JPH1050231A - 陰極線管用電子銃 - Google Patents
陰極線管用電子銃Info
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- JPH1050231A JPH1050231A JP20738396A JP20738396A JPH1050231A JP H1050231 A JPH1050231 A JP H1050231A JP 20738396 A JP20738396 A JP 20738396A JP 20738396 A JP20738396 A JP 20738396A JP H1050231 A JPH1050231 A JP H1050231A
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- JP
- Japan
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- electron gun
- electrode
- ray tube
- neck portion
- cathode ray
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 陰極線管の製造工程であるスポットノッキン
グ工程や金属ワイヤの高周波加熱時におけるネック部お
よびビードガラスのクラックを防止できる電子銃を得
る。 【解決手段】 電子銃の主要部を構成するカソード電極
1、第1グリッド電極3、第2グリッド電極4、第3グ
リッド電極5、アノード電極6等を固定する複数のビー
ドガラス7を、陰極線管のネック部10内面との対向間
隔がアノード電極6側よりもカソード電極1側の方が大
きくなるように電子銃の中心軸に対して傾斜させた。
グ工程や金属ワイヤの高周波加熱時におけるネック部お
よびビードガラスのクラックを防止できる電子銃を得
る。 【解決手段】 電子銃の主要部を構成するカソード電極
1、第1グリッド電極3、第2グリッド電極4、第3グ
リッド電極5、アノード電極6等を固定する複数のビー
ドガラス7を、陰極線管のネック部10内面との対向間
隔がアノード電極6側よりもカソード電極1側の方が大
きくなるように電子銃の中心軸に対して傾斜させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、陰極線管用電子
銃に係わり、特に電子銃が収容される陰極線管のネック
部のクラック発生を防止することができる陰極線管用電
子銃に関するものである。
銃に係わり、特に電子銃が収容される陰極線管のネック
部のクラック発生を防止することができる陰極線管用電
子銃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、陰極線管のネック部を破断して
従来の陰極線管用電子銃の構成を示す図である。図にお
いて、1はカソード電極であり、ヒータ2により加熱さ
れて電子ビームを放出する。3はカソード電極1から放
出された電子ビームを制御する第1グリッド電極、4は
第1グリッド電極3で制御された電子ビームを加速する
第2グリッド電極、5は第2グリッド電極4で加速され
た電子ビームを集束させる第3グリッド電極、6は陰極
線管の高圧を供給するアノードと電気的に接続されたア
ノード電極であり、これら各電極1,3,4,5および
6は、中心軸を一致させて上記電子ビームの放出方向に
順次配列されている。
従来の陰極線管用電子銃の構成を示す図である。図にお
いて、1はカソード電極であり、ヒータ2により加熱さ
れて電子ビームを放出する。3はカソード電極1から放
出された電子ビームを制御する第1グリッド電極、4は
第1グリッド電極3で制御された電子ビームを加速する
第2グリッド電極、5は第2グリッド電極4で加速され
た電子ビームを集束させる第3グリッド電極、6は陰極
線管の高圧を供給するアノードと電気的に接続されたア
ノード電極であり、これら各電極1,3,4,5および
6は、中心軸を一致させて上記電子ビームの放出方向に
順次配列されている。
【0003】7は各電極1,3,4,5および6の周囲
に配置され上記中心軸と平行に延在する一対のビードガ
ラスであり、電極5,6に植設されたストラップ部8ま
たは電極3,4の端部をビードガラス7に埋め込むこと
により、各電極3,4,5および6を所定の位置関係に
固定・保持している。9は第2グリッド電極4に両端が
固定され、ビードガラス7の外面を取り巻いてネック部
10の内壁面との間に介在するように配設された金属ワ
イヤであり、ビードガラス7の外面に溜まった電荷によ
る放電が第2グリッド電極4よりカソード電極1側で発
生しないように設けられたものである。このような構成
の電子銃は、その中心軸をネック部10の中心軸と一致
させてネック部10内に収容・保持されている。
に配置され上記中心軸と平行に延在する一対のビードガ
ラスであり、電極5,6に植設されたストラップ部8ま
たは電極3,4の端部をビードガラス7に埋め込むこと
により、各電極3,4,5および6を所定の位置関係に
固定・保持している。9は第2グリッド電極4に両端が
固定され、ビードガラス7の外面を取り巻いてネック部
10の内壁面との間に介在するように配設された金属ワ
イヤであり、ビードガラス7の外面に溜まった電荷によ
る放電が第2グリッド電極4よりカソード電極1側で発
生しないように設けられたものである。このような構成
の電子銃は、その中心軸をネック部10の中心軸と一致
させてネック部10内に収容・保持されている。
【0004】このような構成の電子銃を装着した陰極線
管においては、カソード電極1から放出された電子ビー
ムが各グリッド電極3,4,5等で集束・制御された
後、偏向ヨーク(図示せず)で偏向されて陰極線管のパ
ネル部内面に形成された蛍光面(図示せず)に射突し、
これを発光させることにより映像を形成する。
管においては、カソード電極1から放出された電子ビー
ムが各グリッド電極3,4,5等で集束・制御された
後、偏向ヨーク(図示せず)で偏向されて陰極線管のパ
ネル部内面に形成された蛍光面(図示せず)に射突し、
これを発光させることにより映像を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子銃は以上の
ように構成されているため、以下のような問題があっ
た。すなわち、電子銃はその中心軸をネック部10の中
心軸と一致させてネック部10内に収容されており、ま
たビードガラス7は電子銃の中心軸と平行に延在してい
るため、ビードガラス7の外面とネック部10の内壁面
との間隔は各部において同一になっている。一例として
ネック部10の内径が24.1mmの陰極線管の場合、
ビードガラス7の外面とネック部10の内壁面との間隔
は各部において1.0mmとなっている。ところが、第
2グリッド電極4部分にはビードガラス7の外面を取り
巻いてネック部10の内壁面との間に介在するように金
属ワイヤ9が配設されているため、金属ワイヤ9とネッ
ク部10の内壁面との間隔が他の部分におけるビードガ
ラス7の外面とネック部10の内壁面との間隔に比べて
狭くなっており、線径0.4mmの金属ワイヤ9が用い
られる場合には、金属ワイヤ9とネック部10の内壁面
との間隔は0.6mmとなる。このため、第3グリッド
電極5およびこれよりカソード電極1側の各電極をアー
スし、アノード電極6に高電圧パルスを印加する陰極線
管の製造工程であるスポットノッキング工程において、
金属ワイヤ9とネック部10の内壁面との間の放電が強
く、この放電によりネック部10にクラックが発生する
問題があった。
ように構成されているため、以下のような問題があっ
た。すなわち、電子銃はその中心軸をネック部10の中
心軸と一致させてネック部10内に収容されており、ま
たビードガラス7は電子銃の中心軸と平行に延在してい
るため、ビードガラス7の外面とネック部10の内壁面
との間隔は各部において同一になっている。一例として
ネック部10の内径が24.1mmの陰極線管の場合、
ビードガラス7の外面とネック部10の内壁面との間隔
は各部において1.0mmとなっている。ところが、第
2グリッド電極4部分にはビードガラス7の外面を取り
巻いてネック部10の内壁面との間に介在するように金
属ワイヤ9が配設されているため、金属ワイヤ9とネッ
ク部10の内壁面との間隔が他の部分におけるビードガ
ラス7の外面とネック部10の内壁面との間隔に比べて
狭くなっており、線径0.4mmの金属ワイヤ9が用い
られる場合には、金属ワイヤ9とネック部10の内壁面
との間隔は0.6mmとなる。このため、第3グリッド
電極5およびこれよりカソード電極1側の各電極をアー
スし、アノード電極6に高電圧パルスを印加する陰極線
管の製造工程であるスポットノッキング工程において、
金属ワイヤ9とネック部10の内壁面との間の放電が強
く、この放電によりネック部10にクラックが発生する
問題があった。
【0006】また、金属ワイヤ9を高周波加熱等により
加熱してネック部10の内壁面に金属蒸着膜を形成する
工程においては、図5に破線で示すように加熱された金
属ワイヤ9が膨張してネック部10の内壁面に接触し、
ネック部10にクラックが発生する問題も生じていた。
加熱してネック部10の内壁面に金属蒸着膜を形成する
工程においては、図5に破線で示すように加熱された金
属ワイヤ9が膨張してネック部10の内壁面に接触し、
ネック部10にクラックが発生する問題も生じていた。
【0007】金属ワイヤ9の存在によるネック部10の
クラック問題の解決には、電子銃の外径を全体に小さく
してビードガラス7の外面とネック部10の内壁面との
間隔を大きくすればよいが、このためには各電極の外径
を小さくする必要があるため、特に電子ビームの集束を
行う第3グリッド電極5とアノード電極6の間に構成さ
れる電子レンズの直径が小さく収差の多いものとなって
しまうので、陰極線管の蛍光面に集束される電子ビーム
の径が大きくなり、画質の劣化を引き起こすこととなっ
ていた。
クラック問題の解決には、電子銃の外径を全体に小さく
してビードガラス7の外面とネック部10の内壁面との
間隔を大きくすればよいが、このためには各電極の外径
を小さくする必要があるため、特に電子ビームの集束を
行う第3グリッド電極5とアノード電極6の間に構成さ
れる電子レンズの直径が小さく収差の多いものとなって
しまうので、陰極線管の蛍光面に集束される電子ビーム
の径が大きくなり、画質の劣化を引き起こすこととなっ
ていた。
【0008】また、ビードガラス7の外面に金属ワイヤ
9を収容できる溝を設けて金属ワイヤ9がビードガラス
7の外面から出っ張らないようにすることも考えられる
が、溝部でのビードガラス7の厚みが十分確保できない
場合、電極5,6のストラップ部8や電極3,4の端部
をビードガラス7に埋め込む工程において、ビードガラ
ス7の溝部にクラックが発生する問題を生じる。また、
溝を設けたビードガラス7は、上記埋め込みによって溝
部に歪みが生じやすく、金属ワイヤ9の高周波加熱時に
溝部にクラックを生じる問題がある。
9を収容できる溝を設けて金属ワイヤ9がビードガラス
7の外面から出っ張らないようにすることも考えられる
が、溝部でのビードガラス7の厚みが十分確保できない
場合、電極5,6のストラップ部8や電極3,4の端部
をビードガラス7に埋め込む工程において、ビードガラ
ス7の溝部にクラックが発生する問題を生じる。また、
溝を設けたビードガラス7は、上記埋め込みによって溝
部に歪みが生じやすく、金属ワイヤ9の高周波加熱時に
溝部にクラックを生じる問題がある。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電子銃の電子レンズ特性を劣化
させることなくネック部内面との必要な間隔を確保する
ことができ、陰極線管の製造工程におけるネック部やビ
ードガラスのクラックの発生を防止することができる陰
極線管用電子銃を得ることを目的とする。
ためになされたもので、電子銃の電子レンズ特性を劣化
させることなくネック部内面との必要な間隔を確保する
ことができ、陰極線管の製造工程におけるネック部やビ
ードガラスのクラックの発生を防止することができる陰
極線管用電子銃を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る陰極線管
用電子銃は、電子ビームの放出方向に順次配列された各
電極の周囲に配置されて電子銃の中心軸方向に延在し各
電極を固定する複数の電気絶縁性支持棹を、陰極線管の
ネック部内面との対向間隔がアノード電極側よりもカソ
ード電極側の方が大きくなるように電子銃の中心軸に対
して傾斜させたものである。また、グリッド電極に固定
され、電気絶縁性支持棹の外面を取り巻いてネック部の
内面との間に介在するように配設された導電性リードを
有するものである。
用電子銃は、電子ビームの放出方向に順次配列された各
電極の周囲に配置されて電子銃の中心軸方向に延在し各
電極を固定する複数の電気絶縁性支持棹を、陰極線管の
ネック部内面との対向間隔がアノード電極側よりもカソ
ード電極側の方が大きくなるように電子銃の中心軸に対
して傾斜させたものである。また、グリッド電極に固定
され、電気絶縁性支持棹の外面を取り巻いてネック部の
内面との間に介在するように配設された導電性リードを
有するものである。
【0011】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1の陰極線
管用電子銃を示す図、図2は一部を拡大して示す図であ
る。図において、1はカソード電極であり、ヒータ2に
より加熱されて電子ビームを放出する。3はカソード電
極1から放出された電子ビームを制御するカップ状の第
1グリッド電極、4は第1グリッド電極3で制御された
電子ビームを加速する板状の第2グリッド電極、5は第
2グリッド電極4で加速された電子ビームを集束させる
筒状の第3グリッド電極、6は陰極線管の高圧を供給す
るアノードと電気的に接続された筒状のアノード電極で
あり、これら各電極1,3,4,5および6は、中心軸
を一致させて上記電子ビームの放出方向に順次配列され
ている。
管用電子銃を示す図、図2は一部を拡大して示す図であ
る。図において、1はカソード電極であり、ヒータ2に
より加熱されて電子ビームを放出する。3はカソード電
極1から放出された電子ビームを制御するカップ状の第
1グリッド電極、4は第1グリッド電極3で制御された
電子ビームを加速する板状の第2グリッド電極、5は第
2グリッド電極4で加速された電子ビームを集束させる
筒状の第3グリッド電極、6は陰極線管の高圧を供給す
るアノードと電気的に接続された筒状のアノード電極で
あり、これら各電極1,3,4,5および6は、中心軸
を一致させて上記電子ビームの放出方向に順次配列され
ている。
【0012】7は各電極1,3,4,5および6の周囲
に配置され上記中心軸すなわち電子銃の中心軸方向に延
在する電気絶縁性支持棹である一対のビードガラスであ
り、電極5,6に植設されたストラップ部8または電極
3,4の端部をビードガラス7に埋め込むことにより、
各電極3,4,5および6を所定の位置関係に固定・保
持している。9は第2グリッド電極4に両端が固定さ
れ、ビードガラス7の外面を取り巻いてネック部10の
内壁面との間に介在するように配設された導電性リード
である金属ワイヤであり、ビードガラス7の外面に溜ま
った電荷による放電が第2グリッド電極4よりカソード
電極1側で発生しないように設けられたものである。こ
のような構成の電子銃は、その中心軸をネック部10の
中心軸と一致させてネック部10内に収容・保持されて
いる。なお、11はアノード電極6に固定されたカップ
電極、12はカップ電極11に取り付けられたバネであ
り、電子銃がネック部10内に挿入された際にネック部
10の内壁面に圧接することにより、電子銃をネック部
10内に支持固定する。
に配置され上記中心軸すなわち電子銃の中心軸方向に延
在する電気絶縁性支持棹である一対のビードガラスであ
り、電極5,6に植設されたストラップ部8または電極
3,4の端部をビードガラス7に埋め込むことにより、
各電極3,4,5および6を所定の位置関係に固定・保
持している。9は第2グリッド電極4に両端が固定さ
れ、ビードガラス7の外面を取り巻いてネック部10の
内壁面との間に介在するように配設された導電性リード
である金属ワイヤであり、ビードガラス7の外面に溜ま
った電荷による放電が第2グリッド電極4よりカソード
電極1側で発生しないように設けられたものである。こ
のような構成の電子銃は、その中心軸をネック部10の
中心軸と一致させてネック部10内に収容・保持されて
いる。なお、11はアノード電極6に固定されたカップ
電極、12はカップ電極11に取り付けられたバネであ
り、電子銃がネック部10内に挿入された際にネック部
10の内壁面に圧接することにより、電子銃をネック部
10内に支持固定する。
【0013】この実施の形態1のビードガラス7は、図
4に示す従来例では電子銃の中心軸と平行であるのに対
して、ネック部10の内面との対向間隔がアノード電極
6側よりもカソード電極1側の方が大きくなるように電
子銃の中心軸に対して傾斜している。具体的には、ネッ
ク部10の内径が24.1mm、金属ワイヤ9の線径が
0.4mmで、アノード電極6のストラップ部8近辺に
おけるビードガラス7の外面とネック部10の内壁面と
の間隔が1.1mm、第2グリッド電極4部分における
ビードガラス7の外面とネック部10の内壁面との間隔
が1.225mm、すなわち金属ワイヤ9とネック部1
0の内壁面との間隔が0.825mmになるように傾斜
している。なお、ビードガラス7の横断面形状は、スト
ラップ部8が埋め込まれる側の辺が7mm、これに直交
する辺が3mmの略長方形である。
4に示す従来例では電子銃の中心軸と平行であるのに対
して、ネック部10の内面との対向間隔がアノード電極
6側よりもカソード電極1側の方が大きくなるように電
子銃の中心軸に対して傾斜している。具体的には、ネッ
ク部10の内径が24.1mm、金属ワイヤ9の線径が
0.4mmで、アノード電極6のストラップ部8近辺に
おけるビードガラス7の外面とネック部10の内壁面と
の間隔が1.1mm、第2グリッド電極4部分における
ビードガラス7の外面とネック部10の内壁面との間隔
が1.225mm、すなわち金属ワイヤ9とネック部1
0の内壁面との間隔が0.825mmになるように傾斜
している。なお、ビードガラス7の横断面形状は、スト
ラップ部8が埋め込まれる側の辺が7mm、これに直交
する辺が3mmの略長方形である。
【0014】このような構成の電子銃をネック部10内
に収容・固定し陰極線管内部を排気して真空にした後、
高周波加熱等により金属ワイヤ9を加熱して蒸発させ、
図2に示すようにネック部10の内壁面に金属蒸着膜1
3を形成する。その後、高電圧パルスを印加するスポッ
トノッキング工程や、カソード電極1から電子を出やす
くするためのエージング工程等を経て陰極線管が完成さ
れる。
に収容・固定し陰極線管内部を排気して真空にした後、
高周波加熱等により金属ワイヤ9を加熱して蒸発させ、
図2に示すようにネック部10の内壁面に金属蒸着膜1
3を形成する。その後、高電圧パルスを印加するスポッ
トノッキング工程や、カソード電極1から電子を出やす
くするためのエージング工程等を経て陰極線管が完成さ
れる。
【0015】このような構成の電子銃によれば、ビード
ガラス7とネック部10の内面との対向間隔が、電子ビ
ームの集束を行う電子レンズの直径を決定する第3グリ
ッド電極5とアノード電極6の外径に影響の少ないカソ
ード電極1側の方がアノード電極6側より大きくなるよ
うに、ビードガラス7を電子銃の中心軸に対して傾斜さ
せたので、電子レンズの直径を小さくしたり、ビードガ
ラス7に金属ワイヤ9を収容する溝を設けることなく金
属ワイヤ9とネック部10の内壁面との間隔を必要な大
きさに設定することができる。従って、スポットノッキ
ング工程での金属ワイヤ9とネック部10の内壁面との
間の放電が弱まり、この放電によりネック部10にクラ
ックが発生する問題が防止される。
ガラス7とネック部10の内面との対向間隔が、電子ビ
ームの集束を行う電子レンズの直径を決定する第3グリ
ッド電極5とアノード電極6の外径に影響の少ないカソ
ード電極1側の方がアノード電極6側より大きくなるよ
うに、ビードガラス7を電子銃の中心軸に対して傾斜さ
せたので、電子レンズの直径を小さくしたり、ビードガ
ラス7に金属ワイヤ9を収容する溝を設けることなく金
属ワイヤ9とネック部10の内壁面との間隔を必要な大
きさに設定することができる。従って、スポットノッキ
ング工程での金属ワイヤ9とネック部10の内壁面との
間の放電が弱まり、この放電によりネック部10にクラ
ックが発生する問題が防止される。
【0016】また、金属ワイヤ9を高周波加熱等により
加熱してネック部10の内壁面に金属蒸着膜13を形成
する工程において、加熱により膨張した金属ワイヤ9が
ネック部10の内壁面に接触することがなくなり、この
接触によってネック部10にクラックが発生する問題も
改善することができる。図3は金属ワイヤ9の高周波加
熱時のネッククラック発生率を示す図であり、横軸の
「ワイヤ−ネック内壁クリアランス」は、金属ワイヤ9
とネック部10の内壁面との間隔を意味する。金属ワイ
ヤ9とネック部10の内壁面との間隔が0.4mmの場
合はクラック発生率が10.0%、0.6mmの場合は
3.5%であるのに対して、0.8mm以上では0.0
%であった。
加熱してネック部10の内壁面に金属蒸着膜13を形成
する工程において、加熱により膨張した金属ワイヤ9が
ネック部10の内壁面に接触することがなくなり、この
接触によってネック部10にクラックが発生する問題も
改善することができる。図3は金属ワイヤ9の高周波加
熱時のネッククラック発生率を示す図であり、横軸の
「ワイヤ−ネック内壁クリアランス」は、金属ワイヤ9
とネック部10の内壁面との間隔を意味する。金属ワイ
ヤ9とネック部10の内壁面との間隔が0.4mmの場
合はクラック発生率が10.0%、0.6mmの場合は
3.5%であるのに対して、0.8mm以上では0.0
%であった。
【0017】なお、ビードガラス7が2本の場合につい
て示したが、3本以上の場合にも実施して同様の効果を
奏することは言うまでもない。また、金属ワイヤ9を高
周波加熱等により加熱してネック部10の内壁面に金属
蒸着膜13を形成しない場合でも、スポットノッキング
工程での放電によるネック部10のクラック発生の防止
効果が得られることは同様である。また、金属ワイヤ9
を第2グリッド電極4に固定する例について示したが、
第1グリッド電極3または3グリッド電極5に固定する
場合も同様に実施できることは言うまでもない。
て示したが、3本以上の場合にも実施して同様の効果を
奏することは言うまでもない。また、金属ワイヤ9を高
周波加熱等により加熱してネック部10の内壁面に金属
蒸着膜13を形成しない場合でも、スポットノッキング
工程での放電によるネック部10のクラック発生の防止
効果が得られることは同様である。また、金属ワイヤ9
を第2グリッド電極4に固定する例について示したが、
第1グリッド電極3または3グリッド電極5に固定する
場合も同様に実施できることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る陰極線管用電子銃によれ
ば、電子ビームの放出方向に順次配列された各電極の周
囲に配置されて電子銃の中心軸方向に延在し各電極を固
定する複数の電気絶縁性支持棹を、陰極線管のネック部
内面との対向間隔がアノード電極側よりもカソード電極
側の方が大きくなるように電子銃の中心軸に対して傾斜
させたので、グリッド電極に固定され電気絶縁性支持棹
の外面を取り巻いてネック部の内面との間に介在するよ
うに配設された導電性リードとネック部の内面との間隔
を、電子銃の電子レンズ特性を劣化させることなく大き
くすることができ、陰極線管の製造工程におけるネック
部や電気絶縁性支持棹のクラックの発生を防止すること
ができる効果がある。
ば、電子ビームの放出方向に順次配列された各電極の周
囲に配置されて電子銃の中心軸方向に延在し各電極を固
定する複数の電気絶縁性支持棹を、陰極線管のネック部
内面との対向間隔がアノード電極側よりもカソード電極
側の方が大きくなるように電子銃の中心軸に対して傾斜
させたので、グリッド電極に固定され電気絶縁性支持棹
の外面を取り巻いてネック部の内面との間に介在するよ
うに配設された導電性リードとネック部の内面との間隔
を、電子銃の電子レンズ特性を劣化させることなく大き
くすることができ、陰極線管の製造工程におけるネック
部や電気絶縁性支持棹のクラックの発生を防止すること
ができる効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1による陰極線管用電
子銃を示す図である。
子銃を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による陰極線管用電
子銃の一部を拡大して示す図である。
子銃の一部を拡大して示す図である。
【図3】 金属ワイヤの高周波加熱時のネッククラック
発生率を示す図である。
発生率を示す図である。
【図4】 従来の陰極線管用電子銃を示す図である。
【図5】 従来の陰極線管用電子銃の不都合を説明する
ための一部拡大図である。
ための一部拡大図である。
1 カソード電極、 3 第1グリッド電極、 4 第
2グリッド電極、5 第3グリッド電極、 6 アノー
ド電極、 7 ビードガラス、9 金属ワイヤ、 10
ネック部
2グリッド電極、5 第3グリッド電極、 6 アノー
ド電極、 7 ビードガラス、9 金属ワイヤ、 10
ネック部
Claims (2)
- 【請求項1】 電子ビームを放出するカソード電極と、
複数のグリッド電極と、アノード電極を中心軸を一致さ
せて上記電子ビームの放出方向に順次配列し、これら各
電極の周囲に配置され上記中心軸方向に延在する複数の
電気絶縁性支持棹に上記各電極を固定してなり、陰極線
管のネック部内に収容される電子銃において、上記各電
気絶縁性支持棹は、上記ネック部内面との対向間隔が上
記アノード電極側よりも上記カソード電極側の方が大き
くなるように上記中心軸に対して傾斜していることを特
徴とする陰極線管用電子銃。 - 【請求項2】 グリッド電極に固定され、電気絶縁性支
持棹の外面を取り巻いてネック部の内面との間に介在す
るように配設された導電性リードを有することを特徴と
する請求項1記載の陰極線管用電子銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20738396A JPH1050231A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 陰極線管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20738396A JPH1050231A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 陰極線管用電子銃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1050231A true JPH1050231A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16538832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20738396A Pending JPH1050231A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 陰極線管用電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1050231A (ja) |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP20738396A patent/JPH1050231A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040302 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040629 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |