JPH104851A - 農薬散布筒と農薬散布筒の製造方法 - Google Patents

農薬散布筒と農薬散布筒の製造方法

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JPH104851A
JPH104851A JP16010496A JP16010496A JPH104851A JP H104851 A JPH104851 A JP H104851A JP 16010496 A JP16010496 A JP 16010496A JP 16010496 A JP16010496 A JP 16010496A JP H104851 A JPH104851 A JP H104851A
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spray
pipe
cylinder
resin sheet
pesticide
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JP16010496A
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Masaaki Miyajima
正明 宮嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散布筒の軽量化を図ると共に、耐久性に優れ
た農薬散布筒を提供する。 【解決手段】 一方向Yに押出成形したポリカーボネイ
ト製樹脂シート4を形成する。この樹脂シートを、一方
向Yを円周方向に巻いて散布筒3を形成する。分子配向
の方向に樹脂シート4を巻いて散布筒3を形成したた
め、長さ方向に飛ぶ薬剤が散布筒3の内面に衝突して
も、該散布筒3の割れの発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂シート製の農
薬散布筒に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】農薬散布筒として、実
公昭55−42853号公報には、ポリエチレンパイプ
又は塩化ビニール管(第2欄4行)を用いるものが知ら
れている。また、特公平6−12840号公報には、動
力散布機に硬質合成樹脂製のパイプが連結され、このパ
イプはその下部に、軸方向に等間隔で並べて複数の散布
孔を設けると共に、下流側端部が閉塞され(第3欄36〜
39行)、この下流側端部を自由端とし、基端に連結した
動力散布機から噴射した薬剤を前記散布孔から散布する
ものあり、前記パイプ内には各散布孔に対応して農薬案
内部材である内側案内部材(第3欄第44〜45行)が設け
られる。また、実開昭58−48359号公報等では、
散布ホースに設けられる透孔の内側に農薬案内部材であ
るガイド板を設けている。(マイクロフィルム第4頁第
8〜9行) 上記実公昭55−42853号公報のように、従来の農
薬散布筒には耐薬品性等を考慮してポリエチレン製のも
のなどが使用されていた。ところが、上記特公平6−1
2840号公報のように、動力散布機にパイプの基端を
連結すると共に先端を自由端とするものでは、作業者は
動力散布機を持って作業を行うため、前記パイプが2メ
ートル程度のものであっても、片持ち状となるため作業
者の負担が大であった。しかしながら、軽量化のために
パイプを薄肉に形成すると、十分な剛性が得られず、パ
イプが撓んでしまい散布筒として使用するができない。
【0003】一方、上記特公平6−12840号公報や
実開昭58−48359号公報のように、この種の農薬
散布筒では、薬剤の破損防止や均一な散布のために、内
部に農薬案内部材を設ける場合があるが、パイプとなっ
た農薬散布筒にそれら農薬案内部材を取り付けるもので
あるため、取付け作業性に劣る面がある。また、特公平
6−12840号公報の散布パイプでは、動力散布機か
らの距離に応じた外側案内部材の角度の設定により、各
散布孔での風圧の力に応じた角度に案内し拡散散布(第
4欄第31〜33行)しているが、さらに均一な散布のため
にその調整が可能となることが望ましい。
【0004】そこで、本発明は、先端を自由端として使
用する散布筒において、散布筒の軽量化を図ると共に、
耐久性に優れた農薬散布筒を提供することを目的とし、
また、先端を自由端として使用する散布筒において、複
数の散布孔から均一な農薬散布を行うことができる農薬
散布筒を提供することを目的とし、さらに、農薬案内部
材を設ける散布筒において、製作が容易な農薬散布筒の
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、先端
を自由端として基端を農薬散布機に接続する農薬散布筒
において、一方向に押出成形した樹脂シートを、前記一
方向を円周方向とした筒に形成してなるものであり、分
子配向の方向に樹脂シートを巻いて筒を形成したため、
長さ方向に飛ぶ薬剤が筒の内面に衝突しても、該筒の割
れの発生を防止できる。
【0006】また、請求項2の発明は、前記樹脂シート
がポリカーボネイト製であり、前記筒体に形成した樹脂
シートの縁を重ね合わせて超音波接着してなるものであ
り、ポリカーボネート製とすることにより、剛性、表面
磨耗性に優れると共に、紫外線による劣化が少なくな
る。また、縁を接着剤などを用いて接着すると、その接
着剤により配向方向に筋が発生するが、超音波接着であ
るため、綺麗に仕上がる。
【0007】さらに、請求項3の発明は、先端を自由端
として基端を農薬散布機に接続する農薬散布筒におい
て、前記散布筒の長さ方向に複数の散布孔を設け、前記
散布筒内に、前記散布孔に向かって傾斜する斜設案内部
材を設けると共に、この斜設案内部材の先端側に幅広部
を設け、先端側の前記散布孔より基端側の前記散布孔を
大きく形成すると共に、先端側の前記幅広部より基端側
の前記幅広部を大きく形成したものであり、散布機より
遠い先端側の幅広部及び散布孔が大きく形成されている
ため、複数の散布孔から薬剤を均一に散布することがで
きる。
【0008】さらにまた、請求項4の発明は、先端を自
由端として基端を農薬散布機に接続すると共に、散布筒
内に農薬案内部材を取り付ける農薬散布筒の製造方法に
おいて、一方向に押出成形した樹脂シートに前記農薬案
内部材を取り付けた後、前記樹脂シートを、前記一方向
を円周方向に巻いて筒を形成するものであり、シートの
状態で農薬案内部材を取付けるため、取付け作業が容易
となる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1ないし図11は本発明の一実施
例を示し、同図において、1は動力付き背負式農薬散布
機であり、この農薬散布機1には薬剤を噴出する硬質合
成樹脂製の散布用筒部2が設けられている。この散布用
筒部2には、例えば長さが2メートル程度の農薬散布筒
3の基端が接続され、その農薬散布筒3の先端は自由端
となる。
【0010】前記農薬散布筒3は、押出機とダイと引取
り装置を用いた周知の製法を用い、図2(A)(B)に
示すように、一方向Yへの押出成形により平坦な樹脂シ
ート4を形成し、この樹脂シート4を,前記一方向Yを
円周方向に巻いて前記農薬散布筒3を形成する。この
際、筒状に巻いた前記樹脂シート4の縁4F,4Fを重
ね合せ、これら縁4F,4Fの重ね合せ部4Wを超音波
接着する。この超音波接着は、重ね合わせた縁4F,4
Fに超音波を当て、発熱により溶融接着するものであ
る。そして、超音波接着した超音波接着部36は、図5に
示すように、散布筒3の長さ方向に2列に並ぶスポット
状に形成される。
【0011】また、前記農薬散布筒3の下部には、長さ
方向基端側から先端側に複数の散布孔5,5A,5Bが
間隔を置いて穿設され、それら散布孔5,5A,5Bに
対応して、基端側から第1から第3の斜設案内部材6,
6A,6Bが緩傾斜状態で設けられている。これら斜設
案内部材6,6A,6Bは超高分子ポリエチレン等の平
滑面を有する合成樹脂の板片部材であり、また、前記斜
設案内部材6,6A,6Bは前記散布筒3の軸方向に対
して10〜20°、好ましくは15°程度の角度で斜設
されている。図6ないし図8に示すように、前記第1か
ら第3の斜設案内部材6,6A,6Bの先端側には、彎
曲部7を設け、彎曲部7の先端側に略同一幅の先端側幅
広部8,8A,8Bを設け、各先端側幅広部8,8A,
8Bの先端に略L字型の先端固定部9を設け、この先端
固定部9の先端を係入する筒側係入孔10が前記散布筒3
の下部に穿設されている。また、前記先端固定具9に
は、ねじ部を有する捩込みビスなどの固定部材9Kを挿
通する透孔9Tが穿設されている。第1から第3の傾斜
案内部材8,8A,8Bの基端側には、幅狭部11が形成
されており、この幅狭部11の基端側を挿通する筒側挿通
孔12が、前記散布筒3の上部に位置する前記重ね合せ部
4Wに穿設され、前記幅狭部11の基端には、長さ方向の
係止孔13が穿設されている。この係止孔13に、係止固定
具14が係止し、図6等に示すように、前記係止固定具14
の基端側に前記係止孔13に係入する係入部15を設け、図
9及び10に示すように、前記係入部15の先端側に、前
記係止孔13の基端縁に当設する段部状の当設部16を設
け、その先端側下面に前記筒側挿通孔12の先端縁に係止
する突起17を設けると共に、先端にビス等の固定部材18
を挿通する透孔19が穿設されている。また、第1から第
3の傾斜案内部材6,6A,6Bには、前記幅狭部11,
11,11と前記彎曲部7,7,7との間に、中央側幅広部
20,20A,20Bが形成されている。そして、前記先端側
幅広部8,8A,8B及び中央側幅広部20,20A,20B
は、散布筒3の基端側より先端側に位置する前記傾斜案
内部材6,6A,6Bが長くなるように形成されると共
に、略同一幅に形成され、また、散布孔5,5A,5B
も、散布筒3の基端側より先端側に位置する前記傾斜案
内部材6,6A,6Bがその軸方向に長くなるように形
成されており、各先端側幅広部8,8A,8Bの長さ
L,La,Lbに対応して前記散布孔5,5A,5Bが
形成されていると共に、これら散布孔5,5A,5Bの
幅は、前記傾斜案内部材6,6A,6Bを挿入可能な幅
を有する。そして、農薬散布機1からの距離に応じて離
れるに従い散布孔5,5A,5Bの開口面積が大きく形
成されている。
【0012】また、前記散布筒3の下部には、各斜設案
内部材6,6A,6Bに対応して、農薬案内部材21,2
1,21が設けられる。図11に示すように、それら農薬
案内部材21,21,21は、先端側に向かって高くなる案内
傾斜面22と、取付用の四方の鍔部23とを備えた下部側が
中空なものであり、前記散布筒3の下部に穿設した角型
の筒側取付孔24から前記案内傾斜面22側を散布筒3内に
配置し、前記鍔部23を散布筒3の外面に超音波接着す
る。尚、前記鍔部23は散布筒3の外面に添うように彎曲
形成されている。さらに、前記散布筒3の先端開口31の
下部に、下部側に開口する切欠開口部32を設け、この切
欠開口部32の上部側の散布筒3内に、農薬誘導板34が斜
設されている。
【0013】次に、前記樹脂シート4から散布筒3を形
成する手順に付いて説明すると、散布筒3は、先端側筒
体3Sの基端に、基端側筒体3Kの先端を圧入して構成
されており、これら筒体3S,3Kが前記樹脂シート
4,4を巻いて形成される。図3及び図4は、筒体3
S,3K用の樹脂シート4,4を巻く前の展開図であ
り、先端側筒体3Sを形成する樹脂シート4の幅方向中
央に、図3において上から、前記先端開口部32、筒側係
止孔10、散布孔5B、筒側取付孔24を形成し、その両側
の縁4F,4Fに、前記筒側挿通孔12となる対をなす挿
通孔用切欠12A,12Aを形成する。また、基端側筒体3
Kを形成する樹脂シート4の幅方向中央に、図4におい
て上から、筒側係入孔10、散布孔5A、筒側取付孔24、
筒側係入孔10、散布孔5、筒側取付孔24を形成し、その
両側の縁4F,4Fには、前記筒側挿通孔12となる対を
なす挿通孔用切欠12A,12Aを形成する。尚、図中33
は、前記散布用筒部2の図示しない突起に係合する略L
字型の筒側係合孔である。さらに、シート4の状態で、
散布孔5,5A,5B、筒側係止孔10、挿通孔用切欠12
A,12A、筒側取付孔24を形成した後、前記各筒側取付
孔24,24,24に前記農薬案内部材21,21,21を取付け、
この場合、シート4の外面に鍔部23を超音波接着する。
そして、このように農薬案内部材21,21,21を取付けた
後、シート4,4を巻いて筒体3S,3Kを形成し、図
5に示すように、前記縁4F,4Fに形成した挿通孔用
切欠12A,12Aを重ね合せることにより前記筒側挿通孔
12が形成され、それら散布筒である筒体3S,3Kを連
結することにより、前記散布筒3が形成される。
【0014】次に前記構成に付きその作用を説明する
と、まず、図9に示す斜設案内部材6Bと同様に、各散
布孔5,5A,5Bからそれぞれの斜設案内部材6,6
A,6Bを散布筒3内に挿入し、幅狭部11の基端を筒側
挿通孔12に挿通すると共に、先端固定部9の先端を筒側
係入孔10に係入する。次に、幅狭部11の係止孔13に、係
止固定具14の係入部15を挿入すると共に、幅狭部11の先
端側を外側に持ち上げるようにして、挿入した係止部15
の下面を散布筒3の外面に添った状態で基端側に押し込
み、図10に示すように、係止固定具14の突起17を筒側
挿通孔12の先端縁に係止する。これにより、斜設案内部
材6,6A,6Bが仮固定され、各透孔9T,19に挿入
した固定部材9K,18を散布筒3に捩じ込んで固定す
る。尚、この例では、2本の筒体3S,3Kを接続する
から、接続前に斜設案内部材6,6A,6Bを取付ける
方が作業性に優れる。
【0015】このようにして組立てた散布筒3を用いて
薬剤散布を行うと、農薬散布機1から離れるに従って、
散布孔5,5A,5B、先端側幅広部8,8A,8B及
び中央側幅広部20,20A,20Bが大きく形成されている
から、散布筒3の全長に渡って均一な量の散布を行うこ
とができる。また、薬剤に粒状物を用いる場合、斜設案
内部材6,6A,6Bにより薬剤35が散布孔5,5A,
5Bへと緩やかに案内されると共に、その斜設案内部材
6,6A,6Bが前記散布筒3の軸方向に対して10〜
20°に傾斜しているため、薬剤35の割れや粉砕が防止
される。さらに、薬剤35は、先端側に向かって高くなる
案内傾斜面22により散布筒3の中央側に案内されるた
め、散布筒3内の下部側に添って飛ぶ薬剤35が先端側幅
広部8,8A,8Bに直接的に衝突することがない。
【0016】また、樹脂シートの分子配向の方向を軸方
向にして巻いた散布筒では、薬剤35の衝突により前記分
子配向に添った軸方向の割れが発生し易いが、本実施例
では、散布筒3の内面に薬剤35が衝突しても、分子配向
の方向に樹脂シート4を巻いたため、その分子配向の方
向にひび割れが発生することがない。
【0017】このように本実施例では、請求項1に対応
して、先端を自由端として基端を農薬散布機1に接続す
る農薬散布筒3において、一方向Yに押出成形した樹脂
シート4を、前記一方向を円周方向とした散布筒3に形
成してなるものであるから、長さ方向に飛ぶ薬剤35が散
布筒3の内面に衝突しても該散布筒3の割れの発生を防
止でき、樹脂シート4を薄く形成して散布筒3の軽量化
が可能となる。
【0018】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、樹脂シート4がポリカーボネイト製であ
り、筒に形成した樹脂シート4の縁4F,4Fを重ね合
わせて超音波接着してなるものであるから、使用する樹
脂シート4をポリカーボネート製とすることにより、剛
性、表面磨耗性に優れると共に、紫外線による劣化が少
なくなり、樹脂シート4を薄く形成して散布筒3の軽量
化が可能となる。また、縁4F,4Fを接着剤などを用
いて接着すると、その接着剤が配向方向に添って流れ、
該接着剤の筋が発生して商品価値が低下するが、超音波
接着であるため、綺麗かつ簡単、丈夫に仕上がる。
【0019】さらに、このように本実施例では、請求項
3に対応して、先端を自由端として基端を農薬散布機1
に接続する農薬散布筒3において、散布筒3の長さ方向
に複数の散布孔5,5A,5Bを設け、散布筒3内に、
散布孔5,5A,5Bに向かって傾斜する斜設案内部材
6,6A,6Bを設けると共に、この斜設案内部材6,
6A,6Bの先端側に幅広部8,8A,8Bを設け、先
端側の散布孔5,5Aより基端側の散布孔5A,5Bを
大きく形成すると共に、先端側の幅広部8,8Aより基
端側の幅広部8A,8Bを大きく形成したから、散布機
1より遠い先端側の幅広部及び散布孔が大きく形成され
ているため、複数の散布孔5,5A,5Bから薬剤35を
均一に散布することができる。また、異なる斜設案内部
材6,6A,6Bを選択的に取付けて用いることによ
り、散布量の調整が可能となる。
【0020】さらにまた、このように本実施例では、請
求項4に対応して、先端を自由端として基端を農薬散布
機1に接続すると共に、散布筒3内に農薬案内部材21,
21,21を取り付ける農薬散布筒3の製造方法において、
一方向Yに押出成形した樹脂シート4に農薬案内部材2
1,21,21を取り付けた後、樹脂シート4を、一方向Y
を円周方向に巻いて筒を形成するものであるから、シー
ト4の状態で農薬案内部材21,21,21を取付けるため、
筒に取付ける場合に比べて取付け作業が容易となる。ま
た、超音波接着を用いる場合では、その接着を容易に行
うことができる。
【0021】また、実施例上の効果として、巻く前の樹
脂シート4に予め切欠開口部32、筒側係止孔10、散布孔
5,5A,5B、筒側取付孔24及び挿通孔用切欠12A,
12Aを、プレスの打抜き等により形成しておくから、そ
れらの加工が容易となる。また、斜設案内部材6,6
A,6Bの長さ方向両端を固定部材9K,18により固定
するから、その取付を容易に行うことができる。さら
に、固定部材9K,18に、シート4に捩じ込み可能なビ
スを用いるから、散布筒3側には加工を施す必要がな
く、しかも、上部側は縁4F,4Fの重ね合せ部4Wに
ビスを捩じ込むから安定した固定強度が得られる。ま
た、農薬案内部材21,21,21は、先端側に向かって高く
なる案内傾斜面22を備え、この案内傾斜面22を散布筒3
内に下部に設けるから、自重により薬剤35が散布筒3の
下部に添って移動しても、これを散布筒3の中央側に案
内することができると共に、その下部に添って移動する
薬剤35が集中して先端側幅広部8,8A,8Bに衝突す
ることがなく、薬剤35の割れや破砕を抑制できる。ま
た、幅狭部11の基端に係止孔13を形成し、係止固定具14
の基端側に前記係止孔13に係入する係入部15を設けると
共に、この係入部15の先端側に、前記係止孔13の基端縁
に当設する段部状の当設部16を設けたから、その係止固
定具14を用いて斜設案内部材6,6A,6Bの基端側を
散布筒3に簡便に固定することができる。さらに、樹脂
シート4は透明であるから、薬剤35の飛散状態を確認す
ることができる。また、農薬案内部材21は、案内傾斜面
22の下方を中空に形成しているから、軽量となる。
【0022】尚、本発明の上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、斜設案内部材及び農薬案内部
材の材質等が適宜選定可能である。また、図1等におい
ては、散布筒を水平にして図示したが、先端側を上げて
45°以下、例えば35°程度上げて斜めの状態で使用
することもできる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、先端を自由端として
基端を農薬散布機に接続する農薬散布筒において、一方
向に押出成形した樹脂シートを、前記一方向を円周方向
とした筒に形成してなるものであり、先端を自由端とし
て使用する散布筒において、散布筒の軽量化を図ると共
に、耐久性に優れた農薬散布筒を提供することができ
る。
【0024】また、請求項2の発明は、前記樹脂シート
がポリカーボネイト製であり、前記筒体に形成した樹脂
シートの縁を重ね合わせて超音波接着してなるものであ
り、先端を自由端として使用する散布筒において、散布
筒の軽量化を図ると共に、耐久性に優れた農薬散布筒を
提供することができる。
【0025】さらに、請求項3の発明は、先端を自由端
として基端を農薬散布機に接続する農薬散布筒におい
て、前記散布筒の長さ方向に複数の散布孔を設け、前記
散布筒内に、前記散布孔に向かって傾斜する斜設案内部
材を設けると共に、この斜設案内部材の先端側に幅広部
を設け、先端側の前記散布孔より基端側の前記散布孔を
大きく形成すると共に、先端側の前記幅広部より基端側
の前記幅広部を大きく形成したものであり、先端を自由
端として使用する散布筒において、複数の散布孔から均
一な農薬散布を行うことができ、また、薬剤の割れや破
砕を抑制できる農薬散布筒を提供することができる。
【0026】さらにまた、請求項4の発明は、先端を自
由端として基端を農薬散布機に接続すると共に、散布筒
内に農薬案内部材を取り付ける農薬散布筒の製造方法に
おいて、一方向に押出成形した樹脂シートに前記農薬案
内部材を取り付けた後、前記樹脂シートを、前記一方向
を円周方向に巻いて筒を形成するものであり、農薬案内
部材を設ける散布筒において、散布筒の軽量化を図ると
共に、耐久性の向上を図り、製作が容易な農薬散布筒の
製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す農薬散布機に接続した
散布筒の断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す散布筒の製造方法を説
明する斜視図であり、図2(A)は樹脂シートの斜視
図、図2(B)は樹脂シートを巻いた筒の斜視図であ
る。
【図3】本発明の一実施例を示す先端側筒体の展開図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を示す基端側筒体の展開図で
ある。
【図5】本発明の一実施例を示す散布筒の重ね合せ部の
拡大平面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す第1の斜設案内部材と
係止固定具の斜視図である。
【図7】本発明の一実施例を示す第2の斜設案内部材の
斜視図である。
【図8】本発明の一実施例を示す第3の斜設案内部材の
斜視図である。
【図9】本発明の一実施例を示す斜設案内部材の取付を
説明する散布筒の断面図である。
【図10】本発明の一実施例を示す斜設案内部材の取付
状態における散布筒の断面図である。
【図11】本発明の一実施例を示す農薬案内部材の斜視
図である。
【符号の説明】
1 農薬散布機 3 散布ホース 4 樹脂シート 5,5A,5B 散布孔 6,6A,6B 斜設案内部材 8,8A,8B 先端側幅広部(幅広部) 21 農薬案内部材 Y 一方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を自由端として基端を農薬散布機に
    接続する農薬散布筒において、一方向に押出成形した樹
    脂シートを、前記一方向を円周方向とした筒に形成して
    なることを特徴とする農薬散布筒。
  2. 【請求項2】 前記樹脂シートがポリカーボネイト製で
    あり、前記筒に形成した樹脂シートの縁を重ね合わせて
    超音波接着してなることを特徴とする請求項1記載の農
    薬散布筒。
  3. 【請求項3】 先端を自由端として基端を農薬散布機に
    接続する農薬散布筒において、前記散布筒の長さ方向に
    複数の散布孔を設け、前記散布筒内に、前記散布孔に向
    かって傾斜する斜設案内部材を設けると共に、この斜設
    案内部材の先端側に幅広部を設け、先端側の前記散布孔
    より基端側の前記散布孔を大きく形成すると共に、先端
    側の前記幅広部より基端側の前記幅広部を大きく形成し
    たことを特徴とする農薬散布筒。
  4. 【請求項4】 先端を自由端として基端を農薬散布機に
    接続すると共に、散布筒内に農薬案内部材を取り付ける
    農薬散布筒の製造方法において、一方向に押出成形した
    樹脂シートに前記農薬案内部材を取り付けた後、前記樹
    脂シートを、前記一方向を円周方向に巻いて筒を形成す
    ることを特徴とする農薬散布筒の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233454A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Iseki & Co Ltd 粉粒状物散布装置

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