JPH10503123A - 低粘度粘性塗料の塗布器 - Google Patents
低粘度粘性塗料の塗布器Info
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- JPH10503123A JPH10503123A JP8505740A JP50574096A JPH10503123A JP H10503123 A JPH10503123 A JP H10503123A JP 8505740 A JP8505740 A JP 8505740A JP 50574096 A JP50574096 A JP 50574096A JP H10503123 A JPH10503123 A JP H10503123A
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Abstract
(57)【要約】
低粘度粘性塗料の空圧式塗布器(10)は、ノズル、ノズル(11)を介して所定速度で粘性材料を分配するための空気で動作する装置、及びノズル(11)の回りに空気室(23)を形成する空気案内ハウジング(22)を有する。空気案内室(22)とノズル(11)は共角の関係にあり、空気出口開口(26)は約5から15平方ミリメートルの面積を有する。調節自在な装置はほぼ一定速度で圧力空気を空気室(23)に導入する。粘性材料がノズル(11)に配置されている場合、空気は室(23)に導入され、ノズル回りの空気出口開口(26)を介して吐出される。また、室(23)に導入される空気量が調節されて、ノズル(11)から粘性材料を分配して、様々な幅と厚みの被膜がノズル(11)近傍の表面に塗布される。
Description
【発明の詳細な説明】
低粘度粘性塗料の塗布器
技術分野
本発明は、低粘度粘性塗料の塗布器及び塗布方法に関し、これらの塗布器と塗
布方法は様々な幅と厚みで塗料を塗布するために使用できるものである。
技術背景
ドイツ特許公報DE4,026,170 A1には、低粘度粘性塗料の塗装に
使用できる塗布器が記載されており、これは様々な幅と厚みで該塗料を塗布する
ように調整できる。しかしながら、この塗布器は、塗布器内のノズル先端周囲の
部屋で空気と粘性材料を混合しており、この混合では、塗布器の使用後に、ノズ
ル外面の回りに混合室を形成しているノズルと壁とを、処理及び/又は洗浄して
塗料を除去しなければならない。また、塗布幅を変更するためには、ノズル外周
面回りの混合室の大きさを変えなければならず、そのために幅と厚みを変えた塗
装を得ることは、期待されている以上に困難である。
発明の開示
本発明は、従来の塗布器よりも簡単に塗装の幅と厚みを調整できると共に、塗
布後に塗布器が従来のものよりも簡単かつ経済的に清掃でき、塗料を用いたその
後の塗装に対して容易に準備できる、低粘度粘性塗料の塗布器及び塗布方法を提
供するものである。また、塗布器は、空になった状態では僅かな充填物しか残存
し処分されることがないパッケージ型式のものから塗料を塗布するようにしてあ
る。
本発明によれば、予め決められた範囲の特性を有する低粘度粘性塗料を様々な
幅と厚みの被膜として基板に塗装する方法が提供される。低粘度粘性塗料の予め
決められた特性範囲とは、ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを
用い、毎分2回転させて測定した低ずり速度粘度が100,000から800,
000センチポイズ、好ましくは300,000から600,000センチポイ
ズ、ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分20回転さ
せて測定した高ずり速度粘度が40,000から100,000センチポイズ、
好ましくは60,000から80,000センチポイズで、高ずり速度粘度に対
する低ずり速度粘度の比率で定義されるチキソトロピー指数が4以上、好ましく
は5以上、最も好ましくは6以上である(すなわち、チキソトロピー指数が高く
なればなるほど、粘度低下が大きい)。
上記方法は、(1)入口端から出口端に貫通した材料開口、外面、及び出口端
の先端面を備えたノズルを準備し、(2)上記ノズルの回りに、ノズル外面と共
に空気室を形成する内面を備えた空気案内ハウジングを準備し〔但し、上記空気
案内ハウジングは、外側先端面と、ノズルの前端側でノズル外面の回りに配置さ
れた空気案内ハウジングの内面と先端面との間に空気室用の出口開口を有する。
〕、(3)上記ノズルの先端面は、該ノズルの一部が上記空気出口開口内部にあ
り且つ上記ノズルの先端面が上記空気案内ハウジングの外側先端面から約1ミリ
メートル突出した外側位置と、上記ノズルが上記空気出口開口から出て上記ノズ
ルの先端面が上記空気案内ハウジングの内面から約2ミリメートル離れた内側位
置との間で所定の位置にあり、上記ノズルが上記空気出口開口にあるとき、上記
ノズルの周囲に、上記ノズルの軸に対して直角をなす平面上で測定した面積が約
5〜15平方ミリメートルを有する空気出口開口が存在するように、上記ノズル
の先端面を位置させるべく、ハウジングとノズルを配置し、(4)上記ノズルの
材料開口を介して入口端から出口端にほぼ一定の割合で粘性材料を分配し、(5
)上記ノズル回りの空気出口開口から空気が逃げ、材料の少なくとも一部が霧化
されてノズルから分配されるように、上記空気室に空気を導入し、(6)上記空
気室に導入される空気量を調節し、ノズルから分配されてノズル近傍の表面に様
々な幅と厚みで粘性材料を塗布する工程を含む。
これに代えて、上記空気室への空気供給を遮断することにより、従来の水漏れ
防止ガンのように、材料の円筒状ビードをノズルから分配することもできる。
上記範囲以下の低粘度を有する材料を分配するために上記方法を用いる場合、
空気室への空気が遮断されているとき塗布された円筒状ビードは垂れ、空気室に
空気が導入されているとき部分的に霧化された塗布材料は、特に垂直面では「走
り」又は「流れ」て所望の手触りが得られない。上記範囲以上の低粘度の材料を
分配するために上記方法を用いた場合、空気室への空気を遮断すると円筒状ビー
ド材料を分配するために非常に大きな圧力が必要とされ、空気室を介して空気を
導入しても材料は霧化しない。上記範囲以下の高粘度の材料を分配するために上
記方法を使用した場合、空気室を介して空気が導入されると、材料は平らになり
平坦で、ざらざらした感触のない外観を示す。上記範囲以上の高粘度の材料を分
配するために上記方法を用いた場合、空気室に空気を導入すると、材料が霧化さ
れず、過剰に噴霧されて、筋だらけの噴霧跡が残る。空気室に空気を導入しなが
らチキソトロピーが4以上の材料を分配するために上記方法を用いると、塗装被
膜は、過剰な噴霧、筋跡、さらに酷い肌触りとなり、空気室への空気を遮断する
と円筒ビードは著しく垂れる。空気室に空気を導入しながらチキソトロピーが2
0以上の材料を分配すると、平坦になり、ざらざらがなくなり、いくつかの適用
に対して好適なものとなる。
分配装置に供給する空気圧は250から850キロパスカル(KPa)、好ま
しくは400から700キロパスカルとすべきである。250KPa以下の圧力
では、材料は円筒状ビードとなって分配できるが、材料を霧化するためには不十
分な空気量であるので、塗装はできない。850KPa以上の圧力では、ノズル
を通じて分配される材料の量は、空気室を通過する空気では効果的に霧化できな
い場合のレベルまで増大し、むらがあり、筋が立ち、手触りの良くない被膜とな
る。
ノズル周囲の空気出口開口の一部は5〜15平方ミリメートルの断面とすべき
で、0.65〜2.00のほぼ均一な半径の管状とすべきである。ノズル周囲の
空気出口開口の面積は空気圧及び材料の低粘度特性との組み合わせにおいて、幅
、厚み、及び外観(例えば、手触り、過噴霧、筋)に影響を及ぼす、ノズルから
の材料流出量及びその後の霧化の有効性を決定する。
好ましくは、入口端から出口端にノズル開口を介してほぼ一定速度で粘性材料
を分配する工程には、(1)貫通開口を形成する内面を有する管状部材を準備し
、(2)上記開口を連通し、ノズルの入口端を管状部材の前端に解放自在にシー
ルする手段を準備し、(3)上記貫通開口内に伸び且つ内面にシール係合し、管
状部材の後端から前端の間で貫通開口に沿って軸方向に移動可能なピストンを準
備し、(4)圧力空気を作用させて管状部材の後端から前端にピストンを移動さ
せる手動動作可能で調節可能な手段を準備し、(5)管状部材の後端側にピスト
ンを位置させ、ピストンとノズルとの間の部屋にしなやかなスリーブに収容され
た粘性材料を配置し、(6)ノズル近傍でスリーブの端部を開封し、さらに(6
)手動動作可能で且つ調節自在な手段を用いて選択された割合でピストンに圧力
空気を作用させて、ほぼ一定の割合でノズルを介して材料を分配する、ものが含
まれる。材料が分配された後、上記方法はさらに、スリーブとノズルを取り外し
て廃棄することにより再利用するために清掃することが含まれる。
上述したレオロジー(流動性)を有する任意の低粘度粘性塗料が本発明にかか
る塗布器及び塗布方法を用いて塗布できる。そのような材料は、限定的ではない
が、シーラ、プライマーコーティング、下塗り、ペンキ、接着剤等を含むもので
ある。一般的に、これらの材料は自動車や船の塗装に使用される。最も好適な適
用は、さびを防止したり、乗り物の修理や製造において形成される金属フランジ
の外観を良くするための、塗装又は金属と金属との連結部(ヘンミングフランジ
)のコーキングである。
図面の簡単な説明
本発明は添付図面を参照してさらに詳細に説明し、複数の図面において同一の
符号は同一の部分を示している。
図1は本発明にかかる塗布器の側面図、
図2は図1に示す塗布器の縦断面図、
図3から7は、図1に塗布器で塗布できる様々な幅と厚みを有する、粘性材料
の被膜の断面及び斜視図、
図8は、図1に示す塗布器に含まれる、管状部、ノズル、2つの空気案内ハウ
ジング、及び継ぎ輪を示す分解図、
図9は図1の塗布器の拡大正面図である。
詳細な説明
図面を参照すると、そこには概略符号10で示した本発明の空圧式塗布器が示
してある。
概略、塗布器10は、軸12(図8参照)を有する高分子材料のノズル11と
、入口端13及び出口端14と、外面15と、出口端14にある先端面16と、
ノズル11の入口端13から出口端14に向けて収束する貫通材料通路(開口)
17とを備えている。ノズル開口17を介して入口端13から出口端14にほぼ
一定速度で粘性材料20を分配するために後述する手段が設けてある。塗布器1
0はまた、ノズル11の周囲にノズル11の外面15と共に空気室23を形成す
る内面を備えた空気案内ハウジング22を含む。空気案内ハウジング22は前端
部24を備えている。この前端部は先端面25を有し、ノズル11の前端24近
傍のノズル11の外面15回りに配置される空気案内室23の内面と先端面25
との間に空気室23用の出口開口26を形成している。ハウジング22とノズル
11は、ノズル11の先端面16が、ノズル11の一部を出口開口26内に位置
させると共にノズル11の先端面16を空気案内ハウジング22の外側先端面2
5から約1ミリメートルだけ突出させた外側位置(図示したものにほぼ近い位置
)と、ノズル11が空気出口開口26から出て、ノズルの先端面16が空気案内
室22の内面から約2ミリメートルだけ離間した内側位置に設けることができ、
ノズル11が空気出口開口26内にあるとき、ノズル11の軸12に対して直角
な平面上で測定した面積が約5ないし15平方ミリメートルを有する、空気出口
開口26の環状部がノズル11の周囲に存在する大きさにすると共に間隔を持た
せてある。粘性材料20がノズル11を介してほぼ一定速度で分配されるとき、
空気が空気室23に導入されてノズル11回りの環状開口部26から逃げるよう
に、また空気室23に導入されて環状開口部26から排出される空気量を調節し
て、
ノズル11から分配される粘性材料20が少なくとも部分的に霧化又は噴霧され
、これにより様々な幅と厚みの被膜がノズル11の近傍表面に塗布されるように
、空気室23に圧力空気を案内する手動調節手段(後述する)が設けてある。
低ずり粘度575,000センチポイズ、高ずり粘度75,000センチポイ
ズ、チキソトロピー比7.7の低粘度粘性塗料を、圧力415キロパルカルの空
気を用いて塗布する塗布器の例では、ノズル11の先端面16における貫通開口
17はほぼ0.089インチの径の環状をしており、ノズルの内面と外面15は
、その先端面16に向けて、ノズル11の軸12に対して約6.5度の角度をな
し、ノズル壁は先端面16の近傍で約0.049インチの厚みを有し、ハウジン
グ22とノズル11の先端面25と16は実質的に共角をなし、ノズル11回り
の空気出口開口26の環状部断面積は約10平方ミリメートルで、環状開口部の
半径は約1.3ミリメートルである。
ノズル11から一定速度で噴霧される粘性材料20によりノズル11の近傍の
表面に塗布される粘性材料20の塗布幅と塗布厚に対する、環状開口部26を通
じて吐出される空気の調整効果が図3から7に示してある。環状開口部26から
空気を吐出しない場合、図3に示すように、粘性材料はほぼ円筒ビード状に塗布
される。環状開口部26から段階的に空気を増加して吐出した場合、材料は少な
くとも一部が噴霧又は霧化され、それぞれの空気量でもって付着した層の幅は、
厚みの減少に従って増加する。ノズル11回りの空気出口開口26の環状部を通
じて吐出する空気量を増加した場合が図4から図7に示してある。この塗布器1
0によれば、幅5〜6インチで厚み約1ミリメートルの好適な塗膜(図7に示す
)が塗装できる。図4に示す塗膜はその長手方向に沿って間隔を置いた隆起部を
有し、これは工場設備でいくつかの自動車に塗装された被膜と外観が似ている。
したがって、この塗布器10は、自動車を修理する時に、そのように工場で塗布
された被覆を再生するのに使用できる。なお、塗布器10によれば、空気出口開
口26を介して吐出される空気量を規制するだけで、円筒ビード状のものから幅
の広い被膜まで塗装するのに利用できる。また、様々な被覆をもたらす空気(も
し有れば)と粘性材料の混合は塗布器10の外側又はその端部で行われるので、
後
に詳述する清掃が容易になる。
ノズル11を介して粘性材料を分配するために、塗布器10には、軸30(図
8参照)と、貫通開口31を形成し且つ軸方向に間隔を置いた前後の端部32と
33とを有する内面とを備えた管状部材29と、(2)連通する開口部17と3
2によってノズル11の入口端13を管状部材29の前端32に開放自在にシー
ルする手段と、(3)開口31内にあって該開口に伸長されると共にこの開口を
形成する内面に密着係合し、開口31の後端33と前端32との間で該開口31
に沿って軸方向に移動自在なピストン35と、(4)後端部33側のピストン3
5側面に予め決められた圧力の空気を所望の割合で作用させて、管状部材29の
後端33から前端32に向けてピストン35を押圧移動させる手動動作可能な調
節手段、とが設けてある。
ピストン35の側面に圧力空気を作用させる手動動作可能な調節手段は、管状
部材29の後端33に連通した一次空気路38を形成する手段を備えている。こ
の手段は手を掛けるためのピストル把持形状部分39を有し、これは内部にねじ
を有する継ぎ輪40により管状部材29の後端33に解放自在に取り付けてあり
、一次空気路38の離れた部分38aと38bを形成している。従来の開閉弁手
段41が、一次空気路38の離れた部分38aと38bとの間のピストル把持部
39に設けてある。この開閉弁手段又は弁41は、ピストル把持部39に回動自
在に設けられ、該ピストル把持部39を握っている人の人さし指によって、ピス
トル把持部39の表面から突出している外側位置(図1と2を参照)からピスト
ル把持部39の表面に接近した内側位置へと移動させる引き金状部材42と、引
き金状部材42を外側位置から内側位置に移動させることで、一次空気路38の
部分38aと38bとの間の空気の移動を弁部材が禁止しているオフ位置から、
弁部材が一次空気路38の部分38aと38bの間を連通する開口を形成するオ
ン位置へと操作可能な可動弁部材とを備えている。スプリング状手段が、引き金
状部材42を外側位置に付勢すると共に弁部材をオフ位置に付勢するために弁部
材間に設けてある。
調整自在な一次弁手段又はニードル弁(絞り弁)46が一次空気路38の通路
部分38aに設けてある。このニードル弁は、引き金状部材42を引くことによ
って開閉弁手段41がオン位置に移動した場合、一次空気路38を通じて流れる
空気量を規制するためにノブ48によって回動される手動操作で移動可能な部材
と、管状部材29の反対側で一次空気路部分38aの端部を圧力制御された空気
の供給源に接続するために設けられた、従来の雄状急速遮断部49の形をした手
段とを備えている。
圧力空気を空気室23に案内する手動調節可能な手段は、調節可能な二次弁手
段又はニードル弁54(ただし、弁54の入口側を開閉弁手段41と管状部材2
9との間の一次空気路部分38bに連通させて、片側をピストル把持部39に連
結されている)と、一方の端部をニードル弁54の出口に接続した手動操作可能
で分離可能な急速遮断手段又はコネクタ57と、しなやかなプラスチックホース
50(ただし、ホース一端は端部取付具51によって弁54の反対側でコネクタ
57の端部に接続され、ホース他端はエルボ取付具52によって空気室23に接
続されている)とを備えている。弁54と、コネクタ57と、ホース50の組み
合わせによって、空気室23と一次空気路部分38b(ただし、この空気路部分
は、開閉弁手段41と管状部材29との間にある)との間に二次空気路53を形
成している。また、ニードル弁54は、二次空気路53を通る空気流量を規制す
るために、ノブ56によって手動操作自在な可動部材を備えている。分離可能な
急速遮断コネクタ57により、空気案内ハウジング22とノズル11を、管状部
材29の前端32から容易に分離して、管状部材29の中に粘性材料20を容易
に入れることができる。
ノズル11は高分子材料(例えば、ポリプロピレン又はポリエチレン)で成型
されており、軸12の半径方向に伸びるシーリングフランジ59(図8参照)を
備えている。このシーリングフランジ59はノズル11の後端を形成しており、
周方向に形成されて管状部材29の前端部32の周囲の溝内にシール係合するよ
うにしてある。ピストン35を管状部材29の後端33近傍に位置させると共に
ノズル11を管状部材29の前端32から外すことにより、しなやかなスリーブ
60に包まれた粘性材料20が管状部材29の開口31に配置でき、管状部材2
9の前端32でスリーブ60の端部が開かれ、ノズル11のフランジ59が再び
管状部材29の前端32にシールされる。これにより、空圧式塗布器10は、ス
リーブ60内の粘性塗布材料20を塗布するために使用でき、その後、塗布器1
0は、空のスリーブ60とノズル11を取り除いて捨てるだけで再利用のために
きれいにできる。
空気案内ハウジング22は、管状部材29の反対でノズル11のシール用フラ
ンジ59の側面にシール係合する半径方向外側突出フランジ63を有する第1の
部分62と、空気案内ハウジング22内にノズル15を位置させるためにノズル
11の外面15の一部を受ける内側エッジ部を備えた半径方向内側に突出した壁
64(図2参照)とを備えている。空気案内ハウジング22はまた、先端面25
を有する出口端24を備えた第2の部分66を含む。空気案内ハウジング22の
第2の部分66は、空気案内ハウジング22の第1の部分62の継ぎ輪67の周
囲にねじ係合しており、これによりハウジング22とノズル11の先端面を所望
の相対位置(実質的に共角の関係)に配置すべく微調整できると共に、空気案内
室22の必要な清掃が容易になる。
塗布器10は、ノズル11と空気案内ハウジング22を管状部材29の先端3
2に取り付けるために、手動で解放自在手段を備えている。管状部材29は螺旋
溝69を有し、これは前端32近傍で外面を一部形成している。塗布器10は継
ぎ輪70を備えている。この継ぎ輪は、内面と、管状部材29の螺旋溝69に解
放自在に係合する内面を部分的に形成している螺旋状の半径方向内側溝と、ねじ
を越えて半径方向内側に突出し且つ半径方向外側に突出するフランジ63の近傍
で空気案内ハウジング22の回りに伸びているリング74を備えており、このリ
ング74は、継ぎ輪70が管状部材29にねじ係合した状態で、管状部材29の
前端32に向けて、半径方向外側に突出するフランジ63を押圧するようにして
ある。継ぎ輪70を回して管状部材29から外し、急速遮断部57の一部を分離
することにより、空気案内室22とノズル11は簡単に管状部材29の先端から
分離できる。
ノズル11を通じてほぼ一定速度で粘性材料20を分配するために、粘性材料
20がまずピストン35とノズル11との間の貫通開口31に配置される。この
とき、(1)まず管状部材29の後部33の近傍にピストン35を位置させる。
これは、ロッド77によってピストン35に密閉シール78を介して取り付けた
ノブ76を引くことにより行われる。次に、(2)継ぎ輪70を回して管状部材
29から外すことにより、管状部材29の前端24から空気案内ハウジング22
とノズル11を分離すると共に、急速遮断コネクタ57の一部を分離する。続い
て、(3)しなやかなスリーブ60に収容されている粘性材料20を管状部材2
9の貫通開口31に配置する。次に、(4)ナイフ又はその他の鋭い道具でスリ
ーブ60を切断又は裂いて、管状部材29の前端32でスリーブ60の端部を開
放する。次に、(6)再び継ぎ輪70を管状部材29に係合することで、管状部
材29の前端32でノズル11と空気案内ハウジング22をシールする。引き金
状部材42を引くことで、ニードル弁のノブ48を調整することで選択した速度
でもってピストン35に圧力空気を供給し、ノズル11を介してほぼ一定速度で
粘性材料20を分配できる。ノズル11からそのようにして吐出された粘性材料
20によってノズル11近傍の表面に塗布された粘性材料からなる被覆の幅と厚
さは、ニードル弁54のノブ56を回転させることにより調節し、分配された材
料の霧化を調節すると共に、これにより材料を塗布して様々な幅と厚みの被覆(
図3から7に示すものや上述のもの)を得ることができる。
粘性材料20が分配された後、塗布器10は、継ぎ輪67を管状部材29から
外し、そしてスリーブ60とノズル11を取り外して廃棄することにより、再利
用のためにきれいにできる。
本発明はその一実施例を参照して説明した。本発明の範囲から逸脱することな
く上述した実施例に種々の変更を加えることができることは当業者にとって明ら
かである。かくて、本発明の範囲は、本出願に記載された構造及び方法に限定す
べきではなく、請求の範囲の用語により記載された構造と方法及びその均等物に
よって限定されるべきである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 マックノウン,アラン・ジー
アメリカ合衆国55133−3427ミネソタ州
セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ
クス 33427(番地の表示なし)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分2回転させ て測定した低ずり速度粘度が100,000から800,000センチポイズを 有し、ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分20回転 させて測定した高ずり速度粘度が40,000から100,000センチポイズ を有し、高ずり速度粘度に対する低ずり速度粘度の比率として定義されるチキソ トロピー指数が4以上を有する、予め決められた特性範囲の低粘度粘性塗料を塗 布する空圧式塗布器は、 軸と、入口及び出口端と、外面と、上記出口端の先端面と、上記入口端から出 口端へ貫通した材料開口とを有するノズルと、 上記ノズルの材料開口を介して入口端から出口端に粘性材料を分配する手段と 、 上記ノズルの周囲に該ノズルの外面と共に空気室を形成する内面を備えた空気 案内ハウジングと、 ただし、 上記空気案内ハウジングは、先端面を有する前端を備えていると共 に上記空気案内ハウジングの上記内面と先端面との間に上記空気室の空気出口開 口を形成しており、 上記空気出口開口は上記ノズルの前端近傍で上記ノズルの外面の回 りに配置され、 上記ノズルの先端面は、該ノズルの一部が上記空気出口開口内部に あり且つ上記ノズルの先端面が上記空気案内ハウジングの外側先端面から約1ミ リメートル突出した外側位置と、上記ノズルが上記空気出口開口から出て上記ノ ズルの先端面が上記空気案内ハウジングの内面から約2ミリメートル離れた内側 位置との間で所定の位置にあり、 上記ノズルが上記空気出口開口にあるとき、上記ノズルの周囲に、 上記ノズルの軸に対して直角をなす平面上で測定した面積が約5〜1 5平方ミリメートルを有する空気出口開口が存在している、 上記粘性材料が上記ノズルを介してほぼ一定速度で分配されるとき、空気は上 記空気室に導入されて上記ノズル回りの環状開口を介して逃げるように上記空気 室に圧力空気を導入し、上記空気室に導入される空気量は、上記ノズル近傍の表 面に様々な幅と厚みの被覆として塗布できるように、ノズルから分配される上記 粘性材料の霧化量を変化させるべく調節できる手動調節手段と、 を備えている。 2.上記ハウジングとノズルの先端面はほぼ共角をなしている、請求項1の粘性 塗料用空圧式塗布器。 3.上記ノズル回りの空気出口開口の一部は環状であり、上記ノズルの軸に対し て直角をなす平面上で測定した面積が約10平方ミリメートルである、請求項2 の粘性塗料用空圧式塗布器。 4.上記ノズルを介して粘性材料を分配する手段は、 軸と、貫通開口を形成し且つ軸方向に間隔を置いた前後の端部を有する内面と を備えた管状部材と、 上記ノズルの入口端部を上記開口を連通して上記管状部材の前端に開放自在に シールする手段と、 上記貫通開口内に伸び且つ上記内面にシール係合し、上記後端と前端との間で 上記貫通開口に沿って軸方向に移動可能なピストンと、 上記後端側の上記ピストン側面に所望の割合で予め決められた圧力の空気を作 用させ、上記管状部材の後端から前端に上記ピストンを押圧移動させる手動動作 可能で調節可能な手段とを備えている、請求項1の粘性塗料用空圧式塗布器。 5.請求項4の粘性塗料用空圧式塗布器において、 上記後端近傍の上記ピストン側面に所望の割合で予め決められた圧力の空気を 作用させ、上記管状部材の後端から前端に上記ピストンを押圧移動させる上記手 動動作可能で調節可能な手段は、 上記管状部材の後端に連通する一次空気路を形成する手段、 但しこの手段は、 上記一次空気路の離れた部分を形成し、上記管状部材の後端に取り 付けられる、手を掛けるためのピストル把持部と、 上記一次空気路の離れた部分の間で上記ピストル把持部内に設けた 開閉弁と、 但し、上記開閉弁は、 上記ピストル把持部を人さし指で把持することにより、 上記ピストル把持部の表面から突出した外側位置から上記ピストル把持部の表面 に近い内側位置に移動する、上記ピストル把持部に回動自在に設けた引き金状部 材と、 上記外側位置から内側位置への上記引き金部材の移動に よって、上記弁部材が上記空気路の部分間での空気の移動を阻止するオフ位置か ら、上記弁部材が上記空気路の部分間を連通する開口を形成するオン位置に切り 替える、相対的に移動可能な弁部材と、 上記引き金状部材を上記外側位置に付勢すると共に上記 弁部材を上記オフ位置に付勢する付勢手段とを有する、 上記一次空気路に配置され、上記開閉弁手段が上記オン位置にある とき、上記一次空気路を通る空気量を規制する手動操作可能で移動可能な部材を 備えた調節可能な一次弁手段と、 上記管状部材の反対で上記一次空気路の端部を圧力空気源に接続す る手段とを有し、 上記空気室に圧力空気を案内する上記手動で調節可能な 手段は、 上記空気室と、上記開閉弁手段と上記管状部材との間の 上記一次空気路の部分との間に、二次空気路を形成する手段と、 上記二次空気路に設けられ、上記二次空気路を通る空気 の流量を規制するために可動部材によって手動操作可能な、 調節自在な二次空気弁手段とを有する。 6.上記ノズルは、該ノズルの軸の半径方向に伸びるシールフランジを有し、上 記シールフランジは上記ノズルの後端を形成し且つ上記管状部材の前端とシール 係合する周囲を有し、上記ピストンを管状部材の後端近傍に位置させると共に上 記ノズルを管状部材の前端から分離することにより、しなやかなスリーブに収容 された粘性材料が上記管状部材の貫通開口内に配置でき、上記管状部材の前端で 上記スリーブの端部は開放され、上記ノズルのフランジは上記管状部材の前端で シールされ、上記空圧式塗布器はスリーブ内の粘性塗料を塗布すべく使用でき、 その後該塗布器は上記スリーブとノズルを取り外して廃棄するだけで再利用のた めにきれいにできる、請求項4の粘性塗料の空圧式塗布器。 7.上記空気案内ハウジングは、 上記管状部材の反対で上記ノズルのシールフランジ側面にシール係合する半径 方向外側に突出したフランジと、上記ノズルの外面の一部を受けて、上記ノズル を上記空気案内ハウジング内に位置させるソケットを形成する壁とを備えた第1 の部分と、 上記先端面を有する上記出口端を含む第2の部分とを含み、 上記第1と第2の部分は解除自在にシール係合して、上記ノズル外面の回りに 、上記ノズル外面と共に上記空気室を形成する、請求項6の粘性塗料の空圧式塗 布器。 8.上記管状部材は外面と上記管状部材の前端近傍で上記外面の一部を形成する 螺旋溝とを有し、上記塗布器は継ぎ輪を備え、該継ぎ輪は、内面と、上記管状部 材の螺旋溝と係合すべく上記内面の一部を形成する螺旋溝を有する第1の部分と 、上記第1の部分の半径方向内側に突出し且つ上記半径方向外側に突出するフラ ンジの近傍で上記空気案内ハウジングの回りに伸びて、上記継ぎ輪が上記管状部 材と溝係合しているとき、上記半径方向外側に突出するフランジを上記管状部材 の前端に向けて押圧し、上記二次空気路を形成する手段は上記管状部材から離れ たチューブを含む、第2の部分と、上記継ぎ輪を上記管状部材から分離すること によって、上記空気案内ハウジングと上記ノズルを上記管状部材の前端から分離 す るのを容易にすべく、上記チューブに連結された手動操作可能で分離可能な急速 遮断手段とを備えている、請求項7の粘性塗料の空圧式塗布器。 9.ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分2回転させ て測定した低ずり速度粘度が100,000から800,000センチポイズを 有し、ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分20回転 させて測定した高ずり速度粘度が40,000から100,000センチポイズ を有し、高ずり速度粘度に対する低ずり速度粘度の比率であるチキソトロピー指 数が4以上を有する、予め決められた特性範囲の低粘度粘性塗料を様々な幅と厚 みの被覆で基板に塗装する方法は、 中心軸と、軸方向に間隔を置いた入口及び出口端と、外面と、上記出口端の先 端面と、上記入口端から出口端へ軸方向に伸びる貫通開口とを有するノズルを準 備し、 上記ノズルの外面と共に該ノズルの回りに空気室を形成する内面を有する空気 案内ハウジングを準備し、 但し、上記空気案内ハウジングは、外側先端面を有する前端を有す ると共に上記空気案内ハウジングの内面と先端面との間に空気室用の空気出口開 口を有し、上記空気出口開口は上記ノズルの前端近傍で上記ノズルの外面の回り に配置されるようになっている、 上記ノズルの先端面は、該ノズルの一部が上記空気出口開口内部にあり且つ上 記ノズルの先端面が上記空気案内ハウジングの外側先端面から約1ミリメートル 突出した外側位置と、上記ノズルが上記空気出口開口から出て上記ノズルの先端 面が上記空気案内ハウジングの内側面から約2ミリメートル離れた内側位置との 間で所定の位置にあり、上記ノズルが上記空気出口開口にあるとき、上記ノズル の周囲に、上記ノズルの軸に対して直角をなす平面上で約5〜15平方ミリメー トルの面積を有する空気出口開口が存在する大きさ及び配置とし、 上記入口端から出口端に上記ノズルの開口を介してほぼ一定の割合で粘性材料を 分配し、 上記ノズル回りで上記管状開口を通じて空気が逃げるように室内に空気を導入 し、 上記室に導入される空気量を調節して上記ノズルから上記粘性材料を分配し、 上記ノズル近傍の面に様々な幅と厚みの被覆を塗布する方法。 10.上記ノズルの先端面を所定の大きさ及び配置にする工程は、上記ハウジン グとノズルの先端面がほぼ共角をなし、上記ノズルの出口開口部分はノズルの軸 に対して直角をなす平面上で測定した面積が約10平方ミリメートルを有するよ うに上記ハウジングとノズルの設定する、請求項9の方法。 11.ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分2回転さ せて測定した低ずり速度粘度が300,000から600,000センチポイズ を有し、ブルックフィールド粘度計により、7番スピンドルを用い、毎分20回 転させて測定した高ずり速度粘度が60,000から80,000センチポイズ を有し、チキソトロピー指数が5以上を有する特性範囲の粘性塗料を塗布する請 求項9の方法。 12.上記入口端から出口端に上記ノズルの開口を通りほぼ一定の割合で粘性材 料を分配する工程は、 中心軸と、軸方向に間隔を置いた前端及び後端と、上記管状部材の前端と後端 との間で上記管状部材を軸方向に伸びる貫通開口を上記軸の回りに形成する内面 とを備えた管状部材を準備し、 上記ノズルの入口端を上記管状部材の前端に解放自在にシールし、ノズルを貫 通する開口を上記管状部材を貫通する開口に接続する手段を準備し、 上記貫通開口内に伸び且つ上記内面とシール係合し、上記後端と前端との間で 上記貫通開口に沿って軸方向に移動自在なピストンを準備し、 上記管状部材の後端から前端にピストンを押圧移動させるために、所望の割合 で後端側のピストン側面に圧力空気を作用させる、手動動作可能で調節自在な手 段を準備し、 上記管状部材の後端側にピストンを配置し、上記管状部材の前端からノズルを 外し、上記管状部材の貫通開口内にしなやかなスリーブ内に収容された粘性材料 を配置し、上記管状部材の前端で上記スリーブの端部を開放し、上記管状部材の 前端で上記ノズルをシールする工程により、ピストンとノズルとの間の室内に粘 性材料を配置し、 上記手動動作可能で調節自在な手段により設定された割合で上記ピストンに圧 力空気を作用させて、上記ノズルを介してほぼ一定の割合で材料を分配する、請 求項9の粘性塗料塗布方法。 13.上記材料が分配された後、上記スリーブとノズルを取り出して廃棄するこ とにより再利用のために塗布器を清掃する工程を含む、請求項12の粘性材料塗 布方法。
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1997
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