JPH1048806A - フォトマスク及びその製造方法、フォトマスクブランクス - Google Patents

フォトマスク及びその製造方法、フォトマスクブランクス

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JPH1048806A
JPH1048806A JP20367196A JP20367196A JPH1048806A JP H1048806 A JPH1048806 A JP H1048806A JP 20367196 A JP20367196 A JP 20367196A JP 20367196 A JP20367196 A JP 20367196A JP H1048806 A JPH1048806 A JP H1048806A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成が容易で通常のハーフトーン位相シフト
マスクより焦点深度向上効果の高くサイドロープの低い
フォトマスクを提供する。 【解決手段】 フォトマスク基板の表面が露出する開口
部1と、開口部1を取り囲み、透過する露光光の位相を
開口部1に対し反転しつつ振幅を減衰させる半透明位相
シフト部2と、半透明位相シフト部2を取り囲み、透過
する露光光の位相を開口部1と等しくしつつ振幅を減衰
させる半透明部3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路や
液晶表示装置等の製造装置で使用されるフォトマスクに
関し、特に位相シフトマスク及びその製造方法,フォト
マスクブランクスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高集積化に伴い、回路
パターンの微細化が急速に進展している。一方、投影露
光装置を用いたフォトリソグラフィ技術には、光源の波
長に起因する解像限界が存在する。近年、解像度を向上
させるためにフォトマスク上のパターンを位相部材で形
成する位相シフトマスクの開発が盛んに行われている。
【0003】これまでに様々な種類の位相シフトマスク
が提案されているが、その中で特開平4−136854
号公報に記載されるハーフトーン位相シフトマスクは、
構造が簡単であることから、半導体集積回路生産への使
用が開始されている。
【0004】ハーフトーン位相シフトマスクは、特にホ
ールパターンに対して有効であることが知られている。
図12は、ハーフトーン位相シフトマスクを示す平面図
である。図12において、開口部は半透明位相シフト部
2で囲まれている。図13(a)はフォトマスクを示す
断面図、(b)はフォトマスクを透過する光の振幅透過
率を示す図である。図13(a)に示すように、ガラス
基板4に半透明位相シフト部2をなす半透明位相シフト
膜5が形成され、半透明位相シフト膜5に開口部1が開
口されている。半透明位相シフト膜5を透過した光の振
幅は、減衰するとともに、位相が反転している。
【0005】ハーフトーン位相シフトマスクは、解像限
界付近での焦点深度が大きくなるため、実用的な解像度
が向上する。特開平7−271013号公報では、焦点
深度が最大となる理想的なハーフトーン位相シフトマス
クとして、図14に示されるような振幅透過率が0次の
ベッセル関数J0(2πxλ/NA)となるフォトマス
クを提案している。ここで、xは開口中心からの位置,
λは光源の波長,NAは投影レンズの開口数であり、図
14ではλ=248nm,NA=0.5として計算し
た。
【0006】光の振幅をベッセル関数形にすると、光の
回折が抑えられ、焦点深度が非常に深くなることは、光
学でも良く知られており、例えば1987年4月,ジャ
ーナル・オブ・オプティカル・ソサエティ・オブ・アメ
リカ,第4巻,第4号,651〜654頁(Journ
al of Optical Society ofA
merica,Vol.4,No.4,pp.651−
654,April,1987)に記述されている。
【0007】しかし、実際にはベッセル関数のような連
続的な振幅透過率分布をもつフォトマスクを実際に製造
するのは、現在の技術では不可能である。そこで、上記
公報では、この振幅透過率分布を近似的に実現する方法
として、図15に示すような開口部1の周囲に補助開口
部8を形成する方法を提案している。このときのフォト
マスクの断面は図16(a),振幅透過率は図16
(b)のようになる。
【0008】通常のハーフトーン位相シフトマスクの光
強度分布31と、補助開口部8を付加したハーフトーン
位相シフトマスクの光強度分布32を図3に示す。露光
条件としては、λ=248nm,NA=0.5,コヒー
レンス因子σ=0.3の投影露光装置でもって、ホール
径0.25μm×0.25μmのパターンを持つ透過率
10%のハーフトーン位相シフトマスクを露光するもの
とした。
【0009】通常のハーフトーン位相シフトマスクを用
いると、開口部中心から離れた位置に大きな光強度を持
つサイドロープが発生する。露光量によっては、サイド
ロープがフォトレジストに転写されてしまうことがあ
る。補助開口部8を設けると、振幅透過率はベッセル関
数に近づき、サイドロープが抑制される。
【0010】通常のハーフトーン位相シフトマスクの焦
点深度特性41と、補助開口部8を付加したハーフトー
ン位相シフトマスクの焦点深度特性42を図4に示す。
開口部中心のピーク光強度はデフォーカスすると、像の
ボケにより減少する。補助開口部8を付加したハーフト
ーン位相シフトマスクの焦点深度特性42は、通常のハ
ーフトーン位相シフトマスクの焦点深度特性41に比
べ、デフォーカスしたときのピーク光強度の落ち方が緩
く、焦点深度が伸びている。
【0011】補助開口部8の幅は、開口部1の径に比べ
狭くなる。ホール径0.25μm×0.25μmの場合
には、補助開口部8の幅を0.1μm程度にする必要が
ある。これらの寸法は、ウェハ上の寸法であり、拡大マ
スクの上では、4倍あるいは5倍程度大きくなる。
【0012】しかし、現在のフォトマスク作成技術で
は、フォトマスク上の寸法が1μm以下になると、寸法
制御が非常に困難になる。補助開口部8の幅は、フォト
マスク上で0.5μm程度であるため、その寸法を制御
することは難しい。
【0013】一方、光は補助開口部8を100%透過す
るため、その影響は非常に大きく、補助開口部8の寸法
が僅かに小さいと、焦点深度向上効果が大幅に減退し、
逆に補助開口部8の寸法が僅かに大きいと、補助開口部
8自身がウェハ上のフォトレジストに転写されてしま
う。
【0014】補助パターンとして開口部の代わりに遮光
部を用いる方法が特開平7−281413号公報に開示
されており、そのフォトマスクの平面図を図17に、フ
ォトマスクの断面を図18(a)に、振幅透過率を図1
8(b)に示す。図に示すように、補助遮光部9は、半
透明位相シフト膜5の上層に不透明膜10をパターニン
グすることにより実現される。
【0015】補助遮光部9を付加したハーフトーン位相
シフトマスクの光強度分布33を図3に示す。補助遮光
部9を用いることにより、通常のハーフトーン位相シフ
トマスクに開口中心から離れた位置で発生するサイドロ
ープを抑制することができる。
【0016】補助遮光部9は、図14のベッセル関数で
サイドロープでの振幅が正となる位置0.88λ/NA
から1.38λ/NAの間に配置すれば良く、その幅は
0.25μm程度と補助開口部8に比べ太くなる。補助
遮光部9を付加したハーフトーン位相シフトマスクの焦
点深度特性43を図4に示す。焦点深度特性は、通常の
ハーフトーン位相シフトマスクとほぼ同じで、焦点深度
はほとんど伸びない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】通常のハーフトーン位
相シフトマスクの焦点深度向上効果をより高め、同じに
サイドロープを抑制するためには、ハーフトーン位相シ
フトマスクの振幅透過率をできるだけ0次のベッセル関
数に近づければ良い。これを補助開口部で実現しようと
すると、線幅制御の困難な幅の狭い開口を作成する必要
がある。あるいは補助遮光部で実現しようとすると、幅
は広くとれるが焦点深度は伸びない。
【0018】本発明の目的は、作成が容易で通常のハー
フトーン位相シフトマスクより焦点深度向上効果の高
く、しかも通常のハーフトーン位相シフトマスクよりサ
イドロープの低いフォトマスク及びその製造方法、フォ
トマスクブランクスを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るフォトマスクは、第1光透過部と、第
2光透過部と、第3光透過部とを有するフォトマスクで
あって、第1光透過部は、フォトマスク基板の表面を露
出させて形成されたものであり、第2光透過部は、前記
第1光透過部を取り囲み、透過する露光光の位相を第1
光透過部に対し反転しつつ振幅を減衰させるものであ
り、第3光透過部は、前記第2光透過部を取り囲み、透
過する露光光の位相を第1光透過部と等しくしつつ振幅
を減衰させるものである。
【0020】また前記第3光透過部は、投影露光装置の
光源の波長をλ,投影レンズの開口数をNAとして、前
記第1光透過部の中心から測って0.88λ/NAから
1.8λ/NAの間に配置されているものである。
【0021】また前記第3光透過部は、投影露光装置の
光源の波長をλ,投影レンズの開口数をNAとして、前
記第1光透過部の中心から測って0.88λ/NAより
外側に配置されているものである。
【0022】また反転膜と、再反転膜とを有するフォト
マスクであって、反転膜は、フォトマスク基板上に表面
の露出する開口部を有する第1の露光光に対し半透明か
つ位相を反転させる膜であり、再反転膜は、反転膜上に
設けられ、前記開口部を取り囲む第2の露光光に対し透
明あるいは半透明かつ位相を再反転させる膜である。
【0023】また本発明に係るフォトマスクブランクス
は、反転膜と、再反転膜とを有するフォトマスクブラン
クスであって、反転膜は、フォトマスク基板上に露光光
に対し半透明かつ位相を反転させる膜であり、再反転膜
は、反転膜上に設けられ、第2の露光光に対し透明ある
いは半透明かつ位相を再反転させる膜である。
【0024】また本発明に係るフォトマスクは、半透明
膜と、反転膜とを有するフォトマスクであって、半透明
膜は、フォトマスク基板上に表面の露出する開口部を有
する第1の露光光に対し半透明な膜であり、反転膜は、
半透明膜の開口部を取り囲み第2の露光光に対し透明あ
るいは半透明かつ位相を反転させる膜である。
【0025】また本発明に係るフォトマスクの製造方法
は、膜形成工程と、第1のパターン工程と、第2のパタ
ーン工程とを有するフォトマスクの製造方法であって、
膜形成工程は、フォトマスク基板上に、第1の露光光に
対し半透明かつ位相を反転させる反転膜と、前記反転膜
上に第2の露光光に対し透明あるいは半透明かつ位相を
再反転させる再反転膜を形成する処理であり、第1のパ
ターン工程は、前記再反転膜の所望の部分を除去し所望
のパタンとする処理であり、第2のパターン工程は、前
記反転膜の所望の部分を除去し所望のパタンとする処理
である。
【0026】また膜形成工程と、第1のパターン工程
と、第2のパターン工程とを有するフォトマスクの製造
方法であって、膜形成工程は、フォトマスク基板上に、
第1の露光光に対し半透明な膜と、前記第1の露光光に
対し半透明な膜の上に第2の露光光に対し透明あるいは
半透明かつ位相を反転させる膜を形成する処理であり、
第1のパターン工程は、反転膜の所望の部分を除去し所
望のパタンとする処理であり、第2のパターン工程は、
前記半透明膜の所望の部分を除去し所望のパタンとする
処理である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照にして詳細に説明する。
【0028】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1を示す平面図である。
【0029】図1において、本発明の実施形態1に係る
フォトマスクは、開口部1と半透明位相シフト部2と半
透明部3とを含んでいる。半透明位相シフト部2を透過
した光は、振幅が減衰するとともに、開口部1に対し位
相が反転している。一方、半透明部3を透過した光は、
振幅が減衰するが、開口部1と同じ位相を持っている。
【0030】図2(a)に本発明の実施形態1に係るフ
ォトマスクの断面図を示す。ガラス基板4上に半透明位
相シフト膜5が堆積され、半透明位相シフト膜5の一部
が開口部1の形にパターニングされている。
【0031】半透明位相シフト膜5は、クロム,クロム
の酸化物,クロムの酸化窒化物,クロムのフッ化物,モ
リブデンシリサイド,モリブデンシリサイドの酸化物,
モリブデンシリサイドの酸化窒化物,モリブデンシリサ
イドのフッ化物などから構成される単層あるいは多層膜
である。なお、このとき半透明位相シフト膜5に要求さ
れる条件としては、露光光の透過率が5〜20%であ
り、透過する露光光の位相を180度変換させることが
必要である。
【0032】半透明位相シフト膜5の上に位相シフト膜
6を形成し半透明部3の形にパターニングしている。位
相シフト膜6の材料には、酸化珪素,窒化珪素,酸化室
化珪素,クロムの酸化物,クロムの酸化窒化物,クロム
のフッ化物,モリブデンシリサイド,モリブデンシリサ
イドの酸化物,モリブデンシリサイドの酸化窒化物,モ
リブデンシリサイドのフッ化物などを用いる。
【0033】位相シフト膜6の材料には、露光光の透過
率が10%以上あるものが望ましい。酸化珪素を用いる
と、100%近い透過率を得ることができる。位相シフ
ト膜6においても位相が180度変換されるため、半透
明部3を透過する光の位相は開口部1を透過する光の位
相と等しくなる。
【0034】このときのフォトマスクの振幅透過率を図
2(b)に示す。振幅透過率分布は図14の理想的なベ
ッセル関数の形に近づいている。半透明部3はベッセル
関数で、サイドロープでの振幅が正となる位置0.88
λ/NAから1.38λ/NAの間に配置している。そ
の幅は補助開口部8に比べ太く、開口部1の幅とほぼ等
しくなるため作成は容易である。
【0035】図3及び図4を参照にして本発明の実施形
態1に係るフォトマスクの効果を説明する。図3は各種
位相シフトマスクによるウェハ上の光強度分布を示した
ものである。通常のハーフトーン位相シフトマスクの光
強度分布31は、開口部中心から離れた位置に大きなサ
イドロープが発生している。半透明部3を付加したハー
フトーン位相シフトマスクの光強度分布34は、サイド
ロープが抑制され、サイドロープのレジストへの転写を
防ぐことができる。
【0036】図4は各種位相シフトマスクの焦点深度特
性を示したものである。半透明部3を付加したハーフト
ーン位相シフトマスクの焦点深度特性44は、通常のハ
ーフトーン位相シフトマスクの焦点深度特性41に比べ
デフォーカスしたときのピーク光強度の落ち方が緩く、
焦点深度が伸びている。
【0037】(実施形態2)図5に本発明の実施形態2
に係るフォトマスクを示す。図5(a)に示すようにガ
ラス基板4上に半透明膜7が堆積され、開口部1の形に
パターニングされている。半透明膜7は、クロム,クロ
ムの酸化物,クロムの酸化窒化物,モリブデンシリサイ
ド,モリブデンシリサイドの酸化物,モリブデンシリサ
イドの酸化窒化物などから構成される単層あるいは多層
膜である。
【0038】なお、半透明膜7に要求される条件として
は、露光光の透過率が5〜20%であり、透過する露光
光の位相の変化は10度以内である必要がある。
【0039】さらに半透明膜7上に位相シフト膜6を形
成し開口部1及び半透明部3の形にパターニングされて
いる。位相シフト膜6の材料には酸化珪素,窒化珪素,
酸化室化珪素,クロムの酸化物,クロムの酸化窒化物,
クロムのフッ化物,モリブデンシリサイド,モリブデン
シリサイドの酸化物,モリブデンシリサイドの酸化窒化
物,モリブデンシリサイドのフッ化物などを用いる。
【0040】位相シフト膜6に要求される条件としては
露光光の透過率が10%以上あり、透過する露光光の位
相を180度変換させることが必要である。酸化珪素を
用いると、100%近い透過率を得ることができる。フ
ォトマスクの振幅透過率を図5(b)に示す。振幅透過
率分布は図14の理想的なベッセル関数の形に近づいて
いる。本発明の実施形態2も本発明の実施形態1と同様
な効果を持つ。
【0041】(実施形態3)図6及び図7に本発明の実
施形態3に係るフォトマスクを示す。実施形態3では、
半透明部3はベッセル関数でサイドロープでの振幅が正
となる位置0.88λ/NAから外の全てを被ってい
る。位相シフト膜6の透過率を10%から50%の間で
比較的低くすると、半透明部3の透過光は半透明位相シ
フト部より強度が低くなる。
【0042】これにより、フォトマスク周縁部やアライ
メントマーク周辺で生じる不要なパターンの発生を防ぐ
ことができる。図3の35は図7(b)の振幅透過率分
布を持つフォトマスクを露光したときのウェハ上の光強
度分布を表し、図4の45は図7のフォトマスクの焦点
深度特性を表す。
【0043】図2のフォトマスクの焦点深度特性44に
比べると若干劣るが、通常のハーフトーン位相シフトマ
スクの焦点深度特性41に比べ図7のフォトマスクの焦
点深度特性45はデフォーカスしたときのピーク光強度
の落ち方が緩く、焦点深度が伸びている。
【0044】(実施形態4)図8に本発明の実施形態4
に係るフォトマスクを示す。開口部1が接近して複数個
配置された場合の半透明部3の配置方法を示している。
フォトマスク透過光の振幅をベッセル関数型に近づける
ためには、半透明部3を全ての開口部の中心から測って
0.88λ/NAから1.38λ/NAの間あるいは
0.88λ/NAより外側に配置する必要がある。元に
なる開口部1の配置が決まっていれば、半透明部3を自
動的に配置することが可能である。図9に本発明の実施
形態4の変形例を示す。この場合には、複数の開口部1
がさらに接近しているため、半透明部3の面積が小さく
なっている。
【0045】(実施形態5)図10に本発明の実施形態
5に係るフォトマスクの製造方法を示す。図10(a)
に示すようにガラス基板4の上に半透明位相シフト膜5
を堆積し、さらにその上に位相シフト膜6を堆積する。
半透明位相シフト膜5は、クロム,クロムの酸化物,ク
ロムの酸化窒化物,クロムのフッ化物,モリブデンシリ
サイド,モリブデンシリサイドの酸化物,モリブデンシ
リサイドの酸化窒化物,モリブデンシリサイドのフッ化
物などから構成される単層あるいは多層膜である。
【0046】これらの材料はスパッタやCVDにより堆
積される。なお、このとき半透明位相シフト膜5に要求
される条件としては、露光光の透過率が5〜20%であ
り、透過する露光光の位相を180度変換させることが
必要である。
【0047】位相シフト膜6の材料には酸化珪素,窒化
珪素,酸化室化珪素,クロムの酸化物,クロムの酸化窒
化物,クロムのフッ化物,モリブデンシリサイド,モリ
ブデンシリサイドの酸化物,モリブデンシリサイドの酸
化窒化物,モリブデンシリサイドのフッ化物などを用い
る。これらの材料はスパッタやCVDにより堆積可能で
ある。酸化珪素の場合は塗布ガラスを用いることもでき
る。位相シフト膜6に要求される条件としては露光光の
透過率が10%以上あり、透過する露光光の位相を18
0度変換させることが必要である。
【0048】図10(b)に示すようにレジスト11の
塗布後、電子ビーム描画装置あるいはレーザ描画装置を
用いて露光を行い、その後現像を行うことにより半透明
部3の残ったレジストパターンを得る。
【0049】次に図10(c)に示すように、レジスト
11をマスクとしてエッチングを行う。エッチングが半
透明位相シフト膜5の上層で停止するために位相シフト
膜6と半透明位相シフト膜5とはエッチング選択比の大
きな材料を選ぶ必要がある。例えば、位相シフト膜6と
して酸化珪素を選び、半透明位相シフト膜5としてフッ
化クロムを選ぶと四フッ化炭素ガスを用いて大きな選択
比でドライエッチングすることができる。
【0050】図10(d)に示すようにレジスト11の
再塗布後、電子ビーム描画装置あるいはレーザ描画装置
を用いて露光を行い、その後現像を行うことにより開口
部1の開いたレジストパターンを得る。次に図10
(e)に示すようにレジスト11をマスクとしてエッチ
ングを行う。位相シフト膜6として酸化珪素を選び、半
透明位相シフト膜としてフッ化クロムを選ぶと四塩化炭
素ガスを用いて位相シフト膜6やガラス基板4を損傷す
ることなくドライエッチングができる。
【0051】(実施形態6)図11に本発明の実施形態
6に係るフォトマスクの製造方法を示す。図11(a)
に示すようにガラス基板4の上に半透明膜7を堆積し、
さらにその上に位相シフト膜6を堆積する。半透明膜7
は、クロム,クロムの酸化物,クロムの酸化窒化物,モ
リブデンシリサイド,モリブデンシリサイドの酸化物,
モリブデンシリサイドの酸化窒化物などから構成される
単層あるいは多層膜である。これらの材料はスパッタや
CVDにより堆積される。半透明膜7に要求される条件
としては、露光光の透過率が5〜20%であり、透過す
る露光光の位相の変化は10度以内である必要がある。
【0052】位相シフト膜6の材料には酸化珪素,窒化
珪素,酸化室化珪素,クロムの酸化物,クロムの酸化窒
化物,クロムのフッ化物,モリブデンシリサイド,モリ
ブデンシリサイドの酸化物,モリブデンシリサイドの酸
化窒化物,モリブデンシリサイドのフッ化物などを用い
る。これらの材料はスパッタやCVDにより堆積可能で
ある。酸化珪素の場合は塗布ガラスを用いることもでき
る。位相シフト膜6に要求される条件としては露光光の
透過率が10%以上あり、透過する露光光の位相を18
0度変換させることが必要である。
【0053】図11(b)に示すようにレジスト11の
塗布後、電子ビーム描画装置あるいはレーザ描画装置を
用いて露光を行い、その後現像を行うことにより開口部
1および半透明部3の開いたレジストパターンを得る。
次に図11(c)に示すようにレジスト11をマスクと
してエッチングを行う。例えば、位相シフト膜6として
酸化珪素を選び、半透明膜7としてクロムを選ぶと、四
フッ化炭素ガスを用いて大きな選択比でドライエッチン
グすることができる。
【0054】図11(d)に示すようにレジスト11の
再塗布後、電子ビーム描画装置あるいはレーザ描画装置
を用いて露光を行い、その後現像を行うことにより開口
部1の開いたレジストパターンを得る。次に図11
(e)に示すようにレジスト11をマスクとしてエッチ
ングを行う。位相シフト膜6として酸化珪素を選び、半
透明膜7としてクロムを選ぶと四塩化炭素ガスを用いて
位相シフト膜6やガラス基板4を損傷することなくドラ
イエッチングができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常のハーフトーン位相シフトマスクより焦点深度向上効
果の高いフォトマスクが容易に作成できるため、フォト
リソグラフィ工程での焦点マージンを拡大することがで
きる。
【0056】また通常のハーフトーン位相シフトマスク
よりサイドロープの低いフォトマスクが容易に作成で
き、フォトリソグラフィ工程での露光量マージンを拡大
することができる。
【0057】さらに焦点マージンや露光量マージンが広
がることにより、実効的なより微細なパターンが形成可
能になり、集積度のより高い半導体集積回路が製造可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るフォトマスクを示す
平面図である。
【図2】(a)は本発明の実施形態1に係るフォトマス
クを示す断面図、(b)はフォトマスク振幅透過率分布
を示す図である。
【図3】各種フォトマスクを用いたときのウェハ上での
光強度分布を示す図である。
【図4】各種フォトマスクを用いたときの焦点深度特性
を示す図である。
【図5】(a)は本発明の実施形態2に係るフォトマス
クを示す断面図、(b)はフォトマスク振幅透過率分布
を示す図である。
【図6】本発明の実施形態3に係るフォトマスクを示す
平面図である。
【図7】(a)は本発明の実施形態3に係るフォトマス
クを示す断面図、(b)はフォトマスク振幅透過率分布
を示す図である。
【図8】本発明の実施形態4に係るフォトマスクを示す
平面図である。
【図9】本発明の実施形態4の変形例のフォトマスクを
示す平面図である。
【図10】本発明の実施形態5に係るフォトマスクの製
造方法を示す図である。
【図11】本発明の実施形態6に係るフォトマスクの製
造方法を示す図である。
【図12】従来のハーフトーン位相シフトマスクを示す
平面図である。
【図13】(a)は従来のハーフトーン位相シフトマス
クを示す断面図、(b)はフォトマスク振幅透過率分布
を示す図である。
【図14】理想的なハーフトーン位相シフトマスクの振
幅透過率分布を示す図である。
【図15】従来の補助開口部を用いたハーフトーン位相
シフトマスクを示す平面図である。
【図16】(a)は従来の補助開口部を用いたハーフト
ーン位相シフトマスクを示す平面図、(b)はフォトマ
スク振幅透過率分布を示す図である。
【図17】従来の補助遮光部を用いたハーフトーン位相
シフトマスクを示す平面図である。
【図18】(a)は従来の補助遮光部を用いたハーフト
ーン位相シフトマスクを示す平面図、(b)はフォトマ
スク振幅透過率分布を示す図である。
【符号の説明】
1 開口部 2 半透明位相シフト部 3 半透明部 4 ガラス基板 5 半透明位相シフト膜 6 位相シフト膜 7 半透明膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1光透過部と、第2光透過部と、第3
    光透過部とを有するフォトマスクであって、 第1光透過部は、フォトマスク基板の表面を露出させて
    形成されたものであり、 第2光透過部は、前記第1光透過部を取り囲み、透過す
    る露光光の位相を第1光透過部に対し反転しつつ振幅を
    減衰させるものであり、 第3光透過部は、前記第2光透過部を取り囲み、透過す
    る露光光の位相を第1光透過部と等しくしつつ振幅を減
    衰させるものであることを特徴とするフォトマスク。
  2. 【請求項2】 前記第3光透過部は、投影露光装置の光
    源の波長をλ,投影レンズの開口数をNAとして、前記
    第1光透過部の中心から測って0.88λ/NAから
    1.8λ/NAの間に配置されていることを特徴とする
    請求項1に記載のフォトマスク。
  3. 【請求項3】 前記第3光透過部は、投影露光装置の光
    源の波長をλ,投影レンズの開口数をNAとして、前記
    第1光透過部の中心から測って0.88λ/NAより外
    側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    フォトマスク。
  4. 【請求項4】 反転膜と、再反転膜とを有するフォトマ
    スクであって、 反転膜は、フォトマスク基板上に表面の露出する開口部
    を有する第1の露光光に対し半透明かつ位相を反転させ
    る膜であり、 再反転膜は、反転膜上に設けられ、前記開口部を取り囲
    む第2の露光光に対し透明あるいは半透明かつ位相を再
    反転させる膜であることを特徴とするフォトマスク。
  5. 【請求項5】 反転膜と、再反転膜とを有するフォトマ
    スクブランクスであって、 反転膜は、フォトマスク基板上に露光光に対し半透明か
    つ位相を反転させる膜であり、 再反転膜は、反転膜上に設けられ、第2の露光光に対し
    透明あるいは半透明かつ位相を再反転させる膜であるこ
    とを特徴とするフォトマスクブランクス。
  6. 【請求項6】 半透明膜と、反転膜とを有するフォトマ
    スクであって、 半透明膜は、フォトマスク基板上に表面の露出する開口
    部を有する第1の露光光に対し半透明な膜であり、 反転膜は、半透明膜の開口部を取り囲み第2の露光光に
    対し透明あるいは半透明かつ位相を反転させる膜である
    ことを特徴とするフォトマスク。
  7. 【請求項7】 膜形成工程と、第1のパターン工程と、
    第2のパターン工程とを有するフォトマスクの製造方法
    であって、 膜形成工程は、フォトマスク基板上に、第1の露光光に
    対し半透明かつ位相を反転させる反転膜と、前記反転膜
    上に第2の露光光に対し透明あるいは半透明かつ位相を
    再反転させる再反転膜を形成する処理であり、 第1のパターン工程は、前記再反転膜の所望の部分を除
    去し所望のパタンとする処理であり、 第2のパターン工程は、前記反転膜の所望の部分を除去
    し所望のパタンとする処理であることを特徴とするフォ
    トマスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 膜形成工程と、第1のパターン工程と、
    第2のパターン工程とを有するフォトマスクの製造方法
    であって、 膜形成工程は、フォトマスク基板上に、第1の露光光に
    対し半透明な膜と、前記第1の露光光に対し半透明な膜
    の上に第2の露光光に対し透明あるいは半透明かつ位相
    を反転させる膜を形成する処理であり、 第1のパターン工程は、反転膜の所望の部分を除去し所
    望のパタンとする処理であり、 第2のパターン工程は、前記半透明膜の所望の部分を除
    去し所望のパタンとする処理であることを特徴とするフ
    ォトマスクの製造方法。
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