JPH1048084A - 光損失付与構造および同構造を用いた光ファイバ圧力センサ - Google Patents

光損失付与構造および同構造を用いた光ファイバ圧力センサ

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JPH1048084A
JPH1048084A JP22440396A JP22440396A JPH1048084A JP H1048084 A JPH1048084 A JP H1048084A JP 22440396 A JP22440396 A JP 22440396A JP 22440396 A JP22440396 A JP 22440396A JP H1048084 A JPH1048084 A JP H1048084A
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裕二 那倉
Hideaki Futajima
英明 二島
Takayuki Kawai
隆之 川井
Akinobu Miyazaki
明延 宮崎
Manabu Yagi
学 八木
Takashi Tojo
孝 東条
Susumu Komazaki
進 駒崎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバに圧力に応じて局部曲げを付与す
る際、光ファイバの緩み、弛みで、同一圧力に対して、
同一の局部曲げが形成されないのを防止する。 【解決手段】 貫通孔8に一次被覆を有する光ファイバ
2を挿入して一体に固着した中央にフランジ9を有する
内筒管7を、一端にフランジ12を有する外筒管10の
貫通孔11に一部挿入し、フランジ9と外筒管10の筒
管の間をコイルバネ6で連結し、フランジ12を支持体
1の側面で固定し、支持体1の他側面で、光ファイバ2
に張力を付与して固定し、張力を付与された光ファイバ
2を間にしてこれに局部曲げを付与する突子3と固定子
4とを対向して配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体や気体など流体
の圧力を変換して光ファイバの局部曲げによる光損失と
してとらえることができる光損失付与構造およびこの光
損失付与構造を用いた光ファイバ圧力センサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの損失分布を測定する試験機
としてOTDR(Optical Time Domain Reflectmeter)
が広く用いられている。これは光ファイバ中に光パルス
を入射し、光ファイバ中で発生する散乱光のうち、入射
端側に戻ってくる光(後方散乱光)の強度を時間的にサ
ンプリング測定するものであり、時間領域後方散乱光測
定装置とも呼ばれている。光パルスを入射した時刻を零
として後方散乱光をサンプリングすると、サンプリング
の遅れの時間が入射端から後方散乱光の発生した個所ま
での距離に対応し、その強度が該当する個所までの光フ
ァイバの損失に対応する。それ故サンプリングされた後
方散乱光の強度分布から光ファイバの損失分布を表せる
のである。
【0003】このような原理によれば、光ファイバの途
中に何らかの物理量によって、伝搬する光に損失を与え
る機構を一点もしくは多点において設ければ、それぞれ
の場合において前記一点もしくは多点の物理量の計測が
できる。
【0004】例えば、特開昭61−61038号公報に
は通信用ケーブル内にガスを封入し、異常によりケーブ
ル内ガス圧が低下した際、基準ガス圧とケーブル内のガ
ス圧の差圧によって押し棒で光ファイバを凹みに押し込
み、光ファイバを曲げ、これを後方散乱光検出装置によ
って光損失を検出することによって通信用ケーブルの異
常とその発生位置を検出する装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような装置にお
いて、光ファイバを物理量に応じて局部曲げを作る手段
についてみると、前記公報記載のものでは、光ファイバ
への損失付与点で光ファイバが自由に動くように認めら
れ、光ファイバがくぼみ部に押し込まれた際、同一事象
に対し、緩みや弛みの影響で常に安定した曲率、曲げ長
さを得ることができない。また特開昭54−12217
8号公報には印加圧力によって光ファイバに局部曲げを
圧力伝達装置によって形成し、光ファイバ中の光の伝搬
損失を検知することで圧力を測定するものが示されてい
るが、光ファイバを一定曲率で曲げることができず、安
定した曲げ長さを得ることはできない。
【0006】このような観点から、圧力により変形し、
圧力解除時には復元する弾性筒体に光ファイバをコイル
状に巻き付け、圧力を加えた筒体の変形に伴い光ファイ
バが湾曲し、光強度の変化から圧力を検出する構造のも
のが開示されている。しかし、曲率が安定して変化しな
いため損失変化の再現性に乏しい。このような従来の技
術から脱却するため、光ファイバに繰り返しの変形、す
なわち光ファイバへの繰り返しの光損失付与に際して、
光ファイバに圧力が加わらない初期状態から、限られた
範囲ではあるが、任意の大きさの圧力が加えられた際
は、その力に応じて、所定の局部曲げを形成し、圧力が
解除されたときは、光ファイバを前記の光ファイバに圧
力が加わらないさきの初期状態に忠実に復元させる機構
の出現が望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、光ファイバとの接触面に曲線を有する突子を対向す
る凹状の曲線を有する固定子の方向へ移動させることに
より光ファイバに局部曲げを与え、伝送損失変化を発生
させる光損失付与構造において、前記光ファイバに常時
張力を加える機構を備える光損失付与構造体を提案す
る。また上記構造体において光ファイバに局部曲げを発
生させた後、前記突子を強制的に初期の状態に戻すた
め、前記突子とこの突子を保持する支持体との間にバネ
等を介在させ、強制的に突子を初期の状態に戻す機構を
具える光損失付与構造を提案する。次に前記光損失付与
構造体と基準流体用ベローズと、この基準流体用ベロー
ズに対向し、被検知流体と基準流体との差圧で伸縮する
被検知流体用ベローズと、これらベローズを連結し、被
検知流体用ベローズの差圧変化による伸縮量に対応した
移動量を示す連結棒と、この連結棒の移動量が支点を介
して支点と動作点の距離を変化させることで伸縮量を動
作点移動量として取り出すことのできる作動板とからな
る差圧−移動量変換部とを組合せ、基準流体と被検知流
体の差圧変化を光ファイバの損失変化として検出する光
ファイバ圧力センサを提案する。なお残余の点について
は、以下において述べる。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、光損失付与構造体を実施例
1に示し、図1(a)と、(a)の丸で囲んだ部分の拡
大詳細図(b)と、(c)により説明する。
【0009】(張力付加部)図1(c)に断面中心に貫
通孔8を有し、長手方向中央部にフランジ9を有する内
筒管7と、断面中心に前記内筒管7の外径より径の大き
い貫通孔11を有し、外径は内筒管7のフランジ外径と
等しい外径を有し、片端にフランジ12を具える外筒管
10を用意する。これらの筒管の材質は金属又はプラス
チックのいずれでもよく、長手方向で二つ割りタイプの
ものを使用すれば、組立作業は容易となる。
【0010】ここで用いられる光ファイバ2は主に石英
のガラスファイバで、その表面に合成樹脂の一次被覆を
有するものである。図1(b)に示すように、光ファイ
バ2に適当な余長をとり、前記内筒管7の貫通孔8に通
して内筒管7に対し、接着剤等を用いて光ファイバ2を
長手方向で固着して一体化する。前記外筒管10の上
に、そのフランジ12の径よりも小径で筒部の外径より
大径のコイルバネ6を載置し、この状態で前記光ファイ
バ2を固着して一体化した内筒管7と光ファイバ2を外
筒管10の貫通孔11に挿入し、前記コイルバネの一端
を内筒管7のフランジ9上において固定し、他端を外筒
管10の筒部上にて固定し、両者を連結する。これによ
って、図1(a)において丸で囲んだ張力付加部5が構
成される。
【0011】(局部曲げ形成部)図1(a)に示すよう
に、配置される光ファイバ2と直交する方向で表面に所
定の凸の曲線を有し、支持体1の下面を貫通して保持さ
れ、上下動できる脚3′付の突子3と、この突子3と対
向して支持体1の上側に固定され、光ファイバ2と直交
する方向で、表面に所定の凹の曲線を有する固定子4に
より局部曲げ形成部が構成される。
【0012】前記のように支持体1に配置された局部曲
げ形成部に対し、光ファイバ2の左右方向のラインに合
わせ、支持体1の一方の側面を貫通する位置に前記張力
付加部5が外筒管のフランジ12で支持体1に固定さ
れ、張力付加部の内筒管7の先端から延びる光ファイバ
2は、局部曲げ形成部の対向する突子3と固定子4との
間を、突子3が下方に下っている状態で直線状に通り抜
け、支持体1の他方の側面を貫通して外側に至るが、こ
の際支持体1の他方の側面貫通の位置で、光ファイバ2
を引張り、張力を付加した状態で固定部13で固定され
る。この場合、光ファイバ2に加わる張力は支持体1の
他側面固定部13と内筒管7との間である。この状態
で、局部曲げ形成部の突子3および固定子4の曲線によ
る対光ファイバ曲げ能動部の前端は光ファイバに殆んど
接するか、僅かに離間した位置を採るように調整され
る。コイルバネのバネ定数の異なるものを適用すれば前
記張力は変化する。
【0013】上記構成の構造体によれば、突子3の上下
方向の移動による固定子4への近接により、光ファイバ
2に局部曲げを形成し、光ファイバ2に伝送損失変化を
付与することができ、初期張力を与えた状態に保持され
ているので、突子3の上下方向の移動に応答して光ファ
イバ2は常時張力を加えられ、緊張を維持した状態に置
かれ、突子3、固定子4によって作られる局部曲げ形状
の再現性の質は極めて高い。図9に試作装置により5回
繰返し、突子3の移動量(mm)と光ファイバの伝送損
失増加量(dB)の関係を測定したが、繰返しによる計
測結果は、同一移動量に対する損失増加量を黒線で示し
ているように、その黒線の縦方向で示す変動幅(以下図
10、12において同じ)は極めてせまい範囲、つまり
変動誤差が小さく再現性が高いことを示している。
【0014】(実施例2)図2に実施例2を示す。前記
図1に示したものと相違するところは支持体1の下面
で、突子3の脚3′が外側に貫通した位置で支持体1に
コイルバネ14を嵌挿し、ねじ切りされた脚3′にナッ
ト15を螺合し、前記コイルバネ14を圧縮した状態で
突子3の先端の光ファイバ2と接する位置を調整してい
る。このような構成にしておくと、突子3が付加力によ
って上方にあり、付加力が解除され、下降する場合、そ
の下降力は図1の構造では自重および光ファイバ2に加
わっている張力によるところもあるが、本例の場合、突
子3にコイルバネ14より弾ぱつ力が働き、移動の際の
ガタつきの影響を受けず、迅速に元位置に復帰する。
【0015】(実施例3)図3に実施例3を示す。前記
図1に示すものと相違するところは、図1に示したもの
では局部曲げ形成部が一つであったのを光ファイバ2の
線上の二つ位置に配置した点である。本例によれば光フ
ァイバにそれぞれの位置で局部曲げを与え、伝送損失変
化をそれぞれ発生させることができるが、その使用につ
いては後述する。
【0016】(実施例4)以上本発明の光損失付与構造
体について説明したが、次に前記構造体を用いたガス圧
力センサを説明する。
【0017】(差圧−移動量変換部)図4にその一例を
示す。図において、上部に配置される構造体はすでに説
明したものであり、その下側に差圧−移動量変換部が配
置される。差圧によって発生した移動量は作動板29を
介し、突子3に伝達される。このような圧力センサは例
えば、ガス絶縁電気機器の絶縁ガス圧変動の監視装置に
適用される。図において、被検知ガスと基準ガスの差圧
で伸縮する流体用ベローズである被検知ガス用ベローズ
21と基準ガス用ベローズ22は、支持体20において
支持され、ベローズ21と22とを対向させて連結棒2
3にて連結する。被検知ガス圧力源24と被検知ガス用
ベローズ21、基準ガス圧力源25と基準ガス用ベロー
ズ22とはそれぞれ圧力パイプ26にて接続される。こ
のような構成により、後述のように被検知ガス用ベロー
ズの差圧変化による伸縮量に対応した移動量を支点28
を介して支点28と作動板29の動作点30の距離を変
化させることで伸縮量を任意の動作点移動量として作動
板29から取り出す。
【0018】上記連結棒23にピン27を固定し、その
上方に支持体20に支点28を設定し、断面L字形の作
動板29の折り曲げ点で、この作動板29を回動自在に
支持する。この際、作動板29がピン27と対向する位
置で、作動板29の端面は図でピン27の左側に接し、
局部曲げ形成部の突子3の脚3′と対向する位置で、こ
の脚3′を越えて所定の長さ延び、支点28を軸とし
て、作動板29が回動したとき、前記脚3′から作動板
29の端が外れぬ長をもたせている。図5は作動板29
の一例を示す。作動板29は直交して折れ曲る水平片3
5と垂直片36と垂直片36の中間から水平片35と平
行方向にのびる支持片37よりなり、垂直片36にはそ
の中心部で孔33が形成されこの孔33を両ベローズ間
の連結棒23に通し、支点28の位置で、すでに説明し
たように支持体20(図4)に対し、回動できるように
支持される。一方支持片37上に孔を設け、この孔の周
りに、例えばナットを固定してこれと螺合する支持棒3
8を挿入し、この支持棒38の先端を水平片35の裏面
と接する状態として、ねじ溝切り(図示していない)の
支持棒38の回転による上下高さ調節機能によって、支
持片37に対して水平片35を僅かな範囲であるが、水
平片35の曲げ弾性により、その高さを調節することの
できる構成としており、同時に局部曲げ形成部の突子の
脚と接して、回動を与える際の支持片37の補強の役目
を果している。なお、図示のように垂直片36の背後の
位置で、連結棒23には、前記説明の図4のピン27に
かわり、連結棒23上の位置設定用のナット34が連結
棒23上に形成したねじ溝(図示していない)と螺合
し、図で垂直片36の背面と接する状態で固定されてお
り、連結棒23が矢印の方向に移動すれば、垂直片36
の背面を押し、水平片35の端部は上方向に回動しなが
ら上る。
【0019】本例において、基準ガス圧力と被検知ガス
圧力が等しく、両ベローズが平衡した状態で、ピン27
と作動板29が丁度接触した状態にあるとし、他方で作
動板29が、突子3の脚3′又はその接続脚と接する
か、僅かに離間した状態にあるとし、被検知ガス圧力が
低下すれば、ベローズ間の平衡は破れて、連結棒23は
左方向に移動する。この移動量は支点28を介して作動
板29の前記突子3の脚3′に対する動作点30の距離
を変化させることで前記伸縮量を任意の動作点移動量と
して取りだすことができ、差圧−移動量変換部を形成す
る。このように構成した差圧−移動量変換部の動作板の
上側位置に、すでに説明した光損失付与構造体の突子の
脚の位置を対向させて組立を行えば本発明の圧力センサ
が構成される。
【0020】図10に試作装置により、基準ガス圧力と
の差圧(kgf/cm2 )と光ファイバの伝送損失増加
量(dB)の関係を測定した結果を示すが、同一のガス
差圧に対する光ファイバの伝送損失量は測定の600回
の繰返しによっても殆んど変化は認められない。また、
このように連続して600回テストを繰返したが、光フ
ァイバが切れないことが確認できた。
【0021】(実施例5)実施例5を図6に示す。図4
と比較して相違するところは作動板29の上側の丸で囲
んだ位置で支持体20にスナップアクション機構を用い
た突子移動増幅具31が作動板29の上側に配置され、
前記増幅具31を通る可動連桿32の下端は作動板29
の面と対向させ、上端は局部曲げ形成部の突子3の脚
3′またはその接続脚と係合されるところであり、この
ように突子移動増幅具を含んで差圧−移動量変換部が形
成されることで動作することができる。このように突子
は前記突子移動増幅具を介してその可動連桿32の下端
が作動板と近接して対向配置される。なお、スナップア
クション機構を図8により説明する。図示のように、両
支点S、S′間にコイルバネCと棒状体Bの一端を支持
し、その接続点Jに着目する。(イ)に示す矢印の上方
向への力を加えた場合、コイルバネCが形をくずさず正
規に縮むものとする。こうしてコイルバネは縮んで
(ロ)に示すように接続点Jを含む両支点S、S′間は
直線状となるが、更に僅の力がさきと同じ矢印方向に加
わると急激にコイルバネCの圧縮状態は解け、コイルバ
ネCの力は斜方向に働き、接続点Jは急速に、(ハ)に
示すように上方に変位する。本突子移動量増幅器はこの
ような接続点Jの急速移動機能を具えるもので、図6で
は関連する可動連桿32を急速に上方に移動させる。
【0022】このように前記突子移動量増幅具31を作
動板29の上側に取付け、作動板29と対向する可動連
桿32の下端が、差圧の上昇により作動板の回動によっ
て接触し、可動連桿32に対する上向きの力で前記連桿
32は若干上昇し、前記増幅具31はスナップアクショ
ン機能を発現し、前記連桿32を急速に上昇させ、これ
に連結されている突子3(図4参照)は上昇し、光ファ
イバに伝送損失の大きい局部曲げを与える。図示してい
ないが、光ファイバが配線されている監視位置において
は時間領域後方散乱光測定装置(OTDR)により、直
ちに異常を警報することができる。
【0023】この場合、突子の移動にスナップアクショ
ン機構を用いており、予め作動板と可動連桿との隙間等
を調節することで警報を生じる動作圧力以外では突子を
移動させず光ファイバに伝送損失の増加が起らないよう
にすることができるため、確実に異常警報と判別するこ
とができる。また、前記監視に際して、この圧力センサ
を直列に配置した分布型監視方式が可能であり、複数個
のセンサの配置位置における圧力の異常を一線のファイ
バで検出することができる。図11は基準ガス圧力との
差圧が−0.38kgf/cm2 ・Gと減圧した場合に
前記突子移動量増幅具が動作するように設定して、試験
装置により試験した結果をしているが、5回の繰り返し
によってその結果は極めて良好であった。
【0024】(実施例6)実施例6を図7に示す。光損
失付与部構造体については省略されているが、本例では
実施例3に示したような二つの局部曲げ形成部を備える
構造体のそれぞれの突子を差圧−移動量変換部の一つの
作動板に対向させたものを示しているが、支点28に近
い側のものは、すでに実施例5で説明したスナップアク
ション機構による突子移動量増幅具31を用いた形式の
ものであり、一方支点より遠い側のものは、動作時脚が
作動板29の回動によりその動作点が変り、常時差圧の
変化に対応して突子により光ファイバに伝送損失の局部
曲げを与える形式のものである。前記突子移動量増幅具
31を可動連桿32により突子に係合させたものは作動
板の水平位置、すなわち、ガス圧力の平衡位置において
突子とつながる可動連桿32の下端との間に所定の隙間
を形成するようにセットする。このようにセットしてお
くと、動作時、ベローズ間の差圧が大きくなり、支点を
中心として作動板が回動するときは、初期の間はその隙
間のあるため、作動板とは接せず、規定の異常減圧状態
もしくはその事前で作動板は前記可動連桿下端に接し、
差圧が規定の差圧を越えたところで突子移動量増幅具が
動作し、突子は急速上昇して固定子に対向して光ファイ
バに小さな局部曲げ、すなわち伝送損失の大きい曲げを
与えて伝送損失が急増し、監視所で、これをガス圧力異
常として警報する。一方突子移動量増幅具を係合してい
ない側の突子では差圧による作動板の回動に応じて実施
例4で説明したように、減圧の状態をアナログ的に常時
監視する役目を果す。もっとも前記突子移動量増幅具を
備えるものと備えないものとでは、予め動作設定条件を
調整し、突子移動量増幅具を備えないものは、差圧が零
からすくなくとも異常減圧までアナログ的に計測できる
ものでなければならない。図12は本実施例の試作装置
により5回繰り返して試験した例を示している。このグ
ラフを見れば、圧力変化が見られ、異常を生じる予知に
対応は可能であり、異常圧力時には前記スナップアクシ
ョン機構による突子移動量増幅具が動作するため、設定
した警報動作点で瞬時に損失増加が起こり、確実に異常
警報を判別することができ、一方ではアナログの状態
で、各位置における圧力差を監視することができ、生ず
べき事態の予測も可能であるし、ぼっ発的事故に対し
て、その警報により対処することができる。なお、上記
実施例は基準ガス圧力と被検出ガス圧力の差圧を検出す
るものであるが、ガスに換え基準液体圧力と被検出液体
圧力の差圧を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明は光損失付与構造体の実施例を
示し、(b)、(c)は張力付加部の構成説明図を示
す。
【図2】(a)は本発明の実施例を示し、(b)は張力
付加部の構成説明図を示す。
【図3】(a)は本発明の実施例を示し、(b)は張力
付加部の構成説明図を示す。
【図4】本発明光損失付与構造体を用いた光ファイバ圧
力センサの実施例を示す。
【図5】本発明で用いる作動板の一例を示す。
【図6】本発明のスナップアクション機構で動作する突
子を備えた光損失付与構造体を用いた圧力センサの実施
例を示す。
【図7】本発明のスナップアクション機構で動作する突
子、スナップアクション機構を備えない突子併用の光損
失付与構造体を用いた光ファイバ圧力センサの実施例を
示す。
【図8】(イ)、(ロ)、(ハ)はスナップアクション
機構動作の概略説明図である。
【図9】本発明光損失付与構造体の一例の動作特性(損
失増加量−移動量の関係)を示す。
【図10】本発明の光損失付与構造体を用いた光ファイバ
ガス圧力センサの一例の動作特性(損失増加量−差圧の
関係)を示す。
【図11】本発明の差圧−移動量変換部にスナップアクシ
ョン機構による突子移動量増幅具を設けた一例の動作特
性(損失増加量−差圧の関係)を示す。
【図12】本発明の差圧−移動量変換部にスナップアクシ
ョン機構による突子移動量増幅具を設けたものと設けな
いものを併用した一例の動作特性(損失増加量−差圧の
関係)を示す。
【符号の説明】
1 支持体 2 光ファイバ 3 突子
3′ 突子の脚 4 固定子 5 張力付加部 6 コイルバネ 7 内筒管 8 貫通孔 9 フランジ 10 外筒管 11 貫通孔 12 フランジ 13 固定部 14 コイルバネ 15 ナット 20 支持体 21 被検知ガス用ベローズ 22
基準ガス用ベローズ 23 連結棒 24 被検知ガス圧力源 25
基準ガス圧力源 26 パイプ 27 ピン 28
支点 29 作動板 30 動作点 31 スナップアクション機構を用いた突子移動量増幅具
32 可動連桿
フロントページの続き (72)発明者 二島 英明 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 川井 隆之 名古屋市東区東新町1番地 中部電力株式 会社内 (72)発明者 宮崎 明延 名古屋市熱田区横田二丁目3番24号 中部 電力株式会社中央送変電建設所内 (72)発明者 八木 学 名古屋市熱田区横田二丁目3番24号 中部 電力株式会社中央送変電建設所内 (72)発明者 東条 孝 埼玉県所沢市青葉台1311 株式会社鷺宮製 作所所沢事業所内 (72)発明者 駒崎 進 埼玉県所沢市青葉台1311 株式会社鷺宮製 作所所沢事業所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバとの接触面に曲線を有する突
    子を対向する凹状の曲線を有する固定子の方向へ移動さ
    せることにより光ファイバに局部曲げを与え、伝送損失
    変化を発生させる光損失付与構造において、 前記光ファイバへの張力付加部を備えることを特徴とす
    る光損失付与構造。
  2. 【請求項2】 光ファイバとの接触面に曲線を有する突
    子を対向する凹状の曲線を有する固定子の方向へ移動さ
    せることにより光ファイバに局部曲げを与え、伝送損失
    変化を発生させる光損失付与構造において、 前記光ファイバへの張力付加部を備えるとともに、前記
    突子と該突子を保持する支持体との間に強制的に突子を
    初期の状態に戻すコイルバネを介在させたことを特徴と
    する光損失付与構造。
  3. 【請求項3】 前記張力付加部は、貫通孔に一次被覆を
    有する光ファイバを挿入して一体に固着した内筒管を外
    筒管の貫通孔に挿入して前記内筒管と外筒管とをコイル
    バネにて連結し、前記外筒管を支持体の側面にて固定
    し、内筒管より延びる光ファイバを局部曲げ形成部の対
    向する突子と固定子との間を突子が下方にある状態で直
    線状に通し、支持体の他方の側面にて、前記光ファイバ
    に張力を付加した状態で固定されることを特徴とする請
    求項1、もしくは請求項2記載の光損失付与構造。
  4. 【請求項4】 光ファイバとの接触面に曲線を有する突
    子を対向する凹状の曲線を有する固定子の方向へ移動さ
    せることにより光ファイバに局部曲げを与えて伝送損失
    を発生させる光損失付与構造であって、更に前記光ファ
    イバに張力を加える張力付加部を備える光損失付与構造
    と、 基準流体用ベローズと該ベローズに対向して被検知流体
    と基準流体との差圧で伸縮する被検知用ベローズの間を
    連結棒で結合し、該連結棒の移動量が支点を介して支点
    と動作点の距離を変化させることで伸縮量を任意の動作
    点移動量として取り出すことのできる作動板からなる差
    圧−移動量変換部とを備え、 前記突子の脚は前記作動板に近接させて対向配置されて
    なることを特徴とする光ファイバ圧力センサ。
  5. 【請求項5】 光ファイバとの接触面に曲線を有する突
    子を対向する凹状の曲線を有する固定子の方向に移動さ
    せることにより光ファイバに局部曲げを与えて伝送損失
    を発生させる光損失付与構造であって、更に前記光ファ
    イバに張力を加える張力付加部を備える光損失付与構造
    と、 基準流体用ベローズと該ベローズに対向して被検知流体
    と基準流体との差圧で伸縮する被検知用ベローズの間を
    連結棒で連結し、該連結棒の移動量が支点を介して支点
    と動作点の距離を変化させることで伸縮量を任意の動作
    点移動量として取り出すことのできる作動板と前記作動
    板の上方に配置し、その可動連桿の下端が前記作動板に
    対向し、近接して配置されるスナップアクション機構を
    用いた突子移動量増幅具を備える差圧−移動量変換部と
    を備え、 前記突子移動量増幅具の可動連桿他端は、前記突子の脚
    と係合されてなることを特徴とする光ファイバ圧力セン
    サ。
  6. 【請求項6】 光ファイバとの接触面に曲線を有する突
    子を対向する凹状の曲線を有する固定子の方向に移動さ
    せることにより光ファイバに局部曲げを与えて伝送損失
    を発生させる二つの局部曲げを与えて伝送損失を発生さ
    せる光損失付与構造であって、更に前記光ファイバに張
    力を加える張力付加部を備える光損失付与構造と、 基準流体用ベローズと該ベローズに対向して被検知流体
    と基準流体との差圧で伸縮する被検知用ベローズの間を
    連結棒で連結し、該連結棒の移動量が支点を介して支点
    と動作点の距離を変化させることで伸縮量を任意の動作
    点移動として取り出すことのできる作動板と前記作動板
    の上方に配置し、その可動連桿の下端が前記作動板に対
    向し、近接して位置されるスナップアクション機構を用
    いた突子移動量増幅具を備える差圧−移動量換部とを備
    え、 前記突子移動量増幅具の可動連桿他端は突子の脚と係合
    され、他方の突子の脚は前記作動板に対向し、近接して
    配置されることを特徴とする光ファイバ圧力センサ。
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