JPH10505017A - スポット走査電子プリンタの真のズーム能力 - Google Patents
スポット走査電子プリンタの真のズーム能力Info
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Abstract
(57)【要約】
プリンタ内にズームシステムを作り出す方法および装置。ズームシステムは、プリント媒体上に元の画像を拡大もしくは縮小するかあるいは画像のアスペクト比を調整する。ズームシステムは、位相同期ループを利用して高速走査方向にピクセルクロックを発生し、モータコントロールを調整して記録媒体の低速走査方向の増分運動を変える。次に、ピクセルクロックの周波数を変えることにより個別のピクセルサイズが調整されて、記録媒体上へ投影されるピクセルの幅が変えられ、また、連続するプリントラインの重畳を調整することによりピクセルの長さが調整され、所望によりプリントラインが繰り返される。
Description
【発明の詳細な説明】
スポット走査電子プリンタの真のズーム能力
発明の背景
本発明は、一般的に、画像レンダリングシステムに関し、特に、画像プリンテ
ィングシステム内のズーム制御に関する。
コンピュータの周辺装置として使用するプリンタ等の画像プリンティングシス
テムは、しばしば、画像をズームインもしくはズームアウトする必要がある。画
像のズームインにより拡大画像もしくは画像の拡大エリアが作り出される。ズー
ムアウトにより縮小画像が作り出される。
コンピュータのソフトウェアベンダーおよびプリンタメーカはこれらのタスク
を達成するための莫大な量のアプリケーションレベルソフトウェアおよび周辺ハ
ードウェアを作り出してきたが、各々に多かれ少なかれ問題点がある。
アプリケーションレベルコンピュータアプリケーションは、例えば、コンピュ
ータの操作される所へ画像をロードする必要がある。ローディングは、プリント
された媒体から画像を走査し、電子カメラや他のさまざまな方法で撮像して行わ
れる。ズーミングの操作はプログラムに依存するが、一般的には、コンピュータ
は数学アルゴリズムを実行してピクセルを補間しデータを変える必要がある。
このようにデータを操作することにより生じる問題点は、目にとって満足な画
像を作り出すことも多い数学的補間が画像の真のレンダリングではないことであ
る。150%の拡大を行う1.5:1等の調整ズームは、ボーダーピクセルを平
均化するかもしくは中間混合を作り出す他の数学演算を実施することにより中間
ピクセルを補間する。それにより、画像の鮮明度が低減され、画像品質が低減す
る。
これらのシステムで生じる他の問題点はエリアシングである。エリアシングに
より元のデジタル信号が取り出され量子化されてアナログ信号を作り出すために
、画像が歪んでくる。次に、アナログ信号は所要の拡大度もしくは縮小度を表す
間隔で再サンプリングされる。再サンプリングにより元の信号のハイおよびロー
が
消失され、その結果、データが失われる。これらのロスはエリアシングとして知
られている。
これらの応用では、コンピュータは内部のマイクロプロセッサファミリに対し
て厳密な命令セットを介してさまざまなタスクを実施するよう指令される。その
ため、ソフトウェアはプロセッサの速度に依存する。さらに、最終成果をプリン
タへダウンロードしなければならないため、システムの遅延が付加される。
発明の要約
前記目的およびその他の目的は、プリンタのズームシステムを提供する本発明
により達成される。本発明により、僅かな前処理で元の画像の拡大および縮小を
容易に調整する極端に融通性の高いズームシステムが提供される。
プリンタは、プリントヘッドを使用して、プリントされた画像を記録媒体上へ
投影する。プリントヘッドおよび記録媒体は、第1の方向の第1の相対運動およ
び第1の方向を実質的に横切る第2の方向の第2の相対運動を行う。第1の相対
運動および第2の相対運動はプリントされた画像に対して一定であり、プリント
ヘッドは第2の方向へピクセルを投影してプリント媒体を第2の方向に横切って
プリントラインを形成し、多数の連続するプリントラインが第1の方向に結合さ
れてプリント画像を形成するようにされる。
プリンタ内でズームシステムが使用され、プリンタ内に2つの動作モードを確
立する。第1のモードは、元の画像をプリント画像として記録媒体上に記録する
標準“正規”モードである。第2のモードは、元の画像の拡大もしくは縮小バー
ジョンをプリント画像として記録媒体上に記録する“ズーム”モードである。
ズームシステムは、この拡大および縮小を最小の過程で行うための重畳手段お
よびタイミング手段を具備している。重畳手段およびタイミング手段は協同して
各ピクセルの2つのディメンジョンを構成する。
重畳手段は、プリントヘッドと記録媒体との間の第1の相対運動量を制御して
、連続するプリントライン間の重畳を調整し前記ピクセルの長さを決定する。
タイミング手段は、プリントヘッドが記録媒体上第2の方向へピクセルを投影
する期間を選択的に変えて、前記プリントラインのピクセルの幅を制御する。
次に、元の画像のピクセルに対して縮小もしくは拡大されている前記した長さ
および幅のディメンジョンを有するピクセルにより記録媒体上にズーム画像が形
成される。
別の局面において、本発明により前記した装置に従った方法が提供される。本
発明の前記した局面およびその他の局面は図面および下記の説明から明白である
。
図面の簡単な説明
本発明自体だけでなく、前記した目的および他の目的、そのさまざまな特徴は
添付図と一緒に以下の説明を読めば一層完全に理解することができ、ここに、
第1図は、典型的な従来技術の位相同期ループのブロック図。
第2図は、本発明の補償型位相同期ループを利用したドラムプリンタの機能ブ
ロック図。
第3図は、本発明による補償型位相同期ループのブロック図。
第4図は、第3図に示す補償型位相同期ループの拡大ブロック図。
第5図は、プリンタズーミングを制御するモータコントロールと接続された補
償型位相同期ループを示す図。
第6図は、高速走査方向のピクセルサイズの変化を示す図。
第7図は、低速走査方向のライン重畳を示す図。
第8A図から第8E図は、第3図に示す本発明の補償型位相同期ループにより
可能とされたズーミング能力を示す一連のピクセルグラフ。
好ましい実施例の説明
写真フィルム等の記録媒体上に光学的に画像をプリントするためにドラムプリ
ンタ内で使用されるものとして本発明をさまざまな図面について説明する。これ
は実施例ではあるが、本発明は他のさまざまなプリント装置および非プリント装
置でも使用できるため、実施例は単なる説明用であって制約的意味合いを有する
ものではない。
ドラム10内で回転する、ドラム10内に保持されてその上に画像をプリント
する記録媒体12を有するスピンナー14を有するドラムプリンタを第2図に示
す。記録媒体12は写真フィルムや他の光学的媒体とすることができる。
内蔵された3個以上の発光ダイオード(“LED”)16を連続的に回転させ
るスピンナーアセンブリ14により、画像は記録媒体12へ転写される。LED
16は(図示せぬ)レンズを介して記録媒体12上へ赤、緑および青色の光を送
って、フルカラー画像処理が行われる。単色画像処理の場合には、本発明を損な
うことなく1個のLEDを使用することができる。スピンナー14は、モータ2
2に接続されて回転運動を生じる駆動軸18によりその中心軸周りに回転される
。駆動軸にはエンコーダディスクも取り付けられており、それには、駆動軸18
が回転する時にエンコーダディスク20へ光を通過させる半径方向スロットが貫
通している。
スピンナー14は、記録媒体12の一面上で新しいラインを開始し、記録媒体
がおよそ1000〜6000回転/分で回転する時にその新しい各ライン上に回
転運動を介して一列の画像を逐次配置する。新しいラインが記録媒体12を横切
る方向は高速走査方向と呼ばれる。
スピンナーアセンブリ14、モータ駆動軸18およびエンコーダディスク20
を含むプリント構造にキャリッジアーム24を取り付けることにより、記録媒体
12を横切るラインをプリンタが系統だてて増分する時に前記したようにスピン
ナーアセンブリ全体は低速走査方向に沿って駆動される。次に、キャリッジアー
ム24は、その他端において、第2のモータ30により回転される親ねじ26へ
取り付けられる。親ねじ26の回転運動はキャリッジアセンブリ内の(図示せぬ
)ナットによりその直線運動へ変換される。親ねじの低速走査方向の動きは前記
したようなエンコーダディスク28により監視される。エンコーダディスク28
には、光を通過させるためのスロットが半径方向に貫通している。光遮断器29
がエンコーダディスク28へ光を通し、光がスロットを通過するたびにパルスを
送出して、親ねじ26の回転速度を監視する。エンコーダディスク28と光遮断
器29との組合せは低速走査タコメータ31と呼ばれる。
同様に、エンコーダディスク20がその中を通過するように、高速光遮断器3
2が搭載されている。光遮断器32は、光遮断器32を通って回転するエンコー
ダディスク20の各スロットを記録して、高速走査方向の回転を監視する。エン
コーダディスク20と光遮断器32との組合せは高速走査タコメータ35と呼ば
れる。高速走査方向を監視する光遮断器32から発生されるパルスは、プロセッ
サ36へ送られる。
プロセッサ36は、マイクロプロセッサを含むさまざまな電子プロセッサのい
ずれでもよく、実施例で使用されているように特定用途集積回路(“ASIC”
)等の単なる専用論理とすることもできる。
プロセッサは、位相同期ループ38内の低速走査タコメータおよび高速走査タ
コメータから集めた情報を使用してモータコントロール42へ適切な信号を発生
し、それは後記するようにLED16の点火持続時間を制御しながら親ねじ26
を低速走査方向へ駆動するモータ30の速度を制御する。水晶発振器等のクロッ
ク40を使用して、全ての電子デバイスの同期タイミングが維持される。
インデクス光遮断器33も高速走査方向のエンコーダディスク20を監視する
。この光遮断器33の光センサは、エンコーダディスク20の中心に向かう1つ
のスロットしか監視されないように高速走査光遮断器32からずらされている。
この1つのスロットにより、インデクス光遮断器33はエンコーダディスク20
の回転毎に一回、あるいは記録媒体12上のプリントラインのイニシエーション
が完了する前に一回、インデクスパルスを発生する。
インデクスパルスは、アドレス情報を低速走査方向すなわち垂直に増分する垂
直アドレスレジスタ58へ与えられる。
水平アドレスレジスタ56は同様な機能を実施し、プロセッサ36内の位相同
期ループ38により増分される。このようにして、プロセッサ36は、いつどの
ように記録媒体12へ画像が送られるかについて全ての局面を管理する。
垂直および水平アドレスレジスタ58,56は、ランダムアクセスメモリ(“
RAM”)50,52,54内のメモリ位置へ2進アドレス情報を送る。実際に
は、3つのRAMモジュール50,52,54へ3つの別々のアドレスが送られ
る。第1のRAMモジュール50は画像の赤画像データを保持し、第2のRAM
モジュール52は緑画像データを保持し、第3のRAMモジュール54は青画像
データを保持する。これら3組のアドレスはLED16のさまざまな半径方向位
置を補償するのに使用される。
次に、前記した画像データは全てLED16へ送られ、記録媒体12上へ投影
される。
第2のモータコントロール34は高速走査方向を管理するのに使用され、親ね
じ26を高速走査方向へ駆動するモータ30へ信号を送る。大概の状況において
、このモータコントロール34は単にモータ速度を一定に維持するだけである。
補償型位相同期ループ38を詳しく考察するために、第3図にループ38のブ
ロック図を示す。基準信号SIGINが位相比較器62の入力1へ送られる。次
に、SIGINは、比較器62へ入力2として入る帰還ループからの比較信号C
OMPINと比較される。
比較結果は、SIGINとCOMPINとの間の位相差を反映する差信号であ
る。実施例では、位相比較器62は時間変調差信号を与えるデジタル装置である
。別の実施例では、アナログ差信号を利用してCOMPINがSIGINよりも
進相もしくは遅相であることが示される。
次に、差信号はローパスフィルタ64へ通される。ローパスフィルタも異なる
信号の許容範囲に応じて狭帯域フィルタとすることができる。フィルタの目的は
、差信号だけを平滑して、付加ノイズなしにそれを通すことである。
得られた信号は次に電圧制御発振器“VCO”へ通される。VCOは、入力電
圧の関数として変動する可変周波数クロック誤差を発生する発振器である。
次に、クロック誤差は周波数をMの値で除算するM除算器68へ通される。典
型的には“除算”機能は、クロック誤差からの各クロックパルスについて減分す
る2進ダウンカウンタにより実施される。この特別な除算器において、Mの値は
外部ソースからプログラムすることができ、広範な値について周波数を調整する
のに使用される。
VCO66およびM除算器68の両方が“補償型VCO”と明示された破線内
に示されている。VCO66はM除算器のプログラマビリティによりM除算器6
8により補償されると言われる。Mは周波数をダイナミックに調整するようにプ
ログラムすることができるため、フィルタ64やVCO66等のアナログデバイ
スは広い周波数範囲に適合するように調整する必要がない。
次に、補償型VCO誤差はN除算器78へ送られる。N除算器78もプログラ
マブル除算器であり、第2の周波数分割を行ってCOMPINの周波数が実質的
にSIGINの周波数となることを保証する。補償型VCO誤差の周波数はNの
値に従って変動するため、Nの変化を補償するようにMを調整しなければならな
い。したがって、NはSIGINのサイクル当たりの補償型VCOサイクル数を
決定しなければならない。
システムが“同期”されると、VCOの周波数がMとNとの積で除した入力信
号の平均周波数とちょうど等しくなるような制御電圧となる。入力の各サイクル
について、MxNサイクルの発信器誤差がある。MxNの積により帰還ループの
開路利得が定義される。したがって、回路はSIGINの周波数のMxN倍で同
期する。
次に、第4図を参照して、第3図の位相同期ループの拡張であり第2図に示す
種類のドラムプリンタに有用な拡張補償型位相同期ループのブロック図を示す。
したがって、同じ参照符号は同じ部品を表す第2図および第3図を参照して説明
を行う。高速走査方向を監視するタコメータ35が図示されており、駆動軸18
の現在速度を示す信号を送り込む。タコメータ35からの信号は、到来する信号
のデューテイサイクルを50%近くとすることによりタコメータ35の光遮断器
20の機械的製作による対称誤差を低減するように働く2除算器(60)へ送ら
れる。実施例における“2除算器”は、到来信号によりクロックされるJ−Kフ
リップフロップである。得られる信号は次に位相比較器へ送られる。前記したよ
うに、位相比較器は、誤差パルスが入力パルスよりも進相か遅相かを測定する。
この測定値は量子化され、量子化された位相誤差がローパスフィルタ64へ入力
される。
ローパスフィルタ64はジッターおよび周波数変動を低減して、滑らかに変化
する制御信号である誤差を発生し、検出された位相誤差に応答してVCO周波数
が修正される。
次に、制御信号は、入力電圧により制御可能な周波数を有するクロック信号を
発生する電圧制御発信器“VCO”66’へ送られる。したがって、フィルタ6
4’の誤差が減少すると、VCO66’から発生される周波数も減少し、その逆
も言える。次に、VCO66’から発生されるクロック信号は、前記したような
M除算器68へ送られる。M除算器68’の誤差は、ピクセル当たり最大誤差を
ピクセル長の1/4まで低減することにより高速走査方向の色収束を改善するよ
うに働く2除算器(70)へ送られる。ここで2除算器をさらに付加することに
よりこれをさらに増大することができ、VCO66’は付加除算を補償するのに
十分な周波数でクロック信号を発生できなければならないことで制限される。実
施例では、このような2除算器を2つ使用して、誤差は1/8ピクセルまで低減
される。
2除算器(70)の誤差は2ピクセルクロックである。本開示の一部としてこ
こに含まれている1990年1月16日に発行されたEdwin K.Shen
kの米国特許第4,894,794号“連続線形補間システム”に詳記されてい
るように、2ピクセルクロックは補間に有用である。もう1つのカスケード接続
された2除算器(74)が、2ピクセルクロック72を入力として取り入れ、そ
れを2で除してピクセルクロック誤差76を生じる。ピクセルクロック76は水
平アドレスレジスタ56へ送られる信号として使用され、前記したようにスピン
ナー14へ適切なデータを送るようメモリを促す。
次に、ピクセルクロック76はN除算器78’へ通され、スロット当たりNピ
クセルを表す信号を生じる。N除算器78のNはプロセッサ36により決定され
、プロセッサ36により位相同期ループ38へダウンロードされる。Nは、高速
走査方向の1ラインの適切なピクセル数としてプロセッサ36により選択される
。M除算器68’のMも同様に選択されるが、N除算器78の共役として選択さ
れて、N除算器78’とM除算器68’との間の積を実質的に一定に維持する。
すなわち、位相同期ループは“除算器”の値が変化する時に誤差を一定に維持す
るためにNを使用してMの変化を補償し、Mは記録媒体12上の高速走査方向の
ピクセル数を調整するように変化される。次に、N除算器78’の誤差が2除算
器(80)へ送られ、50%のデューテイサイクルを作る鏡像が生成される。
実施例のプリンタシステム内の前記した位相同期ループ38はズーミングシス
テムに応用される。プリンタのズーミングシステムにより、ユーザは個別のピク
セルのサイズを変えて、プリントされる画像の倍率を増大もしくは減少すること
ができる。スポットサイズが調整不能である、すなわち画像をズームする時にス
ポットは一定のままであるプリンタについては、ズームされた画像の品質を本発
明を使用して向上することができる。
ズーミングを行えるようにプログラマブルモータコントロール34,42と一
緒に使用する前の実施例の位相同期ループ38を第5図に示す。
ここで、ズーミングとは元の画像をプリント画像として拡大もしくは縮小する
ことである。本発明は画像のアスペクト比をダイナミックに変えて方位の変更や
記録媒体の変更を行えるようにするのにも有用であるが、ズームについてしか説
明しない。後で検討は行わないが、画像形成ピクセルの長さおよび幅はズームだ
けでなくプリンティング方位、アスペクト比にも依存することを理解できるであ
ろう。第2図について説明したように、高速走査モータ22は高速走査タコメー
タ20により監視される。それにより、高速走査モータ22の速度を増減するモ
ータコントロール34への入力が生じる。モータコントロールはクリスタルクロ
ック40にクロックされる。
本発明により、高速走査方向に固定回転速度を有するモータ22により、適切
な性能が実際に達成される。それは、LED16が照光する時を決定するピクセ
ルクロックを位相同期ループが生成するためである。モータ速度を変えると、V
COの作動範囲を位相同期ループ内に狭めることにより性能がさらに改善される
。MおよびNの除数は整数に制約され、したがって、それらの積はVCO信号周
波数へ除算される時に必ずしも正確にVCOの周波数を除算して高速走査タコメ
ータ35からの入力信号の周波数に等しい信号を生じることはできない。事実、
公称周波数の±5%程度の変動は典型的である。VCOはこの周波数にわたって
調整を行うように設計しなければならない。
この誤差を低減するために、モータコントロール34はモータ22の回転速度
を調整し、誤差を補償する。下記の数学項、
SIGIN=VCO/MxN
において、SINGINの周波数は一定であり、MおよびNは整数でなければな
らない。したがって、VCOを一定に保つためにMおよびNを変動させると、等
式は誤差の量だけ不等となる。
誤差を除去するために、基準信号SIGNを調整して付加誤差が補償される。
前式を書き換えて、基準信号を変えることによりどのように誤差を除去するかが
示される。
VCO=(MxN)xSIGIN
高速走査および低速走査の制御は、適切なプリントを得るために同期化しなけ
ればならない。低速走査は1つのピクセルを動かし高速走査は1列のピクセルを
動かし、本質的に2つの直角な軸を形成する。別々の原動機すなわちモータ22
,30が使用される2つの走査軸の電子的な連結を第5図に示す。これによりさ
まざまな倍率およびピクセルアスペクト比を調整する多数の連結比を考慮するこ
とができる。
前記したように、モータコントロール34は、ピクセルがプリントされる周波
数を示すそのピクセルクロック信号76を位相同期ループ38から受信する。
プロセッサ36は、外部ソースからズームデータ、アスペクト比データ、マル
チプルプリントデータおよび回転データを受信する。ズームデータは、プリント
に要求される倍率の程度を示す。アスペクト比データは、記録媒体の寸法に依存
することが多いピクセル幅対ピクセル長さを反映している。マルチプルプリント
は、ラインデータが2回以上繰り返されるピクセルラインプリント間の重畳量で
ある。ピクセルプリントを重畳することにより、画像の精細度を維持しながら連
続性を向上することができる。マルチプルプリントは、プリント品質を高めるた
めにプリント時間を犠牲にすることをユーザが選択するユーザ要求機能であるか
、もしくは1回のパスでピクセルプリントが完了しないようにズームによりピク
セルサイズが拡大される場合のプロセッサ要求機能である。回転は、記録媒体上
への画像の単なるランドスケープ対ポートレートにすぎない。
プロセッサ36は、前記したデータをクロック入力CLK INと共に取り入
れて、プリンティング動作に必要なさまざまな特性および比率を求める。回路構
成に応じて、クロック入力はVCO誤差とするか別個のクリスタルクロックとす
ることができる。前記したように、所望のズームを達成するために、プロセッサ
36は前記したデータを受信すると位相同期ループ38に必要なMおよびN分割
を計算する。同時に、プロセッサは低速走査モータ30の速度を増減するための
信号を低速走査方向プログラマブルモータコントロール42へ送る。速度変化は
タコメータ31に反映され、閉ループ動作のための信号がプログラマブルモータ
コントロール42へ戻される。
ズーミングについて、補償型位相同期ループの変数Nは、実施例では4から3
6の範囲であり、9:1のズームが得られる。これは相対ズームであり、絶対サ
イズはタコメータスロット数およびドラムプリンタの場合のドラム径により確立
される。例えば、
L=ドラム径
S=タコメータスロット数
タコメータ当たりフィルム長さ=(II*D)/S
ピクセルサイズ=(II*D)/(S*N)
ドラムプリンタについては、前記等式は、プロセッサ36が所与のズームに対
するピクセルサイズを求めるのに使用される。
基本的原理は、1ピクセルクロックカウントで開始され次のピクセルクロック
カウントで終わるピクセルがプリントされることである。ピクセルクロックの周
波数が変化すると、ピクセルクロック周期に比例してピクセルのサイズが変化す
る。ピクセルクロックが非常に低速とされると、ピクセルは非常に大きくかつ明
確となり、タイルのようになる。これは中間充填技術を応用して連続性が得られ
る場合である。ピクセルクロックは2倍とされ、ハーフサイズピクセルが元の位
置にプリントされる。これらの位置間で、ハーフサイズ補間ピクセルがプリント
される。これにより、実際に新しいデータを画像へ付加することなく滑らかな動
作が行われる。
第6図に高速走査方向のピクセルのズーミングを示す。“正規”と記された左
側の列は、1:1の画像ズームに対する正規のピクセルサイズを示す。“縮小”
と記された第2列は、高速走査方向のピクセルクロックの増加を示し、したがっ
て“正規”と同様なエリア内で高速走査方向にさらに4ピクセルをイメージでき
ることを数字で示している。右側の2列に示す“拡大”図は、最初に高速走査方
向においてピクセルクロックを減少することによりピクセルが伸ばされる様子を
示し、後の列は前記した重畳ピクセル過程を使用して各ピクセルが補間され同様
なピクセルが混合されてアーチファクトが低減され鮮明な画像が保持される様子
を示す。
第7図は低速走査に沿った正規、縮小および拡大図を示し、正規図では、走査
1,2,3で示すように“正規の”レートでローに沿って走査が行われる。
“縮小”図では、画像面に沿って低速走査が通過する時にロー間に著しい重畳
が見られる。“正規”の画像処理過程に示す3走査と同じエリアで4走査が実施
されるような重畳であることを理解されたい。
“拡大”図では、重畳して拡大図を生成するために、スポットは画像表面上を
繰り返しデータで何度も走査する。重畳量は所望の拡大量によって決まる。
低速走査ズームは、スポットサイズが一定であるため、より困難となる。低速
走査方向のピクセル寸法がスポットサイズよりも大きくなると、不完全なカバレ
ッジとなる。その解決方法は、2つ以上の低速走査パスを使用してピクセルをプ
リントすることである。一例として、走査ピッチを一定としながら2つの連続走
査について同じデータを2回プリントして2倍のピクセルを作ることである。連
続走査重畳により所望サイズの新しい大きなピクセルを生成するようにピッチを
変えることにより、任意のピクセルサイズについてこの技術はうまく働く。この
重畳は、データが異なる走査間でも生じる。重畳により、補間されたピクセルが
発生され、それにより、低速走査軸上の“タイル”アーチファクトが低減される
。これらの2重走査技術により、2:1の拡大が達成される。このマルチプルパ
スプリンティング技術は、さらに拡大する場合に3パス以上へ拡張することがで
きる。さらに向上させるには、高速走査のように中間充填技術によりデータ修正
を適用することである。
マルチプルパスプリンティングが(使用はできるが)必要ではない点を除けば
、画像サイズ縮小は基本的に拡大と同じである。プリンティングピッチを減少し
て重畳を行い、再び一筋の補間されたピクセルを作り出す。3重、4重等のパス
プリンティングを含むように2重走査技術を拡張することにより、高い倍率が得
られる。
適切なマルチプルプリンティング数の選択も媒体の解像度によって決まる。ズ
ームによっては露光は絶対的に均一ではない。非均一性は露光の多いラインと少
ないラインが交互する形で現れる。露光の多いラインおよび少ないラインは必ず
しも同じ幅ではなく、もちろんそれはズーム比の関数である。通常、これらのラ
インの空間周波数はフィルム上では目につかないほど高い。走査乗数を増加する
と、この空間周波数も増加して高解像度媒体上でラインが目につくようになる。
前記したドラムプリンタのズーミング能力を第8A図から第8E図に例示する
。
第8A図は1:1ズームにおけるシングルプリントを示し、グラフの縦軸は位
相同期ループ38のピクセルクロック76であるピクセルクロックを示す。横軸
は低速走査方向を示し、1986年5月20日にWilliam T.Plum
merへ発行された同一譲受人による米国特許第4,589,745号“ライン
露光用LEDの幾何学的レイアウト”に6角形として示されている個別のスポッ
トを示す。
1:1ズームの場合、横軸に示す個別のスポットは3角形の端部だけが重畳し
、個別の各スポットについて矩形断面を保持しながらピクセル間で十分な混合が
行われる。ピクセルクロックは正規の位置である。前の図面を考慮すれば、ピク
セルクロックにより高速走査方向の重畳が変化され、低速走査モータ速度により
低速走査方向の重畳が変化されることが、この例から理解できるであろう。
第8B図は0.75:1ズームのシングルプリントを示す。これは元の画像サ
イズを75%縮小したものである。前記したように、これは、位相同期ループを
使用し、横軸に示すピクセルクロックを調整して横軸方向のピクセルサイズを減
少しかつ画像面上で走査を行う速度を低速走査方向で調整することにより、達成
される。重畳は6角形スポットの矩形断面間の重畳を示す点線として示されてい
る。この重畳は肉眼では容易に目につかず、一般的には画像の一層の湾曲として
見える。
第8C図は、1.5:1のズームのダブルプリントである。1.5:1では、
画像は150%拡大される。前記したように、ダブルプリンティングにより、個
別のスポットは一層低速走査方向に重畳し、画像の容易に目につくラインおよび
アーチファクトが減少する。1.5:1ズームの場合、ピクセルクロックは第8
A図に示す正規のサイズから前のピクセルクロックの150%へ増大する。これ
は、位相同期ループ38においてMおよびNを調整してピクセルクロックレート
を高めることにより、達成される。肉眼では目につかなかった第8B図と同様な
重畳が第8C図でも見られる。
第6D図は2:1におけるダブルプリントを示す。この200%の増加も、横
軸上の細長いピクセルクロック幅を示しており、縦軸は元の低速走査方向の元の
ピクセルサイズの整数倍であるため、重畳は見られない。したがって、点線は示
されていない。
第8E図は2:1ズームにおけるクワッドプリントを示す。クワッドプリント
はシングルプリントからダブルプリントへの増大と同じ機能を実施する。ここで
は、クワッドプリントは横軸の4つの黒くしたスポットとして示されており、そ
れにより、重畳が増大してアーチファクトを低減しながら色密度が増す。
本発明はその精神および本質的特徴から逸脱することなく他の特定の形式で実
施することができる。したがって、本実施例はあらゆる局面において説明用であ
って制約的意味合いはなく、本発明の範囲は前記説明ではなく添付された請求の
範囲によって示され、その等価的意味合いおよび範囲内に入る変更は全て包含さ
れるものとする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.正規プリントモードおよびズームモードを有するプリンタを使用して元の 画像を拡大もしくは縮小するズームシステムであって、正規モードでは元の画像 がプリント画像として記録媒体上へ記録され、ズームモードでは元の画像の拡大 もしくは縮小バージョンがプリント画像として記録媒体上へ記録され、前記プリ ンタはプリントヘッドを使用してプリント画像を記録媒体上へ投影し、前記プリ ントヘッドおよび記録媒体は第1の方向の第1の相対運動および第1の方向を実 質的に横切る第2の方向の第2の相対運動を行い、第1の相対運動および第2の 相対運動はプリント画像に対して一定とされ、プリントヘッドは第2の方向へピ クセルを投影してプリント媒体を第2の方向へ横切るプリントラインを形成し、 連続する多数のプリントラインを第1の方向に結合してプリント画像が形成され 、該ズームシステムは、 プリントヘッドと記録媒体との間の第1の相対運動の量を制御して、連続する プリントライン間の重畳を調整して前記ピクセルの長さを決定する重畳手段と、 プリントヘッドが記録媒体上へ第2の方向にピクセルを投影する期間を選択的 に変えて前記プリントラインのピクセルの幅を制御するタイミング手段とを具備 し、 元の画像のピクセルに対して縮小もしくは拡大されている前記長さおよび前記 幅のディメンジョンを有するピクセルによりズーム画像が形成される、ズームシ ステム。 2.請求項1記載の装置であって、記録媒体上へ投影されるピクセル値を決定 する処理手段をさらに具備する装置。 3.請求項2記載の装置であって、元の画像が拡大されておりかつタイミング 手段により決定される時間だけ記録媒体上へ第2の方向に中間ピクセル値が投影 される場合に中間ピクセル値を決定する補間手段をさらに具備する装置。 4.請求項2記載の装置であって、前記処理手段は、 格納されたピクセル値の連続ベクトルをインデクスして、プリントすべき1つ の格納されたピクセル値のベクトルを指示する垂直アドレス手段と、 プリントヘッドにより投影される格納されたピクセルの連続ベクトル内のピク セル値を指示する水平アドレス手段とをさらに具備する装置。 5.請求項4記載の装置であって、プリントヘッドが1本のプリントラインに 投影できるスポットのサイズをピクセルサイズが越える場合に、前記垂直アドレ ス手段は格納されたピクセル値のベクトルを繰り返す装置。 6.請求項5記載の装置であって、前記したことにより整数の多数のズーム比 に対して連続するプリントライン間に重畳が生じることはない装置。 7.請求項4記載の装置であって、ユーザがプリント画像の色密度を高めたい 場合に、前記垂直アドレス手段がピクセルのベクトルを繰り返す装置。 8.請求項1記載の装置であって、重畳手段は、マルチプルパスでラインをオ ーバプリントすることにより色密度を高めるようにプログラムすることができる 装置。 9.請求項1記載の装置であって、タイミング手段は、位相同期ループからの ピクセルクロック周波数により調整される装置。 10.請求項9記載の装置であって、前記ズームシステムは、第2の方向の第2 の相対運動を調整して位相同期ループにより導入される位相誤差を低減する高速 走査制御手段をさらに具備する装置。 11.正規プリントモードおよびズームモードを有するプリンタを使用して元の 画像を拡大もしくは縮小するズームシステムであって、正規モードでは元の画像 がプリント画像として記録媒体上へ記録され、ズームモードでは元の画像の拡大 もしくは縮小バージョンがプリント画像として記録媒体上へ記録され、前記プリ ンタはプリントヘッドを使用してプリント画像を記録媒体上へ投影し、前記プリ ントヘッドおよび記録媒体は第1の方向の第1の相対運動および第1の方向を実 質的に横切る第2の方向の第2の相対運動を行い、第1の相対運動および第2の 相対運動はプリント画像に対して一定とされ、プリントヘッドは第2の方向へピ クセルを投影してプリント媒体を第2の方向へ横切るプリントラインを形成し、 連続する多数のプリントラインを第1の方向に結合してプリント画像が形成され 、該ズームシステムは、 可変周波数クロックを発生するように外部でプログラム可能なクロック手段と 、 プリントヘッドと記録媒体との間の第1の相対運動の量を制御して、連続する プリントライン間の垂直増分を調整する垂直制御手段と、 前記可変周波数クロックを受信し、その周波数に従って記録媒体上へ第2の方 向にピクセルを投影する信号をプリントヘッドヘ送る信号手段とを具備し、 元の画像に対して縮小もしくは拡大されているズーム画像が記録媒体上に連続 するプリントラインにより形成される、ズームシステム。 12.請求項11記載の装置であって、前記クロック手段は、前記可変周波数ク ロックを発生するタップを有する位相同期ループである装置。 13.請求項12記載の装置であって、前記ズームシステムは、第2の方向の第 2の相対運動を調整して位相同期ループにより導入される位相誤差を低減する高 速走査制御手段をさらに具備する装置。 14.正規プリントモードおよびズームモードを有するプリンタを使用して元の 画像を拡大もしくは縮小する方法であって、正規モードでは元の画像がプリント 画像として記録媒体上へ記録され、ズームモードでは元の画像の拡大もしくは縮 小バージョンがプリント画像として記録媒体上へ記録され、前記プリンタはプリ ントヘッドを使用してプリント画像を記録媒体上へ投影し、前記プリントヘッド および記録媒体は第1の方向の第1の相対運動および第1の方向を実質的に横切 る第2の方向の第2の相対運動を行い、第1の相対運動および第2の相対運動は プリント画像に対して一定とされ、プリントヘッドは第2の方向へピクセルを投 影してプリント媒体を第2の方向へ横切するプリントラインを形成し、連続する 多数のプリントラインを第1の方向に結合してプリント画像が形成され、該ズー ムシステムは、 プリントヘッドと記録媒体との間の第1の相対運動の量を制御して、連続する プリントライン間の重畳を調整し前記ピクセルの長さを決定するステップと、 プリントヘッドが記録媒体上へ第2の方向にピクセルを投影する期間を選択的 に変えて前記プリントラインのピクセルの幅を制御するステップとを含み、 元の画像のピクセルに対して縮小もしくは拡大されている前記長さおよび前記 幅のディメンジョンを有するピクセルによりズーム画像が形成される、拡大およ び縮小方法。
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