JPH10505257A - 非生物表面で悪臭印象を減少させるための組成物 - Google Patents
非生物表面で悪臭印象を減少させるための組成物Info
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- JPH10505257A JPH10505257A JP8507339A JP50733996A JPH10505257A JP H10505257 A JPH10505257 A JP H10505257A JP 8507339 A JP8507339 A JP 8507339A JP 50733996 A JP50733996 A JP 50733996A JP H10505257 A JPH10505257 A JP H10505257A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は悪臭印象を減少させるための水性組成物に関する。その組成物は組成物の約0.1〜約20重量%の、炭酸塩、炭酸水素塩及びそれらの混合物からなる群より選択される可溶化水溶性アルカリ金属塩と、組成物の約0.01〜約1重量%の香料を含んでいる。場合により、但し好ましくは、組成物は組成物の約0〜約5重量%の可溶化水溶性シクロデキストリンと、組成物の約0〜約3重量%の溶解助剤を含む。組成物は布帛を汚すか又はしみにする物質を本質的に含まず、組成物の約5重量%以下で低分子量一価アルコールを含有し、約7.5〜約10.5のpHを有する。
Description
【発明の詳細な説明】
非生物表面で悪臭印象を減少させるための組成物
技術分野
本発明は、水溶性炭酸水素及び/又は炭酸アルカリ金属塩、香料と、場合によ
り、但し好ましくは可溶化水溶性シクロデキストリンを含んだ、悪臭印象を減少
させるための、水性で、好ましくは透明な組成物に関する。その組成物は悪臭を
減少させる、即ち表面、特に衣類、例えば食品臭、タバコ臭のような環境臭気で
汚染されたもの及び/又は汗で濡れたものをフレッシュにするように考えられて
いる。好ましくは、組成物は洗浄又はドライクリーニングの必要性なしに悪臭を
減少させることでフレッシュさを回復及び/又は維持するために用いられる。
発明の背景
本発明は、水性で、好ましくは透明な組成物、製品及びフレッシュニング組成
物としての使用方法に関する。好ましくは、その組成物は布帛、特に衣類に、洗
浄又はドライクリーニングなしに悪臭印象を減少させることでそれらのフレッシ
ュさを回復させるためにスプレーされる。本発明の組成物で処理された布帛は、
着用者が汗をかいたときのように再び濡れたときに、追加の芳香も放出する。本
発明のフレッシュニング組成物は、洗浄又はドライクリーニング間における布帛
の着用期間を延ばすように考えられている。本発明のフレッシュニング組成物で
処理された布帛はフレッシュにより長く留まり、それが最も必要なとき、即ち布
帛再湿潤時に香料放出によって追加のフレッシュニング効果をうける。
様々な脱臭組成物が当業界で知られており、その中で最も一般的なものは悪臭
をマスキングする香料を含有しているだけである。臭気マスキングは他の添加に
よるある臭気の意図的な遮蔽である。マスキング香料に対する好みは、適用例、
例えば腋窩臭マスキング、布帛臭マスキング、浴室臭マスキング等に応じて、か
なり様々である。適切な香料成分はフレッシュさを出すように選択される必要が
ある。
臭気が例えば化学的改質により変化される臭気改質も用いられている。悪臭を
単純にマスキングするわけではない、当業界で知られる現在の悪臭改質法は、悪
臭を減少させるために酸素漂白剤、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素等
のような塩素化物質及び過マンガン酸カリウムのような酸化剤を用いる酸化分解
と、悪臭を減少させるために重亜硫酸ナトリウムのような還元剤を用いる還元分
解である。これらの方法は双方とも、それらが着色布帛にダメージを与え、特に
それらが着色布帛を漂白及び変色させることがあるため、布帛での使用向けには
許容できない。
他の臭気抑制方法では、特定の化学官能基を有する悪臭と反応することを目標
とされた活性剤を利用する。このような活性剤の例は、有機結合したN及び/又
はS原子を含む有機化合物と複合化するビグアニドポリマーと、チオール、アミ
ン及びアルデヒドと反応するメチルメタクリル酸の脂肪アルコールエステルであ
る。これらの方法の更に詳細な記載は米国特許第2,544,093号、第3,
074,891号及び英国特許出願第941,105号明細書でみられ、上記す
べての特許及び出願は参考のため本明細書に組み込まれる。メチルメタクリル酸
の脂肪アルコールエステルは水溶性でないため、それらは本発明の組成物で好ま
しくない。
当業界で知られる他のタイプの脱臭組成物は、脱臭組成物が向けられる表面上
でみられる悪臭発生微生物を調節する抗菌及び抗真菌剤を含有している。多くの
皮膚脱臭製品ではこの技術を用いる。これらの組成物は、タバコ又は食品臭のよ
うな細菌源に由来しない悪臭に無効である。
布帛悪臭は、最も一般的にはタバコ臭、調理及び/又は食品臭あるいは体臭の
ような環境臭に起因する。不快な臭気は、主に異なる構造及び官能基を有する有
機分子である。非常に気になる、着用布帛で一般的にみられる1タイプの悪臭は
、腋窩臭を起こす低分子量の直鎖、分岐及び不飽和C6‐C11脂肪酸である。参
考のため本明細書に組み込まれる"Analysis of Characteristic Odor from Huma
n Male Axillae",X.Zengら,J.Chem.Ecol.,pp.1469-1492,1991 参照。更に、19
87年5月12日付で発行されたMarschner らの米国特許第4,664,909
号、1975年10月1日付で公開されたBE830,098、1980年10
月28日付で公開されたCA1,088,428、1978年8月3日付で公開
されたDE2,803,176明細書参照;上記すべての特許及び出願は参考の
ため本明細書に組み込まれる。
シクロデキストリン分子は香料成分と複合体を形成するそれらの能力について
知られており、香料キャリアとして典型的に開示されてきた。先行技術では高レ
ベルのシクロデキストリン/香料複合体を含有したドライヤー添加布帛柔軟剤シ
ートの使用について開示しており、この固体シクロデキストリン複合体で処理さ
れた布帛は布帛が再湿潤されたときに香料を放出する。その技術では、シクロデ
キストリン/香料複合体が水の存在のせいで分解しないように、水性リンス添加
布帛柔軟剤組成物で用いられるシクロデキストリン/香料複合体が例えば疎水性
ワックスコーティングで保護されねばならないことも開示している。1992年
4月7日付で発行されたGardlik らの米国特許第5,102,564号、199
3年8月10日付で発行されたGardlik らの第5,234,610号及び199
3年8月10日付で発行されたTrinh らの第5,234,611号明細書参照;
上記すべての特許は参考のため本明細書に組み込まれる。したがって、低レベル
のシクロデキストリンを含有した本発明の水性組成物で処理された布帛が再湿潤
時に香料放出を示すことも発見したのは、かなり意外で予想外である。この現象
は、本発明の組成物で処理された布帛が、着用者が発汗したときのように上記布
帛が再湿潤されたときに、香料放出を介して、より長くフレッシュなままである
という効果を発揮する。
発明の要旨
本発明は:
A.組成物の約0.1〜約20重量%の、炭酸塩、炭酸水素塩及びそれらの混
合物からなる群より選択される可溶化水溶性アルカリ金属塩;
B.組成物の約0.01〜約1重量%の香料;
C.組成物の約0〜約5重量%の可溶化水溶性シクロデキストリン;
D.組成物の約0〜約3重量%の溶解助剤;及び
E.水性キャリア
を含んでなり、布帛を汚すか又はしみにする物質を本質的に含まず、組成物の約
5重量%以下で低分子量一価アルコールを含有し、pHが約7.5〜約10.5
である、悪臭印象を減少させるための水性組成物に関する。
組成物は、悪臭印象を減少させるために、但し表面上で乾燥されたときに認め
られないように、有効レベルの組成物による非(無)生物物品及び/又は表面(
inanimate article and/or surface)の処理を容易にできる製品を作る上で、ス
プレーディスペンサー中に配合することができる。
発明の具体的な説明
本発明は:
A.組成物の約0.1〜約20重量%の、炭酸塩、炭酸水素塩及びそれらの混
合物からなる群より選択される可溶化水溶性アルカリ金属塩;
B.組成物の約0.01〜約1重量%の香料;
C.組成物の約0〜約5重量%の可溶化水溶性シクロデキストリン;
D.組成物の約0〜約3重量%の溶解助剤;及び
E.水性キャリア
を含んでなり、布帛を汚すか又はしみにする物質を本質的に含まず、組成物の約
5重量%以下で低分子量一価アルコールを含有し、pHが約7.5〜約10.5
である、悪臭印象を減少させるための水性組成物に関する。
I.組成物
(A)可溶性炭酸及び/又は炭酸水素塩
水溶性炭酸及び/又は炭酸水素アルカリ金属塩、例えば炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム及びそれらの
混合物は、酸タイプ臭気を抑制するのを助けるために、本発明の組成物に加えら
れる。好ましい塩は炭酸ナトリウム一水和物、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム及びそれらの混合物である。可溶化水溶性炭酸及び炭酸水
素アルカリ金属塩は、典型的には組成物の約0.1〜約20重量%、好ましくは
約0.2〜約10%、更に好ましくは約0.3〜約7%のレベルで存在する。そ
れ以上の高濃度のアルカリ金属塩を含有した組成物は、溶液が布帛から蒸発する
と、布帛上で許容できない粉末及び/又は汚れを残すことがある。これは特に暗
色布帛で問題である。不適合金属塩、例えばCa、Zn、Fe、Ba等のイオン
は非水溶性炭酸及び/又は炭酸水素塩を形成しうるために存在しないことが好ま
しい。本発明の水溶液のpHは、好ましくは約7.5〜約10.5、更に好まし
くは約8〜約10である。炭酸塩が用いられるならば、pHを好ましいpH範囲
に調整することが必要である。
(B)香料
本発明の布帛フレッシュニング組成物で使用上選択される香料は、組成物が向
けられる表面上にフレッシュな印象を与える上で好ましい香気特徴のある成分、
好ましくは布帛にフレッシュな印象を与えるものを含有している。
好ましくは少くとも約25重量%、更に好ましくは少くとも約50%、最も好
ましくは少くとも約75%の香料は、約130〜約250の分子量を有する芳香
族及び脂肪族エステル、約90〜約240の分子量を有する脂肪族及び芳香族ア
ルコール、約150〜約260の分子量を有する脂肪族ケトン、約150〜約2
70の分子量を有する芳香族ケトン、約130〜約290の分子量を有する芳香
族及び脂肪族ラクトン、約140〜約200の分子量を有する脂肪族アルデヒド
、約90〜約230の分子量を有する芳香族アルデヒド、約150〜約270の
分子量を有する脂肪族及び芳香族エーテルと、約180〜約320の分子量を有
するアルデヒド及びアミンの縮合生成物からなる群より選択される芳香物質から
構成されていて、ニトロムスク及びハロゲン化芳香物質を本質的に含まない。
更に好ましくは、少くとも約25重量%、更に好ましくは少くとも約50%、
最も好ましくは少くとも約75%の香料は、下記とそれらの混合物からなる群よ
り選択される芳香物質から構成されている:
高い初期香料臭インパクトが布帛で望まれるときには、疎水性すぎない香料成
分を含有した香料を選択することも好ましい。疎水性の少ない香料成分ほど水に
可溶性であり、フレッシュニング組成物により多く利用できる。香料成分の疎水
度はそのオクタノール/水分配係数Pと相関しうる。香料成分のオクタノール/
水分配係数とは、オクタノールと水中におけるその平衡濃度の比率である。大き
な分配係数Pの香料成分ほど疎水性である。逆に、小さな分配係数Pの香料成分
ほど親水性である。本発明の好ましい香料成分は、約1000以下のオクタノー
ル/水分配係数Pを有している。香料成分の分配係数は通常高い値を有している
ため、それらは基数10に対するそれらの対数logPの形で示すともっと便利
である。こうすると、本発明の香料成分は約3以下のlogPを有している。
多くの香料成分のlogPが報告されている:例えばDaylight Chemical Info
rmation Systems,Inc.(Daylight CIS),Irvine,Californiaから入手できるPomona
92データベースではオリジナル文献の引用と一緒に多くを含んでいる。しかし
ながら、logP値はDaylight CISから入手できる“CLOGP”プログラムに
より計算すると最も便利である。このプログラムでは、それらがPomona92デー
タベースで利用できるとき、実験logP値についても掲載している。“計算l
ogP”(ClogP)はHansch & Leoのフラグメントアプローチにより決定さ
れる(cf.,A.Leo in Comprehensive Medicinal Chemistry,Vol.4,C.Hansch,P.G.
Sammens,J.B.Taylor & C.A.Ramsden,Eds.,p.295,Pergamon Press,1990、参考の
ため本明細書に組み込まれる)。フラグメントアプローチは各香料成分の化学構
造に基づいており、原子の数及びタイプ、原子結合と化学結合について考慮する
。この物理化学的性質について最も信頼できて広く用いられる推定値であるCl
ogP値は、本発明で有用な香料成分の選択に際して実験logP値の代わりに
用いられる。
約3以下のClogP値を有する香料成分の非制限例は、ベンズアルデヒド、
酢酸ベンジル、シス‐3‐ヘキセニルアセテート、クマリン、ジヒドロミルセノ
ール、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、エチルバニリン、オイカリプト
ール、オイゲノール、イソオイゲノール、酢酸フロル、ゲラニオール、ヒドロキ
シシトロネラール、カオボン、リナロオール、アントラニル酸メチル、メチルβ
‐ナフチルケトン、メチルジヒドロジャスモネート、ネロール、ノナラクトン、
フェニルエチルアセテート、フェニルエチルアルコール、α‐テルピネオール、
β‐テルピネオール、バニリン及びそれらの混合物である。
親水性香料が望まれるとき、少くとも約25重量%、更に好ましくは約50%
、最も好ましくは約75%の香料は約3以下のClogPを有する香料成分から
構成される。
好ましくは、フレッシュニング組成物は、最初にスプレーされたとき布帛にフ
レッシュにさせる芳香、着用時に長く続く多少の芳香と、布帛再湿潤時に放出さ
れる多少の追加の芳香を与える上で有効な量の香料を含有している。香料の有効
レベルは、組成物の約0.01〜約1重量%、更に好ましくは約0.01〜約0
.5%、最も好ましくは約0.015〜約0.3%である。香料対シクロデキス
トリン重量比は、典型的には約3:100〜約100:100、好ましくは約4
:100〜約50:100、更に好ましくは約5:100〜約25:100であ
る。
(C)シクロデキストリン
場合により、但し好ましくは、可溶化高度水溶性シクロデキストリンが本発明
の組成物に添加できる。本明細書で用いられる“シクロデキストリン”という用
語には、6〜12のグルコース単位を含んだ非置換シクロデキストリン、特にα
‐シクロデキストリン、β‐シクロデキストリン、γ‐シクロデキストリン及び
/又はそれらの誘導体及び/又はそれらの混合物のような、あらゆる公知のシク
ロデキストリンを含んでいる。α‐シクロデキストリンは6つのグルコース単位
からなり、β‐シクロデキストリンは7つのグルコース単位からなり、及びγ‐
シクロデキストリンはドーナツ型リングに整列された8つのグルコース単位から
なる。グルコース単位の特別なカップリング及びコンホメーションは、特定容量
の中空内部をもった堅い円錐形分子構造をシクロデキストリンに与える。内部空
洞の“ライニング”は水素原子とグリコシド架橋酸素原子により形成され、した
がってこの表面はかなり疎水性である。空洞の独特な形状と物理化学的性質は、
空洞中にうまく入れる有機分子又は有機分子の一部をシクロデキストリン分子に
吸収させる(それと包接複合体を形成させる)ことができる。多くの香料分子は
空洞中にうまく入れる。
非誘導化(ノーマル)β‐シクロデキストリンは使用できるが、その低溶解度
のせいで好ましくない。非誘導化β‐シクロデキストリンが用いられるとき、そ
の水溶液は濁って、本発明で好まれるように透明でない。理論に制限されず、一
部のβ‐シクロデキストリン及び/又はβ‐シクロデキストリン/香料複合体は
固化及び/又は沈殿して、望ましくない濁った水溶液を作ると考えられる。
好ましくは、本発明の臭気吸収溶液は透明である。本明細書で用いられる“透
明”という用語は、約10cm以下の厚さを有する層で観察したときに、透明又
は半透明、好ましくは“無色透明(water clear)”のような透明を意味する。
好ましくは、本発明で用いられるシクロデキストリン、例えばα‐シクロデキ
ストリン及びその誘導体、γ‐シクロデキストリン及びその誘導体、誘導化β‐
シクロデキストリン及び/又はそれらの混合物は高度に水溶性である。シクロデ
キストリンの誘導体は、OH基の一部がOR基に変換された分子から主になる。
シクロデキストリン誘導体には、例えばメチル化シクロデキストリン及びエチル
化シクロデキストリン(Rはメチル又はエチル基である)のような短鎖アルキル
基を有するもの;ヒドロキシプロピルシクロデキストリン及び/又はヒドロキシ
エチルシクロデキストリン(Rは‐CH2‐CH(OH)‐CH3又は‐CH2
CH2‐OH基である)のようなヒドロキシアルキル置換基を有するもの;マル
トース結合シクロデキストリンのような分岐シクロデキストリン;2‐ヒドロキ
シ‐3‐(ジメチルアミノ)プロピルエーテル(Rは‐CH2‐CH(OH)‐
CH2‐N(CH3)2である)を有するような、低PHでカチオン性であるカチ
オン系シクロデキストリン;四級アンモニウム、例えば2‐ヒドロキシ‐3‐(
トリメチルアンモニオ)プロピルエーテルクロリド基(Rは‐CH2‐CH(O
H)‐CH2‐N+(CH3)3Cl-である);カルボキシメチルシクロデキスト
リン、シクロデキストリンサルフェート及びシクロデキストリンサクシニレート
のようなアニオン系シクロデキストリン;カルボキシメチル/四級アンモニウム
シクロデキストリンのような両性シクロデキストリン;参考のため本明細書に組
み込まれる"Optimal Performances with Minimal Chemical Modification of Cy
clodextrins",F.Diedaini-Pilard & B.Perly,The 7th International Cyclodext
rin Symposium Abstracts,April 1994,p.49 で開示されているような、少くとも
1つのグルコピラノース単位が3‐6‐アンヒドロ‐シクロマルト構造を有する
シクロデキストリン、例えばモノ‐3‐6‐アンヒドロシクロデキストリン;そ
れらの混合物がある。他のシクロデキストリン誘導体は1969年2月4日付で
発行されたParmerter らの米国特許第3,426,011号;すべてParmerter
らの名前ですべて1969年7月1日付で発行された第3,453,257号、
第3,453,258号、第3,453,259号及び第3,453,260号
;1969年8月5日付で発行されたGramera らの第3,459,731号;1
971年1月5日付で発行されたParmerter らの第3,553,191号;19
71年2月23日付で発行されたParmerter らの第3,565,887号;19
85年8月13日付で発行されたSzejtli らの第4,535,152号;198
6年10月7日付で発行されたHirai らの第4,616,008号;1987年
7月7日付で発行されたOgino らの
第4,678,598号;1987年1月20日付で発行されたBrandtらの第4
,638,058号;1988年5月24日付で発行されたTsuchiyamaらの第4
,746,734号明細書で開示されており、上記すべての特許が参考のため本
明細書に組み込まれる。
高度水溶性シクロデキストリンは、室温で水100ml中少くとも約10g、
好ましくは水100ml中少くとも約20g、更に好ましくは室温で水100m
l中少くとも約25gの水溶解度を有するものである。本発明での使用に適した
好ましい水溶性シクロデキストリン誘導体の例は、ヒドロキシプロピルα‐シク
ロデキストリン、メチル化α‐シクロデキストリン、メチル化β‐シクロデキス
トリン、ヒドロキシエチルβ‐シクロデキストリン及びヒドロキシプロピルβ‐
シクロデキストリンである。ヒドロキシアルキルシクロデキストリン誘導体は、
好ましくは約1〜約14、更に好ましくは約1.5〜約7の置換度を有し、この
場合にシクロデキストリン当たりのOR基の総数が置換度として規定される。メ
チル化シクロデキストリン誘導体は、典型的には約1〜約18、好ましくは約3
〜約16の置換度を有している。公知のメチル化β‐シクロデキストリンはDI
MEBとして一般的に知られるヘプタキス‐2,6‐ジ‐O‐メチル‐β‐シク
ロデキストリンであり、各グルコース単位は約14の置換度で約2つのメチル基
を有している。好ましい、多く市販されているメチル化β‐シクロデキストリン
は約12.6の置換度を有するランダムメチル化β‐シクロデキストリンである
。好ましいシクロデキストリンは、例えばAmerican Maize-Products Company 及
びWacker Chemicals(USA),Inc.から入手できる。
シクロデキストリンの混合物を用いることも好ましい。このような混合物は、
より広範囲の分子サイズを有するより広範囲の香料分子と複合化できる。好まし
くは、少くとも一部のシクロデキストリンはα‐シクロデキストリン及びその誘
導体、γ‐シクロデキストリン及びその誘導体及び/又は誘導化β‐シクロデキ
ストリンとそれらの混合物である。
シクロデキストリン分子は香料成分と複合体を形成するそれらの能力について
知られており、香料キャリアとして典型的に開示されてきた。先行技術では高レ
ベルのシクロデキストリン/香料複合体を含有したドライヤー添加布帛柔軟剤シ
ートの使用について開示しており、この固体シクロデキストリン複合体で処理さ
れた布帛は布帛が再湿潤されたときに香料を放出する。その技術では、シクロデ
キストリン/香料複合体が水の存在のせいで分解しないように、水性リンス添加
布帛柔軟剤組成物で用いられるシクロデキストリン/香料複合体が例えば疎水性
ワックスコーティングで保護されねばならないことも開示している。1992年
4月7日付で発行されたGardlik らの米国特許第5,102,564号、199
3年8月10日付で発行されたGardlik らの第5,234,610号及び199
3年8月10日付で発行されたTrinh らの第5,234,611号明細書参照;
上記すべての特許は参考のため本明細書に組み込まれる。したがって、低レベル
の未保護シクロデキストリンを含有した本発明の水性組成物で処理された布帛が
再湿潤時に香料放出を示すことも発見したのは、かなり意外で予想外である。こ
の現象は、本発明の組成物で処理された布帛が、着用者が発汗したときのように
上記布帛が再湿潤されたときに、香料放出を介して、より長くフレッシュなまま
であるという効果を発揮する。
布帛で悪臭印象を減少させる場合、組成物はスプレーとして用いられることが
好ましい。本発明の組成物は、目に見える汚れが普通の使用レベルで布帛上に現
れないように、低レベルのシクロデキストリンを含有していることが好ましい。
好ましくは、溶液は乾燥時に認められない。シクロデキストリンの典型的レベル
は組成物の約0.1〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約4%、更に好ましく
は約0.3〜約3%、最も好ましくは約0.4〜約2%である。それより高濃度
の組成物だと、溶液が布帛から蒸発したとき、許容されない目に見える汚れを布
帛上に残すことがある。これは薄い着色合成布帛で特に問題である。布帛汚れの
発生を避けるか又は最少に抑えるために、布帛は布帛mg当たりシクロデキスト
リン約5mg以下、更に好ましくは布帛mg当たりシクロデキストリン約2mg
以下のレベルで処理されることが好ましい。
濃縮組成物も高価でない製品を提供するために使用できる。濃縮製品が用いら
れる場合、即ち用いられるシクロデキストリンのレベルが約3〜約5%である場
合には、汚れを避けるために、布帛を処理する前にその組成物を希釈することが
好ましい。好ましくは、シクロデキストリンは組成物の約50〜約2000重量
%、更に好ましくは約60〜約1000%、最も好ましくは約75〜約500%
の水で希釈される。
(D)溶解助剤
本発明の組成物は、透明な溶液を形成するために、組成物に易溶性でない過剰
の疎水性有機物質、例えば香料、昆虫駆除剤、酸化防止剤等を溶解させる溶解助
剤も場合により含有することができる。適切な溶解助剤は界面活性剤、好ましく
は無起泡又は低起泡界面活性剤である。適切な界面活性剤はノニオン系界面活性
剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界
面活性剤及びそれらの混合物である。適切な界面活性剤には乳化剤及び/又は洗
浄界面活性剤がある。乳化剤及び洗浄界面活性剤の混合物も好ましい。1以上の
脂肪族アルキル基を含んだ界面活性剤が用いられるとき、それは炭素原子約5〜
約14の比較的短いアルキル鎖を含んでいることが好ましい。好ましいノニオン
界面活性剤のようなエトキシル化アルキルフェノール;エトキシル化脂肪族アル
コール及びカルボン酸;脂肪酸のポリエチレングリコールジエステル;エトキシ
ル化ソルビタンの脂肪酸エステル;それらの混合物である。好ましいアニオン系
界面活性剤は、適切なカチオン、例えばナトリウム、カリウム、アルカノールア
ンモニウム等を有したジアルキルスルホサクシネート、アルキルアリールスルホ
ネート、脂肪アルコールサルフェート、パラフィンスルホネート、アルキルサル
コシネート、アルキルイセチオネート塩及びそれらの混合物である。好ましい両
性界面活性剤はベタインである。その界面活性剤は良好な湿潤性を有しているこ
エチレングリコールジエステル、エトキシル化ソルビタンの脂肪酸エステル、ジ
アルキルスルホサクシネート、ジ(C8‐C12アルキル)ジ(C1‐C2アルキル
)アンモニウムハライド及びそれらの混合物のような疎水鎖間に位置した親水基
を有する界面活性剤、あるいはPluronic界面活性剤及びそれらの混合物のような
親水基間に位置した疎水鎖を有する界面活性剤も好ましい。これらの界面活性剤
と他のタイプの界面活性剤の混合物も、無起泡又は低起泡溶解剤を形成させる上
で好ましい。ポリアルキレングリコールは、溶解剤と組合せて、脱泡剤として使
用できる。
溶解剤が本組成物で用いられるとき、それは典型的には組成物の約0.05〜
約1重量%、更に好ましくは約0.05〜約0.3%、最も好ましくは約0.1
〜約0.3%のレベルで用いられる。
(E)キャリア
水溶液は悪臭印象の減少にとり本発明で好ましい。本発明の好ましい水性キャ
リアは水である。用いられる水には、蒸留、脱イオン又は水道水がある。少量の
低分子量一価アルコール、例えばエタノール、メタノール及びイソプロパノール
、又はエチレングリコール及びプロピレングリコールのようなポリオールを含有
した水も有用である。しかしながら、エタノール及び/又はイソプロパノールの
よ
うな揮発性低分子量一価アルコールは制限すべきであり、その理由はこれらの揮
発性有機化合物が可燃性問題及び環境汚染問題の双方に関与するからである。少
量の低分子量一価アルコールが、ある保存剤用の安定剤と香料のようなものへの
これらアルコールの添加のせいで、本発明の組成物中に存在するならば、一価ア
ルコールのレベルは組成物の約5重量%以下、好ましくは約3%以下、更に好ま
しくは約1%以下であることが好ましい。
水はそれ自体の予想外な臭気抑制効果を有することが最近発見された。一部の
極性低分子量有機アミン、酸及びメルカプタンにより生じる臭気の強度は、臭気
汚染布帛が水溶液で処理されたときに減少することが発見された。理論に拘束さ
れず、水はこれらの極性低分子量有機分子を溶解させて、その蒸気圧を抑え、こ
うしてそれらの臭気強度を減少させていると考えられる。
(F)他の任意成分
補助剤はそれらの公知目的のために本発明の布帛フレッシュニング組成物に場
合により加えることができる。このような補助剤には保存剤、殺菌剤、殺真菌剤
、水溶性ポリマー、静電気防止剤、昆虫及びガ駆除剤、着色料、特に青味剤、酸
化防止剤とそれらの混合物があるが、それらに限定されない。
(1)保存剤
本発明の組成物は場合により、特にシクロデキストリンが組成物に加えられる
とき可溶化水溶性抗微生物保存剤を含有できるが、その理由はシクロデキストリ
ン分子が様々な数のグルコース単位から構成されていて、特に水性組成物中にあ
るときにそれらをある微生物の主要繁殖場所にすることがあるためである。この
欠点はかなりの期間にわたりシクロデキストリン溶液の貯蔵安定性の問題を惹起
しうる。ある微生物による、その後の微生物増殖を伴う汚染は、見苦しい及び/
又は悪臭性の溶液にする。シクロデキストリン溶液中の微生物増殖はそれが生じ
るとき高度に問題であるため、好ましくは水溶性シクロデキストリンを含有した
透明水性臭気吸収溶液の貯蔵安定性を増加させるために、微生物増殖を阻止及び
/又は調節する上で有効な水溶性抗微生物保存剤を含有させることが好ましい。
シクロデキストリン供給下でみられて、増殖がシクロデキストリン水溶液中シ
クロデキストリンの存在により高まるとわかった典型的な微生物には細菌、例え
ばBacillus thuringiensis(cereus属)及びBacillus sphaericus;及び真菌、
例えばAspergillus ustus がある。Bacillus sphaericus は土壌中で最も多いBa
cillus種のメンバーの1つである。Aspergillus ustus は、シクロデキストリン
を生産するための原料である穀物及び穀粉にありふれている。Escherichia coli
及びPseudomonas aeruginosaのような微生物は一部の水源にみられ、シクロデキ
ストリン水溶液の調製中に混入されることがある。
広域スペクトル保存剤、例えば細菌(グラム陽性及びグラム陰性の双方)と真
菌の双方で有効なものを用いることが好ましい。限定スペクトル保存剤、例えば
単一グループの微生物、例えば真菌のみで有効なものは、相補活性のある広域ス
ペクトル保存剤又は他の限定スペクトル保存剤と併用することができる。広域ス
ペクトル保存剤の混合物も使用できる。
本発明で有用な抗微生物保存剤には殺生物化合物、即ち微生物を殺す物質、又
は静生物化合物、即ち微生物の増殖を阻止及び/又は調節する物質がある。
好ましい抗微生物保存剤は水溶性であって低レベルで有効なものであるが、そ
の理由は有機保存剤がシクロデキストリン分子と包接複合体を形成し、シクロデ
キストリン空洞に対して香料分子と競合して、フレッシュニング活性剤としてシ
クロデキストリンを無効にさせることがあるためである。本発明で有用な水溶性
保存剤は、水100ml当たり少くとも約0.3g、即ち室温で約0.3%以上
、好ましくは室温で約0.5%以上の水溶解度を有するものである。これらのタ
イプの保存剤は少くとも水相中でシクロデキストリン空洞に対して低い親和性を
有し、したがって抗微生物活性を示す上でより多く利用しうる。約0.3%以下
の
水溶解度とシクロデキストリン空洞中に容易にうまく入れる分子構造を有した保
存剤は、シクロデキストリン分子と包接複合体を形成して、シクロデキストリン
溶液中で微生物を抑制する上で保存剤を無効にさせる大きな傾向を有している。
したがって、パラベンとして一般的に知られるp‐ヒドロキシ安息香酸の短鎖ア
ルキルエステル;3,4,4′‐トリクロロカルバニリド又はトリクロカルバン
としても知られるN‐(4‐クロロフェニル)‐N′‐(3,4‐ジクロロフェ
ニル)尿素;トリクロサンとして一般的に知られる2,4,4′‐トリクロロ‐
2′‐ヒドロキシジフェニルエーテルのような多くの周知保存剤は本発明で好ま
しくないが、その理由はそれらがシクロデキストリンと併用されたときに比較的
無効だからである。
水溶性抗微生物保存剤が本発明で含有されるとき、それは有効量で含有される
。本明細書で記載される“有効量”という用語は、特定の期間にわたり変敗を防
止するか又はうっかりと加えられた微生物の増殖を防止する上で十分だが、組成
物の臭気吸収性能に関与するほどには十分でないレベルを意味する。換言すれば
、保存剤は、微生物により生じる臭気を消失させるために、組成物がつけられた
表面上で微生物を殺すためには用いられない。その代わりに、それは組成物の貯
蔵寿命を増すために、シクロデキストリン溶液の変敗を防止する上で用いられる
ことが好ましい。保存剤の好ましいレベルは、組成物の約0.0001〜約0.
3重量%、更に好ましくは約0.0002〜約0.2%、最も好ましくは約0.
0003〜約0.1%である。
保存剤は、布帛外観にダメージ、例えば変色、着色、漂白を起こさない有機物
質である。好ましい水溶性保存剤には有機イオウ化合物、ハロゲン化化合物、環
式有機窒素化合物、低分子量アルデヒド、四級化合物、デヒドロ酢酸、フェニル
及びフェノキシ化合物とそれらの混合物がある。
以下は本発明で使用上好ましい水溶性保存剤の非制限例である。
(a)有機イオウ化合物
本発明で使用上好ましい水溶性保存剤は有機イオウ化合物である。本発明で使
用に適した有機イオウ化合物の一部非制限例は以下である:
(i)3‐イソチアゾロン化合物
好ましい保存剤は、下記式を有する3‐イソチアゾロン基を含んだ抗微生物有
機保存剤である:
上記式中
Yは炭素原子約1〜約18の非置換アルキル、アルケニル又はアルキニル基、
炭素環約3〜約6と炭素原子12以内の非置換又は置換シクロアルキル基、炭素
原子約10以内の非置換又は置換アラルキル基、あるいは炭素原子約10以内の
非置換又は置換アリール基である;
R1は水素、ハロゲン又は(C1‐C4)アルキル基である;及び
R2は水素、ハロゲン又は(C1‐C4)アルキル基である。
好ましくは、Yがメチル又はエチルであるとき、R1及びR2は双方とも水素で
あることはない。その化合物を塩酸、硝酸、硫酸等のような酸と反応させること
で形成されたこれら化合物の塩も適切である。
このクラスの化合物は1981年5月5日付で発行されたLewis らの米国特許
第4,265,899号明細書で開示されており、参考のため本明細書に組み込
まれる。上記化合物の例は5‐クロロ‐2‐メチル‐4‐イソチアゾリン‐3‐
オン、2‐n‐ブチル‐3‐イソチアゾロン、2‐ベンジル‐3‐イソチアゾロ
ン、2‐フェニル‐3‐イソチアゾロン、2‐メチル‐4,5‐ジクロロイソチ
アゾロン、5‐クロロ‐2‐メチル‐3‐イソチアゾロン、2‐メチル‐4‐イ
ソチアゾリン‐3‐オン及びそれらの混合物である。好ましい保存剤は5‐クロ
ロ‐2‐メチル‐4‐イソチアゾリン‐3‐オン及び2‐メチル‐4‐イソチア
ゾリン‐3‐オンの水溶性混合物、更に好ましくは約77%5‐クロロ‐2‐メ
チル‐4‐イソチアゾリン‐3‐オン及び約23%2‐メチル‐4‐イソチアゾ
1.5%水溶液として市販される広域スペクトル保存剤である。
約0.0001〜約0.01重量%、好ましくは約0.0002〜約0.005
%、更に好ましくは約0.0003〜約0.003%、最も好ましくは約0.0
004〜約0.002%のレベルで存在する。
(ii)ナトリウムピリチオン
もう1つの好ましい有機イオウ保存剤は、約50%の水溶解度を有するナトリ
ウムピリチオンである。ナトリウムピリチオンが本発明で保存剤として用いられ
るとき、それは典型的には組成物の約0.0001〜約0.01重量%、好まし
くは約0.0002〜約0.005%、更に好ましくは約0.0003〜約0.
003%のレベルで存在する。
好ましい有機イオウ化合物の混合物も本発明で保存剤として使用できる。
(b)ハロゲン化化合物
本発明で使用上好ましい保存剤はハロゲン化化合物である。本発明で使用に適
したハロゲン化化合物の一部非制限例は以下である:
Bronidox が本発明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には組成物の
約0.0005〜約0.02重量%、好ましくは約0.001〜約0.01%の
レベルで存在する。
Inolexから商品名Bronopolとして市販される2‐ブロモ‐2‐ニトロプロパン
‐1,3‐ジオールは、本発明で保存剤として使用できる。Bronopolは水中で約
25%の溶解度を有する。Bronopolが本発明で保存剤として用いられるとき、そ
れは典型的には組成物の約0.002〜約0.1重量%、好ましくは約0.00
5〜約0.05%のレベルで存在する。
クロルヘキシジンとして一般的に知られる1,1′‐ヘキサメチレン ビス〔
5‐(p‐クロロフェニル)ビグアニド〕と、例えば酢酸及びグルコン酸との塩
は、本発明で保存剤として使用できる。二グルコン酸塩は水中で約70%の高度
な水溶性であり、二酢酸塩は水中で約1.8%の溶解度を有する。クロルヘキシ
ジンが本発明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には組成物の約0.
0001〜約0.04重量%、好ましくは約0.0005〜約0.01%のレベ
ルで存在する。
クロロブタノールとして一般的に知られる水溶解度約0.8%の1,1,1‐
トリクロロ‐2‐メチルプロパン‐2‐オール;クロロブタノールの典型的有効
レベルは組成物の約0.1〜約0.5重量%である。
水溶解度約50%の4,4′‐(トリメチレンジオキシ)ビス‐(3‐ブロモ
ベンザミジン)ジイセチオネート又はジブロモプロパミジン;ジブロモプロパミ
ジンが本発明で保存剤として用いられるとき、それは典型的には組成物の約0.
0001〜約0.05重量%、好ましくは約0.0005〜約0.01%のレベ
ルで存在する。
好ましいハロゲン化化合物の混合物も本発明で保存剤として使用できる。
(c)環式有機窒素化合物
本発明で使用上好ましい水溶性保存剤は環式有機窒素化合物である。本発明で
使用に適した環式有機窒素化合物の一部非制限例は以下である:
(i)イミダゾリジンジオン化合物
本発明で使用上好ましい保存剤はイミダゾリジオン化合物である。本発明で使
用に適したイミダゾリジンジオン化合物の一部非制限例は以下である:
トイン又はDMDMヒダントインとして一般的に知られた1,3‐ビス(ヒドロ
キシメチル)‐5,5‐ジメチル‐2,4‐イミダゾリジンジオン。DMDMヒ
ダントインは水中で50%以上の溶解度を有し、主に細菌に有効である。DMD
のような広域スペクトル保存剤と併用されることが好ましい。好ましい混合物は
、
ントイン対3‐ブチル‐2‐ヨードプロピニルカルバメート混合物である。
約0.005〜約0.2%のレベルで存在する。
ジアゾリジニル尿素として一般的に知られたN‐〔1,3‐ビス(ヒドロキシメ
チル)‐2,5‐ジオキソ‐4‐イミダゾリジニル〕‐N,N′‐ビス(ヒドロ
で保存剤として用いられるとき、それは典型的には約0.01〜約0.1%のレ
ベルで存在する。
として一般的に知られたN,N″‐メチレンビス〔N′‐〔1‐(ヒドロキシメ
チル)‐2,5‐ジオキソ‐4‐イミダゾリジニル〕尿素〕は、本発明で保存剤
として使用できる。イミダゾリジニル尿素が保存剤として用いられるとき、それ
は典型的には組成物の約0.05〜約0.2重量%のレベルで存在する。
好ましいイミダゾリジンジオン化合物の混合物も本発明で保存剤として使用で
きる。
(ii)ポリメトキシ二環式オキサゾリジン
もう1つの好ましい水溶性環式有機窒素保存剤は、下記一般式を有するポリメ
トキシ二環式オキサゾリジン:
(上記式中nは約0〜約5の値を有する)であって、Huls Americaから商品名Nu
それは典型的には組成物の約0.005〜約0.1重量%のレベルで存在する。
好ましい環式有機窒素化合物の混合物も本発明で保存剤として使用できる。
(d)低分子量アルデヒド
(i)ホルムアルデヒド
本発明で使用上好ましい保存剤はホルムアルデヒドである。ホルムアルデヒド
は広域スペクトル保存剤であり、ホルムアルデヒドの37%水溶液であるホルマ
リンとして一般的に市販されている。ホルムアルデヒドが本発明で保存剤として
用いられるとき、典型的レベルは組成物の約0.003〜約0.2重量%、好ま
しくは約0.008〜約0.1%、更に好ましくは約0.01〜約0.05%で
ある。
(ii)グルタルアルデヒド
本発明で使用上好ましい保存剤はグルタルアルデヒドである。グルタルアルデ
ヒドは水中25〜50%溶液として一般的に市販される水溶性広域スペクトル保
存剤である。グルタルアルデヒドが本発明で保存剤として用いられるとき、それ
は典型的には組成物の約0.005〜約0.1重量%、好ましくは約0.01〜
約0.05%のレベルで存在する。
(e)四級化合物
本発明で使用上好ましい保存剤はカチオン系及び/又は四級化合物である。こ
のような化合物には、下記一般式を有するポリヘキサメチレンビグアニドとして
も知られるポリアミノプロピルビグアニドがある:
HCl・NH2‐(CH2)3‐〔‐(CH2)3‐NH‐C(=NH)‐NH‐C
(=NH・HCl)‐NH‐(CH2)3‐〕x‐(CH2)3‐NH‐C(=NH
)‐NH・CN
ポリアミノプロピルビグアニドは、ICI Americas,Inc.から商品名Cosmocil
ている、水溶性広域スペクトル保存剤である。
例えばDow Chemicalから商品名Dowicil 200として市販される1‐(3‐ク
ロルアリル)‐3,5,7‐トリアザ‐1‐アゾニアアダマンタンクロリドが有
効な四級アンモニウム保存剤であり、それは水に易溶性であるが、しかしながら
それは変色(黄色)する傾向を有し、したがって高度には好ましくない。
好ましい四級アンモニウム化合物の混合物も本発明で保存剤として使用できる
。
四級アンモニウム化合物が本発明で保存剤として用いられるとき、それらは典
型的には組成物の約0.005〜約0.2重量%、好ましくは約0.01〜約0
.1%のレベルで存在する。
(f)デヒドロ酢酸
本発明で使用上好ましい保存剤はデヒドロ酢酸である。デヒドロ酢酸は好まし
くはナトリウム又はカリウム塩の形をした広域スペクトル保存剤であり、そのた
めそれは水溶性である。この保存剤は殺生物保存剤というよりも静生物保存剤と
して作用する。デヒドロ酢酸が保存剤として用いられるとき、それは典型的には
組成物の約0.005〜約0.2重量%、好ましくは約0.008〜約0.1%
、更に好ましくは約0.01〜約0.05%のレベルで用いられる。
(g)フェニル及びフェノキシ化合物
本発明で使用に適したフェニル及びフェノキシ化合物の一部非制限例は以下で
ある:
水溶解度約16%のプロパミジンイセチオネートとして一般的に知られる4,
4′‐ジアミジノ‐α,ω‐ジフェノキシプロパンジイセチオネート;ヘキサミ
ジンイセチオネートとして一般的に知られる4,4′‐ジアミジノ‐α,ω‐ジ
フェノキシヘキサンジイセチオネート。これらの塩の典型的有効レベルは約0.
0002〜約0.05%である。
他の例は水溶解度約4%のベンジルアルコール、水溶解度約2%の2‐フェニ
ルエタノール及び水溶解度約2.67%の2‐フェノキシエタノールであり、こ
れらフェニル及びフェノキシアルコールの典型的有効レベルは組成物の約0.1
〜約0.5重量%である。
(h)それらの混合物
本発明の保存剤は、広範囲の微生物を抑制するために、混合物で用いることが
できる。
(2)水溶性ポリマー
一部の水溶性ポリマー、例えば水溶性カチオン系ポリマー及び水溶性アニオン
系ポリマーは、追加の臭気抑制効果を出すために本発明の組成物で使用できる。
a.カチオン系ポリマー
水溶性カチオン系ポリマー、例えばアミノ官能基、アミド官能基及びそれらの
混合を含んだものは、ある酸タイプ臭気を抑制するために本発明で有用である。
b.アニオン系ポリマー
水溶性アニオン系ポリマー、例えばポリアクリル酸及びそれらの水溶性塩は、
あるアミンタイプ臭気を抑制するために本発明で有用である。好ましいポリアク
リル酸及びそれらのアルカリ金属塩は、約20,000以下、更に好ましくは5
000以下の平均分子量を有する。スルホン酸基、リン酸基、ホスホン酸基、そ
れらの水溶性塩、それらの混合と、カルボン酸及びカルボキシレート基との混合
を含んだポリマーも適切である。
カチオン性及びアニオン性双方の官能基を含んだ水溶性ポリマーも適切である
。これらポリマーの例は、1990年3月20日付でN.Kobayashi 及びA.Kawazo
eに発行された米国特許第4,909,986号明細書で示され、参考のため本
明細書に組み込まれる。カチオン性及びアニオン性双方の官能基を含んだ水溶性
ポ
いる、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド及びアクリル酸のコポリマーであ
る。
(3)静電気防止剤
本発明の組成物は、処理された衣類に着用時静電気防止効果を付与する上で有
効量の静電気防止剤を場合により含有することができる。好ましい静電気防止剤
は、組成物が透明な溶液のままであるように少くとも有効量で水溶性であるもの
である。これら静電気防止剤の例は、モノアルキルカチオン系四級アンモニウム
化合物、例えばモノ(C10‐C14アルキル)トリメチルアンモニウムハライド、
例えばモノラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、Henkelから商品名
れているエチルビス(ポリエトキシエタノール)アルキルアンモニウムエチルサ
ルフェート、ポリエチレングリコール、ポリマー四級アンモニウム塩、例えば下
れているポリマー:
‐〔N(CH3)2‐(CH2)3‐NH‐CO‐NH‐(CH2)3‐N(CH3
)2 +‐CH2CH2OCH2CH2〕x 2+2×〔Cl-〕
ー:
‐〔N(CH3)2‐(CH2)3‐NH‐CO‐(CH2)4‐CO‐NH‐(
CH2)3‐N(CH3)2‐CH2CH2OCH2CH2〕x +×〔Cl-〕
されているビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウ
るトリエトニウム加水分解コラーゲンエトサルフェートである。
布帛処理中に泡形成を避けるためには、無起泡又は低起泡剤が用いられること
ル化剤は、α‐シクロデキストリンが用いられるときに用いられないことも好ま
しい。ポリエトキシレート基はα‐シクロデキストリンに強い親和性を有し、そ
れと容易に複合化して、臭気抑制に利用しうる未複合シクロデキストリンを枯渇
させてしまう。
静電気防止剤が用いられるとき、それは典型的には組成物の約0.05〜約1
0重量%、好ましくは約0.1〜約5%、更に好ましくは約0.3〜約3%のレ
ベルで存在する。
(4)昆虫及び/又はガ駆除剤
本発明の組成物は、場合により有効量の昆虫及び/又はガ駆除剤を含有するこ
とができる。典型的な昆虫及びガ駆除剤は、抗集合フェロモンのようなフェロモ
ンと他の天然及び/又は合成成分である。本発明の組成物で有用な好ましい昆虫
及びガ駆除剤は、シトロネロール、シトラネロール、シトラール、リナロオール
、シダエキス、ゲラニウム油、ビャクダン油、2‐(ジエチルフェノキシ)エタ
ノール、1‐ドデセン等のような香料成分である。本発明の組成物で有用な昆虫
及び/又はガ駆除剤の他の例は、米国特許第4,449,987号、第4,69
3,890号、第4,696,676号、第4,933,371号、第5,03
0,660号、第5,196,200号明細書と"Semio Activity of Flavor an
d Fragrance Molecules on Various Insect Species",B.D.Mookherjee ら,Bioa
ctive Volatile Compounds from Plants 発表,ASC Symposium Series 525,R.Ter
anishi,R.G.Buttery & H.Sugisawa,1993,pp.35-48で開示されており、上記特許
及び刊行物のすべてが参考のため本明細書に組み込まれる。昆虫及び/又はガ駆
除剤が用いられるとき、それは典型的には組成物の約0.005〜約3重量%の
レベルで存在する。
(5)着色料
着色料及び色素、特に青味剤は、目に見えるアピール及び性能印象のために、
場合により臭気吸収組成物に加えることができる。着色料が用いられるとき、そ
れらは布帛汚れを避けるために極めて低レベルで用いられる。本組成物で使用上
好ましい着色料は、高度に水溶性の色素、例えばMilliken Chemical Co.から市
である。
(6)低分子量ポリオール
水と比較して比較的高い沸点を有する低分子量ポリオール、例えばエチレング
リコール、プロピレングリコール及び/又はグリセロールが、本発明の組成物の
臭気抑制性能を改善する上で好ましい任意成分である。理論に拘束されないが、
本発明の組成物中への少量の低分子量グリコールの配合は、布帛が乾燥するとシ
クロデキストリン包接複合体の形成を高めると考えられる。
水よりも長期間にわたり布帛上に残るポリオールの能力は、布帛が乾燥すると
、それらにシクロデキストリン及び一部の悪臭分子と三元複合体を形成させると
考えられる。グリコールの添加は、比較的小さなサイズの一部の悪臭分子により
満たすことができないシクロデキストリン空洞内の空隙をぎっしり埋めると考え
られる。好ましくは、用いられるグリコールはエチレングリコール及び/又はプ
ロピレングリコールである。このようなポリオールのレベルになるプロセスで作
られたシクロデキストリンが高度に望ましく、その理由はそれらがポリオールの
除去なしに使用できるからである。
グリコールが本発明の組成物に加えられるとき、低分子量ポリオール対シクロ
デキストリンの好ましい重量比は約1:1000〜約20:100、更に好まし
くは約3:1000〜約15:100、更に一層好ましくは約5:1000〜約
10:100、最も好ましくは約1:100〜約7:100である。
II.製品
本発明の組成物は、上記組成物+スプレーディスペンサーからなる製品で用い
ることもできる。商業的態様の製品が用いられるときには、保存剤を含有させる
ことは任意だが、但し好ましい。したがって、最も基本的な製品は未複合シクロ
デキストリン、キャリア及びスプレーディスペンサーを含んでなる。スプレーディスペンサー
本製品はスプレーディスペンサーを含んでなる。組成物は、布帛上に分配させ
るため、スプレーディスペンサー中に入れられる。上記スプレーディスペンサー
には、当業界で知られるような液体小滴のスプレーを作り出すための手動式手段
、例えばトリガータイプ、ポンプタイプ、非エアゾール自己加圧及びエアゾール
タイプスプレー手段がある。本スプレーディスペンサーは、透明な水性組成物を
実質上泡立たせるものを含有しない。少くとも約80%、更に好ましくは少くと
も約90%の小滴は約30μm以上の粒度を有することが好ましい。
スプレーディスペンサーにはエアゾールディスペンサーがある。そのエアゾー
ルディスペンサーは、エアゾール容器を作る上で用いられるいずれかの慣用的物
質からできた容器を含んでいる。ディスペンサーは約20〜約110psig(
約1.4〜約7.7 kg/cm2)、更に好ましくは約20〜約70psig(約1
.4〜約4.9 kg/cm2)範囲の内圧に耐えられねばならない。ディスペンサー
に関する1つの重要な要件は、ディスペンサー中に含有された透明な水性臭気吸
収組成物を非常に細かな又は微細化された粒子又は小滴のスプレー形態で分配さ
せるバルブ部材をそれが備えていることである。エアゾールディスペンサーは加
圧密封容器を利用し、そこから組成物が圧力下で特別なアクチュエーター/バル
ブアセンブリーから分配される。エアゾールディスペンサーは、噴射剤として通
常知られるガス状成分をその中に配合させることで加圧されている。一般的エア
ゾール噴射剤、例えばイソブタンのようなガス状炭化水素と混合ハロゲン化炭化
水素は好ましくない。クロロフルオロ炭化水素のようなハロゲン化炭化水素噴射
剤は環境問題に関与していると主張されている。炭化水素噴射剤はシクロデキス
トリン分子と複合体を形成でき、それにより臭気吸収向けの未複合シクロデキス
トリン分子の利用性を減少させる。好ましい噴射剤は圧縮空気、窒素、不活性
ガス、二酸化炭素等である。市販エアゾールスプレーディスペンサーの更に完全
な記載は、1969年4月8日付で発行されたStebbinsの米国特許第3,436
,772号及び1971年8月17日付で発行されたKaufman らの第3,600
,325号明細書でみられ、上記双方の参考文献は参考のため本明細書に組み込
まれる。
好ましくは、スプレーディスペンサーには回旋状ライナー及び弾性スリーブを
有する自己加圧非エアゾール容器がある。上記自己加圧ディスペンサーは、本質
的に円筒形の弾性スリーブ内に、約0.010〜約0.020インチ(約0.2
5〜約0.51mm)厚の薄いフレキシブルな放射状に広がる回旋状プラスチッ
クライナーを含んだ、ライナー/スリーブアセンブリーからなる。ライナー/ス
リーブは、実質量の臭気吸収流体製品を保持して、上記製品を分配させることが
できる。自己加圧スプレーディスペンサーの更に完全な記載は、1992年5月
12日付で発行されたWiner の米国特許第5,111,971号及び1993年
8月3日付で発行されたWiner の第5,232,126号明細書でみられ、上記
双方の参考文献は参考のため本明細書に組み込まれる。もう1つのタイプのエア
ゾールスプレーディスペンサーはバリアが噴射剤(好ましくは加圧空気又は窒素
)から臭気吸収組成物を分離させるものであり、参考のため本明細書に組み込ま
れる1981年4月7日付で発行された米国特許第4,260,110号明細書
で開示されている。このようなディスペンサーはEP Spray Systems,East Hanov
er,New Jerseyから入手できる。
更に好ましくは、スプレーディスペンサーは非エアゾール手動式ポンプスプレ
ーディスペンサーである。上記ポンプスプレーディスペンサーは、容器と、容器
中にしっかりとネジ止め又はかみ合わせされるポンプメカニズムからなる。その
容器は分配される水性臭気吸収組成物を含有したものも含んでいる。
ポンプメカニズムは、内端に開口部を有した、実質上固定容量のポンプチャン
バーを含んでいる。ポンプチャンバー内には、ポンプチャンバーでその末端にピ
ストンを往復運動用に配置させたポンプステムが置かれている。ポンプステムは
そこに通路を有していて、通路の外端に出口とその内側に軸方向入口を配置して
いる。
容器とポンプメカニズムは、ポンプスプレーディスペンサーを作る上で用いら
れる慣用的物質からできていて、それにはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレートと、ポリエチレン、酢酸ビニル及びゴムエラストマーの
ブレンドがあるが、それらに限定されない。好ましい容器は透明な、例えばポリ
エチレンテレフタレートから作られる。他の物質にはステンレススチールがある
。市販分配装置の更に完全な記載は、1990年1月23日付で発行されたSchu
ltz の米国特許第4,895,279号、1988年4月5日付で発行されたSc
hultz らの第4,735,347号及び1981年6月23日付で発行されたCa
rterの第4,274,560号明細書でみられ、上記すべての参考文献が参考の
ため本明細書に組み込まれる。
最も好ましくは、スプレーディスペンサーは手動式トリガースプレーディスペ
ンサーである。上記トリガースプレーディスペンサーは、トリガースプレーディ
スペンサーを作る上で用いられる慣用的物質から双方ともできる容器及びトリガ
ーからなっていて、それにはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルクロリド、ポリス
チレンと、ポリエチレン、酢酸ビニル及びゴムエラストマーのブレンドがあるが
、それらに限定されない。他の物質にはステンレススチール及びガラスがある。
好ましい容器は透明な、例えばポリエチレンテレフタレートから作られる。トリ
ガースプレーディスペンサーは臭気吸収組成物中に噴射剤ガスを配合せず、好ま
しくはそれは臭気吸収組成物を泡立たせるものを含有しない。本トリガースプレ
ーディスペンサーとは、典型的には薄い液体のスプレーを作るノズルから組成物
を
放出するピストン又は折り畳み式ベローズにより、典型的に別々な量の臭気吸収
組成物自体で作用するものである。上記トリガースプレーディスペンサーは、上
記ポンプチャンバーの容量を変えるためにトリガーへの限定されたストローク応
答で運動できるピストン又はベローズを有したポンプチャンバーから典型的にな
る。このポンプチャンバー又はベローズチャンバーは、分配のために製品を集め
て保持する。トリガースプレーディスペンサーは、典型的にはノズルで流体の連
絡及び流動を阻止するための出口チェックバルブを有していて、チャンバー内の
圧力に応答する。トリガーが圧縮されるようなピストンタイプトリガースプレー
だと、それはチャンバー及びスプリングで流体に作用して、流体の圧力を増加さ
せる。ベローズが圧縮されるようなベローズスプレーディスペンサーだと、圧力
は流体で増加する。いずれのトリガースプレーディスペンサーにおける流体圧力
の増加も、トップ出口チェックバルブを開けるように作用する。トップバルブは
渦巻チャンバーからノズル外に製品を押し出して、放出パターンを形成させる。
調節しうるノズルキャップは分配される流体のパターンを変えるために使用でき
る。
トリガーが引かれるようなピストンスプレーディスペンサーだと、スプリング
はピストンでそれをその元の位置まで戻すように作用する。ベローズスプレーデ
ィスペンサーだと、ベローズはその元の位置まで戻すためのスプリングとして作
用する。この作用はチャンバーを真空にする。それに応答する流体は出口バルブ
を閉じるように作用し、一方入口バルブを開けてリザーバーからチャンバーまで
製品を引き出す。
市販分配装置の更に完全な開示は、1978年4月4日付で発行されたNozawa
の米国特許第4,082,223号、1985年7月17日付で発行されたMcKi
rmeyの第4,161,288号、1984年3月6日付で発行されたSaitoらの
第4,434,917号、1989年4月11日付で発行されたTasakiの第
4,819,835号、1994年4月19日付で発行されたPetersonの第5,
303,867号明細書でみられ、上記すべての参考文献が参考のため本明細書
に組み込まれる。
広範囲のトリガースプレー又はフィンガーポンプスプレーが本発明の組成物で
使用に適している。これらはCalmar,Inc.,City of Industry,California;CI
S(Continental Sprayers,Inc.),St.Peters,Missouri;Berry Plastics Corp.,
Cary,Illinois のような供給業者から容易に入手できる。
好ましいトリガースプレーは、極均一スプレー特徴、スプレー容量及びパター
いかなる適切なボトル又は容器もトリガースプレーで使用できるが、好ましいボ
(約500ml)である。それは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビ
ニルクロリド、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ガラス又はボトル
を形成する他の物質のような物質から作れる。好ましくは、それは高密度ポリエ
チレン又は透明ポリエチレンテレフタレートから作られる。
もっと小さな4fl-oz.サイズ(約118ml)だと、フィンガーポンプはキャ
ニスター又は円筒ボトルで使用できる。この適用の好ましいポンプはSeaquest
III.使用方法
本発明の組成物は、水溶液を分配手段、好ましくはスプレーディスペンサー中
に分配、例えば入れて、有効量を望ましい表面又は物品上にスプレーすることに
より使用できる。本明細書で規定される有効量とは、上記物品又は表面上に液体
のプールを満たすか又は作り出すほど多くなくて、乾燥したときに容易に認めら
れる目に見える沈着がない程度であるが、人間の嗅覚で気付かないところまで悪
臭印象を減少させるほど十分な量を意味する。分配はスプレー装置、ローラー、
パッド等を用いることで行える。
好ましくは、本発明では、例えばクロム、ガラス、すべすべしたビニル、レザ
ー、光沢のあるプラスチック、光沢のある木材等を含めた光沢のある表面に組成
物をつけない。しみ付け及び皮膜形成が表面上でより容易に生じうることから、
光沢のある表面に組成物をつけることは好ましくない。更に、組成物は皮膚刺激
を起こしうるため、それは非生物表面での使用向けであって、即ちヒト皮膚での
使用向けではない。
本発明は、家庭用品表面に本発明の組成物の有効量をスプレーする方法に関す
る。好ましくは、上記家庭用品表面はカウンタートップ、キャビネット、壁、床
、浴室表面及び台所表面からなる群より選択される。
本発明は、布帛及び/又は布帛物品に本発明の組成物の有効量のミストをスプ
レーする方法にも関する。好ましくは、上記布帛及び/又は布帛物品には衣類、
カーテン、ドレープ、張り家具、カーペット、ベッドリネン、バスリネン、テー
ブルクロス、寝袋、テント、カーインテリア等があるが、それらに限定されない
。
本発明はシューズ上及び中に本発明の組成物の有効量のミストをスプレーする
方法にも関するが、その場合に上記シューズは飽和するまでスプレーされない。
本発明はシャワーカーテンに本発明の組成物の有効量のミストをスプレーする
方法にも関する。
本発明はゴミ入れ及び/又はリサイクルビン上及び/又は中に本発明の組成物
の有効量のミストをスプレーする方法にも関する。
本発明は悪臭を吸収するために空気中に本発明の組成物の有効量のミストをス
プレーする方法にも関する。
本発明は、悪臭を吸収するために、限定されないが冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、
自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、皿洗い機等を含めた主要家庭電化製品中及
び/又は上に本発明の組成物の有効量のミストをスプレーする方法にも関する。
本発明は、悪臭を吸収するために、ネコ用のがらくた、ペット寝床及びペット
ハウスに本発明の組成物の有効量のミストをスプレーする方法にも関する。
本発明は、悪臭を吸収するために、家庭ペットに本発明の組成物の有効量のミ
ストをスプレーする方法にも関する。
明細書、例及び請求の範囲におけるすべてのパーセンテージ、比率及び部は、
他で指摘されないかぎり重量により、大体である。
以下は本発明の非制限例である。本発明で用いられる香料組成物は下記のとお
りである:
香料Eは約3以下のClogPを有した成分約70重量%から構成されている。
以下は本組成物の非制限例である。
例I及びII
例I及びIIの諸成分をミックスして、透明溶液に溶解する。
例III
例III の諸成分をミックスして、透明溶液に溶解する。例IV
例IVの諸成分をミックスして、透明溶液に溶解する。ヒドロキシプロピルα‐
シクロデキストリン及びヒドロキシプロピルβ‐シクロデキストリンは、α‐シ
クロデキストリン及びβ‐シクロデキストリンの混合物のヒドロキシプロピル化
反応から約4.9の平均置換度の混合物として得る。プロピレングリコールは同
反応の副産物(約6%)である。
例V及びVI
例V及びVIの諸成分をミックスして、透明溶液に溶解する。例VIでは、ヒドロ
キシプロピルβ‐シクロデキストリン及びヒドロキシプロピルγ‐シクロデキス
トリンはβ‐シクロデキストリン及びγ‐シクロデキストリンの混合物のヒドロ
キシプロピル化反応から約3.8の平均置換度の混合物として得る。
例VII 及びVIII
例VII 及びVIIIの諸成分をミックスして、透明溶液に溶解する。
例IX及びX
例IX及びXの諸成分をミックスして、透明溶液に溶解する。例XI
例IVの組成物を衣類上にBerry Plastics Corp.市販のブルーインサーテッド
例XII
例VII の組成物をキッチンカウンタートップ上にCalmar Inc.市販のCalmar
例XIII
プスプレーを用いてスプレーして、衣類から蒸発させる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ガイス,フィリップ アントニー
アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、チ
ェスター、ベイ、ツリー、コート、8226
(72)発明者 マッカーティー,マーク リー
アメリカ合衆国オハイオ州、ラブランド、
ラブランド−マイアミビル、670
(72)発明者 トリン,トアン
アメリカ合衆国オハイオ州、メインビル、
クリークウッド、レイン、8671
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. A.組成物の0.1〜20重量%、好ましくは0.2〜10%、更に好 ましくは0.3〜7%の、炭酸塩、炭酸水素塩及びそれらの混合物からなる群よ り選択される、好ましくは炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウ ム、炭酸ナトリウム及びそれらの混合物からなる群より選択される可溶化水溶性 アルカリ金属塩(更に好ましくは、上記アルカリ金属塩は炭酸水素ナトリウムで ある); B.組成物の0.01〜1重量%、好ましくは0.0005〜0.2%、更に 好ましくは0.01〜0.15%の香料; C.組成物の0〜5重量%、好ましくは0.1〜5%、更に好ましくは0.2 〜4%、最も好ましくは0.3〜3%の、好ましくは誘導化β‐シクロデキスト リン、α‐シクロデキストリン及びその誘導体、γ‐シクロデキストリン及びそ の誘導体とそれらの混合物からなる群より選択される可溶化水溶性シクロデキス トリン; D.組成物の0〜3重量%、好ましくは0.05〜0.3%の溶解助剤、好ま しくはノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、双極性 界面活性剤及びそれらの混合物からなる群より選択される低起泡性界面活性剤; 及び E.水性キャリア を含んでなり、布帛を汚すか又はしみにする物質を本質的に含まず、組成物の5 重量%以下で低分子量一価アルコールを含有し、pHが7.5〜10.5である 、悪臭印象を減少させるための水性組成物。 2. シクロデキストリン誘導体がメチル置換シクロデキストリン、エチル置 換シクロデキストリン、ヒドロキシルアルキル置換シクロデキストリン、分岐シ クロデキストリン、カチオン系シクロデキストリン、四級アンモニウムシクロデ キストリン、アニオン系シクロデキストリン、両性シクロデキストリン、少くと も1つのグルコピラノース単位が3‐6‐アンヒドロ‐シクロマルト構造を有す るシクロデキストリン及びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1 に記載の組成物。 3. シクロデキストリンがα‐シクロデキストリン、メチル化α‐シクロデ キストリン、メチル化β‐シクロデキストリン、ヒドロキシエチルα‐シクロデ キストリン、ヒドロキシエチルβ‐シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルα ‐シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルβ‐シクロデキストリン及びそれら の混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。 4. A.有効量の、好ましくは組成物の0.0001〜0.5重量%の、室 温で0.3%以上の水溶解度を有する可溶化水溶性抗微生物保存剤; B.カチオン系ポリマー、アニオン系ポリマー及びそれらの混合物からなる群 より選択される水溶性ポリマー;又は C.プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセロール及びそれらの 混合物からなる群より選択される低分子量ポリオール を更に含んでいる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。 5. ボトルが透明なポリエチレンテレフタレートからできているトリガース プレー装置を用いて請求項1〜4のいずれか一項に記載された組成物を布帛上に スプレーすることからなるが、但し布帛に飽和するまでスプレーしない、非生物 表面で悪臭印象を減少させるための方法。
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