JPH10509603A - 内部チップ保護体を備えた閉塞具 - Google Patents

内部チップ保護体を備えた閉塞具

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JPH10509603A
JPH10509603A JP8513468A JP51346896A JPH10509603A JP H10509603 A JPH10509603 A JP H10509603A JP 8513468 A JP8513468 A JP 8513468A JP 51346896 A JP51346896 A JP 51346896A JP H10509603 A JPH10509603 A JP H10509603A
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チャールズ シー ハート
ヴィンセント シー タンゲアリーニ
ネイビル ヒラル
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アプライド メディカル リソーセス コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 患者の体壁に侵入するために使用される構成の閉塞具は、近位端と遠位端の間で伸びる軸を有する細長いシャフト(23)を含む。シャフトの近位端にはハンドル(138)が配設され、遠位端には弧状の切込刃(141、143、145)が形成される。該シャフトは、複数の内壁および通路、ならびに後退切込位置と前進位置の間の通路内で移動自在なシールド機構(176)を含むものとすることができる。フランジと壁のシステムを使用すれば、シールド素子を関連する内壁と近接した位置で滑動係合状態に維持することができる。関連する製造方法では、閉塞具のシャフトは、押し出しで形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 内部チップ保護体を備えた閉塞具 発明の分野 本発明は、広くは外科用アクセス装置に関し、より詳しくは手術のために患者 の体壁を横断してアクセスするためのトロカールおよび関連する閉塞具に関する 。 先行技術の検討 トロカールは、体腔内での各種外科用器具の使用を容易にするために体壁を横 断して腹腔など体腔内へアクセスするための外科用器具である。トロカールは、 閉塞具を用いて手術のために体壁を横断して配置される中空のカニューレで構成 される。閉塞具は、カニューレ内部に取り外し自在に配置され、体壁に侵入する ために用いられる鋭利な遠位チップを有する。閉塞具の鋭利なチップは、体壁へ の侵入を容易にするものではあるが、このチップを体壁の反対側に存在する内部 諸器管から隔離するためのシールドが必要であった。 先行技術のシールドには、各種の形態のものがある。一つの例では、シールド は、体壁に侵入すると鋭利なチップを覆うために前進自在となる外部スリーブと して形成される。他の例では、閉塞具をカニューレ内に引き戻すことによって鋭 利なチップがシールドされる構成とされる。また、鋭利なチップが複数のブレー ドとして形成され、シールドがブレードの間に配置された内部ロッドの形で配設 されることによってシールド機能が得られる例もある。この技術の代表的な例と しては、ローレンス・クレニッチの1994年1月4日付けアメリカ合衆国特許 第5275583号「独立して作動するシールド手段を備えたトロカール・アセ ンブリー」を挙げることができる。 先行技術にもとづけば、トロカールの鋭利 なチップは、中空のシャフトまたは複数の個別のブレードから形成される。シャ フトによる構成では、遠位端を研削して各々が軸上の点から近位外側へ向かって 伸びる複数のファセット(小面)が形成される。これらのファセットは、平面状 に形成されるため、隣接する交差する部分でまっすぐな切込用の刃が形成される ことになる。通常は、遠位チップの360°の周囲に等間隔に三つのファセット が形成される。 切込刃は、各隣接する対のファセットの交差部に形成される。鋭利な切込刃の 角度は、隣接するファセットの間の角度に等しい。先行技術では、この切込刃は 、ファセットの角度以上の角度、3ファセットの実施形態では60°以上の角度 で形成されている。 ブレード構成の閉塞具の場合も、同様に、該ブレードをファセットの角度が約 60°となるように鋭利に研削して形成される。体壁への侵入を容易にして患者 の外傷を小さくするためには、これらの切込刃をできるだけ鋭利にすることがの ぞましい。 また、すでに述べたように、鋭利なチップは、体壁に侵入させたらただちにシ ールドすることがのぞましい。従来、シールドは、鋭利なチップを覆うために比 較的後退した位置から比較的前進した位置まで移動させるように配設されていた 。通常、後退位置では、シールドがファセットの全長分だけチップからずらされ ている必要があった。そして、チップの遠位端を覆うためには、シールドがファ セットの全長分だけ動かす必要があった。この距離がとくに長い場合には、鋭利 なチップを完全にシールドするためにはかなりの時間が必要であった。 発明の概要 先行技術のこれらの欠点は、鋭利な遠位チップを備えた閉塞具を含む本発明に よって克服される。このチップは、体壁を通る閉塞具およびカニューレの挿入を 容易にする弧状の切込刃を備えて形成される。該弧状の構成は、閉塞具の軸に添 ったことなる位置での侵入に抵抗する力により密にマッチする凸状に形成される 。 鋭利な切込刃は、ファセットの角度より小さい切込刃の角度をなす斜面によっ て形成される。これによって、切込刃の鋭利さが高められ、体壁への侵入が容易 となる。 鋭利なチップのシールドは、各々が関連する対のブレードの間に伸びる複数の ロッドによって行なわれる。これらのロッドは、ファセットの軸方向の長さでは なく斜面の軸方向の長さと等価な距離だけ後退位置から前進位置まで動かされる 。これによって、鋭利なチップを完全にシールドするためにシールド用ロッドが 移動する必要のある距離が大きく短縮される。距離が短縮されることによって、 完全なシールドを行なうための時間も大きく短縮される。 本発明の一実施形態にあっては、閉塞具のシャフトは、内表面を有するプラス チック管の形で配設される。閉塞具の金属の切込用チップは、遠位切込部および 近位取り付け部を有するものとして形成される。この取り付け部は、鋸歯状の外 側縁部まで伸びる取り付け部材を含む、切込用チップのこの構成によって、シャ フトの遠位端での取り付け部と管の内表面の間の固定摩擦関係が容易に得られる 。 本発明の一側面に合っては、閉塞具は、外表面、内表面、および近位端と遠位 端の間に伸びる軸をもつ細長い管を含む。近位端にはハンドルが配置され、また 細長い管の遠位端には該管の軸に添って切込用チップが該軸と固定関係に配置さ れる。切込用チップは、切込部と、管の軸の外方向に伸びて管の内表面と摩擦係 合する少なくとも二つの取り付け部材を有する取り付け部を含む。該取り付け部 材には、管との摩擦関係を高めるために鋸歯状の外側縁部を配設することができ る。 本発明のさらに他の一側面にあっては、細長いシャフトは、外表面および内表 面をもつ外側壁を有する。細長いシャフトの遠位端には、チップが配設されてお り、シャフトの軸の周囲に角度を置いて配置された複数の内側壁を含む構成とさ れる。該チップの内壁は、シャフトの外壁と係合するように伸び、該外壁ととも にシャフトに添って少なくとも部分的に伸びる複数のルーメンを形成する。内壁 の少なくとも一つは、シャフトの軸からシャフトの外表面まで一本の線に添って 伸びる傾斜した縁部によって画定される。鋭利さを高めるための斜面は、この傾 斜した縁部に添って伸び、径方向のある長さと軸方向のある長さを有する。少な くとも一つのシールドが、シャフトのルーメンのそれと関連する一つの中に配置 される。シールドは、内壁の少なくともの一つに並置される部分を含み、該部分 は、径方向外側に向かってシャフトの外表面まで伸びる。シールドは、壁の切込 を容易にするために鋭利な刃が露出される後退位置と体壁の切込を禁止するため に鋭利な刃がシールドに接近する伸張位置の間で該関連するルーメンから軸方向 に伸びる。これらの伸張位置と後退位置は、斜面の軸方向の長さ以下の軸方向の ある距離によって分離される。 本発明のさらに他の一側面にあっては、切込用チップは、シャフトの遠位端に 配置され、また遠位チップからシャフトの軸の近位方向外側に向けて伸びる第一 の切込刃および第二の切込刃を含む。第一の虚平面がシャフトの軸と第一の切込 刃の間に伸び、第二の虚平面が第一の切込刃上の少なくとも第一の点と第二の切 込刃上の第二の点の間に伸びる。この第二の虚平面は、第一の点および第二の点 双方で第一の切込刃に平行で、第一の虚平面とともにあるファセット角度を形成 する。第一の切込刃に添って配置される斜面は、第一の虚平面とともに、第一お よび第二の虚平面の間のファセット角より小さい斜面角を形成する。これによっ て閉塞具による体壁の侵入をさらに容易にするさらに鋭利な切込刃が得られる。 好ましい一実施形態にあっては、第一の切込刃は、弧状をなし、第二の虚平面は 、該第一の点で該弧に対して正接である。 本発明の付加的一側面は、閉塞具の製造方法を包含するものである。この方法 は、外表面および近位端と遠位端の間で伸びる軸を有するシャフトを配設する工 程を含む。該シャフトは、軸の周囲に角度を置いて配置されて該軸から外表面ま で伸びる複数の内壁を含む。該シャフトは、また、各々が関連する対の内壁の間 で伸びて該内壁とともにシャフトの外表面を画定する複数の外壁を含む。この方 法にもとづけば、シャフトの外壁は、内壁を露出させるようにシャフトの遠位端 で取り外しされる。これによって、少なくとも一つの露出した内壁に添って傾斜 した縁部が形成され、外表面からシャフトの遠位端のある点まで伸びる。この傾 斜した縁部を鋭利にすることによって、閉塞具による組織への侵入が容易となる 。この好まし方法にあっては、シャフトの内壁と外壁は、シャフトの押し出しに よって一体構成として形成される。 本発明のこれらの特徴および効果ならびに他の特徴および効果は、図面を参照 して行なう好ましい実施形態の説明からさらに明かとなろう。 図面の簡単な説明 第1図は、体壁を貫通している閉塞具を有するトロカール(套管針)の側面立 面図であり、 第2図は、鋸歯状縁部を備えた装着要素を有する遠位チップ(先端部材)と管 状シャフトとを含む閉塞具の一実施例の側面立面分解図であり、 第3図は、遠位チップが管状シャフト内に装着された第2図の閉塞具の遠位端 面図であり、 第4図は、遠位チップについての、第2図の4−4線に沿った径方向横断面図 であり、 第5図から第11図までは、本発明の他の実施例を製造する方法を示しており 、 第5図は、内壁及び外壁を有するシャフトの押出加工を示す側面図であり、 第6図は、第5図で押出加工したシャフトの径方向横断面図であり、 第7図は、シャフトの内壁を露出させるべくシャフトの外壁を除去する工程を 示すシャフトの遠位チップの側面図であり、 第8図は、第7図に示した閉塞具の拡大遠位端面図であり、 第9図は、本発明に関連するシールド(保護体)の斜視図であり、 第10図は、本発明の壁とシールドとの構造体に関する別の実施例についての 第8図と同様な図であり、 第11図は、本発明の壁とシールドとの構造体に関する追加実施例についての 第10図と同様な径方向横断面図であり、 第12図は、本発明の壁とシールドとの構造体に関する更に別の実施例につい ての第10図と同様な径方向横断面図であり、 第13図は、シャフトの基端において内壁を除去する工程を示す側面立面図で あり、 第14図は、シャフトの基端への後退(引込)機構の取付け、及びシャフトの 遠位端へのシールド組立体の装着について、シールド組立体が前進位置にある状 態で示した側面立面図であり、 第15図は、第14図と同様な図であるがシールド組立体が後退位置にあるこ とを示す側面立面図である。 本発明の好ましい実施例及び最良の実施の形態の説明 トロカールが第1図に図示され、全体として参照符号10で示されている。カ ニューレ12及び閉塞具14を通常有するトロカール10は、腹壁のような体壁 を通してアクセスし得るように構成されている。このアクセスは、究極的には、 細長チューブ18及び密閉ケース21を通常有するカニューレ12によって与え られる。体壁16を通した作業路23の形態でのアクセスを可能にするのはチュ ーブ18である。腹腔25のような体腔にアクセスするために、作業路23を介 して様々な器具が挿入され得る。 トロカール10のカニューレ12が作動的にすなわち使用できるように体壁1 6を通して配置される際、内部の器官に穴をあけたり傷つけたりすることのない ように、該カニューレ12の内側のすなわち遠位の端部を鈍にしておくことが重 要である。しかしながら、カニューレの先端を鈍にすると、腹壁16に穴をあけ て配置するという好ましい方法をとりにくくなる。壁16に穴をあけるために取 外し可能な閉塞具14を設けてカニューレ12を配置し得るようにしているのは このためである。閉塞具14は、カニューレ12に挿入され、腹壁16に穴をあ け易くするように細長チューブ18を超えて延びる。 閉塞具14は基端34と遠位端(末端)36との間に延在する軸線32を有す るシャフト30を備えている。取手(ハンドル)38が基端34に配置されてお り、この取手38は、カットオフ回路を備えた外科用トロカールという発明の名 称の1993年4月9日付米国特許出願シリアル番号08/045,369号で 本発明者が開示しクレームしているような後退(引込)機構41用の囲繞(参照 によりこの明細書に組み入れる)を形成する。シャフト30は、閉塞具14の端 部36がチューブ18の遠位端を超えて延在するように、カニューレ12の作業 路23に着脱可能に挿入され得るような大きさになっている。 閉塞具14は、シャフト30の遠位端36に鋭利なチップ(先端金具)43を 備えており、この鋭利なチップ43は、チューブ18および関連する作業路23 を腹壁16を貫通して作動的にすなわち使用可能に位置決めし得るように、腹壁 16を通り抜けて軸線方向に動き得る。本発明で特に関心が有るのは、この閉塞 具14である。 閉塞具14の好ましい実施例は、第2図に図示されている。この第2図では、 シャフト30は、チューブの形態を有する。この例では、シャフト30には、外 表面47および内表面49を有する円筒状壁45が形成されている。シャフト3 0は、全体として剛性の構成になるように、好ましくは、金属でできている。別 体よりなる切込チップ(先端金具)50は、切込部52と装着部54とを有する 。 切込チップ50は、軸線32の周りに等間隔に配置された多数の刃物の形態で 設けられ得る。例えば、好ましい実施例では、軸線32の周りに120度間隔に 配置された三枚のブレードすなわち刃物56,58,61がある。この切込部5 2では、刃物56−61は、最大半径部から軸線32上の点63まで遠位を向く ように傾斜している。かくして、三枚の刃物56−61の各々には、点63まで 遠位方向に且つ半径方向内向に延在した対応する切込刃65,67,70が設け られている。これらの切込刃65−70は、先行技術で教示されているように真 直ぐでも、本発明の一観点に従って以下に詳述するように湾曲した形状でもよい 。 切込チップ50の装着部54は、管状シャフト30の遠位端に挿入され得るよ うな形状・構成になっている。シャフト30内では、切込チップ50をシャフト 30に対して固定状態に保つように、装着部54が内表面49に摩擦係合してい る。 この固定状態は、好ましい実施例では、装着部54を、軸線32の周りで等角 度間隔に位置する複数の個別仕切りとして形成することによって高められている 。好ましい実施例では、装着部54は、三つの仕切り72,74,76からなる 。なお、この仕切り72,74,76は、各々、対応する刃物56,58,61 の延長部として形成されている。仕切り72−76の各々は、軸線32から関連 する外縁部78,81,83まで半径方向外向きに延在している。この外縁部7 8,81,83は、シャフト30の内表面49に対してほぼ平行に軸線方向に延 在している。 仕切り72−76とシャフト30の壁45との摩擦状態は、縁部78,81, 83に沿って多数の鋸歯状部(セレーション)を形成することによって高められ 得る。これらの鋸歯状部は、好ましい実施例では遠位方向を向いた多数の突端8 5の形態を採り得る。鋸歯状部に沿った突端85のこの配向は、シャフト30の 遠位端に切込チップ50を挿入し易くするが、一旦好ましい固定状態がが達成さ れた後はシャフト30から切込チップ50が分離されないようにする。 チューブ30内に装着された切込チップ50の遠位端面図が、第3図に示され ている。この図において、切込刃65−70が点63から壁45に関連する外径 部表面47まで、半径方向外向きに延在していることがよくわかるであろう。図 示の実施例において、切込刃65−70は、切込がシャフト30の最大径部まで 行われ得るように、全長にわたって鋭利になっている。シャフト30の外径はチ ューブ18の内径であるから、実質上直径全体にわたる切込を行いつつトロカー ル10を差し込むのに要する力は、最小限にし得る。壁16の拡延ないし伸張は ほとんど必要ない。 刃物56−61によるこの切込は、第4図に最もよく図示された本発明の別の 観点Sに従って一層うまく行われ得る。過去においては、傾斜した切込刃65− 70は、該切込刃65,67,70のうちの隣接対の切込刃を含む三つの仮想面 90,92,94に沿って対応する刃物56−61を研削することによって形成 されていた。過去においては、この研削工程によって、切込刃65−70を形成 するだけでなく次の公式I、すなわち、 180(1−2/n) によって表わされるファセット角(小面角)に切込刃を研いで鋭利化していた。 ここで、nは、刃物の枚数である。 このように、第4図に図示したような三枚刃の実施例では、刃物56−61は当 初は60度のファセット角に鋭利化されていた。 本発明に従えば、刃物56−61は、夫々の切込刃65−70の片側ないし両 側に傾斜面すなわち面取り部95が形成されるように、鋭利化ている。傾斜面9 5と対応する刃物56−61の面との間の角度を、この明細書では、傾斜角とい うが、この角度は一般には公式Iのファセット角よりも小さい。これによって、 より鋭利な切込刃が得られ、切込が促進され、閉塞具14を差し込む際の力を小 さくし得る。第4図では、ファセット角はαで表わされ、鋭利化された傾斜角は βで表わされている。 本発明の別の実施例では、閉塞具シャフト30の構成に特に関心がある。この 実施例は、多分、第6図の横断面図に最もよく図示されている。この例では、シ ャフト116は、軸線123から外表面125まで半径方向外向きに延在する複 数の内壁117,118,119を有している。複数の外壁127,130,1 32が、内壁117,118,119のうちの隣接する内壁対をつなぎ、好まし い実施例では、更に、円筒状の外表面125を規定している。 シャフト116のこの構成は、いくつかの方法で形成され得る。好ましい製造 方法では、シャフト116は、第5図に図示された型134を介して押出加工さ れる。シャフト116はプラスチック又は金属の射出成形法でも形成され得る。 第6図に図示したシャフトの形態は、該シャフトに外壁127−132と一体 になった内壁117−119を形成し得るために、興味深い。加えて、第7図に 最もよく図示されているように、シャフト116上に一体的なチップ136が形 成され得る。この例では、チップ136は、シャフト116の端部を三つの平坦 なファセットに沿って研削することによって形成される。平坦なファセットは、 各々、二つの切込刃を含む。各切込刃は、内壁117−119のうちの対応する 内壁にそって外表面125から遠位点138まで延在する。第7図においては、 これらの切込刃は、参照符号141,143,145で示されている。シャフト 116の遠位端はチップ(尖端)136を形成するように平坦なファセットに沿 って研削されるので、切込刃141−145は、夫々の内壁141−145に沿 って形成される。 実際には、シャフト116の研削によって、遠位チップ136のところで外壁 127−132が除去されて内壁117−119が露出せしめられる。内壁11 7−119のこの露出は、例えば、少なくとも一つの傾斜面を切込刃141−1 45の各々に沿って研削することによって、切込刃141−145を更に鋭利に することを可能にする。 第7図に図示されているように、内壁119は、切込刃141に沿って傾斜面 147を形成するように研削されている。同様な傾斜面152,154が夫々の 切込刃143,145に沿って形成され得る。ここで重要なことは、切込がシャ フト116の直径に必要な十分な拡大を伴うように、点138から外表面125 まで切込刃141−145が鋭利化されることである。更に、シャフト114の 研削によって、外壁127−132の遠位端に半径方向肩部149を形成し得る 。 この形態のシャフト114は、内壁117−119と外壁127−132との 間に延在する内部通路または内腔161,163,165を形成し得るという利 点が更にある。例えば、内腔165は、内壁117の表面167と、内壁119 の表面170と、外壁132の内表面172とによって形成される。 三つの内腔161−165は全体としてシャフト116に沿って延在する通路 を形成する。この通路は、第9図に図示されているタイプの内部シールド176 を受容するのに極めて適している。このシールド176を設ける目的は、切込刃 141−145が露出している後退(引込)位置から切込刃141−145がシ ールド176によって覆われる(カバーされる)安全位置まで動くようにするこ とである。シールド176の後退位置は、鋭利化されたチップ43を露出させる 。従って、腹壁16を貫通させている最中には、この後退位置を採るのが好まし い。しかしながら、切込チップ136が壁16を通り抜けた後は、どんな内部器 官も傷つけることがないように、シールド176が前進位置を採るようにするの が好ましい。この後退位置及び前進位置については、夫々、この後でより詳しく 論じる。 シールド176の好ましい実施例が、第9図に示されている。このシールド1 76は、三つの別体のシールド要素181,183,185を有している。シー ルド要素181−185は、好ましい実施例では、同一の形態を有しているが、 内腔161−165のうちの別々の内腔と関連付けられている。一例をあげれば 、シールド部分181は、第8図に最もよく示されているように、外表面188 及び一対の内表面189,191を備えた細長ロッド187を有する。このロッ ド187は、内腔165内で軸方向に可動であり、第9図にも示されているよう に、外表面192及び一対の内表面194,196を備えた拡径保護体190ま で遠位に向かって延在している。ロッド187の外表面の径が保護体190の表 面192の径まで増大する部位に、肩部198が形成されている。 作動的にすなわち使用される状態に配置されると、ロッド187及び保護体1 94の内表面189,194は内壁117の表面167と滑り係合する。一方、 ロッド187の外表面188は、外壁132の内表面172と滑り係合する。同 様に、表面191,196は、内壁119の表面170と滑り係合する。 軸線方向には、保護体190の表面192は、遠位側ほど徐々に半径方向内側 に位置するように曲がっており、隣接切込刃141の曲がり具合とほぼ平行な線 に沿って表面194と交差する。この内向きの曲がりのために、最遠位点のとこ ろで半径方向平坦表面201によって先が鈍くなっていなかったとしたならば、 表面192は、最遠位点で表面194,196と交差したであろう。 シールド要素181の基端では、外表面188は、遠位を向いた半径方向肩部 204を有するフランジ204を形成するように、テーパー部202に沿って縮 径されている。 内壁117−119、関連通路すなわち内腔161,165、及びシールド要 素181,185の間の動作関係は、本発明にとって特に関心のあるところであ る。シールド要素181−185が前進位置で切込刃141−145を適切にカ バーするためには、シールド要素181−185が内壁117−119の表面に 極めて近接しているけれども該表面と滑り係合する状態に維持されることが望ま しい。第8図の実施例では、これが、外表面127−132に関連する機能の一 つである。従って、外壁127−132は、シールド要素181−185が内壁 117−119の表面に極めて近接し且つ該表面と滑り係合する状態に維持され るように、シールド要素181−185の外側への動きを制限する。 この機能は、第10図、第11図および第12図に示した実施例においては、 他の構造要素によって果たされる。第10図、第11図及び12図では、同様な 要素には同一の参照符号の後に夫々添え字「a」、「b」及び「c」が付されて いる。例えば、第10図では、内壁は参照符号117a,118a,119aで 示されている。 第10図の実施例は、内壁117a−119aの近傍以外では外壁127−1 32が実質上取り去られている点で、第8図の実施例とは異なる。すなわち、第 10図では、外壁130a,132aの一部が内壁119aの近傍に残っている 。軸線方向に対する横断面図において、壁部130a,132a,119aの間 のこの一体的な関係は、「T」字形状を有する。同様な「T」字形状が、壁部1 32a,127a,117aによって、また壁部127a,130a,115a によって形成される。 第10図の実施例では、外壁127a−132aは、著しく短縮されているけ れどもそれでもなお、要素183aのようなシールド要素を、内壁117a,1 19aのような関連する内壁に近接し且つ滑り係合する状態に維持するように機 能する。 第11図の実施例では、外壁は全て取り去られていおり、シールド要素183 bを保持するための構造体が、径方向フランジすなわち板状部178と横方向フ ランジ179とを有する。フランジ178は軸線123bから半径方向外向きに 延在している。これに対して、フランジ179は、フランジ178に対してほぼ 横方向に、例えば直角方向に、延在している。結果的に、構造体は、「T」字形 状を有し、対応するシールド要素183b内に同様な形状に形成されたキー溝に 整合するキーとして機能する。図示された実施例では、フランジ178,179 によって形成されたキーは関連キー溝193が対応するシールド要素183b内 の中央に位置するように、隣接する内壁117b、119bから等角度離れて配 置されている。同様なキー及びキー溝が他のシールド要素のために形成され得る 。キーとキー溝からなるこの系(システム)は、シールド要素181b−185 bを関連する内壁119b−123bに極めて近接して且つ該内壁と滑り係合す る状態に維持すべく機能する。 第12図の実施例では、キーとキー溝とが逆になっている。すなわち、キー1 95が、シールド要素183c上に形成され、表面194cから隣接内壁117 cのキー溝197を貫通して延在している。この実施例では、キー195が内壁 117cを貫通して延在しているので、隣接シールド要素に凹部が形成されてい る。明瞭化のために、このシールド要素185は第12図では示されていないが 、シールド要素183cについて同様な凹部199が図示されている。もう一度 言えば、この実施例では、キー195のようなキーとキー溝197のような関連 するキー溝とは、シールド要素183cのような対応するシールド要素を、内壁 119c,117cのような内壁と近接し且つ該内壁に滑り係合する状態に維持 すべく機能する。 製造者の好ましい方法では、第13図に示されているように、シャフト114 の基端には軸方向穴206が穿設される。これは、典型的には、外壁127−1 32の内径にほぼ等しい径のドリル205を用いて達成される。これは、穴20 6の深さ、好ましい実施例では約1.9cm(約3/4インチ)、の範囲で内壁 117−119を効果的になくすことになる。この深さのところに、内壁117 −119が径方向肩部207を形成する。肩部207の基部側では、外壁127 −132がシャフト116に円筒状形態を付与する。 この後の製造工程は、第8図および第10図から第12図の実施例の各々に対 して適用可能である。当初は、シールド要素181−185はシャフト116の 対応する通路すなわち内腔161−165に個別に挿入される。この挿入は、保 護体190の肩部198のような肩部がシャフト114の遠位の半径方向肩部1 49に当接するまで続けられる。この配向で、シールド要素181−185に関 連した(ロッド187のような)ロッドは十分長く、(フランジ203のような )基部フランジは肩部207を超えて延び肩部207は軸方向穴206内に位置 する。 この点には、第15図に最もよく図示されているように、カラー214が設け られている。このカラー214は、基端壁221と遠位端壁223との間で延在 する側壁216を備えたほぼ円筒状形態を有する。基端壁221には、穿設され ネジが切られてなる軸方向穴225が形成されている。一方、遠位端壁223は 、遠位の対面肩部227を形成するように、側壁216の遠位端から内向きに延 在した環状フランジ224として形成されている。 カラー214の側壁216は、軸方向穴206内に配置されるような寸法に形 成されている。カラー214を穴206内で遠位方向に動かすと、シールド要素 181−185に関連したフランジ203が遠位端壁223の環状フランジ22 4を通過する。カラー214内では、シールド要素181−185の基端が拡径 されて該要素181−185の基端がカラー214内にロックされる。このロッ ク位置では、フランジ203の肩部204がフランジ224の肩部227に当接 する。このロック関係は、シールド要素181−185を内腔161−165内 に維持するが、軸方向穴206内でのカラー214の動きに随伴する軸方向摺動 運動は許容する。 この軸方向摺動運動は、第15図に最もよく図示されておりカラー214の遠 位端壁223が軸方向穴206の遠位端にある肩部207から離間せしめられて いる後退位置の間で行われる。閉塞具14の遠位端36では、この後退位置は保 護体190−194が切込刃141−145から基端側に離間せしめられること と関連付けられている。これは、切込刃141−145を露出させ、トロカール 10が腹壁16を切って貫通し易くする。 シールド176の前進位置は、カラー214の端壁223と軸方向穴206を 規定する肩部207との間の当接関係に関連付けられる。この前進位置は、第1 4図に最もよく図示されている。前進位置では、保護体190のような保護体が 、点138の遠位側に配置されて切込刃141−145を覆う(カバーする)。 シールド176のこの前方への前進位置は、チップ136による更なる切込を防 ぐ。 第15図の後退位置と第14図の前進位置とを隔てる距離は、長さとしては比 較的短いのが特に有利である。この距離が小さくなると、シールド176を前進 位置に移動させるに要する時間が短くなる。その結果、腹壁16を完全に貫通す る点まで切込が行われ得、その後極めて短時間で、更なる切込を防ぐべくシール ド176が前進せしめられ得る。切込動作モードとシールド(保護)動作モード との間のこの短い遷移期間は、腹壁16の内側に位置する器官の保護に著しく寄 与する。 この構成で、シールド176の後退位置は、腹壁16の切込を容易にすべく、 チップ136よりも十分に基端側になければならない。前進位置では、シールド 176は、更なる切込を禁止すべく、チップ136よりも十分に遠位側になけれ ばならない。好ましい実施例では、この前進位置と後退位置とを分離する距離は 、切込刃141−145に夫々関連付けられた傾斜面147−154の軸方向長 さにほぼ等しい。 後退位置と前進位置との間の距離を最小限にすることは、また、第1図で参照 符号41で示したような後退機構を用い易くする。この機構41は、好ましくは 、取手38内に配置されており、カットオフ回路を備えた外科用トロカールとい う発明の名称で1993年4月9日付の同時係属米国特許出願シリアル番号08 /045,369号で本発明者が開示しているタイプのものであり得る。この機 構41は、前進位置を後退位置から分離する距離に少なくとも等しい距離にわた って軸方向に可動であるシャフト230を有する。 好ましい実施例では、シャフト230の遠位端は、カラー214のネジ穴22 5に螺挿されるような大きさである。もしこのシャフト230が十分に長くでき ていれば、該シャフト230の遠位端は、端壁221を完全に貫通して延びシー ルド部分181−185のフランジ203と係合する。シャフト230はネジ穴 225に螺挿されているので、シャフト230は、フランジ203を半径方向外 向きに拡けてシールド部分181−185の基端をカラー214内にロックする 。従って、好ましい方法では、シャフト230のカラー214への螺入は三つの 機能を果たす。この螺入は、第一に、シールド部分181−185をカラー21 4にロックし、第二に、シャフト230をシールド176に取り付ける働きをし 、第三に、シャフト230を後退機構41に取り付けて前進位置と後退位置との 間でのシールド176の軸方向移動を容易にしている。 前に注意したように、差込力は、切込力と拡張力との両方に依存する。表面1 92にディンプルすなわち窪み193を設けると、これらの三つの力のうちの一 つ又は残りの力の効果を高め得ることを見出した。ディンプル193が第9図に 図示されているように凹所の形態である場合、ディンプル193の延びている範 囲では必要となる拡張は少なくなる。従ってこの領域では切込力の効果が高めら れる。 本発明に関連した特徴で図示したり記載した以外の形態で具現化され得るもの はたくさん有る。例えば、切込チップ136には、軸線から切込刃まで外向きに 延びる刃物が複数枚であれば何枚形成されていてもよいことは明らかであろう。 例えば、360度の間隔で等間隔に配置された二枚の刃物は径方向横断面では単 一の真直ぐな切込刃を形成することになろう。また、四枚の刃物を用いることも できるであろう。この場合、シールド要素181−185のようなシールド要素 が、典型的には、刃物に対応する数だけ必要になろう。勿論、切込刃141−1 45の独特の湾曲を、保護体190の表面192の形態に応じて変更してもよい 。ディンプル193付きの又はディンプル193のない表面192の形態と共に 切込刃141−145の弧状形態を変更することによって、差込力を実質上一定 に保つことが可能になる。 カラー214以外の手段を用いて該手段をシールド部分181−185の基端 に係合させて該基端をロックするようにし、シールド176と一緒に動くように してもよい。 本発明の概念を具現化する際には幅広い変形が可能であるので、好ましい実施 例として記載し図示した前述の例のみが本発明の例というわけではなく、次に記 載した請求の範囲を参照することのみによって本発明の範囲が決定されることに 注意されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 タンゲアリーニ ヴィンセント シー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92688 ランチョー サンタ マルガリー タ サン セバスチャン 34 (72)発明者 ヒラル ネイビル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92691 ミッション ヴィエホ ヴァネッ サ ドライヴ 24576

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 基端と遠位端との間で延在する軸線、及び最大径部を規定する外表面を有 する細長シャフトと、 この細長シャフトの基端に配置された取手と、 細長シャフトの遠位端に配置された切込チップとを有し、 患者の体壁を貫通するために用いられるように構成された閉塞具であって、 切込チップの第一部分が切込点を規定しており、 該第一部分よりも切込チップの基端側に配置された切込チップの第二部分が切 込点から細長シャフトの基端方向で且つ外向きに延在した少なくとも一枚の切込 刃を規定しており、 該切込刃が切込点から細長シャフトの外表面まで基端方向で外向きに延在し、 患者の体壁を貫通しやすいように弧状の形態を有する、患者の体壁を貫通するた めに用いられるように構成された閉塞具。 2. 切込チップの第一部分が細長シャフトの軸線に沿って配置されている請求 の範囲第1項に記載の閉塞具。 3. 切込チップの第二部分が、該切込チップの切込点と細長シャフトの外表面 との間で基端に向かって等距離近づく毎に半径方向外方へのせり出し量が徐々に 減少するように延在した切込刃を規定している請求の範囲第2項に記載の閉塞具 。 4. 切込刃が、切込点から細長シャフトの外縁までの全長にわたって鋭利化さ れている請求の範囲第2項に記載の閉塞具。 5. 少なくとも一枚の切込刃が放物線の少なくとも一部の形である請求の範囲 第1項に記載の閉塞具。 6. 少なくとも一枚の切込刃が第一の切込刃であり、 前記切込チップが、切込点から細長シャフトの外表面まで基端方向で且つ外向 きに延在した第二の切込刃を規定する第三の部分を更に有しており、 第二の切込刃は、第一及び第二の切込刃に対して接線方向に延びる仮想面が第 一の切込刃に対して第一の半径方向角度をなすように、第一の切込刃に対して位 置決めされており、 第一の切込刃は、該第一の切込刃に対して第二の半径方向角度をなす傾斜面に 沿って鋭利化されており、 傾斜面の前記第二の半径方向角度が仮想面の前記第一の半径方向角度よりも小 さい請求の範囲第2項に記載の閉塞具。 7. 外表面を備えた壁、内表面、及び基端と遠位端との間で延在する軸線を有 する細長チューブと、 該細長チューブの基端に配置された取手と、 細長チューブの遠位端において該細長チューブに対して固定状態に軸線に沿っ て配置された切込チップと、 切込チップに含まれる切込部と、 切込チップに含まれ、切込部よりも基端側に位置する装着部と、 前記チップの装着部に含まれる少なくとも二つの装着部材であって、各々が、 チューブの内表面と摩擦係合するようにチューブの軸線に対して外向きに延在し ているものとを有する、患者の体壁を貫通するために用いられるように構成され た閉塞具。 8. 二つの装着部材のうちの少なくとも一方が、チューブの軸線とチューブの 内表面との間でチューブの軸線に対して半径方向外向きに延在している請求の範 囲第7項に記載の閉塞具。 9. 装着部材のうちの少なくとも一つが、外縁部までチューブの軸線に対して 外向きに延在しており、該少なくとも一つの装着部材の外縁部に設けられ該少な くとも一つの装着部材と細長チューブの内表面との間の摩擦状態を高める手段を 更に有する請求の範囲第7項に記載の閉塞具。 10. 摩擦状態を高める前記手段は前記少なくとも一つの装着部材の部分であ って、チューブの壁と係合する点を形成する鋸歯状部を多数個規定するものから なる請求の範囲第9項に記載の閉塞具。 11. チップがチューブから外れるのを防ぐと共にチップをチューブに挿入し 易くするように、鋸歯状部の突端はチューブの遠位方向に向かって延びている請 求の範囲第10項に記載の閉塞具。 12. 切込部に含まれる少なくとも二枚の刃物を更に有しており、各刃物は装 着部の関連する装着部材に対してほぼ同一平面に延在している請求の範囲第7項 に記載の閉塞具。 13. 閉塞具の形成方法であって、 基端と遠位端との間で延在する軸線及び外表面を備えたシャフトであって、軸 線から外表面まで外向きに延在する内壁を軸線の周りで等角度間隔に複数個備え 且つ内壁対の間に延在し該内壁と共にシャフトの外表面を規定すべく内壁対に関 連付けられた外壁を複数個備えたものを、設ける準備段階と、 シャフトの遠位端でシャフトの外壁を取り除いてシャフトの遠位端で内壁を露 出させる段階と、 露出した内壁のうちの少なくとも一つの内壁に沿って外表面からシャフトの遠 位端の点まで延在する傾斜刃を形成する形成段階と、 シャフトの少なくとも一つの露出内壁に沿って傾斜刃を鋭利化する鋭利化段階 とを有する閉塞具の形成方法。 14. 前記鋭利化段階が、前記点と前記少なくとも一つの内壁の外表面との間 で前記傾斜刃の全長に沿って該傾斜刃を鋭利化する段階を含む請求の範囲第13 項に記載の方法。 15. 前記形成段階が前記点をシャフトの軸線に沿って形成する段階を含む請 求の範囲第14項に記載の方法。 16. 請求の範囲第15項に記載の方法で形成された閉塞具。 17. 前記準備段階が、内壁及び外壁を押出加工して一体的な形態でシャフト を形成する段階を含む請求の範囲第13項に記載の方法。 18. 内壁及び外壁によって規定され閉塞具の軸線方向に延在した少なくとも 一つの内腔に、切込を容易にすべく傾斜刃を露出させる後退位置と切込を禁止す べくシールドによって傾斜刃を覆う前進位置との間で可動に、シールドを挿入す る段階を更に有する請求の範囲第13項に記載の方法。 19. 前進位置でシールドをロックする段階を更に有する請求の範囲第18項 に記載の方法。 20. 内表面及び外表面を備えた外壁、並びに基端及び遠位端の間で延在した 軸線を有する細長シャフトと、 細長シャフトの遠位端に配置されたチップ部と、 該チップ部に含まれシャフトの遠位方向に延在した複数の内壁であって、シャ フトの軸線の周りで等角度間隔に配置され、シャフトの外壁と係合するように且 つシャフトに沿って少なくとも部分的に延在する複数の通路を外壁と協働して形 成するように延在し、少なくとも一つがシャフトの軸線からシャフトの外表面に 至る線に沿って延びた傾斜刃によって規定されているものと、 傾斜刃に鋭利な形状を与えるべくシャフトの軸線とシャフトの外表面との間で 傾斜刃の全体に沿って延在し、半径方向長さ及び最大軸方向長さを有する傾斜面 と、 シャフトの通路のうちの関連する一つの通路に配置されており、内壁のうちの 少なくとも一つの内壁と並置されてシャフトの外表面まで半径向外向きに延在し たシールド部分を備えた少なくとも一つのシールドとを有し、 前記シールドは、体壁を切込易いように鋭利化された刃が露出せしめられる後 退位置と切込を禁止すべく該シールドによって鋭利化された刃を覆う伸長位置と の間において、関連通路から軸方向に伸長しており、 前記伸長位置は、傾斜面の最大軸方向長さにほぼ相当する距離よりも大きい距 離だけ後退位置に対して軸方向に離れている、患者の体壁を貫通するために用い られるように構成された閉塞具。 21. 少なくとも一つの内壁が湾曲線に沿って延在する傾斜刃によって規定さ れている請求の範囲第20項に記載の閉塞具。 22. シールドの前記部分が前記少なくとも一つの内壁の傾斜刃の線にほぼ平 行な線に沿って延在している請求の範囲第20項に記載の閉塞具。 23. 前記一つの内壁が第一の内壁であり、 前記シールドが第一の内壁と第二の内壁との間で延在するように配置されてお り、 該シールドの前記部分が、第一の内壁に近接して配置された第一の部分と第二 の内壁に近接して配置された第二の部分とを有しており、 該シールドが、第一の部分及び第二の部分から半径方向に凹んだ第三の部分を 更に有する請求の範囲第21項に記載の閉塞具。 24. シールドの前記部分が第一の部分であり、該第一の部分の横に配置され 該第一の部分に対して半径方向に凹んだ第二の部分を更に有する請求の範囲第2 1項に記載の閉塞具。 25. シールドを伸長位置でロックする手段を更に有する請求の範囲第20項 に記載の閉塞具。 26. 基端と遠位端との間で延在した軸線を有する細長シャフトと、 シャフトの遠位端に配置された切込チップと、 遠位尖端からシャフトの軸線に対して外向きで且つ基端方向に延在した第一及 び第二の切込刃を規定した切込チップの部分と、 シャフトの軸線と第一の切込刃との間で延在している第一の仮想面と、 第一の切込刃上の第一の点と第二の切込刃上の第二の点とを少なくとも通って 延在した第二の仮想面であって、第一の点において第一の切込刃と平行で第二の 点において第二切込刃と平行であり、第一の点において第一の仮想面との間にフ ァセット角を形成しているものと、 第一の切込刃に沿って配置され、第一の切込刃を鋭利化すべく前記ファセット 角よりも小さい傾斜面角を第一の点において第一の仮想面との間に形成する傾斜 面とを有する、患者の体壁を貫通するために用いられるように構成された閉塞具 。 27. 切込チップが、シャフトの軸線から第一の切込刃まで半径方向外向きに 第一の仮想面に沿って延在している第一の刃物を有する請求の範囲第26項に記 載の閉塞具。 28. 第一の切込刃が真直ぐな形態を有する請求の範囲第26項に記載の閉塞 具。 29. 第一の切込刃が弧の形状を有し、第二の仮想面が第一の点で該弧に接し ている請求の範囲第26項に記載の閉塞具。 30. 基端及び遠位端の間で延在する軸線、並びに該軸線から特定の半径のと ころまで外向きに延在した少なくとも一つの壁を有する長手方向壁構造体であっ て、前記壁が該壁構造体に沿って少なくとも一つの長手方向通路を規定している ものと、 壁構造体の遠位端において壁に形成されており、軸線と壁の前記特定の半径の ところとの間で延在した切込刃と、 切込易くするように切込刃が十分に露出される後退位置と切込を禁止するよう に切込刃が十分に覆われる前進位置との間で前記壁に近接した通路に沿って軸線 方向に摺動可能に通路に配置された少なくとも一つのシールドと、 前記壁構造体に対して固定状態であり、シールドを前記少なくとも一つの壁に 極めて近接した状態に維持する維持手段とを有しており、 前記維持手段が、前記壁の前記特定の半径以下の距離だけ軸線から離れたとこ ろに配置されている、患者の体壁を貫通するために用いられるように構成された 閉塞具。 31. 前記壁が内壁であり、前記維持手段が、前記特定の半径のところで内壁 に対して横断方向に延在した外壁を有しており、内壁及び外壁が壁構造体の前記 通路を形成している請求の範囲第30項に記載の閉塞具。 32. 外壁及び内壁は、半径方向横断面が、ほぼ「T」の形をなしている請求 の範囲第31項に記載の閉塞具。 33. 壁構造体が、 第一の内壁及び第二の内壁と、 第一の内壁を横断する方向に延在した第一の外壁と、 第二の内壁を横断する方向に延在した第二の外壁とを 更に有しており、 第一の外壁及び第二の外壁は、第一の内壁と第二の内壁との間に連続的な表面 を形成している請求の範囲第30項に記載の閉塞具。 34. 前記維持手段が、 軸方向キー溝を形成する、壁構造体及びシールドのうちの一方の部分と、 壁構造体及びシールドのうちの他方に形成されたキーであって、シールドを前 記壁に滑り係合状態に保ったままでキー溝内でキーを軸方向に動かし得るように キー溝に対して整合可能になっているものとを有する 請求の範囲第30項に記載の閉塞具。 35. キーが壁構造体に形成されており、該壁構造体の軸線から半径方向外向 きに延在している請求の範囲第34項に記載の閉塞具。 36. キーが壁構造体に形成されており、前記壁に対してほぼ直角に延在して いる請求の範囲第34項に記載の閉塞具。 37. 壁構造体の部分がキー溝を規定しており、キーがシールドと一体に形成 されて壁構造体のキー溝内に延在している請求の範囲第34項に記載の閉塞具。 38. 前記壁の部分がキー溝を規定しており、キーがシールドから前記壁のキ ー溝内に延在している請求の範囲第37項に記載の閉塞具。 39. 前進位置において前記一つのシールドをロックする手段を更に有する請 求の範囲第30項に記載の閉塞具。
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