JPH1052017A - 自転車用発電装置 - Google Patents

自転車用発電装置

Info

Publication number
JPH1052017A
JPH1052017A JP21548896A JP21548896A JPH1052017A JP H1052017 A JPH1052017 A JP H1052017A JP 21548896 A JP21548896 A JP 21548896A JP 21548896 A JP21548896 A JP 21548896A JP H1052017 A JPH1052017 A JP H1052017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bicycle
rotor
magnet
wheel
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21548896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Okura
健一 大蔵
Hiroshi Takemoto
寛 竹元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Pioneer Precision Machinery Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Pioneer Precision Machinery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp, Pioneer Precision Machinery Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP21548896A priority Critical patent/JPH1052017A/ja
Publication of JPH1052017A publication Critical patent/JPH1052017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の負荷が小さくすることができる自転
車用発電装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 自転車の車輪の回転によって駆動される
ロータと、自転車の固定部に取り付けられるステータと
を備え、ロータとステータとの間に生じる電磁力によっ
て発電するようにした自転車用発電装置であって、ロー
タは、相異なる磁極を対面するように配置して磁気ギャ
ップを形成する少なくとも一対の磁石を有し、ステータ
は、磁気ギャップを横切るように配置された少なくとも
1つの空心コイルを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】この発明は自転車用発電装置
に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】従来、最も一般的な自転車用発電装置と
しては図6(a)に示すようなブロックダイナモ81が
使用されている。図6(a)において、21は自転車の
車輪に取り付けられたタイヤ(断面)面、22は車輪に
固定されたハブ(車軸)、23はスポーク、83は自転
車の所定箇所に取り付けられるランプを示す。このブロ
ックダイナモ81は、タイヤ21の近傍の自転車フレー
ム(図示せず)に取り付けられ、一端に備えられた回転
子84がタイヤ21に図示しないバネで付勢され得るよ
うに配置されている。
【0005】
【0003】ブロックダイナモ81は、回転子84に直
結された磁石(図示せず)と、磁石の周囲に囲設された
発電コイル(図示せず)を有し、タイヤ21との摩擦で
回転子84を回転させ、回転子84に直結された磁石が
回転することにより、前記発電用コイルとの電磁作用に
よって電気出力を得る。回転子84は直径約2cm前後
の金属製円筒型で、円周にローレットが施され、例え
ば、26インチの自転車であれば、タイヤ21の直径が
約66cmであるから、回転子84に直結した磁石は、
タイヤの回転数の約33倍の高速回転を生ずる。
【0006】
【0004】上記ブロックダイナモ81は、ユニット化
されており、車体のフレームに外部から取り付けること
で容易に使用することができるため、ブロックダイナモ
自身の設計の自由度が大きく、広く一般に使用されてい
る。
【0007】
【0005】また、近年図6(b)に示すタイプの自転
車用発電装置が知られている。この装置はハブダイナモ
と呼ばれ、ダイナモを車軸22aに同心状に配したもの
で、車輪のスポーク23に結合され、且つ車軸22aに
対して回転自在に支持されたリング状の磁石Mg(ロー
タR)と、磁石Mgの内側に同心的に配され且つ車軸2
2aに固定されたコイルC(ステータS)とから構成さ
れる。このハブダイナモは、前記ブロックダイナモが車
輪の回転数に比して、ダイナモの回転子84の回転数を
約33倍にまで増大させることにより、所定の電力を得
ているのに対し、磁石Mgの径を大きくとることにより
発電効率を上げて所定の電力を得るものであって、ダイ
ナモの回転子の回転数が車輪の回転数に比して低く抑え
られることにより、駆動力(使用者の負荷)を小さく設
定できる利点がある。
【0008】
【0006】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのダイナモであっても、磁気効率を上げるためにコ
イルを鉄心に巻き回したタイプを採用したものであるた
め、鉄心と磁石との間の吸引力が作用して、磁石(ロー
タ)の回転駆動力(使用者の負荷)はこの分大きくなっ
ているのが現状である。
【0010】
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、駆動力負荷(使用者の負荷)を軽減した自転車用発
電装置の提供を目的としている。
【0011】
【0008】
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、自転車の車輪の回転によ
って駆動されるロータと、自転車の固定部に取り付けら
れるステータとを備え、ロータとステータとの間に生じ
る電磁力によって発電するようにした自転車用発電装置
であって、ロータは、相異なる磁極を対面するように配
置して磁気ギャップを形成する少なくとも一対の磁石を
有し、ステータは、磁気ギャップを横切るように配置さ
れた少なくとも1つの空心コイルを有することを特徴と
するものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の自転車用発電装置であって、車輪とロータとの間に
は、ロータの回転数を下げるための増速手段が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の自転車用発電装置であって、増速手段は、車輪に同軸
的に固定されるとともにロータの回転子に係合し、ロー
タの外径より大きく且つ車輪の外径より小なるリング状
のガイド部材で構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の自転車用発電装置であって、ガイド部材は、車輪のス
ポークに対して着脱可能に取り付けられていることを特
徴とするものである。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の自転車用発電装置であって、ガイド部材は、互いに係
脱自在な複数のガイド片から構成されていることを特徴
とするものである。
【0017】さらに上記目的を達成するため、請求項6
に記載の発明は、自転車の車輪の回転によって駆動され
るロータと、自転車の固定部に取り付けられるステータ
とを備え、ロータとステータとの間に生じる電磁力によ
って発電するようにした自転車用発電装置であって、ロ
ータは、円周方向に多極着磁され、隣接する異極近傍に
磁気ギャップを形成するリング状の磁石を有し、ステー
タは、磁気ギャップを横切るように磁石に対面して配置
された少なくとも2つの空心コイルを有することを特徴
とするものである。
【0018】
【0009】
【0019】
【作用】上記本発明では、車輪の回転により、磁石が回
転し、自転車の固定部分に取り付けられた空心コイル
が、この磁石間に設定された高磁束密度の磁気ギャップ
間を横切ることにより、この空心コイルに電流が流れて
発電され、コイルに接続されたランプ等が点灯する。
【0020】この際、磁気ギャップは回転する一対の磁
極間に存在し、コイルはヨーク等を持たないため、磁石
間の吸引力はコイルには作用しない。
【0021】
【0010】
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は自転車用発電装置本
体の構造を示す断面図である。図1において、1は空心
コイル、2はコイルホルダ、3及び4はケース、5は磁
石、6はヨーク、7は回転軸、8は回転子、9はガイド
部材、10は取り付け金具、11はベアリングである。
【0023】
【0011】ケース3は円筒形のケースであり、ケース
4がケース3の蓋に相当する。ケース3及びケース4の
中心部には一対のベアリング11によってケース3、4
に支持される回転軸7が嵌合し、回転軸7の一端にはリ
ング状のガイド部材9と係合する回転子8が固定されて
いる。ケース3及び4は取り付け金具10で自転車の固
定部であるフレームに固定される。
【0024】
【0012】ケース3の円筒状内壁には、コイルホルダ
2が固定されており、このコイルホルダ2には、その円
周方向に沿って4個、等間隔に空心コイル1が支持され
ている。磁石5は、前記回転軸7に固定された一対のヨ
ーク6の外縁部に固定され、前記空心コイル1を挟んで
その異なる磁極が対面するように、片側に各々4個ずつ
等間隔に配置されている。よって前記空心コイル1がス
テータSを構成し、前記磁石5とヨーク6とでロータR
を構成する。
【0025】
【0013】回転子8は、ダイナモ外に設けられたガイ
ド部材9(後述する)に係合し、ガイド部材9が回転駆
動されることにより回転し、回転を磁石5(ロータ)に
伝達する。ガイド部材9と回転子8との係合構造は、例
えば、ガイド部材9の回転を回転子8に効率よく伝達す
るため、歯車の構造にしたり、又ガイド部材9は樹脂製
の部材で回転子8は周囲がゴム等の摩擦係数が大きい材
料からなるローラー等を用いたりすることができる。ま
た、両方の係合関係をさらに確実にするため、回転子8
をガイド部材9に圧接するためのスプリング機構を持た
しても良い。
【0026】
【0014】次に、図2(a)及び図2(b)に図1の
装置本体25を自転車に装着した状態を示す。図におい
て、装置本体25は取り付け金具10により、自転車の
固定部であるフレーム24に取り付けられている。一
方、ガイド部材9は車軸と同心的に固定されたハブ22
を中心とするように自転車のスポーク23に取り付け金
具91、92で固定されている。
【0027】
【0015】図3(a)、(b)はガイド部材9の詳細
を示した図であり、(a)は平面図、(b)は一部側面
図である。ガイド部材9は、リング状部材を2分したガ
イド片9a、9bからなり、その両端に形成した突起9
c、及び孔部9dで互いに嵌合して1つのリング状部材
を構成され、2つの片に分解可能となっている。図示は
しないが、ガイド片9a、9bの一端は回転可能に接合
し、他端のみを分離可能とすることもできる。
【0028】
【0016】このガイド片9a、9bには図に示すよ
う、円周方向に沿って所定の間隔にて取り付け孔9eが
形成されている。この取り付け孔9eは、図3(b)に
示すように取り付け金具のビス92が挿入されるための
もので、スポーク23を取り付け金具の折曲片91とガ
イド部材9とで挟み、ビス92を締め付けることによ
り、ガイド部材9をスポーク23(車輪)上に固定する
のである。
【0029】
【0017】図4(a)及び図4(b)は、装置本体の
空心コイル1及び磁石5の配置及び発電波形を示す図で
ある。4個の空心コイル1は、先に述べたように回転軸
7を中心とした円周上に互いに略90゜の位置関係でケ
ースに固定配置されている。
【0030】8個の磁石5は、空心コイル1を2個の磁
石対で挟むようにヨークに固着されており、回転軸7と
共に回転する。
【0031】
【0018】図4では、丁度磁石5が空心コイル1と重
なった位置にある場合を示しており、磁石5の回転軸7
に対する半径方向の長さが略有効鎖交長Lとなってい
る。
【0032】従って有効鎖交長Lにおける磁石対の間の
磁束密度をB(ガウス)とし、また、回転時の磁石5の
平均線速度をv、1個の空心コイル1の巻き数をNとす
ると、発電電圧Eは、E=8・B・v・L・Nとなり、
図(b)に示す出力波形で言えば、最大値と最小値の差
が発電電圧である。
【0033】
【0019】次に本実施例の動作を説明する。
【0034】自転車の車輪が回転すると、ガイド部材9
が車輪と共に回転し、その回転は回転子8に伝達され回
転子8の回転軸7を経て、磁石を装着されたヨーク6が
回転する。この際、ガイド部材9の直径は装着する自転
車にもよるが、少なくとも回転子8の直径より大きくし
て、増速されて磁石(ロータ)に伝達されることが望ま
しい。
【0035】
【0020】磁石5と空心コイル1とによる発電の原理
は、周知のところである。本実施例にあっては、互いに
対向する極が異極となるように磁石が装着されているの
で、磁束は空心コイル1を通過するように形成され、ヨ
ーク6を経由してループ状に形成される。従って、例で
は4個の固定空心コイル1と4対の回転磁石5で空心コ
イル1に交差する磁束が変化することにより空心コイル
1に起電力が発生する。4個の空心コイル1は互いに直
列に接続され外部に接続されたランプ等に電力を供給す
る。この際、空心コイル1は、磁石5による吸引力を受
けないから、磁石5の回転負荷は極めて小である。
【0036】
【0021】図5は、上記実施例における磁石5と空心
コイルとの関係の変形例である。図5においては、周方
向に多極磁化した1枚のリング状磁石5を利用し、分割
された磁石の数を周方向に沿って8個用意し、これに対
向して扇型の空心コイル1を等間隔に4個配したもので
ある。
【0037】この例にあっては、磁束は隣接する分割磁
極間に生じ、この磁束を空心コイル1の2側辺部分が、
磁石5の回転により相対的に横切るようにしたものであ
る。
【0038】磁束密度は先の実施例に比較し、低下する
が構成は簡単となり、装置の小型軽量化に好適である。
【0039】
【0022】なお、上記実施例において、ベアリング1
1として単なるボールベアリングを示しているが、自転
車のスピード減速時に、磁石(ロータ)のフライホイー
ル効果を利用するために、ラッチ機構を備えたベアリン
グ11とすることもできる。
【0040】これによって、自転車に急ブレーキをかけ
た場合など、磁石は慣性で回転し続け、発電電力が急激
に低下するを避け、照明効果をしばらく維持することも
可能となる。
【0041】
【0023】
【0042】
【発明の効果】本発明の自転車用発電装置によれば、固
定子であるコイルとロータである磁石との間に磁気吸引
力が発生しないため、駆動力を小さくでき、使用者のペ
ダル操作への負荷が軽減できる。
【0043】また、ガイドリング等を外部から、スポー
クに固定するなどして取り付けることができるため、使
用者による取り付け作業が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発電装置の構造を示す図である。
【図2】本発明の発電装置の装着状態を示す図である。
【図3】本発明の発電装置のガイド部材の詳細を示す図
である。
【図4】本発明の発電装置のコイルと磁石の配置及び発
電波形を示す図である。
【図5】本発明の発電装置のコイルと磁石の他の実施の
形態を示す図である。
【図6】従来の発電装置の概略図である。
【符号の説明】
1、51 ・・・・・ 空心コイル 2 ・・・・・ コイルホルダ 3、4 ・・・・・ ケース 5、55 ・・・・・ 磁石 6 ・・・・・ ヨーク 7 ・・・・・ 回転軸 8 ・・・・・ 回転子 9 ・・・・・ ガイド部材 9a、9b ・・・・・ ガイド片 9c、9d ・・・・・ 接合部 9e ・・・・・ 取り付け用孔 10 ・・・・・ 取り付け金具 11 ・・・・・ ベアリング 21 ・・・・・ タイヤ 22 ・・・・・ ハブ 23 ・・・・・ スポーク 24 ・・・・・ フレーム 25 ・・・・・ 発電機本体 26 ・・・・・ リム 81 ・・・・・ ブロックダイナモ 82 ・・・・・ ハブダイナモ 83 ・・・・・ ランプケース及びランプ 84 ・・・・・ 回転子 91、92 ・・・・・ 取り付け金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自転車用発電装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、最も一般的な自転車用発電装置と
しては図6(a)に示すようなブロックダイナモ81が
使用されている。図6(a)において、21は自転車の
車輪に取り付けられたタイヤ(断面)面、22は車輪に
固定されたハブ(車軸)、23はスポーク、83は自転
車の所定箇所に取り付けられるランプを示す。このブロ
ックダイナモ81は、タイヤ21の近傍の自転車フレー
ム(図示せず)に取り付けられ、一端に備えられた回転
子84がタイヤ21に図示しないバネで付勢され得るよ
うに配置されている。
【0003】ブロックダイナモ81は、回転子84に直
結された磁石(図示せず)と、磁石の周囲に囲設された
発電コイル(図示せず)を有し、タイヤ21との摩擦で
回転子84を回転させ、回転子84に直結された磁石が
回転することにより、前記発電用コイルとの電磁作用に
よって電気出力を得る。回転子84は直径約2cm前後
の金属製円筒型で、円周にローレットが施され、例え
ば、26インチの自転車であれば、タイヤ21の直径が
約66cmであるから、回転子84に直結した磁石は、
タイヤの回転数の約33倍の高速回転を生ずる。
【0004】上記ブロックダイナモ81は、ユニット化
されており、車体のフレームに外部から取り付けること
で容易に使用することができるため、ブロックダイナモ
自身の設計の自由度が大きく、広く一般に使用されてい
る。
【0005】また、近年図6(b)に示すタイプの自転
車用発電装置が知られている。この装置はハブダイナモ
と呼ばれ、ダイナモを車軸22aに同心状に配したもの
で、車輪のスポーク23に結合され、且つ車軸22aに
対して回転自在に支持されたリング状の磁石Mg(ロー
タR)と、磁石Mgの内側に同心的に配され且つ車軸2
2aに固定されたコイルC(ステータS)とから構成さ
れる。このハブダイナモは、前記ブロックダイナモが車
輪の回転数に比して、ダイナモの回転子84の回転数を
約33倍にまで増大させることにより、所定の電力を得
ているのに対し、磁石Mgの径を大きくとることにより
発電効率を上げて所定の電力を得るものであって、ダイ
ナモの回転子の回転数が車輪の回転数に比して低く抑え
られることにより、駆動力(使用者の負荷)を小さく設
定できる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのダイナモであっても、磁気効率を上げるためにコ
イルを鉄心に巻き回したタイプを採用したものであるた
め、鉄心と磁石との間の吸引力が作用して、磁石(ロー
タ)の回転駆動力(使用者の負荷)はこの分大きくなっ
ているのが現状である。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、駆動力負荷(使用者の負荷)を軽減した自転車用発
電装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、自転車の車輪の回転によ
って駆動されるロータと、自転車の固定部に取り付けら
れるステータとを備え、ロータとステータとの間に生じ
る電磁力によって発電するようにした自転車用発電装置
であって、ロータは、相異なる磁極を対面するように配
置して磁気ギャップを形成する少なくとも一対の磁石を
有し、ステータは、磁気ギャップを横切るように配置さ
れた少なくとも1つの空心コイルを有することを特徴と
するものである。請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の自転車用発電装置であって、車輪とロータとの間
には、ロータの回転数を下げるための増速手段が設けら
れていることを特徴とするものである。請求項3に記載
の発明は、請求項2に記載の自転車用発電装置であっ
て、増速手段は、車輪に同軸的に固定されるとともにロ
ータの回転子に係合し、ロータの外径より大きく且つ車
輪の外径より小なるリング状のガイド部材で構成されて
いることを特徴とするものである。請求項4に記載の発
明は、請求項3に記載の自転車用発電装置であって、ガ
イド部材は、車輪のスポークに対して着脱可能に取り付
けられていることを特徴とするものである。請求項5に
記載の発明は、請求項4に記載の自転車用発電装置であ
って、ガイド部材は、互いに係脱自在な複数のガイド片
から構成されていることを特徴とするものである。さら
に上記目的を達成するため、請求項6に記載の発明は、
自転車の車輪の回転によって駆動されるロータと、自転
車の固定部に取り付けられるステータとを備え、ロータ
とステータとの間に生じる電磁力によって発電するよう
にした自転車用発電装置であって、ロータは、円周方向
に多極着磁され、隣接する異極近傍に磁気ギャップを形
成するリング状の磁石を有し、ステータは、磁気ギャッ
プを横切るように磁石に対面して配置された少なくとも
2つの空心コイルを有することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記本発明では、車輪の回転により、磁石が回
転し、自転車の固定部分に取り付けられた空心コイル
が、この磁石間に設定された高磁束密度の磁気ギャップ
間を横切ることにより、この空心コイルに電流が流れて
発電され、コイルに接続されたランプ等が点灯する。こ
の際、磁気ギャップは回転する一対の磁極間に存在し、
コイルはヨーク等を持たないため、磁石間の吸引力はコ
イルには作用しない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は自転車用発電装置本
体の構造を示す断面図である。図1において、1は空心
コイル、2はコイルホルダ、3及び4はケース、5は磁
石、6はヨーク、7は回転軸、8は回転子、9はガイド
部材、10は取り付け金具、11はベアリングである。
【0011】ケース3は円筒形のケースであり、ケース
4がケース3の蓋に相当する。ケース3及びケース4の
中心部には一対のベアリング11によってケース3、4
に支持される回転軸7が嵌合し、回転軸7の一端にはリ
ング状のガイド部材9と係合する回転子8が固定されて
いる。ケース3及び4は取り付け金具10で自転車の固
定部であるフレームに固定される。
【0012】ケース3の円筒状内壁には、コイルホルダ
2が固定されており、このコイルホルダ2には、その円
周方向に沿って4個、等間隔に空心コイル1が支持され
ている。磁石5は、前記回転軸7に固定された一対のヨ
ーク6の外縁部に固定され、前記空心コイル1を挟んで
その異なる磁極が対面するように、片側に各々4個ずつ
等間隔に配置されている。よって前記空心コイル1がス
テータSを構成し、前記磁石5とヨーク6とでロータR
を構成する。
【0013】回転子8は、ダイナモ外に設けられたガイ
ド部材9(後述する)に係合し、ガイド部材9が回転駆
動されることにより回転し、回転を磁石5(ロータ)に
伝達する。ガイド部材9と回転子8との係合構造は、例
えば、ガイド部材9の回転を回転子8に効率よく伝達す
るため、歯車の構造にしたり、又ガイド部材9は樹脂製
の部材で回転子8は周囲がゴム等の摩擦係数が大きい材
料からなるローラー等を用いたりすることができる。ま
た、両方の係合関係をさらに確実にするため、回転子8
をガイド部材9に圧接するためのスプリング機構を持た
しても良い。
【0014】次に、図2(a)及び図2(b)に図1の
装置本体25を自転車に装着した状態を示す。図におい
て、装置本体25は取り付け金具10により、自転車の
固定部であるフレーム24に取り付けられている。一
方、ガイド部材9は車軸と同心的に固定されたハブ22
を中心とするように自転車のスポーク23に取り付け金
具91、92で固定されている。
【0015】図3(a)、(b)はガイド部材9の詳細
を示した図であり、(a)は平面図、(b)は一部側面
図である。ガイド部材9は、リング状部材を2分したガ
イド片9a、9bからなり、その両端に形成した突起9
c、及び孔部9dで互いに嵌合して1つのリング状部材
を構成され、2つの片に分解可能となっている。図示は
しないが、ガイド片9a、9bの一端は回転可能に接合
し、他端のみを分離可能とすることもできる。
【0016】このガイド片9a、9bには図に示すよ
う、円周方向に沿って所定の間隔にて取り付け孔9eが
形成されている。この取り付け孔9eは、図3(b)に
示すように取り付け金具のビス92が挿入されるための
もので、スポーク23を取り付け金具の折曲片91とガ
イド部材9とで挟み、ビス92を締め付けることによ
り、ガイド部材9をスポーク23(車輪)上に固定する
のである。
【0017】図4(a)及び図4(b)は、装置本体の
空心コイル1及び磁石5の配置及び発電波形を示す図で
ある。4個の空心コイル1は、先に述べたように回転軸
7を中心とした円周上に互いに略90゜の位置関係でケ
ースに固定配置されている。8個の磁石5は、空心コイ
ル1を2個の磁石対で挟むようにヨークに固着されてお
り、回転軸7と共に回転する。
【0018】図4では、丁度磁石5が空心コイル1と重
なった位置にある場合を示しており、磁石5の回転軸7
に対する半径方向の長さが略有効鎖交長Lとなってい
る。従って有効鎖交長Lにおける磁石対の間の磁束密度
をB(ガウス)とし、また、回転時の磁石5の平均線速
度をv、1個の空心コイル1の巻き数をNとすると、発
電電圧Eは、E=8・B・v・L・Nとなり、図(b)
に示す出力波形で言えば、最大値と最小値の差が発電電
圧である。
【0019】次に本実施例の動作を説明する。自転車の
車輪が回転すると、ガイド部材9が車輪と共に回転し、
その回転は回転子8に伝達され回転子8の回転軸7を経
て、磁石を装着されたヨーク6が回転する。この際、ガ
イド部材9の直径は装着する自転車にもよるが、少なく
とも回転子8の直径より大きくして、増速されて磁石
(ロータ)に伝達されることが望ましい。
【0020】磁石5と空心コイル1とによる発電の原理
は、周知のところである。本実施例にあっては、互いに
対向する極が異極となるように磁石が装着されているの
で、磁束は空心コイル1を通過するように形成され、ヨ
ーク6を経由してループ状に形成される。従って、例で
は4個の固定空心コイル1と4対の回転磁石5で空心コ
イル1に交差する磁束が変化することにより空心コイル
1に起電力が発生する。4個の空心コイル1は互いに直
列に接続され外部に接続されたランプ等に電力を供給す
る。この際、空心コイル1は、磁石5による吸引力を受
けないから、磁石5の回転負荷は極めて小である。
【0021】図5は、上記実施例における磁石5と空心
コイルとの関係の変形例である。図5においては、周方
向に多極磁化した1枚のリング状磁石5を利用し、分割
された磁石の数を周方向に沿って8個用意し、これに対
向して扇型の空心コイル1を等間隔に4個配したもので
ある。この例にあっては、磁束は隣接する分割磁極間に
生じ、この磁束を空心コイル1の2側辺部分が、磁石5
の回転により相対的に横切るようにしたものである。磁
束密度は先の実施例に比較し、低下するが構成は簡単と
なり、装置の小型軽量化に好適である。
【0022】なお、上記実施例において、ベアリング1
1として単なるボールベアリングを示しているが、自転
車のスピード減速時に、磁石(ロータ)のフライホイー
ル効果を利用するために、ラッチ機構を備えたベアリン
グ11とすることもできる。これによって、自転車に急
ブレーキをかけた場合など、磁石は慣性で回転し続け、
発電電力が急激に低下するを避け、照明効果をしばらく
維持することも可能となる。
【0023】
【発明の効果】本発明の自転車用発電装置によれば、固
定子であるコイルとロータである磁石との間に磁気吸引
力が発生しないため、駆動力を小さくでき、使用者のペ
ダル操作への負荷が軽減できる。また、ガイドリング等
を外部から、スポークに固定するなどして取り付けるこ
とができるため、使用者による取り付け作業が極めて容
易である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の車輪の回転によって駆動される
    ロータと、 自転車の固定部に取り付けられるステータとを備え、 前記ロータとステータとの間に生じる電磁力によって発
    電するようにした自転車用発電装置であって、 前記ロータは、相異なる磁極を対面するように配置して
    磁気ギャップを形成する少なくとも一対の磁石を有し、 前記ステータは、前記磁気ギャップを横切るように配置
    された少なくとも1つの空心コイルを有することを特徴
    とする自転車用発電装置。
  2. 【請求項2】 前記車輪と前記ロータとの間には、ロー
    タの回転数を下げるための増速手段が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の自転車用発電装置。
  3. 【請求項3】 前記増速手段は、車輪に同軸的に固定さ
    れるとともに前記ロータの回転子に係合し、 前記ロータの外径より大きく且つ車輪の外径より小なる
    リング状のガイド部材で構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の自転車用発電装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材は、車輪のスポークに対
    して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする請
    求項3記載の自転車用発電装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材は、互いに係脱自在な複
    数のガイド片から構成されていることを特徴とする請求
    項4記載の自転車用発電装置。
  6. 【請求項6】 自転車の車輪の回転によって駆動される
    ロータと、 自転車の固定部に取り付けられるステータとを備え、 前記ロータとステータとの間に生じる電磁力によって発
    電するようにした自転車用発電装置であって、 前記ロータは、円周方向に多極着磁され、隣接する異極
    近傍に磁気ギャップを形成するリング状の磁石を有し、 前記ステータは、前記磁気ギャップを横切るように前記
    磁石に対面して配置された少なくとも2つの空心コイル
    を有することを特徴とする自転車用発電装置。
JP21548896A 1996-07-26 1996-07-26 自転車用発電装置 Pending JPH1052017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21548896A JPH1052017A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 自転車用発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21548896A JPH1052017A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 自転車用発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1052017A true JPH1052017A (ja) 1998-02-20

Family

ID=16673223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21548896A Pending JPH1052017A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 自転車用発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1052017A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002320364A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Kochi Univ Of Technology 永久磁石発電機
US6975044B2 (en) * 2002-12-20 2005-12-13 Isao Takahashi Generator
KR100947882B1 (ko) 2007-09-20 2010-03-17 김진섭 자전거용 발광장치
WO2010104156A1 (ja) * 2009-03-13 2010-09-16 株式会社ブリヂストン タイヤ内発電装置
JP2017034836A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ヤマウチ株式会社 発電機
WO2017145416A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 スター精密株式会社 手動カート
JP2022513784A (ja) * 2018-12-24 2022-02-09 華▲豊▼科技企業股▲分▼有限公司 風力発電装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002320364A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Kochi Univ Of Technology 永久磁石発電機
US6975044B2 (en) * 2002-12-20 2005-12-13 Isao Takahashi Generator
KR100947882B1 (ko) 2007-09-20 2010-03-17 김진섭 자전거용 발광장치
WO2010104156A1 (ja) * 2009-03-13 2010-09-16 株式会社ブリヂストン タイヤ内発電装置
JPWO2010104156A1 (ja) * 2009-03-13 2012-09-13 株式会社ブリヂストン タイヤ内発電装置
US8674528B2 (en) 2009-03-13 2014-03-18 Kabushiki Kaisha Bridgestone Intra-tire power generating apparatus
JP2017034836A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 ヤマウチ株式会社 発電機
WO2017145416A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 スター精密株式会社 手動カート
JP2022513784A (ja) * 2018-12-24 2022-02-09 華▲豊▼科技企業股▲分▼有限公司 風力発電装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8939871B2 (en) Acceleration mechanism for exercise equipment
US7462968B2 (en) Electric wheel
JP2003333777A (ja) クローポール形発電機及び自転車用ハブダイナモ
JPH0646549A (ja) 可変リラクタンス型電動モータ
US10625819B2 (en) Construction of motorized wheel for vehicle motorization
EP1155948B1 (en) Bicycle hub dynamo and bicycle
JPH1052017A (ja) 自転車用発電装置
JP2004343905A (ja) モータ内蔵車輪装置
JP4582969B2 (ja) 自転車用ハブダイナモ
JP3561527B2 (ja) 自転車用ダイナモ
EP0630096B1 (en) Motive power generating device
KR20170099186A (ko) 전기 자전거용 휠 모터 조립체
TWI685181B (zh) 自行車用發電機
JP2015130782A (ja) 自転車用発電機
JP3612236B2 (ja) 自転車用ハブダイナモ
JP2006014538A (ja) ハブダイナモ及び自転車
JPH11150928A (ja) 自転車用発電機
TWI844667B (zh) 人力驅動車用之輪轂
RU2256580C2 (ru) Генератор
JPH0688544B2 (ja) 自転車用発電装置
JPH0858651A (ja) 自転車の発電装置
JPH09233793A (ja) 自転車用発電装置
JPH07123665A (ja) 自転車用発電装置
JPH0688546B2 (ja) 自転車用発電装置
JPH0738055Y2 (ja) 発電装置内蔵自転車用ハブ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041022

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405