JPH1053801A - ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末 - Google Patents
ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末Info
- Publication number
- JPH1053801A JPH1053801A JP8210775A JP21077596A JPH1053801A JP H1053801 A JPH1053801 A JP H1053801A JP 8210775 A JP8210775 A JP 8210775A JP 21077596 A JP21077596 A JP 21077596A JP H1053801 A JPH1053801 A JP H1053801A
- Authority
- JP
- Japan
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- powder
- sieve
- atomized
- hydrogen storage
- storage alloy
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水素吸蔵合金粉末、特にニッケル水素電池用
の負極材料用のAB5 型水素吸蔵合金粉末の電気化学的
特性の大幅な向上を図る水素吸蔵合金粉末を提供するこ
と。 【解決手段】 ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末に
おいて、ガスアトマイズ粉末を50〜300μで分級
し、分級粒度よりも粗い粉末を粉砕して分級粒度以下の
粉末にしたガスアトマイズ粉砕粉末と分級粒度以下のガ
スアトマイズ粉砕粉末とが混合されていることを特徴と
するニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。
の負極材料用のAB5 型水素吸蔵合金粉末の電気化学的
特性の大幅な向上を図る水素吸蔵合金粉末を提供するこ
と。 【解決手段】 ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末に
おいて、ガスアトマイズ粉末を50〜300μで分級
し、分級粒度よりも粗い粉末を粉砕して分級粒度以下の
粉末にしたガスアトマイズ粉砕粉末と分級粒度以下のガ
スアトマイズ粉砕粉末とが混合されていることを特徴と
するニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素吸蔵合金粉
末、特にニッケル水素電池用の負極材料用のAB5型水
素吸蔵合金粉末に関するものである。
末、特にニッケル水素電池用の負極材料用のAB5型水
素吸蔵合金粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ニッケルカドミウム電池に代わる
二次電池としてニッケル水素電池が注目され、そのため
の水素吸蔵合金粉末が研究されているが、中でもAB5
型水素吸蔵合金粉末は電池用の負極材料として優れた特
性を備えて、利用されている。これは、例えばCe50
%、La25%、Nd15%、残りPrなどからなるミ
ッシュメタルMmと、例えばMn、Al、Co等を含む
ニッケル合金とを混合溶融したもので、例えば、Mm
1.0 Ni(5−x−y−z)Mnx Aly Cozのよう
な型の金属間化合物である。従来はこれを鋳造材の粉砕
や回転ドラムに接触させる急冷凝固薄帯の粉砕、アルゴ
ンなどの不活性ガスアトマイズ等の諸手法によって粉末
化していた。
二次電池としてニッケル水素電池が注目され、そのため
の水素吸蔵合金粉末が研究されているが、中でもAB5
型水素吸蔵合金粉末は電池用の負極材料として優れた特
性を備えて、利用されている。これは、例えばCe50
%、La25%、Nd15%、残りPrなどからなるミ
ッシュメタルMmと、例えばMn、Al、Co等を含む
ニッケル合金とを混合溶融したもので、例えば、Mm
1.0 Ni(5−x−y−z)Mnx Aly Cozのよう
な型の金属間化合物である。従来はこれを鋳造材の粉砕
や回転ドラムに接触させる急冷凝固薄帯の粉砕、アルゴ
ンなどの不活性ガスアトマイズ等の諸手法によって粉末
化していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の諸粉末化方法の
うち、鋳造材を粉砕する方法は材料の偏析などにより各
粉末粒子の組成が均一にならず、二次電池に用いた場合
の性能はガスアトマイズ法や急冷凝固薄帯の粉砕などで
得た粉末に劣る。そして、ガスアトマイズ法によって得
た粉末は粒子の形状が球状であるために、鋳造材や急冷
薄帯を粉砕して得た粉末に比べて電池電極に組み入れた
場合の充填密度が優れ、同じ水素吸蔵特性を持つ粉末を
電極に使用した場合でも、電極のエネルギー密度を高く
することができ、容量の大きい電池の製造が可能である
と共に、急冷薄帯法よりも大量生産に適しており、コス
ト的にも有利に製造できる利点がある。
うち、鋳造材を粉砕する方法は材料の偏析などにより各
粉末粒子の組成が均一にならず、二次電池に用いた場合
の性能はガスアトマイズ法や急冷凝固薄帯の粉砕などで
得た粉末に劣る。そして、ガスアトマイズ法によって得
た粉末は粒子の形状が球状であるために、鋳造材や急冷
薄帯を粉砕して得た粉末に比べて電池電極に組み入れた
場合の充填密度が優れ、同じ水素吸蔵特性を持つ粉末を
電極に使用した場合でも、電極のエネルギー密度を高く
することができ、容量の大きい電池の製造が可能である
と共に、急冷薄帯法よりも大量生産に適しており、コス
ト的にも有利に製造できる利点がある。
【0004】しかし、粒子が球状であることは同時に、
電池電極中に充填した際の電気的接触を保つことに技術
的課題があり、接触が不完全な場合は充填密度が高く、
偏析がなく安定した特性を発揮できるというアトマイズ
粉末のメリットが充分に発揮できないという問題点があ
った。この課題の解決法として、アトマイズ粉末と鋳造
粉砕法で得られた粉末とを混合して、充填密度が高いと
いうアトマイズ粉末のメリットと電気的接触が安定して
いるという鋳造粉砕粉末のメリットを両立させることが
考えられる。しかし、このように製造方法が異なる粉末
を混合した場合、偏析が大きく特性的に安定しないとい
う鋳造粉砕粉のデメリットが残るため、経済的で効果的
な解決方法が望まれていた。
電池電極中に充填した際の電気的接触を保つことに技術
的課題があり、接触が不完全な場合は充填密度が高く、
偏析がなく安定した特性を発揮できるというアトマイズ
粉末のメリットが充分に発揮できないという問題点があ
った。この課題の解決法として、アトマイズ粉末と鋳造
粉砕法で得られた粉末とを混合して、充填密度が高いと
いうアトマイズ粉末のメリットと電気的接触が安定して
いるという鋳造粉砕粉末のメリットを両立させることが
考えられる。しかし、このように製造方法が異なる粉末
を混合した場合、偏析が大きく特性的に安定しないとい
う鋳造粉砕粉のデメリットが残るため、経済的で効果的
な解決方法が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消すべく、発明者らは鋭意開発を進めた結果、水素吸蔵
アトマイズ合金粉末を所望の粒度で分級し、分級でふる
いに残った粗い粒度の粉末を粉砕してふるいを通った細
かい粒度の粉末と混合して、アトマイズ粉末の安定した
特性を維持しながら、球状粉末特有の問題である電極内
の電気的接触を改善すると共に、経済的なメリットを併
せて得る水素吸蔵合金粉末を提供することを見い出し
た。
消すべく、発明者らは鋭意開発を進めた結果、水素吸蔵
アトマイズ合金粉末を所望の粒度で分級し、分級でふる
いに残った粗い粒度の粉末を粉砕してふるいを通った細
かい粒度の粉末と混合して、アトマイズ粉末の安定した
特性を維持しながら、球状粉末特有の問題である電極内
の電気的接触を改善すると共に、経済的なメリットを併
せて得る水素吸蔵合金粉末を提供することを見い出し
た。
【0006】その発明の要旨とするところは、 (1)ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末において、
ガスアトマイズ粉末を50〜300μで分級し、分級粒
度よりも粗い粉末を粉砕して分級粒度以下の粉末にした
ガスアトマイズ粉砕粉末と分級粒度以下のガスアトマイ
ズ粉末とが混合されていることを特徴とするニッケル水
素電池用水素吸蔵合金粉末。 (2)ガスアトマイズ粉砕粉末及びガスアトマイズ粉末
は熱処理されていることを特徴とする前記(1)記載の
ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。 (3)ガスアトマイズ粉砕粉末及びガスアトマイズ粉末
は熱処理された後、酸やアルカリの溶液で表面処理され
ていることを特徴とする前記(1)記載のニッケル水素
電池用水素吸蔵合金粉末にある。
ガスアトマイズ粉末を50〜300μで分級し、分級粒
度よりも粗い粉末を粉砕して分級粒度以下の粉末にした
ガスアトマイズ粉砕粉末と分級粒度以下のガスアトマイ
ズ粉末とが混合されていることを特徴とするニッケル水
素電池用水素吸蔵合金粉末。 (2)ガスアトマイズ粉砕粉末及びガスアトマイズ粉末
は熱処理されていることを特徴とする前記(1)記載の
ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。 (3)ガスアトマイズ粉砕粉末及びガスアトマイズ粉末
は熱処理された後、酸やアルカリの溶液で表面処理され
ていることを特徴とする前記(1)記載のニッケル水素
電池用水素吸蔵合金粉末にある。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。通
常、ふるい分けする粒度は電池の電極設計によって異な
るが、通常の電池の正極と負極の極板ギャップが最大3
00μ程度であることからして、粉砕せずに使用できる
アトマイズ粉末の最大直径は300μであり、また経済
的な観点からは粉砕する粉末をできるだけ少なくする方
が有利であることや微粉末を多くしすぎると充填密度が
減少する傾向があるため、ふるい分けする際の最小ふる
い分け直径は50μ程度が適当である。
常、ふるい分けする粒度は電池の電極設計によって異な
るが、通常の電池の正極と負極の極板ギャップが最大3
00μ程度であることからして、粉砕せずに使用できる
アトマイズ粉末の最大直径は300μであり、また経済
的な観点からは粉砕する粉末をできるだけ少なくする方
が有利であることや微粉末を多くしすぎると充填密度が
減少する傾向があるため、ふるい分けする際の最小ふる
い分け直径は50μ程度が適当である。
【0008】
【発明の実施の形態】ふるいを通った細かい粉末は前述
の通り、球状で充填密度が高く、偏析が少なく特性が安
定しているというガスアトマイズのメリットをそのまま
発揮する粉末である。またふるい残った粗い粉末を粉砕
した粉末は、鋳造粉砕粉末と同様に不規則形状になり、
球状粉末と混合することによって球状粉末の電気的接触
を効果的に改善するという役割を果たす。ここで、粉砕
した粉末も元は急冷法であるガスアトマイズで製造され
た粉末であるため、偏析が少なく安定した特性を発揮す
るというメリットはそのまま発揮され、鋳造粉砕粉末と
アトマイズ粉末とを混合したときのような不安定要因は
みられない。
の通り、球状で充填密度が高く、偏析が少なく特性が安
定しているというガスアトマイズのメリットをそのまま
発揮する粉末である。またふるい残った粗い粉末を粉砕
した粉末は、鋳造粉砕粉末と同様に不規則形状になり、
球状粉末と混合することによって球状粉末の電気的接触
を効果的に改善するという役割を果たす。ここで、粉砕
した粉末も元は急冷法であるガスアトマイズで製造され
た粉末であるため、偏析が少なく安定した特性を発揮す
るというメリットはそのまま発揮され、鋳造粉砕粉末と
アトマイズ粉末とを混合したときのような不安定要因は
みられない。
【0009】さらにふるい残ったアトマイズ粉末の粗粉
末を粉砕して使用するため、従来のアトマイズ粉末を使
用して電極を作る工程では使用できずにリターンとして
再溶解に使用したり廃却処分にしていた粗粉末も同時に
使用できるようになり、経済的に大きな効果がある。こ
のように、アトマイズされた粉末をふるい分け後、粗粉
末を粉砕してふるいを通った粉末と混合することによ
り、高い充填密度と安定した電気的接触を両立させるこ
とができると共に、コスト的に有利なガスアトマイズ粉
末のメリットをさらに優位にすることが可能になった。
末を粉砕して使用するため、従来のアトマイズ粉末を使
用して電極を作る工程では使用できずにリターンとして
再溶解に使用したり廃却処分にしていた粗粉末も同時に
使用できるようになり、経済的に大きな効果がある。こ
のように、アトマイズされた粉末をふるい分け後、粗粉
末を粉砕してふるいを通った粉末と混合することによ
り、高い充填密度と安定した電気的接触を両立させるこ
とができると共に、コスト的に有利なガスアトマイズ粉
末のメリットをさらに優位にすることが可能になった。
【0010】
(実施例1)Mm1.0 Ni3.4 Co0.8 Mn0.6 Al
0.2 を構成するように配合した金属原料をアルミナ坩堝
に収容し、誘導溶解炉で溶解し、1500℃の溶湯を直
径3mmのアルミナノズルを通して落下させ、これにア
ルゴンガスを吹き付けることによってガスアトマイズ粉
末を製造した。この粉末を目開き150μのふるいで分
級し、ふるいを通った微粉末とふるいに残った粗粉末と
に分けた。ふるいに残った粉末とふるいを通った粉末と
の重量比は25対75であった。ふるいに残った粗粉末
は粉末と同重量の直径10mmのメノウ製ボール及び粉
末容積の5倍の純水と共にメノウ製のポットに収容し、
遊星型ボールミルで30分間粉砕処理を施した。粉砕後
の粉末は全て目開き150μのふるいを通過し、良好に
粉砕されていた。粉砕した粉末と先にふるった微粉末と
をV型混合機に投入して混合した。
0.2 を構成するように配合した金属原料をアルミナ坩堝
に収容し、誘導溶解炉で溶解し、1500℃の溶湯を直
径3mmのアルミナノズルを通して落下させ、これにア
ルゴンガスを吹き付けることによってガスアトマイズ粉
末を製造した。この粉末を目開き150μのふるいで分
級し、ふるいを通った微粉末とふるいに残った粗粉末と
に分けた。ふるいに残った粉末とふるいを通った粉末と
の重量比は25対75であった。ふるいに残った粗粉末
は粉末と同重量の直径10mmのメノウ製ボール及び粉
末容積の5倍の純水と共にメノウ製のポットに収容し、
遊星型ボールミルで30分間粉砕処理を施した。粉砕後
の粉末は全て目開き150μのふるいを通過し、良好に
粉砕されていた。粉砕した粉末と先にふるった微粉末と
をV型混合機に投入して混合した。
【0011】表1に示す本発明に係る混合粉末Aを50
0g取り、タップ充填機にセットして100回タッピン
グした後の容積を測定して充填密度を測定した。比較の
ために目開き150μを通ったガスアトマイズ微粉末
(粉砕なし)Bとふるいに残ったガスアトマイズ粉末を
粉砕して目開き150μのふるいを通過した粉末C、さ
らに小型の誘導溶解炉で溶解・鋳造した後遊星型ボール
ミルで微粉砕した目開き150μを通る鋳造粉砕粉末D
についても充填密度を測定した。さらに、これらの粉末
の電気化学特性を測定するために混合粉末1gに加えて
導電剤として粒径3μのNi粉末(0.5及び2g)、
結着剤としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
粉末0.2gを混合して直径20mmのダイでプレスし
てコイン状にし、Niメッシュで挟んでNiの導電板を
スポット溶接して負極を作製した。この負極を市販のN
iCd電池から取り出したNiOOH/NiOH正極
(容量1400mAh)と共にテフロン製のセル内に装
着し、6規定のKOH溶液中に浸漬させて5気圧のアル
ゴンガスで封入したテスト電池の放電容量を測定した。
0g取り、タップ充填機にセットして100回タッピン
グした後の容積を測定して充填密度を測定した。比較の
ために目開き150μを通ったガスアトマイズ微粉末
(粉砕なし)Bとふるいに残ったガスアトマイズ粉末を
粉砕して目開き150μのふるいを通過した粉末C、さ
らに小型の誘導溶解炉で溶解・鋳造した後遊星型ボール
ミルで微粉砕した目開き150μを通る鋳造粉砕粉末D
についても充填密度を測定した。さらに、これらの粉末
の電気化学特性を測定するために混合粉末1gに加えて
導電剤として粒径3μのNi粉末(0.5及び2g)、
結着剤としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
粉末0.2gを混合して直径20mmのダイでプレスし
てコイン状にし、Niメッシュで挟んでNiの導電板を
スポット溶接して負極を作製した。この負極を市販のN
iCd電池から取り出したNiOOH/NiOH正極
(容量1400mAh)と共にテフロン製のセル内に装
着し、6規定のKOH溶液中に浸漬させて5気圧のアル
ゴンガスで封入したテスト電池の放電容量を測定した。
【0012】
【表1】
【0013】(実施例2)実施例1と同様にして製作し
たアルゴンガスアトマイズ水素吸蔵合金粉末を目開き2
00μのふるいで分級し、ふるいを通った微粉末とふる
いに残った粗粉末とに分けた。ふるいに残った粉末とふ
るいを通った粉末との重量比は20対80であった。そ
れぞれの粉末について軟鋼性の容器に収納し、700℃
のアルゴンガス雰囲気中で5時間熱処理を行った後、粗
粉末については実施例1と同様の条件で粉砕して目開き
200μを通る粉砕粉末を作製した。粉砕した粉末と先
にふるった微粉末とをV型混合機に投入して混合した。
表2に示す本発明に係る混合粉末A及び比較材として上
記と同様の熱処理を施した目開き200μを通ったガス
アトマイズ微粉末(粉砕なし)B、ふるいに残ったガス
アトマイズ粉末を粉砕して目開き200μのふるいを通
過した粉末C、さらに小型の誘導溶解炉で溶解・鋳造し
た後遊星型ボールミルで微粉砕した目開き200μを通
る鋳造粉砕粉末Dについて実施例1と同じ条件でテスト
電池を作製し、放電容量を測定した。
たアルゴンガスアトマイズ水素吸蔵合金粉末を目開き2
00μのふるいで分級し、ふるいを通った微粉末とふる
いに残った粗粉末とに分けた。ふるいに残った粉末とふ
るいを通った粉末との重量比は20対80であった。そ
れぞれの粉末について軟鋼性の容器に収納し、700℃
のアルゴンガス雰囲気中で5時間熱処理を行った後、粗
粉末については実施例1と同様の条件で粉砕して目開き
200μを通る粉砕粉末を作製した。粉砕した粉末と先
にふるった微粉末とをV型混合機に投入して混合した。
表2に示す本発明に係る混合粉末A及び比較材として上
記と同様の熱処理を施した目開き200μを通ったガス
アトマイズ微粉末(粉砕なし)B、ふるいに残ったガス
アトマイズ粉末を粉砕して目開き200μのふるいを通
過した粉末C、さらに小型の誘導溶解炉で溶解・鋳造し
た後遊星型ボールミルで微粉砕した目開き200μを通
る鋳造粉砕粉末Dについて実施例1と同じ条件でテスト
電池を作製し、放電容量を測定した。
【0014】
【表2】
【0015】(実施例3)実施例1と同様にして製作し
たアルゴンガスアトマイズ水素吸蔵合金粉末を目開き1
00μのふるいで分級し、ふるいを通った微粉末とふる
いに残った粗粉末とに分けた。ふるいに残った粉末とふ
るいを通った粉末との重量比は30対70であった。そ
れぞれの粉末について軟鋼性の容器に収納し、700℃
のアルゴンガス雰囲気中で5時間熱処理を行った後、粗
粉末については実施例1と同様の条件で粉砕して目開き
100μを通る粉砕粉末を作製した。粉砕した粉末と先
にふるった微粉末とをV型混合機に投入して混合した。
さらにこの混合粉末とpH=1.0に調整した粉末の容
量の5倍の塩酸溶液と共にビーカーに入れてpH=6.
5になるまで攪拌しながら表面処理を行った。この表面
処理後の表3に示す本発明に係る混合粉末A及び上記と
同様の熱処理、表面処理を施した目開き100μを通っ
たガスアトマイズ微粉末(粉砕なし)B、ふるいに残っ
たガスアトマイズ粉末を粉砕して目開き100μのふる
いを通過した粉末C、さらに小型の誘導溶解炉で溶解・
鋳造した後遊星型ボールミルで微粉砕した目開き100
μを通る鋳造粉砕粉末Dについて実施例1と同じ条件で
テスト電池を作製し、放電容量を測定した。
たアルゴンガスアトマイズ水素吸蔵合金粉末を目開き1
00μのふるいで分級し、ふるいを通った微粉末とふる
いに残った粗粉末とに分けた。ふるいに残った粉末とふ
るいを通った粉末との重量比は30対70であった。そ
れぞれの粉末について軟鋼性の容器に収納し、700℃
のアルゴンガス雰囲気中で5時間熱処理を行った後、粗
粉末については実施例1と同様の条件で粉砕して目開き
100μを通る粉砕粉末を作製した。粉砕した粉末と先
にふるった微粉末とをV型混合機に投入して混合した。
さらにこの混合粉末とpH=1.0に調整した粉末の容
量の5倍の塩酸溶液と共にビーカーに入れてpH=6.
5になるまで攪拌しながら表面処理を行った。この表面
処理後の表3に示す本発明に係る混合粉末A及び上記と
同様の熱処理、表面処理を施した目開き100μを通っ
たガスアトマイズ微粉末(粉砕なし)B、ふるいに残っ
たガスアトマイズ粉末を粉砕して目開き100μのふる
いを通過した粉末C、さらに小型の誘導溶解炉で溶解・
鋳造した後遊星型ボールミルで微粉砕した目開き100
μを通る鋳造粉砕粉末Dについて実施例1と同じ条件で
テスト電池を作製し、放電容量を測定した。
【0016】
【表3】
【0017】実施例1において、本発明粉末Aの充填密
度は球状であるガスアトマイズ微粉末Bと同等の高い充
填密度であり、ガスアトマイズ粉末を粉砕したものCや
鋳造粉砕粉末Dに比べて15%以上高い密度を示した。
さらに実施例1から3のいずれの場合においても本発明
粉末は導電剤であるNi粉末の混合量を減少させた電極
においても、Ni粉末を多量に加えた場合と同等の極め
て良好な放電容量を示し、その放電容量は球状ガスアト
マイズ微粉末にNi粉末を多量に加えた場合と同等であ
る。
度は球状であるガスアトマイズ微粉末Bと同等の高い充
填密度であり、ガスアトマイズ粉末を粉砕したものCや
鋳造粉砕粉末Dに比べて15%以上高い密度を示した。
さらに実施例1から3のいずれの場合においても本発明
粉末は導電剤であるNi粉末の混合量を減少させた電極
においても、Ni粉末を多量に加えた場合と同等の極め
て良好な放電容量を示し、その放電容量は球状ガスアト
マイズ微粉末にNi粉末を多量に加えた場合と同等であ
る。
【0018】一方、比較材であるガスアトマイズ微粉末
Bは導電剤であるNi粉末が多い場合は良好な放電容量
を示すが、Ni粉末を減らした場合は電気的接触が減少
し、放電容量も減少する。ガスアトマイズ粉末を粉砕し
たものCや鋳造粉砕粉末DはNi粉末を減少させても電
気的接触が良好なため放電容量はNi粉末が多い場合と
同等の放電容量を示すが、鋳造粉砕粉末はガスアトマイ
ズ粉末に比べて組織的な不均一性があり、ガスアトマイ
ズ粉末に比べて低い値である。 以上の結果の通り、本
発明によって、球状ガスアトマイズ粉末と同等の極めて
高い充填密度を維持しながら、さらに球状粉末の課題で
あった電気的接触が不利な状況下における放電容量を改
善できた。
Bは導電剤であるNi粉末が多い場合は良好な放電容量
を示すが、Ni粉末を減らした場合は電気的接触が減少
し、放電容量も減少する。ガスアトマイズ粉末を粉砕し
たものCや鋳造粉砕粉末DはNi粉末を減少させても電
気的接触が良好なため放電容量はNi粉末が多い場合と
同等の放電容量を示すが、鋳造粉砕粉末はガスアトマイ
ズ粉末に比べて組織的な不均一性があり、ガスアトマイ
ズ粉末に比べて低い値である。 以上の結果の通り、本
発明によって、球状ガスアトマイズ粉末と同等の極めて
高い充填密度を維持しながら、さらに球状粉末の課題で
あった電気的接触が不利な状況下における放電容量を改
善できた。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による混合し
たアトマイズ粉末を用いることにより、極めて安定した
特性が図られると共に、経済的にも極めて有利な製造方
法を提供することにある。
たアトマイズ粉末を用いることにより、極めて安定した
特性が図られると共に、経済的にも極めて有利な製造方
法を提供することにある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 圓尾 忠之 兵庫県姫路市飾磨区中島字一文字3007番地 山陽特殊製鋼株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末に
おいて、ガスアトマイズ粉末を50〜300μで分級
し、分級粒度よりも粗い粉末を粉砕して分級粒度以下の
粉末にしたガスアトマイズ粉砕粉末と分級粒度以下のガ
スアトマイズ粉末とが混合されていることを特徴とする
ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。 - 【請求項2】 ガスアトマイズ粉砕粉末及びガスアトマ
イズ粉末は熱処理されていることを特徴とする請求項第
1項記載のニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。 - 【請求項3】 ガスアトマイズ粉砕粉末及びガスアトマ
イズ粉末は熱処理された後、酸やアルカリの溶液で表面
処理されていることを特徴とする請求項第1項記載のニ
ッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21077596A JP3290895B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末 |
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| JP21077596A Expired - Fee Related JP3290895B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | ニッケル水素電池用水素吸蔵合金粉末 |
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Cited By (1)
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| WO2025205056A1 (ja) * | 2024-03-29 | 2025-10-02 | 日本ゼオン株式会社 | 電気化学素子正極用複合粒子の製造方法、電気化学素子用正極及び電気化学素子の製造方法、並びに電気化学素子正極用複合粒子、電気化学素子用正極及び電気化学素子 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21077596A patent/JP3290895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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