JPH10503823A - 間欠作動式トランスファーポンプを有する往復動型の燃料ポンプ - Google Patents

間欠作動式トランスファーポンプを有する往復動型の燃料ポンプ

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JPH10503823A
JPH10503823A JP8536687A JP53668796A JPH10503823A JP H10503823 A JPH10503823 A JP H10503823A JP 8536687 A JP8536687 A JP 8536687A JP 53668796 A JP53668796 A JP 53668796A JP H10503823 A JPH10503823 A JP H10503823A
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Abstract

(57)【要約】 回転駆動軸(24)と、高圧ポンプ(70)と、トランスファーポンプ(150)とを有する燃料ポンプ(8)。高圧ポンプは一つ又はそれ以上の往復動ポンププランジャ(14)と、駆動軸により駆動されることによって各ポンププランジャを往復動させ、駆動軸の回転速度により決定される周波数にて高圧ポンプの吸入相及びポンプ相を交互に行い、これにより燃料の吸入チャージを受けて燃料噴射されるよう燃料を高圧状態にて供給するポンププランジャアクチュエータ(62、48、66)とを有する。トランスファーポンプはトランスファーポンプの吸入相及び供給相を交互に行うべく往復動され、これにより燃料を受けて燃料を加圧状態にて高圧ポンプへ供給する往復動トランスファープランジャ(152)を有する。またトランスファーポンプは駆動軸によって駆動されることにより高圧ポンプと同一の周波数にて且つ高圧ポンプと所定の同期状態にてトランスファープランジャを往復動させ、これにより高圧ポンプの吸入相及びトランスファーポンプの供給相中に燃料を高圧ポンプへ間欠的に供給するトランスファープランジャアクチュエータ(176、182、60)を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 間欠作動式トランスファーポンプを有する往復動型の燃料ポンプ発明の背景及び概要 本発明は、燃料噴射されるよう高圧の燃料を周期的に供給する一つ又はそれ以 上の往復動ポンププランジャを備えた高圧ポンプを有する型式の燃料ポンプに係 る。かかるポンプは本明細書に於いては「往復動型の燃料ポンプ」と呼ばれる。 より詳細には、本発明は、高圧ポンプへ間欠的に燃料を供給する新規にして改良 された燃料トランスファーポンプを有する往復動型の燃料ポンプに係る。 本発明は、一般的には対応する内燃機関と同期してポンププランジャを往復動 させる回転可能なカムを有する型式の往復動型の燃料ポンプに特に有用なもので ある。かかるポンプは本明細書に於いては「回転カム型の燃料ポンプ」と呼ばれ る。例えば本発明は、複数個の半径方向に延在するポンププランジャを有するポ ンプ本体と、ポンプ本体を囲繞しポンププランジャを往復動させるよう回転可能 なカムリングとを有する型式の回転カム型の燃料ポンプに特に有用なものである 。かかるポンプは本明細書に於いては「回転カムリング型の燃料ポンプ」と呼ば れる。1994年6月7日付にて発行された米国特許第5,318,001号に は回転カムリング型の燃料ポンプの一例が記載されている。 また本発明は、ディストリビュータ型(即ち燃料の高圧 のチャージを対応する内燃機関の燃料噴射装置へ直接順次供給する型式)及び非 ディストリビュータ型(即ち燃料を高圧状態にて共通レールの燃料噴射装置へ供 給する型式)の両方の往復動型の燃料ポンプに有用なものである。また本発明は 、回転カム型の燃料ポンプ以外の往復型の燃料ポンプであって、例えば回転可能 なカム及び固定されたポンプ本体ではなく固定されたカム及び回転可能なポンプ 本体を有する往復動型の燃料ポンプにも有用なものである。 本発明の主要な目的は、往復動ポンププランジャと時間的に関連して高圧ポン プへ間欠的に燃料を供給するトランスファーポンプを有する往復動型の燃料ポン プを提供することである。トランスファーポンプの間欠的な供給相が高圧ポンプ の間欠的な吸入相中に発生するよう、トランスファーポンプは高圧ポンプと同一 の周波数にて且つ高圧ポンプと同期して作動される。トランスファーポンプ及び 高圧ポンプの最適の同期状態は、高圧ポンプの全速度範囲及び供給燃料体積の全 範囲に亘りトランスファーポンプが高圧ポンプの燃料需要を満たすよう設定され る。 本発明の他の一つの目的は、キャビテーションを生じることなく高圧ポンプへ 燃料を間欠的に一様に供給すべく、高圧ポンプと同期して駆動される新規にして 改良されたトランスファーポンプを回転カムリング型の燃料ポンプに設けること である。 本発明の他の一つの目的は、高い効率及び低い駆動トル クにて高圧ポンプへ燃料を間欠的に供給すべく高圧ポンプと同期して駆動される 新規にして改良されたトランスファーポンプを往復動型の燃料ポンプに設けるこ とである。 本発明の他の一つの目的は、従来より燃料ポンプに使用されているベーン型の トランスファーポンプよりも機械的な点及び油圧の点に於いて遥かに単純に燃料 ポンプに一体的に組み込まれる新規にして改良されたカム駆動式トランスファー ポンプを回転カムリング型の燃料ポンプに設けることである。 本発明の他の一つの目的は、新規にして改良されたカム駆動式トランスファー ポンプと、トランスファーポンプ及び高圧ポンプのカム及びカムフォロア機構を 潤滑する新規にして改良されたオイル系とを回転カムリング型の燃料ポンプに設 けることである。この目的に従い、燃料ポンプは燃料をオイルにて汚染すること なく対応する内燃機関よりオイルを受けオイルを内燃機関へ戻すよう接続された 内部オイル系を有している。 本発明の他の一つの目的は、高圧ポンプへ燃料を間欠的に供給する新規にして 改良されたカム駆動式トランスファーポンプと、トランスファーポンプと一体に 構成されトランスファーポンプへ燃料を間欠的に供給する新規にして改良された カム駆動式供給ポンプとを回転カムリング型の燃料ポンプに設けることである。 本発明の他の一つの目的は、高圧ポンプの全速度範囲及 び供給燃料体積の全範囲に亘り高圧ポンプの間欠的な燃料需要と最適に同期して 高圧ポンプへ燃料を間欠的に供給すべく、高圧ポンプと同期して駆動される新規 にして改良されたトランスファーポンプを往復動型の燃料ポンプに設けることで ある。 本発明の更に他の一つの目的は、一層経済的に製造可能であり、16000sp i(1125kg/cm2)又はそれ以上の圧力にて高圧ポンプより燃料を供給し得る ようポンプの回転可能なカム及びカムフォロア機構をオイルにて潤滑し、2乃至 8又はそれ以上の気筒を有する内燃機関に使用可能であり、ポンプによる燃料の 高圧供給の体積やタイミングを正確に制御すべく電気的に制御される新規にして 改良された回転カムリング型の燃料ポンプを提供することである。 本発明の他の目的は一部は明らかであり、一部はこれ以降の説明に於いて指摘 される。 本発明の例示的実施形態についての以下の説明及び添付の図面を参照すること により、本発明を良好に理解することができる。図面の簡単な説明 図1は本発明の一つの実施形態が組み込まれた回転カムリング型の燃料ポンプ を一部破断し一部断面にて示す縦断面図である。 図2は一体的な燃料供給ポンプが組み込まれるよう修正 された図1の燃料ポンプを一部破断し一部断面にて示す部分縦断面図である。 図3は燃料ポンプのカム及びカムフォロア機構を示すべく図1の燃料ポンプを 一部破断し一部断面にて示す部分横断面図である。 図4は燃料ポンプの幾つかの弁及び燃料通路を示すべく図1の燃料ポンプを一 部破断し一部断面にて示す部分横断面図である。 図5は燃料ポンプのトランスファーポンプの出口逆止弁を示すべく図1の燃料 ポンプを一部破断し一部断面にて示す拡大部分横断面図である。 図6は燃料供給ポンプの入口弁及び圧力解放弁の組合せを示すべく図2の修正 された燃料ポンプを一部破断し一部断面にて示す拡大部分縦断面図である。 図7は図2の修正された燃料ポンプが組み込まれた燃料ポンプの部分図である 。 図8は図1の燃料ポンプのトランスファーポンプ及び高圧ポンプの作動サイク ルを示すタイミング線図である。好ましい実施形態の説明 図1は本発明の一つの実施形態が組み込まれた回転カムリング型の燃料ポンプ 8を示している。燃料ポンプ8は1994年6月7日付にて発行された米国特許 第5,318,001号に記載された型式のディストリビュータ装置を有するデ ィストリビュータポンプである。図示のポンプ8は 燃料噴射されるよう対応する内燃機関(図示せず)の燃料噴射装置(図示せず) へ燃料の高圧のチャージを直接順次供給するよう構成されている。 燃料ポンプ8により供給される各燃料チャージの体積及びタイミングを制御す る電気式の制御弁9が設けられている。制御弁9は1988年7月19日付にて 発行された米国特許第4,757,795号に記載された型式の排出−ポンプ− 排出モード又は充填−排出モードにて作動するよう構成されている。図示のポン プ8は充填−排出モードにて作動するよう構成されている。 米国特許第5,318,001号及び同第4,757,795号には、ディス トリビュータ装置及びその充填−排出モードの作動が詳細に記載されている。 図示の燃料ポンプ8は6気筒の内燃機関に使用されるよう構成されている。ポ ンプ8は12個の半径方向孔16を備えた固定されたポンプ本体12を有してい る。12個の半径方向孔16が軸線方向に互いに隔置された二つのバンクに配設 されており、各バンクは等角度に互いに隔置された6個の半径方向孔16を有し ている。一方のバンクに設けられた6個の半径方向孔16は他方のバンクに設け られた6個の半径方向孔16と角度的に整合されている。各孔16にはポンププ ランジャ14が配置され、これにより6対の互いに整合されたポンププランジャ 14が配設されており、各対のプランジャ14はそれぞれ内燃機関の各燃料 噴射装置に対応している。 半径方向孔16はポンプ本体12の円筒形の外面22よりポンプ本体12に同 軸に設けられた中央貫通孔23まで半径方向内方へ延在している。同軸の内部環 状通路25が半径方向孔16の内端を接続し、これにより一つの高圧ポンプ室2 0を郭定している。ポンプ本体12及びプランジャ14は耐摩耗性を有する合金 鋼にて形成され、非常に正確な嵌合状態を有している。 ポンプハウジング26の一部を形成する固定されたアウタヘッド40が、ポン プ本体12を受け且つこれを支持する円筒孔41を有している。ヘッド40は鋼 にて形成されているが、ポンプハウジング26の他の部分はアルミニウムにて形 成されていることが好ましい。ポンプ本体12はヘッド40内に締まり嵌めされ 、これにより燃料が漏洩しないよう円筒形の界面がシールされている。ヘッド4 0はアウタディストリビュータヘッド42及びインナローラシュー支持ハブ44 を与えている。ディストリビュータヘッド42はそれぞれ各燃料噴射装置に対応 する6個の等角度に互いに隔置されたディストリビュータ出口45を有している 。ハブ44は等角度に互いに隔置された6個の半径方向溝46を有し、各溝は一 対の互いに整合されたポンププランジャ14のためのローラシュー48を支持し ている。 ポンプ駆動軸24がその内端に拡大された内部フランジ50を有している。テ ーパ状をなすローラ軸受52がフラ ンジ50とポンプ本体12との間に介装されている。またテーパ状をなす他の一 つのローラ軸受54が駆動軸24とポンプハウジング26との間に介装されてい る。かくして駆動軸24は固定されたポンプ本体12と同軸の状態にて回転可能 に組み込まれている。燃料ポンプ8は、ポンプ駆動軸24が一般的には対応する 内燃機関の回転速度の2分の1の速度にて内燃機関により回転駆動されるよう、 対応する内燃機関に取り付けられるよう構成されている。 環状のカムリング60が周方向に互いに隔置された6個のボルト61により駆 動軸24のフランジ50に固定されている。カムリング60はポンプ本体12及 びハブ44を囲繞している。またカムリング60はインナ環状カム62を与えて おり、カム62のインナカム面はプランジャ対の数よりも一つ少ない5個のカム ローブ64と一つのディストリビュータランプ(傾斜面)65とを有している。 これら6つのカムセグメント64及び65は、6対のプランジャ14及び対応す るプランジャ駆動ローラ66と同一の周方向のピッチを有している。カムローブ 64は駆動軸24の回転中にローラ66、ローラシュー48、プランジャ14を 周期的に半径方向内方へ駆動する。 往復動型の高圧ポンプ70がポンプ本体12、回転可能なカム62、プランジ ャ14、ローラシュー48、ローラ66により形成されている。高圧ポンプ70 の各作動サイクル中には、一つのプランジャ14がポンプ室20を対応 するディストリビュータ出口45に接続するディストリビュータ弁として使用さ れる。カム62の1回転毎に6対のプランジャ14がカム62によって位置決め され駆動され、これにより燃料の高圧のチャージが6個のディストリビュータ出 口45へ順次供給される。ローラ66、ローラシュー48、カム62はプランジ ャ14の二つのバンクの合計の軸線方向幅よりも大きい軸線方向幅を有している 。またプランジャの直径及びストロークは、高圧ポンプ70により供給されるべ き燃料の最大体積に合わせてポンプストロークが最適化されるよう設定されてい る。 エンジンオイルがエンジンオイル系よりポンプへ加圧された状態にて供給され 、これによりハウジングのキャビティ72が部分的にオイルにて充填された状態 に維持される。過剰のオイルは外側の軸受54を経てエンジンオイル溜りへ戻さ れる。かくしてオイルはハウジングのキャビティ72を経て循環され、これによ りカム62、ローラ66、ローラシュー48がはねかけ注油され、また後述のト ランスファーポンプ150の可動部品がはねかけ注油される。ポンプ内部のオイ ル系は燃料がオイルにて汚染されることを防止する特殊なシールを必要とするこ となくポンプ内部の燃料系より完全に分離された状態に維持される。ポンププラ ンジャ14と孔16との間を経て漏洩した燃料は、孔16を囲繞する低圧環状通 路74を経て、またポンプ本体12に設けられ環状通路74をポンプ本体12の 外端に設け られた低圧端部室80に接続する通路76、78を経て燃料タンクへ戻される。 ディストリビュータヘッド42には、端部室80より燃料タンクへ燃料を戻す通 路(図示せず)が設けられている。 制御弁9は弁駆動ソレノイド82と貫通孔23に挿入された細長い弁部材10 0とを有している。燃料はディストリビュータヘッド42及びポンプ本体12に 設けられた半径方向に延在する燃料入口通路102及び弁部材100を経てポン プ室20へ移動され、これによりプランジャ14、ローラシュー48、ローラ6 6を含むプランジャ機構がカム62に抗して半径方向外方へ駆動される。制御弁 9はソレノイド82が付勢されることにより一般的にはカム62の吸入相の終了 前にタイムリーに閉弁される。制御弁9が閉弁される前にポンプ室20へ供給さ れる燃料の体積はカム62の形状により決定される。 制御弁9はカム62のその後のポンプ相中に高圧の燃料が供給されるまで閉弁 状態に維持される。ポンプ相中には、まずポンププランジャ14がカム62によ って駆動されることによりプランジャ機構内の遊びが消去され、次いでプランジ ャ14が更に半径方向内方へ駆動され、これにより燃料のチャージがポンプ室2 0より高圧の状態にて供給される。ソレノイド82は一般的にはポンプ相の終了 前に消勢され、これにより制御弁9が開弁されることによってポンプ室20より 燃料が排出され、これにより燃料の高圧供 給が終了する。ディストリビュータヘッド42には通路106が設けられており 、この通路106は排出された燃料を燃料タンク(図示せず)へ戻すよう、燃料 入口通路102を復帰導管コネクタ110に接続している。燃料の排出圧力がト ランスファーポンプ150により与えられる最大供給圧、即ち入口圧よりもかな り高い予め設定された最適のレベル(500psi(35.2kg/cm2))になると 、コネクタ110に設けられた圧力制御装置、即ち圧力解放弁112が開弁され 、これにより排出された燃料が燃料タンクへ戻される。 トランスファーポンプ(「TP」と略称する)150は往復動するポンププラ ンジャ14の高い周波数(例えば3500rpmの最大速度を有する4サイクル6 気筒内燃機関については175CPSの最大周波数)にて燃料をポンプ室20へ 間欠的に供給するために使用される。トランスファーポンプ150は中空で軽量 なTPプランジャ152を有し、プランジャ152は一対のディストリビュータ 出口45の間にてディストリビュータヘッド42に設けられた半径方向のTP孔 154内に配置されている。TP孔154の内端は弁部材100に近接した位置 に於いて燃料入口通路102に直接接続されており、これによりTP孔154と 高圧ポンプ室20との間に存在する燃料コラムの長さ及び慣性が低減され、また カム62の吸入相の開始時にポンプ室20へ燃料を供給するために必要な時間が 低減され る。またTPプランジャ152の直径及び燃料入口通路102の直径は燃料をポ ンプ室20へ供給するに必要な時間を低減すべく比較的大きく設定されている。 TP孔154への入口導管170には一方向の入口逆止弁156が設けられて いる。従ってTPプランジャ152は高圧ポンプ室20へ燃料を加圧状態にて供 給するための一方向の定容積型トランスファープラシンジャとして機能する。T P孔154の内端には一方向の出口逆止弁158が設けられており、これにより 高圧ポンプ室20よりTP孔154へ燃料が逆流することが防止される。出口逆 止弁158は円形の弁部材160と、弁部材160を分割型の保持リング164 により与えられる弁座に係合するよう外方へ付勢する圧縮ばね162とを含んで いる。保持リング164の端部166は、弁部材160が保持リング164に当 接されるとバイパス孔168を郭定するよう、図5に示されている如く互いに隔 置されている。バイパス孔は弁部材160に設けられてもよい。バイパス孔16 8は制御弁9が最初に開弁される際に高圧ポンプ室20より伝達される急激な圧 力上昇を減衰させる機能を果たす。またバイパス孔168は高圧ポンプ室20よ り排出された燃料の一部をTP孔154へ戻す作用をなす。ポンプ室より排出さ れた燃料をTP孔154へ戻すことにより、TP入口導管170を経てTP孔1 54へ供給されるに必要な新鮮な燃料の体積が低減され、これにより入口燃料フ ィルタ172 の寿命が延長される。各ポンプサイクル中にTP孔154へ戻される排出された 燃料の体積は、内燃機関の速度に応じて変化し、例えば内燃機関のアイドル運転 状態に於ける排出された燃料体積の40%より最大速度の状態に於ける10%ま で変化する。1分間当りにTP孔154へ戻される排出された燃料の体積は内燃 機関の全速度範囲に亘り実質的に一定であり、高温状態にて戻される燃料が過熱 の問題を惹起すことがないよう設定される。 TPプランジャ152は一端にて枢軸ピン180によってポンプハウジング2 6に枢支された軽量なTPレバー176により半径方向内方へ駆動される。TP レバー176は底壁177と一対の互いに対向する垂直な側壁178とを有し、 これにより剛固な断面U形をなしている。TPレバー176の外端には凸状円筒 形の当接面182が設けられており、該当接面はTPレバー176及びTPプラ ンジャ152の相対運動を受け入れるようTPプランジャ152の平坦な外端面 に係合するようになっている。図示の実施形態に於いては、TPレバー176の 枢軸は駆動軸24の軸線に垂直であり且つこれより半径方向にオフセットされて いる。もし必要ならば、トランスファーポンプ150はTPレバーの軸線が駆動 軸の軸線に平行になるよう配置され構成されてもよい。 TPレバー176は固定されたばね支持ハブ188とTPレバー176に係合 するスラストワッシャ190との間 に弾装されたTP圧縮ばね186により半径方向内方へ付勢されている。ばね支 持ハブ188はハウジング26の一部を形成する取り外し可能なカバー192に 設けられた半径方向のねじ孔内に配置されている。TPばね186はポンプ室2 0へ燃料を供給すべくTPレバー176及びTPプランジャ152を半径方向内 方へ駆動する作用をなす。TPばね186のばね力及びばね定数はレバーにより 増幅されるTPプランジャ152のストロークを反映するよう設定されている。 カムリング160はトランスファーポンプ150を駆動するアウタカム面を備 えたアウタ環状カム(TPカム)200を郭定している。TPばね186はタペ ット、即ちアクチュエータピン202を介してTPカム200により周期的に圧 縮される。タペット202はTPレバー176、スラストワッシャ190、TP ばね186を貫通して延在し、ばね支持ハブに設けられた同軸の孔204内に往 復動可能に配置されている。タペット202の内端に設けられた拡大されたタペ ットヘッド206がアウタ環状カム202により係合可能なフォロアとして作用 する。タペットヘッド206は部分的に球面状をなす上面を有し、該上面はスラ ストワッシャ190の対応する形状をなす環状の内面に係合している。TPカム 200は6個の等角度に互いに隔置されたカムローブ210を有し、カムローブ 210はTPばね186のばね力に抗して半径方向外方へタペット 202を周期的に駆動する。かくしてタペット202は、高圧ポンプ70の各ポ ンプサイクル毎に1回の割合で、駆動軸24の1回転毎に6回半径方向外方へ駆 動される。各カムローブ210は例えば0.125in(3.18mm)の最大タペ ットリフト及び0.220in(5.59mm)の対応するTPプランジャストロー クを達成する。TPカム200によりタペット202が半径方向外方へ駆動され る度毎に、TPプランジャ152及びTPレバー176はTP入口導管170及 びポンプ室20よりTP孔154へ供給される燃料により上方へ駆動される(後 退せしめられる)。かくしてTPレバー176及びTPプランジャ152が後退 せしめられた後に、高圧ポンプ70の後続の吸入相中に必要に応じて燃料を高圧 ポンプ室20へ供給すべく、トランスファーポンプ150には燃料が充填される 。 図示の如く内部オイル系が、TPカム200、タペット202、スラストワッ シャ190、TPレバー176、TPプランジャ152を含むトランスファーポ ンプ150の可動部品をはねかけ注油するようになっている。 トランスファーポンプ150及び高圧ポンプ70の作動サイクルを示すタイミ ング線図が図8に示されている。二つの作動サイクルは駆動軸24の60°の回 転範囲に亘る同一の周波数及び継続時間を有している。トランスファーポンプ1 50は高圧ポンプ70とは位相がずれた状態にて(位相ずれは約1/2サイクル 、即ち駆動軸の30°の回 転角度である)高圧ポンプ70と同期している。カム200により与えられるト ランスファーポンプ150の吸入相は、主としてカム62により与えられる高圧 ポンプ70のポンプ相中に発生し、トランスファーポンプ150の供給相は高圧 ポンプ70の吸入相中に発生する。カム200の吸入相がカム62の吸入相の開 始よりも数度(例えば駆動軸の5°の回転角度)早く終了し、またTPプランジ ャ152が高圧ポンプ70の吸入相の開始よりも数度早くポンプ室20へ燃料を 供給するよう、カム200は僅かに角度方向にオフセットされている。 高圧ポンプ70の全速度範囲及び高圧ポンプにより供給される全燃料体積の範 囲に亘り、トランスファーポンプ150が高圧ポンプ70の変化する間欠的な燃 料需要を完全に満たすことができるよう、トランスファーポンプ150の容量は 高圧ポンプ70の容量よりも大きく(好ましくは約10%以下だけ大きく)設定 されている。TPプランジャ152の直径及びストロークはトランスファーポン プの容量を所望の容量にするよう設定されている。図示のポンプ8に於いては、 TPプランジャ152の横断面積は好ましくは一つのポンププランジャ14の横 断面積の約10倍に等しい(即ち機能するポンププランジャ14の合計の横断面 積に実質的に等しい)。またTPカム200により与えられるTPプランジャ1 52の最大ストロークは、TPプランジャ14の最大ストロークに実質的に等し く且つこ れよりも僅かに大きいことが好ましい。 前述の如く、必要に応じて燃料を高圧ポンプ70へ供給すべく、トランスファ ープランジャ152の部分は高圧ポンプ70の吸入相の開始時に燃料にて完全に 充填される。その時点に於いては、TPばね186は十分に圧縮され、その系の 初期慣性に打ち勝つよう最も高い供給圧力(例えば200psi(14.1kg/cm2 ))が発生される。トランスファープランジャ152の半径方向内方への変位量 は高圧ポンプ室20へ供給される燃料の体積に直接関連している。従ってTPば ね186の圧縮量もその燃料の体積に直接関連している。従ってTPばね186 を圧縮するに必要なエネルギは最小限に抑えられ、内燃機関の最大負荷時に於け るよりもアイドリング時に於いてかなり小さい。従ってトランスファーポンプ1 50を駆動するに必要な平均駆動トルクも比較的小さくてよい。またこの平均駆 動トルクは、高圧ポンプ室20より排出されTP孔154へ戻される燃料の体積 により低減される。図8に示されている如く、高圧ポンプ70の供給相の終端に 於いてTP孔154へ戻される燃料はTPカム200より離れるようタペット2 02を上昇させ、TPカム202より与えられる量以上にTPばね186を圧縮 する。 所望の入口圧力(例えば40〜80psi(2.8〜5.6kg/cm2))にて燃料 をトランスファーポンプ150へ供給する適当な燃料供給ポンプが設けられてい る。かかる 目的で対応する内燃機関に取り付けられその内燃機関により駆動される従来の往 復動型の供給ポンプ(図示せず)が使用されてよい。供給ポンプは内燃機関に取 り付けられない場合には、燃料ポンプ8に一体的に組み込まれることが好ましい 。 図2及び図7に於いて、供給ポンプモジュール250が、タペット202、T Pばね186、TPばね支持ハブ188、スラストワッシャ190を含むタペッ トサブ組立体の代わりにハウジング26に組み付けられている。モジュール25 0は独立のモジュールハウジング254に設けられた半径方向孔内に配置された 同様のタペットサブ組立体を含んでいる。一体的な供給ポンプ(「SP」と略称 する)260がタペット202の外端に設けられている。供給ポンプ260は燃 料タンクより燃料を受け、入口燃料フィルタ172及び入口逆止弁156を経て TP孔154へ燃料を供給する。供給ポンプ160は細長いばね支持ハブ188 に設けられた外側の同軸の孔264内に配置された中空で軽量なSPプランジャ 262を有している。SPプランジャ262はタペット202の外端に固定され ており、タペット202によって半径方向外方へ駆動されることにより燃料をT Pプランジャ孔154へ供給する。SPプランジャ162はトランスファーポン ブ150より高圧ポンプ70へ燃料が供給されている際に、タペット202によ って半径方向内方へ後退せしめられることによりSP孔16 4を再度充填する。供給ポンプ260の容量はトランスファーポンプ150の容 量と実質的に等しくこれよりも僅かに大きいことが好ましい。従ってSPプラン ジャ262の横断面積はTPプランジャ152の大きいストロークをオフセット するようTPプランジャ152の横断面積よりも十分に大きい。 中空のSPプランジャ262内には入口逆止弁及び圧力解放弁として機能する 組合せ弁270が配置されている。入口逆止弁は、SPプランジャ262が半径 方向内方へ後退せしめられるとSP孔264を充填するよう半径方向外方へ撓む よう構成された円形の弁部材272により与えられている。円形の弁部材272 は圧縮ばねのばね力に抗して半径方向内方へ駆動され、これによりSP圧が予め 設定された最大圧力(例えば80psi(5.6kg/cm2))を越えると供給ポンプ の入口へ燃料を戻す圧力解放弁として機能する。 当業者には明らかである如く、本発明の範囲内にて上述の構成に種々の修正や 変更が行われてよい。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 チュエータ(176、182、60)を含んでいる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.回転駆動装置と、 ポンプ室を有しカム軸線より半径方向外方へ延在する複数対のポンププランジ ャ孔が環状に配設されたポンプ本体と、各ポンププランジャ孔内に往復動可能に 配置されたポンププランジャと、前記ポンプ本体を囲繞し、前記回転駆動装置に よって前記カム軸線の周りに回転されることにより、前記回転駆動装置の速度に より決定される周波数にて高圧ポンプの吸入相及びポンプ相を交互に行うべく各 ポンププランジャを往復動させ、これにより燃料の吸入チャージを受け燃料を前 記ポンプ室より高圧状態にて供給する第一のカム装置とを有する高圧ポンプと、 燃料を加圧状態にて前記ポンプ室へ供給するトランスファーポンプと、 を有する燃料ポンプに於いて、 前記トランスファーポンプは一つのトランスファープランジャ孔と、前記トラ ンスファーポンプの吸入相及び供給相を交互に行うべく前記トランファープラン ジャ孔内に往復動可能に配置された一つのトランスファープランジャと、第二の カム装置とを含み、前記第一及び第二のカム装置は前記第二のカム装置が前記回 転駆動装置によって回転されることにより、前記高圧ポンプの吸入相及び前記ト ランスファーフポンプの供給相中に前記高圧ポンプと同一の周波数にて且つ前記 高圧ポンプと所定の同期状態にて前記トラ ンスファープランジャを往復動させて燃料を前記高圧ポンプへ間欠的に供給する よう、前記ポンプ本体を囲繞する環状のカムリングにより郭定されていることと 、 一方の方向へ伸張可能なばね手段であって、前記トランスファープランジャを その燃料供給方向へ駆動して前記高圧ポンプへ燃料を加圧状態にて供給し、これ により前記第一のカム装置が前記ばね手段を反対方向へ周期的に収縮させて前記 トランスファープランジャの前記駆動に備えて前記ばね手段に荷重を与えるよう 構成されたばね手段と、 前記ばね手段と前記トランスファープランジャとの間に機械的に接続された枢 動レバーであって、前記ばね手段により一方の枢動方向へ付勢されることにより 前記トランスファープランジャをその燃料供給方向へ付勢する枢動レバーと、 を含んでいることを特徴とする燃料ポンプ。 2.前記ばね手段は前記トランスファープランジャをその燃料供給方向へ駆動し 、これにより前記高圧ポンプへ供給される燃料の体積に直接関連して前記高圧ポ ンプへ燃料を加圧状態にて供給することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の 燃料ポンプ。 3.前記トランスファープランジャの最大変位量は高圧ポンプの最大吐出量より も大きいことを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の燃料ポンプ。 4.前記トランスファープランジャの最大吐出量は高圧ポ ンプの最大吐出量よりも実質的に10%以下だけ大きいことを特徴とする請求の 範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の燃料ポンプ。 5.前記高圧ポンプの吸入相中には前記トランスファーポンプより前記高圧ポン プへ燃料を供給し、前記高圧ポンプのポンプ相中には前記高圧ポンプより燃料を 排出させるよう選択的に作動可能な弁装置を有し、前記トランスファーポンプは 排出された燃料が前記高圧ポンプより前記トランスファープランジャ孔へ逆流す ることを制限する逆流制御装置を含んでいることを特徴とする請求の範囲第1項 に記載の燃料ポンプ。 6.前記トランスファーポンプと前記高圧ポンプとを接続し前記トランスファー ポンプより前記高圧ポンプへ燃料を供給する燃料通路と、前記高圧ポンプのポン プ相中に前記高圧ポンプより前記燃料通路へ燃料を排出させるよう選択的に作動 可能な弁装置と、排出された燃料が前記燃料通路より前記トランスファープラン ジャ孔へ逆流することを制限する逆流制御装置とを含んでいることを特徴とする 請求の範囲第1項又は第5項に記載の燃料ポンプ。 7.前記燃料通路に接続され前記燃料通路内の圧力を制限する弁を含み、前記逆 流制御装置は前記トランスファーポンプへの逆流を制限する出口逆止弁と、排出 された燃料が前記トランスファープランジャ孔へ逆流することを制限するバイパ ス通路とを含んでいることを特徴とする請求の範 囲第6項に記載の燃料ポンプ。 8.前記ばね手段は圧縮ばねであり、前記回転可能なカムリングにより往復動さ れ前記圧縮ばねを前記反対方向へ周期的に収縮させるタペットを含んでいること を特徴とする請求の範囲第1項乃至第7項の何れかに記載の燃料ポンプ。 9.前記タペットにより往復動される燃料供給プランジャを有し、前記トランス ファーポンプの吸入相中に前記トランスファーポンプへ燃料を加圧状態にて供給 する燃料供給ポンプを含んでいることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の燃 料ポンプ。 10.前記ポンプ本体を囲繞するディストリビュータヘッドであって、前記ポン プ本体の周りにて互いに隔置され前記ポンプ室より高圧の燃料を受けるよう順次 接続される複数個のディストリビュータ出口を有するディストリビュータヘッド を有し、前記トランスファープランジャ孔は前記ディストリビュータヘッドに設 けられていることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第9項の何れかに記載の燃 料ポンプ。
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