【発明の詳細な説明】
酵母による組換フィブリノーゲンの生産及び分泌
政府の権利
本研究は州認定番号HL37457 により一部支援されたものである。政府は本発明
の一定の権利を有する。
発明の背景
1.発明の分野
本発明は組換フィブリノーゲン、フィブリノーゲン変異体及びそのサブユニッ
トの新規の発現系、該発現系により形質転換された酵母、フィブリノーゲン、フ
ィブリノーゲン変異体及びそのサブユニットをクローニングするための該発現系
の利用、並びに研究又は医薬品、例えば診断アッセイ又は所定の症状の処置のた
めの治療薬における手段としての組換フィブリノーゲン、フィブリノーゲン変異
体及びそのサブユニットの利用に関する。
2.関連技術の説明
フィブリノーゲンはフィブリンの可溶性前駆体であり、これは血餅の主要構成
分である。フィブリノーゲンの構造はかなり研究されている。構造の参考につい
ては、M.Furlan のFibrinogen,Fibrin Stabilization and Fibrinolysis,J.L
.Francis 編,Chichester,Ellis Horwood,1988,頁17-64;及びR.F.Doolitt
le,1984,Annu,Rev.Biochem.,53:195を参照のこと。
フィブリノーゲンは3種類のポリペプチド鎖(Aα,Bβ及びγ)より成り、
ダイマーとしての形態をとり、各半分子は一組の各鎖を含んでいる。2つの半分
子はポリペプチドのアミノ末端領域にお
いて3本のジスルフィド結合により互いと結合している。2本の対称性結合は隣
接し合うγ鎖の間にあり、そして1本はAα鎖の間にある。更に、分子間及び分
子内ジスルフィド結合の複雑な組合せ(29本のジスルフィド結合があり、スルフ
ヒドリル基はない)が適正な構造の維持に関与している。
フィブリノーゲンは本質的に、小さな中心ドメインにつながった2本の末端二
分裂型ドメインより成る線形形態を有する。ポリペプチドα,β及びγのアミノ
末端が中心ドメインの中に含まれ、且つ連結し合っている。
フィブリノーゲンはトロンビンに対して感受性である。トロンビンはフィブリ
ノーゲンのα及びβ鎖の末端からペプチドを切断する。遊離した鎖はそれぞれフ
ィブリノペプチドA及びBと呼ばれる。フィブリノーゲンα及びβ鎖のアミノ末
端からのフィブリノペプチドA及びBの除去は本質的な意味での「フィブリンモ
ノマー」をもたらしめ、その自発的重合はフィブリンをもたらす。
各フィブリンモノマーはその中心ドメインの中に特定の重合部位(又は「節目
」)を有し、それはフィブリノーゲンにおいてはフィブリノペプチドA及びBに
より遮蔽されている。フィブリノーゲンA及びBの遊離はこれらの節目を露出さ
せる。これらの節目は正に帯電しており、そして隣りの分子の末端ドメイン上に
横たわっている相補的に負に帯電した「穴」に結合しうる。
まずフィブリンモノマーは重合して二本鎖プロトフィブリルとなり、ここで一
の分子の中心ドメインは2個の隣接し合う分子それぞれに由来する末端ドメイン
と、半分子が互い違いに重なり合った状態で結合する。XIIIa因子(フィブリ
ン安定化因子)及びCa2+の存在下でのこれらのプロトフィブリルの架橋がフィブ
リンを形成する。架橋はトロンビンによっても触媒され、それは不活性な酵素前
駆
体XIII因子を活性形態のXIIIa因子に変換せしめる。
フィブリン塊は一過性な封鎖体となることを意図し、そしてその結果正常な創
傷治癒過程の一部として行動する。プラスミンはフィブリン塊を分解し、そして
プラスミノーゲンからプラスミンに至る変換は溶解のペースを支配する。最も重
要なプラスミノーゲン変換過程には組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA
)が関与し、それは負傷した内皮細胞から遊離する。t-PAそれ自体はプラスミノ
ーゲンの活性化においてあまり有効ではないが、フィブリン及び様々なフィブリ
ン分解産物の存在は活性化過程は著しく促進する。
凝塊形成におけるその役割に加えて、フィブリノーゲンは血小板凝集にも関与
している。高親和性「血小板認識部位」は両γ鎖の対立する末端(残基397-411
)にある親水性カルボキシ末端ペンタデカペプチドに局在している。このセグメ
ントは血小板フィブリノーゲンレセプターに収まる塩架橋化γループを形成して
いるようである。フィブリノーゲンが血小板レセプターにいづれかのγ末端にお
いて結合すると、この分子は隣接する血小板上のフィブリノーゲンに対してその
自由末端上で橋を形成するのに十分に「近づく」。その結果、両血小板上のレセ
プターは互いに向き合って移動し、これにより橋を強化する。他の血小板が同様
に結合し、これにより格子の形成がもたらされる。
フィブリノーゲンの主要機能は凝塊形成及び血小板凝集であるが、フィブリノ
ーゲンは多種多様なその他のタンパク質及び細胞にも相互作用を及ぼす。例えば
、刺激又は損傷を受けると、脈管系に広がる内皮細胞もフィブリノーゲンと結合
する。内皮細胞に対するフィブリノーゲン上の主要結合部位は血小板に対する結
合に関与するものと同じようである。D.A.Cheresch ら,1989,Cell,58:945
を参照のこと。更に、フィブリノーゲンはスタフィロコッカス.ア
ウレウス(Staphylococcus aureus)。所定の株を「凝集」させることができる点
で血漿タンパク質のうちで固有である。フィブリノーゲンに対する主要の「凝集
」部位も血小板に対する結合に関与するものと同一のようである。J.Hawigerら
,1982,Biochem.,21:1407 を参照のこと。
哺乳類における主要の(そしておそらくは唯一の)フィブリン生合成部位は肝
臓である。肝細胞は合成の主要部位であり、そしてフィブリノーゲンの成分鎖は
別々の遺伝子によりコードされる。これらの遺伝子が発現し、鎖が合体し、適切
なジスルフィド結合が形成され、そして六量体が循環系の中に放出され、そして
小胞体に輸送され、そこでそれらはグリコシル化、ホスホリル化及び硫酸化され
る。
臨床結果により又は日常的なスクリーニング中に数百の天然フィブリノーゲン
変異体が既に同定されている。これらの変異体はフィブリノーゲン−フィブリン
生化学の理解に多大に寄与し、多くの場合構造−機能関係の重要な見識をもたら
した。天然変異体が価値を有するのと同様に、それらは組換系において発現させ
る組換フィブリノーゲンによる部位特異的突然変異誘発実験により理解されるよ
うになる。
例えば、ジスルフィド結合γCys326−γCys339のカルシウム結合における役割
を研究するため、ある研究室はエッシェリヒア.コリ(Escherichia coli)の中
の改質ポリペプチドをコードするDNA で発現させることによってCys326及びCys3
39を欠くポリペプチドを合成するのに部位特異的突然変異誘発を既に利用してい
る。M.G.Bolyardら,1990,Biochem.Biophys.Res.Comm.,174:853 を参照
のこと。
興味深いことに、このγCys326−γCys339結合は凝塊能にも関係
する。R.Procyk ら,1990,Biochem.,29:1501-1507は、この結合が、カルシ
ウムの非存在下での低濃度のジチオスレイトールによるフィブリノーゲンの温和
な還元中に切断される結果の一つであることを示した。所定の還元の結果は凝塊
能の消失である。これは後に、フィブリノーゲン上のカルボキシ−末端重合部位
の妨害の結果であると明白に決定された。カルボキシ−末端重合部位のこの妨害
は、いうなれば、γCys326−γCys339結合切断の結果であることが明らかである
。R.Procyk ら,1992,Biochem.,31:2273 を参照のこと。同時係属中の米国
特許出願第07/946,826号(その内容は引用することで本明細書に組入れる)はこ
のようにして還元したフィブリノーゲンはフィブリン及びフィブリンモノマーと
の生化学的及び免疫学的に実質的に同等であり、それ故このような物質を必要と
するアッセイにおけるフィブリン又はフィブリンモノマーの代替物として有用で
ある。かかるアッセイは、例えば(i)フィブリンモノマー、(ii)プラスミン
アクチベーター阻害活性、(iii)組織プラスミノーゲンアクチベーター活性及
び(iv)イムノアッセイの定量決定用の慣用アッセイを含む。
かかる還元フィブリノーゲン又はその他のフィブリノーゲン変異体をコードす
るDNA 配列を構築するのに部位特異的突然変異誘発を利用することが可能であり
、その結果、かかるDNA を含む発現ベクターを構築する、かかる発現ベクターに
より適当な宿主を形質転換させる、そしてこの宿主をDNA を発現するように誘導
させることが可能である。
我々の研究室及びその他は、トランスフェクションされた動物細胞が組換フィ
ブリノーゲンを産生する系を述べている。S.N.Royら,1991,J.Biol.Chem.,
266:4758(COS-1 及びHep G2細胞の中での発現);R.Hartwigら,1991,J.Bi
ol.Chem.,266:6578(
COS-1 細胞の中での発現);及びD.H.Farrellら,1991,Biochem.,30:9414(
ベビーハムスター腎(BHK)細胞の中での発現)を参照のこと。しかしながら、こ
れらの系は少量のフィブリノーゲンしか生産できず、そしてスケールアップする
のが困難である。
組換フィブリノーゲンはまちがいなく研究手段として有用であるが、それに加
えてそれらは医薬品において、例えば創傷治癒のための「フィブリン接着剤」の
調製において、又はある場合、低フィブリノーゲン血症患者への点滴のためにも
有用であろう。
発明の概要
本発明の主たる目的は組換フィブリノーゲン、組換フィブリノーゲン変異体、
及び組換フィブリノーゲンサブユニットを比較的大量に発現させる系の提供であ
った。
本発明の更なる目的は組換フィブリノーゲン、組換フィブリノーゲン変異体及
び組換フィブリノーゲンサブユニットのための、簡単にスケールアップできるで
あろう発現系の提供にある。
本発明の更なる別の目的は、組換フィブリノーゲン、組換フィブリノーゲン変
異体及び組換フィブリノーゲンサブユニットの提供、並びに研究における、並び
に治療薬としての医薬品及び診断アッセイにおけるかかる組換タンパク質の利用
の提供にある。
これら及びその他の目的は本発明により達成される。本発明は一般にフィブリ
ノーゲンのポリペプチド鎖又はその変異体をコードする少なくとも一本のcDNAを
含んで成る酵母用の発現ベクターに関する。一の態様はフィブリノーゲンのAα
鎖又はその変異体をコードするcDNA、フィブリノーゲンのBβ鎖又はその変異体
をコードするcDNA、及びフィブリノーゲンのγ鎖又はその変異体をコードするcD
NAを含む酵母用の発現ベクターを含む。
本発明の第二の態様はかかるベクターにより形質転換された酵母に関する。
本発明の第三の態様は酵母の中でフィブリノーゲン、又はその変異体もしくは
サブユニットを発現させる方法に関し、この方法は:
(a)ポリペプチド鎖もしくはフィブリノーゲン又はその変異体をコードする
少なくとも一本のcDNAを含む酵母用の発現系を構築又は獲得する;
(b)前記発現ベクターにより酵母を形質転換させ、そして安定な形質転換体
を選別する;
(c)培養培地の中でこの形質転換体を、フィブリノーゲン又はその変異体も
しくはサブユニットがこの培養培地の中に分泌されるような条件下で維持する;
そして
(d)この培養培地からフィブリノーゲン又はその変異体もしくはサブユニッ
トを回収する;
工程を含んで成る。
本発明の第四の態様は本発明の方法により生産した組換フィブリノーゲン又は
その変異体もしくはサブユニットに関する。
本発明の酵母系は驚くべきことに、その他の発現系により可能なものよりも少
なくとも10倍多い組換フィブリノーゲンを産生する。また、本発明の酵母系は組
換フィブリノーゲンの大量生産に簡単に適応される。更に、本発明の酵母系によ
り、組換フィブリノーゲンは主要な分泌タンパク質となり、それ故培養培地から
容易に精製できる。
図面の簡単な説明
図1はプラスミドpYES2 の地図である。
図2はヒト血漿及び酵母組換フィブリノーゲンのSDS-PAGE及びウ
ェスタンブロット分析を示す。
図3はヒト血漿及び酵母組換フィブリノーゲンのトロンビン誘導凝塊及び架橋
のSDS-PAGE及びウェスタンブロット分析を示す。
発明の詳細な説明
本発明は組換ヒトフィブリノーゲン又はその変異体もしくはサブユニットを提
供し、これは研究において、又は治療薬としての医薬品において、又は診断アッ
セイにとっての試薬として利用できる。「フィブリノーゲン変異体」又は単に「
変異体」とは、ヒトフィブリノーゲンのアミノ酸配列を本質的に有するか、しか
し1又は複数の挿入、欠失、付加及び/又は置換が慣用の方法により意図的に施
されているポリペプチドを意味する。「フィブリノーゲンサブユニット」又は単
に「サブユニット」とは、ヒトフィブリノーゲン又はフィブリノーゲン変異体の
個々のα,βもしくはγ鎖又はかかる鎖の任意の組合せのアミノ酸配列を有する
単離されたポリペプチドであって、2本づつの各鎖を含む完全分子を除くものを
意味する。これらの鎖の様々な組合せが機能性タンパク質の生合成及び集成を研
究するための研究手段として有用である。
ヒトフィブリノーゲンのα,β及びγ鎖についてのcDNAは単離及び特性決定さ
れている。それぞれM.W.Rixonら,1983,Biochem.,22:3237;D.W.Chungら,
1983,Biochem.,22:3244;及びD.W.Chungら,1983,Biochem.,22:3250 を
参照のこと。しかしながら、そのコード縮重性に基づき、同一のアミノ酸配列を
コードするヌクレオチド配列においてかなりの多様性がありうる。本発明の目的
にとって、かかる「縮重変異体」も有用であり、そして「フィブリノーゲンのポ
リペプチド鎖をコードするcDNA」との言及があるときには考慮に入る。本明細書
において利用する「縮重変異体」な
る語は任意のDNA 配列であって、遺伝子コードの縮重性に基づき、別のDNA 配列
と同一のアミノ酸配列をコードするものを意味する。
本発明はまた酵母において有用な量の精製フィブリノーゲン又はその変異体も
しくはサブユニットを生産するための発現ベクターを提供する。本明細書で用い
る語「酵母」とは、任意の酵母株、特にサッカロマイセス・セレビジュ(Saccha
romyces cerevisiae)又はサッカロマイセス・ポンベ(S.pombe)の特定の株、
並びにその他の属、例えばピシア(Pichia)又はクルイベロマイセス(Kluyverom
yces)の株であって、組換タンパク質にとっての産生株として利用されているも
のを包括することを意図する。
一般にベクターは、酵母に由来する調節因子に作用可能式に連結されたフィブ
リノーゲンのポリペプチド鎖(α,β及び/又はγ)又はその変異体をコードす
る少なくとも一種のcDNAを含んで成りうる。かかるベクターによる酵母細胞系の
形質転換後、これらのベクターを、コードポリペプチド鎖を発現させるように、
又はこのベクターが3本の鎖全てを含んで成るとき、適正に集成したフィブリノ
ーゲン又はその変異体を発現させるように誘導する。酵母において利用するため
のベクターは当業者によく知られている。かかるベクターにはエッシェリヒア・
コリ及び酵母の双方において複製するいわゆる「シャトルベクター」が含まれる
。かかるベクターの一般的な説明はJ.D.Watsonら,Recombinant DNA 第2版,
New York,W.H.Freeman and Company,1992,頁235-253 にされている。かかる
ベクターのより詳しい詳細、並びに酵母遺伝子の基礎的な技術、例えば酵母培地
の調製、株の保存及び復帰、株の増殖及び操作、突然変異誘発、高効率性形質転
換、選択マーカー、発現カセット、レプリケーター、プロモーター、リーダー、
ターミネーター、分泌のためのシグナル配列等の詳細はF.M.Ausubelら(編):「S
accharomyce
s cerevisiae」、F.M.Ausubelら(編)Short Protocols in Molecular Biology
第2版,New York,John Wiley & Sons,1992,頁13-1〜13-49 に記載されて
いる(その内容は全て引用することで本明細書に組込れる)。
一般に、酵母は液体培地の中で、又は固形寒天プレートの表層(又はその中に
埋没させて)増殖させることができ、尚液体培地が好ましい。酵母はデキストロ
ース(グルコース)、窒素、リン、微量金属及びタンパク質、並びにアミノ酸、
ヌクレオチド前駆体及び細胞が通常de novo で合成するであろうその他の代謝物
を供する酵母−細胞−抽出物加水分解物を含む液体培地で最も良く増殖する。デ
キストロースの代わりに、酵母は様々なその他の炭素源、例えばカラクトース、
マルトース、フルクトース及びラフィノースで増殖できる。特に好適な態様にお
いて(これは以降により詳しく説明する)、我々は転写を、ガラクトースで誘導
されるGal-1 プロモーター因子のコントロール下に置いた。培地は例えば 15lb/
m2において15分オートクレーブすることにより滅菌すべきであるが、その時間は
大量の培地を調製するときには延長すべきである。かかる培地上で培養する場合
、酵母細胞は約90分毎に分裂する。
酵母ベクターは酵母の中でのその複製のやり方に基づいて5つの一般的なクラ
スに分類できる:YIp(酵母組込プラスミド)、YRp(酵母複製プラスミド)、YC
p(酵母動原性プラスミド)、YEp(酵母エピソームプラスミド)及び YLp(酵母
線形プラスミド)。YLpを除き、全てシャトルベクターである。YIpプラスミドは
選択酵母遺伝子を含むが、酵母の中でのプラスミドの自己複製を可能にする配列
を欠く。その代わり、酵母の形質転換は酵母ゲノムへの YIpプラスミドの組込み
により生ずる。YRpプラスミドは自己複製能を授ける酵母ゲノム由来の配列を含
む。YRpプラスミドは高い形質転
換率(103〜104形質転換体/MgDNA)を有するが、形質転換体は時折り有系分裂又
は減数分裂中不安定である。YCpプラスミドは酵母動原体由来のDNA セグメント
を含み、そしてこれは有系分裂及び減数分裂中の安定性を大いに高める。YLpプ
ラスミドは末端小粒として機能する一定のGCリッチ反復配列をその末端に含み、
そしてそれはプラスミドが線形分子として複製することを可能にする。しかしな
がら、本発明の目的にとっては YEpプラスミドが好ましい。これらのプラスミド
は天然酵母プラスミド、いわゆる「2μmサークル」に由来する配列を含む。こ
の2μm配列は染色体外複製を可能にし、そして高い形質転換率を授ける(約104
〜105形質転換体/MgDNA)。これらのプラスミドは有系分裂及び減数分裂中に比
較的安定であり、そしてその結果、酵母における高レベル遺伝子発現のために一
般的に利用される。
一般に、異種構造配列を適切なリーディングフレームの中で翻訳開始及び終止
配列、選択マーカー、及び好ましくは細胞外媒質に至る翻訳タンパク質の分泌を
指令できるリーダー配列と集成する。一般的に利用されている選択マーカーは野
生型遺伝子、例えばURA3,LEU2,HIS3及びTRP1であり、そして好ましくはそれら
全てが利用される。これらの遺伝子は酵母宿主における特定の代謝欠陥(栄養要
求性)を補完し、その結果有用な形質転換体は選択培地上でのその増殖により同
定できる。好適な態様において(これは以下により詳しく説明する)MFα1リー
ダー配列が利用されるか、しかしその他の配列も同様に有用であろう。MFα1リ
ーダー配列を利用するとき、異種タンパク質は酵母KEX タンパク質により切断さ
れる。このような場合、W.Fiersらの「Secretion and Surface Expression in
Microorganisms of Heterologous Proteins Important for Medical Research a
nd Clinical Applications」Harnessing Biotechnolo
gy for the 21st Century,M.R.Ladischら編,American Chemical Society,1
992,頁23-25 により提唱されている通り、プロ配列と異種遺伝子配列との間に
、プロ配列の切断を促進する1又は2個のGlu-Ala ジペプチドを配置することが
有用でありうる。
上記のベクターは全てRNA ポリメラーゼIIにより利用される強力なプロモータ
ーを担持する。これらのプロモーターは誘導的(例えばGal-1,Gal-10,PHO5)
又は構成的(例えば ADHI,PGK又は GPD)のいづれかでありうる。これらのプロ
モーターからの転写は転写開始部位の上流の部位(酵母においては上流活性化部
位又は UAS)に結合するアクチベータータンパク質に依存する。Gal プロモータ
ー、特にGal-1(ガラクトキナーゼ)プロモーターが好ましい。Gal プロモータ
ーはアクチベーターGal-4(それは転写開始の上流のUAS に結合する)及びアク
チベーターによる活性化を抑制するネガティブ調節因子Gal-80により調節される
。Gal-1 プロモーターからの転写は例えば細胞を炭素の唯一の起源としてガラク
トースを含む培地の中で増殖させたときに多大に誘導される。このような条件下
では、Gal-80はGal-4 から解離し、そしてGal-4 はGal-1 UAS に結合する。従っ
て、Gal-1 プロモーターを、唯一の炭素源としてガラクトースを含む培地と一緒
に利用するのが好ましい。
適当な酵母形質転換プロトコールは当業者に公知である。酵母形質転換キット
はBIO 101,Inc.(La Jolla,CA)より購入でき、そしてこのキットのプロトコ
ールは以下に示す実施例において若干の変更を伴って行った。Gal-1 プロモータ
ーの抑圧解除は培地のガラクトース枯渇により生ずる。粗酵母上清液を濾過によ
り回収し、そして更なる精製まで4℃に保持した。
好適な態様において、我々は発現ベクター pYES2を利用してすばらしい収率を
達成した。その構築の詳細を以下の実施例に示す。ベ
クター pYES2を3種のフィブリノーゲンcDNA全てによりタンデムで構築した。そ
れぞれはMFα1プレプロ分泌シグナルカスケードに融合したGal-1-プロモーター
因子のコントロール下にある。以下により詳しく説明する通り、酵母から分泌し
た組換フィブリノーゲンはポリアクリルアミドゲル上で分析したときに血漿フィ
ブリノーゲンと類似しており、そして更に天然血漿フィブリノーゲンと同様、酵
母から分泌した組換フィブリノーゲンはトロンビン誘導凝塊を形成可能である。
この酵母系において、フィブリノーゲンは培養培地中の主要分泌タンパク質で
あり、それ故タンパク質についての慣用の精製方法により、例えば塩析、限外濾
過、透析、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過、電気泳動、アフィニティ
ークロマトグラフィー等により簡単に精製できる。
酵母細胞を、単一ベクター中にタンデムとなっているのではなく、別の発現ベ
クターの中にある各フィブリノーゲンcDNAにより同時トランスフェクションする
ことにより適正に集成したフィブリノーゲンを得ることも可能である。この態様
を利用した場合、3種のcDNA全てを含む安定な形質転換体の選択を助長するため
、各ベクターは異なる選択ベクターを含むべきである。
フィブリノーゲン変異体又は変異サブユニットの調製のため、天然cDNAのDNA
配列を改変する慣用の突然変異誘発技術を利用するのが有利である。例えば、必
要とされる置換、欠失又は挿入に応じて改変された特定のコドンを有する改変「
遺伝子」を得るためにオリゴヌクレオチド依存性部位特異的突然変異誘発手順を
利用できうる。研究のためにフィブリノーゲン変異体を使用する場合、縮重オリ
ゴヌクレオチドによるカセットの突然変異誘発が単一実験でランダム突然変異の
大量なコレクションを作り上げるために利用できる。
これらの技術の詳細は当業者に公知であり、そしてここでは繰り返さない。しか
しながら、J.D.Watsonら,前掲,頁191-211;F.M. Ausubelら,前掲,頁 8-1
〜8-25;及び J.Sambrookら,Molecular Cloning:A Laboratory Manual 第2
版,Plain view New York, Cold Spring Harbor Laboratory Press,1989,頁15
-1〜15-113を参照のこと(その内容は引用することで本明細書に組入れる)。
前述の通り、γCys 326-γCys 339 結合が凝塊能に関与している。様々な診断
アッセイのため、このアッセイ中に凝塊しないか、生化学的及び免疫学的にフィ
ブリン又はフィブリンモノマーから区別できる試薬を利用することが所望される
。米国特許出願第07/946,826号(前掲)によると、この目的のために適当な試薬
はフィブリノーゲンを一定の還元にかけることにより達成でき、それはR.Procy
k ら1992前掲によれば、一定のCys-Cys 結合の切断をもたらす。かかる「還元フ
ィブリノーゲン」は組換方法により調製することが可能でありうる。例えば、オ
リゴヌクレオチド依存性部位特異的突然変異誘発手順を利用し、一定の還元の際
に破壊される位置にあるシステインについてのコドンを別のアミノ酸についての
コドン、例えばグリシン、又はおそらくはメチオニンであって、システインと同
様に疎水性であり、そして側鎖に硫黄を含んでいるアミノ酸についてのコドンと
置き換えることにより、様々な鎖をコードするcDNAを改変することが可能である
。
更に、組換フィブリノーゲン及びその変異体は治療剤としての医薬品における
用途を有するであろう。フィブリノーゲンは「緊急時タンパク質」の一つであり
、その生合成は外傷及び負傷時に著しく増大する。R.F.Doolitle:「The Molec
ular Biology of Fibrin」、G.Stamatoyannopoulos ら(編)The Molecular Ba
sis of Blood Diseases 第2版,Philadelphia,W.B.Saunders Company,19
94,頁 712を参照のこと。フィブリノーゲン置換は肝不全もしくは汎発性血管内
凝固症候群(DIC)を有する患者、又は先天性フィブリノーゲン欠乏症を有する患
者に必要とされうる。現在、VIII因子とも呼ばれている低温沈殿抗好血性因子(A
HF)の投与がフィブリノーゲン置換にとっての好適な処置となっている。低温沈
殿AHF の各バッグは約 250mgのフィブリノーゲンを含む。少なくとも 50mg/dlの
フィブリノーゲンの血漿レベルが手術又は外傷の適正な止血にとって必要である
。M.S.Kennedy:「Transfusion Therapy」D.Harmening-Pittiglio ら(編)Mod
ern Blood Banking and Transfusion Practices,第2版,Philadelphia,F.A.
Davis Company,1989,頁 268を参照のこと。かかる患者への組換フィブリノー
ゲン又はその変異体の投与は静脈内ルートによるものであり、そして一般的な日
常の用量は例えば 50mg/dlのフィブリノーゲンの最小血漿レベルを維持するのに
必要な量であろう。かかる目的のため、組換フィブリノーゲン又はその変異体は
全血又は血液製品、例えば血漿、低温沈殿物等に、又は慣用の薬理ビヒクルに加
えてよい。
本発明を以下の非限定例を参考により詳しく説明する。材料:発現ベクター(p
YES2)及び酵母株(INSVC 1,MATα his3-Δ1 leu2 trpl-289 ura 3-52)はInvit
rogen,Inc.より入手した。選択条件で酵母を増殖するための培地はBio101,Inc
.より購入した。ガラクトース、ラフィノース、ツニカマイシンはSigma から入
手した。ヒトフィブリノーゲンに対する抗体はDako Corporationから、制限酵素
、クレノウフラグメント、仔牛小腸ホスファターゼ(CIP)はBoehringer,Mannhei
mから、エンドグリコシダーゼHはGenzyme から、T4 DNAリガーゼはNew England
Biolabから、L-[35S]メチオニン(1100 Ci/mmol)はNew England Nuclear Corp
oration-Du Pont から入手した。その他の利用した試薬は述べられている(S.N
.Royら,J.
Biol.Chem.,267:23151(1992);S.N.Roy ら,J.Biol.Chem.,269:691(
1994);及び S.N.Roy ら,J.Biol.Chem.,266 :4758(1991)を参照のこと)
。
実施例1:発現ベクターの構築
一本の鎖、2本の鎖の組合せ、及び3本全ての鎖についてのフィブリノーゲン
cDNAを含む発現ベクターを、pYES2 プラスミドの中のMFα1 プレプロ分泌シグナ
ル(SS)カスケードに融合したGal-1 プロモーターの3′末端にある多重クロー
ニング部位に挿入する。これを図1に示す。pYES2Aα,pYES2Bβ及び pYES2γを
調製するため、全長cDNAを、既に記述されている構築とは別に、適当な制限酵素
により遊離させた(S.N.Royら,J.Biol.Chem.,269:691(1994);及びS.N
.Royら,J.Biol.Chem.,266:4758(1991)を参照のこと)。その他の構築体
pYES2AaB β,pYES2Aαγ,pYES2Bβγ及びpYES2AαB βγはフィブリノーゲン
鎖cDNAをタンデムに結合させることによって作った。それぞれはGal-1-SSプロモ
ーターのコントロール下とした。アガロースゲルからのDNA フラグメントの溶出
、CIP によるプラスミド脱リン酸化、クレノウフラグメントによるフィル・イン
反応、及びライゲーションは公知の方法の通りに実施した(S.N.Royら,J.Bio
l.Chem.,267:23151(1992);S.N.Roy ら,J.Biol.Chem.,269:691(199
4);及びS.N.Royら、J.Biol.Chem.,266:4758(1991)を参照のこと)。
実施例2:酵母の形質転換
フィブリノーゲンcDNAを含むpYES2 ベクターによるS.セレビジエ(INVSCI)の
形質転換はアルカリ−カチオン法により実施し、モル細胞をSC-uraプレートでプ
レート培養した(L.D.Schultzら,Gene,54:113(1987)参照)。各プレート
由来の単一のコロニーを4
%のラフィノースを含むSC-ura培地の中で30℃において一夜強く撹拌して増殖さ
せ、そしてストック培養物として保存した。上記の構築体により形質転換した酵
母細胞を INVSC1Aα,INVSC1Bβ及びINVSC1γ,INVSC1AαB β,INVSC1Aαγ、I
NVSC1Bβγ及び INVSC1AαB βγと命名する。
ベクターpYES2AαB βγにより安定的に形質転換されたS.セレビジエ細胞(IN
VSC1)を上記の態様で調製し、そして1994年8月12日にアメリカン・タイプ・カ
ルチャー・コレクション、Rockville,MD に受託番号ATCC 74296で寄託した。こ
の寄託はブダペスト条件に従う。
実施例3:ツニカマイシンによる発現及び処理
ストック培養物を5mlのSC-uraの中で一夜1×108/mlの密度で培養した。これ
らの細胞を 500×gで回収し、2%のガラクトースを含むSC-ura培地の中に再懸
濁し、そしてフィブリノーゲン鎖合成の誘導のために更に16h増殖させた。細胞
を 500×gで回収し、50μCi/ml のL-[35S]メチオニンを含むSC-ura-met培地に
再懸濁し、そして30℃で1hインキュベートした。あるケースにおいては、細胞
を10μg/ml のツニカマイシンを含む培地で1hインキュベートし、次いでL-[3 5
S]メチオニンで通常通りにインキュベートした。細胞内フィブリノーゲンを決
定するとき、細胞を回収し、リン酸緩衝食塩水(PBS)で洗い、0.5mlのIPバッファ
ー(50mMのトリス・HCl,pH7.4 ,1%のトリトンX-100,0.2%のSDS,150mMの
NaCl,5mMのEDTA,10U/mlのトラジロール、1mMのPMSF,0.1mMのTPCK,1μg/
ml のダイズマメ−トリプシンインヒビター)及び 200mg(直径 0.5mm)の酸洗
浄ガラスビーズ/108個の細胞で 45secで2回ボルテックスにかけることにより
溶解させた(J.R.Franzusoff ら,Methods in Enzymology,194:662(1991)
を参照のこと)。細
胞リゼートを水で1mlに希釈し、そして15000×gで15分4℃で遠心した。フィ
ブリノーゲンは細胞質ゾルをヒトポリクローナルフィブリノーゲン抗体で公知の
通りに免疫沈殿させることにより単離した(S.N.Royら,J.Biol.Chem.,267
:23151(1992);S.N.Roy ら,J.Biol.Chem.,269:691(1994);及びS.N.
Royら,J.Biol.Chem.,266:4758(1991)を参照のこと)。
実施例4:フィブリノーゲンの分泌
pYES2AαB βγにより形質転換され、そして単一コロニーより増殖させた酵母
細胞を4%のラフィノースを含む50mlのSC-ura培地に接種し、そして30℃で一夜
増殖させた。この細胞を2%のガラクトースで誘導し、そして更に16hrインキュ
ベートした。培養培地を室温で500×gで5分遠心した。培地のpHを1Mのトリ
ス-HClバッファーpH8.0 で7.0 に調整し、そしてプロテアーゼインヒビターのカ
クテル(10U/mlのトラジロール、1mMのPMSF、0.1mM のTPCK、1μg/ml のダイ
ズマメ−トリプシンインヒビター、1mg/ml のパプスタチン)を加えた。フィブ
リノーゲンをバッファーA(50mMのトリス-HCl,pH7.4 ,5mMのEDTA)により平
衡にしておいた硫酸プロタミン-Sepharose 6B カラム(10ml)上への吸着によっ
て培地から単離させた。このカラムを 0.8MのNaClを含むバッファ−Aで洗い、
そして結合フィブリノーゲンを 0.1Mの Na-酢酸、pH4.5 で溶出させた。pHを1
Mのトリス-HCl,pH8.0 で7.0 に調整した(C.E.Dempfleら、Thromb.Res.,46
:19(1987))。
実施例5:分泌したフィブリノーゲンの定量
培地の中に分泌したフィブリノーゲンの量を2種類のフィブリノーゲン鎖特異
的モノクローナル抗体[1-8C6(抗 Bβ1-21)及びFd4-7B3(抗フィブリノーゲンフ
ラグメントD)]を利用する競合ELISAにより測定した。Fd4-7B3を利用するアッ
セイの詳細は既に報告され
ている(S.N.Royら,J.Biol.Chem.,266:4758(1991)を参照のこと)。抗
体1-8C6 による新しいアッセイが最近開発され、その特異性が説明されている(
B.Kudryk ら,Molec.Immun.,20:1191(1983)を参照のこと)。抗体1-8C6
の西洋ワサビペルオキシダーゼラベル形態がこのアッセイに利用でき、そして0.
05μg/ml ほどの低いフィブリノーゲン濃度が容易に測定されうる。
実施例6:ヒト血漿及び酵母組換フィブリノーゲンの特性の比較
分泌した組換フィブリノーゲンをトロンビン(6.8 NIH U/ml)により、XIII
因子(1.0U/ml)の存在下又は非存在下で処理し、トロンビン誘導凝塊を形成す
る能力及び架橋する能力について調べた。フィブリン複合体をSDS-PAGEにより分
け、そしてクマジーブルーによる染色、並びに鎖特異的抗体 1C2-2(抗フィブリ
ノーゲンAα/フィブリンα)(R.Procykら、Thromb.Res.,71:127(1993));E
a3(抗フィブリノーゲンBβ/フィブリンβ)(B.Kudryk ら「Monoclonal Antibo
dies as Probes for Fibrin(ongen)Proteolysis:Monoclonal Antibodies in
Immunoscintigraphy(J.F.Chatal編),CRC Press,Boca Rato,FL,頁 365-398)
;T2G1(抗フィブリンβ)(B.Kudryk ら,Molec.Immun.,21:89(1984));及び
4-2(抗フィブリノーゲンγ/フィブリンγ−二量体)(R.Procyk らBlood,77:1
469(1991))を利用するウェスタンイムノブロットにより検定した。
ヒト血漿フィブリノーゲンに対する酵母組換フィブリノーゲンの類似性を評価
するため、2種の生成物の対比をポリアクリルアミドゲルで行った。
図2は組換フィブリノーゲンと鎖特異的抗体との免疫反応性を示す。組換フィ
ブリノーゲンを4−10%勾配SDS-PAGEで還元又は非還元条件下で分け、そして種
々の鎖特異的抗体を利用するウェスタン
イムノブロットにより分析した。
パネルA:クマジーブルーで染色した還元ゲル。
パネルB:Aα/α鎖に対するMAb と反応させた還元サンプルのイムノブロット
。
パネルC:Bと同様、Bβ/β鎖に対するMAb と反応。
パネルD:Bと同様、γ鎖に対するMAb と反応。
パネルE:γ鎖に対するMAb と反応させた非還元サンプルのイムノブロット。
データーは、形質転換酵母細胞により分泌された組換フィブリノーゲンが血漿
フィブリノーゲンと類似の電気泳動及び免疫反応特性を有することを示した。
図3は組換酵母フィブリノーゲンの凝塊特性を示す。酵母細胞により分泌され
た精製組換フィブリノーゲンをトロンビン又はトロンビン+XIII因子と37℃で
4hrインキュベートした。凝塊後、各サンプルをDTT 及びSDS 含有バッファーに
溶かし、SDS-PAGE(5−15%の勾配ゲル)により分け、そしてフィブリンβ鎖に
、又はフィブリンγ鎖もしくはフィブリンγ−二量体に反応するMAb によりウェ
スタンブロット分析を行った。
パネルA:クマジーブルーで染色したイムノブロット。
パネルB:フィブリンβ−鎖(T2G1)抗体と反応させたイムノブロット。
パネルC:フィブリノーゲンγ鎖/フィブリンγ−二量体(4−2)抗体と反応
させたイムノブロット。
レーン1、分子量マーカー;レーン2、血漿Fbg ;レーン3、酵母Fbg;レー
ン4、酵母Fbg から調製した非架橋化フィブリン;レーン5、酵母Fbg から調製
したXIIIの因子架橋化フィブリン
データーは、組換フィブリノーゲンが、血漿フィブリノーゲンと
同様に、トロンビン誘導凝塊を形成でき、そしてXIII因子誘導架橋を受けるこ
とを示した。
本明細書及び請求の範囲は例示のために記載したものであり、そして様々な改
良及び変更が本発明の範囲を逸脱することなくなされうる。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C12R 1:85)
(C12P 21/00
C12R 1:85)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C
Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KG,KP
,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,
MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,S
I,SK,TJ,TM,TT,UA,UZ,VN