JPH1051269A - ローパスフィルタ - Google Patents
ローパスフィルタInfo
- Publication number
- JPH1051269A JPH1051269A JP8214990A JP21499096A JPH1051269A JP H1051269 A JPH1051269 A JP H1051269A JP 8214990 A JP8214990 A JP 8214990A JP 21499096 A JP21499096 A JP 21499096A JP H1051269 A JPH1051269 A JP H1051269A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- filter
- characteristic
- gain
- jwt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 3
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特別な補正回路を付加することなく小規模回
路で所望の周波数特性のローパスフィルタを得ること。 【解決手段】 CIC型デジタルフィルタ1とFIR型
デジタルフィルタ2をカスケード接続したローパスフィ
ルタであって、FIR型デジタルフィルタ2の利得周波
数特性をその離散的高利得部分の少なくとも高域側の端
部が盛り上がる図2に示す特性に設定した。
路で所望の周波数特性のローパスフィルタを得ること。 【解決手段】 CIC型デジタルフィルタ1とFIR型
デジタルフィルタ2をカスケード接続したローパスフィ
ルタであって、FIR型デジタルフィルタ2の利得周波
数特性をその離散的高利得部分の少なくとも高域側の端
部が盛り上がる図2に示す特性に設定した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーバーサンプリ
ングされたデジタル信号にフィルタリングとデシメーシ
ョン(間引き)の処理を施して元のサンプリング周波数
の信号に戻すデジタルのローパスフィルタに係り、特に
CIC(Cascade Integrator and Comb )型のデジタル
フィルタとFIR(Finite Impulse Response )型のデ
ジタルフィルタとを組み合せて構成したローパスフィル
タに関するものである。
ングされたデジタル信号にフィルタリングとデシメーシ
ョン(間引き)の処理を施して元のサンプリング周波数
の信号に戻すデジタルのローパスフィルタに係り、特に
CIC(Cascade Integrator and Comb )型のデジタル
フィルタとFIR(Finite Impulse Response )型のデ
ジタルフィルタとを組み合せて構成したローパスフィル
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオの技術分野では、一
般に直線位相特性に優れたFIR型デジルタフィルタが
用いられている。また、そのフィルタには、図5に示す
ような急峻な振幅周波数特性を備えたローパスフィルタ
特性が必要とされている。従来、このような特性を備え
たデジタルフィルタは、サンプリング周波数の整数倍で
オーバーサンプリングされたデジタル信号を入力し、デ
シメーションを施すことによって元のサンプリング周波
数の信号に戻すよう構成されている。
般に直線位相特性に優れたFIR型デジルタフィルタが
用いられている。また、そのフィルタには、図5に示す
ような急峻な振幅周波数特性を備えたローパスフィルタ
特性が必要とされている。従来、このような特性を備え
たデジタルフィルタは、サンプリング周波数の整数倍で
オーバーサンプリングされたデジタル信号を入力し、デ
シメーションを施すことによって元のサンプリング周波
数の信号に戻すよう構成されている。
【0003】ところで、例えば図5のローパスフィルタ
特性において、通過帯域上限周波数fp=20KHz、
阻止帯域下限周波数fc=24.1KHz、サンプリン
グ周波数Fs=44.1KHzとし、阻止帯域減衰量を
100dB以上、通過帯域リップルを±0.0005d
B以内とする場合、これを1個のデシメーション用FI
R型デジタルフィルタで実現させるには、256個以上
のタップ数で構成する必要がある。
特性において、通過帯域上限周波数fp=20KHz、
阻止帯域下限周波数fc=24.1KHz、サンプリン
グ周波数Fs=44.1KHzとし、阻止帯域減衰量を
100dB以上、通過帯域リップルを±0.0005d
B以内とする場合、これを1個のデシメーション用FI
R型デジタルフィルタで実現させるには、256個以上
のタップ数で構成する必要がある。
【0004】しかし、このように1個のFIR型デジタ
ルフィルタで構成する手法では、256個以上のレジス
タが必要となり回路規模が極めて大きくなるという問題
があり、また、1サンプリング周期(1/Fs)あたり
256回以上の乗算処理を行なわなければならないとい
う処理速度による問題も発生するため、近年の高速かつ
小型化の進むデジタルオーディオ用の集積回路として
は、あまり現実的でなくなってきた。
ルフィルタで構成する手法では、256個以上のレジス
タが必要となり回路規模が極めて大きくなるという問題
があり、また、1サンプリング周期(1/Fs)あたり
256回以上の乗算処理を行なわなければならないとい
う処理速度による問題も発生するため、近年の高速かつ
小型化の進むデジタルオーディオ用の集積回路として
は、あまり現実的でなくなってきた。
【0005】そこで、上記の周波数特性を複数のFIR
型デジタルフィルタで数回に分けてデシメーションして
実現する方法が利用されている。この場合、個々のFI
R型デジタルフィルタは比較的小規模な回路で構成で
き、1サンプリング周期あたりの乗算処理も時間的に余
裕ができるとされている。特に、コムフィルタと積分回
路を組み合せて構成したCIC型デジルタフィルタと前
記FIR型デジタルフィルタを使用した場合、顕著に回
路規模が縮小できる利点がある。
型デジタルフィルタで数回に分けてデシメーションして
実現する方法が利用されている。この場合、個々のFI
R型デジタルフィルタは比較的小規模な回路で構成で
き、1サンプリング周期あたりの乗算処理も時間的に余
裕ができるとされている。特に、コムフィルタと積分回
路を組み合せて構成したCIC型デジルタフィルタと前
記FIR型デジタルフィルタを使用した場合、顕著に回
路規模が縮小できる利点がある。
【0006】次に、前記した従来のFIR型デジタルフ
ィルタとCIC型デジルタフィルタの利得周波数特性に
ついて説明する。FIR型デジタルフィルタの伝達z関
数HFIR (z)は、 HFIR (z)=Σ(n=0〜N−1)hn z-n ・・・(1) で表される。ここで、Σ(n=0〜N−1)はnを0か
らN−1まで適用して累加算することを表す。また、n
はタップ数、hn はnタップ目のフィルタ係数、z-nは
nタップ目の信号遅延量(nサンプリングタイム遅延
量)を示す。(1)式を利得周波数特性H
FIR (ejwT )に変換すると、次の(2)式のようにな
る。なお、jwT=j2πfTである。 HFIR (ejwT )=Σ(n=0〜N−1)hn e-jwnT ・・・(2)
ィルタとCIC型デジルタフィルタの利得周波数特性に
ついて説明する。FIR型デジタルフィルタの伝達z関
数HFIR (z)は、 HFIR (z)=Σ(n=0〜N−1)hn z-n ・・・(1) で表される。ここで、Σ(n=0〜N−1)はnを0か
らN−1まで適用して累加算することを表す。また、n
はタップ数、hn はnタップ目のフィルタ係数、z-nは
nタップ目の信号遅延量(nサンプリングタイム遅延
量)を示す。(1)式を利得周波数特性H
FIR (ejwT )に変換すると、次の(2)式のようにな
る。なお、jwT=j2πfTである。 HFIR (ejwT )=Σ(n=0〜N−1)hn e-jwnT ・・・(2)
【0007】一般に、フィルタ係数hは重み付チェビシ
ェフ近似法によって求めることができる。目的とするフ
ィルタの理想利得周波数特性をD(ejwT )、近似法に
より得たフィルタの利得周波数特性をH(ejwT )、近
似法誤差に対する重み周波数関数をW(ejwT )とする
と、重み付誤差周波数関数E(ejwT )は、次のように
定義される。 E(ejwT )=W(ejwT )[D(ejwT )−H(ejwT )]・・・(3) 上記した重み付チェビシェフ近似法では、重み付誤差周
波数関数誤差E(ejwT)の指定周波数帯域内での絶対
値が最小になるようフィルタ係数hを求めているが、通
常はフィルタの目的となる理想利得周波数特性D(e
jwT )を通過帯域では1とし、阻止帯域では0として、
それぞれの帯域のリップルに重みを付けるために重み周
波数関数W(ejwT )を指定している。
ェフ近似法によって求めることができる。目的とするフ
ィルタの理想利得周波数特性をD(ejwT )、近似法に
より得たフィルタの利得周波数特性をH(ejwT )、近
似法誤差に対する重み周波数関数をW(ejwT )とする
と、重み付誤差周波数関数E(ejwT )は、次のように
定義される。 E(ejwT )=W(ejwT )[D(ejwT )−H(ejwT )]・・・(3) 上記した重み付チェビシェフ近似法では、重み付誤差周
波数関数誤差E(ejwT)の指定周波数帯域内での絶対
値が最小になるようフィルタ係数hを求めているが、通
常はフィルタの目的となる理想利得周波数特性D(e
jwT )を通過帯域では1とし、阻止帯域では0として、
それぞれの帯域のリップルに重みを付けるために重み周
波数関数W(ejwT )を指定している。
【0008】一方、CIC型デジルタフィルタの伝達z
関数HCIC (z)は、 HCIC (z)=(1−z-N)/(1−z-1) ・・・(4) で表される。ここで、Nはサンプリングレートである。
(4)式を利得周波数特性HCIC (ejwT )に変換する
と、次のようになる。 HCIC (ejwT )=[ sin(NwT/2)]/[N sin(wT/2)] ・・・(5)
関数HCIC (z)は、 HCIC (z)=(1−z-N)/(1−z-1) ・・・(4) で表される。ここで、Nはサンプリングレートである。
(4)式を利得周波数特性HCIC (ejwT )に変換する
と、次のようになる。 HCIC (ejwT )=[ sin(NwT/2)]/[N sin(wT/2)] ・・・(5)
【0009】従来では、サンプリン周波数16Fsでオ
ーバーサンプリンクされたデジタル信号を元のサンプリ
ング周波数の信号にデシメーションする場合、図6に示
すように、前記した特性のFIR型デジタルフィルタ3
とCIC型デジルタフィルタ1をカスケード接続させて
構成したローパスフィルタを用いていた。CIC型デジ
ルタフィルタ1は、サンプリング周波数16Fsで入力
されるデジタル信号に対してフィルタリングとデシメー
ションを施しサンプリング周波数2Fsで出力する。F
IR型デジタルフィルタ3は、サンプリング周波数2F
sで入力されるデジタル信号に対してフィルタリングと
デシメーションを施し、サンプリング周波数Fsで出力
する。
ーバーサンプリンクされたデジタル信号を元のサンプリ
ング周波数の信号にデシメーションする場合、図6に示
すように、前記した特性のFIR型デジタルフィルタ3
とCIC型デジルタフィルタ1をカスケード接続させて
構成したローパスフィルタを用いていた。CIC型デジ
ルタフィルタ1は、サンプリング周波数16Fsで入力
されるデジタル信号に対してフィルタリングとデシメー
ションを施しサンプリング周波数2Fsで出力する。F
IR型デジタルフィルタ3は、サンプリング周波数2F
sで入力されるデジタル信号に対してフィルタリングと
デシメーションを施し、サンプリング周波数Fsで出力
する。
【0010】ここで、これら2個のデジタルフィルタの
カスケード接続構成のローパスフィルタが、通過帯域上
限周波数fp=20KHz、阻止帯域下限周波数fc=
24.1KHz、サンプリング周波数Fs=44.1K
Hzとし、全体の周波数特性として通過帯域リップルが
±0.0005dB以内、阻止帯域減衰量が100dB
以上となるような場合を検討する。
カスケード接続構成のローパスフィルタが、通過帯域上
限周波数fp=20KHz、阻止帯域下限周波数fc=
24.1KHz、サンプリング周波数Fs=44.1K
Hzとし、全体の周波数特性として通過帯域リップルが
±0.0005dB以内、阻止帯域減衰量が100dB
以上となるような場合を検討する。
【0011】CIC型デジルタフィルタ1は上記の仕様
を満たすためには、10段構成となり、利得周波数特性
はHCIC (ejwT )-1 0 となる。また、サンプリング周
波数を16Fsから2Fsに変換することから、サンプ
リングレートN=8となる。これらを(5)式に代入し
てCIC型デジルタフィルタ1の単独の利得周波数特性
を求めると、図7に示すように、入力するデジタル信号
のサンプリング周波数Fsの0倍、又は奇数倍の周波数
において周波数が増大するほど値が小さくなるピーク利
得が離散的に得られる特性となる。
を満たすためには、10段構成となり、利得周波数特性
はHCIC (ejwT )-1 0 となる。また、サンプリング周
波数を16Fsから2Fsに変換することから、サンプ
リングレートN=8となる。これらを(5)式に代入し
てCIC型デジルタフィルタ1の単独の利得周波数特性
を求めると、図7に示すように、入力するデジタル信号
のサンプリング周波数Fsの0倍、又は奇数倍の周波数
において周波数が増大するほど値が小さくなるピーク利
得が離散的に得られる特性となる。
【0012】FIR型デジタルフィルタ3については、
上記の仕様を満たすためのフィルタ係数を(3)式から
求め、これらの係数を(2)式に代入すると、そのFI
R型デジタルフィルタ3の単独の利得周波数特性は、図
8に示すように、サンプリング周波数の奇数倍の周波数
の前後の領域でほぼ一定の低利得(約−100dB)が
離散的に得られ、他の領域でほぼ一定の高利得(約0d
B)が離散的に得られる特性となる。なおタップ数n=
約120となる。
上記の仕様を満たすためのフィルタ係数を(3)式から
求め、これらの係数を(2)式に代入すると、そのFI
R型デジタルフィルタ3の単独の利得周波数特性は、図
8に示すように、サンプリング周波数の奇数倍の周波数
の前後の領域でほぼ一定の低利得(約−100dB)が
離散的に得られ、他の領域でほぼ一定の高利得(約0d
B)が離散的に得られる特性となる。なおタップ数n=
約120となる。
【0013】そして、CIC型デジルタフィルタ1とF
IR型デジタルフィルタ3をカスケード接続した場合の
総合利得周波数特性HALL (ejwT )は、両周波数特性
の合成であり、 HALL (ejwT )=HCIC (ejwT )・HFIR (ejwT ) ・・・(6) から、図9に示すようになる。
IR型デジタルフィルタ3をカスケード接続した場合の
総合利得周波数特性HALL (ejwT )は、両周波数特性
の合成であり、 HALL (ejwT )=HCIC (ejwT )・HFIR (ejwT ) ・・・(6) から、図9に示すようになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
CIC型デジルタフィルタ1とFIR型デジタルフィル
タ3を単純にカスケード接続する構成では、最終出力利
得特性が、それぞれのフィルタの周波数特性の単純な合
成特性となるため、本来通過帯域の減衰量は0dBであ
るよう設計されているFIR型デジタルフィルタ3の特
性が、CIC型デジルタフィルタ1のもつ緩やかに減衰
する特性に影響され、図9のAに示すように、通過帯域
の高域部分において数dB減衰してしまうという問題が
あった。
CIC型デジルタフィルタ1とFIR型デジタルフィル
タ3を単純にカスケード接続する構成では、最終出力利
得特性が、それぞれのフィルタの周波数特性の単純な合
成特性となるため、本来通過帯域の減衰量は0dBであ
るよう設計されているFIR型デジタルフィルタ3の特
性が、CIC型デジルタフィルタ1のもつ緩やかに減衰
する特性に影響され、図9のAに示すように、通過帯域
の高域部分において数dB減衰してしまうという問題が
あった。
【0015】そこで、この数dBの減衰を補正して周波
数特性を向上させるために、補償器(Compensator )な
る回路をFIR型デジタルフィルタ回路3の後段等に、
別途に付加することが行なわれているが、この方法では
回路規模縮小の利点が犠牲になるという別の問題が発生
する。
数特性を向上させるために、補償器(Compensator )な
る回路をFIR型デジタルフィルタ回路3の後段等に、
別途に付加することが行なわれているが、この方法では
回路規模縮小の利点が犠牲になるという別の問題が発生
する。
【0016】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、フィルタの出力周波数特性を理想
に近い特性に設定でき、しかも特別な補正回路を付加す
る必要もなく回路規模縮小の利点を生かすことができる
ようしにしたローパスフィルタを提供することにある。
もので、その目的は、フィルタの出力周波数特性を理想
に近い特性に設定でき、しかも特別な補正回路を付加す
る必要もなく回路規模縮小の利点を生かすことができる
ようしにしたローパスフィルタを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力する
デジタル信号のサンプリング周波数の0倍、又は奇数倍
の周波数において周波数が増大するほど値が小さくなる
ピーク利得が離散的に得られるCIC型デジタルフィル
タと、前記サンプリング周波数の奇数倍の周波数の前後
の領域でほぼ一定の低利得が離散的に得られ他の領域で
ほぼ一定の高利得が離散的に得られるFIR型デジタル
フィルタをカスケード接続したローパスフィルタにおい
て、前記FIR型デジタルフィルタの前記離散的なほぼ
一定の高利得領域を、その少なくとも高域側が盛り上が
る特性に変更したことを特徴とするローパスフィルタと
して構成した。
デジタル信号のサンプリング周波数の0倍、又は奇数倍
の周波数において周波数が増大するほど値が小さくなる
ピーク利得が離散的に得られるCIC型デジタルフィル
タと、前記サンプリング周波数の奇数倍の周波数の前後
の領域でほぼ一定の低利得が離散的に得られ他の領域で
ほぼ一定の高利得が離散的に得られるFIR型デジタル
フィルタをカスケード接続したローパスフィルタにおい
て、前記FIR型デジタルフィルタの前記離散的なほぼ
一定の高利得領域を、その少なくとも高域側が盛り上が
る特性に変更したことを特徴とするローパスフィルタと
して構成した。
【0018】第2の発明は、第1の発明において、前記
FIR型デジタルフィルタの利得周波数特性の前記盛り
上り量を前記CIC型デジタルフィルタの通過帯域利得
周波数特性の目的利得周波数特性に対する誤差に対応し
て設定した。
FIR型デジタルフィルタの利得周波数特性の前記盛り
上り量を前記CIC型デジタルフィルタの通過帯域利得
周波数特性の目的利得周波数特性に対する誤差に対応し
て設定した。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の実施の形態
について説明する。図1はその実施の形態のローパスフ
ィルタの構成を示す図である。図5におけるものと同一
のものには同一の符号を附している。本実施の形態で
は、CIC型デジタルフィルタ1は図5に示したものそ
のままとし、その後段に利得周波数特性に特徴を持たせ
たFIR型デジタルフィルタ2を接続している。
について説明する。図1はその実施の形態のローパスフ
ィルタの構成を示す図である。図5におけるものと同一
のものには同一の符号を附している。本実施の形態で
は、CIC型デジタルフィルタ1は図5に示したものそ
のままとし、その後段に利得周波数特性に特徴を持たせ
たFIR型デジタルフィルタ2を接続している。
【0020】次に、これらの総合周波数特性について説
明する。ローパスフィルタの利得周波数特性HALL (e
jwT )は、前記したように、通過帯域では利得周波数特
性を1、阻止帯域では0とすることを目的としている。
よって、この周波数特性に対する重み付誤差周波数関数
E(ejwT )は次の(7)式のようになる。 E(ejwnT)=WP (ejwT )[1−HALL (ejwT )](通過帯域) =WS (ejwT )[0−HALL (ejwT )](阻止帯域) ・・・(7) ここで、WP (ejwT )は通過帯域での重み関数周波数
関数、WS (ejwT )は阻止帯域での重み周波数関数を
表す。
明する。ローパスフィルタの利得周波数特性HALL (e
jwT )は、前記したように、通過帯域では利得周波数特
性を1、阻止帯域では0とすることを目的としている。
よって、この周波数特性に対する重み付誤差周波数関数
E(ejwT )は次の(7)式のようになる。 E(ejwnT)=WP (ejwT )[1−HALL (ejwT )](通過帯域) =WS (ejwT )[0−HALL (ejwT )](阻止帯域) ・・・(7) ここで、WP (ejwT )は通過帯域での重み関数周波数
関数、WS (ejwT )は阻止帯域での重み周波数関数を
表す。
【0021】(7)式に(6)式を代入すると下記の
(8)式に変換できる。 E(ejwnT)=WP (ejwT )[1−HCIC (ejwT )・HFIR (ejwT )] (通過帯域) =WS (ejwT )[0−HCIC (ejwT )・HFIR (ejwT )] (阻止帯域) ・・・(8)
(8)式に変換できる。 E(ejwnT)=WP (ejwT )[1−HCIC (ejwT )・HFIR (ejwT )] (通過帯域) =WS (ejwT )[0−HCIC (ejwT )・HFIR (ejwT )] (阻止帯域) ・・・(8)
【0022】この(8)式はさらに次の(9)式に変換
できる。 E(ejwnT)=WP (ejwT )・HCIC (ejwT )[1/HCIC (ejwT )− HFIR (ejwT )] (通過帯域) =WS (ejwT )・HCIC (ejwT )[0−HFIR (ejwT )] (阻止帯域) ・・・(9)
できる。 E(ejwnT)=WP (ejwT )・HCIC (ejwT )[1/HCIC (ejwT )− HFIR (ejwT )] (通過帯域) =WS (ejwT )・HCIC (ejwT )[0−HFIR (ejwT )] (阻止帯域) ・・・(9)
【0023】ここで、(9)式と(3)式の関係を整理
してみると、下記のように、近似誤差に対する重み周波
数関数W(ejwT )、理想利得周波数特性D(ejwT )
が得られる。 W(ejwT )=WP (ejwT )・HCIC (ejwT ) (通過帯域) =WS (ejwT )・HCIC (ejwT ) (阻止帯域) ・・・(10) D(ejwT )=1/HCIC (ejwT ) (通過帯域) =0 (阻止帯域) ・・・(11)
してみると、下記のように、近似誤差に対する重み周波
数関数W(ejwT )、理想利得周波数特性D(ejwT )
が得られる。 W(ejwT )=WP (ejwT )・HCIC (ejwT ) (通過帯域) =WS (ejwT )・HCIC (ejwT ) (阻止帯域) ・・・(10) D(ejwT )=1/HCIC (ejwT ) (通過帯域) =0 (阻止帯域) ・・・(11)
【0024】一方、CIC型デジタルフィルタ1の重み
付誤差周波数関数ECIC (ejwT )は、 ECIC (ejwT )=W(ejwT )[D(ejwT )−HCIC (ejwT )] ・・・(12) であるので、この(12)式に前記(10)式を代入す
ることで、CIC型デジタルフィルタ1の通過領域での
重み付誤差周波数関数ECIC (ejwT )を得ることがで
きる。
付誤差周波数関数ECIC (ejwT )は、 ECIC (ejwT )=W(ejwT )[D(ejwT )−HCIC (ejwT )] ・・・(12) であるので、この(12)式に前記(10)式を代入す
ることで、CIC型デジタルフィルタ1の通過領域での
重み付誤差周波数関数ECIC (ejwT )を得ることがで
きる。
【0025】したがって、この重み付誤差周波数関数E
CIC (ejwT )を、従来のFIR型デジタルフィルタ3
の特性に対して補正する特性として加味させることで、
図2に示すように、高利得部分の高域側端部、低域側端
部が若干盛り上がるような利得周波数特性を得ることが
できる。この盛り上り部分が、重み付誤差周波数関数E
CIC (ejwT )を加味した部分である。
CIC (ejwT )を、従来のFIR型デジタルフィルタ3
の特性に対して補正する特性として加味させることで、
図2に示すように、高利得部分の高域側端部、低域側端
部が若干盛り上がるような利得周波数特性を得ることが
できる。この盛り上り部分が、重み付誤差周波数関数E
CIC (ejwT )を加味した部分である。
【0026】以上のように、CIC型デジタルフィルタ
1の誤差の重み関数W(ejwT )を使用して、FIR型
デジタルフィルタ2のフィルタ係数を求め、さらに、こ
のようにして求められたフィルタ係数により、図2に示
すFIR型デジタルフィルタ2の利得周波数特性が得ら
れる。
1の誤差の重み関数W(ejwT )を使用して、FIR型
デジタルフィルタ2のフィルタ係数を求め、さらに、こ
のようにして求められたフィルタ係数により、図2に示
すFIR型デジタルフィルタ2の利得周波数特性が得ら
れる。
【0027】なお、この図2では、従来の周波数特性と
比較するため、その仕様を図8に示した特性と同様に、
通過帯域上限周波数fp=20KHz、阻止帯域下限周
波数fc=24.1KHz、サンプリング周波数Fs=
44.1KHzとなるローパスフィルタとしている。盛
り上り部分は、通過帯域上限周波数fpあたりで数10
dBほどになっている。
比較するため、その仕様を図8に示した特性と同様に、
通過帯域上限周波数fp=20KHz、阻止帯域下限周
波数fc=24.1KHz、サンプリング周波数Fs=
44.1KHzとなるローパスフィルタとしている。盛
り上り部分は、通過帯域上限周波数fpあたりで数10
dBほどになっている。
【0028】かくして、図1に示したローパスフィルタ
の総合周波数特性は、図7に示したCIC型デジルタフ
ィルタ1の利得周波数特性と図2に示したFIR型デジ
タルフィルタ2の利得周波数特性を合成した図3に示し
た特性となる。通過帯域での振幅周波数特性はフラット
で0dB付近を示している。また、阻止帯域での減衰量
も100dB以上と充分である。さらに、通過帯域のリ
ップルを図4に示したが、これも±0.0005dB以
内と仕様を充分に満たしている。このように、通過帯域
においては不要な減衰を起こさず、阻止帯域においては
充分に減衰するよう作用している。
の総合周波数特性は、図7に示したCIC型デジルタフ
ィルタ1の利得周波数特性と図2に示したFIR型デジ
タルフィルタ2の利得周波数特性を合成した図3に示し
た特性となる。通過帯域での振幅周波数特性はフラット
で0dB付近を示している。また、阻止帯域での減衰量
も100dB以上と充分である。さらに、通過帯域のリ
ップルを図4に示したが、これも±0.0005dB以
内と仕様を充分に満たしている。このように、通過帯域
においては不要な減衰を起こさず、阻止帯域においては
充分に減衰するよう作用している。
【0029】なお、以上の説明におけるデジタルフィル
タ装置の仕様、FIR型デジタルフィルタのタップ数お
よびそれぞれのフィルタのデシメーション比率等は、固
定ではなく、これ以外の場合においても同様な作用が得
られることは勿論である。
タ装置の仕様、FIR型デジタルフィルタのタップ数お
よびそれぞれのフィルタのデシメーション比率等は、固
定ではなく、これ以外の場合においても同様な作用が得
られることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上から本発明によれば、FIR型デジ
タルフィルタの利得周波数特性の離散的な高利得部分の
少なくとも高域側の端部が盛り上がる特性に設定したの
で、CIC型デジタルフィルタとの組み合せで得られる
ローパスフィルタ特性の通過帯域特性、阻止帯域特性を
所望の特性に設定することができる。また、そのFIR
型デジタルフィルタの前記盛り上り量をCIC型デジタ
ルフィルタの通過帯域振幅周波数特性の目的振幅周波数
特性に対する誤差に対応して設定することにより、正確
に平坦な通過帯域周波数特性を得ることができる。
タルフィルタの利得周波数特性の離散的な高利得部分の
少なくとも高域側の端部が盛り上がる特性に設定したの
で、CIC型デジタルフィルタとの組み合せで得られる
ローパスフィルタ特性の通過帯域特性、阻止帯域特性を
所望の特性に設定することができる。また、そのFIR
型デジタルフィルタの前記盛り上り量をCIC型デジタ
ルフィルタの通過帯域振幅周波数特性の目的振幅周波数
特性に対する誤差に対応して設定することにより、正確
に平坦な通過帯域周波数特性を得ることができる。
【図1】 本発明の実施の形態のローパスフィルタのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】 図1に示したFIR型デジタルフィルタの利
得周波数特性の特性図である。
得周波数特性の特性図である。
【図3】 図1に示したローパスフィルタの総合利得周
波数特性の特性図である。
波数特性の特性図である。
【図4】 図1に示したローパスフィルタの通過帯域の
リップル周波数特性の特性図である。
リップル周波数特性の特性図である。
【図5】 ローパスフィルタに要求される振幅周波数特
性の特性図である。
性の特性図である。
【図6】 従来のローパスフィルタのブロック図であ
る。
る。
【図7】 CIC型デジルタフィルタの利得周波数特性
の特性図である。
の特性図である。
【図8】 一般的なFIR型デジタルフィルタの利得周
波数特性の特性図である。
波数特性の特性図である。
【図9】 図6に示したローパスフィルタの総合利得周
波数特性の特性図である。
波数特性の特性図である。
1:CIC型デジルタフィルタ、2、3:FIR型デジ
タルフィルタ。
タルフィルタ。
Claims (2)
- 【請求項1】入力するデジタル信号のサンプリング周波
数の0倍、又は奇数倍の周波数において周波数が増大す
るほど値が小さくなるピーク利得が離散的に得られるC
IC型デジタルフィルタと、前記サンプリング周波数の
奇数倍の周波数の前後の領域でほぼ一定の低利得が離散
的に得られ他の領域でほぼ一定の高利得が離散的に得ら
れるFIR型デジタルフィルタをカスケード接続したロ
ーパスフィルタにおいて、 前記FIR型デジタルフィルタの前記離散的なほぼ一定
の高利得領域を、その少なくとも高域側が盛り上がる特
性に変更したことを特徴とするローパスフィルタ。 - 【請求項2】前記FIR型デジタルフィルタの利得周波
数特性の前記盛り上り量を前記CIC型デジタルフィル
タの通過帯域利得周波数特性の目的利得周波数特性に対
する誤差に対応して設定したことを特徴とする請求項1
に記載のローパスフィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214990A JPH1051269A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ローパスフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8214990A JPH1051269A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ローパスフィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1051269A true JPH1051269A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16664882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8214990A Pending JPH1051269A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | ローパスフィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1051269A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002368584A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-20 | Sony Corp | ディジタルフィルタおよびそれを用いたディジタルビデオエンコーダ |
| US7102548B1 (en) * | 2005-09-02 | 2006-09-05 | Quickfilter Technologies, Inc. | Cascaded integrator comb filter with arbitrary integer decimation value and scaling for unity gain |
| JP2008516560A (ja) * | 2004-10-13 | 2008-05-15 | アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド | 通信システム用フィルタ |
| JP2010068165A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Nec Corp | 低周波透過回路、通信回路、通信方法、通信回路のレイアウト方法 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP8214990A patent/JPH1051269A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002368584A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-20 | Sony Corp | ディジタルフィルタおよびそれを用いたディジタルビデオエンコーダ |
| JP2008516560A (ja) * | 2004-10-13 | 2008-05-15 | アナログ・デバイシズ・インコーポレーテッド | 通信システム用フィルタ |
| US8417750B2 (en) | 2004-10-13 | 2013-04-09 | Mediatek Inc. | Filters for communication systems |
| US7102548B1 (en) * | 2005-09-02 | 2006-09-05 | Quickfilter Technologies, Inc. | Cascaded integrator comb filter with arbitrary integer decimation value and scaling for unity gain |
| JP2010068165A (ja) * | 2008-09-10 | 2010-03-25 | Nec Corp | 低周波透過回路、通信回路、通信方法、通信回路のレイアウト方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1174758A (ja) | サンプリング速度変換のためのフィルタ組合せ装置 | |
| JPH08508374A (ja) | デシメーション・フィルター | |
| Dutta Roy et al. | Fir notch filter design: a review | |
| US7117235B2 (en) | Digital decimation filter having finite impulse response (FIR) decimation stages | |
| JP2540460B2 (ja) | サンプリング速度変更およびフィルタリング回路 | |
| JP2004120182A (ja) | デシメーションフィルタおよびインターポレーションフィルタ | |
| US8949303B2 (en) | Filter | |
| JPH1051269A (ja) | ローパスフィルタ | |
| JPS642243B2 (ja) | ||
| JP4265119B2 (ja) | デジタルフィルタ | |
| JPH0472904A (ja) | ケーブル伝送信号の補正装置 | |
| JP4214391B2 (ja) | デジタル・フィルタの設計方法 | |
| TW201713039A (zh) | 串接式有限脈衝響應濾波器及其訊號處理方法 | |
| JP2932761B2 (ja) | ディジタル信号等化器 | |
| JP2979712B2 (ja) | フィルタ装置 | |
| JP3297326B2 (ja) | ディジタルフイルター装置 | |
| US7693923B2 (en) | Digital filter system whose stopband roots lie on unit circle of complex plane and associated method | |
| Chukwuchekwa et al. | Enhancement of the performance characteristics of CIC decimation filters for multirate DSP applications | |
| JPH08139606A (ja) | 信号処理回路 | |
| JPS61172429A (ja) | 群遅延等化器 | |
| JPH08116237A (ja) | 最小位相推移フイルタの設計方法 | |
| Ouslis et al. | Multi-rate switched capacitor filter design with aggressive sampling-rates: filtor X in action | |
| Yang et al. | Efficient prefilter structures for narrow-band bandpass FIR filter design | |
| JPS63167516A (ja) | デイジタル濾波回路 | |
| JPH0381326B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051220 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060516 |