JPH10503733A - 空気調和シート - Google Patents
空気調和シートInfo
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Abstract
(57)【要約】
その外側がシートに着席中の人の体の部分に向いている少なくとも1つのシート接触面(31)を有する空気調和シートに関する。空気調和装置(18)によって調節された空気はシート接触面(31)の内側領域に供給される。シート接触面(31)の内側領域には、シート接触面(31)を暖めるための電熱部材が配置されている。温度センサー(28)は、シート接触面(31)の領域における温度を検出する。周囲の温度に関係なくシートの温度を予め設定された所望温度に素早く調節するために、空気調和装置(18)と電熱部材(26)との両方に接続する制御装置(20)が設置され、これらの空気調和装置(18)及び電熱部材(26)を温度センサー(28)によって計測された温度に従って予め設定された所望温度値になるように制御する。
Description
【発明の詳細な説明】
空気調和シート
本発明は、シート加熱システム及び空気調和装置を備えた空気調和シートに関
するものである。
人間の熱バランスは、個人の幸福感を保つために不可欠である。体表面が比較
的広範にわたって自動車のシート面に接触した結果、熱バランスが悪くなると、
そういった個人の幸福感は悪影響を受け、極端な場合、健康を損なうこともある
。
例えば、環境条件が寒冷の場合、そのような課題を解決する方法としては自動
車シート用の加熱システムが知られており、このような加熱システムでは冷たく
なった自動車のシートを着席中の人が快適と感じる温度まで短時間で加熱するこ
とができるようになっている。
それだけでなく、例えば夏のような暑い環境条件においても、人体の熱バラン
スが崩れるのは好ましくない。つまり、人体により生成された熱や人体に周囲か
ら取り込まれた熱は、一部は湿った空気による熱の損失(水分蒸発)によって、
一部は乾いた空気による熱の損失(対流)によって放散されることになる。しか
しながら、接触しているシート面により人体が遮られると、これらの熱の損失に
よる人体からの熱の放散が妨げられるため、人体の熱バランスが崩れてしまい好
ましくない。
このような理由から、どんなに良いシートに座っていても、暑い環境条件の下
では、比較的長く自動車に乗っていると発汗が起きることになる。このため、自
動車から降りる時になって服のあちらこちらが湿っているので、自分が汗をかい
ているのに気付き、不愉快になるものである。ドイツ特許番号DE41 12
631 C1では、このような服の湿りを防ぐため、背もたれのシート接触面の
内側の近くにダクトを配し、
この背もたれ部分のダクトに空気を流す自動車シートが提案されている。ダクト
の中には、ダクト中を流れる空気を露点よりも低い温度まで冷やす空気乾燥装置
が配置されており、ここで空気中の水分が凝縮され、ダクトから排出されるよう
になっている。なお、シート接触面は、水蒸気を透過することができるが、ダク
トを流れる空気はほとんど透過しない。
空気乾燥装置によって乾燥された空気は、空気の相対湿度が下がるまでもう一
度暖められる。このため、水蒸気分圧は非常に低下し、飽和水蒸気圧に達するま
で、シート接触面を通ってきた水蒸気を吸収することが可能となる。こうして、
シート接触面を通過した水蒸気を除去し、シート接触面を常に乾燥させておくこ
とができるのである。
既に知られている自動車シートの空気乾燥装置の場合は、単にシート接触面の
外の湿気を放散させるだけで、空気乾燥装置を用いた温度制御については考慮さ
れていない。
本発明は、単純な構造の手段を用いた空気調和シートの製造に関する課題をも
とにしたものである。このようなシートでは、周囲の状況に関係なく単純な方法
でシート接触面の温度を調節でき、それと同時に、確実に一定の温度バランスを
保ち、シート接触面から湿気を除去する。
このような課題は、シート接触面を少なくとも1つ有する空気調和シートの発
明によって解決することができる。この場合、シート接触面の外側は、シートに
着席している人の体の一部に向いている。
また、この空気調和シートには、シート接触面の内側領域に、温度、或いは湿
度及び温度に関する選択に応じて空気調和された空気を供給する空気調和装置が
備えられている。さらに、シート接触面の内側領域にはシート接触面を加熱する
ために電熱部材が配置され、シート接触面の領域の温度を検出するための温度セ
ンサーも有している。加えて、空気調和装置及び電熱装置と連繋し、温度センサ
ーが計測した温度をもとに、予め設定した所望の温度値に従ってこれらの空気調
和装置及び電熱装置
を制御する制御装置も備えている。センサーをどこに設置するかによって、温度
センサーは、乾球温度センサーにすることも、或いは蒸発潜熱も計測できる湿球
温度センサーにすることも可能である。
本発明の空気調和シートの場合、制御装置は空気調和装置と電熱部材とに連繋
しているため、周囲の状況に関係なく空気調和シートを短時間で所望温度にする
ことが可能である。つまり、例えばシート接触面が太陽熱で熱くなったり、冬場
に初期温度(調節前の温度)が−20℃になっている場合でも、温度を一定に保
つことができ、同時にシート接触面から確実に湿気を除去することができるので
ある。なお、所望温度の設定は、単一の気候条件調節装置によって行なうことが
できる。
ここで使用される空気調和装置は、シート接触面の内側領域に供給される周囲
の空気の温度のみを調節するのに使用されるが、これは周囲の空気の水蒸気分圧
が、通常、シート接触面から湿気を除去するのに十分低下しているためである。
しかしながら、空気調和装置により生成された空気の温度及び湿度は、共に制
御装置によって制御できるのが望ましい。そうすることによって、まだ比較的低
い状態にある水蒸気分圧の力で、極度に熱くなったシートを急速に冷却すること
ができ、更に所望温度を保ち、低い水蒸気分圧によって湿気をより良好に除去す
ることができるのである。
実際の制御装置は、計測温度に従って空気調和装置と電熱部材とを制御する制
御手段を備えるマイクロプロセッサーによって構成されるのが望ましい。こうし
て、初期温度に従って正しい温度を自動的に設定することが可能となる。
この制御手段では、シート接触面と空気調和装置の間の領域に関するマテリア
ル・パラメーターを考慮しうる。
脱湿機能を備える空気調和装置を使用する場合、ペルティエ素子を備えさせ、
このペルティエ素子の冷却側に第1熱交換器を、加熱側に第2
熱交換器を配置するのが好ましい。これらの第1,第2熱交換器は空気ダクトの
中に伸びており、この空気ダクトは、第2熱交換器の下流方向で空気供給システ
ムに接続されている。そして、この空気供給システムが第2熱交換器を通じて流
れてきた空気をシート接触面の内側領域に供給するようになっている。
第2熱交換器は冷却空気が流れる冷却ダクトの中に伸びているのが望ましい。
特に、制御装置によって回転速度を制御しうるファンが空気ダクトと冷却ダク
トとのそれぞれに配置されている場合には、空気調和装置を離れた空気の温度及
び湿度を制御することができる。
第1熱交換器の下流の空気ダクトに配置され、ペルティエ素子の加熱側に伸び
るウィックによって、空気ダクト中で凝結された水分を出すことができる。
空気調和シートの温度制御をシート接触面の領域の初期温度が高い時に行なう
場合は、空気調和装置によってシート接触面の領域に供給された空気が、シート
接触面の温度を予め設定された所望温度より明らかに低い温度まで急速に、且つ
短時間で下げるように空気調和装置を作動させ、続いて空気調和装置がシート接
触面の領域に供給した空気によって、所望の温度を得ることができ、その後も所
望の温度を保つことができるように空気調和装置を作動させるのが望ましい。
一方、空気調和シートの温度制御をシート接触面の領域の初期温度が低い時に
行なう場合は、所望の温度になるまで電熱部材を最大限有効に作動させる。その
後、所望の温度に達すると、それに加えて空気調和装置を作動させるとともに、
電熱部材の出力は減少させ、その結果、所望の温度が保たれる。一旦シート接触
面とその周辺領域が十分に加熱されると、電熱部材がスイッチ・オフされ、空気
調和装置がシート接触面の領域に供給した調節された空気によって、所望の温度
を得ることができ、
その後も所望の温度を保つことができるように空気調和装置を作動させる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、空気調和シートの構造を示す概略図である。
図2は、空気調和装置(空気乾燥装置)を備えた空気調和シートのシート表面
の状態を示す図である。
図3は、初期温度に応じた空気調和シートの温度制御を示す図である。
図1には、車両用空気調和シートの背もたれ22とシート部分24との概略図
が示されている。自動車の加熱装置として既に知られているシート型電熱部材2
6,27が、背もたれ22とシート部分24とのそれぞれに既に知られている方
法で配置されている。シート型電熱部材のそれぞれには、線状をなし、例えば銅
などでできている熱伝導体29が備えられている。この熱伝導体29は電源(図
示せず)に接続され、熱伝導体29を流れる電流は、制御装置としてのマイクロ
プロセッサー20によって調節される。
更に、このマイクロプロセッサー20は、空気調和装置18によってシート部
分24及び背もたれ22のシート接触面に供給される多量の空気流(air mass f
lows)Q41,Q42の温度及び湿度を制御する。
導線16によって制御装置20の入力側に接続されているのは、気候条件調節
装置14であり、この気候条件調節装置14にはオン・オフ・スイッチ10と、
例えば6つの設定値を有する設定値調節部12が備えられている。この設定値調
節部12によってシートに着席している人は、所望の温度(所望温度値)を選択
することができる。所望温度値は、例えばポテンシオメータの抵抗値、抵抗デケ
ード(Widerstandsdecade,resistance decade)その他可変抵抗値によって予め
設定される。
シート部分24のシート接触面の領域における実際の温度は、例えばNTC温
度センサー28によって検出され、それに対応する温度信号が
マイクロプロセッサー20に入力される。このマイクロプロセッサー20には制
御手段が備えられ、このマイクロプロセッサーに備えられる制御手段によって、
シート部分24及び/又は背もたれ22のシート接触面の初期温度(調節前の温
度)に従って空気調和装置18とシート型電熱部材26,27とが制御される。
マイクロプロセッサー20の制御手段では、同時に、例えば、シート・カバー
の空気透過性、空気調和装置18と特定のシート接触面との間の空気調和シート
の構造、分圧に従ってこの領域に流れ込む湿気の移動、熱伝導率等のような空気
調和シートのマテリアル・パラメーターが考慮されうる。
空気調和シートの構造は、空気調和シートのシート部分24の状態を示す図2
により詳細に説明される。空気調和シートのシート部分24はシート接触面31
を有し、空気や水蒸気を透過することができる。これは、織物(Stoff,Fabric)
、或いは、穴あき(Perforiertem,Perforate)或いは通気性(Porosem,Porous)
のある皮でできており、その内側下部には、空気や水蒸気を透過しうるシート型
電熱部材26が接している。これは、例えばドイツ特許番号DE30 40 8
88 A1に示されている。このシート型電熱部材26の下には、即ちシート接
触面31と反対側には、空気や水蒸気を透過しうる詰め物材(Polstermaterial,
Upholstery Materia)でできた中間層32が配置されており、圧縮状態にあって
も、空気や水蒸気の透過性に関する最低限の要求に応えることができる。この中
間層は発砲パッド34の上部にある。
中間層32の下にある発砲パッド34の下部から上部にかけては、幾つかの垂
直に伸びた供給ダクト36が配置されている。図2の左側に示した供給ダクト3
6の上部領域であって中間層32の下部には、温度センサー28が配置されてい
る。
それぞれの供給ダクト36には、空気ダクト40の排出端に接する空
気調和装置18の本管41に接続される支管38が挿入されている。
空気ダクト40は縦方向(図2中、左右方向)にU字型の構造をしている。周
囲の空気に接する空気ダクト40の空気吸入側には通気ファン50が配置されて
おり、この通気ファン50によって空気ダクト40の中に周囲の空気を送り、空
気ダクト40に空気を流す。
空気ダクト40の吸入端アームに接する形で、ペルティエ素子42が空気ダク
ト40の2つのアームの間に配置されている。ペルティエ素子42の冷却側は吸
入端アームの側を向き、加熱側は空気ダクト40の排出端アームの側を向いてい
る。空気ダクト40の吸入端アームの熱交換器44は、ペルティエ素子42の冷
却側に設置されることになる。
熱交換器はマルチプル・リーフ熱交換器の構造を有し、あらゆるサイズ、流動
抵抗、熱伝達に対して最適に利用することができる。
ウィック48はペルティエ素子42の加熱側に接続され、空気ダクト40の吸
入端アームにある第1熱交換器44の上流に配置されている。
第2熱交換器46はペルティエ素子42の加熱側に備えられる。この熱交換器
はペルティエ素子42の冷却側に近接している。また、この熱交換器は、これら
のアームに平行に配置された冷却ダクト52へ、更に空気ダクト40の排出端ア
ームへと延びるように配置されている。冷却ダクト52の吸入端には、周囲の空
気を冷却ダクト52の中に送り込む通気ファン54が備えられている。
上記の空気調和装置の構造に基づき、ファン50によって空気ダクト40の中
に送り込まれた多量の空気流(Luftmassenstrom,air mass flow)Q1は、ペル
ティエ素子42の冷却側に配置された第1熱交換器44によって露点よりも低い
温度まで冷却される。これにより、空気中の水分は凝縮し、凝結する。この水分
はウィック(Docht,Wick)48によってペルティエ素子42の加熱側に出され、
ここで周囲の空気中に蒸発する。
脱湿された空気は次に第2熱交換器46へと流れ、ここで暖められた結果、空
気の相対湿度が更に下げられる。このようにして調節された空気は、続いて本管
41及び支管38を通って送られ、供給ダクト38の中へと到達する。
シート素材及び空気誘導(Luftfuhrung,Air Conduction)の選択をそれぞれ
行なうことにより、調節された空気は、上部シート構造やシートとシートに着席
中の人との間の空気と影響し合い、水蒸気の分圧差によって乾燥される。
一旦相互作用が起きると、一部の空気が発砲材34を通って周囲の空気中に戻
り、その間にその他の空気はシートに着席中の人を通って放出される。
ペルティエ素子42の所定出力(Vorgegebener Leistung,Given Capacity)
Pとした場合、空気流Q1の冷却はファン50の速度によって調節される。また
、ファン54の速度を適切に選択することによって空気ダクト40を離れる多量
の空気流Q4の温度が特に冷却される。これは、ファン54によって冷却ダクト
52に送り込まれた周囲の空気が第2熱交換器46を通り、この第2熱交換器4
6が温度を低下させるからである。冷却ダクト52を通った冷却空気は、多量の
空気流Q3となって大気中に運ばれる。従って、多量の空気流Q4の温度は、フ
ァン54の速度に直接影響されることになる。
電熱部材26、ファン50,54及びペルティエ素子42は、マイクロプロセ
ッサー20に接続され、マイクロプロセッサーの入力側に接続された温度センサ
ー28によって計測された実際の温度と予め設定された所望温度とに従って調節
される。
シートに着席中の人が、気候条件調節装置のオン・オフ・スイッチ10を押し
、適切な所望温度が設定されて調節システムが作動すると、温度センサー28に
よってシート接触面31の領域の初期温度に応じた温
度信号がマイクロプロセッサー20に送られる。なお、調節システムとは、空気
調和装置,電熱部材,制御装置等の空気調和シートのシステム全体をいう。
初期温度と予め設定された所望温度に従って、制御装置20に備えられ、電熱
部材26、ファン50,54及びペルティエ素子42を制御する制御手段によっ
て電熱部材26、ファン50,54及びペルティエ素子42の制御量(Regelstr
ecke)を決定する。
温度センサー28によって計測された初期温度が極端に下がっていた場合(例
えば冬場で−20℃まで下がっていた場合)、マイクロプロセッサー20が熱部
材(heating element)26を作動させて、設定値調節部で選択された所望温度
Tsetまで最大電力でシートを加熱するような制御が行なわれる。一旦所望温度
Tsetに達すると、空気調和装置18もスイッチ・オンされ、電熱部材26の電
力出力は下げられる。電熱部材26と空気調和装置18の両方によって、シート
を均一の状態に確実に暖めることができる。更に、空気調和装置18によって、
シート部分24のシート接触面31から、確実に湿気を除去することが可能にな
る。また、シート部分24が完全に加熱された時だけ電熱部材26はスイッチ・
オフされ、シート接触面31の熱の調節は、ファン50,54及びペルティエ素
子42の制御を通じて、空気調和装置18のみによって実行されるのである。
シート部分24の低温度レベルにおける熱容量(Warmekapazitat,Heat Stora
ge Capacity)は非常に大きいので、電熱部材26のスイッチ・オフが早過ぎる
と、シート接触面31が再び冷却されることになる。
しかし、調節システムが作動中に、シート部分24のシート接触面31が太陽
によって加熱されると、その温度は60℃或いはそれ以上にまで達する可能性が
ある。その場合は、空気調和装置18を用いてシート部分に冷たく乾燥した空気
を送り込むことによって、シート部分24の
シート接触面31が急速に冷却される。
このように短時間、急激な冷却を行なうため、設定値調節部12によって設定
された所望温度Tsetよりも明らかに低い温度(例えば約28℃)まで、短時間
で低下させることになるのである。
このような短時間の冷却効果が得られることにより、体から素早く熱を放散さ
せることができ、別のやり方で起こり易い発汗傾向を抑えることができる。更に
、短時間の冷却効果には、シートに着席中の人が調節システムの効果に気付くと
いう利点がある。認知可能な冷却期間が非常に短いので、シートに着席中の人の
健康に対するあらゆるリスクが防げるのである。この「冷却効果」の後、シート
の温度、つまり温度センサーによって計測された実際の温度が、制御装置で設定
された所望温度に対応するよう、マイクロプロセッサー20が空気調和装置18
を制御する。
作動中は、このような短い「冷却効果」が得られるような制御を時々使用する
とよい。このような短い「冷却効果」が得られるような制御は、シートに着席中
の人がよりはっきりと認識するように、シート表面と背もたれとの間で交互に行
なうこともできる。作動時間全体を通じて、空気調和装置18はシート接触面と
シートに着席中の人との間の微気候(Mikroklima,Microclimate)中に発生する
湿気を取り除く。
周囲の状況が穏やかな場合、つまり、調節システムの作動中に温度センサー2
8によって計測された実際の温度が、設定値調節部12によって予め設定された
温度範囲内にある場合は、空気調和装置18が作動し、微気候中の湿気のみを除
去し、予め設定された所望温度Tsetの領域におけるシート温度を制御する。
なお、空気調和シートの背もたれ22の調節も同様にして行なわれる。
ここで、空気調和シートが非常に冷たい場合及び非常に暖かい場合の制御曲線
(Regelkurven,control curves)を図3に示す。図3の概略図
において、時間tは横座標に沿って記され、シート接触面31の領域における空
気調和シートの温度Tは垂直方向に記されている。Tsetは、設定値調節部12
によって予め設定可能な所望温度である。所望温度はおよそ32℃と41℃の間
で調節することができる。この温度範囲は、医学的に見て極めて人体に安全なも
のである。
図3の曲線1は、シートの初期温度が−20℃の場合にシートが暖まっていく
様子を示している。時間tHにおいてはシートが所望温度まで加熱されるが、こ
の場合 シート型の電熱部材だけが有効であり、最大電力で作動している。その
後時間tHKまでは、電熱部材と空気調和装置とによって、シートの温度は所望温
度Tsetの領域内に保たれる。時間tHKから後は、空気調和装置だけが湿気を除
去し、シートの温度を保つのに有効である。
曲線2は、シートの初期温度が約60℃という非常に高温の場合のシートの熱
制御の様子を示している。空気調和装置18によってシートの温度は約28℃ま
で急激に下げられ、適切な上記の「冷却効果」を得ることができる。続いて時間
tKまでは、シートの温度は空気調和装置18のみによって所望温度Tsetまで下
げられる。一度、所望温度Tsetに達すると、シートの温度とシートからの湿気
除去は、空気調和装置18によって制御され、シートの温度は所望温度Tsetの
領域内に保たれるのである。
【手続補正書】特許法第184条の4第4項
【提出日】1996年9月6日
【補正内容】
請求の範囲
1.外側がシートに着席中の人の体の一部分に面した少なくとも1つのシート接
触面(31)と、該シート接触面(31)の内側領域にシート接触面(31)と
シートに着席中の人との間の微気候よりも低い水蒸気分圧の空気を供給する空気
調和装置(18)と、該シート接触面(31)を暖めるために該シート接触面(
31)の内側領域に配置された電熱部材(24)と、該シート接触面(31)の
領域内における温度を検出する温度センサー(28)と、該空気調和装置(18
)と該電熱部材(24)との両方が接続され、該温度センサー(28)によって
計測された温度に応じて予め設定された所望温度値に従ってこれらの空気調和装
置(18)及び電熱部材(24)を制御する制御装置(20)とを備え、該空気
調和装置(18)が、ペルティエ素子(42)と、このペルティエ素子(42)
の冷却側に配置される第1熱交換器(44)と、このペルティエ素子(42)の
加熱側に配置される第2熱交換器(46)とを有し、該第1熱交換器(44)及
び該第2熱交換器(46)は空気ダクト(40)の中に伸び、該空気ダクト(4
0)は該第2熱交換器(46)の下流方向で空気供給システム(40)に接続さ
れ、この空気供給システム(40)が該第2熱交換器(46)を通って流れてき
た空気を該シート接触面(31)の内側領域へ供給する、空気調和シート。
2.該空気調和装置(18)によって供給された空気の温度が、該制御装置(2
0)によって制御されうることを特徴とする、請求項1記載の空気調和シート
3.該空気調和装置(18)によって供給された空気の温度及び湿度の両方を、
該制御装置(20)によって制御できることを特徴とする、請求項1記載の空気
調和シート。
4.該制御装置(20)が、計測温度に基づいて該空気調和装置(18
)及び該電熱部材(24)の制御のための制御手段を備えるマイクロプロセッサ
ーから構成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和
シート。
5.該制御手段では、シート接触面(31)と空気調和装置(18)の間の領域
のマテリアル・パラメーターが考慮されることを特徴とする、請求項4記載の空
気調和シート
6.該第2熱交換器(46)は、冷却空気が流れる冷却ダクト(52)の中まで
伸びていることを特徴とする、請求項1記載の空気調和シート。
7.該空気ダクト(40)及び該冷却ダクト(52)には、ファン(50,54
)がそれぞれ配置され、ファンの回転速度が、該制御装置(20)によって制御
されうることを特徴とする、請求項1記載の空気調和シート
8.該第1熱交換器(44)の下流の該空気ダクト(40)にはウィック(48
)が配置され、このウィック(48)が該ペルティエ素子(42)の加熱側まで
伸びていることを特徴とする、請求項1記載の空気調和シート
9.請求項1記載の空気調和シートをそなえ、該シート接触面の領域の初期温度
が高い場合に、該空気調和装置によって該シート接触面の領域に供給される調節
された空気が、該シート接触面の温度を急速に且つ短時間で予め設定された所望
温度よりも明らかに低い温度まで冷却するように該空気調和装置を作動させ、そ
の後、該空気調和装置によって該シート接触面の領域に供給される調節された空
気によって該所望温度が得られるように該空気調和装置を作動させ、該所望温度
が得られた後はこれを保持するように該空気調和装置を作動させる、空気調和シ
ートの温度制御方法。
10.該空気は、予め設定された該所望温度よりも明らかに低い温度まで短時間
繰り返し冷却されることを特徴とする、請求項9記載の空気調
和シートの温度制御方法。
11.背もたれ及びシート表面の接触面が交互に冷却されることを特徴とする、
請求項10記載の空気調和シートの温度制御方法。
12.請求項1記載の空気調和シートをそなえ、該シート接触面の領域の初期温
度が低い場合に、所望温度に達するまで電熱部材を最大限作動させ、所望温度に
達するとそれに加えて該空気調和装置を作動させるとともに該電熱部材の電力出
力を低下させてその後該所望温度が保たれるようにし、一旦該シート接触面とそ
の周辺領域が完全に加熱されると、該電熱部材をスイッチ・オフし、該空気調和
装置が該シート接触面の領域に供給した調節された空気によってその後該所望温
度が保たれるように該空気調和装置を作動させることを特徴とする、空気調和シ
ートの温度制御方法。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1996年12月11日
【補正内容】
明細書
空気調和シート
本発明は、シート接触面を少なくとも1つ有する空気調和シートに関するもの
である。この場合、シート接触面の外側はシートに着席中の人の体の一部に向い
ている。また、この空気調和シートに備えられる空気調和装置は、シート接触面
の内側領域にシート接触面とシートに着席中の人との間の微気候よりも低い水蒸
気分圧の空気を供給する。更に、シート接触面の内側領域には、シート接触面を
暖めるために電熱部材が配置されている。また、シート接触面の領域の温度を検
出するための温度センサーも備えられている。そして、制御装置が、空気調和装
置と電熱部材との両方に接続され、温度センサーによって計測された温度に応じ
て予め設定された所望温度値に従ってこれらの空気調和装置及び電熱部材を制御
するようになっている。
このような空気調和シートは、アメリカ特許番号US−A 4 572 43
0として知られている。
人間の熱バランスは、個人の幸福感を保つために不可欠である。体表面が比較
的広範にわたって自動車のシート面に接触した結果、熱バランスが悪くなると、
そういった個人の幸福感は悪影響を受け、極端な場合、健康を損なうこともある
。
例えば、環境条件が寒冷の場合、そのような課題を解決する方法としては自動
車シート用の加熱システムが知られており、このような加熱システムでは冷たく
なった自動車のシートを着席中の人が快適と感じる温度まで短時間で加熱するこ
とができるようになっている。
それだけでなく、例えば夏のような暑い環境条件においても、人体の熱バラン
スが崩れるのは好ましくない。つまり、人体により生成された
熱や人体に周囲から取り込まれた熱は、一部は湿った空気による熱の損失(水分
蒸発)によって、一部は乾いた空気による熱の損失(対流)によって放散される
ことになる。しかしながら、接触しているシート面により人体が遮られると、こ
れらの熱の損失による人体からの熱の放散が妨げられるため、人体の熱バランス
が崩れてしまい好ましくない。
このような理由から、どんなに良いシートに座っていても、暑い環境条件の下
では、比較的長く自動車に乗っていると発汗が起きることになる。このため、自
動車から降りる時になって服のあちらこちらが湿っているので、自分が汗をかい
ているのに気付き、不愉快になるものである。ドイツ特許番号DE41 12
631 C1では、このような服の湿りを防ぐため、背もたれのシート接触面の
内側の近くにダクトを配し、この背もたれ部分のダクトに空気を流す自動車シー
トが提案されている。ダクトの中には、ダクト中を流れる空気を露点よりも低い
温度まで冷やす空気乾燥装置が配置されており、ここで空気中の水分が凝縮され
、ダクトから排出されるようになっている。なお、シート接触面は、水蒸気を透
過することができるが、ダクトを流れる空気はほとんど透過しない。
中間層32の下にある発砲パッド34の下部から上部にかけては、幾つかの垂
直に伸びた供給ダクト36が配置されている。図2の左側に示した供給ダクト3
6の上部領域であって中間層32の下部には、温度センサー28が配置されてい
る。
それぞれの供給ダクト36には、空気ダクト40の排出端に接する空気調和装
置18の本管41に接続される支管38が挿入されている。なお、供給ダクト3
6,支管38及び本管41が空気供給システムを構成する。空気ダクト40は縦
方向(図2中、左右方向)にU字型の構造をしている。周囲の空気に接する空気
ダクト40の空気吸入側には通気ファン50が配置されており、この通気ファン
50によって空気ダクト40の中に周囲の空気を送り、空気ダクト40に空気を
流す。
空気ダクト40の吸入端アームに接する形で、ペルティエ素子42が空気ダク
ト40の2つのアームの間に配置されている。ペルティエ素子42の冷却側は吸
入端アームの側を向き、加熱側は空気ダクト40の排出端アームの側を向いてい
る。空気ダクト40の吸入端アームの熱交換器44は、ペルティエ素子42の冷
却側に設置されることになる。熱交換器はマルチプル・リーフ熱交換器の構造を
有し、あらゆるサイズ、流動抵抗、熱伝達に対して最適に利用することができる
。
ウィック48はペルティエ素子42の加熱側に接続され、空気ダクト40の吸
入端アームにある第1熱交換器44の上流に配置されている。
第2熱交換器46はペルティエ素子42の加熱側に備えられる。この熱交換器
はペルティエ素子42の冷却側に近接している。また、この熱交換器は、これら
のアームに平行に配置された冷却ダクト52へ、更に空気ダクト40の排出端ア
ームへと延びるように配置されている。冷却ダクト52の吸入端には、周囲の空
気Q2を冷却ダクト52の中に送り込む通気ファン54が備えられている。
上記の空気調和装置の構造に基づき、ファン50によって空気ダクト40の中
に送り込まれた多量の空気流(Luftmassenstrom,air mass flow)Q1は、ペル
ティエ素子42の冷却側に配置された第1熱交換器44によって露点よりも低い
温度まで冷却される。これにより、空気中の水分は凝縮し、凝結する。この水分
はウィック(Docht,Wick)48によってペルティエ素子42の加熱側に出され、
ここで周囲の空気中に蒸発する。
脱湿された空気は次に第2熱交換器46へと流れ、ここで暖められた結果、空
気の相対湿度が更に下げられる。このようにして調節された空気は、続いて本管
41及び支管38を通って送られ、供給ダクト38の中へと到達する。
シート素材及び空気誘導(Luftfuhrung,Air Conduction)の選択をそれぞれ
行なうことにより、調節された空気は、上部シート構造やシートとシートに着席
中の人との間の空気と影響し合い、水蒸気の分圧差によって乾燥される。
請求の範囲
1.外側がシートに着席中の人の体の一部分に面した少なくとも1つのシート接
触面(31)と、該シート接触面(31)の内側領域にシート接触面(31)と
シートに着席中の人との間の微気候よりも低い水蒸気分圧の空気を供給する空気
調和装置(18)と、該シート接触面(31)を暖めるために該シート接触面(
31)の内側領域に配置された電熱部材(24)と、該シート接触面(31)の
領域内における温度を検出する温度センサー(28)と、該空気調和装置(18
)と該電熱部材(24)との両方が接続され、該温度センサー(28)によって
計測された温度に応じて予め設定された所望温度値に従ってこれらの空気調和装
置(18)及び電熱部材(24)を制御する制御装置(20)とを備え、該空気
調和装置(18)が、ペルティエ素子(42)と、このペルティエ素子(42)
の冷却側に配置される第1熱交換器(44)と、このペルティエ素子(42)の
加熱側に配置される第2熱交換器(46)とを有し、該第1熱交換器(44)及
び該第2熱交換器(46)は空気ダクト(40)の中に伸び、該空気ダクト(4
0)は該第2熱交換器(46)の下流方向で空気供給システム(41,38,3
6)に接続され、この空気供給システム(41,38,36)が該第2熱交換器
(46)を通って流れてきた空気を該シート接触面(31)の内側領域へ供給す
ることを特徴とする、空気調和シート
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年1月31日
【補正内容】
空気乾燥装置によって乾燥された空気は、空気の相対湿度が下がるまでもう一
度暖められる。このため、水蒸気分圧は非常に低下し、飽和水蒸気圧に達するま
で、シート接触面を通ってきた水蒸気を吸収することが可能となる。こうして、
シート接触面を通過した水蒸気を除去し、シート接触面を常に乾燥させておくこ
とができるのである。
既に知られている自動車シートの空気乾燥装置の場合は、単にシート接触面の
外の湿気を放散させるだけで、空気乾燥装置を用いた温度制御については考慮さ
れていない。
本発明は、単純な構造の手段を用いた空気調和シートの製造に関する課題をも
とにしたものである。このようなシートでは、周囲の状況に関係なく単純な方法
でシート接触面の温度を調節でき、それと同時に、確実に一定の温度バランスを
保ち、シート接触面から湿気を除去する。
このような課題は、クレーム1記載の特徴を有する空気調和シートの発明によ
って解決することができる。
センサーをどこに設置するかによって、温度センサーは、乾球温度センサーに
することも、或いは蒸発潜熱も計測できる湿球温度センサーにすることも可能で
ある。
本発明の空気調和シートの場合、制御装置は空気調和装置と電熱部材とに連繋
しているため、周囲の状況に関係なく空気調和シートを短時間で所望温度にする
ことが可能である。つまり、例えばシート接触面が太陽熱で熱くなったり、冬場
に初期温度(制御前の温度)が−20℃になっている場合でも、温度を一定に保
つことができ、同時にシート接触面から確実に湿気を除去することができるので
ある。なお、所望温度の設定は、単一の気候条件調節装置によって行なうことが
できる。
ここで使用される空気調和装置は、シート接触面の内側領域に供給される周囲
の空気の温度のみを調節するのに使用されるが、これは周囲の空気の水蒸気分圧
が、通常、シート接触面から湿気を除去するのに十分
低下しているためである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),CA,JP,KR,US
(72)発明者 ローレンツェン ギュンター
ドイツ連邦共和国 82140 オルヒンク
レントゲンヴェク 2番地
(72)発明者 ヴァイス ミヒャエル
ドイツ連邦共和国 83671 ベネディクト
ボイエルン ホイゼルン 38番地
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.外側がシートに着席中の人の体の一部分に面した少なくとも1つのシート接 触面(31)と、該シート接触面(31)の内側領域にシート接触面(31)と シートに着席中の人との間の微気候よりも低い水蒸気分圧の空気を供給する空気 調和装置(18)と、該シート接触面(31)を暖めるために該シート接触面( 31)の内側領域に配置された電熱部材(24)と、該シート接触面(31)の 領域内における温度を検出する温度センサー(28)と、該空気調和装置(18 )と該電熱部材(24)との両方が接続され、該温度センサー(28)によって 計測された温度に応じて予め設定された所望温度値に従ってこれらの空気調和装 置(18)及び電熱部材(24)を制御する制御装置(20)を備えた、空気調 和シート。 2.該空気調和装置(18)によって供給された空気の温度が、該制御装置(2 0)によって制御されうることを特徴とする、請求項1記載の空気調和シート。 3.該空気調和装置(18)によって供給された空気の温度及び湿度の両方を、 該制御装置(20)によって制御できることを特徴とする、請求項1記載の空気 調和シート 4.該制御装置(20)が、計測温度に基づいて該空気調和装置(18)及び該 電熱部材(24)の制御のための制御手段を備えるマイクロプロセッサーから構 成されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和シート 5.該制御手段では、シート接触面(31)と空気調和装置(18)の間の領域 のマテリアル・パラメーターが考慮されることを特徴とする、請求項4記載の空 気調和シート。 6.該空気調和装置(18)が、ペルティエ素子(42)と、このペル ティエ素子(42)の冷却側に配置される第1熱交換器(44)と、このペルテ ィエ素子(42)の加熱側に配置される第2熱交換器(46)とを有し、該第1 熱交換器(44)及び該第2熱交換器(46)は空気ダクト(40)の中に伸び 、該空気ダクト(40)は該第2熱交換器(46)の下流方向で空気供給システ ム(40)に接続され、この空気供給システム(40)が該第2熱交換器(46 )を通って流れてきた空気をシート接触面(31)の内側領域へ供給することを 特徴とする、請求項1記載の空気調和シート 7.該第2熱交換器(46)は、冷却空気が流れる冷却ダクト(52)の中まで 伸びていることを特徴とする、請求項6記載の空気調和シート。 8.該空気ダクト(40)及び該冷却ダクト(52)には、ファン(50,54 )がそれぞれ配置され、ファンの回転速度が、該制御装置(20)によって制御 されうることを特徴とする、請求項6記載の空気調和シート。 9.該第1熱交換器(44)の下流の該空気ダクト(40)にはウィック(48 )が配置され、このウィック(48)が該ペルティエ素子(42)の加熱側まで 伸びていることを特徴とする、請求項6記載の空気調和シート。 10.請求項1記載の空気調和シートをそなえ、該シート接触面の領域の初期温 度が高い場合に、該空気調和装置によって該シート接触面の領域に供給される調 節された空気が、該シート接触面の温度を急速に且つ短時間で予め設定された所 望温度よりも明らかに低い温度まで冷却するように該空気調和装置を作動させ、 その後、該空気調和装置によって該シート接触面の領域に供給される調節された 空気によって該所望温度が得られるように該空気調和装置を作動させ、該所望温 度が得られた後はこれを保持するように該空気調和装置を作動させる、空気調和 シートの温度制御方法。 11.該空気は、予め設定された該所望温度よりも明らかに低い温度まで短時間 繰り返し冷却されることを特徴とする、請求項10記載の空気調和シートの温度 制御方法。 12.背もたれ及びシート表面の接触面が交互に冷却されることを特徴とする、 請求項11記載の空気調和シートの温度制御方法。 13.請求項1記載の空気調和シートをそなえ、該シート接触面の領域の初期温 度が低い場合に、所望温度に達するまで電熱部材を最大限作動させ、所望温度に 達するとそれに加えて該空気調和装置を作動させるとともに該電熱部材の電力出 力を低下させてその後該所望温度が保たれるようにし、一旦該シート接触面とそ の周辺領域が完全に加熱されると、該電熱部材をスイッチ・オフし、該空気調和 装置が該シート接触面の領域に供給した調節された空気によってその後該所望温 度が保たれるように該空気調和装置を作動させることを特徴とする、空気調和シ ートの温度制御方法。
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