JPH1047U - 自動車用中央ロック装置 - Google Patents

自動車用中央ロック装置

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JPH1047U
JPH1047U JP006655U JP665597U JPH1047U JP H1047 U JPH1047 U JP H1047U JP 006655 U JP006655 U JP 006655U JP 665597 U JP665597 U JP 665597U JP H1047 U JPH1047 U JP H1047U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央鎖錠装置を、一方では不当に傍受された
コード語信号が使用可能のコード語をもたらさないよう
に、また他方では欠陥操作とくに発信機の無効果操作が
無視できるように改良する。 【解決手段】 コーダ4を具備する発信機3と、補完的
デコーダ6を有する受信機5とがある遠隔操作装置2、
及び制御電子装置7を備えており、発信機操作の際に、
コードビットから形成されるコード語が作られ得、コー
ド語信号として発出され得、受信機により受信され得
る。デコーダにおいては開錠信号が作られ得、制御電子
装置へ送られ得る。コーダ及びデコーダにはそれぞれコ
ードクロックパルス計数器があり、コードクロックパル
スを数値増分として計数し得る。デコーダにおいては、
コード語受信の時点においてデコーダのコードクロック
パルス計数器の示度(n´)がコーダのコードクロック
パルス計数器の示度(n)と一致するとき、開錠信号が
作られ得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、少なくとも、キーとして作用し、コーダを具備する発信機及び錠と して作用し、補完的デコーダを具備する受信機を有する遠隔操作装置と、制御電 子装置とが設けられており、発信機の操作により、コードビットから成るコード 語が形成され、コード語信号として発信され、発信されたコード語信号に対応し て、デコーダにおいて形成されるロック解除信号が制御電子装置に転送され、こ の制御電子装置によりロック解除信号で解除させ得るようになされている自動車 用中央ロック装置に関する。中央ロック装置は自動車のドアまたはボンネット及 び天井にも組入れておくことのできる自動車の錠を中央でロック及びロック解除 するための装置である。発信機及び受信機を備えた遠隔操作装置は、開閉モデル としてのコード語を搬送する信号の無線伝播によって作動する。従って発信機は 機械的キーの電子式類似体、また受信機は錠乃至錠シリンダの電子式類似体であ る。コード語信号の無線伝播は超音波すなわち空気の密度波又は電磁波をもって 機能できる。電磁波としては高周波及びマイクロ波が、また光周波たとえば赤外 線も適している。
【0002】 発信機にはコーダのほかに少なくともオシレータ、変調器、波発出機構及び給 電設備がある。受信機にはデコーダに加えて少なくとも、発出機構と補完的な構 造部品、検出器、復調器ならびに給電設備がある。発信機では発信機操作の際コ ーダ内でコード語が作られ得、受信機へ、従ってまたデコーダへ送られる。デコ ーダでは受信されたコード語とデコーダ内に記憶させてあるコード、キーワード との比較が行なわれる。受信されたコード語がコード、キーワードとほぼ適合す る限り、デコーダ内でロック解除信号が作られ、これが制御電子装置を介して自 動車の錠を開く。中央ロック装置のロックを、ロック解除に対応したしかたで、 設備しておくことのできるのは自明である。遠隔操作装置つき中央ロック装置で は原則として機械的なキーである必要はないが、自動車用錠には、たとえば停電 など緊急の場合のため又は法律の規定により、キービットを持つ関連キーと共に 機械的錠シリンダを備えておくことができる。
【0003】
【従来の技術】
冒頭にあげた構成の中央ロック装置はさまざまな構造において公知である。実 地からはいわゆる固定コードで作動する中央ロック装置が公知である。その場合 各々の中央ロック装置に、個別の変更不能のコード語が従属させてある。この種 の装置は、欠陥操作たとえば発信機の無効果操作には無関係に作動し極めて信頼 性があるが不当な使用に対しては十分に保証されていない。コード語信号は適宜 の受信機によって受けられ、従ってまた不当な人物によっても入手され得るから である。この不当な人物はそのとき、コード語信号発出用の発信機を、入手した コード語に合わせることができ、従ってあたかも合鍵を所有していることになる 。
【0004】 ドイツ国特許第3244049号からは冒頭にあげた構成の中央ロック装置で あっていわゆる交換コードで作動するものが公知である。その場合いくつか(n 個)の、特定の、相異なる、その都度コードビットの一部から構成されるコード 語が発信機及び受信機に記憶させてある。コード語は番号順(1、2、3…x… n)に配列してある。操作の際に発信機がこれらのコード語を一つずつ順番に、 x番目の操作ではx番目のコード語を発出する。デコーダは順番に、発信機のx 番目の操作の際に受信されたx番目のコード語により同じくx番目のコード語を 制御電子装置用のロック解除信号に変換してこれを制御電子装置へ送る。各操作 ごとに順番が進みx=nとなった後には再び1から始める。しかし受信機の受信 範囲を超える発信機の無効果操作の場合には発信機と受信機とにおけるコード語 の順次計数の同期性がやむ。無効果操作後の同期性回復のため、付加的な同期化 装置が設けてある。ドイツ国特許第3300732号の改良のものでは特別の同 期化装置が取付けてあり、これがそれなりに補助コード語で作動する。この種の 中央ロック装置は有効と判明したが高価である。そのほか無効果操作後の同期性 回復のため必要な数人の操作員による操作取扱いは複雑と感じられる。
【0005】 最後に実地からは冒頭にあげた構成の中央ロック装置であって本質的には上記 の種類の交換コードを用いて作動するが単にx番目のコード語があたかも有効な ようであるのみでなくコード語のグループ(x−a、…x、x+b)も有効であ るものが公知である。それによって発信機の無効果操作がたとえばb回可能であ りその後に同期化が必要となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案には、冒頭にあげた構成の中央ロック装置を、一方では不当に傍受され たコード語信号が使用可能のコード語をもたらさないように、また他方では欠陥 操作とくに発信機の無効果操作が無視できるように改良するという課題が根拠と なっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案は、コーダ及びデコーダにそれぞれコードク ロックパルス発生器がありこれをもってコードクロックパルスの、周波数が選択 可能のコードクロックパルスを作ることができ、コーダ及びデコーダにそれぞれ 初期化可能かつ同期化可能の、コードクロックパルスを数値増分として計数可能 のコードクロックパルス計数器があり、発信機操作の時点におけるコーダのコー ドクロックパルス計数器の示度はコード語の成分であり、デコーダにおいては、 コード語信号受信の時点においてデコーダのコードクロックパルス計数器の示度 (n′)が発信機操作の時点におけるコーダのコードクロックパルス計数器の示 度(n)と一致する、又は選択可能の発散数値(c)を超える差がないのに応じ て開錠信号が作られ得ることを教示する。コードクロックパルス周波数が選択可 能のコードクロックパルス発生器は、計時部品として石英−又は抵抗/コンデン サー部品を備えているパルス・オシレータにより形成できる。とくに計時部品と して石英を用いる場合は、温度変動の際及び電子装置部品の老化の際にコードク ロックパルス周波数の極めて高い安定性が保証されている。石英使用の場合には 、コードクロックパルス周波数は石英の選択により、また狭い範囲ではいわゆる 容量調整により変更可能である。コーダ及びデコーダのコードクロックパルス発 生器はコードクロックパルス周波数に関して互いに同調させてあることは自明で ある。コードクロックパルス計数器は、メモリ内の数値を各コードクロックパル スごとに1数値増分だけ高める電子装置である。特定の時点におけるコードクロ ックパルス計数器内数値をコードクロックパルス計数器の示度と言う。その示度 は原則的にはさまざまな数系において表示できるが多くは二進法又はBCD(二 進化十進)法をもって作動させる。コードクロックパルス計数器を初期化させる とき、初期化の時点における示度を予め定められた数値、多くはゼロに設定する 。2個のコードクロックパルス計数器に同時初期化により又は一方の計数器の示 度を第2の計数器へ伝達することにより同期化可能である。発信機操作の時点に おけるコーダのコードクロックパルス計数器の示度は、コード語が全く該示度か らなる又はたとえば固定コード区分とならんで、コード語の一部のみを形成する と言う意味においてコード語の成分である。後者の場合には、デコーダは対応し て固定コード区分のデコードのためにも補完的に装置してあることは自明である 。コーダ及びデコーダのコードクロックパルス計数器示度の一致は両示度の直接 の同一性を意味するがまた両示度の一方に予め定められた一定の数を加えた後の 両示度の同一性も意味する。発散数値とは両コードクロックパルス計数器の初期 化及び同期化から予め定められた作動時間後にコーダ及びデコーダのコードクロ ックパルス計数器の示度間の差から生じる数値である。この発散は両コードクロ ックパルス発生器の計時部分の固有周波数が実地において決して正確には一致し ない乃至僅かに相異することに基づくことがある。発散数値として、予め定めら れた作動時間後のコーダ及びデコーダのコードクロックパルス計数器の示度間で 予期される最大差が選ばれる。こうして、あたかもコーダ及びデコーダのコード クロックパルス発生器の併進に関して公差の窓が設けてあり、コードクロックパ ルス計数器の示度間の一致がないに拘わらず差がなお許容される場合ロック解除 信号が作られ得ることが保証されている。
【0008】 公知の中央ロック装置に比べて本考案の対象にはいくつかの利点がある。第1 に、最初の初期化及び同期化後、任意に多数回の発信機無効果操作が行なわれて も、それによって別の同期化が必要となることがない。単にコーダ及びデコーダ のコードクロックパルス計数器の両示度間の差が、たとえば極めて長い作動時間 のため、発散数値を超える値だけ超過の場合のみ、改めて同期化が必要となる。 第2に、それでもなお高度の安全性が、コード語は連続的に変更されるので不当 に傍受されたコード語信号が使用できないことによって確立されている。この場 合、コードクロックパルス計数器に十分な容量のある限りコード語が反復使用さ れないことをとくに強調すべきである。原則的にはこれは、コード語の個数がコ ードクロックパルス計数器の場所数のみによって限定され、それでコード語個数 は任意に多く選び得る交換コードである。第3に、コード語順序は高度に個別化 できる。最初の初期化及び同期化の時点で動かされ始め、よってまた定められる からである。2個の相異なる中央ロック装置の遠隔操作装置が全く同じ時点にお いて(意図せずに)初期化及び同期化されることは極めてありそうもないことで ある。最後に、本考案による中央ロック装置は比較的安価かつ簡単に製作できる 。本考案のとくに有利な実施形態においては、ロック解除信号とともにデコーダ のコードクロックパルス計数器示度の補正信号を作ることができ、これを用いて デコーダのコードクロックパルス計数器の示度をコーダのコードクロックパルス 計数器の示度に合せることができる。この実施形態においてはコーダ及びデコー ダのコードクロックパルス計数器の両示度間の差がなお許容可能の場合一方では ロック解除信号が作られ、他方ではコーダのコードクロックパルス計数器の示度 をデコーダのコードクロックパルス計数器の示度に影響させる。これによってコ ーダ及びデコーダのコードクロックパルス計数器の両示度は、少なくとも適時に 発信機を操作する際には実質上互いに発散数値を超える差がないことが保証され ている。よって実地においては両コードクロックパルス計数器の最初の初期化及 び同期化が、特殊な故障の場合たとえば電源異常は別とすると、唯一必要な初期 化及び同期化である。
【0009】 本考案の望ましい一実施形態は、コーダ及びデコーダのコードクロックパルス 発生器のコードクロックパルス周波数が実質上同じであり1Hzであることを特 徴とする。これによって毎秒新しいコード語列が生じ、二つの相異なる中央ロッ ク装置のコード語列の偶発的な一致は極めてありそうもないことである。有利に コーダ及びデコーダのコードクロックパルス発生器のコードクロックパルス周波 数は互いに300ppbを、望ましくは150ppbを超える差がない。周波数 の差1ppbは10-9という少数である。
【0010】 本考案の一実施形態においてはコード語が発信機操作の時点におけるコーダの コードクロックパルス計数器の示度(n)のみから形成されている。本考案の代 案の一実施形態においてはコード語には第1の成分として発信機操作の時点にお けるコーダのコードクロックパルス計数器の示度(n)と、第2の成分として固 定コードとがある。
【0011】 有利に、発散数値(c)として1回の同期化から5年間の、望ましくは1年間 の走行時間後のコーダ及びデコーダのコードクロックパルス計数器の両示度の差 が選ばれている。該走行時間後のこれらの差は計時部品の構成要素の公差から事 前に算出できる。
【0012】 本考案のとくに簡単な安価に製作できる実施形態は、コードクロックパルス発 生器及びコードクロックパルス計数器がマイクロコンピュータの部品として形成 してあり、コードクロックパルスはマイクロコンピュータのクロックパルス発生 器のクロックパルスから形成でき、マイクロコンピュータはコードクロックパル ス計数器としてプログラムできることを特徴とする。この実施形態においては、 マイクロコンピュータは一方ではすでにクロックパルス発生器が組入れてあり、 他方ではその他の機能のほかにコードクロックパルス計数器としても機能できる と言う事実が活用されている。マイクロコンピュータを用いると、クロックパル スが周波数に関してマイクロコンピュータによる分割作業を受けるクロックパル ス発生器のクロックパルスからコードクロックパルスが形成できる。この実施形 態においてはコードクロックパルス発生器及びコードクロックパルス計数器がも はや別個の構成要素乃至構成グループとして形成されないでマイクロコンピュー タの合体された構成部分乃至機能である。
【0013】 とくに操作しやすい本考案による中央ロック装置は、コーダのコードクロック パルス計数器が電池を発信機に挿入することによって初期化でき、デコーダのコ ードクロックパルス計数器が発信機から発出された特殊信号の受信により初期化 できかつコーダのコードクロックパルス計数器と同期化できることを特徴とする 。特殊信号の発出は誰にも見られないように実施されるべきことは自明である。 特殊信号はそれなりに、場合によっては交換コード又は固定コードをもってコー ド化してあることが好ましい。
【0014】 特殊信号はその発信出力を限定しておくこともでき、極めて短距離のみに到達 し、よって不当な記録が排除される。しかしそのうえまた別の、デコーダ初期化 の方法、たとえばイグニッションのスイッチオンとは無関係に、初期化のために 必要な機械的なキーによるものも可能である。
【0015】 コードクロックパルスは中央ロック装置の枠内において別の機能のためにも活 用できる。たとえばコードクロックパルスを付加的に計時クロックパルスとして 発信機の及び/又は自動車の電子時計へ送ることができる。
【0016】 上記の中央ロック装置ではなお、いくつかの中央ロック装置の初期化及び同期 化を意図的に同じ方法で同じ時点に実施し得、こうしてあたかもいくつかの自動 車用の親キーが手に入るようにすることによって若干の不当使用の惧れがある。 これらを排除するため本考案は、コーダを少なくとも1つの、初期化及び同期化 の際に操作できるランダム数値発生器と接続しておき、ランダム数値発生器を用 いてコーダ及びデコーダのコードクロックパルス計数器の両示度を偶発的な相互 一致している初期示度で初期化可能とすることを教示する。この代案として本考 案は、コーダを少なくとも1つの、初期化及び同期化の際に操作可能のランダム 数値発生器と接続しておき、ランダム数値発生器を用いてコーダ及びデコーダの コードクロック発生器の両クロック周波数を一致して選択可能とすることを教示 する。双方の代案の措置はまた互いに組合せておくこともできることは自明であ る。ランダム数値発生器はそれ自体さまざまな実施形態において公知である。た とえば単純な種類のランダム数値発生器は持続時間の比較的短かいパルスを作る オシレータ、これに接続してある計数器ならびに操作装置、たとえば押ボタン又 は対応の制御導体からなる。その場合オシレータの持続時間はヒトの反応時間よ り著しく短かい。押ボタンを操作する際に計数器は停止させ、その時表示されて いるランダム数値発生器の計数器示度が、意図的な押ボタン操作によっては計数 器示度が設定できないと言う意味におけるランダム数値である。本考案は、最後 に記述した実施形態に関して、コード語列の初期及び限界条件が、ランダム数値 発生器を用いると、いくつかの中央ロック装置の同時初期化及び同期化の際にも 個別化可能であるとの知見を活用している。ある場合には、いくつかの中央ロッ ク装置の同時初期化、同期化の際に、相異なる中央ロック装置のコードクロック パルス計数器の同じ初期示度、従ってまた同じコード語列は実質上もはや設定で きないことが活用される。別の代案では、コードクロック周波数とともに初期化 及び同期化の際のコード語列の限界条件がランダム数値発生器によって個別化さ れる。その際確かにいくつかの中央ロック装置のコードクロックパルス計数器の 示度が同時初期化及び同期化の時点において同じであるがそれでもコードクロッ ク周波数が十分相異している確率が極めて高いので相互従属関係にない発信機及 び受信機のコードクロックパルス計数機の示度は短時間内に大きく相違して、発 散数値を超えて同時初期化、同期化に基づく悪用は実質上排除されているように なる。双方の代案において、中央ロック装置の初期化及び同期化の進行中に、ラ ンダム数値発生器を用いて設定された初期示度の乃至設定されたコードクロック 周波数の、中央ロック装置のコーダとデコーダとの間での伝達が行なわれること は自明である。
【0017】 別の構造では、ランダム数値発生器をコーダに組入れ、堅固に接続し、初期化 及び同期化の操作の際に操作可能としておくことができる。その代りに、ランダ ム数値発生器を単に初期化及び同期化のためにのみコーダと接続可能とし、それ 以外は分離された構成部分としておくこともできる。別のとくに望ましい本考案 の実施形態ではランダム数値発生器がデコーダに接続可能であり又はデコーダに 堅固に組入れてあり、コーダは初期化及び同期化のためデコーダに接続可能であ る。ランダム数値発生器がコーダに接続してあるときは、初期化及び同期化の際 に、ランダム数値発生器を用いて作られたランダム数値が特殊信号によって発信 機から受信機へ、よってまたデコーダへ伝達される。それに反して、ランダム数 値発生器がデコーダに接続してあるときは、初期化及び同期化の目的で、発生し たランダム数値のコーダへの伝達を可能にするため発信機を、従ってまたコーダ を受信機に接続することが必要である。このことは、初期化及び同期化の際の特 殊信号の不当な傍受が実質上不可能であるので、とくに有利である。もちろんコ ーダへの無線伝達も可能である。
【0018】
【実施例】
以下本考案を、単に一実施形態を示している図面により詳細に説明する。
【0019】 図面では自動車用錠18が装置してあるドア及びボンネットを備えた自動車1 が認められる。これらの自動車用錠18は中央ロック装置によって操作できる。 中央ロック装置にはコーダ4を備えた、キーとして作動する発信機3及び補完的 なデコーダ6を備えた、錠として作動する受信機5がある遠隔操作装置2が装備 してある。コーダ4及びデコーダ6にはそれぞれコードクロックパルス発生器8 、9があり、これらを用いて、周波数選択可能のコードクロックパルスを作るこ とができる。さらにそれぞれコードクロックパルス計数器10、11もあり、こ れらは初期化及び同期化可能でありまたコードクロックパルスを数値増分として 計数するのに使用できる。発信機3の操作の際にコードビットから形成されるコ ード語が作られ、コード語信号が発生される。その場合コード語は発信機3操作 の時点におけるコーダ4のコードクロックパルス計数器10の示度からなる。コ ード語信号は受信機5によって受信され得る。コード語受信の時点においてデコ ーダ6のコードクロックパルス計数器11の示度が発信機3操作の時点における コーダのコードクロックパルス計数器10の示度と一致する又は予め定められた 発散数値(c)を超える差がない限り、ロック解除信号が作られ得、これを制御 電子装置7へ送ることができる。ロック解除信号を用いて制御電子装置7により 自動車用錠18のロック解除が行われる。解除信号を用いてデコーダ6のコード クロックパルス計数器11の示度のための補正信号が作られ得、これを用いてデ コーダ6のコードタクトパルス計数器11の示度をコーダ4のコードクロックパ ルス計数器10の示度と等しくすることができる。
【0020】 コーダ4及びデコーダ6のコードクロックパルス発生器8、9のコードクロッ ク周波数は1Hz、その精度150ppbである。この精度は換言すれば年間ク ロックパルスの差最大5個を意味する。それゆえ年間クロックパルス5個を発散 数値に選んである。
【0021】 発信機3においてはコーダ4が個別の構成要素グループから形成してある。そ の場合コーダ4は、コードタクト発生器8及びコードクロックパルス計数器10 のほかに、マイクロコンピュータ12を包含し、後者においてコードクロックパ ルス計数器10の示度が常法に従ってコード語信号発出のため加工処理される。 コーダ4の枠内にはさらに、電子時計15が組入れてあり、これへコードクロッ クパルス発生器8からコードクロックパルスが秒クロックパルスとして送られる 。発信機3はさらに給電設備14、変調器つき赤外波用オシレータ16ならびに 操作ボタン19を包含している。デコーダ6は本質的には、いわばコードクロッ クパルス発生器9とコードクロックパルス計数器11とを収容しているマイクロ コンピュータ13からなる。受信機5はさらに、複調器つき赤外波検出器17が 装備してある。オシレータ16及び検出器17は互換性のある機能モジュールと して形成してある。これらは高周波又はマイクロ波伝達用の対応の機能と、又は 超音波伝達用の対応の機能モジュールとも互換でき、その際特別の適合措置は必 要がない。
【0022】 コーダ4のコードクロックパルス計数器10は発信機3内に電池14を挿入し て初期化できる。通常の特殊操作によって特殊信号を発信機3から発出すること ができる。受信機5による特殊信号受信の際にデコーダ6のコードクロックパル ス計数器11をコーダ4のコードクロックパルス計数器10と同期化することが できる。
【0023】 図2の実施形式はまず図1に示したものと一致している。付加的にマイクロコ ンピュータ13の枠内にランダム数値発生器20が組入れてある。マイクロコン ピュータ13には初期化、同期化ボタン21も接続してあり、これによってとり わけランダム数値発生器20も操作できる。受信機5にはさらに復調器つき赤外 波検出器17も装備してある。発信機3及び受信機5にはプラグ22ならびに補 完的なソケット23があり、よって発信機3と受信機5とが、従ってまたコーダ 4とデコーダ6とが接続できる。初期化及び同期化の目的で、プラグ22をソケ ット23に挿入し、初期化、同期化ボタン21を操作する。この操作により、と りわけランダム数値発生器20を用いて偶発的な初期示度が作り出され、この初 期示度がコーダ4及びデコーダ6のコードクロックパルス計数器10、11へ伝 達されコーダ4及びデコーダ6のコードクロックパルス発生器8、9が同期初期 化する。
【0024】 図示した中央ロック装置はそのほか図示してない、コード語部分を介して窓ガ ラス昇降、内部照明、警報装置及び車庫などの機能の制御を可能にする装置が装 備してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による中央ロック装置の図解的構成を示
す図である。
【図2】図1の対象の別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1……自動車 2……遠隔操作装置 3……発信機 4……コーダ 5……受信機 6……デコーダ 7……制御電子装置 8、9……コードクロックパルス発生器 10、11……コードクロックパルス計数器 12、13……マイクロコンピュータ 14……給電設備 15……電子時計 16……オシレータ 17……検出器 18……自動車錠 19……操作ボタン 20……ランダム数値発生器 21……初期化、同期化ボタン 22……プラグ 23……ソケット n、n′……計数器示度 c……発散数値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 301 H04L 9/00 673B

Claims (13)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、キーとして作用し、コーダ
    (4)を具備する発信機(3)及び錠として作用し、補
    完的デコーダ(6)を具備する受信機(5)を有する遠
    隔操作装置と、制御電子装置(7)とが設けられてお
    り、発信機の操作により、コードビットから成るコード
    語が形成され、コード語信号として発信され、発信され
    たコード語信号に対応してデコーダにおいて形成される
    ロック解除信号が制御電子装置(7)に転送され、この
    制御電子装置(7)によりロック解除信号で解除させ得
    るようになされている自動車用中央ロック装置におい
    て、 コーダ(4)及びデコーダ(6)には、それぞれコード
    クロック周波数の選択が可能なコードクロックパルスを
    発生させ得るコードクロックパルス発生器(8、9)が
    設けられており、 コーダ(4)及びデコーダ(6)には、それぞれさら
    に、最初の作動で初期化、同期化可能であって、これに
    よりコードクロックパルスを数値増分として計数し得る
    コードクロックパルス計数器(10、11)が設けられ
    ており、 コーダ(4)におけるコードクロックパルス計数器(1
    0、11)の、発信器(3)作動時点の示度(n)が、
    コード語の構成要素を成し、 コーダ(4)が、少なくとも初期化、同期化の際に作動
    可能のランダム数値発生器(20)に接続されており、 このランダム数値発生器(20)により、コーダ(4)
    およびデコーダ(6)における両コードクロックパルス
    発生器(10、11)の各示度を、ランダムに相互一致
    する当初示度に初期化し得るか、あるいはこのランダム
    数値発生器(20)により、コーダ(4)およびデコー
    ダ(6)におけるコードクロックパルス発生器(8、
    9)のコードクロック周波数を、相互に一致するように
    選択することができ、 コード語受信時点の、デコーダ(6)におけるコードク
    ロックパルス計数器(11)の示度(n’)が、発信機
    (3)作動時点の、コーダ(4)におけるコードクロッ
    クパルス計数器(10)の示度(n)と相互に一致する
    か、またはその差が選択可能の発散数値(c)を超えな
    いように、ロック解除信号がデコーダ(5)に形成され
    得ることを特徴とする中央ロック装置。
  2. 【請求項2】 上記ロック解除信号により、デコーダ
    (6)におけるコードクロックパルス計数器(11)の
    示度に関する補正信号が発信され、これによりデコーダ
    (6)におけるコードクロックパルス計数器(11)の
    示度を、コーダ(8)のコードクロックパルス計数器
    (10)の示度と一致させ得ることを特徴とする、請求
    項1の中央ロック装置。
  3. 【請求項3】 コーダ(4)及びデコーダ(6)におけ
    るコードクロックパルス発生器(8、9)のコードクロ
    ック周波数が、共にほぼ1Hzであることを特徴とす
    る、請求項1又は2の中央ロック装置。
  4. 【請求項4】 コーダ(4)及びデコーダ(6)におけ
    る両コードクロックパルス発生器(8、9)の各コード
    クロック周波数が、相互に300ppb、ことに150
    ppbを超える差違を示さないようになされていること
    を特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一つの中央ロ
    ック装置。
  5. 【請求項5】 コード語が、発信機(3)作動時点の、
    コーダ(4)におけるコードクロックパルス計数器(1
    0)の示度(n)のみから形成されていることを特徴と
    する、請求項1乃至4のうちのいずれかの中央ロック装
    置。
  6. 【請求項6】 コード語が、発信機(3)作動時点の、
    コーダ(4)におけるコードクロックパルス計数器(1
    0)の示度(n)を第1成分として、また固定コードを
    第2成分として持っていることを特徴とする、請求項1
    乃至4のうちいずれかの中央ロック装置。
  7. 【請求項7】 発散数値(c)として、同期化から5
    年、ことに1年走行した後の、コーダ(4)およびデコ
    ーダ(6)における両コードクロックパルス計数器(1
    0、11)の示度の差が選定されていることを特徴とす
    る、請求項1乃至6のうちいずれかの中央ロック装置。
  8. 【請求項8】 コードクロックパルス発生器(9)及び
    コードクロックパルス計数器(11)が、または両者の
    いずれかが、マイクロロコンピュータ(13)の一部と
    して構成されており、コードクロックパルスが、マイク
    ロコンピュータ(13)におけるクロックパルス発生器
    のクロックパルスから形成され、マイクロコンピュータ
    (13)が、コードクロックパルス計数器(11)とし
    てプログラミングし得ることを特徴とする、請求項1乃
    至7のうちのいずれかの中央ロック装置。
  9. 【請求項9】 コーダ(4)におけるコードクロックパ
    ルス計数器(8)が、発信機(3)に乾電池(14)を
    挿入することにより初期化され、デコーダ(6)におけ
    るコードクロックパルス計数器(9)が発信機(3)か
    ら発信される第1信号を受信して初期化され、かつコー
    ダ(4)におけるコードクロックパルス計数器(8)と
    同期化され得ることを特徴とする、請求項1乃至8のう
    ちのいずれかの中央ロック装置。
  10. 【請求項10】 エンジン点火回路が閉鎖されている場
    合、デコーダ(6)におけるコードクロックパルス計数
    器(9)が、発信機(3)から発信される第1信号の受
    信により初期化され、コーダ(4)のコードクロックパ
    ルス計数器(8)と同期化され得ることを特徴とする、
    請求項1乃至9のいずれかの中央ロックロック装置。
  11. 【請求項11】 ランダム数値発生器が、コーダ(4)
    に組入れら、これに不変的に接続されており、初期化、
    同期化作動により、作動可能になされていることを特徴
    とする請求項1の中央ロック装置。
  12. 【請求項12】 ランダム数値発生器(20)が、初期
    化、同期化の場合においてのみ、コーダ(4)と接続さ
    れることができ、この場合以外には分離された別個の構
    成要素であることを特徴とする、請求項1の中央ロック
    装置。
  13. 【請求項13】 ランダム数値発生器(20)が、デコ
    ーダ(6)と接続可能になされているか、又はデコーダ
    (6)に不変的に組入れられており、コーダ(4)が、
    初期化、同期化のためにデコーダ(6)と接続可能にな
    されていることを特徴とする、請求項1の中央ロック装
    置。
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