JPH1054286A - 自動車用負圧供給システム - Google Patents

自動車用負圧供給システム

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JPH1054286A
JPH1054286A JP21086296A JP21086296A JPH1054286A JP H1054286 A JPH1054286 A JP H1054286A JP 21086296 A JP21086296 A JP 21086296A JP 21086296 A JP21086296 A JP 21086296A JP H1054286 A JPH1054286 A JP H1054286A
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pressure pump
fuel ratio
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負圧を駆動源として作動する負圧作動機器に
安定した負圧供給を行う。 【解決手段】 負圧作動機器の一例としてのブレーキ倍
力装置8には、電磁ソレノイド弁からなる切換弁12に
よって、オルタネータ10と同軸上に取り付けられた負
圧ポンプ9と、吸気通路を構成する吸気サージタンク4
と、から選択的に負圧が供給される。負圧供給経路の選
択は、オルタネータ10の出力信号Valt が所定値以上
の場合には、負圧ポンプ9に異常が発生していない正常
時制御として、負圧ポンプ側に切り換えられ、オルタネ
ータ10の出力信号Valt が所定値未満の場合には、負
圧ポンプ9に故障が発生している異常時制御として、吸
気サージタンク4側に切り換えられる。さらに、負圧ポ
ンプ異常発生時には、吸気通路内に負圧が発生するよう
に、固定空燃比(例えば、理想空燃比)に基づきスロッ
トル弁3の開度制御を行うと共に、警告灯16を点灯し
て運転者に異常発生を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用負圧供給
システムに関し、特に、負圧を安定して供給する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車には負圧を駆動源とし
て作動する機器が種々搭載されており、代表的な機器と
しては、ブレーキペダルの踏力を低減するブレーキ倍力
装置がある。このような機器の駆動源となる負圧は、一
般的なガソリンエンジン車では、吸気通路に介装された
スロットル弁を閉じることで吸気通路内に発生するが、
スロットル弁を有しないディーゼルエンジン車では、吸
気通路内に負圧が発生しないため、エンジン出力を駆動
源とする負圧ポンプを別に設けて負圧を発生させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ン出力をベルトで負圧ポンプに伝達している構成の場合
には、例えば、ベルトが切れると負圧が発生せず、この
負圧を駆動源とする機器が作動しなくなる。特に、ブレ
ーキ倍力装置の場合には、ブレーキペダルの踏力が低減
されず、運転者がブレーキが重いと感じるおそれがあ
る。
【0004】かかる不具合は、ディーゼルエンジン車だ
けではなく、近年になって開発が進んでいる直噴ガソリ
ンエンジンを搭載した自動車でも問題となる。即ち、直
噴ガソリンエンジンでは、経済運転時の空燃比はリーン
(希薄空燃比)で、高負荷運転時の空燃比はストイキ
(理想空燃比)で運転を行うので、同一要求トルク(ア
クセル開度)に対する要求スロットル開度が空燃比によ
って異なるため、電制スロットルが必要となる。この場
合には、図6に示すように、空燃比の異なる運転状態
(ストイキ、リーン、超リーン)に応じて吸気通路内に
発生する負圧が異なり、特に、リーン及び超リーンにお
いては、アクセル開度が低開度の領域でも負圧発生が不
十分となるおそれがある。そのため、直噴ガソリンエン
ジン車でも、ディーゼルンジン車と同様にエンジン出力
を駆動源とする負圧ポンプが搭載される場合があるから
である。
【0005】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、負圧供給源を2重化することによって、安定
した負圧供給を行うことができる自動車用負圧供給シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、図1に示すように、負圧を駆動源として作動
する負圧作動機器Aと、負圧を発生させる負圧ポンプB
と、該負圧ポンプBの異常発生の有無を判定する異常判
定手段Cと、内燃機関Dの吸気通路Eに介装されたスロ
ットル弁Fと、異常判定手段Cの判定結果に基づいて該
スロットル弁Fの開度制御を、負圧ポンプ正常時には機
関運転状態に応じた機関の可変空燃比に基づいて行い、
負圧ポンプ異常発生時には所定の機関の固定空燃比に基
づいて行う開度制御手段Gと、前記負圧作動機器Aへの
負圧供給経路を、負圧ポンプ正常時には前記負圧ポンプ
Bからの経路に切り換え、負圧ポンプ異常発生時には前
記スロットル弁F下流の吸気通路Eからの経路に切り換
える負圧供給経路切換手段Hと、を含んで構成した。
【0007】このようにすれば、負圧ポンプ正常時に
は、負圧供給経路切換手段によって負圧ポンプから負圧
作動機器に負圧が供給されるように経路が切り換えられ
ると共に、開度制御手段によって、例えば、燃費向上等
を目的とした可変空燃比に基づいたスロットル弁の開度
制御が行われるが、負圧ポンプ異常発生時には、負圧供
給経路切換手段によって吸気通路から負圧作動機器に負
圧が供給されるように経路が切り換えられると共に、開
度制御手段によって吸気通路内に負圧が発生するように
固定空燃比に基づいたスロットル弁の開度制御が行われ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、前記開度制御手段
を、機関運転状態に応じた機関の可変空燃比を記憶した
空燃比記憶手段と、機関運転状態を検出する運転状態検
出手段と、検出された機関運転状態に基づいて前記空燃
比記憶手段から空燃比を設定する空燃比設定手段と、を
含んで構成した。このようにすれば、検出された機関運
転状態に基づいた適切な空燃比が設定される。
【0009】請求項3記載の発明は、前記所定の固定空
燃比を理想空燃比とした。このようにすれば、スロット
ル弁の開度が低開度領域のときに、吸気通路内に負圧作
動機器を作動させるのに十分な負圧が発生する。請求項
4記載の発明は、前記負圧ポンプがオルタネータと同軸
上に取り付けられるものにあっては、前記異常判定手段
は、前記オルタネータからの出力電圧が所定値未満にな
ったときに、前記負圧ポンプの異常が発生したと判定す
るようにした。
【0010】このようにすれば、オルタネータの出力電
圧に基づき負圧ポンプの異常発生の有無が判定される。
請求項5記載の発明は、前記負圧ポンプから発生される
負圧を直接検出する負圧検出手段を備えるものにあって
は、前記異常判定手段は、検出された負圧が所定値未満
になったときに、前記負圧ポンプの異常が発生したと判
定するようにした。
【0011】このようにすれば、負圧ポンプから発生さ
れる負圧に基づき負圧ポンプの異常発生の有無が判定さ
れる。請求項6記載の発明は、前記負圧供給経路切換手
段を、前記負圧ポンプと負圧作動機器とを連通する第1
連通路と、前記スロットル弁下流の吸気通路と負圧作動
機器とを連通する第2連通路と、前記第1連通路と第2
連通路とを選択的に切り換える切換弁と、を含んで構成
した。
【0012】このようにすれば、切換弁によって負圧作
動機器への負圧供給経路が切り換えられる。請求項7記
載の発明は、前記切換弁を電磁ソレノイド弁とした。こ
のようにすれば、電磁ソレノイド弁の制御を行うこと
で、負圧作動機器への負圧供給経路が切り換えられる。
【0013】請求項8記載の発明は、前記切換弁を2つ
の負圧供給源のうち負圧の大きい負圧供給源を選択的に
切り換えるダイアフラム弁とした。このようにすれば、
ダイアフラム弁に供給される2つの負圧に基づいて負圧
作動機器への負圧供給経路が自動的に切り換えられる。
請求項9記載の発明は、前記負圧作動機器を車両のブレ
ーキ装置を作動するブレーキペダルの踏力を低減するブ
レーキ倍力装置とした。
【0014】このようにすれば、負圧ポンプに異常が発
生しても、ブレーキ倍力装置へ安定して負圧が供給され
る。請求項10記載の発明は、運転者に前記負圧ポンプ
の異常発生を報知する報知手段を備え、前記異常判定手
段により負圧ポンプに異常が発生したと判定されたとき
に、前記報知手段を作動させるようにした。
【0015】このようにすれば、負圧ポンプに異常が発
生したことが迅速に報知される。請求項11記載の発明
は、負圧を駆動源として作動する負圧作動機器への負圧
供給経路を、負圧を発生する負圧ポンプからの第1経路
とスロットル弁下流の吸気通路からの第2経路との2重
経路とし、負圧ポンプ正常時には負圧供給経路を第1経
路に切り換えると共に、前記スロットル弁の開度制御を
運転状態に応じた可変空燃比に基づいて行い、負圧ポン
プ異常発生時には負圧供給経路を第2経路に切り換える
と共に、前記スロットル弁の開度制御を吸気通路内に負
圧が発生する固定空燃比に基づいて行うようにした。
【0016】このようにすれば、負圧ポンプ正常時に
は、負圧ポンプから負圧作動機器に負圧が供給されると
共に、例えば、燃費向上等を目的とした可変空燃比に基
づいたスロットル弁の開度制御が行われるが、負圧ポン
プ異常発生時には、吸気通路から負圧作動機器に負圧が
供給されると共に、吸気通路内に負圧が発生するように
固定空燃比に基づいたスロットル弁の開度制御が行われ
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は請求
項11記載の発明によれば、負圧ポンプ正常時には負圧
ポンプから負圧作動機器へ負圧が供給されるが、負圧ポ
ンプ異常発生時には吸気通路から負圧が供給されると共
に、吸気通路内に負圧が発生するようなスロットル弁の
開度制御が行われるので、負圧作動機器への負圧供給経
路が2重化され、負圧ポンプの異常発生の有無に関わら
ず、負圧作動機器への負圧供給を安定して行うことがで
きる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、検出された
機関運転状態に基づいた適切な空燃比が設定されるの
で、超リーン〜ストイキに亘る広範囲な空燃比に基づく
スロットル弁制御が可能となる。請求項3記載の発明に
よれば、理想空燃比に基づいて負圧ポンプ異常発生時の
スロットル弁開度制御を行うので、スロットル弁の開度
が低開度領域のときに、吸気通路内に負圧作動機器を作
動させるのに十分な負圧を発生させることができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、負圧ポンプ
はオルタネータと同時に作動するので、オルタネータの
出力電圧に基づき負圧ポンプの異常発生の有無を容易に
判定することができる。請求項5記載の発明によれば、
負圧検出手段によって負圧ポンプの作動状態が検出され
るので、検出された負圧に基づき負圧ポンプの異常発生
の有無を容易に判定することができる。
【0020】請求項6記載の発明によれば、第1連通
路、第2連通路及び切換弁を含む簡素な構成で、負圧作
動機器への負圧供給経路を切り換えることができる。請
求項7記載の発明によれば、電磁ソレノイド弁の簡単な
制御を追加するだけで、負圧作動機器への負圧供給経路
を切り換えることができる。請求項8記載の発明によれ
ば、ダイアフラム弁に供給される2つの負圧に基づいて
負圧作動機器への負圧供給経路を自動的に切り換えるこ
とができる。
【0021】請求項9記載の発明によれば、負圧ポンプ
に異常が発生しても、ブレーキ倍力装置へ安定して負圧
が供給されるので、ブレーキペダルの踏力低減が有効に
行われ、運転者がブレーキが重いと感じることがなくな
る。請求項10記載の発明によれば、負圧ポンプに異常
が発生したことが迅速に報知されるので、迅速な修理等
の対応が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付された図面を参照して
本発明を詳述する。図2は、直噴ガソリンエンジンを搭
載する自動車において、負圧作動機器の一例としてのブ
レーキ倍力装置に負圧を供給する自動車用負圧供給シス
テムの一実施形態を示している。
【0023】2つのシリンダ列が略V型に配置されるV
型エンジン1には、図示しないエアクリーナ、吸気ダク
ト2、スロットル弁3、吸入空気の脈動を平滑化する吸
気サージタンク4、吸気マニホールド5を介して空気が
吸引される。スロットル弁3は、マイクロコンピュータ
を内蔵したコントロールユニット6によって駆動制御さ
れるスロットルアクチュエータ7を介してその開度が調
整される、いわゆる電制スロットル(開度制御手段)を
構成している。なお、吸気ダクト2、吸気サージタンク
4及び吸気マニホールド5を含んで吸気通路が構成され
る。
【0024】また、ブレーキ倍力装置8の駆動源となる
負圧を発生させる負圧ポンプ9は、オルタネータ10と
同軸上に取り付けられ、エンジン1のクランクシャフト
端部のプーリ1aと、オルタネータ10の入力軸端部の
プーリ10aとの間に巻掛けられたVベルト11を介し
て、エンジン出力によって駆動されるようになってい
る。そして、負圧ポンプ9によって発生した負圧は、後
述する切換弁12が介装された配管13を介してブレー
キ倍力装置8に供給される。
【0025】ところで、本発明の特徴となる構成は、ブ
レーキ倍力装置8への負圧供給源を2重化する点にあ
る。即ち、スロットル弁3の下流側に位置する吸気サー
ジタンク4内部と前記切換弁12とは、配管14を介し
て連通され、吸気通路内に発生した負圧もブレーキ倍力
装置8に供給可能な構成となっている。ここで、配管1
3に介装される切換弁12は、コントロールユニット6
によって駆動制御される3ポート2ポジションの電磁ソ
レノイドバルブであって、非作動時(OFF)には負圧
ポンプ9とブレーキ倍力装置8とを連通し、作動時(O
N)には吸気サージタンク4とブレーキ倍力装置8とを
連通する。なお、吸気サージタンク4と切換弁12とを
連通する配管14には、図示しないチェック弁が介装さ
れており、配管14は負圧を略一定に保つ負圧タンクと
しての機能も兼備している。このため、スロットル弁3
が閉じることによって吸気サージタンク4内の負圧が所
定値以上になると、チェックバルブが開き、ブレーキ倍
力装置8を複数回作動させることができる負圧が配管1
4内に貯蓄される。なお、配管13,14、切換弁12
及びコントロールユニット6を含んで負圧供給経路切換
手段が構成され、特に、配管13が第1連通路、配管1
4が第2連通路に相当する。
【0026】かかる構成の自動車用負圧供給システムの
制御を行う信号としては、図示しないアクセルペダルの
開度を検出するアクセル開度センサ15及びオルタネー
タ10の出力電圧がコントロールユニット6に入力さ
れ、これらの信号に基づきスロットル開度の設定及び負
圧供給経路の選択が行われ、コントロールユニット6か
らスロットルアクチュエータ7及び切換弁12に駆動信
号が出力される。さらに、負圧ポンプ9の故障等による
異常発生を運転者に報知するための警告灯16(報知手
段)が、運転席のコンビネーションメータ内に設けられ
ており、この警告灯16の駆動制御も同時に行われてい
る。
【0027】次に、このような自動車用負圧供給システ
ムの制御内容の一例を、図3のフローチャートに従って
説明する。このフローチャートに示すルーチンは、イグ
ニッションスイッチのONと同時に処理が開始し、イグ
ニッションスイッチがOFFになるまで所定時間毎に繰
り返し実行される。ステップ1(図では、S1と略記す
る。以下同様)では、正常時制御を行う。具体的には、
運転席のコンビネーションメータ内に設けられた警告灯
16を消灯(OFF)し、スロットル弁3の制御モード
を機関運転状態に応じて空燃比を可変とする特性可変モ
ード(図4(a) 参照)に切り換えると共に、切換弁12
をOFFとして負圧ポンプ9の負圧がブレーキ倍力装置
8に供給される負圧供給経路を構成するようにする。こ
こで、図4(a) に示す特性可変モードは、運転状態(例
えば、機関負荷)に応じたストイキ〜超リーンに亘る空
燃比を記憶したメモリ(空燃比記憶手段)から、運転状
態に基づいて適切な空燃比をソフトウエア的に設定し
(空燃比設定手段)、アクセル開度センサ15からのア
クセル開度に対応するスロットル開度をマップから検索
し、このスロットル開度に基づいてスロットルアクチュ
エータ7の駆動制御を行う。この場合には、機関負荷に
相当する吸入空気流量、吸気負圧等を検出するセンサ、
或いは、機関負荷に相当する機関への燃料供給量を設定
するソフトウエア的な処理等が運転状態検出手段に相当
する。
【0028】ステップ2では、負圧ポンプ9が正常に作
動しているか否か、即ち、負圧ポンプ9の異常発生の有
無を判定する。具体的には、オルタネータ10の出力電
圧Valt が所定値Valtmin以上であるか否か(Valt ≧
Valtmin)を判断し、Valt≧Valtmin(Yes)であ
ればステップ1へと進み、Valt <Valtmin(No)で
あればステップ3へと進む。即ち、負圧ポンプ9はオル
タネータ10と同軸上に取り付けられているため、例え
ば、Vベルト11が切れたときはオルタネータ10が作
動しなくなるのと同時に、負圧ポンプ9も作動しなくな
るので、オルタネータ10の出力電圧Valt を監視する
ことで負圧ポンプ9の異常発生の有無が判定可能とな
る。なお、このステップ2の処理が異常判定手段に相当
する。
【0029】ステップ3では、負圧ポンプ9が作動しな
くなったときの異常時制御を行う。具体的には、運転席
のコンビネーションメータ内に設けられた警告灯16を
点灯(ON)し、スロットルモードをストイキ特性に固
定する特性固定モード(図4(b) 参照)に切り換えると
共に、切換弁12をONとして吸気サージタンク4内の
負圧がブレーキ倍力装置8に供給される負圧供給路を構
成するようにする。
【0030】なお、ステップ1及びステップ3が、コン
トロールユニット6にソフトウエア的に装備された開度
制御手段に相当し、開度制御手段は、上述した空燃比記
憶手段、運転状態検出手段及び空燃比設定手段を含んで
構成される。このようにすれば、オルタネータ10の出
力電圧に基づき負圧ポンプ9の異常発生の有無が判定さ
れ、負圧ポンプ9に異常が発生したと判定されたとき
は、ブレーキ倍力装置8への負圧供給経路を吸気サージ
タンク4側に切り換えると共に、吸気サージタンク4内
に負圧が発生するようにスロットル弁3の制御モードを
ストイキ特性に固定する特性固定モードに切り換える。
従って、アクセル開度が低開度の領域となったときに、
図6に示すように、ブレーキ倍力装置8を作動させるの
に十分な負圧が発生し、この負圧が負圧タンクとしての
機能を兼備する配管14に貯蓄され、ブレーキペダル踏
力の低減準備が完了する。要するに、負圧供給源を2重
化することで、安定した負圧供給を可能としている。
【0031】また、負圧ポンプ9の異常発生時には、警
告灯16を点灯して運転者に異常発生を報知しているの
で、迅速な修理等の対応が可能となる。ところで、負圧
ポンプ9の異常発生の有無の判定は、他の方法によって
も可能である。例えば、負圧を直接検出する負圧センサ
からの出力が所定値未満になったときに異常が発生した
と判定することが可能であるし、或いは、負圧によって
作動する負圧スイッチからの出力がOFF(非作動)と
なったときに異常が発生したと判定することが可能であ
る。現在市場に流通している自動車の中には、ブレーキ
倍力装置8内の負圧を検出する負圧センサを備えるもの
があるので、この場合には、この負圧センサからの出力
を利用すればよいので現実的な構成と言える。
【0032】また、ブレーキ倍力装置8への負圧供給経
路の切り換えを、電磁ソレノイドではなくメカニカルな
ダイアフラム弁から構成される切換弁12で行うことも
可能である。この場合には、電磁ソレノイドの制御は不
要となるので、制御が簡素化される利点がある。ダイア
フラム弁20の構造の一例は、図5に示すように、略円
盤状のダイアフラム21によって分割される2つの負圧
室22a,22bを有する内側ケース23と、ダイアフ
ラム21の略中心軸上に取り付けられ、その両端部に夫
々シール部材24a,24bが結合されたシャフト24
と、内側ケース23を包含するように配置される外側ケ
ース25と、を含んで構成される。内側ケース23の両
壁部には夫々シール部23a,23bが形成されてお
り、シャフト24の両端部に結合されたシール部材24
a,24bとの間で夫々開閉弁A,Bが構成される。そ
して、この開閉弁を介して外側ケース25の内部と負圧
室22a,22bの一方とが導通する。ダイアフラム2
1には、中間位置での停止及びハンチング防止を目的と
して初期たわみ(図では右方にたわませている)を持た
せた弾性体21aが取り付けられている。負圧室22
a,22bは、夫々別の負圧発生源(本実施形態では、
吸気サージタンク4及び負圧ポンプ9)と連通してお
り、また、外側ケース25の内部と負圧供給先(本実施
形態では、ブレーキ倍力装置8)とが連通している。
【0033】次に、かかる構成のダイアフラム弁20の
作用を説明する。例えば、図5の状態で左方の負圧室2
2aの負圧が大きくなったとすると、ダイアフラム21
は負圧室22aの方に吸引され、右方の開閉弁Aが閉じ
ると同時に左方の開閉弁Bが開き、負圧室22aと外側
ケース25の内部とが導通する。従って、負圧供給先に
は、負圧室22aから負圧が供給されることになる。一
方、右方の負圧室22bの負圧が大きくなったときは、
以上の説明と逆の動作が行われ、負圧供給先には、負圧
室22bから負圧が供給される。
【0034】なお、図5に示したダイアフラム弁20
は、2つの負圧供給源のうち負圧の大きい負圧供給源を
選択的に切り換えるダイアフラム弁の一例を示したもの
であって、同様な作用を奏するものであれば如何なる構
成からなるダイアフラム弁であってもよい。また、本実
施形態では、負圧作動機器としてブレーキペダルの踏力
を低減するブレーキ倍力装置を使用したが、他の負圧作
動機器であってもよい。この場合には、適用する機器に
合致した効果をより安定して奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクレーム対応図
【図2】 本発明に係る自動車用負圧供給システムの一
実施形態の構成図
【図3】 同上の制御内容を示すフローチャート
【図4】 同上のスロットル弁の開度制御内容を示す線
【図5】 同上の切換弁の一例としてのダイアフラム弁
の構成図
【図6】 従来技術の問題点を示す線図
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気ダクト 3 スロットル弁 4 吸気サージタンク 5 吸気マニホールド 6 コントロールユニット 7 スロットルアクチュエータ 8 ブレーキ倍力装置 9 負圧ポンプ 10 オルタネータ 12 切換弁 13,14 配管 20 ダイアフラム弁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負圧を駆動源として作動する負圧作動機器
    と、負圧を発生させる負圧ポンプと、該負圧ポンプの異
    常発生の有無を判定する異常判定手段と、内燃機関の吸
    気通路に介装されたスロットル弁と、異常判定手段の判
    定結果に基づいて該スロットル弁の開度制御を、負圧ポ
    ンプ正常時には機関運転状態に応じた機関の可変空燃比
    に基づいて行い、負圧ポンプ異常発生時には所定の機関
    の固定空燃比に基づいて行う開度制御手段と、前記負圧
    作動機器への負圧供給経路を、負圧ポンプ正常時には前
    記負圧ポンプからの経路に切り換え、負圧ポンプ異常発
    生時には前記スロットル弁下流の吸気通路からの経路に
    切り換える負圧供給経路切換手段と、を含んで構成され
    ることを特徴とする自動車用負圧供給システム。
  2. 【請求項2】前記開度制御手段は、機関運転状態に応じ
    た機関の可変空燃比を記憶した空燃比記憶手段と、機関
    運転状態を検出する運転状態検出手段と、検出された機
    関運転状態に基づいて前記空燃比記憶手段から空燃比を
    設定する空燃比設定手段と、を含んで構成されることを
    特徴とする請求項1記載の自動車用負圧供給システム。
  3. 【請求項3】前記所定の固定空燃比は、理想空燃比であ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用負
    圧供給システム。
  4. 【請求項4】前記負圧ポンプがオルタネータと同軸上に
    取り付けられるものにあっては、前記異常判定手段は、
    前記オルタネータからの出力電圧が所定値未満になった
    ときに、前記負圧ポンプの異常が発生したと判定するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自
    動車用負圧供給システム。
  5. 【請求項5】前記負圧ポンプから発生される負圧を直接
    検出する負圧検出手段を備えるものにあっては、 前記異常判定手段は、検出された負圧が所定値未満にな
    ったときに、前記負圧ポンプの異常が発生したと判定す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載
    の自動車用負圧供給システム。
  6. 【請求項6】前記負圧供給経路切換手段は、前記負圧ポ
    ンプと負圧作動機器とを連通する第1連通路と、前記ス
    ロットル弁下流の吸気通路と負圧作動機器とを連通する
    第2連通路と、前記第1連通路と第2連通路とを選択的
    に切り換える切換弁と、を含んで構成されることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の自動車用負
    圧供給システム。
  7. 【請求項7】前記切換弁は、電磁ソレノイド弁であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の自動車用負圧供給システ
    ム。
  8. 【請求項8】前記切換弁は、2つの負圧供給源のうち負
    圧の大きい負圧供給源を選択的に切り換えるダイアフラ
    ム弁であることを特徴とする請求項6記載の自動車用負
    圧供給システム。
  9. 【請求項9】前記負圧作動機器は、車両のブレーキ装置
    を作動するブレーキペダルの踏力を低減するブレーキ倍
    力装置であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    1つに記載の自動車用負圧供給システム。
  10. 【請求項10】運転者に前記負圧ポンプの異常発生を報
    知する報知手段を備え、 前記異常判定手段により負圧ポンプに異常が発生したと
    判定されたときに、前記報知手段を作動させることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の自動車用
    負圧供給システム。
  11. 【請求項11】負圧を駆動源として作動する負圧作動機
    器への負圧供給経路を、負圧を発生する負圧ポンプから
    の第1経路とスロットル弁下流の吸気通路からの第2経
    路との2重経路とし、負圧ポンプ正常時には負圧供給経
    路を第1経路に切り換えると共に、前記スロットル弁の
    開度制御を運転状態に応じた可変空燃比に基づいて行
    い、負圧ポンプ異常発生時には負圧供給経路を第2経路
    に切り換えると共に、前記スロットル弁の開度制御を吸
    気通路内に負圧が発生する固定空燃比に基づいて行うこ
    とを特徴とする自動車用負圧供給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376775C (zh) * 2004-08-10 2008-03-26 本田技研工业株式会社 车辆的发电控制装置、以及装载该装置的车辆
JP2009097452A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Nissan Motor Co Ltd エンジンの吸気装置
JP2012026351A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の圧送装置

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