JPH10511010A - 歯の位置矯正具 - Google Patents

歯の位置矯正具

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JPH10511010A JP8510617A JP51061795A JPH10511010A JP H10511010 A JPH10511010 A JP H10511010A JP 8510617 A JP8510617 A JP 8510617A JP 51061795 A JP51061795 A JP 51061795A JP H10511010 A JPH10511010 A JP H10511010A
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Abstract

(57)【要約】 歯の正面に接着されるようになっている凹んだアンダーサイド(2)と、パッド(1)に一体成形されたアーチワイヤーの装着兼案内エレメント(3)が一体に延びている上面とを有しているパッド(1)を備えている射出成形プロセスでプラスチックマテリアルから作られた歯の位置矯正具、即ち、ブラケットまたはバッカルチューブ。パッド(1)のアンダーサイド(2)には、射出成形プロセスで成形されたアンダーカットがある突起(9,10)または凹部(28)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 歯の位置矯正具 本発明は、請求項1のプリアンブルにおいて特定された特徴をもつ器具から発し たものである。この種の器具は、DE−U−93 08 153から知られる。 それらは、アーチ状ワイヤーを受けて、案内し、該ワイヤーの機械的テンション から生じる力を歯へ伝えるものである。この目的のために、それらは、歯の正面 に接着されるようになっている下側が凹状になっているパッドと、該パッドの上 面から突出しているワイヤーの装着兼案内エレメントとを備えている。該パッド の下側は、歯の正面に接合される。該アーチ状ワイヤーによる力を歯へ伝えるた めに、接着接合が強力で耐久性あるものであることが必要である。大抵のものが ステンレススチールから作られている既に知られている歯の位置矯正具について は、この目的のために、該パッドの下側にワイヤーメッシュが設けられていて、 このメッシュにより、接着剤接合に加えて、パッドと接着剤とが機械的にインタ ーロックされるようになっている。米国特許5,267,854号は、粉末冶金 プロセスにより作られる金属ブラケットを開示しており、前記プロセスにおいて は、マルチプルの成形型によってブランクスをまず成形し、ついで、これらを離 型し、シンタリングで安定させる。このようにして作られたブラケットには、パ ッドの下側にロッド形状の突起が設けられているもので、これらの突起は、成形 型から離型することができるようにするために、外端に向け僅かにテーパーがつ いている。シンタリングプロセスの後、該突起は、プレスダイにより圧縮され、 マッシュルームのような形状にされる。このマッシュルームのような形状によっ て、ブラケットを歯に接着するために使用される接着剤とインターロックできる ようになっている。これらの既に知られたブラケットの製造は、かなりの経費が かかり、さらに、前記突起を形作るために使用のプレスダイには、前記ブラケッ トの装着兼案内エレメントの輪郭にマッチする形状に適したカウンターダイを必 要とする。 追加のアスペクトとして、ステンレススチールのブラケットは、ニッケルを含ん でいる。ニッケルによって引き起こされると言われている接触アレルギーに関す る報告の点から、ニッケルを含まないマテリアルズから歯の位置矯正具を作る努 力がなされている。現在では、チタンがアレルギー反応が生じないで医療目的に 使用できる唯一の知られた金属である。しかし、チタンは、加工することが比較 的難しい。 また、アレルギー反応を生じないセラミックスから作られたブラケットも知られ ているが、その性質上、それらは、比較的脆弱で、壊れやすい。 さらに、熱可塑性合成マテリアルズ、即ち、クリアーなポリカーボネートからブ ラケットを作ることも知られている。これらは、もともとは金属ブラケットより も口内での異物感が少ない理由から発展したものである。該ブラケットを歯へ接 合するために用いられる接着剤は、ポリカーボネートに食い込む傾向があり、そ の結果、接着剤とパッドとは、化学手段により互いに強固に接着し、これによっ て、パッドと接着剤とを機械的に結合させることは余分なものになってしまう。 したがって、したがって、ポリカーボネートから作られたブラケットは、下側が フラットであり、成形プロセスの後に成形型から離型するために好ましい。これ まで使用のステンレススチールのブラケットは、ニッケルを含まないポリカーボ ネートから作られるブラケットにかなりの程度取って代わられてしまう。しかし ながら、ポリカーボネートから作られるブラケットは、機械的強度に欠け、した がって、耐久性ならびに固有の安定性に欠ける。 改良された強度をもつプラスチックマテリアルを使用することには、技術的なら びに経済的理由から種々の条件が伴う。 −該プラスチックマテリアルは、生物学的適合性がなければならない。 −該プラスチックマテリアルは、口内での化学的アタックならびに口内で遭遇す る機械的および熱的ストレスに耐えるものでなければならない。 −それは、十分な固有の安定性を提供し、同時に丈夫でなければならない。 −それは、射出成形に向いていなければならない。 発明者は、これらの条件を満たすプラスチックマテリアルズがアセタール樹脂、 特に、ポリオキシメチレン ホモポリマー(POM)ならびにポリアリルエーテ ル ケトン類のグループであることを見い出した。後者は、以下の構造をもつポ リ(エーテル ケトン エーテル ケトン ケトン)のポリマータイプの部分結 晶熱可塑性重縮合プロダクトである; ポリアリルエーテル ケトン類(PAEK)は、この発明の点からみれば、非常 に好ましい特性を有している。強化されていないPAEKは、高度の剛性と強度 とがバランスよく組み合わされているもので、強靭さに富み、固有の熱的安定性 に優れ、良好な動摩擦特性を有している。その強度と剛性に関しては、PAEK は、ほとんどのエンジニアリングプラスチックマテリアルズよりも傑出している 。PAEKをガラス繊維または炭素繊維で補強すれば、強度と剛性の値は、さら に一層高まる。さらに、PAEKは、すぐれた耐化学品性を有するが、この耐性 が口内用途に使用できる無毒で生物学的適合性がある接着剤がPAEKと噛み合 わないという結果になってしまう欠点に結びついてしまう。したがってポリカー ボネートをPAEKに置き換えただけのポリカーボネートのブラケットと異なる ブラケットを使用することは、そのようなブラケットが所要の接合強度で歯に接 合できない点で、不可能なことである。かくして、本発明の目的は、安いコスト で作ることができ、極めて丈夫で、強く、歯の位置矯正処置の全期間にわたって 、アーチ状ワイヤーにより加えられるテンションフォースに耐え、歯科目的に通 常使用され、実証されている接着剤によって歯に固く、十分に耐えるように接着 されることができるニッケルフリーのブラケットを提供することにある。 この目的は、請求項1に特定された特徴をもつ歯の位置を矯正するデバイスによ って達成される。発明の有利な展開は、従属の請求項に特定されている。 発明は、射出成形によりプラスチックマテリアルからブラケットと口内チューブ とを作り、そして、同じ射出成形プロセスでアンダーカット形状の突起または凹 所をパッドの下側(アンダーサイド)に形成することを提案する。 したがって 、最初に可能なことは、プラスチイクマテリアルズから作った矯正デバイスにつ いて、パッドのアンダーサイドと、パッドを歯に接着するために用いられる接着 剤との間に機械的インターロックを設けることである。これによって、PAEK のような強度とタフさに富み、驚くべき耐化学品性をもつプラスチックマテリア ルズをこの発明の目的のために使用できる必要な下準備が整い、そのようなマテ リアルズから作られたブラケットとバッカルチューブを歯に接着できるようにな る。関連の従来技術は、ブラケットのパッドのアンダーサイドとバッカルチュー ブを本発明によりクレームされる態様に形作ることを含まず、示唆もしていない :ポリカーボネートから作られた既知のブラケットの場合、パッドのアンダーサ イドは、平滑なものか、または、ざらざらしたものか、または、輪郭づけられて いるが、アンダーカットは、設けられていない。パッドのアンダーサイドをラフ にしたり、ワッフルのような形状にしたりすることは、耐化学品性のパッドの面 積を単に増やすだけであり、接着剤がパッドのプラスチックマテリアルと絡み合 わない状況に変化はみられない。ステンレススチールのブラケットに用いられて いるような種類のメッシュをパッドのアンダーサイドに設けても所期の目的を達 成するに至らないものであって、これは、前記メッシュをパッドのアンダーサイ ドに接着するための高温度(250℃以上)によって、メッシュが消えてしまい 、よくても凸凹な部分がパッドのバックに残るのみとなるからである。シンタリ ングされた金属ブラケットについての米国特許5,267,854に記載された 方法を−留保条件つき−射出成形プロセスによるプラスチックブラケットの製造 に転用することで、同じような結果が達成できる。ロッド形状をした僅かにコニ カルの複数の突起をパッドのアンダーサイドに射出成形プロセスで作ることは、 無論可能なことであって、これらを金型から離型することもでき、米国特許5, 267,854に記載されているものに類似の態様でプレスダイにより、これら をマッシュルームのような形状に圧縮できるが、これは、理論からいってもコー ルドダイでは困難であって、ホットダイを必要とするが、ホットダイは、僅か1 ミリの数十分の一の長さにしかすぎない前記突起を実際にすぐ溶かしてしまい、 精々よくてもパッドのアンダーサイドが凸凹になるだけで、接着剤層と機械的に 結合できないものになってしまう。 驚く勿れ、パッドに必要なタイプのそのような微小な寸法の突起と凹部とを、微 小な形状にも拘らず、射出金型から離型するときは、歯科技術に通常用いられて いるタイプの接着剤と効果的に機械結合できるアンダーカットをすでに有した状 態で、射出成形可能であることが判明した。したがって、この発明は、いくつか の利点を同時に与えるものである: − 発明による歯の位置矯正具、即ち、ブラケットとバッカルチューブとをプラ スチックマテリアルから射出成形により単一操作で作ることができる。さらに、 パッドのアンダーサイドは、その部分を接着剤により歯に接続するための前加工 を必要としない。 − PAEKのような驚異的な耐化学品性をもつプラスチックマテリアルズであ っても、歯科技術に普通に用いられている接着剤で歯にしっかりと、持ちがよく 接着でき、この実証されたボンド技術は、PAEKのような高強度で、タフネス をもつプラスチックマテリアルズにも適用可能である。 − 射出成形が製造に用いられる唯一のプロセスであるという事実、そして、そ のプロセスは、極めて低廉なコストで実施できる。 − 所望であれば、射出成形工程に先立ってPAEK粒状体へ添加された、また は、該粒状体の製造の段階で添加された明色カラーの顔料によりPAEKのカラ ーを明るくすることができる。明るくするための適当なものは、TiO パウダー( チタンホワイト)である。 便宜的には、0.5mm、好ましくは、0.3mm以上に突出しない複数の突起 ならびに0.5mm、好ましくは、0.3mm以上に深くならない複数の凹部は 、相互に平行な直列配置であって、これは、ミニチュアー化されたバーのシステ ムの使用を容易にし、これによって、前記部分が成形される射出金型内にアンダ ーカットが形成される。パッドのアンダーサイドが全くカーブしていないか、ま たは、前記列の方向に僅かにカーブしている場合、T形状または鈎形状、特に、 L形状であって、パッドのアンダーサイドと平行に延びているバーをもつ突起を 成形することができる。バーによって成形され、パッドのアンダーサイドに対し て垂直に、または、垂直から角度がついているアンダーカットは、接着剤、特に 二複合接着剤が流れやすくなるもので、これは、該接着剤がこのように作られた アンダーカットの背後を流れやすいからである。 パッドのアンダーサイドに対し垂直方向の断面形状が台形または斜方形である突 起と凹部とは、パッド面に対し角度をもって延びているバーによって成形でき、 この場合、パッド面のカーブに関係なくアンダーカットを作ることができる。こ の点に関しては、突起のパッドのアンダーサイドに対し垂直方向の断面を斜方形 にすることが好ましい;これによって、パッドのアンダーサイドにアンダーカッ トの突起をぎっしり設けることができ、これによって接着剤と強固に結合できる ようになる。前記アンダーカットの向きをいろいろ変えることで、より有効な結 合関係になる。したがって、一つの列における突起群を互いに同一にし、隣り合 う一方の列又は隣り合う二つの列の突起群と逆向き(ミラーイメージ)にするこ とが好ましい;向きが同じ同一の突起または向きが逆向きの同一の突起を作るこ とは、射出成形型の構造を単純にし、同時にアンダーカットの逆向き配列は接着 剤との結合関係を極めて効果的なものにする。 この発明のさらなる展開によれば、射出成形された部分に、かみ合い面に対し垂 直に延び、破断ジョイントを介して装着兼案内エレメントに接続する延長部を設 けることが好ましい。前記部分と一緒に簡単に成形できる、これらの延長部は、 歯の軸がブラケットまたはバッカルチューブに対して延びる理論ラインを示すこ とで、歯の軸に前記部分を整合させやすくなる取付補助手段として使用できる。 前記部分が歯に正しく整合し、接着剤が固まれば、前記部分を引きちぎったり、 壊し取ったり、切り離したりすればよい。前記部分に刻印された従来の取付補助 手段に比較し、これらの延長部は、に拭ぐいされてしまうのが早過ぎてしまう虞 れなしに取り除くことができる。ブラケットに設けたスロットにプレスされる従 来の取付補助手段に比べて、ブラケットを取り付ける間、スロットへ押しこまな ければならない別の部分がない利点を前記延長部は有している。 この発明によるブラケットは、歯に強く接着するので、アーチワイヤーを介して 加わるテンジョンフォースは,PAEKの強度をもつプラスチックマテリアルズ でさえもこれをクリープさせるに十分なものである。したがって、この発明のさ らなる展開は、ワイヤーアーチを受けるようになっているスロットを補強するの に、セラミックスまたは金属から作られていて、接着により当然固定できるイン サートものにより行うことを提案するものであり、この場合、インサートものの アウターエッジがプラスチックマテリアルでカバーされていることが最も好まし く、これによって、ポジティブな接続が得られる。さらに、前記インサートもの は、目立たない。 前記のようなインサートものが設けられない場合は、スロットのアッパーポーシ ョンには、背後にアーチワイヤーが係合するノブまたは類似の突起を設けること が有利である。 この発明は、プラスチックマテリアルの代わりに、射出成形可能な他のマテリア ルズから歯の位置矯正具を作ることに転用できる。このマテリアルズのグループ には、酸化アルミニウムのような粉末冶金プロセスによって処理されるマテリア ルズが含まれる。 この発明のいくつかの実施例を添付の図面に示すもので、該図面において: 図1は、ブラケットのアンダーサイドの図を示し; 図2は、A−B線にそったブラケットの断面図を示し; 図3は、C−D線にそったブラケットの断面図を示し; 図4は、E−F線にそったブラケットの断面図を示し; 図5は、あり溝形状の突起をもつ他のブラケットの側面図を示し; 図6は、図5によるブラケットの平面図を示し; 図7は、図5によるブラケットの他の側面図を示し;そして 図8から図10は、パッドのアンダーサイドにおける凹部と補強されたスロット とをもつ他のブラケットの図5から図7にしたがった3つの図を示す。 図1から図4に示されたブラケットは、凹んだアンダーサイド(下面)2をもつ パッド1を備えている。パッド1の上面には、二つのウイングがついた装着兼案 内エレメント3があり、このエレメントにスロット6が設けてあって、このスロ ットは、二つのウイング4,5の間に設けられていて、伸張させるアーチワイヤ ーを受けるようになっている。 パッド1のアンダーサイド2には、二列が互いに平行になっている突起が列をな して設けられていて、これらの二つの列、即ち、図2の列7の断面と図3の列8 の断面が一例として示されている。端縁に近い突起を除いて、列ごとの突起は、 互いに同一のもの、即ち、斜方形の形状(図2と図3参照)であり、列7の複数 の突起9は、列8における複数の突起10と向きが逆になっている。同様に、各 列の突起は、隣り合う列の突起と向きを変えるミラーイメージの状態になって設 けられている。 しかしながら、突起群9と突起群10との形状が同一で、しかも互いに向きが逆 になっているミラーイメージの状態の点よりもさらに重要なことは、各列にある 複数の突起9,10それぞれの間にある間隙11,12の形状が同一で、しかも ミラーイメージで逆向きになっている点である。突起9,10の形状が斜方形に なっていることにより、間隙11,12の形状も、これにあった形状になってい る。間隙11,12それぞれを区切る突起の縁部分13,14および縁部分15 ,16それぞれは、互いに平行になっているか、または、外方へ向けやや末広が りになっていて、金型から離型されやすくなっている。これによって、間隙11 ,12は、パッドのアンダーサイド2に対し角度をもって所定の方向に向き、一 つの列と次の列とでは、向きが互い違いに変わるようになっている二つの方向に そって、ブラケット成形用の射出成形金型に設けられたバーを該金型のキャビテ ィへ導入することができ、この導入により、ブラケット成形の間、射出コンパウ ンドが突起9,10の間の間隙11,12に流れ込まないようにし、さらに、前 記間隙が斜めになっていることで、アンダーカット17,18それぞれは、ブラ ケットを歯に接着したとき、接着剤と確実に結合し合う。 二つのウイング4,5の間の中間には、二つの延長部20,21がパッド1に設 けられており、これらは、互いに反対の方向に向いていて、破断部22を介して パッドに連結している。延長部20,21は、取付目印となり、ブラケットが歯 の軸に正しくアラインされた後取り除くことができる。 他の実施例においては、第1の実施例における部材に対応する部材には、同じ符 号が用いられている。 図5から図7に示したブラケットは、特に、接着剤とメカニカルインターロッキ ングする点で図1から図4に示したものと相違しており、パッドのアンダーサイ ドには、真っすぐで、あり溝形状の突起9が設けてあり、これら突起は、射出成 形金型におけるあり溝形状のバーの助けで作られるもので、相当する形状の溝2 5がパッド1のアンダーサイドに作られる。 図8から図10に示されたブラケットは、パッド1のアンダーサイドに有底(ブ ラインド)の孔26を有し、これら孔は、射出成形金型のバーによって成形され 、パッド1のアンダーサイドに対し角度がついた向きになっている。図8と図1 0の側面図においては、これらは、破線で示されている。さらに、ブラケットは 、スロット6を補強するものとしてのチタンまたはセラミックスマテリアルから 作られたインサートもの23を有している。埋設されたインサートもの23のア ウターエッジは、プラスチックマテリアルでカバーされている。このインサート ものには、スロット6の内方へ向いている突起24が設けられていて、これらの 背後にアーチワイヤーが係合し、スロット6内にロックされる。このような突起 24は、前記した実施例の場合においては、成形プロセスの間にブラケットに埋 設することができる。 この発明は、ブラケットのみならず、パッドによって歯に接合されるような歯の 位置矯正目的のために使用されるパーツ類の製造に極めて効果的に実施できるこ とが理解される。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年12月18日 【補正内容】 本発明は、請求項1のプリアンブルにおいて特定された特徴をもつ器具から発し たものである。この種の器具は、米国特許4,604,957号から知られてい る。DE−U−93 08 153から知られるブラケットは、アーチ状ワイヤ ーを受けて、案内し、該ワイヤーの機械的テンションから生じる力を歯へ伝える ものである。この目的のために、それらは、歯の正面に接着されるようになって いる下側が凹状になっているパッドと、該パッドの上面から突出しているワイヤ ーの装着兼案内エレメントとを備えている。該パッドの下側は、歯の正面に接合 される。該アーチ状ワイヤーによる力を歯へ伝えるために、接着接合が強力で耐 久性あるものであることが必要である。 該ブラケットを歯へ接合するために用いられる接着剤は、ポリカーボネートに食 い込む傾向があり、その結果、接着剤とパッドとは、化学手段により互いに強固 に接着し、これによって、パッドと接着剤とを機械的に結合させることは余分な ものになってしまう。したがって、したがって、ポリカーボネートから作られた ブラケットは、下側がフラットであり、成形プロセスの後に成形型から離型する ために好ましい。これまで使用のステンレススチールのブラケットは、ニッケル を含まないポリカーボネートから作られるブラケットにかなりの程度取って代わ られてしまう。しかしながら、ポリカーボネートから作られるブラケットは、機 械的強度に欠け、したがって、耐久性ならびに固有の安定性に欠ける。 米国特許4,604,057号から知られるプラスチックブラケットは、パッド の下面に傾斜した凹部が設けてあり、これらは、平行な面で区切られ、射出成形 プロセスによって作られている。米国特許5,254,002号から知られるプ ラスチイクブラケットは、金属インサートで補強されるスロットを備え、アーチ ワイヤーによるテンションフォースを吸収するようになっている。 請求の範囲 1. 歯の正面に接着されるようになっている凹んだアンダーサイド(2)と 、パッド(1)と一体に成形されている、アーチワイヤーの装着兼案内エレメン ト(3)が延びている上面とを有しているパッド(1)を備え、パッド(1)の アンダーサイド(2)には、射出成形プロセスで成形されたアンダーカットがあ る突起(9,10)または凹部(28)が設けられている射出成形プロセスでプ ラスチックマテリアルから作られた歯の位置矯正具、特に、ブラケットまたはバ ッカルチューブにおいて、突起(9,10)がT形状であること。 2. 歯の正面に接着されるようになっている凹んだアンダーサイド(2)と 、パッド(1)と一体に成形されている、アーチワイヤーの装着兼案内エレメン ト(3)が延びている上面とを有しているパッド(1)を備え、パッド(1)の アンダーサイド(2)には、射出成形プロセスで成形されたアンダーカットがあ る突起(9,10)または凹部(26)が設けられている射出成形プロセスでプ ラスチックマテリアルから作られた歯の位置矯正具、特に、ブラケットまたはバ ッカルチューブにおいて、突起(9,10)が鈎形状、特にL形状であること。 3. それぞれ突起(9,10)が0.5mmを越えて突起せず、凹部(26 )が0.5mmを越えて深くならないようになっている請求項1または請求項2 による矯正具。 4. それぞれ突起(9,10)が0.3mmを越えて突起せず、凹部(26 )が0.3mmを越えて深くならないようになっている請求項1による矯正具。 5. 突起(9,10)または凹部(26)が真っすぐで、互いに平行になっ ている列で配列されている前記請求項の一つによる矯正具。 6. 突起(9,10)が同一の形状であるか、または、互いに向きを異にす るミラーイメージの形状になっている前記請求項の一つによる矯正具。 7. 一つの列(7,8)における突起(9,10)それぞれが互いに同一で 、隣の列または隣り合う二つの列(7,8)それぞれにおける突起(9,10) がミラーイメージの状態で同一である請求項5と請求項8による矯正具。 8. 装着兼案内エレメント(3)は、アーチワイヤーを受けるスロット(6 )を有しており、これには、金属またはセラミックスマテリアルから作られてい るたインサーもの(23)が埋められている前記請求項の一つによる矯正具。 9. インサートもの(23)は、そのアウターエッジがプラスチックでカバ ーされている請求項8による矯正具。 10. 装着兼案内エレメント(3)は、アーチワイヤーを受けるスロット(6 )を有しており、このスロットの上部には、一体成形の突起(24)がある請求 項1から7の一つによる矯正具。 11. ポリアリルエーテル・ケトンまたはアセタール樹脂、特に、ポリオキシ メチレン・ホモポリマーからなる前記請求項の一つによる矯正具。 12. プラスチックマテリアルは、白色顔料、特にTiO粉末を含む請求項1 4による矯正具。 13. 結合面に対し垂直に延びている延長部(20,21)が設けてあり、こ れらは、装着兼案内エレメント(3)またはパッド(2)に破断接続部(22) を介して接続している前記請求項の一つによる矯正具。 14. バーを備えた射出成形金型において、射出成形可能なマテリアルから歯 の位置矯正具を作るために、射出成形プロセスを適用することであって、歯の正 面に接着されるようになっているパッド(1)の凹んだアンダーサイド(2)に 、パッド(1)のアンダーサイド(2)と平行に延びているバーによって、成形 プロセス中に成形されたアンダーカット形状のT形状または鈎形状、特に、L形 状の突起(9,10)または凹部が設けられること。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 歯の正面に接着されるようになっている凹んだアンダーサイド(2)と 、アーチワイヤーの装着兼案内エレメント(3)がパッド(1)から一体に延び ている上面とを有しているパッド(1)を備えている射出成形プロセスでプラス チックマテリアルから作られた歯の位置矯正具、特に、ブラケットまたはバッカ ルチューブにおいて、パッド(1)のアンダーサイド(2)には、射出成形プロ セスで成形されたアンダーカットがある突起(9,10)または凹部(26)が 設けられていること。 2. それぞれ突起(9,10)が0.5mmを越えて突起せず、凹部(26 )が0.5mmを越えて深くならないようになっている請求項1による矯正具。 3. それぞれ突起(9,10)が0.3mmを越えて突起せず、凹部(26 )が0.3mmを越えて深くならないようになっている請求項1による矯正具。 4. 突起(9,10)または凹部(26)が真っすぐで、互いに平行になっ ている列で配列されている請求項1、2または3による矯正具。 5. 突起(9,10)がT形状である請求項1から請求項4の一つによる矯 正具。 6. 突起(9,10)が鈎形状、特に、L形状である請求項1から請求項4 の一つによる矯正具。 7. 突起(9,10)は、パッド(1)のアンダーサイドに対し垂直方向の 断面形状が台形である請求項1から請求項4の一つによる矯正具。 8. 突起(9,10)は、パッド(1)のアンダーサイドに対し垂直方向の 断面形状が斜方形である請求項1から請求項4の一つによる矯正具。 9. 突起(9,10)が同一の形状であるか、または、互いに向きを異にす るミラーイメージの形状になっている請求項1から請求項4の一つによる矯正具 。 10. 一つの列(7,8)における突起(9,10)それぞれが互いに同一で 、隣の列または隣り合う二つの列(7,8)それぞれにおける突起(9,10) がミラーイメージの状態で同一である請求項4と請求項9による矯正具。 11. 複数の凹部が有底ボア(26)で、向きを異にしている請求項1または 請求項4による矯正具。 12. 一つの列における複数の有底ボア(26)が同じ方向を向き、隣の列ま たは二つの隣り合う列における有底ボア(26)が第1の列におけるボアとは向 きを異にする請求項4と請求項11による矯正具。 13. 装着兼案内エレメント(3)は、アーチワイヤーを受けるスロット(6 )を有しており、これには、金属またはセラミックスマテリアルから作られてい るたインサーもの(23)が埋められている前記請求項の一つによる矯正具。 14. インサートもの(23)は、そのアウターエッジがプラスチックでカバ ーされている請求項13による矯正具。 15. 装着兼案内エレメント(3)は、アーチワイヤーを受けるスロット(6 )を有しており、このスロットの上部には、一体成形の突起(24)がある請求 項1から12の一つによる矯正具。 16. ポリアリルエーテル・ケトンまたはアセタール樹脂、特に、ポリオキシ メチレン・ホモポリマーからなる前記請求項の一つによる矯正具。 17. プラスチックマテリアルは、白色顔料、特にTiO粉末を含む請求項1 4による矯正具。 18. 結合面に対し垂直に延びている延長部(20,21)が設けてあり、こ れらは、装着兼案内エレメント(3)またはパッド(2)に破断接続部(22) を介して接続している前記請求項の一つによる矯正具。 19. バーを備えた射出成形金型において、射出成形可能なマテリアルから歯 の位置矯正具を作るために、射出成形プロセスを適用することであって、歯の正 面に接着されるようになっているパッド(1)の凹んだアンダーサイド(2)に 、前記バーによって成形プロセス中に成形されたアンダーカット形状の突起(9 ,10)または凹部が設けられること。
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