JPH1048861A - 電子写真感光体および電荷発生層塗工液製造方法 - Google Patents
電子写真感光体および電荷発生層塗工液製造方法Info
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- JPH1048861A JPH1048861A JP22186896A JP22186896A JPH1048861A JP H1048861 A JPH1048861 A JP H1048861A JP 22186896 A JP22186896 A JP 22186896A JP 22186896 A JP22186896 A JP 22186896A JP H1048861 A JPH1048861 A JP H1048861A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 電荷発生物質としてチタニルフタロシアニン
顔料を用いた場合において、環境依存性のない良好な感
度特性を有する電子写真感光体を提供すしまた、分散安
定性に優れ、感光体とした場合も経時変化の少ない電荷
発生層用塗工液の製造方法を提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生
層、電荷輸送層を積層してなる電子写真感光体におい
て、電荷発生層がCu−Kα特性X線(波長:1.54
1Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、少なくと
もブラッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピーク
を示すチタニルフタロシアニン顔料と結着樹脂として水
酸基が36mol%以上のブチラール樹脂を含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。
顔料を用いた場合において、環境依存性のない良好な感
度特性を有する電子写真感光体を提供すしまた、分散安
定性に優れ、感光体とした場合も経時変化の少ない電荷
発生層用塗工液の製造方法を提供する。 【解決手段】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生
層、電荷輸送層を積層してなる電子写真感光体におい
て、電荷発生層がCu−Kα特性X線(波長:1.54
1Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、少なくと
もブラッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピーク
を示すチタニルフタロシアニン顔料と結着樹脂として水
酸基が36mol%以上のブチラール樹脂を含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチタニルフタロシア
ニン顔料を用いた電子写真感光体及びチタニルフタロシ
アニン顔料を用いた電荷発生層用塗工液の製造方法に関
する。
ニン顔料を用いた電子写真感光体及びチタニルフタロシ
アニン顔料を用いた電荷発生層用塗工液の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体が使用される、複写業界
においては、近年高画質化、編集機能及び複合処理機能
が要請されるようになっている。これに伴ってノンイン
パクトプリンタ技術が発展し、レーザープリンタ、レー
ザーファクシミリ、デジタル複写機等にみられるデジタ
ル方式の記録装置が広く普及しつつある。前記デジタル
方式の記録装置に用いられる光源としては、小型、安
価、簡便さ等の点から、多くは半導体レーザーが用いら
れているが、現在用いられている半導体レーザーの発振
波長は、750nm以上の近赤外領域に限定されてい
る。従って、これらの装置に用いられる電子写真感光体
としては、少なくとも750〜850nmの波長領域に
光感度を有することが要求される。
においては、近年高画質化、編集機能及び複合処理機能
が要請されるようになっている。これに伴ってノンイン
パクトプリンタ技術が発展し、レーザープリンタ、レー
ザーファクシミリ、デジタル複写機等にみられるデジタ
ル方式の記録装置が広く普及しつつある。前記デジタル
方式の記録装置に用いられる光源としては、小型、安
価、簡便さ等の点から、多くは半導体レーザーが用いら
れているが、現在用いられている半導体レーザーの発振
波長は、750nm以上の近赤外領域に限定されてい
る。従って、これらの装置に用いられる電子写真感光体
としては、少なくとも750〜850nmの波長領域に
光感度を有することが要求される。
【0003】この要求を満たす有機光導電材料として
は、スクエアリウム顔料、フタロシアニン顔料、ピリリ
ウム染料とポリカーボネートとの共晶錯体、ピロロピロ
ール顔料、アゾ顔料等が知られているが、特にフタロシ
アニン顔料は、比較的長波長領域まで分光吸収をもつと
共に光感度を有し、また中心金属や結晶形の種類によっ
て様々なバリエーションが得られることから、半導体レ
ーザー用の電子写真感光体として盛んに研究が行われて
いる。
は、スクエアリウム顔料、フタロシアニン顔料、ピリリ
ウム染料とポリカーボネートとの共晶錯体、ピロロピロ
ール顔料、アゾ顔料等が知られているが、特にフタロシ
アニン顔料は、比較的長波長領域まで分光吸収をもつと
共に光感度を有し、また中心金属や結晶形の種類によっ
て様々なバリエーションが得られることから、半導体レ
ーザー用の電子写真感光体として盛んに研究が行われて
いる。
【0004】これまでに知られている良好な感度を有す
るフタロシアニン顔料としては、ε型銅フタロシアニ
ン、X型無金属フタロシアニン、τ型無金属フタロシア
ニン、バナジルフタロシアニン、チタニルフタロシアニ
ン等が挙げられるが、いずれも感度、帯電能、繰り返し
耐久性の点でなお充分ではなく、よりいっそうの改良が
望まれていた。これに対し、近年高感度化に対しては特
開昭64−17066号公報、特開平3−128973
号公報、特開平3−250059号公報、特開平5−9
8182号公報において高感度のチタニルフタロシアニ
ン顔料が提案される。これらチタニルフタロシアニン顔
料は、いずれもCu−Kα特性X線(波長1.541
Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角
2θの主要ピークが少なくとも27.2°±0.2°に
存在するものであり、従来公知のチタニルフタロシアニ
ン顔料とは異なるX線回折スペクトルを有している。ま
た、分光吸収は780nm〜860nmに最大吸収を示
しており、半導体レーザー光に対して極めて高感度を示
すものである。しかしながら、上述の特許公報に示され
る方法により得られたCu−Kα特性X線(波長1.5
41Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッ
グ角2θで27.2°±0.2°に最大ピークが存在す
るチタニルフタロシアニン顔料は電子写真感光体に用い
た場合、感度的には充分であるものの、低湿度の環境下
において感度が低下する、またチタニルフタロシアニン
顔料を用いた電荷発生層用塗工液は分散性が悪く経時で
沈降したり、感度が低下するといった問題があった。
るフタロシアニン顔料としては、ε型銅フタロシアニ
ン、X型無金属フタロシアニン、τ型無金属フタロシア
ニン、バナジルフタロシアニン、チタニルフタロシアニ
ン等が挙げられるが、いずれも感度、帯電能、繰り返し
耐久性の点でなお充分ではなく、よりいっそうの改良が
望まれていた。これに対し、近年高感度化に対しては特
開昭64−17066号公報、特開平3−128973
号公報、特開平3−250059号公報、特開平5−9
8182号公報において高感度のチタニルフタロシアニ
ン顔料が提案される。これらチタニルフタロシアニン顔
料は、いずれもCu−Kα特性X線(波長1.541
Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角
2θの主要ピークが少なくとも27.2°±0.2°に
存在するものであり、従来公知のチタニルフタロシアニ
ン顔料とは異なるX線回折スペクトルを有している。ま
た、分光吸収は780nm〜860nmに最大吸収を示
しており、半導体レーザー光に対して極めて高感度を示
すものである。しかしながら、上述の特許公報に示され
る方法により得られたCu−Kα特性X線(波長1.5
41Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッ
グ角2θで27.2°±0.2°に最大ピークが存在す
るチタニルフタロシアニン顔料は電子写真感光体に用い
た場合、感度的には充分であるものの、低湿度の環境下
において感度が低下する、またチタニルフタロシアニン
顔料を用いた電荷発生層用塗工液は分散性が悪く経時で
沈降したり、感度が低下するといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
昭64−17066号公報、特開平3−128973号
公報、特開平3−250059号公報、特開平5−98
182号公報に示されるチタニルフタロシアニン顔料は
高感度であるものの、感度の環境依存性や分散塗工液の
分散安定性に問題が残されている。本発明は上記従来の
問題点を解決するものである。従って、本発明の目的
は、電荷発生物質としてCu−Kα特性X線(波長1.
541Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラ
ッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピークが存在
するチタニルフタロシアニン顔料を用いた場合におい
て、環境依存性のない良好な感度特性を有する電子写真
感光体を提供することにある。本発明の目的は、電荷発
生物質としてCu−Kα特性X線(波長1.541Å)
を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角2θ
で27.2°±0.2°に最大ピークが存在するチタニ
ルフタロシアニン顔料を用いた塗工液を製造するにおい
て、分散安定性に優れ、感光体とした場合も経時変化の
少ない電荷発生層用塗工液の製造方法を提供することに
ある。
昭64−17066号公報、特開平3−128973号
公報、特開平3−250059号公報、特開平5−98
182号公報に示されるチタニルフタロシアニン顔料は
高感度であるものの、感度の環境依存性や分散塗工液の
分散安定性に問題が残されている。本発明は上記従来の
問題点を解決するものである。従って、本発明の目的
は、電荷発生物質としてCu−Kα特性X線(波長1.
541Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラ
ッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピークが存在
するチタニルフタロシアニン顔料を用いた場合におい
て、環境依存性のない良好な感度特性を有する電子写真
感光体を提供することにある。本発明の目的は、電荷発
生物質としてCu−Kα特性X線(波長1.541Å)
を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角2θ
で27.2°±0.2°に最大ピークが存在するチタニ
ルフタロシアニン顔料を用いた塗工液を製造するにおい
て、分散安定性に優れ、感光体とした場合も経時変化の
少ない電荷発生層用塗工液の製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真感光体
及び塗工液の製造方法は上述の目的を達成するものであ
る。本発明によれば、導電性支持体上に少なくとも電荷
発生層、電荷輸送層を積層してなる電子写真感光体にお
いて、前記電荷発生層がCu−Kα特性X線(波長:
1.541Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、
少なくともブラッグ角2θで27.2°±0.2°に最
大ピークを示すチタニルフタロシアニン顔料と結着樹脂
として水酸基量が36mol%以上のブチラール樹脂を
含有することを特徴とする電子写真感光体が提供され
る。さらに本発明によれば、少なくとも有機溶剤、結着
樹脂中に、Cu−Kα特性X線(波長:1.541Å)
に対するX線回折スペクトルにおいて、少なくともブラ
ッグ角2θで27.2°±0.2°にピークを示すチタ
ニルフタロシアニン顔料を分散してなる電荷発生層用塗
工液の製造方法において、前記結着樹脂が水酸基量が3
6mol%以上のブチラール樹脂であることを特徴とす
る電荷発生層用塗工液の製造方法が提供される。
及び塗工液の製造方法は上述の目的を達成するものであ
る。本発明によれば、導電性支持体上に少なくとも電荷
発生層、電荷輸送層を積層してなる電子写真感光体にお
いて、前記電荷発生層がCu−Kα特性X線(波長:
1.541Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、
少なくともブラッグ角2θで27.2°±0.2°に最
大ピークを示すチタニルフタロシアニン顔料と結着樹脂
として水酸基量が36mol%以上のブチラール樹脂を
含有することを特徴とする電子写真感光体が提供され
る。さらに本発明によれば、少なくとも有機溶剤、結着
樹脂中に、Cu−Kα特性X線(波長:1.541Å)
に対するX線回折スペクトルにおいて、少なくともブラ
ッグ角2θで27.2°±0.2°にピークを示すチタ
ニルフタロシアニン顔料を分散してなる電荷発生層用塗
工液の製造方法において、前記結着樹脂が水酸基量が3
6mol%以上のブチラール樹脂であることを特徴とす
る電荷発生層用塗工液の製造方法が提供される。
【0007】本発明で用いられる、チタニルフタロシア
ニン顔料の基本構造は次の一般式(4)で表わされる。
ニン顔料の基本構造は次の一般式(4)で表わされる。
【0008】
【化4】 (式中、X1、X2、X3、X4は各々独立に各種ハロ
ゲン原子を表わし、n、m、l、kは各々独立的に0〜
4の整数を表わす。)
ゲン原子を表わし、n、m、l、kは各々独立的に0〜
4の整数を表わす。)
【0009】本発明に係わるチタニルフタロシアニン顔
料は、上記基本構造のチタニルフタロシアニンが凝集、
結晶化したものであり、Cu−Kα特性X線(波長1.
541Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラ
ッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピークを有す
る結晶形である。前記結晶形のチタニルフタロシアニン
顔料は、可視・近赤外吸収スペクトルの吸収ピークが7
80nm〜860nmに存在し、かつ他の結晶形と比較
すると、半導体レーザー光に対して極めて高い感度を有
するものである。
料は、上記基本構造のチタニルフタロシアニンが凝集、
結晶化したものであり、Cu−Kα特性X線(波長1.
541Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラ
ッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピークを有す
る結晶形である。前記結晶形のチタニルフタロシアニン
顔料は、可視・近赤外吸収スペクトルの吸収ピークが7
80nm〜860nmに存在し、かつ他の結晶形と比較
すると、半導体レーザー光に対して極めて高い感度を有
するものである。
【0010】本発明のチタニルフタロシアニンの製造方
法を例示的に説明する。まず、例えば1,3−ジイミノ
イソインドリンとチタニウムテトラブトキシドをα−ク
ロロナフタレン中で反応させ、反応終了後熱濾過し粗チ
タニルフタロシアニンを得る。これをα−クロロナフタ
レン、トリクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、N−メ
チルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶
剤で洗浄し、ついでメタノール、エタノール等の溶剤で
洗浄更に乾燥してチタニルフタロシアニン顔料(A)を
得る。得られたチタニルフタロシアニン顔料(A)を低
温下濃硫酸に溶解、これを氷水中に撹拌しながら滴下
し、結晶を析出させ、充分水洗いしてチタニルフタロシ
アニン顔料のウェットケーキを得る。更にこれをジクロ
ロエタン等のハロゲン化アルキルにより処理することに
より本発明のチタニルフタロシアニン顔料(B)を得る
ことができる。
法を例示的に説明する。まず、例えば1,3−ジイミノ
イソインドリンとチタニウムテトラブトキシドをα−ク
ロロナフタレン中で反応させ、反応終了後熱濾過し粗チ
タニルフタロシアニンを得る。これをα−クロロナフタ
レン、トリクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、N−メ
チルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶
剤で洗浄し、ついでメタノール、エタノール等の溶剤で
洗浄更に乾燥してチタニルフタロシアニン顔料(A)を
得る。得られたチタニルフタロシアニン顔料(A)を低
温下濃硫酸に溶解、これを氷水中に撹拌しながら滴下
し、結晶を析出させ、充分水洗いしてチタニルフタロシ
アニン顔料のウェットケーキを得る。更にこれをジクロ
ロエタン等のハロゲン化アルキルにより処理することに
より本発明のチタニルフタロシアニン顔料(B)を得る
ことができる。
【0011】更に本発明に示すように、上記のようにし
て得られたチタニルフタロシアニン顔料(A)をトリハ
ロ酢酸とアルキレンハライドの混合液中に溶解し、これ
を環状エーテル/水の混合溶媒中に添加し結晶析出さ
せ、更に必要に応じて水、アルキルアルコールで洗浄す
ることにより、さらに好ましい本発明のチタニルフタロ
シアニン顔料(C)を得ることができる。このようにし
て得られたチタニルフタロシアニン顔料(C)はチタニ
ルフタロシアニン顔料(B)に比較し、感光体に用いた
場合高感度、且つ低残留電位の特性を示し、耐久性に優
れるものである。
て得られたチタニルフタロシアニン顔料(A)をトリハ
ロ酢酸とアルキレンハライドの混合液中に溶解し、これ
を環状エーテル/水の混合溶媒中に添加し結晶析出さ
せ、更に必要に応じて水、アルキルアルコールで洗浄す
ることにより、さらに好ましい本発明のチタニルフタロ
シアニン顔料(C)を得ることができる。このようにし
て得られたチタニルフタロシアニン顔料(C)はチタニ
ルフタロシアニン顔料(B)に比較し、感光体に用いた
場合高感度、且つ低残留電位の特性を示し、耐久性に優
れるものである。
【0012】ここで用いられるトリハロ酢酸としては、
トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸を用いることができ
るがトリフルオロ酢酸が特に好ましい。アルキレンハラ
イドとしてはジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルム、トリクロロエチレン等を用いることができる
が、ジクロロメタンが特に好ましい。トリハロ酢酸とア
ルキレンハライドの混合比はトリハロ酢酸/アルキレン
ハライド=4/1〜1/20(体積比)がよく、特にト
リハロ酢酸/アルキレンハライド=1/1〜1/8が好
ましい。チタニルフタロシアニン顔料を溶解するに際し
ては、チタニルフタロシアニン顔料を室温・撹拌下適当
な時間、例えば2〜10分間をかけて添加し、更に完全
に溶解させるために30分程度撹拌を続けることがよ
い。得られた溶液を環状エーテル/水の混合溶媒中に添
加することにより結晶を析出させる。用いられる環状エ
ーテルとしては、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフルフリルア
ルコール等を用いることができる。環状エーテルと水の
混合比は環状エーテル/水=3/1〜1/3(体積比)
が好ましい。チタニルフタロシアニン顔料を滴下するに
際しては環状エーテル/水の混合溶媒を−5〜10℃に
冷却し、撹拌下適当な時間、例えば5分から1時間かけ
て滴下することが好ましい。滴下終了後30分程度撹拌
し、濾過することにより析出したチタニルフタロシアニ
ン結晶を得る。更に必要に応じて水、アルキルアルコー
ルで洗浄を行なうが、ここで用いるアルキルアルコール
としては、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノールを用いることが
できる。
トリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸を用いることができ
るがトリフルオロ酢酸が特に好ましい。アルキレンハラ
イドとしてはジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロ
ホルム、トリクロロエチレン等を用いることができる
が、ジクロロメタンが特に好ましい。トリハロ酢酸とア
ルキレンハライドの混合比はトリハロ酢酸/アルキレン
ハライド=4/1〜1/20(体積比)がよく、特にト
リハロ酢酸/アルキレンハライド=1/1〜1/8が好
ましい。チタニルフタロシアニン顔料を溶解するに際し
ては、チタニルフタロシアニン顔料を室温・撹拌下適当
な時間、例えば2〜10分間をかけて添加し、更に完全
に溶解させるために30分程度撹拌を続けることがよ
い。得られた溶液を環状エーテル/水の混合溶媒中に添
加することにより結晶を析出させる。用いられる環状エ
ーテルとしては、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフルフリルア
ルコール等を用いることができる。環状エーテルと水の
混合比は環状エーテル/水=3/1〜1/3(体積比)
が好ましい。チタニルフタロシアニン顔料を滴下するに
際しては環状エーテル/水の混合溶媒を−5〜10℃に
冷却し、撹拌下適当な時間、例えば5分から1時間かけ
て滴下することが好ましい。滴下終了後30分程度撹拌
し、濾過することにより析出したチタニルフタロシアニ
ン結晶を得る。更に必要に応じて水、アルキルアルコー
ルで洗浄を行なうが、ここで用いるアルキルアルコール
としては、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノールを用いることが
できる。
【0013】本発明に係わるブチラール樹脂はポリビニ
ルアルコールにブチルアルデヒドを反応させて合成され
るが、ポリビニルアルコール合成過程、ブチラール樹脂
合成過程における反応及び製造上の制約から下記一般式
(5)で表わされる繰り返し単位を有している。
ルアルコールにブチルアルデヒドを反応させて合成され
るが、ポリビニルアルコール合成過程、ブチラール樹脂
合成過程における反応及び製造上の制約から下記一般式
(5)で表わされる繰り返し単位を有している。
【0014】
【化5】 (l、m、nはそれぞれポリビニルブチラール、酢酸ビ
ニル、ポリビニルアルコール成分の重合度を表わす。)
ニル、ポリビニルアルコール成分の重合度を表わす。)
【0015】一般にブチラール樹脂は、その組成により
物理的及び化学的性質が変化し、また重合度によっても
熱的性質、機械的性質及び溶液粘度が変化する。本発明
に用いることができるブチラール樹脂は前記一般式
(5)におけるポリビニルアルコール成分つまり水酸基
量(重合度nを記した成分)が36mol%以上含有す
るものである。本発明に示されるブチラール樹脂を用い
ることにより前記目的が達成される理由については明ら
かではないが、本発明のチタニルフタロシアニン顔料が
結晶水成分を有していると考えられていることから、そ
の極性成分と樹脂吸着等の相互作用しやすいことによ
り、分散安定性が保たれる等が考えられる。また顔料が
ある程度強固に樹脂成分と吸着することにより、周囲の
環境変化の影響を受け難くなっている等が考えられる。
本発明に示す製造方法により得られたチタニルフタロシ
アニン顔料及び前記ブチラール樹脂を電子写真感光体及
び電荷発生層用塗工液に用いることができる。
物理的及び化学的性質が変化し、また重合度によっても
熱的性質、機械的性質及び溶液粘度が変化する。本発明
に用いることができるブチラール樹脂は前記一般式
(5)におけるポリビニルアルコール成分つまり水酸基
量(重合度nを記した成分)が36mol%以上含有す
るものである。本発明に示されるブチラール樹脂を用い
ることにより前記目的が達成される理由については明ら
かではないが、本発明のチタニルフタロシアニン顔料が
結晶水成分を有していると考えられていることから、そ
の極性成分と樹脂吸着等の相互作用しやすいことによ
り、分散安定性が保たれる等が考えられる。また顔料が
ある程度強固に樹脂成分と吸着することにより、周囲の
環境変化の影響を受け難くなっている等が考えられる。
本発明に示す製造方法により得られたチタニルフタロシ
アニン顔料及び前記ブチラール樹脂を電子写真感光体及
び電荷発生層用塗工液に用いることができる。
【0016】以下、本発明を図面に沿って説明する。図
1は本発明の電子写真感光体の構成例を示す断面図であ
り、導電性支持体(11)上に少なくとも電荷発生層
(17)と電荷輸送層(19)を積層した構成をとって
いる。図2は本発明の別の構成例を示す断面図であり、
導電性支持体(11)と電荷発生層(17)の間に中間
層(13)が、設けられている。図3は本発明の別の構
成例を示す断面図であり、電荷輸送層(19)上に電荷
発生層(17)が積層された構成をとっている。図4
は、本発明の更に別の構成例を示す断面図であり、電荷
輸送層(19)の上に保護層(21)を設けたものであ
る。本発明に示されるチタニルフタロシアニン顔料、ブ
チラール樹脂は、本明細書中で説明される構成に従い、
電荷発生層に示される電子写真感光体中に含有すること
ができる。また、電荷発生層塗工液中に分散または溶解
させることで含有することができる。
1は本発明の電子写真感光体の構成例を示す断面図であ
り、導電性支持体(11)上に少なくとも電荷発生層
(17)と電荷輸送層(19)を積層した構成をとって
いる。図2は本発明の別の構成例を示す断面図であり、
導電性支持体(11)と電荷発生層(17)の間に中間
層(13)が、設けられている。図3は本発明の別の構
成例を示す断面図であり、電荷輸送層(19)上に電荷
発生層(17)が積層された構成をとっている。図4
は、本発明の更に別の構成例を示す断面図であり、電荷
輸送層(19)の上に保護層(21)を設けたものであ
る。本発明に示されるチタニルフタロシアニン顔料、ブ
チラール樹脂は、本明細書中で説明される構成に従い、
電荷発生層に示される電子写真感光体中に含有すること
ができる。また、電荷発生層塗工液中に分散または溶解
させることで含有することができる。
【0017】導電性支持体(11)としては、体積抵抗
1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アル
ミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、
白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属
酸化物を、蒸着またはスパッタリングにより、フィルム
状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、
あるいは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケ
ル、ステンレスなどの板およびそれらを、押し出し、引
き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研磨な
どの表面処理した管などを使用することができる。ま
た、特開昭52−36016号公報に開示されたエンド
レスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導
電性支持体(11)として用いることができる。
1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アル
ミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、
白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属
酸化物を、蒸着またはスパッタリングにより、フィルム
状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、
あるいは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケ
ル、ステンレスなどの板およびそれらを、押し出し、引
き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研磨な
どの表面処理した管などを使用することができる。ま
た、特開昭52−36016号公報に開示されたエンド
レスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導
電性支持体(11)として用いることができる。
【0018】この他、上記支持体上に導電性粉体を適当
な結着樹脂に分散して塗工したものも、本発明の導電性
支持体(11)として用いることができる。この導電性
粉体としては、カーボンブラック、アセチレンブラッ
ク、またアルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、
亜鉛、銀などの金属粉、或いは導電性酸化チタン、導電
性酸化スズ、ITOなどの金属酸化物粉などが挙げられ
る。また、同時に用いられる結着樹脂には、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボ
ネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、
ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビ
ニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂な
どの熱可塑性、熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂が挙げら
れる。このような導電性層は、これらの導電性粉体と結
着樹脂を適当な溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジ
クロロメタン、2−ブタノン、トルエンなどに分散して
塗布することにより設けることができる。
な結着樹脂に分散して塗工したものも、本発明の導電性
支持体(11)として用いることができる。この導電性
粉体としては、カーボンブラック、アセチレンブラッ
ク、またアルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、
亜鉛、銀などの金属粉、或いは導電性酸化チタン、導電
性酸化スズ、ITOなどの金属酸化物粉などが挙げられ
る。また、同時に用いられる結着樹脂には、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボ
ネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、
ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリビ
ニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹
脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂な
どの熱可塑性、熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂が挙げら
れる。このような導電性層は、これらの導電性粉体と結
着樹脂を適当な溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジ
クロロメタン、2−ブタノン、トルエンなどに分散して
塗布することにより設けることができる。
【0019】さらに、適当な円筒基体上にポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン
などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チュー
ブによって導電性層を設けてなるものも、本発明の導電
性支持体(11)として良好に用いることができる。
ル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリエチレン、塩化ゴム、テフロン
などの素材に前記導電性粉体を含有させた熱収縮チュー
ブによって導電性層を設けてなるものも、本発明の導電
性支持体(11)として良好に用いることができる。
【0020】まず、該導電性支持体(11)上に、少な
くとも電荷発生層(17)及び電荷輸送層(19)を積
層した積層構成の場合について述べる。電荷発生層(1
7)は、少なくとも本発明に示されるチタニルフタロシ
アニン顔料が結着樹脂である本発明に示すブチラール樹
脂中に分散されて形成されている。したがって、電荷発
生層(17)はこれら成分を適当な溶剤中にボールミ
ル、アトライター、サンドミル、超音波などを用いて分
散し、これを導電性支持体(11)或いは中間層(1
3)上に塗布し、乾燥することにより形成される。
くとも電荷発生層(17)及び電荷輸送層(19)を積
層した積層構成の場合について述べる。電荷発生層(1
7)は、少なくとも本発明に示されるチタニルフタロシ
アニン顔料が結着樹脂である本発明に示すブチラール樹
脂中に分散されて形成されている。したがって、電荷発
生層(17)はこれら成分を適当な溶剤中にボールミ
ル、アトライター、サンドミル、超音波などを用いて分
散し、これを導電性支持体(11)或いは中間層(1
3)上に塗布し、乾燥することにより形成される。
【0021】電荷発生層(17)に用いられる電荷発生
物質としては、本発明に示されるチタニルフタロシアニ
ン顔料の他に、バナジルフタロシアニン、銅フタロシア
ニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、無金属フタ
ロシアニン等のフタロシアニン系顔料を併用しても良
い。電荷発生層(17)に用いられる結着樹脂として
は、主成分(50wt%以上)としては本発明に示すブ
チラール樹脂を用いるが、ポリアミド、ポリウレタン、
エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコ
ーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルホルマール、ポリ
ビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−ビニルカルバゾー
ル、ポリアクリルアミド、ポリビニルベンザール、ポリ
エステル、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリビニルピリ
ジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン等を必要なら併用しても良
い。
物質としては、本発明に示されるチタニルフタロシアニ
ン顔料の他に、バナジルフタロシアニン、銅フタロシア
ニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン、無金属フタ
ロシアニン等のフタロシアニン系顔料を併用しても良
い。電荷発生層(17)に用いられる結着樹脂として
は、主成分(50wt%以上)としては本発明に示すブ
チラール樹脂を用いるが、ポリアミド、ポリウレタン、
エポキシ樹脂、ポリケトン、ポリカーボネート、シリコ
ーン樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルホルマール、ポリ
ビニルケトン、ポリスチレン、ポリ−ビニルカルバゾー
ル、ポリアクリルアミド、ポリビニルベンザール、ポリ
エステル、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリビニルピリ
ジン、セルロース系樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン等を必要なら併用しても良
い。
【0022】結着樹脂の量は、電荷発生物質100重量
部に対し10〜500重量部、好ましくは25〜300
重量部が適当である。また、電荷発生層の膜厚は0.0
1〜5μm、好ましくは0.1〜2μmである。ここで
用いられる溶剤としては、イソプロパノール、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、エチルセルソルブ、酢酸エチ
ル、酢酸メチル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、モ
ノクロロベンゼン、シクロヘキサン、トルエン、キシレ
ン、リグロイン等が挙げられる。塗工液の塗工法として
は、浸漬塗工法、スプレーコート、ビードコート、ノズ
ルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用
いることができる。
部に対し10〜500重量部、好ましくは25〜300
重量部が適当である。また、電荷発生層の膜厚は0.0
1〜5μm、好ましくは0.1〜2μmである。ここで
用いられる溶剤としては、イソプロパノール、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、エチルセルソルブ、酢酸エチ
ル、酢酸メチル、ジクロロメタン、ジクロロエタン、モ
ノクロロベンゼン、シクロヘキサン、トルエン、キシレ
ン、リグロイン等が挙げられる。塗工液の塗工法として
は、浸漬塗工法、スプレーコート、ビードコート、ノズ
ルコート、スピナーコート、リングコート等の方法を用
いることができる。
【0023】電荷輸送層(19)は、電荷輸送物質およ
び結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電
荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。ま
た、必要により可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤等を
添加することもできる。
び結着樹脂を適当な溶剤に溶解ないし分散し、これを電
荷発生層上に塗布、乾燥することにより形成できる。ま
た、必要により可塑剤、レベリング剤、酸化防止剤等を
添加することもできる。
【0024】電荷輸送物質には、正孔輸送物質と電子輸
送物質とがある。電子輸送物質としては、例えばクロル
アニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−4H−インデノ[1,2−b]チオフェン
−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェ
ン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電
子受容性物質が挙げられる。
送物質とがある。電子輸送物質としては、例えばクロル
アニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フ
ルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フル
オレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、
2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−
トリニトロ−4H−インデノ[1,2−b]チオフェン
−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェ
ン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電
子受容性物質が挙げられる。
【0025】正孔輸送物質としては、ポリ−N−ビニル
カルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリ
ルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホル
ムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルフェナントレン、ポリシラン、オキサゾ
ール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘
導体、モノアリールアミン誘導体、ジアリールアミン誘
導体、トリアリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、
α−フェニルスチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ジ
アリールメタン誘導体、トリアリールメタン誘導体、9
−スチリルアントラセン誘導体、ピラゾリン誘導体、ジ
ビニルベンゼン誘導体、ヒドラゾン誘導体、インデン誘
導体、ブタジエン誘導体、ピレン誘導体、ビススチルベ
ン誘導体、エナミン誘導体、その他ポリマー化された正
孔輸送物質等公知の材料が挙げられる。
カルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリ
ルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホル
ムアルデヒド縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレ
ン、ポリビニルフェナントレン、ポリシラン、オキサゾ
ール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘
導体、モノアリールアミン誘導体、ジアリールアミン誘
導体、トリアリールアミン誘導体、スチルベン誘導体、
α−フェニルスチルベン誘導体、ベンジジン誘導体、ジ
アリールメタン誘導体、トリアリールメタン誘導体、9
−スチリルアントラセン誘導体、ピラゾリン誘導体、ジ
ビニルベンゼン誘導体、ヒドラゾン誘導体、インデン誘
導体、ブタジエン誘導体、ピレン誘導体、ビススチルベ
ン誘導体、エナミン誘導体、その他ポリマー化された正
孔輸送物質等公知の材料が挙げられる。
【0026】電荷輸送物質としては以上示したものが使
用できるが、好ましくは本発明に示される一般式
(1)、一般式(2)、一般式(3)の化合物を用いる
方がよい。その理由については詳しくは明らかでない
が、本発明に示されるチタニルフタロシアニン顔料との
マッチング性に優れること、塗工上においても電荷発生
層のチタニルフタロシアニン顔料に対して結晶変質等の
悪影響を及ぼさない等が考えられる。以下に一般式
(1)、一般式(2)、一般式(3)で表わされる化合
物の具体例を示すが、本発明はこれら具体例に限定され
るものではない。
用できるが、好ましくは本発明に示される一般式
(1)、一般式(2)、一般式(3)の化合物を用いる
方がよい。その理由については詳しくは明らかでない
が、本発明に示されるチタニルフタロシアニン顔料との
マッチング性に優れること、塗工上においても電荷発生
層のチタニルフタロシアニン顔料に対して結晶変質等の
悪影響を及ぼさない等が考えられる。以下に一般式
(1)、一般式(2)、一般式(3)で表わされる化合
物の具体例を示すが、本発明はこれら具体例に限定され
るものではない。
【0027】
【化6】 (式中、Ar3及びAr4は、置換又は無置換のアリール
基、置換又は無置換の複素環基を表わし、R6、R7及び
R8は、水素原子、置換又は無置換のアルキル基、置換
又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール
基、置換又は無置換の複素環基を表わすが、R7、R
8は、互いに結合して環を形成してもよく、Ar5は、置
換又は無置換のアリーレン基を表わし、nは0又は1を
表わす。)
基、置換又は無置換の複素環基を表わし、R6、R7及び
R8は、水素原子、置換又は無置換のアルキル基、置換
又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール
基、置換又は無置換の複素環基を表わすが、R7、R
8は、互いに結合して環を形成してもよく、Ar5は、置
換又は無置換のアリーレン基を表わし、nは0又は1を
表わす。)
【0028】
【表1−1】
【0029】
【表1−2】
【0030】
【表1−3】
【0031】
【表1−4】
【0032】
【表1−5】
【0033】
【表1−6】
【0034】
【表1−7】
【0035】
【表1−8】
【0036】
【表1−9】
【0037】
【表1−10】
【0038】
【表1−11】
【0039】
【表1−12】
【0040】
【表1−13】
【0041】
【化7】 (式中、R1、R3及びR4は水素原子、アミノ基、アル
コキシ基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、メチ
レンジオキシ基、置換若しくは無置換のアルキル基、ハ
ロゲン原子又は置換若しくは無置換のアリール基を、R
2は水素原子、アルコキシ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基又はハロゲンを表わす。但し、R1、R2、R3
及びR4が全て水素原子である場合は除く。また、k、
l、m及びnは1、2、3又は4の整数であり、各々が
2、3又は4の整数の時は前記R1、R2、R3及びR4は
同一でも異なっていてもよい。)
コキシ基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、メチ
レンジオキシ基、置換若しくは無置換のアルキル基、ハ
ロゲン原子又は置換若しくは無置換のアリール基を、R
2は水素原子、アルコキシ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基又はハロゲンを表わす。但し、R1、R2、R3
及びR4が全て水素原子である場合は除く。また、k、
l、m及びnは1、2、3又は4の整数であり、各々が
2、3又は4の整数の時は前記R1、R2、R3及びR4は
同一でも異なっていてもよい。)
【0042】
【表2−1】
【0043】
【表2−2】
【0044】
【表2−3】
【0045】
【表2−4】
【0046】
【表2−5】
【0047】
【表2−6】
【0048】
【化8】 (上式中、R1、R2は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、置換若しくは無置換のアルキル基、
R3、R4は水素原子、シアノ基、アルコキシカルボニル
基、置換若しくは無置換のアルキル基等、R5は水素原
子、低級アルキル基又はアルコキシ基を表わす。Wは水
素原子、置換若しくは無置換のアルキル基等、jは1〜
5、kは1〜4、lは0〜2の整数、mは1又は2、n
は1〜3の整数を表わす。)
基、シアノ基、置換若しくは無置換のアルキル基、
R3、R4は水素原子、シアノ基、アルコキシカルボニル
基、置換若しくは無置換のアルキル基等、R5は水素原
子、低級アルキル基又はアルコキシ基を表わす。Wは水
素原子、置換若しくは無置換のアルキル基等、jは1〜
5、kは1〜4、lは0〜2の整数、mは1又は2、n
は1〜3の整数を表わす。)
【0049】
【表3−1】
【0050】
【表3−2】
【0051】
【表3−3】
【0052】
【表3−4】
【0053】
【表3−5】
【0054】
【表3−6】
【0055】
【表3−7】
【0056】
【表3−8】
【0057】電荷輸送層に用いられる結着樹脂として
は、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリアリレート、フェノキシ樹脂、ポ
リカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロー
ス樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッ
ド樹脂、特開平5−158250号公報、特開平6−5
1544号公報記載の各種ポリカーボネート共重合体等
の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
は、ポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリアリレート、フェノキシ樹脂、ポ
リカーボネート、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロー
ス樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルトルエン、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メ
ラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッ
ド樹脂、特開平5−158250号公報、特開平6−5
1544号公報記載の各種ポリカーボネート共重合体等
の熱可塑性または熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0058】電荷輸送物質の量は結着樹脂100重量部
に対し、20〜300重量部、好ましくは40〜150
重量部が適当である。また、電荷輸送層の膜厚は5〜5
0μm程度とすることが好ましい。ここで用いられる溶
剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエ
ン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、ジクロロメ
タン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセト
ンなどが用いられる。
に対し、20〜300重量部、好ましくは40〜150
重量部が適当である。また、電荷輸送層の膜厚は5〜5
0μm程度とすることが好ましい。ここで用いられる溶
剤としては、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエ
ン、モノクロロベンゼン、ジクロロエタン、ジクロロメ
タン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、アセト
ンなどが用いられる。
【0059】本発明においては電荷輸送層(19)中に
レベリング剤、酸化防止剤を添加しても良い。レベリン
グ剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェ
ニルシリコーンオイルなどのシリコーンオイル類や、側
鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいは
オリゴマーが使用でき、その使用量は結着樹脂100重
量部に対して0〜1重量部が適当である。酸化防止剤と
しては、ヒンダードフェノール系化合物、硫黄系化合
物、燐系化合物、ヒンダードアミン系化合物、ピリジン
誘導体、ピペリジン誘導体、モルホリン誘導体、ハイド
ロキノン系化合物等の酸化防止剤が使用でき、その使用
量は結着樹脂100重量部に対して0〜5重量部程度が
適当である。
レベリング剤、酸化防止剤を添加しても良い。レベリン
グ剤としては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェ
ニルシリコーンオイルなどのシリコーンオイル類や、側
鎖にパーフルオロアルキル基を有するポリマーあるいは
オリゴマーが使用でき、その使用量は結着樹脂100重
量部に対して0〜1重量部が適当である。酸化防止剤と
しては、ヒンダードフェノール系化合物、硫黄系化合
物、燐系化合物、ヒンダードアミン系化合物、ピリジン
誘導体、ピペリジン誘導体、モルホリン誘導体、ハイド
ロキノン系化合物等の酸化防止剤が使用でき、その使用
量は結着樹脂100重量部に対して0〜5重量部程度が
適当である。
【0060】本発明においては、図2に示すように、導
電性支持体(11)と電荷発生層(17)との間に中間
層(13)を設けることができる。中間層(13)は樹
脂を主成分としたものや、樹脂に金属酸化物等の微粉末
顔料を加えたものを用いることができる。これら樹脂は
中間層(13)の上に電荷発生層(17)を溶剤で塗布
することを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性
の高い樹脂であることが望ましい。このような樹脂とし
ては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル
酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキ
シメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−無水
マレイン酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−メタクリ
ル酸共重合体等のエチレン計樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン
酸共重合体等の塩化ビニル系樹脂、セルロース誘導体樹
脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ア
ルキッド−メラミン樹脂、アクリル−メラミン樹脂、シ
リコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、エポキシ
樹脂、ポリイソシアネート化合物等の三次元網目構造を
形成する硬化型樹脂などが挙げられる。
電性支持体(11)と電荷発生層(17)との間に中間
層(13)を設けることができる。中間層(13)は樹
脂を主成分としたものや、樹脂に金属酸化物等の微粉末
顔料を加えたものを用いることができる。これら樹脂は
中間層(13)の上に電荷発生層(17)を溶剤で塗布
することを考えると、一般の有機溶剤に対して耐溶剤性
の高い樹脂であることが望ましい。このような樹脂とし
ては、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル
酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、メトキ
シメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル−無水
マレイン酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル−メタクリ
ル酸共重合体等のエチレン計樹脂、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン
酸共重合体等の塩化ビニル系樹脂、セルロース誘導体樹
脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ア
ルキッド−メラミン樹脂、アクリル−メラミン樹脂、シ
リコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、エポキシ
樹脂、ポリイソシアネート化合物等の三次元網目構造を
形成する硬化型樹脂などが挙げられる。
【0061】また、中間層(13)にはモアレ防止、残
留電位の低減等のために酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、シリカ、酸化ジルコニウム、酸化錫、酸化インジウ
ム等の金属酸化物の微粉末顔料を加えても良い。
留電位の低減等のために酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、シリカ、酸化ジルコニウム、酸化錫、酸化インジウ
ム等の金属酸化物の微粉末顔料を加えても良い。
【0062】さらに本発明の中間層(13)として、シ
ランカップリング剤、チタンカップリング剤、クロムカ
ップリング剤、チタニルキレート化合物、ジルコニウム
キレート化合物、チタニルアルコキシド化合物、有機チ
タニル化合物も用いることができる。これらの中間層
(13)は前述の感光層のごとく適当な溶媒、分散、塗
工法を用いて形成することができる。
ランカップリング剤、チタンカップリング剤、クロムカ
ップリング剤、チタニルキレート化合物、ジルコニウム
キレート化合物、チタニルアルコキシド化合物、有機チ
タニル化合物も用いることができる。これらの中間層
(13)は前述の感光層のごとく適当な溶媒、分散、塗
工法を用いて形成することができる。
【0063】このほか、本発明の中間層(13)には、
Al2O3を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリ
レン等の有機物やSiO2、SnO2、TiO2、IT
O、CeO2等の無機物を真空薄膜形成法にて設けたも
のも良好に使用できる。中間層(13)の膜厚は0〜1
0μmが適当である。
Al2O3を陽極酸化にて設けたものや、ポリパラキシリ
レン等の有機物やSiO2、SnO2、TiO2、IT
O、CeO2等の無機物を真空薄膜形成法にて設けたも
のも良好に使用できる。中間層(13)の膜厚は0〜1
0μmが適当である。
【0064】保護層(21)は感光体の耐久性向上の目
的で設けられ、これに使用される材料としてはABS樹
脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合
体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹
脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、
ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレ
ン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチル
ペンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、
ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−
スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等に樹脂が挙げられ
る。
的で設けられ、これに使用される材料としてはABS樹
脂、ACS樹脂、オレフィン−ビニルモノマー共重合
体、塩素化ポリエーテル、アリル樹脂、フェノール樹
脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド、
ポリアクリレート、ポリアリルスルホン、ポリブチレ
ン、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリエーテルスルホン、ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリイミド、アクリル樹脂、ポリメチル
ペンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシド、
ポリスルホン、ポリスチレン、AS樹脂、ブタジエン−
スチレン共重合体、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、エポキシ樹脂等に樹脂が挙げられ
る。
【0065】保護層(21)には、そのほか耐摩耗性を
向上させる目的でポリテトラフルオロエチレンのような
フッ素樹脂、シリコーン樹脂、また酸化チタン、酸化
錫、チタン酸カリウム等の無機材料等を添加することが
できる。保護層(21)の形成法としては、通常の塗布
法を用いることができる。なお、保護層(21)の厚さ
は0.1〜10μmが適当である。
向上させる目的でポリテトラフルオロエチレンのような
フッ素樹脂、シリコーン樹脂、また酸化チタン、酸化
錫、チタン酸カリウム等の無機材料等を添加することが
できる。保護層(21)の形成法としては、通常の塗布
法を用いることができる。なお、保護層(21)の厚さ
は0.1〜10μmが適当である。
【0066】また、以上の他に真空薄膜作成法にて形成
したa−C、a−SiCなどの公知の材料も保護層(2
1)として用いることができる。本発明においては感光
層(15)と保護層(21)との間に別の中間層(図示
せず)を設けることも可能である。
したa−C、a−SiCなどの公知の材料も保護層(2
1)として用いることができる。本発明においては感光
層(15)と保護層(21)との間に別の中間層(図示
せず)を設けることも可能である。
【0067】前記別の中間層は一般に樹脂を主成分とし
て用いる。これら樹脂としてはポリアミド、アルコール
可溶性ナイロン樹脂、水溶性ブチラール樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
前記別の中間層の形成法としては、前述のごとく通常の
塗布法を用いることができる。なお、膜厚は0.05〜
2μmが適当である。
て用いる。これら樹脂としてはポリアミド、アルコール
可溶性ナイロン樹脂、水溶性ブチラール樹脂、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
前記別の中間層の形成法としては、前述のごとく通常の
塗布法を用いることができる。なお、膜厚は0.05〜
2μmが適当である。
【0068】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的
に説明する。まず、本発明において使用するチタニルフ
タロシアニン顔料の具体的な合成例を述べる。
に説明する。まず、本発明において使用するチタニルフ
タロシアニン顔料の具体的な合成例を述べる。
【0069】(合成例1)1,3−ジイミノイソインド
リン35.0gとα−クロロナフタレン240mlを混
合し、窒素雰囲気下チタニウムブトキシド24.5gを
加えた。窒素雰囲気のまま140〜150℃で2時間加
熱、さらに温度を180℃にして3時間反応させた。放
冷後、析出物を濾過し、α−クロロナフタレンで洗浄、
ついで90℃のDMFで徹底的に洗浄、最後にメタノー
ルで洗浄、乾燥して29.8gのチタニルフタロシアニ
ン顔料(a)を得た。得られたチタニルフタロシアニン
顔料(a)のうち6gを96%硫酸100gに3〜5℃
下撹拌、溶解し濾過した。得られた硫酸溶液を氷水3.
5リットル中に撹拌しながら滴下し、析出した結晶を濾
過、ついで洗浄液が中性になるまで水洗を繰り返し、チ
タニルフタロシアニン顔料のウェットケーキを得た。こ
のウェットケーキに1,2−ジクロロメタン100ml
を加え、室温下2時間撹拌した後、メタノール300m
lを更に加え濾過した。これをメタノールで洗浄し、乾
燥して比較合成例2のチタニルフタロシアニン顔料を得
た。
リン35.0gとα−クロロナフタレン240mlを混
合し、窒素雰囲気下チタニウムブトキシド24.5gを
加えた。窒素雰囲気のまま140〜150℃で2時間加
熱、さらに温度を180℃にして3時間反応させた。放
冷後、析出物を濾過し、α−クロロナフタレンで洗浄、
ついで90℃のDMFで徹底的に洗浄、最後にメタノー
ルで洗浄、乾燥して29.8gのチタニルフタロシアニ
ン顔料(a)を得た。得られたチタニルフタロシアニン
顔料(a)のうち6gを96%硫酸100gに3〜5℃
下撹拌、溶解し濾過した。得られた硫酸溶液を氷水3.
5リットル中に撹拌しながら滴下し、析出した結晶を濾
過、ついで洗浄液が中性になるまで水洗を繰り返し、チ
タニルフタロシアニン顔料のウェットケーキを得た。こ
のウェットケーキに1,2−ジクロロメタン100ml
を加え、室温下2時間撹拌した後、メタノール300m
lを更に加え濾過した。これをメタノールで洗浄し、乾
燥して比較合成例2のチタニルフタロシアニン顔料を得
た。
【0070】(合成例2)合成例1で得られたチタニル
フタロシアニン顔料(a)4.1gをトリフルオロ酢酸
/ジクロロメタン=8ml/32mlの混合溶媒に溶
解、これを5℃に氷冷したテトラヒドロフラン/水=1
00ml/100mlの混合溶媒中に撹拌しながら滴下
し結晶を析出させ、撹拌30分した後静置した。結晶が
沈殿後上澄み液を取り去り、メタノール100mlを加
えて30分間撹拌、濾過した。得られた固形物を200
mlの熱水中に分散、繰り返し洗浄し、チタニルフタロ
シアニン顔料のウェットケーキを得た。得られたウェッ
トケーキをメタノールで洗浄、乾燥して合成例2のチタ
ニルフタロシアニン顔料を得た。
フタロシアニン顔料(a)4.1gをトリフルオロ酢酸
/ジクロロメタン=8ml/32mlの混合溶媒に溶
解、これを5℃に氷冷したテトラヒドロフラン/水=1
00ml/100mlの混合溶媒中に撹拌しながら滴下
し結晶を析出させ、撹拌30分した後静置した。結晶が
沈殿後上澄み液を取り去り、メタノール100mlを加
えて30分間撹拌、濾過した。得られた固形物を200
mlの熱水中に分散、繰り返し洗浄し、チタニルフタロ
シアニン顔料のウェットケーキを得た。得られたウェッ
トケーキをメタノールで洗浄、乾燥して合成例2のチタ
ニルフタロシアニン顔料を得た。
【0071】以上のようにして得られたチタニルフタロ
シアニン顔料のX線回折スペクトルを以下に示す条件で
測定した。 X線管球 Cu 電圧 40kV 電流 20mA 走査速度 1°/分 走査範囲 3°〜35° 時定数 2秒 結果を図5、図6に示す。何れのチタニルフタロシアニ
ン顔料も、ブラッグ角2θで27.2°に最大ピークを
有するX線回折スペクトルが得られた。以下に合成例1
及び合成例2により得られたチタニルフタロシアニン顔
料を電子写真感光体に用いた場合の実施例を説明する。
むろん本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
シアニン顔料のX線回折スペクトルを以下に示す条件で
測定した。 X線管球 Cu 電圧 40kV 電流 20mA 走査速度 1°/分 走査範囲 3°〜35° 時定数 2秒 結果を図5、図6に示す。何れのチタニルフタロシアニ
ン顔料も、ブラッグ角2θで27.2°に最大ピークを
有するX線回折スペクトルが得られた。以下に合成例1
及び合成例2により得られたチタニルフタロシアニン顔
料を電子写真感光体に用いた場合の実施例を説明する。
むろん本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0072】実施例1 合成例1にて得られたチタニルフタロシアニン顔料2重
量部、ブチラール樹脂(水酸基量43mol%)2重量
部をシクロヘキサノン100重量部に添加し、2mmφ
のガラスビーズを用いたサンドミルにて2時間分散を行
なった。分散終了後、メチルエチルケトン100重量部
を加えて希釈し電荷発生層用塗工液を作成した。これを
厚さ0.2mmのアルミ板(A1080:住友軽金属社
製)上に塗布し、80℃10分間乾燥して膜厚0.2μ
mの電荷発生層を作成した。次に、下記構造式(I)で
示される電荷輸送物質8重量部、ポリカーボネート樹脂
(ユーピロンZ200:三菱ガス化学社製)10重量
部、シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社
製)0.002重量部をテトラヒドロフラン100重量
部に溶解し、電荷輸送層用塗工液を作成した。これを前
記電荷発生層上に、130℃15分間乾燥して膜厚22
μmの電荷輸送層を作成し、実施例1の電子写真感光体
を得た。
量部、ブチラール樹脂(水酸基量43mol%)2重量
部をシクロヘキサノン100重量部に添加し、2mmφ
のガラスビーズを用いたサンドミルにて2時間分散を行
なった。分散終了後、メチルエチルケトン100重量部
を加えて希釈し電荷発生層用塗工液を作成した。これを
厚さ0.2mmのアルミ板(A1080:住友軽金属社
製)上に塗布し、80℃10分間乾燥して膜厚0.2μ
mの電荷発生層を作成した。次に、下記構造式(I)で
示される電荷輸送物質8重量部、ポリカーボネート樹脂
(ユーピロンZ200:三菱ガス化学社製)10重量
部、シリコーンオイル(KF−50:信越化学工業社
製)0.002重量部をテトラヒドロフラン100重量
部に溶解し、電荷輸送層用塗工液を作成した。これを前
記電荷発生層上に、130℃15分間乾燥して膜厚22
μmの電荷輸送層を作成し、実施例1の電子写真感光体
を得た。
【0073】
【化9】
【0074】実施例2 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)を水酸基量37mol%のブチラール
樹脂に変えた他は実施例1と同様にして実施例2の電子
写真感光体を得た。
量43mol%)を水酸基量37mol%のブチラール
樹脂に変えた他は実施例1と同様にして実施例2の電子
写真感光体を得た。
【0075】比較例1 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)を水酸基量32mol%のブチラール
樹脂に変えた他は実施例1と同様にして比較例1の電子
写真感光体を得た。 比較例2 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)を水酸基量25mol%のブチラール
樹脂に変えた他は実施例1と同様にして比較例2の電子
写真感光体を得た。 比較例3 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)をポリエステル樹脂(バイロン20
0:東洋紡製)に変えた他は実施例1と同様にして比較
例3の電子写真感光体を得た。 実施例3〜8、比較例4〜9 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)及び構造式(I)に示す電荷輸送物質
を表4に示すものを用いた他は実施例1と同様にして実
施例3〜8、比較例4〜9の電子写真感光体を得た。
量43mol%)を水酸基量32mol%のブチラール
樹脂に変えた他は実施例1と同様にして比較例1の電子
写真感光体を得た。 比較例2 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)を水酸基量25mol%のブチラール
樹脂に変えた他は実施例1と同様にして比較例2の電子
写真感光体を得た。 比較例3 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)をポリエステル樹脂(バイロン20
0:東洋紡製)に変えた他は実施例1と同様にして比較
例3の電子写真感光体を得た。 実施例3〜8、比較例4〜9 実施例1における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸基
量43mol%)及び構造式(I)に示す電荷輸送物質
を表4に示すものを用いた他は実施例1と同様にして実
施例3〜8、比較例4〜9の電子写真感光体を得た。
【0076】
【表4】
【0077】以上のようにして得られた電子写真感光体
を、25℃/50%RHと10℃/15%RHの環境
下、SP−428(川口電気製作所製)を用い、ダイナ
ミックモードにて静電特性を評価した。まず感光体に−
6kVのコロナ放電を5秒間行ない負帯電させ、さらに
表面電位が−800Vになったときにバンドパスフィル
ターを用いて780nmに分光した光(2.8μW/c
m2)を露光して、表面電位が−160Vに光減衰する
に必要な露光量E1/5(μJ/cm2)と露光30秒
後の表面電位V30(−V)を測定した。評価結果を表
5に示す。
を、25℃/50%RHと10℃/15%RHの環境
下、SP−428(川口電気製作所製)を用い、ダイナ
ミックモードにて静電特性を評価した。まず感光体に−
6kVのコロナ放電を5秒間行ない負帯電させ、さらに
表面電位が−800Vになったときにバンドパスフィル
ターを用いて780nmに分光した光(2.8μW/c
m2)を露光して、表面電位が−160Vに光減衰する
に必要な露光量E1/5(μJ/cm2)と露光30秒
後の表面電位V30(−V)を測定した。評価結果を表
5に示す。
【0078】
【表5】
【0079】実施例9 実施例1により得られた電荷発生層塗工液についてその
安定性につき、液の分散安定性及び静電特性上での液保
存性の評価を行なった。液の分散安定性については、高
さ20cmの沈降管に電荷発生層塗工液を注ぎ、垂直を
保持したまま1か月静置し、沈降の大きさすなわち塗工
液に生じた上澄み部分の長さにより、分散安定性を評価
した。つまり、上澄み部分の長さが小さい方が分散安定
性良好であると判断できる。また、静電特性上の液保存
性については1か月50℃密閉下静置保存後の電荷発生
層塗工液を用い(塗工前に5分間撹拌する)、実施例1
と同様にして電子写真感光体を作成、前記実施例1と同
様にして25℃/50%RH下静電特性を測定、保存前
の電荷発生層塗工液にて作成した電子写真感光体の静電
特性との相違を見ることで静電特性上の液保存性を評価
した。
安定性につき、液の分散安定性及び静電特性上での液保
存性の評価を行なった。液の分散安定性については、高
さ20cmの沈降管に電荷発生層塗工液を注ぎ、垂直を
保持したまま1か月静置し、沈降の大きさすなわち塗工
液に生じた上澄み部分の長さにより、分散安定性を評価
した。つまり、上澄み部分の長さが小さい方が分散安定
性良好であると判断できる。また、静電特性上の液保存
性については1か月50℃密閉下静置保存後の電荷発生
層塗工液を用い(塗工前に5分間撹拌する)、実施例1
と同様にして電子写真感光体を作成、前記実施例1と同
様にして25℃/50%RH下静電特性を測定、保存前
の電荷発生層塗工液にて作成した電子写真感光体の静電
特性との相違を見ることで静電特性上の液保存性を評価
した。
【0080】実施例10及び比較例10〜12 実施例2及び比較例1〜3で示される方法により得られ
た電荷発生層塗工液につき、実施例9と同様にして液の
分散安定性及び静電特性上での液保存性の評価を行なっ
た。電荷発生層塗工液の分散安定性及び静電特性上での
液保存性の評価結果を表6に示す。
た電荷発生層塗工液につき、実施例9と同様にして液の
分散安定性及び静電特性上での液保存性の評価を行なっ
た。電荷発生層塗工液の分散安定性及び静電特性上での
液保存性の評価結果を表6に示す。
【0081】
【表6】
【0082】実施例11 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は実施例
1と同様にして実施例11の電子写真感光体を作成し
た。 実施例12 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は実施例
2と同様にして実施例12の電子写真感光体を作成し
た。
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は実施例
1と同様にして実施例11の電子写真感光体を作成し
た。 実施例12 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は実施例
2と同様にして実施例12の電子写真感光体を作成し
た。
【0083】比較例13 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は比較例
1と同様にして比較例13の電子写真感光体を作成し
た。 比較例14 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は比較例
2と同様にして比較例14の電子写真感光体を作成し
た。 比較例15 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は比較例
3と同様にして比較例15の電子写真感光体を作成し
た。
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は比較例
1と同様にして比較例13の電子写真感光体を作成し
た。 比較例14 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は比較例
2と同様にして比較例14の電子写真感光体を作成し
た。 比較例15 合成例1のチタニルフタロシアニン顔料の代わりに合成
例2のチタニルフタロシアニン顔料を用いた他は比較例
3と同様にして比較例15の電子写真感光体を作成し
た。
【0084】実施例13〜24、比較例16〜21 実施例11における電荷発生層のブチラール樹脂(水酸
基量43mol%)及び構造式(I)に示す電荷輸送物
質を表7に用いた他は実施例11と同様にして実施例1
3〜24、比較例16〜21の電子写真感光体を得た。
基量43mol%)及び構造式(I)に示す電荷輸送物
質を表7に用いた他は実施例11と同様にして実施例1
3〜24、比較例16〜21の電子写真感光体を得た。
【0085】
【表7】
【0086】以上のようにして得られた電子写真感光体
を、実施例1と同様にして静電特性を評価した。結果を
表8に示す。
を、実施例1と同様にして静電特性を評価した。結果を
表8に示す。
【0087】
【表8】
【0088】実施例25、26及び比較例22〜24 実施例11、12及び比較例13〜15で示される方法
により得られた電荷発生層塗工液につき、実施例9と同
様にして液の分散安定性及び静電特性上での液保存性の
評価を行なった。電荷発生層塗工液の分散安定性及び静
電特性上での液保存性の評価結果を表9に示す。
により得られた電荷発生層塗工液につき、実施例9と同
様にして液の分散安定性及び静電特性上での液保存性の
評価を行なった。電荷発生層塗工液の分散安定性及び静
電特性上での液保存性の評価結果を表9に示す。
【0089】
【表9】
【0090】
【発明の効果】以上詳細且つ具体的に説明したように、
本発明の電子写真感光体は長波長光に対して良好な感度
を有し且つ低温低湿下での感度低下がないなど環境依存
性の優れる。また本発明の電荷発生層用塗工液の製造方
法は新規であり、分散安定性・液の静電特性上の安定性
に極めて優れるものである。この効果は本発明に示す製
造方法により得られたチタニルフタロシアニン顔料を用
いた場合さらに増加する。
本発明の電子写真感光体は長波長光に対して良好な感度
を有し且つ低温低湿下での感度低下がないなど環境依存
性の優れる。また本発明の電荷発生層用塗工液の製造方
法は新規であり、分散安定性・液の静電特性上の安定性
に極めて優れるものである。この効果は本発明に示す製
造方法により得られたチタニルフタロシアニン顔料を用
いた場合さらに増加する。
【図1】本発明電子写真感光体の層構成を例示する断面
図である。
図である。
【図2】本発明電子写真感光体の別の層構成を例示する
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明電子写真感光体のさらに別の層構成を例
示する断面図である。
示する断面図である。
【図4】本発明電子写真感光体のさらに別の層構成を例
示する断面図である。
示する断面図である。
【図5】本発明において合成例1により得られたチタニ
ルフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル図である。
ルフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル図である。
【図6】本発明において合成例2により得られたチタニ
ルフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル図である。
ルフタロシアニン顔料のX線回折スペクトル図である。
11 導電性支持体 13 中間層 15 感光層 17 電荷発生層 19 電荷輸送層 21 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 5/05 101 G03G 5/05 101 102 102
Claims (6)
- 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生
層、電荷輸送層を積層してなる電子写真感光体におい
て、前記電荷発生層がCu−Kα特性X線(波長:1.
541Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、少な
くともブラッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピ
ークを示すチタニルフタロシアニン顔料と結着樹脂とし
て水酸基が36mol%以上のブチラール樹脂を含有す
ることを特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 電荷輸送層中に含有される電荷輸送物質
が下記一般式(1)で示されるα−フェニルスチルベン
化合物であることを特徴とする請求項1記載の電子写真
感光体。 【化1】 (式中、Ar3及びAr4は、置換又は無置換のアリール
基、置換又は無置換の複素環基を表わし、R6、R7及び
R8は、水素原子、置換又は無置換のアルキル基、置換
又は無置換のアルコキシ基、置換又は無置換のアリール
基、置換又は無置換の複素環基を表わすが、R7、R
8は、互いに結合して環を形成してもよく、Ar5は、置
換又は無置換のアリーレン基を表わし、nは0又は1を
表わす。) - 【請求項3】 電荷輸送層中に含有される電荷輸送物質
が下記一般式(2)で示されるアミノビフェニル化合物
であることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光
体。 【化2】 (式中、R1、R3及びR4は水素原子、アミノ基、アル
コキシ基、チオアルコキシ基、アリールオキシ基、メチ
レンジオキシ基、置換若しくは無置換のアルキル基、ハ
ロゲン原子又は置換若しくは無置換のアリール基を、R
2は水素原子、アルコキシ基、置換若しくは無置換のア
ルキル基又はハロゲンを表わす。但し、R1、R2、R3
及びR4が全て水素原子である場合は除く。また、k、
l、m及びnは1、2、3又は4の整数であり、各々が
2、3又は4の整数の時は前記R1、R2、R3及びR4は
同一でも異なっていてもよい。) - 【請求項4】 電荷輸送層中に含有される電荷輸送物質
が下記一般式(3)で示されるアミノピレン化合物であ
ることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。 【化3】 (上式中、R1、R2は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、置換若しくは無置換のアルキル基、
R3、R4は水素原子、シアノ基、アルコキシカルボニル
基、置換若しくは無置換のアルキル基等、R5は水素原
子、低級アルキル基又はアルコキシ基を表わす。Wは水
素原子、置換若しくは無置換のアルキル基等、jは1〜
5、kは1〜4、lは0〜2の整数、mは1又は2、n
は1〜3の整数を表わす。) - 【請求項5】 少なくとも有機溶剤、結着樹脂中に、C
u−Kα特性X線(波長:1.541Å)に対するX線
回折スペクトルにおいて、少なくともブラッグ角2θで
27.2°±0.2°にピークを示すチタニルフタロシ
アニン顔料を分散してなる電荷発生層用塗工液の製造方
法において、前記結着樹脂が水酸基量が36mol%以
上のブチラール樹脂であることを特徴とする電荷発生層
用塗工液の製造方法。 - 【請求項6】 前記Cu−Kα特性X線(波長:1.5
41Å)に対するX線回折スペクトルにおいて、少なく
ともブラッグ角2θで27.2°±0.2°に最大ピー
クを示すチタニルフタロシアニン顔料がチタニルフタロ
シアニン顔料をトリハロ酢酸とアルキレンハライド混合
溶媒に添加し、溶解又はスラリー化した後、得られた溶
液を環状エーテル/水混合溶媒中に添加し結晶析出さ
せ、得られた結晶を必要に応じて水更にアルキルアルコ
ールにて洗浄することにより得られたものであることを
特徴とする請求項1記載の電子写真感光体及び電荷発生
層用塗工液の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22186896A JPH1048861A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 電子写真感光体および電荷発生層塗工液製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22186896A JPH1048861A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 電子写真感光体および電荷発生層塗工液製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1048861A true JPH1048861A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16773447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22186896A Pending JPH1048861A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 電子写真感光体および電荷発生層塗工液製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1048861A (ja) |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP22186896A patent/JPH1048861A/ja active Pending
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