JPH1049675A - 個体認証装置 - Google Patents
個体認証装置Info
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- JPH1049675A JPH1049675A JP8201686A JP20168696A JPH1049675A JP H1049675 A JPH1049675 A JP H1049675A JP 8201686 A JP8201686 A JP 8201686A JP 20168696 A JP20168696 A JP 20168696A JP H1049675 A JPH1049675 A JP H1049675A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パーソナルコンピュータ等の小型情報処理装置
におけるセキュリティ装置への応用に有効な個人認証装
置を実現すること。 【解決手段】1次元のアレイ状に設けられた複数の線状
接触子電極12からなる指置き部と、これら線状接触子
電極12に一つおきにスイッチ13が接続されてなるア
ナログスイッチ回路とからなる指入力部を用いる。
におけるセキュリティ装置への応用に有効な個人認証装
置を実現すること。 【解決手段】1次元のアレイ状に設けられた複数の線状
接触子電極12からなる指置き部と、これら線状接触子
電極12に一つおきにスイッチ13が接続されてなるア
ナログスイッチ回路とからなる指入力部を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人や動物等の皮膚
の個体表面の凹凸パターンを利用して個体認証を行なう
個体認証装置に関する。
の個体表面の凹凸パターンを利用して個体認証を行なう
個体認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会がますます高度化するに伴
い、取り扱う情報量は増加の一途をたどっている。これ
ら情報の多くは対外的に秘密保持をするべきものであ
る。このため、近年、重要な施設の入退室管理等を目的
として、被認証者が予め登録されている個人かどうかを
識別して認証を行なう個人認証装置への関心が高まって
きている。その中でも、個人認証に指紋を利用したもの
が多く利用されている。
い、取り扱う情報量は増加の一途をたどっている。これ
ら情報の多くは対外的に秘密保持をするべきものであ
る。このため、近年、重要な施設の入退室管理等を目的
として、被認証者が予め登録されている個人かどうかを
識別して認証を行なう個人認証装置への関心が高まって
きている。その中でも、個人認証に指紋を利用したもの
が多く利用されている。
【0003】従来より種々のタイプの指紋を利用した個
人認証装置が提案されているが、最も多いのが個人認証
装置の指紋入力部として、光学的に指紋を2次元の画像
信号として検出するタイプのものである。これ以外に
も、指紋の凹凸に応じた押圧力を2次元の画像信号とし
て検出するタイプのものがいくつか提案されている。
人認証装置が提案されているが、最も多いのが個人認証
装置の指紋入力部として、光学的に指紋を2次元の画像
信号として検出するタイプのものである。これ以外に
も、指紋の凹凸に応じた押圧力を2次元の画像信号とし
て検出するタイプのものがいくつか提案されている。
【0004】また、指全体の画像信号から指の長手方向
への1次元の多値射影信号(指紋情報)を構成し、この
1次元の多値射影信号を指の特徴量として取り出し、こ
れを個人認証用の信号として用いる方法が提案されてい
る(「指の特徴を用いた個人認証方式」竹田、内田、平
松、松浪、電子情報通信学会技術研究報告:PRU89-5
0)。
への1次元の多値射影信号(指紋情報)を構成し、この
1次元の多値射影信号を指の特徴量として取り出し、こ
れを個人認証用の信号として用いる方法が提案されてい
る(「指の特徴を用いた個人認証方式」竹田、内田、平
松、松浪、電子情報通信学会技術研究報告:PRU89-5
0)。
【0005】この方法によれば、1次元の多値射影信号
を用いているため、2次元の指紋画像信号を用いた場合
に比べて、データ量を削減でき、かつ処理アルゴリズム
を簡素化できる。このため、信号処理速度が向上し、認
証照合に必要な時間を短縮できる。
を用いているため、2次元の指紋画像信号を用いた場合
に比べて、データ量を削減でき、かつ処理アルゴリズム
を簡素化できる。このため、信号処理速度が向上し、認
証照合に必要な時間を短縮できる。
【0006】しかしながら、この方法を用いた指紋入力
部の場合でも、指紋入力は前述の光学式あるいは圧力ア
レイセンサ等により指全体の2次元画像信号をいったん
検出し、この2次元画像信号から1次元の多値射影信号
を求めることになる。
部の場合でも、指紋入力は前述の光学式あるいは圧力ア
レイセンサ等により指全体の2次元画像信号をいったん
検出し、この2次元画像信号から1次元の多値射影信号
を求めることになる。
【0007】この場合、指全体の画像信号を形成するた
めに多くの情報を必要とし、また、多値射影信号を形成
するための信号処理にも複雑なアルゴリズムを必要とす
るため、信号処理全体に費やす時間が多くなるという問
題があった。
めに多くの情報を必要とし、また、多値射影信号を形成
するための信号処理にも複雑なアルゴリズムを必要とす
るため、信号処理全体に費やす時間が多くなるという問
題があった。
【0008】さらに、画像入力装置として光学式のもの
を用いた場合には、指全体を一度の動作で画像信号とし
て入力するため、高価で装置全体が大きくなるという問
題があった。
を用いた場合には、指全体を一度の動作で画像信号とし
て入力するため、高価で装置全体が大きくなるという問
題があった。
【0009】これに対して、本発明者は、指の長さ方向
に対して直交する方向に長い複数の線状電極に指を押し
付けたときの隣り合う線状電極間の抵抗値を指の長さ方
向に順次読み取り合成した信号を認証用信号として用い
る個人認証装置を提案している(特願平5−3234
8)。
に対して直交する方向に長い複数の線状電極に指を押し
付けたときの隣り合う線状電極間の抵抗値を指の長さ方
向に順次読み取り合成した信号を認証用信号として用い
る個人認証装置を提案している(特願平5−3234
8)。
【0010】この個人認証装置によれば、光学系が不要
となり、装置の小型・低価格化が可能となる。その結
果、入退室管理用だけでなく、今後、新規市場として需
要が予想されるパーソナルコンピュータや携帯端末など
の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置への応用
も考えられる。
となり、装置の小型・低価格化が可能となる。その結
果、入退室管理用だけでなく、今後、新規市場として需
要が予想されるパーソナルコンピュータや携帯端末など
の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置への応用
も考えられる。
【0011】しかしながら、この個人認証装置では、全
ての隣接する二つの線状電極を外部回路と接続するた
め、接続するためのスイッチの数が多くなり、また、各
スイッチにつながった配線が占める面積も大きくなる。
ての隣接する二つの線状電極を外部回路と接続するた
め、接続するためのスイッチの数が多くなり、また、各
スイッチにつながった配線が占める面積も大きくなる。
【0012】このため、光学式の個人認証装置に比べ
て、小型化・低価格化の点で有利であるものの、小型、
低価格であることが利点であるパーソナルコンピュータ
等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置への応
用に関しては、その小型化・低価格化は不十分であると
いう問題があった。
て、小型化・低価格化の点で有利であるものの、小型、
低価格であることが利点であるパーソナルコンピュータ
等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置への応
用に関しては、その小型化・低価格化は不十分であると
いう問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の個
体認証装置は、光学式の個人認証装置に比べて、小型化
・低価格化の点で有利であるものの、小型、低価格であ
ることが利点であるパーソナルコンピュータ等の小型情
報処理装置におけるセキュリティ装置への応用に関して
は、その小型化・低価格化は不十分であるという問題が
あった。
体認証装置は、光学式の個人認証装置に比べて、小型化
・低価格化の点で有利であるものの、小型、低価格であ
ることが利点であるパーソナルコンピュータ等の小型情
報処理装置におけるセキュリティ装置への応用に関して
は、その小型化・低価格化は不十分であるという問題が
あった。
【0014】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、パーソナルコンピュー
タ等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置への
適用にも有効な個体認証装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、パーソナルコンピュー
タ等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置への
適用にも有効な個体認証装置を提供することにある。
【0015】
[構成]上記目的を達成するために、本発明に係る個体
認証装置(請求項1)は、個体表面の接触により生じる
電気特性の変化に対応して、1次元の電気信号分布を形
成する認証パターン入力部と、この認証パターン入力部
の出力信号から個体認証を行なう個体認証部とを備えて
なる個体認証装置であって、前記認証パターン入力部
は、その長手方向と交差する方向に1次元的に配列され
てなる3個以上の複数の線状電極と、この複数の線状電
極から選ばれる電極を選択的に外部回路と接続するスイ
ッチング手段とを有し、このスイッチング手段は少なく
ともその一部が前記複数の線状電極において少なくとも
1つおきに設けられていることを特徴とする。
認証装置(請求項1)は、個体表面の接触により生じる
電気特性の変化に対応して、1次元の電気信号分布を形
成する認証パターン入力部と、この認証パターン入力部
の出力信号から個体認証を行なう個体認証部とを備えて
なる個体認証装置であって、前記認証パターン入力部
は、その長手方向と交差する方向に1次元的に配列され
てなる3個以上の複数の線状電極と、この複数の線状電
極から選ばれる電極を選択的に外部回路と接続するスイ
ッチング手段とを有し、このスイッチング手段は少なく
ともその一部が前記複数の線状電極において少なくとも
1つおきに設けられていることを特徴とする。
【0016】また、本発明に係る他の個体認証装置(請
求項2)は、上記個体認証装置(請求項1)において、
前記スイッチング手段が設けられた前記線状電極の間に
はそれぞれ同数の線状電極が存在することを特徴とす
る。
求項2)は、上記個体認証装置(請求項1)において、
前記スイッチング手段が設けられた前記線状電極の間に
はそれぞれ同数の線状電極が存在することを特徴とす
る。
【0017】[作用]本発明では、隣接二つの線状電極
の全てについて電気的に接続することはないので、スイ
ッチ数を少なくでき、配線面積を小さくできる。
の全てについて電気的に接続することはないので、スイ
ッチ数を少なくでき、配線面積を小さくできる。
【0018】ここで、本発明者の研究によれば、全ての
各隣接する二つの線状電極を接続して、1次元の電気信
号分布を形成しなくても、例えば、一つの線状電極を挟
んだ二つの線状電極を接続して、1次元の電気信号分布
を形成しても十分な照合精度が得られることが分かっ
た。
各隣接する二つの線状電極を接続して、1次元の電気信
号分布を形成しなくても、例えば、一つの線状電極を挟
んだ二つの線状電極を接続して、1次元の電気信号分布
を形成しても十分な照合精度が得られることが分かっ
た。
【0019】したがって、本発明によれば、高い照合精
度を維持しつつ、小型化、低価格化を図れるので、パー
ソナルコンピュータ等の小型情報処理装置におけるセキ
ュリティ装置にも有効な個体認証装置を実現できるよう
になる。
度を維持しつつ、小型化、低価格化を図れるので、パー
ソナルコンピュータ等の小型情報処理装置におけるセキ
ュリティ装置にも有効な個体認証装置を実現できるよう
になる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。図1
は、本発明の一実施形態に係る個体認証装置の構成を示
すブロック図である。
実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。図1
は、本発明の一実施形態に係る個体認証装置の構成を示
すブロック図である。
【0021】本実施形態の個体認証装置は、大きく分け
て、指パターンや指の凹凸を入力するための指入力部1
(認証パターン入力部)と、この指入力部1の出力に基
づいて指の情報を求める指情報計算部2と、この指情報
計算部2の出力に基づいて照合計算などを行なう信号処
理部3とで構成されている。
て、指パターンや指の凹凸を入力するための指入力部1
(認証パターン入力部)と、この指入力部1の出力に基
づいて指の情報を求める指情報計算部2と、この指情報
計算部2の出力に基づいて照合計算などを行なう信号処
理部3とで構成されている。
【0022】ここでは、指情報計算部2および信号処理
部3が個体認証部となる。これらは機能としては別だが
ハードウェハとしては同じであっても良い。例えば、本
実施形態の個体認証装置をパーソナルコンピュータに適
用する場合には、指情報計算部2および信号処理部3は
例えばパーソナルコンピュータのCPUやメモリによっ
て実現され、共通のハードウェハとなる。
部3が個体認証部となる。これらは機能としては別だが
ハードウェハとしては同じであっても良い。例えば、本
実施形態の個体認証装置をパーソナルコンピュータに適
用する場合には、指情報計算部2および信号処理部3は
例えばパーソナルコンピュータのCPUやメモリによっ
て実現され、共通のハードウェハとなる。
【0023】図2は、指入力部の概略構成を示す模式図
である。この指入力部は、基板11と、この基板11の
表面に1次元のアレイ状に設けられた複数の線状接触子
電極12(線状電極)からなる指置き部と、これら線状
接触子電極12に一つおきにスイッチ13が接続されて
なるアナログスイッチ回路を有し、このアナログスイッ
チ回路により、連続する三つの線状接触子電極12を単
位としてこれら線状接触子電極12間における指表面の
抵抗を指14の長手方向に順次検出できるようになって
いる。
である。この指入力部は、基板11と、この基板11の
表面に1次元のアレイ状に設けられた複数の線状接触子
電極12(線状電極)からなる指置き部と、これら線状
接触子電極12に一つおきにスイッチ13が接続されて
なるアナログスイッチ回路を有し、このアナログスイッ
チ回路により、連続する三つの線状接触子電極12を単
位としてこれら線状接触子電極12間における指表面の
抵抗を指14の長手方向に順次検出できるようになって
いる。
【0024】ここで、線状接触子電極12の数、つま
り、電極アレイの長手方向の長さは、通常、指14の先
端から第2関節を完全に含むようにすることが好まし
い。被認証者が指置き部に指14を押し付けると、指紋
を形成する凸部が隣接する線状接触子電極12の隙間に
入り込む。その結果、隣接する奇数番目(例えば1番目
と3番目)の線状接触子電極12間の抵抗、つまり、連
続する三つ線状接触子電極12の間の指標面の抵抗は、
線状接触子電極12間に入り込む指の凸部の量に応じて
変化することになる。指紋を形成する凸部の入り込む量
が多ければそれだけ抵抗は低くなる。
り、電極アレイの長手方向の長さは、通常、指14の先
端から第2関節を完全に含むようにすることが好まし
い。被認証者が指置き部に指14を押し付けると、指紋
を形成する凸部が隣接する線状接触子電極12の隙間に
入り込む。その結果、隣接する奇数番目(例えば1番目
と3番目)の線状接触子電極12間の抵抗、つまり、連
続する三つ線状接触子電極12の間の指標面の抵抗は、
線状接触子電極12間に入り込む指の凸部の量に応じて
変化することになる。指紋を形成する凸部の入り込む量
が多ければそれだけ抵抗は低くなる。
【0025】図3は、指入力部の具体的な回路構成を示
す図である。指置き部は、n個の線状接触子電極12
(121 ,…,12n )で構成されている。ここでは、
nが奇数である場合について説明するが偶数の場合も同
様である。
す図である。指置き部は、n個の線状接触子電極12
(121 ,…,12n )で構成されている。ここでは、
nが奇数である場合について説明するが偶数の場合も同
様である。
【0026】アナログスイッチ回路は、二つのアナログ
スイッチ群10a,10bにより構成されている。アナ
ログスイッチ群10aのスイッチ13の一端はそれぞれ
n番目(最後)の線状接触子電極12n を除いた奇数番
目の線状接触子電極12の一端にそれぞれ接続され、他
端は電圧源15に共通接続されている。
スイッチ群10a,10bにより構成されている。アナ
ログスイッチ群10aのスイッチ13の一端はそれぞれ
n番目(最後)の線状接触子電極12n を除いた奇数番
目の線状接触子電極12の一端にそれぞれ接続され、他
端は電圧源15に共通接続されている。
【0027】一方、アナログスイッチ群10bのスイッ
チ13の一端はそれぞれ1番面(最初)の線状接触子電
極121 を除いた奇数番目の線状接触子電極12の他端
に接続され、他端はアナログスイッチ群16を介して基
準抵抗17に接続されているとともに、サンプル・ホー
ルド回路18にも接続されている。
チ13の一端はそれぞれ1番面(最初)の線状接触子電
極121 を除いた奇数番目の線状接触子電極12の他端
に接続され、他端はアナログスイッチ群16を介して基
準抵抗17に接続されているとともに、サンプル・ホー
ルド回路18にも接続されている。
【0028】基準抵抗17はm個の抵抗19により構成
されている。これら抵抗19の一端は接地され、他端は
基準抵抗切り替え信号Srによってアナログスイッチ群
16の各スイッチにそれぞれ選択的に接続できるように
なっている。すなわち、基準抵抗17の抵抗値は可変に
なっている。
されている。これら抵抗19の一端は接地され、他端は
基準抵抗切り替え信号Srによってアナログスイッチ群
16の各スイッチにそれぞれ選択的に接続できるように
なっている。すなわち、基準抵抗17の抵抗値は可変に
なっている。
【0029】指置き部に指14が置かれると、アナログ
スイッチ群10a,10bは、タイミング制御回路20
から出力されるタイミング制御信号Stが与えられるこ
とによって、アナログスイッチ群10aの1番目および
アナログスイッチ群10bの1番目のスイッチ13、ア
ナログスイッチ群10aの2番目およびアナログスイッ
チ群10bの2番目のスイッチ13というように順次ス
イッチ13が切り替えられる。
スイッチ群10a,10bは、タイミング制御回路20
から出力されるタイミング制御信号Stが与えられるこ
とによって、アナログスイッチ群10aの1番目および
アナログスイッチ群10bの1番目のスイッチ13、ア
ナログスイッチ群10aの2番目およびアナログスイッ
チ群10bの2番目のスイッチ13というように順次ス
イッチ13が切り替えられる。
【0030】このとき、基準抵抗17の両端の電位差V
iは次式で与えられる。 Vi=Rr・V0 /(Rr+Ri) ここで、Rrは基準抵抗17の抵抗値、V0 は電圧源1
5の電圧値、Riはi番目(iは奇数)の線状接触子電
極12とこれに隣接する奇数番目(i+2番目)の線状
接触子電極12との間の抵抗値を示している。例えば、
1番目と3番目間の線状接触子電極12間の抵抗値を示
している。
iは次式で与えられる。 Vi=Rr・V0 /(Rr+Ri) ここで、Rrは基準抵抗17の抵抗値、V0 は電圧源1
5の電圧値、Riはi番目(iは奇数)の線状接触子電
極12とこれに隣接する奇数番目(i+2番目)の線状
接触子電極12との間の抵抗値を示している。例えば、
1番目と3番目間の線状接触子電極12間の抵抗値を示
している。
【0031】本実施形態では、基準抵抗17の抵抗値R
rが可変になっているので、各電位差Viの識別や検出
が容易になるように抵抗値Rrを選ぶことができる。し
きい値も可変にしても良い。このように抵抗値Rrやし
きい値を可変すれば、被認証者毎に異なる抵抗Riに柔
軟に対応できるようになる。
rが可変になっているので、各電位差Viの識別や検出
が容易になるように抵抗値Rrを選ぶことができる。し
きい値も可変にしても良い。このように抵抗値Rrやし
きい値を可変すれば、被認証者毎に異なる抵抗Riに柔
軟に対応できるようになる。
【0032】サンプル・ホールド回路18は、アナログ
スイッチ群10a,10bと同様に、タイミング制御回
路20から出力されるタイミング制御信号Stが与えら
れ、アナログスイッチ群10a、10bと同期して動作
する。
スイッチ群10a,10bと同様に、タイミング制御回
路20から出力されるタイミング制御信号Stが与えら
れ、アナログスイッチ群10a、10bと同期して動作
する。
【0033】すなわち、サンプル・ホールド回路18
は、基準抵抗Rrの両端の電位差Viを指の長さ方向に
順次読み取り、その結果を指情報計算部2に送る。この
指情報計算部2は指情報としての各電位差Viの総和を
求める。
は、基準抵抗Rrの両端の電位差Viを指の長さ方向に
順次読み取り、その結果を指情報計算部2に送る。この
指情報計算部2は指情報としての各電位差Viの総和を
求める。
【0034】ここで、各電位差Viを時系列にプロット
すると、図4に示すような1次元電位分布が形成され
る。この1次元電位分布は、従来とは異なり、全ての各
隣接する線状接触子電極12間を順次接続して得られた
ものではないが、指の長手方向への多値射影信号と等価
であることが分かった。
すると、図4に示すような1次元電位分布が形成され
る。この1次元電位分布は、従来とは異なり、全ての各
隣接する線状接触子電極12間を順次接続して得られた
ものではないが、指の長手方向への多値射影信号と等価
であることが分かった。
【0035】したがって、本実施形態によれば、少ない
スイッチ数、小さい配線面積でも、正確な指情報(各電
位差Viの総和)が得られるので、パーソナルコンピュ
ータ等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置へ
の適用にも有効な個人認証装置を実現できることにな
る。
スイッチ数、小さい配線面積でも、正確な指情報(各電
位差Viの総和)が得られるので、パーソナルコンピュ
ータ等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置へ
の適用にも有効な個人認証装置を実現できることにな
る。
【0036】なお、図4において、横軸は線状接触子電
極12i ,122i-1の位置、縦軸は電位差Viを示して
いる。指情報計算部2は、指情報を信号処理部3に送
る。信号処理部3は、この指情報(測定データ)と予め
登録された指情報(登録データ)を照合して、本人であ
るか否かの判定を行なう。すなわち、測定データと登録
データとの差が所定値(しきい値)よりも小さければ本
人、同じまたは大きければ他人と判断する。
極12i ,122i-1の位置、縦軸は電位差Viを示して
いる。指情報計算部2は、指情報を信号処理部3に送
る。信号処理部3は、この指情報(測定データ)と予め
登録された指情報(登録データ)を照合して、本人であ
るか否かの判定を行なう。すなわち、測定データと登録
データとの差が所定値(しきい値)よりも小さければ本
人、同じまたは大きければ他人と判断する。
【0037】登録データの登録は、照合の場合と同様
に、指置き部に指を置いて指情報を収集することにより
行なわれる。このとき、電位差Viに重畳したノイズな
どを除去するためのフィルタリング処理などの信号処理
を行なって良い。
に、指置き部に指を置いて指情報を収集することにより
行なわれる。このとき、電位差Viに重畳したノイズな
どを除去するためのフィルタリング処理などの信号処理
を行なって良い。
【0038】図5は、本実施形態(本発明)および比較
例の指置き部に指が置かれた状態を示す等価回路であ
り、図5(a)は本発明、図5(b),(c)はそれぞ
れ比較例1,2を示している。
例の指置き部に指が置かれた状態を示す等価回路であ
り、図5(a)は本発明、図5(b),(c)はそれぞ
れ比較例1,2を示している。
【0039】図中、指紋を形成する凸部が線状接触子電
極12間に入り込むことによる生じる抵抗をR1〜R3
で示してある。線状接触子電極12の配列ピッチをdと
したときに、抵抗R1と抵抗R2は2dの長さにわたっ
て存在し、抵抗R3はdの長さにわたって存在するとす
る。
極12間に入り込むことによる生じる抵抗をR1〜R3
で示してある。線状接触子電極12の配列ピッチをdと
したときに、抵抗R1と抵抗R2は2dの長さにわたっ
て存在し、抵抗R3はdの長さにわたって存在するとす
る。
【0040】本発明の場合、図5(a)に示すように、
スイッチ131 に接続された線状接触子電極121 とス
イッチ133 に接続された線状接触子電極123 との間
に、スイッチに接続されていない1本の線状接触子電極
122 が存在し、スイッチ131 とスイッチ133 との
間の抵抗は、R1//R2+R1//R2//R3とな
り、抵抗R3が反映された値になる。
スイッチ131 に接続された線状接触子電極121 とス
イッチ133 に接続された線状接触子電極123 との間
に、スイッチに接続されていない1本の線状接触子電極
122 が存在し、スイッチ131 とスイッチ133 との
間の抵抗は、R1//R2+R1//R2//R3とな
り、抵抗R3が反映された値になる。
【0041】ここで、記号//は並列抵抗を表し、R1
//R2=1/(1/R1+1/R2)を意味するもの
とする。比較例1の場合、図5(b)に示すように、ス
イッチ131 に接続された線状接触子電極121 とスイ
ッチ133 に接続された線状接触子電極123 との間に
線状接触子電極が存在しないので、スイッチ131 とス
イッチ133 との間の抵抗は、2R1//2R2とな
る。したがって、実際には存在する抵抗R3が指情報に
反映されず、本発明に比べて、指情報の精度が低下し、
照合精度が低下することになる。
//R2=1/(1/R1+1/R2)を意味するもの
とする。比較例1の場合、図5(b)に示すように、ス
イッチ131 に接続された線状接触子電極121 とスイ
ッチ133 に接続された線状接触子電極123 との間に
線状接触子電極が存在しないので、スイッチ131 とス
イッチ133 との間の抵抗は、2R1//2R2とな
る。したがって、実際には存在する抵抗R3が指情報に
反映されず、本発明に比べて、指情報の精度が低下し、
照合精度が低下することになる。
【0042】また、比較例2の場合、図5(c)に示す
ように、線状接触子電極121 ,122 ,123 にそれ
ぞれスイッチ131 ,132 ,133 を設け、つまり、
全ての線状接触子電極にスイッチを設けているので、ス
イッチ131 とスイッチ133 との間の抵抗は、R1/
/R2//R3となり、本発明と同様に抵抗R3が反映
された指情報が得られる。
ように、線状接触子電極121 ,122 ,123 にそれ
ぞれスイッチ131 ,132 ,133 を設け、つまり、
全ての線状接触子電極にスイッチを設けているので、ス
イッチ131 とスイッチ133 との間の抵抗は、R1/
/R2//R3となり、本発明と同様に抵抗R3が反映
された指情報が得られる。
【0043】しかし、本発明の場合に比べて、スイッチ
数と配線数が多くなるため、パーソナルコンピュータや
携帯端末やカード上への実装には支障が生じ、また、コ
ストも上昇するという問題もある。
数と配線数が多くなるため、パーソナルコンピュータや
携帯端末やカード上への実装には支障が生じ、また、コ
ストも上昇するという問題もある。
【0044】本発明者は、図5(a)の指置き場を用い
た個人認証装置(本発明)、図5(b)の指置き場を用
いた個人認証装置(比較例1)および図5(c)の指置
き場を用いた個人認証装置(比較例2)を評価するため
に、各個人認証装置の本人認識率を測定した。
た個人認証装置(本発明)、図5(b)の指置き場を用
いた個人認証装置(比較例1)および図5(c)の指置
き場を用いた個人認証装置(比較例2)を評価するため
に、各個人認証装置の本人認識率を測定した。
【0045】具体的には、配列ピッチdを0.2mm、
線状接触子電極の本数を255本とし(したがって、長
さは51mm)、披験者50人に対し各人10個ずつの
データを取り、他人排除率を99%としたときの本人認
識率を測定した。さらに、測定条件、すなわちしきい値
や基準抵抗、周りの環境(温度、湿度など)がほぼ同一
になるようにした。
線状接触子電極の本数を255本とし(したがって、長
さは51mm)、披験者50人に対し各人10個ずつの
データを取り、他人排除率を99%としたときの本人認
識率を測定した。さらに、測定条件、すなわちしきい値
や基準抵抗、周りの環境(温度、湿度など)がほぼ同一
になるようにした。
【0046】また、アナログスイッチとしては16ch
のマルチプレクサを使用し、その数は本発明、比較例1
の場合で8個であるのに対して、比較例2の場合で16
個である。この結果、比較例2は、他のものに比べてア
ナログスイッチや処理回路実装用のプリント基板が大き
くなったと同時に配線数が増えたことから約2倍のコス
トがかかった。
のマルチプレクサを使用し、その数は本発明、比較例1
の場合で8個であるのに対して、比較例2の場合で16
個である。この結果、比較例2は、他のものに比べてア
ナログスイッチや処理回路実装用のプリント基板が大き
くなったと同時に配線数が増えたことから約2倍のコス
トがかかった。
【0047】照合特性評価の結果は以下の通りである。
すなわち、本発明の場合、本人識別率は90%となり、
市販されている光学式とほぼ同等の値が得られた。これ
に対し、比較例1の場合は、本人認識率が78%と約1
2%低下した。一方、比較例2の場合は、本人識別率が
91%と本発明のそれに比べてわずかに高いだけであっ
た。
すなわち、本発明の場合、本人識別率は90%となり、
市販されている光学式とほぼ同等の値が得られた。これ
に対し、比較例1の場合は、本人認識率が78%と約1
2%低下した。一方、比較例2の場合は、本人識別率が
91%と本発明のそれに比べてわずかに高いだけであっ
た。
【0048】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、上記実施形態では、一つお
きにスイッチ13を設けたが、図6に示すように2つお
きにスイッチ13を設けても良い。
れるものではない。例えば、上記実施形態では、一つお
きにスイッチ13を設けたが、図6に示すように2つお
きにスイッチ13を設けても良い。
【0049】また、指情報の精度に大きな影響を与える
指の第1および第2の関節部分が置かれる部分の線状接
触子電極12には全てスイッチ13を設け、それ以外の
部分においては一つ以上おきにスイッチ13を設けても
良い。
指の第1および第2の関節部分が置かれる部分の線状接
触子電極12には全てスイッチ13を設け、それ以外の
部分においては一つ以上おきにスイッチ13を設けても
良い。
【0050】また、図7に示すように、線状接触子電極
12が形成されて領域に指の輪郭を示すマーク21を印
刷しても良い。指入力時にこのマーク21を目安に指を
置くことにより、再現性に高い指情報が得られる。
12が形成されて領域に指の輪郭を示すマーク21を印
刷しても良い。指入力時にこのマーク21を目安に指を
置くことにより、再現性に高い指情報が得られる。
【0051】さらに、線状接触子電極12の長手方向と
配列方向とは必ずしも直交しなくても良く、斜めに交差
していても良い。また、上記実施形態では、指を利用し
たが他の部位の皮膚の凹凸パターンを利用しても良い。
配列方向とは必ずしも直交しなくても良く、斜めに交差
していても良い。また、上記実施形態では、指を利用し
たが他の部位の皮膚の凹凸パターンを利用しても良い。
【0052】また、上記実施形態では、人の認証の場合
について説明したが、本発明は例えば家畜等の動物を認
証するための個体認証装置にも適用できる。その他、本
発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で、種々変形して実
施できる。
について説明したが、本発明は例えば家畜等の動物を認
証するための個体認証装置にも適用できる。その他、本
発明の技術的範囲を逸脱しない範囲で、種々変形して実
施できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、高
い照合精度を維持しつつ、装置の小型化、低価格化を図
れるようになる。したがって、パーソナルコンピュータ
等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置にも有
効な個体認証装置を実現できるようになる。
い照合精度を維持しつつ、装置の小型化、低価格化を図
れるようになる。したがって、パーソナルコンピュータ
等の小型情報処理装置におけるセキュリティ装置にも有
効な個体認証装置を実現できるようになる。
【図1】本発明の一実施形態に係る個体認証装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図2】本発明の一実施形態に係る個体認証装置の指入
力部の概略構成を示す模式図
力部の概略構成を示す模式図
【図3】本発明の一実施形態に係る個体認証装置の指入
力部の具体的な回路構成を示す図
力部の具体的な回路構成を示す図
【図4】本発明の一実施形態に係る個体認証装置の指入
力部により得られる電位差分布を示す図
力部により得られる電位差分布を示す図
【図5】本発明および比較例の指置き部に指が置かれた
状態を示す等価回路図
状態を示す等価回路図
【図6】図2の指入力部の変形例を示す図
【図7】図2の指入力部のさらに別の変形例を示す図
1…指入力部(認証パターン入力部) 2…指情報計算部(個体認証部) 3…信号処理部(個体認証部) 10a,10b…アナログスイッチ群 11…基板 12…線状接触子電極(線状電極) 13…スイッチ 14…指 15…電圧源 16…アナログスイッチ群 17…基準抵抗 18…サンプル・ホールド回路 19…抵抗 20…タイミング制御回路 21…マーク
Claims (2)
- 【請求項1】個体表面の接触により生じる電気特性の変
化に対応して、1次元の電気信号分布を形成する認証パ
ターン入力部と、この認証パターン入力部の出力信号か
ら個体認証を行なう個体認証部とを具備してなる個体認
証装置であって、 前記認証パターン入力部は、その長手方向と交差する方
向に1次元的に配列されてなる3個以上の複数の線状電
極と、この複数の線状電極から選ばれる電極を選択的に
外部回路と接続するスイッチング手段とを有し、このス
イッチング手段は少なくともその一部が前記複数の線状
電極において少なくとも1つおきに設けられていること
を特徴とする個体認証装置。 - 【請求項2】前記スイッチング手段が設けられた前記線
状電極の間にはそれぞれ同数の線状電極が存在すること
を特徴とする請求項1に記載の個体認証装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8201686A JPH1049675A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 個体認証装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8201686A JPH1049675A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 個体認証装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1049675A true JPH1049675A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16445229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8201686A Pending JPH1049675A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 個体認証装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1049675A (ja) |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8201686A patent/JPH1049675A/ja active Pending
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