動自在に配置され、複数の前記配
    力筋を保持して、複数回に分けて必要な本数を前記配力
    筋ゲージに供給する一対の上下移動自在な配力筋分配ゲ
    ージとを有することを特徴とする請求項1または2記載
    の鉄筋の自動組立装置。
  4. 【請求項4】 前記門型移動台車は、前記台車の幅方向
    両端に設けられたガイドレール上を自走する複数の脚部
    と、 この脚部間に対向するように架設された逆U字形の一対
    のビームと、 前記ビームの一方に列設支持され、前記主筋を離脱可能
    に把持する把持機構とを備え、 前記ビームの他方に前記自動結束機を前記トンネルの周
    方向に沿って複数設けたことを特徴とする請求項1から
    3のいずれか1項記載の鉄筋の自動組立装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の鉄筋の自動組立装置は、
    前記ブロック化装置を挟んで、前記旋回装置と反対側に
    配置され、前記配力筋を自動的に供給する配力筋供給装
    置および前記主筋を複数本並列かつ多段状に積重した主
    筋カセットを前記台車上に設けたことを特徴とする鉄筋
    の自動組立装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の鉄筋の自動組立装置は、
    前記台車上の前記主筋カセットの後部側に配置され、前
    記配力筋供給装置に前記配力筋を運搬するとともに、前
    記主筋カセットを前記台車上に搬入するビーム台車を有
    することを特徴とする鉄筋の自動組立装置。
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