JPH1052027A - ブラシレス直流リニアモータ - Google Patents

ブラシレス直流リニアモータ

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JPH1052027A
JPH1052027A JP20224196A JP20224196A JPH1052027A JP H1052027 A JPH1052027 A JP H1052027A JP 20224196 A JP20224196 A JP 20224196A JP 20224196 A JP20224196 A JP 20224196A JP H1052027 A JPH1052027 A JP H1052027A
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JP
Japan
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piece
linear motor
coil
armature
brushless
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Withdrawn
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JP20224196A
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English (en)
Inventor
Koji Matsukawa
浩司 松川
Jun Saito
潤 斉藤
Mitsumasa Mizuno
光政 水野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 停止位置あるいは走行位置でのコギング力が
少ない、小型のブラシレス直流リニアモータを提供する
こと。 【解決手段】 断面が大略コ字状の固定子ケース2と、
固定子ケース2に所定の間隔を持って同極どうしが対向
するよう配設される平板状の2つの永久磁石3と、を有
する固定子ブロック1と、略コ字状の対向片60aと対
向する立設片61を有する継鉄6及びコイル7を有する
電機子5と、位置センサ9と、を有する可動子ブロック
4と、を備えるブラシレス直流リニアモータにおいて、
立設片61を、永久磁石3と対向する部分をコイル7の
巻装される部分より可動子ブロック4の移動方向に向け
て広い幅を持って形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用のブラシレ
ス直流リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電動カーテン、自動ドア等の搬送
用にリニアモータを用いられることが多い。このリニア
モータは、可動側に、磁石を用いる可動磁石型とコイル
を用いる可動コイル型とがある。そして、この可動コイ
ル型リニアモータにおいて、可動側コイルへの通電方向
をブラシを用いることなく制御するブラシレス直流型リ
ニアモータは、ブラシの磨耗による寿命の問題がない。
そして、例えば特公平7−46895公報に示されるも
の等、種々の構造のものが提案されている。
【0003】上記公報の直流ブラシレスリニアモータ
は、図9に示すように、固定子ブロックを形成する、断
面が大略コ字状の長尺のレール2と、厚み方向に異極が
存在し長手方向に一定間隔で交互に異極が存在するよう
着磁されてレールの側壁に異なる磁極面どうしが対向す
るよう配設される平板状の2つの永久磁石3、3と、可
動子ブロックを形成する、前記永久磁石3、3の磁極面
に沿って配置された空芯部を有する扁平コイル7と、こ
の扁平コイル7への通電を切換えるため扁平コイル7と
前記永久磁石3、3との長手方向の相対位置検出をする
ための図示していないセンサと、を有している。
【0004】上記の扁平コイル7は、3個のものが長手
方向に連設されて各通電端子間がスター結線あるいはデ
ルタ結線され、コイルユニット4として可動子ブロック
を形成している。そして、扁平コイル7は、前記永久磁
石3、3の長手方向の磁極間のピッチによって決まる所
定寸法に基づいて長手方向に3個が配置されるととも
に、前記センサも前記永久磁石3、3の長手方向の磁極
間のピッチによって決まる所定寸法に基づいて長手方向
に3個が配置され、センサユニットを形成している。そ
して、このセンサユニットは、前記コイルユニット4と
一体化され、センサからの位置検出信号が図示しない通
電切換手段に入力されて各扁平コイル7への通電を切換
える。その結果、永久磁石3、3の磁極面に対応する各
コイルユニット4の少なくとも2個の扁平コイル7の巻
き線部に、永久磁石3、3の磁極面の極性との関係によ
って決まるフレミングの左手の法則に従う電磁力が生
じ、永久磁石と各コイルユニット間が長手方向に相対移
動する。
【0005】上記のものは、大きな搬送推力を得るため
にはコイルユニットを追加する必要があり、従って、少
ないユニット数で大きな搬送推力を得るために出願者に
おいて、図10に示すような、断面が大略コ字状の長尺
の固定子ケース2と、厚み方向に異極が存在し長手方向
に一定間隔で交互に異極が存在するよう着磁されて固定
子ケース2に所定の間隔を持って同極どうしが対向する
よう配設される平板状の2つの永久磁石3、3と、を有
する固定子ブロック1と、略コ字状の対向片6cの中間
にこの対向片6cと対向する立設片6bを有する継鉄6
及びこの立設片6bに巻装されたコイル7を有する電機
子5と、このコイル7への通電方向を制御するため電機
子5と永久磁石3、3との長手方向の相対位置検出をす
るためのガイド板8等に固着される位置センサ9と、を
有して前記対向片6c及び立設片6bの対向側面と位置
センサ9の検知面とが永久磁石3、3の側面と対向し配
設される可動子ブロック4と、を備えるブラシレス直流
リニアモータを考案した。
【0006】ところで上記のものは、リニアモータとし
ての推進力が継鉄6と永久磁石3、3との磁気的な吸引
(反発)力によるもので、前述の電磁力によるものと比
べ高い搬送推力が得られる。その結果、自動ドア等にお
いて、停止位置の位置精度を向上させるために、継鉄6
に対してコイル7による磁界の作用以外の、永久磁石
3、3から作用される力のみによる脈動する推力であ
る、コギング力と称する脈動力を小さくする調整が必要
となるものである。そして、例えば停止位置付近のみ永
久磁石3、3の形状を変えて、可動子ブロック4の電機
子5と、固定子ブロック1の永久磁石3、3との対向面
のギャップの間隔を変化するなどの対策が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のリニアモータ
は、例えば自動ドア等においては、種々の長さのものが
要望される。従って、固定子ブロックの永久磁石とのギ
ャップの間隔を変化する場合は、各搬送長さ毎にギャッ
プ間隔を変えて設定するための調節用部材が必要とな
る。その結果、部品コストの高いものとなった。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、停止位置あるいは走行位
置でのコギング力が少ない、小型のブラシレス直流リニ
アモータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のブラシレス直流リニアモータは、断
面が大略コ字状の長尺の固定子ケースと、厚み方向に異
極が存在し長手方向に一定間隔で交互に異極が存在する
よう着磁されて固定子ケースに所定の間隔を持って同極
どうしが対向するよう配設される平板状の2つの永久磁
石と、を有する固定子ブロックと、略コ字状の対向片の
中間にこの対向片と対向する立設片を有する継鉄及びこ
の立設片に巻装されたコイルを有する電機子と、このコ
イルへの通電方向を制御するため電機子と前記永久磁石
との長手方向の相対位置検出をするための位置センサ
と、を有して前記対向片及び立設片の対向側面と前記位
置センサの検知面とが前記永久磁石の側面と対向し配設
される可動子ブロックと、を備えるブラシレス直流リニ
アモータにおいて、前記立設片を、前記永久磁石と対向
する部分を前記コイルの巻装される部分より可動子ブロ
ックの移動方向に向けて広い幅を持って形成している。
これにより、立設片が永久磁石と対向する部分がコイル
の巻装される部分より可動子ブロックの移動方向に向け
て広い幅を持って形成されて、隣り合う継鉄との間の空
隙が小さくなって永久磁石から作用される磁束の変化率
が少なくなる。
【0010】また、請求項2記載のブラシレス直流リニ
アモータは、請求項1記載の立設片を、前記対向片を形
成する継鉄本体に固着される別部材としている。これに
より、コイルを形成した後に別部材の立設片に装着でき
る。
【0011】また、請求項3記載のブラシレス直流リニ
アモータは、請求項1又は2記載の電機子を、少なくと
も2つが一体に形成されたものとしている。これによ
り、電機子が少なくとも2つが一体に形成されたものと
なってそれぞれの電機子を位置決めしてベースに固着す
る必要がなく簡略な構成となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のブラシレス直流リ
ニアモータの第1の実施の形態を図1及び図7に基づい
て、第2の実施の形態を図8に基づいて、それぞれ説明
する。
【0013】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態のブラシレス直流リニアモータの断面図である。
図2は、図1に示す直流ブラシレスリニアモータの永久
磁石の斜視図である。図3は、図1に示す直流ブラシレ
スリニアモータの電機子の分解斜視図である。図4は、
図1に示す直流ブラシレスリニアモータの全体の分解斜
視図である。図5は、図1に示す直流ブラシレスリニア
モータのコイルの配線図である。図6は、図1に示す直
流ブラシレスリニアモータを駆動するコントローラの概
略構成図である。図7は、図1に示す直流ブラシレスリ
ニアモータの電機子と永久磁石との位置関係の説明図で
ある。
【0014】1は固定子ブロックで、固定子ケース2
と、永久磁石3とを有している。固定子ケース2は、後
述する永久磁石3、3を配設するとともに、後述する可
動子ブロック4を移動可能な状態で支持するために、ア
ルミニウム等の押し出し成形等により、図1に示すよう
に、断面が大略コ字状の長尺筒状に形成されている。こ
の固定子ケース2は、上壁2a、側壁2b、2b及び開
口側の支持壁2c、2cによって所定の幅の大略コ字状
の断面を持って長尺筒状を形成し、内部を可動子ブロッ
ク4を移動可能に収納する収容室としている。従って、
上壁2aの内面の中央に永久磁石3、3を所定の間隔を
持って支持する支持溝2d、2dと、支持壁2c、2c
の中央に開口部2eとを有している。また、2f、2f
は可動子ブロック4のガイド部で、移動のときに横揺れ
することによって永久磁石3、3と接触し吸着されるの
を防止するもので、所定の幅と深さを持って形成されて
いる。
【0015】永久磁石3、3は、図2に示すように、厚
み方向に異極が存在し長手方向に一定間隔L/2を持っ
て交互に異極が存在するよう着磁された平板状のもので
ある。そして、固定子ケース2の支持溝2d、2dに例
えば圧入あるいは接着等適宜の手段で固定することによ
り、固定子ケース2の殆ど全長にわたって所定の間隔を
持って同極どうしが対向し、長手方向にそれぞれ交互に
異極が存在するように配設される。
【0016】4は可動子ブロックで、電機子5と、ガイ
ド板8、8と、磁気センサ9と、ベース板10とを主要
構成部材としている。また、この実施の形態のリニアモ
ータは、3相駆動のための3個の電機子5、5、5を有
し、後述するコイル7がそれぞれ接続されるとともにそ
れぞれが所定の間隔を持ってベース板10に配設される
ことによって可動子ブロック4の1ユニットを形成して
いる。この可動子ブロック4は、搬送する扉などの重力
によって必要とされる数のユニットが所定の間隔を持っ
て長手方向に連設されて使用されるが、本実施の形態に
おいては3つのユニットの可動子ブロック4が連設され
ている。
【0017】電機子5は、継鉄6と、この継鉄6の後述
する立設片61に巻装されたコイル7とを有している。
【0018】継鉄6は、磁性金属材料により、例えば切
削加工によって、略コ字状の対向片60a、60aの端
部60b、60bを内方に向けて近接するよう形成され
た継鉄本体60と、継鉄本体60の中間部に設けられた
係合孔60cに係合する立設片61とが組み合わされ形
成される。また、立設片61は、永久磁石3、3と対向
する部分を後述するコイル7の巻装される部分より可動
子ブロックの移動方向に向けて広い幅を持って形成され
ている。なお、継鉄本体60及び立設片61は、上記の
切削加工による他、たとえば焼結加工等により直接磁性
金属材料によって成形して形成しても良い。
【0019】コイル7は、合成樹脂等によって形成され
たボビン7aの巻胴部7bに、表面を絶縁層にて被覆さ
れた軟銅線が例えば巻始めを継鉄6のコ字状開口側すな
わち上端側として巻回して形成される。そして、このコ
イル7の巻端の始端と終端とは、図5の配線図に示すよ
うに、3つの可動子ブロック4の同じ相対位置のものそ
れぞれが、例えば始端どうしが接続されるとともに終端
が各ユニットごとに一括接続されスター結線されてい
る。なお、この結線は、図示していないプリント基板の
配線パターンによって所定の巻端どうしが接続され、後
述する制御装置11に向けて可とう性を有しているフレ
キシブルプリント基板等を介して配線される。
【0020】また電機子5は、継鉄6の継鉄本体60の
対向片60a、60aの長手方向の幅およびコイル7の
巻回されたコイル外形が、前記永久磁石3の長手方向の
同極間ピッチ寸法Lの1/3より小さい値になるよう適
宜設定される。そしてその組立においては、前記継鉄本
体60に設けられる立設片61に、コイル7のボビン7
aの巻胴部7bに設けられた貫通孔7cが挿通嵌合され
る。この電機子5は、コイル7の通電電流の方向によ
り、継鉄6の対向片60a、60aの端部60b、60
bの磁極は、一方がN極のときは他方もN極で、一方が
S極のときは他方もS極を形成する。
【0021】ガイド板8、8は、後述するベース10と
ともに継鉄6の位置決めをするもので、例えば合成樹脂
材料などの非磁性材料により、長手方向に前記ピッチ寸
法Lより小さい長さで、所定間隔Pを持って形成された
凹所8aと、ガイド凸条8bとを有し型造される。ま
た、このガイド板8は、長手方向の所定の箇所に前記所
定間隔Pと同じ間隔Pにて後述する磁気センサ9を固着
するための固着部8cが設けられている。
【0022】磁気センサ9は、コイル7への通電方向を
制御するために電機子5と永久磁石3との長手方向の相
対位置検出をするための位置センサで、この実施の形態
のものにおいては、永久磁石3による磁界の変化を電気
信号に変換する磁気ダイオード素子を用いる。なお、こ
の磁気センサ9は、この磁気ダイオードによるほか、例
えば磁気抵抗素子あるいはホール素子を用いても良い。
またさらに、当該センサと対向する永久磁石3の対向面
に例えば白黒の色変化によるマーキングを施し、このマ
ーキングを光学的に検知し相対位置を検知しうる赤外線
による投受光手段をもって構成される光学的位置検知セ
ンサであっても良い。この磁気センサ9は、前記ガイド
板8の固着部8cに3つのものが固着され配設される。
そして、配設された近傍の磁束の変化を検出し、図6に
示す制御装置11の制御部11cに向けて検出信号を出
力し、制御部11cにてこの検出信号が演算処理されて
電機子5の位置が検出される。
【0023】ベース板10は、電機子5を所定のピッチ
間隔を持って位置決めし配設するもので、例えば合成樹
脂材料などの非磁性材料により、固定子ケース2のコ字
状の幅より僅かに小さい幅と、前記長手方向に前記ピッ
チ寸法Lより小さい長さで、所定間隔Pを持って形成さ
れた凹所10aと、搬送物が透孔10cに固着され垂設
される凸条10bとを有し型造される。凹所10aは、
電機子5を固着するもので、継鉄6の継鉄本体60の長
手方向の幅および対向片60a、60aの外側寸法より
僅かに大きい長方形で所定の深さを有している。なお、
この実施の形態においては、このベース10の凹所10
aと、前記ガイド板8の凹所8a及び固着部8cとの所
定間隔Pは、L/3として設定している。なお、前記ガ
イド板8及びこのベース板10は、上記の合成樹脂材料
による以外に、例えばアルミニウムなどの非磁性金属材
料を用いても良く、加工手段を切削加工としても良い。
【0024】前記電機子5は、図3に示すように、ボビ
ン7aを立設片61に挿通嵌合した後、立設片61の下
部先端を継鉄本体60の係合孔60cに嵌合固着して形
成する。そして、ベース10の凹所10aに継鉄本体6
0が所定間隔Pを持って3つのものを配設する。そして
さらに、端部60b、60bがガイド板8の凹所8aに
よって同じく所定間隔Pを持って位置決めされ、可動子
ブロック4の1つのユニットを形成する。電機子5は、
このユニットの3つのものが連結されて前記固定子ケー
ス2の内方に移動自在に配設される。
【0025】そして、上記のブラシレス直流リニアモー
タは、図6に示す、コイル7を励磁するための直流電源
である電源部11aと、出力部11bと、制御部11c
とを有している電流制御手段である制御装置11によっ
てコイル7の通電電流が制御される。出力部11bは、
コイル7の励磁相を切り替えて出力するためのブリッジ
回路で、例えば6つのスイッチ素子Qと逆起防止用ダイ
オードDとにより構成される。制御部11cは、出力部
11bの各スイッチ素子Qを順次制御するもので、例え
ばCPU回路を有し、磁気センサ9からの可動子ブロッ
ク4の位置の検出信号を入力し、所定のプログラムに基
づいて出力部11bのスイッチ素子Qを順次開閉する。
この制御装置11により、ブラシレス直流リニアモータ
の可動子ブロック4の3つユニットそれぞれの電機子の
コイル7の3つであるa1乃至a3、b1乃至b3及び
c1乃至c3の内のそれぞれのうちの2つに常時電流を
流すことにより、大略直線的な長手方向に向けて移動し
得る推力を得ることができる。
【0026】次に、以上説明したブラシレス直流リニア
モータの動作について、図7に基づいて説明する。ま
ず、前記制御装置11から、コイル7に所定の電圧値の
直流電圧を印加すると、継鉄6を励磁する励磁電流が流
れる。コイル7は、そのコイルの巻始めを継鉄6の上端
側として巻廻されているので、例えば右廻りすなわち時
計方向の向きに電流を流すと、永久磁石3の側面に対向
するコイル7が巻回された立設片61はS極、端部60
b、60bはそれぞれN極となる。また、反対の左廻り
すなわち反時計方向の向きに電流を流すと、永久磁石3
の側面に対向するコイル7が巻回された立設片61はN
極、端部60b、60bはそれぞれS極となる。
【0027】いま、可動子ブロック4の電機子5と固定
子ブロック1の永久磁石3、3が図7(a)に示す位置
において、このときにはa及びcの符号のコイル7に励
磁電流が通電され、a及びcの符号の電機子5の継鉄6
の立設片61の永久磁石7との対向面の極性は図7
(a)に示す状態になるようにしている。従って、a及
びcの符号のコイル7を有する電機子5と永久磁石3、
3とは、対向する磁極との間には吸引力、隣接する磁極
との間には反発力が生じ、永久磁石3、3に図中の右方
向への推進力が働く。
【0028】次に、上述の推進力で可動子ブロック4が
右方向に移動して、図7(b)に示す位置に移動する
と、磁気センサ9からの出力が切替わり、b及びcのコ
イル7のb及びcに励磁電流が通電され、コイル7のb
及びcの符号の電機子5の継鉄6の立設片61の永久磁
石7との対向面の極性は図7(b)に示す状態になるよ
うにしている。従って、上述の場合と同様にして、b及
びcの符号のコイル7を有する電機子5と永久磁石3、
3とは、対向する磁極との間には反発力、隣接する磁極
との間には吸引力が生じ、永久磁石3、3に図中の右方
向への推進力が働く。
【0029】上述のように、可動子ブロック4の電機子
5と固定子ブロック1の永久磁石3、3との長手方向の
相対位置が、位置センサとしての磁気センサ9の出力に
よって可動子ブロック4の電機子5の継鉄6の磁極をコ
イル7の通電方向を切替えて通電すると、図7の(a)
〜(f)に示す6通りの状態になる。いずれの場合も上
述の場合と同様の原理で永久磁石6には継続して右側に
推進力が働く。すなわち、3相のコイル7のa、b、c
の内の2相に常時電流を流すことにより、直線的な推進
力を得ることになる。
【0030】また、この推進力の大きさは、コイル7の
通電電流すなわち継鉄6を磁化する励磁電流によって、
立設片61及び端部60b、60bの端面に生成する磁
極の大きさと、永久磁石3、3による磁界の大きさとに
よって決まる磁気的吸引(反発)力によって変化する。
従って、この磁気的な力を大きくするために、対向片6
0a及び立設片61の対向側面と永久磁石3、3の側面
と対向する間の間隔寸法を出来る限り小さくして永久磁
石3と、電機子5の相対位置等を設定している。また、
継鉄本体60の対向片60a、60aの端部60b、6
0bを、立設片61に向けて近接し磁気的な抵抗を少な
くするよう形成している。そして、さらに磁気的な力が
増加するのと同時に、隣り合う継鉄6との間の空隙を小
さくすることによって、永久磁石3、3から作用される
磁束の変化率が少なくし、継鉄6の立設片61及び端部
60bに対して永久磁石3、3から作用する力の変動を
抑えるために、永久磁石3、3と対向する立設片61及
び端部60b、60bの端面部分をコイル7の巻装され
る部分より可動子ブロックの移動方向に向けて広い幅を
持って構成している。なお、図中の左方向すなわち逆方
向に推進力を得る場合には、制御装置11による通電切
換えのタイミングを変えて対処するものとなる。
【0031】以上説明したブラシレス直流リニアモータ
によると、立設片61が永久磁石3、3と対向する部分
がコイル7の巻装される部分より可動子ブロック4の移
動方向に向けて広い幅を持って形成されて、隣り合う継
鉄6との間の空隙が小さくなって永久磁石3、3から作
用される磁束の変化率が少なくなるので、継鉄6の立設
片61及び端部60bに対して永久磁石3、3から作用
する力の変動が小さくなり、停止位置あるいは走行位置
でのコギング力が少ないものとなる。また、立設片61
が対向片60aを形成する継鉄本体60に固着される別
部材となるので、コイル7をボビン7aに巻装し形成し
た後に立設片61に装着できて、組立が容易なものとな
る。
【0032】[第2の実施の形態]図8は、第2の実施
の形態の電機子の分解斜視図である。
【0033】このブラシレス直流リニアモータは、電機
子の構成のみが第1の実施の形態と異なるもので、他の
構成部材は第1の実施の形態のものと同一である。この
ものの電機子5は、第1の実施の形態の電機子5の少な
くとも2つが一体に形成されたものとして、可動子ブロ
ック4の1つのユニットを形成している3個の電機子を
一体に形成している。そして、第1の実施の形態のもの
と同様に3つのユニットの可動子ブロック4が連設され
ている。
【0034】このものの継鉄6は、磁性金属材料によ
り、例えば切削加工によって形成された、継鉄本体60
と、継鉄本体60の中間部に設けられた係合孔60cに
係合する立設片61とが組み合わされて形成される。継
鉄本体60は、3組の略コ字状の対向片60a、60a
が、前記永久磁石3の長手方向の同極間ピッチ寸法Lの
1/3より小さい値になるよう適宜設定される幅を持っ
て互いにスリット60eにより分割されて、端部60
b、60bを内方に向けて近接するようにして連設され
形成されている。そして、対向片60a、60aの中間
部には前記係合孔60cに隣り合って、励磁時に生成す
る磁気回路を互いに分割するためのスリット60dが係
合孔60cと交互に形成されている。立設片61は、永
久磁石3、3と対向する部分を後述するコイル7の巻装
される部分より可動子ブロックの移動方向に向けて広い
幅を持って形成されている。そして、この実施の形態に
おいても、対向片60a、60aの連設する間隔Pは、
第1の実施の形態と同様のL/3として設定している。
なお、継鉄本体60及び立設片61は、上記の切削加工
による他、たとえば焼結加工等により直接磁性金属材料
によって成形して形成しても良い。
【0035】従って、このもののベース板10は、図8
に示すように、固定子ケース2のコ字状の幅より僅かに
小さい幅と、前記継鉄本体60を固着し得る長手方向長
さおよび対向片60a、60aの外側幅寸法より僅かに
大きい長方形で所定の深さを有している凹所10dと、
搬送物が透孔10cに固着され垂設される凸条10bと
を有し型造される。なお、前記ガイド板8及びこのベー
ス板10は、上記の合成樹脂材料による以外に、例えば
アルミニウムなどの非磁性金属材料を用いても良く、加
工手段を切削加工としても良い。
【0036】以上説明したブラシレス直流リニアモータ
によると、電機子5が少なくとも2つが一体に形成され
たものとなってそれぞれの電機子を位置決めしてベース
10に固着する必要がなく簡略な構成となるので、より
組立の容易なものとなる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載のブラシレス直流リニアモ
ータは、立設片が永久磁石と対向する部分がコイルの巻
装される部分より可動子ブロックの移動方向に向けて広
い幅を持って形成されて、隣り合う継鉄との間の空隙が
小さくなって永久磁石から作用される磁束の変化率が少
なくなるので、継鉄の立設片及び端部に対して永久磁石
から作用する力の変動が小さくなり、停止位置あるいは
走行位置でのコギング力が少ないものとなる。
【0038】また、請求項2記載のブラシレス直流リニ
アモータは、請求項1記載のものの効果に加え、コイル
を形成した後に別部材の立設片に装着できるので、コイ
ルをボビンに巻装し形成した後に立設片に装着できて、
組立が容易なものとなる。
【0039】また、請求項3記載のブラシレス直流リニ
アモータは、請求項1又は2記載のものの効果に加え、
電機子が少なくとも2つが一体に形成されたものとなっ
てそれぞれの電機子を位置決めしてベースに固着する必
要がなく簡略な構成となるので、より組立の容易なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す直流ブラシレスリニアモータの永久
磁石の斜視図である。
【図3】図1に示す直流ブラシレスリニアモータの電機
子の分解斜視図である。
【図4】図1に示す直流ブラシレスリニアモータの分解
斜視図である。
【図5】図1に示す直流ブラシレスリニアモータのコイ
ルの配線図である。
【図6】図1に示す直流ブラシレスリニアモータを駆動
するコントローラの概略構成図である。
【図7】図1に示す直流ブラシレスリニアモータの電機
子と永久磁石との位置関係の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の要部である電機子
の分解斜視図である。
【図9】従来例の断面図である。
【図10】別の従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 固定子ブロック 2 固定子ケース 3 永久磁石 4 可動子ブロック 5 電機子 6 継鉄 60 継鉄本体 60a 対向片 61 立設片 7 コイル 9 磁気センサ(位置センサ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が大略コ字状の長尺の固定子ケース
    と、厚み方向に異極が存在し長手方向に一定間隔で交互
    に異極が存在するよう着磁されて固定子ケースに所定の
    間隔を持って同極どうしが対向するよう配設される平板
    状の2つの永久磁石と、を有する固定子ブロックと、 略コ字状の対向片の中間にこの対向片と対向する立設片
    を有する継鉄及びこの立設片に巻装されたコイルを有す
    る電機子と、このコイルへの通電方向を制御するため電
    機子と前記永久磁石との長手方向の相対位置検出をする
    ための位置センサと、を有して前記対向片及び立設片の
    対向側面と前記位置センサの検知面とが前記永久磁石の
    側面と対向し配設される可動子ブロックと、を備えるブ
    ラシレス直流リニアモータにおいて、 前記立設片を、前記永久磁石と対向する部分を前記コイ
    ルの巻装される部分より可動子ブロックの移動方向に向
    けて広い幅を持って形成したことを特徴とするブラシレ
    ス直流リニアモータ。
  2. 【請求項2】 前記立設片を、前記対向片を形成する継
    鉄本体に固着される別部材とすることを特徴とする請求
    項1記載のブラシレス直流リニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記電機子を、少なくとも2つが一体に
    形成されたものとすることを特徴とする請求項1又は2
    記載のブラシレス直流リニアモータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140103748A1 (en) * 2012-10-11 2014-04-17 Hiwin Mikrosystem Corp. Linear motor air-cooling structure
CN111564951A (zh) * 2020-05-28 2020-08-21 歌尔股份有限公司 直线电机
CN111835178A (zh) * 2020-08-14 2020-10-27 深圳市科力尔电机有限公司 一种微型分体式线性电机

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