JPH1052392A - 部分洗い用液体洗剤製品 - Google Patents

部分洗い用液体洗剤製品

Info

Publication number
JPH1052392A
JPH1052392A JP21282096A JP21282096A JPH1052392A JP H1052392 A JPH1052392 A JP H1052392A JP 21282096 A JP21282096 A JP 21282096A JP 21282096 A JP21282096 A JP 21282096A JP H1052392 A JPH1052392 A JP H1052392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid detergent
partial washing
product
container
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21282096A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Iwao
修司 岩尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP21282096A priority Critical patent/JPH1052392A/ja
Publication of JPH1052392A publication Critical patent/JPH1052392A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣料品、敷物、靴などの部分洗いに適した、
液体洗剤とその容器とからなる部分洗い用液体洗剤製品
を得る。 【解決手段】 容器2に液体洗剤3が充填され、この容
器2が容器本体10と、その頂部に蓋部材20とを有
し、この蓋部材20に、口径が0.4mm〜3.0mm
の注出孔23と、その周囲に複数の刷毛24とが形成さ
れ、前記液体洗剤が、界面活性剤を5重量%〜60重量
%、キレート剤を0.1重量%〜10重量%の範囲内で
含有し、粘度(25℃)が0.01P〜100Pとされ
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料品、敷物、靴
などの部分洗いに適した、液体洗剤とその容器とからな
る部分洗い用液体洗剤製品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、衣料品、敷物、靴などに付着
したシミ、ドロなどの汚れは、高級アルコール系などの
ノニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テルサルフェートなどのアニオン界面活性剤、または炭
酸ナトリウムなどのアルカリ剤を単独で、または混合し
て含む液体洗剤または粉末洗剤を用いて洗濯により除去
している。また、シャツの衿や油脂のシミが付着した部
分などのように強固に汚れが付着した部分は、「部分洗
い」と称して、上記の洗剤や石鹸を汚染部に高濃度にす
り付けた後、手による揉み洗いか、またはブラシなどを
用いて機械的に刷掃(ブラッシング)することによって
洗浄していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高濃度の洗剤
や石鹸を汚染部に手ですり付け、揉み洗いする作業は手
を荒らすばかりでなく、手間がかかり疲労が大きいわり
に効果が小さい。また、ブラシなどによる機械的な刷掃
は、ブラシの形状・材質・刷掃力などによって生地を損
傷する場合があり、好ましい方法ではない。また、いず
れの方法によるにしても、従来の洗剤では、衿汚れなど
の油汚れには比較的効果があるものの、靴下やズック靴
などに付着したドロ汚れにはあまり効果が期待できなか
った。
【0004】部分洗いの手作業による煩雑さを解消しよ
うとして、スクイズ容器にゲル状の洗剤を充填し、この
容器の口部に、ピンホール状の注出孔と、その周囲に形
成した多数の刷毛とを有する蓋部材を装着した部分洗い
用の液体洗剤製品が開発されている。この製品を用いれ
ば、容器を片手で持ったまま、押圧(スクイズ)して適
量の洗剤を注出し、この洗剤を汚染対象物に付着させな
がら、容器に付属する刷毛で刷掃することができるので
操作は簡便になる。しかしこの製品は、洗剤がゲル状と
されているので、必要量の液体洗剤を注出するための押
圧に大きな握力を要し、実用上の問題があった。また、
前記のドロ汚れなどに対しては十分な効果が得られなか
った。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、従ってその目的は、容易に適量の
液体洗剤を注出することができ、刷掃効果に優れ、油汚
れにもドロ汚れにも共に洗浄効果が高い実用的な部分洗
い用液体洗剤製品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、容器に液体洗剤が充填されてなり、この
容器が、液体洗剤を収容し上部に開口部を有する容器本
体と、この容器本体の開口部に装着された蓋部材とを有
し、この蓋部材の少なくとも1箇所に、容器本体内の液
体洗剤を注出し得る口径が0.4mm〜3.0mmの範
囲内とされた注出孔が形成され、この注出孔の周囲の蓋
部材上面に、可撓性と弾性復帰力とを有する複数の刷毛
が形成されてなり、前記液体洗剤が、界面活性剤を5重
量%〜60重量%、キレート剤を0.1重量%〜10重
量%の範囲内で含有し、かつ25℃における粘度が0.
01P〜100Pの範囲内に調整されてなる部分洗い用
液体洗剤製品を提供する。
【0007】前記の容器本体は、可撓性と弾性復帰力と
を有する合成樹脂製のスクイズ容器からなることが好ま
しい。前記刷毛の長さは、5mm〜15mmの範囲内と
されていることが好ましい。前記の刷毛は、注出孔の周
囲に50本cm-2〜200本cm-2の範囲内の植毛密度
となるように形成されていることが好ましい。前記の刷
毛は、ポリオレフィン製であることが好ましい。特に、
密度が0.92gcm-3〜0.97gcm-3の範囲内に
あるポリエチレン製であることが好ましい。
【0008】前記の刷毛は、蓋部材と一体に成形されて
なることが好ましい。前記の注出孔には、着脱可能な栓
が装着されていることが好ましい。容器本体には、前記
蓋部材を覆う着脱可能なキャップが装着されていること
が好ましい。前記の注出孔には着脱可能な栓が装着さ
れ、容器本体には前記蓋部材を覆う着脱可能なキャップ
が装着され、この栓とキャップとは、一体に成形されて
いることが好ましい。
【0009】前記の界面活性剤は、アニオン界面活性剤
とノニオン界面活性剤とからなることが好ましい。この
アニオン界面活性剤は、α−オレフィンスルホネート
(AOS)、飽和または不飽和のC12〜C18脂肪酸石
鹸、C8 〜C18脂肪酸メチルエステルスルホン酸塩およ
びポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの
群から選ばれた1種以上であることが好ましい。ノニオ
ン界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、およびポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
の群から選ばれた1種以上であることが好ましい。
【0010】前記のキレート剤は、リンゴ酸、クエン
酸、マレイン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、ニト
リロトリ酢酸塩、リン酸誘導体、ポリアクリル酸、およ
びアクリル酸/マレイン酸共重合物の群から選ばれた1
種以上であることが好ましい。
【0011】前記の液体洗剤は、前記の界面活性剤およ
びキレート剤に加えて、ポリアルキレン(C2〜C6)グ
リコールアルキル(C1〜C5)エーテル、低級(C1
4)アルコール、アルキレングリコール誘導体、ビル
ダー、アルカリ剤、酵素剤、蛍光剤、香料などの添加剤
を含むことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により図面を用いて説明する。図1は、本発明の部分
洗い用液体洗剤製品(以下、「本製品」という)の一実
施例を示している。図1において、本製品1は、概略、
容器2と、この容器2に充填された液体洗剤3とからな
っている。
【0013】最初に容器2の構造について説明すると、
この容器2は、液体洗剤3を収容する容器本体10と、
この容器本体10の開口部11に着脱可能に装着された
蓋部材20と、容器本体の頸部12に着脱可能に装着さ
れたキャップ30とからなっている。
【0014】容器本体10は、高密度ポリエチレン製の
スクイズ容器であって、横断面が概略楕円形をなした胴
部14と、その上方に形成された断面円形の頸部12
と、その上端に、頸部12より小径に成形された断面円
形の開口部11とからなり、この胴部14は、手で押圧
(スクイズ)すると凹み、押圧を開放すると元の形状に
復帰する可撓性と弾性復帰力とを有している。
【0015】蓋部材20は、密度0.95gcm-3の高
密度ポリエチレン製であって、有蓋円筒形に成形され、
その筒壁21の内周面が容器本体の開口部11の外周面
と嵌合することによって、容器本体10に着脱可能に装
着されている。
【0016】この蓋部材20の蓋板22の中央には、容
器本体内の液体洗剤3を注出し得る注出孔23が形成さ
れている。この注出孔23の口径dは、1mmとされ、
またその形状は、上方に向けて漸次拡径するテーパ状に
成形されている。
【0017】前記注出孔23の周囲には、蓋部材20と
一体に高密度ポリエチレンで成形された多数の刷毛24
…が、蓋板22の上面から上方に向けて形成されてい
る。これらの刷毛24…は、長さLが14mmとされて
いる。そして、これらの刷毛24…は、注出孔23の周
囲を多重に包囲するように形成され、その植毛密度は、
約95本cm-2とされている。
【0018】キャップ30は、有蓋円筒形に成形され、
その筒部31の内周面が容器本体10の頸部12と嵌合
するようになっている。容器本体の頸部12には、環状
突起13が形成され、キャップの筒部31の内周面に
は、この環状突起13と係合する承溝が形成され、環状
突起13と承溝とが係合することによって、キャップ3
0は、容器本体10にスナップ止めされるように装着さ
れている。
【0019】キャップ30の頂板32の内側中央から、
栓体33が下方に延び、この栓体33の先端部は、キャ
ップ30が容器本体10に装着された状態で、注出孔2
3を閉塞するように、下方に向けて漸次縮径する円錐形
に成形されている。
【0020】次に、容器本体10に充填された液体洗剤
3の組成について説明する。この液体洗剤3は、界面活
性剤を20重量%、キレート剤を1重量%含有し、25
℃における粘度が30Pとされている。
【0021】前記の界面活性剤は、アニオン界面活性剤
とノニオン界面活性剤とからなる。アニオン界面活性剤
としては、α−オレフィンスルホネート(AOS)が3
重量%、オレイン酸石鹸が10重量%含まれ、ノニオン
界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(10)アル
キル(C12〜C13)エーテルが7重量%含まれている。
【0022】前記の液体洗剤3はまた、キレート剤とし
てエチレンジアミンテトラ酢酸のナトリウム塩を1重量
%含んでいる。この液体洗剤3は前記の成分の他に、ポ
リエチレングリコールモノブチルエーテルを5重量%、
エタノールを5重量%、香料を0.5重量%含み、残余
が精製水とされている。
【0023】次に、本製品1の作用および洗浄方法につ
いて説明する。本製品1は、キャップ30が装着されて
いる状態では、栓体33が注出孔23を閉塞しているの
で、容器本体10を転倒しても液体洗剤3が外部に漏出
することはない。
【0024】使用に際して、キャップ30は環状突起1
3によって容器本体10にスナップ止めにされているの
で、手で引き抜くだけで容易に容器本体10から取り外
すことができる。このとき、同時に栓体33が取り除か
れて、注出孔23が開放される。
【0025】この状態で容器本体10を倒置し、その胴
部を手で押圧(スクイズ)すると、液体洗剤3の一部が
容器本体10から注出孔23を通って注出され、刷毛2
4…の間隙に一時的に貯留される。この、手による押圧
に際しては、液体洗剤の粘度と注出孔23の口径dとが
好適に調整されているので、1回の部分洗いに必要十分
な量(例えば2ml〜20ml)の液体洗剤が、1回の
押圧によって注出され、押圧を解除すると、容器本体1
0の可撓性と弾性復帰力とによって、胴部の形状が原形
に復帰し、この間に注出孔23から空気が容器本体10
内に導入され、液体洗剤の流出は止まる。
【0026】刷毛24…を、部分洗いしようとする織布
など洗浄対象物の面に当てがい、この刷毛の先端で刷掃
(ブラッシング)すると、刷毛の間隙に貯留された液体
洗剤が、刷毛24…に沿ってその先端から対象物の表面
または組織内に供給され、刷掃操作によって対象物の洗
浄が行われる。
【0027】洗浄対象物に供給された液体洗剤は、アニ
オン界面活性剤とノニオン界面活性剤とをそれぞれ好適
な濃度で含んでいるので、適度の可撓性と弾性復帰力と
を有する刷毛24…によって対象物を刷掃するとき、界
面活性剤の物理化学的な洗浄効果とブラッシングによる
刷掃効果とが共同作用して、対象物に付着した汚染物質
を対象物の組織から遊離させることができる。刷掃を適
度の回数繰り返した後に、温水などで濯ぎ洗いすれば、
対象物は清浄化される。
【0028】本製品の液体洗剤は、キレート剤を含んで
いるので、キレート剤を含まない従来の部分洗い洗剤に
比べ、特にドロ汚れに対する洗浄効果が向上している。
また、この液体洗剤に含まれるポリエチレングリコール
モノブチルエーテルは、溶剤として、系の安定化を促
し、硬化した油汚れ物質を軟化し、油汚れに対する洗浄
効果を高める作用もある。この液体洗剤に含まれるエタ
ノールは、浸透剤として作用し、液体洗剤をズック靴な
ど厚地の対象物にもよく浸透させる作用がある。
【0029】容器本体の胴部14を押圧(スクイズ)し
て1回分の液体洗剤を注出孔23から注出させるに際し
て、注出孔23の口径dと液体洗剤3の粘度ρとの関係
は重要である。女性パネラーによる実験の結果、一般
に、胴部14の人手による押圧力は概略一定になるの
で、液体洗剤3の粘度ρが高い場合には、一定量の液体
洗剤を注出するに要する注出孔23の口径dは大きくし
なければならない。液体洗剤3の粘度ρが低い場合は、
この逆となる。
【0030】油汚れにもドロ汚れにも効果が発現するよ
うに配合組成を調整した液体洗剤をスクイズ容器に充填
し、1回の部分洗いに必要十分な量(約10ml)の液
体洗剤を、手の押力で無理なく押し出すことができ、し
かも余分な液垂れが起こらないようにするためには、注
出孔23の口径dを0.4mm〜3.0mmの範囲内と
し、液体洗剤の粘度を0.01P〜100Pの範囲内に
調整する必要があることがわかった。
【0031】注出孔23の口径dが0.4mm未満であ
ると、前記粘度の液体洗剤を注出するのに過大な押力が
必要となり実用的でなくなる。口径dが3.0mmを越
えると、通常の押力で過大量の液体洗剤が注出され、ま
た液垂れが生じ易くなる。この観点から、注出孔23の
口径dは、0.6mm〜2.0mmの範囲内、特に0.
6mm〜1.6mmの範囲内とすることが更に好まし
い。
【0032】液体洗剤の粘度は、0.01P未満では、
注出孔23からの液垂れが激しくなり、刷毛24…の間
隙に貯留することも困難となって実用的でないばかりで
なく、実際にこの粘度で油汚れにもドロ汚れにも有効な
部分洗い用液体洗剤の処方を組むことも困難になる。粘
度が100Pを越えると、口径dを実用化可能な範囲内
で大きくしても、通常の手の押力で必要十分量の液体洗
剤を注出することが困難になる。この観点から、液体洗
剤の粘度は、25℃において1P〜70Pの範囲内とす
ることが更に好ましい。
【0033】前記の容器において、注出孔23は、必ず
しも蓋部材の中央に形成される必要はなく、また1箇所
にのみ形成される必要もない。しかし偏った位置または
2箇所以上に注出孔が形成された場合は、前記実施例に
おけるように、キャップ30の中央内側から垂下した栓
体33によって注出孔23を閉塞することができないの
で、別途の閉塞手段、例えば、栓体が一体成形されたキ
ャップを、ヒンジで搖動自在に容器本体に連結するなど
の手段を用いることが好ましい。
【0034】本製品を用いて洗浄対象物を洗浄するに際
して、刷毛24…は、注出孔23から注出された液体洗
剤を一時貯留し、刷掃(ブラッシング)に応じてこれを
対象物に供給し、かつ対象物に付着した汚染物質を掻き
落とし、かつ揉み洗いする作用を実現するものである。
これらの作用を高度なバランスで実現するためには、刷
毛の諸条件を好適な範囲内に調整することが好ましい。
【0035】刷毛24…の長さは、5mm〜15mmの
範囲内に調整することが好ましい。長さが5mm未満で
は、液体洗剤の貯留量が制限され、洗浄対象物に円滑に
液体洗剤を供給することが困難になると共に、刷毛先の
屈曲ストロークが減少し、相対的に剛性が増大するため
に対象物を損傷する可能性があり好ましくない。長さが
15mmを越えると、射出成形などによる蓋部材20と
の一体成形が困難になるばかりでなく、屈曲ストローク
が大き過ぎて汚染物質の掻き取り力が低下し、また折れ
易くなって不都合である。この観点から、刷毛24…の
長さは、9mm〜13mmの範囲内とすることが更に好
ましい。
【0036】刷毛14…は、ポリオレフィン製であるこ
とが好ましい。特に、密度が0.92gcm-3〜0.9
7gcm-3の範囲内にあるポリエチレン製であることが
好ましい。ポリオレフィンは一般に、本製品の液体洗剤
に対して安定であり、射出成形などによる蓋部材20と
の一体成形が容易であり、刷掃に好適な剛性を有してい
る。特に密度が0.92gcm-3〜0.97gcm-3
ポリエチレンは、安価に入手できるばかりでなく、本製
品の刷毛14…として好適な剛性を有している。密度が
0.92gcm-3未満のポリエチレンは、剛性が不足し
て汚染物質の掻き取り力が不足し、密度が0.97gc
-3を越えるポリエチレンは、刷毛に成形したとき折れ
易く、また刷掃に際して対象物を損傷する可能性があっ
て好ましくない。
【0037】刷毛24…の形状は、特に限定されるもの
ではない。しかし、一般には刷毛先が先端に向けて縮径
する針状の形状とすることが好ましい。この刷毛24の
断面形状も、円形、楕円形、ひし形、正方形、偏平形な
どいずれでもよい。その径は植毛密度とも関係するが、
刷毛のいずれの部分においても、0.2mm〜1.5m
mの範囲内とすることが好ましい。0.2mm未満とす
ることは成形上も困難であるばかりでなく、柔軟すぎて
刷掃効果が不足する。1.5mmを越えると剛性が高す
ぎ、対象物を損傷する惧れがある。
【0038】刷毛24…の植毛配置は、注出孔23を取
り巻くような配置であれば特に限定されないが、例えば
注出孔23を中心として、4重〜15重の環状列を形成
するように配置することが好ましい。
【0039】植毛密度は、50本cm-2〜200本cm
-2の範囲内とすることが好ましい。50本cm-2未満で
は、液体洗剤の貯留量が十分でなく、200本cm-2
越えると、刷毛が密集しすぎて、刷掃力が減退する。こ
の好ましい範囲の植毛密度を実現するためにも、刷毛2
4の径は、0.2mm〜1.5mmの範囲内とすること
が好ましい。
【0040】本製品において、液体洗剤中の界面活性剤
の濃度は、5重量%〜60重量%の範囲内とされる。5
重量%未満では、特に油汚れなどに対する洗浄効果が不
足し、60重量%を越えると、液体洗剤が粘稠となっ
て、汚染物質を膨潤させる効果が減退し、ドロ汚れなど
に対する洗浄効果が低下する。この観点から、界面活性
剤がアニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤とからな
り、この界面活性剤が、液体洗剤中に10重量%〜40
重量%の範囲内で含まれていることが更に好ましい。
【0041】アニオン界面活性剤としては、α−オレフ
ィンスルホネート(AOS)、飽和または不飽和のC12
〜C18脂肪酸石鹸、C8 〜C18脂肪酸メチルエステルス
ルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサル
フェートなどが好適に使用できる。これらは特に水性汚
れやドロ汚れに対する洗浄効果が高い。特にオレイン酸
石鹸は、洗浄力が高く、粘度調整効果があり、環境にも
優しいので、アニオン界面活性剤の少なくとも一部とし
て好適に使用できる。
【0042】ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテルなどが好適に使用できる。ノニオン界
面活性剤は一般に油汚れなどに対する洗浄効果が高い。
【0043】キレート剤としては、リンゴ酸、クエン
酸、マレイン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、ニト
リロトリ酢酸塩、リン酸誘導体、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、アクリル酸/マレイン酸共重合物などが好適に使
用できる。ここでリン酸誘導体の例としては、1−ヒド
ロキシエタン−1,1−ジホスホン酸、アミノトリ(メ
チレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラ(メチレ
ンホスホン酸)、オルトリン酸、メタリン酸、ピロリン
酸、ポリリン酸などを挙げることができる。
【0044】本発明者は、部分洗い用液体洗剤がキレー
ト剤を含むことによって、特にズック靴や靴下などのド
ロ汚れに対する洗浄効果が著しく向上することを発見し
た。この理由については明確でないが、繊維などに吸着
するカルシウム塩などの無機汚染物質をキレート剤が捕
捉することによって、汚染物質の遊離を促進するためと
考えられる。
【0045】キレート剤は、液体洗剤中に0.1重量%
〜10重量%の範囲内で含まれていることが好ましい。
0.1重量%未満ではドロ汚れに対する効果が不十分で
あり、10重量%を越えて用いても、効果はあまり向上
しない。この観点から、前記例のキレート剤を用いる場
合は、0.5重量%〜7重量%の範囲内で配合すること
が更に好ましい。
【0046】本製品に用いる液体洗剤は、前記の界面活
性剤およびキレート剤に加えて、通常の液体洗剤に用い
られるような他の添加剤を含んでいてよい。その例とし
ては、例えばポリアルキレン(C2〜C6)グリコールア
ルキル(C1〜C5)エーテル、低級(C1〜C4)アルコ
ール、アルキレングリコール誘導体、ビルダー、アルカ
リ剤、酵素剤、蛍光剤、および香料などを挙げることが
できる。
【0047】(試験例)図1に示した注出孔の口径が1
mmの本製品において、刷毛24の長さLと、液体洗剤
3の組成とを本発明の範囲内で変化させた各種試料を調
製し、靴下のドロ汚れに用いたときの使い易さと刷
掃効果とについて評価試験を行った。
【0048】(比較例)前記実施例と同様であるが、た
だし、蓋部材に刷毛が形成されていない容器を用いた比
較例1、液体洗剤がキレート剤を含まない比較例2、粘
度が0.01P(25℃)未満とされた比較例3、およ
び粘度が100Pを越える比較例4について、実施例と
同様な評価試験を行った。
【0049】評価試験は、以下のようにして行った。 使い易さ評価:水に濡らした綿製の靴下の部分約3c
m平方にドロを塗布してドロ汚れ状態とし、10人の女
性パネラーが、前記の各実施例および比較例を用いて部
分洗い実験を行い、使い易さを下記の水準で評価した。 ◎;80%以上のパネラーが使い易いと感じた。 ○;60%〜79%のパネラーが使い易いと感じた。 △;40%〜59%のパネラーが使い易いと感じた。 ×;39%以下のパネラーが使い易いと感じた。
【0050】刷掃効果:使い易さ評価の場合と同様に
ドロ汚れ状態とした綿製靴下の汚染部位に各実施例およ
び比較例の配合組成の前記液体洗剤を1ml塗布し、そ
れぞれの容器に600gの荷重を負荷し、150rpm
の往復運動装置を用いて20回往復刷掃を行い、肉眼で
汚れ落ち評価を行った。刷掃効果は、下記の水準で評価
した。 ◎;ほとんど落ちている。 ○;落ちている。 △;やや落ちている。 ×;ほとんど落ちていない。
【0051】上記の使い易さと刷掃効果とを総合し
て実用性を判断し、下記の3段階で表した。 ○;実用性高い。 △;実用性やや劣る。 ×;実用性乏しい。
【0052】試料の条件と評価結果とを表1に示す。表
1において、成分は下記の略称で示した。 AOS;α−オレフィンスルホネート O石鹸;オレイン酸石鹸 POE;ポリオキシエチレン(10)アルキル(C12
13)エーテル EDT;エチレンジアミンテトラ酢酸四ナトリウム EGB;ポリエチレングリコールモノブチルエーテル EOH;エタノール
【0053】
【表1】
【0054】表1の評価結果から、液体洗剤が、界面活
性剤を5重量%〜60重量%、キレート剤を0.1重量
%〜10重量%の範囲内で含み、粘度(25℃)が0.
01P〜100Pの範囲内に調整され、容器が、口径
0.4mm〜3.0mmの範囲内の注出孔と長さ5mm
〜15mmの範囲内の刷毛とを有する実施例1〜実施例
4の試料は、使い易さ、刷掃効果のいずれにも優れてお
り、実用性が高いと判断された。
【0055】表1の評価結果から、実施例5の試料は、
刷毛長が好ましい範囲5mm〜15mmより短く、使い
易さはあるもののドロ汚れに対する刷掃効果がやや劣
り、実用性評価が低くなった。実施例6の試料は、刷毛
長が好ましい範囲5mm〜15mmより長く、またアニ
オン界面活性剤を含まないので、使い易さ、ドロ汚れに
対する刷掃効果がいずれもやや劣り、実用性評価が低く
なった。
【0056】表1の評価結果から、刷毛が形成されてい
ない容器を用いた比較例1の試料は、使い易さの評価が
低く、実用性が乏しいと判断された。液体洗剤がキレー
ト剤を含まない比較例2の試料は、使い易さは問題ない
もののドロ汚れに対する刷掃効果が認められず、実用性
が乏しいと判断された。粘度が0.01P(25℃)未
満である比較例3の試料は、使用中の液垂れが激しく、
使い勝手が悪いため実用性が乏しいと判断された。粘度
が100Pを越える比較例4の試料は、注出孔から必要
十分量の液体洗剤が注出されず、使い勝手が悪いばかり
でなく、刷掃効果も劣るため実用性が乏しいと判断され
た。
【0057】本発明の部分洗い用液体洗剤製品は、手に
持って簡易に部分洗いができるので、衣料品、ナプキ
ン、敷物、壁掛け、靴、シート、椅子などの部分洗いに
有利に使用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の部
分洗い用液体洗剤製品は、容器の蓋部材に、口径が0.
4mm〜3.0mmの注出孔が形成され、その周囲に複
数の刷毛が形成され、液体洗剤が、界面活性剤を5重量
%〜60重量%、キレート剤を0.1重量%〜10重量
%の範囲内で含み、かつ粘度(25℃)が0.01P〜
100Pの範囲内に調整されてなるものであるので、必
要十分量の液体洗剤を容易に注出することができ、刷掃
効果に優れ、油汚れにもドロ汚れにも共に洗浄効果が高
い実用的な部分洗い用液体洗剤製品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…部分洗い用液体洗剤製品。 2…容器 3…液体洗剤 10…容器本体 11…開口部 12…頸部 14…胴部 20…蓋部材 23…注出孔 24…刷毛 30…キャップ 33…栓体 d…注出孔口径 L…刷毛長

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に液体洗剤が充填されてなり、 この容器が、液体洗剤を収容し上部に開口部を有する容
    器本体と、この容器本体の開口部に装着された蓋部材と
    を有し、この蓋部材の少なくとも1箇所に、容器本体内
    の液体洗剤を注出し得る口径が0.4mm〜3.0mm
    の範囲内とされた注出孔が形成され、この注出孔の周囲
    の蓋部材上面に、可撓性と弾性復帰力とを有する複数の
    刷毛が形成されてなり、 前記液体洗剤が、界面活性剤を5重量%〜60重量%、
    キレート剤を0.1重量%〜10重量%の範囲内で含有
    し、かつ25℃における粘度が0.01P〜100Pの
    範囲内に調整されてなることを特徴とする部分洗い用液
    体洗剤製品。
  2. 【請求項2】 前記の容器本体が、可撓性と弾性復帰力
    とを有する合成樹脂製のスクイズ容器からなることを特
    徴とする請求項1に記載の部分洗い用液体洗剤製品。
  3. 【請求項3】 前記刷毛の長さが5mm〜15mmの範
    囲内とされたことを特徴とする請求項1に記載の部分洗
    い用液体洗剤製品。
  4. 【請求項4】 前記の刷毛が、注出孔の周囲に50本c
    -2〜200本cm -2の範囲内の植毛密度となるように
    形成されたことを特徴とする請求項1に記載の部分洗い
    用液体洗剤製品。
  5. 【請求項5】 前記の刷毛がポリオレフィン製であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の部分洗い用液体洗剤製
    品。
  6. 【請求項6】 前記の刷毛が、密度が0.92gcm-3
    〜0.97gcm-3の範囲内にあるポリエチレン製であ
    ることを特徴とする請求項5に記載の部分洗い用液体洗
    剤製品。
  7. 【請求項7】 前記の刷毛が、蓋部材と一体に成形され
    てなることを特徴とする請求項1に記載の部分洗い用液
    体洗剤製品。
  8. 【請求項8】 前記の注出孔に、着脱可能な栓が装着さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の部分洗い用液体
    洗剤製品。
  9. 【請求項9】 容器本体に、前記蓋部材を覆う着脱可能
    なキャップが装着されたことを特徴とする請求項1に記
    載の部分洗い用液体洗剤製品。
  10. 【請求項10】 前記の注出孔に着脱可能な栓が装着さ
    れ、容器本体に前記蓋部材を覆う着脱可能なキャップが
    装着され、この栓とキャップとが一体に成形されてなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の部分洗い用液体洗剤
    製品。
  11. 【請求項11】 前記の界面活性剤が、アニオン界面活
    性剤とノニオン界面活性剤とからなることを特徴とする
    請求項1に記載の部分洗い用液体洗剤製品。
  12. 【請求項12】 アニオン界面活性剤が、α−オレフィ
    ンスルホネート(AOS)、飽和または不飽和のC12
    18脂肪酸石鹸、C8 〜C18脂肪酸メチルエステルスル
    ホン酸塩およびポリオキシエチレンアルキルエーテルサ
    ルフェートの群から選ばれた1種以上であることを特徴
    とする請求項11に記載の部分洗い用液体洗剤製品。
  13. 【請求項13】 ノニオン界面活性剤が、ポリオキシエ
    チレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレンノニ
    ルフェニルエーテルの群から選ばれた1種以上であるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の部分洗い用液体洗剤
    製品。
  14. 【請求項14】 前記のキレート剤が、リンゴ酸、クエ
    ン酸、マレイン酸、エチレンジアミンテトラ酢酸塩、ニ
    トリロトリ酢酸塩、リン酸誘導体、ポリアクリル酸、お
    よびアクリル酸/マレイン酸共重合物の群から選ばれた
    1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の部分
    洗い用液体洗剤製品。
JP21282096A 1996-08-12 1996-08-12 部分洗い用液体洗剤製品 Withdrawn JPH1052392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21282096A JPH1052392A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 部分洗い用液体洗剤製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21282096A JPH1052392A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 部分洗い用液体洗剤製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1052392A true JPH1052392A (ja) 1998-02-24

Family

ID=16628904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21282096A Withdrawn JPH1052392A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 部分洗い用液体洗剤製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1052392A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11269500A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Kao Corp 塗布用洗剤
JP2002179141A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Taisei Kako Co Ltd 懸濁液用容器
JP2006015011A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Kao Corp 清掃用シート
JP2016060798A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 花王株式会社 液体洗浄剤物品、及び液体洗浄剤の計量方法
EP3034598A1 (de) * 2014-12-18 2016-06-22 Henkel AG & Co. KGaA Waschmittelprodukt, umfassend flüssiges waschmittel mit fliessgrenze in einer verpackung mit abgabevorrichtung
JP2016175703A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 陽介 内藤 洗濯洗剤用容器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11269500A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Kao Corp 塗布用洗剤
JP2002179141A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Taisei Kako Co Ltd 懸濁液用容器
JP2006015011A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Kao Corp 清掃用シート
JP2016060798A (ja) * 2014-09-17 2016-04-25 花王株式会社 液体洗浄剤物品、及び液体洗浄剤の計量方法
EP3034598A1 (de) * 2014-12-18 2016-06-22 Henkel AG & Co. KGaA Waschmittelprodukt, umfassend flüssiges waschmittel mit fliessgrenze in einer verpackung mit abgabevorrichtung
JP2016175703A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 陽介 内藤 洗濯洗剤用容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4725489A (en) Disposable semi-moist wipes
CN1245494C (zh) 织物处理施用器
US6689730B2 (en) Garment stain removal product which uses sonic or ultrasonic waves
DE60020728T2 (de) Ultraschallgerät
US20080041424A1 (en) Liquid applicator and absorbent scrubbing means
US6883353B2 (en) Fabric cleaning
CA2243496A1 (en) Improved stain removal device
JPH1052392A (ja) 部分洗い用液体洗剤製品
CN1368862A (zh) 带有最佳施用装置的去污笔
US6251808B1 (en) Metal and fiberglass cleaning and polishing article
US20020178511A1 (en) Cleaning device and its use
US20030004087A1 (en) Fabric cleaning
US6829913B2 (en) Fabric cleaning
JPH1052321A (ja) 部分洗い用液体洗剤製品
JPH11299541A (ja) 刷毛付き液体洗浄剤容器
JP4028357B2 (ja) 塗布用洗浄剤製品
US20020183225A1 (en) Fabric cleaning
RU2616611C2 (ru) Способ получения пастообразной моющей композиции
US20020178508A1 (en) Fabric cleaning
JP2002309287A (ja) 容器入り衣料用泡塗布洗剤
JP3977902B2 (ja) ブラシ付き容器入り塗布洗浄剤
JP2019198570A (ja) 洗濯予洗い補助具
JP2002371466A (ja) 防汚剤組成物及び防汚剤
JPS6214959Y2 (ja)
EP1553161A1 (en) Garment stain removal product which uses sonic or ultrasonic waves

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031104