JPH1053754A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH1053754A
JPH1053754A JP9015109A JP1510997A JPH1053754A JP H1053754 A JPH1053754 A JP H1053754A JP 9015109 A JP9015109 A JP 9015109A JP 1510997 A JP1510997 A JP 1510997A JP H1053754 A JPH1053754 A JP H1053754A
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JP
Japan
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resin
weight
adhesive composition
parts
thermoplastic polyester
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JP9015109A
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English (en)
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Mikitoshi Suematsu
幹敏 末松
Katsuhiko Yasuda
勝彦 安田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポットライフが長く、接着後の硬化スピード
が速く且つ低温(10℃)硬化性に優れ、さらに、光の
長時間照射や高温加熱を受けても塩化ビニル樹脂フィル
ムの変色を起こさない接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタ
ン樹脂、活性水素を含有しない粘着付与樹脂、及び、下
記の一般式(1)で表されるイミダゾール化合物を含有
する主剤と、 活性イソシアネート基を2個以上有する
イソシアネート化合物を含有する硬化剤とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤組成物に関
し、更に詳しくは、特定の硬化触媒と特定の粘着付与樹
脂を配合したことにより、硬化剤混合後のポットライフ
を長く保ち、且つ接着剤塗布後の硬化スピードが著しく
速く、さらに被着体が塩化ビニル樹脂フィルムの場合、
塩化ビニル樹脂の光、熱による変色が著しく改善された
接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂を
溶剤に溶解した主剤と、ポリイソシアネート硬化剤とか
らなる2液混合型溶剤系接着剤は、常態接着力や耐熱性
に優れ、プラスチック、金属、木材など各種材料の接着
に広く使用されている。
【0003】近年、この接着剤を使用して、中質繊維板
(MDF)等の被着材を塩化ビニルフィルム等の化粧シ
ートでラッピングした化粧シート被覆材料が広く使用さ
れている。このような化粧シート被覆材料は、安価な芯
材、耐久性の高い芯材等の表面に各種の模様を与え、高
級感等の付加価値をもたせることから、家具、建材等に
用いられる。
【0004】このような化粧シート被覆材料用の接着剤
として初期接着性を改良するため、主剤に、粘着付与剤
としてフェノール変性キシレンホルムアルデヒド樹脂及
び/又はフェノール変性メチレンホルムアルデヒド樹脂
を配合する方法が提案されている(特開平6−2002
29号公報)。
【0005】また、化粧シート被覆材料用ではないが、
車両の内壁用の複合パネルに好適な接着剤として、特開
平5−93180号公報には、ウレタン樹脂及びイミダ
ゾール化合物からなる主剤と、イソシアネート化合物か
らなる硬化剤とからなる2液混合型溶剤系接着剤が開示
されている。
【0006】しかしながら、上記2液混合型溶剤系接着
剤の場合、低温、低湿度の環境の下では硬化スピードが
著しく遅いため、長時間の養生が必要であるという問題
があった。
【0007】一般に、ポットライフや硬化スピードを制
御する目的で、有機金属系触媒やアミン系触媒等を添加
する方法が提案されているが、いずれもポットライフが
長くなっても硬化スピードが遅くなり、5℃以下の条件
では硬化が殆ど進まず、加熱養生硬化炉が必要となるた
め、生産性が悪く、生産コストも高くなるといった不都
合を生じる。また、硬化スピードを速くすると、ポット
ライフが短くなって作業性が悪くなり、塗布量のばらつ
きによる接着不良の発生や設備トラブルの発生といった
不都合を生じる。
【0008】さらに、特開平5−93180号公報に開
示されている2液混合型溶剤系接着剤は、塩化ビニル樹
脂フィルムの接着に適しているが、例えば、この接着剤
を使用して塩化ビニル樹脂フィルムを接着すると、長時
間光の照射や高温で加熱によって、塩化ビニル樹脂フィ
ルムが変色を起こすことがあった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る実情に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ポッ
トライフが長く、接着後の硬化スピードが速く且つ低温
(10℃)硬化性に優れ、さらに、光の長時間照射や高
温加熱を受けても塩化ビニル樹脂フィルムの変色を起こ
さない接着剤組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明(以下、第1発明という)である接着剤組成物は、
水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタン樹脂100重
量部、活性水素を含有しない粘着付与樹脂50〜100
重量部、及び、下記の一般式(1)で表されるイミダゾ
ール化合物0.5〜10重量部を含有する主剤と、活性
イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート化合
物を含有する硬化剤とからなることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2記載の発明(以下、第2
発明という)である接着剤組成物は、水酸基含有熱可塑
性ポリエステルウレタン樹脂100重量部、活性水素を
含有しない粘着付与樹脂50〜100重量部、下記の一
般式(1)で表されるイミダゾール化合物0.5〜10
重量部、及び、二価のスズ塩類0.5〜5重量部を含有
する主剤と、活性イソシアネート基を2個以上有するイ
ソシアネート化合物を含有する硬化剤とからなることを
特徴とする。
【0012】
【化3】
【0013】一般式(1)中、R1 はCN基を持った炭
化水素基又はH、R2 は炭素数1〜6の炭化水素基、R
3 はCH3 又はHを示す。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。第1発明
で用いられる主剤は、水酸基含有熱可塑性ポリエステル
ウレタン樹脂、活性水素を含有しない粘着付与樹脂、及
び、上記一般式(1)で表されるイミダゾール化合物を
含有する。
【0015】第1発明の主剤で用いられる水酸基含有熱
可塑性ポリエステルウレタン樹脂としては、分子鎖中に
ウレタン結合を有するエラストマーであり、この種の接
着剤主成分として用いられるものであれば特に制限なく
使用される。具体的には、アジピン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
コハク酸などの多塩基酸と、プロピレングリコール、エ
チレングリコール、テトラメチレングリコール、ブタン
ジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール
などの2価アルコールを縮合反応して得られる飽和ポリ
エステル樹脂等の、活性水酸基を2個以上持ったポリエ
ステル樹脂と、4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TD
I)、キシリレンジイソシアネート(XDI)等の芳香
族系ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)、リジンメチルエステルジイソシアネート
(LDI)等の脂肪族系ジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート(HMDI)、イソホロ
ンジイソシアネート(IPDI)等の脂環族系ジイソシ
アネートなどの活性イソシアネート化合物とを、付加重
合反応することによって得られる線状高分子からなる樹
脂である。
【0016】水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタン
樹脂としては、水酸基含有飽和ポリエステル樹脂に脂肪
族系ジイソシアネートを反応させて得られる水酸基含有
熱可塑性ポリエステルウレタン樹脂が好適である。
【0017】水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタン
樹脂の重量平均分子量としては、特に限定されないが、
10万〜40万が好ましい。10万未満だと、得られる
接着剤組成物の初期クリープ性が低下し、40万を越え
ると、得られる接着剤組成物の常態接着力が低くなる。
【0018】第1発明の主剤で用いられる活性水素を含
有しない粘着付与樹脂とは、イソシアネート基と反応し
得る水酸基を実質的に含有しない粘着付与樹脂のことを
いう。ここで、「含有しない」とは、活性水素基を分子
内に含まないと共に、市販されている粘着付与樹脂とし
て活性水素に相当するものが配合されていないことも意
味する。このような活性水素を含有しない粘着付与樹脂
としては、クマロン重合体、クマロン−インデン樹脂、
クマロン−インデン−スチレン共重合体等が用いられ
る。中でも、相溶性に優れ、かつ活性水素を含有しない
という点で、これらの水素添加物であることが好まし
い。
【0019】上記クマロン−インデン−スチレン共重合
体の市販品としては、例えば、新日鉄化学社製『エスク
ロンN100』が挙げられる。
【0020】上記主剤中、活性水素を含有しない粘着付
与樹脂の配合量は、水酸基含有熱可塑性ポリエステルウ
レタン樹脂100重量部に対して、50〜100重量部
に制限され、好ましくは60〜80重量部である。配合
量が、50重量部未満であると、得られる接着剤組成物
の経時接着力が低下する。100重量部を越えると、得
られる接着剤組成物の初期接着性が低下する。
【0021】第1発明の主剤で用いられるイミダゾール
化合物としては、上記一般式(1)中、R1 がH又はシ
アノ低級アルキル基、R2 が炭素数1〜6のアルキル基
又はフェニル基となされたものが使用される。ただし、
2 の炭素数が6を超えると硬化触媒としての触媒活性
作用が低下し、低温硬化性が悪くなる。具体的には、例
えば、下記一般式(2)〜(7)に示すような化合物が
挙げられる。
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】
【化7】
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】 このようなイミダゾール化合物の市販品としては、例え
ば、四国化成社製『キュアゾール2MZ−CN』が挙げ
られる。
【0028】上記主剤中、イミダゾール化合物の配合量
は、水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタン樹脂10
0重量部に対して、0.5〜10重量部に制限され、好
ましくは1〜5重量部である。配合量が、0.5重量部
未満であると、得られる接着剤組成物の硬化スピード、
特に低温時における硬化スピードが遅くなり、10重量
部を超えると、得られる接着剤組成物のポットライフが
短くなり、また接着力も低下する。なお、必要に応じ
て、イミダゾール化合物と共に、常用されている有機金
属系触媒、アミン系触媒などを併用することもできる。
【0029】第2発明で用いられる主剤は、水酸基含有
熱可塑性ポリエステルウレタン樹脂、活性水素を含有し
ない粘着付与樹脂、イミダゾール化合物及び二価のスズ
塩類を含有する。
【0030】上記水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレ
タン樹脂、活性水素を含有しない粘着付与樹脂及びイミ
ダゾール化合物としては、第1発明で用いられるものと
同様の成分が用いられる。
【0031】上記二価のスズ塩類は、下記一般式(8)
で表されるものである。
【0032】
【化10】
【0033】一般式(8)中、R4 、R5 は、一般式
(9)で表されるナフテン酸残基又は一般式(10)で表
されるオクチル酸(2−エチルヘキサン酸)残基を示
す。
【0034】
【化11】
【0035】一般式(8)のR4 、R5 は、特に制限さ
れないが、入手の容易さや価格面から、ナフテン酸塩、
オクチル酸塩を選択するのが好ましい。
【0036】
【化12】
【0037】第2発明で用いられる主剤中、二価のスズ
塩類の配合量は、水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレ
タン樹脂100重量部に対して、0.5〜5重量部に制
限され、好ましくは1〜3重量部である。配合量が、
0.5重量部未満であると、塩化ビニル樹脂フィルムの
光照射や高温加熱によって生じる変色を抑制する効果が
小さく、5重量部を超えると、硬化剤混合後の粘度上昇
が著しく塗布作業に支障をきたす。
【0038】本発明の接着剤組成物で用いられる硬化剤
は、活性イソシアネート基を2個以上有するイソシアネ
ート化合物を含有するものであれば、特に制限なく使用
できるが、具体的には、トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、トリフェニルメタントリイソシアネート等の
芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシア
ネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソ
シアネート等の脂肪族ポリイソシアネート;イソホロン
ジイソシアネート水素添加トリレンジイソシアネート、
水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式
ポリイソシアネートなどが挙げられ、これらは単独で用
いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0039】上記硬化剤は、上記主剤中の水酸基含有熱
可塑性ポリエステルウレタン樹脂100重量部に対し
て、一般に1〜200重量部の範囲で混合して用いるの
が好ましい。
【0040】本発明の接着剤組成物では、上記水酸基含
有熱可塑性ポリエステルウレタン樹脂、上記活性水素を
含有しない粘着付与樹脂、ならびに、上記の一般式
(1)で表されるイミダゾール化合物(第2発明では、
さらに二価のスズ塩類を添加)を、必要に応じて、その
他の配合物を所定量混合し、適当な有機溶剤中に溶解さ
せて主剤を調整する。
【0041】上記溶剤としては、酢酸エチル、メチルエ
チルケトン、アセトン、トルエン、キシレン、ジクロル
メタン、1,1,1−トリクロルメタン等から選ばれる
少なくとも1種が用いられる。溶剤の配合量としては、
上記樹脂成分(ポリエステルウレタン樹脂や粘着付与樹
脂等)100重量部に対して、50〜5000重量部が
好ましい。
【0042】なお、本発明の接着剤組成物には、さらに
必要に応じて、無機充填剤、着色剤、安定剤等が添加さ
れてもよい。
【0043】本発明の接着剤組成物は、初期接着性、常
態接着力、耐熱性、耐水性等に優れ、プラスチック、金
属、木材等各種材料の接着に広く使用される。特に、強
い初期接着性が要求される曲面又は凹凸面を有する化粧
シート被覆材料の製造に好適に用いられる。
【0044】本発明の接着剤組成物は、曲面又は凹凸面
を有する化粧シート被覆材料の製造に好適に使用され
る。化粧シートとしては、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリ
デン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩素化ポリ
プロピレン樹脂等の合成樹脂からなる無地又は文字や模
様が印刷されたシート、木材のつき板シート、合成樹脂
を含浸させたつき板シート、アルミ箔等の金属箔、紙、
布、等が用いられる。
【0045】被着材としては、塩化ビニル樹脂、塩化ビ
ニリデン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアル
コール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩素
化ポリプロピレン樹脂等の合成樹脂;天然木材、合板、
パーティクルボード、硬質ファイバーボード、半硬質フ
ァイバーボード、集成材等の木材;アルミニウム、鉄、
ステンレス等の金属からなる横断面が異形の成形体が挙
げられる。
【0046】本発明の接着剤組成物を用いた化粧シート
被覆材料の製造方法としては、先ず、化粧シートが供給
され、この化粧シートの裏面に本発明の接着剤組成物が
塗布され、その後熱風等で乾燥される。接着剤の塗布
は、ナイフコーター、ロールコーター、カーテンフロー
コーター、スプレー等で行われ、通常、塗布膜厚が1〜
500μm、好ましくは5〜300μmとなるように塗
布される。乾燥工程での乾燥温度は、一般に常温〜10
0℃が好ましく、より好ましくは40〜60℃である。
また、乾燥時間は、1秒〜30分が好ましく、より好ま
しくは5秒〜1分間である。
【0047】次いで、上記化粧シートが被着材の表面に
沿って被覆され、ロール等で圧着されるか、あるいは真
空成形機のゴム板等で圧着されることにより化粧シート
被覆材料が得られる。圧着時の圧力は、一般的に0.1
〜10kg/cm程度で瞬時に行われる。化粧シートと
被着材との組み合わせは、何ら制限されないが、特に好
適な組み合わせとしては、例えば、合成樹脂シートと木
材、合成樹脂シートと金属、合成樹脂シートと合成樹
脂、つき板シートと木材などが挙げられる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例と、こ
れの比較対象となる比較例とを挙げ、本発明について優
れている所以を明らかにする。
【0049】(実施例1〜5、比較例1〜4) 1)接着剤組成物の製造 (1)主剤の調製 表1に示す配合量の、水酸基含有熱可塑性ポリエステル
系ウレタン樹脂として大日本インキ化学社製『パンデッ
クスT−5201』(重量平均分子量10〜15万)又
は大日本インキ化学社製『パンデックスT−5202』
(重量平均分子量20万〜22万)、活性水素を含有し
ない粘着付与樹脂として新日鉄化学社製『エスクロンN
100』(クマロン−インデン−スチレン共重合体)、
及び、イミダゾール化合物として四国化成社製『キュア
ゾール2MZ−CN』を、ジクロルメタンに溶解して主
剤を調整した。
【0050】(2)硬化剤の調製 活性イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート
化合物として、表1に示す量のジフェニルメタンジイソ
シアネートを配合して硬化剤とした。
【0051】(3)接着剤組成物の製造 上記主剤と、上記硬化剤とを表1に示すような配合割合
で混合して、接着剤組成物を得た。
【0052】2)化粧シート被覆材料の作製 プロフィールラミネーター(丸仲商事社製「PL−30
0」)を用い、厚さ170μmの塩化ビニル樹脂シート
を15m/分の速度で供給し、その片面にナイフコータ
ーで上記で得られた接着剤組成物を100μmの厚さで
塗布し、40℃の熱風乾燥炉を通過させて乾燥させ、こ
れを断面異形の半硬質ファイバーボードからなる被着材
の表面から裏面の両縁部にかけて包み込むように被覆し
ながら、圧着ローラーで圧着して化粧シート被覆材料を
作製した。
【0053】尚、上記接着剤組成物としては、表1に示
す所定量の主剤と硬化剤とを混合後、5℃、20℃、3
0℃の温度で、それぞれ0、4、8時間放置した後塩化
ビニル樹脂シートに塗布し被着材を圧着した。また、上
記被着材(半硬質ファイバーボード)は、長さ2m、幅
100mm、厚さ20mmで、その表面に、深さと幅が
約5mm、角のRが2mmの二本のU字状の溝が70m
m間隔で長さ方向に設けられたものである。
【0054】又、上記のプロフィールラミネーターとし
ては、化粧シートを連続的に送り出す供給ロールと、接
着剤を化粧シートに塗布するナイフコーターと、塗布さ
れた接着剤を乾燥する熱風乾燥器と、一定長さの被着材
を供給する被着材供給器と、化粧シートを被着材に被覆
しながら化粧シートを被着材の曲面又は凹凸面に沿って
圧着する圧着ロールと、化粧シートを被着材の長さに合
わせて切断するカッターとを備えているものを使用し
た。
【0055】上記実施例及び比較例で得られた、接着剤
組成物、化粧シート被覆材料について、下記項目(I)
及び(II)の測定を行い、その測定結果を表2に示し
た。
【0056】(I)常態剥離試験 製造直後の化粧シート被覆材料の平面部を長さ100m
m×幅25mmの寸法に切断し、予め化粧シートの一端
部を剥離したものを試験片とした。この作製直後の試験
片を5℃、20℃、30℃の各温度条件下で2時間養生
した後、被着材と化粧シートの一端部をチャックに固定
し、温度20℃、湿度60%RHの雰囲気でオートグラ
フを用いで200mm/分の引張り速度で180度剥離
試験を行い、その測定結果(剥離強度)を表2に示し
た。
【0057】(II)ポットライフ 主剤と硬化剤を混合した後、200mlの密閉可能なガ
ラスビンに150g入れて密封し、5℃、20℃、30
℃の雰囲気中に8時間放置した放置前と放置後の粘度を
BM型粘度計を使用して測定し、その測定結果を表2に
示した。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】(実施例6〜10、比較例5〜10) 1)接着剤組成物の製造 (1)主剤の調製 表3及び4に示す配合量の、水酸基含有熱可塑性ポリエ
ステル系ウレタン樹脂として大日本インキ化学社製『パ
ンデックスT−5201』(重量平均分子量10万〜1
5万)、活性水素を含有しない粘着付与樹脂として新日
鉄化学社製『エスクロンN100』(クマロン−インデ
ン−スチレン共重合体)、イミダゾール化合物として四
国化成社製『キュアゾール2MZ−CN』、及び、オク
チル酸スズ又はナフテン酸スズを、ジクロルメタンに溶
解して主剤を調整した。
【0061】(2)硬化剤の調製 活性イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート
化合物として、表3及び4に示す量のジフェニルメタン
ジイソシアネートを配合して硬化剤とした。
【0062】(3)接着剤組成物の製造 上記主剤と、上記硬化剤とを表3及び4に示すような配
合割合で混合して、接着剤組成物を得た。
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】2)化粧シート被覆材料の作製 上記実施例6〜10及び比較例5〜10で得られた接着剤組
成物を使用して、実施例1と同様にして、化粧シート被
覆材料を作製した。
【0066】上記実施例6〜10及び比較例5〜10で得ら
れた、接着剤組成物、化粧シート被覆材料について、実
施例1と同様の、常態剥離試験及びポットライフの測定
を行うと共に、下記に示した(III) 及び(IV)の評価を行
い、その測定結果及び評価結果を表5及び6に示した。
【0067】(III) 光照射による変色 上記化粧シート被覆材料を、20℃で7日間放置した
後、100mm幅×200mm長さ×20mm厚さの試
験片に切断し、東洋精機社製「アトラスCXW(ユレク
ッスDフォルダー付)」に1000時間曝露した後取り
出して目視観察し、変色の度合いを下記の評価基準によ
って判定した。 〔評価基準〕 5:暴露前と比べて全く変色なし 4:よく注意しないと変色と認め難い 3:変色は認められるがその程度は小さい 2:変色が明らかに認められ、濃色化が進んでいる 1:黒色化している
【0068】(IV)高温加熱による変色 上記化粧シート被覆材料を、180℃雰囲気中に放置
し、15分毎に変色の度合いを目視観察し、変色の度合
いを(III)と同様の評価基準によって判定した。
【0069】
【表5】
【0070】
【表6】
【0071】第1発明の接着剤組成物は、上述の構成と
することにより、従来のものに比べて、ポットライフが
長く、かつ接着後の硬化スピードが速い接着剤となるの
で、貼り合わせ後の接着力の発現が速く、作業性および
接着性の向上を図ることができる。
【0072】第2発明の接着剤組成物は、上述の構成と
することにより、従来のものに比べて、ポットライフが
長く、かつ接着後の硬化スピードが速い接着剤となるの
で、貼り合わせ後の接着力の発現が速く、作業性および
接着性の向上を図ることができ、さらに、被着体が塩化
ビニル樹脂フィルムの場合でも、光照射や高温加熱を受
けても、塩化ビニル樹脂フィルムが変色することがな
い。
【0073】従って、本発明の接着剤組成物は、化粧シ
ート被覆材料製造用として好適に使用することができ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタ
    ン樹脂100重量部、活性水素を含有しない粘着付与樹
    脂50〜100重量部、及び、下記の一般式(1)で表
    されるイミダゾール化合物0.5〜10重量部を含有す
    る主剤と、 【化1】 (式中、R1 はCN基を持った炭化水素基又はH、R2
    は炭素数1〜6の炭化水素基、R3 はCH3 又はHであ
    る。) 活性イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート
    化合物を含有する硬化剤とからなることを特徴とする接
    着剤組成物。
  2. 【請求項2】 水酸基含有熱可塑性ポリエステルウレタ
    ン樹脂100重量部、活性水素を含有しない粘着付与樹
    脂50〜100重量部、下記の一般式(1)で表される
    イミダゾール化合物0.5〜10重量部、及び、二価の
    スズ塩類0.5〜5重量部を含有する主剤と、 【化2】 (式中、R1 はCN基を持った炭化水素基又はH、R2
    は炭素数1〜6の炭化水素基、R3 はCH3 又はHであ
    る。) 活性イソシアネート基を2個以上有するイソシアネート
    化合物を含有する硬化剤とからなることを特徴とする接
    着剤組成物。
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