JPH10512880A - シクロプロピルアセチレンの改良型合成法 - Google Patents

シクロプロピルアセチレンの改良型合成法

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JPH10512880A JP8522919A JP52291996A JPH10512880A JP H10512880 A JPH10512880 A JP H10512880A JP 8522919 A JP8522919 A JP 8522919A JP 52291996 A JP52291996 A JP 52291996A JP H10512880 A JPH10512880 A JP H10512880A
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Abstract

(57)【要約】 シクロプロピルアセチレンは、非プロトン性溶媒中で強塩基と5−ハロ−1−ペンチンとを混合し、温度を0〜150℃に上昇させ、該温度を少なくとも15分間維持することにより製造される。次いで、プロトン源を加えて反応混合物をクエンチする。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 シクロプロピルアセチレンの改良型合成法発明の背景 レトロウイルスと称されるヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、免疫系の進行 的破壊(後天性免疫不全症候群;AIDS)や、中枢及び末梢神経系の変性を含 む症候群の病原因子である。このウイルスは、かっては、LAV、HTLV−II I又はARVとして知られていた。レトロウイルス複製の一般的な特徴は、ウイ ルスの複製に必要なステップである、ウイルスがコードする逆転写酵素によりH IV配列のDNAコピーを生成させるRNAゲノムの逆転写である。例えばアジ ドチミジン(即ちAZT)のような特定の化合物が逆転写酵素阻害剤であり且つ AIDS及び類似疾患の治療に有効な物質であることは公知である。 HIVのヌクレオチド配列決定により、1つの読み取り枠中にpol遺伝子が 存在することが示されている〔Ratner,L.ら,Nature,313, 277(1985)〕。アミノ酸配列が相同であることから、該pol配列が、 逆転写酵素、エンドヌクレアーゼ及びHIVプロテアーゼをコードすることが証 明されている〔Toh,H. ら,EMBO J.,4,1267(1985);Power,M.D.ら,S cience,231,1567(1986);Pearl,L.H.ら,Na ture,329,351 (1987)〕。 本出願人は、以下の構造 を有し、(−)6−クロロ−4−シクロプロピルエチニル−4−トリフルオロメ チル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキサジン−2−オン(以下「 化合物A」という)と称されるHIV逆転写酵素阻害剤の実質的に改良された合 成法を提案する。該化合物は、他のAIDS抗ウイルス化合物に耐性のHIV逆 転写酵素に対しても極めて有効である。 本出願人は、化合物Aの中間体であるシクロプロピルアセチレンの実質的に改 良された合成法を考案した。従来の方法は、腐食性試薬を用いた2ステップ手順 を用い、全収率が低いものであった。例えば、Militzer,H. C.ら,Synthesis,998(1993);Schoberth,W. ら,Synthesis,703(1972)[PCl5及び塩基];Sher rod,ら,J.Am.Chem.Soc.,93:8,1925−1940( 1971年4月)[ヒドラゾン上のI2];Mikhailov及びBrono vitskaya,Zh.Obschch.Khim.,第22巻,195−2 01(1952)[二臭化物]を参照されたい。対照的に、本発明の方法は、従 来の方法より時間が短縮され、腐食性試薬を用いず且つ従来の方法に比べて全収 率が同等又はそれ以上である。 本出願人は、この反応を首尾良く行うには、シクロプロピルアセチレンを環化 するジアニオンを一時的に生成させる必要があることを見出した。従来のどの方 法もジアニオンを生成させていない。反対に、従来の方法では、塩基若しくは脱 プロトン化アセチレンによる塩素置換、又は塩化物のハロゲン金属交換を含む様 々な副反応が生ずることが示されている。発明の簡単な説明 化合物Aの中間体であるシクロプロピルアセチレンの改 良型合成法を開示する。該合成法は、強塩基中での5−ハロ−1−ペンチンの環 化ステップを含む。化合物Aは、単独で用いても、又は他の抗ウイルス剤、抗感 染剤、免疫調節剤、抗生物質又はワクチンと組み合わせて用いても、化合物、医 薬上許容し得る塩(適切な場合)又は医薬組成物成分として、HIV逆転写酵素 (及びその耐性変異体)の阻害、HIV感染の予防、HIV感染の治療並びにA IDS及び/又はARCの治療に有用である。AIDSの治療法並びにHIV感 染の予防法及び治療法も開示する。発明の詳細な説明及び好ましい実施態様 本発明の方法は、シクロプロピルアセチレン基を多様な抗ウイルス剤及び医療 用の他の化合物、特にHIV逆転写酵素阻害剤に付加するのに有用な試薬である シクロプロピルアセチレンの製造に関する。本発明において、シクロプロピルア セチレンの製造法は、 (a)非プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の強塩基と、非プロトン性 溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペンチンとを、約−20〜約150℃の温度で 混合するステップ; (b)反応混合物の温度を約0〜約150℃の範囲に上昇 させ、少なくとも約15分間又は環化が実質的に完了するまで該範囲の温度を維 持するステップ;及び (c)任意のプロトン源を加えて反応をクエンチするステップ を含む。 本発明の1つの実施態様において、シクロプロピルアセチレンの製造法は、 (a)非プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の強塩基と、非プロトン性 溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペンチンとを、約−20〜約150℃の温度で 混合するステップ; (b)反応混合物の温度を約0〜約150℃の範囲に上昇させ、少なくとも約1 5分間又は環化が実質的に完了するまで該範囲の温度を維持するステップ; (c)反応混合物を約−30〜約50℃の温度に冷却するステップ;及び (d)任意のプロトン源を加えて反応をクエンチするステップ を含む。 本発明の別の実施態様は、所望生成物シクロプロピルア セチレンを精製する最終ステップをさらに含む。 本発明の1つの好ましい実施態様において、シクロプロピルアセチレンの製造 法は、 (a)シクロヘキサン中の約2.0〜約2.5当量のn−ブチルリチウムと、シ クロヘキサン中の1当量の5−クロロ−1−ペンチンとを約0℃で混合するステ ツプ; (b)反応体を約75℃に加熱し、約5時間又は環化が実質的に完了するまで該 反応体を該温度に維持するステップ; (c)反応混合物を約0℃に冷却するステップ; (d)飽和NH4Clを加えて反応をクエンチするステップ;及び、場合によっ て (e)所望生成物のシクロプロピルアセチレンを精製するステップ を含む。 本発明の方法は、非プロトン性溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペンチンと非 プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の強塩基とを約−20〜150℃の 温度で混合するステップから始まるワンポット法である。強塩基の好ましい当量 範囲は、約2.0〜約2.5当量である。好ましい 出発物質は、5−クロロ−1−ペンチンである。該混合に好ましい温度は、約− 20〜約25℃の範囲、最も好ましくは約0℃である。混合する前の、5−ハロ −1−ペンチン用の非プロトン性溶媒と強塩基用の非プロトン性溶媒は同じであ っても異なっていてもよい。 強塩基は、n−ブチルリチウム、ナトリウムアミド、ナトリウムジエチルアミ ド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムビス(トリメチルシリル) アミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、LDA、s−ブチルリチウ ム、t−ブチルリチルム及びリチウムテトラメチルピペリジドからなる群から選 択される。好ましい強塩基はn−ブチルリチウムである。 非プロトン性溶媒は、THF、2,5−ジメチルTHF、1,4−ジオキサン 、MTBE、ジエトキシメタン、ジメトキシエタン、シクロヘキサン、ヘキサン 及び、テトラメチレンジアミンを含むヘキサンから選択される。好ましい非プロ トン性溶媒はシクロヘキサンである。 強塩基と5−ハロ−1−ペンチンとの混合は、環化を生起させる発熱反応であ る。環化は自然に生起する。反応体を環化の促進に十分な程度に加熱するのが好 ましい。好ま しい環化温度は、約50〜約80℃の範囲、好ましくは約75℃である。環化温 度が高ければ高いほど、環化の実質的な完了に要するインキュベーション時間が 短くなる。該温度が75℃の場合、環化の完了に要するインキュベーション時間 は典型的には約5時間である。この環化ステップにおける温度及びインキュベー ション時間の変更は当業者が容易に決定し得るものと理解されたい。 環化が実質的に完了するか又は少なくとも十分に完了したら、場合によって、 反応混合物を約−30〜約50℃の範囲、好ましくは約0℃の温度に冷却しても よい。 その後で、プロトン源を加えて反応をクエンチする。本発明において、プロト ン源は、飽和NH4Cl、HCl及びH2SO4から選択される。好ましいプロト ン源はNH4Clである。 最後に、この時点で、シクロプロピルアセチレンを分離する精製ステップを実 施してもよい。 シクロプロピルアセチレン基を他の分子のコアに付加するのに用いる反応は、 公知の化学を含み、当業者に自明である。シクロプロピルアセチレン基の芳香族 置換基への付加は、パラジウム触媒の存在下での結合反応により容易 に行い得る。シクロプロピルアセチレン基をアルキル置換基に付加するには置換 反応を行う。 本発明の化合物は、不斉中心を有し、従って、特に断りのない限り、ラセミ体 、ラセミ混合物、個々のジアステレオ異性体、又はエナンチオ異性体として生成 し得、全ての異性体形態が本発明に包含される。用語(±)は、(+)光学異性 体若しくは(−)光学異性体又はその混合物を包含するものとする。 いずれのステップにおいても、変数(例えば、R、非プロトン性溶媒)が一度 以上出てくる場合、各々の場合におけるその定義は他のどの場合の定義とも無関 係である。また、置換基及び/又は変数の組み合わせは、そのような組み合わせ が安定な化合物を生成する場合にのみ許容され得る。 特に断りの無い限り、本明細書に用いられている「アルキル」とは、特定数の 炭素原子を有する分枝鎖及び直鎖の飽和脂肪族炭化水素基を包含するものとする 。本明細書に用いられている「ハロゲン」又は「ハロ」とは、フルオロ、クロロ 、ブロモ及びヨードを意味する。 本発明において、シクロプロピルアセチレンは以下の反 応図式に従って製造される。 全収率は65%以上である。対照的に、以下に示し且つL.E.Hudson ら,J.Am.Chem.Soc.,94,1158(1972)及びW.Sc hoberthら,Synthesis,703(1972)にも記載されてい る、腐食性試薬を用いる従来法での収率は約42%である: 化合物Aは以下の方法に従って合成することができる。 化合物Aは、抗ウイルス化合物のスクリーニングアッセイの製造及び実施に有 用である。例えば、化合物Aは、より強力な抗ウイルス化合物をスクリーニング するための優れたツールである酵素突然変異体の単離に有用である。さらに、化 合物Aは、例えば競合阻害による他の抗ウイルス剤とHIV逆転写酵素との結合 部位の確立又は決定に有用である。従って、化合物Aは、これらの目的で販売さ れるべき製品である。 化合物Aは、HIV逆転写酵素の阻害、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染 の予防又は治療及び該感染に起因するAIDSのような病状の治療に有用である 。AIDSの治療又はHIV感染の予防若しくは治療は、多様なHIV感染症状 :症候性及び無症候性のAIDS、ARC(AIDS関連症候群)、並びに実際 又は潜在的なHIVへの露出の治療を含む(但し、それらには限定されない)も のと定義される。例えば、本発明の化合物は、例えば、輸血、体液交換、咬創、 偶発的に針が刺さるとか又は手術中患者血液に接触するとかにより過去HIVに 露出したと疑われる場合の、HIV感染の治療に有用である。 化合物Aが特に有利な点は、L−697,661〔3− ([4,7−ジクロロ−1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル]メチル)−ア ミノ〕−5−エチル−6−メチル−ピリジン−2(1H)−オン〕;若しくはL −696,229〔3−[2−(1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル)エチ ル]−5−エチル−6−メチル−ピリジン−2(1H)−オン〕;又はAZTの ような、他の抗ウイルス剤に耐性となったHIV逆転写酵素を有効に阻害するこ とである。 これらの目的で、化合物Aは、経口的に、非経口的に(皮下注射、静脈内、筋 肉内、胸骨内注射又は注入法を含む)、吸入スプレーにより、又は経腸的に、医 薬上許容し得る慣用の無毒性担体、アジュバント及びビヒクルを含む用量単位製 剤として投与し得る。 従って、本発明はさらに、HIV感染及びAIDSを治療するための治療法及 び医薬組成物を提供する。該治療は、そのような治療を要する患者に、医薬担体 及び治療上有効量の本発明の化合物を含む医薬組成物を投与することを含む。 これらの医薬組成物は、経口投与し得る懸濁剤又は錠剤;経鼻スプレー;例え ば、滅菌注射可能な水性若しくは 油性懸濁剤のような滅菌注射剤;又は座薬の形態であってよい。 懸濁剤として経口投与する場合、これらの組成物は、医薬製剤業界において周 知の方法に従って製造し、賦形剤として微晶質セルロース、懸濁剤としてアルギ ン酸又はアルギン酸ナトリウム、増粘剤としてメチルセルロース、及び当業界に おいて公知の甘味剤/着香剤を含み得る。これらの組成物は、即放性錠剤として 、微晶質セルロール、リン酸二カルシウム、スターチ、ステアリン酸マグネシウ ム及びラクトース並びに/又は当業界において公知の他の賦形剤、結合剤、増量 剤、崩壊剤、希釈剤及び滑沢剤を含み得る。 経鼻エアゾール又は吸入により投与する場合、これらの組成物は、医薬製剤業 界において周知の方法に従って製造し、ベンジルアルコール若しくは他の適当な 保存剤、生体内利用率を高めるための吸収促進剤、フルオロカーボン及び/又は 当業界において公知の他の可溶化剤若しくは分散剤を用いて塩水溶液として製造 し得る。 注射可能な液剤又は懸濁剤は、非経口投与し得る適当な無毒性希釈剤若しくは 溶媒(例えば、マンニトール、1, 3−ブタンジオール、水、リンゲル液若しくは等張塩化ナトリウム溶液)又は適 当な分散剤若しくは湿潤剤及び懸濁剤〔例えば、合成モノ−若しくはジグリセリ ドを含めた滅菌低刺激性(bland)不揮発性油、及びオレイン酸を含めた脂 肪酸〕を用い、公知方法により調剤し得る。 座薬の形態で経腸投与する場合、これらの組成物は、薬剤と、常温では固体で あるが薬剤が放出される直腸腔内では液化及び/又は溶解するココアバター、合 成グリセリドエステル又はポリエチレングリコールのような適当な無刺激性賦形 剤とを混合して製造し得る。 化合物Aは、分割用量で、体重1kg当たり1〜100mgの用量範囲でヒト に経口投与し得る。1つの好ましい用量範囲は、分割用量で経口投与する場合、 体重1kg当たり0.1〜10mgである。別の好ましい用量範囲は、分割用量 で経口投与される場合、体重1kg当たり0.1〜20mgである。ヌクレオシ ドアナログとの組み合わせ療法の場合に好ましい用量範囲は、分割用量で経口投 与される本発明の化合物については体重1kg当たり0.1〜20mg、分割用 量で経口投与されるヌクレオシドアナログについては体重1kg当たり50mg 〜5gである。し かし、特定の患者に対する特定の用量レベル及び投薬頻度は、用いられる特定の 化合物、該化合物の代謝安定性及び作用期間、患者の年齢、体重、全身的な健康 状態、性別及び治療食、投与の形態及び時間、排泄速度、薬剤の組み合わせ、特 定の症状の重篤度、並びに宿主が受けている療法を含む多様な要素に応じて異な り得る。 実施例1 シクロプロピルアセチレンの調製 2下に0℃で、シクロヘキサン中の5−クロロ−1−ペンチンの溶液(80 ml)に、シクロヘキサン中のn−ブチルリチウム(2.0M、122ml)を 加えた。混合物を5時間75℃に加熱した。 n−ブチルリチウムをアルキンに加えると発熱したが、これらの添加中、氷− H2O浴を用いて発熱を+5℃以下に維持した。 環化ステップの進行をHPLCでモニターした。アッセイ収率が>90%にな った時点で反応が完了したものとみなした。 HPLC条件:フェニルカラム、20分間のCH3CN:水:リン酸=50: 50:0.1のアイソクラチック溶離、流量=1.0ml/分、195nmでの 紫外線検出、出発物質のtR=7.5分、シクロプロピルアセチレンのtR=6. 0分。生成物は、出発物質の20倍も高い応答率を有する。 環化ステップが完了したら、反応体を0℃に冷却し、飽和NH4Clを加えて クエンチする。 有機層をHPLCにかけてアッセイすると、5.5gのシクロプロピルアセチ レン(収率85%)が示された。 4mmのガラスビーズを充填した6″×0.5″カラムを用いる分別蒸留によ り生成物を精製した。45〜75℃の沸点を有する画分を補集した。 これにより、無色の油状物として4.2g(65%)のシクロプロピルアセチ レンを得た。 実施例2 4−クロロフェニル−ピバルアミドの調製 トルエン(600ml)中の4−クロロアニリン(76g)の溶液に、飽和N a2CO3(95ml)を加えた。バッチを10℃に冷却し、塩化ピバロイル(7 4ml)を4 5分かけて滴下した。バッチを5〜10℃で60分間攪拌し、その間、反応の進 行をHPLCによりモニターした。 塩化ピバロイルをアニリンへに加えると発熱した。 HPLC条件:C−8カラム、20分にわたるCH3CN:水:リン酸=40 :60:0.1→80:20:0.1の勾配溶離、流量=1.0ml/分、24 5nmでの紫外線検出、出発物質のtR=7.2分、ピバルアミドのtR=12. 6分。 生成物を濾過して分離し、脱イオン水(3×75ml)で洗浄、10分間吸引 下に風乾した。生成物を真空オーブン中N2下に40℃で16時間乾燥して、白 色の微細針状晶として108.5g(86%)の生成物を得た。 実施例3 4−クロロ−ケト−アニリンの調製 500ml容量の三首フラスコ中、ピバルアミド(10g)を無水THF(7 5ml)に溶解し、混合物を0℃に冷却した。内部温度を+15℃に上昇させな がら、この溶液にn−BuLi/ヘキサン(2.5M、38ml)を滴下した。 バッチを0℃で2時間熟成させた。 第1当量のn−BuLiをピバルアミドに加えると高熱が発した。発熱は添加 速度を調節して制御した。 得られた薄黄色の懸濁液に、内部温度を+10℃に上昇させながら、ニートな トリフルオロ酢酸エチル(6.7ml)を加えた。反応の進行をHPLCでモニ ターした。 HPLC条件:C−8カラム、20分にわたるCH3CN:水:リン酸=40 :60:0.1→80:20:0. 1の勾配溶離、流量=1.0ml/分、245nmでの紫外線検出、出発ピバル アミドのtR=12.6分、ケト−ピバルアミドのtR=11.6分。典型的には 、85A%の生成物及び10〜15A%の未反応ピバルアミドが存在した。 6N HCl(10ml)及び脱イオン水(20ml)を加えて反応をクエン チした。 この時点でのHPLCアッセイで、13.1g(90%)の生成物が示された 。 溶液を真空下に約50mlに濃縮し、エタノール(50ml)でフラッシュし て、ヘキサン及びTHFを除去した。バッチに、6N HCl(40ml)を加 え、混合物を1時間加熱還流(80℃)させた。 HPLCアッセイにより、85〜90A%のケト−アニリン、10A%の末反 応ピバルアミドが示される。このように、アシル化物質は加水分解されるが、未 反応ピバルアミドは不変である。この時点でのアッセイ収率は7.78g(74 %)であった。 バッチを真空下に約50mlに濃縮すると、沈殿(恐らく生成物のHCl塩) が形成された。蒸留を中止し、バッ チを0℃に冷却した。1時間熟成させた後、バッチを濾過し、ヘキサン(3×3 0ml)で洗浄した。 ヘキサンで洗浄して、生成物から未反応ピバルアミドを除去した。固体がこの 時点で完全に除去されたことを確かめるためにHPLCにかけて調べる。濾液及 び洗浄液は典型的には、1.2〜1.5gの生成物(8〜12%)を含んでいる 。生成物の損失の殆どは、水性濾液中にあった。 該塩を真空オーブン中40℃で16時間乾燥して、10.4gの固体(純度7 1.4重量%、収率70%)を得た。該塩を脱イオン水(260ml)中でスラ リー化し、2N NaOH(15ml)を加えて約6−7のpHに中和した。 生成物が分解するので、pHを9.0以上にしないことが重要であった。 得られた鮮やかな黄色の固体を濾過して分離し、脱イオン水(2×25ml) で洗浄した。生成物を真空オーブン中40℃で16時間乾燥して、6gのケト− アニリン(純度96.6重量%、収率54%)を得た。 生成物をヘキサンから再結晶してさらに精製した。 実施例4 N−4−メトキシベンジル−ケト−アニリンの調製 250ml容量のフラスコに、ケト−アニリン(15.5g)、活性化4Åモ レキュラーシーブ(50g)及びトルエン(75ml)を装入した。混合物をN2 下に23℃で24時間攪拌した。HPLCにかけてアッセイすると、生成物と 出発物質の1:1混合物が示された。 HPLC条件:C−8カラム、20分にわたるCH3CN:水:リン酸=65 :35:0.1のアイソクラチック溶離、流量=1.0ml/分、260nmで の紫外線検出、 トルエンのtR=5.7分、出発ケト−アニリンのtR=6.5分、生成物のtR =15.0分。典型的には25A%のトルエンが存在した。反応体に新鮮なモレ キュラーシーブ(40g)を加え、23℃でさらに3日間攪拌した。出発物質の 2A%未満が残っている時点で反応が完了したものとみなした。 混合物をセライトを通して濾過し、セライトから黄色が殆ど洗い流されるまで アセトン(7×75ml)で洗浄した。濾液を濃縮して、27gの黄橙色油状物 を得、これを放置して固化した。固体を温ヘキサン(100ml)に溶解して精 製した。氷−H2O浴中でバッチを室温、次いで0℃に冷却した。1.5時間熟 成した後、バッチを濾過し、冷ヘキサン(2×10ml)で洗浄した。バッチを 10分間吸引下に風乾し、次いで、真空オーブン中40℃で2時間乾燥して、鮮 やかな黄色の粉末20.5g(86%)を得た。 実施例5 アミノアルコールの調製 ピロリジニルエフェドリン(264mg)をTHF(2ml)に溶解し、混合 物を−5℃に冷却した。N2下に−5℃で、混合物にニートなシクロプロピルア セチレン(0.11ml)及びs−ブチルリチウム(2.0ml)を滴下した。 混合物を−5℃で30分間熟成させ、次いで、−45℃に冷却した。 s−ブチルリチウムを滴下すると発熱したが、滴下速度を調節して温度を−5 〜20℃に維持した。 ケトン(175mg)をN2下にTHF(1.0ml)に溶解し、添加中の内 部温度を−40℃に上昇させながら、2〜3分かけてアニオン混合物に添加した 。得られた薄橙色溶液を−40℃で60分間熟成させ、1Mクエン酸(3ml) 及び酢酸エチル(3ml)を加えてクエンチした。反応体を周囲温度に温め、層 を分離した。下部水性層を酢酸エチル(3ml)で抽出した。合わせた有機層を 1Mクエン酸(2×3ml)で洗浄した。反応混合物をHPLCにかけ、転化率 及び生成物のEEについてアッセイした。 HPLC条件:C−8カラム、20分にわたるCH3CN:水:リン酸=65 :35:0.1のアイソクラチック溶離、流量=1.0ml/分、252nmで の紫外線検出、 出発物質のtR=12.8分、生成物のtR=10.3分。 キラルHPLC条件:アミロース固定相カラム、ヘキサン:イソプロパノール =85:15のアイソクラチック溶離、流量=1.0ml/分、252nmでの 紫外線検出、出発物質のtR=4.9分、主要エナンチオマーのtR=5.5分、 微量エナンチオマーのtR=25.0分。 エナンチオマー過剰率は98%であり、反応転化率は93%(6A%出発物質 )であった。アッセイ収率は92%であった。 実施例6 ベンゾオキサジノンの調製 アミノアルコールをTHF(15ml)に溶解し、N2下に−10℃に冷却し た。混合物に、トリエチルアミン(5.4ml)及びトルエン中のホスゲン(4 .6ml)を加えた。ホスゲンを添加すると発熱したが、添加速度を調節して発 熱を20℃以下に維持した。反応の進行をHPLCでモニターしたが、反応は典 型的には15分で完了した。 HPLC条件:C−8カラム、20分にわたるCH3CN:水:リン酸=50 :50:0.1→90:10:0.1の勾配溶離、流量=1.5ml/分、25 2nmでの紫外線検出、出発物質のtR=14.6分、生成物のtR=16.0分 。 反応体を0℃に冷却し、氷冷水(15ml)及び酢酸エ チル(20ml)を加えてクエンチした。飽和ブラインを用いてエマルションを 分解した。有機層を除去し、水性層を酢酸エチル(15ml)で抽出した。合わ せた有機物を1M クエン酸(40ml)及び飽和ブライン(25ml)で洗浄 した。有機物を脱水(Na2SO4)し、真空濃縮して、茶色油状物3.8gを得 た。 生成物を5:1のヘキサン:酢酸エチル(25ml)から結晶化し、0℃に冷 却、1時間熟成させて、濾過した。ケークを5:1冷ヘキサン:酢酸エチル(2 ×5ml)で洗浄した。ケークを吸引下に風乾し、薄橙色固体2.9g(85% )を得た。 実施例7 化合物Aの調製 p−メトキシベンジルで保護した化合物AをCH3CN(15ml)に溶解し た。この溶液に、水(5ml)中の硝酸第二セリウムアンモニウム(4.4g) の溶液を加えた。HPLCで測定すると、反応は、典型的には23℃で2時間で 完了した。 HPLC条件:C−8カラム、20分にわたるCH3CN:水:リン酸=50 :50:0.1→90:10:0.1の勾配溶離、流量=1.5ml/分、25 2nmでの紫外線検出、出発物質のtR=16.0分、生成物のtR=9.0分。 反応体を脱イオン水(5ml)で稀釈し、約1/2の容量に濃縮した。酢酸エ チル(2×15ml)を用い、得られた水性層から生成物を抽出した。合わせた 有機物を脱イオン水(2×10ml)及びブライン(10ml)で洗浄した。有 機物を真空濃縮して、黄色ガム状物を得た。生成物をシリカゲルクロマトグラフ ィーにかけて分離した。 実施例8 N−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルプロパン アミド オーバーヘッドスターラーを具備した5L容量の三首 丸底フラスコに、4−クロロアニリン(127.57g、1mol)、1200 mlのCHCl3及び1200mlの飽和Na2CO3水溶液を加えた。フラスコ に滴下漏斗を取り付け、2,2−ジメチルプロパノイルクロリド(129ml、 1.05mol)を装入した。激しく攪拌した混合物に酸塩化物を1時間かけて 滴下した。得られた混合物を周囲温度でさらに23時間攪拌した。生成物の一部 が白色結晶として混合物から分離した。これらの結晶を濾過して補集した。濾液 を分離漏斗に移し、層を分離した。クロロホルム層を水とブラインで洗浄した。 脱水(MgSO4)、濾過し、真空下に溶媒を除去して、さらなる生成物を得た 。2回分の生成物を合わせて、沸騰EtOAc−ヘキサンから再結晶して、白色 結晶性固体としてN−(4−クロロフェニル)−2,2−ジメチルプロパンアミ ド(185.6g)を得た。 実施例9 (−)6−クロロ−4−シクロプロピルエチニル−4−ト リフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベ ンゾオキサジン−2−オン(化合物A)及び(+)6−ク ロロ−4−シクロプロピルエチニル−4−トリフルオロメ チル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキサジン−2−オン ステップA :2−(2−アミノ−5−クロロフェニル)− 4−シクロプロピル−1,1,1−トリフル オロ−3−ブチン−2−オール 250mlのTHF中の23g(0.348mol)のシクロプロピルアセチ レンに、エーテル中の臭化エチルマグネシウムの3.0M溶液116ml(0. 348mol)を1時間かけて滴下して、ブロモマグネシウムシクロプロピルア セチリドの溶液を調製した。この溶液を、1時間0℃に、次いで3時間40℃に 維持した。この溶液を0℃に再冷却し、5分かけて少量ずつ、15.56gの1 −(2−アミノ−5−クロロフェニル)−2,2,2−トリフルオロメチルエタ ノン(0.0696mol)を固体として加えた。反応混合物を0℃で1.5時 間攪拌した。700mlの飽和塩化アンモニウム水溶液を0℃で滴下して、反応 をクエンチした。混合物を400mlずつの酢酸エチルで2回抽出し、合わせた 有機層をブラインで洗浄、MgSO4で脱水した。乾燥剤及び溶媒を除去すると 、黄色固体が残留した。該物質を沸騰ヘキサン(100ml最終容量) から再結晶して、2−(2−アミノ−5−クロロフェニル)−4−シクロプロピ ル−1,1,1−トリフルオロ−3−ブチン−2−オール(14.67g)を得 た。母液を濃縮して、第二の生成物(2.1g)を得た。融点:153−154 ℃。1H−NMR(CDCl3):δ0.84(m,2H),0.90(m,2H ),1.38(m,1H),4.50(広幅s,3H),6.69(d,J=8 .5Hz,1H),7.13(dd,J=2.5,8.5Hz,1H),7.5 5(d,J=2.5Hz,1H)。ステップB :(±)6−クロロ−4−シクロプロピルエチ ニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジ ヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキサジン− 2−オン 250mlの無水THF中の、2−(2−アミノ−5−クロロフェニル)−4 −シクロプロピル−1,1,1−トリフルオロ−3−ブチン−2−オール(15 .00g、0.0518mol)及び1,1′−カルボニルジイミダゾール(4 1.98g、0.259mol)の溶液をアルゴン下に55℃で24時間攪拌し た。ロータリーエバポレーター上で溶媒を除去し、残留物を500mlの酢酸エ チルと 400mlの水に分配した。層を分離し、水性層を再度酢酸エチルで抽出した。 合わせた酢酸エチル抽出物を2×200mlの2%水性HCl、飽和水性NaH CO3及びブラインで洗浄した。MgSO4で脱水、濾過し、溶媒を真空除去して 、固体として標記化合物16.42gを得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶 して、白色結晶として分析すると純粋な(±)6−クロロ−4−シクロプロピル エチニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾ オキサジン−2−オン(12.97g)を得た。融点:178−180℃。1H −NMR(CDCl3):δ0.85(m,2H),0.94(m,2H),1 .40(m,1H),6.81(d,J=8.5Hz,1H),7.37(dd ,J=2.5,8.5Hz,1H),7.49(d,J=2.5Hz,1H), 8.87(広幅s,1H)。ステップC :6−クロロ−1−(1S)−カンファノイル −4−シクロプロピルエチニル−4−トリフ ルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3, 1−ベンゾオキサジン−2−オン 350mlの無水ジクロロメタン中の(±)6−クロロ −4−シクロプロピルエチニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ− 2H−3,1−ベンゾオキサジン−2−オン(12.97g,0.041mol )、4−ジメチルアミノピリジン(1.02g,0.0083mol)及び(− )ショウノウ酸塩化物(14.22g,0.06556mol)の溶液をアルゴ ン下に氷浴中で攪拌し、トリエチルアミン(22.84ml,0.164mol )を加えた。冷却浴を除去し、室温で反応を進めた。75分後、薄層クロマトグ ラフィー(SiO2、CHCl3中4%EtOAc)により反応が完了したものと 判断し、溶液を500mlのCHCl3で稀釈し、次いで、10%クエン酸(2 ×)、水(1×)及びブライン(1×)で洗浄した。脱水(MgSO4)、濾過 し、真空下に溶媒を除去すると、無色の泡状物が残留した。該物質を200ml の沸騰ヘキサンですり砕いた。室温に冷却すると、所望ジアステレオマーのカン ファン酸イミドが沈殿した。固体をフリット上で補集し、少量の冷ヘキサンで洗 浄、真空乾燥して、白色結晶として、6−クロロ−1−(1S)−カンファノイ ル−4−シクロプロピルエチニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ −2H−3,1−ベンゾオキサジン−2 −オン(7.79g)を得た。融点:164−165℃。HPLC純度:99. 2%@254nm。1H−NMR(CDCl3):δ0.77(s,3H),0. 86−0.96(m,4H),1.08(s,3H),1.19(s,3H), 1.44(m,1H),1.76(m,1H),1.95(m,1H),2.5 1(m,2H),7.42(dd,J=2.4,9.0Hz,1H),7.63 (m,2H)。ステップD :(−)6−クロロ−4−シクロプロピルエチ ニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジ ヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキサジン− 2−オン(化合物A) 6−クロロ−1−(1S)−カンファノイル−4−シクロプロピルエチニル− 4−トリフルオロメチル−1,2−ジヒドロ−4(H)−3,1−ベンゾオキサ ジン−2−オン(7.50g,0.01512mol)を、アルゴン雰囲気下に 60℃で150mlのn−ブタノールに溶解した。この溶液に、10mlの1N HClを加えた。該溶液を72時間60℃に維持した。混合物を水性NaHC O3で中和し、n−ブタノールを真空除去した。残留物を150m lのTHFに溶解し、室温で3時間50mlの2N LiOHで処理した。この 混合物を酢酸エチルで稀釈し、水(×2)及びブライン(×1)で洗浄した。脱 水(MgSO4)、濾過し、溶媒を真空除去して、白色固体を得た。該物質を温 ヘキサンから再結晶して、白色結晶として、(−)6−クロロ−4−シクロプロ ピルエチニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベ ンゾオキサジン−2−オン(3.43g)を得た。融点:131−132℃;[ α]D 20=−84.7°(CHCl3、c=0.005g ml-1);1H−NMR (CDCl3):δ0.85(m,2H),0.94(m,2H),1.40( m,1H),6.81(d,J=8.5Hz,1H),7.37(dd,J=2 .5,8.5Hz,1H),7.49(d,J=2.5Hz,1H),8.87 (広幅s,1H)。ステップE :(+)6−クロロ−4−シクロプロピルエチ ニル−4−トリフルオロメチル−1,4−ジ ヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキサジン− 2−オン 上記ステップCからの母液を、溶離剤としてヘキサン中10%酢酸エチルを用 いるシリカゲル上のカラムクロマト グラフィーにかけて精製した。ステップDに従って所望のものではない純粋なジ アステレオマー(無色の泡状物)を加水分解し、白色結晶として、エナンチオマ ーのベンゾオキサジノン、(+)6−クロロ−4−シクロプロピルエチニル−4 −トリフルオロメチル−1,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンゾオキサジン− 2−オンを得た。融点:131−132℃;[α]D 20=+84.4°(CHC l3、c=0.005g ml-1);1H−NMR(CDCl3):δ0.85(m ,2H),0.94(m,2H),1.40(m,1H),6.81(d,J= 8.5Hz,1H),7.37(dd,J=2.5,8.5Hz,1H),7. 49(d,J=2.5Hz,1H),8.87(広幅s,1H)。 逆転写酵素アッセイ このアッセイは、組換えHIV逆転写酵素(HIV RTR)(又は他のRT )による、dGTP及びポリr(C)・オリゴd(G)12-18のKm値での酸沈 降性cDNAへの三重水素化デオキシグアノシン一リン酸の取り込みを測定する 。本発明の阻害剤はこの取り込みを阻害する。 該アッセイは、55mM トリス(pH8.2)−3 0mM KCl−30mM MgCl2−1mM ジチオトレイトール−1ml 当たり20μgのrC:dG12-18(Pharmacia)−8mM[3H]dG TP(New England Nuclear)−0.01% Triton X−100−50mMエチレングリコール−ビス(β−アミノ−エチルエーテ ル)−N,N,N′,N′−四酢酸(EGTA)−1ml当たり1mgのウシ血 清アルブミン中で実施した。37℃で60分間インキュベートした後、半自動細 胞収穫装置を用いて、ガラス繊維フィルター上に酸沈降性物質を補集した。RT を含む細菌細胞抽出物をアッセイの直線範囲内に稀釈し、阻害剤の存在下及び不 在下に活性を測定した。E.coli中で産生された精製HIV−1 RTヘテ ロダイマーも対照として測定した。結果を、50%阻害を与える阻害剤濃度(I C50wt)(nM/L)として測定した。化合物Aは2nMのIC50wtを与え た。 二重突然変異体アッセイ(dm)にはA17 RTを用いた。A17RTは、 Nunberg,J.H.ら,J.Virol.,65,4887(1991) に記載のように、種々のアミノピリドンに耐性である。結果を、IC5 0 dm(nM/L)として測定する。化合物Aは、85nMのIC50wtを与え た。 細胞拡散アッセイ Nunberg,J.H.ら,前掲に従って、細胞培養中のHIV拡散の阻害 を測定した。このアッセイでは、所定の接種物を用いてMT−4 T−リンパ球 にHIV−1(特に断りのない限り、野生型)を感染させ、培養物を24時間イ ンキュベートした。間接免疫蛍光法で調べると、この時点では、細胞の≦1%が 陽性であった。次いで、細胞を徹底的に洗浄し、95ウエルの培養皿に分配した 。2倍稀釈系列の阻害剤をウエルに加え、さらに3日間培養を継続した。感染後 4日目には、対照培養中の細胞は100%感染していた。HIV−1 p24の 蓄積とウイルスの拡散度は正比例していた。細胞培養物の阻害濃度を、感染の拡 散を少なくとも95%低減させる阻害剤濃度(nM/L)即ちCIC95と定義し た。 上記明細書は本発明の原理を教示し、実施例は例示を目的に記載されているが 、本発明の実施には、以下の請求の範囲及びその均等物の範囲内の全ての通常の 変更、適合又は改変が含まれるものと理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年2月12日 【補正内容】 請求の範囲 1. シクロプロピルアセチレンを製造する方法であって、 (a)非プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の、n−ブチルリチウム、 ナトリウムアミド、ナトリウムジエチルアミド、水素化ナトリウム、水素化カリ ウム、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、カリウムビス(トリメチル シリル)アミド、リチウムジイソプロピルアミド、s−ブチルリチウム、t−ブ チルリチルム及びリチウムテトラメチルピペリジドからなる群から選択される強 塩基と、非プロトン性溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペンチンとを約−20〜 150℃の温度で混合するステップ; (b)反応混合物の温度を約0〜約150℃の範囲に上昇させ、該温度を少なく とも約15分間又は環化が実質的に完了するまで維持するステップ;及び (c)任意のプロトン源を加えて反応をクエンチするステップ を含む前記方法。 2. シクロプロピルアセチレンを製造する方法であって、 (a)非プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の、 n−ブチルリチウム、ナトリウムアミド、ナトリウムジエチルアミド、水素化ナ トリウム、水素化カリウム、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、カリ ウムビス(トリメチルシリル)アミド、リチウムジイソプロピルアミド、s−ブ チルリチウム、t−ブチルリチルム及びリチウムテトラメチルピペリジドからな る群から選択される強塩基と、非プロトン性溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペ ンチンとを約−20〜約150℃の温度で混合するステップ; (b)反応混合物の温度を約0〜約150℃の範囲に上昇させ、該温度を少なく とも約15分間又は環化が実質的に完了するまで維持するステップ; (c)反応混合物を約−30〜約50℃の温度に冷却するステップ;及び (d)任意のプロトン源を加えて反応をクエンチするステップ を含む前記方法。 3. 所望生成物シクロプロピルアセチレンを精製するステップをさらに含む、 請求項2に記載の方法。 4. 強塩基がn−ブチルリチウムである、請求項1に記載の方法。 5. 非プロトン性溶媒が、THF、2,5−ジメチルTHF、1,4−ジオキ サン、MTBE、ジエトキシメタン、ジメトキシエタン、シクロヘキサン、ヘキ サン及びテトラメチレンジアミンを含むヘキサンから選択される、請求項1から 3のいずれか一項に記載の方法。 6. 非プロトン性溶媒がシクロヘキサンである、請求項5に記載の方法。 7. プロトン源が、飽和NH4Cl、HCl及びH2SO4から選択される、請 求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 8. 5−ハロ−1−ペンチンが5−クロロ−1−ペンチンである、請求項1か ら3のいずれか一項に記載の方法。 9. シクロプロピルアセチレンを製造する方法であって、 (a)シクロヘキサン中の約2.0〜約2.5当量のn−ブチルリチウムと、シ クロヘキサン中の1当量の5−クロロ−1−ペンチンとを約0℃で混合するステ ップ; (b) 反応体を約75℃に加熱し、該反応体を約5時間又は環化が実質的に完 了するまで前記温度に維持するステップ; (c)反応混合物を約0℃に冷却するステップ;及び (d)飽和NH4Clを加えて反応をクエンチするステップ を含む前記方法。 10. 所望生成物シクロプロピルアセチレンを精製するステップをさらに含む 、請求項9に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AU,AZ,BB,BG,BR,BY ,CA,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,IS, JP,KG,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,M D,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO ,RU,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT, UA,UZ,VN (72)発明者 コーレイ,エドワード・ジー アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ハンテイントン,マーサ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. シクロプロピルアセチレンを製造する方法であって、 (a)非プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の強塩基と、非プロトン性 溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペンチンとを、約−20〜約150℃の温度で 混合するステップ; (b)反応混合物の温度を約0〜約150℃の範囲に上昇させ、該温度を少なく とも約15分間又は環化が実質的に完了するまで維持するステップ;及び (c)任意のプロトン源を加えて反応をクエンチするステップ を含む前記方法。 2. シクロプロピルアセチレンを製造する方法であって、 (a)非プロトン性溶媒中の少なくとも約1.0当量の強塩基と、非プロトン性 溶媒中の1当量の5−ハロ−1−ペンチンとを、約−20〜約150℃の温度で 混合するステップ; (b)反応混合物の温度を約0〜約150℃の範囲に上昇させ、該温度を少なく とも約15分間又は環化が実質的に 完了するまで維持するステップ; (c)反応混合物を約−30〜約50℃の温度に冷却するステップ;及び (d)任意のプロトン源を加えて反応をクエンチするステップ を含む前記方法。 3. 所望生成物シクロプロピルアセチレンを精製する最終ステップを加える、 請求項1又は2に記載の方法。 4. 強塩基が、n−ブチルリチウム、ナトリウムアミド、ナトリウムジエチル アミド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムビス(トリメチルシリ ル)アミド、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド、LDA、s−ブチルリ チウム、t−ブチルリチルム及びリチウムテトラメチルピペリジドからなる群か ら選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 5. 強塩基がn−ブチルリチウムである、請求項4に記載の方法。 6. 非プロトン性溶媒が、THF、2,5−ジメチルTHF、1,4−ジオキ サン、MTBE、ジエトキシメタン、ジメトキシエタン、シクロヘキサン、ヘキ サン及びテトラ メチレンジアミンを含むヘキサンから選択される、請求項1から3のいずれか一 項に記載の方法。 7. 非プロトン性溶媒がシクロヘキサンである、請求項6に記載の方法。 8. プロトン源が、飽和NH4Cl、HCl及びH2SO4から選択される、請 求項1から3のいずれか一項に記載の方法。 9. 5−ハロ−1−ペンチンが5−クロロ−1−ペンチンである、請求項1か ら3のいずれか一項に記載の方法。 10. シクロプロピルアセチレンを製造する方法であって、 (a)シクロヘキサン中の約2.0〜約2.5当量のn−ブチルリチウムと、シ クロヘキサン中の1当量の5−クロロ−1−ペンチンとを約0℃で混合するステ ップ; (b) 反応体を約75℃に加熱し、該反応体を約5時間又は環化が実質的に完 了するまで前記温度に維持するステップ; (c)反応混合物を約0℃に冷却するステップ;及び (d)飽和NH4Clを用いて反応をクエンチするステップ を含む前記方法。 11. 所望生成物シクロプロピルアセチレンを精製する最終ステップを加える 、請求項10に記載の方法。
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