JPH10505282A - アルミニウム−スカンジウム合金およびその使用方法 - Google Patents

アルミニウム−スカンジウム合金およびその使用方法

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JPH10505282A JP7530546A JP53054695A JPH10505282A JP H10505282 A JPH10505282 A JP H10505282A JP 7530546 A JP7530546 A JP 7530546A JP 53054695 A JP53054695 A JP 53054695A JP H10505282 A JPH10505282 A JP H10505282A
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Abstract

(57)【要約】 アルミニウムおよびスカンジウムを含む溶加合金を用いて構造物を組み立てる方法。この方法は一般的に、アルミニウムおよび/またはアルミニウム合金から形成される構造物用部品を選択し、かつアルミニウム−スカンジウム溶加合金を用いてこのものを一緒に溶接することからなる。溶加合金同様に、この部品類もまたスカンジウムを含有し得る。1実施態様では、この溶加合金および/またはこの部品類は、ジルコニウムをさらに含有する。また自転車フレームの組み立て方法も提案される。この方法には、少なくともその1部がスカンジウムからなる第1チユーブの形成工程、少なくともその1部がスカンジウムからなる第2チユーブの形成工程、およびこの第1および第2チユーブを一緒に接合する工程が包含される。強化物性を有する多数のアルミニウム系合金も開示される。この合金類中には、例えばジルコニウム、銅、マグネシウム、およびシリコン等の他の合金化元素との組み合わせでスカンジウムが含有される。その上、ジルコニウムを添加した、または添加しないスカンジウム含有アルミニウム合金の用途。かかる改良アルミニウム合金類は強化物性を有し、かつ改良されたプロセス特性を示し、さらに、これらはリクリエーションおよび運動用構造物および構成部分に使用するのに特に適し、かつある種の航空宇宙、地上輸送および海洋構造物および構成部分に使用するのに特に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】 アルミニウム−スカンジウム合金およびその使用方法 発明の分野 本発明は、全体として、アルミニウムを基材とした合金に関し、更に詳細には 、特に溶接の用途で基材合金又は溶加材合金として使用する場合の合金の種々の 性質を向上させるため、スカンジウムを他の合金化成分とともに含むアルミニウ ムを基材とした合金に関する 発明の背景 アルミニウム合金(即ち、基材合金または基材材料)の溶接性は、溶接部の凝 固中の熱間亀裂に対する合金の抵抗であると定義できる。アルミニウム合金が、 他の金属合金系と比べて、溶接中に熱間亀裂を起こし易い主な要因は、アルミニ ウムの熱膨張率及び凝固収縮性が比較的高いことにある。これらの要因は、性質 (例えば、強度、及び延性)が改善された技術的に有用なエンジニアリング合金 を得るために一つ又はそれ以上の合金化成分をアルミニウムに加えた場合、更に 複雑になる。更に特定的には、融点が一定の純アルミニウムと異なり、二成分又 は多成分のアルミニウム合金は、液相線温度と固相線温度との間の広い温度間隔 に亘って凝固する。凝固範囲が広いため、樹枝状結晶間の場所に分かれる液体フ ィルムの亀裂を最終的に引き起こすのに十分な応力を発生する有害な熱膨張及び 容積変化を生じることが多い。 多くの高強度アルミニウム合金が開発されており、これらの合金は、一般的に は、主合金化添加物に従って類別される(例えば、Al−Cu:2XXX、Al−Mg: 5XXX、Al−Si:6XXX、及びAl−Zn:7XXX)。主合金化成分が一つで あるため、これらの合金は、一般的には、二元系と呼ばれる。しかしながら、多 くの場合、幾つかの最終用途に的を絞った種々の合金を製造するため、特定の副 合金化添加物が加えられる。標準的には、これらの合金系の加工特性及び性質を 更に改善するため、例えば、Ti、Zr、Cr、Mn、V、Yt、Nb、B、TiB2、及びHf等の 結晶粒微細化成分を加える。これらの種類の合金は性質が高められているため、 好ましくは溶接で組み立てられる構造でこれらの種類の合金を使用するのが望ま しい。 高強度アルミニウム合金の溶接性は、少なくとも一部は、基材材料中の合金化 成分の量に左右される。溶接における二元合金系の一般的な挙動は、合金化レベ ルが非常に低いもの、合金化レベルが高く、アルミニウムの固体溶解度限界に近 いもの、及び中間合金化レベルのものの三つに類別できる。合金化レベルが非常 に低く、純アルミニウムに近いものは、樹枝状結晶が樹枝状結晶間液体フィルム を実際上形成することなく相互に絡み合う傾向があるため、凝固中に亀裂が入る ことが非常に少ない。高合金化レベルでは、比較的小さい亀裂が観察される。凝 固範囲が比較的大きく、樹枝状結晶間液体フィルムが形成される場合でも、凝固 中に生じる熱間亀裂は、最後に凝固する共融液体で充填されることによって修復 される。これは、共融相(例えば、Cu、Mg、及びSi)を形成する二元合金で特に 明らかである。熱間亀裂が最も起こり易いのは、中間合金レベルである。共融液 体フィルムが樹枝状結晶間の場所に進入するけれども、樹枝状結晶の熱収縮によ りこれらの液体フィルムに亀裂を生じるのに十分な応力が発生し、これによって 、凝固した溶接物に亀裂が入ることとなる。高度に合金化された二元合金とは異 なり、熱間亀裂を修復するのに利用できる共融液体の量が不十分である。こうし た傾向に対する例外がZn添加剤について報告されている。Al−Zn系には共融相が ないため、Zn含有量が増加するにつれて熱間亀裂の可能性が連続的に増加する。 二元系の溶接性に影響を及ぼす合金化成分の量の他に、三元合金化成分の種類 が溶接性に影響を及ぼす上で重要な役割を果たす。例えば、二元合金系に加えら れた強度を増大させる多くの添加物は、溶接性に有害な作用を及ぼした。例えば 、Al−Cu(即ち、2XXX合金)に少量のMgを添加すると、合金の強度が顕著に 改 善される。一例として、合金2024(Al−4.3Cu−1.5Mg−0.60Mn) が航空機の構造に広範に使用されている。Mgを加えると溶融範囲が大きく増加す るが、溶接性に深刻な影響が及ぼされる。従って、合金2024は、代表的には 、溶接構造には使用されない。最も高強度の合金は、Al−Zn−Mg(即ち、7XX X系)であり、特にCuを加えた合金である。Cuを加えることによって、凝固範囲 を100℃程増大でき、一般的には溶接性が低下する。かくして、これらの合金 は、その有望な性質にも関わらず、適当な溶接性を必要とする場合には、ほとん ど使用されなかった。 現在、溶接構造での高強度アルミニウム合金の使用に関して制限が加えられて いるため、溶接性を高めると同時に強度及び延性といった機械的性質を維持する か或いは高めるようにこれらの合金を再設計するのが非常に望ましい。 アルミニウム合金の溶接における別の重要な要素は、溶加材ワイヤである。多 くの溶接プロセスにおいて、溶接トーチを用いた最初の溶け込みパスにより溶融 金属をプレートの反対側に移動する。最初の溶け込みパス中又はこれに続く多数 のパス中のいずれかで溶加材合金を溶接物に連続的に供給することによって、こ の移動を補償する必要がある。結果的に得られた溶接部は、この場合、元の基材 合金と溶加材合金との混合物であり、溶加材合金と基材合金の比率は接合部の形 状で決まる。例えば、比較的厚味のあるアルミニウムプレートを溶接する場合に は、代表的には、「V継手」形状が使用され、これに比例して溶加材合金の量が 多くなる(例えば、70%〜90%)。これと対照的なのは、比較的薄いゲージ 溶接部で使用するための突き合わせ継手形状であり、溶加材合金含有量が比較的 低い(例えば、10%〜30%)。 溶接性に関する最近の文献には、溶加材合金を選択することによって、特に高 希釈レベルで(即ち、溶加材合金の含有量が大きい)、熱間亀裂抵抗に大きな影 響を及ぼすことができると記載されている。アルミニウム溶加材合金の組成のリ ストを検査することにより、多くの溶加材合金は、高レベルの一つの溶質(例え ば、Cu、Si、又はMg)及び結晶粒微細化成分(例えば、Mn、Cr、Ti、Zr、V、Yt 、Nb、B、TiB2、及びHf)を含む。これらの合金は、溶接の目的についてだけ設 計されているため、代表的には、溶加材合金設計は、凝固範囲を小さくするため に単一の主合金化添加剤だけを加えることができるように制限されている。従っ て溶加材合金は、2024、7075、及び6061等の複雑な鍛練用アルミニ ウム合金の性質を得ることは稀である。更に、溶加材合金を付着させたとき、溶 接微小構造は強度が最も低い鋳造時の状態と同じであり、これにより、結果的に 強度が低くなる。溶加材合金組成を一つの主合金化添加物に限定し、強度特性を 鋳造時の状態にすることの組み合わせにより、溶接物の強度特性が基材合金の1 /3程度になる。従って、溶接したプレートの厚さが構造の溶接されていない部 分よりも3倍厚く、そのため、重量に関して重大な欠点がもたらされる。重量が 重要な航空機の構造では、設計上のこの制限は、溶接が行われる領域に厚いプレ ートを使用し、残りの領域を化学的に研磨することによって解決される。この方 法は、重量の問題点を幾分緩和するが、材料の費用が増加し、加工費用が増加し 、アルミニウムプレートの大部分を毒性の化学廃棄物に変えることにより環境に 悪影響がもたらされる、といった他の問題点を引き起こす。 アルミニウム構造を製造するための改良された方法を溶接構造の設計者に提供 することが非常に望ましい。このような方法には、アルミニウム基材合金及びア ルミニウム溶加材合金の両方に対する変更が含まれる。 アルミニウム合金は、機械的性質及び物理的性質の優れた組み合わせを有する 。アルミニウム合金のこれらの性質をこのような合金の比較的小さい密度と組み 合わせることによって、設計者は、信頼性があり且つ軽量の構造を製造できる。 更に、広範な合金系及び調質により、構造の設計者には、特定の作動荷重又は環 境に対して特に設計された適当な合金を使用する幾つかのオプションがある。 代表的には、全てのアルミニウム合金は、Zr、Ti、Cr、Mn、及びV といった結 晶粒微細化成分を含む。結晶粒微細化成分は、鋳造中、Alと金属間化合物を形成 することにより、結晶粒の凝集を補助する。例えば、Tiは、TiAl3相を形成し、 この相は、溶融金属の凝結が起こるときにα−アルミニウム粒子を凝集させる。 多数のTiAl3粒子が、幾つかの領域で、α−アルミニウムの凝集を助ける。従っ て、凝固した結晶構造は、結晶微細化成分を含まないアルミニウム合金で観察さ れるよりも遙かに微細であり、これによって、これに続く熱間加工作業中の製作 性を改善する。 結晶微細化成分の別の機能は、インゴットの鋳造中及び予熱中、干渉性(例え ば、Al3Zr)及び非干渉性(例えば、Al12Mg2Cr及びAl2OMn3Cu2)の不溶性の相を 形成することである。熱的に安定したこれらの分散質は、加工中の静的再結晶化 を阻止するか或いは遅らせる。更に、分散質相は、加工中に生じる細長い結晶境 界を粒状にし、そうでない場合には溶質熱処理構造中に起こる再結晶化を阻止す る。 鍛練用アルミニウム合金の強化に使用される全ての合金化成分のうちスカンジ ウム(Sc)は、その稀少性にも関わらず注目されている。例えば、ウィレーの米 国特許第3,619,181号明細書には、Scを広範な二元合金系、三元合金系 、及び多元合金系に加えることが開示されている。特許請求の範囲には、Sc添加 物で強化できるアルミニウム合金には、7075、7079、7178、700 5、7039、6061、6351、6161、6063、5005、5050 、5052、5083、5454、5456、3003、3005、2014、 2017、2618、2219、2020、及び2024によって同定されるア ルミニウムアソシエーションで同定される鍛練用アルミニウム合金が含まれると 記載されている。幾つかのモデル合金系は、Sc添加物を含んで又は含まないで製 造され、強度及び延性について試験される。0.2重量%〜0.4重 量%のScを添加することによって、引張強度及び降伏強度を6%〜50%向上す る。Sc合金に対して冷間加工工程を使用することによって強度を更に向上させる 。 ソーテル及びヤンセンは、鍛練用Al−Mg系にScを加えると、強度及び超塑性成 形性が高くなると報告している(1990年2月に刊行された金属工学会報のV .21Aの第421頁〜430頁の、ソーテル,R.R及びヤンセンC.L.の 「Al−Mg−Sc合金の機械的特性及び微小構造」を参照)。平衡沈殿相Al3Sc は、 等原子分別に基づくアルミニウムを基材とした合金系で周知の最も強い強化剤で ある。 チャクラバルティ等の米国特許第5,055,257号明細書には、Al3Sc 沈 殿物の熱的安定性を使用することによる超塑性形成の向上が開示されている。超 塑性延性における改善は鍛練用Al−Mg合金で得られる。更に、特定の歪レベルに 達するための総時間は、他の超塑性合金で従来得られた時間の2桁大きい。この 情報に基づき、2XXX系及び7XXX系の他の鍛練用アルミニウム合金でも同 様の機械的改善を実現できるということを強調する。 1994年5月25日に出願された米国特許出願第08/249,023号( 本願はこの出願に基づく一部継続出願である)には、2XXX、5XXX、6X XX、及び7XXX系の鍛練用アルミニウム合金の溶接性及び溶接強度を高める ためにScを幾つかの他の分散質成分と組み合わせて使用することが開示されてい る。Sc添加物は、溶接されるべき基材合金及び溶加材合金の両方に加えられてい る場合に特に有利である。合金設計技術を使用し、これによってCr及びMn等の従 来のグレイン微細化成分をSc+Zrに変える。一つの特に興味深い例では、「パッ チ試験」として周知の溶接性試験を合金6061に実施し、熱間亀裂に対するそ の抵抗を評価する。全亀裂長さの計測値は31.8mm〜43.4mmの範囲であり 、6061は全てのアルミニウム合金のうち、亀裂による影響を最も受け 易い合金であるということが公開されたデータから確認される。パッチ試験中、 Crを除去し、Sc及びZrをこれに代えると、0mmに減少する。かくして、従来の結 晶微細化成分をSc+Zrに変える方法により、熱間亀裂抵抗に関して最も悪い周知 の合金を熱間亀裂がないものに変えることができる。 1994年9月26日に出願された米国特許出願第08/311,958号に は、アルミニウム鋳造合金の強度を大幅に改善するためにScを使用することが開 示されている。降伏強度の値が、通常は、357合金に対して43%低いA35 6型合金を、Scとともに合金化し、曲げ試験で計測した強度を357合金に対し て33%高くする。従って、本発明に開示した原理を使用することによって性質 を改善するための幾つかの他のアルミニウム鋳造合金が提案された。 勿論、合金開発の努力は、製品の所与の用途に対する所望の目的のうちの幾つ かに集中できる。幾つかの合金系に対する二つの共通の設計上の目的は、強度を 高め、重量を軽減することである。機械的性質が優れており且つ軽量であること が最も重要な、製品の一つの領域は、競技用器具の分野である。先進の材料を使 用することが益々明らかな特定の競技は自転車競技であり、特定的には、山野等 のオフロードで使用するように設計されたマウンテンバイクである。高性能モデ ルは、通常は、アルミニウム又はチタニウム等の溶接フレームでできており、軽 量で高強度の金属合金を使用するように設計されたハンドルバー、ペダル、シー トポスト、ホイールリム、クランクアーム、サスペンションフォーク、等の幾つ かの構成要素を備えている。 自転車における重量軽減の重要性は、自転車部品のアフターマーケットの大き な成長によって明らかである。このような部品に対する広告は、通常は、自転車 の構造の総重量を軽減するために現在の部品と交換するのがよいかどうかをライ ダーが決定できるように、部品の重量をgで特定している。この方法は、自転車 全体を購入する代わりに行うことができる。 最近の物品(「マウンテンバイクアクション」誌の1994年12月号の第7 8頁の「どのようにして重量を削ぎ落とすか」参照)では、自転車の重量を軽減 することの重要性が強調されており、幾つかの部品を交換することによってライ ダーが自転車の総重量を減少できるようにする幾つかの工程が公表されている。 一例として、135gのチタニウム性ハンドルバー又は148gのアルミニウム 合金性ハンドルバーを、現在の鋼製ハンドルバーと交換することによって100 g〜200gの軽減を図ることができる。同じ原理をシートポスト、サドル、ホ イール、及び幾つかの他の部品に適用する。これらを互いに組み合わせると、重 量を数ポンド(1ポンド 454g)軽減できる。重量を軽減すると、自転車の 構造的一体性を損なうことなく、ライダーの登攀能力が大きく改善する。 航空宇宙構造は、主にアルミニウム合金で製作されている。設計者は、航空機 の重量を減少させるための優れた性質の合金を探し続けてきたため、アルミニウ ム会社は、優れた性質の新たなアルミニウム合金を導入するための大量のリサー チ及び資源開発に力を注いできた。航空宇宙構造製造のインフラストラクチャー は、アルミニウム合金については既に確立しているため、製造上の代表的な方法 は、従来の製造方法を使用して構造に一体化できる改善された性質を持つ新たな 合金を導入することである。 簡単に述べると、強度が改善された合金は、その厚さを強度の利点と比例して 減少させることができる。一例として宇宙船(space launch vehicle)を使用す ることによって、推進剤タンクの壁厚を、元の合金と同じ負荷支持性能を維持し つつ、10%減少させるのに、強度を10%向上させた新たな合金を使用できる ことが明らかである。スペースシャトルの外部タンクのような構造では、約30 t(66,000ポンド)のタンク構造に亘って10%減少させると、約3t( 6,600ポンド)の重量が減少する。新たな合金の導入前に、応力腐蝕抵抗や 破壊靭性といった他の性質、並びに溶接や成形といった製造プロセスについて もよく考えてあるということに着目すべきである。 飛行機構造の重量を454g(1ポンド)減らすと、燃料を飛行寿命(projec ted lifetime)に亘って1135.5リットル〜1514リットル(300ガロ ン〜400ガロン)節約する(スタークE.A.ジュニア及びサンダースT.H .ジュニアが編集した「アルミニウム−チタニウム合金会議第2回議事録」の第 313頁〜第334頁のクイストW.E.等の「航空機構造用アルミニウム−リ チウム合金の概要」参照)。現在のアルミニウム合金を性質が漸次改善された合 金に変えることによって、数百ポンド又は数千ポンドの燃料を節約できる。航空 機の燃料消費を大きく減少させることができる。 現在、車輛の燃費を改善することによって環境に有害なエミッションを減少す る指令が政府から自動車の製造者に出されている。従って、鋼の代わりにアルミ ニウム合金を使用することによって車輛の重量を減少する設計上の戦略が自動車 産業で支持されている。しかしながら、自動車の設計者は、重量の軽減を図りな がら車輛のクラッシュワーシネス(crushworthiness)を受入れることのできる レベルに維持しなければならない。 車輛重量軽減の利点は、乗用車ばかりでなく、その他の種類の車輛にも同様に 適用される。例えば、都会を走るバスシステムのような主要交通機関は、車輛重 量の軽減によって大きな利点を受けることができ、燃料消費の大幅な減少、及び 特定の地形的領域での空気汚染の減少を実現する。更に、液体又は低温液体製品 を搬送するトラックフリートは、上文中に説明した理由による重量軽減による利 点ばかりでなく、トラックの総重量に基づいて徴収されるトラックフィーの軽減 の利点を受ける。従って、車輛の寿命に亘って走行毎のフィーを節約できる。 重量の軽減が利点となる第4の製品領域は、海洋構造である。航空機構造及び 自動車構造で使用した上述の原理を使用することによって、海洋構造は高強度耐 蝕性合金を導入することによって、改良できる。 発明の要約 本発明は、一般的にはスカンジウムを含有するアルミニウム合金に関する。さ らに具体的には本発明には、スカンジウム含有アルミニウム合金の多数の新規組 成はもとより、スカンジウム含有合金を用いた構造物の組み立てに関する多数の 方法が包含される。 1つの提案における本発明は、アルミニウムおよびスカンジウムを含有する溶 加合金を用いて構造物を組み立てる1方法である。一層具体的にはこの方法には 、アルムニウムおよび/またはアルミニウム合金から形成した構造物の部品類の 選択、およびアルミニウム−スカンジウム溶加合金と一緒に上記部品類を溶接す ることが包含される。好ましくは、このアルミニウム−スカンジウム溶加合金は リチウムを実質的に含有せず、および/またはこのアルミニウム−スカンジウム 溶加合金はジルコニウムもまた含有する。その上、好ましくは、上記アルミニウ ム−スカンジウム溶加合金と一緒に溶接される構造物の部品中にもまたスカンジ ウムを含有し、かつこれらの部品はアルミニウム−スカンジウム溶加合金と類似 のスカンジウム含有量を示す。これらのアルミニウム−スカンジウム溶加合金は 溶接修繕にもまた使用できることは特筆すべきであり、ここでは既存溶接部を研 削操作にかけ、次いで上記アルミニウム−スカンジウム溶加合金類の1つを用い てこれを再溶接する。 他の1提案によれば本発明は、スカンジウム含有、好ましくはアルミニウム、 合金を利用したバイクフレーム構造物に関する。例えばこのバイクフレームは、 2つのチユーブの少なくとも隣接端を、および好ましくは2つのチユーブの全て をスカンジウム含有合金から形成させることを包含する方法により組み立てるこ とができる。これらの端部は、接触かみ合わせ中に置いて上記タイプのアルミニ ウム−スカンジウム溶加合金類と一緒にチユーブを溶接する等により、接合する ことができる。 1実施態様では、この溶接すべき部品および/または溶加合金の組成は約0. 02〜10.0重量%、および好ましくは約0.1〜約0.5重量%のスカンジ ウムからなる。その上、かつ上記のように、溶接すべきこの部品および/または 溶加合金の組成は、例えば約0.01〜約1.0、および好ましくは約0.05 〜約0.22重量%の範囲のジルコニウムからさらになる。ジルコニウムが存在 する場合、この溶接すべき部品および/またはこの溶加合金の組成中のスカンジ ウム:ジルコニウムの重量比は、約1000:1〜約0.02:1の範囲、好ま しくは約3:1の範囲である。その上、スカンジウムおよびジルコニウムはアル ミニウム−スカンジウム溶加合金に対する唯一の結晶微細化剤である。 他の1提案では本発明は、強化物性(例えば、溶接性、強度および/または伸 び)を有する多数のアルミニウム系合金を指向する。アルミニウムに加えて、こ れらの合金類の各々は特定量(すなわち、範囲)の他の合金化元素との組み合わ せにおいて特定量(すなわち、範囲)のスカンジウムからなる。例えば強化溶接 特性を有する合金類は、ジルコニウムおよび他の結晶粒リフアイナーとの組み合 わせにおいてスカンジウムを添加することにより開発された。他の合金化元素類 中には、指定量の銅、マグネシウムまたはシリコンとの組み合わせにおけるスカ ンジウムを包含し得る。 また一般的に本発明は、スカンジウム含有アルミニウム合金に関する。一層具 体的には本発明には、ジルコニウムを添加または添加しないスカンジウム含有ア ルミニウム合金の使用が特に適する多数の用途が包含される。 1提案における本発明は、リクリエーション用および運動用構造物およびスカ ンジウムおよび/またはジルコニウム含有アルミニウム合金からなる構成部品に 関する。一層具体的には、強化物性および改良プロセス特性に基ずいて、改良タ イプ2XXX、4XXX、5XXX、6XXX、7XXX、Al−Cu−Li− Mg、およびAl−Mg−Liアルミニウム合金類は、バツト類、矢類、スキー ポール類、ホッケー用ステイック類、自転車構成部品類、ゴルフシャフト類、ゴ ルフクラブヘッド類、ラケット類、運動用ホイールチエア類、テントポール類、 スノーシューズ類、バックパック用フレーム類、ウインドサーフイン用フレーム 類、ラクロス用ステイック類、セイルボートマストおよびブーム類、投げやり類 、モーターバイク類、モーターバイク用構成部品類、ジェットスキー類、sea doos、およびスノーモビル類等の各種の運動用またはリクリエーション用の 用具に使用するのに特に有用である。 他の1提案では本発明は、スカンジウムおよび/またはジルコニウム含有アル ミニウム合金からなる航空宇宙構造物および構成部品類に関する。特に、改良2 XXX、5XXX、7XXX、Al−Cu−Li−Mg、およびAl−Mg−L iタイプ合金等の変性アルミニウム合金は、航空機構造物および/またはランチ ビークル構造物等の航空宇宙構造物および構成部品類に使用すのに特に有用であ る。 さらに他の1提案では本発明は、スカンジウムおよび/またはジルコニウム含 有アルミニウム合金からなる地上輸送構造物および構成部品類に関する。一層具 体的には、改良2XXX、4XXX、5XXX、6XXX、7XXXおよびAl −Cu−Li−Mgタイプ合金等の改良アルミニウム合金類は自動車部品および 構成部品類および/またはピープルムーバー類等の地上輸送構造物に使用するの に特に有用である。 他の1提案では本発明は、スカンジウムおよび/またはジルコニウム含有アル ミニウム合金からなる海洋構造物および構成部品類に関する。特に、4XXX、 5XXX、7XXX、Al−Cu−Li−MgおよびAl−Mg−Liタイプ合 金等の改良アルミニウム合金は、カヌー類、水雷外被類、スキユーバダイビング タンク類、水上発射ミサイル類、海軍戦闘機類、フエリー類、ヨット類および/ またはリクリエーション用ボート類等の、ある種の海洋構造物に使用するのに特 に有用である。 図面の簡単な説明 図1は、2種のAl−Mg−Sc−(Ti)溶加合金および公知5356タイ プ溶加合金の場合のHouldcroft亀裂感受率試験による溶接亀裂の百分 率を、各種レベルでScを添加したAl−Zn−Mg−Cu−Zrベース合金と の組み合わせにおいて示す。 図2は、2種のAl−Cu−Sc−Zr−(Ti)溶加合金および公知231 9タイプ溶加合金の場合のHouldcroft亀裂感受率試験による溶接亀裂 の百分率を、合金2618、および各種レベルでSc+Zrを添加した2種の改 良Al−Cu−Mg−Ni−Feベース合金との組み合わせにおいて示す。 詳細な説明 少なくとも第1および第2部品を含む構造物を組み立てる場合の手順をここに 開示する。1方法は、一般的に少なくとも約60重量%のアルミニウムからなる 第1および第2部品の組成を選択する工程、スカンジウムおよび少なくとも約6 0重量%のアルミニウムからなる溶加合金を選択する工程、およびこの溶加解合 金を利用してこの第1および第2部品を溶接する工程からなる。 上記溶接工程は適当な溶接操作のいずれかを利用して実施し得る。例えばアル ミニウム合金の溶接はタングステン不活性ガス溶接、金属不活性ガス溶接、プラ ズマアーク溶接、レーザービーム溶接、電子ビーム溶接、拡散溶接、摩擦溶接、 超音波溶接、爆発溶接、または他の適当な溶接のいずれかを利用して実施し得る 。上記方法は第1および第2部品間の接触ジョイントを溶接するのに特に有用で ある。この点で上記溶接工程は、バットジョイント、V字形ジョイントまたはダ ブルV字形ジョイント等の接触ジョイント配置中に第1および第2部品を位置決 めすることからなり得る。次いで第1部品を第2部品に溶接して溶接接触ジョイ ン トを形成させてもよい。 特定溶加合金組成の選択は溶接性能の程度に影響し、および/またはベース金 属の組成により左右または制御され得る。しかし一般的には上記手順に使用する ために設定される溶加解合金組成中には、約0.02〜約10.0重量%、およ び好ましくは約0.1〜約0.5重量%のスカンジウムが含有される。好ましい 1実施態様では、この溶加合金組成中には約0.40重量%のスカンジウムが含 まれる。この溶加合金組成中には、好ましくは約0.01〜約1.0重量%、一 層好ましくは0.05〜約0.22重量%の量のジルコニウムもまた存在し得る 。1実施態様の溶加合金組成は、約0.15重量%のジルコニウムからなる。溶 加合金の強化性能は、スカンジウムおよびジルコニウムの特定比率を利用するこ とにより実現し得る。例えば1実施態様では、溶加合金組成中のスカンジウム: ジルコニウムの重量比は好ましくは約1000:1〜約0.02:1、一層好ま しくは約3:1である。実際のところ1実施態様では、この溶加合金は結晶粒リ フアイナーとしてのスカンジウムおよびジルコニウムのみを利用できる。 上記に加えて、上記溶加合金組成にはLiが含まれないことが一般的に望まし く、したがってLiの存在は単に好ましからぬ不純物として見做される。上記に 適合する特定溶加合金組成にはAl−6.0Cu−0.5Sc−0.2Zr;A l−5.0Mg−0.5Sc−0.15Zr;およびAl−5.3Si−0.5 Scが含まれる。 上記アルミニウム−スカンジウム溶加合金と同様に、上記手順の実施に際して はベース金属組成中にスカンジウムを含有するのが望ましい。この点について、 かかる部品組成中の特定スカンジウム量は、溶加合金に関する上記量に一般的に したがう。しかし一般的には上記のように、溶接される溶加合金に伴う一般的貧 弱な物性を償うために、溶加合金中のスカンジウム量は対応ベース合金中のスカ ンジウム量よりも僅かに高くなる傾向がある。部品組成中には、溶加合金の場合 の上記量に相当する量のジルコニウムをさらに含有する。その上、この組成中の スカンジウム:ジルコニウムの重量比も溶加合金の場合の上記重量比に相当する 。 上記手順を採用するのに特に有用な製品への応用は自転車の製造である。この 製品への応用の1実施態様では、スカンジウム含有、好ましくはアルミニウム、 合金が自転車フレーム構造中に利用できる。このように、この手順は自転車フレ ームを組み立てるために適合させ得る。この方法中には一般的に、スカンジウム からなる第1チユーブを形成し、スカンジウムからなる第2チユーブを形成し、 かつ上記第1および第2チユーブを互いに接合する工程が包含される。スカンジ ウムはチユーブ端部に濃縮でき、または別法としてチユーブを通じて平均的に分 布させることもできる。この手順はトップチユーブ、ダウンチユーブ、ヘッドチ ユーブ、シートチユーブ、鎖ステイ、およびシートステイ類を包含する自転車チ ユーブ類のいずれを接合するのにも利用できる。 第1および第2チユーブの組成は、上記方法における溶加合金の場合の上記量 に相当する量のスカンジウムからなる。さらに、第1および第2チユーブは溶加 合金に関し上記した量のジルコニウムからなり得る。その上、スカンジウム:ジ ルコニウムの重量比もまた溶加合金の場合に上記した範囲にしたがうことができ る。 上記方法の自転車チユーブの接合は、溶加合金組成に関する上記設定タイプが 使用できるような溶接工程からなることが好ましい。溶接を利用する場合、この 方法中にはスカンジウムからなる溶加合金を選択する工程が包含される。この溶 加合金組成は、構造物組み立て方法の場合の溶加合金の記載中に一般的に述べら れている。 チユーブ状構造物中にスカンジウムを利用することに伴う改良物性が原因して 、上記方法にしたがって製造した自転車チユーブの壁厚は少なくとも溶接部分で 著しく低減できるものと信じられる。この点について、第1および第2チユーブ の 形成工程は、公知自転車に使用されるチユーブよりも10〜30%薄い溶接部壁 厚を形成するのが好ましい。例えばこの壁厚は約3.0mm以下、好ましくは約 2mm以下、一層好ましくは約1.5mm以下であり得る。 構造物の第1および第2部分を互いに溶接するのに加えて、損傷または欠陥溶 接部を修繕するための諸手順も開示される。欠陥溶接は典型的には溶接部内の、 特に熱影響部中のクラックにより起きる。この溶接部を修理する1方法は、溶接 されたジョイントの少なくとも1部を研削して研削部分を形成させ、かつ上記し たようなスカンジウムからなる溶加合金を利用してこの研削部分を再溶接するこ とからなる。この研削工程は典型的には、研摩デイスク等の研摩媒体を利用して 、通常は溶接すべき構造物の厚さの約50%までを研削し去って遂行する。再溶 接工程は適当ないずれの溶接操作からなってもよく、上記アルミニウム−スカン ジウム溶加合金の1つを利用する場合には追加クラックを創ることなく同一領域 に5回および10回の間で再溶接を遂行でき、これにより溶接ジョイントの一体 性を維持し、かつ多様な補修を同一ジョイントに施すことができる。 ここでは、以下に述べる製品手順はもとより、上記方法に特に有用な特定アル ミニウム系合金類も開示される。かかる合金の1つは、(0.1−0.25)S i−(0.9−1.3)Fe−(1.9−2.7)Cu−(1.3−1.8)M g−(0.9−1.2)Ni−0.1Zn−(0.04−0.1)Tiの組成を 有するアルミニウム・アソシエーション合金2618の改良合金である。この改 良合金は強化物性を得るために合金2618にスカンジウムおよびジルコニウム を加える。この新規合金は一般的に約(0.1−0.25)Si−(0.5−1 .7)Fe−(1.5−3.1)Cu−(1.0−2,1)Mg−(0.6−1 .5)Ni−(0.04−0.1)Ti−(0.02−10.0)Sc−(0. 1−1.0)Zrからなる。1実施態様では、このスカンジウム含有量は約0. 1〜約0.5が一層好ましく、なお一層好ましくは約0.2〜 約0.4重量%である。その上、このジルコニウム含有量は約0.05〜約0. 22重量%であることが一層好ましい。スカンジウム:ジルコニウムの重量比は 、好ましくは約1000:1〜約0.02:1であり、かつ一層好ましくは約3 :1である。他の1実施態様では、この合金中には1種または2種以上の結晶粒 リフアイナー(例えばTi、Zr、Cr、Mn、V、Yt、Nb、B、TiB2 、およびHf)を合計で約0.1−1.5重量%含有する。最も好ましい1実施 態様では、この合金は本質的に約0.18Si−1.1Fe−2.3−Cu−1 .6Mg−1.0Ni−0.40Sc−(0.2−0.5)結晶粒リフアイナー からなり、残部は本質的にアルミニウムおよび付随的不純物からなる。 ここに記載の製品/手順に使用するのに好適な他の1つの合金は、(0.4− 0.8)Si−0.7Fe−(0.15−0.4)Cu−0.15Mn−(0. 8−1.2)Mg−(0.04−0.35)Cr−0.25Zn−0.15Ti の組成を有するアルミニウム・アソシエーション合金6061の変性物である。 この改良合金は本質的に6061合金からクロムを除き、かつその代わりにSc を添加して強化物性を得たものである。一般的にこの合金は、約(0.2−1. 8)Si−(0.2−0.8)Mn−(0.4−1.4)Mg−(0.02−1 0.0)Scからなり、またこのものは実質的にクロムを含まない。他の1実施 態様では、このスカンジウム含有量は、約0.1〜約0.5の範囲であることが 一層好ましく、なお一層好ましくは約0.2ないし約0.4重量%である。他の 1実施態様におけるこの合金は、好ましくは約0.01〜約1.0、一層好まし くは約0.05〜約0.22重量%の範囲のジルコニウムからさらになる。スカ ンジウム:ジルコニウムの重量比は好ましくは約1000:1〜約0.02:1 、一層好ましくは約3:1である。他の1実施態様では、この合金は合計で約0 .1〜1.5重量%の1種または2種以上の結晶粒リフアイナーを含み、クロム は含まない。その最も好ましい実施態様では、この合金は、 約0.6Si−1.0Mg−0.4Sc−(0.2−0.5)結晶粒リフアイナ ーから本質的になり、残部はアルミニウムおよび付随的不純物から本質的になる 。銅もまた約0.1〜0.4重量%、好ましくは約0.3重量%含まれていても よい。 ここに開示の製品/手順に使用するのに有用な他の1合金は、0.4Si−0 .5Fe(Si+Feは不純物)−(1.2−2.0)Cu−0.3Mn−(2 .1−2.9)Mg−(0.18−0.28)Cr−(5.1−6.1)Zn− 0.2Tiの組成を有するアルミニウム・アソシエーション合金7075の変性 物である。この改良合金は7075合金からクロムを本質的に除き、かつその代 わりにスカンジウムを添加して強化物性を得たものである。この新規合金は一般 に、約(4.0−9.0)Zn−(0.6−3.8)Mg−(0.1−3.0) Cu−(0.02−10.0)Sc−(0.01−1.0)Zrからなり、かつ 実質的にクロムを含まない。1実施態様では、このスカンジウム含有量は約0. 1〜約0.5重量%の範囲が好ましく、一層好ましくは約0.2〜約0.4重量 %である。他の1実施態様ではこの合金は、好ましくは約0.01〜約1.0重 量%、一層好ましくは約0.05〜約0.22重量%の範囲のジルコニウムから さらになる。スカンジウム:ジルコニウムの好ましい重量比は約1000:1〜 約0.02:1、および一層好ましくは約3:1である。他の1実施態様では、 この合金は合計量で約0.1〜1.5重量%の1種または2種以上の結晶粒リフ アイナーを含有し、クロムは含まない。その最も好ましい実施態様では、この合 金は約5.6Zn−2.5Mg−1.6Cu−0.40Sc−(0.2−0.5 )結晶粒リフアイナーから本質的になり、かつ残部はアルミニウムおよび付随的 不純物から本質的になる。 ここに開示の製品/手順に用いるのに適する他の1合金は、4.0Cu−0. 4Mg−1.0Li−0.4Ag−0.14Zrの組成を有するアルミニウ ム・アソシエーション合金2195の改良合金である。この改良合金は2195 合金のジルコニウムの存在の有利性を利用し、かつスカンジウムを添加して強化 物性を得たものである。この新規合金は一般的に、約(3.5−5.5)Cu− (0.01−1.5)Mg−(0.4−2.0)Li−(0.01−0.8)A g−(0.02−0.5)Sc−(0.01−1.0)Zrからなり、亜鉛は実 質的に含まない。1実施態様では、このスカンジウム含有量は約0.1〜約0. 5の範囲が好ましく、およびさらに一層好ましくは約0.2〜約0.4重量%で ある。その上、このジルコニウム含有量は約0.05〜約0.22重量%である ことが一層好ましい。スカンジウム:ジルコニウムの重量比は1000:1〜約 0.02:1が好ましく、かつ一層好ましくは約3:1である。1実施態様では 、この合金は合計で約0.1−1.5重量%の1種または2種以上の結晶微細化 剤を含有する。その最も好ましい実施態様では、この合金は約4.0Cu−0. 4Mg−1.0Li−0.4Ag−0.4Sc−(0.2−0.5)結晶微細化 剤から本質的になり、かつ残部はアルミニウムおよび付随的不純物から本質的に なる。 ここに開示の製品/手順に使用するのに適する他の1合金は4.5Cu−1. 1Li−0.5Mn−0.2Cdの組成を有するアルミニウム・アソシエーショ ン合金2020の改良合金である。本発明のこの改良合金は2020合金からカ ドミウムを本質的に除去し、かつその代わりにスカンジウムを添加して強化物性 を得たものである。この新規合金は一般的に約(3.0−6.0)Cu−(0. 4−1.8)Li−(0.1−0.7)Mn−(0.02−10.0)Sc−( 0.01−1.0)Zrからなる。1実施態様では、このスカンジウム含有量は 約0.1〜約0.5の範囲が一層好ましく、およびさらに一層好ましく約0.2 〜約0.4重量%である。他の1実施態様ではこの合金は、好ましくは約0.0 1〜約1.0の範囲、および一層好ましくは約0.05〜約0.22重 量%の範囲のジルコニウムからなる。このスカンジウム:ジルコニウムの重量比 は約1000:1〜約0.02:1が好ましく、および一層好ましくは約3:1 である。1実施態様では、この合金は合計で約0.1〜1.5重量%の1種また は2種以上の結晶微細化剤を含有する。その最も好ましい実施態様では、この合 金は約4.0Cu−1.0Li−0.4Sc−(0.2−0.5)結晶微細化剤 からなり、残部は本質的にアルミニウムからなる。 溶加合金として特に有用な他の1合金は、0.2Si−0.3Fe−(5.8 −6.8)Cu−(0.2−0.4)Mn−0.02Mg−0.1Zn−(0. 05−0.15)V−(0.1−0.25)Zr−(0.1−0.2)Tiの組 成を有するアルミニウム・アソシエーション合金2319の改良合金である。こ の改良合金は本質的に2319合金中にスカンジウムを添加して強化物性を得た ものである。この新規合金は一般的に、約(2.0−10.0)Cu−(0.0 2−10.0)Scからなる。1実施態様では、このスカンジウム含有量は約0 .1〜約0.5の範囲が一層好ましく、さらに一層好ましくは約0.2〜約0. 4重量%である。他の1実施態様では、この新規合金は好ましくは約0.01〜 約1.0の範囲、および一層好ましくは約0.05〜約0.22重量%のジルコ ニウムからさらになる。さらに他の1実施態様では、この合金は合計で約0.1 〜1.5重量%の1種または2種以上の結晶微細化剤を含有する。その最も好ま しい実施態様では、この新規合金は約6.0Cu−0.5Sc−(0.2−0. 8)結晶微細化剤から本質的になり、残部はアルミニウムおよび付随的不純物か ら本質的になる。 他の1つの合金も溶加合金として特に有用であり、かつこのものは0.25S i−0.4Fe−0.1Cu−(0.05−0.2)Mn−(4.5−5.5) Mg−(0.05−0.2)Cr−0.1Zn−(0.06−0.2)Tiの組 成を有するアルミニウム・アソシエーション合金5356の改良合金である。こ の改良合金は5356合金にスカンジウムを添加し、一方Crを除去して強化物 性を得たものである。この新規合金は一般的に約(2.7−6.0)Mg−(0 .02−10.0)Scからなる。1実施態様では、このスカンジウム含有量は 一層好ましくは約0.1〜約0.5、およびさらに一層好ましくは約0.2〜約 0.4重量%の範囲である。他の1実施態様では、この合金は好ましくは約0. 01〜約1.0、一層好ましくは約0.05〜約0.22重量%のジルコニウム からさらになる。他の1実施態様では、この合金は好ましくは約0.01〜約0 .2重量%の範囲、および一層好ましくは約0.15重量%のチタンからなる。 他の1実施態様では、この合金は好ましくは約0.01〜約0.7重量%の範囲 のマンガンからなる。さらに他の1実施態様ではこの新規合金には、合計で約0 .1〜0.5重量%の1種または2種以上の結晶粒リフアイナーが含まれる。そ の最も好ましい実施態様ではこの合金は、約5.0Mg−0.5Sc−(0.2 −0.8)結晶微細化剤から本質的になり、残部はアルミニウムおよび付随的不 純物から本質的になる。 他の1つの合金は、溶加合金として特に有用な新規合金を指向し、かつこのも のは(4.5−6.0)Si−0.8Fe−0.3Cu−0.05Mn−0.0 5Mg−0.1Zn−0.2Tiの組成を有するアルミニウム・アソシエーショ ン合金4043の改良合金である。この新規合金は本質的に4043合金にスカ ンジウムを添加して強化物性を得たものである。この新規合金は一般的に、約( 3.0−15.0)Si−(0.02−10.0)Scからなる。1実施態様で はこのスカンジウム含有量は、約0.1〜約0.5の範囲、および好ましくは約 0.2〜約0.4重量%の範囲である。他の1実施態様ではこの合金は、好まし くは約0.01〜約2.0重量%の範囲のチタンからさらになる。他の1実施態 様ではこの新規合金は、合計で約0.1〜1.5重量%の1種または2種以上の 結晶微細化剤を含有している。さらに、この合金は0.01〜0.8重量% のベリリウムを含有する。その最も好ましい実施態様ではこの合金は、約5.3 Mg−0.5Sc−(0.2−0.8)結晶微細化剤から本質的になり、残部は アルミニウムおよび付随的不純物から本質的になる。 実施例1 試験片6個(2種類の異なる合金を代表する試験片)を、「パッチ試験」を用 いて溶接性について試験した。パッチ試験では、溶加材を用いずに合金表面に円 形溶接部を生成した。冷却後、合金を亀裂について検査した。亀裂の全ての長さ を合計して、合金の「総亀裂長さ(「TCL)」とした。種々の合金のTCLを 比較して、典型的に、合金の相対溶接性の尺度とすることができる。 本実施例では、6個の試験片のうち、3個の試験片が6061合金であり、3 個の試験片が6061合金の改良合金(「M6061」)であった。これらの合 金の組成を、表1に示す。 本パッチ試験では、溶接電極から電流80アンペア及び電圧12ボルトが供給 された。電極の走行速度は10インチ/分であり、溶接部の直径は2.0インチ であった。試験片の厚さは、各々0.156インチであった。 上記パッチ試験から得られたデータを、表2に示す。表2からわかるように、 6061試験片のTCLは、31.8mm〜43.4mmの範囲であった。シュ タルクコントラストでは、M6061試験片のTCLは、全ての試験片について ゼロであった。これらの結果から、クロムをスカンジウム及びジルコニウムに変 えると溶接性が非常に大きく向上することが分かる。これは、とりわけ、合金6 061が他のアルミニウム合金と比較して歴史的に極めて高温割れし易いという 事実からすれば、極めて驚くべき結果である。 実施例2 8種の溶加合金試験片を、溶接性について試験し、2319溶加合金に関する 文献データと比較した。溶加合金を使用して、2014系合金金属を溶接し、得 られた溶接部を、極限引張強さ(「UTS」)、降伏強さ(「YS」)及び伸び について試験した。 試験片には、上記に準じた2319溶加合金の改良合金が含まれていた。各合 金組成及び試験結果を、表3に示す。 溶接操作は、手動により、電流90〜120アンペア及び電圧12ボルトで行 った。 試験片1についてのデータと2319についての文献データとの比較から明ら かなように、2319から結晶微細化剤(例えば、Mn、Ti、Zr及びV)を 除去し、そのかわりにスカンジウムを用いることにより、UTSが42%増加し 、YSが23%増加し、伸びが34%増加した。試験片2及び3についてのデー タから、結晶微細化剤の代わりにスカンジウム及びジルコニウムを用いると、同 様の傾向を示すことが分かる。ここで、UTS試験中に、合金1、2及び3の破 損 が、溶接物ではなく母材に生じた。したがって、これらの溶接部のUTSは、表 3に示した値よりもさらに高い。 試験片4〜7では、2310溶加合金と比較して、UTS及びYSが向上した が伸びが減少した。試験片8は、UTSとYSの増加を示したが、伸びは変化し なかった。 実施例3 6種の異なる合金を代表する18個のアルミニウム合金試験片(1合金当り3 個の試験片)を、極限引張強さ(「UTS」)、降伏強さ(「YS」)及び伸び について試験した。 本実施例では、6種の合金には、7075、6061、2618及び上記に準 じたこれらの合金の改良合金(M7075、M6061及びM2618)が含ま れていた。試験した試験片の重量組成を、表4に示す。各合金の3個の試験片に ついてのUTS、YS及び伸びの平均値を、表5に示す。 合金7075及びM7075に関するデータから、クロムを除去し且つスカン ジウム及びジルコニウムを加えた合金7075の改良合金では、強度が少し減少 し、伸びが10%増加したことが分かる。熱処理を最適化することにより、M7 075合金のUTS及びYSが7075合金をしのぐと思われる。 M2618合金は、2618合金と比較してUTSとYSがわずかに増加し、 伸びが減少した。 M6061合金では、強度が最も著しく増加した。データから明らかなように 、6061合金と比較して、M6061合金のUTS及びYSが顕著に増加した 。熱処理を最適化することにより、さらなる増加がなされると思われる。 アルミニウム合金系へのスカンジウムの添加が、強度特性を高めるための手段 として確認された。しかしながら、公知のアルミニウム/スカンジウム合金も、 Cr、Mn、V及びZr等の広範囲の分散質形成元素を含有している。これらの 通常の結晶微細化元素をSc又はSc+Zr結晶微細化系と置き換えた後、この 新規な合金を構造設計で実行することが有利であると思われる。Sc又はSc+ Zr系展伸アルミニウム合金系についての文献で述べられている引張り及び圧縮 強さの向上の他に、より高レベルの性能を求めている製品デザイナーが興味を引 くであろう数多くの特性及び加工特性には、1)向上した暖温度強さ、2)向上 した耐腐食性過時効焼戻しにおける強さ、3)向上した溶接強さ及び溶接性、4 )向上した疲労及び破壊靭性、5)向上した常温成形限界、6)向上した超弾性 成形能、7)向上した温間加工特性、8)向上した耐再結晶性及び9)向上した 熱成形性などがある。これらの特性の各々を、以下詳細に説明する。 アルミニウム合金において形成するスカンジウム含有金属間化合物相Al3S c及びAl3(ScxZr1-x)は、長時間高温に暴露しても、350℃で278 時間までは硬度が減少しない(Elagin、V.I.等、Soviet Au thor Certificate UDK 669.715793参照)。ほ とんどのアルミニウム合金は、約100℃を超える高温に暴露すると、主に強化 析出物の粗大化により強度が顕著に降下することは周知である。したがって、こ こに、固溶強化と析出強化が得られる主要合金元素と熱安定性が得られるSc含 有分散質粒子とを併用した新規な組成が開示される。この合金法は、高温用途の 主要な合金に含まれる2219、2519及び2618等の合金に特に有用であ る。 7XXX形合金は、通常過時効して応力腐食及び表層剥離腐食耐性を向上させ るが、これに伴って強度が減少する。Cr及びMn等の性質を異にする粒子を形 成する元素を除去し且つ代わりにSc及びZrを使用することにより、熱間操作 後に固溶化熱処理及び焼入れを行うと、延伸粒子構造を得ることができる。延伸 粒子構造は、再結晶化又は部分再結晶化微細構造に対して、粒界応力腐食割れ耐 性が大きいので、改良7XXX形合金は、好ましい腐食特性を劣化することなく 、 時効により高強度レベルとすることができる。別の可能性のある方法では、新規 な合金を過時効して、向上した腐食性能を有する通常の7XXX形合金と同等の 強度レベルとする。 米国特許出願第08/249,023号に開示されているように、Sc含有母 材金属を溶接するのに使用されるSc含有アルミニウム溶接溶加合金では、溶接 強度及び耐高温割れ性が向上する。驚くべきことに、伝統的に非溶接性であると 考えられてきた合金を、この教示の原理を用いて溶接性合金に転化できる。これ により、設計者は、7075等の高強度合金を考慮に入れることができるので、 溶接構造体の設計において新しい手法を用いることができる。 ほとんどの航空宇宙構造体は損傷許容原理を用いて設計されるので、疲労及び 破壊靭性特性は、設計シナリオにおいて常に考慮される。Sc又はSc+Zrを 用いたアルミニウム合金におけるサブストラクチャーの発現は、これらの特性に 正の効果を示す。 別のV、Mn、Cr及びZr又はこれらの元素の組み合わせの代わりにSc+ Zrを用いたアルミニウム合金の別の正の効果は、最終展伸製品の結晶粒度が小 さくなることである。展伸アルミニウム合金の顕著な部分は、常温成形により最 終形状とされるので、結晶粒度が小さいことは有利である。アルミニウム合金の 結晶粒度が大きいと、許容できない表面仕上げや亀裂の核形成部位が生じること がある「肌荒れ」効果を受けやすい。さらに、結晶粒度が小さいと、粒子を横断 するスリップバンド長さが減少するので、大きな結晶粒度の合金よりも効果的に スリップを均一化する傾向がある。 超可塑性成形法を使用することにより、広範な成形歪みを必要とする複雑な形 状の加工ができる。米国特許第5,055,257号において明らかにされてい るように、Al3Sc相が熱安定性があることから、超可塑性歪速度が、5XX X合金に関して従来達成されたよりも1〜2桁向上した。 本発明で開示される合金系を用いた実験中に、7075又はAl−Cu−Li 合金等の複雑な合金は、存在する結晶微細化剤をSc又はSc+Zrで置換する ことからなる原理を用いて設計される合金よりも、大きな圧下中に亀裂を生じや すいことが判明した。この原理を用いて設計される合金は、これにより、圧延、 鍛造及び押出しに適用できるほどに熱間加工特性が向上する。このように熱成形 性が高まったことにより、このような合金を用いなければ押出又は鍛造プレスの 容量を超える圧力を必要とするような、大きな押出品又は鍛造品を製造すること ができる。 薄く冷間圧延されるアルミニウム合金は分散質粒子の粒界ピンニング効果を克 服するに十分な保存エネルギーを有しているので、続いての固溶化熱処理中に再 結晶が生じる。再結晶が生じると、典型的には強度が顕著に減少する。これに対 して、Al3Sc又はAl3ScxZr1-x粒子は、高い熱安定性を示す。この熱安 定性は、非再結晶構造を保持することにより現れる。したがって、新規な合金系 では、強度損失は減少するか無くなる。 ドームの時効成形やスピン成形等の熱成形では、Sc+Zr含有合金が、温間 加工後に完全熱処理シーケンスを反復した後に生じることのある再結晶及び粒子 成長に対してより耐性がある。その結果、新規な合金系では、従来よりも最終製 品の成形特性及び性質が向上する。 合金の性質及び加工特性を向上させるための具体的な合金設計法では、Ti、 Mn、Cr、TiB2及びV等の通常の結晶微細化剤を除去し且つこれらの元素 をSc又はSc+Zrと置き換えて、Zn、Cu、Mg、Li及びSi等の主要 なアルミニウム合金元素の少なくとも一つと組み合わせることが含まれる。 Scについては、0.02〜10重量%と広範囲が可能であり、Scの添加量 は、凝固速度に比例し、例えば、Scの溶解度は、急速凝固等の手法を使用する ことにより増加できる。しかしながら、アルミニウムへのScの平衡固体溶解度 は、約0.50重量%であると報告されている。インゴット冶金学を基礎とした 展伸アルミニウム合金では、より実用的な範囲は、0.02〜0.50Scであ る。高溶質レベルを有するほとんどのアルミニウム合金は、Scの添加量が0. 05〜0.30重量%であり、最も一般的には0.20重量%である。この低レ ベルでScを添加した合金化により、粗大Sc含有一次粒子を形成することなく 良好な機械特性や加工特性が得られる。 Scを約0.20重量%のレベルで添加することの例外は、溶接中に溶加合金 の液相線温度よりも十分高い温度に過熱後急冷する溶加合金へのScの合金化で ある。この場合では、Scを1.0重量%以下導入できるが、ほとんどの溶加合 金はScを約0.50重量%有している。Sc+Zrを含有する通常の結晶微細 化剤を必ずしも必要としない展伸合金とは異なり、溶加合金にこれらの元素を含 有させて、溶接中に結晶微細化をさらに促進してもよい。これに関して、Tiの 添加が特に有用である。 ジルコニウムは、上記した有利な性質及び加工特性を付与する複合分散質を形 成することによりScの効果を高めることができる。2.0重量%以下のZrを 、急速凝固を用いて添加できる。ほとんどの合金は0.10〜0.20Zr含有 し、最も典型的には、Zrを0.12重量%含有する。溶加合金は、Zrを1. 0重量%以下含有でき、より実用的な範囲は0.10〜0.40重量%であり、 典型的には0.20重量%である。 Zrと同様に挙動する他の元素には、Ti、Hf、Y、及び周期律表のランタ ニド元素57〜71、例えばGd及びNd等がある。本発明者等は、これらの元 素は、二元平衡状態図に準じて完全にScに混和できる。この因子は、アルミニ ウム合金におけるAl3Sc相に対して正の効果を与えると思われる。本発明者 等が押し進めている一つの手法は、これらの元素のあるものにより、アルミニウ ム中のSc量を減少させて最終合金の価格を減少できるかどうかを決定すること である。これらの元素の一つ以上を、0.05〜2.0重量%の範囲で添加でき る。これに関して、一つの可能性のある手段は、一定のアルミニウム合金にZr を含めず、代わりに、他の上記した元素の一つ以上をScと組み合わせて含有さ せることである。 新規な展伸アルミニウム合金系は、鋳造し放しビレットの均一化、温間加工( この後に冷間加工を行ってもよい)、固溶化熱処理、焼入れ、冷間加工による焼 入れの残留応力の減少か、強化析出物の核形成の促進、及び最終工程における周 囲温度又は高温での時効による高強度化を含む通常の処理方法を用いて製造でき る。上記工程の他に、2工程及び3工程時効の組み合わせ又は時効と中間温間若 しくは冷間工程とを組み合わせた後さらに時効を行うことができる。 最初のまとめとして、スカンジウム及び/又はジルコニウムを二元2XXX形 合金、三元2XXX形合金、高温2XXX、4XXX、5XXX、6XXX、高 強度7XXX、溶接性7XXX、Al−Cl−Li−Mg及びAl−Mg−Li アルミニウム基合金を添加することにより、引張強さ、圧縮強さ、高温強度及び クリープ耐性、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する 強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度 、破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温 成形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微 細構造の保持及び熱成形性を含む合金の一つ以上の性質が向上する。 より具体的には、(0.02−10)Sc及び/又は(0.01−1)Zrを 二元2XXX形合金、三元2XXX形合金及び高温2XXX形合金に添加して上 記した特性及び加工の一つ以上を向上できることが判明した。特に、上記M20 20合金等の改良2XXX形合金は、ハンドル、ペダル、サドルポスト、ハンド ルステム、ホイールリム、クランク、クランクアーム、ハンドルエクステンショ ン、ブレーキ機構、スポーク、ポトルケージ、ラック、変速装置、サドル及びサ スペンションホークを含む自転車部品、モーターバイク及びモーターバイク部品 並びに/又はスノーモービル等のレクリエーション製品に使用するのにとりわけ 適していることが判明した。M2618合金は、モーターバイク部品及びスノー モービルに使用するのに適している。このような改良2XXX形合金では、引張 強さ、圧縮強さ、高温強さ及びクリープ耐性、疲労強さ、冷間圧延及び固溶化熱 処理後の未再結晶微細構造の保持及び熱成形性が向上するので、このような改良 2XXXをレクリエーション製品に用いることにより、種々の上記の自転車部品 の厚さを減少でき、したがって自転車の重量が減少する。このような軽量化によ り、ライダーの速度を増加できる。モーターバイク及び/又はスノーモービルに 関しては、改良2XXX合金を用いることにより、フレームのタンク、部品及び 他の部分の厚さを減少でき、モーターバイク及び/又はスノーモービルの軽量化 ができる。 同様に、上記に準じて改良された2XXX形合金を、多種多様な航空宇宙構造 体に使用できることが判明した。特に、このような改良2XXX形合金の向上し た引張強さ、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、同等の強度を有する応力腐 食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含 有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジウ ム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間 圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保持及び熱成形性により、このよ うな改良2XXX形合金の減少した厚さのシートを、航空機用下翼外板、胴体フ レーム、胴体外板、前縁、プロペラ、エンジン構造体及び入口ダクト、超音速輸 送機外板、航空電子装備マウント及びケース並びに/又は一体補強押出バレルパ ネルに使用して、部品の耐力を維持しながら航空機の重量を減少させてもよい。 上記改良2XXXを含有する打ち上げロケット構造体、例えば、ドームを含む推 進剤タンク、スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド構造体及び一 体補強押出バレルパネル等では、シート、押出品及び/又はプレートの厚さを減 少でき、したがって、特定構造体の許容荷重を維持しながら顕著な軽量化が可能 である。 また、M2618、M2020及びM2319等の上記に準じて改良した2X XX形合金は、自動車、トラック、トレーラー、電車、建設設備並びに/又はシ ャトルバス及びモノレール等のピープルムーバーの部品等の地上輸送構造体にも 使用できる。向上した引張強さ、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、溶接強 度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、溶接性(と りわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、超可塑性成形特 性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保持及び熱成形 性を有するので、このような改良2XXXを含んでなる部品には、バンパー、ボ ディーパネル、フード、ドア及び内部パネルを含むシート製品、シートフレーム 、コネクティングロッド、装甲プレート、サスペンション部品並びにマウントブ ラケット及び小部品などがある。このような改良2XXX形合金を使用して、サ イクル数についてのクラッシュシナリオにおける性能及び装甲プレートにおいて は急断試験における性能を維持しながら、押出壁、スチフナー、シート及び/又 は部品のゲージ及び/又は厚さ及び/又は断面積を減少するのに使用できる。 (0.02〜10)Sc及び/又は(0.01〜1)Zrを6XXX形合金へ 添加することにより、上記した性質及び加工を向上できる。特に、上記したM6 061合金等のこのような改良6XXX形合金は、一定のレクリエーション及び 競技用構造体及び製品並びに地上輸送構造体にとりわけ有用である。より詳細に は、向上した引張強さ、圧縮強さ、疲労強さ及び熱成形性を有するので、このよ うな改良6XXX形合金は、自転車部品(ハンドル、ペダル、サドルポスト、ハ ンドルステム、ホイールリム、クランク、クランクアーム、ハンドルエクステン ション、ブレーキ機構、スポーク、ポトルケージ、ラック、変速装置、サドル及 びサスペンションホーク)及びラケット(例えば、テニス、スクワッシュ、バド ミントン、ラケットボール等)等のレクリエーション製品に使用するのにとりわ け適している。特に、このような改良6XXX形合金をレクリエーション製品用 部品に用いることにより、種々の上記の自転車部品の厚さを減少でき、したがっ て、自転車の重量を減少できるので、自転車の速度を増加できる可能性がある。 さらに、肉厚の薄いラケットをこのような改良6XXX合金で加工できるので、 ラケットの軽量化ができ、人のスイング速度、したがって、ボールの速度を増加 できる。 このような改良6XXX形合金が地上輸送構造体用の一定の部品に使用できる ことも確認された。より詳細には、向上した引張強さ、圧縮強さ、同等の強度を 有する応力腐食抵抗、同等の応力腐食耐性を有する強さ、溶接強度(とりわけス カンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、溶接性(とりわけスカンジ ウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱 処理後の未再結晶微細構造の保持及び熱成形性を有するので、上記したM606 1合金等のこのような改良6XXX形合金からなる自動車スペースフレーム、シ ート製品(ボディーパネル、フード、ドア及び内部パネル)、シートフレーム並 びにマウントブラケット及び小部品では、クラッシュシナリオにおける性能及び 許容荷重を維持しながら、押出構造体及び部品のゲージ及び/又は厚さを減少で き、さらにブラケットの断面積を減少することもできる。 また、(0.02〜10)Sc及び/又は(0.01〜1)Zrの7XXX形 合金への添加も、一定のレクリエーション及び競技用設備、航空宇宙構造体、地 上輸送構造体及び海洋構造体に特に有用であることが判明した。より具体的には 、向上した引張強さ、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、同等の強度を有す る応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカン ジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、溶接性(とりわけスカンジウム 含 有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後 の未再結晶微細構造の保持により、上記したM7075合金等の改良高強度又は 溶接性7XXX形合金は、レクリエーション製品、例えば、野球又はソフトボー ルバット、アーチェリーの矢、スキーポール、ホッケーステッキ、自転車フレー ム及び部品(ハンドル、ペダル、シートポスト、ハンドルステム、ホイールリム 、クランク、クランクアーム、ハンドルエクステンション、ブレーキ機構、スポ ーク、ボトルケージ、ラック、変速装置、サドル及びサスペンションホーク)、 ゴルフシャフト、ゴルフクラブヘッド、ラケット(例えば、テニス、スクワッシ ュ、バドミントン、ラケットボール等)、運動競技用車椅子、テントポール、ス ノーシューズ、バックパックフレーム、ウインドサーフィンフレーム、ラクロス ステッキ、セールボートマスト及びブーム並びに/又は槍に使用するのにとりわ け適当である。特に、このような改良7XXX合金をレクリエーション製品用部 品に使用すると、種々の上記の製品及びそれらの部品の厚み及び断面が減少し壁 が薄くなった管並びに/又はシート、押出品及び/若しくはプレートのゲージを 減少できるので、速度、正確性、剛さ、バランス、耐久性、強度、保存エネルギ ー、座屈耐性、疲労耐性、腐食耐性及び/又は曲げ耐性等の性能特性を維持又は 向上及び/又は溶接接合部破壊を減少させながらレクリエーション及び競技用品 の重量を減少できる。例えば、上記高強度改良7XXX形合金からセイルマスト を加工すると、海洋環境での耐蝕性を維持しながらヨットのバランスを向上し、 レーススピードを向上できる。さらに、肉厚の薄いラケットを上記改良7XXX 合金を用いて加工でき、ラケットの軽量化ができるので、人のスイング速度を増 加できる。同様に、薄肉管を、車椅子及び/又は自転車に使用される改良7XX X合金から、構造体の重量を減少し且つ管及び継手の十分な耐久性を達成しなが ら加工できる。 本発明によれば、上記M7075合金等の改良7XXX形合金を、向上した引 張強さ、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、同等の強度を有する応力腐食耐 性、同等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶 加合金を用いたとき)、疲労強度、破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジウム含 有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間圧延 及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保持及び/又は熱成形性により、一定 の航空宇宙構造体に使用できる。具体的には、このような改良7XXX形合金は 、航空機部品及び構造体、例えば、上下翼外板、シートトラック、胴体外板及び フレーム、ストリンガー、フロアービーム、カーゴトラック、プロペラ、航空電 子装備マウント及びケース及び/又は前縁、並びに打ち上げロケット部品、例え ば、ドームを含む推進剤タンク、スカート構造体、内部タンク構造体及び/又は アイソグリッド構造体に特に有用である。さらに、本発明による上記改良7XX X形合金を用いて、航空機と打ち上げロケットの両方の一体補強押出バレルパネ ルを加工できる。上記改良7XXXを用いる利点には、耐力を維持しながらシー ト、押出品及び/又はプレートのゲージを減少できること、より薄い押出壁を用 いてシートトラックの重量を減少できること、ストリンガーの形状を変更して向 上した特性を利用できること、断面積を減少して構造体の重量を減少すること及 び/又は肉厚を減少して耐力を維持しながら軽量化できることなどがある。 同様に、このような改良7XXX形合金は、向上した引張強さ、圧縮強さ、高 温強度及びクリープ耐性、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐 性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき) 、疲労強度、破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたと き)、常温成形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の 未再結晶微細構造の保持及び熱成形性により、地上輸送構造体の一定の部品に使 用できる。より具体的には、上記したM7075合金等の上記改良7XXX形合 金からなる自動車のスペースフレーム、バンパー、ボディーパネル、フード、ド ア及 び内部パネルを含むシート製品、シートフレーム、コネクティングロッド、装甲 プレート、液体及び極低温液体輸送タンク、シャトルバス及びモノレールを含む ピープルムーバー、サスペンション部品並びにマウントブラケット及び小部品で は、クラッシュシナリオにおける性能及び/又は耐力を維持、サイクル数につい ての性能を維持及び/又は突発的破壊からの安全性を維持しながら、シート、壁 及び/又は押出構造体及び部品のゲージ及び/又は厚さの減少及び/又はサスペ ンション部品及びブラケットの断面積を減少できる。 また、一定の海洋構造体も、向上した引張強さ、圧縮強さ、同等の強度を有す る応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカン ジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、破壊靭性、溶接性(とりわけス カンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、超可塑性成形特性及び/ 又は熱成形性を利用して、上記改良7XXX形合金から加工できる。特に、上記 M7075合金等の上記7XXX形合金を、魚雷ケーシング、海上発射ミサイル 及び海軍戦闘機に使用して、性能を維持しながら壁厚を減少できる。 また、(0.02〜10)Sc及び/又は(0.01〜1)Zrを5XXX形 合金に添加することにより、上記した性質及び加工の向上の一つ以上が得られ、 上記改良5XXX形合金は、レクリエーション製品、航空宇宙構造体、地上輸送 構造体及び海洋構造体に使用するのにとりわけ適していることも分かった。特に 、上記M5356合金等の上記改良5XXX形合金は、自転車部品(ハンドル、 ペダル、サドルポスト、ハンドルステム、ホイールリム、クランク、クランクア ーム、ハンドルエクステンション、ブレーキ機構、スポーク、ポトルケージ、ラ ック、変速装置、サドル及びサスペンションホーク)、ラケット(例えば、テニ ス、スクワッシュ、バドミントン、ラケットボール等)、テントポール、スノー シューズ、バックパックフレーム、ウインドサーフィンフレーム、ヨットマスト 及びブーム、モーターバイク、モーターバイク部品及びスノーモービルにとりわ け有 用であることが判明した。これは、主に向上した引張強さ、圧縮強さ、高温強度 及びクリープ耐性、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有 する強度、疲労強度、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき )、常温成形性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保 持及び熱成形性によるものである。この点については、厚さが減少した自転車部 品を、このような改良5XXX形合金から加工して自転車の軽量化及び乗り手の 速度の増加をはかることができる。同様に、より薄い又は減少したゲージの壁及 び/又は管を、重量、速度、耐久性、強度、バランス並びに/又は座屈及び/若 しくは腐食に対する耐性等の製品の性能特性を向上しながら、上記改良5XXX 形合金から加工できる。 また、上記M5356合金等の上記5XXX形合金は、一定の航空宇宙構造体 、即ち、航空機と打ち上げロケットの両方についての下翼外板及び一体補強押出 バレルパネル並びに他の打ち上げロケット部品(例えば、スカート構造体、アイ ソグリッド構造体)に使用するのに特に適していることも判明した。これは、向 上した引張強さ、圧縮強さ、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食 耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき )、疲労強度、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常 温成形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶 微細構造の保持及び/又は熱成形性に起因している。上記改良5XXX形合金を 使用すると、シート、押出品及び/又はプレートの肉厚及び/又はゲージを減少 できる。その結果、耐力を維持しながら構造体の重量が減少する。 上記M5356合金等の上記改良5XXX形合金を使用できる一定の地上輸送 構造体が確認された。具体的には、このような改良5XXX形合金は、その向上 した引張強さ、圧縮強さ、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐 性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき) 、 疲労強度、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成 形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処後の未再結晶微細構 造の保持及び/又は熱成形性を利用して、自動車のスペースフレーム、バンパー 、シート製品(ボディーパネル、フード、ドア及び内部パネル)、シートフレー ム、液体及び極低温液体輸送タンク、ピープルムーバー(シャトルバス、モノレ ール等)、サスペンション部品並びに/又はマウントブラケット及び小部品に使 用できる。特に、このような改良5XXX形合金から加工したこのような地上輸 送構造体については、クラッシュシナリオ性能を維持及び耐力を維持しながら、 押出壁のゲージ、シート、フレーム及び部品の厚さ並びに/又は部品の断面積を 減少できる。 このような改良5XXX形合金からなる一定の海洋構造体も確認された。具体 的には、上記M5356合金等の上記改良5XXX形合金は、とりわけカヌー及 びカヤック、魚雷ケーシング、スキューバダイビングタンク、海上発射ミサイル 、海軍戦闘機、フェリー、ヨット並びにレクリエーション用ボートにとりわけ有 用であることが判明した。このような改良5XXX形合金は、向上した引張強さ 、圧縮強さ、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強 度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、 破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成 形性、超可塑性成形特性、冷間圧延及び固溶化熱処後の未再結晶微細構造の保持 及び/又は熱成形性を示す。これらの海洋構造体にこのような改良5XXX形合 金を利用することにより、このような構造体及び部品の肉厚を、性能を維持しな がら減少できる。さらに、フェリー、ヨット及びレクリエーションボートに関し ては、プレート及びシートゲージを減少でき、性能特性を維持しながら、構造体 の部品及びエンジンのサイズを減少できる。 また、(0.02〜10)Sc及び/又は(0.01〜1)Zrを4XXX形 合金に添加することにより、上記した性質及び加工の向上の一つ以上を得ること ができ、このような改良4XXX形合金は、とりわけ競技用及びレクリエーショ ン製品、地上輸送構造体及び海洋構造体に使用するのに適当であることも判明し た。特に、上記M4043合金等の上記改良4XXX形合金は、向上した引張強 さ、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、疲労強度、溶接性(とりわけスカン ジウム含有溶加合金を用いたとき)を有するので、とりわけモーターバイク部品 及びスノーモービルに有用であることが判明した。これらの向上した性質は、モ ーターバイク部品のゲージを減少することにより利用できる。 さらに、向上した引張強さ、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、疲労強度 、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、押出性及び/又 は熱成形性から改良4XXX形合金がよく適している一定の地上輸送構造体が確 認された。具体的には、上記したM4043合金等の上記改良4XXX形合金か らなる構造体は、ピープルムーバー(シャトルバス、モノレール等)、トランス ミッションハウジング、ピストン及びシリンダーヘッドに特に有用である。この ような改良4XXX形合金を用いることによる上記した向上した性質及び加工向 上の一つ以上は、車両ボディの部品及び主要部分のゲージを減少するか、トラン スミッションハウジングの肉厚を減少することにより利用できる。同様に、向上 した性質及び加工を有するので、シリンダーヘッド及びピストンの大きさを減少 することもできる。 また、(0.02〜10)Sc及び/又は(0.01〜1)ZrをAl−(2 .0〜7.0)Cu−(0.20〜2.5)Li−(0.05〜0.30)Mg 合金に添加かすると、上記した性質及び加工の向上の一つ以上を達成でき、この ようなAl−Cu−Li−Mg合金は、とりわけレクリエーション製品、航空宇 宙構造体、地上輸送構造体及び海洋構造体に使用するのに適している。特に、本 発明者等は、向上した引張強さ、圧縮強さ、同等の強度を有する応力腐食耐性、 同 等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金 を用いたとき)、疲労強度、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用い たとき)、常温成形性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構 造の保持及び/又は熱成形性により、上記M2195合金等の改良Al−Cu− Li−Mg合金は、レクリエーション構造体、例えば、アーチェリーの矢、ホッ ケーステッキ、自転車フレーム及び部品(ハンドル、ペダル、シートポスト、ハ ンドルステム、ホイールリム、クランク、クランクアーム、ハンドルエクステン ション、ブレーキ機構、スポーク、ボトルケージ、ラック、変速装置、サドル及 びサスペンションホーク)、ゴルフシャフト、ゴルフクラブヘッド、ラケット( 例えば、テニス、スクワッシュ、バドミントン、ラケットボール等)、運動競技 用車椅子、テントポール、スノーシューズ、バックバックフレーム、ラクロスス テッキ及び槍に使用するのにとりわけ適当である。この点について、薄いゲージ を用いてアーチェリーの矢等の高強度製品を得ることができ、部品又は製品の重 量を減少しながら並びに剛さ、管及び接合部における耐久性、座屈耐性及び/又 は曲げ耐性を増加しながら肉厚を減少できる。 また、M2195等の改良Al−Cu−Li−Mg合金は、向上した引張強さ 、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、同等の強度を有する応力腐食耐性、同 等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金 を用いたとき)、疲労強度、破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加 合金を用いたとき)、常温成形性、超可塑性成形特性、押出性、冷間圧延及び固 溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保持及び/又は熱成形性により、航空宇宙構 造体にも有用であることも判明した。特に、このような改良Al−Cu−Li− Mg合金は、航空機部品、例えば、上翼外板、シートトラック、胴体フレーム及 び外板、ストリンガー、フロアービーム、カーゴトラック、前縁、プロペラ、エ ンジン構造体及び入口ダクト、超音速輸送機外板、航空電子装備マウント及びケ ー ス並びに一体補強押出バレルパネル、並びに打ち上げロケット部品、例えば、ド ームを含む推進剤タンク、スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド 構造体及び一体補強押出バレルパネルに有用であることが判明した。このような 改良Al−Cu−Li−Mg合金の向上した性質及び加工により、シートのゲー ジ、プレート及び押出品の断面積並びに壁の厚さを減少することによって、耐力 を維持しながら構造体の重量を減少できる。 また、M2195等の改良Al−Cu−Li−Mg合金は、向上した引張強さ 、圧縮強さ、高温強度及びクリープ耐性、応力溶接強度(とりわけスカンジウム 含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、破壊靭性、溶接性(とりわけスカンジ ウム含有溶加合金を用いたとき)、押出性及び/又は熱成形性により、地上輸送 構造体に特に有用であることも判明した。具体的には、このような改良Al−C u−Li−Mg合金は、サイクル数及び急断試験における性能特性を維持しなが ら構造体の厚さを減少できるので、コネクティングロッド及び装甲プレートにと りわけ有用であることが確認された。 また、このような改良Al−Cu−Li−Mg合金は、向上した引張強さ、圧 縮強さ、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強度、 溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、破壊 靭性、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性 、超可塑性成形特性及び/又は熱成形性により、一定の海洋構造体に使用するの も適当であることが分かった。具体的には、このような改良Al−Cu−Li− Mg合金は、海軍戦闘機に使用して、性能を維持しながら構造部品の厚さを減少 できる。 また、(0.02〜10)Sc及び/又は(0.01〜1)ZrをAl−Cu −Li−Mg合金に添加することにより、上記性質及び加工の向上の一つ以上を 達成できる。好ましくは、このような改良Al−Li−Mg合金は、(2.0〜 8.0)Mg−(0.20〜2.5)Li−(0.05〜0.60)Sc−(0 .05〜0.30)Zrであってアルミニウムを含有する残部からなる。このよ うな改良Al−Li−Mg合金は、レクリエーション製品、航空宇宙構造体及び 海洋構造体に使用するのにとりわけ適当である。特に、向上した引張強さ、圧縮 強さ、高温強度及びクリープ耐性、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応 力腐食耐性を有する強度、溶接強度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用い たとき)、疲労強度、溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき )、常温成形性、押出性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保 持及び/又は熱成形性により、このような改良Al−Li−Mg合金は、レクリ エーション構造体、例えば、スキーポール、ホッケーステッキ、自転車フレーム 及び部品(ハンドル、ペダル、シートポスト、ハンドルステム、ホイールリム、 クランク、クランクアーム、ハンドルエクステンション、ブレーキ機構、スポー ク、ボトルケージ、ラック、変速装置、サドル及びサスペンションホーク)、ラ ケット(例えば、テニス、スクワッシュ、バドミントン、ラケットボール等)、 運動競技用車椅子、テントポール、スノーシューズ、バックパックフレーム、ウ インドサーフィンフレーム、槍、モーターバイク、モーターバイク部品及び/又 はスノーモービルにとりわけ有用であることが判明した。この点については、部 品又は製品の重量を減少しながら並びに管及び接合部の剛さ、耐久性、座屈耐性 及び/又は屈曲耐性を増加しながらシートのゲージ及び肉厚を減少できる。 また、このような改良Al−Li−Mg合金は、向上した引張強さ、圧縮強さ 、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強 度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、溶接性(と りわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、超可塑性成形特 性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保持及び/又は熱成形性 により、航空宇宙構造体にも有用であることも判明した。特に、このような改良 Al −Li−Mg合金は、航空機部品、例えば、上翼外板、フロアービーム及び一体 補強押出バレルパネル、並びに打ち上げロケット部品、例えば、ドームを含む推 進剤タンク、スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド構造体及び一 体補強押出バレルパネルに有用であることが判明した。このような改良Al−L i−Mg合金の向上した性質及び加工により、シートのゲージ、プレート及び押 出品の断面積並びに壁の厚さを減少することによって、耐力を維持しながら構造 体の重量を減少できる。 また、このような改良Al−Li−Mg合金は、向上した引張強さ、圧縮強さ 、同等の強度を有する応力腐食耐性、同等の応力腐食耐性を有する強度、溶接強 度(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、疲労強度、破壊靭性、 溶接性(とりわけスカンジウム含有溶加合金を用いたとき)、常温成形性、超可 塑性成形特性、冷間圧延及び固溶化熱処理後の未再結晶微細構造の保持及び/又 は熱成形性により、一定の海洋構造体にも適当であることが分かった。とりわけ 、このような改良Al−Li−Mg合金は、カヌー及びカヤック、魚雷ケーシン グ、スキューバダイビングタンク、海上発射ミサイル、海軍戦闘機、フェリー、 ヨット並びにレクリエーション用ボートに使用して、性能を維持しながら、壁の 厚さを減少させたり、プレート及びシートのゲージを減少させたり、構造体及び エンジンにおける部品のサイズを減少できる。 より具体的な合金系を、ここに説明する。一実施態様において、新規な合金系 は、Aluminum Association分類系を用いた高強度7XXX 合金系として特徴付けることができる。この実施態様では、合金系は、約(4. 5〜10)Zn、(1.0〜3.5)Mg及び(0.50〜3.0)Cuを含ん でなる。結晶微細化系は、(0.05〜0.60)Sc及び(0.05〜0.3 0)Zrを含んでなる。0.05〜1.0重量%の範囲でY、Hf、Ti又はラ ンタニド元素等のScと混和できる元素を含有するのが望ましいことがある。C r、V及びMn等のこの合金系において結晶微細化に典型的に使用される元素を 、効果的に除去する。この合金設計原理を利用する具体的な実施態様には以下の ものが含まれる: Al−7.4Zn−3.0Mg−2.1Cu−0.20Sc−0.12Zr Al−5.6Zn−2.5Mg−1.6Cu−0.20Sc−0.12Zr Al−7.7Zn−2.4Mg−1.5Cu−0.20Sc−0.12Zr Al−6.2Zn−2.3Mg−2.3Cu−0.20Sc−0.12Zr Al−6.8Zn−2.7Mg−2.0Cu−0.20Sc−0.12Zr Al−8.0Zn−2.1Mg−2.3Cu−0.20Sc−0.12Zr 数多くのこれらの合金は、通常の7XXX合金のZn、Mg及びCuレベルに 似ている。使用要件及び設計負荷に応じて、Zn、Mg及びCuレベルをしかる べく調整できる。Si及びFeは、この合金系においては、これらの元素が破壊 靭性に対して悪影響を及ぼすので、最小限としなければならない。Fe+Siの 総含量は、約0.50重量%でなければならず、好ましくはより低くなければな らない。これらの系の合金は、高性能競技用設備、航空宇宙又は地上輸送システ ムにおける構造体及び部品に使用するのに有利である。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いた溶接性7XXX合金系である。この実施 態様では、合金系は、約(4.5〜10)Zn及び(1.0〜3.5)Mgを含 んでなる。結晶微細化系は、(0.05〜0.60)Sc及び(0.05〜0. 30)Zrを含んでなる。0.05〜1.0重量%の範囲でY、Hf、Ti又は ランタニド元素等のScと混和できる元素を含有するのが望ましいことがある。 Cr、V及びMn等のこの合金系において結晶微細化に典型的に使用される元素 を、効果的に除去する。この合金設計原理を利用する具体的な実施態様には以下 のものが含まれる: Al−4.5Zn−1.5Mg−0.20Sc−0.12Zr Al−4.0Zn−2.8Mg−0.20Sc−0.12Zr Al−7.1Zn−1.3Mg−0.20Sc−0.12Zr 使用要件及び設計負荷に応じて、Zn及びMgレベルをしかるべく調整できる 。Si及びFeは、この合金系においては、これらの元素が破壊靱性に対して悪 影響を及ぼすので、最小限としなければならない。Fe+Siの総含量は、約0 .50重量%でなければならず、好ましくはより低くなければならない。これら の系の合金は、高性能競技用設備、航空宇宙又は地上輸送システムにおける構造 体及び部品に使用するのに有利である。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いた二元Al−Cu2XXX合金系である。 この実施態様では、合金系は、約(2.0〜7.0)Cuを含んでなる。結晶微 細化系は、(0.05〜0.60)Sc及び(0.05〜0.30)Zrを含ん でなる。0.05〜1.0重量%の範囲でY、Hf、Ti又はランタニド元素等 のScと混和できる元素を含有するのが望ましいことがある。V及びMn等のこ の合金系において結晶微細化に典型的に使用される元素を、効果的に除去する。 この合金設計原理を利用する具体的な実施態様には以下のものが含まれる: Al−6.0Cu−0.20Sc−0.18Zr Al−4.5Cu−0.20Sc−0.18Zr Al−6.0Cu−0.50Sc−0.20Zr−0.15Ti(溶接溶加合 金) Ag、Mg、Zn、Ge、Sn、Cd、In及びCa等の元素は、単独で導入 しても、互いに組み合わせて導入して、強化析出物のための核形成助剤としての 役割りを果たし且つG.P.ゾーンのサイズ及び分布を変更できる。析出物の核 形成を促進する元素は、0.02〜1.0重量%の範囲で添加できる。このカテ ゴリーの合金は、航空宇宙構造体及びある種の地上輸送システムに有利である。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いた三元Al−Cu−Mg2XXX合金系で ある。この実施態様では、合金系は、約(2.0〜7.0)Cu及び(0.20 〜2.0)Mgを含んでなる。結晶微細化系は、(0.05〜0.60)Sc及 び(0.05〜0.30)Zrを含んでなる。0.05〜1.0重量%の範囲で Y、Hg、Ti又はランタニド元素等のScと混和できる元素を含有するのが望 ましいことがある。V及びMn等のこの合金系において結晶微細化に典型的に使 用される元素を、効果的に除去する。この合金設計原理を利用する具体的な実施 態様には以下のものが含まれる: Al−4.5Cu−0.50Mg−0.20Sc−0.18Zr Al−5.5Cu−0.20Mg−0.20Sc−0.18Zr Al−5.5Cu−0.40Mg−0.40Ag−0.20Sc−0.18Z r Al−6.0Cu−0.30Mg−0.50Sc−0.20Zr−0.20T i(溶接溶加合金) Al−4.3Cu−1.5Mg−0.20Sc−0.18Zr Ag、Mg、Zn、Ge、Sn、Cd、In及びCa等の元素は、単独で導入 しても、互いに組み合わせて導入して、強化析出物のための核形成助剤としての 役割りを果たし且つG.P.ゾーンのサイズ及び分布を変更できる。析出物の核 形成を促進する元素は、0.02〜0.50重量%の範囲で添加できる。総Fe +Si含量は、約0.50重量%未満でなければならない。このカテゴリーの合 金は、競技用設備、航空宇宙構造体及びある種の地上輸送システムに有利である 。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いた高温2XXX合金系である。この実施態 様では、合金系は、約(2.0〜7.0)Cu及び(0.20〜2.0)Mgを 含んでなる。高融点を有する金属間相を提供することが望ましいときには、Fe 及びNiを各々0.50〜1.5重量%の範囲で添加できる。結晶微細化系は、 (0.05〜0.60)Scと(0.05〜0.30)Zrとを含んでなる。Y 、Hf、Ti又はランタニド元素等のScと混和できる元素を0.05〜1.0 重量%含有するのが望ましいことがある。V及びMn等のこの合金系において結 晶微細化に典型的に使用される元素を、効果的に除去する。この合金設計原理を 利用する具体的な実施態様には以下のものが含まれる: Al−4.5Cu−0.50Mg−0.20Sc−0.18Zr Al−4.5Cu−0.50Mg−0.20Sc−0.18Zr−1.0Ni −1.0Fe Al−5.5Cu−0.50Mg−0.20Sc−0.18Zr−0.40A g Al−2.5Cu−1.5Mg−0.20Sc−0.18Zr−1.0Ni− 1.0Fe Al−3.5Cu−1.5Mg−0.20Sc−0.18Zr−0.50Ni −0.50Fe Ag、Zn、Ge、Sn、Cd、In及びCa等の元素は、単独で導入しても 、互いに組み合わせて導入して、強化析出物のための核形成助剤としての役割り を果たし且つG.P.ゾーンのサイズ及び分布を変更できる。析出物の核形成を 促進する元素は、0.02〜0.50重量%の範囲で添加できる。Feを添加し ない合金については、総Fe+Si含量は、約0.50重量%未満でなければな らない。このカテゴリーの合金は、高温に暴露される航空宇宙構造体及びオート バイ等のレクリエーション用地上輸送システムを含む地上輸送システムに有利で ある。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いて2XXX又は8XXX合金として分類で きるAl−Cu−Li−Mg合金系である。この実施態様では、合金系は、約( 2.0〜7.0)Cu、(0.20〜2.5)Li及び(0.05〜2.0)M gを含んでなる。結晶微細化系は、(0.05〜0.60)Sc及び(0.05 〜0.30)Zrを含んでなる。0.05〜1.0重量%の範囲のY、Hf、T i又はランタニド元素等のScと混和できる元素を含有するのが望ましいことが ある。この合金設計原理を利用する具体的な実施態様には以下のものが含まれる : Al−4.0Cu−0.80Li−0.40Mg−0.20Sc−0.14Z r Al−4.0Cu−1.0Li−0.40Mg−0.20Sc−0.14Zr Al−4.5Cu−0.50Li−0.40Mg−0.20Sc−0.14Z r Al−3.0Cu−2.0Li−0.40Mg−0.20Sc−0.14Zr Al−2.5Cu−2.0Li−0.40Mg−0.20Sc−0.14Zr Al−4.0Cu−0.80Li−0.40Mg−0.20Sc−0.14Z r Al−4.0Cu−1.0Li−0.20Sc−0.14Zr−0.12Y Al−1.3Cu−2.5Li−1.0Mg−0.20Sc−0.14Zr Zn、Ge、Sn、Cd、In及びCa等の元素は、単独で導入しても、互い に組み合わせて導入して、強化析出物のための核形成助剤としての役割りを果た し且つG.P.ゾーンのサイズ及び分布を変更できる。析出物の核形成を促進す る元素は、0.02〜0.50重量%の範囲で添加できる。総Fe+Si含量は 、約0.50重量%未満でなければならない。このカテゴリーの合金は、ハイエ ン ド競技用設備及び航空宇宙構造体に有利である。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いて5XXX又合金として分類できるAl− Mg−Li合金系である。この実施態様では、合金系は、約(2.0〜8.0) Mg及び(0.50〜2.5)Liを含んでなる。結晶微細化系は、(0.05 〜0.60)Sc及び(0.05〜0.30)Zrを含んでなる。0.05〜1 .0重量%の範囲のY、Hg、Ti又はランタニド元素等のScと混和できる元 素を含有するのが望ましいことがある。この合金設計原理を利用する具体的な実 施態様には以下のものが含まれる: Al−5.5Mg−2.0Li−0.20Sc−0.12Zr Al−6.0Mg−1.0Li−0.20Sc−0.12Zr Al−6.0Mg−1.0Li−0.20Sc−0.12Zr−0.12Y Al−6.0Mg−0.60Li−0.20Sc−0.12Zr Ag、Zn、Ge、Sn、Cd、In及びCa等の元素は、単独で導入しても 、互いに組み合わせて導入して、強化析出物のための核形成助剤としての役割り を果たし且つG.P.ゾーンのサイズ及び分布を変更できる。析出物の核形成を 促進する元素は、0.02〜0.50重量%の範囲で添加できる。総Fe+Si 含量は、約0.50重量%未満でなければならない。このカテゴリーの合金は、 ハイエンド競技用設備、航空宇宙構造体及び海洋構造体に有利である。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いて5XXX形合金として分類できるAl− Mg合金系である。この実施態様では、合金系は、約(1.0〜10.0)Mg を含んでなる。結晶微細化系は、(0.05〜0.60)Sc及び(0.05〜 0.30)Zrを含んでなる。0.05〜1.0重量%の範囲のY、Hf、Ti 又はランタニド元素等のScと混和できる元素を含有するのが望ましいことがあ る。Cr及びMn等のこの合金系において結晶微細化に典型的に使用される元素 を、効果的に除去する。この合金設計原理を利用する具体的な実施態様には以下 のものが含まれる: Al−4.0Mg−0.20Sc−0.12Zr Al−5.0Mg−0.20Sc−0.12Zr Al−6.0Mg−0.20Sc−0.12Zr Al−6.0Mg−0.20Sc−0.12Zr−0.12Y Al−6.0Mg−0.50Sc−0.20Zr−0.15Ti(溶接溶加合 金) Al−4.0Mg−2.2Zn−0.50Sc−0.20Zr(溶接溶加合金 ) Al−4.0Mg−2.2Zn−0.50Sc−0.20Zr−0.12Y( 溶接溶加合金) 総Fe+Si含量は、約0.50重量%未満でなければならない。このカテゴ リーの合金は、ハイエンド競技用設備、航空宇宙構造体、自動車部品及び海洋構 造体に有利である。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いて6XXX形合金として分類できるAl− Si−Mg合金系である。この実施態様では、合金系は、約(0.10〜2.0 )Si及び(0.60〜1.5)Mgである。結晶微細化系は、(0.05〜0 .60)Sc及び(0.05〜0.30)Zrを含んでなる。0.05〜1.0 重量%の範囲のY、Hf、Ti又はランタニド元素等のScと混和できる元素を 含有するのが望ましいことがある。Cr及びMn等のこの合金系において結晶微 細化に典型的に使用される元素を、効果的に除去する。この合金設計原理を利用 する具体的な実施態様には以下のものが含まれる: Al−0.60Si−1.0Mg−0.20Sc−0.12Zr Al−0.60Si−1.0Mg−0.20Sc−0.12Zr−0.80C u 総Fe含量は、約0.50重量%未満でなければならない。このカテゴリーの 合金は、競技用設備、航空宇宙構造体、自動車部品及び海洋構造体に有利である 。 別の実施態様では、本発明の原理による新規な合金系は、Aluminum Association分類系を用いて4XXX形合金として分類できるAl− Si合金系である。この実施態様では、合金系は、約(3.5〜15.0)Si 、(0.05〜3.0)Mg及び(0.05〜1.5)Niである。結晶微細化 系は、(0.05〜0.60)Sc及び(0.05〜0.30)Zrを含んでな る。0.05〜1.0重量%の範囲のY、Hf、Ti又はランタニド元素等のS cと混和できる元素を含有するのが望ましいことがある。Cr及びMn等のこの 合金系において結晶微細化に典型的に使用される元素を、効果的に除去する。こ の合金設計原理を利用する具体的な実施態様には以下のものが含まれる: Al−12.0Si−1.0Mg−0.90Ni−0.20Sc−0.12Z r Al−5.5Si−0.50Sc−0.20Zr−0.15Ti(溶接溶加合 金) 総Fe含量は、約0.50重量%未満でなければならない。このカテゴリーの 合金は、航空宇宙、自動車及び海洋エンジン部品における軸受け用途に有利であ る。 開示されている数多くの合金から利点を得ることができる具体的な競技用又は レクリエーション設備には、野球又はソフトボールバット、アーチェリーの矢、 スキーポール、ホッケーステッキ、自転車フレーム、自転車部品(ハンドル、ペ ダル、シートポスト、ハンドルステム、ホイールリム、クランク、クランクアー ム、ハンドルエクステンション、ブレーキ機構、スポーク、ボトルケージ、ラッ ク、変速装置、サドル及びサスペンションホーク)、ゴルフシャフト、ゴルフク ラブヘッド、ラケット(テニス、スクワッシュ、バドミントン、ラケットボール 等)、運動競技用車椅子、テントポール、スノーシューズ、バックパックフレー ム、ウインドサーフィンフレーム、ラクロスステッキ、ヨットマスト及びブーム 、槍、オートバイ、オートバイ部品、ジェットスキー及びスノーモービルなどが ある。 開示されている数多くの合金から利点を得ることができる具体的な航空宇宙構 造体及び部品には、航空機上翼外板、航空機下翼外板、航空機シートトラック、 航空機胴体外板、航空機胴体フレーム、航空機ストリンガー、航空機フロアービ ーム、航空機カーゴトラック、航空機前縁、航空機エンジン構造体及び入口ダク ト、航空機超音速輸送機外板、打ち上げロケット噴射剤タンクドーム、打ち上げ ロケットスカート構造体、打ち上げロケット内部タンク構造体、打ち上げロケッ トアイソグリッド構造体並びに航空機と打ち上げロケットの両方のための一体補 強押出バレルパネルなどがある。 開示されている数多くの合金から利点を得ることができる具体的な地上輸送構 造体及び部品には、自動車のスペースフレーム、バンパー、シート製品(ボディ ーパネル、フード、ドア及び内部パネル)、シートフレーム、コネクティングロ ッド、装甲プレート、液体及び極低温液体輸送タンク、ピープルムーバー(シャ トルバス及びモノレール)、サスペンション部品、マウントブラケット及び小部 品、トランスミッションハウジング、ピストン及びシリンダーヘッドなどがある 。 開示されている数多くの合金から利点を得ることができる具体的な海洋構造体 及び部品には、カヌー及びカヤック、魚雷ケーシング、スキューバダイビングタ ンク、海上発射ミサイル、海軍戦闘機、フェリー、ヨット並びにレクリエーショ ン用ボートなどがある。 以下、具体例を挙げて、どのように新規な合金系に設計者の製品設計手法及び 製造を変更するような独特な性質及び加工特性を付与できるかを明らかにする。 実施例1 現代自転車及び特にマウンテンバイクは、発展して極めて高技術構造体となっ た。本格的なライダーによって使用されるハイエンドマウンテンバイクは、アル ミニウム又はチタン合金管材を用いた溶接フレームからなる。一体化して自転車 とする数種の部品を、しばしばコンピュータ化した数値制御法を用いて正確に機 械加工する。軽量化できる自転車の一部分を目標とすることに関しては、フレー ムが自転車の総金属重量に対して大きな割合を占めることが明らかである。 自転車に導入された技術的な改良にもかかわらず、フレーム部分に現在使用さ れているアルミニウム合金は、比較的低強度合金6061(降伏強さ=40ks i)及び7005(降伏強さ=42ksi)などがある。明らかに、利用できる 7001(90ksi)又は7075(75ksi)等のより高い降伏強度値を 有するアルミニウム合金がある。しかしながら、合金7001及び7075は、 溶接中に非常に高温割れを生じやすく、溶接構造体には使用されない。この亀裂 を生じる傾向は、Zn及びMgの高溶質レベルと凝固範囲を増加させるCuの効 果の組み合わせによるものである。凝固範囲が大きいと、凝固収縮及び熱収縮の 有害作用がインターデンドリテック液状フィルムの引き裂けを引き起こすのに要 する時間が長くなる。これは、強度と溶接性との合金設計上の矛盾の一例を示し ている。溶接でき且つ溶接フレームに使用できる超高強度合金を自転車産業に提 供するのが望ましいことは明白である。 新規な結晶微細化系を7XXX形合金に用いる技術的な利点を評価するために 、Zn、Mg及びCuを7001及び7075におけるのと同様なレベルで有す る2種の合金を、Mn及びCrを除去し且つSc+Zrを2つの異なるScレベ ルで導入することにより再設計した。合金の各々を鋳造し、熱延して厚さ3.0 mmとした。具体的な合金組成を、以下に7001及び7075の組成とともに 示 す。 合金は、Zn含量が少ないことを除いて7001とほとんど同様である。また 、3種の5XXX形溶加合金も加工して、2種の新規に構成した7XXX合金と ともに溶接試験に用いた。Mn、Ti及びCrを含有する従来の5356形溶加 合金とともに、2種の新規な溶加合金を、一つの変更ではTi+Scを用い、他 の変更態様ではScのみを用いて製造した。 一般的な溶接性試験であるHouldcroft亀裂感受性試験を用いて、挙 げた溶加合金と母材の異なる組み合わせの溶接性を評価した。溶接部における拘 束は、溶接方向に垂直である機械加工スロットにより増加し、亀裂が増加する。 本発明者等の合金開発計画全体を通じて、本発明者等によって、非溶接性アルミ ニウム合金が63%と高い亀裂レベルを示すことがあることが観察された。 第1図に示すように、Sc含有溶加合金Al−5.4Mg−0.28ScをA l−6.1Zn−2.9Mg−2.1Cu−0.20Sc−0.11Zrからな る母材合金と組み合わせて使用すると、Houldcroft亀裂感受性試験で は亀裂が0%、即ち、亀裂が生じない。重要なことに、母材におけるScレベル を0.40%に増加すると実際に高レベルで亀裂が生じると思われる。これは、 おそらく十分に分布しなかった過剰のSc形成粗大一次粒子によるものである。 溶接中及び溶加合金との混合中に母材合金が再融解すると、これらの粗大粒子は 、溶接金属において結晶の再核形成を生じさせたり、熱影響部における結晶成長 を抑制するのには効果的ではない。 アルミニウム溶接冶金に関する文献から、当業者は、これらの溶接の結果は先 例がなく、この種の結果は公有財産に報告されていないことが理解できる。高強 度7XXX形合金が、本発明者の合金設計原理を用いた5XXX形溶加合金で溶 接でき且つ促進高温割れ試験において亀裂が観察されないことは重要である。こ の挙動を溶接部の拘束が大きな因子である実際の世界の溶接加工に移す努力をす ると、溶接構造体の設計者は、ここで高強度合金を使用するための設計手法を再 考することができる。たとえこれらの7XXX合金が1930年代後半から使用 されてきが、溶接性の問題はこの時点まで解決されなかった。 どのように自転車フレームの設計者がここで溶接性超高強度Al−Zn−Mg −Cu−Sc−Zr合金を、一般的に使用される7005に関して導入できるか を再び考えてみるために、高強度レベルを利用するために新規な合金を用いた場 合に使用できる管厚を決定するまでの方程式を設定できる。バイクフレームにお ける管の応力状態は、主に屈曲である。したがって、設計者は、管の永久降伏を 防ぐために避けなければならない慣性の降伏モーメントMyに関する基本的な工 学的方程式を考えるであろう。 この値Myは、材料の降伏強さσyと慣性モーメントIとの積に比例する: My ασyI(但し、I=πD4(1−d/D)4) この値dは、管の内径であり、Dは管の外径である。 設計者は同じ降伏モーメントMyを考えるので、7X01M(Xは、新規な合 金化原理を用いて改良した合金を示す)に関する積σyI及び主要な自転車合金 7005を、互いに等しく設定して、新規な合金を用いたフレームの極限重量減 少を求める、即ち: σyI)7x01=σyI)7005 又は {[σy][πD4(1−d/D)47x01= {[σy][πD4(1−d/D)47005 7X01(90ksi)及び7005(40ksi)の降伏強度値を、次に既 存の7005管設計の外径に関する値(1.5インチ)及び既存の7005管の 内径値(1.44インチ)とともに式に代入できる。これにより、7005管に ついて0.060インチの肉厚が得られる。新規な7001管に関しては、同じ 外径1.5インチを仮定し、次に7X01管の内径に関する方程式を解くことが できる。 上記のことを使用すると、バイクフレームについての新規な7001管の内径 計算値は1.475インチ又は肉厚0.025インチである。既存の7005設 計に必要とする肉厚0.060インチと比較して、新規な溶接性高強度合金を用 いた新規なフレーム設計は、既存のバイクフレームの重量の半分より少なくなる 。4ポンドのフレームを2ポンドより軽いフレームと交換できる。この大きさの 重量減少により、ライダーのクライミング能力が顕著に増加する。部品を交換す ることによりバイクの総重量を数百g減少させるというマウンテンバイクに関す る雑誌からの軽量化に関する記事をみると、ここでのフレーム設計例では100 0gを超える軽量化ができるので優とも劣らない。さらに、これは、部品に適用 して、新規な合金を用いた先例のない重量減少を達成できる。 1)向上した熱間加工性、2)向上した疲労耐性、3)向上した熱及び常温成 形性、4)向上した溶接性及び溶接部強さ、5)向上した押出性及び鍛造性並び に6)向上した粒子構造、を含むこれらの合金の他の有利な特性は、自転車製造 及びフレーム及び部品の設計に利用できる。 実施例2 アルミニウム合金は、密度を考慮に入れると、周囲温度でほとんどの高強度鋼 及びチタン合金と競合する。使用温度が約100℃を超えるとアルミニウム合金 は強度を損失しはじめ、温度が200℃を超えると、周囲温度強度値の半分より も小さくなる。全てのアルミニウム合金のうち、合金2618(Al−2.4C u−1.0Ni−1.0Fe−0.20Si)は、高温に暴露して使用される主 要な合金である。この合金を現在利用している現在需要のある用途には、外板表 面を加熱を生じる速度で飛行するコンコルド航空機及び高温への暴露を生じるエ ンジン部品などである。 本発明の合金設計概念を高温使用用途の新規な合金設計に使用する可能性を評 価するために、Sc+Zr添加を用いる2つの変更態様を、2618形合金とと もに、鋳造し圧延してシートとした。組成を以下に示す。 合金の各々を、次に490℃で1時間固溶化熱処理し、水焼入れし、5%延伸 した後、180℃の温度で種々の時間間隔で時効した。次に、3点曲げ試験を使 用して、各時間間隔での0.2%オフセット強度を評価した。表2から明らかな ように、Sc及びZrの添加により、主要な高温合金2618に対して最大73 %強度が向上する。0.15Scレベルでは、これらの時効パラメータに関して 0.45Scレベルよりも高い強度が得られる。 2618は、Cu含量が低いので、非溶接性合金であると考えられるので、H ouldcroft亀裂感受性試験を行って、この種の合金が向上した溶接性を 示すことができるかを測定した。3種の溶加合金(従来の2319溶加合金及び 2種の新規な溶加合金)を、本発明の原理を用いて設計した。溶加合金の組成を 以下に示す。 第2図に示すように、溶接部2618を溶接するのに使用される通常の231 9形溶加合金の組み合わせでは、Houldcroft亀裂感受性試験において 亀裂50%が生じる。2X19、#1及び2X19、#2を用いたを合金変更態 様に2319を使用すると、亀裂が少なくなるが、まだ13〜44%の範囲で亀 裂が生じる。明らかに、改良高強度合金を再設計溶加合金と組み合わせたときに 最良の結果が得られる。驚くべきことに、0.40Sc+0.22Zrを含有す る溶加合金で溶接した0.15Sc+0.16Zrを有する母材合金を使用する と、高温割れが0%、即ち、高温割れが生じない。ここでも、非溶接性合金を、 本発明における合金設計の原理を用いて溶接性合金に転化した。アルミニウム合 金を高温環境で使用しようとする系の設計者は、ここでは、優れた溶接性を示す 73%の強度増加の可能性を有する合金を考えることができる。 本発明に関する上記説明は、例証と説明を目的としてなされたものである。さ らに、説明は、本発明をここに開示されている態様に本発明を限定するものでは ない。その結果、変更及び修正は、上記教示と同程度になされ、関連分野の技術 又は知識は、本発明の範囲内である。上記の実施態様は、さらに、本発明を実施 するための公知の最良の形態を説明すること、及び当業者が本発明を、上記又は 他の実施態様並びに本発明の個々の用途又は使用により必要とされる種々の修正 を加えて利用できるようにすることを意図している。添付の請求の範囲は、従来 技術により許容される程度に代替実施態様を含むと解釈されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 9/23 B23K 9/23 F B62D 29/00 B62D 29/00 B63B 3/09 B63B 3/09 C22C 21/00 C22C 21/00 N 21/02 21/02 21/06 21/06 21/10 21/10 21/12 21/12 F41B 13/10 F41B 13/10 F42B 15/22 F42B 15/22 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UZ,VN 【要約の続き】 ム合金類は強化物性を有し、かつ改良されたプロセス特 性を示し、さらに、これらはリクリエーションおよび運 動用構造物および構成部分に使用するのに特に適し、か つある種の航空宇宙、地上輸送および海洋構造物および 構成部分に使用するのに特に好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第一部品と第二部品とを含んでなる構造体の組み立て方法であって、 前記第一部品及び第二部品の組成として、スカンジウムと少なくとも約60 重量%のアルミニウムとを含んでなる組成を選択する工程と; スカンジウムと少なくとも約60重量%のアルミニウムとを含んでなる溶加合 金を選択する工程と; 前記第一部品と第二部品とを前記溶加合金を用いて互いに溶接する工程と、を 含んでなる構造体組み立て方法。 2.前記組成が各々スカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んでなる 請求項1に記載の構造体組み立て方法。 3.前記組成が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求 項2に記載の構造体組み立て方法。 4.前記組成が各々ジルコニウムをさらに含んでなる請求項1に記載の構造体 組み立て方法。 5.前記組成が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる請 求項4に記載の構造体組み立て方法。 6.前記組成が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでなる 請求項5に記載の構造体組み立て方法。 7.前記組成の各々におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が、 約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項4に記載の構造体組み立て 方法。 8.前記溶加合金がスカンジウム約0.02〜約10重量%を含んでなる請求 項1に記載の構造体組み立て方法。 9.前記溶加合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求 項8に記載の構造体組み立て方法。 10.前記溶加合金がさらにジルコニウムを含んでなる請求項1に記載の構造 体組み立て方法。 11.前記溶加合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる 請求項10に記載の構造体組み立て方法。 12.前記溶加合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでな る請求項11に記載の構造体組み立て方法。 13.前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が、 約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項10に記載の構造体組み立 て方法。 14.前記溶加合金が実質的にリチウムを含まない請求項1に記載の構造体組 み立て方法。 15.前記組成物及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.02〜約10. 0重量%を含んでなる請求項1に記載の構造体組み立て方法。 16.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量 %を含んでなる請求項15に記載の構造体組み立て方法。 17.前記組成及び前記溶加合金が各々さらにジルコニウムを含んでなる請求 項1に記載の構造体組み立て方法。 18.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重 量%を含んでなる請求項17に記載の構造体組み立て方法。 19.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22 重量%を含んでなる請求項18に記載の構造体組み立て方法。 20.前記組成及び前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対す る重量比が、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項19に記載の 構造体組み立て方法。 21.前記溶接工程が、タングステン不活性ガス溶接、金属不活性ガス溶接、 プラズマアーク溶接、レーザービーム溶接、電子ビーム溶接、拡散溶接、摩擦溶 接,超音波溶接及び爆発溶接からなる群から選択される請求項1に記載の構造体 組み立て方法。 22.前記溶接工程が、前記第一部品と第二部品とを、突き合わせ継手、V形 継手及びX形継手からなる群から選択される継手ジオメトリーに配置し; 前記第一部品を前記第二部品に溶接して溶接継手を形成すること、 を含む請求項1に記載の構造体組み立て方法。 23.第一アルミニウム合金部品と第二アルミニウム合金部品とを含んでなり 、前記部品の各々がアルミニウムを少なくとも約60重量%含んでなる組成を有 する構造体の組み立て方法であって、 スカンジウムと少なくとも約60重量%のアルミニウムとを含んでなる溶加合 金であって、実質的にリチウムを含まない溶加合金を選択する工程と; 前記溶加合金を用いて、前記第一アルミニウム合金部品を前記第二アルミニウ ム合金部品に溶接する工程と、 を含んでなる、構造体組み立て方法。 24.前記溶加合金がスカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んでな る請求項23に記載の構造体組み立て方法。 25.前記溶加合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請 求項24に記載の構造体組み立て方法。 26.前記溶加合金がさらにジルコニウムを含んでなる請求項23に記載の構 造体組み立て方法。 27.前記溶加合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる 請求項26に記載の構造体組み立て方法。 28.前記溶加合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでな る請求項27に記載の構造体組み立て方法。 29.前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が、 約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項26に記載の構造体組み立 て方法。 30.前記組成が各々スカンジウムをさらに含んでなる請求項23に記載の構 造体組み立て方法。 31.前記組成が各々スカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んでな る請求項30に記載の構造体組み立て方法。 32.前記組成が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請 求項31に記載の構造体組み立て方法。 33.前記組成が各々ジルコニウムをさらに含んでなる請求項30に記載の構 造体組み立て方法。 34.前記組成が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる 請求項33に記載の構造体組み立て方法。 35.前記組成が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでな る請求項34に記載の構造体組み立て方法。 36.前記組成の各々におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が 、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項33に記載の構造体組み 立て方法。 37.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.02〜約10.0 重量%を含んでなる請求項30に記載の構造体組み立て方法。 38.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量 %を含んでなる請求項37に記載の構造体組み立て方法。 39.前記組成及び前記溶加合金が各々さらにジルコニウムを含んでなる請求 項30に記載の構造体組み立て方法。 40.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重 量%を含んでなる請求項39に記載の構造体組み立て方法。 41.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22 重量%を含んでなる請求項40に記載の構造体組み立て方法。 42.前記組成及び前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対す る重量比が、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項39に記載の 構造体組み立て方法。 43.前記溶接工程が、タングステン不活性ガス溶接、金属不活性ガス溶接、 プラズマアーク溶接、レーザービーム溶接、電子ビーム溶接、拡散溶接、摩擦溶 接,超音波溶接及び爆発溶接から実質的になる群から選択される請求項23に記 載の構造体組み立て方法。 44.前記溶接工程が、前記第一部品と第二部品とを、突き合わせ継手、V形 継手及びX形継手からなる群から選択される継手ジオメトリーに配置し; 前記第一部品を前記第二部品に溶接して突き合わせ継手を形成すること、 を含む請求項23に記載の構造体組み立て方法。 45.第一アルミニウム合金部品と第二アルミニウム合金部品とを含んでなり 、前記部品の各々がアルミニウムを少なくとも約60重量%含んでなる組成を有 する構造体の組み立て方法であって、 アルミニウムと結晶微細化剤とを含んでなる溶加合金であって、前記結晶微細 化剤がスカンジウムとジルコニウムとから実質的になる溶加合金を選択する工程 と; 前記溶加合金を用いて、前記第一アルミニウム合金部品を前記第二アルミニウ ム合金部品に溶接する工程と、 を含んでなる、構造体組み立て方法。 46.前記溶加合金がスカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んでな る請求項45に記載の構造体組み立て方法。 47.前記溶加合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請 求項46に記載の構造体組み立て方法。 48.前記溶加合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる 請求項45に記載の構造体組み立て方法。 49.前記溶加合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでな る請求項48に記載の構造体組み立て方法。 50.前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が、 約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項45に記載の構造体組み立 て方法。 51.前記溶加合金が実質的にリチウムを含まない請求項45に記載の構造体 組み立て方法。 52.前記組成が各々スカンジウムをさらに含んでなる請求項45に記載の構 造体組み立て方法。 53.前記組成が各々スカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んでな る請求項52に記載の構造体組み立て方法。 54.前記組成が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請 求項53に記載の構造体組み立て方法。 55.前記組成が各々ジルコニウムをさらに含んでなる請求項52に記載の構 造体組み立て方法。 56.前記組成が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる 請求項55に記載の構造体組み立て方法。 57.前記組成が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでな る請求項56に記載の構造体組み立て方法。 58.前記組成の各々におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が 、 約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項55に記載の構造体組み立 て方法。 59.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.02〜約10.0 重量%を含んでなる請求項52に記載の構造体組み立て方法。 60.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量 %を含んでなる請求項59に記載の構造体組み立て方法。 61.前記組成及び前記溶加合金が各々さらにジルコニウムを含んでなる請求 項52に記載の構造体組み立て方法。 62.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重 量%を含んでなる請求項61に記載の構造体組み立て方法。 63.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22 重量%を含んでなる請求項62に記載の構造体組み立て方法。 64.前記組成及び前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対す る重量比が、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項61に記載の 構造体組み立て方法。 65.前記溶接工程が、タングステン不活性ガス溶接、金属不活性ガス溶接、 プラズマアーク溶接、レーザービーム溶接、電子ビーム溶接、拡散溶接、摩擦溶 接,超音波溶接及び爆発溶接から実質的になる群から選択される請求項45に記 載の構造体組み立て方法。 66.前記溶接工程が、前記第一部品と第二部品とを、突き合わせ継手、V形 継手及びX形継手からなる群から選択される継手ジオメトリーに配置し; 前記第一部品を前記第二部品に溶接して溶接継手を形成すること、 を含む請求項45に記載の構造体組み立て方法。 67.銅約1.5〜約3.1重量%と、 マグネシウム約1.0〜約2.1重量%と、 鉄約0.5〜約1.7重量%と、 ニッケル約0.6〜約1.5重量%と、 チタン約0.04〜約0.10重量%と、 ケイ素約0.10〜約0.25重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 ジルコニウム約0.1〜約1.0重量%と、 アルミニウム約60〜約97重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金。 68.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求項 67に記載のアルミニウム基合金。 69.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求項 68に記載のアルミニウム基合金。 70.前記合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる請求 項67に記載のアルミニウム基合金。 71.前記合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでなる請 求項70に記載のアルミニウム基合金。 72.前記合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が約10 00:1〜約0.02:1の範囲である請求項67に記載のアルミニウム基合金 。 73.銅約1.5〜約3.1重量%と、 マグネシウム約1.0〜約2.1重量%と、 鉄約0.5〜約1.7重量%と、 ニッケル約0.6〜約1.5重量%と、 ケイ素約0.10〜約0.25重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項67に記載のアルミニウム基合金。 74.銅約2.3重量%と、 マグネシウム約1.6重量%と、 鉄約1.1重量%と、 ニッケル約1.0重量%と、 ケイ素約0.18重量%と、 スカンジウム約0.40重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項73に記載のアルミニウム基合金。 75.ケイ素約0.20〜約1.8重量%と、 マンガン約0.20〜約0.80重量%と、 マグネシウム約0.40〜約1.40重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 アルミニウム約60〜約99重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金であって、 クロムを実質的に含まないアルミニウム基合金。 76.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求項 75に記載のアルミニウム基合金。 77.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求項 76に記載のアルミニウム基合金。 78.前記合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる請求 項75に記載のアルミニウム基合金。 79.前記合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでなる請 求項78に記載のアルミニウム基合金。 80.前記合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が約10 00:1〜約0.01:1の範囲である請求項78に記載のアルミニウム基合金 。 81.ケイ素約0.20〜約1.8重量%と、 マグネシウム約0.40〜約1.40重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項75に記載のアルミニウム基合金。 82.ケイ素約0.60重量%と、 マグネシウム約1.0重量%と、 スカンジウム約0.40重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項81に記載のアルミニウム基合金。 83.亜鉛約4.0〜約9.0重量%と、 マグネシウム約0.6〜約3.8重量%と、 銅約0.1〜約3.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 アルミニウム約60〜約96重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金であって、 クロムを実質的に含まないアルミニウム基合金。 84.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求項 83に記載のアルミニウム基合金。 85.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求項 84に記載のアルミニウム基合金。 86.前記合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる請求 項83に記載のアルミニウム基合金。 87.前記合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでなる請 求項86に記載のアルミニウム基合金。 88.前記合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が約10 00:1〜約0.02:1の範囲である請求項86に記載のアルミニウム基合金 。 89.亜鉛約4.0〜約9.0重量%と、 マグネシウム約0.6〜約3.8重量%と、 銅約0.1〜約3.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項83に記載のアルミニウム基合金。 90.亜鉛約5.6重量%と、 マグネシウム約2.5重量%と、 銅約1.6重量%と、 チタン約0.2重量%と、 スカンジウム約0.40重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項89に記載のアルミニウム基合金。 91.銅約3.0〜約6.0重量%と、 リチウム約0.40〜約1.8重量%と、 マンガン約0.10〜約0.70重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 アルミニウム約60〜約97重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金であって、 カドニウムとマグネシウムを実質的に含まないアルミニウム基合金。 92.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求項 91に記載のアルミニウム基合金。 93.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求項 92に記載のアルミニウム基合金。 94.前記合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる請求 項91に記載のアルミニウム基合金。 95.前記合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでなる請 求項94に記載のアルミニウム基合金。 96.前記合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が約10 00:1〜約0.02:1の範囲である請求項94に記載のアルミニウム基合金 。 97.銅約3.0〜約6.0重量%と、 リチウム約0.40〜約1.8重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項91に記載のアルミニウム基合金。 98.銅約4.0重量%と、 リチウム約1.0重量%と、 スカンジウム約0.40重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項97に記載のアルミニウム基合金。 99.銅約2.0〜約10.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 アルミニウム約60〜約98重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金。 100.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求 項99に記載のアルミニウム基合金。 101.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求 項100に記載のアルミニウム基合金。 102.前記合金がジルコニウムをさらに含んでなる請求項99に記載のアル ミニウム基合金。 103.前記合金がチタンをさらに含んでなる請求項99に記載のアルミニウ ム基合金。 104.前記合金がハフニウムをさらに含んでなる請求項99に記載のアルミ ニウム基合金。 105.前記合金がイットリウムをさらに含んでなる請求項99に記載のアル ミニウム基合金。 106.銅約2.0〜約10.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項99に記載のアルミニウム基合金。 107.銅約6.0重量%と、 スカンジウム約0.5重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.8重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項106に記載のアルミニウム基合金。 108.マグネシウム約2.7〜約6.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 アルミニウム約60〜約97重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金。 109.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求 項108に記載のアルミニウム基合金。 110.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求 項109に記載のアルミニウム基合金。 111.前記合金がジルコニウムをさらに含んでなる請求項108に記載のア ルミニウム基合金。 112.前記合金がチタンをさらに含んでなる請求項108に記載のアルミニ ウム基合金。 113.前記合金がマンガンをさらに含んでなる請求項108に記載のアルミ ニウム基合金。 114.前記合金がイットリウムをさらに含んでなる請求項108に記載のア ルミニウム基合金。 115.前記合金がハフニウムをさらに含んでなる請求項108に記載のアル ミニウム基合金。 116.マグネシウム約2.7〜約6.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約4.0重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項108に記載のアルミニウム基合金。 117.マグネシウム約5.0重量%と、 スカンジウム約0.50重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.8重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項116に記載のアルミニウム基合金。 118.ケイ素約3.0〜約15.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 アルミニウム約84〜約97重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金。 119.前記合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる請求 項118に記載のアルミニウム基合金。 120.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.4重量%を含んでなる請求 項119に記載のアルミニウム基合金。 121.前記合金がチタンをさらに含んでなる請求項118に記載のアルミニ ウム基合金。 122.前記合金がイットリウムをさらに含んでなる請求項118に記載のア ルミニウム基合金。 123.前記合金がハフニウムをさらに含んでなる請求項118に記載のアル ミニウム基合金。 124.前記合金がジルコニウムをさらに含んでなる請求項118に記載のア ルミニウム基合金。 125.ケイ素約3.0〜約15.0重量%と、 スカンジウム約0.02〜約4.0重量%と、 結晶微細化剤約0.01〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項118に記載のアルミニウム基合金。 126.ケイ素約5.3重量%と、 スカンジウム約0.50重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.8重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項125に記載のアルミニウム基合金。 127.銅約3.5〜約5.5重量%と、 リチウム約0.40〜約2.0重量%と、 銀約0.01〜約0.80重量%と、 マグネシウム約0.01〜約1.5重量%と、 スカンジウム約0.02〜約0.5重量%と、 ジルコニウム約0.0〜約1.0重量%と、 アルミニウム約60〜約96重量%と、 を含んでなるアルミニウム基合金であって、 亜鉛を実質的に含まないアルミニウム基合金。 128.前記合金がスカンジウム約0.2〜約0.5重量%を含んでなる請求 項127に記載のアルミニウム基合金。 129.前記合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでなる請 求項127に記載のアルミニウム基合金。 130.前記合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んでなる 請求項129に記載のアルミニウム基合金。 131.前記組成物及び前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに 対する重量比が約50:1〜約0.02:1の範囲である請求項127に記載の アルミニウム基合金。 132.銅約3.5〜約5.5重量%と、 リチウム約0.40〜約2.0重量%と、 銀約0.01〜約0.80重量%と、 マグネシウム約0.01〜約1.5重量%と、 スカンジウム約0.02〜約0.5重量%と、 結晶微細化剤約0.1〜約1.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項127に記載のアルミニウム基合金。 133.銅約4.0重量%と、 リチウム約1.0重量%と、 銀約0.40重量%と、 マグネシウム約0.40重量%と、 スカンジウム約0.40重量%と、 結晶微細化剤約0.2〜約0.5重量%と、 残部がアルミニウムと付随的不純物とから実質的になる、 以上の成分から実質的になる請求項132に記載のアルミニウム基合金。 134.自転車フレームの組み立て方法であって、 少なくとも一部分がスカンジウムを含んでなる第一管を形成する工程と、 少なくとも一部分がスカンジウムを含んでなる第二管を形成する工程と、 前記第一管と前記第二管とを互いに接合する工程と、 を含んでなる方法。 135.前記第一管の前記少なくとも一部分の少なくとも一部分と、前記第二 管の前記少なくとも一部分の少なくとも一部分とを、突き合わせ係合配置する請 求項134に記載の方法。 136.前記第一管と前記第二管の全てがスカンジウムを含んでなる請求項1 34に記載の方法。 137.前記第一管形成工程及び前記第二管形成工程が、各々肉厚約2.0m m未満を形成することを含んでなる請求項134に記載の方法。 138.前記第一管形成工程及び前記第二管形成工程が、各々、 前記第一管及び第二管の組成として、スカンジウムと少なくとも約60重量% のアルミニウムとを含んでなる組成を選択する工程を含んでなる請求項134に 記載の方法。 139.前記組成が各々スカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んで なる請求項138に記載の方法。 140.前記組成が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる 請求項139に記載の方法。 141.前記組成が各々ジルコニウムをさらに含んでなる請求項138に記載 の方法。 142.前記組成が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでな る請求項141に記載の方法。 143.前記組成が各々ジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んで なる請求項142に記載の方法。 144.前記組成の各々におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比 が、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項141に記載の方法。 145.前記接合工程が溶接工程を含んでなる請求項138に記載の方法。 146.スカンジウムを含んでなる溶加合金を選択する工程をさらに含んでな り、前記溶接工程が前記溶加合金を利用する請求項145に記載の方法。 147.前記溶加合金がスカンジウム約0.02〜約10.0重量%を含んで なる請求項146に記載の方法。 148.前記溶加合金がスカンジウム約0.1〜約0.5重量%を含んでなる 請求項147に記載の方法。 149.前記溶加合金がジルコニウムをさらに含んでなる請求項146に記載 の方法。 150.前記溶加合金がジルコニウム約0.01〜約1.0重量%を含んでな る請求項149に記載の方法。 151.前記溶加合金がジルコニウム約0.05〜約0.22重量%を含んで なる請求項150に記載の方法。 152.前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対する重量比が 、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項149に記載の方法。 153.前記溶加合金が実質的にリチウムを含まない請求項146に記載の方 法。 154.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.02〜約4.0 重量%を含んでなる請求項146に記載の方法。 155.前記組成及び前記溶加合金が各々スカンジウム約0.1〜約0.5重 量%を含んでなる請求項154に記載の方法。 156.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウムをさらに含んでなる請 求項146に記載の方法。 157.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.01〜約1.0 重量%を含んでなる請求項156に記載の方法。 158.前記組成及び前記溶加合金が各々ジルコニウム約0.05〜約0.2 2重量%を含んでなる請求項157に記載の方法。 159.前記組成及び前記溶加合金におけるスカンジウムのジルコニウムに対 する重量比が、約1000:1〜約0.02:1の範囲である請求項156に記 載の方法。 160.溶加合金により形成された第一構造体と第二構造体との間の溶接部の 補修方法であって、 前記溶接部の少なくとも一部分を研削除去する工程と、 前記第一構造体と前記第二構造体とを互いにスカンジウムを含んでなる溶加合 金により溶接する工程と、 を含んでなる方法。 161.アルミニウムを少なくとも約60重量%含んでなる組成を有する第一 部品と、 アルミニウムを少なくとも約60重量%含んでなる組成を有する第二部品と、 前記第一部品と前記第二部品とを相互に連結している溶接ビードであって、ス カンジウムと少なくとも約60重量%のアルミニウムとを含んでなる溶加合金を 含んでなる溶接ビードと、 を含んでなるアセンブリー。 162.前記溶加合金がジルコニウムをさらに含んでなる請求項161に記載 のアセンブリー。 163.前記溶加合金が実質的にリチウムを含まない請求項161に記載のア センブリー。 164.前記第一部品の組成及び前記第二部品の組成が各々さらにスカンジウ ムを含んでなる請求項161に記載のアセンブリー。 165.前記第一部品の組成及び前記第二部品の組成が各々さらにジルコニウ ムを含んでなる請求項164に記載のアセンブリー。 166.前記溶加合金がアルミニウムと結晶微細化剤とを含んでなり、前記結 晶微細化剤がスカンジウムとジルコニウムとから実質的になる請求項162に記 載のアセンブリー。 167.第一管と、 前記第一管と相互連結した第二管と、 を含んでなる自転車フレームであって、 前記第一管と前記第二管のうちの少なくとも一つの少なくとも一部分がスカン ジウムを含んでなる自転車フレーム。 168.前記第一管と前記第二管とを相互に連結している溶接ビードであって 、 スカンジウムを含んでなる溶加合金を含有する溶接ビードを、 さらに含んでなる請求項167に記載の自転車フレーム。 169.前記第一管、前記第二管及び前記溶接ビードの各々がさらにアルミニ ウムを少なくとも約60重量%含んでなる請求項168に記載の自転車フレーム 。 170.前記第一管、前記第二管及び前記溶接ビードの各々がさらにジルコニ ウムを含んでなる請求項169に記載の自転車フレーム。 171.アルミニウム合金を含んでなるレクリエーション製品であって、前記 アルミニウム合金が、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 ジルコニウム約0.10〜約1.0重量%と、 を含んでなるレクリエーション製品。 172.前記アルミニウム合金が2XXX形合金である請求項171に記載の レクリエーション用品。 173.前記2XXX形合金が三元2XXX形合金であり、前記三元2XXX 形合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 マグネシウム約0.20〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項172に記載のレクリエーション製品。 174.ハンドル、ペダル、サドルポスト、ハンドルステム、ホイールリム、 クランク、クランクアーム、ハンドルエクステンション、ブレーキ機構、スポー ク、ポトルケージ、ラック、変速装置、サドル及びサスペンションホークを含む 自転車部品からなる群から選択される請求項173に記載のレクリエーション製 品。 175.前記2XXX形合金が高温形2XXX形合金であり、前記高温形合金 が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 マグネシウム約0.20〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項172に記載のレクリエーション製品。 176.モーターバイク、モーターバイク部品、ジットスキー及びスノーモー ビルからなる群から選択される請求項175に記載のレクリエーション製品。 177.前記アルミニウム合金が6XXX形合金である請求項171に記載の レクリエーション用品。 178.前記6XXX形合金が、 ケイ素約0.10〜約2.0重量%と、 マグネシウム約0.60〜約1.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項177に記載のレクリエーション製品。 179.自転車部品とラケットからなる群から選択される請求項177に記載 のレクレーション製品。 180.前記自転車部品が、ハンドル、ペダル、サドルポスト、ハンドルステ ム、ホイールリム、クランク、クランクアーム、ハンドルエクステンション、ブ レーキ機構、スポーク、ポトルケージ、ラック、変速装置、サドル及びサスペン ションホークからなる群から選択される請求項179に記載のレクリエーション 製品。 181.前記ラケットが、テニスラケット、スクワッシュラケット、バドミン トンラケット及びラケットボールラケットからなる群から選択される請求項17 9に記載のレクリエーション製品。 182.前記アルミニウム合金が7XXX形合金である請求項171に記載の レクリエーション製品。 183.前記7XXX形合金が高強度7XXX形合金であり、前記高強度7X XX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 銅約0.5〜約3.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項182に記載のレクリエーション製品。 184.バット、矢、スキーポール、ホッケーステッキ、自転車フレーム、自 転車部品、ゴルフシャフト、ゴルフクラブヘッド、ラケット、運動競技用車椅子 、テントポール、スノーシューズ、バックパックフレーム、ウインドサーフィン フレーム、ラクロスステッキ、セールボートマスト及びブーム、槍、モーターバ イク、モーターバイク部品、ジェットスキー並びにスノーモービルからなる群か ら選択される請求項183に記載のレクリエーション製品。 185.前記7XXX形合金が溶接性7XXX形合金であり、 前記溶接性7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項182に記載のレクリエーション製品。 186.矢、スキーポール、自転車フレーム、自転車部品、ラケット、運動競 技用車椅子、モーターバイク部品及びスノーモービルからなる群から選択される 請求項185に記載のレクリエーション製品。 187.前記アルミニウム合金が5XXX形合金である請求項171に記載の レクリエーション製品。 188.前記5XXX合金が、 マグネシウム約1.0〜約10.0重量%、 をさらに含んでなる請求項187に記載のレクリエーション製品。 189.自転車部品、ラケット、テントポール、スノーシューズ、パックパッ クフレーム、ウインドサーフィンフレーム、セールボートマスト及びブーム、モ ーターバイク、モーターバイク部品、ジェットスキー並びにスノーモービルから なる群から選択される請求項187に記載のレクリエーション製品。 190.前記アルミニウム合金が4XXX形合金である請求項171に記載の レクリエーション製品。 191.前記4XXX形合金が、 ケイ素約3.5〜約15.0重量%、 をさらに含んでなる請求項190に記載のレクリエーション製品。 192.モーターバイク部品及びスノーモービルからなる群から選択される請 求項190に記載のレクリエーション製品。 193.前記アルミニウム合金がアルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム 合金である請求項171に記載のレクリエーション製品。 194.前記アルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 リチウム約0.20〜約2.5重量%と、 マグネシウム約0.05〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項193に記載のレクリエーション製品。 195.矢、ホッケーステッキ、自転車フレーム、自転車部品、ゴルフシャフ ト、ゴルフクラブヘッド、ラケット、運動競技用車椅子、テントポール、スノー シューズ、バックパックフレーム、ラクロスステッキ及び槍からなる群から選択 される請求項193に記載のレクリエーション製品。 196.前記アルミニウム合金がアルミニウム−リチウム−マグネシウム合金 である請求項171に記載のレクリエーション製品。 197.前記アルミニウム−リチウム−マグネシウム合金が、 マグネシウム約2.0〜約8.0重量%と、 リチウム約0.50〜約2.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項196に記載のレクリエーション製品。 198.スキーポール、ホッケーステッキ、自転車フレーム、自転車部品、ラ ケット、運動競技用車椅子、テントポール、スノーシューズ、バックパックフレ ーム、ウインドサーフィンフレーム、セールボートマスト及びブーム、槍、モー ターバイク、モーターバイク部品、ジェットスキー並びにスノーモービルからな る群から選択される請求項196に記載のレクリエーション製品。 199.アルミニウム合金を含んでなる航空宇宙構造体及び航空宇宙部品であ って、前記アルミニウム合金が、 スカンジウム約0.20〜約10.0重量%と、 ジルコニウム約0.10〜約1.0重量%と、 を含んでなる航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 200.前記アルミニウム合金が2XXX形合金である請求項199に記載の 航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 201.前記2XXX形合金が二元2XXX形合金であり、前記二元2XXX 形合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%、 をさらに含んでなる請求項200に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 202.打ち上げロケット用ドーム、スカート構造体、内部タンク構造体、アイ ソグリッド構造体及び一体補強押出バレルパネルを含む推進剤タンクからなる群 から選択される請求項201に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 203.前記2XXX形合金が三元2XXX形合金であり、前記三元2XXX 形合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 マグネシウム約0.20〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項200に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 204.旅客機用下翼外板、胴体外板及びフレーム、前縁、プロペラ、エンジン 構造体及び入口ダクト、航空電子装備マウント及びケース、超音速輸送機外板及 び一体補強押出バレルパネル、並びに打ち上げロケット用ドームを含む推進剤タ ンク、スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド構造体及び一体補強 押出バレルパネルからなる群から選択される請求項203に記載の航空宇宙構造 体及び航空宇宙部品。 205.前記2XXX形合金が高温形2XXX形合金であり、前記高温形2X XX合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 マグネシウム約0.20〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項200に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 206.エンジン構造体及び入口ダクト並びに超音速旅客機外板からなる群から 選択される請求項205に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 207.前記アルミニウム合金が7XXX形合金である請求項199に記載の 航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 208.前記7XXX形合金が高強度7XXX形合金である請求項207に記 載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 209.前記高強度7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 銅約0.50〜約3.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項208に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 210.旅客機用上翼外板、下翼外板、サイドガイド、胴体外板、プロペラ、胴 体フレーム、スティンガー、フロアービーム、カーゴトラック、前縁、航空電子 装備マウント及びケース及び一体補強押出バレルパネル、並びに打ち上げロケッ ト用スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド構造体及び一体補強押 出バレルパネルからなる群から選択される請求項208に記載の航空宇宙構造体 及び航空宇宙部品。 211.前記7XXX形合金が溶接性7XXX形合金である請求項207に記 載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 212.前記溶接性7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項211に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 213.旅客機用上翼外板、下翼外板及び一体補強押出バレルパネル、並びに打 ち上げロケット用ドーム、スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド 構造体及び一体補強押出バレルパネルを含む推進剤タンクからなる群から選択さ れる請求項211に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 214.前記アルミニウム合金が5XXX形合金である請求項199に記載の 航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 215.前記5XXX合金が、 マグネシウム約1.0〜約10.0重量%、 をさらに含んでなる請求項214に記載のレクレーション製品。 216.旅客機用下翼外板及び一体補強押出バレルパネル、並びに打ち上げロ ケット用スカート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド構造体及び一体補 強押出バレルパネルからなる群から選択される請求項214に記載の航空宇宙構 造体及び航空宇宙部品。 217.前記アルミニウム合金がアルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム 合金である請求項199に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 218.前記アルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 リチウム約0.20〜約2.5重量%と、 マグネシウム約0.05〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項217に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 219.旅客機用上翼外板、サイドガイド、胴体外板、胴体フレーム、スティン ガー、フロアービーム、カーゴトラック、前縁、プロペラ、エンジン構造体及び 入口ダクト、超音速輸送機外板、航空電子装備マウント及びケース並びに一体補 強押出バレルパネル、並びに打ち上げロケット用ドームを含む推進剤タンク、ス カート構造体、内部タンク構造体、アイソグリッド構造体及び一体補強押出バレ ルパネルからなる群から選択される請求項217に記載の航空宇宙構造体及び航 空宇宙部品。 220.前記アルミニウム合金がアルミニウム−マグネシウム−リチウム合金 である請求項199に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 221.前記アルミニウム−マグネシウム−リチウム合金が、 マグネシウム約2.0〜約8.0重量%と、 リチウム約0.50〜約2.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項220に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 222.旅客機用上翼外板、フロアービーム及び一体補強押出バレルパネル、並 びに打ち上げロケット用ドームを含む推進剤タンク、スカート構造体、内部タン ク構造体、アイソグリッド構造体及び一体補強押出バレルパネルからなる群から 選択される請求項220に記載の航空宇宙構造体及び航空宇宙部品。 223.アルミニウム合金を含んでなる地上輸送構造体であって、前記アルミ ニウム合金が、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 ジルコニウム約0.01〜約1.0重量%と、 を含んでなる地上輸送構造体。 224.前記アルミニウム合金が2XXX形合金である請求項223に記載の 地上輸送構造体。 225.前記2XXX形合金が二元2XXX形合金である請求項224に記載 の地上輸送構造体。 226.前記二元2XXX形合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%、 をさらに含んでなる請求項225に記載の地上輸送構造体。 227.バンパー、ボディーパネル、フード、ドア及び内部パネルを含むシー ト製品、シートフレーム及び装甲プレートからなる群から選択される請求項22 5に記載の地上輸送構造体。 228.前記2XXX形合金が三元2XXX形合金である請求項224に記載 の地上輸送構造体。 229.前記三元2XXX形合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 マグネシウム約0.20〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項228に記載の地上輸送構造体。 230.バンパー、ボディーパネル、フード、ドア及び内部パネルを含むシー ト製品、シートフレーム、バンパープレート、シャトルバス及びモノレールを含 むピープルムーバー、サスペンション部品並びにマウントブラケット及び小部品 からなる群から選択される請求項228に記載の地上輸送構造体。 231.前記2XXX形合金が高温形2XXX形合金である請求項224に記 載の地上輸送構造体。 232.前記高温形2XXX形合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 マグネシウム約0.20〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項231に記載の地上輸送構造体。 233.コネクティングロッド及びシリンダーヘッドからなる群から選択され る請求項234に記載の地上輸送構造体。 234.前記アルミニウム合金が6XXX形合金である請求項223に記載の 地上輸送構造体。 235.前記6XXX形合金が、 ケイ素約0.10〜約2.0重量%と、 マグネシウム約0.60〜約1.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項234に記載の地上輸送構造体。 236.自動車のスペースフレーム、ボディーパネル、フード、ドア及び内部 パネルを含むシート製品、シートフレーム、シャトルバス及びモノレールを含む ピープルムーバー、並びにマウントブラケット及び小部品からなる群から選択さ れる請求項234に記載の地上輸送構造体。 237.前記アルミニウム合金が7XXX形合金である請求項227に記載の 地上輸送構造体。 238.前記7XXX形合金が高強度7XXX形合金である請求項237に記 載の地上輸送構造体。 239.前記高強度7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 銅約0.5〜約3.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項238に記載の地上輸送構造体。 240.バンパー、ボディーパネル、フード、ドア及び内部パネルを含むシー ト製品、コネクティングロッド、装甲プレート、シャトルバス及びモノレールを 含むピープルムーバー、サスペンション部品並びにマウントブラケット及び小部 品からなる群から選択される請求項238に記載の地上輸送構造体。 241.前記7XXX形合金が溶接性7XXX形合金である請求項237に記 載の地上輸送構造体。 242.前記溶接性7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項241に記載の地上輸送構造体。 243.自動車のスペースフレーム、バンパー、ボディーパネル、フード、ド ア及び内部パネルを含むシート製品、シートフレーム、装甲プレート、液体及び 極低温液体輸送タンク、シャトルバス及びモノレールを含むピープルムーバー、 サスペンション部品並びにマウントブラケット及び小部品からなる群から選択さ れる請求項241に記載の地上輸送構造体。 244.前記アルミニウム合金が5XXX形合金である請求項223に記載の 地上輸送構造体。 245.前記5XXX合金が、 マグネシウム約1.0〜約10.0重量%、 をさらに含んでなる請求項244に記載の地上輸送構造体。 246.自動車のスペースフレーム、バンパー、ボディーパネル、フード、ド ア及び内部パネルを含むシート製品、シートフレーム、液体及び極低温液体輸送 タンク、シャトルバス及びモノレールを含むピープルムーバー、サスペンション 部品並びにマウントブラケット及び小部品からなる群から選択される請求項24 4に記載の地上輸送構造体。 247.前記アルミニウム合金が4XXX形合金である請求項223に記載の 地上輸送構造体。 248.前記4XXX形合金が、 ケイ素約3.5〜約15.0重量%、 をさらに含んでなる請求項247に記載の地上輸送構造体。 249.前記地上輸送構造体が、トランスミッションハウジング、ピストン及 びシリンダーヘッドからなる群から選択される請求項247に記載の地上輸送構 造体。 250.前記アルミニウム合金がアルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム 合金である請求項223に記載の地上輸送構造体。 251.前記アルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 リチウム約0.20〜約2.5重量%と、 マグネシウム約0.05〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項250に記載の地上輸送構造体。 252.コネクティングロッド及び装甲プレートからなる群から選択される請 求項250に記載の地上輸送構造体。 253.アルミニウム合金を含んでなる海洋構造体であって、 前記アルミニウム合金が、 スカンジウム約0.02〜約10.0重量%と、 ジルコニウム約0.01〜約1.0重量%と、 を含んでなる海洋構造体。 254.前記アルミニウム合金が7XXX形合金である請求項253に記載の 海洋構造体。 255.前記7XXX形合金が高強度7XXX形合金である請求項254に記 載の海洋構造体。 256.前記高強度7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 銅約0.05〜約3.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項255に記載の海洋構造体。 257.魚雷ケーシング、海上発射ミサイル及び海軍戦闘機からなる群から選 択される請求項255に記載の海洋構造体。 258.前記7XXX形合金が溶接性7XXX形合金である請求項254に記 載の海洋構造体。 259.前記溶接性7XXX形合金が、 亜鉛約4.5〜約10.0重量%と、 マグネシウム約1.0〜約3.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項258に記載の海洋構造体。 260.魚雷ケーシング、海上発射ミサイル及び海軍戦闘機からなる群から選 択される請求項258に記載の海洋構造体。 261.前記アルミニウム合金が5XXX形合金である請求項253に記載の 海洋構造体。 262.前記5XXX合金が、 マグネシウム約1.0〜約10.0重量%、 をさらに含んでなる請求項261に記載の海洋構造体。 263.カヌー及びカヤック、魚雷ケーシング、スキューバダイビングタンク 、海上発射ミサイル、海軍戦闘機、フェリー、ヨット並びにレクレーション用ボ ートからなる群から選択される請求項261に記載の海洋構造体。 264.前記アルミニウム合金が4XXX形合金である請求項253に記載の 海洋構造体。 265.前記4XXX形合金が、 ケイ素約3.5〜約15.0重量%、 をさらに含んでなる請求項264に記載の海洋構造体。 266.フェリー、ヨット及びレクリエーション用ボートからなる群から選択 される請求項264に記載の海洋構造体。 267.前記アルミニウム合金がアルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム 合金である請求項253に記載の海洋構造体。 268.前記アルミニウム−銅−リチウム−マグネシウム合金が、 銅約2.0〜約7.0重量%と、 リチウム約0.20〜約2.5重量%と、 マグネシウム約0.05〜約2.0重量%と、 をさらに含んでなる請求項267に記載の海洋構造体。 269.海軍戦闘機からなる群から選択される請求項267に記載の海洋構造 体。 270.前記アルミニウム合金が、アルミニウム−マグネシウム−リチウム合 金である請求項253に記載の海洋構造体。 271.前記アルミニウム−マグネシウム−リチウム合金が、 マグネシウム約2.0〜約8.0重量%と、 リチウム約0.50〜約2.5重量%と、 をさらに含んでなる請求項270に記載の海洋構造体。 272.カヌー及びカヤック、魚雷ケーシング、スキューバダイビングタンク 、海上発射ミサイル、海軍戦闘機、フェリー、ヨット並びにレクリエーション用 ボートからなる群から選択される請求項270に記載の海洋構造体。
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