JPH10504376A - 動力伝達装置、特には車両用の変速機、並びにこれに関する制御方法 - Google Patents

動力伝達装置、特には車両用の変速機、並びにこれに関する制御方法

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JPH10504376A
JPH10504376A JP8507822A JP50782296A JPH10504376A JP H10504376 A JPH10504376 A JP H10504376A JP 8507822 A JP8507822 A JP 8507822A JP 50782296 A JP50782296 A JP 50782296A JP H10504376 A JPH10504376 A JP H10504376A
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アントーノフ,ルーメン
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アントーノフ オートモーティブ テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 入力軸(2a)に連結されたプラネットギヤ(9)と出力軸(2b)に連結されたプラネットキャリア(13)はフライ・ウエイト(29)とスプリング(34)によって圧迫することによって直接係合をもたらすクラッチによって連結され得る。この圧迫がトルクを伝動するのに不十分であるならば、クラウンホイール(8)がスローダウンし、次いでフリーホイール(16)によって不動化される。変速機はそのとき螺旋歯によって生み出される軸方向推力が生起する間に、減速ギアとして機能し、そしてクラッチ(18)を解除する。変速機は更に、ピストン(44)がハウジング(20)にクラッチ(18)を解除する方向に作用し、そして通常フリーホイール(16)によって許容される方向にさえクラウンホイール(8)の回転することを阻止するブレーキ(43)を適用している態様で以て、減速ギヤとして機能する。ピストン(44)と減衰チャンバ(171)とに連携した油圧室(46)の抽出ダクト(151、172)はクラッチ(18)の突然変化を阻止する。車両エンジンが特にブレーキとして使われるとき、低速度で作動するとき、或いは高負荷で作動するときに、変速機はピストンが起動されたときや起動解除されたときに生み出される衝撃を回避しながら減速ギアとしての操作を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 動力伝達装置、特には車両用の変速機、並びにこれに関する制御方法 本発明は少なくとも2種の変速比を有する、具体的には車両用の自動変速機に 関する。 更に、本発明はこの種の変速機を制御する方法に関する。 WO-A-9207206は自動動力伝動装置として、クラッチがエピサイクリック・トレ イン等の差動ギヤの2種の回転部材を2種の拮抗力(相反力)のいずれか強い力 に従って選択的に連結するようになっている斯ゝる自動変速機を開示している。 この種の力は例えば、軸方向可動螺旋ギヤによって生み出されてスプリング作用 に抗してクラッチを解除するように作用する傾向のある軸方向推力(アキシャル ・スラスト)及び/或いは遠心回転計手段(タコメータ手段)によって生み出さ れてクラッチを係合させるように作用する傾向を呈する力である。クラッチが解 放されるときには、差動ギヤの第3回転部材の回転を阻止することが必要であり 、これは当該第3回転部材が逆方向に回転するのを阻止するフリーホイールによ って保証される。 このタイプの変速機はその基本機能が外部動力源、センサ、制御回路のいずれ も要しないことから、非常に有益である。変速機を制御する力を生み出すのは変 速機それ自体であり、これらの力はそれと同時に当該制御に必要なパラメータの 測定値である。 しかし、この種の変速機はホールド・バック操作を直接的に最適にすることが 、即ちエンジンが車両の特定の制動を与えるようにアクセルペタルが解放された ときには、出来ない。この場合、エンジ ンの抵抗トルクは最早やエンジンの回転速度以外のなにものにも依存せず、それ 故に運転者(ドライバ)の望む減速を表さない。更に、トルクが螺旋歯の反動に よって検出される場合に、この反動はホールド・バック操作の際に方向を変化さ せ、それ故に最早やクラッチを解放する傾向がない。更に、フリーホイールを用 いた構造の場合には、歯の反動がスピード低減操作のための条件の1つを作りだ すためにクラッチを解放(係合を)することが出来るとしても、もう1つの条件 は不満足なままに残る:ホールド・バック操作の際に、差動ギアの第3回転部材 が逆方向ではなく、正規の方向に高速度で回転する傾向を呈する。これをフリー ホイールは阻止出来ない。 WO 94/19629 は本発明の享受する優先日の後に刊行されたものであって、これ が如何にすればホールド・バック操作を許容するために追加の力を選択的に加え ることが出来、更に変速機をある種の他の場合に前記2種の基本的拮抗力の間の 比較から結果として得られるものとは別の変速比で以て作動させることが出来る かを記述している。従って、変速機を車両運転者がアクセルペタルを完全に下ま で押圧したときに、速度の二乗に比例する、例えば、遠心力が特定のスピードに おいて最高変速比で以ての操作を常態として負わせることになる斯ゝるスピード においてさえ低変速比で以て、作動させることが出来る。 衝撃(ショック)の問題は変速比が変化する際に起きている。例えば、この種 のショックは遠心力によって変速機が変速比を低い値から高い値まで変化させる 過程にあるときに運転者がアクセルペタルをたまたま解放する事態となってしま ったならば、生起する。この場合、遠心力が突然に増大し、連結装置の連結状態 への変化が突然生じる。同じ事態は制御法によって追加の力が変化させられると き、例えばこの力が消滅させられるとき、にも起き得る。 US-A-4 713 984は変速機としてクラッチが拮抗力によって制御されるのではな く、たんに油圧アクチュエータによって制御される斯ゝる変速機を開示している 。加圧の際と油圧チャンバの排油(ドレン工程)の際にオイル流速を制限するこ とによってショックを防止する手段が配設されている。 EP-A-0 149 012によれば、類似の形態において、オイルの通る断面が車両のス ピードの関数として変化する。 本発明の目的は変速機として、選択機能を有する継手手段が種々の拮抗力によ って制御され、且つ変速比の変化する際には衝撃が回避される斯ゝるタイプの変 速機を提供することにある。 本発明によれば、変速機として、これが噛合歯セットの複合体と、摩擦継手手 段であってその可動係合部材が拮抗力付与手段によって作用させられる斯ゝる摩 擦継手手段とを含んで成り、該摩擦継手手段が連結状態にあるか、非連結状態に あるか、その状態に従って該歯の複合体が2種の異なる変速比を生み出すように なっている斯ゝる変速機において、本発明の変速機は該摩擦継手手段の連結と非 連結の両状態間で該可動係合部材の少なくとも幾つかの動作を制動するために配 設された衝撃吸収手段を特徴とする。 この衝撃吸収手段は可動係合部材を制動することによって、特には上述の場合 において、衝撃の発生を阻止する。 好ましくは、拮抗力付与手段は制御可能力付与手段として、これが変速機を常 態で制御する拮抗力の1つの増大や再出現を擬態する力を変速機に導入し、それ によって変速比の1つで以て変速機の操作を基本の拮抗力付与手段だけによる自 動制御の場合と比較して一層促進する斯ゝる制御可能力付与手段を含んで成る。 制御可能力付与手段が油圧アクチュエータを含んで成るならば、アクチュエー タの圧力が制御可能力をゼロ或いは低い値にするため に消滅或いは低減されるときに、可動係合手段がアクチュエータ圧力室のドレン を流す方向に低速度でのみ移動可能であるように、衝撃吸収手段はアクチュエー タの圧力室のドレン流路の圧力降下を含んで成る。 噛合歯セットの複合体と、摩擦継手手段として当該歯複合体を連結状態にある か、非連結状態にあるか、その状態に依存して2種の変速比のいずれか1方に従 って作動させる斯ゝる摩擦継手手段とを含んで成る変速機の本発明のもう1つの 目的に係る制御方法は、2種の基本的拮抗力としてその1方の力が該摩擦継手手 段の各状態変化におけるその新たな状態を安定させる意味において変動する斯ゝ る2種の基本的拮抗力を該摩擦継手手段の可動係合部材が受ける斯ゝる方法にお いて: −更に、可動係合部材に制御可能な力を付与し、それによって2種の状態の1 方の出現を選択的に促進すること; −係合部材の少なくとも1つの方向の動作を制動すること、 を特徴とする。 制御可能力は単に1種の追加力に過ぎないので、相対的に低い値を有し得る。 それ故に、この制御可能力は相対的に低いエネルギー消費量で以て生み出すこと が出来る。衝撃と激しい上下動は係合部材の少なくとも1つの方向の動作、例え ば制御可能力の消失に対応する方向の動作を制動することによって回避される。 本発明の1の利点によれば、摩擦継手手段の連結状態を変えるために制御可能 力が克服しなければならない基本の拮抗力が所定の操作パラメータの関数として 変動するとき、制御可能力の強度はこの操作パラメータの関数と同じ関係で変動 させられる。 従って、制御可能力付与手段が摩擦継手手段の状態を変化させるために介在す るとき、これらが生み出す力は克服されるべき拮抗力 より妥当な程度に大きな値であるに過ぎない。これは、変速比が変化する間に操 作パラメータの値が何であれ、この作用から結果的に生じる衝撃を阻止する。 本説明の残部では、変速比はこれが入力速度に対し出力時の低速度に対応する ときに、「低い」ものとして参照される。それとは逆の場合には、この比は「高 い」ものとして参照される。 本発明のその他の構成と利益は非制限事例を参照しながら次の説明から明らか になる。 添付図面において: −図1は本発明に係る2種の比を有する休止状態の変速機の縦断面説明図であ る。; −図2、3は図1に類似した図ではあるが、速度低減操作と直接駆動操作に夫 々関係する図である; −図4は図1−3に示す変速機の制御フローチャートである;そして −図5は図3のものに類似した図ではあるが、第2の事例に関係した図である 。 図1に示す2種の比を有する、特にモータカー用に企図された変速機はその軸 線上に整列した入力軸2aと出力軸2bを含んで成る。入力軸2はクラッチ86 を介してモータ車両のエンジン5の出力軸に連結される。出力軸2baは車両の 駆動ホイールを駆動するために車輪をディファレンシャルの入力を直接或いは間 接に駆動するように企図されている。出力軸2bとディファレンシャル入力の間 には、例えば2種以上の比及び/或いはマニュアル(手動)制御前進/後進変更 機構を有する別の変速機が介在し得る。 入力軸2aと出力軸2bは変速機のケーシング4に関して軸方向に不動にされ ている。 変速機はエピサイクリック・トレイン7によって形成された差動ギヤを含んで 成る。このトレイン7は内歯を備えたクラウンホイール8と外歯を備えたサンホ イール9として、両者がプラネットホイール11に出力軸2bに固く連結された プラネットキャリア13によって変速機の軸線12の回りに等角間隔で噛合され ている斯かるクラウンホイール8とサンホイール9を含んで成る。プラネットホ イール11はプラネットキャリア13の偏心スピンドル14の回りを自在に回転 可能である。サンホイール9はこれが取り囲む出力軸2bに対して変速機軸線1 2に関して自在に回転可能である。しかし、フリーホイール16はサンホイール 9が逆方向に、即ち入力軸2aの回転の正常な方向に対して逆の方向に、変速機 のケーシング4に対して回転するのを阻止する。 クラウン8は回転不能に係留されているが、スピンドル17の介在により入力 軸2aに対して軸方向に滑動自在である。クラッチ18はクラウン8の回りに配 設される。これは環状ディスク18と環状ディスク19とが交互に重なったスタ ックを含んで成る。ディスク19はクラウン8に軸方向滑動可能に且つ回転不能 に係留されている。この目的のために、ディスク19はクラウン8と一体成形さ れたスプライン21に係合された内歯を有している。ディスク22はプラネット キャリア13に軸方向滑動可能に且つ回転不能に係留されている。この目的のた めに、ケージ20はその半径方向内面に、一方ではディスク22の外歯と、他方 ではプラネットキャリア13の外歯と滑動可能に係合されているスプライン23 を含んで成る。 ディスク19とディスク22の重積体はプラネットキャリア13と一体成形さ れた保留板26とケージ20の一部である可動板27との間で軸方向に締結され ている。 ケージ20はクラッチ18の回りに配設された遠心フライ・ウエイト29を支 持している。 フライ・ウエイトは、それ故に変速機の出力軸2bに回転不能に係留されてい る。各フライ・ウエイトはディスク19、22の半径外側に配置された中実体3 1とベレビル(Belleville)ディスクスプリング34を介して保留板26の外面に 対して押圧される作動アーム32とを有している。アーム32は変速機軸線12 に対して接線方向に配向した軸線28に関してケージ20に回転可能に節結合さ れているエルボ屈曲アーム33によって中実体31に連結されている。WO−A 91/13275はこの種のフライ・ウエイトの節結合装着(アーティキュレイ テッド・マウンティング)に有利な構成を説明している。フライ・ウエイトの重 心Gは変速機軸線12と平行に測定された、軸線28から特定の距離にある位置 の中実体31の内側に或いはその近傍に配位させる。 それ故に、複数のプラネットキャリア13の回転は、ケージ20に抗してスト ッパ個片36によって規定される休止位置から図3において見ることができる拡 張位置まで該中実体を移動させるために、フライ・ウエイト29の中実体31を 当該中実体の遠心力Faの作用で該中実体の接線方向軸線28に関して半径方向 に枢軸回転させる傾向を呈す。 これはフライ・ウエイトの節結合軸線28とアーム32の間の、それ故にアー ム32とケージ20の間の、相対的軸方向変位を結果的にもたらす。フライ・ウ エイト29の遠心拡張に対応する変位の方向に関係して、ケージ20が軸方向ス ラストベアリングB2を介して相対回転自在な状態で以てクラウン8に対して軸 方向に押圧される。 それ故に、アーム32に対してケージ20の変位はアーム32と クラッチ18bの可動板27の相手に向かって進む相対動作を引き起こす。この 相対変位はベレビルディスクスプリング34の圧縮に、及び/或いはクラッチ1 8と係合する方向で保留板26に向かう可動板27の変位に、対応することが出 来る。 変速機が図1に示す休止状態にあるときに、ベレビルディスクスプリング34 はこの状態で当接されているフライ・ウエイト29を介してクラッチ18を係合 させる力を伝動させ、それによって変速機の入力軸2aが出力軸2bと回転可能 に連結され、そして変速機がベレビルディスクスプリング34の係合力によって 規定される特定最大値までのトルクを伝動出来る直接駆動機を構成する。 更に、クラウン8、プラネットホイール11、及びサンホイール9の歯はヘリ カルタイプのものである。それ故に、各対の負荷状態の噛合歯において、円周方 向の伝動力に比例し、それ故に入力軸2aのトルク並びに出力軸2bのトルクに 比例する軸方向の反対向き推力(スラスト)が発生する。歯の螺旋傾斜方向は、 クラウン8が駆動トルクを伝動するときにクラウンが可動板27を押すようにな る方向でクラウンに生じる軸方向推力Pac(図2)をスラストベヤリングB2 が与えるように選定される。従って、軸方向推力Pacが存在するとき、クラウ ン8は可動板27をクラッチ18の保留板26から分離する方向に、可動板を押 圧する。クラウン8だけでなくサンホイール9と噛合しているプラネットホイー ル11はバランスの破れた軸方向の逆向き反作用PS1,PS2を受け、サンホ イール9はプラネットホイール11と噛合しているために、クラウン8の軸方向 推力Pacとは値は同じであるが向きが逆である軸方向推力Papを受ける。サ ンホイール9の軸方向推力PapはスラストベヤリングB3を介してケーシング 4に伝動される。従って、軸方向推力Pacはクラッチの可動板27に抗して、 ケーシング4 に対し且つそれ故にクラッチの保留板26に対して、クラッチ18bを解除する 方向に与えられる。この力はスラストベヤリングB2によってケージ20に伝動 されるが、更にフライ・ウエイト29のアーム32と保留板26を相手の方に移 動させ、それ故にその休止位置にフライ・ウエイト29を維持し、そしてベレビ ルディスクスプリング34を圧縮する傾向を呈する。 これは図2に示す状態である。この状態が作られたと仮定して、変速機の基本 機能を次に説明する。入力軸2aによってユニットに伝動されるトルクが、クラ ウン8の軸方向推力Pacがベレビル・ディスクスプリング34を圧縮し且つ図 2に示す休止位置にフライ・ウエイト29を維持するのに十分である斯かるトル クである限り、保留板26とクラッチの可動板27の間の分離はディスク19、 22が1方から他方へトルクを伝動することなく相手に対して滑動させることに なる。この場合、プラネットキャリヤ13は入力軸2aのものとは異なる速度で 回転し、そして出力軸2bが駆動しなければならない負荷によって移動不動にさ れる傾向を呈する。この結果、プラネットホイール11は動作反転器として機動 する、即ちクラウン8の回転方向とは逆の方向にサンホイール9を回転させる傾 向を呈する。これはフリーホイール16によって阻止される。それ故、サンホイ ール9はフリーホイール16によって移動不能にされ、プラネットキャリヤ13 がサンホイール9のゼロ速度とクラウン9と入力軸2aの速度の中間の値となる 速度で回転する。それ故に、ユニットは減速ユニットとして作動する。回転速度 が増大し、トルクが変化しないならば、フライ・ウエイト29の遠心力が保留板 26と可動板27の間で軸方向力Pacより大きい軸方向係合力を生み出す時点 が到来し、可動板27は直接駆動を達成するために保留板26の方へ押される。 クラッチ18が係合されると、入力軸2aにロックされたクラウン8から全て の動力が出力軸2bにロックされたプラネットキャリヤ13に伝動される。その 結果、エピサイクリック・トレイン7の歯はそれ以上稼働せず、即ちこれらの歯 は如何なる力も最早や伝動せず、それ故に軸方向推力を生じさせる。それ故に、 遠心力による軸方向推力は保留板26と可動板27を相手に対して係合させるよ うに十分に付与され得る。それ故に、直接駆動に変更させる方法は一層良く理解 される:ディスク19、22が相互に摩擦して動力の1部を伝動し始めるやいな や、負荷が歯から比例的に除かれ、軸方向力Pacが比例的に低減され、そして クラッチ18が全体的に直接駆動を提供するまで遠心力の全体が増大する。 次いで、出力軸2bの回転速度が低下する事態及び/或いはフライ・ウエイト 29が最早やクラッチ18にトルクを伝動するのに十分な係合力を提供しなくな る点まで伝動されるべきトルクが増大する事態が生じ得る。この場合、クラッチ 18はスリップし始める。サンホイール9の速度は消滅するまで低減する。フリ ーホイール16はサンホイール9を不動にし、歯力Pacがクラッチを解除する ために再出現して、変速機がその時点で減速機として作動するようになる。従っ て、減速操作から直接駆動操作に変わる事態が生起する毎に、軸方向力Pacが 新たな有効変速比(伝動比)を安定させる意味合いで変動する。これは1方では 特定の臨界操作点近辺での比の頻繁な変動を避けるために有益であり、他方では クラッチ18が滑る事態が単に一過性であるに過ぎないようにするために有益で ある。 変速機が休止状態にあるときにクラッチを係合させることによって、ベレビル ・ディスクスプリング34は変速機の入力と出力の間の機械的カップリングを形 成する。従って、静止しているときの車 両は、エンジンそれ自体が停止しているときはこのエンジンによって引き止めら れる。クラッチ18が休止状態で離脱されたならば、車両は前進駆動で自在に移 動することを阻止されることはない。それは、この場合、エンジン5によるクラ ウン8の不動化によって、フリーホイール16が阻止されない通常の方向にサン ホイール9が回転させられるからである。 図1を参照して、変速機が減速操作をベレビル・ディスクスプリング34、遠 心フライ・ウエイト29及びクラウン8の歯によって決まる条件とは違う条件の 下で選択的に実行出来るようにするために配設される追加の手段をこれから説明 する。 この目的のために、変速機はフリーホイール16とは独立してサンホイール9 をケーシング4に対して不動にすることが出来るブレーキ43を含んで成る。換 言すれば、このブレーキ43はサンホイール9とケーシング4の間でフリーホイ ール16と平行に作動可能に装着される。油圧ピストン44がブレーキ43を選 択的に適用したり、適用解除したりするために軸方向滑動可能な状態に装着され る。ブレーキ43とピストン44は環形であり、それらの軸線は変速機の軸線1 2である。ピストン44はブレーキ43を適用する方向にピストン44を押すた めに加圧オイルを選択的に配給され得る油圧チャンバ46の近傍にある。 更に、ピストン44は軸方向スラストベアリングB4を介してケージ20に対 して押圧出来るプッシュロッド47に固く連結される。この機構は油圧チャンバ 46に存在する圧力がブレーキ43を適用する位置の方ヘピストン44を押して いる過程で、ケージ20がブレーキ43の係合される前にクラッチ18を解除す るのに十分なだけ押し戻されるように機能する。 従って、ピストン44がブレーキ(図2)を適用する位置にある とき、サンホイール9はプラネットキャリア13がクラウン8より早く回転する 傾向にあるとしても、引き止め操作の場合に生起するように、移動不能になり、 その結果ユニットはクラッチ18の離脱によって許容されるように、減速操作を 実行する。 以上に説明された機構(43、44、46、47)は従って、車両運転者が利 用出来る手段として、運転者がエンジンブレーキ効果を望む時、例えば下る時に 或いは出力軸2bの駆動トルクを増大させたい時に、このユニットを減速ユニッ トとして作動させる斯ゝる手段を構成する。トルクが駆動トルクであるとき、ブ レーキ43は係合されているならば、余計な作用をフリーホイール16のものと 共に奏するが、これは不利ではない。 油圧チャンバ46の給油と排油は電子弁69によって制御される。電子弁69 (図1、3)はこれが休止状態にあるときに、油圧チャンバ46を油圧抵抗性の ある漏洩経路151と連結している。電子弁69は電気的に起動されると(図2 )、チャンバ46を漏洩経路151から隔離し、そしてこれをエンジン5により 駆動されるポンプ57の出口に接続する。電子弁69の状態とは独立的に、ポン プ57は更に変速機の潤滑回路(図示省略)を供給するように使用され得る。 電子弁69は車両のスピード(或いは出力軸2bの速度)を検出する検知器1 53、運転者の利用出来る「マニュアル/オートマ」選定器154の位置検知器 、アクセルペタル156及び運転者が変速機の2種の自動挙動の間で選択するこ とが出来る「ノーマル/スポーツ」選定器157に接続されているコントロール ユニット152によって制御される。 上記のことから分かるように、ベレビル・ディスクスプリング34は車両が静 止しているときに変速機を直接駆動状態に置く。それ 故に、スタート時には歯力Pacの出現が変速機を減速操作に変化させることに より、その時点でスタートが最低比を用いて実行出来るようにすることが必要で ある。これは不愉快な衝撃をシステマチックに生み出す。これを阻止するために 、ブレーキ43、ピストン44及びプッシュロッド47の機構はエンジン5が稼 働している時(ポンプ57が作動中)ではあるが、検知器153で検知された出 力軸2bの速度が後に説明される特定の限界値“S”より低い時には変速機を減 速状態に置くように構成されている。従って、変速機は出力軸2bの動作が始ま る時に既に、出力軸の速度が限界値を越えていない限り、減速操作を実行する。 限界値を越えるやいなや、弁69がアクチュエータ44をドレン位置に配置さ せ、そして変速機を駆動操作に変更させることが、フライ・ウエイトにより或い はスプリング34により生じた軸方向力が反対方向に指向した歯力Pacに打ち 勝つことが出来るならば、可能になる。運転者がスポーツ挙動を選択するならば 、限界値Sは、変速機が減速操作を実行するときのエンジン5のために、例えば 3500rpmに対応する高い値である。 限界値Sを越えてしまうと、変速機が減速操作を実行する限り何物もピストン 44を押し戻さないので、油圧室46から排油(ドレン)される。フライ・ウエ イトの力が歯の力に勝ち始めると、フライ・ウエイトは立ち上がり、スラストベ アリングB4を介してピストン44を押し戻す方向にケージ20を移動させる。 これは油圧室46から抵抗性油圧径路を通じて排油させ、これが結果としてケー ジ20に伝動されるピストンの制動力、即ち衝撃吸収力になる。その結果、フラ イ・ウエイト29はクラッチ18と突然係合することから阻止される。 アクセルペタルが完全に下まで押されている事態を検知器156 が検出したときに、コントロールユニット152は油圧室46が給油されて減速 操作を引き起こすように弁を作動させる。 「マニュアル/オート」選択器15 4は運転者が今まに説明された自動操作と減速操作の間でいづれかを選択出来る ようにする。後者を選択した場合、コントロールユニット152は油圧室46の 恒久給油の原因となる。 図4はコントロールユニット152によって使われるフローチャートを示して いる。テスト158は「マニュアル/オート」選択器154の状態を決める。選 択器154が「マニュアル」の位置にあるならば、アクチュエータ44、46に 給油するコマンド159が直接指令として発せられる。選択器154が「オート 」の位置にあるならば、テスト161は挙動選択器157の状態を決め、限界値 にこの比較の結果に依存するS1或いはS2の値を与える。最後に、車両の速度「 V」が検出器153によって読まれ(ステップ162)、次いでテスト163の 限界値Sと比較される。速度Vが限界値Sより小さいならば、アクチュエータに 給油せよとのコマンド159が発せられる。さもなければ、アクセルペタル15 6の位置の検出器が運転者からの高動力の要望を表示する場合としてアクチュエ ータに給油せよとのコマンド159が発せられる斯ゝる場合でないならば、テス ト164がアクチュエータから排油せよと指令する(コマンド166)。 従って、変速機が減速操作から直接駆動操作に変化する事実上全ての場合とし て、この変化がゼロ速度から出発した後或いは低速度から再出発した後、或いは 運転者がアクセルペタルを強く押下げた後のペタル解除時、或いは運転者が選択 器154を「マニュアル」位置からオート位置に移動させる時或いは選択器15 7をスポーツ位置からノーマル位置に移動させる時などの斯ゝる場合に、油圧室 は油圧流体を負荷され、それ故に可動版27がクラッチ18と係合出来るように するために排油(ドレン)によって記述の制動効果を発揮させなければならない 。これは、ピストン44の力が減速ユニットとしての操作を維持する際の決定的 因子であった場合に殊に有益である:要するに、正しくこれらの場合にピストン 44の力の突然の消滅がクラッチ18の突然の係合を生み出す危険がある。油圧室 46の難しい排油による衝撃吸収はこれらの全ての場合にクラッチが突然に係合 する事態を阻止する。 車両の速度が低減したとき、運転者がアクセルペタルを解放するとしても、変 速機は限界値Sが減速方向に辿るときに減速操作に変化する。運転者は更に、選 択器14を「マニュアル位置」に設定することによってエンジン制動(ブレーキ )効果を高めることが出来る。 正に説明された機能を発揮する目的で油圧室46に給油するために、軸線12 の周りのフライホイールの回転速度がどうであれ、フライ・ウエイト29によっ て反対方向に生み出された軸方向力に対して明確に勝つだけの十分に高い値とな るように選定された油圧を用いることは可能である。 安全性とエネルギー経済の理由から、減速操作がエンジン5の過剰な速度をも たらす結果とならないようにフライ・ウエイトの回転速度が十分に低い場合にだ け、ピストン44の軸方向力がフライ・ウエイト29の反対向きの力に勝つよう な値に限定された圧力で以て油圧室46に給油することが好ましい。 図1に示す状態においては、エンジンと車両は静止しており、コントロールユ ニット152と電子弁は給油されず、従って電子弁69は油圧室46の排油態勢 にある。ベレビル・ディスクスプリング34は保留板27を圧迫していて、クラ ッチ18と係合し且つ油圧 室46を排油位置にケージ20を押し込む。変速機は直接駆動状態にあり、従っ てエンジン5がパーキングブレーキとして作用することを可能にする。 図2においては、油圧室46は給油され、歯力Pacの助勢を受けて且フライ ・ウエイト29或いはスプリング34の力に抗して減速操作を維持する(この機 構はフライ・ウエイト29とスプリング34によって夫々得られる2種の力のい ずれか大きい方が作用するように機能する。)。油圧室46が給油されないとき に(この状態は図示されていないが)、歯力をこれが減速操作を維持するのに十 分なものであるようにすることが出来る。それとは逆に、エンジン5は回転して いるがクラッチ86が解除されているときには、歯力Pacは最早や存在せず、 ピストン44のみがクラッチ18をスプリング34の作用に抗して解除された状 態に維持する。 図3においては、油圧室46は給油されず、そしてフライ・ウエイト29はク ラッチ18が係合し且つ油圧室46がドレンされる位置にケージを押し込む。ベ レビル・ディスクスプリング34は圧縮される。 図5に示す変速機は図1〜3の状態とは異なる状態のみで説明される。 クラウンで入力し、プラネットキャリアで出力するエピサイクリック・トレー ンの使用で1.6より大きな値の減速比を達成することの可能性は殆どない。 ある種の場合には、具体的には変速機が幾つかの2種速度装置を用いていると きで且つ特定の変速比が1の装置を減速操作にシフトさせ、他方の装置を直接駆 動にシフトさせている場合に、格段に大きな減速を要求することが出来る。その 場合、2種の装置の1つが減速操作を実行するときに3に略等しい減速比を有す ることが必要 である。 これを達成するために、今やサンホイール9としてこれが変速機の入力軸2a に滑動可能に連結され、且つこれがスラストベヤリングB2を介してケージ20 に対して軸方向に押圧されることによってその歯力Pacをクラッチ18の解除 方向でケージ20に伝達するようになる斯ゝるサンホイールがある。 プラネットキャリア13は出力軸2bに回転方向にロックされるが、実際の構 成上の理由からこの連結は最早や直接的ではなく、ケージ20と出力軸2bの間 の軸方向スプライン167とケージ20とを介してれ実行される。それ故に、ケ ージ20は出力軸2bに対して自在に滑動可能である。図示されていない手段が 出力軸2bとプラネットキャリア13をケーシング4に対して不動にする。 クラウン8はケーシング4に、フリーホイール16と選択的にはブレーキ43 とによって連結される。フリーホイール16はクラウン8の逆回転を阻止する。 更に、クラウン8はその軸方向歯推力Pacをケーシング4にスラストベアリン グB3を介して伝動する。 クラッチ18のディスク19はサンホイール9と一体成形されたスプライン2 1に係合されている。 更に、出力軸2bとケージ20はフランジ168、169として出力軸2bの 中心に形成された潤滑ダクト173に油圧抵抗径路(パス)172によって接続 されている衝撃吸収チャンバ171を両フランジ間に規定している斯ゝるフラン ジを坦持している。 完全には図示されてはいないが、この潤滑ダクトはポンプ59によって給油さ れるものであって、これはベアリング、スプライン、スラストベアリング、カラ ーその他を潤滑にするために変速機の軸線12の全長に亘って配設される。通路 172から離れているチャンバ171は液密状に、具体的にはケージ20に坦持 され且つ出力 軸2bとケージ20の間の相対動の際に出力軸2bの円筒軸受面で滑動する2つ のシール174により液密状になっている。この機構はケージ20がクラッチ1 8を解除する方向に移動するときに、チャンバ171の容積が低減するように機 能する。それ故に、クラッチ18の解除はチャンバ171が狭い通路172から ドレンされることを要求する。 従って、図5に示す例では、油圧室46のドレンの必要性がクラッチ18の突 然の係合を阻止するだけでなく、フリーホイール16が突然作用する結果をもた らすクラッチの突然の解除がチャンバ171のドレンの必要生によって阻止され る。これは、回転速度がクラッチの係合並びに解除のときに3のファクターによ って変化する図5に示す例において特に有益である。クラッチが解除過程にある ときに、チャンバ171は通路172を通じて再びオイルを引き込む。 これとは別に、図5に示す装置の機能は次の事項を除き図1〜4の機能に類似 している。即ち、直接駆動状態においてクラッチ18は出力軸2bで以てサンホ イール9と連結していて、クラウン8とは最早や連結しておらず、且つ減速操作 において不動になっているのはクラウン8であり、これが図1〜3に示す例にお けるクラウン8とプラネットキャリア13との間の1.5の比に代えて、サンホ イール9とプラネットキャリア13との間で約3の減速比を与える。 本発明は勿論、記述され且つ図示された実施例に限定されるものではない。 運転者が入力軸2aの高回転速度を促進するスポーツスタイル駆動法を要求す るとき、フライ・ウエイトによって生み出される係合力から差引く力をケージ2 0に生み出すために油圧室46に一定の 圧力を与えることも可能である。従って、フライ・ウエイトの所定回転速度のた めの直接駆動における伝動可能トルクは相対的に低く、変速機が減速操作から所 定トルクの直接駆動に戻るその上の速度は相対的に高い。 制御は油圧コントロールユニットによって実施され、電子的ユニットによって は実施されない。 2種の比を有する上述の変速機はもっと複雑な、WO-A-92 07 206に記述の例に あるような変速機を形成するために組み合わされる。また、本発明は幾つかの比 を有する変速機、具体的にはWO-A-92 07 206に記述の変速機に適用することが出 来る。 図1の或いは図5のエピサイクリック・トレーン7を含んで成る、遠心力作用 を受けるクラッチによる直接駆動と、フライ・ウエイト作用に抗してクラッチを 解除するアクチュエータの作用の下での減速操作とを実行することが出来る基本 的構造において、フライ・ウエイトが受けるアクチュエータの力が回転速度と共 に増大することは有益である。アクチュエータが油圧アクチュエータ44、46 であるとき、これは出力軸2bの速度と共に増大する圧力を生み出す57等のポ ンプを用いて達成される。従って、アクチュエータがクラッチ解除のために作動 するとき、アクチュエータ44、46の力がフライ・ウエイトの力よりも妥当な 値だけ大きくなっているので、クラッチは満足出来る進歩的な態様で解除される 。 更に一般的に言えば、本発明のこの構成によれば、アクチュエータが作動する ときに、クラッチの状態を変えるためにアクチュエータの力として、その力が打 ち勝つ必要のある変動可能な拮抗力より妥当な値だけ大きくなるように変動する 斯ゝるアクチュエータ力をアクチュエータは確実に生み出すことが出来る。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年10月23日 【補正内容】 1)明細書(第2頁 第21行〜第4頁 第16行) 明細書 衝撃(ショック)の問題は比が変化する際に起きている。例えば、この種のシ ョックは遠心力によって変速機が比を低い値から高い値まで変化させる過程にあ るときに運転者がアクセルペタルをたまたま解放する事態となってしまったなら ば、生起する。この場合、遠心力が突然に増大し、連結装置の連結状態への変化 が突然生じる。同じ事態は制御法によって追加の力が変化させられるとき、例え ばこの力が消滅させられるとき、にも起き得る。 US-A-4 713 984は変速機としてクラッチが力としてその1つの力が操作パラメ ータの測定値である斯ゝる力によって制御されるのではなく、変速機の決定手段 によって制御される単なる油圧アクチュエータによって制御される斯ゝる変速機 を開示している。加圧の際と油圧チャンバのオイル抜き(ドレン工程)の際にオ イル流速を制限することによってショックを防止する手段が配設されている。 EP-A-0 149 012 によれば、類似の形態において、油の通る断面が車両のスピ ードの関数として変化する。 本発明の目的は変速機として、選択機能を有する継手手段が種々の拮抗力によ って制御され、且つ変速比の変化する際には衝撃が回避される斯ゝるタイプの変 速機を提供することにある。 本発明によれば、変速機として、これが噛合歯セットの複合体と、摩擦継手手 段であってその可動係合部材が拮抗力付与手段によって作用させられる斯ゝる摩 擦継手手段とを含んで成り、当該拮抗力付与手段の少なくとも1つの手段が該可 動係合部材に対し変速比の自動選定に適した操作パラメータの測定値である力を 付与し、該摩 擦継手手段が連結状態にあるか、非連結状態にあるか、その状態に従って該歯の 複合体が2種の異なる変速比を生み出すようになっている斯ゝる変速機において 、本発明の変速機は該摩擦継手手段の連結と非連結の両状態間で該可動係合部材 の少なくとも幾つかの動作を制動するために配設された衝撃吸収手段を特徴とす る。 この衝撃吸収手段は可動係合部材を制動することによって、特には上述の場合 において、衝撃の発生を阻止する。 好ましくは、拮抗力付与手段は制御可能力付与手段として、これが変速機を常 態で制御する拮抗力の1つの増大や再出現を擬態する力を変速機に導入し、それ によって変速比の1つで以て変速機の操作を基本の拮抗力付与手段だけによる自 動制御の場合と比較して一層促進する斯ゝる制御可能力付与手段を含んで成る。 制御可能力付与手段が油圧アクチュエータを含んで成るならば、アクチュエー タの圧力が制御可能力をゼロ或いは低い値にするために消滅或いは低減されると きに、可動係合手段がアクチュエータ圧力室のドレンを流す方向に低速度でのみ 移動可能であるように、衝撃吸収手段はアクチュエータの圧力室のドレン流路の 圧力降下を含んで成る。 噛合歯セットの複合体と、摩擦継手手段として当該歯複合体を連結状態にある か、非連結状態にあるか、その状態に依存して2種の変速比のいずれか1方に従 って作動させる斯ゝる摩擦継手手段とを含んで成る変速機の本発明のもう1つの 目的に係る制御方法は、2種の基本的拮抗力としてその1方の力が該摩擦継手手 段の各状態変化においてその新たな状態を安定させる意味において変動する斯ゝ る2種の基本的拮抗力を該摩擦継手手段の可動係合部材が受け、そして該基本的 拮抗力を付与する手段の少なくとも1つの手段が該可動係合部材に対して変速比 の自動選定に適した操作パラメータの測 定量であるところの力を付与する斯ゝる方法において: 一更に、可動係合部材に制御可能な力を付与し、それによって2種の状態の1 方の出現を選択的に促進すること; −係合部材の少なくとも1つの方向の動作を制動すること、 を特徴とする。 2)請求の範囲(請求の範囲翻訳文第20頁〜第26頁) 請求の範囲 1.自動的に比を変化させる変速機として、可動係合部材(20)が拮抗力付 与手段(29、34、44、B2)によって起動される機構の摩擦継手手段(1 8)と噛合歯セットの複合体(7)とを含んで成り、該拮抗力付与手段の少なく とも1つが該可動係合部材に変速比の自動選択に適切な作動パラメータの測定値 である力を付与し、当該歯複合体によって該摩擦継手手段が連結状態にあるか、 非連結状態であるかに従って2種の異なる変速比が生み出されるようになってい る斯ゝる構造の変速機において、該摩擦継手手段の連結状態と非連結状態のと間 における該可動係合部材(20)の移動量の少なくとも1部分を制動するための 衝撃吸収手段(20)を設けたことを特徴とする自動的に比を変化させる変速機 。 2.該衝撃吸収手段(151、171、172)が油圧式であることを特徴と する請求項1に記載の変速機。 3.該衝撃吸収手段が互いに相手に対して相対的に移動可能な2つの壁(16 8、169)であって当該両壁の1方(169)が該可動係合部材(20)に連 結されている斯ゝる両壁によって規定された可変容量を有する油圧室(171) を含んで成ることを特徴とする、請求項1に記載の変速機。 4.該拮抗力付与手段が該可動係合部材(20)を係合状態の方へ付勢する遠 心フライ・ウエイト(29)を含んで成ることを特徴とする、請求項1乃至3の いづれか1項に記載の変速機。 5.該拮抗力付与手段が伝動トルクに依存した力を該可動係合部材(20)に 、係合を解除する方向に、伝達する手段(B2)を含 んで成ることを特徴とする、請求項1乃至4のいづれか1項に記載の変速機。 6.該拮抗力付与手段は噛合歯セット(8;9)の1方が負荷時に受ける反発 歯力(Pac,Pap)を該可動係合部材(20)に、係合を解除する方向に、 伝達する手段を含んで成ることを特徴とする、請求項1乃至4のいづれか1項に 記載の変速機。 7.該摩擦継手手段(18)がその連結状態時に該歯(8;9)の代わりに動 力を伝達し、それによって当該歯セットが該継手手段(18)の連結状態時に少 なくとも部分的に負荷されないようにするために配設されていることを特徴とす る、請求項6に記載の変速機。 8.該操作パラメータは1方の比から他方の比への変速比の各変更により、該 パラメータの測定値である該拮抗力が当該他方の変速比を安定化させる方向に変 化する斯ゝる方向に該操作パラメータが変化させられるように選定されることを 特徴とする、請求項1乃至5のいづれか1項に記載の変速機。 9.該歯複合体が噛合歯を坦持した幾つかの回転機素(8、9、11)を含ん で成り、そして該摩擦継手手段(18)が該差動ギヤを2種の変速比の第1或い は第2の比で以て選択的に作動させるために当該回転機素の2個(8、13;1 1、13)の間に作動可能に装着されていることを特徴とする、請求項1乃至8 のいづれか1項に記載の変速機。 10.更に、該摩擦継手手段(18)が該2種の回転機素(13、8;13、 9)の間の相対回転を許容するときに該差動ギヤの反動回転機素(9;8)が逆 転するのを阻止するためのフリーホイール(16)を含んで成ることを特徴とす る、請求項9に記載の変速機。 11.当該変速機は該フリーホイール(16)から独立した反動回転機素(9 )を選択的にロックするための不動化手段(43)を含んで成り、該拮抗力付与 手段が該摩擦継手手段(18)の非連結状態を促進する力を該可動係合部材(2 0)に選択的に与えるための制御可能な力付与手段(44、46、47)を含ん で成り、そして当該手段(44)を該制御可能力付与手段(47)が該摩擦継手 手段を非連結状態に変更させたときにロック状態で該不動化手段(43)を起動 するために配設していることを特徴とする、請求項10に記載の変速機。 12.該不動化手段が該フリーホイール(16)と平行に作動可能に装着され たブレーキ(43)を含んで成ることを特徴とする、請求項11に記載の変速機 。 13.該制御可能力付与手段が該不動化手段(43)を直接起動して該可動係 合部材(20)に軸方向スラストベアリング(B4)を介して解除方向へ力を与 えるアクチュエータ装置(44)を含んで成ることを特徴とする、請求項11或 いは12に記載の変速機。 14.該拮抗力付与手段が該摩擦継手手段(18)の連結状態或いは非連結状 態の1方を促進する力を該可動係合部材(20)に選択的に与えるための制御可 能な力付与手段(44、46、47)を含んで成ることを特徴とする、請求項1 乃至10のいづれか1項に記載の変速機。 15.該制御可能力付与手段(44、46、47)が起動されたときに、当該 変速機の操作をその最低変速比で以て促進することを特徴とする、請求項11乃 至14のいづれか1項に記載の変速機。 16.回転速度が所定の限界値より低くなったときに該制御可能力付与手段の 作動を制御する手段(152、153、154)と、当該作動を該所定限界値か ら独立的に選択的に制御する手段(15 2、154、156)とを含んで成ることを特徴とする、請求項11乃至15の いづれか1項に記載の変速機。 17.衝撃吸収手段が該制御可能力付与手段の1部であるアクチュエータ部材 (44)を制動する手段(151)を含んで成ることを特徴とする、請求項11 乃至16のいづれか1項に記載の変速機。 18.該制御可能力付与手段が該アクチュエータ部材(44)の第1移動方向 に制御可能力を与えることが可能であり、そして該アクチュエータ部材(44) を制動する該手段が該第1方向とは逆の方向に該アクチュエータ部材の移動を制 動することを特徴とする、請求項17に記載の変速機。 19.該制御可能力付与手段が油圧アクチュエータ(44、46)を含んで成 り、そして該アクチュエータ部材制動手段が該アクチュエータの油圧室(46) のための油圧抵抗経路(151)を含んで成り、それによって該油圧アクチュエ ータ部材(44)が該油圧室(46)の排油に対応する方向へ移動するときに油 圧損失によって制動されるようにしたことを特徴とする、請求項18に記載の変 速機。 20.該衝撃吸収手段が該制御可能力付与手段の方向に実行される該可動係合 部材(20)の移動を制動する手段(168,169,172)を含んで成るこ とを特徴とする、請求項11乃至19のいづれか1項に記載の変速機。 21.該制御可能力付与手段は起動されたときに、所定の操作パラメータの関 数として大きさが少なくとももう1つ別の拮抗力付与手段によって生み出される 拮抗力と同じ方向に変動する力であって、当該力に対して該制御可能力付与手段 が該摩擦継手手段の連結状態を変更するために打ち勝つ必要のある斯ゝる力を生 み出すことを 特徴とする、請求項11乃至20のいづれか1項に記載の変速機。 22.衝撃吸収手段が互いに相手に対して移動可能な2つの壁168、169 )として、その1方の壁が該可動係合部材(20)に、該可動係合部材の1の移 動方向が該油圧室(171)から油圧抵抗経路を通じて排油させる原因になるよ うに、接続されている斯ゝる両壁によって規定される可変容積を有する油圧室( 171)を含んで成ることを特徴とする、請求項1乃至21のいづれか1項に記 載の変速機。 23.噛合歯の複合体(7)と、摩擦継手手段(18)として当該摩擦継手手 段が連結状態にあるか或いは非連結状態にあるかその状態に依存して該歯複合体 を2種の変速比の1方或いは他方に従って作動させる斯ゝる摩擦継手手段とを含 んで成る変速機を制御する方法であって、該摩擦継手手段(18)の可動係合部 材が2種の基本的拮抗力として、その1方の力が該摩擦継手手段の各状態変化に おいてその新たな状態を安定させる意味において変化する斯ゝる基本的両拮抗力 を受け、該拮抗力を付与する手段の少なくとも1つが該可動係合部材に対して変 速比の自動選択に適した作動パラメータの測定量であるところの力を付与する斯 ゝる方法において: −該可動係合部材(20)が更に制御可能力を受けることによって該両種の状 態の1方の出現を選択的に促進し; −該係合部材が少なくとも1つの移動方向で制動される ことを特徴とする変速機を制御する方法。 24.該可動係合部材(20)が該制御可能力を与える方向とは逆の方向へ移 動するのに対して制動されることを特徴とする請求項23に記載の変速機を制御 する方法。 25.該制御力が当該変速機の操作パラメータの変動の所定範囲で適用される ことを特徴とする請求項23或いは24に記載の変速 機を制御する方法。 26.該制御力が速度の所定範囲で適用されることを特徴とする請求項24或 いは25に記載の変速機を制御する方法。 27.該所定範囲の両限界の1方(S)が調節されることを特徴とする請求項 25或いは26に記載の変速機を制御する方法。 28.該制御力が、回転計手段(29)によって生み出される拮抗力であって 、該歯(7)の複合体を2種の変速比の最大値で以て作動させることが出来る斯 ゝる拮抗力の1方とは逆の方向に与えられることを特徴とする請求項25或いは 26に記載の変速機を制御する方法。 29.該回転計手段(29)が遠心式であって、これがその回転速度の2乗に 実質的に比例する力を生み出すことを特徴とする請求項28に記載の変速機を制 御する方法。 30.該制御力が低速範囲でダイナモメトリック手段によって生み出される拮 抗力であって、該歯複合体(7)を2種の変速比の最小値で以て作動させること が出来る斯ゝる拮抗力の1方と同じ方向に与えられることを特徴とする請求項2 3乃至29のいづれか1項に記載の変速機を制御する方法。 31.該制御可能力は低速度範囲として、当該変速機が当該低速度範囲で最低 変速比で以て作動するように与えられる斯ゝる低速度範囲で適用されることを特 徴とする請求項28乃至30に記載の変速機を制御する方法。 32.変速機として: −該摩擦継手手段(18)が連結状態にあるときに、該歯複合体(7)が直接 駆動で作動する差動ギヤであり; −該摩擦継手手段(18)が非連結状態にあるときに、フリーホイール(16 )が反動部材(9;8)の逆転を阻止し; −該拮抗力付与手段が該摩擦継手手段(18)を連結状態に設定する傾向を呈 するスプリング(34)を含んで成る、 斯ゝる構成の変速機に適用される、請求項27乃至30のいづれか1項に記載の 方法において、 当該変速機の上流に設置された動力源(5)が稼働している間に、該変速機の 出力軸(2b)の速度が特定の限界値より低い場合には、制御可能力が該摩擦継 手手段(18)を非連結状態に設定する傾向を呈する方向に与えられることを特 徴とする方法。 33.動力を当該変速機によって伝動すべきとの強い要望が検知されるや、該 歯複合体(7)の操作をその最低比で以て促進する方向に該制御可能力を変化さ せることを特徴とする請求項23乃至32のいづれか1項に記載の方法。 34.該制御可能力適用が該摩擦継手手段の連結状態を変えるために打ち勝つ 必要のある少なくとも1つの基本拮抗力と同じ方向に、該制御可能力の大きさが 所定の操作パラメータの関数として変動させられることを特徴とする請求項23 乃至33のいづれか1項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN 【要約の続き】 るとき、或いは高負荷で作動するときに、変速機はピス トンが起動されたときや起動解除されたときに生み出さ れる衝撃を回避しながら減速ギアとしての操作を可能に する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.変速機として、可動係合部材(20)が拮抗力付与手段(29、34、4 4、B2)によって起動される機構の摩擦継手手段(18)と噛合歯セットの複 合体(7)とを含んで成り、当該歯複合体によって該摩擦継手手段が連結状態に あるか、非連結状態であるかに従って2種の異なる変速比が生み出されるように なっている斯ゝる構造の変速機において、該摩擦継手手段の連結状態と非連結状 態との間における該可動係合部材(20)の移動量の少なくとも1部分を制動す るための衝撃吸収手段(20)を設けたことを特徴とする変速機。 2.該衝撃吸収手段(151、171、172)が油圧式であることを特徴と する請求項1に記載の変速機。 3.該衝撃吸収手段が互いに相手に対して相対的に移動可能な2つの壁(16 8、169)であって当該両壁の1方(169)が該可動係合部材(20)に連 結されている斯ゝる両壁によって規定された可変容量を有する油圧室(171) を含んで成ることを特徴とする、請求項1に記載の変速機。 4.該拮抗力付与手段が該可動係合部材(20)を係合状態の方へ付勢する遠 心フライ・ウエイト(29)を含んで成ることを特徴とする、請求項1乃至3の いずれか1項に記載の変速機。 5.該拮抗力付与手段が伝動トルクに依存した力を該可動係合部材(20)に 、係合を解除する方向に伝達する手段(B2)を含んで成ることを特徴とする、 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の変速機。 6.該拮抗力付与手段は噛合歯セット(8;9)の1方が負荷時に受ける反発 歯力(Pac,Pap)を該可動係合部材(20)に 、係合を解除する方向に、伝達する手段を含んで成ることを特徴とする、請求項 1乃至4のいずれか1項に記載の変速機。 7.該摩擦継手手段(18)がその連結状態時に該歯(8;9)の代わりに動 力を伝達し、それによって当該歯セットが該継手手段(18)の連結状態時に少 なくとも部分的に負荷されないようにするために配設されていることを特徴とす る、請求項6に記載の変速機。 8.該歯複合体は噛合歯を担持した幾つかの回転機素(8、9、11)を含ん で成る差動ギヤ(8、9、11、13)を含んで成り、該摩擦継手手段(18) は2種の変速比の第1の比或いは第2の比で以て該差動ギヤを選択的に作動させ るために該回転機素の2種(8、13;9,13)の間に作動可能に装着されて いることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の変速機。 9.更に、該摩擦継手手段(18)が該2種の回転機素(13、8;13、9 )の間の相対回転を許容するときに該差動ギヤの反動回転機素(9;8)が逆転 するのを阻止するためのフリーホイール(16)を含んで成ることを特徴とする 、請求項8に記載の変速機。 10.当該変速機は該フリーホイール(16)から独立した反動回転機素(9 )を選択的にロックするための不動化手段(43)を含んで成り、該拮抗力付与 手段が該摩擦継手手段(18)の非連結状態を促進する力を該可動係合部材(2 0)に選択的に与えるための制御可能な力付与手段(44、46、47)を含ん で成り、そして当該手段(44)を該制御可能力付与手段(47)が該摩擦継手 手段を非連結状態に変更させたときにロック状態の該不動化手段(43)を起動 するために配設していることを特徴とする、請求項11に記載の変速機。 11.該不動化手段が該フリーホイール(16)と平行に作動可能に装着され たブレーキ(43)を含んで成ることを特徴とする、請求項10に記載の変速機 。 12.該制御可能力付与手段が該不動化手段(43)を直接起動して該可動係 合部材(20)に軸方向スラストベアリング(B4)を介して解除方向へ力を与 えるアクチュエータ装置(44)を含んで成ることを特徴とする、請求項10乃 至11に記載の変速機。 13.該拮抗力付与手段が該摩擦継手手段(18)の連結状態或いは非連結状 態の1方を促進する力を該可動係合部材(20)に選択的に与えるための制御可 能な力付与手段(44、46、47)を含んで成ることを特徴とする、請求項1 乃至9のいづれか1項に記載の変速機。 14.該制御可能力付与手段(44、46、47)が起動されたときに、当該 変速機の操作をその最低変速比で以て促進することを特徴とする、請求項10乃 至13のいづれか1項に記載の変速機。 15.回転速度が所定の限界値より低くなったときに該制御可能力付与手段の 作動を制御する手段(152、153、154)と、当該作動を該所定限界値か ら独立的に選択的に制御する手段(152、154、156)とを含んで成るこ とを特徴とする、請求項10乃至14のいづれか1項に記載の変速機。 16.衝撃吸収手段が該制御可能力付与手段の1部であるアクチュエータ部材 (44)を制動する手段(151)を含んで成ることを特徴とする、請求項10 乃至15のいづれか1項に記載の変速機。 17.該制御可能力付与手段が該アクチュエータ部材(44)の第1移動方向 に制御可能力を与えることが可能であり、そして該アクチュエータ部材(44) を制動する該手段が該第1方向とは逆の 方向に該アクチュエータ部材の移動を制動することを特徴とする、請求項16に 記載の変速機。 18.該制御可能力付与手段が油圧アクチュエータ(44、46)を含んで成 り、そして該アクチュエータ部材制動手段が該アクチュエータの油圧室(46) のための油圧抵抗経路(151)を含んで成り、それによって該油圧アクチュエ ータ部材(44)が該油圧室(46)の排油に対応する方向へ移動するときに油 圧損失によって制動されるようにしたことを特徴とする、請求項17に記載の変 速機。 19.該衝撃吸収手段が該制御可能力付与手段の方向に実行される該可動係合 部材(20)の移動を制動する手段(168,169,172)を含んで成るこ とを特徴とする、請求項10乃至18のいづれか1項に記載の変速機。 20.該制御可能力付与手段は起動されたときに、所定の操作パラメータの関 数として大きさが少なくとももう1つ別の拮抗力付与手段によって生み出される 拮抗力と同じ方向に変動する力であって、当該力に対して該制御可能力付与手段 が該摩擦継手手段の連結状態を変更するために打ち勝つ必要のある斯ゝる力を生 み出すことを特徴とする、請求項10乃至19のいづれか1項に記載の変速機。 21.衝撃吸収手段が互いに相手に対して移動可能な2つの壁168、169 )として、その1方の壁が該可動係合部材(20)に、該可動係合部材の1の移 動方向が該油圧室(171)から油圧抵抗経路を通じて排油させる原因になるよ うに、接続されている斯ゝる両壁によって規定される可変容積を有する油圧室( 171)を含んで成ることを特徴とする、請求項1乃至20のいづれか1項に記 載の変速機。 22.噛合歯の複合体(7)と、摩擦継手手段(18)として当 該摩擦継手手段が連結状態にあるか或いは非連結状態にあるかその状態に依存し て該歯複合体を2種の変速比の1方或いは他方に従って作動させる斯ゝる摩擦継 手手段とを含んで成る変速機を制御する方法であって、該摩擦継手手段(18) の可動係合部材が2種の基本的拮抗力として、その1方の力が該摩擦継手手段の 各状態変化におけるその新たな状態を安定させる意味において変化する斯ゝる基 本的両拮抗力を受ける斯ゝる方法において: −該可動係合部材(20)が更に制御可能力を受けることによって該両種の状 態の1方の出現を選択的に促進し; −該係合部材が少なくとも1つの移動方向で制動される ことを特徴とする変速機を制御する方法。 23.該可動係合部材(20)が該制御可能力を与える方向とは逆の方向へ移 動するのに対して制動されることを特徴とする請求項22に記載の変速機を制御 する方法。 24.該制御力が当該変速機の操作パラメータの変動の所定範囲で適用される ことを特徴とする請求項22或いは23に記載の変速機を制御する方法。 25.該制御力が速度の所定範囲で適用されることを特徴とする請求項23或 いは24に記載の変速機を制御する方法。 26.該所定範囲の両限界の1方(S)が調節されることを特徴とする請求項 24或いは25に記載の変速機を制御する方法。 27.該制御力が、回転計手段(29)によって生み出される拮抗力であって 、該歯(7)の複合体を2種の変速比の最大値で以て作動させることが出来る斯 ゝる拮抗力の1方とは逆の方向に与えられることを特徴とする請求項24或いは 25に記載の変速機を制御する方法。 28.該回転計手段(29)が遠心式であって、これがその回転 速度の2乗に実質的に比例する力を生み出すことを特徴とする請求項27に記載 の変速機を制御する方法。 29.該制御力が低速範囲でダイナモメトリック手段によって生み出される拮 抗力であって、該歯複合体(7)を2種の変速比の最小値で以て作動させること が出来る斯ゝる拮抗力の1方と同じ方向に与えられることを特徴とする請求項2 2乃至28のいづれか1項に記載の変速機を制御する方法。 30.該制御可能力は低速度範囲として、該変速機が当該低速度範囲で最低変 速比で以て作動するように与えられる斯ゝる低速度範囲で適用されることを特徴 とする請求項27乃至29に記載の変速機を制御する方法。 31.変速機として: −該摩擦継手手段(18)が連結状態にあるときに、該歯複合体(7)が直接 駆動で作動する差動ギヤであり; −該摩擦継手手段(18)が非連結状態にあるときに、フリーホイール(16 )が反動部材(9,8)の逆転を阻止し; −該拮抗力付与手段が該摩擦継手手段(18)を連結状態に設定する傾向を呈 するスプリング(34)を含んで成る、 斯ゝる構成の変速機に適用される、請求項27乃至30のいづれか1項に記載の 方法において、 当該変速機の上流に設置された動力源(5)が稼働している間に、該変速機の 出力軸(2b)の速度が特定の限界値より低い場合には、制御可能力が該摩擦継 手手段(18)を非連結状態に設定する傾向を呈する方向に与えられることを特 徴とする方法。 32.動力を当該変速機によって伝動すべきとの強い要望が検知されるや、該 歯複合体(7)の操作をその最低比で以て促進する方向に該制御可能力を変化さ せることを特徴とする請求項22乃至3 1のいづれか1項に記載の方法。 33.該制御可能力適用が該摩擦継手手段の連結状態を変えるために打ち勝つ 必要のある少なくとも1つの基本拮抗力と同じ方向に、該制御可能力の大きさが 所定の操作パラメータの関数として変動させられることを特徴とする請求項22 乃至31のいづれか1項に記載の方法。
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