JPH10513039A - しょ糖を含む溶液の分別のための方法 - Google Patents

しょ糖を含む溶液の分別のための方法

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JPH10513039A JP8511428A JP51142896A JPH10513039A JP H10513039 A JPH10513039 A JP H10513039A JP 8511428 A JP8511428 A JP 8511428A JP 51142896 A JP51142896 A JP 51142896A JP H10513039 A JPH10513039 A JP H10513039A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ビートから取出されたしょ糖を含む溶液からしょ糖及び第2の溶解した成分を分離する方法に関し、ここにおいて溶液が、しょ糖を濃厚化したフラクション及び第2の溶解した成分を濃厚化したフラクション、又はしょ糖及び第2の溶解した成分を濃厚化したフラクションを生じるために、クロマトグラフィーシミュレーション移動ベッド方法によって第1の分別を受け、かつ第2の成分又はしょ糖と第2の成分を濃厚化したその結果得られるフラクションが、第2のしょ糖を濃厚化したフラクション及び第2の溶解した成分を濃厚化した分離したフラクションを生じるために、第2のクロマトグラフィー分別を受ける。

Description

【発明の詳細な説明】 しょ糖を含む溶液の分別のための方法 本発明は、溶液からしょ糖及び追加的に第2の溶解した成分を分離する方法に 関する。さらに特定すれば、本発明は、しょ糖及びその他の溶解物質を含む溶液 が、しょ糖を濃厚化したフラクション及び回収すべき第2の溶解した成分を濃厚 化したフラクション、又はしょ糖及び前記第2の溶解した成分を濃厚化したフラ クションを生じるために、クロマトグラフィーシミュレーション移動ベッド(S MB)方法によって第1に分別され、かつ前記第2の成分及び選択的にしょ糖を 濃厚化したフラクションが、バッチ方法又はシミュレーション移動ベッド方法に よってさらにクロマトグラフィー分別される、方法に関する。有利な構成に関し て、本発明は、しょ糖を濃厚化したフラクション、及びベタイン、イノシトール 、ラフィノース、ガラクチノール、又はセリン及びその他のアミノ酸のようなビ ートから取出された溶液中に一緒に存在する第2の有機化合物を濃厚化したフラ クションを生じる、ビートから取出されたしょ糖を含む溶液の分別に関する。 以下の説明は、クロマトグラフィーの様式において通常のシミュレーション移 動ベッドのための確立した簡易SMBを利用する。 しょ糖及びベタインが、クロマトグラフィー分離方法 によって糖みつから回収できることは、周知である。スオメン・ソケリ・Oyに 対するフィンランド国特許に相当するPCT出願公開第WO81/02420は 、バッチプロセスにより糖みつからベタインを回収するためのクロマトグラフィ ー方法を記載しており、ここでは希釈された糖みつは、アルカリ金属形のポリス チレンスルフォネートカチオン交換樹脂によって分別される。この方法は、しょ 糖及びベタインの良好な分離を達成する。この引用文献は、第1の分別によって 得られたベタインを濃厚化したフラクションが、その後のクロマトグラフィー精 製を受ける方法も開示している。その後の精製ステップは、ベタインを濃厚化し たフラクションからその他の成分を分離することを可能にする。しかしながらこ の方法によって得られたしょ糖及びベタインフラクションにおける乾燥固体の含 有量は、比較的わずかであり、それ故に結晶化によりそれぞれのフラクションか らしょ糖及びベタインを回収する際に、大量の溶離剤水を蒸発させなければなら ない。 連続的に動作するクロマトグラフィー分離プロセスは、現在一般にSMB方法 を利用し、この方法は、種々の異なった用途に利用される。SMB方法は、バッ チ方法のものよりも数倍高い分離特性を有し、かつ生成物の著しく低い希釈度、 又はその逆に溶利剤のわずかな消費の結果になる。 SMB方法は、連続又は順次モードにおいて実施する ことができる。1960年代初期に米国特許第2,985,589号明細書に最 初に開示された連続SMB方法において、すべての流体流は、典型的に連続して 流れる。これら流れは:供給溶液及び溶離剤の供給、液体混紡物の再循環、及び 生成物の回収である。これら流れの流速は、分離目標、すなわち増加した収量、 純度又は容量にしたがって調節することができる。このような連続SMB方法に よるしょ糖の分離は、ジ・アマルガメイテッド・シュガー・カンパニーによるP CT出願公開第WO91/08815号明細書、及びM.M.キールニー及びM .W.マムのジ・アマルガメイテッド・シュガー・カンパニーに譲渡された米国 特許第4,990,259号明細書に記載されている。 順次SMB方法において、流体流のパターンは、連続SMB方法におけるもの と同じであるが、いくつかの流体流は、連続的に流れない。しょ糖フラクション とベタインフラクションがビート糖みつから回収される順次SMB分別方法は、 米国特許第5127957号明細書に対応するスオメン・ソケリ・Oyに対する フィンランド国特許第86,416号明細書、及びスオメン・ソケリ・Oyに対 するPCT出願公開第WO94/17213号明細書に開示されている。英国特 許出願公開第2,240,053号明細書に対応する日本・オルガノ・Coに対 するドイツ連邦共和国特許出願公開第4,041,414号明細書も、順次SM B方法を開示しており、こ のSMB方法により、砂糖大根糖みつから複数の生成物フラクションが回収され る。 砂糖工業において、しょ糖を回収するための糖みつの分別における重要なパラ メータは、しょ糖の純度及び収量、分離能力、及び溶離剤/供給比を含んでいる 。92%の純度及び90%の収量は、砂糖生産に関する通常の要求である。能力 を増大するために、一般にSMBプロセスにおいてバッチ処理の際よりも高い流 速は、増加される。しかし流速の上昇とともに、しょ糖溶離プロファイルにおい て“フラットテール”が形成される。これは、しょ糖に加えて第2の溶解成分を 回収することが望まれる場合、とくに不利である。この効果は、例えばPCT出 願公開第WO81/02420号明細書及びフィンランド国特許第86,416 号明細書に存在する溶離プロファイルを比較した際に明らかである。高いしょ糖 収量を得る際に、ベタインの一部が、しょ糖フラクション内に進むことができ、 ここからしょ糖結晶化ステップに取出されるので、ベタイン収量は減少する。同 様に高いベタイン収量が望まれる場合、かなりの量のしょ糖は、ベタインフラク ションになり、したがってしょ糖収量を減少し、かつベタインフラクションの純 度をかなり害する。 前記の引用文献において、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4,041,41 4号明細書のプロセスによって得られるベタインフラクションの純度は、比較的 良好であり、乾燥固体ベース(d.s.)で80.9%である が、87%d.sのしょ糖フラクションの純度は、砂糖工業の要求の観点におい て不適当である。前記引用文献における例3の供給溶液の組成から、“薄いジュ ース”が、“KAAK”方法(これは、サヤマ、K.、カマダ、T.及びオイカ ワ、S.、プロダクション・オブ・ラフィノーゼ:アン・ニュー・バイ−プロダ クト・オブ・ザ・ビート・シュガー・インダストリー、ブリティッシュ・シュガ ー・plc、テクニカル・カンファレンス、イーストボウルネ、1992に記載 されたような、カチオン交換−アニオン交換−アニオン交換−カチオン交換を参 照されたい。)によるSMB分別の前に脱ミネラルされていたことを結論付ける ことができる。このようなビートシュガープロセスによって製造された糖みつは 、通常の糖みつとは異なった組成を有する。典型的にはビート糖みつは、乾燥固 体ベースで1.5〜3.5重量%のラフィノース及び3.5〜6.5%のベタイ ンを含んでいる。他方においてドイツ連邦共和国特許出願公開第4,041,4 14号明細書における例3の供給溶液は、乾燥固体ベースで17.3重量%のラ フィノース含有量及び12.2重量%のベタイン含有量を有するので、ラフィノ ース対ベタイン比ベースで、通常のビート糖みつに含まれたほぼ半分のベタイン が失われたことを結論付けることができる(明らかにイオン交換処理において) 。 フィンランド国特許第86,416号明細書に示された結果に関連して、ベタ インフラクションに対する70. 8%d.s.程度の純度は得られた(11.1%d.s.のしょ糖存在)。しか しながらしょ糖フラクションの86.8%の純度は、砂糖工業の要求を満たさな い。同様にPCT出願第WO94/17213に報告されたベタインフラクショ ンの47.5%の純度は、むしろ貧弱である。 本発明の目的は、しょ糖、及び追加的にベタイン、イノシトール、ラフィノー ス、ガラクチノール、又はセリン及びその他のアミノ酸のような第2の所望の有 機成分が、しょ糖に対して一層高い収量及び少なくとも等価な純度を取得するよ うに、ビートから取出されたしょ糖を含む溶液から回収することができる、分別 方法にある。 本発明の別の目的は、従来のSMB方法によって得られる結果と比較して、第 二の回収される成分、とくにベタインに対してさらに高い収量及びさらに高い純 度を得るように、しょ糖及びベタインを分別することにある。 本発明のその他の目的は、しょ糖を含む溶液を分別することに関して従来のS MB方法に対して少なくとも等価な−能力及び溶離剤/供給比に関して経済的な 分別を提供することにある。 これらの目的は、しょ糖を含む溶液からしょ糖及び追加的に第2の溶解した成 分を分離する本発明による方法により達成され、この方法において、溶液が、し ょ糖を濃厚化したフラクション(以下第1のしょ糖フラクション)及び第2の溶 解した成分を濃厚化したフラクション を生じるために、SMB方法によって第1のクロマトグラフィー分別を受け、か つ第2の成分を濃厚化したその結果得られるフラクションが、第2のしょ糖を濃 厚化したフラクション(以下第2のしょ糖フラクション)及び第2の溶解した成 分を濃厚化した分離したフラクションを生じるために、第2のクロマトグラフィ ー分別を受ける。 第1の分別は、しょ糖と第2の成分が同じフラクション内において濃厚化され るように行なうことができる。 本発明の有利な実施例によれば、しょ糖と前記第2の成分は、第1のクロマト グラフィー分別において分離したフラクション内で濃厚化され、かつ第2の分別 において得られたしょ糖フラクションは、第1の分別によるしょ糖フラクション と組合わされ、かつしょ糖は、このようにして得られた組合わせしょ糖フラクシ ョンから回収される。 本発明の別の有利な実施例によれば、しょ糖と前記第2の成分は、第1のクロ マトグラフィー分別において分離したフラクション内で濃厚化され、かつ第2の しょ糖フラクションは、第1の分別のための供給溶液に戻される。この実施例に おいて、しょ糖は、第1のしょ糖フラクションから回収される。 本発明の別の有利な実施例によれば、しょ糖及び第2の溶解成分を濃厚化した フラクションは、第1の分別において回収され、かつしょ糖は、第2のしょ糖フ ラクシ ョンから回収され、かつ第2の溶解成分は、第2の分別により得られた前記第2 の溶解成分を濃厚化したフラクションから回収される。この実施例において、得 られたしょ糖フラクションは、砂糖工業において一般に使用される方法によりし ょ糖を回収できるようにするために十分に純粋である。第2の分別により得られ た第2の溶解成分を濃厚化したフラクションも、従来の技術により前記成分、例 えばベタインを回収できるようにするために十分に純粋であることができる。 一般に第2の溶解成分は、第2の分別によって得られたフラクションから回収 され、このフラクションは、第2の溶解成分を濃厚化されている。第2の溶解成 分の一部は、第1のクロマトグラフィー分別によって得られた前記第2の溶解成 分を濃厚化したフラクションから回収できる。その代わりに、第1のクロマトグ ラフィー分別によってられた前記第2の成分を濃厚化した前記のフラクションは 、前記第2の分別において得られたフラクションと組合わされ、このフラクショ ンは、第2の溶解成分を濃厚化されている。用語“第2の溶解成分”は、ベタイ ン、イノシトール、ラフィノース、ガラクチノール、又はセリン及びその他のア ミノ酸のように、ビートから取出される溶液中に通常存在する有機化合物のこと を指している。第2のクロマトグラフィー分別、すなわち第1の分別によって得 られた第2の溶解成分を濃厚化したフラクションの分別は、バッチ方法又はSM B方法のい ずれかによって行なうことができる。 本発明は、とくにビート糖みつからしょ糖とベタインを回収するために適して いる。それ故に、本発明の以下の説明は、とくにしょ糖とベタインの回収に言及 するが、本発明は、これに限定されるものではない。ベタインの代わりに又はこ れに加えて、その他いかなる溶解した有機物質も、問題の分離に適するように処 理条件とパラメータを調節することによって、同様に回収することができ、これ は、当該技術分野の専門家にとって容易に達成することができる。 本発明による方法によれば、しょ糖収量は、砂糖工業において現在使用されて いるSMB方法と比較して、ほぼ10%まで改善することができる。この改善は 、クロマトグラフィー分離のために砂糖工業により利用される大量の糖みつを考 慮すれば、驚くべき経済的利点を表わしている。例えば米国において、500, 000トンd.s.の糖みつが、現在毎年使用されている。 本発明による方法によって製造されたしょ糖フラクションの純度は、工業的に 実行されるSMB方法に対して設定されたほぼ92%の目標に一致している。 ベタインに関しては、本発明による方法は、ほぼ30〜70%の従来の収量に 対してほぼ95%程度の収量、及びこれまで得られたほぼ25〜70%(乾燥固 体ベースで計算して)の純度に対してほぼ95%程度の純度を達成することがで きる。 本発明による方法における第1のクロマトグラフィー分離は、米国特許第4, 402,832号明細書(連続SMB方法)、フィンランド国特許第86,41 6号明細書及びPCT出願第WO94/17213号明細書(前に述べた)に開 示されたように、糖みつの分別に適当であることが知られている従来の技術のS MB方法及び装置によって行なうことができる。 第2のしょ糖フラクション及び第2のベタインフラクションを生じるために第 1の分別において製造されたベタインフラクションをさらに分別することも、例 えばPCT出願第WO81/02420号明細書におけるバッチ方法に関連して 、かつフィンランド国特許第86,416号明細書及びPCT出願第WO94/ 17213号明細書ににおけるSMB方法に関連して開示された方法及び装置を 使用して、公知のクロマトグラフィー分離方法及び装置によって実施することが できる。 連続SMB方法において、すべての流れ(供給溶液と溶離剤の供給、液体混合 物のリサイクル、及び生成物フラクションの引出し)は、典型的に連続している 。これら流れの速度は、分離目標(収率、純度、容量)にしたがって調節するこ とができる。通常8ないし20の区分パッキング材料ベッドがあり、これらは、 1つのループに組合わされる。供給及び生成物引出し点は、パッキング材料ベッ ドの下流方向に周期的にシフトされる。溶離剤と供給溶液の供給、生成物の引出 し、及びパッキング 材料ベッドを通る流れのため、乾燥固体プロファイルは、パッキング材料ベッド 内に形成される。パッキングベッド内において低い移動速度を有する構成要素は 、乾燥固体プロファイルの背面勾配に集中し、一方高い移動速度を有する要素は 、前面勾配に集中する。供給溶液と溶離剤の導入点、及び1つ又は複数の生成物 の引出し点は、パッキング材料ベッド内において乾燥固体プロファイルが移動す る大体において同じ速度で、徐々にシフトされる。1つ又は複数の生成物は、大 体において乾燥固体プロファイルの前面及び背面勾配から引出される。供給溶液 は、大体において周期的に移動する乾燥固体プロファイルの組成が供給溶液の組 成にもっとも近い点において導入され、かつ溶離剤は、近似的に乾燥固体プロフ ァイルの最小濃度の点において導入される。分離された生成物の一部は、連続サ イクル流のためにリサイクルされ、かつ乾燥固体プロファイルの一部だけが、1 つのシーケンスの間にパッキング材料ベッドから引出される。 供給及び引出し点は、パッキング材料ベッドに沿って、典型的にはそれぞれの 区分のパッキング材料ベッドの上流及び下流端に配置された供給及び生成物弁を 利用して、周期的にシフトされる。きわめて高い純度の生成物フラクションを回 収することが望まれる場合、短い相時間及び多数の区分のパッキング材料ベッド を使用しなければならない。必要な弁及び供給及び引出し装備は、装置の一部で ある。 順次SBM方法において、すべての流れ(供給溶液及び溶離剤の供給、液体混 合物のリサイクル、及び生成物の引出し)が、連続的なわけではない。システム 内において周期的に移動する1つ又は複数の乾燥固体プロファイルのシフトは、 いぜんとして連続的である。種々の供給物及び生成物フラクションの流速と容積 は、分離目標(収量、純度、容量)にしたがって調節することができる。 供給相の間に、供給溶液及び場合によっては同時の溶離相の間の溶離剤も、所 定の区分のパッキング材料ベッド内に導入され、かつ同時に1つ又は複数の生成 物フラクションが引出される。溶離相の間に、溶離剤は、1つ又は複数の所定の 区分のパッキング材料ベッド内に導入され、かつ供給及び溶離相の間に、1つ又 は複数の生成物フラクションが引出される。 リサイクル相の間に、本質的に供給溶液又は溶離剤は、区分パッキング材料ベ ッドに供給されず、かつ本質的に生成物は引出されない。順方向流は、少なくと も2つの区分パッキング材料ベッドを含むシステムにおいて固定の方法に維持さ れ、かつ生成物は、前記の相を含む多重ステップシーケンスの間に、回収される 。区分パッキング材料ベッドは、1つのカラムを含むことができ、又は複数の連 続する区分パッキング材料ベッドを1つのカラムに束ねることができる。 供給相の間に、供給溶液は、区分パッキング材料ベッ ド内に導入され、かつ対応する量のなんらかの生成物フラクションは、供給点と 同じ区分パッキング材料ベッド(この場合、別の区分パッキング材料ベッドが、 例えば溶離又はリサイクル相にあることができる)に配置できる点から、又は供 給物が導入される区分パッキング材料ベッドに直列に(おそらく別の区分パッキ ング材料ベッドを通して)接続された供給点のものとは異なった区分パッキング 材料ベッドに配置できる点から、引出される。リサイクル相の間に、区分パッキ ング材料ベッド内の液体は、その1つ又は複数の乾燥固体プロファイルとともに 、1つ、2つ又は複数の区分パッキング材料ベッドを含むループ内においてリサ イクルされる。溶離相の間に、溶離剤は、パッキング材料ベッド内に導入され、 かつ対応する量の生成物フラクションが、同じ又は下流の区分パッキング材料ベ ッドから引出される。 前記のように、ビーと糖みつからしょ糖とベタインを回収するために適用され たこれら順次SMB方法の詳細な説明は、フィンランド国特許第86,416号 明細書及びPCT出願第WO94/17213号明細書に提供されており;これ らプロセスは、本発明による方法において、第1及び第2の分別を実施するため に利用することができる。 乾燥固体プロファイルの液体の流れ方向に対して逆流するようにパッキング材 料ベッドを動かすことによって、実際の移動ベッドシステムは達成することがで きる。シ ミュレーション移動ベッドによって達成されるものときわめて類似の結果が、こ のような実際の移動ベッドによって得ることができることは、自明である。 本発明による方法において、なるべくゲルタイプの強力なカチオン交換器(例 えば“ドウエクス”、“フイネクス”、“プロライト”)が、カラムのためのパ ッキング材料として利用され、かつなるべくこれは、ナトリウム及び/又はカリ ウムの形をしている。パッキング材料は、なるべく分別の前に供給溶液のイオン の形に対して平衡化される。 クロマトグラフィー分離に供すべきビートから取出されたしょ糖を含む溶液の 乾燥固体含有量は、典型的には20〜80g/100g、なるべく40〜70g /100gである。溶液は、分離プロセスに供給する前に、40〜95°、なる べく65〜86°に加熱される。 溶離相は、主として水及び/又は非常に薄い水溶液(8重量%より少ない、な るべく1重量%より少ない乾燥固体含有量)を使用する。溶離剤は、40〜95 °、なるべく65〜85°の温度を有する。 第1の分別により得られるベタインフラクションの乾燥固体含有量は、第2の 分別の前に、バッチ分離のためほぼ25〜50g/100gに、又はSMB分離 のため典型的には20〜80g/100g、なるべく40〜70g/100gに 調節される。 しょ糖は、結晶化による又はシロップ、又は精製に続 く液体砂糖のように砂糖工業において通常使われる方法によって、しょ糖フラク ションから回収することができる。ベタインは、第2の分別によって得られるベ タインフラクションから少なくとも一部回収される。これは、例えばPCT出願 第WO81/02420号明細書に記載されたような結晶化によって実行するこ とができ、又は前記フラクションは、濃縮ベタイン溶液として利用することがで きる。 しょ糖及びベタインの収量及び純度を最適化するため、供給溶液のpHも調節 することができる。これは、一般に第2の分別の前に、6.5〜12の範囲にか つなるべく9.5〜11.5の間に調節される。 次の例は、しょ糖とベタインを回収するための分別するビート糖みつに関する 本発明による方法を説明している。これらの例は、本発明の権利範囲を制限する ものと解釈すべきものではなく、これらは本発明の特殊な実施例の説明にすぎな い。 実施例1 順次SMB方法;ベタインフラクションのそれ以上の分離を行なわない糖みつ からしょ糖とベタインの分離(参考例) 図1に概略的に示したようなクロマトグラフィー装置を使用した。装置は、直 列に接続された3つのカラム1〜3、カラムを接続する流体導管4〜7、糖みつ 容器8、水/溶離剤容器9、糖みつ供給導管10、溶離剤供給導 管11、リサイクルポンプ12、糖みつ供給ポンプ13、溶離剤供給ポンプ14 、熱交換器15〜17、生成物フラクション引出し導管6、18〜20、48及 び49、及び弁21〜47を含んでいる。さらに装置は、流れ及び圧力調整器( 図示せず)を含んでいる。 カラムは、強力なカチオン交換樹脂、フィネクスCS11GC(商標名)、製 造業者、フィネクスOyが詰込まれている。樹脂は、ポリスチレン/ジビニルベ ンゼン−バックボーンを有し、かつスルホン酸基によって活性化されており;平 均ビード寸法(Na+形)は、ほぼ0.38mmである。樹脂は、ナトリウム形 に再生され;分別の間、供給溶液からカチオンによって平衡化される。 テスト条件: カラムの高さ 0.2m 樹脂ベッドの全高 10.5m 温度 08°C 供給溶液は、ビート糖みつであり、ここから炭酸ナトリウム(pHほぼ9)を 加えることによって、カルシウムが沈澱させられ;炭酸カルシウム沈殿物は、ろ 過によって取り除かれた。 分別は、次のステップを含む7ステップのシーケンスによって行なわれた: ステップ1:供給溶液10は、80l/hの流速でカラム1内に導入され(供 給相)、かつ残留フラクションは、導管48を通して同じカラム2の下流端部か ら溶離 された。同時に溶離剤は、25l/hの流速で弁26を通してカラム2に供給さ れ(溶離相)、かつしょ糖フラクションは、導管6を通してカラム3から溶離さ れた。 ステップ2:カラム内の液体は、120l/hの流速ですべてのカラムによっ て形成されたループ内においてリサイクルされた(リサイクル相)。 ステップ3:溶離剤は、120l/hの流速で弁23を通してカラム1内に導 入され、かつ同時にベタインフラクションは、導管6を通してカラム3から溶離 された。 ステップ4:溶離剤11は、120l/hの流速で弁23を通してカラム1内 に導入され(溶離相)、かつ第2の残留フラクションは、導管49を通してカラ ム2の下流端部から溶離された。同時に溶離剤は、55l/hの流速で弁29を 通してカラム3に供給され(溶離相)、かつ第2のベタインフラクションは、導 管6を通して同じカラムの下流端部から溶離された。 ステップ5:ステップ2と同じ。 ステップ6:溶離剤は、120l/hの流速で弁23を通してカラム1内に導 入され、かつ第3の残留フラクションは、導管6を通してカラム3の下流端部か ら溶離された。 ステップ7:ステップ2と同じ。 シーケンスが完全に実施された後、プロセス管理プログラムは、継続され、か つステップ1に戻った。このシーケンスを5ないし7回繰返すことによって、シ ステム は平衡化された。方法は、平衡状態に進み、かつ分離プロセスの進行は、濃度計 、光学活性度のためのメータ及び導電度メータによってモニタされ、かつ分離は 、マイクロプロセッサによって管理され、それにより供給物、リサイクル液体及 び生成物フラクションの精密に定義された容積及び流速は、量/容積測定手段、 弁及びポンプを利用して管理された。 この方法において、カラム3からのしょ糖フラクション、カラム3からの2つ のベタインフラクション、及びそれぞれのカラムからの1つの残留フラクション が、引出された。ベタインフラクションは、残留フラクションのように組合わさ れた。 供給溶液、及び平衡に達した後の1つのシーケンスの間に引出された生成物フ ラクションの解析は、表1に示されており、ここでは、種々の成分のパーセンテ ージは、乾燥固体ベースの重量%として与えられている。 しょ糖フラクションへのしょ糖の収量は、90.1%、かつ組合わせベタイン フラクションへのベタインの収量は、58.7%であった。 実施例2 順次SMB方法:糖みつからしょ糖とベタインの分離、さらにベタインフラク ションの分離 例1において説明された装置及びテスト条件が使用された。例1におけるもの よりもしょ糖に関しては高い純度であるが低い収量、及びベタインに関しては低 い純度であるが高い収量が、フラクション容積を調節することによって第1の分 別において得られたことを除いて、手続きも、例1のものと同様であった。蒸発 に続いて、その結果得られたベタインフラクションは、同様な順次SMB方法に よって再分別を受けた。第2の分別により得られたしょ糖フラクションは、第1 の分別によるしょ糖 フラクションと組合わされ、かつ残留フラクションは、同様に組合わされた。 供給溶液、及び平衡に達した後に1つのシーケンスの間に引出された生成物フ ラクションの解析は、表2に示されており、ここでは、種々の成分のパーセンテ ージは、乾燥固体ベースの重量%として与えられている。 第1の分別によるしょ糖の収量は、89.4%、かつ ベタインの収量は、89.9%であった。総合しょ糖収量は、組合わせたしょ糖 フラクションから計算して、92.6%であり、かつ総合ベタイン収量は、第2 の分別により得られたベタインフラクションから計算して、88.2%であった 。第2の分別は、しょ糖の収量とベタインの純度のかなりの改善を提供した。加 えてベタイン収量は、例1と比較しておおいに改善された。 実施例3 本質的に例2において説明した方法にしたがったが、第2の分別に関する供給 溶液のpHの作用(この溶液は、第1の分別によるベタインフラクションから得 られた)を研究し、(a)供給溶液のpHが調節されておらず、したがってpH が10.2であり、(b)供給溶液のpHが、塩酸によって9.5に調節され、 (c)供給溶液のpHが、NaOHによって11.2に調節されるようにして、 第2の分別を行なった。 第2の分別(すなわちベタインフラクションのその後の分離)のための供給溶 液、及び平衡に達した後に1つのシーケンスの間に引出された生成物フラクショ ンの解析は、表3に示されており、ここでは、種々の成分のパーセンテージは、 乾燥固体ベースの重量%として与えられている。 前記の場合(a)、(b)、(c)における第2の分別による収量は、次のと おりであった: (a) しょ糖 57.3%、ベタイン 95.4% (b) しょ糖 59.6%、ベタイン 96.8% (c) しょ糖 51.9%、ベタイン 96.8% 結果から明らかなように、供給溶液のpHは、しょ糖とベタインの純度と収量 に影響を及ぼす。pHは、経済的な最適値にしたがって調節することができる。 実施例4 連続SMB方法:糖みつからしょ糖と副産物フラクションの分離(参考例) テスト装置は、直列接続された14のカラムを含み、それぞれのカラムは、0 .2mの直径を有し、かつそれぞれのカラムは、0.85mの高さを有するパッ キング材料ベッドを含んでいる。図2は、テスト装置の概略ダイヤグラムを示し ている。 カラムは、0.32mmの平均ビード寸法を有するポリスチレンベースの交差 結合された(5.5%DVB)強力なカチオン交換器を詰込まれている。パッキ ング材料は、供給溶液によって平衡化され、かつ主としてカリウム及びナトリウ ムの形をしている。 水は、溶離剤として、83.5l/hの流速でカラムシステムに導入された。 供給溶液は、150秒間にわたって13.5l/hの流速で導管5lを通してそ れぞれの供給点から導入される。供給導管は、供給溶液の導入に続いて、溶離剤 ですすがれる(30s、13.5l/h)。弁66〜79を通る生成物フラクシ ョンの流速は、21l/hに調節され、これは、76l/hの副産物流速を形成 した。副産物フラクションは、システムのために所望の圧力を確保するばねバイ アスを加えた弁を通して引出された。300l/hの平均リサイクル速度が維持 された。実際にこの速度は、リサイクルループに沿った供給物導入及び生成物引 出しの点の相対位置の変化にしたがって変化する。供給溶液及び溶離剤の導入の 点、及び生成物フラクションの取出しの点は、180秒の間隔で1つのカラムづ つ連続ステップごとに下流へシフト された。 初めにシステムは、高い供給物流速及び低い溶離剤流速で満たされた。一度シ ステムが満たされると、平衡が達成されるまで、システムを運転するために前記 の流速設定点が使用された。 サンプルは、リサイクルループ内に配置されたサンプリング弁を介して、2分 間隔で取出された。図3に示された濃度勾配は、サンプルの解析に基づいて描か れた。加えて供給溶液及び生成物及び副産物のフラクションが、解析された。結 果は、表4に示されており、ここでは、種々の成分のパーセンテージは、乾燥固 体ベースの重量%として与えられている。 実施例5 糖みつからしょ糖とベタインの分離のための連続SM B方法、及びベタインフラクションのその後の分離のためのバッチ方法 糖みつは、連続SMB方法によって分別され、ここにおいて例4のカラムシス テムは、3つの生成物フラクション:しょ糖、ベタイン及び副産物フラクション を引出すことができるように変形されている。図4は、テスト装置の概略ダイヤ グラムを示している。しょ糖フラクションの流速は、21l/hに調節され、か つベタインフラクションの流速は、18l/hに調節されている。導管94を通 した溶離剤の供給速度は、90.5l/h、かつ導管95を通した供給物の流速 は、13.5l/hであった。したがって導管96を通した副産物フラクション の流速は、65l/hであった。 ベタインフラクションは、55%の乾燥固体含有量に濃縮され、かつ直列に接 続された2つのカラムを有する分離システムに供給された。カラムは、0.2m の直径を有し、かつそれぞれのカラム内におけるパッキング材料ベッドは、0. 85mの高さを有する。パッキング材料は、例4におけるものと同じであった。 ベタインフラクションは、バッチ方法を利用し、第1のカラムの上流端部に2 .6lの供給溶液(乾燥固体ベースで55重量%)を供給して、引続き分別され た。供給物は、60分の間隔で繰返し導入された。溶離は、30l/hの流速で 行なわれた。次のフラクションが、カラムの底部から引出された: フラクション1:副産物8.6l フラクション2:リサイクルフラクション2l(実際の供給物の前にカラムに 導入) フラクション3:生成物溶液2.6l フラクション4:リサイクルフラクション1.4l(実際の供給に続いてカラ ムに導入) フラクション5:ベタインフラクション5.0l フラクション6:溶離剤リサイクル10l この手続き及びカラム分布により、ベタイン分離は、製造されたベタインフラ クションに関して、14のカラムを有する単一カラムシステムの容量の2倍の容 量を持っていた。 カラムシステムの充填及び平衡、サンプリング、及びサンプルの解析は、前記 のように行なわれた。第1の連続SMB分離による濃度勾配は、図5に示されて いる。結果は、表5に示されており、ここでは、種々の成分のパーセンテージは 、乾燥固体ベースの重量%として与えられている。 結果から明らかなように、しょ糖の収量は、87.6%から91.8%に増加 し、かつしょ糖の純度は、87. 2%から87.8%に増加した。この簡単な変更によって、ベタインは、ほぼ3 5%の収量及び88.3%の純度で回収された。低いベタイン収量は、連続SM B方法の結果であり、ここでは供給流は、中断されず、したがってベタインのか なりの部分は、しょ糖フラクション内において失われた。溶離剤流速の増加及び ベタインフラクションの流速の増加に比例して、ベタイン収量は、ほぼ50〜6 0%に増加することができる。 実施例6 糖みつからしょ糖とベタインの分離及びベタインフラクションのその後の分離 のための順次SMB方法 例4に開示された連続SMB方法は、ここにおいて区分パッキング材料ベッド と称した例4のカラムが、4つのカラムシステムを形成するように順に相互接続 され、これらのうち2つのカラムが、区分パッキング材料ベッド1〜3及び4〜 6によって形成され、かつ2つのカラムが、区分パッキング材料ベッド7〜10 及び11〜14によって形成されるように、順次方法に変換された。したがって システムは、それぞれ2.55mの区分パッキング材料ベッド全高を有する2つ のカラム、及びそれぞれ3.4mの区分パッキング材料ベッド全高を有する2つ のカラムを有する。図6は、装置の概略ダイヤグラムを示している。 分別は、次の8ステップのシーケンスにより順次に行なわれた: ステップ1:15lの供給溶液が、75l/hの流速で区分パッキング材料ベ ッド1に導入され、かつ副産物フラクションが、区分パッキング材料ベッド10 から引出された。20lの溶離剤が、100l/hの流速で区分パッキング材料 ベッド11に導入され、かつしょ糖フラクションが、区分パッキング材料ベッド 14から引出された。 ステップ2:8lの液体が、すべてのカラムによって形成されるループ内にお いて、100l/hの流速でリサイクルされた。 ステップ3:12lの溶離剤が、120l/hの流速で区分パッキング材料ベ ッド1に導入され、かつ副産物フラクションが、区分パッキング材料ベッド3か ら引出された。同時に12lの溶離剤が、120l/hの流速で区分パッキング 材料ベッド4に供給され、かつベタインフラクションが、区分パッキング材料ベ ッド14から引出された。 ステップ4:14lの溶離剤が、120l/hの流速で区分パッキング材料ベ ッド1に導入され、かつベタインフラクションが、区分パッキング材料ベッド1 4から引出された。 ステップ5:8lの液体が、すべてのカラムによって形成されるループ内にお いて、100l/hの流速でリサイクルされた。 ステップ6:10lの溶離剤が、100l/hの流速 で区分パッキング材料ベッド1に導入され、かつ副産物フラクションが、区分パ ッキング材料ベッド14から引出された。 ステップ7:4lの溶離剤が、120l/hの流速で区分パッキング材料ベッ ド1に導入され、かつ副産物フラクションが、区分パッキング材料ベッド14か ら引出された。 ステップ8:12lの溶離剤が、区分パッキング材料ベッド7に導入された。 プロファイルは、再循環によって区分パッキング材料ベッド1にシフトされ、か つ副産物フラクションは、区分パッキング材料ベッド6から引出された。 ベタインフラクションは、55%の乾燥固体含有量に濃縮され、かつ3つのカ ラムを含む分離システムに導入された。図7は、装置の概略ダイヤグアムを示し ている。カラムは、0.2mの直径を有し、かつそれぞれのカラムにおけるパッ キング材料ベッドは、0.85mの高さを有する。パッキング材料は、例4にお けるものと同じである。 分別は、次の8つのシーケンスにより順次に行なわれた: ステップ1:2lの供給溶液が、60l/hの流速でカラム1に導入され、か つ副産物フラクションが、カラム2から引出された。2.7lの溶離剤が、80 l/hの流速でカラム3に供給され、かつしょ糖フラクション が、カラム3から引出された。 ステップ2:1.5lの供給溶液が、60l/hの流速でカラム1に供給され 、かつしょ糖フラクションが、カラム3から引出された。 ステップ3:1.5lの液体が、すべてのカラムによって形成されるループ内 において、60l/hの流速でリサイクルされた。 ステップ4:3lの溶離剤が、60l/hの流速でカラム1に導入され、かつ ベタインフラクションが、カラム3から引出された。 ステップ5:1.8lの溶離剤が、54l/hの流速でカラム1に導入され、 かつ副産物フラクションが、カラム1から引出された。同時に4lの溶離剤が、 120l/hの流速でカラム2に供給され、かつベタインフラクションが、カラ ム3から引出された。 ステップ6:3lの液体が、すべてのカラムによって形成されるループ内にお いて、60l/hの流速でリサイクルされた。 ステップ7:1.5lの溶離剤が、60l/hの流速でカラム1に導入され、 かつ副産物フラクションが、カラム3から引出された。 ステップ8:3lの液体が、すべてのカラムによって形成されるループ内にお いて、60l/hの流速でリサイクルされた。 この手続きによって、ベタイン分離は、製造されたベ タインフラクションの量に関して、第1の分離段階の2倍以上の容量を有する。 したがってこのテストにおいて、容量及びエネルギー消費量に関するシーケンス の最適化は試みられなかったが、良好な収量及び純度が追求された。その結果、 低いフラクション濃度が生じた。実際の工業的実施において、経済性に基づいて 最適化が行なわれ、したがって最適値が、むしろここに開示された値とは相違す ることがあることは、当該技術分野の専門家にとって明らかである。 カラムシステムの充填と平衡、サンプルのサンプリングと解析は、例4におけ るものと同様に行なわれた。第1の連続SMB分離における区分パッキング材料 ベッド14の出力側からの濃度勾配は、図8に示されている。結果は、表6に示 されており、ここでは、種々の成分のパーセンテージは、乾燥固体ベースの重量 %として与えられている。 図8から明らかなように、例5の完全に連続的な方法と比較して、しょ糖から のベタインの著しく良好な分離 が達成されている。表6は、実質的に同様なカラム負荷によって、順次方法も、 完全連続方法に対する87.2〜87.8%よりも、しょ糖フラクションに対し て92.3%のかなり高い純度を生じる。二重の分離は、第1の分別が、比較的 低いしょ糖収量、例えば84.1%で行なわれることを可能にし、したがって高 い分離容量及び低い蒸発の要求を実現する。二重の分離は、しょ糖収量を91. 0%に増加する。ベタイン収量は、82.8%に容易に増加することができ、か つ多くの溶離剤量及びカラム容量によれば、ベタイン収量は、90%を越えるこ とができる。 実施例7 組合わせしょ糖及びベタインフラクションからしょ糖フラクションとベタイン フラクションを分離するための連続SMB方法を続いて行なう糖みつから副産物 と組合わせしょ糖及びベタインフラクションを分離するための連続SMB方法 例4に記載したテスト装置及び樹脂が、この実験に使用された。 水は、溶離剤として、144.6l/hの流速でカラムシステムに導入された 。供給溶液は、165秒間にわたって23l/hの流速でそれぞれの点において 導管5lを通して導入された。供給導管は、供給溶液の導入に続いて、溶離剤( 15秒、22.9l/h)によってすすがれた。弁66〜79を通した生成物フ ラクションの 流速は、33.9l/hに調節され、これは、133.7l/hの副産物流を生 じた。副産物は、システムのために所望の圧力を確保するばねバイアスされた弁 を通して引出された。290l/hの平均リサイクル速度が維持された。実際に はこの速度は、再循環ループに沿った供給物導入と生成物引出しの点の相対位置 の変化にしたがって変化する。供給溶液と溶離剤の導入点及び生成物フラクショ ンの引出し点は、180秒の間隔で1つのカラムづつ連続ステップごとにシフト された。 例4において述べたように、システムは、サンプリングの前に平衡に達するこ とができる。 リサイクル速度が、供給物及び生成物の流速に関して低下すると、例4におけ るものよりも多くのベタインが、生成物フラクション内に得られる。生成物フラ クションのしょ糖純度は、低くなる(87.2%に代わって85.6%)。しか し分離容量は、著しく高くなる。 ほとんどのしょ糖及びベタインを含むこの分離による生成物フラクションは、 収集され、かつ同様な連続SMBシステムにおける供給溶液として使われる。蒸 発は必要なく、生成物フラクションは、このように使われた。 水は、溶離剤として、42.4l/hの流速でカラムシステムに導入された。 供給溶液は、300秒にわたって34.9l/hの流速でそれぞれの点において 導管5lを通して導入された。供給導管は、供給溶液の導入に続いて、溶離剤( 10秒、34.9l/h)によってす すがれた。弁66〜79を通したベタインフラクションの流速は、37.9l/ hに調節され、これは、39.4l/hのしょ糖フラクション流を生じた。副産 物は、システムのために所望の圧力を確保するばねバイアスされた弁を通して引 出された。170l/hの平均リサイクル速度が維持された。実際にはこの速度 は、再循環ループに沿った供給物導入と生成物引出しの点の相対位置の変化にし たがって変化する。供給溶液と溶離剤の導入点及び生成物フラクションの引出し 点は、310秒の間隔で1つのカラムづつ連続ステップごとにシフトされた。 このテストの結果は、表7に示されている。例5において述べたように、連続 SMB方法によって3つの生成物フラクションを得ることを試みた場合よりも、 結果が明らかに良好であることがわかる。最終的なベタイン純度は、低い(88 .3%に代わって52.5%)が、全体的なベタインの回収は、ずっと良好(3 5%に代わって63.7%)であり、かつさらに重要なことに、しょ糖フラクシ ョンの純度は、著しく高い(87.8に代わって93.6%)。最終的な砂糖生 成物は、このしょ糖フラクションの結晶化によって回収することができ、かつ高 い純度のため、結晶化による収量は、著しく高い。イオン交換及び吸着技術によ る無色の又はほとんど無色の液体砂糖生成物又はシロップへのこの高品質しょ糖 フラクションの精製も可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 クイスマ,ヤルモ フィンランド国,エフアイエヌ−02460 カントヴィク,エディス 1 イー 38 (72)発明者 モンテン,カヤ−エリク フィンランド国,エフアイエヌ−02520 ラピンキレ,ヘンリクスベルグ(番地表示 なし) (72)発明者 バーナメン,ハンヌ フィンランド国,エフアイエヌ−02460 エスポー,ニッチポルク 14

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ビートから取出されたしょ糖を含む溶液からしょ糖及び追加的に第2の溶解 した成分を分離する方法であって、溶液が、しょ糖を濃厚化したフラクション及 び第2の溶解した成分を濃厚化したフラクション、又はしょ糖及び第2の溶解し た成分を濃厚化したフラクションを生じるために、クロマトグラフィーシミュレ ーション移動ベッド方法によって第1の分別を受け、かつ第2の成分又はしょ糖 と第2の溶解した成分を濃厚化したその結果得られるフラクションが、第2のし ょ糖を濃厚化したフラクション及び第2の溶解した成分を濃厚化した分離したフ ラクションを生じるために、第2のクロマトグラフィー分別を受けることを特徴 とする方法。 2.しょ糖を濃厚化したフラクション、及びこれから分離して第2の溶解成分を 濃厚化したフラクションが、第1の分別において回収されることを特徴とする、 請求の範囲第1項に記載の方法。 3.第2のしょ糖を濃厚化したフラクションが、第1のクロマトグラフィー分別 によるしょ糖フラクションと組合わされ、かつしょ糖が、このようにして得られ た組合わせしょ糖フラクションから回収されることを特徴とする、請求の範囲第 2項に記載の方法。 4.第2のしょ糖を濃厚化したフラクションが、第1のクロマトグラフィー分別 のための供給溶液に戻され、か つしょ糖が、第1の分別によって得られたしょ糖を濃厚化したフラクションから 回収されることを特徴とする、請求の範囲第2項に記載の方法。 5.しょ糖及び第2の溶解成分を濃厚化したフラクションが、第1の分別におい て回収されることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の方法。 6.しょ糖が、第2のしょ糖を濃厚化したフラクションから回収されることを特 徴とする、請求の範囲第5項に記載の方法。 7.第2の溶解成分が、前記第2の溶解成分を濃厚化した第2の分別により得ら れたフラクションから少なくとも一部回収されることを特徴とする、請求の範囲 第1〜6項のいずれか1つに記載の方法。 8.第2の溶解成分が、ベタイン、イノシトール、ラフィノース、ガラクチノー ル、及びセリン及びその他のアミノ酸から選択されることを特徴とする、請求の 範囲第1〜7項のいずれか1つに記載の方法。 9.第2の溶解成分がベタインであることを特徴とする、請求の範囲第8項に記 載の方法。 10.シミュレーション移動ベッド方法が、連続的なシミュレーション移動ベッ ド方法であることを特徴とする、請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記載の 方法。 11.シミュレーション移動ベッド方法が、順次シミュレーション移動ベッド方 法であることを特徴とする、請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記載の方法 。 12.第2の分別が、バッチ方法で行なわれることを特徴とする、請求の範囲第 1〜11項のいずれか1つに記載の方法。 13.第2の分別が、連続的なシミュレーション移動ベッド方法によって行なわ れることを特徴とする、請求の範囲第1〜11項のいずれか1つに記載の方法。 14.第2の分別が、順次シミュレーション移動ベッド方法によって行なわれる ことを特徴とする、請求の範囲第1〜11項のいずれか1つに記載の方法。 15.ビートから取出されたしょ糖を含む溶液が、ビート糖みつであることを特 徴とする、請求の範囲第1〜14項のいずれか1つに記載の方法。 16.クロマトグラフィー分別が、強力なカチオン交換器によって行なわれるこ とを特徴とする、請求の範囲第1〜15項のいずれか1つに記載の方法。 17.カチオン交換器が、ジビニルベンゼンに交差結合されかつ4〜8%のジビ ニルベンゼン含有量を有するポリスチレンベースのカチオン交換器であることを 特徴とする、請求の範囲第15項に記載の方法。 18.カチオン交換器が、主としてナトリウム及び/又はカリウムの形をしてい ることを特徴とする、請求の範囲第16項又は17項に記載の方法。 19.第2の分別に供給される溶液の乾燥固体の含有量が調節されることを特徴 とする、請求の範囲第1〜18項のいずれか1つに記載の方法。 20.第2の分別に供給される溶液のpHが、6.5〜12の範囲に調節される ことを特徴とする、請求の範囲第1〜19項のいずれか1つに記載の方法。
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