JPH1054216A - エンジンの潤滑装置 - Google Patents

エンジンの潤滑装置

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JPH1054216A
JPH1054216A JP22926596A JP22926596A JPH1054216A JP H1054216 A JPH1054216 A JP H1054216A JP 22926596 A JP22926596 A JP 22926596A JP 22926596 A JP22926596 A JP 22926596A JP H1054216 A JPH1054216 A JP H1054216A
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JP
Japan
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valve
lubricating oil
oil
bypass
engine
Prior art date
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Application number
JP22926596A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Sugiyama
和幸 杉山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの潤滑装置において、バイパスフィ
ルタをエンジンの始動時等に高圧となる潤滑油から保護
できるようにする。 【解決手段】 オイルポンプ2の吸込側2Aをオイルパ
ン1内に接続し、吐出側2Bを供給通路4に接続する。
そして、オイルポンプ2は供給通路4を介してエンジン
本体の潤滑対象部位6に向けて潤滑油を供給する。ま
た、オイルポンプ2と供給通路4との間にはリリーフバ
ルブ5を設ける。さらに、バイパス管路11の流入側1
1Aを供給通路4の流入側4Aに接続し、流出側11B
をオイルパン1側に接続する。また、バイパス管路11
には、バイパスフィルタ8の上流側に位置してシャット
バルブ17を設ける。そして、オイルポンプ2から吐出
された潤滑油の圧力が所定値を越えたときには、シャッ
トバルブ17を閉弁させ、バイパスフィルタ8に向けて
バイパス管路11内を流れる潤滑油を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建設機械等
のエンジンにおいて、オイルパン内の潤滑油をシリンダ
や軸受等の潤滑対象部位に向けて供給するのに用いて好
適なエンジンの潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、従来技術によるエンジンの潤滑
装置を図5に基づいて説明する。
【0003】図中、1はエンジン本体のクランクケース
底部側に設けられたオイルパンを示し、該オイルパン1
内には後述するエンジン本体の潤滑対象部位6を潤滑す
るための潤滑油が貯留されている。
【0004】2はエンジン本体に設けられたオイルポン
プを示し、該オイルポンプ2は吸込側2Aがオイルパン
1内に開口し、吐出側2Bが後述の供給通路4に接続さ
れている。そして、オイルポンプ2は吸込側2Aから吸
込んだオイルパン1内の潤滑油を供給通路4を介して潤
滑対象部位6に向けて吐出供給する。
【0005】3はオイルポンプ2の吸込側2Aに取付け
られた金網状のオイルストレーナで、該オイルストレー
ナ3は潤滑油中に混入した比較的大きな異物を濾過し、
これらの異物によってオイルポンプ2等が損傷されるの
を防止している。
【0006】4はエンジン本体に設けられた供給通路を
示し、該供給通路4は流入側4Aがオイルポンプ2の吐
出側2Bに接続され、潤滑対象部位6となるエンジン本
体の各部分に向けて延びている。また、供給通路4の流
入側4Aはエンジン本体の外壁部に近い位置でその内部
に形成されている。一方、供給通路4の流入側4Aに
は、潤滑対象部位6に供給される潤滑油を濾過するフル
フローフィルタや、フルフローフィルタが目詰まりした
ときにその前,後を連通させて潤滑油の供給量を確保す
るバイパスバルブ(いずれも図示せず)等が設けられて
いる。
【0007】5はオイルポンプ2の吐出側2Bと供給通
路4の流入側4Aとの間に設けられたリリーフバルブを
示し、該リリーフバルブ5はオイルポンプ2から供給通
路4に向けて吐出される潤滑油が予め定められた所定の
リリーフ圧PR (例えば20kg/cm2 程度)を越え
たときに、この潤滑油をリリーフ管路5Aを介してオイ
ルパン1側にリリーフさせるものである。
【0008】6は潤滑油の供給が必要なエンジン本体の
潤滑対象部位で、該潤滑対象部位6は例えばピストンに
対するシリンダの摺動面、またはクランクシャフト、カ
ムシャフト、連接棒等の軸受部、さらにはロッカアーム
およびターボチャージャ等の可動部等を含んでいる。
【0009】7はオイルポンプ2から吐出された潤滑油
の一部をオイルパン1側に戻すバイパス管路を示し、該
バイパス管路7は流入側7Aが供給通路4の流入側4A
に接続され、流出側7Bがオイルパン1側に接続されて
いる。
【0010】8はバイパス管路7の途中に設けられたバ
イパスフィルタを示し、該バイパスフィルタ8はバイパ
ス管路7内を流れる潤滑油を濾過し、潤滑油内に混入し
た微細な摩耗粉や潤滑油の酸化物(スラッジ)等を除去
するようになっている。また、バイパスフィルタ8は予
め定められた所定の耐圧値PB (例えば15kg/cm
2 程度)を有するように設計されている。
【0011】9はエンジンの運転中にオイルポンプ2を
駆動させる駆動源で、該駆動源9はエンジン本体によっ
て構成してもよく、またはエンジン本体に付設された電
動モータ等によって構成してもよい。
【0012】従来技術によるエンジンの潤滑装置は上述
の如き構成を有するもので、次にその作動について説明
する。
【0013】まず、オイルポンプ2が駆動源9により駆
動されると、オイルパン1内の潤滑油はオイルストレー
ナ3で比較的大きなゴミ等を除去された後に、オイルポ
ンプ2から供給通路4を介して潤滑対象部位6に向けて
吐出供給される。そして、潤滑対象部位6を潤滑した潤
滑油はクランクケースの内部等を介してオイルパン1側
に戻される。
【0014】一方、オイルポンプ2から吐出された潤滑
油の一部(例えば20%程度)は、供給通路4の流入側
4Aからバイパス管路7内に流入し、バイパスフィルタ
8により微細な摩耗粉,スラッジ等を除去された後にオ
イルパン1側に戻される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、例えばエンジンの始動時等に、粘度が高い
状態の潤滑油をオイルポンプ2から吐出させると過剰圧
が発生することがあり、リリーフバルブ5はこの過剰圧
をオイルパン1側にリリーフさせることにより、オイル
ポンプ2や供給通路4等の潤滑系統を保護するようにし
ている。
【0016】しかし、リリーフバルブ5のリリーフ圧P
R を低い圧力に設定すると、オイルポンプ2から吐出す
る潤滑油の圧力が下がり、潤滑油をエンジン本体の潤滑
対象部位6に必ずしも十分に供給できなくなる。そこ
で、従来技術にあっては、リリーフバルブ5のリリーフ
圧PR を20kg/cm2 程度の圧力値に設定するよう
にしている。
【0017】一方、バイパスフィルタ8は、潤滑油中の
微細な摩耗粉,スラッジ等を効率よく除去するために、
メッシュ径の細かいフィルタによって形成しているか
ら、バイパスフィルタ8の耐圧値PB は、例えば15k
g/cm2 程度となっている。
【0018】このため、従来技術では、リリーフバルブ
5のリリーフ圧PR がバイパスフィルタ8の耐圧値PB
よりも高い圧力に設定されることにより、潤滑油の圧力
がリリーフバルブ5のリリーフ圧PR に近い圧力まで上
昇すると、バイパスフィルタ8には耐圧値PB を越える
圧力が作用し、バイパスフィルタ8が早期に損傷される
という問題がある。
【0019】これに対し、リリーフバルブ5のリリーフ
圧PR をバイパスフィルタ8の耐圧値PB よりも低い圧
力に設定したり、バイパス管路7の途中に絞りを設けた
りすることによって、潤滑油の圧力をバイパスフィルタ
8の耐圧値PB よりも下げることが考えられる。
【0020】しかし、例えば寒冷地でエンジンを始動さ
せるような場合には、粘度の高い潤滑油をオイルポンプ
2から吐出させるために、リーフバルブ5のリリーフ圧
PRよりも大きなサージ圧が発生し易い。そして、この
ようなサージ圧がバイパス管路7内等に発生すると、バ
イパスフィルタ8には耐圧値PB を越える圧力が瞬間的
に加えられ、バイパスフィルタ8が早期に損傷されると
いう問題がある。
【0021】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はオイルポンプから吐出される潤
滑油の圧力が高圧になったときでも、バイパスフィルタ
が損傷されるのを確実に防止でき、バイパスフィルタの
耐久性や信頼性を向上できるようにしたエンジンの潤滑
装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、エンジン本体に設けられ潤滑油が貯留
されるオイルパンと、該オイルパン内の潤滑油を前記エ
ンジン本体の潤滑対象部位に向けて吐出供給するオイル
ポンプと、該オイルポンプから吐出された潤滑油の一部
を前記オイルパン側に戻すバイパス管路と、該バイパス
管路の途中に設けられ該バイパス管路内を流れる潤滑油
を濾過するバイパスフィルタとを備えてなるエンジンの
潤滑装置に適用される。
【0023】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記バイパス管路には、前記バイパスフ
ィルタよりも上流側に位置して常時は開弁し、前記オイ
ルポンプから吐出される潤滑油の圧力が予め定められた
設定値を越えたときに閉弁する弁手段を設け、該弁手段
は閉弁時に前記バイパスフィルタ側に向けて潤滑油が流
通するのを阻止する構成としたことにある。
【0024】上記構成によれば、バイパスフィルタの耐
圧値よりも低い圧力で弁手段を閉弁させることにより、
オイルポンプから吐出される潤滑油の圧力が、バイパス
フィルタの耐圧値を越える前に弁手段を閉弁させること
ができ、高圧の潤滑油がバイパスフィルタ側に向けて流
通するのを阻止できる。
【0025】また、請求項2に記載の発明では、前記弁
手段は、前記バイパス管路の端部側をエンジン本体側に
取付けるための取付ボルトと、前記バイパス管路の一部
をなすように該取付ボルト内に形成された潤滑油通路
と、該潤滑油通路の途中に位置して前記取付ボルト内に
可動に設けられた弁体と、該弁体を常時開弁方向に付勢
するように前記取付ボルト内に設けられ、前記オイルポ
ンプから吐出される潤滑油の圧力が前記設定値を越えた
ときに該弁体が閉弁するのを許すスプリングとから構成
したことにある。
【0026】これにより、バイパス管路の端部側をエン
ジン本体等に取付ける取付ボルトで弁手段を構成でき、
該弁手段(取付ボルト)によってバイパス管路の端部側
をエンジン本体側(オイルポンプの吐出側)に接続でき
る。そして、オイルポンプから吐出された潤滑油の圧力
が前記設定値を越えたときには、取付ボルト内の弁体を
スプリングに抗して閉弁させ、該弁体により取付ボルト
内の潤滑油通路を遮断できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0028】ここで、図1ないし図4は本発明の実施例
を示し、本実施例では、従来技術と同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0029】図中、11は従来技術と同様に形成された
バイパス管路を示し、該バイパス管路11は流入側11
Aが供給通路4の流入側4Aに接続され、流出側11B
がオイルパン1側に接続されている。しかし、本実施例
では、バイパス管路11が、後述の配管12,13、取
付ボルト15およびシャットバルブ17の潤滑油通路2
1等から構成されている。
【0030】12,13はバイパス管路11の一部を構
成する配管で、該配管12,13の両端部には図2に示
す如く後述のジョイント14,14,…が取付けられ、
配管12の端部12Aは図4に示す如く、該ジョイント
14内に挿通される後述の取付ボルト18(シャットバ
ルブ17)によりエンジン本体の壁部16に締着されて
いる。
【0031】また、配管13の端部13Aは、ジョイン
ト14内に挿通される取付ボルト15を介してオイルパ
ン1側に接続され、配管12,13の端部12B,13
Bは同様に各取付ボルト15を介してバイパスフィルタ
8に接続される。
【0032】14,14,…は配管12,13の両側端
部に取付けられたジョイントで、該ジョイント14は図
4に示す如く、取付ボルト15またはシャットバルブ1
7が挿通される挿通穴14Aと、該挿通穴14Aの周囲
に形成された環状凹部14Bを有し、該環状凹部14B
内は配管12,13内に連通されている。
【0033】15,15,…は配管12,13用の取付
ボルトで、該各取付ボルト15は図3に示す如く先端側
が開口端となって有底筒状に形成され、その内部は軸穴
部15Aとなっている。そして、取付ボルト15の基端
側の側面には径方向通路15Bが形成されている。な
お、これらの各取付ボルト15は従来技術でも実際には
使用されているものである。
【0034】16は配管12の端部12Aが締着される
エンジン本体の壁部で、該壁部16には図4に示す如
く、エンジン本体内に位置して供給通路4の流入側4A
が形成されている。また、壁部16には、供給通路4の
流入側4Aに連通するねじ穴16Aが形成されている。
【0035】そして、オイルポンプ2から吐出された潤
滑油は、その一部がシャットバルブ17の開弁時に供給
通路4の流入側4Aから図2中の矢示A方向へと配管1
2の端部12A内に流入し、該配管12内を矢示B方向
に流通する。さらに、この潤滑油はバイパスフィルタ8
内を介して配管13内を矢示C方向に流通した後に、該
配管13の端部13Aからエンジンのオイルパン1側に
戻される。
【0036】17は本実施例による弁手段としてのシャ
ットバルブを示し、該シャットバルブ17は図1および
図2に示すように、バイパスフィルタ8よりも上流側
(流入側)に位置してバイパス管路11に設けられ、図
4に示す如く、後述の取付ボルト18、潤滑油通路2
1、ボール弁体22およびスプリング23から構成され
ている。また、シャットバルブ17は、配管12の端部
12Aに取付けられたジョイント14の挿通穴14A内
に挿通され、エンジン本体の壁部16のねじ穴16Aに
螺着されている。
【0037】18はシャットバルブ17の弁ケーシング
をなす取付ボルトを示し、該取付ボルト18は先端側が
開口端となった有底筒状に形成され、その内部には基端
側の小径穴部18Aと、先端(開口端)側の大径穴部1
8Bとが設けられている。また、取付ボルト18の側面
には径方向通路18C,18Cが小径穴部18Aに連通
するように形成されている。
【0038】さらに、小径穴部18Aと大径穴部18B
との間はテーパ状に拡径する環状の拡径部となり、この
拡径部はボール弁体22が離,着座する弁座19となっ
ている。また、取付ボルト18には、大径穴部18Bの
開口端側に位置して例えば2個のカシメ部20,20が
直径方向で対向するように形成され、該各カシメ部20
はボール弁体22を大径穴部18B内に抜止め状態に保
持している。なお、取付ボルト18は、例えば取付ボル
ト15に対して軸穴部15Aの開口端側からドリル加工
して大径穴部18Bを形成することにより、製作できる
ものである。
【0039】21は取付ボルト18内に形成された潤滑
油通路で、該潤滑油通路21は、取付ボルト18の小径
穴部18A、大径穴部18Bおよび各径方向通路18C
からなり、バイパス管路11の一部を構成している。
【0040】22は潤滑油通路21の途中に位置して取
付ボルト18内に可動に配設された弁体としてのボール
弁体を示し、該ボール弁体22はその外径が取付ボルト
18の小径穴部18Aの内径よりも大径で、大径穴部1
8Bの内径よりも小径となるように形成されている。
【0041】そして、シャットバルブ17の開弁時に
は、バイパス管路11の配管12と供給通路4の流入側
4Aが潤滑油通路21を介して連通される。また、シャ
ットバルブ17の閉弁時には、ボール弁体22が弁座1
9に着座して潤滑油通路21が途中で遮断され、供給通
路4内の潤滑油はバイパスフィルタ8側に向けて配管1
2内に流入するのを阻止される。
【0042】23はボール弁体22を常時開弁方向に付
勢するスプリングを示し、該スプリング23は取付ボル
ト18の小径穴部18A内に配設され、シャットバルブ
17の設定値となる閉弁圧PS を決定するものである。
そして、スプリング23は、取付ボルト18の大径穴部
18B内に流入する潤滑油の圧力が閉弁圧PS を越えた
ときに、ボール弁体22が弁座19に着座して閉弁する
のを許す構成となっている。
【0043】ここで、閉弁圧PS は、リリーフバルブ5
のリリーフ圧PR およびバイパスフィルタ8の耐圧値P
B よりも小さい値(PR >PB >PS )として予め定め
られた設定値であり、例えば12kg/cm2 程度の圧
力値に設定されている。
【0044】24,24,…は潤滑油をシールするパッ
キンで、該各パッキン24は取付ボルト15またはシャ
ットバルブ17と壁部16側との間等に締代をもって装
着されている。
【0045】本実施例によるエンジンの潤滑装置は上述
の如き構成を有するもので、次にその作動について説明
する。
【0046】まず、オイルポンプ2から吐出される潤滑
油は従来技術と同様に、オイルポンプ2から供給通路4
を介して潤滑対象部位6に向けて吐出供給され、その一
部は潤滑油の圧力がリリーフバルブ5のリリーフ圧PR
およびシャットバルブ17の閉弁圧PS よりも小さいと
きに、シャットバルブ17内の潤滑油通路21を介して
バイパス管路11側に流入し、該バイパス管路11を介
してオイルパン1側に戻される。
【0047】即ち、潤滑油の一部は図4に示す如く、エ
ンジン本体の壁部16内の供給通路4(流入側4A)か
らシャットバルブ17内の潤滑油通路21へと矢示A方
向に流入し、該潤滑油通路21等を介して配管12内を
バイパスフィルタ8に向けて図2中の矢示B方向に流通
する。
【0048】一方、オイルポンプ2から吐出される潤滑
油の圧力が上昇し、シャットバルブ17の閉弁圧PS を
越えたときには、この潤滑油の圧力により図4中に示す
ボール弁体22がスプリング23に抗して矢示A方向に
押動され、弁座19に着座する。この結果、潤滑油通路
21が遮断されてシャットバルブ17が閉弁し、潤滑油
はバイパス管路11側に流入するのを阻止される。
【0049】かくして、本実施例では、バイパスフィル
タ8の上流側(流入側)に位置してバイパス管路11に
シャットバルブ17を設ける構成としたから、オイルポ
ンプ2から吐出される潤滑油の圧力がシャットバルブ1
7の閉弁圧PS を越えたときには、シャットバルブ17
を閉弁させることにより、この潤滑油がバイパスフィル
タ8側に流入するのを確実に阻止することができる。
【0050】従って、本実施例によれば、例えばエンジ
ンの始動時等にオイルポンプ2から吐出される潤滑油の
圧力が上昇し、バイパスフィルタ8の耐圧値PB よりも
高圧となった場合でも、この潤滑油によりバイパスフィ
ルタ8が損傷されるのを確実に防止でき、バイパスフィ
ルタ8の耐久性および信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【0051】また、シャットバルブ17を取付ボルト1
8内に形成したから、バイパス管路11に設ける弁手段
を小型化できる上に、バイパス管路11にシャットバル
ブ17用のスペースを新たに設けることなく該シャット
バルブ17を容易に取付けることができる。
【0052】さらに、シャットバルブ17を設けること
により、その閉弁圧PS をバイパスフィルタ8の耐圧値
PB 等に応じて適切に設定でき、従ってリリーフバルブ
5のリリーフ圧PR を他の設計上の要求等に応じて自由
に設定することができる。
【0053】また、シャットバルブ17をバイパス管路
11に設け、該バイパス管路11を介した潤滑油の戻し
を潤滑油の圧力が高圧なときにのみ遮断する構成とした
から、潤滑対象部位6に供給される潤滑油の流れを妨げ
たり、バイパスフィルタ8による潤滑油の濾過を長時間
に亘って停止させたりすることなくバイパスフィルタ8
を確実に保護することができる。
【0054】一方、シャットバルブ17を、従来技術と
同様の取付ボルト15から形成した取付ボルト18と、
ボール弁体22およびスプリング23とからなる構成と
したから、シャットバルブ17を簡単な加工作業で製作
でき、従来技術において配管12の端部12Aに取付け
られた取付ボルト15をシャットバルブ17に交換する
だけで、バイパスフィルタ8を簡単に保護することがで
きる。
【0055】即ち、シャットバルブ17の形成時には、
取付ボルト15に対して例えばドリル加工等を施すこと
により形成した取付ボルト18内にスプリング23とボ
ール弁体22とを挿嵌し、その後に取付ボルト18の開
口端側の一部を潤滑油通路21内に向けてかしめ、各カ
シメ部20を形成することによってシャットバルブ17
を容易に形成することができる。
【0056】なお、前記実施例では、シャットバルブ1
7(取付ボルト18)により配管12をエンジン本体の
壁部16に締着する構成としたが、本発明はこれに限ら
ず、潤滑油の圧力が所定の設定値を越えたときに閉弁す
るシャットバルブを、例えばエンジン本体内でバイパス
管路11に設ける構成としてもよい。
【0057】また、前記実施例では、建設機械に搭載さ
れるエンジンの潤滑装置を例に挙げて述べたが、本発明
はこれに限らず、強制潤滑式の潤滑装置を備えたエンジ
ンであれば適用でき、例えば自動車のエンジンや、産業
用機械、農耕用機械等のエンジンに適用してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、バイパスフィルタの上流側に位置してバイ
パス管路に弁手段を設ける構成としたから、オイルポン
プから吐出される潤滑油の圧力が所定の設定値を越えた
ときには、この潤滑油がバイパスフィルタ側に流入する
のを弁手段によって確実に阻止できる。従って、例えば
エンジンの始動時等にオイルポンプから吐出される潤滑
油の圧力が高圧となった場合でも、これによりバイパス
フィルタが損傷されるのを確実に防止でき、バイパスフ
ィルタの耐久性および信頼性を大幅に向上させることが
できる。
【0059】また、請求項2に記載の発明によれば、バ
イパス管路の端部側をエンジン本体側に取付ける取付ボ
ルトと、該取付ボルト内の潤滑油通路と、弁体およびス
プリングとによって弁手段を構成したから、弁手段の小
型化を図ることができ、該弁手段をバイパス管路に容易
に取付けることができる。また、弁手段を現行品の取付
ボルトから簡単に形成でき、現行品の取付ボルトを弁手
段に交換するだけで、バイパスフィルタを簡単に保護す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるエンジンの潤滑装置を示
す回路図である。
【図2】バイパス管路の配管、シャットバルブ、取付ボ
ルトおよびバイパスフィルタ等を示す分解斜視図であ
る。
【図3】図2中の取付ボルトを示す縦断面図である。
【図4】図2中のシャットバルブにより配管をエンジン
本体側に締着させた状態を示す縦断面図である。
【図5】従来技術によるエンジンの潤滑装置を示す図1
と同様の回路図である。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 オイルポンプ 6 潤滑対象部位 8 バイパスフィルタ 11 バイパス管路 16 エンジン本体の壁部 17 シャットバルブ(弁手段) 18 取付ボルト 21 潤滑油通路 22 ボール弁体(弁体) 23 スプリング PS 閉弁圧(設定値)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体に設けられ潤滑油が貯留さ
    れるオイルパンと、該オイルパン内の潤滑油を前記エン
    ジン本体の潤滑対象部位に向けて吐出供給するオイルポ
    ンプと、該オイルポンプから吐出された潤滑油の一部を
    前記オイルパン側に戻すバイパス管路と、該バイパス管
    路の途中に設けられ該バイパス管路内を流れる潤滑油を
    濾過するバイパスフィルタとを備えてなるエンジンの潤
    滑装置において、 前記バイパス管路には、前記バイパスフィルタよりも上
    流側に位置して常時は開弁し、前記オイルポンプから吐
    出される潤滑油の圧力が予め定められた設定値を越えた
    ときに閉弁する弁手段を設け、該弁手段は閉弁時に前記
    バイパスフィルタ側に向けて潤滑油が流通するのを阻止
    する構成としたことを特徴とするエンジンの潤滑装置。
  2. 【請求項2】 前記弁手段は、前記バイパス管路の端部
    側をエンジン本体側に取付けるための取付ボルトと、前
    記バイパス管路の一部をなすように該取付ボルト内に形
    成された潤滑油通路と、該潤滑油通路の途中に位置して
    前記取付ボルト内に可動に設けられた弁体と、該弁体を
    常時開弁方向に付勢するように前記取付ボルト内に設け
    られ、前記オイルポンプから吐出される潤滑油の圧力が
    前記設定値を越えたときに該弁体が閉弁するのを許すス
    プリングとから構成してなる請求項1に記載のエンジン
    の潤滑装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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