JPH1048246A - 半導体加速度センサ - Google Patents

半導体加速度センサ

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JPH1048246A
JPH1048246A JP20958196A JP20958196A JPH1048246A JP H1048246 A JPH1048246 A JP H1048246A JP 20958196 A JP20958196 A JP 20958196A JP 20958196 A JP20958196 A JP 20958196A JP H1048246 A JPH1048246 A JP H1048246A
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JP
Japan
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silicon
layer
movable electrode
mass
acceleration sensor
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Application number
JP20958196A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Mochizuki
康弘 望月
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型かつ高感度の容量式が速度センサを実現す
る。 【解決手段】カンチレバーやブリッジ等の可動電極の質
量体を高密度の金属シリサイド層で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体式の加速度セ
ンサに係り、特に、自動車用エアバッグシステムやサス
ペンジョン制御システム用の小型化,高感度の加速度セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロマシーニング技術を用い
てシリコン半導体基板の表面に小型の加速度センサを形
成し、その動作の信号を処理する回路を該基板上に一体
化集積化し装置が提案されている。
【0003】これらでは、加速度センサのカンチレバー
(片持ち梁)やブリッジ等の可動電極用質量体はシリコ
ン単結晶層またはシリコン多結晶層等で形成している。
シリコン単結晶層の場合は、シリコン・オン・インシュ
レータ(SOI)基板を使用している。シリコン多結晶
層の場合は、一般のシリコン半導体デバイスの製造と同
様のCVDプロセスで形成している。
【0004】この種の装置として関連するものには、例
えば特開平5−304303 号公報,特開平4−504003号公
報,特開昭62−123361号公報,米国特許第5151763号、
等が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、可
動電極用質量体の素材としてはシリコン層を用いてい
る。シリコンの密度は他の金属に比べて比較的小さい。
このため、高感度化と小型化の両立が困難である。
【0006】容量式加速度センサでは、可動電極である
質量体の変位からキャパシタンスの変化量を測定する。
この時、キャパシタンスからの出力電圧は可動電極の質
量に比例して大きくなり、即ち高感度にすることができ
る。あるいは高感度にするためには、可動電極の質量を
大きくすること、即ち可動電極のサイズを大きくするこ
とが必要となり、小型化低コスト化との両立が困難とな
る。
【0007】本発明の目的は、小型で高感度、かつ製造
プロセスが容易であり低コストの加速度センサを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は可動電極用質
量体としてのカンチレバー(片持ち梁)やブリッジ等を
密度の大きい金属シリサイド層で形成することにより達
成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。
【0010】〔第1の実施例〕図1は本発明の第1の実
施例による加速度センサの容量検出部の部分斜視図、図
2は図1におけるAA′断面の製造工程毎の断面図であ
る。
【0011】図1で、シリコン半導体基板11の上面
に、固定電極12及び一端が基板に固定されたカンチレ
バーの可動電極13が形成されており、それぞれの電極
は結線されてコンデンサのブリッジを形成している。図
面では省略されているが、シリコン半導体基板11の所
定の位置に信号処理回路が形成されており、固定電極1
2及び可動電極13からの出力端子と接続されている。
【0012】次に本発明の半導体加速度センサの製造方
法を説明する。
【0013】図2(a)はシリコン半導体単結晶基板2
1を示す。この結晶の品位は、製法;CZ(チョコラル
スキー法;引上げ法)、結晶方位;3±0.5°のオフア
ングル(オフオリエンテーション)した(100)面、
導電型;n型、抵抗率;10Ω−cmである。オフアング
ルはエピタキシャル工程における積層欠陥の発生を防止
するためである。図面では省略してあるが、所定の領域
に通常のCMOSプロセスまたはバイポーラプロセス等
を用いて信号処理回路を形成している。
【0014】図2(b)はシリコン半導体単結晶基板2
1の主表面にシリコン酸化膜22を形成し、所定の領域
に開口部23を設けた状態を示す。シリコン酸化膜22
の厚みは1〜2μmで、形成方法は熱酸化またはCVD
法を用いることができる。なお、シリコン酸化膜22に
代わって、シリコン窒化膜とシリコン酸化膜の積層膜を
用いることも可能である。
【0015】図2(c)は開口部に選択的にシリコン単
結晶エピタキシャル層24aと全面にアモルファスまた
は多結晶シリコン層24bを成長させた状態を示す。シ
リコン単結晶エピタキシャル層24aは、基板温度78
5℃、シランガス(SiH4)を原料とし、シリコン酸化
膜22上の堆積を防ぐため雰囲気の水素ガスに0.02〜
0.1% の塩化水素ガスを添加して成長させたものであ
る。厚みはシリコン酸化膜22の厚みと同じ1〜2μm
である。成長時の基板温度は信号処理回路に害を及ぼさ
ないためであり、低温のため単結晶といえども、一般の
LSIに使用するエピタキシャル層に比べて転位や積層
欠陥が多く品位は劣っているが、本発明の使用にあたっ
ては特別な障害とはならない。さらに連続して、基板表
面の全面にアモルファスまたは多結晶シリコン層24b
を堆積させた。これはこの工程に引き続いて同一反応装
置内で、基板温度を550℃とし、雰囲気中に塩化水素
ガスを添加することを停止して、基板全面にCVDの反
応をさせたものである。
【0016】図2(d)はアモルファスまたは多結晶シ
リコン層24b上にタンタル膜25を堆積させパターニ
ングした状態を示す。タンタル膜25の形成はスパッタ
法により、厚みは2.5〜3.0μmである。パターンの
形状は可動電極及び固定電極を形成する領域である。パ
ターニングは通常のホトリソグラフィ法と塩酸・硝酸混
合液を用いたウエットエッチング法による。
【0017】図2(e)はアモルファスまたは多結晶シ
リコン層24bを所定の形状にパターニングした状態を
示す。パターンの形状は図1に示したように固定電極1
2用固定端と可動電極13用質量体を分離形成させるも
のである。アモルファスまたは多結晶シリコン層24b
のパターニングは通常のホトリソグラフィとマイクロ波
励起プラズマエッチングによる異方性加工による。
【0018】図2(f)はアニールによりタンタル膜2
5とアモルファスまたは多結晶シリコン層24bを反応
させてタンタルシリサイド層26を形成した状態を示
す。アニールの条件は、ヘリウムガス気流中またはヘリ
ウムと水素の混合ガス気流中雰囲気で、温度600〜7
50℃、時間30分〜2時間である。この時、膜厚1単
位のタンタルは、膜厚約2.2単位のシリコンと反応
し、膜厚約2.4単位のタンタルシリサイド層になる。
タンタル膜が過剰に厚い場合はシイリサイド層の上に未
反応のタンタル膜が残存した2層構造、シリコン層が過
剰に厚い場合はシイリサイド層の下部に未反応のシリコ
ン層が残る2層構造となる。いずれの場合もそれぞれの
厚みを調整することにより層構造とその厚みを制御でき
る。シリサイド化の反応では体積収縮が起こり、膜中に
引っ張り応力が発生するが、シリコン層24を一部残存
させた2層の積層膜構造とすることにより応力の緩和を
図ることができる。また、反応時の温度に起因する熱膨
張率の差異により発生する応力を低減するためには、ア
ニール温度を正確に制御することが必要であり、タンタ
ルシリサイドでは670℃付近が適している。
【0019】このアニール時に、タンタル膜の下部やそ
れ以外領域のアモルファスまたは多結晶シリコン層24
bも同時にアニールされて結晶化が促進され、シリコン
単結晶エピタキシャル層24aに接した部分から固相成
長が始まりシリコン単結晶エピタキシャル層24aと同
じ結晶方位に配向された高品位シリコン層24となる。
ここで、高品位シリコン層とは、結晶粒サイズが大きく
整っており、かつ結晶方位配向性が優れているものを意
味する。これは、可動電極用質量体を固定端と接続懸垂
するビーム部27のシリコン層の彎曲や変形を防ぎ高信
頼化に極めて有効である。
【0020】これにより形成したタンタルシリサイドの
密度は、結晶構造と分子密度から計算すると、シリコン
のそれの約2.53 倍となる。
【0021】図2(g)は下地のシリコン酸化膜22を
エッチング除去した状態を示す。シリコン酸化膜22の
エッチングは、フッ酸とフッ化アンモニウム混合液に浸
積して表面露出部のみならず可動電極26および固定端
と接続懸垂するビーム部27の下部もサイドエッチング
させて除去したものである。
【0022】これにより、シリサイド層26が可動変位
することができるようになる。
【0023】金属シリサイド層としてはタンタル以外に
も、次の条件満たすものを採用することができる。
【0024】(1)高密度であること(シリコンの密度
の約2倍以上が望ましい)。
【0025】(2)半導体プロセスに適合できること
(製造温度,耐薬品性,シリコンやシリコン酸化膜の性
質を劣化させない等)。
【0026】(3)機械的に安定なこと(密着性,応力
等)。
【0027】(4)経年変化がないこと。
【0028】(5)製造が容易でコストが安価なこと。
【0029】この様な金属材料は、元素周期表のIVb
(チタン,ジルコニウム,ハーフニウム),Vb(バナ
ジウム,ニオブ,タンタル),VIb(クロム,モリブデ
ン,タングステン)族の金属が挙げられる。特にこれら
の金属のダイシリサイドは固相反応により元のシリコン
層とほぼ同じ体積のシリサイド層が生成されるため表面
がほぼ平坦に保たれること、固相反応の温度を適切に選
定することにより内部応力を小さくまたその経時変化を
小さくすることができること等により、優れている。
【0030】〔第2の実施例〕次に第2の実施例を第1
の実施例との相違点を主体に説明する。
【0031】第1の実施例では、固定電極と可動電極を
ともにシリコン半導体基板上に堆積させたシリコン層か
ら形成したが、固定電極を予めシリコン半導体基板の所
定の位置に所定のパターンの拡散層を形成しておくこと
によっても可能である。
【0032】図3は本発明の第2の実施例による加速度
センサの容量検出部の部分斜視図、図4は図3における
AA′断面の製造工程毎の断面図である。
【0033】図3で、シリコン半導体基板31の上面の
主表面内に固定電極、シリコン半導体基板31の主面上
に堆積させたシリコン層で可動電極の質量体33が形成
されている。可動電極の質量体33は四隅から懸垂する
ビーム部34により固定端35と接続されている。それ
ぞれの電極は結線されてコンデンサのブリッジを形成し
ている。図面では省略されているが、シリコン半導体基
板31の所定の位置に信号処理回路が形成されており、
固定電極及び可動電極からの出力端子と接続されてい
る。
【0034】次に本発明の半導体加速度センサの製造方
法を説明する。
【0035】図4(a)はシリコン半導体単結晶基板4
1を示す。この結晶の品位は、実施例1の場合と同様で
ある。
【0036】図4(b)はシリコン半導体単結晶基板4
1に固定電極形成する領域にボロンを拡散してp型層4
8を形成し、その上のシリコン酸化膜42を形成し、更
に所定の領域に開口部43を設けた状態を示す。p型層
48の形成は、図面では省略してあるが、信号処理回路
を形成するときに同時に形成できる。
【0037】図4(c)はシリコン単結晶エピタキシャ
ル層44aとアモルファスまたは多結晶シリコン層44
bを成長させた状態を示す。実施例1と同様である。
【0038】図4(d)はアモルファスまたは多結晶シ
リコン層44b上にタンタル膜45を堆積させパターニ
ングした状態を示す。パターンの形状は可動電極の質量
体となる領域の中心部である。タンタル膜45の厚みは
3μmで、アモルファスまたは多結晶シリコン層44b
を厚み方向に全部シリサイド化するのに充分な量であ
る。
【0039】図4(e)はアモルファスまたは多結晶シ
リコン層44bを所定の形状にパターニングした状態を
示す。パターンの形状は図3に示したように平面内のX
方向Y方向の2次元方向に伸延する櫛状の可動電極と懸
垂用のビームを分離形成させるものである。
【0040】図4(f)はアニールによりタンタル膜4
5とアモルファスまたは多結晶シリコン層44bを反応
させてタンタルシリサイド層46を形成した状態を示
す。
【0041】アニールの条件は、第1の実施例と同様で
ある。
【0042】第1の実施例では、可動電極の質量体は金
属シリサイド層とシリコン層が上下に積層された構造で
あるが、ここでは、可動電極の質量体は金属シリサイド
層の両側面にシリコン層を残存させた3列構造である。
シリサイド層のみではなくシリコン層も残存させて用い
るのは、第1の実施例の場合と同様に応力の緩和のため
である。
【0043】過剰の未反応タンタル膜が残存する場合
は、硝酸等でエッチング除去する。
【0044】図4(g)は下地のシリコン酸化膜42を
エッチング除去した状態を示す。シリコン酸化膜42の
エッチングは、フッ酸とフッ化アンモニウム混合液に浸
積して表面露出部のみならず可動電極および固定端と接
続懸垂するビーム部の下部もサイドエッチングさせて除
去したものである。
【0045】なお、本発明の実施例では、シリサイド層
の形成方法として金属とシリコンの直接固相反応を用い
ているが、他の方法、例えば金属とシリコンの同時スパ
ッタ又は蒸着,金属シリサイドのスパッタ,金属シリサ
イドのCVDを用いることも可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、カンチレバーやブリッ
ジ等の可動電極の質量体を高密度の金属シリサイド層で
形成することにより、キャパシタンスからの出力電圧を
大きくできる。または、可動電極質量体の大きさを半分
以下の小型化しても従来と同等の出力電圧が得られる。
これにより加速度センサの小型化高感度化が達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のセンサ主要部の斜視
図。
【図2】本発明の第1の実施例の製造工程を示すための
図1のAA′断面図。
【図3】本発明の第2の実施例のセンサ主要部の斜視
図。
【図4】本発明の第2の実施例の製造工程を示すための
図1のAA′断面図。
【符号の説明】
11,21,31,41…シリコン単結晶半導体基板、
12…固定電極部、13,33…可動電極の質量体、2
2,42…シリコン酸化膜、24,44…シリコン層、
25,45…金属膜、26,46…金属シリサイド層、
27,34…懸垂ビーム部、35…固定端、48…拡散
層。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン半導体基板上に形成された加速度
    を検出するための容量式センサにおいて、少なくとも一
    つの固定電極と、前記固定電極に対面し受けた加速度に
    応答して移動可能な可動電極とよりなるコンデンサとを
    備え、前記可動電極の質量体は金属シリサイドを主体と
    する層により形成されていることを特徴とする半導体加
    速度センサ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記金属シリサイド層
    の金属は元素周期表のIVb,Vb,およびVIbに属する
    金属のうちの一つまたは複数よりなる加速度センサ。
JP20958196A 1996-08-08 1996-08-08 半導体加速度センサ Pending JPH1048246A (ja)

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Cited By (5)

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