JPH10502058A - アリール、アルキル、アルケニルおよびアルキニルマクロライド - Google Patents

アリール、アルキル、アルケニルおよびアルキニルマクロライド

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JPH10502058A JP8502401A JP50240195A JPH10502058A JP H10502058 A JPH10502058 A JP H10502058A JP 8502401 A JP8502401 A JP 8502401A JP 50240195 A JP50240195 A JP 50240195A JP H10502058 A JPH10502058 A JP H10502058A
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Abstract

(57)【要約】 下記一般構造式(I)を有するアリール、アルキル、アルケニルおよびアルキニルマクロライドを、シクロヘキシル環のC−30、C−33および/またはC−34を修飾することによって好適な前駆体から製造した。これらのマクロライド系免疫抑制剤は、哺乳動物宿主において、自己免疫疾患、感染症の治療、および/または異物臓器移植の拒絶および/または関連する危害、疾患および疾病の予防に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 アリール、アルキル、アルケニル およびアルキニルマクロライド 発明の概要 本発明は、哺乳動物において、自己免疫疾患(例:若年型または成人型発症糖 尿病、多発性硬化症、ならびに慢性関節リウマチ、肝臓疾患、後ブドウ膜炎、ア レルギー性脳脊髄炎および糸球体腎炎)、免疫抑制、感染性疾患の治療:および /または他者臓器移植片(例:骨髄、腎臓、肝臓、心臓、皮膚、小腸および膵臓 島細胞の移植片で異種移植片を含む)の拒絶の防止;炎症性・過増殖性皮膚疾患 および免疫介在性疾病の皮膚発現(例:乾癬、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎 、さらには湿疹性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、扁平苔癬、天疱瘡、水疱性類天疱瘡、 表皮水疱症、蕁麻疹、血管浮腫、血管炎、紅斑、皮膚好酸球増加症、紅斑性狼瘡 または円形脱毛症)、男性型脱毛症、老人性脱毛症、可逆性閉塞性気道疾患(特 に、粘膜および血管の炎症である喘息)、サイトメガロウィルス感染、多薬剤抵 抗性、特発性血小板減少性紫斑病、ベーチェット症候群、結膜炎、クローン病、 モーレン潰瘍、ぶどう膜炎、重度眼内炎症および/または虚血に関連する肝臓損 傷の局所治療に有用なアリール、ア ルキル、アルケニルおよびアルキニルマクロライドに関する。本発明の化合物は さらに、5α−レダクターゼ阻害薬、シクロスポリン、カリウムチャンネル開口 薬またはリン脂質との併用で、哺乳動物ホストにおいて脱毛、特に男性型脱毛症 、女性型脱毛症、老人性脱毛症または円形脱毛症の治療にも有用である。さらに 、本発明の化合物の中には拮抗的性質を持つものもあり、免疫抑制活性の抑制お よび/または他の免疫抑制剤の毒性軽減に利用することができるものもある。 詳細には、本発明は下記一般式Iの化合物に関するものである。 式中、Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf、R2、R3、R4、R5、R10、R12、R13 、Wおよびnは以下に定義される通りである。 本発明はさらに、上記化合物を含有する医薬組成物ならびにある種の危害、疾 患および疾病の治療および予防のための本化合物および他薬剤の使用方法に関す るものでもある。当業界における開示の簡単な説明 藤沢薬品(Fujisawa)の米国、欧州および日本の特許および特許出願(199 0年1月16日発行の米国特許4894366号欧州特許出願公開01841 62号 および特開昭63−17884)ならびに文献(J Am.Chem.Soc.,1987,109 ,5031およびJ.Antibiotics 1987,40,1249)には、上記化合物の製造のた めの原料である17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4” −ヒドロキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23 ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ オキサ−4−アザトリシクロ−[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エ ン−2,3,10,16−テトラオン(FR−900506)(FK−506) (L−679934)お よび17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキ シ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジ メトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4 −アザトリシクロ−[22.3.1.04.9]−オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン(FR−900520)ならびに関連化合物が開示 されている。前記原料(FR−900506)の合成はすでに報告されている(J.Am.Chem.Soc. ,1989,111 ,1157)。サンド(Sandoz)の米国特許(米国特許 5011844号 )および欧州特許出願(欧州特許出願公開0356399号) には、FR−900506および17位での誘導体の立体異性体が開示されてい る。ファイソンス(Fisons)の欧州および国際特許出願(欧州特許出願公開032 3042号 およびPCT出願公開WO89/05304号)には、FR−900 506、FR−900520および関連化合物の各種誘導体が開示されている。 サンドの欧州特許出願(欧州特許出願公開0437680号)には、FR−90 0506、FR−900520および関連化合物のクロロ、ブロモ、ヨードおよ びアジド誘導体が開示されている。アボット(Abbott)の特許 出願(PCT公開WO93/04680号)には、FR−900506、FR− 900520および関連化合物のある種のC−32およびC−33誘導体が開示 されている。メルクの欧州特許出願(欧州特許出願公開0428365号)には 、FR−900506、FR−900520および関連化合物の各種アミノ誘導 体が開示されている。藤沢薬品の英国特許出願(英国特許出願公開GB2245 891A号)には、FR−900506、FR−900520および関連化合物 の各種アリール(低級アルキル)およびヘテロアリール誘導体が開示されている 。メルクの米国特許5247076号5250678号および5252732 には、FR−900506、FR−900520および関連化合物の各種アリ ールおよびヘテロアリール誘導体が開示されている。メルクの米国特許5284 877号 には、FR−900506、FR−900520および関連化合物のC −17アルキルおよびアルケニル誘導体が開示されている。発明の背景 免疫調節異常は、全身性紅斑性狼瘡、慢性関節リウマチ、1型糖尿病、2型成 人発症型糖尿病、炎症性腸疾患、胆汁性肝硬 変、ぶどう膜炎、多発性硬化症ならびにクローン病,潰瘍性大腸炎,水疱性類天 疱瘡、サルコイドーシス、乾癬、魚鱗癬およびグレーブス(Graves)眼病などの 他の疾患のような非常に多様な「自己免疫」および慢性炎症疾患において存在す ることが明らかになっている。それらの状態のそれぞれについての基礎病因は全 く異なっている可能性があるが、それらは共通して各種の自己抗体および自己反 応性リンパ球の外観を持つ。そのような自己反応性は一部には、正常な免疫系が 働く恒常性制御が失われたことによると考えられる。 同様に、骨髄移植または臓器移植後に、宿主のリンパ球が他者組織抗原を認識 し、抗体を産生し始め、それによって移植片拒絶が起こる。 自己免疫または拒絶のプロセスの最終的結果の一つは、炎症細胞とその細胞が 放出するメディエイタによって起こされる組織破壊である。NSAIDおよびコ ルチコステロイドなどの抗炎症薬は、原則としてそれらのメディエイタの効果ま たは分泌を遮断することによって作用するが、その疾患の免疫的基礎状態の改善 には役立たない。他方、シクロホスファミドなどの細胞毒性薬は非特異的に作用 することから、正常な反応と自己免 疫反応の両方を遮断する。実際、そのような非特異的免疫抑制剤を投与された患 者は、その自己免疫疾患から解放されるに連れて、感染を受けやすくなる。 米国FDAによって1983年に承認されたシクロスポリンAは現在、移植臓 器の拒絶予防用に最も多く使用される薬剤となっている。その薬剤は、身体の免 疫系が体内の多量に蓄えられた保護剤を移動させて移植片の異種蛋白を拒絶する のを抑制することによって作用するものである。シクロスポリンAは移植片拒絶 と戦うには有効であるが、腎毒性であり、腎不全、肝機能異常および消化管不調 などのいくつかの好ましくない副作用を起こすことが知られている。 それより副作用が少ない、より安全な新たな薬剤についての研究が、当業界で は常に行われている。 23員の三環式マクロライド系免疫抑制剤である下記式のタクロリマス(tacr olimus;FR−900506;FK−506)(17−アリル−1,14−ジヒ ドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メトキシシクロヘキシル )−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27 −テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザ トリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10, 16−テトラオン)およびその関連化合物がタナカら(Tanaka,Kurodaら,藤沢 薬品;J.Am.Chem,Soc .,1987,109,5031および1990年1月16日発行の 国特許4894366号 参照)によって単離・特性決定され、それらが顕著な免 疫抑制活性を有することが明らかになっている。 藤沢薬品の米国特許(1990年5月29日発行の米国特許4929611号お よび1990年9月11日発行の米国特許4956352号)には、移植に対す る抵抗の処置において、FK−506型の化合物の使用が開示されている。詳細 には、 FR−900506はin vitroでの免疫系の抑制においてシクロスポリンより1 00倍高い効果を持つことが報告されている(J,Antibiotics 1987,40,1256) 。さらに、それらの化合物は炎症性および過増殖性皮膚疾患ならびに免疫介在疾 病の皮膚発現の治療において局所活性を有すると言われている(欧州特許出願公 開0315978号 )。 化合物FK−506および関連化合物はさらに、気道閉塞性疾患、詳細には喘 息(PCT公開WO90/14826号)、男性型脱毛症または老人性脱毛症(欧州特許出願公開0423714号 )、慢性関節リウマチ(C.Arita, et al., C linicalexp .Immunol .,1990, 82 ,456-461 ;N.Inamura, et al., Clin.Immun ol.Immunopathol. 1988,46,82-90)、成人発症型糖尿病(N.Murase, et al ., Diabetes ,1990,.39,1584-86 ;N,Murase,et al .,Lancet ,1990,336 ,3 73-74)、後ブドウ膜炎(H.Kawashima, Invest.Ophthalmol ,Vis.Sci.,1988,2 9 ,1265-71)、虚血関連の肝臓損傷(M,Sakr,et al .,Life Sci.,1990,4768 7-91)、アレルギー性脳脊髄炎(K.Deguchi, et al., Brain Nerve,1990,42, 391-97)、糸球体腎炎(J.McCauley,et al ., Lancet ,1990, 335,674)、 全身 性紅斑性狼瘡(K.Takabayashi, et al., Clin,Immunol.Immunopathol ,1989,51 ,110-117)、多剤耐性(M.Naito, et al., Cancer Chemother .Pharmacol. ,1992,29,195-200)、粘膜および血管の炎症(PCT公開WO92/177 54号 )、サイトメガロウィルス感染(英国公開GB2247620A)ならび に特発性血小板減少性紫斑病およびバセドー氏病(PCT公開WO91/194 95号 )の治療に有用であることが示唆されている。発明の詳細な説明 A.発明の範囲 本発明の新規化合物は下記構造式Iの構造を有するかあるいはその化合物の医 薬的に許容される塩である。 式中、 Raは、 (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-6アルコキシ、 (4)アリール−C1-6アルコキシ、 (5)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX,YおよびZ である)、 (6)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX,YおよびZ である)、 (7)ヘテロアリール−C1-3アルコキシ、 (8)置換ヘテロアリール−C1-3アルコキシ(ヘテロアリールの置換基はX ,YおよびZである)、 (9)未置換または置換ヘテロアリールオキシ(ヘテロアリールの置換基はX ,YおよびZである)、 (10)−OCO−C1-6アルキル、 (11)−OCONR67、および (12)−OR11 からなる群から選択され; Rbは、 (1)水素、および (2)ヒドロキシ から選択されるか、あるいは RaとRbが一緒になってオキソ基を形成し; Rc、RdおよびReは独立に、 (1)−A−R1(R1は以下に定義される通りであり、Aは独立に (a)−O−、 (b)−S−、および (c)−NR6(R6は以下に定義される通りである)から選択される);あ るいは (2)水素 であり、ただしRc、RdおよびReのうちの少なくとも一つは水素以外であり; あるいはRcとそれに隣接する水素原子とでオキソ基を形成することができ; Rfは水素であるか、あるいはRfとReが一緒になって二重結合を形成するこ とができ; R1は、 (1)C1-10アルキル (2)置換C1-10アルキル(そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は独立に (i)水素、 (ii)未置換または (a’)アリール(未置換またはX、YおよびZによって置換されてい る)、 (b’)ヘテロアリール(未置換またはX、YおよびZによって置換さ れている)、 (c’)−OH、 (d’)C1-6アルコキシ、 (e’)−CO2H、 (f’)−CO2−C1-6アルキル、 (g’)−C3-7シクロアルキル、および (h’)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されているC1-10アルキル、 (iii)未置換または (a’)アリール(未置換またはX、YおよびZによって置換されてい る)、 (b’)ヘテロアリール(未置換またはX、YおよびZによって置換さ れている)、 (c’)−OH、 (d’)C1-6アルコキシ、 (e’)−CO2H、 (f’)−CO2−C1-6アルキル、 (g’)−C3-7シクロアルキル、および (h’)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されているC3-10アルケ ニルから選択されるか、あるいは (iv)R6とR7およびそれらが結合しているNとが、未置換または置換の 3〜7員の複素環を形成していても良く、その複素環はO、S(O)p、NR14 (R14は水素または未置換もしくはフェニルによって置換されたC1-6アルキル であり、pは0、1もしくは2である)からなる群から独立に選択される1もし くは2個の別のヘテロ原子を有し、その複素環の例としてはモルホリン、チオモ ルホリン、ピペリジンまたはピペリジンなどがある)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基で置換されている)、 (3)置換または未置換のC1-10アルキル(1以上のアルキ ル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C−、−CO NR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基によって置 換されており、そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (4)C1-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有する)、 (5)置換C1-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有し、その アルキルまたはアルケニルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX)YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通 りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (6)C2-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有し、1個以上 のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C− 、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基に よって置換されている)、 (7)置換C2-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有し、1個 以上のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2 C−、−CONR6−、 −NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基によって置換されて いても良く、そのアルキルまたはアルケニルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX)YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (8)C2-10アルキニル(そのアルキニルは1〜4個の二重結合を有する)、 (9)置換C2-10アルキニル(そのアルキニルは1〜4個の二重結合を有し、 そのアルキルまたはアルキニルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (10)C2-10アルキニル(アルキニルは1〜4個の二重結合を有し、1個以上 のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C− 、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基に よって置換されている)、 (11)置換C2-10アルキニル(アルキニルは1〜4個の二重結合を有し、1個 以上のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2 C−、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される 基 によって置換されていても良く、そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (12)アリール、 (13)ヘテロアリール、 (14)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (15)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)からなる群から 選択され; R2は、 (1)水素、 (2)C1-10アルキル、 (3)置換C1-10アルキル(1個以上の置換基は、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)C1-6アルコキシ、 (d)アリール−C1-3アルコキシ、 (e)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (f)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (g)−OCO−C1-6アルキル、 (h)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (i)−NR6CO−C1-6アルキル−R7(R6およびR7は上記で定義した 通りである)、 (j)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (k)−CHO、 (l)−OR11、および (m)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される)、 (4)C3-10アルケニル、 (5)置換C3-10アルケニル(1個以上の置換基は、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)C1-6アルコキシ、 (d)アリール−C1-3アルコキシ、 (e)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (f)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (g)−OCO−C1-6アルキル、 (h)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (i)−NR6CO−C1-6アルキル−R7(R6およびR7は上記で定義した 通りである)、 (j)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (k)−CHO、 (l)−OR11、および (m)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される)、 (6)C3-10アルキニル、 (7)置換C3-10アルキニル(1個以上の置換基が、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)C1-6アルコキシ、 (d)アリール−C1-3アルコキシ、 (e)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (f)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (g)−OCO−C1-6アルキル、 (h)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (i)−NR6CO−C1-6アルキル−R7(R6およびR7は上記で定義した 通りである)、 (j)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (k)−CHO、 (l)−OR11、および (m)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される) から選択され; R3は、水素、ヒドロキシ、−OR11またはC1-6アルコキシであり; R4は水素であるか、あるいはR3とR4が一緒になって二重結合を形成してお り; R5はメチル、エチル、プロピルまたはアリルであり; R10は水素、ヒドロキシ、−OR11またはフッ素であり; R11は、 (a)−PO(OH)O-+(M+は正電荷を持つ無機または有機の対イオ ンである)、 (b)−SO3 -+、 (c)−CO(CH2qCO2 -+(qは1〜3である)、 (d)−CO−C1-6アルキル−NR67(R6およびR7は上記で定義した 通りであり、そのアルキルは未置換であるかまたは (i)ヒドロキシ、 (ii)C1-6アルコキシ、 (iii)−NR1617(R16およびR17は独立に、 (a’)水素、および (b’)C1-6アルキル から選択される)、 (iv)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (v)フェニル、 (vi)置換フェニル(置換基はX、YおよびZである)、 (vii)ヘテロアリール、 (viii)−SH、 (ix)−S−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されている) から選択され; R12はOH、Hであるか、あるいはR12およびR13が一緒になって二重結合を 形成しており; WはO、(H,OH)または(H,H)であり; X、YおよびZは独立に、 (a)水素、 (b)未置換または (i)アリール、 (ii)置換アリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (iii)ヘテロアリール、 (iv)置換ヘテロアリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (v)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX’、Y’ およびZ’である)、 (vi)−OR6、 (viii)−OR11、 (viii)−OCOR6、 (ix)−OCO26、 (x)−NR67、 (xi)−CHO、 (xii)−NR6COC1-6アルキル−R7、 (xiii)−NR6CO21-6アルキル−R7、 (xiv)−NR6CONR67、 (xv)−OCONR67、 (xvi)−CONR67 から選択される1以上の基によって置換されたC1-10アルキル、 (c)C1-10アルキル(1個以上のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、 −S(O)p−、−CO2−、−O2C−、−CONR6−、−NR6CO−、−N R6CONR7−、−CO−、−CH(OH)−、アルケニルもしくはアルキニル から選択される基によって置換され、そのアルキルは未置換であるかあるいは、 (i)アリール、 (ii)置換アリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (iii)ヘテロアリール、 (iv)置換ヘテロアリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (v)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX’、Y’ およびZ’である)、 (vi)−OR6、 (vii)−OR11、 (viii)−OCOR6、 (ix)−OCO26、 (x)−NR67、 (xi)−CHO、 (xii)−NR6COC1-6アルキル−R7、 (xiii)−NR6CO21-6アルキル−R7、 (xiv)−NR6CONR67、 (xv)−OCONR67、 (xvi)−CONR67 から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (d)アリール、 (e)置換アリール(置換基はX’、Y’またはZ’である)、 (f)ヘテロアリール、 (g)置換ヘテロアリール(置換基はX’、Y’またはZ’である)、 (h)置換および未置換アリールオキシ(置換基はX’、Y’またはZ’で ある)、 (i)置換および未置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX’、Y’または Z’である)、 (j)−NO2、 (k)ハロゲン、 (l)−NR67、 (m)−CN、 (n)−CHO、 (o)−CF3、 (p)−SR8(R8は水素、C1-6アルキル、トリフルオロメチルもしくは フェニルである)、 (q)−SOR8、 (r)−SO28、 (s)−CONR67、 (t)R9O(CH2m(R9は水素、C1-6アルキル、ヒドロキシ−C2-3ア ルキル、−CF3、フェニル、R11もしくはナフチルであり、mは0、1、2も しくは3である)、 (u)−CH(OR12)(OR13)(R12およびR13はC1-3アルキルであ るか、あるいは両者で一緒になってエチルまたはプロピルの架橋を形成している )、 (v)R9CO(CH2m(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (w)R92C(CH2m(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (x)−R11 から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい) から選択されるか、あるいは X、YおよびZのいずれか2個が結合して、5、6または7個の環原子を有す る飽和環を形成しても良く、その環原子には1または2個の酸素が含まれており 残りの環原子は炭素であって、例えばジオキソラニルまたはジオキサニルであり ; X’、Y’およびZ’は独立に、 (a)水素、 (b)C1-7アルキル、 (c)C2-6アルケニル、 (d)ハロゲン、 (e)−NO2、 (f)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (g)−CN、 (h)−CHO、 (i)−CF3、 (j)−SR8(R8は水素、C1-6アルキル、トリフルオロメチルもしくは フェニルである)、 (k)−SOR8(R8は上記で定義の通りである)、 (l)−SO28(R8は上記で定義の通りである)、 (m)−CONR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (n)R9O(CH2m−(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (o)−CH(OR12)(OR13)(R12およびR13は上記で定義した通り である)、 (p)R9CO(CH2m−(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (q)R92C(CH2m−(R9およびmは上記で定義した通りである) 、 (r)−R11 から選択され; nは1または2である。 本発明の化合物は不斉中心を持ち、本発明は全ての光学異性体およびそれらの 混合物を含むものである。 さらに、炭素−炭素二重結合を有する化合物にはZ体とE体が生じる場合があ り、その化合物のあらゆる異性体は本発明に含まれる。 いずれかの基(例:アルキル、アリール、R6、R7、R8、R9、R10、R11な ど)がいずれかの基または式Iに複数回使用されている場合、各場合についての その基の定義は、他の全ての場合におけるその基の定義とは独立である。 本明細書で使用する場合、「アルキル」という用語は、直鎖、分岐もしくは環 状の形のいずれかである所定数の炭素を有するアルキル基を含むものである。「 アルキル」の例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、 sec−およびtert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、シクロプロ ピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、ノル ボルニルなどがある。「アルコキシ」は、酸素架橋を介して結合した指定数の炭 素原子のアルキル基を表し、例としてはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブト キシお よびペントキシがある。 「アルカノイル」とは、指定された炭素数を有するアルキルカルボニル基を含 むものであり、例としてはホルミル、アセチル、プロパノイルおよびブチリルが ある。「アルカノイロキシ」とは、酸素架橋を介して結合した指定の炭素数を有 するアルキルカルボニル基を含むものであり、例としてはホルミルオキシ、アセ トキシ、プロピオノイルオキシおよびブチリルオキシがある。「アルケニル」と は、直鎖もしくは分岐のいずれかの形を有し、鎖のいずれの箇所にも存在し得る 少なくとも1個の不飽和を有する指定の炭素数の炭化水素鎖を含むものであり、 例えばエテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ジメチルペンテニルなど があって、該当する場合にはE体およびZ体を含むものである。「アリールアル キル」とは、炭素数1〜6の直鎖もしくは分岐のアルキル基を介して結合した本 明細書に定義のアリール基を表し、例えばベンジル、フェネチル、3,3−ジフ ェニルプロピルなどがある。本明細書で使用される「ハロゲン」とは、フッ素、 塩素、臭素およびヨウ素を意味する。 当業者には明らかなように、医薬的に許容される塩とは、塩酸塩、硫酸塩、リ ン酸塩、二リン酸塩、臭化水素酸塩および硝 酸塩などの無機酸の塩、あるいはマロン酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石 酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、メタンスルホン酸塩、p−ト ルエンスルホン酸塩もしくはパモ酸塩、サリチル酸塩およびステアリン酸塩など の有機酸の塩などがあるが、これらに限定されるものではない。同様に医薬的に 許容される陽イオンとしては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウ ム、リチウムおよびアンモニウム(特に、式HNR67のアミンとのアンモニウ ム塩)イオンなどがあるが、これらに限定されるものではない。 本明細書で使用されるヘテロアリール基には、いずれも置換されていても良い アクリジン、カルバゾール、シンノリン、ジベンゾフラン、ジベンゾチオフェン 、キノキサリン、ピラゾール、インドール、イミダゾール、ベンズイミダゾール 、ベンゾトリアゾール、フラン、ベンゾフラン、キノリン、イソキノリン、ピラ ジン、ピリダジン、ピリジン、ピリミジン、ピロールなどがある。 式Iの化合物においては、ヘテロアリール基は、利用可能な炭素原子もしくは 窒素原子(存在する場合)において適宜にX、YおよびZで置換されていても良 いが、ヘテロアリール環の窒 素原子にある種のX、YおよびZが置換している化合物は比較的不安定な場合が あり、そのような化合物は好ましくない。 アリール基すなわち芳香族の基には、フェニルもしくはナフチルなどがあり、 それらはアルキル、アルケニル、ハロゲン、カルボキシル、CHO、アミノ、モ ノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノアルキル、モノアルキルアミノア ルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、ア ルキルスルホニル、トリフルオロメチル、アミド、モノアルキルアミド、ジアル キルアミド、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、R11O−アルキル、アルコキシ 、アルコキシアルキル、ホルムアミド、アルキル−CO2−、ホルムアミドアル キル、アルキル−CO2−アルキル−、カルボキシル、アルキル−CO2H、アル キル−O2C−、アルキル−O2C−アルキル−およびOR11からなる群から独立 に選択される1〜3個の基によって置換されていても良い。 本発明では、式Iの化合物において、 Raが (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-6アルコキシ、および (4)−OR11 からなる群から選択され; Rbが水素であり; Rc、RdおよびReが独立に、 (1)−O−R1(R1は以下に定義の通りである)および (2)水素 であり、ただしRc、RdおよびReのうちの少なくとも1個は水素以外のもので あり; Rfが水素であり; R1が、 (1)置換C2-6アルキル(そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)ヒドロキシ、 (g)オキソ、および (h)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されている)、 (2)置換もしくは未置換C2-6アルキル(そのアルキル炭素の1個以上が、 −NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C−、−CONR6−、 −NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基によって置換されて おり、そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)ヒドロキシ、 (g)オキソ、および (h)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されていても良い)、 (3)置換C3-6アルケニル(そのアルケニルは1もしくは2個の二重結合を 有し、そのアルキルもしくはアルケニルは (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX)YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)ヒドロキシ、 (g)オキソ、および (h)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されていても良い) から選択されるのが好ましい。 さらには、式Iの化合物において、 Raが (1)ヒドロキシ、および (2)C1-6アルコキシ から選択され; R2が (1)水素、 (2)メチル、 (3)エチル、 (4)プロピル、 (5)アリル、 (6)−R11、 (7)−C2-3アルキル−OH、および (8)−C2-3アルキル−OR11 から選択され; R3が (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)−OR11 から選択されるか、あるいはR3とR4が一緒になって二重結合を形成しており; R10が水素、ヒドロキシ、フッ素または−OR11であり; R12がヒドロキシ、水素であるか、あるいはR13とともに二重結合を形成して おり; WがOまたは(H,H)であり; nが2であることが好ましい。 式Iの化合物において、 R1が下記の基から選択されるのがさらに好ましい。 [式中、XはH、3−CH3、3−F、4−CH3S、4−CF3、3,5−( CH32、3−NO3、3−OCH3、4−OCH3、4−OCH2Ph、4−OC H2Ph(4−OCH3)、3−HOPh] から選択される。 本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は、以下の複素芳香族基 を含むものであり、それらには示した通りのX、YおよびZによる置換があって もよく、式中Qは−N(X)−、−O−、−S−、−SO−もしくは−SO2− である。 式Iの化合物において、ヘテロアリールが下記のものからなる群から選択され ることが好ましい。 式中、Xは上記で定義した通りである。 本発明の化合物の代表的なものには、以下の化合物などがある。 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3 ”−メトキシシクロヘキセン−5”−イル)一1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物1); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3 ”−メトキシシクロヘキセン−2”−イル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物2); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ジヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18 −エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物3); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(インドール− 23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28 −ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18− エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物4); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(m−メトキシフェニロキシ)シクロヘキシル)−1 ’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テト ラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物5); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−ビフェニロキシ)シクロヘキシル)−1’−メ チルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ ル− 11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物6); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−ヒドロキシフェニロキシ)シクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物7); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−トリロキシ)シクロヘキシル)−1’−メチル ビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル− 11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物8); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−ヒドロキ シエチルフェニロキシ)シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン(化合物9); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(o−フルオロフェニロキシ)シクロヘキシル)−1 ’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テト ラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物10); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ビスアリロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23, 25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオ キサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン− 2,3,10,16−テトラオン(化合物11); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’− (3”−メトキシ−4”−ヒドロキシ−5”−アリロキシシクロヘキシル)−1 ’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テト ラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物12); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−アリロキシ−5”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル] −23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,2 8−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18 −エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物13); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ビスベンジロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23 ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン −2,3,10,16−テトラオン(化合物 14); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−ベンジロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル ]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11, 28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−1 8−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物15); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ベンジロキシ−5”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル ]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11, 28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−1 8−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物16); 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(3”,4”−ビスオキソシ クロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19 ,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[2 2.3.1. 04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物1 7); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ビスオキソシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン(化合物18); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3 ”−メトキシシクロヘキセン−5”−イル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物19); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−オキソ−6”一エチルアミノシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]− 23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28 −ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物20); またはこれらの化合物の医薬的に許容される塩。 B.本発明の範囲内の化合物の製造 本発明の化合物の製造用の原料は、下記式IIで表される。 式中、 R2は水素またはメチルであり; R3は水素、ヒドロキシまたはC1-6アルコキシであり; R4は水素であるか、あるいはR3およびR4が一緒になって二重結合を形成し ており; R5はメチル、エチル、プロピルまたはアリルであり; R10は水素、ヒドロキシまたはフッ素であり; R12は水素またはヒドロキシであり; R12は水素であるか、あるいはR12とR13とが一緒になって二重結合を形成し ており; WはO、(H,OH)または(H,H)であり; nは1または2である。 式IIの化合物の製造および特性決定については、文献から公知である(199 0年1月16日発行の米国特許4894366号;1990年5月29日発行の米国特許4929611号 ;1966年4月15日発行の米国特許324459 2号欧州特許出願公開0323042号欧州特許出願公開0356399号特開昭63−17884j.Am.Chem.Soc .,1987, 109,5031;J.Antibioti cs ,1987,40,1249,J.Antibiotics ,1988,41(11),1592;およびJ.Antibiotic s ,1992,45(1),118参照)。生物発酵法および合成法のいずれも行われている 。式IIの化合物に至る合成経路は、J.Am.Chem.Soc.,1989, 111,1157に記載の経 路の変法が含まれるものとすることができる。 現在当業界では、生物発酵後に合成による修飾を行う方法 が、式IIの化合物の製造法として好まれている。水系の栄養培地に入れた、Stre ptomyces tsukubaensis ,No.9993およびStreptomyces hygroscopicus,var. asc omycetis ,No.14891などのストレプトミセス属に属する微生物は、単離可能な量 で所望の化合物を産生する。その栄養培地には、好ましくは好気的条件下で同化 性の炭素および窒素源を含ませる。発酵では4種類の式IIの化合物が製造され、 それらは(A)R2がメチルであり、WがOであり、R3がヒドロキシであり、R4 が水素であり、R5がアリルであり、nが2であるもの;(B)R2がメチルで あり、WがOであり、R3がヒドロキシであり、R4が水素であり、R5がエチル であり、nが2であるもの;(C)R2がメチルであり、WがOであり、R3がヒ ドロキシであり、R4が水素であり、R5がメチルであり、nが2であるもの;( D)R2がメチルであり、WがOであり、R3がヒドロキシであり、R4が水素で あり、R5がアリルでり、nが1であるものである。 単離したStreptomyces tsukubaensis ,No.9993の凍結乾燥サンプルを微工研に 、寄託番号FERM P-7886 で寄託し(寄託日:1984年10月5日)、次にFERM BP-927 という新たな寄託 番号下に1985年10月19日に同じ受託機関でブダペスト条約ルートに変え た。 上記の発酵で製造された4種類の化合物を用いて、式IIのそれ以外の化合物を 容易に製造することができる。R5のアリルは例えば米国特許4894366号 に記載のような公知の方法によって容易に還元してプロピルとすることができる 。R3のヒドロキシは、例えば欧州特許出願公開0323042号に開示のよう な公知の方法によって保護することができる。同様に、C−4”のヒドロキシも 保護することができる。さらに、R3のヒドロキシは、還元して水素とするかあ るいは脱離させてR4とともに二重結合を形成させることができる(米国特許4 894366号欧州特許出願公開0323042号または欧州特許出願公開0 413532号 に開示の方法によって)。Wのカルボニルは、欧州特許出願公開 0323042号 に開示の方法あるいは欧州特許出願公開0445975号に開 示の方法によって還元して、アルコールとすることができる。 生成したEのメチルは水素で置換するかあるいは脱メチル化後必要に応じて所 望の通りに保護することができる。Eがメチルの化合物の脱メチル化は、式IIの 化合物を供給原料として用 いる発酵反応で実施することができる。例えば、上記式IIの化合物の中の化合物 Aは、微生物Actinomycetales ATCC No.53771(米国特許4981792号に記 載)を用いるか、あるいは微生物Streptomyces tsukubaensis , No.9993(欧州 特許出願公開0353678号 に記載)を用いることによって上記のEで脱メチ ル化することができる。同様に、上記の式IIの中の化合物Bは、微生物Actinopl anacete sp .ATCC No.53771(欧州特許出願公開0349061号に記載)を用 いることによって上記のEで脱メチル化することができる。さらに、EがHであ り、WがOであり、R3がヒドロキシであり、R4が水素であり、R5がエチルで あり、nが2である式IIの化合物は、突然変異微生物Streptomyces hygroscopic us sup.ascomyceticus ,No.53855(Streptomyces hygroscopicus sup.ascomycet icus ,No.14891のブロック突然変異株)(欧州特許出願公開0388152号に 記載のもの)を用いる発酵によって直接製造することができる。同様に、Eが水 素であり、WがOであり、R3がヒドロキシであり、R4が水素であり、R5がメ チルであり、nが2である式IIの化合物は、突然変異微生物Streptomyces hygro scopicus sup.ascomyceticus,No.53855 (Streptomyces hygroscopicus sup,ascomyceticus,No.14891のブロック突然変 異株)(欧州特許出願公開0388153号に記載のもの)を用いる発酵によっ て直接製造することができる。C−3”のヒドロキシは、例えば米国特許489 4366号 に開示のようなR3および/またはC−4”のヒドロキシ基の保護に ついて公知の方法に類似の方法によって保護することができる。 ヒドロキシの好適な保護基には、メチルチオメチル、エチルチオメチル;トリ メチルシリル、トリエチルシリル、トリブチルシリル、トリイソプロピルシリル 、t−ブチルジメチルシリル、トリ−t−ブチルシリル、メチル−ジフェニルシ リル、エチルジフェニルシリル、t−ブチルジフェニルシリルなどの三置換シリ ル;アセチル、ピバロイルベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、4−ニトロベ ンゾイルおよびカルボン酸から誘導される芳香族基で置換された脂肪族アシルな どのアシル等の当業界で公知の基などがある。 式IIの化合物A、B、CおよびD、それらを製造する微生物、発酵条件、分離 法および生成物の化学修飾については、1990年1月16日付けの米国特許4 894366号 、 1990年5月29日発行の米国特許4929611号および1992年5月5 日発行の米国特許5110811号に詳しく記載されている。 本発明の新規化合物の新規な製造方法を以下に示す。その場合、R、R1、R2 、R3、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、Wおよびnは別段 の断りがない限り、上記で定義した通りである。以下に説明する合成経路を検討 すれば、当業者には、以下に示す合成において適切な反応物および試薬の切り換 えによって式Iの範囲内の他の化合物を合成できることは容易に理解できるもの である。 反応図式A C−3”、C−4”および/またはC−14ヒドロキシ基の保護は、塩化メチ レン溶液での2,6−ルチジンおよびトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプ ロピルシリルによる処理;塩化メチレン溶液での2,6−ルチジンおよびトリフ ルオロメタンスルホン酸t−ブチルジメチルシリルによる処理;塩化メチレン溶 液でのピリジンおよび無水酢酸による処理;塩化メチレン溶液でのピリジンおよ び塩化ベンゾイルによる処理;塩化メチレン溶液でのピリジンおよびp−ニトロ ベンゾイルクロライドによる処理;塩化メチレン溶液でのイミダゾールおよびt −ブチルジフェニルシリルクロライドによる処理などの式IIの化合物について当 業界で公知の方法によって行うことができる。例えば、反応図式Aに示したよう に、C−4”,14−ジヒドロキシ−C−3”−メトキシマクロライドは、塩 化メチレン中でトリフルオロメタンスルホン酸t−ブチルジメチルシリルによる 処理によって、t−ブチルジメチルシリルエーテルとしてC−14で保護して、 C−4”,14−ジ−O−TBDMSマクロライドを与えることができる。メタ ノール中トルエンスルホン酸による処理によって、C−4”シリルエーテルの選 択 的脱離が生じて、C−14−O−TBDMSマクロライドが得られる。別法と しては、アセトニトリル中、0℃の2.5%HFを使用する。反応図式B 本発明で請求される化合物の一つの主要中間体は、ケトンであって、それは アルコールの酸化によて容易に製造される。各種の方法を用いて、ケトンを 製造することができる。それには、スウェルン(Swern)反応(オキサリルクロ ライド、DMSOおよびトリエチルアミン(Et3N)の塩化メチレン溶液)の 使用などがある。非常に優れた作用を行う別の試薬は、一般にジョーンズ試薬と 呼ばれる。これはクロム酸と硫酸の水溶液である。反応図式C 反応図式Cに示したように、室温で塩化メチレンなどの不活性溶媒中でトリフ ルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリルおよびトリエチルアミ ンによって処理することによってケトンなどの化合物について公知の方法で、 シリルエノールエーテルの生成を行うことができる。トリフルオロメタンスルホ ン酸トリイソプロピルシリルなどの他のトリフルオロ メタンスルホン酸トリアルキルシリル類も使用することができる。反応図式D 反応図式Dに示したように、エノンおよびを製造することができる。その ケトンのテトラヒドロフラン、エーテルもしくはジメトキシエタンなどの溶媒の 溶液を−30℃より低い温度で1時間以内(ただし、好ましくは30分間)にて 、リチウムヘキサメチルジシラジドまたはリチウムジイソプロピルアミドその他 のリチウム化アミン塩基で処理する。次にその反応混合物を、フェニルセレニル クロライドまたはN−フェニルセレノフタルイミドなどの他の一般に使用される セレン化剤で反応停止して、中間体のセレナイドを得ることができる。そのセレ ンは、−30℃〜室温の温度で、テトラヒドロフランなどの溶媒中、過酸化水素 水もしくは過酢酸もしくはジメチルジオキシランなどによる処理のような、セレ ナイドを酸化してセレノキサイドにするのに一般的に使用されるほとんどの反応 により脱離させることができる。反応図式E 反応図式Eに示したように、エノンはなどのシリルエノー ルエーテルをアセトニトリル中酢酸パラジウム(II)およびベンゾキノンによっ て処理することによって製造することもできる。この方法は、トリメチルシリル エノールエーテルもしくはトリイソプロピルシリルエノールエーテルを用いても 行うことができる。さらに、この方法は酢酸パラジウム(II)およびベンゾキノ ンの使用に限定されるものではない。その変換はさらに、酢酸パラジウム(II) 単独、ベンゾキノン単独あるいはビス(アセトニトリル)パラジウム(II)クロ ライドなどの他のパラジウム触媒を用いることによって行うこともできる。反応図式F 反応図式に示したように、補助酸化剤としてN−メチルモルホリンN−オキサ イドを用い四酸化オスミウム触媒を用い、次に室温で塩化メチレン、ベンゼン、 トルエンなどの不活性溶媒中でp−トルエンスルホン酸またはカンファースルホ ン酸、メタンスルホン酸などの他の酸によってその中間体付加物の加水分解を行 うことによって、シリルエノールエーテルを酸化してα−ヒドロキシケトンと することができる。そうして製造されたα−ヒドロキシケトンを、水素化ホウ素 ナトリウムトリアセトキシによって(それに限定するものではない)還元して、 ジオールとすることができる。水素化ホウ素カリウムトリフェニル、水素化ホ ウ素ナトリウム、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの他の還元剤も使用する ことができる。反応図式G 反応図式Gに示したように、アリールもしくはヘテロアリールエーテル誘導体 を製造することができる。そのアルコールの塩化メチレン、ベンゼン、トルエン 、クロロホルムなどあるいはそれらの混合液のような不活性有機溶媒溶液を、2 0〜50℃の温度、好ましくは室温で、1時間〜7日間、好ましくは1日、触媒 量の酢酸銅(II)の存在下にトリアリールもしくはトリヘテロアリールビスマス のジ酢酸塩試薬(トリアリールもしくはトリヘテロアリールビスマス炭酸塩を塩 化メチレン、クロロホルムなどあるいはそれらの混合液のような不活性有機溶媒 に入れた懸濁液に酢酸を加えて、使用直前に製造したもの)で処理することによ って、O−アリールもしくはヘテロアリール誘導体を得ることができる。例えば 、Arが5−(1−メチル)インドリル、m−メトキシフェニル、p−ビフェニ ル、p−ヒドロキシフェニル、p−トリル、o−フルオロフェニル、p−(2− ヒドロキシエチル)フェニルである化合物を製造するこ とができる。別法として、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼン、トルエンな どの不活性溶媒中で、過酢酸、ヨウ化ベンゼン二酢酸化合物、ビス(トリフルオ ロアセトキシ)ヨードベンゼンなどの好適な酸化剤でトリアリールもしくはトリ ヘテロアリールビスムチンを処理することによって、トリアリールもしくはトリ ヘテロアリールビスマス(V)試薬を製造することができる。そのトリアリール もしくはトリヘテロアリールビスマス(V)試薬は精製せずに使用することがで きるか、あるいはシリカゲルクロマトグラフィーによって精製することができる 。トリアリールもしくはトリヘテロアリールビスムチンは、室温ましくは室温付 近で1〜48時間にわたり、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルもしくは1 ,4−ジオキサンまたはそれらの混合液などの不活性有機溶媒中、適切なアリー ルもしくはヘテロアリールのグリニャル試薬と三塩化ビスマスとを反応させるこ とによって製造することができる。トリヘテロアリールビスマス試薬の製造およ び使用における一般的方法については、バートンらの報告(Barton,D.H,E.,et al .,J.Chem.Soc .Chem.Commun .,65,1986)およびそれに引用の参考文献に 記載されている。反応図式H 反応図式Hに示したように、その図式に示したもののような一般に使用される 酢酸エステル製造法のいずれかを用いて、9などのアリールエーテルをアセチル 化することができる。その場合、塩化メチレン、ベンゼン、トルエン、クロロホ ルムなどの不活性溶媒中、−30℃〜室温の温度で45分間にわたって、アリー ルエーテルを無水酢酸およびトリエチルアミンと触媒の4−ジメチルアミノピリ ジンとで処理することができる。アセチルクロライドなどをアセチル化剤として 用いることができ、ピリジンその他のアミン塩基を塩基として用いることができ る。反応図式I 反応図式Iに示したように、C−32およびC−33(さらにはC−30およ びC−34も)を、ベンジルもしくはアルケニルトリクロロアセトイミデート試 薬を用いて、多くの方法で修飾することができる(すなわち、R1がアリルもし くはベンジルであることができる)。塩化メチレン、クロロホルム、ペンタン、 ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタンまたはそれらの混合液などの不活性溶媒中 、20〜50℃の温度で、1時間〜7日間にわたり、トリフルオルメタンスルホ ン酸、p−トルエ ンスルホン酸、メタンスルホン酸またはそれらの混合物などの温和な酸触媒の存 在下に、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニルもしくはヘテロア リールアルキニルのトリクロロアセトイミデート試薬(ヴェッセルらの報告(We ssel,H.P.,Iversen,T.,Bundle,D.R.,J,Chem,Soc.Perkin Trans. I,1985 ,2247)に記載のように、適切なナトリウムアルコキシドとトリクロロアセトニ トリルとの反応によって製造されたもの)と、そのヒドロキシ基を反応させて、 O−アルキルマクロライドを得ることができる。反応図式J 反応図式Jに示したように、ジオールの酸化によってジオン14を製造する ことができる。各種の方法を用いてジオン14を製造することができる。それに は、スウェルン反応の変法(フェニルジクロロホスフェート、DMSOおよびト リエチルアミン(Et3N)の酢酸イソプロピル溶液を使用)またはスウェルン 反応(オキサリルクロライド、DMSOおよびトリエチルアミン(Et3N)の 塩化メチレン溶液)の使用などがある。使用することができる別の試薬としては 、クロム酸と硫酸の水溶液であるジョーンズ試薬である。反応図式K 反応図式Jに示したように、メトキシジオールの酸化によってメトキシジオ ン15を製造することができる。各種の方法を用いてメトキシジオン15を製造 することができる。それには、スウェルン反応の変法(フェニルジクロロホスフ ェート、DMSOおよびトリエチルアミン(Et3N)の酢酸イソプロピル溶液 を使用)またはスウェルン反応(オキサリルクロライド、DMSOおよびトリエ チルアミン(Et3N)の塩化メチレン溶液)の使用などがある。使用すること ができる別の試薬としては、クロム酸と硫酸の水溶液であるジョーンズ試薬であ る。反応図式L 反応図式Lに示したように、メタノール、エタノール、イソプロパノール、水 などおよびそれらの混合液などの溶媒中、室温で必要なアミンでエノン5を処理 することによってアミン付加物を生成することができる。上記の水酸基を有する 溶媒と混合溶媒として、テトラヒドロフラン、エーテルなどの他の溶媒を併用す ることもできる。実施例で記載のエチルアミン以外にも、ベンジルアミン、メチ ルアミン、ジメチルアミン、プロピ ルアミンなども使用することができる。ただし、一級アミンに限定されるもので はない。反応図式M 反応図式Mに示したように、ベンゼンまたはトルエンなどの不活性有機溶媒中 、40〜60℃の温度で、約0.5〜6時間または14−ヒドロキシ基を脱離さ せるだけの期間にわたり、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸もしく はメタンスルホン酸で処理することによって、マクロライドの14−ヒドロキシ 基を脱離させることができる。飽和重炭酸ナトリウム水溶液などの弱塩基の水溶 液を用いる中和によって、14,15−デヒドロマクロライド23が得られる。 14−ヒドロキシ基は、米国特許4894366号に記載された方法に従って、 活性化とそれに続く塩基による脱離によって脱離させることもできる。 他に競合するオレフィンが存在しない場合には、多くの接触水素化法のいずれ かを利用することで、化合物23を還元して飽和の類縁化合物24とすることが できる。反応図式N 本質的に反応図式Nの方法によって、C−20位に水酸基ま たはフッ素を導入することができる。エタノールなどのアルコール性溶媒中、ピ リジン存在下に溶媒環流温度で二酸化セレンによる処理を行って、好適に保護さ れたマクロライド28のC−20位を酸化することで、20−ヒドロキシマクロ ライド(29)が得られる。その20−ヒドロキシマクロライドについてさらに 、当業者には公知の方法により、アルキル化、アシル化またはホスホリル化によ ってC−20位での誘導体化を行って、エーテル、エステルまたはリン酸誘導体 を得ることもできる。さらに図示したように、塩化メチレン、クロロホルムなど の不活性有機溶媒中、約0℃〜−90℃、好ましくは約−78℃の温度で20− ヒドロキシマクロライド29をジエチルアミノ硫黄トリフルオライドで処理する ことによって、20−フルオロ−4”,14−ジ−OTBSマクロライド(30 )が得られる。反応図式Jの手順は、反応図式A〜Mの方法の前、それらと同時 あるいはそれらの後に行うことができる。反応図式O 好適に修飾・保護された化合物31は、トリカルボニルの部分で修飾すること ができる。2位のケトン基はいくつかの方法を用いて選択的に還元することがで きる。低温下にイソプロパ ノール中で化合物31と水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)を反応させるこ とによって、化合物32を得ることができる。別法として、−78℃でヨウ化サ マリウム(SmI2)をTHF/メタノールに加えたものを徐々に昇温して室温 としたものも有効である。 C2−ヒドロキシの類縁化合物32は、2段階反応でメチレン誘導体33に変 換することができる。最初の段階では、例えばメタンスルホン酸無水物を用いた 活性化によりメタンスルホン酸エステルを生成しなければならない。それはピリ ジン中で行うことができる。第2段階では、酸素化雰囲気でEt3Nを含むDM Fなどの溶媒中でパラメトキシベンジルメルカプタン(PMB−SH)などのメ ルカプタン試薬との反応が必要である。その一連の反応は良好な収率で行うこと ができる。 反応図式Oの方法は、反応図式A−Nの方法の前、それらと同時あるいはそれ らの後に行うことができる。反応図式P 化合物34のC−1ヒドロキシ基は、低温下にトリフェニルホスフィン(Ph3 P)およびジエチルアゾジカルボキシレート(DEAD)のTHF溶液を用い る脱水によって脱離させて、 デヒドロ誘導体35を得ることができる。 化合物35は、共役還元による選択的還元を行って飽和の類縁化合物36とす ることができる。特に有効な試薬の一つは、−78℃とした水素化ホウ素トリフ ェニルカリウム(KHBPh3)のTHF溶液である。 反応図式Pの方法は、反応図式A〜Nの方法の前、それらと同時あるいはそれ らの後に行うことができる。 保護基および合成段階の順序を好適に選択することによって、可能な種類の置 換を全て行うことができる。 上記で説明した反応に従って得られる式Iの目的化合物は、抽出、沈殿、分別 結晶、再結晶、クロマトグラフィーなどの従来の方法で単離・精製することがで きる。 上記の反応およびそこで得られた反応混合物の後処理では、式Iの目的化合物 の不斉炭素または二重結合によって生じる原料化合物および目的化合物の立体異 性体は場合によって他の立体異性体に変換できることがあり、そのようなものも 本発明の範囲に含まれることは、留意すべき点である。 本発明においては、不斉中心を有する化合物はラセミ体、ジアステレオマー混 合物および個々のジアステレオマーとして得 られる場合があり、それらの化合物の異性体はいずれも本発明に含まれる。それ らは、マクロライドFR−900506の部分に対する合成経路およびマクロラ イドFR−900506自体の全合成について記載した刊行物に開示のものなど の方法によって製造することができる(J.Am.Chem.Soc .1989,111 ,1157;J. Am.Chem.Soc .1990,112 ,2998;J.Org.Chem.1990,55,2786;J.Am.Chem .S oc .1990,112 ,5583;Tetrahedron Lett.1988,29,277 ;Tetrahedron Let t .1988,29,281 ;Tetrahedron Lett.1988,29,277 ;Tetrahedron Lett.1 988,29,281 ;Tetrahedron Lett.1988,29,3895;J.Org.Chem.1988,53,4 643;Tetrahedron Lett.1988,29,4245;Tetrahedron Lett.1988,29,4481 ;J.Org.Chem.1989,54,9 ;J.Org .Chem .1989,54,11;J.Org.Chem.1989 ,54,12;J.Org.Chem.1989,54,15;J.Org.Chem.1989,54,17;Tetrahedro n Lett .1989,30,919 ;Tetrahedron Lett.1989,30,1037;J.Org.Chem.19 89,54,2785;J.Org.Chem.1989,54,4267;Tetrahedron Lett.1989,30,52 35;Tetrahedron Lett.1989,30,6611;Tetrahedron Lett.1989,30,6963;Synlett .1990,38;J.Org.Chem.1990,55,2284;J.Org. Chem .1990,55,2771;J .Org.Chem.1990,55,2776;Tetrahedron Lett.19 90,31,1439;Tetrahedron Lett.1990,31,1443;Tetrahedron Lett.1990,31 ,3007;Tetrahedron Lett.1990,31,3283,3287)。 本発明の化合物は各種の無機および有機の酸および塩基と塩を形成することが でき、そのような塩も本発明の範囲に含まれる。そのような酸付加塩(本明細書 でM−として定義される負電荷の対イオン)の例としては、酢酸塩、アジピン酸 塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、樟脳 酸塩、カンファースルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、ヘミ硫酸塩 、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、メタ ンスルホン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレン スルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、過硫酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸塩 、プロピオン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、トシル酸塩およびウンデカン酸塩な どがある。塩基の塩(本明細書でM+として定義される正電荷の対イオン)には 、アンモニウム塩、ナトリウム塩,リチウム塩およびカリウム塩などのアルカリ 金属塩、カルシウム塩およびマグネシウム塩などのアルカ リ土類金属塩、ジシクロヘキシルアミン塩,N−メチル−D−グルカミンなどの 有機塩基の塩、ならびにアルギニン,リジンなどのアミノ酸との塩などがある。 さらに、塩基性の窒素を有する基は、メチル、エチル、プロピルおよびブチルの 塩化物、臭化物およびヨウ化物などの低級アルキルハライド;ジメチル、ジエチ ル、ジブチルなどの硫酸エステルのようなジアルキル硫酸エステル;ジアミル硫 酸塩;デシル、ラウリル、ミリスチルおよびステアリルの塩化物、臭化物および ヨウ化物などの長鎖ハライド;臭化ベンジルなどのアラルキルハライドなどの試 薬により4級化することができる。無毒性の生理的に許容される塩が好ましい。 ただし、他の塩も生成物の単離または精製などにおいて有用である。 それらの塩は、遊離塩基型の生成物を1当量以上の適切な酸と、その塩が不溶 である溶媒もしくは媒体中、あるいは減圧下に、あるいは凍結乾燥または得られ ている塩のアニオンを好適なイオン交換樹脂上の別のアニオンに交換することに よって除去される水などの溶媒中で反応させる等の従来の手段によって生成する ことができる。 C.本発明の範囲内の化合物の利用 式Iの化合物は、式IIの化合物について先行技術で公知の方法および用量で免 疫抑制剤または抗菌化合物として使用することができる。それらの化合物は、免 疫抑制活性、抗菌活性などの薬理活性を有し、従って移植に対する抵抗性または 臓器もしくは組織(異種移植を含む、心臓、腎臓、肝臓、肺、骨髄、角膜、膵臓 、小腸、四肢、筋肉、皮膚、神経、骨髄、十二指腸、小腸、骨髄、皮膚、膵臓島 細胞など)の移植拒絶;骨髄移植による対宿主移植片疾患;慢性関節リウマチ、 全身性紅斑性狼瘡、ネフローゼ症候群性紅斑、橋本甲状腺炎、多発性硬化症、重 症筋無力症、I型糖尿病、II型糖尿病、成人発症型糖尿病、ブドウ膜炎、ネフロ ーゼ症候群、ステロイド依存性およびステロイド抵抗性ネフローゼ、手掌−足蹠 膿疱症、アレルギー性脳脊髄炎、糸球体腎炎などの自己免疫疾患;ならびに病原 性微生物によって引き起こされる感染症の治療および予防に有用である。 式Iの化合物はさらに、炎症性、増殖性および過増殖性皮膚疾患ならびに、乾 癬、乾癬性関節炎、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎およびさらには湿疹性皮膚 炎、脂漏性皮膚炎、扁平苔癬、天疱瘡、水疱性類天疱瘡、表皮水疱症、蕁麻疹、 血管浮腫、 血管炎、紅斑、皮膚好酸球増加症、アクネ、円形脱毛症、好酸球性筋膜炎および アテローム性硬化症などの免疫介在性疾患の皮膚発現の治療にも有用である。さ らに詳細には、式Iの化合物は、脱毛防止、毛髪発生および/または毛髪形成お よび毛髪成長の促進を行うことによって、毛髪の回復、例えば男性型もしくは女 性型脱毛症または老人性脱毛症の治療などに有用である。 式Iの化合物はさらに、例えばサルコイドーシス、肺線維症、特発性間質性肺 炎ならびに喘息(気管支喘息、アレルギー性喘息、内因性喘息、外因性喘息およ び塵埃喘息、特には慢性もしくは難治性喘息(例:遅発性喘息および気道過反応 性)など)、気管支炎などの状態を含む可逆性気道閉塞疾患の治療にも有用であ る。 本発明の化合物にはさらに、角結膜炎、春期カタル、ベーチェット病関連のブ ドウ膜炎、角膜炎、ヘルペス性角膜炎、円錐角膜、角膜上皮変性症、角膜白斑、 眼天疱瘡、モーレン潰瘍、強膜炎、グレーブス(Graves')眼病、重度眼内炎症 などのある種の眼病も適応である。 式Iの化合物はさらに、腫瘍細胞の多薬剤耐性の治療(すな わち、化学療法薬の活性および/または感受性の強化)、粘膜もしくは血管の炎 症(ロイコトリエンB4介在性疾患、胃癌、虚血性疾患および血栓症によって生 じる血管損傷、虚血性腸疾患、炎症性腸疾患(例:クローン病および潰瘍性大腸 炎)、壊死性全腸炎)あるいは熱傷、サイトメガロウィルス感染、特にはHCM V感染に関連する小腸病変の予防または治療にも有用である。 さらに、式Iの化合物は、間質性腎炎、グッドパスチャー症候群、溶血性−尿 毒性症候群および糖尿病性腎障害などの腎臓疾患;多発性筋炎、ギラン−バレー 症候群、メニエール病および神経根症から選択される神経疾患;甲状腺機能亢進 症およびバセドー氏病などの内分泌疾患;純粋赤血球無形成、無形成性貧血、形 成不全性貧血、特発性血小板減少性紫斑、自己免疫性溶血性貧血、顆粒球減少症 および赤血球生成欠如などの血液疾患;骨粗鬆症などの骨疾患;サルコイドーシ ス、肺線維症および特発性間質性肺炎などの呼吸疾患;皮膚筋炎、尋常性白斑、 尋常性魚鱗癬、光アレルギー性敏感性および皮膚T細胞リンパ腫などの皮膚疾患 ;動脈硬化症、大動脈炎症候群、多発性動脈炎性結節および心筋症などの循環系 疾患;コラーゲンを含む強 皮症、ウェジナー肉芽腫症およびシェーグレン症候群;脂肪症;好酸球性筋膜炎 ;歯囲疾患;ネフローゼ症候群;溶血性−尿毒性症候群;および筋ジストロフィ ーの治療または予防にも有用である。 さらに、本発明の化合物では、小児脂肪便症、直腸炎、好酸球性胃腸炎、肥満 細胞症、クローン病および潰瘍性大腸炎などの腸の炎症/アレルギーなどの疾患 ;ならびに例えば片頭痛、鼻炎および湿疹などの消化管から遠い症状発現を有す る食物関連のアレルギー性疾患の治療も適応である。 本発明の化合物はさらに、肝臓再生活動および/または肝細胞の肥厚および過 形成を刺激する活動をも有する。従って、その化合物は、免疫原性疾患(例:自 己免疫性肝炎、原発性胆汁性肝硬変および硬化誘発性(sclerosing)胆管炎)、 部分肝臓切開、急性肝臓壊死(例:毒物、ウィルス性肝炎、ショックもしくは低 酸素症によって生じた壊死)、B型ウィルス性肝炎、非A非B肝炎および肝硬変 などの肝臓疾患の治療および予防に有用である。 本発明の化合物はさらに抗菌剤としての使用も示され、従って、病原性微生物 などによって起こる疾患の治療に使用するこ とができる。 式Iの化合物はさらに、免疫抑制(AIDS、HIV感染、癌、老人性痴呆、 外傷(創傷治癒、手術およびショックを含む)、慢性細菌感染およびある種の中 枢神経系疾患)、免疫抑制化合物の過量投与もしくは毒性の予防または治療にお いて、ならびにワクチン形成における抗原の投与に対する佐剤として有用である と考えられる。 本発明の医薬組成物は例えば固体、半固体または液体の形の医薬製剤の形で使 用することができ、それには有効成分としての本発明の化合物1以上を外用、小 腸投与もしくは非経口投与に適した有機もしくは無機の担体もしくは賦形剤との 混合で含有させる。有効成分は例えば、錠剤、ペレット、カプセル、坐剤、液剤 、乳剤、懸濁液、他のあらゆる使用に適した形態のもの用の通常の無毒性の医薬 的に許容される担体とともに成形することができる。使用することができる担体 は、水、グルコース、ラクトース、アカシアガム、ゼラチン、マニトール、スタ ーチペースト、マグネシウムトリシリケート、タルク、コーンスターチ、ケラチ ン、コロイド状シリカ、ポテトスターチ、尿素および液体、半固体もしくは液体 の形での製剤の製造での使 用に好適な他の担体であり、さらには補助剤、安定剤、増粘剤および着色剤なら びに芳香剤を使用することができる。例えば、式Iの化合物は、ほぼ1990年 4月10日発行の米国特許4916138号に記載のようなヒドロキシプロピル メチルセルロースと、あるいはほぼ欧州特許出願公開0428169号に記載の ような界面活性剤とともに使用することができる。経口投与剤は、ほぼホンドら の報告(T.Hondo, et al., Transplantation Proceedings,1987,XIX ,Supp. 6,17-22によって記載された方法に従って調製することができる。外用の製剤は 、ほぼ欧州特許出願公開0423714号に記載の方法に従って調製することが できる。有効な目的化合物は、疾患のプロセスまたは状態に対して所望の効果を 生じるだけの量で医薬組成物中に含有させる。 免疫異常によって引き起こされる状態および疾患の治療には、式Iの化合物を 、経口的、局所的、非経口的、吸入スプレーにて、あるいは直腸的に、従来の医 薬的に許容される無毒性の担体、補助剤および媒体を含有する用量単位製剤で投 与することができる。本明細書で使用される非経口という用語には、皮下注射、 静脈注射、筋肉注射、胸骨内注射または注入法が含まれ るものである。 可逆性気道閉塞疾患の治療では、式Iの化合物は、特に粉剤の形での肺への吸 入によって投与することが好ましい。 FK−506型の免疫抑制剤の活性および/または毒性を改善する場合、式I の化合物をFK−506型化合物の投与の前に、その投与と同時に、あるいはそ の投与の後に投与することができる。 式Iの化合物は、適宜に、抗増殖剤との併用で用いることができる。特に好ま しいのは、アザチオプリン(AZA)、ブレキナー(brequinar)ナトリウム、 デオキシスペルグアリン(DSG)、ミザリビン(mizaribine)、ミコフェノー ル酸モルホリノエステル(RS−61443)、シクロスポリンおよびラパマイ シンからなる群から選択される抗増殖薬との併用である。 式Iの化合物はさらに、 (1)5α−レダクターゼ阻害薬、 (2)シクロスポリン、 (3)カリウムチャンネル開口剤(ミノキシジルなど)、または (4)リン脂質 と併用(あるいはさらにこれらを含有する医薬組成物で使用)することもできる 。 そのような併用療法は、脱毛予防、毛髪発生および/または毛髪形成および毛 髪成長の促進を行うことで、男性型脱毛症、女性型脱毛症、老人性脱毛症または 円形脱毛症の治療などの毛髪回復に特に有用である。 そのような併用療法はさらに、男性型脱毛症、尋常性アクネ、脂漏症および女 性多毛症のアンドロゲン過剰状態の治療にも有用である。 それらの状態および疾患の併用療法では、式Iの化合物を他薬剤より先に、そ の薬剤と同時に、あるいはその薬剤の後に投与することができる。 毛髪回復の場合、式Iの化合物を局所的または経口的に投与することができる 。シクロスポリンは局所的または経口的に投与することができる。5α−レダク ターゼ阻害薬またはカリウムチャンネル開口薬は局所的または経口的に投与する ことができるが、それを頭皮に局所的に塗布することが好ましい。しかしながら 、単位用量製剤の場合、好ましい投与形態は局所投与 である。本発明の毛髪回復組成物は、経皮投与または皮膚へのスプレーによって 投与するのが特に好ましい。 本発明の化合物の用量レベルは、1日当たり約0.005mg〜約50mg、 好ましくは1日当たり約0.1mg〜約10mgのレベルであって、上記で示し た状態の治療に有用である(患者の体重が70kgとすると、患者当たりで1日 に約0.7mg〜約3.5mg)。さらに、本発明の化合物は間欠的に投与する ことができる。すなわち、1日1回、週2回、週1回、半月に1回または月1回 の間隔とすることができる。 担体と組み合わせて単位用量製剤を形成することができる有効成分の量は、治 療される宿主と特定の投与形態次第で変わるものである。例えば、ヒトでの経口 投与用の製剤には、有効成分0.5mg〜5gを、適切かつ簡便な量(組成物全 体の約5〜約95%)の担体とともに成形して含有させることができる。単位用 量製剤には通常、有効成分を約0.01〜約500mg、好ましくは約0.5m g〜約100mg含有させる。外用の場合、式Iの化合物は例えば0.0001 %〜60重量%、好ましくは0.001〜10重量%、最も好ましくは0.00 5〜0.8重量%の範囲内で製剤化することができる。 しかしながら、特定の患者についての具体的な用量レベルは使用される具体的 な化合物、年齢、体重、全身の健康状態、性別、食事、投与時間、投与経路、排 泄速度、併用薬剤および治療を受けている特定疾患の重度などの各種因子によっ て決まる。 以下の実施例は本発明を説明するために提供されるものであり、本発明の範囲 または精神を限定するものと理解すべきではない。原料中間体の製造 実施例1 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メ トキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−1 3,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ クロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16− テトラオン 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ −3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン −2,3,10,16−テトラオン500mgのベンゼン7mL溶液に、p−ト ルエンスルホン酸10mgを加え、溶液を60℃で2時間攪拌した。反応混合物 を飽和重炭酸ナトリウム水で反応停止し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機 層を水および飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで脱水し 、濃縮した。残留物についてシリカゲルでのクロマトグラフィーを行って(酢酸 エチル:ヘキサン:メタノール=66%:33%:1%)、生成物350mgを 得た。その生成物を酢酸エチル10mLに溶かし、5%Rh/C 15mgを加 えた。水素を含むバルーンを反応混合物上に設置し、反応が完結するまで混合物 を攪拌した。混合物を珪藻土で濾過し、濃縮し、残留物についてクロマトグラフ ィーを行って(CH2Cl2:MeOH:ヘキサン=75%:5%:20%)、生 成物294mgを得た。実施例2 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”,3”−ジヒドロキシオ キシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13 ,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシク ロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テ トラオン 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ −3”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジ メトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4 −アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3, 10,16−テトラオン(210mg)と触媒量のp−トルエンスルホン酸のベ ンゼン(40mL)溶液を窒素雰囲気下に4時間環流した。溶媒を減圧下に除去 し、暗色残留物についてクロマトグラフィーを行って(シリカゲル、イソプロパ ノール7%/CH2Cl2)、17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−( 4”,3”−ジヒドロキシオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−2 3,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28− ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−14,1 8−ジエン−2,3,10,16−テトラオン(180mg)を白色固体として 得た。この生成物をエタノール(20mg)に溶かし、5%Rh/C(40mg )で処理した。バルーンを用いて水素を30分間導入し、混合物をセライト濾過 した。溶媒除去後クロマトグラフィー(シリカゲル)を 行って、標題化合物172mgを得た。質量分析、1Hおよび13C NMRデー タは標題の構造と一致していた。実施例3 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メ トキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−トリイソプロピル−シ リルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル −11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタ コス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 段階3A 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−トリイソプロピルシリ ルオキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−ト リイソプロピルシリルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’− (4”−ヒドロキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル] −23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,2 8−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18 −エン−2,3,10,16−テトラオン(120mg)の脱水塩化メチレン( 15mL)溶液を冷却し(0℃)、その溶液に2,6−ルチジン(64.3mg )と次にトリフルオロメタンスルホン酸トリイソプロピルシリル(184mg) を加えた。反応温度を室温まで上げ、窒素雰囲気下に終夜攪拌した。水10mL を加えて反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を洗浄(水、飽和NaHC O3、飽和NaCl)し、脱水(無水MgSO4)した。溶媒除去後シリカゲルで のクロマトグラフィー(ヘキサン70%/酢酸エチル)によって、生成物150 mgを得た。質量分析:(FAB)1110(M++Li)。段階3B 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メ トキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−トリイソプロピルシリ ルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル− 11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 上記の製造で得られた標題化合物(680mg)を塩化メチレン(45mL) に溶かし、攪拌しながらp−トルエンスルホン酸の10%メタノール(45mL )溶液を加えた。混合物を室温で攪拌し、反応進行をTLC分析によって追跡し た。4時間後、飽和重炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで3回抽出した 。通常の後処理と溶媒除去、そして次にシリカゲルカラムでの精製(酢酸エチル 80%/ヘキサン)を行って、標題化合物560mgを白色固体として得た。質 量分析:(FAB)954(M++Li)。実施例4 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メ トキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−t−ブチルジメチルシ リルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル −11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタ コス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 段階4A 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−t−ブチルジメチルシ リルオキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14− t−ブチルジメチルシリルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21 ,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3 .1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ −3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザ トリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10, 16−テトラオン(395mg)の脱水塩化メチレン(15mL)溶液を冷却し (0℃)、その溶液に2,6−ルチジン(160mg)と次にトリフルオロメタ ンスルホン酸t−ブチルジメチルシリル(250mg)を加えた。反応液を窒素 雰囲気下に攪拌し、次に温度を室温まで上げた。6時間後、水10mLを加えて 反応停止し、酢酸エチルで抽出した。有機層を洗浄(水、飽和NaHCO3、飽 和NaCl)し、脱水(無水MgSO4)した。減圧下に溶媒除去することで粗 生成物500mgを得た。質量分析:(FAB)1023(M++Li)。段階4B 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メ トキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−t−ブチルメチルシリ ルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル− 11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 段階4Aからの生成物(500mg)をアセトニトリル (20mL)に溶かし、フッ化水素酸(48%)100mLを加えた。反応液を 室温で20分間攪拌し、飽和重炭酸ナトリウムで反応停止し、酢酸エチルで抽出 した。減圧下に溶媒除去し、そして次にシリカゲルでのクロマトグラフィー(酢 酸エチル80%/ヘキサン)を行って、生成物300mgを得た。質量分析、1 Hおよび13C NMRデータは標題化合物と一致していた。実施例5 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−t−ブチルジメチルシ リルオキシ−3”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23 ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン −2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(3”,4”−ジヒドロキシ シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,1 9,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[ 22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16− テトラオン(実施例2、3.01g)の脱水塩化メチレン(70mL)溶液に、 過剰量のイミダゾール(809mg)と次にtert−ブチルジメチルシリルク ロライド(716mg)を加えた。室温で3日間攪拌した後、混合物を酢酸エチ ルで希釈し、次に1N HCl、飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄し 、硫酸マグネシウムで脱水し、フラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘ キサン(1:3))で精製して、標題化合物(941mg)を得た。1H NM Rは所望の構造と一致していた。実施例6 17−エチル−20−フルオロ−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−(ヒ ドロキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン 段階6A 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−(tert−ブチルジ メチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル ]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11, 28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−1 8−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”− メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ− 13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリ シクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16 −テトラオン(200mg)の脱水塩化メチレン(3mL)溶液に、過剰量の2 ,6−ルチジン(45mL)を加え、混合物を室温で攪拌した。10分後、注射 器でトリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシリル(64mL )を加えた。15分後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウ ムから抽出し、ブラインで洗浄し、有機相を硫酸マグネシウムで脱水した。減圧 下に溶媒を除去し、シリ カゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン(1:2)+ 1%メタノール)を行って、標題化合物(235mg)を得た(1H NMRは 所望の構造と一致していた)。段階6B 17−エチル−1,20−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−tert−ブ チルジメチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)−4”1’−メ チルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ ル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オク タコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−(tert−ブチル ジメチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニ ル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11 ,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス− 18−エン−2,3,10,16−テトラオン(235mg)の95%エタノー ル(2.2mL)溶液に、ピリジン53mLと次に二酸化セレン(58mg)を 加えた。フ ラスコに水冷却管を取り付け、マントルヒーター上で70℃まで加熱した。20 時間後、混合物を冷却して室温とし、珪藻土で濾過し、濾液を飽和重炭酸ナトリ ウム溶液中に投入した。それを酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸マ グネシウムで脱水した。溶液を濃縮し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラ フィー(酢酸エチル:ヘキサン(1:2)+1%メタノール)を行って、標題化 合物(89mg)を得た(1H NMRは所望の構造と一致していた)。段階6C 17−エチル−20−フルオロ−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−te rt−ブチルジメチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’ −メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラ メチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−20−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−tert−ブチ ルジメチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビ ニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,1 0,16−テトラオン(30.5mg)の塩化メチレン(0.5mL)溶液をド ライアイス/イソプロパノール浴で−78℃に冷却した。その攪拌溶液にジエチ ルアミノ硫黄トリフルオライド(4.5mL)を加えた。3分後、飽和重炭酸ナ トリウム(500mL)を加え、次に酢酸エチル(2mL)を加えて、得られた 混合物を昇温させて室温とした。酢酸エチルから抽出し、硫酸マグネシウムで脱 水し、シリカゲルでのフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン( 1:2)+1%メタノール)を行って、標題化合物(22mg)を得た(1H NMRは所望の構造と一致していた)。段階6D 17−エチル−20−フルオロ−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−(ヒ ドロキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン 17−エチル−20−フルオロ−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−( tert−ブチルジメチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(7mg)のア セトニトリル(0.3mL)溶液に、2%フッ化水素のアセトニトリル水溶液( 100mL)溶液を加え、混合物を室温で攪拌した。2時間後、その溶液を酢酸 エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで抽出し、有機相を硫酸マグネシウムカ ラムに通して脱水した。濃縮物についてシリカゲルでのフラッシュクロマトグラ フィー(酢酸エチル:ヘキサン(1:1)+1%メタノール)による精製を行っ て、標題化合物を得た。質量分析:(FAB)816(M+Na)。13 C NMRの一部 δ:211.5(C−16);196.1(2);169 .3(10);165.0(3);138.1(C−19);135.8(C− 1’);121.0(C−18’主ピーク);84.1(C−3”);43.1 (C−15);26.0(C−21)。実施例7 17−エチル−1,20−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−(ヒドロキシ −3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,1 0,16−テトラオン 17−エチル−1,20−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−(tert −ブチルジメチルシリルオキシ)−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メ チルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ ル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オク タコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(7mg)(段階6B) のアセトニトリル(0.3mL)溶液に、2%フッ化水素のアセトニトリル水溶 液(100mL)溶液を加え、混合物を室温で攪拌した。28時間後、その溶液 を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウムで抽出し、有機相を硫酸マグネシ ウムカラムに通して脱水した。濃縮物についてシリカゲルでのフラッシュクロマ トグラフィー(酢酸エチル: ヘキサン(2:1)+1%メタノール)による精製を行って、標題化合物を得た 。実施例8 17−エチル−1,14,20−トリヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒド ロキシ−3”−エトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ −3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,1 0,16−テトラオン(5.15g、0.065mol)の氷酢酸(500mL )溶液に室温で、二酸化セレン(9.27g、0.083mol)のH2O(9 0mL)溶液を加えた。反応混合物を室温で41時間攪拌し、その時点でH2O (3L)およびセライトの攪拌混合物中に投入した。 15分間攪拌後、混合物をセライト層で濾過し、ジエチルエーテルで抽出した( 2Lで1回、1Lで2回)。有機層を飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗 浄し、硫酸マグネシウムで脱水し、濾過し、減圧下に蒸発させた。生成物をクロ マトグラフィー(シリカ、アセトン:ヘキサン=2:5)によって精製して、標 題化合物を得た。質量分析および 1H NMRは構造と一致したものであった。実施例9 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3”−メトキ シシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−t−ブチルジメチルシリル オキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−1 1,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス −18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”− メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−14−t−ブチルジメチル シリルオキシ−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ ル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9] オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン (実施例4)(30g、0.0331mol)のアセトン(200mL)溶液を 0℃に冷却した。その溶液にジョーンズ試薬(CrO326.72gを濃H2SO4 23mLに溶かし、次に溶液をH2Oで100mLまで希釈することで調製)1 6.5mLを加えた(反応をアセトン20%/ヘキサンでのTLCによってモニ タリングした)。60分後に反応は完結し、2−プロパノール10mLをゆっく り加えて過剰の酸化剤を分解した。10分後、混合物は明緑色となり、反応混合 物を水800mLおよびエーテル1Lで希釈した。層を分離し、水層を同量のエ ーテルで4回洗浄した。各エーテル層を、同量の水で2回、1M KHCO3溶 液で2回、次にブラインという順序で洗浄した(KHCO3洗浄後には緑色は実 質的に完全に消失した)。質量分析796(M+7)。エーテル層を合わせ、M gSO4で脱水し、濃縮して、淡黄色ガム状物を得て、次にベンゼンからの凍結 乾燥を行って、標題化合物26.8g(89%)を白色固体として得た。質量分 析 796(M+7)。実施例10 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−12 −[2’−(4”−オキソ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチルビ ニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−1 1,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス −18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メ チルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ ル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オク タコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(2g)の酢酸イソプロ ピル(9mL)溶液に、ジメチルスルホキシド(0.63mL)を加え、混合物 を−20℃まで冷却した。トリエチルアミン(1.54mL)を加え、次にフェ ニルジクロロホスフェート(0.66mL)を加え、反応液を昇温して0℃とし た。次に反応混合物をブラインに投入し、酢酸エチルで抽出し、脱水し(MgS O4)、濃縮した。得られた 粗生成物を溶離液をヘキサン:アセトン=80%:20%とするシリカゲルでの カラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を白色固体として得た (1.75g)。1 H NMRの一部 d:5.50(s、1H;小さいピーク);5.22(m 、3H;大きいピーク);5.18(d、J=11Hz、1H;小さいピーク) :4.99(d、J=11Hz、1H;小さいピーク);4.94(d、J=6 Hz、1H;大きいピーク);4.78(d、J=11Hz、1H;大きいピー ク)。実施例11 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−t−ブチルジメチルシリル−12−[2 ’−(4”−tert−ブチルジメチルシリルオキシ−3”−メトキシシクロヘ キセン−4”−イル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13 ,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシク ロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テ トラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−t−ブチルジメチルシリル−12−[ 2’−(4”−オキソ−3”−メトキシシク ロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19, 21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22 .3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン (1.75g)の塩化メチレン(26.5mL)溶液に、トリエチルアミン(0 .81mL)と次にトリフルオロメタンスルホン酸tert−ブチルジメチルシ リル(1.34mL)を滴下し、混合物を室温で40分間攪拌した。次に反応混 合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液中に投入し、酢酸エチルで抽出し、脱水し( MgSO4)、濃縮した。得られた粗混合物を溶離液をヘキサン:アセトン=9 0%:10%とするシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーで精製することに よって、標題化合物(1.56g)を白色固体として得た。1 H NMRの一部 d:5.50(s、1H;小さいピーク);5.35(d 、J=11Hz、1H;大きいピーク);5.20(s、1H;大きいピーク) ;5.18(d、J=11Hz、1H;大きいピーク);5.12(d、J=1 1Hz、1H;小さいピーク);5.06(d、J=11Hz、1H;小さいピ ーク);4.95(d、J=6Hz、1H; 大きいピーク);4.88(m、1H);4.78(d、J=11Hz、1H; 大きいピーク)。本発明の化合物の製造 実施例12 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3” −メトキシシクロヘキセン−5”−イル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン(A)および17−エチル−1,14−ジヒドロキ シ−12−[2’−(4”−オキソ−3”−メトキシシクロヘキセン−2”−イ ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(B) 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(4”−オキソ−3”−メトキシシクロヘキシル)−1’−メチル ビニル]−23,25−ジ メトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4 −アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3, 10,16−テトラオン(94mg)のTHF(0.88mL)溶液を窒素雰囲 気下に−78℃に冷却し、それにリチウムヘキサメチルジシラジド(416mL )を加えた。反応液を−78℃で30分間攪拌してから、フェニルセレニルクロ ライド(THF1mLにPhSeCl 60mgを含む溶液666mL)を加え た。さらに20分間攪拌した後、反応液を飽和重炭酸ナトリウム溶液中に投入す ることによって反応停止した。それを酢酸エチルで抽出し、脱水し(MgSO4 )、濃縮し、シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーを行って、17−エチル −1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−12−[2’−( 4”−オキソ−3”−メトキシ−5”−(セレノフェニル)シクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオンおよび17−エ チル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチル シリル−12−[2’−(4”−オキソ−3”−メトキシ−3”−(セレノフェ ニル)シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−1 3,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ クロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16− テトラオン(68mg)を混合物として得た。 その混合物を0℃でTHF(3mL)に溶かし、酢酸(3.3mL)を加え、 次に30%過酸化水素水(15mL)を加えた。反応液を昇温させて室温とし、 飽和重炭酸ナトリウム溶液に投入し、酢酸エチルで抽出し、脱水し(MgSO4 )、濃縮した。ヘキサン:アセトン=70%:30%を溶離液とするシリカゲル でのカラムクロマトグラフィーによって精製を行って、最初に溶出した白色固体 としての17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリ ル−12−[2’−(4”−オキソ−3”−メトキシシクロヘキセン−5”−イ ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(A) (5.8mg)および2番目に溶出した白色固体としての17−エチル−1−ヒ ドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−12−[2’−(4”−オ キソ−3”−メトキシシクロヘキセン−2”−イル)−1’−メチルビニル]− 23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28 −ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18− エン−2,3,10,16−テトラオン(B)(24mg)とを得た。これらの 化合物をそれぞれ、上記に記載の方法と同様の方法でそれぞれ脱保護して、標題 化合物を白色固体として得た。 MS(FAB):化合物A 811(M++Na);化合物B 795(M++ Li)。1 H NMRの一部 化合物A d:6.54(dt、J=8,2Hz、1H) ;5.96(dt、J=9.7,3.5Hz、1H);5.36(s、1H;大 きいピーク);5.23(s、1H;小さいピーク);5.10(t、J=5H z、2H)。化合物B d:5.52(d、J=4Hz、1H;小さいピーク) ;5.51(d、J=4Hz、1H;大きいピーク);5.35(s、1H;大 きいピーク);5.24(s、1H; 小さいピーク);5.19(t、J=9Hz、2H);4.89(s、1H;小 さいピーク);4.60(d、J=5Hz、1H)。実施例13 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−12 −[2’−(3”−メトキシ−4”−オキソ−5”−ヒドロキシシクロヘキシル )−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27 −テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1. 4.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(4”−tert−ブチルジメチルシリルオキシ−3”−メトキシ シクロヘキセン−4”−イル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキ シ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザ トリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10, 16−テトラオン(1g)のアセトン(11.6mL)−水(1.78mL)溶 液に、0℃でN−メ チルモルホリン−N−オキサイド(127mg)と、次に四酸化オスミウムのt −ブタノール溶液(t−BuOH1mL中OsO420mgを含む液0.25m L)を加えた。反応液を4時間攪拌してから、酢酸エチルで希釈し、20%重亜 硫酸ナトリウムおよび飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。脱水(MgSO4 )および濃縮後、得られた粗生成物を塩化メチレン(10mL)に溶かし、1% のp−トルエンスルホン酸のメタノール溶液(1mL)を加えた。反応液を室温 で45分間攪拌してから、飽和重炭酸ナトリウムで洗浄し、脱水し(MgSO4 )、濃縮した。得られた粗混合物について、溶離液をヘキサン:アセトン=70 %:30%とするシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーによる精製を行い、 標題化合物を白色固体として得た(442mg)。1 H NMRの一部 d:5.53(d、J=9Hz、1H;大きいピーク); 5.50(s、1H;小さいピーク);5.39(d、J=9Hz、1H;小さ いピーク);5.22(m、3H;大きいピーク);5.08(d、J=9Hz 、1H;小さいピーク);4.98(d、J=3Hz、1H;大きいピーク); 4.79(d、J=9Hz、1H;大きいピーク)。実施例14 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”,5”−ジヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(3”−メトキシ−4”−オキソ−5”−ヒドロキシシクロヘキシ ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(35m g)の酢酸:アセトン=1:1(0.5mL)溶液を−15℃とし、それに水素 化ホウ素トリアセトキシナトリウムの酢酸溶液(0.1mL;酢酸に過剰量の水 素化ホウ素ナトリウムを加えて調製したもの)を加えた。反応液に飽和重炭酸ナ トリウム溶液を注意深く加えて反応停止を行い、酢酸エチルで抽出した。得られ た粗生成物について、 溶離液をヘキサン:アセトン=70%:30%とするシリカゲルでのカラムクロ マトグラフィーによる精製を行い、17−エチル−1−ヒドロキシ−14−te rt−ブチルジメチルシリル−12−[2’−(3”−メトキシ−4”,5”− ジヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキ シ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザ トリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10, 16−テトラオン(18mg)を白色固体として得た。 この材料の一部(14mg)を室温でTHF(200mL)に溶かし、フッ化 水素のピリジン溶液(8滴)を加え、24時間攪拌した。次に飽和重炭酸ナトリ ウム溶液で反応停止を行い、酢酸エチルで抽出し、脱水し(MgSO4)、濃縮 した。溶離液をヘキサン:アセトン=60%:40%とするシリカゲルでのカラ ムクロマトグラフィーによる精製をさらに行い、標題化合物(10mg)を白色 固体として得た。 MS(FAB) 815(M++Li)1 H NMRの一部 d:5.32(s、1H;大きいピーク);5.17(m 、2H;大きいピーク);4.99(m、2H) ;4.86(s、1H;小さいピーク);4.58(d、J=5Hz、1H;大 きいピーク);4.40(d、J=14Hz、1H;大きいピーク);4.21 (s、1H;大きいピーク)。実施例15 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3” イルオキシ)シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキ シ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザ トリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10, 16−テトラオン トリ(インドール−5−イル)ビスムチン(29mg)の塩化メチレン(0. 5mL)溶液に、過酢酸(17mL)を一度に加え、混合物をビスムチンが残ら なくなるまで攪拌した。次に17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert− ブチルジメチルシリル−12−[2’−(3”−メトキシ−4”,5”−ジヒド ロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−1 3,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシ クロ[22.3. 1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(15 mg)および酢酸銅(11mg)を加え、混合物を40℃に加熱して2時間経過 させた。反応液を塩化メチレンで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した 。さらに酢酸エチルで抽出した後、有機抽出液を合わせ、脱水し(MgSO4) 、濃縮した。溶離液をヘキサン:アセトン=70%:30%とするシリカゲルで のカラムクロマトグラフィーによる精製を行い、17−エチル−1−ヒドロキシ −14−tert−ブチルジメチルシリル−12−[2’−(3”−メ オキシ)シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ− 13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリ シクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16 −テトラオン(5mg)を白色固体として得た。上記の方法と同様の方法で、こ の化合物の脱保護を行って、標題化合物を白色固体として得た。MS(FAB) 937(M+1 H NMRの一部 d:7.18(m、2H);7.01(m、1H);6. 92(dd、J=3,9Hz、1H); 6.35(m、1H);5.35(s、1H;大きいピーク);5.22(m、 2H;大きいピーク);5.00(m、2H;小さいピーク);4.90(s、 1H;小さいピーク)。実施例16 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−ヒドロキシ−5”−(m−メトキシフェニルオキシ)シクロヘキシル)−1 ’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テト ラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン アリール化試薬としてトリ(m−メトキシフェニル)ビスムチンを用いて、ほ ぼ上記の方法に従って製造を行って、標題化合物(7mg)を白色固体として得 た。 MS(FAB) 920(M++Li−1)1 H NMRの一部 d:7.13(m、1H);6.52(m、3H);5. 33(s、1H;大きいピーク);5.19(m、2H;大きいピーク);5. 00(m、2H;大きいピーク);4.89(s、1H;小さいピーク)。実施例17 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−ヒドロキシ−5”−(p−ビフェニルオキシ)シクロヘキシル)−1’−メ チルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチ ル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オク タコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン アリール化試薬としてトリ(p−ビフェニル)ビスムチンを用いて、ほぼ上記 の方法に従って製造を行って、標題化合物を白色固体として得た。 MS(FAB) 967(M++Li)1 H NMRの一部 d:7.50(dd、J=12,7Hz、4H);7.3 9(t、J=7Hz、2H);7.28(m、1H);7.04(d、J=7H z、2H);5.33(s、1H)。実施例18 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−ヒドロキシ−5”−(p−ヒドロキシフェニルオキシ)シクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン アリール化試薬としてトリ(p−ヒドロキシフェニル)ビスムチンを用いて、 ほぼ上記の方法に従って製造を行って、標題化合物を白色固体として得た。 MS(FAB) 906(M++Li)1 H NMRの一部 d:6.84(d、J=8Hz、2H);6.70(d、 J=8Hz、2H);5.32(s、1H)。実施例19 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−ヒドロキシ−5”−(p−トリルオキシ)シクロヘキシル)−1’−メチル ビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル− 11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン アリール化試薬としてトリ(p−トリル)ビスムチンを用いて、ほぼ上記の方 法に従って製造を行って、標題化合物を白色固体として得た。 MS(FAB) 904(M++Li)1 H NMRの一部 d:7.03(d、J=7Hz、2H);6.87(d、 J=7Hz、2H);5.33(s、1H)。実施例20 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−ヒドロキシ−5”−(p−ヒドロキシエチルフェニルオキシ)シクロヘキシ ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン アリール化試薬としてトリ(p−ヒドロキシエチル)ビスムチンを用いて、ほ ぼ上記の方法に従って製造を行って、標題化合物を白色固体として得た。 MS(FAB) 935(M++Li)1 H NMRの一部 d:7.11(d、J=7.5Hz、2H);6.92( d、J=7.5Hz、2H);5.33(s、1H)。実施例21 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−ヒドロキシ−5”−(o−フルオロフェニロキシ)シクロヘキシル)−1’ −メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラ メチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン アリール化試薬としてトリ(p−フルオロ)ビスムチンを用いて、ほぼ上記の 方法に従って製造を行って、標題化合物を白色固体として得た。 MS(FAB) 909(M++Li)1 H NMRの一部 d:7.11(m、1H);7.02(m、2H);6. 92(m、1H);5.33(s、1H)。実施例22 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−12 −[2’−(3”−メトキシ−4”−アセト ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(3”−メトキシ−4”−ヒド シル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21, 27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3. 1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(29 mg)の塩化メチレン(2mL)溶液に0℃で、トリエチルアミン(10mL) 、無水酢酸(5mL)および4−ジメチルアミノピリジン(触媒量)をその順序 で加え、反応混合物を45分間 攪拌した。反応混合物を塩化メチレンで希釈し、ブラインで洗浄し、脱水し(M gSO4)、濃縮した。溶離液をヘキサン:アセトン=70%:30%とするシ リカゲルでのカラムクロマトグラフィーによる精製を行って、標題化合物を白色 固体として得た(22mg)。1 H NMRの一部 d:7.30(m、1H);7.18(m、1H);6. 98(m、2H);6.37(m、1H);5.47(s、1H;小さいピーク );5.30(m、2H;大きいピーク);5.23(d、J=3Hz、1H; 大きいピーク);5.21(d、J=9Hz、1H;大きいピーク);5.08 (t、J=9Hz、1H;小さいピーク);4.98(d、J=4Hz、1H; 大きいピーク);4.80(d、J=11Hz、1H;大きいピーク);4.5 9(t、J=4Hz、1H;大きいピーク);4.55(t、J=4Hz、1H ;小さいピーク)。実施例23 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”,5”−ビスアリルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23, 25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオ キサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン− 2,3,10,16−テトラオン(A)、17−エチル−1,14−ジヒドロキ シ−12−[2’−(3”−メトキシ−4”−ヒドロキシ−5”−アリルオキシ シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,1 9,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[ 22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラ オン(B)および17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3 ”−メトキシ−4”−アリルオキシ−5”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’ −メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラ メチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(C) ジオール(30mg)のシクロヘキサン(0.5mL)および塩化メチレン( 0.25mL)溶液に、アリル−2,2,2−トリクロロアセトイミデート(7 mL)と次にトリフルオロメタンスルホン酸(1mL)を加え、反応液を室温で 3.5時間攪拌した。反応液を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に投入して反応停止 し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を脱水し(MgSO4)、濃縮し、ヘキ サン:アセトン=80%:20%を溶離液とするシリカゲルでのカラムクロマト グラフィーを行うことで精製して、17−エチル−1−ヒドロキシ−14−te rt−ブチルジメチルシリル−12−[2’−(3”−メトキシ−4”,5”− ビスアリルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,1 0,16−テトラオン(A)(8.2mg)と、位置異性体の混合物としての1 7−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−12− [2’−(3”−メトキシ−4”−ヒドロキシ−5”−アリルオキシシクロヘキ シル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ− 13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリ シクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16 −テトラオン(B)および17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブ チルジメチルシリル−12−[2’−(3”−メトキシ−4”−アリルオキシ− 5”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメ トキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4− アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,1 0,16−テトラオン(C)(17.2mg)とを得た。上記の方法と同様の方 法でこれらの化合物の脱保護を行って、標題化合物(A)(6.5mg)および (BおよびC)(8mg)を白色固体として得た。 MS(FAB) 化合物A 894(M++Li) 化合物B 855(M++Li) 1H NMRの一部 化合物A d:5.88(m、2H);5.26〜4.90(m、7H); 4.55(d、J=5Hz、1H)。 化合物B d:5.88(m、1H);5.32〜4.85(m、7H); 4.55(d、J=5Hz、1H)。実施例24 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”,5”−ビスベンジルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23 ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン −2,3,10,16−テトラオン(A)および17−エチル−1,14−ジヒ ドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4”−ヒドロキシ−5”−ベンジ ルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ− 13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリ シクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16 −テトラオン(B)および17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2 ’−(3”−メトキシ−4”−ベンジルオキシ−5”−ヒドロキシシクロヘキシ ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(C) 試薬としてベンジル−2,2,2−トリクロロアセトイミデートを用い、ほぼ 上記の方法に従って製造を行い、化合物(A)と(B)および(C)の位置異性 体混合物とを白色固体として得た。 MS(FAB) 化合物A 994(M++Li) 化合物B 904(M++Li) 1H NMRの一部 化合物A d:7.28(m、10H);5.42(s、1H;大きいピー ク);5.17(s、1H;小さいピーク);5.02(m、2H);4.9( s、1H;小さいピーク);4.7(d、J=13Hz、2H);4.50(m 、4H);4.39(d、J=13Hz、2H);4.18(s、1H;大きい ピーク)。 化合物B d:7.30(m、5H);5.32(s、1H;大きいピーク );5.17(s、1H;小さいピーク);5.00(m、2H);4.57( d、J=13Hz、1H);4.45(d、J=13Hz、1H);4.20( s、1H;大きいピーク)。実施例25 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−トリイソプロピルシリル−12−[2’ −(3”,4”−ビスオキソシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23, 25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオ キサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン− 2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−トリイソプロピルシリル−12−[2 ’−(3”,4”−ジヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−2 3,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28− ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エ ン−2,3,10,16−テトラオン(100mg)の塩化メチレン(0.5m L)溶液に、DMSO(23mL)を加え、溶液を−78℃に冷却した。無水ト リフルオロ酢酸(44mL)を加え、溶液を30分間攪拌してからトリエチルア ミン(98mL)を加えた。反応液を昇温させて室温として、ブライン中に投入 し、塩化メチレンで抽出し、脱水し(MgSO4)、濃縮した。得られた粗生成 物を、溶離液をヘ キサン:アセトン=70%:30%とするシリカゲルでのカラムクロマトグラフ ィーで精製し、標題化合物(57mg)を白色固体として得た。1 H NMRの一部 d:6.19(dd、J=6,4Hz、1H;大きいピー ク);6.04(dd、J=6,4Hz、1H;小さいピーク);5.95(s 、1H;小さいピーク);5.90(s、1H;大きいピーク)。実施例26 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(3”,4”−ビスオキソシク ロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19, 21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22 .3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(3”,4”−ジヒドロキシ シクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,1 9,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[ 22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16− テトラオン(200mg)を原料として用いて、ほぼ上記の方法に従って製造を 行って、標題化合物(97mg)を白色固体として得た。 MS(FAB) 765(M+Li)1 H NMRの一部 d:6.06(m、1H);5.90(m、1H)。実施例27 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”,5”−ビスオキソシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25− ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ− 4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3 ,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(3”−メトキシ−4”−オキソ−5”−ヒドロキシシクロヘキシ ル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,2 7−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1 .04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10, 16−テトラオン(1.02g)を原料として用いて、ほぼ上記の方法に従って 製造を行って、17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチ ルシリル−12−[2’−(3”−メトキシ−4”,5”−ビスオキソシクロヘ キシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21 ,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3 .1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(7 36mg)を得た。 MS(FAB) 916(M+Li)実施例28 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3” −メトキシシクロヘキセン−5”−イル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(4”−tert−ブチルジメ チルシリルオキシ−3”−メトキシシクロヘキセン−4”−イル)−1’−メチ ルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル −11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタ コス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(50mg)のアセトニト リル(0.5mL)溶液を、酢酸パラジウム(II)(5mg)およびベンゾキノ ン(3mg)の懸濁液に加え、反応液を室温で3日間攪拌した。反応混合物をシ リカゲルおよびセライトの層を通して濾過し、濾過層は酢酸エチルで洗浄した。 溶離液をヘキサン:アセトン=80%:20%とするシリカゲルでのカラムクロ マトグラフィーによる精製を行って、17−エチル−1−ヒドロキシ−14−t ert−ブチルジメチルシリル−12−[2’−(4”−オキソ−3”−メトキ シシクロヘキセン−5”−イル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメト キシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−ア ザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10 ,16−テトラオン(10mg)を得て、その化合物について上記のようにして 脱保護を行って、標題化合物を得た。 MS(FAB) 811(M++Na)1 H NMRの一部 d:6.54(dt、J=8,2Hz、1H);5.96 (dt、J=9.7,3.5Hz、1H);5.36(s、1H;大きいピーク );5.23(s、1H;小さいピーク);5.10(t、J=5Hz、2H) 。実施例29 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ−4 ”−オキソ−6”−エチルアミノシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−2 3,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28− ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エ ン−2,3,10,16−テトラオン 17−エチル−1−ヒドロキシ−14−tert−ブチルジメチルシリル−1 2−[2’−(3”−メトキシ−4”−オキソ−シクロヘキセン−5”−イル) −1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27− テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(10mg) のメタノール(250μL)溶液に、 エチルアミンを加え、反応物を室温で30分間攪拌した。反応混合物を濃縮し、 溶離液をヘキサン:アセトン=65%:35%とするシリカゲルでのカラムクロ マトグラフィーによって精製して、17−エチル−1−ヒドロキシ−14−te rt−ブチルジメチルシリル−12−[2’−(3”−メトキシ−4”−オキソ −6”−エチルアミノシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25− ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ− 4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3 ,10,16−テトラオン(7.2mg)を得た。その化合物について上記の方 法と同様にして脱保護を行って、標題化合物を白色固体として得た。 MS(FAB) 832(M+)、839(M+Li)。実施例30 T−細胞増殖アッセイ 1.サンプル調製 アッセイすべき化合物を純粋エタノールに1mg/mLで溶かした。 2.アッセイ C57B1/6マウスからの脾臓を無菌的に取り、10%の熱不活化ウシ胎仔 血清(GIBO)を補給した氷冷RPMI 1640培地(GIBC)(Grand Island,NY)に丁寧に分散させた。1500rpmで8分間遠心することによっ て細胞をペレット状とした。得られたペレットを4℃で2分間塩化アンモニウム 溶解緩衝液(GIBO)で処理して、汚染物の赤血球を除去した。冷培地を加え 、細胞を再度1500rpmで8分間遠心した。次に、以下の記載のようにして ナイロンウールカラムで細胞懸濁液の分離を行うことで、Tリンパ球を単離した 。すなわち、洗浄・乾燥したナイロンウール約4gを20mLのプラスチック製 注射器中に充填することで、ナイロンウールカラムを作製した。カラムは25° Fで30分間オートクレーブ処理することで殺菌した。ナイロンウールカラムを 温(37℃)培地で濡らし、同じ培地で洗浄した。温培地中に再懸濁した洗浄済 み脾臓細胞をナイロンウールにゆっくり負荷した。次にカラムを直立させた状態 で37℃にて1時間インキュベーションした。付着していないTリンパ球を、温 培地によってカラムから溶出し、細胞懸濁液を上記のようにして回転させた。 精製したT細胞を、10%の熱不活化ウシ胎仔血清、100mMのグルタミン 、1mMのピルビン酸ナトリウム、2×10-5Mの2−メルカプトエタノールお よび50μg/mLのゲンタマイシンを含むRPMI 1640培地からなる完 全培地中に、細胞2.5×105個/mLで再懸濁した。イオノマイシンを25 0ng/mLで、PMAを10ng/mLで加えた。その細胞懸濁液を直ちに9 6穴平底微量培養プレート(Costar)に1穴当たり200μLで分配した。各種 濃度の被験化合物を、20μL/穴で穴3個ずつに加えた。化合物17−アリル −1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−ヒドロキシ−3”−メトキ シシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13, 19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ [22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テト ラオンを標準として使用した。次に培養プレートを、5%CO2−95%空気の 加湿雰囲気下に37℃で44時間インキュベーションした。トリチウム化チミジ ン取り込みを測定することによってTリンパ球の増殖を評価した。44時間の培 養後、2μCi/穴のトリチウム化チミジン(NEN, Cambridge,MA)で細胞をパルス標識した。さらに4時間のインキュベーション 後、多サンプル(multiple sample)回収装置を用いて、培地をガラス繊維フィ ルター上に回収した。個々の穴に相当するフィルター円板の放射能を、標準的な 液体シンチレーションカウンティング法(ベータカウンター)によって測定した 。3連の穴について毎分の平均カウントを計算し、T細胞によるトリチウム化チ ミジン取り込みを50%だけ抑制するのに要する化合物の濃度として結果を表し た。 選択した化合物を上記の手順に従って調べた。下記の実施例の標題化合物が、 前記アッセイでT細胞増殖の抑制において活性を有していた。 12、14、15、16、17、18、19、20、21、23、24、25 、26、28および29。 このアッセイの結果は本発明の化合物が本質的に有する免疫抑制活性の代表的 なものである。 以上、本発明のある特定の実施態様を参照して本発明について説明したが、本 発明の精神および範囲から逸脱しない限りにおいて、手順およびプロトコールに ついての各種の調整、変更、改善、切り換え、削除または追加を行うことができ ることは当 業者には理解できるものである。例えば、上記で示した本発明の化合物のいずれ かの適応症に関して治療を受ける哺乳動物の反応性の変動の結果として、以上の 本明細書で記載したような特定の用量以外の有効な用量を適用することができる 。同様に、認められる具体的な薬理的反応は、選択される特定の活性化合物また は医薬用担体が存在するか否か、さらには用いられる製剤の種類および投与形態 によって変動し決定され得るものであり、結果におけるそのような予想される変 動または差は、本発明の目的および実施形態に従って考慮される。従って、本発 明は、以下の請求の範囲によって定義され、そのような請求の範囲は妥当な程度 の広さで解釈すべきものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 273:00 311:00) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KR ,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN, MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,S K,TJ,TM,TT,UA,US,UZ (72)発明者 ホームズ,マーク・エイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記式Iの化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Raは、 (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-6アルコキシ、 (4)アリール−C1-6アルコキシ、 (5)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX,YおよびZ である)、 (6)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX,YおよびZ である)、 (7)ヘテロアリール−C1-3アルコキシ、 (8)置換ヘテロアリール−C1-3アルコキシ(ヘテロアリールの置換基はX ,YおよびZである)、 (9)未置換または置換ヘテロアリールオキシ(ヘテロアリールの置換基はX ,YおよびZである)、 (10)−OCO−C1-6アルキル、 (11)−OCONR67、および (12)−OR11 からなる群から選択され; Rbは、 (1)水素、および (2)ヒドロキシ から選択されるか、あるいは RaとRbが一緒になってオキソ基を形成し; Rc、RdおよびReは独立に、 (1)−A−R1(R1は以下に定義される通りであり、Aは独立に (a)−O−、 (b)−S−、および (c)−NR6(R6は以下に定義される通りである) から選択される);あるいは (2)水素 であり、ただしRc、RdおよびReのうちの少なくとも一つは水素以外であり; あるいはRcとそれに隣接する水素原子とでオキソ基を形成することができ; Rfは水素であるか、あるいはRfとReが一緒になって二重結合を形成するこ とができ; R1は、 (1)C1-10アルキル (2)置換C1-10アルキル(そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は独立に (i)水素、 (ii)未置換または (a’)アリール(未置換またはX、YおよびZによ って置換されている)、 (b’)ヘテロアリール(未置換またはX)YおよびZによって置換さ れている)、 (c’)−OH、 (d’)C1-6アルコキシ、 (e’)−CO2H、 (f’)−CO2−C1-6アルキル、 (g’)−C3-7シクロアルキル、および (h’)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されているC1-10アルキル、 (iii)未置換または (a’)アリール(未置換またはX、YおよびZによって置換されてい る)、 (b’)ヘテロアリール(未置換またはX、YおよびZによって置換さ れている)、 (c’)−OH、 (d’)C1-6アルコキシ、 (e’)−CO2H、 (f’)−CO2−C1-6アルキル、 (g’)−C3-7シクロアルキル、および (h’)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されているC3-10アルケニルから選択され るか、あるいは (iv)R6とR7およびそれらが結合しているNとが一緒になって、未置換 または置換の3〜7員の複素環を形成していても良く、その複素環はO、S(O )p、NR14(R14は水素または未置換もしくはフェニルによって置換されたC1 -6 アルキルであり、pは0、1もしくは2である)からなる群から独立に選択さ れる1もしくは2個の別のヘテロ原子を有していも良く、その複素環の例として はモルホリン、チオモルホリン、ピペリジンまたはピペリジンなどがある)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基で置換されている)、 (3)置換または未置換のC1-10アルキル(1以上のアルキル炭素が、−NR6 −、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C−、−CONR6−、−NR6 CO−および−NR6CONR7−から選択される基によって置換されており、そ のアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、Yおよび Zである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (4)C1-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有する)、 (5)置換C1-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有し、その アルキルまたはアルケニルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (6)C2-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有し、1個以上 のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C− 、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基 によって置換されている)、 (7)置換C2-10アルケニル(アルケニルは1〜4個の二重結合を有し、1個 以上のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2 C−、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される 基によって置換されており、そのアルキルまたはアルケニルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (8)C2-10アルキニル(そのアルキニルは1〜4個の二重結合を有する)、 (9)置換C2-10アルキニル(そのアルキニルは1〜4個の二重結合を有し、 そのアルキルまたはアルキニルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX)YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX)YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (10)C2-10アルキニル(アルキニルは1〜4個の二重結合を有し、1個以上 のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C− 、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基に よって置換されている)、 (11)置換C2-10アルキニル(アルキニルは1〜4個の二重 結合を有し、1個以上のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、−S(O)p−、 −CO2−、−O2C−、−CONR6−、−NR6CO−および−NR6CONR7 −から選択される基によって置換されており、そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)アリールオキシ、 (g)置換アリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (h)ヘテロアリールオキシ、 (i)置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX、YおよびZである)、 (j)アリール−C1-3アルコキシ、 (k)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (l)ヒドロキシ、 (m)オキソ、 (n)−OCO−C1-6アルキル、 (o)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (p)−NR6CO−C1-6アルキル−R7、 (q)−NR6CO2−C1-6アルキル−R7、 (r)−NR6CONR67、 (s)−OCONR67、 (t)−COOR6、 (u)−CHO、 (v)−OR11、および (w)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (12)アリール、 (13)ヘテロアリール、 (14)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (15)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである) からなる群から選択され; R2は、 (1)水素、 (2)C1-10アルキル、 (3)置換C1-10アルキル(1個以上の置換基は、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)C1-6アルコキシ、 (d)アリール−C1-3アルコキシ、 (e)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (f)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (g)−OCO−C1-6アルキル、 (h)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (i)−NR6CO−C1-6アルキル−R7(R6およびR7は上記で定義した 通りである)、 (j)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (k)−CHO、 (l)−OR11、および (m)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される)、 (4)C3-10アルケニル、 (5)置換C3-10アルケニル(1個以上の置換基は、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)C1-6アルコキシ、 (d)アリール−C1-3アルコキシ、 (e)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (f)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (g)−OCO−C1-6アルキル、 (h)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (i)−NR6CO−C1-6アルキル−R7(R6およびR7は上記で定義した 通りである)、 (j)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (k)−CHO、 (l)−OR11、および (m)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される)、 (6)C3-10アルキニル、 (7)置換C3-10アルキニル(1個以上の置換基が、 (a)ヒドロキシ、 (b)オキソ、 (c)C1-6アルコキシ、 (d)アリール−C1-3アルコキシ、 (e)置換アリール−C1-3アルコキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (f)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はX、Yおよび Zである)、 (g)−OCO−C1-6アルキル、 (h)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (i)−NR6CO−C1-6アルキル−R7(R6および R7は上記で定義した通りである)、 (j)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (k)−CHO、 (l)−OR11、および (m)−S(O)p−C1-6アルキル から選択される) から選択され; R3は、水素、ヒドロキシ、−OR11またはC1-6アルコキシであり; R4は水素であるか、あるいはR3とR4が一緒になって二重結合を形成してお り; R5はメチル、エチル、プロピルまたはアリルであり; R10は水素、ヒドロキシ、−OR11またはフッ素であり; R11は、 (a)−PO(OH)O-+(M+は正電荷を持つ無機または有機の対イオ ンである)、 (b)−SO3 -+、 (c)−CO(CH2qCO2 -+(qは1〜3である)、および (d)−CO−C1-6アルキル−NR67(R6およびR7は上記で定義した 通りであり、そのアルキルは未置換であるかまたは (i)ヒドロキシ、 (ii)C1-6アルコキシ、 (iii)−NR1617(R16およびR17は独立に、 (a’)水素、および (b’)C1-6アルキル から選択され)、 (iv)−COOR6(R6は上記で定義した通りである)、 (v)フェニル、 (vi)置換フェニル(置換基はX、YおよびZである)、 (vii)ヘテロアリール、 (viii)−SH、および (ix)−S−C1-6アルキル から選択される1以上の置換基によって置換されている) から選択され; R12はOH、Hであるか、あるいはR12およびR13が一緒に なって二重結合を形成しており; WはO、(H,OH)または(H,H)であり; X、YおよびZは独立に、 (a)水素、 (b)未置換または (i)アリール、 (ii)置換アリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (iii)ヘテロアリール、 (iv)置換ヘテロアリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (v)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置換基はx’、Y’ およびZ’である)、 (vi)−OR6、 (vii)−OR11、 (viii)−OCOR6、 (ix)−OCO26、 (x)−NR67、 (xi)−CHO、 (xii)−NR6COC1-6アルキル−R7、 (xiii)−NR6CO21-6アルキル−R7、 (xiv)−NR6CONR67、 (xv)−OCONR67、 (xvi)−CONR67 から選択される1以上の基によって置換されたC1-10アルキル、 (C)C1-10アルキル(1個以上のアルキル炭素が、−NR6−、−O−、 −S(O)p−、−CO2−、−O2C−、−CONR6−、−NR6CO−、−N R6CONR7−、−CO−、−CH(OH)−、アルケニルもしくはアルキニル から選択される基によって置換され、そのアルキルは未置換であるかあるいは、 (i)アリール、 (ii)置換アリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (iii)ヘテロアリール、 (iv)置換ヘテロアリール(置換基はX’、Y’およびZ’である)、 (v)未置換または置換アリールオキシ(アリールの置 換基はX’、Y’およびZ’である)、 (vi)−OR6、 (vii)−OR11、 (viii)−OCOR6、 (ix)−OCO26、 (x)−NR67、 (xi)−CHO、 (xii)−NR6COC1-6アルキル−R7、 (xiii)−NR6CO21-6アルキル−R7、 (xiv)−NR6CONR67、 (xv)−OCONR67、 (xvi)−CONR67 から選択される1以上の置換基によって置換されていても良い)、 (d)アリール、 (e)置換アリール(置換基はX’、Y’またはZ’である)、 (f)ヘテロアリール、 (g)置換ヘテロアリール(置換基はX’、Y’またはZ’ である)、 (h)置換および未置換アリールオキシ(置換基はX’、Y’またはZ’で ある)、 (i)置換および未置換ヘテロアリールオキシ(置換基はX’、Y’または Z’である)、 (j)−NO2、 (k)ハロゲン、 (l)−NR67、 (m)−CN、 (n)−CHO、 (o)−CF3、 (p)−SR8(R8は水素、C1-6アルキル、トリフルオロメチルもしくは フェニルである)、 (q)−SOR8、 (r)−SO28、 (s)−CONR67、 (t)R9O(CH2m(R9は水素、C1-6アルキル、ヒドロキシ−C2-3ア ルキル、−CF3、フェニル、R11もしくはナフチルであり、mは0、1、2も しくは3である)、 (u)−CH(OR12)(OR13)(R12およびR13はC1-3アルキルであ るか、あるいは両者で一緒になってエチルまたはプロピルの架橋を形成している )、 (v)R9CO(CH2m(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (w)R92(CH2m(R9およびmは上記で定義した通りである)、お よび (x)−R11 から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい) から選択されるか、あるいは X、YおよびZのいずれか2個が結合して、5、6または7個の環原子を有す る飽和環を形成しても良く、その環原子には1または2個の酸素が含まれており 残りの環原子は炭素であって、例えばジオキソラニルまたはジオキサニルであり ; X’、Y’およびZ’は独立に、 (a)水素、 (b)C1-7アルキル、 (c)C2-6アルケニル、 (d)ハロゲン、 (e)−NO2、 (f)−NR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (g)−CN、 (h)−CHO、 (i)−CF3、 (j)−SR8(R8は水素、C1-6アルキル、トリフルオロメチルもしくは フェニルである)、 (k)−SOR8(R8は上記で定義の通りである)、 (l)−SO28(R8は上記で定義の通りである)、 (m)−CONR67(R6およびR7は上記で定義した通りである)、 (n)R9O(CH2m−(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (o)−CH(OR12)(OR13)(R12およびR13は上記で定義した通り である)、 (p)R9CO(CH2m−(R9およびmは上記で定義した通りである)、 (q)R92C(CH2m−(R9およびmは上記で 定義した通りである)、 (r)−R11 から選択され; nは1または2である。] 2. 絶対立体配置が下記式IIIに定義された通りである請求項1に記載の化合 物。 3. Raが (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)C1-6アルコキシ、および (4)−OR11 からなる群から選択され; Rbが水素であり; Rc、RdおよびReが独立に、 (1)−O−R1(R1は以下に定義の通りである)および (2)水素 であり、ただしRc、RdおよびReのうちの少なくとも1個は水素以外のもので あり; Rfが水素であり; R1が、 (1)置換C2-6アルキル(そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)ヒドロキシ、 (g)オキソ、および (h)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されている)、 (2)置換もしくは未置換C2-6アルキル(そのアルキル炭素の1個以上が、 −NR6−、−O−、−S(O)p−、−CO2−、−O2C−、−CONR6−、 −NR6CO−および−NR6CONR7−から選択される基によって置換されて おり、そのアルキルは、 (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)ヒドロキシ、 (g)オキソ、および (h)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されていても良い)、 (3)置換C3-6アルケニル(そのアルケニルは1もしくは 2個の二重結合を有し、そのアルキルもしくはアルケニルは (a)アリール、 (b)置換アリール(置換基はX、YおよびZである)、 (c)ヘテロアリール、 (d)置換ヘテロアリール(置換基はX、YおよびZである)、 (e)C1-6アルコキシ、 (f)ヒドロキシ、 (g)オキソ、および (h)−OR11 から選択される1以上の置換基で置換されていても良い) から選択される 請求項1に記載の化合物。 さらには、式Iの化合物において、 Raが (1)ヒドロキシおよび (2)C1-6アルコキシ から選択され; R2が (1)水素、 (2)メチル、 (3)エチル、 (4)プロピル、 (5)アリル、 (6)−R11、 (7)−C2-3アルキル−OH、および (8)−C2-3アルキル−OR11 から選択され; R3が (1)水素、 (2)ヒドロキシ、 (3)−OR11 から選択されるか、あるいはR3とR4が一緒になって二重結合を形成しており; R10が水素、ヒドロキシ、フッ素または−OR11であり; R12がヒドロキシ、水素であるか、あるいはR13とともに二重結合を形成して おり; WがOまたは(H,H)であり; nが2であることが好ましい。 4. ヘテロアリールが下記のもののいずれかである請求項1に記載の化合物。 [式中、Qは−N(X)−、−O−、−S−、−SO−または−SO2−であ り、X、YおよびZは請求項1で定義した通りである。] 5. ヘテロアリールが下記のもののいずれかである請求項1に記載の化合物。 [式中、Xは請求項1で定義した通りである。] 6. R1が下記のものから選択される請求項1に記載の化合物。 [式中、XはH、3−CH3、3−F、4−CH3S、4−CF3、3,5−( CH32、3−NO3、3−OCH3、4−OCH3、4−OCH2Ph、4−OC H2Ph(4−OCH3)、3−HOPh から選択される。] 7. 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3 ”−メトキシシクロヘキセン−5”−イル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物1); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3 ”−メトキシシクロヘキセン−2”−イル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物2); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ジヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物3); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(インドール− −23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,2 8−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18 −エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物4); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(m−メトキシフェニルオキシ)シクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物5); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−ビフェニルオキシ)シクロヘキシル)−1’− メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメ チル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1. 04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物6 ); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−ヒドロキシフェニルオキシ)シクロヘキシル) −1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27− テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物7) ; 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−トリルオキシ)シクロヘキシル)−1’−メチ ルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル −11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタ コス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物8); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(p−ヒドロキシエチルフェニルオキシ)シクロヘキ シル)−1’−メチルビ ニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−1 1,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス −18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物9); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−(o−フルオロフェニルオキシ)シクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物10) ; 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ビスアリルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23 ,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジ オキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン −2,3,10,16−テトラオン(化合物11); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’− (3”−メトキシ−4”−ヒドロキシ−5”−アリルオキシシクロヘキシル)− 1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テ トラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04. 9 ]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物12) ; 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−アリルオキシ−5”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル ]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11, 28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−1 8−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物13); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ビスベンジルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−2 3,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28− ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エ ン−2,3,10,16−テトラオン(化合物 14); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ヒドロキシ−5”−ベンジルオキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニ ル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11 ,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス− 18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物15); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−ベンジルオキシ−5”−ヒドロキシシクロヘキシル)−1’−メチルビニ ル]−23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11 ,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス− 18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物16); 17−エチル−1−ヒドロキシ−12−[2’−(3”,4”−ビスオキソシ クロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25−ジメトキシ−13,19 ,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ−4−アザトリシクロ[2 2.3.1. 04.9]オクタコス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物1 7); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”,5”−ビスオキソシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキサ −4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2, 3,10,16−テトラオン(化合物18); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(4”−オキソ−3 ”−メトキシシクロヘキセン−5”−イル)−1’−メチルビニル]−23,2 5−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28−ジオキ サ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコス−18−エン−2 ,3,10,16−テトラオン(化合物19); 17−エチル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2’−(3”−メトキシ− 4”−オキソ−6”−エチルアミノシクロヘキシル)−1’−メチルビニル]− 23,25−ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28 −ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04.9]オクタコ ス−18−エン−2,3,10,16−テトラオン(化合物20) からなる群から選択される化合物あるいはそれらの医薬的に許容される塩。 8. 医薬用担体と治療上有効量の請求項1に記載の化合物を含有する医薬組成 物。
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