JPH1053563A - ジアリールカーボネートの製造法 - Google Patents
ジアリールカーボネートの製造法Info
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- JPH1053563A JPH1053563A JP8210871A JP21087196A JPH1053563A JP H1053563 A JPH1053563 A JP H1053563A JP 8210871 A JP8210871 A JP 8210871A JP 21087196 A JP21087196 A JP 21087196A JP H1053563 A JPH1053563 A JP H1053563A
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- chloride
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- diaryl carbonate
- diaryl
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、毒性の強いホスゲンを用いること
なく、容易にジアリールカーボネートを製造できる方法
を提供することを課題とするものである。即ち、ジアリ
ールオキサレートからジアリールカーボネートを製造す
る方法において、工業的に好適な低い反応温度でもジア
リールカーボネートを高選択率で製造できる方法を提供
することを課題とする。 【解決手段】 本発明の課題は、ジアリールオキサレー
トを、ホスホニウム塩又はホスフィンが担持された固体
触媒の存在下で加熱して脱カルボニル反応させることを
特徴とするジアリールカーボネートの製造法によって達
成される。
なく、容易にジアリールカーボネートを製造できる方法
を提供することを課題とするものである。即ち、ジアリ
ールオキサレートからジアリールカーボネートを製造す
る方法において、工業的に好適な低い反応温度でもジア
リールカーボネートを高選択率で製造できる方法を提供
することを課題とする。 【解決手段】 本発明の課題は、ジアリールオキサレー
トを、ホスホニウム塩又はホスフィンが担持された固体
触媒の存在下で加熱して脱カルボニル反応させることを
特徴とするジアリールカーボネートの製造法によって達
成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネートの製
造原料として有用なジアリールカーボネートを製造する
方法に関する。
造原料として有用なジアリールカーボネートを製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ジアリールカーボネートを製造する方法
としては、ホスゲンと芳香族ヒドロキシ化合物をアルカ
リ存在下で反応させる方法(特開昭62−190146
号公報など)や、ジアルキルカーボネートと芳香族ヒド
ロキシ化合物を触媒存在下でエステル交換反応させる方
法(特公昭56−42577号公報、特公平1−558
8号公報など)がよく知られている。しかしながら、前
者のホスゲンを用いる方法はホスゲン自体が毒性の強い
化合物であることや多量のアルカリを使用することなど
から工業的には必ずしも優れた方法ではない。また、後
者のエステル交換による方法は、この方法に係わる多く
の特許に記載されているように、高活性な触媒を用いる
にも拘わらず反応速度が充分ではなく、これを補うため
に大規模の装置を必要とするなどの問題を有している。
としては、ホスゲンと芳香族ヒドロキシ化合物をアルカ
リ存在下で反応させる方法(特開昭62−190146
号公報など)や、ジアルキルカーボネートと芳香族ヒド
ロキシ化合物を触媒存在下でエステル交換反応させる方
法(特公昭56−42577号公報、特公平1−558
8号公報など)がよく知られている。しかしながら、前
者のホスゲンを用いる方法はホスゲン自体が毒性の強い
化合物であることや多量のアルカリを使用することなど
から工業的には必ずしも優れた方法ではない。また、後
者のエステル交換による方法は、この方法に係わる多く
の特許に記載されているように、高活性な触媒を用いる
にも拘わらず反応速度が充分ではなく、これを補うため
に大規模の装置を必要とするなどの問題を有している。
【0003】その他の方法として、ジアリールオキサレ
ートを脱カルボニル反応させてジアリールカーボネート
を生成させる方法が知られているが、この方法は、ジア
リールカーボネートの選択率及び收率が低く、しかも反
応温度が高いために工業的に非常に不利であるという問
題を有している。即ち、シュウ酸ジフェニル(ジフェニ
ルオキサレート)を蒸留フラスコ中で無触媒下で煮沸し
て炭酸ジフェニル(ジフェニルカーボネート)を製造す
る方法(有機合成協会誌,5,報47(1948),7
0)では、反応温度が高いためにフェノールや二酸化炭
素が副生してジフェニルカーボネートの選択率及び收率
が著しく低下し、逆に反応温度が低いとジフェニルカー
ボネートが殆ど得られないという問題がある(比較例
1、2参照)。
ートを脱カルボニル反応させてジアリールカーボネート
を生成させる方法が知られているが、この方法は、ジア
リールカーボネートの選択率及び收率が低く、しかも反
応温度が高いために工業的に非常に不利であるという問
題を有している。即ち、シュウ酸ジフェニル(ジフェニ
ルオキサレート)を蒸留フラスコ中で無触媒下で煮沸し
て炭酸ジフェニル(ジフェニルカーボネート)を製造す
る方法(有機合成協会誌,5,報47(1948),7
0)では、反応温度が高いためにフェノールや二酸化炭
素が副生してジフェニルカーボネートの選択率及び收率
が著しく低下し、逆に反応温度が低いとジフェニルカー
ボネートが殆ど得られないという問題がある(比較例
1、2参照)。
【0004】更に、ジアルキルオキサレートなどをアル
コラート触媒の存在下に50〜150℃で液相で加熱し
てジアルキルカーボネートを製造する方法(USP45
44507号公報)も報告されているが、この公報記載
の実施例によれば、ジフェニルオキサレートをカリウム
フェノキシド触媒の存在下で加熱しても、主生成物とし
て得られるものは原料のジフェニルオキサレートであ
る。
コラート触媒の存在下に50〜150℃で液相で加熱し
てジアルキルカーボネートを製造する方法(USP45
44507号公報)も報告されているが、この公報記載
の実施例によれば、ジフェニルオキサレートをカリウム
フェノキシド触媒の存在下で加熱しても、主生成物とし
て得られるものは原料のジフェニルオキサレートであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、毒性の強い
化合物であるホスゲンを用いることなく、容易にジアリ
ールカーボネートを得ることができる方法を提供するこ
とを課題とする。即ち、ジアリールオキサレートからジ
アリールカーボネートを製造する方法において、工業的
に好適な低い反応温度でもジアリールカーボネートを高
選択率で製造できる方法を提供することを課題とする。
化合物であるホスゲンを用いることなく、容易にジアリ
ールカーボネートを得ることができる方法を提供するこ
とを課題とする。即ち、ジアリールオキサレートからジ
アリールカーボネートを製造する方法において、工業的
に好適な低い反応温度でもジアリールカーボネートを高
選択率で製造できる方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、ジアリ
ールオキサレートを、ホスホニウム塩又はホスフィンが
担体に担持された固体触媒の存在下で加熱して脱カルボ
ニル反応させることを特徴とするジアリールカーボネー
トの製造法によって達成される。
ールオキサレートを、ホスホニウム塩又はホスフィンが
担体に担持された固体触媒の存在下で加熱して脱カルボ
ニル反応させることを特徴とするジアリールカーボネー
トの製造法によって達成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、ジアリールカーボネ
ートは次式で示されるジアリールオキサレートの脱カル
ボニル反応によって製造される。
ートは次式で示されるジアリールオキサレートの脱カル
ボニル反応によって製造される。
【0008】
【化1】 (式中、Arはアリール基を表す。)
【0009】上記のジアリールオキサレートの脱カルボ
ニル反応においては、ホスホニウム塩又はホスフィンが
担体に担持された固体触媒が触媒として使用される。更
に、この反応においては、該固体触媒に加えて、後述す
るハロゲン化合物を共存させて反応を行うことができ
る。以下、本発明について詳細に説明する。
ニル反応においては、ホスホニウム塩又はホスフィンが
担体に担持された固体触媒が触媒として使用される。更
に、この反応においては、該固体触媒に加えて、後述す
るハロゲン化合物を共存させて反応を行うことができ
る。以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明で使用されるジアリールオキサレー
トとしては、アリール基が、 (1)フェニル基、 (2)(a)メチル基、エチル基等の炭素数1〜12の
アルキル基、(b)メトキシ基、エトキシ基等の炭素数
1〜12のアルコキシ基、(c)フッ素原子、塩素原子
等のハロゲン原子、又は(d)ニトロ基などの置換基を
有する置換フェニル基、又は (3)ナフチル基などであるものが挙げられる。
トとしては、アリール基が、 (1)フェニル基、 (2)(a)メチル基、エチル基等の炭素数1〜12の
アルキル基、(b)メトキシ基、エトキシ基等の炭素数
1〜12のアルコキシ基、(c)フッ素原子、塩素原子
等のハロゲン原子、又は(d)ニトロ基などの置換基を
有する置換フェニル基、又は (3)ナフチル基などであるものが挙げられる。
【0011】前記の置換フェニル基は各種異性体を含
む。これら異性体としては、(a)o−(又はm−、p
−)メチルフェニル基、o−(又はm−、p−)エチル
フェニル基等のo−(又はm−、p−)位に炭素数1〜
12のアルキル基を有するアルキル置換フェニル基、
(b)o−(又はm−、p−)メトキシフェニル基、o
−(又はm−、p−)エトキシフェニル基等のo−(又
はm−、p−)位に炭素数1〜12のアルコキシ基を有
するアルコキシ置換フェニル基、(c)o−(又はm
−、p−)フルオロフェニル基、o−(又はm−、p
−)クロロフェニル基等のo−(又はm−、p−)位に
ハロゲン原子を有するハロゲン置換フェニル基、(d)
o−(又はm−、p−)ニトロフェニル基などが挙げら
れる。
む。これら異性体としては、(a)o−(又はm−、p
−)メチルフェニル基、o−(又はm−、p−)エチル
フェニル基等のo−(又はm−、p−)位に炭素数1〜
12のアルキル基を有するアルキル置換フェニル基、
(b)o−(又はm−、p−)メトキシフェニル基、o
−(又はm−、p−)エトキシフェニル基等のo−(又
はm−、p−)位に炭素数1〜12のアルコキシ基を有
するアルコキシ置換フェニル基、(c)o−(又はm
−、p−)フルオロフェニル基、o−(又はm−、p
−)クロロフェニル基等のo−(又はm−、p−)位に
ハロゲン原子を有するハロゲン置換フェニル基、(d)
o−(又はm−、p−)ニトロフェニル基などが挙げら
れる。
【0012】担体に担持されるホスホニウム塩は次の一
般式(I)で示される。
般式(I)で示される。
【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 は炭素数6〜14のア
リール基、炭素数1〜16のアルキル基、炭素数7〜2
2のアラルキル基、炭素数4〜16の複素環基、又は炭
素数6〜14のアリールオキシ基を表し、Xはホスホニ
ウム塩の対イオンを形成しうる原子又は原子団を表す。
また、これらの基は互いに同一であっても異なっていて
もよく、二つの基の間で架橋されてリン原子を含む環を
形成していても差し支えない。)
リール基、炭素数1〜16のアルキル基、炭素数7〜2
2のアラルキル基、炭素数4〜16の複素環基、又は炭
素数6〜14のアリールオキシ基を表し、Xはホスホニ
ウム塩の対イオンを形成しうる原子又は原子団を表す。
また、これらの基は互いに同一であっても異なっていて
もよく、二つの基の間で架橋されてリン原子を含む環を
形成していても差し支えない。)
【0013】R1 、R2 、R3 、R4 で表されるアリー
ル基、アルキル基、アラルキル基、複素環基、アリール
オキシ基としては次のものが挙げられる。即ち、アリー
ル基としては、置換基を有していてもよい、フェニル
基、ナフチル基等の炭素数6〜14のアリール基が挙げ
られ、アルキル基としては、置換基を有していてもよ
い、メチル基、エチル基、n−(又はi−)プロピル
基、n−(又はi−、sec−、tert−)ブチル基
等の炭素数1〜16のアルキル基が挙げられ、アラルキ
ル基としては、置換基を有していてもよい、ベンジル
基、フェネチル基、ナフチルメチル基等の炭素数7〜2
2のアラルキル基が挙げられ、複素環基としては、置換
基を有していてもよい、チエニル基、フリル基、ピリジ
ル基等の炭素数4〜16の複素環基が挙げられ、アリー
ルオキシ基としては、置換基を有していてもよい、フェ
ノキシ基、ナフトキシ基等の炭素数6〜14のアリール
オキシ基が挙げられる。
ル基、アルキル基、アラルキル基、複素環基、アリール
オキシ基としては次のものが挙げられる。即ち、アリー
ル基としては、置換基を有していてもよい、フェニル
基、ナフチル基等の炭素数6〜14のアリール基が挙げ
られ、アルキル基としては、置換基を有していてもよ
い、メチル基、エチル基、n−(又はi−)プロピル
基、n−(又はi−、sec−、tert−)ブチル基
等の炭素数1〜16のアルキル基が挙げられ、アラルキ
ル基としては、置換基を有していてもよい、ベンジル
基、フェネチル基、ナフチルメチル基等の炭素数7〜2
2のアラルキル基が挙げられ、複素環基としては、置換
基を有していてもよい、チエニル基、フリル基、ピリジ
ル基等の炭素数4〜16の複素環基が挙げられ、アリー
ルオキシ基としては、置換基を有していてもよい、フェ
ノキシ基、ナフトキシ基等の炭素数6〜14のアリール
オキシ基が挙げられる。
【0014】前記のアリール基、アラルキル基、複素環
基及びアリールオキシ基は、その芳香環又は複素環上
に、炭素数1〜15のアルキル基、炭素数1〜15のア
ルコキシ基、炭素数2〜12のアルコキシカルボニル
基、炭素数6〜14のアリール基、炭素数2〜16の
N,N−ジアルキル置換アミノ基等のアミノ基、シアノ
基、ニトロ基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子な
どの各種置換基を1つ以上有していても差し支えない
(o、m、p等の各種異性体を含む)。また、前記のア
ルキル基は、炭素数1〜15のアルコキシ基、炭素数2
〜12のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜16の
N,N−ジアルキル置換アミノ基等のアミノ基、シアノ
基、ニトロ基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子な
どの各種置換基を1つ以上有していても差し支えない。
基及びアリールオキシ基は、その芳香環又は複素環上
に、炭素数1〜15のアルキル基、炭素数1〜15のア
ルコキシ基、炭素数2〜12のアルコキシカルボニル
基、炭素数6〜14のアリール基、炭素数2〜16の
N,N−ジアルキル置換アミノ基等のアミノ基、シアノ
基、ニトロ基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子な
どの各種置換基を1つ以上有していても差し支えない
(o、m、p等の各種異性体を含む)。また、前記のア
ルキル基は、炭素数1〜15のアルコキシ基、炭素数2
〜12のアルコキシカルボニル基、炭素数2〜16の
N,N−ジアルキル置換アミノ基等のアミノ基、シアノ
基、ニトロ基、フッ素、塩素、臭素等のハロゲン原子な
どの各種置換基を1つ以上有していても差し支えない。
【0015】前記のホスホニウム塩としては、例えば、
R1 、R2 、R3 、R4 の全てがアリール基であるもの
(テトラアリールホスホニウム塩)や、R1 、R2 、R
3 、R4 のうちの3つがアリール基であって、1つが別
の基であるものや、R1 、R2 、R3 、R4 のうちの2
つがアリール基であって、2つが別の基であるものや、
R1 、R2 、R3 、R4 のうちの1つがアリール基であ
って、3つが別の基であるものや、R1 、R2 、R3 、
R4 のいずれもアリール基でないものが挙げられる。こ
れらのホスホニウム塩の中では、R1 、R2 、R3 、R
4 の全てがアリール基であるものや、R1 、R2 、
R3 、R4 の3つがアリール基であって1つが複素環基
であるものが好ましいが、中でもR1 、R2 、R3 、R
4 の全てがアリール基であるものが好ましい。
R1 、R2 、R3 、R4 の全てがアリール基であるもの
(テトラアリールホスホニウム塩)や、R1 、R2 、R
3 、R4 のうちの3つがアリール基であって、1つが別
の基であるものや、R1 、R2 、R3 、R4 のうちの2
つがアリール基であって、2つが別の基であるものや、
R1 、R2 、R3 、R4 のうちの1つがアリール基であ
って、3つが別の基であるものや、R1 、R2 、R3 、
R4 のいずれもアリール基でないものが挙げられる。こ
れらのホスホニウム塩の中では、R1 、R2 、R3 、R
4 の全てがアリール基であるものや、R1 、R2 、
R3 、R4 の3つがアリール基であって1つが複素環基
であるものが好ましいが、中でもR1 、R2 、R3 、R
4 の全てがアリール基であるものが好ましい。
【0016】ホスホニウム塩の対イオンX- としては、
ハロゲンイオン(塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
ン等)や、ハイドロジェンジハライドイオン(ハイドロ
ジェンジクロライドイオン、ハイドロジェンジブロマイ
ドイオン、ハイドロジェンジヨーダイドイオン、ハイド
ロジェンブロマイドクロライドイオン等)や、ハロゲン
酸イオン(塩素酸イオン、臭素酸イオン、ヨウ素酸イオ
ン等)や、過ハロゲン酸イオン(過塩素酸イオン、過臭
素酸イオン、過ヨウ素酸イオン等)や、脂肪族カルボン
酸イオン(酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロ
ピオン酸イオン等)や、芳香族カルボン酸イオン(安息
香酸イオン、α−(又はβ−)ナフタレンカルボン酸イ
オン等)や、芳香族ヒドロキシイオン(フェノキサイド
イオン等)や、無機酸イオン(硫酸イオン、硫酸水素イ
オン、リン酸イオン、リン酸水素イオン、硼酸イオン、
硼酸水素イオン、シアン酸イオン、チオシアン酸イオ
ン、フルオロボレートイオン等)や、テトラアルキルホ
ウ酸イオン(テトラメチル硼酸イオン、テトラエチル硼
酸イオン等の炭素数1〜10のアルキル基を有する)
や、テトラアリール硼酸イオン(テトラフェニル硼酸イ
オン、テトラキス−p−フルオロフェニル硼酸イオン等
の炭素数6〜14のアリール基を有する)や、アルキル
スルホン酸又はアルキルスルフィン酸イオン(メチル
基、エチル基、n−(又はi−)プロピル基等の炭素数
1〜16のアルキル基を有する)や、アリールスルホン
酸又はアリールスルフィン酸イオン(フェニル基、p−
トルイル基、p−ニトロフェニル基等のアリール基を有
する)などが挙げられる。
ハロゲンイオン(塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオ
ン等)や、ハイドロジェンジハライドイオン(ハイドロ
ジェンジクロライドイオン、ハイドロジェンジブロマイ
ドイオン、ハイドロジェンジヨーダイドイオン、ハイド
ロジェンブロマイドクロライドイオン等)や、ハロゲン
酸イオン(塩素酸イオン、臭素酸イオン、ヨウ素酸イオ
ン等)や、過ハロゲン酸イオン(過塩素酸イオン、過臭
素酸イオン、過ヨウ素酸イオン等)や、脂肪族カルボン
酸イオン(酢酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、プロ
ピオン酸イオン等)や、芳香族カルボン酸イオン(安息
香酸イオン、α−(又はβ−)ナフタレンカルボン酸イ
オン等)や、芳香族ヒドロキシイオン(フェノキサイド
イオン等)や、無機酸イオン(硫酸イオン、硫酸水素イ
オン、リン酸イオン、リン酸水素イオン、硼酸イオン、
硼酸水素イオン、シアン酸イオン、チオシアン酸イオ
ン、フルオロボレートイオン等)や、テトラアルキルホ
ウ酸イオン(テトラメチル硼酸イオン、テトラエチル硼
酸イオン等の炭素数1〜10のアルキル基を有する)
や、テトラアリール硼酸イオン(テトラフェニル硼酸イ
オン、テトラキス−p−フルオロフェニル硼酸イオン等
の炭素数6〜14のアリール基を有する)や、アルキル
スルホン酸又はアルキルスルフィン酸イオン(メチル
基、エチル基、n−(又はi−)プロピル基等の炭素数
1〜16のアルキル基を有する)や、アリールスルホン
酸又はアリールスルフィン酸イオン(フェニル基、p−
トルイル基、p−ニトロフェニル基等のアリール基を有
する)などが挙げられる。
【0017】これらの対イオンX- の中では、ハロゲン
イオン、ハイドロジェンジハライドイオンが好ましい
が、その中でも特に塩素イオン、ハイドロジェンジクロ
ライドイオンが好ましく、更には塩素イオンが最も好ま
しい。
イオン、ハイドロジェンジハライドイオンが好ましい
が、その中でも特に塩素イオン、ハイドロジェンジクロ
ライドイオンが好ましく、更には塩素イオンが最も好ま
しい。
【0018】ホスホニウム塩としては、以下のような化
合物が具体的に挙げられる。R1 、R2 、R3 、R4 の
全てがアリール基であって、X- がハロゲンイオンであ
るホスホニウム塩としては、例えば、テトラフェニルホ
スホニウムクロライド、テトラフェニルホスホニウムブ
ロマイド、テトラフェニルホスホニウムヨーダイド、テ
トラキス(p−クロロフェニル)ホスホニウムクロライ
ド、テトラキス(p−フルオロフェニル)ホスホニウム
クロライド、テトラキス(p−トリル)ホスホニウムク
ロライドや、p−クロロフェニルトリフェニルホスホニ
ウムクロライド、p−クロロフェニルトリフェニルホス
ホニウムブロマイド、p−クロロフェニルトリフェニル
ホスホニウムヨーダイドや、p−トリルトリフェニルホ
スホニウムクロライド、p−トリルトリフェニルホスホ
ニウムブロマイド、p−トリルトリフェニルホスホニウ
ムヨーダイド、m−トリフルオロメチルフェニルトリフ
ェニルホスホニウムクロライドや、p−ビフェニルトリ
フェニルホスホニウムクロライドや、m−メトキシフェ
ニルトリフェニルホスホニウムクロライド、p−メトキ
シフェニルトリフェニルホスホニウムクロライド、p−
エトキシフェニルトリフェニルホスホニウムクロライ
ド、p−エトキシフェニルトリフェニルホスホニウムブ
ロマイド、p−エトキシフェニルトリフェニルホスホニ
ウムヨーダイドや、p−ジメチルアミノフェニルトリフ
ェニルホスホニウムクロライドや、p−エトキシカルボ
ニルフェニルトリフェニルホスホニウムクロライドや、
m−シアノフェニルトリフェニルホスホニウムクロライ
ドや、1−ナフチルトリフェニルホスホニウムクロライ
ド、2−チオフェントリフェニルホスホニウムクロライ
ドが挙げられる。これらのホスホニウム塩の中では、テ
トラフェニルホスホニウムクロライドが特に好ましい。
合物が具体的に挙げられる。R1 、R2 、R3 、R4 の
全てがアリール基であって、X- がハロゲンイオンであ
るホスホニウム塩としては、例えば、テトラフェニルホ
スホニウムクロライド、テトラフェニルホスホニウムブ
ロマイド、テトラフェニルホスホニウムヨーダイド、テ
トラキス(p−クロロフェニル)ホスホニウムクロライ
ド、テトラキス(p−フルオロフェニル)ホスホニウム
クロライド、テトラキス(p−トリル)ホスホニウムク
ロライドや、p−クロロフェニルトリフェニルホスホニ
ウムクロライド、p−クロロフェニルトリフェニルホス
ホニウムブロマイド、p−クロロフェニルトリフェニル
ホスホニウムヨーダイドや、p−トリルトリフェニルホ
スホニウムクロライド、p−トリルトリフェニルホスホ
ニウムブロマイド、p−トリルトリフェニルホスホニウ
ムヨーダイド、m−トリフルオロメチルフェニルトリフ
ェニルホスホニウムクロライドや、p−ビフェニルトリ
フェニルホスホニウムクロライドや、m−メトキシフェ
ニルトリフェニルホスホニウムクロライド、p−メトキ
シフェニルトリフェニルホスホニウムクロライド、p−
エトキシフェニルトリフェニルホスホニウムクロライ
ド、p−エトキシフェニルトリフェニルホスホニウムブ
ロマイド、p−エトキシフェニルトリフェニルホスホニ
ウムヨーダイドや、p−ジメチルアミノフェニルトリフ
ェニルホスホニウムクロライドや、p−エトキシカルボ
ニルフェニルトリフェニルホスホニウムクロライドや、
m−シアノフェニルトリフェニルホスホニウムクロライ
ドや、1−ナフチルトリフェニルホスホニウムクロライ
ド、2−チオフェントリフェニルホスホニウムクロライ
ドが挙げられる。これらのホスホニウム塩の中では、テ
トラフェニルホスホニウムクロライドが特に好ましい。
【0019】R1 、R2 、R3 、R4 の全てがアリール
基であって、X- がハイドロジェンジハライドイオンで
あるホスホニウム塩としては、例えば、テトラフェニル
ホスホニウムハイドロジェンジクロライド、テトラフェ
ニルホスホニウムハイドロジェンジブロマイド、テトラ
フェニルホスホニウムハイドロジェンジヨーダイド、テ
トラフェニルホスホニウムハイドロジェンブロマイドク
ロライドが挙げられる。これらのホスホニウム塩の中で
は、テトラフェニルホスホニウムハイドロジェンジクロ
ライドが特に好ましい。
基であって、X- がハイドロジェンジハライドイオンで
あるホスホニウム塩としては、例えば、テトラフェニル
ホスホニウムハイドロジェンジクロライド、テトラフェ
ニルホスホニウムハイドロジェンジブロマイド、テトラ
フェニルホスホニウムハイドロジェンジヨーダイド、テ
トラフェニルホスホニウムハイドロジェンブロマイドク
ロライドが挙げられる。これらのホスホニウム塩の中で
は、テトラフェニルホスホニウムハイドロジェンジクロ
ライドが特に好ましい。
【0020】R1 、R2 、R3 、R4 のうちの3つがア
リール基であって、1つがアルキル基で、X- がハロゲ
ンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、メチ
ルトリフェニルホスホニウムクロライド、メチルトリフ
ェニルホスホニウムブロマイド、メチルトリフェニルホ
スホニウムヨーダイド、エチルトリフェニルホスホニウ
ムクロライド、エチルトリフェニルホスホニウムブロマ
イド、エチルトリフェニルホスホニウムヨーダイド、n
−プロピルトリフェニルホスホニウムクロライド、n−
プロピルトリフェニルホスホニウムブロマイド、n−プ
ロピルトリフェニルホスホニウムヨーダイド、i−プロ
ピルトリフェニルホスホニウムクロライド、i−プロピ
ルトリフェニルホスホニウムブロマイド、n−ドデシル
トリフェニルホスホニウムクロライド、n−ドデシルト
リフェニルホスホニウムブロマイド、クロロメチルトリ
フェニルホスホニウムクロライド、メチルトリス(m−
クロロフェニル)ホスホニウムクロライド、メチルトリ
ス(m−クロロフェニル)ホスホニウムブロマイド、エ
チルトリス(m−クロロフェニル)ホスホニウムクロラ
イド、エチルトリス(m−クロロフェニル)ホスホニウ
ムブロマイドが挙げられる。
リール基であって、1つがアルキル基で、X- がハロゲ
ンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、メチ
ルトリフェニルホスホニウムクロライド、メチルトリフ
ェニルホスホニウムブロマイド、メチルトリフェニルホ
スホニウムヨーダイド、エチルトリフェニルホスホニウ
ムクロライド、エチルトリフェニルホスホニウムブロマ
イド、エチルトリフェニルホスホニウムヨーダイド、n
−プロピルトリフェニルホスホニウムクロライド、n−
プロピルトリフェニルホスホニウムブロマイド、n−プ
ロピルトリフェニルホスホニウムヨーダイド、i−プロ
ピルトリフェニルホスホニウムクロライド、i−プロピ
ルトリフェニルホスホニウムブロマイド、n−ドデシル
トリフェニルホスホニウムクロライド、n−ドデシルト
リフェニルホスホニウムブロマイド、クロロメチルトリ
フェニルホスホニウムクロライド、メチルトリス(m−
クロロフェニル)ホスホニウムクロライド、メチルトリ
ス(m−クロロフェニル)ホスホニウムブロマイド、エ
チルトリス(m−クロロフェニル)ホスホニウムクロラ
イド、エチルトリス(m−クロロフェニル)ホスホニウ
ムブロマイドが挙げられる。
【0021】R1 、R2 、R3 、R4 のうちの3つがア
リール基であって、1つがアラルキル基で、X- がハロ
ゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、ベ
ンジルトリフェニルホスホニウムクロライド、p−フル
オロベンジルトリフェニルホスホニウムクロライド、p
−フルオロベンジルトリフェニルホスホニウムブロマイ
ド、2,4−ジクロロベンジルトリフェニルホスホニウ
ムクロライド、2,4−ジクロロベンジルトリフェニル
ホスホニウムブロマイド、p−n−ブトキシベンジルト
リフェニルホスホニウムクロライド、p−n−ブトキシ
ベンジルトリフェニルホスホニウムブロマイド、2−ナ
フチルメチルトリフェニルホスホニウムクロライド、2
−ナフチルメチルトリフェニルホスホニウムブロマイ
ド、9−フルオレニルトリフェニルホスホニウムクロラ
イド、9−フルオレニルフェニルトリフェニルホスホニ
ウムブロマイド等が挙げられる。
リール基であって、1つがアラルキル基で、X- がハロ
ゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、ベ
ンジルトリフェニルホスホニウムクロライド、p−フル
オロベンジルトリフェニルホスホニウムクロライド、p
−フルオロベンジルトリフェニルホスホニウムブロマイ
ド、2,4−ジクロロベンジルトリフェニルホスホニウ
ムクロライド、2,4−ジクロロベンジルトリフェニル
ホスホニウムブロマイド、p−n−ブトキシベンジルト
リフェニルホスホニウムクロライド、p−n−ブトキシ
ベンジルトリフェニルホスホニウムブロマイド、2−ナ
フチルメチルトリフェニルホスホニウムクロライド、2
−ナフチルメチルトリフェニルホスホニウムブロマイ
ド、9−フルオレニルトリフェニルホスホニウムクロラ
イド、9−フルオレニルフェニルトリフェニルホスホニ
ウムブロマイド等が挙げられる。
【0022】R1 、R2 、R3 、R4 のうちの3つがア
リール基であって、1つが複素環基で、X- がハロゲン
イオンであるホスホニウム塩としては、例えば、2−チ
オフェントリフェニルホスホニウムクロライドが挙げら
れる。
リール基であって、1つが複素環基で、X- がハロゲン
イオンであるホスホニウム塩としては、例えば、2−チ
オフェントリフェニルホスホニウムクロライドが挙げら
れる。
【0023】R1 、R2 、R3 、R4 のうちの3つがア
リール基であって、1つがアリールオキシ基、X- がハ
ロゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、
フェノキシトリフェニルホスホニウムクロライドが挙げ
られる。
リール基であって、1つがアリールオキシ基、X- がハ
ロゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、
フェノキシトリフェニルホスホニウムクロライドが挙げ
られる。
【0024】R1 、R2 、R3 、R4 のうちの2つがア
リール基であって、2つが別の基で、対イオンX- がハ
ロゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、
ジメチルジフェニルホスホニウムクロライド、ジエチル
ジフェニルホスホニウムクロライド、ジメチルジフェニ
ルホスホニウムブロマイド、ジエチルジフェニルホスホ
ニウムブロマイドが挙げられる。
リール基であって、2つが別の基で、対イオンX- がハ
ロゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、
ジメチルジフェニルホスホニウムクロライド、ジエチル
ジフェニルホスホニウムクロライド、ジメチルジフェニ
ルホスホニウムブロマイド、ジエチルジフェニルホスホ
ニウムブロマイドが挙げられる。
【0025】R1 、R2 、R3 、R4 のうちの1つがア
リール基であって、3つが別の基で、対イオンX- がハ
ロゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、
ジエチルメチルフェニルホスホニウムクロライド、ジエ
チルメチルフェニルホスホニウムブロマイドが挙げられ
る。
リール基であって、3つが別の基で、対イオンX- がハ
ロゲンイオンであるホスホニウム塩としては、例えば、
ジエチルメチルフェニルホスホニウムクロライド、ジエ
チルメチルフェニルホスホニウムブロマイドが挙げられ
る。
【0026】R1 、R2 、R3 、R4 のいずれもアリー
ル基でなく、対イオンX- がハロゲンイオンであるホス
ホニウム塩としては、例えば、テトラ−n−ブチルホス
ホニウムクロライド、テトラ−n−ブチルホスホニウム
ブロマイドが挙げられる。
ル基でなく、対イオンX- がハロゲンイオンであるホス
ホニウム塩としては、例えば、テトラ−n−ブチルホス
ホニウムクロライド、テトラ−n−ブチルホスホニウム
ブロマイドが挙げられる。
【0027】担体に担持されるホスフィンは次の一般式
(II)で示される。
(II)で示される。
【化3】 (式中、R5 、R6 、R7 は炭素数6〜14のアリール
基、炭素数1〜16のアルキル基、炭素数7〜22のア
ラルキル基、又は炭素数4〜16の複素環基を表す。こ
れらの基は互いに同一であっても異なっていてもよく、
二つの基の間で架橋されてリン原子を含む環を形成して
いても差し支えない。また、R5 、R6 、R7 で表され
るアリール基、アルキル基、アラルキル基及び複素環基
は、R1 、R2 、R3 、R4 と同様の置換基を有してい
てもよい。)
基、炭素数1〜16のアルキル基、炭素数7〜22のア
ラルキル基、又は炭素数4〜16の複素環基を表す。こ
れらの基は互いに同一であっても異なっていてもよく、
二つの基の間で架橋されてリン原子を含む環を形成して
いても差し支えない。また、R5 、R6 、R7 で表され
るアリール基、アルキル基、アラルキル基及び複素環基
は、R1 、R2 、R3 、R4 と同様の置換基を有してい
てもよい。)
【0028】前記のホスフィンとしては、例えば、
R5 、R6 、R7 の全てがアリール基であるもの(トリ
アリールホスフィン)や、R5 、R6 、R7 のうちの2
つがアリール基であって、1つが別の基であるものや、
R5 、R6 、R7 のうちの1つがアリール基であって、
2つが別の基であるものや、R5 、R6 、R7 のいずれ
もアリール基でないものが挙げられる。これらホスフィ
ンの中では、R5 、R6 、R7 の全てがアリール基であ
るものが好ましい。
R5 、R6 、R7 の全てがアリール基であるもの(トリ
アリールホスフィン)や、R5 、R6 、R7 のうちの2
つがアリール基であって、1つが別の基であるものや、
R5 、R6 、R7 のうちの1つがアリール基であって、
2つが別の基であるものや、R5 、R6 、R7 のいずれ
もアリール基でないものが挙げられる。これらホスフィ
ンの中では、R5 、R6 、R7 の全てがアリール基であ
るものが好ましい。
【0029】ホスフィンとしては、以下のような化合物
が具体的に挙げられる。R5 、R6 、R7 の全てがアリ
ール基であるもの(トリアリールホスフィン)として
は、例えば、トリフェニルホスフィン、トリス(p−ク
ロロフェニル)ホスフィン、トリス(p−トリル)ホス
フィン、α−ナフチル(フェニル)−p−メトキシフェ
ニルホスフィンが挙げられる。R5 、R6 、R7 のうち
の2つがアリール基であって、1つが別の基であるもの
としては、例えば、メチルジフェニルホスフィン、フェ
ニル(p−メトキシフェニル)メチルホスフィンが挙げ
られる。R5 、R6 、R7 のうちの1つがアリール基で
あって、2つが別の基であるものとしては、例えば、ジ
メチル(フェニル)ホスフィン、エチル(フェニル)n
−プロピルホスフィンが挙げられる。R5 、R6 、R7
のいずれもアリール基でないホスフィンとしては、例え
ば、ベンジル(n−ブチル)メチルホスフィン、トリ−
tert−ブチルホスフィンが挙げられる。また、
R5 、R6 、R7 のいずれかが架橋されているものとし
ては、例えば、フェニルビフェニレンホスフィンが挙げ
られる。
が具体的に挙げられる。R5 、R6 、R7 の全てがアリ
ール基であるもの(トリアリールホスフィン)として
は、例えば、トリフェニルホスフィン、トリス(p−ク
ロロフェニル)ホスフィン、トリス(p−トリル)ホス
フィン、α−ナフチル(フェニル)−p−メトキシフェ
ニルホスフィンが挙げられる。R5 、R6 、R7 のうち
の2つがアリール基であって、1つが別の基であるもの
としては、例えば、メチルジフェニルホスフィン、フェ
ニル(p−メトキシフェニル)メチルホスフィンが挙げ
られる。R5 、R6 、R7 のうちの1つがアリール基で
あって、2つが別の基であるものとしては、例えば、ジ
メチル(フェニル)ホスフィン、エチル(フェニル)n
−プロピルホスフィンが挙げられる。R5 、R6 、R7
のいずれもアリール基でないホスフィンとしては、例え
ば、ベンジル(n−ブチル)メチルホスフィン、トリ−
tert−ブチルホスフィンが挙げられる。また、
R5 、R6 、R7 のいずれかが架橋されているものとし
ては、例えば、フェニルビフェニレンホスフィンが挙げ
られる。
【0030】本発明で使用されるホスホニウム塩及びホ
スフィンの中では、テトラアリールホスホニウムハライ
ド、テトラアリールホスホニウムハイドロジェンジハラ
イドが好ましく、特にはテトラアリールホスホニウムク
ロライド、テトラアリールホスホニウムハイドロジェン
ジクロライドが好ましい。
スフィンの中では、テトラアリールホスホニウムハライ
ド、テトラアリールホスホニウムハイドロジェンジハラ
イドが好ましく、特にはテトラアリールホスホニウムク
ロライド、テトラアリールホスホニウムハイドロジェン
ジクロライドが好ましい。
【0031】ホスホニウム塩やホスフィンが担持される
担体として、有機担体としては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテン、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン、塩化アリル、フタル酸ジアリル、アリルアル
コール、塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン、クロロス
チレン、ブロモスチレン、α−メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、ビニルナフタリン、ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン、シクロペンタジエン、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、ビニルピリジン、ビニルイミダゾー
ル、ビニルカルバゾールなどのビニル化合物をその構造
のモノマー単位としてもつポリマーが挙げられる。ま
た、無機担体としては、ケイ素、アルミニウム、チタ
ン、マグネシウム、リン、ホウ素などの酸化物が挙げら
れる。
担体として、有機担体としては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテン、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン、塩化アリル、フタル酸ジアリル、アリルアル
コール、塩化ビニル、酢酸ビニル、スチレン、クロロス
チレン、ブロモスチレン、α−メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、ビニルナフタリン、ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン、シクロペンタジエン、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、ビニルピリジン、ビニルイミダゾー
ル、ビニルカルバゾールなどのビニル化合物をその構造
のモノマー単位としてもつポリマーが挙げられる。ま
た、無機担体としては、ケイ素、アルミニウム、チタ
ン、マグネシウム、リン、ホウ素などの酸化物が挙げら
れる。
【0032】ホスホニウム塩やホスフィンを担体に担持
する方法は、ホスホニウム塩やホスフィンが反応液に溶
出しないように担持できる(例えば、共有結合を介して
担持できる)方法であれば特に制限されるものではな
い。ホスフィンを担体に担持する方法としては、有機担
体を公知の方法でメタル化した後、これをP(Hal)
3 と反応させて担体に−P(Hal)2 基を導入し、次
いでHalをアルキル基、アリール基、アラルキル基又
は複素環基で置換する方法や、芳香環を有する有機担体
をP(Hal)3 と反応させて芳香環に−P(Hal)
2 基を導入した後、Halをアルキル基、アリール基、
アラルキル基又は複素環基で置換する方法や、無機担体
に架橋剤を介してホスフィンを結合させる方法などが挙
げられる(但し、Halはハロゲン原子を表す)。ま
た、ポリマー担持トリフェニルホスフィン等の市販のポ
リマー担持ホスフィンも本発明の触媒として好適に使用
することができる。
する方法は、ホスホニウム塩やホスフィンが反応液に溶
出しないように担持できる(例えば、共有結合を介して
担持できる)方法であれば特に制限されるものではな
い。ホスフィンを担体に担持する方法としては、有機担
体を公知の方法でメタル化した後、これをP(Hal)
3 と反応させて担体に−P(Hal)2 基を導入し、次
いでHalをアルキル基、アリール基、アラルキル基又
は複素環基で置換する方法や、芳香環を有する有機担体
をP(Hal)3 と反応させて芳香環に−P(Hal)
2 基を導入した後、Halをアルキル基、アリール基、
アラルキル基又は複素環基で置換する方法や、無機担体
に架橋剤を介してホスフィンを結合させる方法などが挙
げられる(但し、Halはハロゲン原子を表す)。ま
た、ポリマー担持トリフェニルホスフィン等の市販のポ
リマー担持ホスフィンも本発明の触媒として好適に使用
することができる。
【0033】ホスホニウム塩を担体に担持する方法とし
ては、例えば、公知の方法〔Bull.Chem.So
c.Jpn.,56,2869(1983)、J.A
m.Chem.Soc.,70,737(1948)〕
に準じて、市販のポリマー担持ホスフィンや前記のよう
にして調製されたポリマー担持ホスフィンにハロゲン化
アリール、ハロゲン化複素環化合物、ハロゲン化アルキ
ル又はハロゲン化アラルキル(ヨード、ブロモ又はクロ
ロ化合物)を反応させる方法が挙げられる。例えば、テ
トラフェニルホスホニウムクロライドが有機担体(ポリ
マー)に担持された固体触媒は、ポリマー担持トリフェ
ニルホスフィンとハロゲン化フェニル(ヨード又はブロ
ム化合物)を無触媒又は触媒存在下で反応させて、得ら
れたテトラフェニルホスホニウムヨーダイド又はテトラ
フェニルホスホニウムブロマイドをテトラフェニルホス
ホニウムクロライドにイオン交換する方法により調製さ
れる。
ては、例えば、公知の方法〔Bull.Chem.So
c.Jpn.,56,2869(1983)、J.A
m.Chem.Soc.,70,737(1948)〕
に準じて、市販のポリマー担持ホスフィンや前記のよう
にして調製されたポリマー担持ホスフィンにハロゲン化
アリール、ハロゲン化複素環化合物、ハロゲン化アルキ
ル又はハロゲン化アラルキル(ヨード、ブロモ又はクロ
ロ化合物)を反応させる方法が挙げられる。例えば、テ
トラフェニルホスホニウムクロライドが有機担体(ポリ
マー)に担持された固体触媒は、ポリマー担持トリフェ
ニルホスフィンとハロゲン化フェニル(ヨード又はブロ
ム化合物)を無触媒又は触媒存在下で反応させて、得ら
れたテトラフェニルホスホニウムヨーダイド又はテトラ
フェニルホスホニウムブロマイドをテトラフェニルホス
ホニウムクロライドにイオン交換する方法により調製さ
れる。
【0034】その他、担体がハロフェニル基、ハロメチ
ルフェニル基又はハロメチル基を有する場合は、これを
無触媒又は触媒存在下で各種ホスフィンと反応させる方
法が挙げられ、担体がこのような置換基を有していない
場合は、ハロゲン化、ハロメチル化により、担体にハロ
フェニル基、ハロメチルフェニル基又はハロメチル基を
導入した後、これを各種ホスフィンと反応させる方法な
どが挙げられる。なお、これらの基が担体に直接導入で
きない場合(例えば、無機担体では)、架橋剤を介して
これらの基が導入される。
ルフェニル基又はハロメチル基を有する場合は、これを
無触媒又は触媒存在下で各種ホスフィンと反応させる方
法が挙げられ、担体がこのような置換基を有していない
場合は、ハロゲン化、ハロメチル化により、担体にハロ
フェニル基、ハロメチルフェニル基又はハロメチル基を
導入した後、これを各種ホスフィンと反応させる方法な
どが挙げられる。なお、これらの基が担体に直接導入で
きない場合(例えば、無機担体では)、架橋剤を介して
これらの基が導入される。
【0035】ハロゲンイオン以外の対イオンを有するホ
スホニウム塩が担体に担持された固体触媒は、上記のよ
うにして得られた、ホスホニウムクロライドが担体に担
持された固体触媒を、対応する対イオンを有するアルカ
リ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)又はアンモニ
ウム塩と反応(イオン交換)させることにより調製され
る。
スホニウム塩が担体に担持された固体触媒は、上記のよ
うにして得られた、ホスホニウムクロライドが担体に担
持された固体触媒を、対応する対イオンを有するアルカ
リ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩等)又はアンモニ
ウム塩と反応(イオン交換)させることにより調製され
る。
【0036】本発明では、ハロゲン化合物を共存させて
脱カルボニル反応を行っても差し支えない。特に、ホス
フィンが担体に担持された固体触媒や、ハライド及びハ
イドロジェンジハライド以外のホスホニウム塩が担体に
担持された固体触媒を使用する場合は、ハロゲン化合物
を共存させることが好ましい。
脱カルボニル反応を行っても差し支えない。特に、ホス
フィンが担体に担持された固体触媒や、ハライド及びハ
イドロジェンジハライド以外のホスホニウム塩が担体に
担持された固体触媒を使用する場合は、ハロゲン化合物
を共存させることが好ましい。
【0037】本発明で使用されるハロゲン化合物として
は、下記の有機ハロゲン化合物が挙げられる。これらの
ハロゲン化合物の中では塩素化合物又は臭素化合物が好
ましく、中でも塩素化合物が特に好ましい。
は、下記の有機ハロゲン化合物が挙げられる。これらの
ハロゲン化合物の中では塩素化合物又は臭素化合物が好
ましく、中でも塩素化合物が特に好ましい。
【0038】有機ハロゲン化合物としては、例えば、飽
和炭素にハロゲン原子が結合している構造(C−Ha
l)や、カルボニル炭素にハロゲン原子が結合している
構造(−CO−Hal)、を有する有機ハロゲン化合物
が好適に用いられる。但し、Halは塩素原子、臭素原
子等のハロゲン原子を表す。これらの構造は、例えば、
一般式(a)、(b)として表される。
和炭素にハロゲン原子が結合している構造(C−Ha
l)や、カルボニル炭素にハロゲン原子が結合している
構造(−CO−Hal)、を有する有機ハロゲン化合物
が好適に用いられる。但し、Halは塩素原子、臭素原
子等のハロゲン原子を表す。これらの構造は、例えば、
一般式(a)、(b)として表される。
【0039】
【化4】 (式中、Halは塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子
を表し、nは1〜4の整数を表す。)
を表し、nは1〜4の整数を表す。)
【0040】このような有機ハロゲン化合物としては、
例えば、以下のような化合物が具体的に挙げられる。一
般式(a)で表されるような、飽和炭素にハロゲン原子
が結合している構造を有する有機ハロゲン化合物として
は、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタ
ン、塩化ブチル、塩化ドデシル等のハロゲン化アルキル
や、塩化ベンジル、ベンゾトリクロリド、塩化トリフェ
ニルメチル、α−ブロモ−o−キシレン等のハロゲン化
アラルキルや、β−クロロプロピオニトリル、γ−クロ
ロブチロニトリル等のハロゲン置換脂肪族ニトリルや、
クロロ酢酸、ブロモ酢酸、クロロプロピオン酸等のハロ
ゲン置換脂肪族カルボン酸などが挙げられる。
例えば、以下のような化合物が具体的に挙げられる。一
般式(a)で表されるような、飽和炭素にハロゲン原子
が結合している構造を有する有機ハロゲン化合物として
は、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタ
ン、塩化ブチル、塩化ドデシル等のハロゲン化アルキル
や、塩化ベンジル、ベンゾトリクロリド、塩化トリフェ
ニルメチル、α−ブロモ−o−キシレン等のハロゲン化
アラルキルや、β−クロロプロピオニトリル、γ−クロ
ロブチロニトリル等のハロゲン置換脂肪族ニトリルや、
クロロ酢酸、ブロモ酢酸、クロロプロピオン酸等のハロ
ゲン置換脂肪族カルボン酸などが挙げられる。
【0041】一般式(b)で表されるような、カルボニ
ル炭素にハロゲン原子が結合している構造を有する有機
ハロゲン化合物としては、塩化アセチル、塩化オキサリ
ル、塩化プロピオニル、塩化ステアロイル、塩化ベンゾ
イル、2−ナフタレンカルボン酸クロライド、2−チオ
ンフェンカルボン酸クロライド等の酸ハロゲン化物や、
クロログリオキシル酸フェニル等のハロゲノグリオキシ
ル酸アリールや、クロロギ酸フェニル等のハロゲノギ酸
アリールなどが挙げられる。
ル炭素にハロゲン原子が結合している構造を有する有機
ハロゲン化合物としては、塩化アセチル、塩化オキサリ
ル、塩化プロピオニル、塩化ステアロイル、塩化ベンゾ
イル、2−ナフタレンカルボン酸クロライド、2−チオ
ンフェンカルボン酸クロライド等の酸ハロゲン化物や、
クロログリオキシル酸フェニル等のハロゲノグリオキシ
ル酸アリールや、クロロギ酸フェニル等のハロゲノギ酸
アリールなどが挙げられる。
【0042】ジアリールオキサレートの脱カルボニル反
応は、反応器に、ジアリールオキサレート及び前記の固
体触媒を入れ、更に必要に応じて前記ハロゲン化合物を
入れて、通常100〜450℃、好ましくは160〜4
50℃、更に好ましくは180〜400℃、特には18
0〜350℃で加熱することによって、バッチ式又は連
続式の液相反応で行われる。このとき、前記反応式に従
ってジアリールオキサレートからジアリールカーボネー
トが生成すると共に、一酸化炭素が発生する。なお、反
応圧力は、反応温度がジアリールオキサレートの沸点を
越える場合は加圧とされるが、通常は常圧又は減圧であ
る。
応は、反応器に、ジアリールオキサレート及び前記の固
体触媒を入れ、更に必要に応じて前記ハロゲン化合物を
入れて、通常100〜450℃、好ましくは160〜4
50℃、更に好ましくは180〜400℃、特には18
0〜350℃で加熱することによって、バッチ式又は連
続式の液相反応で行われる。このとき、前記反応式に従
ってジアリールオキサレートからジアリールカーボネー
トが生成すると共に、一酸化炭素が発生する。なお、反
応圧力は、反応温度がジアリールオキサレートの沸点を
越える場合は加圧とされるが、通常は常圧又は減圧であ
る。
【0043】前記の固体触媒は、ホスホニウム塩又はホ
スフィン基準で、ジアリールオキサレートに対して通常
0.001〜50モル%、好ましくは0.01〜20モ
ル%使用される。前記の固体触媒は単独でも2種類以上
存在させて使用しても差し支えない。また、ハロゲン化
合物はホスホニウム塩又はホスフィンに対してモル比
(ハロゲン化合物/ホスホニウム塩又はホスフィン)が
通常0.01〜300、好ましくは0.1〜100であ
るように反応系に添加される。ハロゲン化合物は単独で
使用されても複数で使用されても差し支えない。
スフィン基準で、ジアリールオキサレートに対して通常
0.001〜50モル%、好ましくは0.01〜20モ
ル%使用される。前記の固体触媒は単独でも2種類以上
存在させて使用しても差し支えない。また、ハロゲン化
合物はホスホニウム塩又はホスフィンに対してモル比
(ハロゲン化合物/ホスホニウム塩又はホスフィン)が
通常0.01〜300、好ましくは0.1〜100であ
るように反応系に添加される。ハロゲン化合物は単独で
使用されても複数で使用されても差し支えない。
【0044】反応に溶媒は特に必要とされないが、必要
に応じて、ジフェニルエーテル、スルホラン、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルイミダゾリドン、1,3−ジメ
チル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピ
リミジノン等の溶媒を適宜使用することができる。反応
器の材質は特に制限されるものではなく、例えば、ガラ
ス製又はステンレス鋼(SUS)製の反応器を使用する
ことができる。反応後、生成したジアリールカーボネー
トは蒸留等により分離精製される。
に応じて、ジフェニルエーテル、スルホラン、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルイミダゾリドン、1,3−ジメ
チル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピ
リミジノン等の溶媒を適宜使用することができる。反応
器の材質は特に制限されるものではなく、例えば、ガラ
ス製又はステンレス鋼(SUS)製の反応器を使用する
ことができる。反応後、生成したジアリールカーボネー
トは蒸留等により分離精製される。
【0045】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、ジアリールオキサレートの転化
率(仕込みジアリールオキサレートに対する消費された
ジアリールオキサレートの割合)、ジアリールカーボネ
ートの選択率(消費されたジアリールオキサレートに対
する生成したジアリールカーボネートの割合)及び收率
(仕込みジアリールオキサレートに対する生成したジア
リールカーボネートの割合)はモル基準(モル%)で求
めた。
体的に説明する。なお、ジアリールオキサレートの転化
率(仕込みジアリールオキサレートに対する消費された
ジアリールオキサレートの割合)、ジアリールカーボネ
ートの選択率(消費されたジアリールオキサレートに対
する生成したジアリールカーボネートの割合)及び收率
(仕込みジアリールオキサレートに対する生成したジア
リールカーボネートの割合)はモル基準(モル%)で求
めた。
【0046】参考例1 〔ポリマー担持テトラフェニルホスホニウムクロライド
の合成〕ポリマー担持トリフェニルホスフィン〔Tri
phenylphosphine,polymer−s
upported(Polymer is polys
tylene cross−linked with
2%DVB,〜3mmolP/g resin.、アル
ドリッチ社製〕2.00gとブロムベンゼン1.06g
をベンゾニトリル3mlに入れ、無水臭化ニッケル0.
66gを加えて常圧下で15時間還流した。反応後、ポ
リマーを濾取して、塩化メチレン(5ml×2回)、ア
セトン(5ml×3回)、水(5ml×2回)で順次洗
浄した。得られたポリマーをカラムに詰め、36重量%
塩酸100mlを7時間かけてカラムに流した後、ポリ
マーを減圧乾燥して(50℃、100℃、185℃で各
1時間)、ポリマー担持テトラフェニルホスホニウムク
ロライド2.25gを得た。重量増加分より、トリフェ
ニルホスフィンの37%がホスホニウム塩になってい
た。
の合成〕ポリマー担持トリフェニルホスフィン〔Tri
phenylphosphine,polymer−s
upported(Polymer is polys
tylene cross−linked with
2%DVB,〜3mmolP/g resin.、アル
ドリッチ社製〕2.00gとブロムベンゼン1.06g
をベンゾニトリル3mlに入れ、無水臭化ニッケル0.
66gを加えて常圧下で15時間還流した。反応後、ポ
リマーを濾取して、塩化メチレン(5ml×2回)、ア
セトン(5ml×3回)、水(5ml×2回)で順次洗
浄した。得られたポリマーをカラムに詰め、36重量%
塩酸100mlを7時間かけてカラムに流した後、ポリ
マーを減圧乾燥して(50℃、100℃、185℃で各
1時間)、ポリマー担持テトラフェニルホスホニウムク
ロライド2.25gを得た。重量増加分より、トリフェ
ニルホスフィンの37%がホスホニウム塩になってい
た。
【0047】実施例1 温度計、攪拌機、還流冷却管を備えた50ml容のガラ
ス製フラスコにジフェニルオキサレート5.0gを入
れ、触媒として参考例で得られたポリマー担持テトラフ
ェニルホスホニウムクロライド0.093g(ジフェニ
ルオキサレートに対してテトラフェニルホスホニウムク
ロライドとして0.5モル%)を加え、ハロゲン化物と
して塩化オキサリル10μlを加えて260℃まで昇温
した後、常圧下、発生する一酸化炭素を系外へ除去しな
がら、この温度で3時間脱カルボニル反応を行った。反
応終了後、反応液を室温まで冷却してガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、ジフェニルオキサレート
の転化率は77.0%で、ジフェニルカーボネートの選
択率は98.0%であった(收率:75.5%)。
ス製フラスコにジフェニルオキサレート5.0gを入
れ、触媒として参考例で得られたポリマー担持テトラフ
ェニルホスホニウムクロライド0.093g(ジフェニ
ルオキサレートに対してテトラフェニルホスホニウムク
ロライドとして0.5モル%)を加え、ハロゲン化物と
して塩化オキサリル10μlを加えて260℃まで昇温
した後、常圧下、発生する一酸化炭素を系外へ除去しな
がら、この温度で3時間脱カルボニル反応を行った。反
応終了後、反応液を室温まで冷却してガスクロマトグラ
フィーにより分析したところ、ジフェニルオキサレート
の転化率は77.0%で、ジフェニルカーボネートの選
択率は98.0%であった(收率:75.5%)。
【0048】実施例2 実施例1において、触媒をポリマー担持トリフェニルホ
スフィン0.0358g(ジフェニルオキサレートに対
してトリフェニルホスフィンとして0.5モル%)に代
え、塩化オキサリル添加量を15μlに変えたほかは、
実施例1と同様に反応と分析を行った。その結果、ジフ
ェニルオキサレートの転化率は36.0%で、ジフェニ
ルカーボネートの選択率は94.0%であった(收率:
33.8%)。
スフィン0.0358g(ジフェニルオキサレートに対
してトリフェニルホスフィンとして0.5モル%)に代
え、塩化オキサリル添加量を15μlに変えたほかは、
実施例1と同様に反応と分析を行った。その結果、ジフ
ェニルオキサレートの転化率は36.0%で、ジフェニ
ルカーボネートの選択率は94.0%であった(收率:
33.8%)。
【0049】比較例1 実施例1において、ジフェニルオキサレート3.97g
を使用し、触媒を加えなかったほかは、実施例1と同様
に脱カルボニル反応を行った。その結果、ジフェニルオ
キサレートの転化率は0%で、ジフェニルカーボネート
の生成は認められなかった(收率:0%)。
を使用し、触媒を加えなかったほかは、実施例1と同様
に脱カルボニル反応を行った。その結果、ジフェニルオ
キサレートの転化率は0%で、ジフェニルカーボネート
の生成は認められなかった(收率:0%)。
【0050】比較例2 実施例1において、ジフェニルオキサレート5.0gを
使用し、反応温度を330℃に変え、触媒を加えなかっ
たほかは、実施例1と同様に脱カルボニル反応を行っ
た。その結果、ジフェニルオキサレートの転化率は1
0.8%で、ジフェニルカーボネートの選択率は37.
7%であった(收率:4.1%)。
使用し、反応温度を330℃に変え、触媒を加えなかっ
たほかは、実施例1と同様に脱カルボニル反応を行っ
た。その結果、ジフェニルオキサレートの転化率は1
0.8%で、ジフェニルカーボネートの選択率は37.
7%であった(收率:4.1%)。
【0051】比較例3 温度計、攪拌機を備えた内容積90mlのステンレス鋼
製密閉反応器にジフェニルオキサレート5.0gとテト
ラヒドロフラン5.0gを入れ、触媒としてカリウムフ
ェノラート0.5gを加えて、100℃に昇温し、この
温度で3時間脱カルボニル反応を行った。その結果、ジ
フェニルオキサレートの転化率は0%で、ジフェニルカ
ーボネートの生成は認められなかった(收率:0%)。
実施例及び比較例の結果を表1に示す。
製密閉反応器にジフェニルオキサレート5.0gとテト
ラヒドロフラン5.0gを入れ、触媒としてカリウムフ
ェノラート0.5gを加えて、100℃に昇温し、この
温度で3時間脱カルボニル反応を行った。その結果、ジ
フェニルオキサレートの転化率は0%で、ジフェニルカ
ーボネートの生成は認められなかった(收率:0%)。
実施例及び比較例の結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明により、ポリカーボネートの原料
として有用なジアリールカーボネートをジアリールオキ
サレートから高選択率で製造することができる。また、
本発明の優れた触媒を用いることにより、公知のジアリ
ールオキサレートを煮沸して脱カルボニル反応させる方
法に比べ、工業的に好適な低い反応温度でジアリールカ
ーボネートを高選択率で生成させることができ、反応後
の触媒と生成物との分離も非常に容易になる。更に、本
発明では毒性の強い化合物であるホスゲンを用いないた
め、ジアリールカーボネートを安全にしかも容易に製造
することも可能になる。本発明はジアリールオキサレー
トからジアリールカーボネートを工業的に製造できる初
めての方法であり、非常に有用なものである。
として有用なジアリールカーボネートをジアリールオキ
サレートから高選択率で製造することができる。また、
本発明の優れた触媒を用いることにより、公知のジアリ
ールオキサレートを煮沸して脱カルボニル反応させる方
法に比べ、工業的に好適な低い反応温度でジアリールカ
ーボネートを高選択率で生成させることができ、反応後
の触媒と生成物との分離も非常に容易になる。更に、本
発明では毒性の強い化合物であるホスゲンを用いないた
め、ジアリールカーボネートを安全にしかも容易に製造
することも可能になる。本発明はジアリールオキサレー
トからジアリールカーボネートを工業的に製造できる初
めての方法であり、非常に有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島川 敏弘 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 ジアリールオキサレートを、ホスホニウ
ム塩又はホスフィンが担体に担持された固体触媒の存在
下で加熱して脱カルボニル反応させることを特徴とする
ジアリールカーボネートの製造法。 - 【請求項2】 固体触媒が、テトラアリールホスホニウ
ム塩又はトリアリールホスフィンが担体に担持された固
体触媒であることを特徴とする請求項1記載のジアリー
ルカーボネートの製造法。 - 【請求項3】 固体触媒が、テトラアリールホスホニウ
ムハライド又はテトラアリールホスホニウムハイドロジ
ェンジハライドが担体に担持された固体触媒であること
を特徴とする請求項1記載のジアリールカーボネートの
製造法。 - 【請求項4】 飽和炭素にハロゲン原子が結合している
構造(C−Hal)、又はカルボニル炭素にハロゲン原
子が結合している構造(−CO−Hal)を有する有機
ハロゲン化合物を共存させて脱カルボニル反応させるこ
とを特徴とする請求項1記載のジアリールカーボネート
の製造法(但し、Halはハロゲン原子を表す)。 - 【請求項5】 ハロゲン原子が塩素原子であることを特
徴とする請求項4記載のジアリールカーボネートの製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8210871A JPH1053563A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ジアリールカーボネートの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8210871A JPH1053563A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ジアリールカーボネートの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1053563A true JPH1053563A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16596488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8210871A Pending JPH1053563A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ジアリールカーボネートの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1053563A (ja) |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP8210871A patent/JPH1053563A/ja active Pending
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