JPH10506429A - アミノ酸ないしアミノ酸誘導体による官能基を有する重合体、その合成法、および、化粧用組成物における界面活性剤、特に、マニキュアとしての使用 - Google Patents
アミノ酸ないしアミノ酸誘導体による官能基を有する重合体、その合成法、および、化粧用組成物における界面活性剤、特に、マニキュアとしての使用Info
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- JPH10506429A JPH10506429A JP8511454A JP51145496A JPH10506429A JP H10506429 A JPH10506429 A JP H10506429A JP 8511454 A JP8511454 A JP 8511454A JP 51145496 A JP51145496 A JP 51145496A JP H10506429 A JPH10506429 A JP H10506429A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は下記の式の、鎖末端官能基を有する重合体に関わる、
式中、−重合鎖(P)は、少なくとも一種のモノマーのラジカル重合反応によって得られる疎水鎖であり、−Rは、水素原子、または、1から8個の炭素原子を有する直鎖ないし分枝鎖炭化水素鎖であり、任意ではあるが、CO2H,NH2,OHまたは、その基そのものが任意に置換されているフェニル基から選ばれる少なくとも一つの基で置換されるものであり、−AとBは、同一であっても、異なる物質でもよく、単結合、1から16個の炭素原子から成る飽和ないし不飽和で直鎖ないし分枝鎖の炭化水素鎖をそれぞれ表わすが、また、アミド結合、または、2から4個のアミノ酸、特に、天然のアミノ酸を有するペプチド鎖を含むことが可能であり、−NH2および/またはCOOH基は、遊離していてもよいし、塩を形成していてもよい。本発明はさらに、上記生成物の界面活性剤として、さらに特定的に、湿潤剤として、固体粒子の分散剤として、重合体のミクロ分散体、特に、ミクロゲルとミクロラテックスの調製用として用いられる使用に関わる。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
アミノ酸ないしアミノ酸誘導体による官能基を有する重合体、その合成法、およ
び、化粧用組成物における界面活性剤、特に、マニキュアとしての使用
本発明は、新規の、官能基を有する重合体、その合成法、その界面活性剤と
して、特に、固体粒子の湿潤剤および/または分散剤および/または安定化剤と
しての使用、ならびに、ミクロ分散体の調製法に関わる。
鎖末端官能基を有する重合体については既に知られている。特に、連鎖移動
剤の存在下で重合して得られる官能基を有する重合体については既知である。
さらに特定的にいえば、ワイ.ヤマシタ、ワイ.チュウジョウら(Y.YAMAS
HITA,Y,CHUJO)のこの分野における研究を引用するのがよい。この著者らは、
連鎖移動剤としてチオリンゴ酸を用いて行う−OHまたは−COOHを有するメチル・
ポリメタクリラート(PMMA)の合成についてその重要部分をほとんど記載した。
それと共に、マクロモノマーの調製用として、また、重縮合用のマクロモノマー
としての使用法についても述べている。この種の研究は、イー・ジェイ・ゲータ
ルス(E.J.GOETHALS)「テレケリック・ポリマーの合成と応用」(CRC Press I
nc.(1989)169−179に記載されている。
一般式(PMMA)SCH(COOH)CH2COOHを始め、同じ末端官能基を有する他のアクリ
ルマクロモノマーについては、ワイ.ヤマシタ、ワイ.チュウジョウ、エイチ.
コバヤシおよびカワカミ(Y.YAMASHITA,Y.CHUJO,H.KOBAYASHIとKAWAKAMI)
が、ポリマー ブル.(Polym.Bull.)5,361−366(1981)で記載している。上記
のマクロモノマーはすべて重縮合操作用のものである。
重縮合用マクロモノマーはさらに、ワイ.チュウジョウ、エイチ.コバヤシ
、および、ワイ.ヤマシタ(Y.CHUJO,H.KOBAYASIとY.YAMASHITA)により、ジャ
ーナル オブ ポリマー サイエンス(J.of Polym.Sci.),A部、Polym.Chem.,27
,2007−2014(1989)に記載されている。このマクロモノマーは、ジカ
ルボキシル性芳香族末端官能基を有する重合体PMMAから構成される。
上記文献のすべてにおいて、官能基化マクロモノマーは、他のマクロモノマ
ー調製時の反応中間産物として用いられるか、または、直接、重縮合ないし結合
反応を実施するためのマクロモノマーとして使用される。
米国特許3,689,593には、グラフト・共重合体が記載されているが、このグ
ラフトは、OH,COOH,または、NH2という末端基をもつマクロモノマーから構成
され、この末端基にジイソシアナートを、次に、官能基的ビニル・モノマーを反
応させて形成したものである。この重合体は、塗料のような組成物中に薄膜形成
剤として添加すると便利である。
イソシアナート基によって重合体群に結合された官能基を有する、他のマク
ロモノマーが、特に、顔料の分散や安定化用として従来から記載されている。下
記の文献は、特に引用されるべきものである。
−エイチ.エル.ジャクバウスカス(H.L.JAKUBAUSKAS)ジャーナル コート
.テクノロジー(J.Coat.Tchn.),58,第736,71-82(1986)
−エフ.エヌ.ジョーンズ(F.N.JONES)米国特許4,070,388
−ティー.エイ.アッシュ(T.A.ASHE)米国特許4,032,698
−ディー.アール.トンプソン(D.R.THOMPOSON)米国特許3,788,996および
−アール.エイ.ブラウン(R.A.BRAUN)米国特許3,684,771
上記の各種文献に記載されている化合物は、各種の末端官能基を有する、様
々なタイプの重合鎖から構成される。これらのマクロモノマーは、重合鎖を、例
えば、OH基で官能基化させ、次に、トリイソシアナートと反応させて得られる。
このようにして、2個のイソシアネート末端基を有する重合鎖が得られる。次に
、その末端基にチオリンゴ酸をグラフトしてもよい。これらの化合物の介在によ
る分散は、きわめて凝結に抵抗性を有するので、それらを含む塗料は、伸び性が
増し、輝度ばかりでなく、輝度の消失に対する抵抗性も増大する。さらに、従来
の分散剤によるものと同程度の流体性を保持しながら、顔料の割合を増やすこと
ができる。しかしながら、これらの生成物はイソシアネートを含んでおり、もし
イソシアナート官能基が残留していた場合、化粧品処方としては厄介なことにな
る。
鎖末端にアミノ酸で官能基化した重合体は、カンダン・エルビル、バハチン
・ソイダン、エイ.ゼーラ・アルグス、および、エイ.セガイ・サラス(Candan
Erbil,Bahattin Soydan,A.Zehra AroguzおよびA.Segai Sarac)によって、アン
ゲバンデト マクロモレキュラ ケミ(Angewandte Makromolekulare Chemie)2
13(1993),55−63(Nr 3693)に記載されている。これらの重合体は、酸性媒体に溶
かしたアクリルアミドを、αアミノ酸存在下のラジカル重合によって得られる。
このとき反応は、硫酸セリウムで開始させる。この刊行物に記載されている種類
の研究は、下記の出版物に記載されている比較的古い研究から得られたものであ
る。
−ジー.ミノ、エス.カイザーマン、および、イー.ラスミュッセン(G.MIN
O,S.KAIZERMANおよびE.RASMUSSEN),ジャーナル ポリマー サイエンス(J.Pol
ym.Sci.),Vol.XXXVIII,393−401(1959)
−エス.ヴィー.スブラマニアン、および、エム.サンタッパ(S.V.SUBRAMA
NIANおよびM.SANTAPPA),ジャーナル ポリマー サイエンス(J.Polym.Sci.),
パートA−1,6,493−504(1968)
−エイ.セザイサラク、カンダン・エルビル、および、エイ.バハチン・ソ
イダン(A.SEZAISARAC,CANDAN ERBILおよびA.BAHATTIN SOYDAN),ジャーナル
アプル.ポリマー サイエンス(J.Appl.Polym.Sci.),44,877-881(1992)
したがって、カンダン・エルビル、バハチン・ソイダン、エイ.ゼーラ・ア
ロガス、および、セガイ・サルク(Candan Erbil,Bahattin Soydan,A.Zehra Aro
guzおよびA.Segai Sarac)がアンゲバンデト マクロモレキュラ ケミ(Angewa
ndte Makromolekulare Chemie)213,(1993),55−63に記載した工程は、酸の濃縮
液(硫酸、硝酸など、または、過塩素酸)の使用、すなわち、多くのアミノ酸誘
導体にとっては不都合な媒体の使用を必要とする。さらに、カンダン・エルビル
、バハチン・ソイダン、エイ.ゼーラ・アロガス、および、エ
イ.セガイ・サルクは、疎水性重合鎖を有する生成物の合成しか記載していない
。したがって、その生成物は、界面活性を持たない。
さらに、米国特許5,298,585は、分散性生成物について記載しており、これ
は、鎖末端における硫化アミンを官能基化させた重合体で構成される。この特許
には、アミノ酸型の生成物で官能基化させた類似の生成物に比べて、これらの生
成物が優れていることが示されている。しかしながら、この文献に記載されてい
る生成物はすべて、必ず水溶性生成物であることから、事実上親水性の重合鎖と
、極性頭部から構成されており、したがって、その分散性は、ただ、この頭部の
極性によるだけということになる。
したがって、この文献に書かれている生成物は、カンダン・エルビルらの前
記で引用した文献で記載されているものと同様、界面活性をまったく持たない。
本出願人は、アミノ酸、または、アミノ酸誘導体によって官能基化され、疎
水性重合鎖を有する新規の重合体を見いだした。
この生成物は、著しい界面活性を有するという利点を有する。したがって、
これらの生成物は、特に、表面用ないし固体粒子用の湿潤剤、および/または、
有機媒体における固体粒子の分散剤、および/または、安定化剤を始めとして、
重合体のミクロ分散体の調製、特に、ミクロゲルないしミクロラテックスの調製
に使用される。
したがって、必須の性質の一つにより、本発明は、下記の式の鎖末端官能基
を有する重合体に関わる、すなわち、
式中、
−重合鎖(P)は、少なくとも一種のモノマーをラジカル重合することによって
得られる疎水性鎖であり、
−Rは、水素原子、または、1から8個の炭素原子を有する炭化水素の直鎖な
いし分枝鎖であり、任意であるが、CO2H、NH2、OH、またはそれ自体任意に置換
されているフェニル基から選ばれる少なくとも一つの基で置換されるものであっ
て、
−AとBは、同一であっても、異なる物質でもよく、単結合、1から16個の炭素
原子から成る飽和ないし不飽和で直鎖ないし分枝鎖の炭化水素鎖をそれぞれ表わ
し、アミド結合、または、2から4個のアミノ酸、特に、天然のアミノ酸を有す
るペプチド鎖を含むことも可能である、
−NH2および/またはCOOH基は、遊離していてもよいし、塩を形成していてもよ
い。
上に定義した官能基を有する重合体類においては、重合鎖(P)は、500と2
50,000の間の、平均モル質量数を有することが好ましい。
一般に、本発明の、式(1)の生成物は、疎水性重合鎖(P)を生成する少
なくとも一種のモノマーを、ラジカル重合の際に連鎖移動剤として作用するアミ
ノ酸、または、下記の式(2)のアミノ酸誘導体の存在下で、ラジカル重合する
ことによって得られる。
上述の式(2)において、R,AおよびBの基は、式(1)の基と同じ意味
を有する。
ラジカル重合反応時における、式(2)の生成物の連鎖移動剤の役割は、上
の式(2)の炭素によって移動させられる不安定な水素(labile character of
hydrogen)によって可能になる。
この方法は、重合鎖(P)を生成する少なくとも一種のモノマーのラジカル
重合の際に、連鎖移動剤としてアミノ酸またはアミノ酸誘導体を用いるが、これ
は、前述のワイ.ヤマシタ、ワイ.チュウジョウらの研究の中に記載されていた
方法との類似性からヒントを得て、チオールを、不安定な水素原子を有するアミ
ノ酸ないしアミノ酸誘導体で置き換えて得たものである。
さらに細かく言うと、上に指摘したように、カルボン酸基で官能基化したPM
MAの合成は既に知られている。ヤマシタ、チュウジョウらは、共重合体化反応に
よってこれらの共重合体を形成し、さらに、グラフト共重合体を得る目的で、こ
の種のマクロモノマーを開発してきた(特に、イー.ジェイ.ゲータルス(E.J.
GOETHALS)「テレケリック・ポリマーの合成と応用」,CRC Press,Inc.,169−179
(1989)参照)。
この合成の原理は、下記の反応機構(I)に示される条件下で、メチル・メ
タクリラートを、酸基を有する移動剤、この場合は、チオリンゴ酸であるが、の
存在下でラジカル重合することから成る。
この反応は、例えば、THFのような溶媒の中で、例えば、アゾビスイソブチ
ロニトリル(AIBN)のようなラジカル重合反応開始剤の存在下に、60℃のオーダ
ーで実施する。
本発明による官能基化された重合体は、求める最終生成物に応じて、モノマ
ー(単数または複数)、および、アミノ酸ないしアミノ酸誘導体を選ぶことによ
って、上記反応機構(I)から示唆される類似の方法にしたがって有利に調製す
ることもできる。
モノマー(単数または複数)のラジカル重合反応は、アゾ系反応開始剤の物
質群から好適に選ばれる有機可溶性反応開始剤から構成されるラジカル重合剤の
存在下に溶媒中で実施される。
アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)は、反応開始剤の好ましい一例として
挙げるものである。
反応は、溶媒中で起こる。
溶媒、または、溶媒の混合液は、重合するモノマー、および、使用するアミ
ノ酸ないしアミノ酸誘導体の性質に応じて選ばれる。
溶媒、または、溶媒の混合液は、試薬の性質に応じて選ばれる。存在する試
薬全部、すなわち、モノマー、形成される重合体、反応開始剤、および、移動剤
を溶解できる溶媒ないし溶媒の混合液が重要である。
溶媒は、酸性を有することもできる。例えば、酢酸を使用してもよい。また
、塩基性であってもよい。例えば、ジメチルエタノールアミンであってもよい。
反応温度は、30℃から120℃の間にあることが好ましいが、存在する試薬に
応じて調節される。反応は、反応開始剤の性質と、溶媒の性質に依存することは
直ちに了解されるであろう。
上記の過程から得られる官能基を有する重合体の分子質量は、導入する連鎖
移動剤の量によって調整される。
反応開始剤、移動剤、および、モノマー(単数または複数)の割合は、連鎖
移動に関する公知の古典的な関係にしたがって計算してもよい。
式中、
−S/Mは、使用する連鎖移動剤/モノマーのモル比であり、
−Csは、モノマー(単数または複数)、移動剤、温度、および、溶媒の性質に依
存する移動定数であり、
−DPnは、合成しようとする重合体の重合度であり、
−DPn0は、移動剤がなかった場合に、得られると想定される重合体の重合度であ
る。
上記から、本発明の特質のまた別の一面において、本発明は、本発明による
官能基を有する重合体の調製法に関わる。その方法は、疎水性重合鎖(P)を生
成するモノマーを、ラジカル重合反応の際に連鎖移動剤として作用し、かつ、式
(2)で表わされるアミノ酸ないしアミノ酸誘導体の存在下で、ラジカル重合反
応
を実行することから成る。
式中、
−Rは、水素原子、または、1から8個の炭素原子を有する直鎖ないし分枝鎖炭
化水素鎖であり、任意ではあるがCO2H,NH2,OHまたは、その基そのものが任意
に置換されているフェニル基から選ばれる少なくとも一つの基で置換されている
。
−AとBは、同一であっても、異なる物質でもよく、単結合、1から16個の炭素
原子から成る飽和ないし不飽和で直鎖ないし分枝鎖の炭化水素鎖を表わすが、ア
ミド結合、または、2から4個のアミノ酸、特に、天然のアミノ酸を有するペプ
チド鎖を含むことも可能である。
上記から、本発明による興味ある生成物の例として、下記の式の生成物を挙
げる。
これは、連鎖移動剤として、グリシンH2N−CH2−COOHを用いて得られる。
および
は、グリシルグリシン
を連鎖移動剤として用いることによって得られるが、この生成物は、比較的不安
定な水素を含む2個の炭素を有する。
は、オルニチン
を連鎖移動剤として用いることによって得られる。
本発明による生成物のサブグループは、下記の式(7)の生成物に相当する
。
式中、
−Pは、少なくとも一種のモノマーのラジカル重合反応によって得られる疎水性
重合鎖であり、
−mとpは、0と11の間の整数であり、かつ、その合計が2と11の間に
ある。
式(7)の、これらの生成物は、下記の諸工程から成る方法で調製するのが
好ましい。すなわち、
−連鎖移動剤として作用する下記の式(8)を有するラクタムの存在下で、
疎水性重合鎖(P)を生成する少なくとも一種のモノマーをラジカル重合する工
程、
式中、xは、3と12の間の整数である。
−次に、第1工程で得た生成物を加水分解する第2加水分解工程。
上記の方法の第1工程で得られる中間産物は、新規の中間産物としてそれ自
体、特許の価値がある。
その生成物は、下記の式(9)を有する、すなわち、
式中、
−Pは、少なくとも一種のモノマーのラジカル重合反応から得られる疎水性重合
鎖であり、
−pおよびmは、0と11の間の整数であり、その合計が2と11の間にある。
上記の重合体すべてにおいて、重合鎖(P)は、少なくとも一種のモノマー
のラジカル重合反応によって得られる疎水性重合鎖で構成されることが可能であ
る。
したがって、その重合体は、ただ一種類のモノマーによるラジカル重合によ
って構成された鎖から成っていても、異なるいくつかのモノマーの混合物による
ラジカル重合によって構成された鎖から成っていてもよい。
モノマーとしては、アクリル・モノマーか、ビニル・モノマーを選ぶのが好
ましい。
アクリルモノマーの中では、飽和ないし不飽和のC1からC18炭化水素基、特
に、直鎖、分枝鎖、環含有アリル基のアクリラート、メタクリラート、および、
エチルアクリラートを特に挙げる。
本発明による好ましいモノマーは、メチル・メタクリラートである。したが
って、重合鎖は、メチル・ポリメタクリラート(PMMA)によって構成される。
ビニル・モノマー類の中では、スチレン、アルファ-メチル・スチレン、置
換スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニルのようなビニル・エステルを特に挙
げる。
モノマー混合物の中では、アルキル・アクリラートないしメタクリラート、
および、アリル・アクリラートないしメタクリラートを特に挙げる。メチル・メ
タクリラートとアリル・メタクリラートの混合物はさらに好ましい。以上のモノ
マーの利点は、これらのモノマーが部分的に不飽和な鎖を生成することであって
、これによって、重合鎖中にその不飽和結合が存在することに関連した重合体の
特異的な性質を獲得することができる。
前述したように、鎖の長さは、特に、連鎖移動剤として作用するチオールの
割合を調節することによって、調整することができる。
しかしながら、本発明によるもっとも興味ある化合物は、500から250,000の
平均モル質量数を有する重合鎖(P)である。
前述した官能基を有する重合体はすべて興味ある界面活性を有する。
特に、前述した官能基を有する重合体はすべて、その界面活性によって、液
体/液体系、または、液体/固体系における、表面張力ないし界面張力を下げる
ことができる。
特に、これらの生成物は、表面と接触させると、その表面エネルギーを低下
させる。
これらの生成物は、粒子負荷(particulate load)の存在下に置かれると、
その粒子の表面エネルギーを低下させることができる。粒子の表面エネルギーを
下げるというこの現象は、前記粒子に対する、この重合体のぬれ性として現われ
る。
ぬれ性は、前記粒子が溶媒中に懸濁している場合の前記粒子に対する分散効果に
よって、さらに、溶媒中の粒子の安定的分散効果によって現われる。
液体/固体系における、このような様々な界面活性効果に対して、官能基化
された重合体は塩型であっても、そうでなくてもよい。
前記の官能基化された重合体の界面活性は、さらに、液体/液体系にも見ら
れる。
このような液体/液体系の例としては、水中油型エマルション、油中水型エ
マルションを始め、ラテックス調製用に重合される開始系を構成する系がある。
これら液体/液体系の場合、官能基化された重合体は、塩型か、遊離型のい
ずれかであるが、塩型の方が好ましい。なぜなら、乳化力が増すからである。
上記から、前述の官能基化された重合体類はすべて、固体粒子の分散体の湿
潤剤および/または分散剤および/または安定化剤として使用されると、安定な
粒子の分散体の形成が可能になるという点で、興味ある界面活性を有する。
さらに、この同じ官能基を有する重合体は、要すれば、COOHおよびNH2基を
中和することによって、興味ある界面活性を呈するようになる。すなわち、この
性質があるので、特に、ミクロラテックスやミクロゲルの形で、重合体のミクロ
分散体を調製する際に、以上の重合体の使用が可能になる。
したがって、同じ特質のもう一面として、本発明は、上に定義した式(1)
の官能基を有する重合体の使用に関するものであって、その疎水性重合鎖(P)
は、500から250,000の平均モル質量数を有する。
特に、本出願人は、上に定義した官能基化された重合体の界面活性を、固体
、特に、粒子の表面エネルギーに対する作用を調べて明らかにした。
本出願人は、さらに、それら重合体のぬれ性を始め、粒子分散体の分散性や
安定化性についても明らかにした。
本出願人の研究は、同族の各種官能基を有する重合体について、粉末の性質
ばかりでなく、その粉末をその中で分散させようとする溶媒の性質に応じて、下
記のような観察に導いた。すなわち、
−一つは、官能基を有する重合体の吸着率の定量であって、これは、用いた
量に対して、「固定化」された官能基を有する重合体量と定義される。「固定化
」
された官能基を有する重合体とは、固体粒子の表面に物理的結合によって吸着さ
れた官能基を有する重合体を意味する。
−もう一つは、湿潤剤、および/または、分散剤、および/または、安定化
剤としての界面活性剤の効率の定量である。
本出願人の研究は、特に、等温吸着曲線と呼ばれる曲線中に、プラトーが存
在することを明らかにした。この曲線は、ある一定温度において、官能基を有す
る重合体の初期濃度にしたがって、官能基を有する重合体の吸着度を表わすもの
である。
湿潤剤、および/または、分散剤、および/または、安定化剤は、等温吸着
プラトーに達し、粒子の全表面を覆うのに必要な官能基を有する重合体の最小量
で特徴づけられる。
本出願人の研究は、固体粒子のぬれ性パラメータの有意な低下を明らかにす
るに至った。この作用は、本発明による生成物のぬれ性を明らかにする。
上記から、本発明はさらに、固体表面ないし固体粒子の湿潤剤として上に定
義された界面活性剤の使用に関わる。
本出願人はさらに、溶媒中に官能基を有する重合体があると、粒子間に見ら
れる凝集体の量が有意に低下すること、および/または、粒子の大きさが有意に
低下することを明らかにした。
したがって、本発明はさらに、重合鎖の平均モル質量数が、有機溶媒の固体
粒子の分散剤として500と250,000の間にある(1)族の官能基を有する重合体の
使用に関わる。
本出願人は、さらに、上に定義した官能基を有する重合体は、有機溶媒にお
ける固体粒子の分散体の優れた安定化剤になること、また、特に、重合体の含量
が、等温吸着曲線のプラトーに相当しているために、少なくとも24時間その上澄
みが透明にならない分散体を得ることができること、を明らかにした。
固体粒子はどのような型のものでもよいが、数ナノメーターと数ミリメータ
ーの間、できれば50nmと100μmの間にあることが好ましい。
さらに、特に無機の粒子、特に金属酸化物粒子、例えば,TiO2、SiO2、Al2O3
、針鉄鉱、赤鉄鉱ないし磁鉄鉱のような酸化鉄が挙げられる。
さらに、着色性有機分子で覆われた酸化金属粒子が挙げられる。
さらに、有機着色剤と共沈殿を形成する、有機物粒子、例えば、ロジナート
(rosinate)が挙げられる。
固体粒子の処理実行用の有機溶媒は、重合鎖(P)の溶媒であればどのよう
なものでもよい。
一例として、重合鎖が、PMMAで構成されている場合は、溶媒は、酢酸メチル
、酢酸エチル、酢酸ブチルないし酢酸アミルのようなエステル、アセトン、メチ
ル・エチル・ケトンないしシクロヘキサノンのようなケトン、クロロホルムない
しジクロロメタンのような塩素化溶媒、または、トルエンや酢酸のようなその他
のものから選ばれるのが好適である。
PMMAの溶媒と、PMMAの非溶媒とからなる混合液を使用することも可能である
。その場合、割合は、その配合体を可溶性に保つようになっていなければならな
い。例えば、酢酸ブチル/エタノール、ないし少なくとも50重量%の酢酸ブチル
を含むイソプロパノールが挙げられる。
上記の官能基を有する重合体はすべて、ぬれ性、および、分散作用を有する
。
分散体そのものの安定化作用は、重合体の平均モル質量数が1,000を越える
ものからが著しく、5,000と150,000の間にあるものが好ましい。
しかしながら、その値は、分散される充填剤の性質、ならびに、官能基を有
する重合体の極性頭部の性質によるということは用意に了解されるであろう。
本発明は、酸化チタン粒子の分散、特に、粒子の大きさが50nmと1μmの間
にあるものにもっとも特定的に適用される。
実際に、吸着率は、次のようにして定量する。重合体初期濃度がCiで、質量
msの溶液を比面積S、質量mcの粒子と接触させた。吸着後、遠心によって粒子を
除去し、溶液の濃度(Ce)を新たに測定した。吸着率(r)は次式で与えられる
。すなわち、
r=(Ci−Ce)/Cix 100(%)
吸着度(t)そのものは次式で与えられる。すなわち、
t=[(Ci−Ce)×ms]/mc×S
分散性は、粒子の大きさを、例えば、コールター(Coulter)LS130型装置を
用いて得た測定値から推定した。
本発明にしたがって分散剤として使用される官能基を有する重合体の特に挙
げるべき利点は、それが安定な分散体を生成するということである。
上記から、その特質の一面として、本発明は、溶媒、または、溶媒混合物に
おける固体粒子の安定な分散に関わる。すなわち、分散剤が、上に定義したよう
な式(1)の官能基を有する重合体であって、その平均モル質量数が500と250,0
00の間にあって、前記溶媒ないし溶媒混合物が、前記重合鎖の溶媒である構成を
有する。
この分散体の安定化は、懸濁粒子の時間による沈降速度を測定するか、また
は、遠心時間に対する上澄みの吸光度変化を追随するか、によって評価される。
本発明による分散体の一つの利点は、デカンテーションを時間と共に行うと
、形成された沈殿は、攪拌するとすぐに溶媒中に再び分散されること、また、重
合体が完全に粒子の表面を覆っているために、粒子の凝集を妨げること、である
。
本発明による分散体のもう一つの利点は、その分散体を室温で乾燥すると、
回収された粉末はその後で、溶媒中に簡単に再び分散されるということである。
その本質的な特徴の一つによれば、本発明はまた、上記の分散体を含む組成
物に関わる。もっとも特定的には、化粧分野を意図した顔料の分散体を含む組成
物に関わる。
粒子の分散体の湿潤剤および/または分散剤および/または安定化剤として
前述した生成物はすべて、要すれば、COOHまたはNH2基の中和の後、乳化特性を
有する界面活性剤として使用することもできる。
本発明はさらに、同じ重合体を、次の条件で、重合体のミクロ分散調製用に
使用する時の、その使用法に関わる。すなわち、
−水溶性、または、水溶・アルコール溶媒(以後ミクロラテックスと呼ぶこ
とにする)に溶解して使用、
−有機溶媒(以後ミクロゲルと呼ぶことにする)に溶解して使用、したがっ
て、この場合界面活性を発揮する。
この用途のためには、上に定義した官能基を有する重合体の内、平均モル質
量数(Mn)が20,000より低いもの、特に500と10,000の間にあることが好
ましい、を選ぶと好都合である。
その界面活性により、本発明による有効な官能基を有する重合体は、その酸
基、および/または、塩基を中和された後では、水性溶媒において、簡単にミセ
ル液を形成することができる。
このミセル液は、次に、ラテックス、特に架橋ラテックス、特にミクロラテ
ックスと呼ばれる、小径(10−150nm)の架橋ラテックスの形成に使用すること
ができる。このミクロラテックスは、特に下記の文献中で、ダブリュー.フンケ
(W.FUNKE)が示したように、飽和ないし不飽和のポリエステルを用いて、有機
可溶性ないし水溶性反応開始剤の存在下に、エマルジョン中で、適当などのよう
な重合法によっても調製できる。すなわち、
−「飽和ポリエステルの乳化特性(Emulsifying properties of saturated poly
esters)」
エイチ.バウマン、ビー.ジョース、ダブリュー.フンケ(H.BAUMANN,B.JOOS,W
.FUNKE)、マクロモレキュラー ケミストリー(Makromol.Chem.)187,2933(1
986)
−「不飽和ポリエステル樹脂とスチレンの乳化共重合における乳化剤としての飽
和ポリエステル(Saturated polyesters as emulsifiers for emulsion copolym
erization of unsaturated polyester resins with styrene)」
エイチ.バウマン、ビー.ジョース、ダブリュー.フンケ(H.BAUMANN,B.JOOS,W
.FUNKE)、マクロモレキュラー ケミストリー(Makromol.Chem.),190,83−92(1
989)
−「不飽和ポリエステル樹脂とアクリルおよびメタクリル・エステルとの、自己
乳化共重合による反応ミクロゲル(Reactor Microgels by Self-emulsifying Co
polymerization of Unsaturated Polyester Resins with Acrylic and Methacry
lic Esters)」
エム.ミヤタ、ダブリュー.フンケ(M.MIYATA,W.FUNKE),マクロモレキュ
ラー ケミストリーMakromol.Chem.,184,755−762(1983)
−「不飽和ポリエステル樹脂の乳化重合による反応性ミクロゲル(Reactive Mic
rogels by Emulsion Polymerization of Unsaturated Polyester Resins)」
ワイ.-シーエイチ.ユー、ダブリュー.フンケ(Y.−Ch.YU,W.FUNKE)、アンゲバ
ンデト マクロモレキュラ ケミ(Die Angewandte Makromol.Chem.),103,187
−202(1982)
−「不飽和ポリエステル類の界面活性(Surfactant Properties of Unsaturated
Polyesters)」
ワイ.-シーエイチ.ユー、ダブリュー.フンケ(Y.−Ch.Yu,FUNKE)、アンゲバン
デト マクロモレキュラ ケミ(Die Angewandte Makromol.Chem.)103,203−21
5(1982)
これらミクロラテックスの利点は、
−きわめて安定な重合体分散体が得られる、
−一旦乾燥すると、きわめて比面積の大きい粉末が得られる、
−ミクロゲルの調製を可能にする、
−さらに、薄膜の形成を可能にする(重合体と溶媒の性質による)。
次にこのミクロラッテクスを、ミクロゲルの調製に使用すると好都合である
。
このミクロゲルは、上記架橋ミクロラッテクスから分散体を構成する粒子を
、あらかじめ分散体を乾燥した後、溶媒中に移すことによって、または、共沸蒸
留除去によって、または、溶媒と混合し、次にその水を蒸留することによって、
得られる。
溶媒の例としては、芳香族溶媒や、クロロホルムや塩化メチレンのような塩
素化溶媒、C2からC4のアルキル・アセタート、特に、酢酸ブチルや酢酸エチルの
ようなケトンやエステルが挙げられる。
本発明のミクロゲルは、化粧、塗料分野に特に有用であることが判明した。
なぜなら、レオロジー性の調整を可能にするからである。事実、このミクロゲル
を、高度に乾燥させた抽出物としてのニトロセルロールをベースとした処方と、
得られる系の粘度を特に増すことなしに混合することができる。
この生成物が、酢酸ブチルに溶解させたニトロセルロースと混合可能で、透
明な、明るい薄膜を形成するという事実は、これらを、ニス、特に、マニキュア
液に使用することの有望性を示唆する。
さらに特定的に、ニスの処方、特に、マニキュア液の処方に本発明のミクロ
ゲルを利用することは下記の利点を有する。すなわち、
−その使用は、レオロジー性を改善するので、特に、色素の沈殿の回避、そ
れらの特性の再現性の改善を可能にする。このことによって、特に、一般的にこ
の目的のために使われる有機親和性粘土の量を著しく下げる、また、完全に無く
すことさえできるようになる。この粘土の不利な点については既によく知られて
いる。
−その使用は、ニスの粘度を大きく増すことなしに、ニスの構成する薄膜の
乾燥抽出量を増す。
−その使用は、薄膜にさらに輝きを与える。
−その使用は、アセタート溶媒における有機親和性粘土によってもたらされ
るチキソトロピー効果をさらに増強する。
本発明によるミクロゲルの重量比は、ニスの最終組成物において、例えば、
ニトロセルロースの量を下げたい、いっそ無くしてしまいたいという場合なら、
約30%まで上げることもできる。しかしながら、一般的に、重量比で約1と20%
の間で割合で使用することが好ましい。
前述のことから明らかなように、ミクロゲル同様、前述の粒子の分散体も、
様々な組成物として、特に、化粧用組成物、特に、マニキュア組成物として調製
すると好都合である。
したがって、他の面においては、本発明はさらに、組成物、特に、本発明に
よる官能基を有する重合体を含む化粧用組成物に関わる。
特に、この化粧法組成物は、爪のケアや、メーキャップのためのもので、粒
子、特に、前記の色素の分散体を含む。
本発明はさらに、前記のミクロラテックスおよびミクロゲルを始め、組成物
、特にそれらミクロラテックスやミクロゲルを含む化粧用組成物に関わる。
本発明は、もっとも特定的に、ニトロセルロースを含む組成物、特に、マニ
キュア液に関わる。
さらに一般的に言うと、本発明はさらに、(1)族の重合体の使用に関し、そ
れらは、組成物の調製用に、特に、塗料のような組成物の調製用に、または、食
物組成物、植物衛生的組成物、または、化粧用組成物、特に、爪のケアおよびメ
ーキャップ用の化粧用組成物、さらに特定的には、マニキュア液用に使用される
。
本発明は、前記から明らかなように、もっとも特定的には、上に定義した重
合体の使用に関するものであって、それらは、固体粒子、特に色素を懸濁状態で
含む組成物の合成を目的とし、前記官能基を有する重合体は、前記固体粒子、特
に前記色素の存在下に置かれて、その組成物中の粒子の分散を促すことができる
。
前述の組成物にあっては、官能基を有する重合体の量は、組成物中に分散し
ている固体粒子の全重量に対して、2重量%と7重量%の間にあると好都合であ
る。
上に定義した組成物にあっては、官能基化した重合体は、重合体ミクロ分散
体、特にミクロゲルないしミクロラテックスに含まれると好都合であり、この時
、この官能基を有する重合体は、これらミクロゲルないしミクロラテックス調製
時に界面活性剤として使用される場合について以前に説明した場合と同様の働き
をする。
重合体のミクロ分散体、ミクロゲルないしミクロラテックスの量は、組成物
の全重量に対して1重量%と20重量%の間にあると好都合である。
本発明の最後の一面によれば、本発明は、前記から明らかなように、化粧用
組成物、もっとも特定的には、爪のケアおよびメーキャップ用の化粧用組成物に
関わり、その組成物は、上に定義した官能基を有する重合体を、特に、ミクロ分
散体、特に、ミクロラテックスないしミクロゲルの中に含む。
本発明は、もっとも特定的には、さらにニトロセルロースを含む化粧用組成
物に関わる。
実施例
本発明のまったく例示的な実施例を以下に述べる。
実施例は、図1から10を参照して説明する。これらの図は、本生成物の分散
性と安定化性を示すものである。
図1、図2aから2d、図3は、実施例1に関するものであり、さらに特定的に
は、
−図1は、実施例1において、酢酸ブチル溶媒中で、TiO2粉末に対する官能
基を有する重合体の等温度での吸着率であり、
−図2a,2b,2c,2dは、実施例1で得られた重合体の初期濃度を変えて、コー
ルターLS130装置により、同じ溶媒中で、同じ粉末の分散性を測定して得られた
結果である。
−図3は、未処理の粉末と、実施例1で得られた官能基を有する重合体の濃
度をいろいろに変えた場合とで、遠心時間に対して懸濁粒子の吸光度を見たもの
である。
−図4,、図5aから5d、図6および図7は、実施例2に関するものであり、
それぞれ、
−図4は、酢酸ブチル溶媒中で、TiO2粉末に対する、実施例2において得ら
れた官能基を有する重合体の等温度での吸着率であり、
−図5a,5b,5c,5dは、同じ重合体の初期濃度をに変えて、コールターLS130装
置により、同じ溶媒中で、同じ粉末の分散性を測定して得られた結果である。
−図6は、未処理の同じ粉末と、同じ官能基を有する重合体の濃度を変えた
場合とで、遠心時間に対して懸濁粒子の吸光度を見たものである。
−図7は、未処理の同じ粉末と、実施例2で得られた異なる官能基を有する
重合体の濃度を変えた時の同じ粉末について、遠心時間に対する懸濁粒子の吸光
度を見たものである。
−図8、図9a,9b,9cおよび図10は、実施例3に関するもので、さらに特定的
には、
−図8は、酢酸ブチル溶媒中で、TiO2粉末に対する、実施例3において得ら
れた非官能基を有する重合体の等温度・吸着率であり、
−図9a,9b,9cは、実施例3で得られた重合体の初期濃度を変えて、コール
ターLS130装置により、同じ溶媒中で、同じ粉末の分散性を測定して得られた結
果である。
−図10は、未処理の粉末、及び実施例3で得られた官能基がない重合体の濃
度をいろいろに変えた時の同じ粉末について、遠心時間に対する懸濁粒子の吸光
度を見たものである。実施例1オルニチン官能基化メチル・ポリメタクリラート 1a .合成
−10gのオルニチンを39gの水に溶解する。
−136gの酢酸を次に徐々に加える。
得られた溶液を、攪拌棒、コンデンサー、および、窒素循環器を備えた、二
重反応装置(double cased reactor)に入れる。
−0.16gのAIBNを10gのMMAに溶解する。
これを全て、前の溶液に加える。
全体を、60℃で4時間熱する。2時間30分の重合の後、重合体の部分的沈殿
が観察される。
沈殿した生成物、および、溶液に残ったものを別々に収集する。
それらをn−ブタノールに沈殿させる。乾燥し、場合により水洗いして、次
にアセトンに溶解し、再び水に沈殿させる。
その数分子量をGPCで測定する。
−重合反応中に沈殿した重合体について、Mn=87,500
−沈殿中溶液に残存した重合体について、Mn=53,2001b .酢酸ブチル溶液に溶解した酸化チタン粉末の分散に対するMn=87,500のオル ニチンで官能基を導入したPMMAの影響調査
用いた粉末は、直径200nm,比面積10m2/gの酸化チタン粉末である。
実施例1aで調製したMn=87,500の官能基を有する重合体を、様々の濃度の酢
酸ブチルに投入する。次に、10gの溶液に対して3gのTiO2を加える。撹拌を24時
間続ける。等温吸着の測定により(20℃における、重合体の初期濃
度に対する吸着度)、図1に示した通り、吸着率と同時に、最大吸着度も得られ
る。
図1は、重量%で表わした、重合体の初期濃度に対する、吸収速度(t)と
、吸着率(r)を表わす。吸着率rは、下の関係式で与えられる。
r=(Ci−Ce)/Ci ×100(100%)
ここで、Ciは、官能基を有する重合体の初期濃度を表わし、Ceは、溶液を固体粒
子に接触させ、固体粒子を遠心で分離した後の溶液の濃度である。
吸着度は、
t=[(Ci−Ce)ms]/mcS
で与えられる。ただし、式中、msは、溶液の質量であり、mcは、比面積SのTiO2
の質量である。
今の場合、
ms=10g
S=10m2/g
mc=3g
20℃における官能基を有する重合体の初期濃度Ciに対する吸着度を示す図1
の曲線は明らかにプラトーの存在を示す。その開始時は、図1に示すように、接
線によって決められる。
この例の特定の場合においては、曲線から読んだプラトーの開始は、1.8重
量%の官能基を有する重合体初期濃度に対応する。これは、上の式によると、1g
のTiO2に対して60mgの重合体の場合に相当する。
分散性は、コールターLS130による粒径の測定から推測する。
図2aから2dは、等温・吸着曲線の場合と同じ例に対する、Ci値が0,1,2およ
び3%のTiO2に関する粒径分析の結果をそれぞれ示す。官能基を有する重合体は
、凝集体を低下させ、TiO2に対する被覆が完全な場合、凝集体は消失するに至る
(すなわち、等温曲線のプラトーに相当する重合体濃度である)。
この種の例では、良好な分散剤は、凝集体の量を、1%より低い値にまで低
下させるか、あるいは、少なくとも相当にその大きさを低下させるものでなけれ
ばならない。
安定化は、上澄みの吸着を、120rpm/mn(シマズ、Shimadzu SA−CP3)の遠
心の持続時間で変化させて求める。
図3は、未処理のTiO2(Ci=0%)の懸濁液と、1%のCiの濃度(等温線のプ
ラトー前)と3%のCiの濃度(等温線のプラトー)で処理した場合での、時間に
対する懸濁粒子の吸光度をそれぞれ示す。
時間と共にデカンテーションを行うと、形成した沈殿は、多少の攪拌時の後
、すぐに、溶媒中に再懸濁される。表面を完全に覆う重合体は、色素の凝集を阻
止する。
結論として、60mgの官能基を有する重合体が、1gのTiO2を分散し、安定化す
るのに必要である。実施例2グリシン官能基化メチル・ポリメタクリラート 2a .合成
−10gのグリシンを39gの水に溶解する。
−136gの酢酸を徐々に加える。
得られた溶液を、実施例1aと同様の反応装置に入れる。
−0.16gのAIBNを10gのMMAに溶解する。
全体を、前の液に加える。
全体を、60℃で3時間熱する。反応時、重合体の部分的沈殿が観察される。
沈殿した生成物、および、溶液に残ったものを別々に収集する。
それらをn−ブタノールに沈殿させる。乾燥し、場合により水洗いして、次
にアセトンに溶解し、再び水に沈殿させる。
その数分子量をGPCで測定する。
−重合反応中に沈殿した重合体について、Mn=133,300
−沈殿中溶液に残存した重合体について、Mn=54,6002b .グリシン官能基化PMMAの存在下で、酢酸ブチル溶液に溶解させたTiO2粉末の 分散に対する調査
前の例と同様、実施例2aによって得られた官能基を有する重合体の、酢酸ブ
チル中での同様の酸化チタンの分散に対する影響について調べた。
図4は、実施例2aによって得られた、平均モル質量数Mn=133,300の、グリシ
ン官能基化PMMAの場合において、官能基を有する重合体の初期濃度Ciに対する吸
着度と吸着率を表わす。
図4においては、吸着等温線のプラトーは、濃度Ci=1.9%でスタートする
ようである。したがって、計算により、この場合は、63mgの官能基を有する重合
体が1gのTiO2によって吸着される。
同じTiO2について、同じ官能基を有する重合体(Mn=133,300)の濃度を変
えた時の酢酸ブチルにおける分散性を、コールターLS130による粒径測定によっ
て調べた。Ci 0%(TiO2がそのまま),1%,2%,および、3%の初期濃度で結果が
、それぞれ、5a,5b,5c,5dの曲線で与えられる。これによって、官能基を有する
重合体は相当に凝集体の系を低下させることがはっきりと分かる。さらに、初期
重合体濃度が等温曲線のプラトー(この場合は1.9%から)に一致すると、凝集
体は消失する。
図6図は、未処理TiO2と、平均モル質量数が133,300のグリシン官能基化PMM
Aの初期濃度Ci 1%(等温線のプラトー前)と、3%(等温線のプラトー)場合で
、懸濁粒子の吸光度変化を見たものであるが、この重合体が、酢酸ブチルにおい
てTiO2分散を安定化することがはっきりと示されている。
Mn=133,300のグリシン官能基化PMMAの場合、酢酸ブチル溶媒において、1gの
TiO2を分散し、安定化するためには、63mgが必要である。
図7図は、曲線6と同様にして得たものであるが、Mn=54,600のグリシン官
能基化PMMAについて得たものであって、この生成物が、4.8%の初期濃度Ciにお
いて安定化作用のあることをきわめてはっきりと示している。実施例3非官能基化メチル・ポリアクリラート(比較例) 3a .合成
0.32gのAIBNと20gのメチル・メタクリラートを、136gの酢酸と39gの水を含
む混合液に溶解する。
得られた溶液を、撹拌器、コンデンサー、および、窒素循環器を備えた、二
重反応装置に入れ、60℃で4時間熱する。
GPCによって定量した、その数分子量は、Mn=92,4003b .酢酸ブチルにおけるTiO2粉末の分散に対する非官能基化PMMAの作用
比較として、実施例3aで得られた非官能基を有する重合体の、酢酸ブチル溶
媒中での同じTiO2粉末に対する作用を調べる。
図8に表わされる曲線は、非官能基化PMMA重合体の初期濃度Ciに対する、等
温曲線、吸着率の変動を表わす。この曲線は、本発明による官能基化PMMAに関す
る図1および図4に描かれた曲線に比べると、等温曲線のプラトーが低い値に位
置しており、Ci値は約1%に相当することを示す。
図9a,9bおよび9cは、それぞれ0,1%および3%の重合体濃度Ciにおける粒径
を、コールターLS130で測定して得られた結果を示している。この図から、非官
能基を有する重合体の存在下では、まったく分散は見られず、逆に、粒子の凝集
が起こることがはっきりと見てとれる。
時間に対する懸濁粒子の吸光度曲線を、0%,1%および3%の初期濃度Ciにつ
いて求めたが、これらの曲線も、非官能基を有する重合体の存在下では、懸濁液
の安定性は減少し、非安定化状態になることを示す。実施例4化粧分野、マニキュア液における応用
以下の実施例では、断りがない限り、百分率は重量によるものとする。
本分野の当業者には既知の前例技術によれば、マニキュア液は、マニキュア
液用の基剤と混合された、それぞれ異なる色合いの「着色液」から調製される。
これら「着色液」は、実際は、ニトロセルロース含有の基剤に色素を分散さ
せたものであり、この基剤は、ニスの最終処方に用いられるものと同じであって
もよい。色素は、あらかじめ、酢酸ブチルのような溶媒中で、適当な磨砕器、例
えば、ダイノ・ミル型のボール磨砕器で、磨砕するのが好ましい。
本発明によれば、色素の磨砕は、溶媒中の色素の分散を促進する薬剤として
使用される、本発明による官能基を有する重合体の存在下で実行される。
使用する重合体の割合は、色素の重量に対して、2から7%の程度であるこ
とが好ましく、この割合が約5%であるとさらに好ましい。
これにより、下記のような磨砕化が準備される。
−磨砕 その1
−黒色酸化鉄Fe3O4 50%
−実施例1による官能基を有する重合体、 2.5%
Mn=87,500
−酢酸ブチル、 全体として 100%
−磨砕 その2
−酸化チタンTiO2 70%
−実施例1による官能基を有する重合体、 2.8%
Mn=87,500
−酢酸ブチル、 全体として 100%
−磨砕 その3
−赤色有機色素DC赤7 25%
−実施例1による官能基を有する重合体、 1.25%
Mn=87,500
−酢酸ブチル、 全体として 100%
上に示したように、磨砕化は、各種着色液調製用の〈希釈〉ニトロセルロー
ス基剤中に取り込まれ、その着色液のそれぞれが、含有する色素の性質と濃度に
応じて独特の色合いを有する。
例えば、〈希釈〉基剤の組成物は、下記の通りである。
−ニトロセルロース 10−30% 例えば15%
−商標ラストラライト(Lustralite) 8−15% 例えば10%
(アリールスルホンアミド)
−ジブチル・フタレート 4−7% 例えば5%
−商標ネオクリル(Neocryl) 0−5% 例えば2%
(アクリル樹脂)
−酢酸ブチル 5−50% 例えば20%
−エチル・アエテート 5−50% 例えば20%
−ベントナイト 0.8−1.5% 例えば1%
−トルエン 0−30% 例えば25%
−イソプロパノール 1−5% 例えば2%
100% 100%
希釈基剤に投ずる磨砕物の量は、着色液における色素の濃度が、一般に、約
20%以下になるようにする。
マニキュア液の最終組成物の所望の色合いにしたがって、様々の濃度の、様
々の着色液が、上記のような基剤に投入される。最終的なマニキュア液の色素含
量は、一般に2から4%台である。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1996年10月8日
【補正内容】
13.下記の式の中間産物であって、
式中、
−(P)は、アクリルあるいはビニルモノマーのラジカル重合反応で生成される疎
水性重合鎖であり、
−pとmは、0と11の間の整数であり、その合計が2と11の間にある
ことを特徴とする中間産物。
14.請求項1から12のいずれか一項に記載の官能基を有する重合体の界面活
性剤としての使用であって、その重合鎖(P)が少なくとも一種のモノマーのラ
ジカル重合で得られる疎水鎖であり、その平均モル質量数が500と250,000の間に
あることを特徴とする使用。
15.前記官能基を有する重合体は、固体表面、または、固体粒子の湿潤剤と
して用いられることを特徴とする請求項14に記載の使用。
16.前記官能基を有する重合体は、有機溶媒中の固体粒子の分散剤として用
いられることを特徴とする請求項14に記載の使用。
17.前記官能基を有する重合体は、1,000を越える、好ましくは5,000と150,
000の間にある平均分子質量数を有し、有機溶媒中での固体粒子の分散の安定化
剤として用いられることを特徴とする請求項14に記載の使用。
18.前記粒子が金属酸化物粒子、例えば、TiO2、SiO2、Al2O3、針鉄鉱・赤
鉄鉱・磁鉄鉱のような酸化鉄、あるいは有機着色分子で被覆された金属酸化物、
あるいは有機着色剤と共沈殿する有機物粒子、例えば、ロジナート型物
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
C08F 8/32 C08F 8/32
20/10 20/10
C09D 201/08 C09D 201/08
// C11D 1/10 C11D 1/10
(72)発明者 メイベック, アラン
フランス国 クールブヴォア エフ−
92400 ルー ドゥ ブゾン, 20 テー
ル,レ プワゾン (番地なし)
(72)発明者 トランシャン, ジャン−フランソワ
フランス国 ボワニー−シュール−ビオン
ヌ エフ−45760 マリニー−レ−ユサー
ジュ ルー ドゥ クールタソール,
365
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.下記の式の鎖末端に官能基を有する重合体であって、 式中、 −重合鎖(P)は、少なくとも一種のモノマーのラジカル重合反応によって得ら れた疎水鎖であり、 −Rは、水素原子、または、1から8個の炭素原子を有する直鎖ないし分枝鎖炭 化水素鎖であり、任意ではあるが、CO2H,NH2,OHまたは、その基そのものが任意 に置換されているフェニル基から選ばれる少なくとも一つの基で置換されるもの であり、 −AとBは、同一あるいは異なる物質で、単結合、1から16個の炭素原子から成 る飽和ないし不飽和の直鎖ないし分枝鎖の炭化水素鎖を表し、また、アミド結合 、または、2から4個のアミノ酸、特に、天然のアミノ酸を有するペプチド鎖を 含むことが可能であり、 −NH2および/またはCOOH基は、遊離していてもよいし、塩を形成していてもよ い ということを特徴とする官能基を有する重合体。 2.前記重合鎖(P)が、500と250,000の間の平均モル質量数を有すること を特徴とする請求項1に記載の官能基を有する重合体。 3.前記官能式を有する重合体は、下記の式であって、: 式中、 (P)は、請求項1または2に定義される重合鎖である ことを特徴とする請求項1または2に記載の官能基を有する重合体。 4.前記官能式を有する重合体は、下記の式であって、: 式中、 (P)は、請求項1または2に定義される重合鎖である ことを特徴とする請求項1または2に記載の官能基を有する重合体。 5.前記官能式を有する重合体は、下記の式であって、: 式中、 (P)は、請求項1または2に定義される重合鎖である ことを特徴とする請求項1に記載の官能基を有する重合体。 6.前記官能式を有する重合体は、下記の式であって、: 式中、 (P)は、請求項1または2に定義される重合鎖である ことを特徴とする請求項1または2に記載の官能基を有する重合体。 7.前記官能式を有する重合体は、下記の式であって、: 式中、 (P)は、請求項1または2に定義される重合鎖で、 mとpは、0と11の間の整数であり、その合計が2と11の間にある ことを特徴とする請求項1または2に記載の官能基を有する重合体。 8.前記官能基を有する重合体は、 下記の式のアミノ酸の存在下で少なくとも1種のモノマーのラジカル重合反応に よって得られ、: 式中、R,AおよびBは請求項1で与えられた意味を有する ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の官能基を有する重合体 。 9.前記官能基を有する重合体は、 −疎水性重合鎖Pを生成する少なくとも一種のモノマーを、連鎖移動剤とし て作用する下記の式を有するラクタムの存在下で、ラジカル重合する第1工程と 、 式中、xは、3と12の間の整数であって、 −続いて、前記第1工程で得られた生成物の加水分解第2工程 とからなる方法で得られることを特徴とする請求項7に記載の官能基を有する重 合体。 10.前記重合体は、アクリル・モノマーないしビニル・モノマーであること を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の官能基を有する重合体。 11.前記モノマーは、飽和ないし不飽和のC1からC18炭化水素基、特に、直 鎖、分枝鎖、環含有アリル基から成るアクリラート、メタクリラート、および、 エチルアクリラートから成る群から選ばれるアクリル・モノマーであることを特 徴とする請求項10に記載の官能基を有する重合体。 12.前記重合鎖(P)は、メチル・メタクリラートのラジカル重合反応で生 成されたものであることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の官 能基を有する重合体。 13.下記の式の中間産物であって、 式中、 −(P)は、モノマーのラジカル重合反応で生成される疎水性重合鎖であり、 −pとmは、0と11の間の整数であり、その合計が2と11の間にあることを特徴 とする中間産物。 14.請求項1から12のいずれか一項に記載の官能基を有する重合体の界面活 性剤としての使用であって、その重合鎖(P)が少なくとも一種のモノマーのラ ジカル重合で得られる疎水鎖であり、その平均モル質量数が500と250,000の間に あることを特徴とする使用。 15.前記官能基を有する重合体は、固体表面、または、固体粒子の湿潤剤と して用いられることを特徴とする請求項14に記載の使用。 16.前記官能基を有する重合体は、有機溶媒中の固体粒子の分散剤として用 いられることを特徴とする請求項14に記載の使用。 17.前記官能基を有する重合体は、1,000を越える、好ましくは5,000と150, 000の間にある平均分子質量数を有し、有機溶媒中での固体粒子の分散の安定化 剤として用いられることを特徴とする請求項14に記載の使用。 18.前記粒子が金属酸化物粒子、例えば、TiO2、SiO2、Al2O3、針鉄鉱・赤 鉄鉱・磁鉄鉱のような酸化鉄、あるいは有機着色分子で被覆された金属酸化物、 あるいは有機着色剤と共沈殿する有機物粒子、例えば、ロジナート型物 質であることを特徴とする請求項15から17のいずれか一項に記載の使用。 19.請求項14に定義されたような官能基を有する重合体は、好ましくは20,0 00未満、好ましくは500と10,000の間の平均モル質量数を有し、ミセル溶液、ま たは、重合体のミクロ分散体、特に、ミクロゲルないしミクロラテックスの調製 に用いられることを特徴とする請求項14に記載の界面活性剤としての使用。 20.請求項1から12のいずれか一項に記載の官能基を有する重合体の使用で あって、前記重合鎖(P)は、少なくとも一種のモノマーのラジカル重合によっ て得られる疎水鎖であり、500と250,000の間にある平均モル質量数を有し、組成 物、特に、塗料タイプの組成物、または、食物、植物衛生的ないし化粧組成物の 調製に用いられることを特徴とする使用。 21.前記組成物が、懸濁中の固体粒子、特に色素を含み、かつ、前記官能基 を有する重合体が、前記固体粒子、特に色素の存在下に置かれると前記組成物に おける分散化を促進することを特徴とする請求項20に記載の使用。 22.使用される前記官能基を有する重合体の量は、前記組成物中に分散する 固体粒子の全重量に対し、2重量%と7重量%の間であることを特徴とする請求 項21に記載の使用。 23.前記官能基を有する重合体は、重合体のミクロ分散体、特に、ミクロゲ ルないしミクロラテックスに含まれることを特徴とする請求項20に記載の使用。 24.前記重合体のミクロ分散体、ミクロゲル、または、ミクロラテックスの 量は、組成物の全重量に対して1重量%と20重量%の間にあることを特徴とする 請求項23に記載の使用。 25.前記組成物はマニキュア液であることを特徴とする請求項20から24のい ずれか一項に記載の使用。 26.化粧組成物、特に、爪のケアないしメーキャップ用の組成物であって、 請求項1から12の一つによる官能基を有する重合体を含み、かつ、前記重合鎖( P)が少なくとも一種のモノマーのラジカル重合から得られ、前記ポリマー鎖( P)の平均モル質量数が500と250,000の間にあることを特徴とする化粧組成物。 27.前記官能基を有する重合体は、重合体のミクロ分散体、特に、ミクロゲ ルないしミクロラテックスに含まれることを特徴とする請求項26に記載の化粧組 成物。 28.前記化粧組成物は、さらにニトロセルロースを含むことを特徴とする請 求項26または27のいずれか一つに記載の化粧組成物。
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