JPH1053575A - シクロアルキルヒドロペルオキシドの製造方法 - Google Patents

シクロアルキルヒドロペルオキシドの製造方法

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JPH1053575A
JPH1053575A JP9129606A JP12960697A JPH1053575A JP H1053575 A JPH1053575 A JP H1053575A JP 9129606 A JP9129606 A JP 9129606A JP 12960697 A JP12960697 A JP 12960697A JP H1053575 A JPH1053575 A JP H1053575A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シクロアルカンを分子状酸素で酸
化して、高反応速度及び高選択率でシクロアルキルヒド
ロペルオキシドを製造することができる、工業的に好適
なシクロアルキルヒドロペルオキシドの製造方法を提供
することを課題とする。 【解決手段】 本発明の課題は、シクロアルカンに可溶
性の遷移金属触媒と遷移金属原子当たり10〜300倍
の酸当量のリン酸エステルの存在下に、シクロアルカン
を分子状酸素で酸化することを特徴とするシクロアルキ
ルヒドロペルオキシドの製造方法によって達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シクロアルカンを分子
状酸素で酸化してシクロアルキルヒドロペルオキシドを
高收率で製造する方法に関する。シクロアルキルヒドロ
ペルオキシドは、シクロアルカノール、シクロアルカノ
ン製造の中間体として、また、過酸化物として有用な化
合物である。
【0002】
【従来の技術】シクロアルカンの工業的な酸化は、通
常、ナフテン酸コバルトのような遷移金属触媒の存在下
で行われる。この反応では、生成するシクロアルキルヒ
ドロペルオキシドが反応中に触媒によって分解されるた
め、その蓄積量は僅かであり、主な生成物は相当するア
ルコールとケトンである。例えば、シクロヘキサンの空
気酸化では、シクロヘキサン転化率が3〜5%で、シク
ロヘキサノールとシクロヘキサノンの合計選択率が70
〜80%である。
【0003】このように遷移金属触媒はシクロアルキル
ヒドロペルオキシド等のペルオキシドの分解を促進する
触媒となるために、シクロアルカンを酸化してシクロア
ルキルヒドロペルオキシドを製造する反応は遷移金属触
媒の非存在下で行われる。しかしながら、シクロアルカ
ンの無触媒酸化では、酸化反応の速度が極めて遅く、ま
た、反応速度を高めるために高温で酸化を行うとシクロ
アルキルヒドロペルオキシド選択率が低下するという問
題がある。
【0004】このため、酸化反応の速度とシクロアルキ
ルヒドロペルオキシド選択率の両方を高める方法が検討
されている。例えば、可溶性コバルト化合物触媒とコバ
ルト原子当たり約3〜8の酸当量を与えるようなリン酸
エステルの存在下にシクロヘキサンを酸素酸化する方法
(特開昭62−120359号公報)、ホウリン酸の存
在下にシクロヘキサンを分子状酸素で酸化する方法(特
公昭44−27022号公報)などが知られている。し
かしながら、これらの方法はいずれも工業的に満足でき
るものとは言い難く、反応速度や選択性について更に改
善が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シクロアル
カンを分子状酸素で酸化して、高反応速度及び高選択率
でシクロアルキルヒドロペルオキシドを製造することが
できる、工業的に好適なシクロアルキルヒドロペルオキ
シドの製造方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、シクロ
アルカンに可溶性の遷移金属触媒と遷移金属原子当たり
10〜300倍の酸当量の次式の構造を有するリン酸エ
ステルの存在下に、シクロアルカンを分子状酸素で酸化
することを特徴とするシクロアルキルヒドロペルオキシ
ドの製造方法によって達成される。
【0007】
【化2】 (式中、Rは炭素数3〜12のアルキル基又は炭素数5
〜8のシクロアルキル基を表し、Xは水素原子、炭素数
3〜12のアルキル基、又は炭素数5〜8のシクロアル
キル基を表す。)
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
シクロアルカンとしては、シクロペンタン、シクロヘキ
サン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロデカ
ン、シクロドデカン、シクロヘキサデカン等の炭素数5
〜16のシクロアルカンが用いられる。
【0009】シクロアルカンに可溶性の遷移金属触媒と
しては、シクロアルカンに可溶性のコバルト化合物やク
ロム化合物などが用いられる。遷移金属触媒は単独で使
用しても複数で使用しても差し支えなく、その使用量は
シクロアルカン100万重量部に対して金属として0.
1〜10重量部、特に0.3〜5重量部であることが好
ましい。
【0010】前記のコバルト化合物としては、炭素数6
〜20の脂肪族カルボン酸のコバルト塩(オクチル酸コ
バルト、ラウリル酸コバルト、パルミチン酸コバルト、
ステアリン酸コバルト、リノール酸コバルト等)や、ナ
フテン酸コバルトや、コバルトアセチルアセトナトなど
が挙げられる。 また、前記のクロム化合物としては、
炭素数6〜20の脂肪族カルボン酸のクロム塩(オクチ
ル酸クロム、ラウリル酸クロム、パルミチン酸クロム、
ステアリン酸クロム、リノール酸クロム等)や、ナフテ
ン酸クロムや、アセチル酢酸クロムなどが挙げられる。
【0011】前記のリン酸エステルとしては、Xが水素
原子で、Rが炭素数3〜12のアルキル基であるリン酸
モノアルキルエステル(リン酸モノイソプロピル、リン
酸モノブチル、リン酸モノ(2−エチルヘキシル、リン
酸モノドデシル、リン酸モノベンジル等)や、X及びR
が炭素数3〜12のアルキル基であるリン酸ジアルキル
エステル(リン酸ジイソプロピル、リン酸ジブチル、リ
ン酸ジ(2−エチルヘキシル)、リン酸ジデシル、リン
酸ジドデシル、リン酸ジベンジル等)やXが水素原子
で、Rが炭素数5〜8のシクロアルキル基であるリン酸
モノシクロアルキルエステル(リン酸モノシクロペンチ
ル、リン酸モノシクロヘキシル、リン酸モノシクロオク
チル等)や、X及びRが炭素数5〜8のシクロアルキル
基であるリン酸ジシクロアルキルエステル(リン酸ジシ
クロペンチル、リン酸ジシクロヘキシル、リン酸ジシク
ロオクチル等)などが挙げられる。これらのリン酸エス
テルの中では、リン酸モノアルキルエステル、リン酸ジ
アルキルエステルが好ましく、中でもリン酸モノ(2−
エチルヘキシル)、リン酸ジ(2−エチルヘキシル)が
好ましい。
【0012】前記のリン酸エステルは単独で使用しても
複数で使用しても差し支えなく、その使用量は、リン酸
エステルの酸当量(−OHとして表される)が遷移金属
触媒の1原子当たり10〜300、好ましくは15〜1
50、更に好ましくは20〜100になる量である。こ
の値〔−OH/遷移金属原子(当量比)〕が10以下で
は、シクロアルキルヒドロペルオキシドの選択率が低下
する。なお、リン酸エステルは、反応前にシクロアルカ
ンに添加してもよく、また、反応途中にそのままもしく
はシクロアルカン、シクロアルカノン、シクロアルカノ
ール等に溶解・希釈された形態で反応液に添加してもよ
い。
【0013】本発明では、シクロアルカンにシクロアル
カノンを添加して、シクロアルカノンの共存下でシクロ
アルカンを酸化することが好ましい。シクロアルカノン
を添加することにより、反応速度を上げて高選択率でシ
クロアルキルヒドロペルオキシドを製造することができ
る。シクロアルカノンとしては、シクロブタノン、シク
ロペンタノン、シクロヘキサノン、シクロヘプタノン、
シクロオクタノン、シクロデカノン、シクロヘキサデカ
ノン等の炭素数4〜16のシクロアルカノンが用いられ
る。シクロアルカノンは単独で使用しても複数で使用し
ても差し支えなく、その使用量はシクロアルカンに対し
て0.01〜1.0重量%、特に0.05〜0.5重量
%であることが好ましい。
【0014】分子状酸素は分子状酸素を含有するガスで
あれば特に限定されるものではなく、例えば、不活性ガ
ス(窒素ガス、アルゴンガス等)で希釈された酸素ガス
や純粋な酸素ガスが使用される。
【0015】シクロアルカンの酸化は、例えば、ガス導
入管、還流冷却器、試料抜き出し管及びリン酸エステル
供給管を備えた耐圧ガラスオートクレーブに、所定量の
シクロアルカン、シクロアルカノン及び遷移金属触媒を
入れ、窒素気流中で所定温度まで昇温した後、分子状酸
素含有ガスを導入しながら行われる。このとき、リン酸
エステルは前記のように反応前に添加されるか、又は反
応途中に加圧挿入ポンプ等を用いて添加される。なお、
酸化反応の反応温度は80〜200℃、特に110〜1
80℃、更には135〜175℃であることが好まし
く、反応圧は0〜25kg/cm2 G、特に1.5〜1
5kg/cm2 Gであることが好ましい。
【0016】上記の酸化反応では、シクロアルカンの転
化率は、生成したシクロアルキルヒドロペルオキシドが
分解を受けて副生物が増加しないような範囲に抑えるこ
とが好ましい。例えば、シクロヘキサンでは転化率が1
0%を越えないことが好ましく、シクロドデカンでは2
0%を越えないことが好ましい。
【0017】また、上記の酸化反応では、生成したシク
ロアルキルヒドロペルオキシドの金属イオン等による分
解を抑えるために、ガラスオートクレーブのような反応
器内の反応液接触部分がガラス製の反応器を用いるか、
又は金属部を全てテフロンコーティングした反応器を用
いることが望ましい。その他、金属製の反応器の内部を
ポリリン酸塩(ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸
ナトリウム等)、エチレンジアミン四酢酸塩、ジピコリ
ン酸、ポリアミノカルボン酸などで処理するか、又はこ
れらの化合物を反応液に添加することによってシクロア
ルキルヒドロペルオキシドの分解を抑制してもよい。
【0018】生成したシクロアルキルヒドロペルオキシ
ドは、ナフテン酸コバルト等の金属塩の存在下で分解す
るか〔工業化学雑誌,73,2888(1970)〕、
又は第8族金属触媒を用いて水素還元することによって
(特開昭48−4036号公報)、シクロアルカノンや
シクロアルカノールに変換される。
【0019】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、シクロアルカン転化率及びシク
ロアルキルヒドロペルオキシド選択率は次式により求め
た。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】実施例1 ガス導入管、還流冷却器、攪拌機、試料抜き出し管及び
リン酸エステル供給口を備えた内容積500mlの耐圧
ガラスオートクレーブに、シクロヘキサン290gとオ
クチル酸コバルト(コバルト金属として0.5重量pp
m)を仕込んで、窒素ガスで10kg/cm2 Gに加圧
した後、窒素ガスを流通しながら165℃まで昇温し
た。温度が165℃に到達した時点で窒素ガスを空気に
切り換えて反応器内を全て空気で置換し、攪拌下(80
0rpm)、空気を60L/hrの流速で供給しながら
2分間反応を行った。その後、リン酸モノ(2−エチル
ヘキシル)とリン酸ジ(2−エチルヘキシル)の重量比
が1:1であるリン酸エステル混合物0.015g(−
OH/Co(当量比)=37)を含有するCx溶液10
gを加圧定量ポンプで反応液中に2分間で添加して、引
き続き48分間反応を行った(全反応時間:52分)。
反応後、反応液のガスクロマトグラフィー分析と化学分
析を行ったところ、シクロヘキサン(以下、Cxと称す
る)転化率は3.8%で、シクロアルキルヒドロペルオ
キシド(以下、CHPと称する)選択率は63%であっ
た。
【0023】比較例1 実施例1において、オクチル酸コバルト濃度をコバルト
金属として1.0重量ppmに変え、リン酸エステル混
合物含有溶液をリン酸モノ(2−エチルヘキシル)とリ
ン酸ジ(2−エチルヘキシル)の重量比が1:1である
リン酸エステル混合物0.006g(−OH/Co(当
量比)=7)を含有するCx溶液10gに代えて44分
間反応を行ったほかは、実施例1と同様に反応と分析を
行った。その結果、Cx転化率は3.9%で、CHP選
択率は38%であった。
【0024】実施例2 実施例1と同様の耐圧ガラスオートクレーブに、Cx3
00gとオクチル酸コバルト(コバルト金属として0.
5重量ppm)、及びリン酸モノ(2−エチルヘキシ
ル)とリン酸ジ(2−エチルヘキシル)の重量比が1:
1であるリン酸エステル混合物0.006g(−OH/
Co(当量比)=15)を仕込んで窒素ガスで10kg
/cm2 Gに加圧した後、窒素ガスを流通しながら16
5℃まで昇温した。温度が165℃に到達した時点で窒
素ガスを空気に切り換えて反応器内を全て空気で置換
し、攪拌下(800rpm)、空気を60L/hrの流
速で供給しながら61分間反応を行った。反応後、実施
例1と同様に分析を行ったところ、Cx転化率は3.8
%で、CHP選択率は61%であった。
【0025】実施例3 実施例2において、リン酸エステル混合物をリン酸モノ
(2−エチルヘキシル)とリン酸ジ(2−エチルヘキシ
ル)の重量比が1:1であるリン酸エステル混合物0.
015g(−OH/Co(当量比)=37)に代えて、
55分間反応を行ったほかは、実施例2と同様に反応と
分析を行った。その結果、Cx転化率は3.5%で、C
HP選択率は63%であった。
【0026】比較例2 実施例2において、リン酸エステル混合物をリン酸モノ
(2−エチルヘキシル)とリン酸ジ(2−エチルヘキシ
ル)の重量比が1:1であるリン酸エステル混合物0.
003g(−OH/Co(当量比)=7)に代えて、5
1分間反応を行ったほかは、実施例2と同様に反応と分
析を行った。その結果、Cx転化率は3.9%で、CH
P選択率は48%であった。
【0027】比較例3 実施例2において、オクチル酸コバルト量をコバルト金
属として1.0重量ppmに変え、リン酸エステル混合
物をリン酸ジ(2−エチルヘキシル)0.01g(−O
H/Co(当量比)=6)に代えて、54分間反応を行
ったほかは、実施例2と同様に反応と分析を行った。そ
の結果、Cx転化率は3.8%で、CHP選択率は43
%であった。実施例1〜3及び比較例1〜3の結果を表
1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】実施例4 実施例1において、Cx290gとオクチル酸コバルト
(コバルト金属として0.5重量ppm)を仕込み、更
にシクロヘキサノン0.6gを仕込んだほかは、実施例
1と同様に反応(全反応時間:37分)と分析を行っ
た。その結果、Cx転化率は3.8%で、CHP選択率
は58%であった。
【0030】実施例5 実施例1において、Cx290gとオクチル酸コバルト
(コバルト金属として1.0重量ppm)を仕込み、更
にシクロペンタノン0.6gを仕込み、リン酸エステル
混合物含有溶液をリン酸モノ(2−エチルヘキシル)と
リン酸ジ(2−エチルヘキシル)の重量比が1:1であ
るリン酸エステル混合物0.06g(−OH/Co(当
量比)=74)を含有するCx溶液10gに代えたほか
は、実施例1と同様に反応(全反応時間:40分)と分
析を行った。その結果、Cx転化率は4.1%で、CH
P選択率は60%であった。
【0031】実施例6 実施例2において、Cx300gとオクチル酸コバルト
(コバルト金属として0.5重量ppm)を仕込み、更
にシクロヘキサノン0.3gを仕込み、リン酸エステル
混合物をリン酸ジ(2−エチルヘキシル)0.03g
(−OH/Co(当量比)=37)に代えて45分間反
応を行ったほかは、実施例2と同様に反応と分析を行っ
た。その結果、Cx転化率は3.7%で、CHP選択率
は61%であった。
【0032】実施例7 実施例2において、Cx300gとオクチル酸コバルト
(コバルト金属として0.5重量ppm)を仕込み、更
にシクロヘキサノン0.9gとピロリン酸ソーダ10水
和物0.3gを仕込み、リン酸エステル混合物をリン酸
モノ(2−エチルヘキシル)とリン酸ジ(2−エチルヘ
キシル)の重量比が1:1であるリン酸エステル混合物
0.015g(−OH/Co(当量比)=37)に代え
て42分間反応を行ったほかは、実施例2と同様に反応
と分析を行った。その結果、Cx転化率は3.8%で、
CHP選択率は63%であった。実施例4〜7の結果を
表2に示す。
【0033】
【表2】
【0034】実施例8 実施例1と同様の耐圧ガラスオートクレーブに、シクロ
ドデカン150gとオクチル酸コバルト(コバルト金属
として0.5重量ppm)、及びリン酸モノ(2−エチ
ルヘキシル)とリン酸ジ(2−エチルヘキシル)の重量
比が1:1であるリン酸エステル混合物0.0075g
(−OH/Co(当量比)=37)を仕込んで窒素ガス
で5kg/cm2 Gに加圧した後、窒素ガスを流通しな
がら160℃まで昇温した。温度が160℃に到達した
時点で窒素ガスを空気に切り換えて反応器内を全て空気
で置換し、攪拌下(800rpm)、空気を40L/h
rの流速で供給しながら75分間反応を行った。反応
後、反応液のガスクロマトグラフィー分析と化学分析を
行ったところ、シクロドデカン(以下、CDANと称す
る)転化率は14.5%で、シクロドデシルヒドロペル
オキシド(以下、CDHPと称する)選択率は68%で
あった。
【0035】比較例4 実施例8において、リン酸エステル混合物をリン酸モノ
(2−エチルヘキシル)とリン酸ジ(2−エチルヘキシ
ル)の重量比が1:1であるリン酸エステル混合物0.
0008g(−OH/Co(当量比)=4)に代えて、
50分間反応を行ったほかは、実施例8と同様に反応と
分析を行った。その結果、CDAN転化率は12.4%
で、CDHP選択率は32%であった。実施例8及び比
較例4の結果を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】
【発明の効果】本発明により、シクロアルカンを分子状
酸素で酸化してシクロアルキルヒドロペルオキシドを高
反応速度及び高選択率で製造することができる。この結
果、本発明の反応液中に蓄積されたシクロアルキルヒド
ロペルオキシドを公知の方法で分解することにより、シ
クロアルカノン及びシクロアルカノールを高い收率で製
造することが可能になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 隆人 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 島野 哲郎 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シクロアルカンに可溶性の遷移金属触媒
    と遷移金属原子当たり10〜300倍の酸当量の次式の
    構造を有するリン酸エステルの存在下に、シクロアルカ
    ンを分子状酸素で酸化することを特徴とするシクロアル
    キルヒドロペルオキシドの製造方法。 【化1】 (式中、Rは炭素数3〜12のアルキル基又は炭素数5
    〜8のシクロアルキル基を表し、Xは水素原子、炭素数
    3〜12のアルキル基、又は炭素数5〜8のシクロアル
    キル基を表す。)
  2. 【請求項2】 遷移金属触媒がシクロアルカンに可溶性
    のコバルト化合物であることを特徴とする請求項1記載
    のシクロアルキルヒドロペルオキシドの製造方法。
  3. 【請求項3】 シクロアルカノンの共存下にシクロアル
    カンを分子状酸素で酸化することを特徴とする請求項1
    記載のシクロアルキルヒドロペルオキシドの製造方法。
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JP2013508446A (ja) * 2009-11-05 2013-03-07 ロディア オペレーションズ アルキルヒドロペルオキシド化合物の製造方法
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