JPH1053218A - 包装フィルム切断装置及び切断方法 - Google Patents

包装フィルム切断装置及び切断方法

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JPH1053218A
JPH1053218A JP21123196A JP21123196A JPH1053218A JP H1053218 A JPH1053218 A JP H1053218A JP 21123196 A JP21123196 A JP 21123196A JP 21123196 A JP21123196 A JP 21123196A JP H1053218 A JPH1053218 A JP H1053218A
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opening
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blade
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泰三 小形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封摘み部の形成位置にかかわりなく、共通
の主切断手段で開封摘み部付きの包装フィルムを切断形
成できるようにする。 【解決手段】 小口カッタ10によって包装フィルム1
に形成した開封摘み部を、押込み部材54で回転刃33
側に押し出し、該開封摘み部を回転刃33の前面に係合
させる。この係合状態のまま回転刃33と受け刃31の
噛み合いによる包装フィルム1の切断動作を実行する。
このとき、開封摘み部は回転刃33によって折り曲げら
れ、受け刃31と回転刃33の噛み合い部分から抜け出
た状態となっているので、これら受け刃31と回転刃3
3とにより切断されることなく、包装フィルム1の切断
端に突き出して残存する。ゆえに、受け刃31に切欠き
を設けることなく共通の受け刃31によって包装フィル
ム1を切断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上包み包装装置
等に組み込まれる包装フィルム切断装置とその方法に関
し、特に被包装物を包む包装フィルムの開封を容易にす
るため、同フィルムの端縁に舌片状の開封摘み部を形成
する機能を備えた包装フィルム切断装置及び切断方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】被包装物の表面に包装フィルムを自動包
装する上包み包装装置には、帯状の包装フィルムを所定
長さに切断して包装作業位置に自働供給する包装フィル
ム切断装置が組み込まれている。
【0003】図15は、上包み包装装置の概要を示す斜
視図である。搬送経路に沿って送られてきた被包装物1
00は、プッシャと称する押出し部材101により1個
づつ包装作業位置Aに押し出される。包装作業位置Aに
は被包装物100の押し出し方向と交差して包装フィル
ム1が配置されている。この包装フィルム1は、包装作
業位置Aを通過する被包装物100の表面に巻き付けら
れ、続く折り込み作業位置Bで、両端に延出する耳部を
折り込まれて、被包装物100の表面全体を包み込む。
【0004】ここで、包装フィルム1はドラム102か
ら繰り出され、所定位置に開封テープ3を融着された
後、包装フィルム切断装置によって所定の長さに切断さ
れて、包装作業位置Aに供給される。
【0005】さて、このように切断,供給される包装フ
ィルム1の一端には、開封テープ3の融着位置に対応し
て、舌片状の開封摘み部2が形成される(図16参
照)。この開封摘み部2は、図17に示すように、包装
フィルム1を開封テープ3に沿って引き裂いて被包装物
100を取り出す際の摘みとなるものである。
【0006】図18は、従来のこの種の包装フィルム切
断装置の構成とその切断作業の流れとを対応させて示す
図である。同図に示すように、包装フィルム切断装置
は、包装フィルム1の繰出し手段である一対の繰出しロ
ーラ20,21、開封摘み形成手段としての小口カッタ
10、及び主切断手段である回転刃33と受け刃31を
備えており、繰出しローラ20,21によって連続して
繰り出される包装フィルム1の所定位置に、小口カッタ
10で舌片状の開封摘み部2を形成し、その下流側で回
転刃33と受け刃31が協同して包装フィルム1を横方
向に切断する構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の包装フ
ィルム切断装置において、主切断手段の受け刃31又は
回転刃33には、開封摘み部2の切断を回避するための
切欠きが設けてある。通常、この切欠きは受け刃31に
設けてある。この切欠きは、開封摘み部2の形成位置に
対応して形成する必要があるが、被包装物100の大き
さにより包装フィルム1の横幅が変わり、それに応じて
開封摘み部2の形成位置も変更されるため、従来の包装
フィルム切断装置では、切断する包装フィルム1の仕様
に応じて切欠き位置を異ならせた各種の受け刃31を用
意しておかなければならず、設備コストがかかるという
問題があった。
【0008】しかも、受け刃31の交換に際して、この
切欠きを開封摘み部2の形成位置に合わせるための位置
決め作業をしなければならない。この位置決め作業で
は、開封摘み部2の外周基端部に切欠きの両端部を正確
に合わせると同時に、切れ味を合わせ直さなければなら
ないので、手間と熟練とを必要とし作業能率向上を阻害
する重大な要因となっていた。この発明はこのような事
情に鑑みてなされたもので、開封摘み部の形成位置にか
かわりなく、共通の主切断手段で開封摘み部付きの包装
フィルムを切断形成できるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、帯状の包装フィルムを長手方向に繰り出
す繰出し手段と、繰り出された包装フィルムの所定位置
に舌片状の開封摘み部を形成する開封摘み形成手段と、
この開封摘み形成手段より下流側に設けられ、包装フィ
ルムを挟んで相対向する回転刃と受け刃とにより協同し
て包装フィルムを横方向に切断する主切断手段とを備え
た包装フィルム切断装置において、上記開封摘み形成手
段より形成した開封摘み部を回転刃側に押し出し、該開
封摘み部を回転刃の前面に係合させる開封摘み押出手段
を設けた構成としてある。
【0010】この開封摘み押出手段により回転刃側に押
し出された開封摘み部は、受け刃と回転刃との噛み合い
による包装フィルムの切断時、回転刃により折り曲げら
れて、受け刃と回転刃の噛み合い部分から抜け出た状態
となるので、これら受け刃と回転刃とにより切断される
ことなく、包装フィルムの切断端に突き出して残すこと
ができる。
【0011】したがって、受け刃又は回転刃に、開封摘
み部の切断を回避するための切欠きを形成する必要がな
く、開封摘み部の形成位置が変わっても、共通の受け刃
及び回転刃によって包装フィルムを切断することができ
る。また、開封摘み押出手段は、包装フィルムに形成し
た開封摘み部を押し出すことができればよいので、開封
摘み部の形成領域に対して位置決めすればよく、短時間
で容易に作業を終了することができる。
【0012】この開封摘み押出手段は、例えば、棒状又
はピン状の押込み部材を開封摘みへ突き当てることによ
り、該開封摘みを回転刃側に押し出す構成や、ノズルか
ら噴出するガスの圧力により、開封摘みを回転刃側に押
し出す構成とすることができる。
【0013】また、この発明の包装フィルム切断方法
は、繰り出されてきた帯状の包装フィルムを横方向に切
断する回転刃を備えた包装フィルム切断装置において、
包装フィルムの所定位置に舌片状の開封摘み部を形成す
る開封摘み部形成工程と、開封摘み部を回転刃の前方に
押し出し、該回転刃の前面に係合させる開封摘み部押出
工程と、回転刃の前面で開封摘み部を押し曲げた状態
で、回転刃により包装フィルムを横方向に切断する切断
工程とを含む方法としてある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の一
実施形態に係る包装フィルム切断装置を模式的に示す構
成図、図2は同装置の小口カッタ,繰出しローラ,及び
ロータリカッタの正面図である。これらの図に示すよう
に、帯状の包装フィルム1の繰出し経路に沿って、上流
側から小口カッタ10と受けローラ11、一対の繰出し
ローラ20,21、及びロータリカッタ30と受け刃3
1が設けてある。一対の繰出しローラ20,21は互い
に協同して帯状の包装フィルム1を連続的に繰り出すた
めの繰出し手段を構成している。
【0015】小口カッタ10と受けローラ11は、繰り
出された包装フィルム1を挟んで相対向して設けてあ
り、小口カッタ10の回転ドラム12に取り付けた刃先
13により、包装フィルム1の所定位置に舌片状の開封
摘み部2(図18参照)を形成する開封摘み形成手段を
構成している。
【0016】ロータリカッタ30と受け刃31も、繰り
出された包装フィルム1を挟み相対向して設けてあり、
ロータリカッタ30の回転ドラム32に取り付けた回転
刃33と受け刃31との噛み合いによって、包装フィル
ム1を横方向に切断する主切断手段を構成している。
【0017】なお、小口カッタ10よりもさらに上流側
には、開封テープ3を包装フィルム1に融着する一対の
ヒータ40及びヒータ受け41が設けてあり、これらヒ
ータ40及びヒータ受け41によって包装フィルム1の
所定位置に線状の開封テープ3を重ね合わせて融着する
構成となっている。上記小口カッタ10は、この開封テ
ープ3の融着部に対して一定の間隔で開封摘み部2を形
成する。
【0018】図2に示すように、小口カッタ10の回転
ドラム12は、ボルト等の締結具14によって回転駆動
軸15に位置決め固定されており、締結具14を弛める
ことで軸方向に移動自在となり、固定位置を任意に変更
できるようになっている。したがって、開封摘み部2の
形成位置の変更に対応し、刃先13の位置を該開封摘み
部2の形成位置に位置決め調整することができる。
【0019】ロータリカッタ30の回転ドラム32に
は、一対のガイド部材34,34が外嵌してある。この
ガイド部材34,34もボルト等の締結具(図示せず)
により回転ドラム32に固定されており、締結具を弛め
ることで軸方向に移動自在となり、固定位置を任意に変
更できるようになっている。ガイド部材34,34の中
間部は、開封テープ3の移動経路(すなわち、開封摘み
部2の移動経路)に対応した空隙34aとしてある。こ
の空隙34aは、後述する開封摘み押出手段の押込み部
材54がロータリカッタ30側に突き出してきたときの
逃げを形成している。
【0020】さらに、この発明の包装フィルム切断装置
は、開封摘み押出手段を備えている。同手段は、小口カ
ッタ10により包装フィルム1に形成した開封摘み部2
を、ロータリカッタ30の回転刃33側に押し出し、該
開封摘み部2を回転刃33の前面に係合させるもので、
この実施形態では、サーボモータ50を駆動源としたリ
ンク機構によって構成してある(図1参照)。
【0021】すなわち、サーボモータ50の駆動軸には
クランク51が取り付けてあり、このクランク51の先
端部に駆動リンク55の一端が回転自在に連結してあ
る。駆動リンク55の他端には連結軸56が設けてあ
り、この連結軸56に、支点52を中心に揺動自在な従
動リンク53の先端部が回転自在に連結してある。さら
に、連結軸56には、棒状又はピン状の押込み部材54
が取り付けてある。この押込み部材54は、駆動リンク
55と一体的に運動する。
【0022】押込み部材54の先端は、開封テープ3の
移動経路(すなわち、開封摘み部2の移動経路)に対向
するように位置決めしてある。この押込み部材54は、
連結軸56に対してその軸方向(図1の紙面垂直方向)
に取付位置を調整できるようになっており、開封摘み部
2を形成する位置の変更に対応して、その先端を位置決
めすることができる。
【0023】このような構成の開封摘み押出手段は、サ
ーボモータ50の作動に伴うクランク51の回転に応じ
て、駆動リンク55及び従動リンク53からなるリンク
機構が所定の軌跡を描いて運動するとともに、このリン
ク機構の運動に連動して押込み部材54の先端部が開封
摘み部2の押出し動作を実行するようになっている(後
述する図3〜図9参照)。
【0024】なお、繰出しローラ20とロータリカッタ
30の中間位置には、包装フィルム1の繰出し経路に沿
って、一対の押込みガイド部材60,60が設けてあ
る。この押込みガイド部材60,60は、上述した押込
み部材54による開封摘み部2の押し込み動作に際し
て、包装フィルム1を支持するためのものである。押込
みガイド部材60,60は、開封テープ3の移動経路
(すなわち、開封摘み部2の移動経路)を挟んで配設し
てあり、この移動経路上は空隙60aとしてある。この
空隙60aは、押込み部材54がロータリカッタ30側
に突き出してきたときの逃げとなる。
【0025】次に、開封摘み押出し手段の動作につい
て、図3乃至図9を参照して説明する。図3乃至図9
は、上述した開封摘み押出し手段の動作を時系列的に表
している。繰出しローラ20,21による包装フィルム
1の繰出し、及びロータリカッタ30の回転に同期させ
てサーボモータ50を駆動し、駆動軸に取り付けてある
クランク51を、図3の状態から図の反時計方向に回転
させると、従動リンク53が図の時計方向に揺動し、図
3の状態から図4乃至図6に示す状態へと変化してい
く。
【0026】従動リンク53の揺動に伴い押込み部材5
4の先端は包装フィルム1に接近し、さらに開封摘み部
2が押込み部材54の先端と対向する位置にきたとき、
押込み部材54の先端がその開封摘み部2に当接してロ
ータリカッタ30側に押し出す(図4参照)。ここで、
ロータリカッタ30は、切断動作に入る前の回転速度を
包装フィルム1の繰出し速度よりも相対的に遅くしてあ
る。このため、ロータリカッタ30の回転刃33は、包
装フィルム1から離れた位置にあって図の反時計方向に
回転している(図5参照)。
【0027】続いて、回転刃33が包装フィルム1の切
断位置に近づいたとき(図6参照)、包装フィルム1に
対するロータリカッタ30の相対回転速度を高速に切り
替える。このとき、押込み部材54の先端によってロー
タリカッタ30側に押し出されている開封摘み部2は、
既に回転刃33の前面側にきているため、回転してきた
回転刃33の前面に係合する(図7参照)。その直後
に、従動リンク53は、図の反時計方向への揺動に切り
替わり、押込み部材54を包装フィルム1から抜き出し
て回転刃33との干渉を回避する(図8参照)。
【0028】次いで、回転刃33と受け刃31の噛み合
いによる包装フィルム1の切断動作が実行されるが(図
9参照)、このとき開封摘み部2は回転刃33の前面に
係合して折り曲げられ、受け刃31と回転刃33の噛み
合い部分から抜け出た状態となっているので、これら受
け刃31と回転刃33とにより切断されることなく、包
装フィルム1の切断端に残存する。
【0029】このとき、回転刃33による包装フィルム
1の切断動作を、包装フィルム1の送り速度よりも速い
相対回転速度で実行することにより、回転刃33の前面
に開封摘み部2を係合させながら、開封摘み部2の根元
へと回転刃33が入り込んで包装フィルム1を切断する
ことができる。なお、上述したロータリカッタ30の回
転速度と包装フィルム1の送り速度との関係は、繰出し
ローラ20,21による包装フィルム1の繰出し速度を
変速させることにより調整することもできる。
【0030】図10(a),(b)は、開封摘み押出し
手段の変形実施形態を模式的に示す構成図である。ま
ず、同図(a)に示す開封摘み押出し手段は、押込み部
材54をリンク機構を介することなくロータリアクチュ
エータ58に連結し、このロータリアクチュエータ58
を駆動源として押込み部材54に開封摘み部2の押込み
動作を行なわせるように構成したものである。
【0031】ロータリアクチュエータ58は、繰出しロ
ーラ20,21による包装フィルム1の繰出し、及びロ
ータリカッタ30の回転に同期して所定の角度範囲で往
復回動し、図の時計方向の回動によって押込み部材54
の先端を開封摘み部2へ押し出し、続く図の反時計方向
の回動によって押込み部材54の先端を包装フィルム1
から引き出して回転刃33との干渉を回避させる。
【0032】また、同図(b)に示す開封摘み押出し手
段は、支軸57aを中心に回転自在な回転部材57に押
込み部材54を装着し、ロータリアクチュエータ58に
よって押込み部材54を回動させて、開封摘み部2の押
込み動作を行なわせるように構成したものである。
【0033】すなわち、ロータリアクチュエータ58の
回転駆動部には凸状のキッカー58aが設けてあり、一
方、回転部材57にはこのキッカー58aが係合する突
起57bが設けてある。また、回転部材57に装着した
押込み部材54は、コイルばね等の付勢部材59によっ
て包装フィルム1から離間する方向(図の反時計方向)
に付勢されている。
【0034】そして、包装フィルム1の繰出し動作に同
期して、開封摘み部2が切断位置近傍の所定位置に送ら
れてきたとき、ロータリアクチュエータ58が作動して
キッカー58aを図の反時計方向に回動させる。これに
より、キッカー58aが突起57bと係合して回動部材
57と一体に押込み部材54を図の時計方向に回動させ
る。この動作によって押込み部材54の先端が開封摘み
部2をロータリカッタ30側に押し出す。
【0035】ロータリアクチュエータ58は連続して回
転するが、キッカー58aと突起57bとの間の係合
は、押し出された開封摘み部2に回転刃33の前面が係
合するタイミングに合わせて解除するように調整してあ
る。したがって、開封摘み部2に回転刃33の前面が係
合するのと略同時に、キッカー58aと突起57bとの
間の係合が解除されて、押込み部材54が付勢部材59
の付勢力により包装フィルム1から引き抜かれるので、
押込み部材54と回転刃33との干渉を回避することが
できる。これらの変形実施形態でも押込み部材54は、
紙面垂直方向に取付位置を調整できるようになってお
り、開封摘み部2を形成する位置の変更に対応して、先
端を位置決めすることができる。
【0036】図11は、開封摘み押出し手段の他の変形
実施形態を模式的に示す構成図である。同図に示す開封
摘み押出し手段は、圧縮空気等のガスを噴射するノズル
70を、包装フィルム1を挟んでロータリカッタ30と
相対向して配設し、回転刃33と受け刃31の噛み合い
による包装フィルム1の切断位置近傍に送られてきた開
封摘み部2に同期してノズル70からガスを噴射し、そ
の圧力によって開封摘み部2を回転刃33側に押し出す
ようになっている。
【0037】このようにして回転刃33側に押し出され
た開封摘み部2は、回転刃33の前面に係合して折り曲
げられるので、受け刃31と回転刃33とによる包装フ
ィルム1の切断時は、受け刃31と回転刃33の噛み合
い部分から抜け出た状態となり、切断されることなく包
装フィルム1の切断端に突き出して残存する。
【0038】図11に示したように一本のノズル70で
構成した開封摘み押出し手段は、切断動作に入る前の回
転刃33の回転速度が遅く、切断動作直前から変速して
回転刃33を高速回転させる場合に適している。すなわ
ち、1本のノズル70ではガスの噴射領域が狭小なた
め、包装フィルム1の切断位置近傍で開封摘み部2にガ
スを噴射することになる。ところが、切断動作に入る前
の回転刃33の回転速度が包装フィルム1の繰出し速度
に近い場合は、包装フィルム1に対する回転刃33の待
ちがなくなり、包装フィルム1の切断位置近傍に開封摘
み部2が送られてきたとき、回転刃33もその付近まで
回転してきているため、回転刃33の前面側に開封摘み
部2を押し出すことができないおそれがある。
【0039】そこで、このように切断動作に入る前の回
転刃33の回転速度が包装フィルム1の繰出し速度に近
い場合は、図12乃至図14に示すように複数本(図で
は2本)のノズル71,72を、開封テープ3の移動経
路(すなわち、開封摘み部2の移動経路)に沿って配設
し、上流側の第1ノズル71から順次ガスを噴射させて
開封摘み部2の押し出し動作を実行させるようにするこ
とが好ましい。
【0040】すなわち、包装フィルム1の切断位置から
離れた上流側の地点で、第1ノズル71からガスを噴射
させて開封摘み部2をロータリカッタ30側に押し出し
(図12参照)、さらに開封摘み部2が包装フィルム1
の切断位置の近傍にきたとき、第2ノズル72からガス
を噴射させることにより、開封摘み部2の押込み状態を
持続させる(図13参照)。この間に、回転刃33が包
装フィルム1の切断位置近傍まで回転してくるため、そ
の前面に開封摘み部2を係合させて折り曲げ、切断動作
に移行することができる(図14参照)。各ノズル7
1,72は、紙面垂直方向に取付位置を調整できるよう
になっており、開封摘み部2を形成する位置の変更に対
応して、先端を位置決めすることができる。
【0041】なお、これらガスの噴射を利用した開封摘
み押出し手段を用いる場合には、図11に示すように、
包装フィルム1の繰出し経路におけるガスの噴射位置よ
り上流側に、予備押出し手段73を設けておくことが好
ましい。この予備押出し手段73は、開封摘み部2をロ
ータリカッタ30側に押し出して折り癖をつけるための
もので、例えば、周面に押出し突起74aを有する押出
しローラ74と、この押出しローラ74が係合する溝7
5aを有する受け溝ローラ75とによって構成すること
ができる。
【0042】押出しローラ74は包装フィルム1の繰出
しに同期して回転しており、送られてきた開封摘み部2
に押出し突起74aが接触して、同開封摘み部2を受け
溝ローラ75の溝75a内に押し込んで折り癖を付け
る。このとき同時に、開封摘み部2の根元を除く周縁
が、包装フィルム1から完全に切り離される。したがっ
て、後の工程において、ノズル70によるガスの噴射を
もって確実に開封摘み部2をロータリカッタ30側に押
し出すことができる。
【0043】次に、上述した包装フィルム切断装置を利
用した包装フィルムの切断方法について説明する。ま
ず、繰出しローラ20,21によって繰り出されてきた
帯状の包装フィルム1に、ヒータ40及びヒータ受け4
1を使用して開封テープ3を融着する(図1参照)。続
いて、ヒータ40及びヒータ受け41の下流側に設けた
小口カッタ10と受けローラ11とによって、包装フィ
ルム1における開封テープ3を融着した線上の所定位置
に、舌片状の開封摘み部2を形成する(開封摘み形成工
程)。
【0044】次いで、回転刃33と受け刃31による包
装フィルム1の切断位置近くに送られてきた開封摘み部
2を、上述したような構成の開封摘み押出し手段によっ
て回転刃33の前方に押し出し、回転刃33の前面に係
合させる(開封摘み押出工程)。回転刃33の前面に係
合した開封摘み部2は、折り曲げられた状態で受け刃3
1と回転刃33とによる包装フィルム1の切断位置に到
達する。
【0045】そして、受け刃31と回転刃33とによ
り、包装フィルム1を横方向に切断する(切断工程)。
このとき、回転刃33の前面で折り曲げられている開封
摘み部2は、受け刃31と回転刃33の噛み合い部分か
ら抜け出た状態となり、切断されることなく包装フィル
ム1の切断端に突き出して残存する。
【0046】なお、この発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、図11に示したノズル7
0の先端開口部の形状を、包装フィルム1の移送経路に
沿った長尺形状とすれば、1本のノズル70で、回転刃
33の回転速度が包装フィルムの繰出し速度に近い場合
にも対応することができる。また、主切断手段であるロ
ータリカッタ30と受け刃31によって切断した包装フ
ィルム1の切断端に、開封摘み部2が突き出して残存す
るか否かを判別する開封摘み部検出手段を設けてもよ
い。この開封摘み部検出手段は、例えば、主切断手段の
下流側にイメージセンサ等で構成することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
開封摘み部の形成位置にかかわりなく、共通の主切断手
段で開封摘み部付きの包装フィルムを切断形成できるの
で、設備コストの低価格化を実現できるとともに、開封
摘み部の形成位置を変更した場合にも面倒な調整作業が
必要なく、作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る包装フィルム切断
装置を模式的に示す構成図である。
【図2】同装置の小口カッタ,繰出しローラ,及びロー
タリカッタの正面図である。
【図3】開封摘み押出し手段の動作説明図である。
【図4】図3に続く開封摘み押出し手段の動作説明図で
ある。
【図5】図4に続く開封摘み押出し手段の動作説明図で
ある。
【図6】図5に続く開封摘み押出し手段の動作説明図で
ある。
【図7】図6に続く開封摘み押出し手段の動作説明図で
ある。
【図8】図7に続く開封摘み押出し手段の動作説明図で
ある。
【図9】図8に続く開封摘み押出し手段の動作説明図で
ある。
【図10】開封摘み押出し手段の変形実施形態を示す模
式図である。
【図11】開封摘み押出し手段の他の変形実施形態を示
す模式図である。
【図12】図11に示す構成をさらに変形した開封摘み
押出し手段の動作説明図である。
【図13】図12に続く開封摘み押出し手段の動作説明
図である。
【図14】図13に続く開封摘み押出し手段の動作説明
図である。
【図15】上包み包装装置の概要を示す斜視図である。
【図16】包装フィルムの切断形態を示す正面図であ
る。
【図17】上包み包装装置による被包装物の包装形態を
示す斜視図である。
【図18】従来の包装フィルム切断装置の構成とその切
断作業の流れとを対応させて示す模式図である。
【符号の説明】
1:包装フィルム 2:開封摘み部 10:小口カッタ 11:受けローラ 20,21:繰出しローラ 30:ロータリカッタ 31:受け刃 33:回転刃 34:ガイド部材 34a:空隙 40:ヒータ 41:ヒータ受け 50:サーボモータ 51:クランク 52:支点 53:従動リンク 54:押込み部材 55:駆動リンク 56:連結軸 57:回転部材 57b:突起 58:ロータリアクチュエータ 58a:キッカー 59:付勢部材 60:押込みガイド部材 60a:空隙 70:ノズル 71:第1ノズル 72:第2ノズル 73:予備押出し手段 74:押出しローラ 75:受け溝ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の包装フィルムを長手方向に繰り出
    す繰出し手段と、 前記繰り出された包装フィルムの所定位置に舌片状の開
    封摘み部を形成する開封摘み形成手段と、 前記開封摘み形成手段より下流側に設けられ、前記包装
    フィルムを挟んで相対向する回転刃と受け刃とにより協
    同して前記包装フィルムを横方向に切断する主切断手段
    とを備えた包装フィルム切断装置において、 前記開封摘み形成手段より形成した開封摘み部を前記回
    転刃側に押し出し、該開封摘み部を前記回転刃の前面に
    係合させる開封摘み押出手段を設けたことを特徴とする
    包装フィルム切断装置。
  2. 【請求項2】 前記開封摘み押出手段は、棒状又はピン
    状の押込み部材を前記開封摘みへ突き当てることによ
    り、該開封摘みを前記回転刃側に押し出すものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の包装フィルム切断装置。
  3. 【請求項3】 前記開封摘み押出手段は、ノズルから噴
    出するガスの圧力により、前記開封摘みを前記回転刃側
    に押し出すものであることを特徴とする請求項1記載の
    包装フィルム切断装置。
  4. 【請求項4】 繰り出されてきた帯状の包装フィルムを
    横方向に切断する回転刃を備えた包装フィルム切断装置
    において、 包装フィルムの所定位置に舌片状の開封摘み部を形成す
    る開封摘み形成工程と、 前記開封摘み部を前記回転刃の前方に押し出し、該回転
    刃の前面に係合させる開封摘み押出工程と、 前記回転刃の前面で前記開封摘み部を押し曲げた状態
    で、前記回転刃により前記包装フィルムを横方向に切断
    する切断工程とを含むことを特徴とする包装フィルム切
    断方法。
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