JPH1050659A - 表面処理装置 - Google Patents
表面処理装置Info
- Publication number
- JPH1050659A JPH1050659A JP12048297A JP12048297A JPH1050659A JP H1050659 A JPH1050659 A JP H1050659A JP 12048297 A JP12048297 A JP 12048297A JP 12048297 A JP12048297 A JP 12048297A JP H1050659 A JPH1050659 A JP H1050659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- surface treatment
- heating furnace
- sample
- vacuum chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Drying Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】被処理試料の損傷,汚染,温度上昇の少ない表
面処理が可能なように改良された表面処理装置を提供す
ること。 【解決手段】表面処理用のガスMをガス加熱炉6内で加
熱し、加熱されたガスMを細孔7を通して真空室1内に
噴射し活性粒子の噴流(ビーム)M′を形成し、この活性
粒子ビームM′を被処理試料2の表面に照射して所望の
表面処理を行なわせる。なお、活性粒子ビーム形成用の
細孔7は、ガス加熱炉6を加熱するための熱源5によっ
て包囲されており、ガス加熱炉6と同等の温度に加熱さ
れていることが望ましい。それにより、ガス加熱炉6内
で加熱・励起された粒子が細孔7を通過する際に冷却さ
れて化学的反応活性を失ってしまうことを防止すること
ができる。 【効果】従来のイオンビームやプラズマ中での励起粒子
ビーム等の高エネルギー粒子を用いていないので、被処
理試料表面の低損傷,低汚染,低温度上昇での表面処理
が可能となる。
面処理が可能なように改良された表面処理装置を提供す
ること。 【解決手段】表面処理用のガスMをガス加熱炉6内で加
熱し、加熱されたガスMを細孔7を通して真空室1内に
噴射し活性粒子の噴流(ビーム)M′を形成し、この活性
粒子ビームM′を被処理試料2の表面に照射して所望の
表面処理を行なわせる。なお、活性粒子ビーム形成用の
細孔7は、ガス加熱炉6を加熱するための熱源5によっ
て包囲されており、ガス加熱炉6と同等の温度に加熱さ
れていることが望ましい。それにより、ガス加熱炉6内
で加熱・励起された粒子が細孔7を通過する際に冷却さ
れて化学的反応活性を失ってしまうことを防止すること
ができる。 【効果】従来のイオンビームやプラズマ中での励起粒子
ビーム等の高エネルギー粒子を用いていないので、被処
理試料表面の低損傷,低汚染,低温度上昇での表面処理
が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体表面を処理す
る装置に係り、特に、半導体素子製造に好適な無損傷,
無汚染,高選択性かつ低温度のプロセスを実現すること
のできる表面処理装置に関する。
る装置に係り、特に、半導体素子製造に好適な無損傷,
無汚染,高選択性かつ低温度のプロセスを実現すること
のできる表面処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、特に半導体素子製造における表
面処理(ドライプロセス)では、イオンビームまたはプラ
ズマが用いられていた(菅野卓雄編著;「半導体プラズ
マプロセス技術」,産業図書,1980年)。しかし、
このような方法では、被処理体である素子または試料の
表面や素子近傍の固体表面、例えば真空室内壁や試料台
表面に、高運動エネルギー(約100eV以上)のイオ
ン,原子,分子,電子等が入射し、素子表面に損傷,汚
染を不可避的に形成していた。
面処理(ドライプロセス)では、イオンビームまたはプラ
ズマが用いられていた(菅野卓雄編著;「半導体プラズ
マプロセス技術」,産業図書,1980年)。しかし、
このような方法では、被処理体である素子または試料の
表面や素子近傍の固体表面、例えば真空室内壁や試料台
表面に、高運動エネルギー(約100eV以上)のイオ
ン,原子,分子,電子等が入射し、素子表面に損傷,汚
染を不可避的に形成していた。
【0003】また、このような高エネルギー粒子の入射
による試料温度の上昇も発生した。半導体素子寸法が減
少(1μm以下)していくと、このような損傷,汚染お
よび素子温度の上昇は重大な問題となってくる。また、
近い将来に実現が期待されている3次元構造の半導体素
子には、このような損傷,汚染,温度上昇は致命的であ
り、従来のドライプロセスでは使用不可能となる。
による試料温度の上昇も発生した。半導体素子寸法が減
少(1μm以下)していくと、このような損傷,汚染お
よび素子温度の上昇は重大な問題となってくる。また、
近い将来に実現が期待されている3次元構造の半導体素
子には、このような損傷,汚染,温度上昇は致命的であ
り、従来のドライプロセスでは使用不可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は試料の損傷,汚染,温度上昇の少ない表面処理が可能
なように改良された表面処理装置を提供することにあ
る。
は試料の損傷,汚染,温度上昇の少ない表面処理が可能
なように改良された表面処理装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガスを加熱す
ることによって活性な粒子を形成し、この活性な粒子を
真空中に噴出することにより活性粒子のビームを形成
し、このビームによって試料の表面処理を行なう装置を
提供するものである。ここで、「ビーム」とはそれを構成
する粒子の速度分布が非一様な(全体として一定方向へ
の流れの有る)粒子集団をいう。本発明の装置では、イ
オンビームやプラズマを用いていないため、入射する粒
子のエネルギーは極めて低く(1eV以下)、試料表面
の損傷が発生しない。また、試料近傍の物質がスパッタ
されないため、表面汚染もない。さらに、入射粒子エネ
ルギーが低いと云うことは試料表面の温度上昇が小さい
ことを意味しており、低温での表面処理が可能となる。
ることによって活性な粒子を形成し、この活性な粒子を
真空中に噴出することにより活性粒子のビームを形成
し、このビームによって試料の表面処理を行なう装置を
提供するものである。ここで、「ビーム」とはそれを構成
する粒子の速度分布が非一様な(全体として一定方向へ
の流れの有る)粒子集団をいう。本発明の装置では、イ
オンビームやプラズマを用いていないため、入射する粒
子のエネルギーは極めて低く(1eV以下)、試料表面
の損傷が発生しない。また、試料近傍の物質がスパッタ
されないため、表面汚染もない。さらに、入射粒子エネ
ルギーが低いと云うことは試料表面の温度上昇が小さい
ことを意味しており、低温での表面処理が可能となる。
【0006】より具体的には、本発明の表面処理装置
は、表面処理されるべき試料を収容する真空室と、上記
真空室内に表面処理用のガスを導入する手段と、この導
入ガスの導入途中において該ガスを加熱する手段と、こ
の加熱されたガスを上記試料の表面に向けて噴射させる
ためのガス噴射手段とを有し、上記ガス加熱手段は上記
導入ガスを加熱するためのガス加熱炉とこのガス加熱炉
を加熱するための熱源とからなっており、かつ、上記ガ
ス噴射手段は上記熱源で取り囲まれていることを特徴と
している。上記したガス加熱炉を用いてのガスの加熱
は、熱励起された低エネルギー活性粒子集団の生成を可
能にし、また、上記した熱源によるガス噴射手段の包囲
は、上記ガス加熱炉内で加熱・励起された粒子が上記ガ
ス噴射手段により噴射されるまでに冷却されてしまって
その化学的な反応活性を失ってしまうことを防止し、十
分に化学的反応活性の高い活性粒子の流れ(ホット分子
ビーム)を形成することを可能にしている。なお、上記
したガス噴射手段は、具体的には上記ガス加熱炉内で加
熱・励起された活性粒子を上記ガス加熱炉内から上記真
空室内に噴射するための上記熱源によって取り囲まれた
位置に設けられたガス噴射用細孔からなる。
は、表面処理されるべき試料を収容する真空室と、上記
真空室内に表面処理用のガスを導入する手段と、この導
入ガスの導入途中において該ガスを加熱する手段と、こ
の加熱されたガスを上記試料の表面に向けて噴射させる
ためのガス噴射手段とを有し、上記ガス加熱手段は上記
導入ガスを加熱するためのガス加熱炉とこのガス加熱炉
を加熱するための熱源とからなっており、かつ、上記ガ
ス噴射手段は上記熱源で取り囲まれていることを特徴と
している。上記したガス加熱炉を用いてのガスの加熱
は、熱励起された低エネルギー活性粒子集団の生成を可
能にし、また、上記した熱源によるガス噴射手段の包囲
は、上記ガス加熱炉内で加熱・励起された粒子が上記ガ
ス噴射手段により噴射されるまでに冷却されてしまって
その化学的な反応活性を失ってしまうことを防止し、十
分に化学的反応活性の高い活性粒子の流れ(ホット分子
ビーム)を形成することを可能にしている。なお、上記
したガス噴射手段は、具体的には上記ガス加熱炉内で加
熱・励起された活性粒子を上記ガス加熱炉内から上記真
空室内に噴射するための上記熱源によって取り囲まれた
位置に設けられたガス噴射用細孔からなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して詳細に説明する。
き、図面を参照して詳細に説明する。
【0008】〈実施例1〉本発明の一実施例を図1を用
いて説明する。本実施例による表面処理装置は、真空室
1,試料2を保持する試料台3,ガスM導入用のリーク
バルブ4,熱源5と加熱炉6とからなるガス加熱手段,
加熱・励起されたガス粒子を真空室1中に噴射させるた
めの細孔7より構成されている。また、場合によって
は、噴射したガス粒子の方向性を揃えるためのコリメー
タ8や,コリメータ8の温度制御手段9,試料温度制御
手段10,試料台駆動手段11,遮蔽板12等を設ける
こともできる。また、熱源用電源13には温度測定手段
14の信号を用いてガス温度を一定にするためのフィー
ドバック機能を持たせることもできる。なお、加熱炉6
内で加熱・励起されたガス粒子が細孔7を通って真空室
1内に噴射する前に冷却されてしまい化学的反応活性を
失ってしまうことを防止するために、ガス噴射用の細孔
7は、図1に示すように、炉加熱用の熱源5によって取
り囲まれており、加熱炉6とほぼ同等温度に保たれてい
ることが望ましい。
いて説明する。本実施例による表面処理装置は、真空室
1,試料2を保持する試料台3,ガスM導入用のリーク
バルブ4,熱源5と加熱炉6とからなるガス加熱手段,
加熱・励起されたガス粒子を真空室1中に噴射させるた
めの細孔7より構成されている。また、場合によって
は、噴射したガス粒子の方向性を揃えるためのコリメー
タ8や,コリメータ8の温度制御手段9,試料温度制御
手段10,試料台駆動手段11,遮蔽板12等を設ける
こともできる。また、熱源用電源13には温度測定手段
14の信号を用いてガス温度を一定にするためのフィー
ドバック機能を持たせることもできる。なお、加熱炉6
内で加熱・励起されたガス粒子が細孔7を通って真空室
1内に噴射する前に冷却されてしまい化学的反応活性を
失ってしまうことを防止するために、ガス噴射用の細孔
7は、図1に示すように、炉加熱用の熱源5によって取
り囲まれており、加熱炉6とほぼ同等温度に保たれてい
ることが望ましい。
【0009】リークバルブ4を通って導入されたガス
(ガスの構成原子、または分子をMとする)はガス加熱
手段によって加熱される。このガス加熱手段は、熱源5
と加熱炉6より構成されている。導入されたガスは加熱
されることによって活性な粒子M′を形成する。例えば
F2ガスは 加熱により分解されて、活性なラジカルFを
形成する。反応式で書けば、 F2 → 2F ……… (1) なる熱分解を行なう。他のハロゲン分子(Cl2,B
r2,I2 等)についても同様であり、一般に、Rをハロ
ゲン原子とすると、 R2 → 2R ……… (2) なる熱分解によって、活性なラジカルRを容易に形成す
る。熱分解に必要な加熱炉の温度(T5)は導入ガス種に
よって異なり、F2の場合約300℃以上、Cl2の場合
約500℃以上が必要である。上限温度は、炉材料の耐
熱,耐化学反応性で決まり、約1500℃まで可能であ
る。
(ガスの構成原子、または分子をMとする)はガス加熱
手段によって加熱される。このガス加熱手段は、熱源5
と加熱炉6より構成されている。導入されたガスは加熱
されることによって活性な粒子M′を形成する。例えば
F2ガスは 加熱により分解されて、活性なラジカルFを
形成する。反応式で書けば、 F2 → 2F ……… (1) なる熱分解を行なう。他のハロゲン分子(Cl2,B
r2,I2 等)についても同様であり、一般に、Rをハロ
ゲン原子とすると、 R2 → 2R ……… (2) なる熱分解によって、活性なラジカルRを容易に形成す
る。熱分解に必要な加熱炉の温度(T5)は導入ガス種に
よって異なり、F2の場合約300℃以上、Cl2の場合
約500℃以上が必要である。上限温度は、炉材料の耐
熱,耐化学反応性で決まり、約1500℃まで可能であ
る。
【0010】また、導入されたガス粒子が分子である場
合は、加熱によって分子の内部自由度(回転,分子振
動,電子運動の自由度)が励起されて活性粒子を形成す
る。特に分子振動の励起された分子はホット分子と呼ば
れ化学的に活性である。例えば、SF6分子の分子振動
自由度が励起されたものをSF6 *とすると、このSF6 *
はSi基板と反応式: 2SF6 *+Si → SiF4(ガス)+2SF4 ……… (3) で表わされる化学反応を行なってSi基板をエッチング
することがわかっている(T. J. Chuang; J.
Chem. Phys., 74, 1453 (1981))。SF6 *
を効果的につくるためには、加熱炉の温度として500
℃〜2000℃が必要である。SF6ガスの代わりにN
F3なるガスを用いても同様の効果がある。すなわち、
分子振動自由度の励起されたNF3分子(NF3 *)は S
i基板と反応してこれをエッチングする。NF3 *をつく
るのに必要な加熱炉温度は300℃〜2000℃であ
る。また、O2分子を加熱することによりホットO2分子
(O2 *)を形成することもできる。O2 *は固体表面と反
応して表面を効果的に酸化する。O2 *をつくるのに必要
な加熱炉温度は500℃〜2000℃である。
合は、加熱によって分子の内部自由度(回転,分子振
動,電子運動の自由度)が励起されて活性粒子を形成す
る。特に分子振動の励起された分子はホット分子と呼ば
れ化学的に活性である。例えば、SF6分子の分子振動
自由度が励起されたものをSF6 *とすると、このSF6 *
はSi基板と反応式: 2SF6 *+Si → SiF4(ガス)+2SF4 ……… (3) で表わされる化学反応を行なってSi基板をエッチング
することがわかっている(T. J. Chuang; J.
Chem. Phys., 74, 1453 (1981))。SF6 *
を効果的につくるためには、加熱炉の温度として500
℃〜2000℃が必要である。SF6ガスの代わりにN
F3なるガスを用いても同様の効果がある。すなわち、
分子振動自由度の励起されたNF3分子(NF3 *)は S
i基板と反応してこれをエッチングする。NF3 *をつく
るのに必要な加熱炉温度は300℃〜2000℃であ
る。また、O2分子を加熱することによりホットO2分子
(O2 *)を形成することもできる。O2 *は固体表面と反
応して表面を効果的に酸化する。O2 *をつくるのに必要
な加熱炉温度は500℃〜2000℃である。
【0011】以上のようにして加熱炉内で生成された活
性粒子M′は細孔7から真空室1中に噴射して活性粒子
M′の一方向(主に細孔7の設けられている仕切壁面に
垂直な方向)への流れ(活性粒子ビーム)を形成する。た
だし、活性粒子の速度分布は完全に一方向を向いている
のではなく、一方向への速度分布の多い非一様な流れと
いう程度のものである。
性粒子M′は細孔7から真空室1中に噴射して活性粒子
M′の一方向(主に細孔7の設けられている仕切壁面に
垂直な方向)への流れ(活性粒子ビーム)を形成する。た
だし、活性粒子の速度分布は完全に一方向を向いている
のではなく、一方向への速度分布の多い非一様な流れと
いう程度のものである。
【0012】このような活性粒子ビームM′が試料2表
面に入射すると、試料表面と様々な化学反応を行なっ
て、表面処理が行なわれる。例えば、上記の(2)式で発
生したハロゲン原子ラジカルRは Si,SiO2,Si
3N4,Mo,W,Al等の試料と反応してエッチングを
行なう。Si試料は単結晶でも良いし多結晶でも良い。
また、Si−Mo,Si−Wのようなシリサイドであっ
ても良い。また、例えばSF6 *やNF3 *のようなホット
分子もSi,Mo,W等の試料と反応して表面のエッチ
ングを行なう。この場合にも、Si試料は単結晶,多結
晶,シリサイドのいずれでも良い。また、例えば、O2 *
のようなホット分子は試料表面と反応して表面酸化を行
なう。試料材質は特に限定されないが、半導体プロセス
ではSiが用いられる。また、例えば、N2 *のようなホ
ット分子は試料表面と反応して窒化を行なう。応用面と
しては、Ni,Ti等の金属表面の硬度を増大させる用
途が挙げられる。
面に入射すると、試料表面と様々な化学反応を行なっ
て、表面処理が行なわれる。例えば、上記の(2)式で発
生したハロゲン原子ラジカルRは Si,SiO2,Si
3N4,Mo,W,Al等の試料と反応してエッチングを
行なう。Si試料は単結晶でも良いし多結晶でも良い。
また、Si−Mo,Si−Wのようなシリサイドであっ
ても良い。また、例えばSF6 *やNF3 *のようなホット
分子もSi,Mo,W等の試料と反応して表面のエッチ
ングを行なう。この場合にも、Si試料は単結晶,多結
晶,シリサイドのいずれでも良い。また、例えば、O2 *
のようなホット分子は試料表面と反応して表面酸化を行
なう。試料材質は特に限定されないが、半導体プロセス
ではSiが用いられる。また、例えば、N2 *のようなホ
ット分子は試料表面と反応して窒化を行なう。応用面と
しては、Ni,Ti等の金属表面の硬度を増大させる用
途が挙げられる。
【0013】加熱炉6加熱用の熱源5の加熱方式として
は、電気的抵抗加熱,赤外線ランプ加熱,RF加熱等が
有る。中でも、電気的抵抗加熱は最も実用化が容易であ
る。
は、電気的抵抗加熱,赤外線ランプ加熱,RF加熱等が
有る。中でも、電気的抵抗加熱は最も実用化が容易であ
る。
【0014】ガスが加熱炉6内で十分に加熱されるため
には、加熱炉6内の体積がある程度以上であることが必
要である。経験的には、加熱炉6内の体積をV (cm3),
ガス流量をQ(sccm)として、 V≧10-3×Q が必要である。
には、加熱炉6内の体積がある程度以上であることが必
要である。経験的には、加熱炉6内の体積をV (cm3),
ガス流量をQ(sccm)として、 V≧10-3×Q が必要である。
【0015】細孔7の断面形状は円形,角形等何れでも
良いが、円形が加工しやすい。細孔7が小さ過ぎるとガ
スが十分に流れず、また大き過ぎると真空室1内の圧力
が高くなり過ぎる。経験的には、細孔7の直径をdとし
て d=0.1〜10mmが適当である。
良いが、円形が加工しやすい。細孔7が小さ過ぎるとガ
スが十分に流れず、また大き過ぎると真空室1内の圧力
が高くなり過ぎる。経験的には、細孔7の直径をdとし
て d=0.1〜10mmが適当である。
【0016】細孔7を形成する側壁がガスの温度よりも
低くなっていると、ガスが細孔7を通過する途中で側壁
との衝突によって冷却されてしまう問題が有る。この場
合、ホット分子は最早ホット分子ではなくなり、化学的
反応性を失ってしまう。このようなことを防ぐために
は、図1に示す如く、細孔7を熱源5の内部に形成する
ことが有効である。実際には、熱源5の開口半径程度奥
に細孔7を形成するのが良い。
低くなっていると、ガスが細孔7を通過する途中で側壁
との衝突によって冷却されてしまう問題が有る。この場
合、ホット分子は最早ホット分子ではなくなり、化学的
反応性を失ってしまう。このようなことを防ぐために
は、図1に示す如く、細孔7を熱源5の内部に形成する
ことが有効である。実際には、熱源5の開口半径程度奥
に細孔7を形成するのが良い。
【0017】適当な炉材料は、加熱するガス種により異
なる。例えば F2,Cl2,SF6,NF3 等のハロゲン
原子を含むガスを加熱する場合には、化学的に安定な石
英,アルミナ,サファイヤ等が有利である。特に、石
英,アルミナは安価でかつ加工し易いため実用化に有利
である。また、Niはそのハロゲン化物が安定なため、
炉材料として用いることができる。
なる。例えば F2,Cl2,SF6,NF3 等のハロゲン
原子を含むガスを加熱する場合には、化学的に安定な石
英,アルミナ,サファイヤ等が有利である。特に、石
英,アルミナは安価でかつ加工し易いため実用化に有利
である。また、Niはそのハロゲン化物が安定なため、
炉材料として用いることができる。
【0018】また、炭素(グラファイトや無定形炭素等)
のようなハロゲン原子と反応し易い材料を用いると、熱
分解によりハロゲン原子を取り除くことができる。例え
ば、SF6 ガスを加熱すると、SF6*の他に熱分解によ
りFラジカルが形成される。SF6*のみによる表面処理
を必要とする場合にはこのFラジカルが邪魔になる。こ
のような場合、上記の炭素を炉材料として用いると C
+4F→CF4なる反応によって上記のFラジカルが除
去されるため、SF6*のみによる表面処理が可能とな
る。
のようなハロゲン原子と反応し易い材料を用いると、熱
分解によりハロゲン原子を取り除くことができる。例え
ば、SF6 ガスを加熱すると、SF6*の他に熱分解によ
りFラジカルが形成される。SF6*のみによる表面処理
を必要とする場合にはこのFラジカルが邪魔になる。こ
のような場合、上記の炭素を炉材料として用いると C
+4F→CF4なる反応によって上記のFラジカルが除
去されるため、SF6*のみによる表面処理が可能とな
る。
【0019】表面処理の一様性を向上させるためには、
試料台駆動手段11によって試料を活性粒子ビームM′
に対して相対的に移動させることが有効である。また、
試料温度制御手段10によって試料温度を制御すること
によって、表面処理の速さを制御することができる。
試料台駆動手段11によって試料を活性粒子ビームM′
に対して相対的に移動させることが有効である。また、
試料温度制御手段10によって試料温度を制御すること
によって、表面処理の速さを制御することができる。
【0020】遮蔽板12は、熱源5および加熱炉6から
の熱輻射によって試料2の表面温度が上昇するのを防ぐ
ためのものである。また、遮蔽板12は、熱源5および
加熱炉6からの汚染物質が試料2表面に飛来,付着する
のを防ぐ働きもある。熱源5の高温部やリード線は、耐
熱性の物質(例えば石英やアルミナ)で覆うなどして、で
きる限り汚染物質が試料2表面に飛来しないよう配慮す
ることが必要なことは云うまでもない。
の熱輻射によって試料2の表面温度が上昇するのを防ぐ
ためのものである。また、遮蔽板12は、熱源5および
加熱炉6からの汚染物質が試料2表面に飛来,付着する
のを防ぐ働きもある。熱源5の高温部やリード線は、耐
熱性の物質(例えば石英やアルミナ)で覆うなどして、で
きる限り汚染物質が試料2表面に飛来しないよう配慮す
ることが必要なことは云うまでもない。
【0021】コリメータ8は活性粒子ビームM′の速度
分布の一様性(方向性)を向上させるためのものである。
コリメータ8は、加熱炉6と試料2表面を結ぶ軸線に平
行に貫通した単数又は複数の穴で形成されている。コリ
メータ温度制御手段9はこの穴の側壁温度を制御するた
めのものである。活性粒子がホット分子である場合には
コリメータの穴側壁をコリメータ温度制御手段9によっ
て冷却する。すると、図2の(a)に示される如く、ホッ
ト分子M*が コリメータ穴側壁に衝突すると、分子振動
準位が基底状態の分子Mに戻ってしまい、最早活性粒子
(ホット分子)ではなくなってしまう。このため、側壁に
衝突せずにコリメータ穴を通過したものだけが活性粒子
(ホット分子)M* のままで残るため、活性粒子ビームM
* としての方向性が向上する。コリメータ8を通過後の
活性粒子ビームM* の広がり角をθとすると、tan θ=
D/Lとなる。Dはコリメータ穴の半径,Lはコリメー
タの厚さである。冷却方法としては、水冷,液体窒素冷
却,ヘリウムガス冷却等の方法が適用できる。また、活
性粒子がF原子のようなラジカルである場合には、コリ
メータ穴の側壁温度を十分低くすることによって、活性
粒子ビームとしての方向性を向上させることができる。
これは、穴側壁に衝突したラジカルRが低温側壁面に吸
着してしまい、再放出しなくなるからである(図2(b)
参照)。以上のような方法では、コリメータの材質とし
ては化学的に安定な物質が良く、石英,Al,Ni,C
u等が用いられる。特に、Al,Ni,Cuは熱伝導性
も良く、冷却に適している。
分布の一様性(方向性)を向上させるためのものである。
コリメータ8は、加熱炉6と試料2表面を結ぶ軸線に平
行に貫通した単数又は複数の穴で形成されている。コリ
メータ温度制御手段9はこの穴の側壁温度を制御するた
めのものである。活性粒子がホット分子である場合には
コリメータの穴側壁をコリメータ温度制御手段9によっ
て冷却する。すると、図2の(a)に示される如く、ホッ
ト分子M*が コリメータ穴側壁に衝突すると、分子振動
準位が基底状態の分子Mに戻ってしまい、最早活性粒子
(ホット分子)ではなくなってしまう。このため、側壁に
衝突せずにコリメータ穴を通過したものだけが活性粒子
(ホット分子)M* のままで残るため、活性粒子ビームM
* としての方向性が向上する。コリメータ8を通過後の
活性粒子ビームM* の広がり角をθとすると、tan θ=
D/Lとなる。Dはコリメータ穴の半径,Lはコリメー
タの厚さである。冷却方法としては、水冷,液体窒素冷
却,ヘリウムガス冷却等の方法が適用できる。また、活
性粒子がF原子のようなラジカルである場合には、コリ
メータ穴の側壁温度を十分低くすることによって、活性
粒子ビームとしての方向性を向上させることができる。
これは、穴側壁に衝突したラジカルRが低温側壁面に吸
着してしまい、再放出しなくなるからである(図2(b)
参照)。以上のような方法では、コリメータの材質とし
ては化学的に安定な物質が良く、石英,Al,Ni,C
u等が用いられる。特に、Al,Ni,Cuは熱伝導性
も良く、冷却に適している。
【0022】一方、コリメータ材質として活性粒子と反
応し易い物質を選ぶことによって、活性粒子の方向性を
向上させることもできる(図2(c)参照)。例えば、活性
粒子がF原子のようなラジカルRである場合、コリメー
タ材質としてMoを選ぶことができる。FラジカルR
は、コリメータ穴側壁と衝突するとこのMoと反応して
MoF3(M〃)になってしまい、もはや化学的活性では
なくなる。従って、側壁に衝突せずに通過したもののみ
が活性粒子であり、活性粒子としての方向性が向上す
る。この場合、FラジカルRとMo側壁との反応性を向
上させるために、コリメータ穴の側壁温度を高く(約1
00℃以上に)しておくことが得策である。
応し易い物質を選ぶことによって、活性粒子の方向性を
向上させることもできる(図2(c)参照)。例えば、活性
粒子がF原子のようなラジカルRである場合、コリメー
タ材質としてMoを選ぶことができる。FラジカルR
は、コリメータ穴側壁と衝突するとこのMoと反応して
MoF3(M〃)になってしまい、もはや化学的活性では
なくなる。従って、側壁に衝突せずに通過したもののみ
が活性粒子であり、活性粒子としての方向性が向上す
る。この場合、FラジカルRとMo側壁との反応性を向
上させるために、コリメータ穴の側壁温度を高く(約1
00℃以上に)しておくことが得策である。
【0023】図3は、加熱炉6からのガス噴出用の細孔
7の断面形状を示したものである。同図(a)の孔形状は
加工し易くて実用的であるが、次のような難点が有る。
すなわち、活性粒子の一部が細孔7側壁と衝突・反応し
て、浪費されてしまうことである。これを防ぐために
は、側壁の厚さをできる限り薄くする必要がある。しか
し、あまり薄くすると、機械的強度が不足して、細孔7
を設けた板状部材が破損してしまう。このような破損な
くして、細孔側壁を実効的に薄くするためには、図3の
(b)〜(e)に示したように、細孔の大きさ(内径)を加熱
炉側と真空室側とで変化させるのが有効である。
7の断面形状を示したものである。同図(a)の孔形状は
加工し易くて実用的であるが、次のような難点が有る。
すなわち、活性粒子の一部が細孔7側壁と衝突・反応し
て、浪費されてしまうことである。これを防ぐために
は、側壁の厚さをできる限り薄くする必要がある。しか
し、あまり薄くすると、機械的強度が不足して、細孔7
を設けた板状部材が破損してしまう。このような破損な
くして、細孔側壁を実効的に薄くするためには、図3の
(b)〜(e)に示したように、細孔の大きさ(内径)を加熱
炉側と真空室側とで変化させるのが有効である。
【0024】図4は、本発明のガス供給部分を説明した
ものである。ガス加熱炉6と真空室1とは、細孔7を通
してしか連通していない。このため、一旦ガス加熱炉6
内にガスを充満させると、このガスを排除するのに多大
な時間がかかる。このようなガス排除の必要性は、例え
ば、供給ガスMの種類を交換する時に生じる。図4の構
成では、ガス加熱炉6内はバルブV2 を介して排気され
るようになっており、このバルブV2 を開くことによっ
て、ガス加熱炉6内のガスを短時間に排除することがで
き、これによりガス交換が極めて容易となる。バルブV
2 を有した排気ラインをガス加熱炉6のバイパス排気ラ
インと呼ぶことにする。バルブV1 は、ガス貯めからの
ガスをガス加熱炉6内へ供給するためのものである。バ
ルブV3は、バルブV2,V1を共に閉じてしまった際
に、ガス貯めから一定流量で流れてくるガスを排気する
ためのものである。バルブV2 を介したバイパス排気ラ
イン内の排気(図4で「排気」と記した部分)は、真空室1
を介して行なっても良いし、別の排気手段を設けて行な
っても良い。
ものである。ガス加熱炉6と真空室1とは、細孔7を通
してしか連通していない。このため、一旦ガス加熱炉6
内にガスを充満させると、このガスを排除するのに多大
な時間がかかる。このようなガス排除の必要性は、例え
ば、供給ガスMの種類を交換する時に生じる。図4の構
成では、ガス加熱炉6内はバルブV2 を介して排気され
るようになっており、このバルブV2 を開くことによっ
て、ガス加熱炉6内のガスを短時間に排除することがで
き、これによりガス交換が極めて容易となる。バルブV
2 を有した排気ラインをガス加熱炉6のバイパス排気ラ
インと呼ぶことにする。バルブV1 は、ガス貯めからの
ガスをガス加熱炉6内へ供給するためのものである。バ
ルブV3は、バルブV2,V1を共に閉じてしまった際
に、ガス貯めから一定流量で流れてくるガスを排気する
ためのものである。バルブV2 を介したバイパス排気ラ
イン内の排気(図4で「排気」と記した部分)は、真空室1
を介して行なっても良いし、別の排気手段を設けて行な
っても良い。
【0025】〈実施例2〉図5に、本発明の別の一実施
例を示す。本実施例では、熱源5が真空室1外に有るこ
とが特徴である。こうすることにより、熱源5から試料
2表面への熱輻射や、汚染物の飛来を防止することがで
きる。この場合、熱源5としては、赤外線ランプが有効
である。ガス加熱炉6の外壁は真空室1外に出ることに
なり、ガス加熱炉6と真空室1との間の真空シール16
が必要となる。フランジ15はこの真空シール16が直
接ガス加熱炉6に接触しないようにするためのものであ
る。また、冷却手段17は真空シール16の熱的破損を
防止するためのものである。
例を示す。本実施例では、熱源5が真空室1外に有るこ
とが特徴である。こうすることにより、熱源5から試料
2表面への熱輻射や、汚染物の飛来を防止することがで
きる。この場合、熱源5としては、赤外線ランプが有効
である。ガス加熱炉6の外壁は真空室1外に出ることに
なり、ガス加熱炉6と真空室1との間の真空シール16
が必要となる。フランジ15はこの真空シール16が直
接ガス加熱炉6に接触しないようにするためのものであ
る。また、冷却手段17は真空シール16の熱的破損を
防止するためのものである。
【0026】また、本実施例では、熱源5とガス加熱炉
6とが分離可能となっている。こうすることにより、消
耗,破損し易いガス加熱炉6の交換が容易となる。ガス
供給系に設けられた結合部18はガス加熱炉6の分離・
交換を容易にするためのものである。
6とが分離可能となっている。こうすることにより、消
耗,破損し易いガス加熱炉6の交換が容易となる。ガス
供給系に設けられた結合部18はガス加熱炉6の分離・
交換を容易にするためのものである。
【0027】〈実施例3〉図6に本発明のさらに別の一
実施例を示す。本実施例の特徴は、ガス加熱手段が試料
2が設置されている真空室1とは別の真空室19内に設
置されていることである。試料側真空室1とガス加熱手
段側真空室19とは小排気口20を有した隔離板21を
介して差動排気されるようになっている。本実施例によ
り、熱源5から試料2表面への熱輻射,汚染物質飛来を
防止すると共に、熱源5が大気に曝されて破損するのを
防止している。
実施例を示す。本実施例の特徴は、ガス加熱手段が試料
2が設置されている真空室1とは別の真空室19内に設
置されていることである。試料側真空室1とガス加熱手
段側真空室19とは小排気口20を有した隔離板21を
介して差動排気されるようになっている。本実施例によ
り、熱源5から試料2表面への熱輻射,汚染物質飛来を
防止すると共に、熱源5が大気に曝されて破損するのを
防止している。
【0028】〈実施例4〉図7に、本発明のさらに別の
一実施例を示す。本実施例の特徴は、ガス加熱炉6の可
動手段22を設けたことである。これにより、ガス加熱
炉6と試料2との相対距離,相対角度を可変にすること
ができる。それによって、活性粒子ビームを試料2に有
効に照射することが容易になる。
一実施例を示す。本実施例の特徴は、ガス加熱炉6の可
動手段22を設けたことである。これにより、ガス加熱
炉6と試料2との相対距離,相対角度を可変にすること
ができる。それによって、活性粒子ビームを試料2に有
効に照射することが容易になる。
【0029】〈実施例5〉図8に本発明のさらに別の一
実施例を示す。本実施例の特徴はガス加熱手段と真空室
1との間にゲートバルブ23を設けたことである。試料
2を交換するために、真空室1内を大気圧にリークさせ
るか、または真空室1内の圧力をある程度大きくする必
要がある。ところが、ガス加熱炉6を高温に保ったまま
でその内部圧力を上げることは、ガス加熱炉6内壁が大
気と反応して損傷するため望ましくない。一方、試料交
換の度毎に、ガス加熱炉6を冷却して、試料交換後再び
加熱することは操作時間を長くし、実用的でない。本実
施例のゲートバルブ23は、ガス加熱炉側の真空室19
内を高真空に保ったままで、試料側の真空室1内のみを
リークすることを可能にするものである。これによっ
て、表面処理の量産性を向上させることが可能となる。
実施例を示す。本実施例の特徴はガス加熱手段と真空室
1との間にゲートバルブ23を設けたことである。試料
2を交換するために、真空室1内を大気圧にリークさせ
るか、または真空室1内の圧力をある程度大きくする必
要がある。ところが、ガス加熱炉6を高温に保ったまま
でその内部圧力を上げることは、ガス加熱炉6内壁が大
気と反応して損傷するため望ましくない。一方、試料交
換の度毎に、ガス加熱炉6を冷却して、試料交換後再び
加熱することは操作時間を長くし、実用的でない。本実
施例のゲートバルブ23は、ガス加熱炉側の真空室19
内を高真空に保ったままで、試料側の真空室1内のみを
リークすることを可能にするものである。これによっ
て、表面処理の量産性を向上させることが可能となる。
【0030】〈実施例6〉図9に、本発明のさらに別の
一実施例を示す。本実施例の特徴は、細孔7から噴出し
たガス流の断面積が徐々に拡大するよう補助管24を設
けたことである。これにより、活性粒子ビームの一様性
を向上させることができる。冷却手段25は、補助管2
4の内壁に付着した活性粒子や反応生成物が再び脱離す
るのを防ぐためのものである。これによって試料2表面
の汚染を防止することができる。
一実施例を示す。本実施例の特徴は、細孔7から噴出し
たガス流の断面積が徐々に拡大するよう補助管24を設
けたことである。これにより、活性粒子ビームの一様性
を向上させることができる。冷却手段25は、補助管2
4の内壁に付着した活性粒子や反応生成物が再び脱離す
るのを防ぐためのものである。これによって試料2表面
の汚染を防止することができる。
【0031】〈実施例7〉図10に本発明のさらに別の
一実施例を示す。本実施例の特徴は、ガス加熱炉6の内
部に障壁26(同図(a))や、充填物27(同図(b))を設
けたことである。こうすることにより、炉壁面積が実行
的に拡大しガスの加熱が容易になる。この方法で高温で
流量の大きな活性粒子ビームを得ることができる。
一実施例を示す。本実施例の特徴は、ガス加熱炉6の内
部に障壁26(同図(a))や、充填物27(同図(b))を設
けたことである。こうすることにより、炉壁面積が実行
的に拡大しガスの加熱が容易になる。この方法で高温で
流量の大きな活性粒子ビームを得ることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によって、プラズマやイオンビー
ムを用いない表面処理が可能となる。その結果試料表面
の損傷,汚染や温度上昇のない表面処理が可能となる。
本発明で実現した装置は半導体素子製造プロセスにおけ
る表面処理工程に用いて極めて有効である。
ムを用いない表面処理が可能となる。その結果試料表面
の損傷,汚染や温度上昇のない表面処理が可能となる。
本発明で実現した装置は半導体素子製造プロセスにおけ
る表面処理工程に用いて極めて有効である。
【図1】本発明の一実施例になる表面処理装置の概略構
成を示す図。
成を示す図。
【図2】図1におけるコリメータ8の機能を示す図。
【図3】図1における細孔7の断面形状を示す図。
【図4】図1におけるガス供給部の構成例を示す図。
【図5】本発明の別の一実施例になる表面処理装置の概
略構成を示す図。
略構成を示す図。
【図6】本発明のさらに別の一実施例になる表面処理装
置の概略構成を示す図。
置の概略構成を示す図。
【図7】本発明のさらに別の一実施例になる表面処理装
置の概略構成を示す図。
置の概略構成を示す図。
【図8】本発明のさらに別の一実施例になる表面処理装
置の概略構成を示す図。
置の概略構成を示す図。
【図9】本発明のさらに別の一実施例になる表面処理装
置の概略構成を示す図。
置の概略構成を示す図。
【図10】本発明のさらに別の一実施例になる表面処理
装置の概略構成を示す図。
装置の概略構成を示す図。
1…真空室, 2…試料, 3…試料台, 4…リークバルブ, 5…熱源, 6…加熱炉, 7…細孔, 8…コリメータ, 9…コリメータ温度制御手段, 10…試料温度制御手段, 11…試料台駆動手段, 12…遮蔽板, 13…熱源用電源, 14…温度測定手段, 15…フランジ, 16…真空シール, 17…冷却手段, 18…結合部, 19…真空室, 20…小排気口, 21…隔離板, 22…ガス加熱炉可動手段, 23…ゲートバルブ, 24…補助管, 25…冷却手段, 26…障壁, 27…充填物。
フロントページの続き (72)発明者 岡田 修身 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (15)
- 【請求項1】表面処理されるべき試料を収容する真空室
と、上記真空室内に表面処理用ガスを導入する手段と、
導入ガスの導入途中において該ガスを加熱する手段と、
加熱されたガスを上記試料の表面に向けて噴射させるた
めのガス噴射手段とを有し、上記ガス加熱手段は上記ガ
スを加熱するためのガス加熱炉と該ガス加熱炉を加熱す
るための熱源とからなっており、かつ、上記ガス噴射手
段が上記熱源によって取り囲まれていることを特徴とす
る表面処理装置。 - 【請求項2】上記のガス噴射手段がガス噴射用の細孔か
らなっており、該ガス噴射用細孔は上記ガス加熱炉の内
部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
表面処理装置。 - 【請求項3】上記ガス噴射用細孔の開口面積が、上記ガ
ス加熱炉の側と上記真空室の側とで異なっていることを
特徴とする請求項2に記載の表面処理装置。 - 【請求項4】上記ガス加熱炉が、該ガス加熱炉内を直接
排気するためのバイパス排気ラインを有していることを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表面処理装
置。 - 【請求項5】上記ガス加熱炉と上記熱源とが、互いに分
離可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4
のいずれかに記載の表面処理装置。 - 【請求項6】上記ガス加熱炉の内壁面を構成する材料
が、石英,アルミナ,サファイヤ及びNiのうちのいず
れかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに
記載の表面処理装置。 - 【請求項7】上記の導入ガスが、ハロゲン原子を構成原
子とするかあるいは構成原子の一部とするハロゲン原子
含有分子を含んだガスであることを特徴とする請求項1
〜6のいずれかに記載の表面処理装置。 - 【請求項8】上記の導入ガスが、O2ガスまたはN2ガス
であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
の表面処理装置。 - 【請求項9】上記ガス噴射手段と上記試料との間にコリ
メータが設けられていることを特徴とする請求項1〜8
のいずれかに記載の表面処理装置。 - 【請求項10】上記ガス加熱手段と上記試料との間に、
遮蔽板が設けられていることを特徴とする請求項1〜9
のいずれかに記載の表面処理装置。 - 【請求項11】上記ガス加熱手段が上記真空室の内部に
設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいず
れかに記載の表面処理装置。 - 【請求項12】上記ガス加熱手段が上記真空室の外部に
設けられていることを特徴とする請求項1〜10のいず
れかに記載の表面処理装置。 - 【請求項13】上記ガス加熱手段が、上記真空室とは別
の室内に収納されており、該別室内部が上記真空室内部
とは差動排気されるよう構成されていることを特徴とす
る請求項12に記載の表面処理装置。 - 【請求項14】上記別室と上記真空室との間に、ゲート
バルブが設けられていることを特徴とする請求項13に
記載の表面処理装置。 - 【請求項15】上記ガス噴射用細孔の出口側に補助管が
設けられていることを特徴とする請求項2または3に記
載の表面処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12048297A JPH1050659A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 表面処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12048297A JPH1050659A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 表面処理装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60174111A Division JPH0682642B2 (ja) | 1985-08-09 | 1985-08-09 | 表面処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1050659A true JPH1050659A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=14787277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12048297A Pending JPH1050659A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 表面処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1050659A (ja) |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP12048297A patent/JPH1050659A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0682642B2 (ja) | 表面処理装置 | |
| JP2589033B2 (ja) | レーザ補助による化学蒸着法 | |
| US5110407A (en) | Surface fabricating device | |
| JPH0770509B2 (ja) | ドライプロセス装置 | |
| US5108543A (en) | Method of surface treatment | |
| TW201250807A (en) | Method for treating metal film and treatment device | |
| US5462635A (en) | Surface processing method and an apparatus for carrying out the same | |
| JPS6173332A (ja) | 光処理装置 | |
| JP2004508460A (ja) | 表面へ管を通して気体または液体を供給する装置、その管のセットおよびその方法 | |
| JPH0737807A (ja) | 原子、分子線による表面処理方法およびその装置 | |
| JPH1050659A (ja) | 表面処理装置 | |
| JPS61135126A (ja) | プラズマ処理装置 | |
| JPH0481325B2 (ja) | ||
| JPS62159433A (ja) | レジスト除去方法及び装置 | |
| JPH0475336A (ja) | 表面加工方法および装置 | |
| CN120473446B (zh) | 一种微通道金刚石膜器件及其制备方法 | |
| CN120614740B (zh) | 一种热解吸激光辅助等离子体源装置及其使用方法 | |
| JPH0133936B2 (ja) | ||
| JPH02185030A (ja) | 表面処理方法 | |
| JP3367687B2 (ja) | プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 | |
| JPS62257732A (ja) | 表面処理方法 | |
| JPH0831751A (ja) | プラズマ処理装置 | |
| JPH01211921A (ja) | ドライエッチング装置 | |
| JPS6154631A (ja) | エツチング方法 | |
| CN114875383A (zh) | 沉积层的方法、沉积系统及替换沉积系统的窗口的方法 |