JPH10501123A - 酵母菌株 - Google Patents

酵母菌株

Info

Publication number
JPH10501123A
JPH10501123A JP8500567A JP50056796A JPH10501123A JP H10501123 A JPH10501123 A JP H10501123A JP 8500567 A JP8500567 A JP 8500567A JP 50056796 A JP50056796 A JP 50056796A JP H10501123 A JPH10501123 A JP H10501123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yeast
hsp150
protein
desired protein
gene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8500567A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3667339B2 (ja
Inventor
キャロル ウッド,パトリシア
ビクター クワーク,アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Albumedix Ltd
Original Assignee
Delta Biotechnology Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Delta Biotechnology Ltd filed Critical Delta Biotechnology Ltd
Publication of JPH10501123A publication Critical patent/JPH10501123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3667339B2 publication Critical patent/JP3667339B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/76Albumins
    • C07K14/765Serum albumin, e.g. HSA

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】 所望な異種タンパク質、特にヒトアルブミンを製造するのに用いられる酵母においてHSP150タンパク質が減少(好ましくは、除去)することにより、このタンパク質の次の精製が促進される。

Description

【発明の詳細な説明】 酵母菌株 技術分野 本発明は、酵母種による異種タンパク質の産生に関し、更に詳細にはこのタン パク質を産生する酵母の適用に関する。 背景および従来技術 近年、酵母は、組換えヒトアルブミン(rHA)(Sleepら、1990,1991;Fleer ら、1991)などの異種タンパク質(Romanosらによる総説、1992)の産生用の宿主生 物として広く用いられている。酵母は、遺伝子操作を容易に行うことができ、単 純な培地上で成育して高細胞密度とすることができ、真核細胞として分泌並びに 細胞質ゾルタンパク質の産生に好適である。 酵母を成育培地への分泌による所望な異種タンパク質を産生する目的で用いる ときには、宿主によって分泌された他のタンパク質だけでなく、細胞からの漏出 または細胞溶解の結果として上清に含まれる細胞内タンパク質など多数の宿主由 来のタンパク質も含まれることがある。タンパク質が分泌されない工程では、当 然のことであるが高濃度の細胞内酵母タンパク質による汚染がある。所望なタン パク質を精製し、これらの汚染タンパク質を調製物から除去する必要があり、こ のような方法はWO92/04367号明細書およびEP524681号明細書 に開示されている。汚染タンパク質の多くは、所望のタンパク質とは十分に異な る物理化学的特性を有し、イオン交換またはサイズ排除クロマトグラフィのよう な標準的技法によって効率的に分離することができる。従来技術では、これらの タンパク質は上記のような技法によって十分に除去することができるという印象 がある。例えば、EP524 681号明細書(Gist-brocades)、EP570 9 16号明細書(Green Cross)、およびEP464 590号明細書(Green Cross) を参照されたい。実際に、本発明者らは、所望なタンパク質から汚染タンパク質 を除去する目的で、精巧なクロマトグラフィ技法(未発表)を開発した。 発明の要約 本発明者らは、別の方法も採用し、タンパク質に関与する遺伝子、すなわちH SP150遺伝子であって組換えヒトアルブミン(rHA)とおよび原則として 他の所望なタンパク質と共に共精製される(co-purifies)遺伝子を同定した。 本発明によれば、精製中に極めて精巧で複雑な除去手段を開発するのではなく初 期の発酵から汚染タンパク質を除去するのである。このタンパク質は、以前は共 精製汚染物(co-purifying contaminant)であることは知られていなかった。 本発明の一つの態様では、HSP150遺伝子は宿主のゲノムから機能的に欠 失されている。これは所望なタンパク質の産生に悪影響を全く引き起こさず、標 準的な精製技術によって除去することが困難であることが明らかになっている潜 在的汚染物を除去する。このような修飾酵母において、Hsp150に極めて類 似したタンパク質をコードする少なくとも2個の密接に関連した遺伝子PIR1 およびPIR3が含まれているにも拘らず、これらの生物から精製されたrHA はこの科からの如何なるタンパク質も検出可能な濃度(level)で含んでいない。 S .cerevisiae Hsp150タンパク質は最初はRusso ら(1992年)によ って記載され、本質的に産生され、広汎にO−グリコシル化され、成育培地に効 率的に分泌されることが示された。28℃で成育した細胞を37℃に移したとこ ろ、Hsp150タンパク質の濃度が7倍に増加することが見られた。Makarow は、Hsp150(またはそのフラグメント)と所望なタンパク質との融合体を 調製して、分泌を高め調節可能とすることを提案した(WO93/18167号 明細書)。HSP150遺伝子は、成熟タンパク質には含まれない18個のアミ ノ酸のN−末端分泌シグナル配列を含む413個のアミノ酸の一次翻訳生成物を コードする。更に、翻訳後プロセシング現象が一組の塩基性残基に対するC−末 端に起こり、会合したままの54および341個のアミノ酸の2個のサブユニッ トを生成する。341個のアミノ酸サブユニットは19個のアミノ酸配列の11 個のタンデム反復を含むが、その機能は知られていない。HSP150遺伝子の 同族体(homologues)は、Torulaspora delbrueckiiKluyveromyces marxianus およびSchizosaccharomyces pombe に見いだされた(Russo ら、1992年)。 同じタンパク質は、Toh-e ら(1993年)によってPIR2タンパク質と命 名されている。HSP150/PIR2遺伝子は、少なくとも3種類の遺伝子( PIR1、PIR2、およびPIR3)の科の一員であってその総てが約19個 のアミノ酸の類似の内部タンデム反復を含むものであることが示された。PIR 遺伝子の同族体は、Kluyveromyces lactisおよびZygosaccharomyces rouxii(To h-e ら、1993年)にも含まれることが示された。HSP150/PIR2遺 伝子の分断(disruption)により、これは必須の遺伝子ではないことが示された (Russo ら、1992年;Toh-e ら、1993年)。 本明細書では、所望なタンパク質としてrHAについて説明する。しかしなが ら、本発明によって提起された問題は、原則としてrHAと類似の特性を有して いて従って同じ方法で精製される他の如何なるタンパク質でも見られることを理 解すべきである。従って、本発明によって提供される解決策、すなわちHsp1 50の除去は、これら他のタンパク質の製造にも適用することができる。 本発明者らの研究により、Hsp150タンパク質は、イオン交換クロマトグ ラフィによってはrHAから非効率的に分離されることが明らかになった。しか しながら、意外なことには、rHAが含まれないときには、Hsp150はrH A画分と同等な画分には現れない。例えば、rHA含有培養物の上清を、rHA がカラムに確実に結合する条件下でカチオン交換カラムを通過させるときには( 例えば、pH4.5、伝導率<7mS)、Hsp150もカラムに結合し、r HAと同じ条件下で溶出するので、rHA調製物を汚染する。しかしながら、r HAを分泌しない酵母からの培養物上清を同じ条件下でこのカラムを通過させる と、Hsp150タンパク質はマトリックスに結合せず、カラムを直接通過して しまう。溶出液画分は、rHAが含まれない場合にはHsp150を含まない。 同様に、Hsp150タンパク質は、rHAの非存在下でアルブミンの結合を生 じる条件下(例えば、pH5.5、1.5mS)でのアニオン交換カラム工程に は結合しないが、rHAが含まれるときにはrHA溶出液画分に存在する。意外 なことには、本発明者らは、培養物上清にrHAが含まれていると、rHAのク ロマトグラフィ精製の際の幾つかの酵母タンパク質の挙動が有意に変化し、例え ばイオン交換クロマトグラフィによってアルブミンから分離されることを示す物 理化学的性質を有するタンパク質は、実際にrHA調製物を汚染し、除去が困難 となることを見いだした。 本発明の一態様は、酵母を培養し、タンパク質を得ることを含んでなる、酵母 から所望なタンパク質を製造する方法であって、酵母が熱ショックタンパク質1 50(Hsp150)を欠くことを特徴とする方法を提供する。 これを達成する最も好都合な方法は、ゲノムに欠陥を有し、Hsp150の産 生量が減少するようになる酵母を作成することである。例えば、コード配列また は調節領域(またはHsp150遺伝子の発現を調節するもう一つの遺伝子)に 欠失、挿入または転位があり、Hsp150タンパク質はほとんどまたは全く産 生されないことがある。或いは、酵母を形質転換して、抗−Hsp150抗体の ような抗−Hsp150剤を産生することができる。 HSP150遺伝子を修飾して、供精製タンパク質の産生量(level)が減少す るようにするため、部位特異的突然変異誘発または他の既知の技法を用いて、Bo ststein およびShortle、「イン・ビトロ突然変異誘発の方法および応用(Strate gies and Applications of In Vitro Mutagenesis)」,Science,229:193-210 (1985)に記載されているように置換、挿入、欠失および転位などの単一または多 重突然変異をを起こすことができ、上記文献の内容は、その開示の一部として本 明細書に引用される。好適な突然変異としては、終止(termination)突然変異( 明らかに、3′末端付近に導入された終止コドンは遺伝子生成物を有益とするの に不十分な効果しか持たないことがあり、当業者であれば、例えばコード配列の 5′の4分の3に突然変異を容易に起こすことができるであろう)、コード配列 の大きな欠失に対して小さな読み取り枠を変更する点突然変異、mRNAを不安 定にする遺伝子発現および突然変異に影響するプロモーターまたはターミネータ ーの突然変異が挙げられる。幾つかの所望な点突然変異または特異的アミノ酸置 換は、荷電分布を変化させることによってクロマトグラフィ挙動に影響を与える ことがある。従って、産生したタンパク質は本来のHsp150のものと同様な 一次アミノ酸配列を有するが、機能的には異なっており、所望なタンパク質と共 に共精製されない。このような修飾タンパク質は、Hsp150であるとは考え られない。特異的突然変異は、遺伝子トランスプレースメント(gene transplac ement)として知られている遺伝子分断法(gene disruption technique)の拡張に よって導入することができる(Winston,F.ら、(1983)Methods Enzymol.,101,211 -228)。 Hsp150タンパク質に挿入される如何なるポリペプチドも、所望なタンパ ク質のリガンドとはならず、また生じるものであってはならない。当業者であれ ば、単純な結合分析法によってリガンドが用いられたかまたは創製されたかを容 易に測定することができる。一般的には、遺伝子配列の分断には選択可能マーカ ーが用いられるが、特に分断現象を表現型によって検出することができる場合に は、これはそうである必要はない。多くの場合に、介在配列の挿入は、停止コド ンがHsp150配列と共にフレームに含まれており、挿入されたコード配列は 翻訳されないようになる。或いは、挿入配列が、Hsp150に対する異なる読 取り枠にあることがある。 遺伝子は、1以上の部分(場合によっては、調節領域、遺伝子全体までを含む )が切除または反転していることがあり、または挿入部分を有し、HSP150 座(locus)からタンパク質を産生しないかまたは所望なタンパク質と共精製され ないHSP150座からタンパク質を産生することがある。 好ましくは、酵母は所望なタンパク質を分泌し、次にこれは発酵培地から精製 される。精製は他のところで行うことができるので、Hsp150タンパク質の 濃度が低いかまたはゼロである所望なタンパク質を含む培地の生産は、それ自体 が目的である。 2種類の異なるクロマトグラフィ分離法(その一方は所望のタンパク質のため のアフィニティクロマトグラフィである)の後にもタンパク質とHsp150と が会合しているとき、またはアフィニティクロマトグラフィを用いないとき、タ ンパク質が3種類の異なる段階(例えば、アニオン交換、カチオン交換およびゲ ル浸透段階)の後にも会合しているならば、タンパク質は、一般的にはHsp1 50と共精製されるとは考えられる。本質的には、所望なタンパク質の同一性は 、自己定義されるものであり、所望なタンパク質が別の適当な精製工程の後に酵 母タンパク質で汚染されることを当業者が分かるときには、この酵母タンパク質 がHsp150であるかどうかを(以下に更に詳細に説明する既知の方法を用い て)決定することができ、若しそうであれば、本発明の酵母および方法を用いる ことができ、所望なタンパク質がHsp150で汚染されていなければ、本発明 の必要はない。本発明者らは、本発明の方法が特にアルブミンおよびアルブミン と類似の物理化学的特性を有する他のタンパク質に適用可能であり、これらを同 様のクロマトグラフィ法によって精製されることを見いだした。所望のタンパク 質はヒトアルブミンであるのが好ましい。 ヒト血清アルブミン(HSA)は、ヒト血清中に35〜45gL-1の濃度で含 まれる585個のアミノ酸のタンパク質であり、総血清タンパク質の約60%を 表す。HSAは血清の浸透圧のかなりの部分に関与しており、内因性および外因 性リガンドのキャリヤーとしても機能する。これは、臨床的には重傷の火傷、シ ョックまたは失血の患者の治療に用いられ、現在ではヒト血液から抽出によって 商業生産されている。微生物での組換えヒトアルブミン(rHA)の産生は、E P330 451号明細書およびEP361 991号明細書に開示されている 。 アルブミンは、正常なHSA/rHAの変異体であってもよい。「変異体」と は、保存性または非保存性の挿入、欠失および置換であって、これらの変化がア ルブミンの腫脹性の(oncotic)有用なリガンド結合または非免疫原性特性を実質 的に変化させないものを包含する。特に、ヒトアルブミンの天然に存在する多型 変異体、ヒトアルブミンのフラグメント、例えばEP322 094号明細書( すなわち、HSA(1−n)であり、nは369〜419である)に開示されて いるもの、およびアルブミンと他のタンパク質との融合体、例えばWO90/1 3653号明細書に開示されているものが挙げられる。 「保存性置換」とは、Gly、Ala;Val、Ile、Leu;Asp、G lu;Asn、Gln;Ser、Thr;Lys、Arg;およびPhe、Ty rのような基内での交換を意味する。 本発明の第二の主要な態様では、形質転換によりクロマトグラフィ法でHsp 150と共精製される所望なタンパク質を発現する酵母であって、酵母がこのよ うなHsp150を欠いていることを特徴とする酵母が提供される。 形質転換した宿主細胞自身の他に、本発明は、栄養培地中でのこれらの細胞の 培養物、好ましくはモノクローン性(クローン的に均質な)培養物、またはモノ クローン性培養物から誘導される培養物をも意図する。 所望なタンパク質は、従来の方法で、例えば酵母染色体中または遊離プラスミ ド上に挿入されたコード配列から産生される。 酵母は、通常の方法のいずれか、例えばエレクトロポレーションで、所望なタ ンパク質のコード配列で形質転換される。酵母のエレクトロポレーションによる 形質転換法は、Becker & Guarente,(1990),Methods Enzymol.,194,182 に開 示されている。 目的通りに形質転換した細胞、すなわち本発明のDNA構築物を含む細胞は、 周知の手法によって同定することができる。例えば、発現構築物の導入によって 生じる細胞を成育して、所望のポリペプチドを生成させることができる。細胞を 収穫して溶解し、そのDNA内容物を、Southern(1975),J.Mol.Biol.,98,5 03 またはBerentら、(1985),Biotech.,3,208に記載されているような方法を 用いてDNAの存在について調べることができる。また、上清中のタンパク質の 存在についても、抗体を用いて検出することができる。 有用な酵母プラスミドベクターとしては、pRS403−406およびpRS 413−416等が挙げられ、一般的にStratagene Cloning Systems、ラ・ヨラ 、CA92087、米国から発売されている。プラスミドpRS403、pRS 404、pRS405およびpRS406は、酵母組み込み(Yeast Integrating )プラスミド(YIps)であり、酵母に選択可能なマーカーHIS3、TRP 1、LEU2およびURA3を組み込む。プラスミドpRS413−416は、 酵母動原体(Yeast Centromere)プラスミド(YCps)である。 様々な方法が開発されて、DNAが相補性粘着末端を介してベクターに操作可 能に結合されている。例えば、相補的ホモポリマー路(tracts)を、ベクターDN Aに挿入されるDNAセグメントに加えることができる。このベクターとDNA セグメントとを、次に相補的ホモポリマー尾部の間で水素結合によって結合して 組換えDNA分子を形成する。 1以上の制限部位を有する合成リンカーにより、DNAセグメントをベクター に結合させるもう一つの方法が提供される。前に記載された方法によるエンドヌ クレアーゼの制限消化によって生じたDNAセグメントを、バクテリオファージ T4 DNAポリメラーゼまたはE .coli DNAポリメラーゼIであって、それ らの3′−5′−エキソヌクレオチド分解活性で突出(protruding)3′- 一本鎖 末端を除去し、窪んだ(recessed)3′−末端に重合活性で満たす酵素で処理する 。 従って、これらの活性を組合せることによって、平滑末端を有するDNAセグ メントが生成する。次に、平滑末端セグメントを、バクテリオファージT4 D NAリガーゼのような平滑末端を有するDNA分子の連結を触媒することができ る酵素の存在下で大モル過剰量のリンカー分子と共にインキュベーションする。 従って、反応の生成物は、その両末端にポリマーリンカー配列を有するDNAセ グメントである。次に、これらのDNAセグメントを適当な制限酵素で開裂し、 DNAセグメントの末端と適合する末端を生成する酵素で開裂した発現ベクター に連結する。 様々な制限エンドヌクレアーゼ部位を有する合成リンカーは、International Biotechnologies Inc.,ニュー・ヘブン(New Haven)、CN、米国などの多くの 供給元から市販されている。 本発明によりDNAを修飾する所望な方法は、Saiki ら(1988),Science,239 ,487-491 によって開示されたポリメラーゼ連鎖反応を用いることである。この 方法では、酵素的に増幅されるDNAは、2種類の特異的オリゴヌクレオチドプ ライマーであってそれ自身増幅したDNAに組み込まれるプライマーが隣接(fla nked)する。この特異的プライマーは、制限エンドヌクレアーゼ認識部位であっ て当該技術分野で知られている方法を用いて発現ベクターにクローニングするの に用いることができる部位を含んでいてもよい。 Hsp150タンパク質を産生する任意の酵母を、本発明に従って改質するこ とができる。本発明の実施に有用であると思われる酵母の代表的属はPichaHan senula SaccharomycesKluyveromycesCandidaTorulopsisTorulasporaSchizosaccharomycesCiteromycesPachysolenDebaromycesMetschunikowiaRhodosporidiumLeucosporidiumBotryoascusSporidiobol usEndomycopsisなどである。好ましい属は、SaccharomycesSchizosaccharom ycesKluyveromyces、およびTorulaspora からなる群から選択されるものであ る。Saccharomyces spp.の例はS .cerevisiaeS .italicusおよびS .rouxii で ある。Kluyveromyces spp.の例は、K .fragilisK .lactisおよびK .marxianus である。好適なTorulaspora 種は、T .delbrueckiiである。Pichia (Hansenula) spp.の例は、P .angusta(以前は、H .polymorpha)、P .anomala(以前は、H .an omala )、およびP .pastoris である。 HSP150の同族体(homologues)は、広汎な種類の酵母属、例えばTorulasp ora sp.、Kluyveromyces sp.、Schizosaccharomyces sp.およびZygosaccharomy ces sp.に存在することが既に示されている(Russoら、1992年;Toh-e ら、 1993年)。また、本発明者らの研究により、Pichia sp.がHSP150の同 族体を有することもサザンブロッティングによって示されている。 S .cerevisiae の形質転換法は、総体的にはEP251 744号明細書EP 258 067号明細書およびWO90/01063号明細書に教示されており 、上記特許明細書の内容は、引用によって本明細書に含まれる。 S .cerevisiae の好適なプロモーターとしては、PGK1遺伝子、GAL1ま たはGAL10遺伝子、CYC1、PHO5、TRP1、ADH1、ADH2、 グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ、ヘキソキナーゼ、ピルビン 酸デカルボキシラーゼ、ホスホフルクトキナーゼ、トリオースリン酸イソメラー ゼ、ホスホグルコースイソメラーゼ、グルコキナーゼ、α−交配因子(mating fa ctor)フェロモン、a−交配因子フェロモン用の遺伝子と結合したプロモーター 、PRB1プロモーター、GUT2プロモーター、GPD1プロモーター、お よび5′調節領域の部分と他のプロモーターの5′調節領域の部分または上流活 性化部位(例えば、EP−A−258 067号明細書のプロモーター)とのハ イブリッドを伴うハイブリッドプロモーターが挙げられる。 Schizosaccharomyces pombe で用いられる好都合な調節可能なプロモーターは Maundrell(1990)J.Biol.Chem.265,10857-10864によって記載されたnmt 遺伝子からのチアミン−抑制性プロモーター、およびHoffman およびWinston(1 990)Genetics 124,807-816によって記載されたグルコース抑制性fbp1遺伝 子プロモーターである。 外来遺伝子の発現のためのPichiaの形質転換の方法は、例えばCregg ら(19 93年)および各種のPhilips の特許公報(例えば、米国特許第4,857,4 67号明細書であり、この特許明細書の内容は、引用によって本明細書に含まれ る)に教示されており、Pichiaの発現キットはInvitrogen BV、レーク(Leek)、 オランダ、およびInvitrogen Corp.、サンジエゴ、カリフォルニアから発売され ている。好適なプロモーターとしては、AOX1およびAOX2が挙げられる。 上記のGellissen ら(1992年)の文献およびGleeson ら、(1986)J.Gen. Microbiol.132,3459-3465には、Hansenula ベクターおよび形質転換に関する 情報および好適なプロモーターはMOX1およびFMD1であることが記載され ており、Fleer ら(1991年)のEP361 991号明細書およびRhone-Po ulenc Rorer からの他の公表物には、Kluyveromyces spp.での外来タンパク質の 発現法と好適なプロモーターがPGK1であることが教示されている。 転写終止シグナルは、好ましくは転写終止およびポリアデニル化に適正なシグ ナルを含む真核性遺伝子の3′フランキング配列である。好適な3′フランキン グ配列は、例えば用いられる発現制御配列に自然に結合した遺伝子の配列である ことができ、すなわちプロモーターに相当することができる。また、これらは異 なっていてもよく、その場合にはS.cerevisiaeADH1遺伝子の終止シグナルが 好ましい。 所望のタンパク質は、最初に分泌リーダー配列で発現されてもよく、これは選 択された酵母で有効な任意のリーダーであってもよい。S .cerevisiae で有用な リーダーとしては、EP−A−387 319号明細書の交配因子αポリペプチ ド(MFα−1)およびハイブリッドリーダーからのものが挙げられる。このよ うなリーダー(またはシグナル)は酵母によって折断された後、成熟アルブミン が周囲の培地に放出される。更に、このようなリーダーとしては、JP62−0 96086号明細書(91/036516号として許可)に開示されたS .cerev isiae インベルターゼ(SUC2)、酸ホスファターゼ(PHO5)、MFα− 1の前配列(presequence)、β−グルカナーゼ(BGL2)およびキラー毒素;S .diastaticus グルコアミラーゼII;S .carlsbergensis α−ガラクトシダーゼ (MEL1);K .lactis キラー毒素;およびCandida グルコアミラーゼのもの が挙げられる。発明の詳細な説明 本発明の好ましい態様を、添付図面に関連して更に詳細に説明する。 第1図は、酵母菌株(DBU3)を形質転換し、HSP150遺伝子を分断す るのに用いられるEcoRI HSP150−URA3−HSP150フラグメ ントの調製を示す工程図である(実施例1)。 第2図は、HSP150コード配列全体を除去するのに用いられる更なるEc oRIフラグメントの調製を示す工程図である(実施例2)。 総ての標準的組換えDNA順は、特に断らない限りSambrookら(1989年) に記載されている通りである。rHAをコードするDNA配列は、EP201 239号明細書に開示されているcDNAから誘導される。実施例1 HSP150遺伝子を、遺伝子分断(gene disruption)の方法(Rothstein、1 983年)によって突然変異を行い、HSP150コード配列の一部を効果的に 欠失させることにより、Hsp150の産生を防止した。 HSP150遺伝子(Russo ら、1992年)の5′および3′末端のPCR 増幅に適する4種類のオリゴヌクレオチドを、Applied Biosystems 380B Oligon ucleotide Synthesizer を用いて合成した。5′末端 3′末端 LRE45およびLRE48にはHSP150遺伝子配列の変化が含まれてお り、HSP150遺伝子PCR生成物の5′または3′末端にEcoRI部位を 導入するようになっていることに留意されたい。LRE46およびLRE47は 、いずれもHSP150遺伝子配列(SEQ1)に天然に含まれているPstI 部位を含んでいる。 PCRを行い、S .cerevislae ゲノムDNA由来のDNA(Clontech Laborato ries,Inc.)から、それぞれLRE45およびLRE46またはLRE47および LRE48を用いてHSP150遺伝子の5′および3′末端を個々に増幅した 。 条件は、下記の通りであった。1μg/mlゲノムDNA、各プライマー約1 .2×10-10モル、94℃で61秒間変性、37℃で121秒間アニーリング 、72℃で181秒間30サイクルでDNA合成、各サイクルの後DNA合成段 階まで10秒間延長、次いで4℃で含浸。PCRは、Perkin - ELmer - Cetus T hermalサイクラー(cycler)を用いて行い、Perkin-Elmer-Cetus PCRキットを製 造業者の推薦に従って用いた。PCR生成物はゲル電気泳動によって分析し、予 想した大きさのものであることを見いだした。それぞれのPCR生成物をEco RIおよびPstIで消化し、EcoRI/PstIで消化したpUC19(Ya nisch-Perronら、1985年)にクローニングして、pAYE503(HSP1 50 遺伝子の5′末端を含む)およびpAYE504(HSP150遺伝子の3 ′末端を含む)を形成した(第1図を参照されたい)。 プラスミドDNAの配列決定をpAYE503およびpAYE504について 行い、インサートが所望の配列であることを確認した。pAYE503およびp AYE504をEcoRIおよびHindIIIで消化し、HSP150遺伝子 フラグメントを単離して、一緒にpUC19XH(ポリリンカー中にHindI II部位を欠くpUC19の誘導体)にクローニングしてpAYE505を形成 した。URA3遺伝子をYEp24(Botsteinら、1979年)からHindI IIフラグメントとして単離し、pAYE505のHindIII部位にクロー ニングしてpAYE506を形成した(第1図)。pAYE506は、HSP1 50遺伝子の5′および3′領域が隣接した(flanked)選択可能なマーカー(U RA3)を含む。 HSP150を産生する能力を欠いている菌株を構築するため、DB1 ci r° pAYE316(Sleep ら、1991年)のura3誘導体をランダム化 学的突然変異誘発および5−フルオロ−オロチン酸に対する耐性の選択によって 得た(Boeke ら、1987年)。プラスミドpAYE316は2μmのプラスミ ドを基にしており、酵母PRB1プロモーターの制御下でヒトアルブミンのコー ド配列をADH1ターミネーターおよびLEU2選択可能マーカーと共に含む。 この菌株を100mlの緩衝した最小培地(Yeast Nitrogen Base[アミノ酸な し、硫酸アンモニウムなし、Difco]、(NH42SO45g/リットル、クエン 酸一水和物6.09g/リットル、NaHPO420.16g/リットル、 スクロース20g/リットル、pH6.5)で一晩成育させ、細胞を遠心分離に よって集めた後、滅菌水で1回洗浄した。次いで、細胞を10mlの滅菌水に再 懸濁させ、2mlのアリクウォットを別の15mlFalcon試験管に入れた。次に 、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)の5mg/m l溶液をこの試験管に下記のように加えた。0μl、20μl、40μl、80 μlまたは160μl。次に、細胞を30℃で20分間インキュベーションした 後、遠心分離し、滅菌水で3回洗浄した。最後に、細胞をYEP(1%(w/v )酵母抽出物、2%(w/v)Bacto ペプトン)1mlに再懸濁して、4℃で保 存した。突然変異誘発処理の後に生き残った細胞の割合を、試料の希釈物を2% (w/v)スクロースを含むYEPプレートに広げて30℃で3日間インキュベ ーションすることによって測定した。約50%の生存率となった処理からの細胞 を2%(w/v)スクロースを含むYEPプレート上で成育した後、2%(w/ v)スクロースを含み、5−フルオロ−オロチン酸(1mg/ml)およびウラ シル(50μg/ml)を補足したYNB最小培地上にレプリカ平板法を行った 。この培地で成育することができるコロニーを精製し、これらがウラシル補足の 非存在下で成育できないこと、およびこの欠点は形質転換によってURA3遺伝 子を導入することによって補正することができることを試験によって明らかにし た。 ura3株であるDBU3 cir°(pAYE316)をEcoRIで消化 したpAYE506で形質転換して、Ura+形質転換体を選択した。これらの 形質転換体でのHSP150遺伝子の分断は、HSP150遺伝子の5′および 3′末端を含んでなるフラグメント(pAYE505からのEcoRIフラグメ ント)をプローブとして用いるサザンブロット分析によって確かめた。 次に、酵母を、発酵槽で最小培地中のフェッドバッチ培養によって高細胞密度 まで成育した(Collins、1990年)。簡単に説明すれば、10リットルの作 業容積を有する発酵槽に、濃縮塩混合物(第1表)50ml/リットル、微量元 素溶液(第2表)10ml/リットル、ビタミン混合物(第3表)50ml/リ ットル、およびスクロース20g/リットルを含む初期バッチ培地を5リットル まで満たした。その塩混合物100ml/リットル、微量元素混合物20ml/ リットル、ビタミン溶液100ml/リットル、およびスクロース500g/リ ットルを含む供給培地の等容を計量ポンプによって発酵槽に接続された別の溜め (reservoir)で保持した。水酸化アンモニウムまたは硫酸を自動添加することに よって、pHを5.7±0.2に保持し、温度を30℃に保持した。攪拌速度を 調節して、溶存酸素圧力(tension)を1v/v/分の空気流速で>20%空気飽 和度とした。 発酵槽に、緩衝した最小培地(Yeast Nitrogen Base[アミノ酸なし、硫酸アン モニウムなし、Difco]1.7g/リットル、(NH42SO45g/リットル、 クエン酸一水和物6.09g/リットル、Na2HPO420.16g/リットル 、スクロース20g/リットル、pH6.5)中で成育したS.cerevisiaeの一晩 培養したもの100mlを接種した。初期バッチ発酵は炭素源が消費されてしま うまで進行し、この時点で計量ポンプのスイッチを入れ、原料(feed)の添加をWa ngら(1979年)によって開発されたものに基づいたアルゴリズムを用いてコ ンピューター制御した(マイクロMFCSシステム、B.Braun、メルズンゲン(Melsu ngen)、ドイツ国)。マススペクトロメーターをコンピューター制御系と共に用 いて、発酵による排出ガスを監視し、原料の添加を制御して設定した成育速度( 例えば、0.1時-1)を保持した。炭素基質のバイオマスへの最大転化は、呼吸 係数を1.2未満に保持することによって達成され(Collins、1990年)、 この手段により約100g/リットル細胞乾燥重量の細胞密度を達成することが できる。 発酵ブロスを遠心分離して細胞を除いた後、下記のようにしてアフィニティク ロマトグラフィによる精製を行った。培養上清をCibacron Blue F3GA Sepharose カラム(Pharmacia)を通過させ、次に、これを0.1Mリン酸グリシン緩衝液、 pH8.0で洗浄した。次に、rHAを2M NaCl、0.1M リン酸グリ シン、pH8.0でカラムから溶出した。或いは、アルブミンは、血清または発 酵培地、例えばWO92/04367号明細書、Maurelら(1989年)、Curl ing(1980年)、およびEP524 681号明細書に開示されているもの からアルブミンを精製するための各種の既知の手法のいずれかによって、培地か ら精製することもできる。 Hsp150から精製したrHAの分析では、HSP150タンパク質はこれ らの試料に含まれることが明らかになった。HSP150タンパク質は、ELI SAまたはウェスターンブロッティングのような従来技術を用いて測定した。 抗HSP150抗体はRusso ら(1992)Proc.Nat.Acad.Sci.(USA)89,3671-36 75 に開示されている。実施例2 HSP150タンパク質コード配列を、下記のようにしてクローニングしたH SP150配列の別のフラグメントを用いて欠失させた。 YEp24からのURA3HindIIIフラグメント(実施例1を参照され たい)をHindIIIでpIC19R(Marsh J.L.ら、(1984)Gene 32,481-4 85)にクローニングしてpAYE601を形成した後、SalI/ClaIフラ グメントとして切り取り、XhoIおよびClaI部位でpAYE505へ挿入 してpAYE602を形成した(第2図)。このプラスミドをEcoRIで消化 した後、これを用いてUra+形質転換体に対して選択するDBU3 cir° (pAYE316)を形質転換した。これらの形質転換体でのHSP150遺伝 子の分裂は、実施例1に記載されているサザンブロット分析によって確認した。 従って、この実施例では、HSP150コード配列の全体が除去されるが、実 施例1では、配列が分断されて非機能的タンパク質を生成する。実施例3 サザンブロッティングにより、Hansenula polymorpha(現在はPichia angusta と呼ばれる)でのHsp150同族体を示した。P .angusta遺伝子は、実施例1 および2と同様の方法によって機能的に欠失される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年7月30日 【補正内容】 請求の範囲 1. 酵母を培養して、所望なタンパク質を得ることを含む酵母からの所望な タンパク質の製造法であって、酵母が熱ショックタンパク質150(Hsp15 0)を欠いており、所望なタンパク質がHsp150またはHsp150融合タ ンパク質ではないことを特徴とする方法。 2. 酵母がそのゲノムに欠陥があり、Hsp150タンパク質の生成量が減 少する、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 酵母を培養し、所望なタンパク質を得ることを含む酵母からの所望なタ ンパク質の製造法であって、Hsp150タンパク質がこの酵母によって産生さ れず、所望なタンパク質がHsp150融合タンパク質ではないことを特徴とす る、方法。 4. 所望なタンパク質がアルブミンである、請求の範囲第1〜3項のいずれ か1項に記載の方法。 5. 所望なタンパク質がヒトアルブミンである、請求の範囲第4項に記載の 方法。 6. 酵母がTorulaspora Kluyveromyces Schizosaccharomyces Pichia またはSaccharomyces 種である、請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の 方法。 7. 酵母がS.cerevisiaeである、請求の範囲第6項に記載の方法。 8. 所望なタンパク質が酵母から周囲の培地に分泌され、そこから精製され る、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の方法。 9. 形質転換されてクロマトグラフィ法でHsp150と共精製される所望 なタンパク質を発現する酵母であって、Hsp150を欠いており、所望なタン パク質がHsp150融合タンパク質ではないことを特徴とする酵母。 10. 酵母がそのゲノムに欠陥があり、Hsp150タンパク質の生成量が 減少する、請求の範囲第9項に記載の酵母。 11. 実質的にHsp150タンパク質が酵母によって産生されない、請求 の範囲第9項に記載の酵母。 12. 所望なタンパク質がアルブミンである、請求の範囲第9〜11項のい ずれか1項に記載の酵母。 13. 所望なタンパク質がヒトアルブミンである、請求の範囲第12項に記 載の酵母。 14. 酵母がTorulaspora Kluyveromyces Schizosaccharomyces またはSaccharomyces 種である、請求の範囲第9〜13項のいずれか1項に記載の酵母 。 15. 酵母がS.cerevisiaeである、請求の範囲第14項に記載の酵母。 16. 酵母をDNA構築物で形質転換して、所望なタンパク質を酵母の培養 中に酵母から分泌させる、請求の範囲第9〜15項のいずれか1項に記載の酵母 。 17. (i) 酵母を所望なタンパク質の発現のためのコード配列で形質転換 し、 (ii) 酵母のゲノムを分断して、酵母のHsp150の量が以上に低 くなるようにする、 段階を含んでなり、 段階(i)および(ii)は、いずれの順序で行ってもまたは同時に行ってもよい、 請求の範囲第9〜16項のいずれか1項に記載の、酵母の製造法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI (C12N 1/19 C12R 1:865) (C12P 21/00 C12R 1:865) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 クワーク,アラン ビクター イギリス国ノッティンガム、キャッスル、 ブールバード、キャッスル、コート (番 地なし) デルタ、バイオテクノロジー、 リミテッド内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 酵母を培養して、所望なタンパク質を得ることを含む酵母からの所望な タンパク質の製造法であって、酵母が熱ショックタンパク質150(Hsp15 0)を欠いていることを特徴とする方法。 2. 酵母がそのゲノムに欠陥があり、Hsp150タンパク質の生成量が減 少する、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 実質的にHsp150タンパク質が生成されない、請求の範囲第2項に 記載の方法。 4. 所望なタンパク質がアルブミンである、請求の範囲第1〜3項のいずれ か1項に記載の方法。 5. 所望なタンパク質がヒトアルブミンである、請求の範囲第4項に記載の 方法。 6. 酵母がTorulasporaKluyveromycesSchizosaccharomycesPichiaま たはSaccharomyces種である、請求の範囲第1〜5項のいずれか1項に記載の方 法。 7. 酵母がS.cerevisiaeである、請求の範囲第6項に記載の方法。 8. 所望なタンパク質が酵母から周囲の培地に分泌され、そこから精製され る、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の方法。 9. 請求の範囲第1〜8項のいずれか1項に記載の方法によって製造される タンパク質。 10. 所望なタンパク質を含み、請求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記 載の方法によって製造される培地。 11. 形質転換されて、クロマトグラフィ法でHsp150と共精製される 所望なタンパク質を発現する酵母であって、Hsp150を欠いていることを特 徴とする酵母。 12. 酵母がそのゲノムに欠陥があり、Hsp150タンパク質の生成量が 減少する、請求の範囲第11項に記載の酵母。 13. 実質的にHsp150タンパク質が酵母によって産生されない、請求 の範囲第11項に記載の酵母。 14. 所望なタンパク質がアルブミンである、請求の範囲第11〜13項の いずれか1項に記載の酵母。 15. 所望なタンパク質がヒトアルブミンである、請求の範囲第14項に記 載の酵母。 16. 酵母がTorulasporaKluyveromycesSchizosaccharomycesまたはSac charomyces種である、請求の範囲第11〜15項のいずれか1項に記載の酵母。 17. 酵母がS.cerevisiaeである、請求の範囲第16項に記載の酵母。 18. 酵母をDNA構築物で形質転換して、所望なタンパク質が酵母の培養 中に酵母から分泌されるようにする、請求の範囲第11〜17項のいずれか1項 に記載の酵母。 19. (i) 酵母を所望なタンパク質の発現用のコード配列で形質転換し、 (ii) 酵母のゲノムを分断して、酵母のHsp150の量が異常に低 くなるようにする、 段階を含んでなり、 段階(i)および(ii)は、いずれの順序で行ってもまたは同時に行ってもよい、 請求の範囲第11〜18項のいずれか1項に記載の、酵母の製造法。
JP50056796A 1994-06-07 1995-06-07 酵母菌株 Expired - Lifetime JP3667339B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9411356.0 1994-06-07
GB9411356A GB9411356D0 (en) 1994-06-07 1994-06-07 Yeast strains
PCT/GB1995/001317 WO1995033833A1 (en) 1994-06-07 1995-06-07 Yeast strains

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10501123A true JPH10501123A (ja) 1998-02-03
JP3667339B2 JP3667339B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=10756304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50056796A Expired - Lifetime JP3667339B2 (ja) 1994-06-07 1995-06-07 酵母菌株

Country Status (14)

Country Link
US (1) US5783423A (ja)
EP (1) EP0764209B1 (ja)
JP (1) JP3667339B2 (ja)
KR (1) KR100380532B1 (ja)
AT (1) ATE198624T1 (ja)
AU (1) AU698319B2 (ja)
CA (1) CA2190373C (ja)
DE (1) DE69519856T2 (ja)
DK (1) DK0764209T3 (ja)
ES (1) ES2156602T3 (ja)
GB (2) GB9411356D0 (ja)
GR (1) GR3035568T3 (ja)
PT (1) PT764209E (ja)
WO (1) WO1995033833A1 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2686899B1 (fr) * 1992-01-31 1995-09-01 Rhone Poulenc Rorer Sa Nouveaux polypeptides biologiquement actifs, leur preparation et compositions pharmaceutiques les contenant.
US6274305B1 (en) 1996-12-19 2001-08-14 Tufts University Inhibiting proliferation of cancer cells
GB9902000D0 (en) 1999-01-30 1999-03-17 Delta Biotechnology Ltd Process
US6258559B1 (en) * 1999-03-22 2001-07-10 Zymogenetics, Inc. Method for producing proteins in transformed Pichia
WO2000071738A1 (en) 1999-05-21 2000-11-30 Cargill Dow Llc Methods and materials for the synthesis of organic products
EP2213743A1 (en) 2000-04-12 2010-08-04 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
EP1363992A1 (en) * 2001-02-26 2003-11-26 DSM IP Assets B.V. Method for increasing the intracellular glutamate concentration in yeast
US7507413B2 (en) 2001-04-12 2009-03-24 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
US20050054051A1 (en) * 2001-04-12 2005-03-10 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
WO2002101038A1 (fr) 2001-05-29 2002-12-19 Asahi Glass Company, Limited Procede de construction d'un hote et procede de production d'une proteine etrangere
US7176278B2 (en) 2001-08-30 2007-02-13 Biorexis Technology, Inc. Modified transferrin fusion proteins
WO2003059934A2 (en) 2001-12-21 2003-07-24 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
WO2005003296A2 (en) 2003-01-22 2005-01-13 Human Genome Sciences, Inc. Albumin fusion proteins
AU2002364586A1 (en) 2001-12-21 2003-07-30 Delta Biotechnology Limited Albumin fusion proteins
WO2003066824A2 (en) 2002-02-07 2003-08-14 Aventis Behring Gmbh Albumin-fused kunitz domain peptides
GB0217033D0 (en) 2002-07-23 2002-08-28 Delta Biotechnology Ltd Gene and polypeptide sequences
GB0224082D0 (en) * 2002-10-16 2002-11-27 Celltech R&D Ltd Biological products
WO2006067511A1 (en) 2004-12-23 2006-06-29 Novozymes Delta Limited Gene expression technique
US9057061B2 (en) 2003-12-23 2015-06-16 Novozymes Biopharma Dk A/S Gene expression technique
GB0329722D0 (en) 2003-12-23 2004-01-28 Delta Biotechnology Ltd Modified plasmid and use thereof
GB0329681D0 (en) 2003-12-23 2004-01-28 Delta Biotechnology Ltd Gene expression technique
CN101511868B (zh) 2006-07-24 2013-03-06 比奥雷克西斯制药公司 毒蜥外泌肽融合蛋白
US9505823B2 (en) * 2006-08-07 2016-11-29 TEV A Biopharmaceuticals USA, Inc. Albumin-insulin fusion proteins
WO2009019314A1 (en) 2007-08-08 2009-02-12 Novozymes A/S Transferrin variants and conjugates
JP2012516878A (ja) 2009-02-06 2012-07-26 ノボザイムス バイオファーマ デーコー アクティーゼルスカブ 精製プロセス
KR101722961B1 (ko) 2009-02-11 2017-04-04 알부메딕스 에이/에스 알부민 변이체 및 접합체
EP2964666B1 (en) * 2013-03-06 2020-11-18 GlaxoSmithKline LLC Host cells and methods of use
EP3030710B1 (en) 2013-08-09 2017-10-11 Novozymes A/S Reducing content of hexenuronic acids in cellulosic pulp
US11739166B2 (en) 2020-07-02 2023-08-29 Davol Inc. Reactive polysaccharide-based hemostatic agent
US12161777B2 (en) 2020-07-02 2024-12-10 Davol Inc. Flowable hemostatic suspension
JP2024500994A (ja) 2020-12-28 2024-01-10 デボル,インコーポレイテッド タンパク質及び多官能化変性ポリエチレングリコール系架橋剤を含む反応性乾燥粉末状止血用材料

Also Published As

Publication number Publication date
CA2190373A1 (en) 1995-12-14
ATE198624T1 (de) 2001-01-15
JP3667339B2 (ja) 2005-07-06
WO1995033833A1 (en) 1995-12-14
AU698319B2 (en) 1998-10-29
EP0764209A1 (en) 1997-03-26
DK0764209T3 (da) 2001-03-19
AU2626295A (en) 1996-01-04
CA2190373C (en) 2003-01-07
US5783423A (en) 1998-07-21
KR100380532B1 (ko) 2004-03-24
EP0764209B1 (en) 2001-01-10
PT764209E (pt) 2001-05-31
GB9411356D0 (en) 1994-07-27
GB2302329B (en) 1998-04-29
DE69519856D1 (de) 2001-02-15
ES2156602T3 (es) 2001-07-01
GR3035568T3 (en) 2001-06-29
GB9622229D0 (en) 1996-12-18
GB2302329A (en) 1997-01-15
DE69519856T2 (de) 2001-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10501123A (ja) 酵母菌株
KR100372514B1 (ko) 효모균주및변형된알부민
KR101262682B1 (ko) 유전자 발현 기술
JP2548105B2 (ja) ヒト−インシユリン様成長因子の製造方法
EP0625202B1 (fr) Serum-albumine humaine, preparation et utilisation
JP5631533B2 (ja) 遺伝子発現技術
US20130244277A1 (en) Gene Expression Technique
EP1530639B1 (en) Polypeptides comprising a modified human serum albumin secretion pre-sequence with improved secretion yield
US5132404A (en) Method of purifying human serum albumin using organic carboxylic acids and acetyl tryptophan
EP3642343B1 (en) Improved protein expression strains
JP4282771B2 (ja) 改良されたタンパク質発現菌株
EP0656419A1 (en) Method of highly purifying human serum albumin
JP2743207B2 (ja) Cpb―iの製造方法並びにこれに用いる組換えプラスミドおよび形質転換酵母
JP3772355B2 (ja) ヒト血清アルブミンの製造方法
Kim High-level expression of beta-lactoglobulin in Pichia pastoris and study on its chymosin-sensitive mutants
JPH0538287A (ja) ウサギプレプロ血清アルブミン遺伝子、該遺伝子を含む組換えプラスミドdna、該組換えプラスミドdnaで形質転換された微生物及び該微生物を用いたウサギ血清アルブミンの製造方法
JPH08168380A (ja) 酵母の高発現ベクタープラスミド用dna断片

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040720

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041020

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080415

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term