JPH1054242A - 筒内噴射型エンジン - Google Patents
筒内噴射型エンジンInfo
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- JPH1054242A JPH1054242A JP8212785A JP21278596A JPH1054242A JP H1054242 A JPH1054242 A JP H1054242A JP 8212785 A JP8212785 A JP 8212785A JP 21278596 A JP21278596 A JP 21278596A JP H1054242 A JPH1054242 A JP H1054242A
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Abstract
るインジェクタを備えた火花点火式の筒内噴射型エンジ
ンにおいて、燃焼室の吸気ポート側の側方にインジェク
タの取付スペースを確保するとともに、吸気抵抗の増大
を招くことなく吸気ポートを合理的に配置する。 【解決手段】 シリンダボア軸線に対する吸気弁10の
バルブ軸線の傾き角θ1が排気弁11のバルブ軸線の傾
き角θ2より小さくなるように吸・排気弁を配置し、燃
焼室5の天井部における吸気ポート開口側の壁面および
排気ポート開口側の壁面を上記各バルブ軸線と直交する
ように形成するとともに、吸気ポート開口側の燃焼室側
方におけるシリンダヘッド1の下部にインジェクタ15
を配置し、このインジェクタ15と吸気弁軸との間の部
分に、燃焼室5からシリンダヘッド1の側方上部に向け
て延びる吸気ポート6,7を形成する。
Description
るとともに、成層燃焼のために燃焼室内に直接燃料を噴
射するインジェクタを備えた筒内噴射型エンジンに関す
るものである。
エンジンにおいて、成層燃焼による燃費改善を図るた
め、インジェクタを燃焼室に臨むように設けて、このイ
ンジェクタから燃料を燃焼室内に直接噴射供給するよう
にした筒内噴射型エンジンは知られている。例えば特開
平6−81651号公報に示されたエンジンは、シリン
ダブロックのシリンダボア内に嵌挿されたピストンの上
面とこれに対向するシリンダヘッド下面との間に燃焼室
を形成し、燃焼室天井部に吸気ポートおよび排気ポート
を開口させ、これらのポートを開閉する吸気弁および排
気弁を配設し、かつ、燃焼室の略中央部に臨む点火プラ
グを設けるとともに、シリンダヘッドの燃焼室の側方に
インジェクタを配置し、インジェクタの先端が燃焼室の
周縁部付近から燃焼室内に臨むようにしている。
面側の燃焼室天井部は、吸気ポート開口側の壁面と排気
ポート開口側の壁面とが頂部を挟んで略対称に傾斜した
ペントルーフ型となっており、吸気弁および排気弁は吸
気ポート側の壁面および排気ポート側の壁面に対してバ
ルブ軸が直交し、つまりシリンダボア軸線の両側に両バ
ルブ軸線が略対称に傾いた状態に配置されている。
響を避けるため燃焼室の吸気ポート側の側方に配置する
ことが望ましく、このようにする場合の構造として上記
公報の図1〜図8に示された例では、吸気弁側の側方下
部にインジェクタを配置し、このインジェクタの先端部
を燃焼室天井部における吸気ポート開口側の壁面の周縁
部に臨ませるようにする一方、上記吸気ポートは、吸気
弁のバルブ軸やその下方のインジェクタ配置部分を避け
るため、上流側が上記吸気弁のバルブ軸よりも上方に向
かって延び、シリンダヘッドの上方でインテークマニホ
ールドに接続されている。
室がペントルーフ型となっていて、その天井部の片側の
傾斜面に吸気ポートの開口部が配設されるとともに、こ
の吸気ポート開口部よりシリンダボア外周側にインジェ
クタの先端部が臨ませられるが、このような燃焼室構造
では吸気ポートの開口面積を大きくするとインジェクタ
の先端部を臨ませるためのスペースが充分に得られず、
インジェクタ先端部の配置スペース確保のためには吸気
ポートの開口面積が小さくなるといった問題がある。
弁のバルブ軸より上方に向かって延びているが、このよ
うなポートの配置では、燃焼室内にスワール(横渦)を
生成することが困難で乱流生成がタンブルに限られると
いった制約を受けるとともに、吸気ポートに接続される
吸気マニホールドがシリンダヘッド上方に突出するの
で、エンジンの全高が増大し、コンパクト化を妨げる等
の不都合がある。
ト等の面からは、吸気ポートの上流側部分が吸気弁のバ
ルブ軸より下方に延びるように配置することが望ましい
が、燃焼室がペントルーフ型のエンジンでは上記吸気弁
のバルブ軸線がシリンダボア軸線に対して比較的大きく
傾いているので、この吸気弁のバルブ軸が配設されてい
る部分の下方にインジェクタと吸気ポートとを配置する
ことはスペース的に難しく、敢えて配置しようとすると
インジェクタを避けるべく吸気ポートを屈曲させること
で吸気抵抗が増大する等の問題が生じる。
気ポート側の側方にインジェクタの取付スペースを確保
するとともに、吸気抵抗の増大を招くことなく吸気ポー
トも合理的に配置することができ、成層燃焼を効果的に
行うことができる筒内噴射型エンジンを提供することを
目的とする。
に、本発明は、シリンダボア内に配置されたピストンの
上面とこれに対向するシリンダヘッド下面との間に燃焼
室を形成し、上記燃焼室に開口する吸気ポートおよび排
気ポートをシリンダヘッドに形成するとともに、上記吸
気ポートおよび排気ポートを開閉する吸気弁および排気
弁と、燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタと、点火
プラグとをシリンダヘッドに配設した筒内噴射型エンジ
ンにおいて、シリンダボア軸線に対する吸気弁のバルブ
軸線の傾き角が排気弁のバルブ軸線の傾き角より小さく
なるようにこれらの弁を配置し、燃焼室の吸気ポート開
口側の壁面および排気ポート開口側の壁面をそれぞれ吸
気弁のバルブ軸線および排気弁のバルブ軸線と直交する
ように形成するとともに、吸気ポート開口側の燃焼室側
方におけるシリンダヘッドの下部にインジェクタを配置
し、このインジェクタと吸気弁軸との間の部分に、燃焼
室からシリンダヘッドの側方上部に向けて延びる吸気ポ
ートを形成したものである。
の燃焼室天井部分において、排気ポート開口側の壁面が
ある程度大きく傾斜するのに対し、吸気ポート開口側の
壁面は傾斜が小さくなり、この壁面の端部の下方にイン
ジェクタの先端部を臨ませるためのスペースが確保され
る。こうして、シリンダヘッドにおける燃焼室の吸気ポ
ート側の側方にインジェクタ取付スペースが確保され
る。また、吸気弁のバルブ軸線の傾き角が小さくなって
いることにより、吸気弁のバルブ軸配設部分とインジェ
クタ配置部分との間に、吸気ポート配置のための充分な
スペースが得られ、このスペース内で吸気ポートが燃焼
室からシリンダヘッドの側方上部に向けて延びるように
形成されることにより、吸気抵抗軽減等に有利なポート
配置が得られる。
て、スワール生成用の第1吸気ポートと、タンブル生成
用の第2吸気ポートとを並列に設けておけば、運転状態
等に応じて燃焼室内にスワール、タンブルを生成するこ
とが可能となる。
トの下流端側部分の燃焼室に対する入射角を同一とし、
この部分より上流側で第2吸気ポートを第1吸気ポート
よりも上方にずらせて形成し、この第2吸気ポートの上
流側に、各気筒連動の開閉弁を設けるようにすると、ス
ワール、タンブルの調整が効果的に行われる。
しくするため両吸気ポートの下流端側部分の燃焼室に対
する入射角は同一とするが、この部分より上流側では、
両吸気ポートを上記のように上下にずらせることによ
り、第1吸気ポートによるスワール生成および第2吸気
ポートによるタンブル生成に適したポート配置が得られ
る。この場合、上記のように吸気弁のバルブ軸配設部分
とインジェクタ配置部分との間に充分なスペースを有す
ることから、このようなポート配置が可能となる。ま
た、両ポートの上流側が上下にずれていることから、第
2吸気ポートの上流側に各気筒連動の開閉弁が容易に組
み込まれる。
構はシリンダヘッド上に吸気弁側および排気弁側の両カ
ム軸を並列に配置したDOHCとし、両カム軸のシリン
ダボア軸線方向の高さ位置関係として排気弁側カム軸の
高さを吸気弁側カム軸の高さよりも低く設定するととも
に、上記排気弁側カム軸を伝動手段を介してクランク軸
により駆動し、吸気弁側カム軸を排気弁側カム軸により
連動手段を介して駆動するようにしておけば、エンジン
全高を低くするのに有利となる。
とでバルブ軸線の傾きが相違していることに対応して、
上記両カム軸の高さが相違するが、排気弁側カム軸が伝
動手段を介してクランク軸により駆動されることによ
り、吸気側カム軸より低い位置にある排気側カム軸に上
記伝動手段のプーリ等が設けられることとなり、この部
分のエンジン高さが低く抑えられる。
上に吸気弁側および排気弁側の両カム軸を並列に配置し
たDOHCとし、両カム軸のシリンダボア軸線方向の高
さ位置関係として排気弁側カム軸の高さを吸気弁側カム
軸の高さよりも低く設定するとともに、上記吸気弁側カ
ム軸を伝動機構を介してクランク軸により駆動し、排気
弁側カム軸を吸気弁側カム軸により連動手段を介して駆
動するようにカム軸駆動系を構成するとともに、車両の
ボンネット下方のエンジンルーム内におけるエンジンの
配置として、カム軸が車幅方向に延びる横置きで、か
つ、吸気弁側カム軸が排気弁側カム軸よりも車両後方側
に位置するように構成してもよい。
車両後方側に比べて排気弁側カムが位置する車両前方側
でエンジン高さが低くなり、前下がりのボンネットライ
ンに即応した形態が得られる。
により構成しておけば、カム軸間の距離を狭めることが
できるので、吸気弁のバルブ軸線の傾きが小さくされる
ことで吸・排気弁のバルブ軸の挟み角が小さくなった場
合に有利である。
いて説明する。図1は本発明の一実施形態による筒内噴
射型エンジンの断面図、図2は燃焼室部分の平面視の概
略図である。これらの図において、1はシリンダブロッ
ク2上に設置されたシリンダヘッド、3はシリンダブロ
ック2のシリンダボア4内に配置されたピストンであ
り、ピストン3の上面とシリンダヘッド1の下面との間
に燃焼室5が形成されており、この部分におけるシリン
ダヘッド1の下面側には燃焼室5の天井部を構成する凹
陥部が設けられている。
する吸気ポートおよび排気ポートが形成され、当実施形
態では気筒毎に2個の吸気ポート6,7と2個の排気ポ
ート8,9とが形成されている。各吸気ポート6,7に
はそれぞれ吸気弁10が装備され、各排気ポート8,9
にはそれぞれ排気弁11が装備されており、吸気弁用カ
ム軸12および排気弁用カム軸13の各カムにより吸気
弁10および排気弁11が駆動されるようになってい
る。さらに、燃焼室5内に直接燃料を噴射するインジェ
クタ15と、点火プラグ16とがシリンダヘッド1に取
り付けられている。
ボア軸線に対するバルブ軸線の傾き角θ1,θ2が異な
っていて、排気弁11の傾き角θ2より吸気弁10の傾
き角θ1の方が小さくなるようにこれらの弁10,11
の配置が設定され、燃焼室5の吸気ポート開口側の壁面
および排気ポート開口側の壁面がそれぞれ吸気弁10の
バルブ軸線および排気弁11のバルブ軸線と直交するよ
うに形成されている。また、吸気ポート開口側の燃焼室
側方においてシリンダヘッド1の下部にインジェクタ1
5が配置され、このインジェクタ15と吸気弁軸との間
の部分に吸気ポート6,7が形成されている。
体的構造は次のようになっている。
と直交する方向(シリンダヘッド1とシリンダブロック
2の合わせ面の方向)を水平方向とすると、排気弁11
のバルブ軸線は垂直方向に対して比較的大きく傾いてい
るが、吸気弁10のバルブ軸線は略垂直方向に立ってい
る。そして、燃焼室5の天井部にはその略中央の頂部を
挟んで片側に吸気ポート6,7が開口し、他の側に排気
ポート8,9が開口するが、排気ポート開口側は排気弁
11のバルブ軸線と直交する傾斜面、つまり燃焼室中央
頂部から次第にシリンダヘッド下端面(シリンダブロッ
ク2との合わせ面)に近づくような所定角度の傾斜面と
され、一方、吸気ポート開口側は吸気弁10のバルブ軸
線と直交する略水平面とされており、この吸気ポート側
の面の周辺とシリンダヘッド下端面との間に縦壁部18
が設けられている。こうして、カム軸12,13と直交
する方向の断面で見た燃焼室形状は略台形となっている
(図1参照)。
ポート開口側の部分の側方においてシリンダヘッド1の
下部に取り付けられ、インジェクタ15の先端部が上記
縦壁部18から燃焼室5内に臨み、斜め下方に向けて燃
料を噴射するように配置されている。そして、少なくと
も低速低負荷域では成層燃焼のため上記インジェクタ1
5から圧縮行程後期に燃料が噴射され、例えば低・中速
域における低・中負荷域で圧縮行程噴射が行われ、高負
荷域や高速域では均一燃焼のため吸気行程で燃料噴射が
行われるように、図外のコントロールユニットにより噴
射タイミングが制御されている。
スワールインジェクタにより構成される。この高圧スワ
ールインジェクタは、噴霧25にスワールを生じさせて
微粒化を促進するとともに、燃焼室5内の圧力が高くな
る圧縮行程後期に噴射が行われるときには噴霧角が30
°以下の狭角となり、燃焼室5内の圧力が低い吸気行程
で噴射が行われるときには圧縮行程後期噴射と比べて噴
霧角が広がるようになっている。
中央部からインジェクタ15に対向する側(排気側)の
燃焼室周縁部付近にまで亘ってリセス26が形成されて
いる。このリセス26はインジェクタ15からの噴射方
向の前方側ほど次第に凹陥し、かつ、該噴射方向と直交
する方向の幅が圧縮行程後期噴射におけるインジェクタ
15の噴射幅よりも大きくなっている。なお、上記リセ
ス26により燃焼室容積が増大して圧縮比が低下する傾
向を是正するため、ピストン3上面の吸気側の部分には
上方に突出する突出部27が設けられている。
部が対向する燃焼室端(ピストン3が上死点付近にある
ときのリセス26の終端)までの距離は、圧縮行程後期
噴射における噴射開始から点火時期までの間の噴霧到達
距離よりも大きく設定されている。また、上記点火プラ
グ16は、燃焼室天井部の略中央部に配置され、その先
端の点火ギャップ16aが燃焼室5内に突出して、イン
ジェクタ15からの噴霧エリア内に介在するように配置
されており、インジェクタ15の先端部から点火ギャッ
プ16aまでの距離は上記噴霧到達距離よりも小さく設
定されている。
ェクタ15と吸気弁軸との間の部分を通って上流側が斜
め上方に延び、シリンダヘッド1の一側方上部に達して
いる。この両ポート6,7には、これらに対応する吸気
通路21,22を備えた吸気マニホールド20が接続さ
れている。
ポート6はスワール生成用のポート、第2吸気ポート7
はタンブル生成用のポートであって、両吸気ポート6,
7は下流端側部分の燃焼室5に対する入射角が同一であ
るが、スロート部より上流で第2吸気ポート7が第1吸
気ポート6よりも上方にずれている。また、上記第2吸
気ポート7の上流部もしくはこれに連なる吸気通路22
に、この吸気ポート7を開閉するスワール調節弁(開閉
弁)23が設けられている。各気筒に対してそれぞれ設
けられるスワール調節弁23は共通の軸23aを介して
連動し、図外のアクチュエータで駆動されるようになっ
ている。
れたときには第1吸気ポート6からの吸気によって燃焼
室5内にスワール(横渦)が生成され、スワール調節弁
23が開かれるとその開度が大きくなるにつれて上記ス
ワールが弱められるとともに第2吸気ポート7からの吸
気によってタンブル(縦渦)が生成されるようになって
いる。
ールユニットにより運転状態に応じて制御される。例え
ば、圧縮行程噴射が行われる運転領域の中でのエンジン
負荷に応じた制御としては、低負荷域ではスワールによ
る噴霧の過拡散や曲がりが生じることを避けるためスワ
ール調節弁23がある程度開かれてスワールが比較的弱
くされ、負荷が高くなるにつれスワール調節弁23の開
度が小さくされてスワールが強められる。また、圧縮行
程噴射が行われる運転領域の中でのエンジン回転数に応
じた制御としては、回転数が高くなるにつれ、絶対流速
の増加に見合うようにスワール比を小さくすべくスワー
ル調節弁23の開度が大きくされる。
の吸・排気弁を駆動する動弁機構等を示している。これ
らの図と前記の図1とに示すように、動弁機構は、シリ
ンダヘッド1上に吸気弁側および排気弁側の両カム軸1
2,13が並列に配置されたDOHC(ダブルオーバー
ヘッドカムシャフト)となっている。
線方向の高さ位置関係としては、上記のような吸・排気
弁10,11の配置に対応して、排気弁側カム軸13の
高さが吸気弁側カム軸12の高さよりも低く設定されて
いる。つまり、吸気弁10と排気弁11とは弁軸の長さ
が略同じであるが、吸気弁軸より排気弁軸の傾きが大き
いために、弁軸上端位置は吸気弁10より排気弁11の
方が低くなり、このような弁軸上端の位置関係に対応し
て、両カム軸12,13が上記のような高さ位置関係に
配置されている。
軸13が伝動手段を介してクランク軸30により駆動さ
れるとともに、吸気弁側カム軸12が排気弁側カム軸に
より連動手段を介して駆動されるようになっている。
端部に設けられたクランクプーリ31と、排気弁側カム
軸13の前端に設けられたカムプーリ32と、これらに
掛け渡されたタイミングベルト33と、アイドラ34、
テンショナ35等で構成された伝動手段により、クラン
ク軸30の回転が排気弁側カム軸13に伝達され、か
つ、カムプーリ32がクランクプーリ31の2倍のプー
リ径とされることにより、排気弁側カム軸13がクラン
ク軸30に対して1/2の速度で回転するようになって
いる。また、両カム軸12,13の前端近傍には、カム
軸間の連動手段として同径のギヤ36,37が設けら
れ、これらのギヤ36,37が互いに噛合することによ
り、両カム軸12,13が同速度で互いに逆方向に回転
するようになっている。
ーリ31に加えて補機駆動用プーリ41が設けられ、こ
のプーリ41に掛けられた補機駆動用ベルト42により
オルタネータ43、ウォーターポンプ44等が駆動され
るようになっている。また、シリンダヘッド1の上部に
おいて、排気弁側カム軸13の後端部の側方にはディス
トリビュータ取付部45が設けられて、この取付部45
に取付けられるディストリビュータ(図示せず)が排気
弁側カム軸13で駆動され、一方、吸気弁側カム軸12
の後端部の側方には燃料ポンプ46が取付けられて、こ
の燃料ポンプ46が吸気弁側カム軸12でベルト47を
介して駆動されるようになっている。
を、次に説明する。
は、圧縮行程後期に上記インジェクタ15から燃焼室5
内に燃料が噴射され、成層燃焼が行われる。この場合、
当実施形態では、インジェクタ15の先端部からこれに
対向する燃焼室端までの距離が圧縮行程後期における噴
射開始から点火時期までの間の噴霧到達距離よりも大き
くされるとともに、インジェクタ15からの噴霧エリア
に点火ギャップ16aが介在し、かつ、インジェクタ1
5の先端部から点火ギャップ16aまでの距離が上記噴
霧到達距離よりも小さくされていることにより、点火ギ
ャップ16a回りに適度の濃度に噴霧が存在して着火安
定性が確保されつつ、燃焼室壁面への燃料の付着が防止
される。このため、HCの排出が低減され、燃費および
エミッション性能が向上される。
とタンブル生成用の第2吸気ポート7とが配設され、そ
の第2吸気ポート7に対して設けられたスワール調節弁
23が運転状態に応じて制御されることにより、例え
ば、成層燃焼が行われる運転領域内で高負荷側ほどスワ
ール比が大きくされ、また高回転側ほどスワール比が小
さくされる。このような制御により、成層燃焼が良好に
行われる。
側からの熱的影響を避けるためシリンダヘッド1におけ
る燃焼室5の吸気ポート側の側方に配置されが、前記の
ような燃焼室形状によってインジェクタ15の取付スペ
ースが確保される。すなわち、シリンダボア軸線に対す
る吸気弁12のバルブ軸線の傾き角が小さくされ、燃焼
室天井部における吸気ポート開口側の面が略水平面とさ
れて、燃焼室5が断面略台形に形成され、この燃焼室5
における吸気ポート開口側の面の周辺とシリンダヘッド
下端面との間の縦壁部18に先端が臨むようにインジェ
クタ15が配置される。こうして、吸気ポート開口部の
配置面積を狭めることなく、インジェクタ15の取付る
ためのスペースが確保される。
れた部分とシリンダヘッド1の下部に位置するインジェ
クタ15との間のスペースに第1,第2の両吸気ポート
6,7が効果的に配置されている。とくに、シリンダボ
ア軸線に対する吸気弁10のバルブ軸線の傾き角が小さ
くされていることにより、この吸気弁軸の配設部分と上
記インジェクタ15との間のスペースが広くなってお
り、このスペース内で上記両吸気ポート6,7は上流側
が斜め上方に延びるとともに下流側が緩やかに屈曲して
燃焼室5に至るように形成されているので、吸気抵抗が
充分に低減される。
において第1ポート6より第2ポート7が上方に位置す
るように上下にずれていることにより、第1吸気ポート
6から燃焼室5に流入する吸気は水平方向に対する角度
が比較的小さくなり、第2吸気ポート7から燃焼室5に
流入する吸気は水平方向に対する角度が比較的大きくな
る。従って、第1吸気ポート6および第2吸気ポート7
がそれぞスワール、タンブルの生成に適したものとな
る。また、第2吸気ポート7の上流部もしくはこれに連
なる吸気通路22にスワール調節弁23が設けられ、各
気筒のスワール調節弁23が共通の軸23aで連結され
るが、両吸気ポート6,7が上流側において互いに上下
にずれていることにより、上記スワール調節弁23およ
び軸23aを取り付ける場合に第1吸気ポート6が邪魔
になることがない。
ダヘッド1の側方でインレットマニホールド20に接続
されるので、前述の特開平6−81651号公報に示さ
れるようにシリンダヘッドの上方で吸気ポートがインレ
ットマニホールドに接続される構造と比べ、エンジン全
高を低くすることができる。
設された吸気弁側および排気弁側の両カム軸12,13
を備え、その一方のカム軸が伝動手段を介してクランク
軸30で駆動されるとともに、両カム軸12,13が連
動手段を介して連動されているが、このような構造にお
いて、とくに当実施形態では排気弁側カム軸13がクラ
ンク軸30で駆動されるようになっていることにより、
エンジン全高を低くすることができる。
ブ軸線の傾きは吸気弁10より排気弁11の方が大きい
ために、バルブ軸の長さが略同じでもバルブ軸上端位置
は吸気弁10より排気弁11の方が低く、これに対応し
て上記両カム軸12,13の位置関係も排気弁側カム軸
13の方が吸気弁側カム軸12より低くなっている。一
方、上記伝動手段におけるカムプーリ32はカム軸の回
転をクランク軸30の回転の1/2とするため比較的径
が大きく、このカムプーリ32の位置が高いとベルトカ
バーの上端がシリンダヘッド1の上方に大きく突出し、
エンジン全高が高くなるが、上記両カム軸12,13の
うちで高さ位置が低い排気弁側カム軸13に上記カムプ
ーリ32が設けられていることにより、吸気側カム軸に
カムプーリが設けられるよりもエンジン全高が低くな
る。
る。この実施形態のエンジンも、インジェクタ15から
燃料を燃焼室5内に直接噴射する筒内噴射型エンジンで
あって、燃焼室形状やインジェクタ15および吸・排気
ポートの配置等は第1の実施形態と同様であり、また動
弁機構がDOHCであって、吸気弁側、排気弁側の両カ
ム軸のうちの一方が伝動手段を介してクランク軸30で
駆動され、かつ、両カム軸がギヤ等の連動手段を介して
連動されている点も第1の実施形態と同様である。ただ
し、当実施形態では、上記両カム軸のうちの吸気弁側カ
ム軸12がクランク軸30で駆動され、つまり、吸気弁
側カム軸12にカムプーリ32´が設けられ、これとク
ランクプーリ31とにタイミングベルト33が掛けわた
されている。
下方のエンジンルーム内に、カム軸が車幅方向に延びる
横置きで、かつ、吸気弁側カム軸12が排気弁側カム軸
より車両後方側に位置するように配置されている。
10と排気弁11のバルブ軸線の傾きの相違に対応し
て、吸気弁側カム軸12が排気弁側カム軸より高位置に
あり、その吸気弁側カム軸12に大径のカムプーリ32
´が設けられていることにより、吸気弁側カム軸12が
位置する側でベルトカバーが上方に大きく突出して、こ
の部分のエンジン高さが高くなる。しかし、このエンジ
ンをエンジンルーム内に吸気弁側カム軸12を車両後方
側に位置する状態に横置き配置した場合、エンジン高さ
は、吸気弁側カム軸12が位置する車両後方側と比べて
排気弁側カム軸が位置する車両前方側で低くなるため、
前下がりのボンネット50のラインに即した形状とな
り、エンジンルームへの収まりが良くなる。
50が比較的大きく前下りとなっている車両にエンジン
を横置きで搭載するような場合に適している。一方、第
1の実施形態の構造は車両にエンジンを縦置きで搭載す
るような場合や、ボンネットラインが比較的平坦な車両
に搭載するような場合に適している。
体的構造は上記実施形態に限定されず、種々変更可能で
ある。
の連動手段はギヤ36,37に限らず、チェーン等を用
いてもよい。ただし、図示の実施形態のようにギヤ3
6,37を用いれば、チェーン等と比べ、両カム軸の距
離を狭めることができる。従って、吸気弁のバルブ軸線
の傾きが小さくなることで吸・排気弁のバルブ軸間の挾
み角が小さくなっても、支障をきたすことがない。
段としては、上記タイミングベルト33の代りにチェー
ンを用いてもよい。
ジンにおいて、シリンダボア軸線に対するバルブ軸線の
傾き角が排気弁より吸気弁の方が小さくなるように吸・
排気弁を配置し、燃焼室天井部における吸気ポート開口
側の壁面および排気ポート開口側の壁面を上記各バルブ
軸線と直交するように形成するとともに、吸気ポート開
口側の燃焼室側方におけるシリンダヘッド下部にインジ
ェクタを配置し、このインジェクタと吸気弁軸との間の
部分に、燃焼室からシリンダヘッドの側方上部に向けて
延びる吸気ポートを形成しているため、燃焼室の吸気ポ
ート側の側方にインジェクタ取付スペースが確保される
とともに、吸気弁軸配置部分とインジェクタ配置部分と
の間に、吸気ポート配置のための充分なスペースが得ら
れる。このため、吸気ポートの開口面積が制限されたり
吸気流通抵抗が増大したりすることなく、また、吸気ポ
ートを吸気弁軸より上方に向けて配置する場合のように
スワール生成が困難になったりインレットマニホールド
がシリンダヘッド上方に位置してエンジン全高が高くな
ったりするといった不都合を招くこともなく、シリンダ
ヘッドの吸気弁側の側方部に筒内噴射のためのインジェ
クタと吸気ポートとを効果的に配設することができる。
の断面図である。
面図である。
ある。
である。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 シリンダボア内に配置されたピストンの
上面とこれに対向するシリンダヘッド下面との間に燃焼
室を形成し、上記燃焼室に開口する吸気ポートおよび排
気ポートをシリンダヘッドに形成するとともに、上記吸
気ポートおよび排気ポートを開閉する吸気弁および排気
弁と、燃焼室内に燃料を噴射するインジェクタと、点火
プラグとをシリンダヘッドに配設した筒内噴射型エンジ
ンにおいて、シリンダボア軸線に対する吸気弁のバルブ
軸線の傾き角が排気弁のバルブ軸線の傾き角より小さく
なるようにこれらの弁を配置し、燃焼室の吸気ポート開
口側の壁面および排気ポート開口側の壁面をそれぞれ吸
気弁のバルブ軸線および排気弁のバルブ軸線と直交する
ように形成するとともに、吸気ポート開口側の燃焼室側
方におけるシリンダヘッドの下部にインジェクタを配置
し、このインジェクタと吸気弁軸との間の部分に、燃焼
室からシリンダヘッドの側方上部に向けて延びる吸気ポ
ートを形成したことを特徴とする筒内噴射型エンジン。 - 【請求項2】 上記吸気ポートとして、スワール生成用
の第1吸気ポートと、タンブル生成用の第2吸気ポート
とを並列に設けたことを特徴とする請求項1記載の筒内
噴射型エンジン。 - 【請求項3】 上記第1および第2の両吸気ポートの下
流端側部分の燃焼室に対する入射角を同一とし、この部
分より上流側で第2吸気ポートを第1吸気ポートよりも
上方にずらせて形成し、この第2吸気ポートの上流側
に、各気筒連動の開閉弁を設けたことを特徴とする請求
項2記載の筒内噴射型エンジン。 - 【請求項4】 動弁機構はシリンダヘッド上に吸気弁側
および排気弁側の両カム軸を並列に配置したDOHCと
し、両カム軸のシリンダボア軸線方向の高さ位置関係と
して排気弁側カム軸の高さを吸気弁側カム軸の高さより
も低く設定するとともに、上記排気弁側カム軸を伝動手
段を介してクランク軸により駆動し、吸気弁側カム軸を
排気弁側カム軸により連動手段を介して駆動することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筒内噴射
型エンジン。 - 【請求項5】 動弁機構はシリンダヘッド上に吸気弁側
および排気弁側の両カム軸を並列に配置したDOHCと
し、両カム軸のシリンダボア軸線方向の高さ位置関係と
して排気弁側カム軸の高さを吸気弁側カム軸の高さより
も低く設定するとともに、上記吸気弁側カム軸を伝動機
構を介してクランク軸により駆動し、排気弁側カム軸を
吸気弁側カム軸により連動手段を介して駆動するように
カム軸駆動系を構成するとともに、車両のボンネット下
方のエンジンルーム内におけるエンジンの配置として、
カム軸が車幅方向に延びる横置きで、かつ、吸気弁側カ
ム軸が排気弁側カム軸よりも車両後方側に位置するよう
にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の筒内噴射型エンジン。 - 【請求項6】 上記両カム軸の間の連動手段をギヤによ
り構成したことを特徴とする請求項4または5記載の筒
内噴射型エンジン。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21278596A JP3612875B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 筒内噴射型エンジン |
| TW086111462A TW344015B (en) | 1996-08-12 | 1997-08-11 | Direct fuel injection engine |
| US08/909,404 US6009849A (en) | 1996-08-12 | 1997-08-11 | Direct fuel injection engine |
| DE69710003T DE69710003T2 (de) | 1996-08-12 | 1997-08-12 | Fremdgezündeter Verbrennungsmotor mit Direkteinspritzung |
| EP97113919A EP0824185B1 (en) | 1996-08-12 | 1997-08-12 | Direct fuel injection spark ignition engine |
| CN97119337A CN1092283C (zh) | 1996-08-12 | 1997-08-12 | 直喷燃油式发动机 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21278596A JP3612875B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 筒内噴射型エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1054242A true JPH1054242A (ja) | 1998-02-24 |
| JP3612875B2 JP3612875B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=16628350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21278596A Expired - Fee Related JP3612875B2 (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 筒内噴射型エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3612875B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000073772A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-07 | Yamaha Motor Co Ltd | 筒内噴射式エンジン |
| JP2002155748A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Toyota Motor Corp | 筒内噴射式火花点火内燃機関 |
| CN115750071A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-03-07 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽油机燃烧系统、发动机及车辆 |
| CN116964305A (zh) * | 2021-05-08 | 2023-10-27 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种用于车辆的燃烧系统及车辆 |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP21278596A patent/JP3612875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000073772A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-07 | Yamaha Motor Co Ltd | 筒内噴射式エンジン |
| JP2002155748A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Toyota Motor Corp | 筒内噴射式火花点火内燃機関 |
| CN116964305A (zh) * | 2021-05-08 | 2023-10-27 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种用于车辆的燃烧系统及车辆 |
| CN115750071A (zh) * | 2022-11-09 | 2023-03-07 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽油机燃烧系统、发动机及车辆 |
| CN115750071B (zh) * | 2022-11-09 | 2024-05-03 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽油机燃烧系统、发动机及车辆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3612875B2 (ja) | 2005-01-19 |
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