JPH10501122A - P▲下2x▼レセプター(プリノセプターファミリー) - Google Patents

P▲下2x▼レセプター(プリノセプターファミリー)

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JPH10501122A JP8500271A JP50027196A JPH10501122A JP H10501122 A JPH10501122 A JP H10501122A JP 8500271 A JP8500271 A JP 8500271A JP 50027196 A JP50027196 A JP 50027196A JP H10501122 A JPH10501122 A JP H10501122A
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Abstract

(57)【要約】 ATPのP2xレセプターが組換えDNA技術によりクローニングおよび発現され、そのレセプターは他のATPレセプターを含まずに作製できる。P2Xレセプターは抗体を作製することができ、てんかん、認識、嘔吐、痛み(特に片頭痛)、喘息、末梢血管疾患、高血圧、免疫系の疾患、過敏性腸症候群および早漏を含めた様々な疾患および症状において使用する化合物をスクリーニングする上で有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 P2Xレセプター(プリノセプターファミリー) 本発明はP2X‐プリノセプター、その製法および用途に関する。 P2X‐プリノセプターはリガンドゲートイオンチャンネルであり、即ちそのレ セプター自体は細胞外アデノシン5′‐三リン酸(ATP)がレセプターと結合 するときに開くイオンチャンネルを形成する。他に5つのクラスの神経伝達物質 レセプター(ニコチン性アセチルコリン、グルタミン酸、グリシン、GABAA および5‐HT3)があり、これらはリガンドゲートイオンチャンネルの構造関 連スーパーファミリーを形成している(Barnard,Trends Biochem.Sci.17,368-37 4(1992))。P2X‐レセプターはこのタイプのレセプターの新たなファミリーを 特定する。このレセプターの独特な構造、体全体におけるこのレセプターの広範 な分布並びにこのレセプターが果たす多くの生理学的役割から、それは多くの病 状の治療に用いる新たな治療上有効な化合物を特定する上で使用できる重要なタ ンパク質である。 1929年、著名な生理学者Szent-Gyorgyi は細胞外プリンヌクレオシド(例 えばアデノシン)およびヌクレオチド(例えばATP)の強力な心血管系作用に ついて記載しているが(Drury & Szent-Gyorgyi,J.Physiol.68,213-237(1929)) 、1972年になるまで細胞外ATPについて(即ちアデノシンではなく、AT Pを認識する)別個のレセプターの存在を示唆する薬理学的証拠は提出されなか った(Burnstock,Pharmacological Reviews,21,509-581(1972))。Burnstock と その同僚によるこの分野での独創的なその後の研究は、比較的選択的なリガンド とATPを直接測定する技術の開発により相当に具体化されたBurnstock の仮説 を発表するまで、1970年代から1980年代初期にかけて大部分が容認され な かった(Barnard et al.,Trends Pharmacol.Sci.15,67-70(1994))。過去4また は5年間において、神経伝達物質としてATPの役割に関する疑う余地のない証 拠が精管、膀胱および尿管のような尿生殖器組織で腸および平滑筋緊張(収縮性 )に対する血流の交感神経制御について提出された(Barnard et al.(前掲)お よびEvans & Surprenant,Brit.J.Pharmacol.106,242-249(1992))。実質的間接 証拠も、脊髄、自律神経節および中枢神経系のある核中におけるいくつかの異な るニューロンで神経伝達物質としてATPの役割に関して存在する(Bean,Trend s Pharmacol.Sci.15,67-70(1992)、Evans et al.,Nature,357,503-505(1992)お よびEdwards et al.,Nature,359,144-147(1992))。 プリノセプターはP1(リガンドとしてアデノシン)およびP2(リガンドとし てATP)として分類される。P2レセプターは2つの広範なタイプ、即ちG‐ タンパク質とカップリングする7‐貫膜レセプターであるタイプ(P2Y、P2U、 P2TおよびたぶんP2Z)と、直接ゲート化されたイオンチャンネルを形成するタ イプ(P2X)に細分類される。これらタイプのレセプターの各々のサブタイプに 関する薬理学的および/または生理学的証拠が存在している。これらのレセプタ ーに関して最も最近の名称は以下で示されている。 様々なP2レセプターが以前にクローニングされた。P2Y1は他の7‐TMG‐ タンパク質カップリングレセプターとの相同性に基づきBarnard/Burnstockグル ープ(Webb et al.,FEBS Lett.324,219-225(1993))によりクローニングされた 。このグループは、哺乳動物脳cDNAライブラリーと最後に成功した胚ニワト リ全脳cDNAライブラリーをスクリーニングするために、PCR技術と、第二 および第六膜貫通領域の保存領域に基づくプライマーを用いた。 P2Y2/P2Uは、NG108‐15ニューロブラストーマ細胞系から得られた cDNAから卵母細胞での発現クローニングにより、Julius研究所(Lustig et al.,Proc.Nat'l.Acad.Sci.USA,90,5113-5117(1993))によりクローニングされた 。 P2Y3/P2Tも、P2Y1レセプターを得るために用いられたのと同様のプローブ と胚脳cDNAライブラリーを用いて、Barnard/Burnstock グループにより得 られた(Barnard et al.,Trends Pharmacol.Sci.15,67-70(1994))。 しかしながら、今までのところ、P2Xレセプターのクローニングは捕らえどこ ろのない目標のままであった。他のP2レセプターで行われた従来のクローニン グ実施では、P2Xレセプターをクローニングさせることができる適切な手掛かり を提供していない。第一に、すべての上記プリノセプターはG‐タンパク質カッ プリング7‐TMタンパク質である。(すべての7‐TMレセプターの場合のよ うな)それらの無数の機能は、1種以上の第二メッセンジャー系のG‐タンパク 質活性化を通して生じている。この7‐TM/G‐タンパク質カップリングファ ミリーに属する特定されたタンパク質には現在200以上ある。これらのレセプ ターにおける作動剤はしばしばいくつかの酵素を伴う細胞内導入経路のカスケー ドを活性化させるが、細胞の応答は本来的に遅く(数秒〜分間)、興奮の変化は 生じるにしても弱い。逆に、P2Xレセプターはイオンチャンネルを組み込んだ基 本的に異なるタイプのプリノセプターである。P2Xレセプターの活性化は速く( ミリセカンド)、主に局所的な効果を有して、即時の脱分極および興奮を引き起 こす。 第二に、P2Xレセプターの組織分布は他のプリノセプターと明確に異なり、生 理学的役割は他のプリノセプターと異なる。 レセプターをクローニングするために確立された主要な手法の1つはレセプタ ータンパク質のアミノ酸をコードするヌクレオチドの配列関連性に基づいており 、それは既知配列と未知レセプターの場合とにかなり高レベルの相同性があるこ と に依存している。この方法はP2Y1形(上記)をクローニングするために用いら れた。本出願人のものを含めたいくつかの研究所では、PCR技術と、様々なリ ガンドゲート化イオンチャンネル(即ち、ニコチン性ACh、GABA、グルタ ミン酸、5‐HT3)の保存領域に基づくプライマーを用いて、P2Xレセプター を得る上で相当な努力を払った。このアプローチは失敗した。後の解釈だと、こ の失敗は今になると合理的に解釈できるが、今ではP2Xレセプターの構造がこれ らリガンドゲートイオン化チャンネルのいずれとも相同性を有していないことが わかった。同様の理由から、フラグメントハイブリッド形成に基づくアプローチ も成功しなかった。 しかしながら、異なるアプローチを採用することにより、P2Xレセプターをク ローニングできることがここに可能とわかった。本発明が一部基づいているのは この実績である。 本発明の主要な面によれば、 (a)図1、図2、図3または図4で示されたアミノ配列を有するか、または (b)図1、図2、図3または図4で示された配列と実質的に相同的であるP2X レセプターをコードする組換えまたは単離DNA分子、あるいはこのようなD NA分子の断片(その断片には図1で示されたヌクレオチド1〜813、図2お よび3で示された全ヌクレオチド配列、または図4で示されたヌクレオチド1〜 1744から取り出される少くとも15のヌクレオチドを含む)が提供される。 図1で示された配列は、ラット精管P2XレセプターをコードするcDNA配列 である。この配列は長さ1837塩基であり、399アミノ酸のタンパク質をコ ードしている。レセプターがクローニングされた後で決定してみると、ヌクレオ チド814から先にあるタンパク質コード配列の約半分は以前に発見されていた が、以前にクローニングされた配列の機能はアポトーシス細胞死に関与している らしいことを除いて知られていなかった(Owens et al.,Mol.Cell.Biol.11,4177 -4188(1991))。Owens et al.の配列は翻訳開始部位を欠いており、タンパク質 にできなかった(図1において、Owens et al.により報告された配列の上流部分 、即ちP2Xレセプターと共通していないPQLAHGCYPCPPHRは比較目 的で示され、本発明の一部を形成していない)。 好ましくは、図1配列断片はヌクレオチド1〜810から取り出される。しば しば、図4配列断片はヌクレオチド1〜777から取り出される。 図2で示された配列は、ラット上頸神経節(superior cervical ganglion)P2X レセプターをコードするcDNA配列である。 図3で示された配列は、ラット後根神経節(dorsal root ganglion)P2Xレセ プターをコードするcDNA配列である。 図4で示された配列は、ヒトP2XレセプターをコードするcDNA配列である 。cDNAはラットP2Xプローブを用いてヒト膀胱から単離された。それは26 43塩基長であり、ラット精管から単離されたラットP2Xレセプター、ラット上 頸神経節およびラット後根神経節から単離されたラットP2Xレセプターのアミノ 酸配列と高度に相同性であるアミノ酸配列を有した399アミノ酸タンパク質を コードしている。最近、我々は残基1745‐1933に対応する発現配列タグ に気づいた(Proc.Natl.Acad.Sci.USA,91,10645-10649(Oct.1994))。 図1、図2、図3または図4アミノ酸配列と実質的に相同的である配列には、 好ましさの増加順に、少くとも40%、50%、60%、70%、80%、90 %、95%または99%相同性を有するタンパク質をコードした配列がある。図 1、図2、図3または図4のアミノ酸配列と少くとも99%相同性を有するタン パク質は、このような配列から4以下のアミノ酸バリエーションを有する。好ま しい実質的相同性配列には、他の種からのP2X配列も含む。このため、ラットP2X レセプター配列の場合には、好ましい実質的相同性配列はヒトP2X配列である 。配列相同性を決定する1つの方法はW.R.Pearson and D.J.Lipman,Proc.Natl. Acad.Sci.USA,85,2444-2448(1988)に開示されている。 断片は勿論15ヌクレオチド以上の長さであればよい。P2Xラットレセプター またはヒトレセプターの実質的全部をコードする断片は、レセプターの生物活性 またはその生物活性の少くとも一部を保有していると予想される。それより短い 断片も、レセプターの1以上の選択されたドメインについてコードする上で、あ るいは単純に実質的相同性タンパク質をコードするものを含めた他の有用なDN A配列を検出または特定するためのプローブとして有用である。少くとも20、 30または50ヌクレオチドの断片は、それより短いものよりも有用なことが多 い。 本発明のDNA分子はいくつかの目的に有用である。第一に、特に、図1、図 2、図3および図4で示されたP2XcDNAは関連タンパク質を生細胞で発現さ せることができる。これはcDNAの断片だと不可能である。しかしながら、本 発明の範囲内にはDNAの断片だけでなく、上記の様々な目的のためのDNAの ゲノムおよび他の配列(天然で遺伝子中に存在するイントロンの全部ではなく少 くとも1つを含んだ合成DNAおよび“ミニ遺伝子”を含む)もその範囲内に含 まれる。ラットレセプタータンパク質またはヒトP2Xレセプタータンパク質をコ ードするcDNA配列は一部の環境で好ましいが、その理由はこのような配列が ゲノムまたはミニ遺伝子DNAよりも小さいためにクローニング操作し易いから である。P2Xレセプタータンパク質は、下記のように、チャイニーズハムスター 卵巣(CHO)細胞で安定的に発現させうる。 なお発現の問題について、真核細胞でゲノムDNAを発現させることは可能で あるが、一般的にイントロンに起因する大きなサイズのために宿主細胞中への挿 入のためDNAを操作することがかなり困難である。そのサイズはRNAの発現 に特に重要であり、非常に長いcRNA‐全遺伝子のサイズ‐は十分な量で作る ことが困難である。他方、RNAの発現は少くともイオンチャンネルタンパク質 の研究上かなり好ましいが、その理由はXenopus 卵母細胞が電気生理学的方法に より容易に研究できるほど十分に大きいからである。 第二に、cDNA配列は、膜内で予想されるそれらのフォールディングの点で 他の公知タンパク質と異なるタンパク質をコードしている。歴史的先例に基づく と、これは関連タンパク質の大きなファミリーの発見につながることから有利で あり、これらはATPにより媒介されるシグナリングと無関係な機能的役割を有 している。 第三に、ラットおよびヒトP2XcDNAによりコードされるタンパク質配列の 知識は、膜内の詳細な配置を予想する分子モデルの開発を可能にする。それは更 に、このようなモデルの正しさを変異タンパク質の発現から調べることを可能に する。これら2つのアプローチは、それらがレセプターを活性化または阻止させ る補助治療剤の分子デザインを可能にすることから有利である。 第四に、P2XcDNA配列から、このレセプターをコードするRNAとそのレ セプタータンパク質自体の分布をヒト組織で地図にすることができる。RNA分 布はin situ ハイブリッド形成により決定できる。このようなハイブリッド形成 研究は本例で開示されている。cDNAから求められたアミノ酸配列の知識があ れば、P2Xレセプターを選択的に認識する抗体を生成させるために使用できる合 成ペプチドを作れる。このため、P2Xタンパク質は免疫組織化学により地図化で きる。これは、P2Xレセプターを活性化または阻止する、レセプターを限局化さ せる上で選択的でない現在の方法(放射性リガンド結合)に基づくと予想できな い薬物の新規治療適用を示唆している。 第五に、ラットP2XcDNAによれば、ヒト組織から密接に関連したcDNA を単離することができるため有利である。 第六に、ヒトP2XcDNAクローンを単離すれば、ヒトゲノムクローンを得る ことができる。ヒト遺伝病につながるこの遺伝子の変異が発見される可能性があ る。このような変異の分析は、このような変異に起因する疾患または障害の適切 な治療につながる。 本発明の一面において、ラット精管P2Xレセプターは構造について従来の推論 を必要としない方法によりクローニングされた。関心あるレセプターについてR NAに富むと考えられる組織が選択された。いくつかの組織源が試みられたが、 それらは卵母細胞でATP応答につながるRNAを出さなかった。結局、精管が 選択された。抽出されたポリアデニル化RNAから、できるだけ組織中のDNA に対応するcDNAライブラリーまたはバンクが構築された。ラットP2X遺伝子 が表される満足のいくcDNAライブラリーが構築されることは、研究が始まる 前または満足のいくように終えるまで確かでなかったが、それにもかかわらずこ れはプラスミドpBKCMVで達成された。 関心あるラット精管P2XcDNAを含むライブラリー内における個別クローン はライブラリーの漸次的分別により検出され、各段階においてフラクションはそ れから作られたRNAが関心あるタンパク質の形成を指図できるかどうかを調べ るために試験された。更に詳しくは、RNAはライブラリー(約2百万)中にあ るcDNAからインビトロで転写され、RNA(“cDNA”)混合物が未成熟 Xenopus 卵母細胞中に注入された。cDNAは意図しない酵素分解を非常にうけ やすく、そのためすべての操作は無菌条件下で行われた。cDNAプールはミニ プレプ操作により作られ、したがって多量のE.coli RNAを含有していたが、 この困難さはcDNAが転写される前にRNAを沈降させることにより克服され た。 タンパク質の検出は、原則として、放射性リガンド結合または機能的応答によ り行える。Xenopus 卵母細胞中におけるGタンパク質の活性化と、その後の細胞 応答は、P2Y2/P2Uレセプターを得るために用いられた。現在の研究では、応 答としてP2Xの内在性イオンチャンネルの開放を用いる決定がなされた。個別卵 母細胞は、それらがそれらの膜でP2Xレセプタータンパク質を作ったかどうかを 調べるために注入後2日間スクリーニングされた。これはATP(30μM)が 卵母細胞の外側に適用されたときに卵母細胞膜を通る電流の流れを記録すること により行われたが、P2Xレセプターが作られたならば、小さな一過性電流が予想 される。しかしながら、卵母細胞が本来他の種類のATPレセプターを発現する ので、卵母細胞の一部のバッチはATPに対する応答を示すことから、レセプタ ーの発現に関する試験は直接的な簡単なものではなかった。この困難さは次のよ うに克服された:卵母細胞が予想電流でATPに応答したとき、これはP2Xレセ プター拮抗剤(スラミン)での遮断により更に試験された。このような卵母細胞 で陽性の応答を示すcDNAフラクションは更に分割され、各フラクションは再 び試験された。このような漸次的分別が単一クローンの単離につながった。プラ スミド中にあるインサートが配列決定されたが、その配列は図1で示されている 。この配列は、ラット上頸神経節からのP2XレセプターをコードするcDNAの クローニングに用いられるPCRプライマーをデザインするために用いられた( 図2参照)。同様の操作は、ラット後根神経節からのP2Xレセプターをコードす るcDNAのクローニングにも用いられた(図3参照)。本発明によるDNAは 通常組換または単離形であり、プラスミド、ファージミド、コスミドまたはウイ ルスのようなベクターの形でもよく、一部の態様では例えば異種宿主でタンパク 質の発現を指図する要素を含んでいる。非発現性ベクターはクローニングベクタ ーとして有用である。 本発明によるDNAは合成してもよいが、組換えDNA技術により作製される ことが好ましい。結局、双方の技術は連続ヌクレオチドの結合鎖および/または オリゴ‐および/またはポリヌクレオチドの結合に依存している。 本発明では、組換えDNA技術により作製されて、このため本来伴われるかま たは混入されるタンパク質(例えばP2U、特にP2Yレセプター、または他のAT Pレセプター、あるいは結合タンパク質)を含んでいないP2Xレセプターを初め て得ることができ、これ自体が本発明のもう1つの面を形成している。そのタン パク質は細胞、オルガネラまたは人工膜のような脂質二重層に通常伴う。第一面 に従いDNAの発現により作製されたP2Xレセプターはグリコシル化してもよい が、そうする必要はない。一般的に言えば、グリコシル化されるレセプタータン パク質およびイオンチャンネルは炭水化物除去後またはタンパク質をグリコシル 化しない細胞で発現されたときにも機能する。しかしながら、グリコシル化およ ひ非グリコシル化タンパク質の間には機能上でしばしば重要な量的差異がある。 ラット精管P2Xレセプターの場合、クローン化タンパク質における45kdの分 子量と比較してラット精管から精製されたときに62kdの分子量を有している ため、我々は天然タンパク質がグリコシル化されていると考えている。同様の結 果はヒトP2Xレセプターでも得られた(後記参照)。 細胞外ドメインにはいくつかのアスパラギン残基もあるが、これは糖付加部位 であるらしい。 P2Xレセプターのアミノ酸配列の知識があると、必要ならば、タンパク質また はそのペプチド断片を化学合成で作製することができる。しかしながら、DNA からの発現または少くともRNAからの翻訳による作製が通常は好ましい。 本発明の範囲内にある特に有用なペプチド断片は、Owens et al.前掲に開示さ れたRP‐2ポリペプチドと免疫上非交差反応性である、P2Xレセプターの(少 くとも5、6、7、10、15または20アミノ酸残基を含む)エピトープを含 んでいる。 P2Xレセプターおよびその断片は、それ自体が本発明の一部を形成する特異的 ポリクローナルおよびモノクローナル抗体を作製するために使用できる。ポリク ローナルおよびモノクローナル抗体は、当業界で十分に確立された方法により作 製される。モノクローナル抗体を発現するハイブリドーマおよび他の細胞も本発 明内に属する。 本発明によるDNAから転写しうる、他のRNAを実質上含まない、P2Xレセ プターをコードするRNAも、本発明の一部を形成しており、ハイブリッド形成 研究、インビトロ翻訳と、Xenopus 卵母細胞のような適切なインビボ系での翻訳 を含めたいくつかの目的にとり有用である。 本発明は前記のようなベクターで形質転換またはトランスフェクトされた宿主 細胞にも関する。宿主細胞は原核でもまたは真核でもよく、それには哺乳動物細 胞〔例えばCOS、CHO細胞およびヒト胚腎臓細胞(HEK293細胞)〕、 昆虫細胞、酵母(例えばSaccharomyces cerevisiae)および細菌(例えばEscher ichia coli)がある。宿主細胞はCOS細胞の場合のようにレセプターの一時的 発現を生じるだけでもよいが、好ましくは宿主細胞はベクターで安定的にトラン スフェクトされる。レセプターを適切にグリコシル化する宿主細胞が好ましい。 P2Xレセプターを安定的に発現するCOS細胞系または他の細胞系は、電気生理 学的なカルシウム流入、カルシウムイメージングおよびリガンド結合研究に使用 できる。レセプターを発現しない宿主細胞は、クローニング宿主としてなお有用 である。 本発明に従い組換えDNA技術により作製されたP2Xレセプターは、発現宿主 の膜においてその場でまたはインビトロ系でいくつかの用途を有している。特に 、そのレセプターはここで簡単に記載されるように、様々なヒト(または他の動 物)疾患および症状に有用な化合物のスクリーンとして使用できる。このような 化合物には、組合せライブラリーと、未知化合物含有抽出物(例えば、植物抽出 物)に存在しているものがある。 てんかん てんかんは、脳の特定領域、特に海馬にある独特なニューロンの過 剰興奮に起因する。機能性ATP P2Xレセプターは、一部の海馬ニューロンに 存在することが知られている。P2Xレセプターが阻害性介在ニューロンで発現さ れるならば、レセプター作動剤は治療上有用である。レセプターが主要(錐体ま たは顆粒)細胞で発現されるならば、レセプター拮抗剤は有用である。どのクラ スのニューロンがレセプターを発現するかを調べることが可能になる。 認識 海馬ニューロンはP2Xレセプターの活性化によりATPに応答するが、 これらの領域は認識上特に重要である。海馬でP2Xレセプターの細胞局在性を調 べることは可能であり、この局在性に応じて作動剤または拮抗剤は記憶力を高め る上で有効かもしれない。 嘔吐 嘔吐の鋭敏な誘因は上部胃腸管の平滑筋の急激な収縮である。GI管、 特に胃および気管の平滑筋に存在するATP P2Xレセプターの活性化は、強い 急激な筋肉収縮を起こす。内臓平滑筋に選択的なP2X拮抗剤は嘔吐に有用である 。更に、P2Xレセプターは孤束の核で発現されることが知られており(Ueno et al.,J.Neurophysiol.68,778-785(1992))、一次内臓求心性神経からの伝達に関 与しているが、これは選択的P2X拮抗剤により遮断される。 痛み 第一に、P2Xレセプターは脊髄の後角ニューロンで発現される。ATP によるこれらニューロンの活性化は速やかな脱分極興奮性応答を起こすが(Jahr & Jessell,Nature,304,730-733(1983))、侵害受容繊維からの伝達成分がAT Pにより媒介されるならば、これはP2X拮抗剤により遮断できる。第二に、AT Pは皮内に適用されたときに知られる最も有害な物質の1つである。これは小径 侵害受容繊維の末梢終末を直接活性化するためであり、後根神経節にある細胞体 はP2Xレセプターを発現することが知られている。P2X拮抗剤は末梢で活性な鎮 痛剤であり、片頭痛に有効なようである。 喘息 気管支平滑筋はP2Xレセプターの活性化に応答して収縮する。これは交 感神経または局所免疫細胞から放出されるATPに応答して生じる。P2X拮抗剤 は気管支平滑筋の刺激誘発痙攣を妨げる上で役立ち、それにより喘息発作の頻度 および/または程度を減少させる。 末梢血管疾患 ノルアドレナリンではなくATPは、全末梢抵抗の70%以上 を占める小抵抗動脈の一次血管収縮神経伝達物質であることが明らかになってい る。これは多くの血管で示された(Westfall et al.,Ann.N.Y.Acad.Sci.603,300 -310(1991))。選択的拮抗剤は局所側副血管拡張に使用できる。 高血圧 交感神経緊張増加に伴う高血圧はP2Xレセプター拮抗剤で治療できる が、その理由はATPがヒトを含めたいくつかの種で多くの抵抗血管に対する主 要な興奮伝達物質だからである(Westfall et al.前掲およびMartin et al.,Br .J.Pharmacol.102,645-650(1991))。 免疫系の疾患2Xレセプターの一部分と同一な分子が、死ぬように誘導され た胸腺細胞からクローニングされた(Owens et al.前掲)。これらの症状下にお ける選択的発現は、P2Xレセプターと密接に関連した分子が免疫担当細胞の選択 の必須部分であるアポトーシスで役割を有することを意味している。Owens et a l.により記載された分子(RP‐2)は不完全であり、タンパク質に翻訳されな かった。P2Xレセプターのクローニングによれば、全長RP‐2クローンの単離 、それらの異種発現およびそれらの機能的役割の決定を行える。 過敏性腸症候群 ATPは腸管、特に結腸の平滑筋に対する重要な伝達物質で ある。それは、P2Xレセプターを活性化させることによる、腸神経系にあるニュ ーロン間の伝達物質でもある(Galligan,Gastroenterology,in press)。したが って、P2Xレセプターでの拮抗剤はこの症状の管理に有用性を有している。 早漏 これは精管平滑筋の刺激誘発収縮を妨げることにより防止できる。P2X レセプターはこの組織で高度に発現され、この部位での拮抗剤は交感神経興奮中 に精管収縮性を妨げる。 膀胱炎2Xレセプターは膀胱炎患者で膀胱感受性増加に関係している。この ため、このようなP2Xレセプターの拮抗剤は膀胱炎を治療する上で有用である。 上記のように特定された有用な作動剤および拮抗剤も本発明の面を形成してい る。 hP2Xレセプターのクローニングは本発明の重要な面である。hP2Xは向イオ ン性プリノセプターの多重遺伝子族の最初のヒトメンバーである。ラット精管か ら単離されたP2X、ラット上頸神経節またはラット後根神経節から単離されたP2X とのその強い類似性は、それがラットタンパク質のヒトホモログであることを 示唆している。本発明者らは、これら2つの配列間の差異が親水性残基のほぼす べての保存的置換であることを発見した。意外にも、hP2Xは他に報告されたP2X レセプター、即ちラットPC12細胞からの場合と41%の同一性を有するだ けである(Brake et al.,New structural motif for ligand-gated ion channel s defined by an ionotropic ATP receptor,Nature,371:519-523(1994))。PC 12由来レセプターは類似した膜トポグラフィーを有すると提唱され、システイ ン残基の保存スペースを保有しており、図5で2つの平滑筋配列について示され ている。 hP2Xポリペプチドの計算分子量(45kd)は、膵臓ミクロソーム膜の不在 下で作られたときに、インビトロ翻訳産物の場合と一致する。ミクロソームの存 在下で産生された大きな60kd産物はグリコシル化を示唆し、中心細胞外ドメ インの考えを支持している。このため、予想hP2Xタンパク質はこのファミリー の他のクローン化膜の一般的特徴(Valera et al.,A new class of ligand-gate d ion channel defined by P2X receptor for extracellular ATP,Nature,371:5 16-519(1994);Brake,前掲)、即ち2つの貫膜スパンと短い内部N‐およびC ‐末端に隣接した大きなシステインに富む細胞外中心ドメインを有している。 hP2XmRNAの分布はノーザンブロット分析により調べられた。主要2.6 kb種のハイブリッド形成は、脳を除き、試験されたすべてのRNAサンプルで みられた。脾臓で観察される小さな1.8kbバンドおよび肺臓mRNAは、ラ ット精管からのP2XmRNAで生じるように、mRNAの短い3′未翻訳部分に よるものである。胸腺、肺臓、脾臓および肝臓RNAで観察されるハイブリッド 形成は、それらの臓器中における平滑筋の含量を反映しているのかもしれない。 しかしながら、hP2Xは副腎および造血細胞系HL60中でその存在により証明 されるように、他の細胞タイプで役割を有しているらしい。HL60分化による hP2XmRNAの強い誘導はラットでのパラレルな観察を反映し、そこでは平滑 筋形のP2XmRNAがデキサメタゾンにより未成熟胸腺細胞で誘導できる(RP 2 mRNA;Owens et al.,Identification of mRNAs associated with progr ammed cell death in immature thymocytes,J.J.Molec.Cell.Biol.11,4177-4188 (1991))。 本発明では、クローン化P2X‐プリノセプターの最初の包括的な薬理学的特徴 付けを行うことができた。ATPに対する応答とα,β‐メチレンATPに対す る感受性の時間的推移は、膀胱中の天然hP2Xについて報告された場合と似てい る(Inoue & Brading,Human,pig and guinea-pig bladder smooth muscle cells generate similar inward currents in response to purinoceptor activation ,Br.J.Pharmacol.103:1840-1841 (1991))。このため、一部天然P2Xプリノセプ ターの機能的性質は単一分子種の発現により得られる。hP2Xクローンを発現す る卵母細胞から記録された作動剤誘導電流は、低レベルの内在エクトヌクレオチ ダーゼ活性の系でP2X‐プリノセプターの活性化の直接的尺度を与える。hP2X における作動剤プロフィール2MeSATP≧ATP>α,β‐meATPは、 クローン化ラット精管P2X‐プリノセプターの場合と似ている。全組織研究での α,β‐meATPの高効力(α,β‐meATP>>2MeSATP≧ATP )は、エクトヌクレオチダーゼに対するその抵抗をおそらく反映している。 ATP、2MeSATPおよび2‐クロロ‐ATPに関する濃度‐効果曲線は 重ね合わせできて、アデニン環上2′位でのこれら特定の置換はP2X‐プリノセ プターへの作動剤結合に影響を与えないことを示している。血小板から放出され たジアデノシンリン酸(AP5AおよびAP6A)がP2X‐プリノセプターの活性 化により血管作動剤として作用できることから、AP5Aの作動剤活性が存在し ているらしい。 本発明の各面の好ましい特徴は、必要な変更を加えて、他の各面のとおりであ る。 本発明は下記例で説明される。その例は以下の添付図面に言及している: 図1は、例2で決定したような、ラット精管P2XレセプターのDNAおよびア ミノ酸配列を示す(SEQ ID NO:4)。 図2は、例11で決定したような、ラット上頸神経節P2XレセプターのDNA およびアミノ酸配列を示す(SEQ ID NO:5)。 図3は、例12で決定したような、ラット後根神経節P2XレセプターのDNA およびアミノ酸配列を示す(SEQ ID NO:6)。 図4は、例6で決定したような、ヒトP2XレセプターのDNAおよびアミノ酸 配列を示す(SEQ ID NO:7)。 図5は、hP2Xとラット精管P2Xとの予想アミノ酸配列の並び方と、hP2Xタ ンパク質のインビトロ翻訳を示す。 TM1およびTM2陰影ボックスは疎水性領域を示し、ボックスアミノ酸は2 つの配列間の差異を示す。 ○は保存システイン残基を示す。 ★はN‐グリコシル化の可能な部位を示す。 図6は35S‐メチオニン標識hP2Xタンパク質のSDS‐PAGE分析につい て示す。レーン1および2は、各々ミクロソーム膜の不在および存在下における pBKCMV‐hP2XcDNAのインビトロカップリング転写/翻訳について示 す。図7および8はhP2XcDNAのノーザン分析について示す: A)図7は分化HL60細胞からの全RNA8μgによるノーザンブロットに ついて示す。 0は処理なしのHL60細胞を示し、PMA2およびPMA3は各々PMAで 2日間および3日間処理された細胞を示し、DMSOはDMSOで6日間処理さ れた細胞を示し、dcAMPはジブチリルcAMPで5日間処理された細胞を示 し、UBはヒト膀胱からのポリA+RNA100ngを示す。 B)図8はヒト組織におけるhP2Xの分布を示す。各列は、ポリA+RNA0 .2μgを含有した膀胱を除き、ポリA+RNA1μgを含有していた。 図9、10および11はプリノセプター作動剤に対するhP2X発現卵母細胞の 応答性について示す: A)図9はATP、2meSATPおよびα,β‐meATP(0.1、1お よび100μM)により誘発される内部電流を表すトレースについて示す。各作 動剤に関する記録は別々な卵母細胞による。 B)図10は全体P2X‐プリノセプター作動剤の濃度応答関係を示す。データ は100μM ATPに対するピーク応答と比較して表示されている。 C)図11は部分P2X‐プリノセプター作動剤の濃度応答を示す。データは1 のヒル(Hill)スロープと合う(n=4〜8)。 図12および13はhP2X媒介応答のP2‐プリノセプター拮抗剤の効果につ いて示す: A)図12はP2‐プリノセプター作動剤スラミン(1、10および100μ M)の存在下でATPについての濃度応答曲線を示す(各点でn=4)。 B)図13は、10μM ATPに対する応答を阻害する上で、スラミン、D IDS、PPADSおよびP5Pの濃度依存性について示す(各点でn=4)。 図14は(例10で記載されたクローン3によりコードされているような)ラ ット上頸神経節P2Xレセプターの機能的特徴付けの結果を示す。これらの実験で はトランスフェクトされたHEK293細胞からの電気的記録を提供した。 上左:時間がバーで示されている、ATP(30μM)により誘発された重ね 合わせ電流。保持ポテンシャルは−70から20mVに変化させた。 上右:膜ポテンシャルの関数としてのピーク電流 下左:1〜300μM ATPにより誘発された重ね合わせ電流 下右:ATPおよびα,β‐メチレンATPに関する濃度応答曲線(ポイント は実験5〜8回の平均±s.e.平均である) 図15は、HEK293細胞においてPC12およびヒト膀胱形と比較した、 (例11に記載されたような)P2Xレセプターのクローン3形で作用する様々な 物質により起きた電流の阻害について示す。 上:スラミンによる阻害 中:PPADSによる阻害 下:ピリドキサール5‐リン酸による阻害 (i)ラット精管P2Xレセプター 例1 ラット精管P2Xレセプターのクローニング 全RNAを4週齢Sprague-Dawley雄性ラットの精管からグアニジニウムイソチ オシアネート法(Sambrook et al.,"Molecular Cloning: A Laboratory Manual" ,Cold Spring Harbor Laboratory Press,second edition(1989))により単離し 、その後ポリA+RNAをオリゴ(dT)‐セルロースにより精製した。配列 5′‐GAGAGAGAGAGCGGCCGCTTTTTTTTTTTTTTT ‐3′(SEQ ID NO:1)でプライミングされた第一鎖cDNAを SUP ERSCRIPTTM(BRL、Gaithersburg、MD、USA)で合成した。cDNAから 二本鎖への変換後(Gubler & Hoffman,Gene,25,263-269(1983))、EcoRIリ ンカーをcDNAに結合させ、生成物をNotIで切断した。1.3〜9kbの EcoRI‐NotI cDNAをゲル電気泳動により単離し、 一方向ライブラリーを同酵素で切断されたpBKCMV(Stratagene,San Diego ,CA,USA)へのそのcDNAの結合により構築した。ライブラリーをE.col i DH10B細胞中にエレクトロポレーションし、8×104クローンの24プ ールに分けた。そのプールからのプラスミドDNAをミニアルカリ溶解、その後 LiCl沈降により作製した(Sambrook et al.,前掲)。NotI直鎖化cDN Aをキャップアナログm7GpppGの存在下においてT3 RNAポリメラー ゼでインビトロ転写させた(Sambrook et al.,前掲)。インビトロ転写RNA( cDNA)を4mg/ml に濃縮した。例2 ラット精管P2XレセプターcDNAの配列決定 cDNAインサートをエキソヌクレアーゼ方法で配列決定した(Henikoff,Meth .Enzymol.155,156-164(1987))。配列は図1に示されている。例3 卵母細胞におけるラット精管P2XレセプターcDNAの機能的特徴付け RNA50nl(200ng)をデフォリキュレート化(defolliculated)Xe nopus 卵母細胞中に注入した。18℃で2〜6日間のインキュベート後、卵母細 胞を2電極電圧クランプ(GENECLAMPTM)によりATP誘発電流についてアッセイ したが、1つの電極は(−100mVで)電圧を一定に保つためであり、他方は 電流を測定するためである。ATP誘発電流を示すcDNAプールは、単一クロ ーン(P2X)を得るために細分割した。電気生理学的測定は96mM NaCl 、2mM KCl、1.8mM CaCl2、1mM MgCl2、5mM He pes pH7.6および5mMピルビン酸ナトリウムを含有した灌流培地中に おいて−100mVで行った。用量‐応答曲線およびスラミン阻害では、卵母細 胞にP2XcRNA 100ngを注入し、すべての記録を内在Ca2+の代わりに Ba2+により−60mVで行って、内在Ca2+活性化Cl-電流の活性化を妨げ た。マイクロ電極(0.5〜2MΩ)は3M KClで満たした。例4 HEK293細胞におけるラット精管P2Xレセプターの機能的特徴付け HEK293細胞をP2X‐プラスミドでリポフェクチン法(Felgner et al.,P roc.Nat'l.Acad.Sci.USA,84,7413-7417(1987))によりトランスフェクトした。 用いられたDNA濃度は4枚の11mm径カバースリップを含む35mmペトリ 皿中に置かれた1mg/2ml培地であり、そこではHEK細胞をカバースリップ当 たり10,000細胞で置いた。細胞を6時間にわたりリポフェクチン/DNA に暴露させ、記録を16〜36時間後に行ったところ、記録が行われた細胞の4 0〜60%がP2X応答を示した。電流は全細胞記録法およびAXOPATCHTM200増 幅器(Axon Instruments)を用いてHEK293細胞から記録したが、パッチピ ペット(5MΩ)は(mM)アスパラギン酸CsまたはK 140、NaCl 5、EGTA 11、HEPES 5を含有していた。外部溶液は(mM)Na Cl 150、KCl 2、CaCl2 2、MgCl2 1、HEPES 5お よびグルコース11であって、双方の溶液のpHおよび浸透圧は各々7.3およ び305mosmol/lに維持した。すべての記録は室温で行った。データ収集およ び分析はpCLAMPTMおよびAXOPATCHTMソフトウエア(Axon Instruments)を用いて 行った。HEK細胞でATP電流のカルシウム透過性を試験する実験のための溶 液は(mM):内部溶液NaCl 150、HEPES 5、CaCl2 0. 5およびEGTA 5(遊離カルシウム濃度約5nM);外部ナトリウム溶液N aCl 150、グルコース11、ヒスチジン 5、CaCl2 2;外部カル シウム溶液CaCl2 115、グルコース11およびヒスチジン 5を含有し ていた。溶液のpHおよび浸透圧は、各々7.4および295mosmol/lであっ た。単チャンネル測定の場合、GENECLAMPTM500増幅器およびアウトサイド‐ アウト記録法を用いた(Adelman et al.,Neuron,9,209-216(1992))。ワックス コートパッチピペット(5〜10MΩ)は(mM)グルコン酸K 115、HE PES 5、BAPTA 5およびMgCl2 0.5を含有し、外部溶液は96mM NaCl、2mM KCl、1.8mM CaCl2、1mM MgCl2、5mM HEPES pH7.6および5m M ピルビン酸ナトリウムであった。ATPは典型的には1sでUチューブによ り適用し、データは作動剤(ATP)適用の開始の300ms前に始めて2sセ グメントにて5kHzでサンプリングし、1kHzでロ過した。例5 CHOおよびHEK293細胞中へのラット精管P2XレセプターcDNA のトランスフェクション CHO細胞を他のイオンチャンネルに用いられた方法で安定的にトランスフェ クトさせた(Claudio,Meth.Enzymol.207,391-408(1992))。トランスフェクショ ンはa)電気生理学的記録およびb)放射性リガンド結合により確認した。AT Pおよび他の作動剤(30μM以内)は安定的にトランスフェクトされた14C HO細胞中14例で急激に脱感作する内部電流を起こし、45非トランスフェク ト細胞中45例で効果を有しなかった。〔3H〕α,β‐メチレンATP結合は 百万トランスフェクト細胞当たり600cpm以上であり、非特異的結合は80 cpm以下であった。 HEK293細胞の安定的トランスフェクションも行った。これは電気生理学 的記録により確認した。(ii)ヒトP2Xレセプター ヒトP2Xレセプターの例で用いられた物質および方法は以下に記載されている : インビトロ翻訳 インビトロカップリング転写/翻訳はイヌ膵臓ミクロソーム 膜(Promega)2μlと共にまたはそれなしでPromega's TNTカップリング網状 赤血球溶解系を用いて行った。μg Circular pBKCMV‐hP2X(0.5μ g)を30℃で2時間25μl反応液中においてシステムマニュアルで記載され たようにT3 RNAポリメラーゼで転写させた。合成タンパク質(5μl)を SDS‐PAGEおよびオートラジオグラフィーにより分析した。 HL60細胞の分化 HL60細胞(ヒト前骨髄細胞ATCC CCL240 )を25mM HEPES、2mM Glutamax IIおよび10%熱不活化牛胎児 血清(GIBCO BRL)で補充されたRPMI‐1640中において1週間で2回継代 させた。各実験毎に、33×106細胞を指定時間にわたりホルボールミステー トアセテート(100nM)、1.1%DMSOまたはジブチリルcAMP(2 00μM)(SIGMA)のいずれかを含有した培地に2.5×105細胞/mlで再懸濁 させた。 ノーザンブロット分析 ポリA+RNAはClontech Laboratories Inc.(Palo Alto)から得たが、但し膀胱およびHL60mRNAは記載どおりに作製した(V alera et al(1994)‐前掲)。サンプルは260nmでO.D.を測定して、メ チレンブルーで膜を染色することにより定量した。RNAを1%アガロース‐6 %ホルムアルデヒドゲルで分別し、非荷電ナイロン膜(BDH)にエレクトロブ ロットした。68℃のプレハイブリッド形成をハイブリッド形成緩衝液(50% ホルムアミド、5×SSC、2%阻止緩衝液(Boehringer Mannheim)、0.1 %ラウロリルサルコシン、0.02%SDS)中で6時間かけて行った。ハイブ リッド形成には、全hP2X配列に対応するジゴキシゲニン‐UTP標識リボプロ ーブ(100 ng/ml)と共に新鮮ハイブリッド形成緩衝液中68℃で一夜かけた 。膜を68℃において2×SSC+0.1%SDSで2回、および0.1×SS C+0.1%SDSで2回洗浄した。ハイブリッド形成の化学発光検出を下記の ように室温で行った:膜を緩衝液B1(0.1Mマレイン酸、0.15M Na Cl、pH7.5)で5分間すすぎ、1%阻止緩衝液(B2)中で1時間飽和さ せ、B2で1:15000希釈された複合化抗ジゴキシゲニン抗体アルカリホス ファターゼ(750u/ml、Boehringer Mannheim)と共に30分間インキュベ ートし、B1+0.3%ツイーン20で洗浄し(1×5分間、1×15分間、1 ×1h)、緩衝液B3(0.1M Tris HCl pH9.5、0.1M NaCl、50mM MgCl2)で5分間平衡化し、B3で1:100希釈さ れたルミゲンPPD(Boehringer Mannheim)で45〜60秒間インキュベートし た。湿った膜をプラスチックバッグに密封し、37℃で15分間インキュベート し、Hyperfilm-ECL(Amersham)に15〜20分間露出させた。 卵母細胞中へのP2X発現 pBKCMV発現ベクター中にサブクローニングさ れたヒト膀胱P2XcDNAをNotIで直鎖化し、キャップアナログm7G(5 ′)ppp(5′)Gの存在下においてT3ポリメラーゼでインビトロ転写した 。デフォリキュレート化Xenopus 卵母細胞(Bertrand et al,Electrophysiology of neuronal nicotinic acetylcholine receptors expressed in Xenopus oocy tes following nuclear injection of genes or cDNAs,Meth.Neurosci.4:174-19 3(1991))をヒトP2Xインビトロ転写RNA50ngで注入し、ND96溶液( mM):NaCl 96、KCl 2、MgCl2 1、CaCl2 2、ピルビ ン酸ナトリウム 5、HEPES 5 pH7.6‐7.5、ペニシリン(10 U/ml)およびストレプトマイシン(10μg/ml)中18℃で2〜6日間インキ ュベートした。 電気生理学 卵母細胞を1mlチャンバーに入れ、2mM CaCl2の代わ りに0.1mM BaCl2を含有したND96溶液を2〜3ml/minで注いで、 内在カルシウム活性化クロリド電流の活性化を防いだ(Barish,A transient cal sium-dependent chloride current in the immature Xenopus oocytes,J.Physio l.342:309-325(1983))。電流は−60mVの保持ポテンシャルで2電極電圧ク ランプ増幅器(Geneclamp Axon Instruments)を用いて測定した。マイクロ電極 は3M KClで満たした(0.5〜2MΩ)。データはPClampソフトウエア( Axon Instruments)を用いて集めた。ATPおよび他のプリノセプター作動剤を 卵母細胞近く(200〜500μm)に置かれたUチューブ灌流系(Fenwick et al,A patch clamp study of bovine chromaffin cells and their sensitivity to acetylcholine,J.Physiol.331:577-597(1982))により適用した 。初期研究では、ATPが(1mM以内の濃度で)10分毎に5sでhP2X注入 卵母細胞に適用されたときに、再現性のある応答(ピーク振幅で<10%偏差) が得られることを示した。ATPおよびそのアナログに対する濃度応答関係は、 10分間隔で適用された作動剤の5s適用に対する応答のピーク振幅を測定する ことにより調べた。作動剤に対する応答は100μM ATPで誘発されたピー ク応答に対して各卵母細胞で標準化したが、100μM ATPは応答の衰退が あるかどうかを調べるために実験の最初および最後に通常適用した。内部電流は 、用いられた最大濃度でプリノセプター作動剤の適用に応答する未注入卵母細胞 で記録しなかった(各作動剤についてn=3)。拮抗剤は注液中と、ATPと一 緒にUチューブ溶液中で適用した。拮抗剤はATPの適用前に5〜10分間で注 いだ。 データ分析 プリノセプター作動剤に関する濃度応答曲線は1のHillスロープ と合った。等有効濃度、即ち100μM ATPに対する応答の50%を示す作 動剤の濃度(EEC50)を、個別の濃度応答曲線から調べた。拮抗剤の場合には 、10μM ATPに対する応答(ATPに対するピーク応答の約90%)の5 0%阻害を示す上で要求される濃度(IC50)を調べた。データは所定数の卵母 細胞で平均±SEMとしてずっと提示されている。 薬物 アデノシン、アデノシン5′‐一リン酸ナトリウム塩(AMP)、アデ ノシン5′‐二リン酸ナトリウム塩(ADP)、アデノシン5′‐三リン酸マグ ネシウム塩(ATP)、アデノシン5′‐O‐(3‐チオリン酸)四リチウム塩 (ATP‐γ‐S)、ウリジン5′‐三リン酸ナトリウム塩(UTP)、α,β ‐メチレンATPリチウム塩(α,β‐meATP)、β,γ‐メチレン‐D‐ ATPナトリウム塩(D‐β,γ‐meATP)、2′,3′‐O‐(4‐ベン ゾイルベンゾール)ATPテトラエチルアンモニウム塩(BzATP)、4, 4′‐ジイソチオシアナトスチルベン‐2,2′‐ジスルホン酸二ナトリウム塩 (DIDS)をSigma から得た。2‐メチルチオATP四ナトリウム塩(2Me SATP)、2‐クロロ‐ATP四ナトリウム塩およびβ,γ‐メチレン‐1‐ ATP(1‐β,γ‐meATP)をRB1から得た。ピリドキサール5‐リン 酸一水和物(Aldrich)、p1,p5‐ジ〔アデノシン‐5′〕五リン酸三リチウ ム塩(AP5A)(Boehringer Mannheim)、ピリドキサールリン酸6‐アゾフ ェニル‐2′,4′‐ジスルホン酸(PPADS、G.Lambrecht,University of Frankfurt から入手)およびスラミン(Bayer)を試験した。薬物をストック溶液 の凍結させた一部分から調製し、必要最終濃度にするよう希釈した。例6 膀胱からのhP2Xの配列および特徴付け ヒトP2XcDNAの単離 ヒト膀胱組織を膀胱腫瘍の切除から得た。患者は膀 胱不安定または尿力学的異常の症状を示さなかった。肉眼的に正常にみえる(Pa lea et al.‐前掲)腫瘍周辺の部分だけを用いた。全RNAをグアニジニウムイ ソチオシアネートにより単離し、ポリA+RNAを記載どおりに精製した(Valer a et al.(1994)‐前掲)。λgt10でcDNAライブラリーの作製、ラット平 滑筋P2Xプローブのランダムプライマー標識(Valera et al.(1994)‐前掲)、 低ストリンジェンシーハイブリッド形成スクリーニングおよびラムダファージD NA単離はすべて標準プロトコールにより行った(Sambrook et al.,Molecular Cloning,A Laboratory Manual,2nd edn.,Cold Spring Harbor Laboratory Press ,New York(1989))。いくつかの独立ファージ単離物を試験し、1つからのcD NAインサートをEcoRI‐NotI切断pBKCMV中へのサブクローニン グのために選択した。この2677bp hP2XcDNAを記載どおりに配列決 定した(Valera et al.(1994)‐前掲)。 2677bp cDNA、hP2Xは、399アミノ酸のタンパク質に対応する 単一の長いオープンリーディングフレームを含んでいた(図4)。このアミノ酸 配列はラット精管から単離されたP2Xレセプターの場合と高度に相同的である( 89%相同性)。膜を横断するほど十分に長いタンパク質のいずれかの末端近く には疎水性の2領域があるが、疎水性N末端リーダー配列はない。グルコシル化 のために可能な5つすべての部位と、タンパク質の中央セクションにある10す べてのシステイン残基は保存されている。ミクロソームの存在下におけるhP2X RNAのインビトロ翻訳では60kD産物を産生したが、ミクロソームの不在下 における翻訳では45kDペプチドを産生した(図6)。45kDは計算分子量 であり、付加15kDがグルコシル化に起因することを示している。 一部のヒト膀胱P2XcDNAは、HEK293細胞をトランスフェクトさせる ために用いた。安定なトランスフェクションが電気生理学的記録により確認され た。例7 ヒト膀胱P2XmRNAの分布 ヒト膀胱P2XmRNAの分布をノーザン分析により調べた。単一の2.6kb mRNA種を膀胱、胎盤、肝臓および副腎で観察した(図8)。胸腺、脾臓お よび肺臓サンプルでは、2.6kbバンドと、3.6および4.2kbの付加高 分子量RNAがみられた。1.8kbの小さな付加RNA種は脾臓および肺臓で 観察された。ハイブリッド形成は脳mRNAについて検出されなかった。例8 HL60細胞におけるhP2XmRNAの誘導 3′‐未翻訳領域の一部分は、ヒト前骨髄細胞系HL60の分化のための発現 配列タグとしてデーベース(HSGS01701)に既に蓄積されていた(Okub o,未発表)。我々はノーザンブロット分析によりHL60細胞でhP2XmRNA の誘導について試験した(図7)。HL60細胞は誘導剤に応じて別な系統系譜 に分化させることができる(Koeffler,Induction of Differentiation of Human Acute Myelogenous Leukemia Cells: Therapeutic Implications,Blood, 62:709-721(1983))。ホルボールジエステルによるマクロファージ様特徴、ある いはDMSOまたはジブチリルcAMPによる顆粒球分化の誘導は各々P2XmR NAの増加を起こさせ(図7、レーン6)、HL60 RNA(レーン1〜5) は2バンド(1.8および2.6kb)のハイブリッド形成を示し、これら双方 が誘導性であった。これは膀胱と対照的であり、ノーザン分析では単一のRNA 種(2.6kb)のみを示した(図7、レーン6)。例9 hP2Xの薬理学的特徴 hP2XレセプターRNAで注入された卵母細胞へのATP(30nM〜1mM )の適用では内部電流を誘発させた(図9、10および11)。低濃度のATP (30〜300nM)に対する応答が3〜5sにわたり発生した。高濃度のAT P(1μM)では、1〜1.5s以内でピークに達して、その後ATPの継続適 用中に減衰する応答を誘発した(5s後にピーク増幅の40〜60%)。電流は ATPの洗浄除去でコントロール値に戻った。ATPにより誘発された内部電流 のピーク増幅は濃度依存性であり(図9、10および11)、0.82μMのE C50でHillスロープ1の曲線と合った。ATP(100μM)が10分毎に5s で適用されたときは、再現性のある内部電流が記録された。これはラット精管か らのP2Xレセプタークローンの応答と対照的であり、そこでは1回目の10分間 後に適用されたATP(>1μM)の2回目適用により初期ピーク増幅の〜50 %である内部電流を誘発させた。 濃度応答曲線を他のいつくかのP2‐プリノセプター作動剤について作成した (図9、10および11)。2meSATP、2‐クロロ‐ATP、α,β‐m eATPおよびADPは完全作動剤であった。BzATP、AP5AおよびAT P‐γ‐Sは最大ATP応答の約65%の最大応答を生じた。dおよびl‐β, γ‐meATPに対する最大応答は調べなかった。アデノシン、AMPおよびU TP(100μM)は小さな内部電流を誘発させた(各々100μM ATPに 対する応答の2.3±1.5、6.08±2および3.7±1.8%)。プリノ セプターアナログのEEC50値および相対的効力は下記表1にまとめられている 。 EEC50:100μM ATPに対するピーク応答の50%に相当する内部電 流を生じる等有効濃度。Hillスロープ1の個別に適合された濃度応答曲線からみ たEEC50。全実験の平均データからのATPに関するEEC50(n=3〜4)例10 拮抗剤研究 P2‐プリノセプター拮抗剤スラミン(1〜100μM)は、ATPに関する 濃度応答曲線を右にシフトさせた。1μMスラミンのとき、シフトはほとんど平 行であった。KB=1/(DR−1)(DRは用量比率である)から評価された 解離平衡定数(KB)は130nMであった。高濃度のスラミンになると、阻害 は競合的でないようだった。本実験条件下において、このKB評価はスラミンに ついて以前に報告された場合よりも高い(pA2 5.9、Trezise et al,Br,J .Pharmacol.112:282-288(1994);pKB5.2、von Kugelgen et al,Interaction of adenine nucleotides,UTP and suramin in mouse vas deferens: suramin -sensitive and suramin-insensitive components in the contractile effect of ATP,Naunyn Schmiedeberg's Arch.Pharmacol.342:198-205(1990))。スラミ ンによる拮抗作用は10分間洗浄後に完全に逆転されて、高濃度での非競合的拮 抗作用がレセプターへの拮抗剤の不可逆的結合によるものではないことを示して いる。 推定P2Xプリノセプター拮抗剤PPADS、DIDSおよびピリドキサール5 ‐リン酸(Ziganshin et al,Selective antagonism by PPADS at P2X purinocep tors in rabbit isolated blood vessels,Br,J.Pharmacol.111:923-929(1994); Bultmann & starke,Blockade by 4,4'-diisothiocyanatostilben-2,2'-disulpho nate(DIDS)of P2X purinoceptors in rat vas deferens,Br,J.Pharmacol.112:69 0-694(1994);Trezise et al,Eur,J.Pharmacol.259:295-300(1994))は、濃度依 存的に10μM ATP(約EC90濃度)により誘発された内部電流を阻害した (図12および13)。スラミン、PPADSおよびDIDSはATP誘発電流 を阻害する上で等しく有効であった(IC50〜1μM)。P5Pに関するIC50 は〜20μMであった。PPADSおよびP5P拮抗作用は洗浄除去で容易な可 逆性であった。対照的に、DIDS(100μM)の阻害効果は洗浄除去で逆転 するのが非常に遅い。(iii) ラット上頸神経節P2Xレセプター 例11 ラット上頸神経節からのP2XレセプターをコードするcDNA(クロー ン3)の単離および機能的発現 440bp断片を、ラット精管P2XレセプターcDNA内にある保存ヌクレオ チド配列およびPC12 cDNAの配列に基づく縮重プライマーを用いて、ラ ット精巣cDNAからポリメラーゼ鎖反応(PCR)により増幅させた(Ehrlic h,H.A.(ed.),PCR Technology,MacMillan,Basingstoke(1989))。用いられたプラ イマーは以下で示されている: センス 5′ TGT/CGAA/GA/GTITT/CIGG/CITGGTGT/C CC 3′(SEQ ID NO:2) アンチセンス 5′ GCA/GAAT/CCTA/GAAA/GTTA/GT/AAICC 3′(SEQ ID NO:3) 〔上記において、I=イノシンであり、“T/C”はTまたはCのどちらかが提 示された位置に存在することを示している(これは、必要な変更を加えて、提示 された他の代替例にもあてはまる)〕 クローン化PCR断片を標識して、λZAPでラット精巣cDNAバンクをス クリーニングするためのハイブロッド形成プローブとして用いた。1つの組換え ファージは陽性であり、そのインサートを切り出し、プラスミド(#432)に 移した。このcDNAは単一のEcoRI部位(1000位、なおオープンリー ディングフレームにも存在する)を有する1500bpであった。cDNAの5 ′末端は短すぎて、全N末端をコードできなかった。 新たな配列に特異的な内部プライマーを作り、組織分布をPCRにより試験し た。候補は褐色細胞腫(PC12)細胞、腸および上頸神経節(scg)から作 製されたmRNAに存在していた。したがって、ハイブロッド形成プローブはλ gt10でラットscg cDNAバンクをスクリーニングするために用いた。 30の初期陽性から20の純粋ファージDNAストックを作製したが、19は候 補配列の様々な部分であり、1つからのインサートはプラスミド(p457)に 移して、配列決定した。そのインサートは全長cDNAのようであったが、それ は388アミノ酸の単一オープンリーディングフレームを有している(図2)。 p457からのインサートをpcDNA3(p464)中にサブクローニングし て、ヒト胚腎臓(HEK293)細胞をトランスフェクトさせるために用いた。 図2で示されたクローン(ここではクローン3と称される)の機能的特徴付け は、ラット精管P2Xレセプターについて例4で記載されたように、トランスフェ クトされたHEK293細胞とインビトロ転写RNAで注入された卵母細胞から の電気的記録により行った。表Aはラット精管/ヒト膀胱cDNAクローンおよ びPC12cDNAクローン(San Francisco にある the University of Calif ornia のDavid Fulius and Tony Brake)の場合と比較したクローン3の主な性 質についてまとめている。 クローン3の主な機能的性質は以下のとおりである。 (a)ATPにより誘発された電流は数秒の適用中にほとんどまたは全く減衰を 示さず、即ちほとんど脱感作がない(図14)。(b)ナトリウム、カリウム、 セシウム、テトラエチルアンモニウムおよびカルシウムに対するイオン孔の相対 的透過性は、ラット精管/ヒト膀胱またはPC12形のレセプターについて観察 された場合と異ならない。(c)細胞外カルシウム(30mM)はPC12形の P2Xレセプターチャンネルを通る内部電流を阻害し、ラット精管/ヒト膀胱形に よる電流を阻止せず、クローン3は感受性の点で中間である。(d)ATPと構 造的に関連した作動剤の有効性はPC12形でみられる場合と同様であり、最も 注目すべきことにα,β‐メチレンATPは作動剤作用をほとんどまたは全く有 していない(図14)。(e)クローン3レセプターでATPにより活性化され る電流は、他の2つの形(ラット精管/ヒト膀胱;PC12)により媒介される 同様の電流の場合よりも、スラミン、ピリドキサール5′‐リン酸およびピリド キサールリン酸‐6‐アゾフェニル‐2′,4′‐ジスルホン酸(PPADS) による拮抗作用に対してかなり低感受性であった(図15)。(iv)ラット後根神経節P2Xレセプター 例12 ラット後根神経節からのP2XレセプターをコードするcDNAの単離 例11に用いたのと同様のプライマーと共にPCRを用いて、但し異なるcD NA源を用いることにより、更にP2Xファミリーメンバーを見い出すことができ る。 この方法を用いて、ラット後根神経節P2XレセプターcDNAを単離した。図 1Bは、推定アミノ酸配列と一緒に、(ここではクローン6と称される)このク ローンのcDNA配列を示している。この図における下線部分は初めに用いられ たPCRプライマーに対応する。 例11に記載された場合に類似した操作を、全長cDNAを単離するために用 いた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12P 21/02 9358−4B C12P 21/08 21/08 9455−4C A61K 39/395 D // A61K 39/395 9455−4C N 9735−4B C12N 5/00 B (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12P 21/08 C12R 1:91) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,US,UZ,VN (72)発明者 バエル,ゲーリー ナッター スイス国プラン−レ−ズアト、シュマン、 デ、ゾル、14 グラクソ、インスティチュ ート、フォー、モレキュラー、バイオロジ ー内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)図1、図2、図3または図4で示されたアミノ配列を有するか、 または (b)図1、図2、図3または図4で示された配列と実質的に相同的であるP2X レセプターをコードする組換えまたは単離DNA分子、あるいは図1に示され たヌクレオチド1〜813、図2および3に示された全ヌクレオチド配列、また は図4に示されたヌクレオチド1〜1744から取り出される少くとも15のヌ クレオチドを含むこのようなDNA分子の断片。 2. (a)図1または図4で示されたアミノ配列を有するか、または (b)図1または図4で示された配列と実質的に相同的である P2Xレセプターをコードする組換えまたは単離DNA分子、あるいは図1に示さ れたヌクレオチド1〜813、または図4に示されたヌクレオチド1〜777か ら取り出される少くとも15のヌクレオチドを含むこのようなDNA分子の断片 。 3. (a)図1に示されたアミノ配列を有するか、または (b)図1に示された配列と実質的に相同的である P2Xレセプターをコードする組換えまたは単離DNA分子、あるいは図1に示さ れたヌクレオチド1〜813から取り出される少くとも15のヌクレオチドを含 むこのようなDNA分子の断片。 4. ヒトP2Xレセプターをコードする、請求項1〜3のいずれか一項に記載 のDNA分子。 5. cDNAである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のDNA分子。 6. ベクターの形態である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のDNA分 子。 7. 請求項6に記載されたベクターで形質転換またはトランスフェクトされ た宿主細胞。 8. P2Xレセプターを発現する安定的にトランスフェクトされた哺乳動物細 胞である、請求項7に記載の宿主細胞。 9. 天然でアソシエートされるタンパク質を含んでいない、P2Xレセプター の調製物。 10. P2Yレセプターを含んでいない、P2Xレセプターの調製物。 11. 組換えDNA技術により作製されたP2Xレセプター。 12. Owens et al.(前掲)に開示されたRP‐2ポリペプチドと免疫上非 交差反応性であるエピトープを含む、P2Xレセプターのペプチド断片。 13. Owens et al.(前掲)に開示されたRP‐2ポリペプチドと免疫上非 交差反応性であるP2Xレセプターのエピトープに特異的である抗体。 14. モノクローナル抗体である、請求項13に記載の抗体。 15. 請求項14に記載の抗体を発現する細胞。 16. ヒトまたは非ヒト動物疾患または症状の治療または予防に有用な化合 物のスクリーンとしての、請求項7、8または9に記載のP2Xレセプターまたは その調製物の使用。 17. P2X作動剤またはP2X拮抗剤を特定するためのスクリーンとしての、 請求項9、10または11に記載のP2Xレセプターまたはその調製物の使用。 18. 請求項17に記載のスクリーンにより特定されたP2X作動剤またはP2X 拮抗剤。 19. 分子が化学合成によりまたは組換えDNA技術を用いることにより得 られる、請求項1に記載のDNA分子を得る方法。 20. 請求項8に記載の宿主細胞を用いてP2Xレセプターを発現させ、場合 によりP2Xレセプターを精製することからなる、P2Xレセプターを得る方法。 21. 添付例を参考にして実質上前記されたような、DNA分子、P2Xレセ プター、P2X作動剤またはP2X拮抗剤、方法あるいは使用。
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