JPH10512860A - オゾニドから2つの末端カルボン酸を合成する方法 - Google Patents

オゾニドから2つの末端カルボン酸を合成する方法

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JPH10512860A JP8522276A JP52227696A JPH10512860A JP H10512860 A JPH10512860 A JP H10512860A JP 8522276 A JP8522276 A JP 8522276A JP 52227696 A JP52227696 A JP 52227696A JP H10512860 A JPH10512860 A JP H10512860A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はオゾニド化合物の切断と酸化の工程に関するものである。本工程は酸素含有気体を細かい泡状の形で攪拌中の液体に導入することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 オゾニドから2つの末端カルボン酸を合成する方法発明の分野 本発明は不飽和化合物のオゾニドから2つの末端カルボン酸を合成する方法に 関するものである。特にこの方法は、8から30の炭素を含む不飽和脂肪酸のオ ゾニドから2つの末端カルボン酸を合成するためのものである。この方法は、特 にオレイン酸のオゾニドからアゼライン酸を合成するのに有用である。発明の背景 末端カルボン酸は、有機化合物分子の二重結合に強力な酸化剤を反応させるこ とにより合成することができる。しかしながら、この方法では大量の望ましくな い副反応生成物もできるので、満足すべき方法ではない。関連技術分野 ここでは参考文献として扱う米国特許2,813,113には、10から24 の炭素を含む不飽和脂肪酸の二重結合の個所に2個の末端カルボン酸を導入する 方法が開示されている。前記特許では、まず約45℃以下の温度で、不飽和脂肪 酸を酸素とオゾンの混合物と反応させてオゾニドを合成している。 最初の反応で作られたオゾニドを、次にオゾニドの切断温度以上の温度で酸素 と反応させると、オゾニドが切断され、切断生成物が酸化されて、カルボン酸が 生成する。米国特許2,813,118には以下のような記述がある。 「一般的には、オゾニドの切断及び酸化に要する時間は4から8時間であり、 それは、酸素分子とオゾニドとを効率よく接触させる実験装置次第である。大抵 のオゾニドは温度が切断温度以上になると迅速に分解するものと考えられ、また 、アルデヒドは比較的容易に酸化されると考えられているが、この反応は比較的 ゆっくり進行するように思えるし、アゼライン酸の望ましい高収率は、酸化生成 物の混合物にできるだけ多くの酸素が加えられるまで充分な時間、反応を続ける ことによってのみ達成される。気相の酸素は容易にアルデヒドと反応し、反応の 初期にかなりの熱を発生するが、この反応はゆっくりと終了し、温度が開裂温度 に 上昇しても、オゾニドは自動的にまたすばやく開裂するようなことはないという ことが知られている。」 従って、切断速度が速く、アルデヒドと酸素との反応速度が速い工程を提供す ることは有意義なことである。発明の概要 本発明によれば、オゾニドの切断とアルデヒドの酸化の速度は、オゾニドおよ び/またはアルデヒドからなる液体に、約100ミクロン以下の小さい直径の泡 の状態で酸素を導入することにより、かなり早くなる。酸素を含む気体がオゾニ ドとその切断生成物からなる液体に細かい泡の状態で導入される。細かい泡は機 械的手段でつくることができ、必要な大きさの泡ができるように充分に小さい開 口をもつ器具に酸素を通してつくることもでき、また溶解気体技術によってもで きる。前記液体には、反応速度をさらに早めるため、任意に触媒を加えることも できる。分断または酸化は、約50℃から約150℃の温度で、好ましくは、約 90℃から約130℃の温度で実施される。図面の簡単な説明 図1は、米国特許2,813,113に開示されている工程のブロックダイヤ グラムである。 図2は、オゾニドの切断とアルデヒドの酸化に用いられるリアクターの配置図 の代表的なものを図式化したものである。 図3は、表1のデータをプロットしたものである。 図4は、表1のデータをインプロットしたものである。発明の詳細な説明 オゾン含有気体を二重結合及び特に脂肪鎖を有する化合物に反応させてオゾニ ドを合成する工程はよく知られていて、米国特許2,813,113に開示され ている。開示されている工程は、図1のブロックダイヤグラムに示されている。 前記特許は不飽和脂肪酸及び脂肪酸エステル,脂肪酸ニトリル,脂肪酸アミド, 石鹸その他の脂肪酸誘導体のオゾニドの合成に関するものである。前記工程はま たオレフィン化合物に反応させて2種のモノカルボン酸を合成するのに有用であ る。 図1に示すように、オレイン酸のような不飽和化合物がライン1によってオゾ ン吸収装置3に導入される。オゾン含有気体はライン2によってオゾン吸収装置 3に入る。オレイン酸がオゾン吸収装置に送り込まれる速度とオゾン含有気体が 導入される速度とは、不飽和化合物が十二分にオゾンと反応できるように調節さ れている。オレイン酸の場合、二重結合とオゾンの反応により、少なくとも約1 7%重量が増える。 オゾニドの合成と酸化により2種のカルボン酸を合成する方法は、一般的に、 オレフィン型二重結合を持つ化合物に適用することができる。二重結合を有し炭 素数が約8から約30の化合物にカルボキシル基を形成する場合、特にこの工程 は有用である。 脂肪属カルボン酸,そのニトリル,アミド,エステル等またはアルケン化合物 類が本工程に供せられる。現時点では、商業的観点から本工程はオレイン酸から アゼライン酸を合成するのに特に有用である。 オゾンが充分に反応した後、ライン4を通ってオゾン吸収装置から酸素が放出 される。ライン4の酸素気流はさらに気体調整ゾーン5に入り、そこで粒子物体 が除去され、圧縮,冷却された気体は、ライン8を通って気体乾燥装置11に入 る。気体調整ゾーン5からライン6に出て行く酸素の流れもある。ライン6を経 由してシステム外に酸素を出すことにより、オゾン生成装置とオゾン吸収装置の 不活性気体のレベルが低く維持される。リサイクルシシテムから出た酸素はオゾ ニドの切断とアルデヒドの酸化に使用される。ある量の高純度酸素がライン7経 由でライン8に入り、循環気流中の不活性気体のレベルを低く維持する。ゾーン 5からのリサイクル酸素とライン7からの追加酸素とが気体乾燥装置11に入り 、そこで酸素は乾燥される。専門家にはよく知られているように、酸素気流中の 湿気はオゾン生成装置の効率をかなり低下させる。乾燥された酸素含有気流はオ ゾン生成装置13に入り、そこで気流中の一部の酸素がオゾンに転換され、オゾ ンを含む酸素気流がライン2を通りオゾン吸収装置3に入る。 オゾン吸収装置3では、オレイン酸がオゾンと反応しオゾニドを生成する。オ ゾン吸収装置での滞留時間は、オゾンが酸素気流中から除かれるのに、またオレ イン酸の重量の約17%になるオゾンの理論量をオレイン酸が吸収するのに充分 な程度に設定される。しかし、オレイン酸の純度が100%でなく、他の不飽和 化合物が含まれているため、多めのオゾンが吸収されるのが一般的である。一般 的には、オゾン吸収装置3に吸収されるオゾン量は、送り込まれる不飽和オレイ ン酸の重量の約17から約19%である。オゾンが除かれた酸素気流はライン4 を経てオゾン吸収装置3から出て、気体調整ゾーン,乾燥装置,オゾン生成装置 をリサイクルし、オゾン吸収装置に戻る。 オゾニドから成る反応生成物はライン14を経てオゾン吸収装置から出て、オ ゾニドの切断・酸化ゾーン15に入る。切断・酸化ゾーン15で、オゾニドは開裂さ れ、生成したアルデヒドは酸化されてカルボン酸となる。切断と酸化に使用され る酸素はライン6を通って切断・酸化ゾーン15に入る。この酸素はむしろ不活性 気体の濃度を低レベルに維持するために循環オゾン化系から排出されなければな らない気体である。不活性気体と未反応酸素とはライン16を通り切断・酸化ゾー ンから出て廃棄される。 切断・酸化ゾーン15は、全てのオゾニドを切断してカルボン酸とアルデヒドと に変え、またアルデヒドを酸化するために充分な反応時間をかけて酸素に接触さ せるためのものであり、一個もしくは数個の反応装置から成る。反応装置の数は 設計の問題であるが、必要な滞留時間及び反応装置の冷却・加熱のための工程を 考慮して、1個から8個もしくはそれ以上になる。 オゾニドの切断・酸化ゾーン15では、オゾン吸収装置から送られてきた生産 物が普通50℃以上、好ましくは、約90から150℃の範囲に、さらに好まし くは、約90℃から約130℃の切断温度以上の温度に加熱される。1個以上の 反応装置が切断・酸化ゾーン15に使用されるときは、最初の反応装置は切断と 酸化による熱をかなりの量発生するので、普通、好ましい温度領域を維持するた め冷却される必要がある。しかし、2番めの反応装置からは発生する熱量は減少 し、温度を90℃から150℃の領域に維持するためにさらに加熱する必要があ る。 切断・酸化ゾーン15の反応装置の数は、設計の問題であり、また初期反応熱 を除去し、オゾニドの切断と生成物の酸化により低レベルの未反応アルデヒドし か出来ないように充分な滞留時間が得られ、切断・酸化ゾーン15に入る酸素含 有気流中の主成分である酸素を反応させるために充分な接触時間が得られるよう な装置いかんによる。 切断・酸化ゾーン15の生成物はライン17を通り、生成物回収ゾーン18に 入る。生成物回収ゾーン18では、反応中に生成した低沸点物質及び高沸点ター ル等の反応混合物から目的物質が分離される。目的物質はライン22を通り生成 物回収ゾーン18から出て行き、廃棄物質はライン19を通り生成物回収ゾーン 18から出る。 工程中、オゾンが吸収されると不飽和化合物の粘度は増大する。オゾニドの粘 度が原料の不飽和化合物よりかなり大きい場合は、反応物質を攪拌してオゾン含 有酸素気流に接触させたり、切断と切断反応生成物の酸化反応を確実にすること が困難になるかもしれない。オゾン吸収装置と切断・酸化反応装置の反応物質の 粘度を減少させるために、溶媒をオゾン吸収装置に導入し反応混合物の粘度を低 く維持することができる。溶媒は、オゾンと反応し難く且つオゾニドまたは反応 生成物に対する溶媒のような既知物質であってもよいし、反応生成物の一部であ ってもよい。図1に示すように、希釈剤の流れは生産物回収ゾーン18からライ ン9を通りオゾン吸収装置3に入り、反応混合物の粘度を適当なレベルに維持す る。粘度を調節する物質はベンゼン,トルエンのような溶媒であってもよいし、 あるいは低分子量のアルコール等のような物質であってもよい。しかしながら、 反応生産物の一部をオゾン吸収装置に再循環し粘度を要求されたレベルに維持す ることが好ましい。生産物の一部を再循環することは粘度をコントロールするの に好ましい方法である。というのは、この工程では溶媒を回収・分離する系を新 たに加える必要がないからである。この工程については米国特許2,813,1 13にさらに詳しく記述されており、その内容はこの発明の参考にされている。 オゾニドの切断・酸化ゾーン15は図2の破線内に示される。オゾニドの切断 ・酸化ゾーンは図に示されるように6個の反応装置23からなり、オゾン吸収装 置からライン14を経て送られてきたオゾニドは1番目の反応装置23に入り、 ラ イン24によって反応装置のカスケードを巡り、最後にライン17を経て生産物 回収ゾーンに入る。図2に示される反応装置の数は任意であり、加熱又は冷却, 生産物の切断・酸化ゾーンでの滞留時間,酸素含有気体と反応混合物との接触時 間などに関する単なる設計上の問題である。図には6個の反応装置が示されてい るが、一般的には2個から8個、または10個の反応装置がオゾン吸収装置から 来るオゾニドの切断と酸化を行うのに適当である。 6個の反応装置から成る図2の切断・酸化ゾーン15では、最初の3個の反応 装置は熱を発生し、冷却が必要になるだろう。混合物中のオゾニドとアルデヒド の量が切断と酸化により減少するにつれ、反応すべき量が減り一定時間内に反応 する量も減少することは明白である。 図2に示されるように、オゾン吸収,気体調整及びオゾン発生ゾーンを循環す る気体流から取り出された酸素含有気体流がライン6を経て切断・酸化ゾーンに 入る。酸素含有気体の流量はそれぞれの反応装置で制御され、気流中の大部分の 酸素が反応に使われ、僅かな量の酸素がライン25,26を経て系外に排出され るようにする。オゾン工程から取り出された気体も切断・酸化ゾーンで使用され るが、他のソースの酸素の方が適当であろう。 切断,酸化を受ける物質の濃度が減少するにつれて、一般的には反応装置の物 質の温度は加熱することにより必要温度領域内に維持される。オゾニド及びオゾ ニドからの生成物と酸素との反応速度は反応混合物に触媒を添加することにより 増大することが知られている。クロム,マンガン,鉄,コバルト等の酸化反応触 媒が酸素含有気体と反応混合物との反応速度を増大させることが報告されてきた 。アルデヒドと酸素含有気体との反応速度を増大する触媒が特によく知られてい る。触媒は系のどの反応装置に添加してもよい。しかしながら、切断とアルデヒ ドの酸化の量が大きい最初の反応装置に触媒を添加することはかえって反応温度 を必要温度領域に維持するのを困難にするかもしれない。しかしながら、反応温 度を要求温度領域に維持するために加熱が必要な反応装置では、反応混合物に触 媒を添加して、反応速度をかなり増大させることができる。 マンガンはこの工程の優秀な触媒である。マンガンは可溶化した形、または固 形もしくは坦体つきの触媒の形で工程に添加される。好ましい触媒としてはマン ガンと脂肪属カルボン酸との反応生成物、あるいは活性炭,アルミナ,ゼオライ ト(米国特許通し番号08/195,994参照),チタニア等のような物質に 坦持されたマンガン等が挙げられる。可溶性触媒はタール状の廃棄物質とともに 反応生成物から分離される。不溶性触媒は反応混合物からフィルター,液体サイ クロン,遠心分離機のような液体と固体を分離する手段によって分離される。可 溶性触媒は、一般的にはタール及び廃棄生産物とともに工程外に廃棄されるが、 不溶性触媒は工程にリサイクルされてもよい。触媒を反応混合物に加えると、オ ゾニドの切断とアルデヒドの酸化の速度はかなり増大する。 米国特許第2,823,113号にはその5段目の1〜6行目に、「酸素気体 は反応初期にアルデヒドと容易に反応しかなりの熱を発生しているようにみえる が、反応はゆっくり終結に向かうのであって、切断温度になってもオゾニドは自 動的にも瞬間的にも開裂はしないということがかなり解っている。」と記述され ている。 この米国特許第2,813,113号の教示から、酸素を細かい気泡状にして 攪拌中の液体反応混合物に導入すれば反応速度をかなり増大させることができる のを出願人らは見出した。また、酸素含有気体を100ミクロン以下の、好まし くは、約25ミクロン以下の、さらに好ましくは、10ミクロン以下のサイズの 気泡の形で反応混合物中に導入すると、反応混合物中のカルボニル基と酸素含有 気体との反応速度は相当増大することを見出した。反応速度が早くなると、滞留 時間が減少し反応装置系の処理能力が増大するので、系に加える触媒の量を減ら すことが出来るし、反応装置の大きさを小さくすることもできる。 本発明にとって重大なことは、酸素含有気体を細かい気泡の形で反応装置に導 入することである。さらに、細かい気泡を反応混合物中に適当に分散させるため に反応混合物を撹拌しなければならない。本発明以前は、反応混合物を激しく撹 拌しながら、酸素含有気体を細かい管から反応装置の底にスパージしていたが、 酸素含有気体を細かい気泡の形で反応混合物中に導入すると、約4から約8のフ ァクターで反応速度が増大することを見出した。 細かい気泡は既知の方法を用いて発生させることができる。細かい気泡は、反 応混合物と酸素を高度のせん断ゾーンに通して細かい気泡を作る浮選機のような 機械的手段を用いて発生させることもできる。この技術は、一般的には泡沫浮選 法に用いられ、よく知られている方法である。また、溶解気体法によって細かい 気泡を得ることもできる。すなわち、反応ゾーンに入るすべての、または一部の 液体が高圧力下酸素含有気体と接触する。酸素含有気体は液体に溶解し、液体が 反応装置に送られると、圧力が解除されて溶けていた気体が細かい泡の形で出て くる。反応装置に入るすべての液体に気体を溶解してもよいし、その一部のみに 溶解してもよい。一般的には、高圧下酸素が液体に溶けている温度に反応混合物 を冷却する必要があるだろう。この方法は大変細かい気泡を生成し、液体中の雲 のようにまたは煙のように見える。酸素は多孔性膜,焼結金属のような多孔性金 属,フリットガラス,または多孔性セラミックを通して反応混合物中に導入でき る。攪拌中の液体反応混合物中に細かい気泡状の酸素含有気体を導入する方法は よく知られている専門技術である。 細かい気泡状の酸素含有気体は、上述したような触媒を含む反応混合物に導入 されてもよいし、触媒のない反応混合物に導入されてもよい。いずれの場合も、 細かい気泡状の酸素含有気体を攪拌中の反応混合物の液体に導入するとかなり反 応速度を速める。 米国特許第2,813,113号の教示とは逆に、細かい気泡状の酸素含有気 体が反応混合物中に導入されると、反応はすばやく終結に向かうようになる。 切断・酸化ゾーンの圧力は重要ではなく、一般的には約大気圧以上から約10 0psiの範囲である。もっと高い圧力を使用してもよいが、高圧装置のコスト が高くなり非経済的である。実施例 細かい気泡状の酸素含有気体を反応混合物に導入する方法の効果は以下のよう にして決められる。粘度を下げるための希釈剤としてペラルゴン酸を含み、酸素 とすでに部分的に反応したオレイン酸オゾニドの液状反応混合物の一部が取り出 され、この実験の原料として用いられる。この部分酸化反応混合物は窒素ブラン ケット下冷蔵庫中に使用されるまで保存される。部分酸化原料を温度計用のアダ プター,攪拌棒,気体導入口,気体の出口と試料の取り出し口のついた500m lの四つ口丸底フラスコに入れる。水凝縮器とドライアイス−アセトンによる蒸 気トラップが気体の出口に取り付けられる。反応容器の温度はプローブのついた コンピューター制御のホットプレートでコントロールされる。温度はプラス・マ イナス5℃の範囲内に制御される。フラスコには2インチのかき混ぜ刃のついた CAFRAMOデジタル2000攪拌モーターが取り付けられる。攪拌速度は1 00rpmにセットされる。 250gの部分酸化原料をフラスコに入れる。64gの酢酸マンガン触媒を試 料に加え、マンガン濃度を1600ppmにする。触媒を部分酸化混合物に加え た後に攪拌を開始し、窒素を導入し、120℃に加熱する。混合物の温度が12 0℃に達したとき、窒素のスパージを中止し、酸素を混合物にスパージする。サ ンプルを定時的に取り出し、そのカルボニル値を未反応のカルボニル成分を2, 4ジニトロフェニルヒドラジンと反応させ、吸光度を測定して決定する。最初の 実験では酸素を1.3mmの径の中空チューブを通して反応混合物に導入する。 2番めの実験では酸素を最大50ミクロンのポアサイズの直径10mmのフリッ トガラスのディスクを通して反応混合物に導入する。 1.3mmの中空チューブをフラスコの底近くに置く。フリットガラスのディ スクはフラスコの底に置く。酸素を1時間当たり2標準立方フィートの速度で系 に導入する。5時間後酸素の導入を中止して、窒素を混合物に泡状に導入し、反 応混合物を冷却する。表1に実験の結果を示す。 図3は表1のデータをプロットしたものであり、図4は表1のデータをイン プロットしたものである。 図4は明らかに、フリットガラスを通して酸素を反 応混合物に通した方が1.3mmの中空チューブを通して導入するよりも反応速 度定数がはるかに大きいことを示す。即ち、フリットガラスを用いた場合の直線 の傾き(一次速度定数)の方が中空チューブを用いた場合の傾きよりも6倍以上 も傾きが大きい。 反応速度定数が6倍増加することを考慮すると、使用触媒量を減らせるし、滞 留時間を短くし、つまり反応装置の大きさを小さくできるし、反応装置の処理能 力を増加できる。 低く安定したカラー値の物を提供するためには反応混合物のカルボニル値を小 さくすることが必要である。 本発明は該技術分野の進展である。というのは、本発明以前は切断・酸化反応 は遅く完結させるためには(約500ppm以下の低カルボニル値)長時間を必 要とすると考えられていたからである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ケイン,ウイリアム,エス. アメリカ合衆国,オハイオ州 45219,シ ンシナティ,ミュリエル コート 2315

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約50℃から約150℃の温度で、オゾニドまたは酸素によって酸化可能な オゾニド切断生成物のいずれか一方を有する混合物に酸素含有気体を接触させて 、オゾニド部分を含有する炭素数が約8から約30の炭素鎖を有するオゾニドを 含む混合物から、2つの末端カルボン酸を生成する方法において、オゾニドまた は酸素によって酸化可能なオゾニド切断生成物のいずれか一方に、直径100ミ クロン以下の泡状にした酸素含有気体を攪拌しながら導入する方法。 2.温度が約90℃から約130℃である請求項1に記載の方法。 3.オゾニドを含む液体混合物はその粘度を減少する量の溶媒を含む、請求項1 に記載の方法。 4.オゾニドを含む液体混合物はさらに酸化触媒を含む、請求項1に記載の方法 。 5.触媒はクロム,マンガン,鉄,コバルトからなるグループから選ばれた金属 を含む組成物を含む、請求項4に記載の方法。 6.酸化触媒は可溶性触媒である、請求項4に記載の方法。 7.酸化触媒は固体触媒からなる、請求項4に記載の方法。 8.固体触媒は坦体のある触媒である、請求項7に記載の方法。 9.触媒は坦体のあるマンガン触媒である、請求項8に記載の方法。 10.触媒は可溶性マンガン触媒である、請求項6に記載の方法。 11.オゾニドを含む液体混合物は参加触媒をさらに含む、請求項3に記載の方 法。 12.触媒はマンガン触媒である、請求項11に記載の方法。 13.マンガン触媒は可溶性の触媒である、請求項12に記載の方法。 14.マンガン触媒は坦体のあるマンガン触媒である、請求項12に記載の方法 。 15.混合物のカルボニル値が約500ppm以下に減少させられた、請求項1 に記載の方法。 16.混合物のカルボニル値が約500ppm以下に減少させられた、請求項 4に記載の方法。 17.混合物のカルボニル値が約500ppm以下に減少させられた、請求項1 0に記載の方法。 18.混合物のカルボニル値が約500ppm以下に減少させられた、請求項1 4に記載の方法。
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