JPH1053658A - 表面親水性成形物の製造方法 - Google Patents
表面親水性成形物の製造方法Info
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- JPH1053658A JPH1053658A JP9130965A JP13096597A JPH1053658A JP H1053658 A JPH1053658 A JP H1053658A JP 9130965 A JP9130965 A JP 9130965A JP 13096597 A JP13096597 A JP 13096597A JP H1053658 A JPH1053658 A JP H1053658A
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Abstract
つ親水性を付与することに伴う成形物の性能低下を呈し
ない成形物を提供すること。 【解決手段】 活性光線により重合可能なビニル基を有
する化合物(a)と光重合開始剤とを必須成分として含
む光重合性樹脂組成物(A)を賦形し、得られた未硬化
の賦形物を、親水性基及び重合性ビニル基を有する化合
物(b)からなり、光重合開始剤を含まない親水性層形
成材料(B)と接触させた状態で、これらに活性光線を
照射することによって、未硬化の賦形物を硬化させると
共に、未硬化の賦形物と親水性層形成材料(B)との界
面において、化合物(a)と化合物(b)の一部とを共
重合させる表面親水性成型物の製造方法。
Description
業、食品工業、医療(人工臓器等の医療用具や検査を含
む)、医薬品工業、廃水処理、印刷材料等の分野におい
て、タンパク質、コロイド、バクテリヤ、フミン質、油
脂、大気中の汚染物質等の吸着が少ない成形物や、生体
適合性の成形物、また酵素、菌体等を変性させない固定
化用担体、農業用などの分野で使用される防曇性フィル
ムや防曇性塗膜などとして用いられる表面親水性成形物
の製造方法に関する。
おいて大きな問題の第1は、タンパク質、油脂、フミン
質等の物質の材料表面への吸着である。例えば、分離膜
分野においては、これらの物質の吸着による透過流束の
低下が問題となっている。第2の問題点は、人工臓器な
どの医療分野における生体適合性の不足であり、血栓、
溶血、感作性、抗原抗体反応などの発生が挙げられる。
第3は帯電であり、特に電子工業分野で重要な問題とな
っている。
の表面を親水化処理する方法が通常行われている。しか
し、表面処理によって成型物表面に親水性を付与する方
法では、親水化の程度が低いうえ、成形した後に親水化
処理する必要があるため、工程数の増加による生産性の
低下が不可避であるという不利益があった。
形方法としては、成形材料やコーティング材料として親
水基を有するポリマーを使用したり、親水性物質の練込
みによる方法が行われてきた。例えば、株式会社化学同
人発行の「高分子表面の基礎と応用(下)」72頁(1
986年)には、界面活性剤の表面塗布及び内部練り込
みによる成形物の表面親水化による帯電防止方法が記載
されている。また、界面活性剤の他にカーボンも練込み
材料として用いられる。
うな内部練り込み法では、充分な親水性を得るには界面
活性剤を大量に練り込まなければならなず、成形物表面
からの界面活性剤の流失が発生すると同時に、成形物の
物性が大きく損なわれるのが常であった。また、成形材
料やコーティング素材として親水性ポリマーを使用する
方法では、親水性物質の流失の問題はないものの、吸湿
による寸法変化、湿潤状態での強度低下、湿潤状態での
基材との剥離といった問題が生じていた。
親水性と耐久性のある表面を有し、且つ親水性を付与す
ることに伴う成形物の性能低下を呈しない成形物を提供
し、そのような成形物を工程数の増加を招くことなく成
形する製造方法を提供することにある。即ち、親水基が
共有結合で成形物の表面に結合しており、成形物内部に
は表面親水性に寄与しない親水基の導入を避けることに
より、親水基の機能を十分に発揮でき、かつ、成形物の
物理的構造、性質等に影響を及ぼさない表面親水性成形
物を提供し、そのような成形物を一工程で製造する方法
を提供することにある。
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、活性光線により
重合可能なモノマー及び/又はオリゴマー(a)と光重
合開始剤とを必須成分として含む光重合性樹脂組成物
(A)を賦形し、得られた未硬化の賦形物(以下、単に
賦形物と称する場合がある)を、親水性モノマー及び/
又は親水性オリゴマー(b)からなり、光重合開始剤を
含まない親水性層形成材料(B)と接触させた状態で、
これらに活性光線を照射することによって、未硬化の賦
形物を硬化させると共に、未硬化の賦形物と親水性層形
成材料(B)との界面において、光重合性樹脂組成物
(A)中のモノマー及び/又はオリゴマー(a)と親水
性層形成材料(B)中の親水性モノマー及び/又は親水
性オリゴマー(b)の一部とを共重合させることによ
り、表面親水性成形物が容易に一工程で製造でき、しか
も、この製造方法は、親水基の種類や密度を容易に制御
することができ、光重合性樹脂組成物(A)からなる成
形物が本来有する構造、物性等を損なうことがないこと
を見い出し、本発明を完成するに至った。
に、 (1)活性光線により重合可能なモノマー及び/又はオ
リゴマー(a)と光重合開始剤とを必須成分として含む
光重合性樹脂組成物(A)を賦形し、得られた未硬化の
賦形物を、親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー
(b)からなり、光重合開始剤を含まない親水性層形成
材料(B)と接触させた状態で、これらに活性光線を照
射することによって、未硬化の賦形物を硬化させると共
に、未硬化の賦形物と親水性層形成材料(B)との界面
において、光重合性樹脂組成物(A)中のモノマー及び
/又はオリゴマー(a)と親水性層形成材料(B)中の
親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)の一
部とを共重合させる表面親水性成型物の製造方法であっ
て、モノマー及び/又はオリゴマ−(a)は、重合開始
剤の存在下又は不存在下で使用する活性光線によって重
合可能であり、親水性モノマー及び/又は親水性オリゴ
マ−(b)は、重合開始剤の存在下では、使用する活性
光線によって重合可能であるが、重合開始剤の不存在下
では、使用する活性光線によって重合しない、という条
件を満足するモノマー及び/又はオリゴマ−(a)、親
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマ−(b)及び活
性光線を使用する表面親水性成型物の製造方法、
未硬化の賦形物を、親水性層形成材料(B)中に浸漬さ
せた状態で、これらに活性光線を照射する上記(1)記
載の製造方法、
未硬化の賦形物が、親水性層形成材料(B)に溶解しな
いものである上記(1)又は(2)記載の製造方法、
未硬化の賦形物に活性光線を照射して賦形物中のモノマ
ー及び/又はオリゴマー(a)を不完全に硬化させた
後、完全に硬化していない賦形物を親水性層形成材料
(B)と接触させた状態で、これらに活性光線を照射す
ることによって、完全に硬化していない賦形物を硬化さ
せると共に、完全に硬化していない賦形物と親水性層形
成材料(B)との界面において、光重合性樹脂組成物
(A)中のモノマー及び/又はオリゴマー(a)と親水
性層形成材料(B)中の親水性モノマー及び/又は親水
性オリゴマー(b)の一部とを共重合させる上記(1)
記載の製造方法、
未硬化の賦形物に活性光線を照射して賦形物中のモノマ
ー及び/又はオリゴマー(a)を不完全に硬化させた
後、完全に硬化していない賦形物を、親水性層形成材料
(B)中に浸漬させた状態で、これらに活性光線を照射
する上記(4)記載の製造方法、
光線により重合可能なモノマー及び/又はオリゴマー
(a)と相溶するが、活性光線により重合可能なモノマ
ー及び/又はオリゴマー(a)から成る重合硬化物を溶
解又は膨潤させない成分を含有する上記(1)、
(2)、(3)、(4)又は(5)記載の製造方法。
モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)の水溶液で
ある上記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)又は
(6)記載の製造方法、
リゴマー(b)の水溶液が、界面活性剤を含有する上記
(7)記載の製造方法、
リゴマー(b)の水溶液中の親水性モノマー及び親水性
オリゴマー(b)の合計の濃度が0.5〜50重量%の
範囲にある上記(7)又は(8)記載の製造方法、
オリゴマー(b)が、親水性の官能基を有する(メタ)
アクリル系のモノマー及び/又は親水性の官能基を有す
る(メタ)アクリル系のオリゴマーである上記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)又は(9)記載の製造方法、
オリゴマー(b)が、一分子中に重合可能なアクリロイ
ル基を1つ有するものである上記(10)記載の製造方
法、
アクリル系のモノマー及び/又は親水性の官能基を有す
る(メタ)アクリル系のオリゴマーが、分子中にアミノ
酸骨格を有する(メタ)アクリル系のモノマー及び/又
は分子中にアミノ酸骨格を有する(メタ)アクリル系の
オリゴマーである上記(11)記載の製造方法、
アクリル系のモノマー及び/又は親水性の官能基を有す
る(メタ)アクリル系のオリゴマーが、分子中に糖骨格
を有する(メタ)アクリル系のモノマー及び/又は分子
中に糖骨格を有する(メタ)アクリル系のオリゴマーで
ある上記(11)記載の製造方法、
(A)を塗膜状に賦形する上記(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
(9)、(10)、(11)、(12)又は(13)記
載の製造方法、
又は中空糸状に賦形する請求項1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)、(11)、(12)又は(13)記載の製造
方法、
ズ状に賦形する請求項(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)、(11)、(12)又は(13)記載の製造
方法、を提供する。
光線により重合可能なモノマー及び/又はオリゴマー
(a)は、有機、無機を問わず、光重合開始剤の存在下
又は不存在下で、活性光線、例えば、紫外線、可視光
線、赤外線等の照射により重合し、ポリマーとなるもの
であればよく、ラジカル重合性、アニオン重合性、カチ
オン重合性等、任意のものであってよい。そのようなモ
ノマー及び/又はオリゴマー(a)としては、例えば、
分子内にビニル基、ビニリデン基、アクリロイル基、メ
タクリロイル基[以下、アクリロイル基とメタクリロイ
ル基を併せて(メタ)アクリロイル基と称する。(メ
タ)アクリル、(メタ)アクリレート等についても同様
である。]等を有するモノマー及び/又はオリゴマーが
挙げられるが、中でも活性光線照射による重合速度が速
いことから、(メタ)アクリロイル基を有するモノマー
及び/又はオリゴマーが好ましい。
り重合可能なモノマー(a)としては、例えば、エチル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
フェニル(メタ)アクリレート、フェニルセロソルブ
(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、イソボルニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリ
レート、ジシクロペンテニロキシエチル(メタ)アクリ
レート等の単官能モノマー;
リレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ
(メタ)アクリレート、3−アクリロイルオキシグリセ
リンモノメタクリレート、2,2′−ビス(4−(メ
タ)アクリロイルオキシポリエチレンオキシフェニル)
プロパン、2,2′−ビス(4ー(メタ)アクリロイル
オキシポリプロピレンオキシフェニル)プロパン、ジシ
クロペンタニルジ(メタ)アクリレート、ビス[(メ
タ)アクリロイルオキシエチル]ヒドロキシエチルイソ
シアネート、フェニルグリシジルエーテルアクリレート
トリレンジイソシアネート、アジピン酸ジビニル等の2
官能モノマー;
リレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレ
ート、トリス[(メタ)アクリロイルオキシエチル]イ
ソシアネート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート等の3官能モノマー、ペンタエリスリトールテ
トラ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アク
リレートヘキサメチレンジイソシアネート等の4官能モ
ノマー、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ
(メタ)アクリレート等の5官能モノマー、ジペンタエ
リスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の6官能モ
ノマーなどが挙げられる。
り重合可能なオリゴマー(a)は、活性光線により重合
可能な重合性官能基を有するオリゴマーであり、分子量
500〜50,000のものが好ましい。そのようなオ
リゴマー(a)としては、例えば、ビスフェノールA−
ジエポキシ−(メタ)アクリル酸付加物等のエポキシ樹
脂の(メタ)アクリル酸エステル、ポリエーテル樹脂の
(メタ)アクリル酸エステル、ポリブタジエン樹脂の
(メタ)アクリル酸エステル、分子末端に(メタ)アク
リル基を有するポリウレタン樹脂などが挙げられる。
ー及び/又はオリゴマー(a)は、単独で用いること
も、2種以上の材料を混合して、例えば、モノマー同士
或いはオリゴマー同士を混合して用いることもでき、ま
た、モノマーとオリゴマーを混合して用いることもでき
る。
又はオリゴマー(a)の選択により、表面親水性成形物
の支持体成形物[即ち、活性光線により重合可能なモノ
マー及び/又はオリゴマー(a)から成る賦形物の硬化
物]の架橋密度を任意に制御することができる。例え
ば、耐熱性、耐溶剤性、耐膨潤性、硬度、強度に優れた
成形物を得るためには、分子中に2つ以上の重合可能な
官能基を有するモノマー及び/又はオリゴマー(以下、
これらを多官能のモノマー及び/又はオリゴマーと称す
る)の中でも官能基数の多いものを選択し、それから形
成されるポリマーの架橋密度を高める方法を採用すれば
よい。逆に、熱可塑性、柔軟性、伸びなどが要求される
場合には、多官能のモノマー及び/又はオリゴマーを用
いずに、架橋構造を有しないポリマーとする方法。ある
いは、多官能のモノマー及び/又はオリゴマーと、分子
中に1つの重合可能な官能基を有するモノマー及び/又
はオリゴマー(以下、これらを単官能のモノマー及び/
又はオリゴマーと称する)を併用して比較的架橋密度の
低いポリマーとする方法を採用すればよい。これらの方
法は、目的とする成形物の要求特性により任意に選定で
きる。いずれにしても、耐熱性、力学強度、硬度、寸法
安定性、耐溶剤性などに優れた表面親水性成形物を得る
ために、モノマー及び/又はオリゴマー(a)として
は、多官能のモノマー及び/又はオリゴマーを使用する
ことが好ましい。
及び/又はオリゴマー(a)に疎水性のものを選択する
ことにより、水に非膨潤性の支持体成形物とすることが
できる。なお、本明細書でいう「水に非膨潤性」とは、
20℃の水に浸漬した場合、乾燥重量に対する重量増加
率が5重量%以下であることをいう。水に非膨潤性であ
ることにより、成形物は耐水性を有し、湿潤状態でも強
度が低下することはない。
組成物(A)は、親水性層形成材料(B)に接触してか
ら光重合硬化までの間、賦形された状態を実質的に保持
できるものであることが必要である。そのために、光重
合性樹脂組成物(A)の主要な構成要素であるモノマー
及び/又はオリゴマー(a)が親水性層形成材料(B)
に溶解しないもの、あるいは、光重合性樹脂組成物
(A)が高粘度のものが好ましい。
成分を溶解又は非溶解の状態で含有させることもでき
る。その他の成分としては、例えば、光重合開始剤、光
重合性樹脂組成物(A)の増粘剤として機能するポリマ
ー、最終成形物の物性改良剤として機能するポリマー、
充填剤などの無機物、アラミド繊維などの強化材、着色
剤、防黴剤などの薬剤、孔質体を成形するための貧溶剤
等が挙げられる。
である光重合開始剤は、本発明で使用する活性光線に対
して活性であり、モノマー及び/又はオリゴマー
(a)、並びに親水性モノマー及び/又は親水性オリゴ
マー(b)を重合させることが可能なものであれば、特
に制限がなく、例えば、ラジカル重合開始剤、アニオン
重合開始剤、カチオン重合開始剤であって良い。そのよ
うな光重合開始剤としては、例えば、p−tert−ブチル
トリクロロアセトフェノン、2,2′−ジエトキシアセ
トフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニ
ルプロパン−1−オン等のアセトフェノン類;ベンゾフ
ェノン、4、4′−ビスジメチルアミノベンゾフェノ
ン、2−クロロチオキサントン、2−メチルチオキサン
トン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチ
オキサントン等のケトン類;ベンゾイン、ベンゾインメ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル類;
ベンジルジメチルケタール、ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン等のベンジルケタール類などが挙げられ
る。
(A)に溶解あるいは分散した状態で用いることができ
るが、光重合性樹脂組成物(A)に溶解するものである
ことが好ましい。光重合性樹脂組成物(A)中の光重合
開始剤濃度は、0.01〜20重量%の範囲が好まし
く、0.5〜10重量%の範囲が特に好ましい。
ー及び/又は親水性オリゴマー(b)は、分子内に親水
性基を有するモノマー及び/又はオリゴマーであり、か
つ、本発明の製造方法で使用する活性光線を照射した際
に、光重合開始剤が存在する時は重合するが、光重合開
始剤が存在しない時には重合しないものである。
リコール基、ポリオキシメチレン基、水酸基、糖含有
基、アミド基、ピロリドン基等のノニオン性親水基;カ
ルボキシル基、スルホン基、燐酸基等のアニオン性親水
基、アミノ基、アンモニウム基等のカチオン性親水基;
アミノ酸含有基や燐酸基/アンモニウムイオン基などの
双性イオン基等が挙げられる。勿論、これらの誘導体で
あって良く、例えば、アミノ基、アミド基、アンモニウ
ム基、ピロリドン基のN置換体が挙げられる。
ー(b)は、分子中に単数又は複数の親水基を有するも
のであってよく、複数の種類の親水基を有するものであ
ってもよい。
ー(b)は、水又は水と有機溶剤との混合溶剤と任意の
割合で相溶するものが好ましく、水と任意の割合で相溶
するものがさらに好ましい。
ー(b)が光重合開始剤の不存在下で本発明で使用する
活性光線によって重合するものであると、支持体成形物
の表面に結合していない重合体の生成量が増加するため
に、親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)
の利用効率が悪くなる上、親水性層形成材料(B)の交
換頻度が高くなり生産性も低下する傾向にあるので、好
ましくない。
ー(b)が光重合開始剤の不存在下で重合するか、しな
いかは、使用する活性光線にも依存する。本発明で使用
する活性光線の波長や強度を選定することによって、親
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)が光重
合開始剤の不存在下で重合しないようにすることも可能
である。
性オリゴマー(b)としては、例えば、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アク
リレート等の水酸基を有するモノマー;ジエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ールモノ(メタ)アクリレート、ノナエチレングリコー
ルモノ(メタ)アクリレート、テトラデカエチレングリ
コールモノ(メタ)アクリレート、トリエイコサエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシジエチ
レングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシテト
ラエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシ
ノナエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキ
シテトラデカエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、メトキシトリエイコサエチレングリコール(メタ)
アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール
(メタ)アクリレート、フェノキシテトラエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、フェノキシヘキサエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシノナエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート等のポリエ
チレングリコール構造単位を有するモノマー;
n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N−シクロプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N−メチル−N−エチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−
メチル−N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N
−メチル−N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、
N−(メタ)アクリロイルモルホリン、N−(メタ)ア
クリロイルピロリジン、N−(メタ)アクリロイルピぺ
リジン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−メチレンビ
スアクリルアミド、N−メトキシプロピル(メタ)アク
リルアミド、N−イソプロポキシプロピル(メタ)アク
リルアミド、N−エトキシプロピル(メタ)アクリルア
ミド、N−1−メトキシメチルプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N−メトキシエトキシプロピル(メタ)アク
リルアミド、N−1−メチル−2−メトキシエチル(メ
タ)アクリルアミド、N−メチル−N−n−プロピル
(メタ)アクリルアミド、N−(1,3−ジオキソラン
−2−イル)(メタ)アクリルアミド等のアミド基を有
するモノマー;
クリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリルアミド、N,N−(ビスメトキシメチル)カル
バミルオキシエチルメタクリレート、N−メトキシメチ
ルカルバミルオキシエチルメタクリレート等のアミノ基
を有するモノマー;2−(メタ)アクリロイルオキシエ
チルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルフタル酸、2−(メタ)アクリロイルオキシエチルコ
ハク酸等のカルボキシル基を有するモノマー;モノ(2
−メタクリロイルオキシエチル)アシッドホスフェー
ト、モノ(2−アクリロイルオキシエチル)アシッドホ
スフェート等の燐酸基を有するモノマー;
チルアンモニウムクロライド、(メタ)アクリロイルオ
キシプロピルトリメチルアンモニウムクロライド等の4
級アンモニウム塩基を有するモノマー;2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルア
ミド−2−フェニルプロパンスルホン酸、(メタ)アク
リロイルオキシエチルスルホン酸ナトリウム、(メタ)
アクリロイルオキシエチルスルホン酸アンモニウム、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、ビニルスルホン
酸、スチレンスルホン酸、スルホン酸ソーダエトキシメ
タクリレート等のスルホン基を有するモノマー;これら
の親水基を有する分子量500〜50000の重合性オ
リゴマーなどが挙げられる。
ー(b)は、薄い表面親水性層を形成するためには、単
官能モノマー及び/又は単官能オリゴマーを用いること
が好ましく、比較的厚い表面親水性層を形成するために
は、多官能モノマー及び/又は多官能オリゴマーを用い
ることが好ましい。
リゴマー(b)として、分子中にアミノ酸骨格を有する
(メタ)アクリルモノマー及び/又はオリゴマーを用い
ることもできる。ここで「分子中にアミノ酸骨格を有す
る」とは、分子中にアミノ酸骨格が共有結合で結合され
ていることを指し、例えば、トリプトファン、アラニ
ン、イソロイシン、ロイシン、メチオニンフェニルアラ
ニン、プロリン、バリン、アルギニン、アスパラギン、
アスパラギン酸、システイン、シスチン、グルタミン
酸、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、ヒドロキシリ
シン、ヒドロキシプロリン、リシン、セリン、トレオニ
ン、チロシン等のアミノ酸骨格及びそれらの誘導体が挙
げられる。アミノ酸骨格を成形物の表面に結合させるこ
とにより、表面に親水性を付与するだけでなく、生体適
合性や、物質(例えば、タンパク質)に対する高吸着性
或いは選択吸着性などの特性を付与することができる。
更に、表面に数種類のアミノ酸を同時に結合させること
が可能で、これらのアミノ酸を組み合わせることによ
り、新たな機能(例えば、抗血栓性、タンパク質選択吸
着性、光学活性等)を付与することもできる。
性オリゴマー(b)として、分子中に糖骨格を有する
(メタ)アクリルモノマー及び/又はオリゴマーを用い
ることもできる。ここで「分子中に糖骨格を有する」と
は、分子中に糖骨格が共有結合で結合されていることを
指し、例えば、グルコース、ガラクトース、マンノース
等の単糖類又はそれらの誘導体(例えば、メチルグルコ
シド等)、(これらの単糖類は環状(五員環又は六員
環)又は鎖状のものであっても良い)そしてマルトース
(麦芽糖)、セロビオース、ラクトース(乳糖)、スク
ロース等の二糖類又はそれらの誘導体、シクロデキスト
リン等のオリゴ糖又はそれらの誘導体、デンプン等の多
糖類などが挙げられる。糖骨格を成形物の表面に結合さ
せることにより、表面に親水性を付与するだけでなく、
タンパク質に対する吸着性を低くすることができるの
で、好ましい。また、表面に数種類の糖骨格を同時に結
合させることが可能で、これらの糖の組み合わせで、更
にこられの糖骨格にその他の官能基(例えば、スルホン
酸基)を導入することにより、新たな機能(例えば、抗
血栓性、タンパク質選択吸着性、光学活性等)を付与す
ることもできる。
性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)を主たる
構成要素とする。親水性モノマー及び/又は親水性オリ
ゴマー(b)は単独又は2種類以上の混合物であってよ
い。親水性層形成材料(B)は、その他に溶剤、重合禁
止剤、連鎖移動剤などを含有してもよいが、本発明で使
用する活性光線に活性な光重合開始剤を含有しないこと
が好ましい。そのような光重合開始剤を含有すると、親
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)が光重
合開始剤の不存在下で本発明で使用する活性光線により
重合するものである場合と同様の不都合が生じる。しか
しながら、光重合開始剤を含有する場合であっても、重
合禁止剤や連鎖移動剤を同時に含有させることにより、
上記の不都合を減じることは可能である。
も気体(蒸気)であってもよいが、生産性や効果の点か
ら液体であることが好ましく、親水基結合量の制御し易
さから、親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー
(b)と溶剤からなる溶液であることがより好ましい。
溶剤は、水、水溶性溶剤、界面活性剤もしくはそれらの
混合物であることが好ましく、表面親水性に優れる成形
物を得るためには、水又は水を主成分とする溶剤である
ことがさらに好ましく、界面活性剤と水との混合物であ
ることが、最も好ましい。
る溶剤を言い、そのような水溶性溶剤としては、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレン
グリコール、グリセリンなどのアルコール系溶剤、酢酸
などの酸、アセトンなどのケトン系溶剤、ホルムアミド
などのアミド系溶剤などが挙げられる。
加することのできる界面活性剤は、親水性モノマー及び
/又は親水性オリゴマー(b)を含む溶剤に溶解するも
のであればよく、そのような界面活性剤としては、例え
ば、n−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等のア
ニオン性界面活性剤、n−ドデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド等のカチオン性界面活性剤、ポリオキシ
エチレンソルビタンモノラウレート(商品名「ツィ−ン
20」)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等の非
イオン性界面活性剤等が挙げられる。
(B)中の親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー
(b)の濃度は、成形物表面に要求される親水性、界面
での反応性及び親水基結合量の制御、並びに後洗浄等の
面から、0.5〜50重量%の範囲が好ましく、3〜3
0重量%の範囲が特に好ましい。
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)の濃度
が高くなるほど、支持体成型物の表面に固定される親水
性層が厚くなるが、厚くなりすぎると(例えば、乾燥状
態で厚さ10μm以上)、湿潤時に表面強度が低下し、
親水性層の変形や剥離が生じ易くなる。親水性層形成材
料(B)中の親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマ
ー(b)の濃度を上記の範囲にすることで、充分な親水
性を示し、且つ表面親水性層が過度に厚くない親水性成
型物を得ることができる。
及び/又は親水性オリゴマー(b)を用いることによ
り、成形物の表面に親水性を付与することができるだけ
でなく、水酸基、糖含有基、カルボキシル基、りん酸
基、スルホン基、アミノ基、アミド基、4級アンモニウ
ム塩基、アミノ酸含有基、ハロゲン等の置換基を容易に
成形物の表面に導入することもできる。更に、これらの
置換基を介して、成型物の表面に、酵素、疑似抗原、抗
体、糖類等を修飾し、固定化することができる。また同
じ成形物の表面に一種類の置換基だけでなく、数種類の
置換基を同時に導入することもできる。これらの置換基
の種類、導入量などを調整することにより、成形物の表
面に要求される親水性、耐汚染性、タンパク質吸着性、
生体適合性等を幅広く調節することができる。
物と親水性層形成材料(B)との接触方法は任意であ
り、例えば、賦形物の親水性層形成材料(B)中への浸
漬、賦形物表面への親水性層形成材料(B)の流延又は
スプレー、賦形物と親水性層形成材料(B)の泡との接
触、光重合性樹脂組成物(A)と親水性層形成材料
(B)の共押し出しなどの方法が挙げられ、中でも賦形
物の親水性層形成材料(B)中への浸漬が好ましい。光
重合性樹脂組成物(A)の賦形物と接触させる親水性層
形成材料(B)は、気相(蒸気)であってもよい。
れた未硬化の賦形物を、親水性層形成材料(B)と接触
させた状態で光照射すると、賦形物の内部又は表面で発
生したラジカル、アニオン、カチオンなどの活性種によ
って、モノマー及び/又はオリゴマー(a)が重合する
とともに、発生したこれらの活性種あるいはモノマー及
び/又はオリゴマー(a)の重合連鎖におけるこれらの
活性種によって、賦形物の表面で親水性層形成材料
(B)に含有される親水性モノマー及び/又は親水性オ
リゴマー(b)の重合も誘発され、1つの活性種から開
始した重合反応は実質的に瞬時に終了する。即ち、重合
反応は賦形物内部においてモノマー及び/又はオリゴマ
ー(a)同士、賦形物と親水性層形成材料(B)との接
触面においてモノマー及び/又はオリゴマー(a)と親
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)の間、
及び該接触面近傍の親水性層形成材料(B)相中におい
て親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)同
士で起こり、モノマー及び/又はオリゴマー(a)と親
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)とのブ
ロック共重合体が形成される。従って、賦形物が硬化す
ることにより形成された支持体成形物の内部には、親水
性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)あるいは
その重合体は存在せず、親水性モノマー及び/又は親水
性オリゴマー(b)あるいはその重合体は、支持体成形
物の表面のみに結合される。支持体成形物の表面に結合
される親水基の量〔即ち、親水性モノマー及び/又は親
水性オリゴマー(b)からなる重合体の量〕は、親水性
モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)の濃度、反
応温度、光重合性樹脂組成物(A)中の光重合開始剤濃
度、光強度等によって調節することができる。支持体成
型物の表面に固定された親水性モノマー及び/又は親水
性オリゴマー(b)は、重合体とならず、親水性モノマ
ー及び/又は親水性オリゴマー(b)自体であることも
あり得る。
マー及び/又は親水性オリゴマー(b)は、使用された
量の一部分が光重合性樹脂組成物(A)の賦形物の硬化
物である支持体成形物の表面に結合し、残余の親水性モ
ノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)は、未硬化の
まま親水性層形成材料(B)相中に残留することにな
る。
よって成形可能な物であれば特に限定されないが、例え
ば、糸状、中空糸状、管状、円筒状、粒子状、カプセル
状、フィルム状、板状、塗膜状、その他任意の形状であ
って良い。成形しやすさの面から、親水性成形物は、フ
ィルム状又は塗膜状であることが好ましい。また、親水
性成形物がさらに別の支持体などと一体化された形態で
あっても良い。更に、親水性成形物は、均質物、多孔質
体、パターニング物、その他の構造を有するものであっ
ても良い。
重合性樹脂組成物(A)として、活性光線により重合可
能なモノマー及び/又はオリゴマー(a)と相溶する
が、活性光線により重合可能なモノマー及び/又はオリ
ゴマー(a)の重合硬化物とは相溶しない成分(貧溶剤
又は相分離剤とも言う。以下、「貧溶剤」という。)を
含有するものを使用し、賦形した後、後述する予備重合
などにより重合硬化させた後、貧溶剤を除去すればよ
い。活性光線により重合可能なモノマー及び/又はオリ
ゴマー(a)が重合すると同時に貧溶剤との相溶性が無
くなるため、相分離を起こし網目状に凝固する。洗浄し
て貧溶剤を除去することにより互いに連通した多孔質体
を得ることができる。
ば、アジピン酸ジイソブチル、カプリル酸メチル、カプ
リン酸メチル、ラウリン酸メチル等の脂肪酸のアルキル
エステル、ジイソブチルケトン等のケトン類、ポリエチ
レングリコールモノラウレート、ポリエチレングリコー
ルモノラウリルエーテル等の非イオン性界面活性剤類等
が挙げられる。
には、特に制限はない。例えば、コーターやスプレーな
どによる塗布、ノズルからの押し出し、鋳型への注型、
また薄く均一に塗布する必要がある場合や形状の複雑な
物体、多孔質体(例えば、多孔質膜)、不織布や織物な
どの表面(細孔や繊維表面を含む)に塗布する場合に
は、光重合性樹脂組成物(A)を溶剤に溶解して、塗
布、噴霧又は浸漬した後、必要に応じ余分な液を除い
て、該溶剤を揮発させる方法を用いても良い。この場合
の溶剤は、光重合性樹脂組成物(A)を溶解できるもの
であれば、如何なるものであって良いが、塗布後の成形
物を乾燥させる必要性から、揮発性の比較的高い溶剤が
より好ましい。そのような溶剤としては、例えば、メタ
ノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノ
ール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン類;ジエチルエーテル等のエーテル類:酢酸
エチル等のエステル類;ヘキサン、トルエン等の炭化水
素;ジクロロメタン、ジクロロエタン等の塩素系溶剤等
が挙げられる。
た後、賦形物に光照射して賦形物を予備的に不完全硬化
させておいても良い。光重合性樹脂組成物(A)の粘度
が低い場合は、光重合性樹脂組成物(A)からなる賦形
物を、親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー
(b)あるいはそれらの溶液と接触させた時に、形状を
維持しにくい場合がある。このような場合は、賦形物を
予め活性光線で予備硬化(不完全硬化)させてから、親
水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)あるい
はそれらの溶液と接触させた後、光照射を行なう方法
が、賦形物の平滑性が向上するので、好ましい。予備硬
化が過剰であると、成型物の表面に導入される親水基の
量が減じるため、光重合性樹脂組成物(A)の重合性官
能基が残留している程度に止める必要があるが、その最
適条件は簡単な実験により求めることができる。予備硬
化は窒素雰囲気中で短時間で行なうこともできるが、光
重合性樹脂組成物(A)が完全重合しない性質を利用し
て、重合阻害を受けやすい空気中で短時間不完全硬化さ
せる方法が好ましい。
ては、紫外線、可視光、赤外光を挙げられる。これらの
活性光線の中でも、重合硬化速度の点から紫外線、可視
光が好ましく、紫外線が特に好ましい。紫外線の波長が
短すぎると、光重合開始剤の非存在下でも重合する親水
性モノマー及び/又はオリゴマーが多くなり、親水性モ
ノマー及び/又は親水性オリゴマー(b)の選定範囲を
狭めることになるため、主たる波長が300nm以上であ
るが好ましく、350nm以上であることが特に好まし
い。活性光線の他に、電子線、エックス線、γ線等のエ
ネルギー線の使用も可能であるが、支持体成形物に結合
しない親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー
(b)重合体の発生量を減じるためには活性光線が最も
好ましい。照射する活性光線の強度は、1〜5000m
W/cm2 の範囲が好ましく、10〜2000mW/cm2
の範囲が特に好ましい。また、重合硬化速度を速め、重
合を完全に行う目的で、光照射を不活性ガス雰囲気下で
行なうことが好ましく、親水性モノマー及び/又は親水
性オリゴマー(b)を水、水溶性溶剤、界面活性剤もし
くはそれらの混合物に溶解したものを用いる場合は、こ
れらに溶解している酸素を除去しておくことが好まし
い。モノマー及び/又はオリゴマー(a)もまた溶存酸
素を除去しておくことが好ましい。
0℃程度までの範囲では、温度は高い方が成形物の親水
性が増加するので好ましい。作業条件をも考慮すると、
室温〜50℃程度の範囲が好ましい。勿論、光照射によ
る硬化は、回分式で行っても良く、連続式で行っても良
い。光照射による硬化を回分式で行なう場合、賦形した
後、そのまま光照射して予備硬化させ、次いで得られた
予備硬化物を親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマ
ー(b)と接触させて再び光照射し、本硬化させても良
い。
に、重合硬化後の成形物中の未反応物、重合開始剤等の
除去が必要な場合には、洗浄、乾燥、吸引、置換等の方
法を採用することができる。これらの残存物の除去後
に、更に紫外線を照射(アフターキュア)することも可
能である。また、光照射による硬化後や、残存物の除去
後に熱処理することも可能である。熱処理により未反応
モノマー、残存溶剤の完全除去などを計ることができ
る。
水性層が形成されていることは、表面の水との接触角が
低下することで判定できる。本発明の製造方法により製
造される表面親水性成形物は、表面に該親水性層が形成
されていない場合と比較して、水との接触角が5度以上
低下することが好ましい。表面親水性成形物が、疎水性
物質の吸着防止を要求される用途に使用される場合など
には、水との接触角の低下の度合いは大きいほど好まし
く、10度以上低下することが好ましく、20度以上低
下することがさらに好ましい。またこの場合、本発明の
表面親水性成形物の水との接触角の値は小さいほど好ま
しく、45度以下であることが好ましく、30度以下で
あることがさらに好ましく、10度以下であることが最
も好ましい。しかしながら、選択吸着性や、生体適合性
などの機能が求められる用途に使用される場合には、必
ずしも水との接触角は低いほどよいとは限らない。
物における親水性層は、乾燥状態で厚み100μm以
下、好ましくは30μm以下、さらに好ましくは10μ
m以下で形成することができる。親水性層の厚みの下限
は、分子寸法で規定されるため、特に限定する必要はな
い。厚みがこの値以上であると、膨潤時の寸法変化によ
り表面から剥離し易くなる。親水性層の厚みは、上記範
囲で用途目的に応じて設計できる。該親水性層は、該支
持体成型物の全表面を覆っている必要はなく、例えば、
分子寸法程度の大きさの間隙があってもよいし、また、
フォトリソグラフなどの手法により、表面の必要部位の
みを覆う構造であってもよい。
成形物において、親水性重合体は実質的に支持体成形物
の表面のみに存在し、内部には、例えば、共重合、ブレ
ンドなどの状態で存在しないことが好ましい。支持体成
形物が多孔質体の場合には、支持体成形物の内部とは支
持体成形物を構成する樹脂内部のことを言い、細孔の表
面は支持体成形物表面と見なす。支持体成形物が表面親
水性層とは異なるポリマーで構成されていることで、特
に湿潤状態において、支持体の物性低下が生じない。
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例の範囲に
限定されるものではない。なお、以下の実施例におい
て、「部」及び「%」は、特に断りがない限り、夫々
「重量部」及び「重量%」を表わす。
次の方法に従って行った。 (1)水接触角の測定 表面親水性成形物の水接触角は、協和科学株式会社製の
液滴法CA−D型接触角計を用いて測定した。
電子分光法(ESCA)により測定した元素組成であ
り、全て原子の数の組成比である。測定は島津製作所製
のX線光電子分析装置ESCA850型を用い、成形物
表面と光電子検出器の角度(θ)が15゜の条件で行っ
た。
(ジシクロペンタニルジアクリレート、日本化薬株式会
社製)98部及び「イルガキュアー184」(チバガイ
ギー社製の光重合開始剤)2部を均一に混合して、光重
合性樹脂組成物(A−1)を得た。
メチルアミノエチルメタクリレート四級化物、共栄社化
学株式会社製の親水性モノマー)1部及び蒸留水99部
を均一に混合して、親水性層形成材料(B−1)を得
た。
ラス板に厚さ250μmのコーターで塗布し、親水性層
形成材料(B−1)中に投入して、直ちに100mW/
cm2の紫外線を40秒間照射した後、該ガラス板を取り
出した。このようにして得た硬化物をエタノール中に2
0分間浸漬し、次いで、流水で1時間洗浄した後、一晩
自然乾燥させて、塗膜状の表面親水性成形物を得た。
の測定ならびに元素分析を行った結果を表1に示した。
なお、得られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚み
は10μm以下であった。また、比較例1及び比較例2
に示したように、本表面親水性成型物の支持体成型物は
20℃の水によって膨潤しなかった。
(「ライトエステルDQ−75」)の元素比はC:O:
N=75:18:8であった。親水性モノマーの元素分
析結果と上記成形物表面の元素分析結果とが近似してい
るほど、成形物表面に結合した親水基の量(親水性モノ
マーの量)が多く、表面の親水性化の程度が高いことを
示している。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィー(GPC)測定したところ、水溶液中の親水性モノ
マーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生成量は無
視しうる量であった。
5」(ジメチルアミノエチルメタクリレート四級化物)
5部及び蒸留水95部を均一に混合して、親水性層形成
材料(B−2)を得た。
−1)に代えて、親水性層形成材料(B−2)を用いた
以外は、実施例1と同様にして、塗膜状の表面親水性成
形物を製造し、その表面について水接触角の測定並びに
元素分析を行ない、その結果を表1に示した。なお、得
られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μ
m以下であった。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親
水性モノマーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生
成量は無視しうる量であった。
5」(ジメチルアミノエチルメタクリレート四級化物)
10部及び蒸留水90部を均一に混合して、親水性層形
成材料(B−3)を得た。
組成物(A−1)をガラス板に厚さ250μmのコータ
ーで塗布し、空気中で100mW/cm2 の紫外線を3秒
間予備照射して、親水性層形成材料(B−3)に投入
し、更に100mW/cm2 の紫外線を40秒間照射した
後、該ガラス板を取り出した。このようにして得た硬化
物を、エタノール中に20分間浸漬し、次いで、流水で
1時間洗浄した後、一晩自然乾燥させて、塗膜状の表面
親水性成形物を得た(実施例3−1)。さらに、親水性
層形成材料(B−3)として、上記のようにして表面親
水性成形物を作製し、ガラス板を取り出した後のものを
再度使用した以外は、実施例3−1と同じ方法によっ
て、計5枚の表面親水性成形物を作製し、それぞれ実施
例3−1で作製した表面親水性成形物と同様の処理を行
った。
1)と5枚目(実施例3−2)の表面親水性成型物の表
面について水接触角の測定並びに元素分析を行ない、そ
の結果を表1に示した。なお、得られた表面親水性成型
物の表面親水性層の厚みはいずれも10μm以下であっ
た。
00mW/cm2 の紫外線の40秒間照射を5回繰り返し
ても、水溶液中に硬化物又はゲル化物が析出することは
なかった。また、この水溶液をGPC測定したところ、
水溶液中の親水性モノマーはほぼ同濃度で存在してお
り、親水性モノマーの重合物の生成量は無視しうる量で
あった。
と5枚目で親水性の程度が変わらないことから、親水性
層形成材料中に存在する親水性モノマーの一部分のみが
表面親水性成形物の表面に固定され、親水性層形成材料
は繰り返し使用が可能であることがわかる。
5」(ジメチルアミノエチルメタクリレート四級化物)
10部、蒸留水89.5部及び界面活性剤〔ポリエチレ
ングリコール(n=10)モノラウレート〕0.5部を
均一に混合して、親水性層形成材料(B−4)を得た。
−1)に代えて、親水性層形成材料(B−4)を用いた
以外は、実施例1と同様にして、塗膜状の表面親水性成
形物を製造し、その表面について水接触角の測定並びに
元素分析を行ない、その結果を表1に示した。なお、得
られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μ
m以下であった。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親
水性モノマーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生
成量は無視しうる量であった。
−4」(ジエチレンオキサイド変性ビスフェノールAジ
アクリレート、第一工業製薬株式会社製)98部及び
「イルガキュアー184」(光重合開始剤)2部を均一
に混合して、光重合性樹脂組成物(A−5)を得た。
−アクリロイルオキシエチル)アシッドホスフェート、
共栄社化学株式会社製の親水性モノマー〕5部及び蒸留
水95部を均一に混合して、親水性層形成材料(B−
5)を得た。
(A−1)に代えて、光重合性樹脂組成物(A−5)を
使用し、親水性層形成材料(B−1)に代えて、親水性
層形成材料(B−5)を使用した以外は、実施例1と同
様にして、塗膜状の表面親水性成形物を製造し、その表
面について水接触角の測定並びに元素分析を行ない、そ
の結果を表1に示した。なお、この表面親水性成型物の
支持体成型物は20℃の水によって膨潤しなかった。ま
た、得られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは
10μm以下であった。
(「ライトエステルPA」)の元素比は、C:O:P=
42:50:8であった。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親
水性モノマーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生
成量は無視しうる量であった。
チルアクリルアミド、株式会社興人製の親水性モノマ
ー)11部及び蒸留水89部を均一に混合して、親水性
層形成材料(B−6)を得た。
(A−1)に代えて、実施例5で使用した光重合性樹脂
組成物(A−5)を使用し、親水性層形成材料(B−
1)に代えて、親水性層形成材料(B−6)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、塗膜状の表面親水性成
形物を製造し、その表面について水接触角の測定並びに
元素分析を行ない、その結果を表1に示した。なお、得
られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μ
m以下であった。
(「DMAA」)の元素比は、C:O:N=72:1
4:14であった。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親
水性モノマーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生
成量は無視しうる量であった。
樹脂組成物(A−1)に代えて、実施例5で使用した光
重合性樹脂組成物(A−5)を使用し、親水性層形成材
料(B−1)に代えて、実施例6で使用した親水性層形
成材料(B−6)を50℃に加熱して使用した以外は、
実施例1と同様にして、塗膜状の表面親水性成形物を製
造し、その表面について水接触角の測定並びに元素分析
を行ない、その結果を表1に示した。なお、得られた表
面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μm以下で
あった。
(B−6)に、100mW/cm2 の紫外線を40秒間照
射しても、水溶液中に硬化物又はゲル化物が析出するこ
とはなかった。また、この水溶液をGPC測定したとこ
ろ、水溶液中の親水性モノマーはほぼ同濃度で存在して
おり、重合物の生成量は無視しうる量であった。
の合成)ブチルグルコシド1部、メチルアクリレート9
5部(重合禁止剤として少量のメトキシフェノールを含
む)、リパーゼQL(Alcalingenes sp. 、名糖産業
製)1重量部を、副生成物除去槽としてモレキュラーシ
ーブ(4Aタイプ)を充填した装置を使用して、反応温
度80℃で8時間攪拌反応した。反応中、ブチルグルコ
シド及び酵素を1時間おきに1重量部ずつ4時間目まで
4回に分けて添加し、ブチルグルコシド及び酵素ともに
合計5%ずつ加えた。8時間反応後、目的の6−アクリ
ロイル(1−O−)n−ブチルグルコシドが収率28%
で生成した。
反応基質を除去した後、減圧下に未反応メチルアクリレ
ートを除いて、目的とする6−アクリロイル(1−O
−)n−ブチルグルコシドを精製した。
イル(1−O−)n−ブチルグルコシド(分子中に糖骨
格を有する親水性モノマー、以下、「ABG」と省略す
る。)10部及び蒸留水90部を均一に混合して、親水
性層形成材料(B−8)を得た。
いて、光重合性樹脂組成物(A−1)に代えて、実施例
5で使用した光重合性樹脂組成物(A−5)を使用し、
親水性層形成材料(B−1)に代えて、親水性層形成材
料(B−8)を使用した以外は、実施例1と同様にし
て、塗膜状の表面親水性成形物を製造し、その表面につ
いて水接触角の測定並びに元素分析を行ない、その結果
を表1に示した。なお、得られた表面親水性成型物の表
面親水性層の厚みは10μm以下であった。
(6−アクリロイル(1−O−)n−ブチルグルコシ
ド)の元素比は、C:O=65:35であった。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親
水性モノマーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生
成量は無視しうる量であった。
タクリレート(MOI)とアスパラギン酸(Asp)か
ら合成したアミノ酸骨格を有するモノマー(N−メタク
リロイルオキシエチルカルバミン酸アスパラギン酸、以
下、「MOI−Asp」と省略する。)10部と2ープ
ロパノール70部、蒸留水30部を均一に混合して、親
水性層形成材料(B−9)を得た。
(A−1)に代えて、実施例5で使用した光重合性樹脂
組成物(A−5)を使用し、親水性層形成材料(B−
1)に代えて、親水性層形成材料(B−9)を使用した
以外は、実施例1と同様にして、塗膜状の表面親水性成
形物を製造し、その表面について水接触角の測定並びに
元素分析を行ない、その結果を表1に示した。なお、得
られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μ
m以下であった。
(MOI−Asp)の元素比は、C:O:N=55:3
5:10であった。
00mW/cm2 の紫外線を40秒間照射しても、水溶液
中に硬化物又はゲル化物が析出することはなかった。ま
た、この水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親
水性モノマーはほぼ同濃度で存在しており、重合物の生
成量は無視しうる量であった。
樹脂組成物(A−1)をガラス板に厚さ250μmのコ
ーターで塗布し、水に投入して、直ちに100mW/cm
2 の紫外線を40秒照射した後、該ガラス板を取り出し
た。このようにして得た硬化物をエタノール中に20分
浸漬し、次いで、流水で1時間洗浄した後、一晩自然乾
燥させて、塗膜状の成形物を得た。
について、水接触角の測定及び元素分析を行ない、その
結果を表1に示した。なお、この膜状成型物は20℃の
水によって膨潤しなかった。
樹脂組成物(A−1)をガラス板に厚さ250μmのコ
ーターで塗布し、窒素雰囲気中で100mW/cm2 の紫
外線を40秒照射した。このようにして得た硬化物をエ
タノール中に20分浸漬し、次いで、流水で1時間洗浄
した後、一晩自然乾燥させて、塗膜状の成形物を得た。
について、水接触角の測定及び元素分析を行ない、その
結果を表1に示した。
(ジシクロペンタニルジアクリレート)70部、「NK
エステルAM−90G」(メトキシノナエチレングリコ
ールアクリレート、新中村化学工業株式会社製の親水性
モノマー)30部及び「イルガキュアー184」(光重
合開始剤)2部を均一に混合して、親水性モノマーを混
合した光重合性樹脂組成物(A′−3)を得た。
板に厚さ250μmのコーターで塗布し、窒素雰囲気中
で100mW/cm2 の紫外線を40秒照射した。このよ
うにして得た硬化物をエタノール中に20分浸漬し、次
いで、流水で1時間洗浄した後、一晩自然乾燥させて、
塗膜状の成形物を得た。
について、水接触角の測定及び元素分析を行ない、その
結果を表1に示した。
(「NKエステルAM−90G」)の元素比は、C:O
=67:33であった。また、本比較例で用いた光重合
性樹脂組成物(A′−3)は、水中では相分離を起こす
ため、水中で重合硬化させることはできなかった。更
に、得られた成形物は、水に浸漬させると数倍に膨潤し
た。
(ジシクロペンタニルジアクリレート)70部、「ライ
トエステルDQ−75」(ジメチルアミノエチルメタク
リレート四級化物)30部及び「イルガキュアー18
4」(光重合開始剤)2部を均一に混合して、親水性モ
ノマーを混合した光重合性樹脂組成物(A′−4)を得
た。
板に厚さ250μmのコーターで塗布し、窒素雰囲気中
で100mW/cm2 の紫外線を40秒照射した。このよ
うにして得た硬化物をエタノール中に20分浸漬し、次
いで、流水で1時間洗浄した後、一晩自然乾燥させて、
塗膜状の成形物を得た。
について、水接触角の測定と元素分析を行ない、その結
果を表1に示した。
物(A′−4)は、水中では相分離を起こすため、水中
で重合硬化させることはできなかった。また、得られた
成形物は、水に浸漬させると数倍に膨潤した。
形成材料(B−3)100部に「ダロキュアー953」
(メルク社製の光重合開始剤)2部を加えて親水性層形
成材料(B′−2)を得た。
−3)に代えて、親水性層形成材料(B′−2)を使用
した以外は、実施例3と同様にして、塗膜状の表面親水
性成形物5枚を製造し、1枚目(比較例5−1)と5枚
目(比較例5−2)について水接触角の測定並びに表面
の元素分析を行ない、その結果を表1に示した。なお、
得られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは、走
査型電子顕微鏡による該塗膜の破断面観察では確認でき
ない程度に薄いもの(1μm以下)であった。
が光重合開始剤を含有すると、表面親水性成形物の表面
親水性の程度が劣ったものとなること、並びに表面親水
性の程度は作製枚数が多くなるほど低下することが分か
る。
100mW/cm2 の紫外線を40秒間照射した後、この
水溶液をGPC測定したところ、水溶液中の親水性モノ
マーの約35%は平均分子量約3000のオリゴマーに
なっていることが確認された。即ち、親水性モノマー
(b)の多くは支持体成形物に結合することなく、重合
して消費されるため、親水性層形成材料を繰り返し使用
することができないことが明らかである。
射時間が40秒であること以外は実施例3−1と同様の
方法で塗膜状の成形物を得た。
について、水接触角の測定及び元素分析を行ない、その
結果を表1に示した。
気流中のみで硬化させた比較例2の結果とほぼ一致して
いた。予備硬化を、光重合性樹脂組成物(A)が完全に
硬化するほど行なうと、塗膜状の成型物の表面は親水化
されないことが明らかである。
O−)n−ブチルグルコシドを示し、MOI−Asp
は、N−メタクリロイルオキシエチルカルバミン酸アス
パラギン酸を示す。
水性層形成材料中の親水性モノマー(ライトエステルD
Q−75)の濃度を増加させることにより、成形物表面
の元素分析結果が親水性モノマーの元素比と近くなり、
成形物表面に結合した親水基の量が増え、親水性も著し
く増加して水接触角が小さくなることが理解できる。
層形成材料中に界面活性剤を含有させることによって、
より親水性の高い表面が得られることが理解できる。更
に、実施例6及び7の結果から、重合硬化時の温度を上
げることにより成形物表面の親水基の結合量が増えるこ
とが理解できる。
アクリロイル基を有するウレタンアクリレートオリゴマ
ー(商品名「ユニディックV−4263」、大日本イン
キ化学工業株式会社製)75部、ジシクロペンタニルジ
アクリレート(商品名「カヤラッドR−684」、日本
化薬株式会社製)25部及び「イルガキュアー184」
(光重合開始剤)2部を均一に混合して、光重合性樹脂
組成物(A−10)を得た。
し、その外側に内径5mm、スリット幅1.5mmの円環吐
出部を有するノズル使用し、芯材吐出部から光重合性樹
脂組成物(A−10)を18ml/分の吐出量で押し出す
と共に、円環吐出部から実施例3で使用した親水性層形
成材料(B−3)を25ml/分の吐出量で空気中に押し
出した。これらは、糸状の光重合性樹脂組成物(A−1
0)の外周面に親水性層形成材料(B−3)が接した状
態で押し出されており、これらがノズル下30〜60cm
の範囲に達したところで、強度1200mW/cm2 の紫
外線を照射した。紫外線を照射した後、エタノール中に
20分間浸漬し、流水で1時間洗浄した後、一晩自然乾
燥させて、直径1.6mmの糸状の表面親水性成形物を得
た。
面について水接触角の測定と元素分析を行ない、その結
果を表2に示した。なお、得られた表面親水性成型物の
表面親水性層の厚みは10μm以下であった。
m、長さ25mmの内部スリット状吐出部を有し、その外
側にスリット幅1.5mm、長径30mm、短径5mmの略楕
円環状吐出部を有するノズルを使用し、内部スリット状
吐出部から実施例10で使用した光重合性樹脂組成物
(A−10)を18ml/分の吐出量で押し出すと共に、
略楕円環状吐出部から実施例3で使用した親水性層形成
材料(B−3)を30ml/分の吐出量で空気中に押し出
した。これらは、帯状の光重合性樹脂組成物(A−1
0)の外周面に親水性層形成材料(B−3)が接した状
態で押し出されており、これらがノズル下30〜60cm
の範囲に達したところで、強度1200mW/cm2 の紫
外線を照射した。紫外線を照射した後、エタノール中に
20分間浸漬し、流水で1時間洗浄した後、一晩自然乾
燥させて、幅20mm、厚さ0.8mmの帯状の表面親水性
成形物を得た。
面について水接触角の測定と元素分析を行ない、その結
果を表2に示した。なお、得られた表面親水性成型物の
表面親水性層の厚みは10μm以下であった。
3」(1分子内に平均して3個のアクリロイル基を有す
るウレタンアクリレートオリゴマー、大日本インキ化学
工業株式会社製)67.5部、「カヤラッドR−68
4」(ジシクロペンタニルジアクリレート)22.5
部、「NKエステルAM−90G」(メトキシノナエチ
レングリコールアクリレート、新中村化学工業株式会社
製の親水性モノマー)10部、カプリン酸メチル(貧溶
剤)180部及び「イルガキュアー184」(光重合開
始剤)4部を均一に混合し、光重合性樹脂組成物(A−
12)を得た。
光重合性樹脂組成物(A−12)を22ml/分の吐出量
で空気中に液滴状に押し出し、ノズル下30〜60cmの
範囲に落ちてきたところに強度1200mW/cm2 の紫
外線を照射して、乳白色のビーズ状の予備硬化物を得
た。この予備硬化物をビーカー中の実施例3で使用した
親水性層形成材料(B−3)に入れ、ビーカーの上か
ら、再び強度100mW/cm2 の紫外線を40秒間照射
して光重合・硬化させて、直径0.45mmのビーズを得
た。
に60分間浸漬し、流水で3時間洗浄した後、一晩自然
乾燥させて、直径0.4mmの白色ビーズ状多孔質体を得
た。
て水接触角の測定と元素分析を行なった。多孔質のた
め、水が細孔に吸収され、水接触角は測定できなかっ
た。元素分析の結果を表2に示した。なお、得られた表
面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μm以下で
あった。
心に有し、その外側に内径5mm、スリット幅1.5mmの
円環吐出部を有するノズル使用し、芯材吐出部から実施
例12で使用した光重合性樹脂組成物(A−12)を1
2ml/分の吐出量で押し出すと共に、円環吐出部から実
施例3で使用した親水性層形成材料(B−3)を25ml
/分の吐出量で空気中に押し出した。これらは、糸状の
光重合性樹脂組成物(A−12)の外周面に親水性層形
成材料(B−3)が接した状態で押し出されており、こ
れらがノズル下30〜60cmの範囲に達したところで、
強度1200mW/cm2 の紫外線照射した。紫外線を照
射した後、エタノール中に20分間浸漬し、流水で1時
間洗浄した後、一晩自然乾燥させて、直径1.6mmの白
色糸状の多孔質体を得た。
て水接触角の測定と元素分析を行なった。多孔質のた
め、水が細孔に吸収され、水接触角の測定はできなかっ
た。元素分析の結果を表2に示した。なお、得られた表
面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μm以下で
あった。
アクリロイル基を有するウレタンアクリレートオリゴマ
ー(商品名「ユニディックV−4263」、大日本イン
キ化学工業株式会社製)3.75部、1,6−ヘキサン
ジオールジアクリレート(商品名「カヤラッドHDD
A」、日本化薬株式会社製)1.25部、「イルガキュ
アー184」(光重合開始剤)0.1部及びアセトン9
5部を均一に混合して、光重合性樹脂組成物(A−1
4)を得た。
さ0.15mmのポリエチレンテレフタレート(PET)
製不織布(「MF−90」、日本バイリーン株式会社
製)を光重合性樹脂組成物(A−14)に浸漬し、超音
波を1分間照射して光重合性樹脂組成物(A−14)を
不織布の繊維の間に浸透させた後、不織布を取り出し、
室温でアセトンを揮発させて、光重合性樹脂組成物(A
−14)で繊維表面をコーティングされた不織布を得
た。
形成材料(B−3)に浸漬し、直ちに100mW/cm2
の紫外線を40秒間照射した。紫外線を照射した後、該
不織布を取り出し、エタノール中に20分間浸漬し、流
水で1時間洗浄した後、一晩自然乾燥させて、親水化不
織布を得た。
ついて水接触角の測定と元素分析を行った。未処理の不
織布では水滴が吸収されないが、親水化不織布は、多孔
質のため、水が細孔に吸収され、水接触角の値は測定で
きなかった。元素分析の結果を表2に示した。なお、得
られた表面親水性成型物の表面親水性層の厚みは10μ
m以下であった。
親水性成型物は、成形物内部に親水基が存在しないの
で、成形物の膨潤が起こらず、成形物本来の構造、物性
等を損なうことがなく、しかも、親水基の離脱が起こら
ないという利点がある。また、本発明の表面親水性成形
物の製造方法によれば、成形物の表面にのみ親水基が共
有結合し、且つ成型物の表面に結合する親水基の種類や
密度を容易に制御することができる。更に、本発明の表
面親水性成型物の製造方法によれば、成形性が高く、任
意の形状の成形物を作ることができる。更にまた、本発
明の表面親水性成型物の製造方法によれば、親水化の目
的のみならず、表面に機能性置換基を有する成形物を容
易に製造することができる。
Claims (16)
- 【請求項1】 活性光線により重合可能なモノマー及び
/又はオリゴマー(a)と光重合開始剤とを必須成分と
して含む光重合性樹脂組成物(A)を賦形し、得られた
未硬化の賦形物を、親水性モノマー及び/又は親水性オ
リゴマー(b)からなり、光重合開始剤を含まない親水
性層形成材料(B)と接触させた状態で、これらに活性
光線を照射することによって、未硬化の賦形物を硬化さ
せると共に、未硬化の賦形物と親水性層形成材料(B)
との界面において、光重合性樹脂組成物(A)中のモノ
マー及び/又はオリゴマー(a)と親水性層形成材料
(B)中の親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマー
(b)の一部とを共重合させる表面親水性成型物の製造
方法であって、モノマー及び/又はオリゴマ−(a)
は、重合開始剤の存在下又は不存在下で使用する活性光
線によって重合可能であり、親水性モノマー及び/又は
親水性オリゴマ−(b)は、重合開始剤の存在下では、
使用する活性光線によって重合可能であるが、重合開始
剤の不存在下では、使用する活性光線によって重合しな
い、という条件を満足するモノマー及び/又はオリゴマ
−(a)、親水性モノマー及び/又は親水性オリゴマ−
(b)及び活性光線を使用することを特徴とする表面親
水性成型物の製造方法。 - 【請求項2】 光重合性樹脂組成物(A)からなる未硬
化の賦形物を、親水性層形成材料(B)中に浸漬させた
状態で、これらに活性光線を照射する請求項1記載の製
造方法。 - 【請求項3】 光重合性樹脂組成物(A)からなる未硬
化の賦形物が、親水性層形成材料(B)に溶解しないも
のである請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】 光重合性樹脂組成物(A)からなる未硬
化の賦形物に活性光線を照射して賦形物中のモノマー及
び/又はオリゴマー(a)を不完全に硬化させた後、完
全に硬化していない賦形物を親水性層形成材料(B)と
接触させた状態で、これらに活性光線を照射することに
よって、完全に硬化していない賦形物を硬化させると共
に、完全に硬化していない賦形物と親水性層形成材料
(B)との界面において、光重合性樹脂組成物(A)中
のモノマー及び/又はオリゴマー(a)と親水性層形成
材料(B)中の親水性モノマー及び/又は親水性オリゴ
マー(b)の一部とを共重合させる請求項1記載の製造
方法。 - 【請求項5】 光重合性樹脂組成物(A)からなる未硬
化の賦形物に活性光線を照射して賦形物中のモノマー及
び/又はオリゴマー(a)を不完全に硬化させた後、完
全に硬化していない賦形物を、親水性層形成材料(B)
中に浸漬させた状態で、これらに活性光線を照射する請
求項4記載の製造方法。 - 【請求項6】 光重合性樹脂組成物(A)が、活性光線
により重合可能なモノマー及び/又はオリゴマー(a)
と相溶するが、活性光線により重合可能なモノマー及び
/又はオリゴマー(a)から成る重合硬化物を溶解又は
膨潤させない成分を含有する請求項1、2、3、4又は
5記載の製造方法。 - 【請求項7】 親水性層形成材料(B)が、親水性モノ
マー及び/又は親水性オリゴマー(b)の水溶液である
請求項1、2、3、4、5又は6記載の製造方法。 - 【請求項8】 親水性モノマー及び/又は親水性オリゴ
マー(b)の水溶液が、界面活性剤を含有する請求項7
記載の製造方法。 - 【請求項9】 親水性モノマー及び/又は親水性オリゴ
マー(b)の水溶液中の親水性モノマー及び親水性オリ
ゴマー(b)の合計の濃度が0.5〜50重量%の範囲
にある請求項7又は8記載の製造方法。 - 【請求項10】 親水性モノマー及び/又は親水性オリ
ゴマー(b)が、親水性の官能基を有する(メタ)アク
リル系のモノマー及び/又は親水性の官能基を有する
(メタ)アクリル系のオリゴマーである請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の製造方法。 - 【請求項11】 親水性モノマー及び/又は親水性オリ
ゴマー(b)が、一分子中に重合可能なアクリロイル基
を1つ有するものである請求項10記載の製造方法。 - 【請求項12】 親水性の官能基を有する(メタ)アク
リル系のモノマー及び/又は親水性の官能基を有する
(メタ)アクリル系のオリゴマーが、分子中にアミノ酸
骨格を有する(メタ)アクリル系のモノマー及び/又は
分子中にアミノ酸骨格を有する(メタ)アクリル系のオ
リゴマーである請求項11記載の製造方法。 - 【請求項13】 親水性の官能基を有する(メタ)アク
リル系のモノマー及び/又は親水性の官能基を有する
(メタ)アクリル系のオリゴマーが、分子中に糖骨格を
有する(メタ)アクリル系のモノマー及び/又は分子中
に糖骨格を有する(メタ)アクリル系のオリゴマーであ
る請求項11記載の製造方法。 - 【請求項14】 成形物の上に光重合樹脂組成物(A)
を塗膜状に賦形する請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12又は13記載の製造方
法。 - 【請求項15】 光重合性樹脂組成物(A)を糸状又は
中空糸状に賦形する請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12又は13記載の製造方
法。 - 【請求項16】 光重合性樹脂組成物(A)をビーズ状
に賦形する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12又は13記載の製造方法。
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