JPH1054295A - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents
内燃機関の失火検出装置Info
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- JPH1054295A JPH1054295A JP8211619A JP21161996A JPH1054295A JP H1054295 A JPH1054295 A JP H1054295A JP 8211619 A JP8211619 A JP 8211619A JP 21161996 A JP21161996 A JP 21161996A JP H1054295 A JPH1054295 A JP H1054295A
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Abstract
度良く検出する。 【解決手段】内燃機関1の失火検出装置にあっては、そ
のクランク軸の回転に応じた回転信号NEに基づいて気
筒別クランク角速度変動量を求め、該求めた気筒別クラ
ンク角速度変動量と所定の失火判定値とを比較して同機
関の失火発生を検出する。ここでは特に、6気筒内燃機
関に適用されるものであって、ECU9は、720°C
A差分法、360°CA差分法及び120°CA差分法
を用い、各差分法毎に気筒間の角速度変動量を求める。
そして、こうして求められた各々の同角速度変動量を個
々に所定の失火判定値と比較すると共に、前記各差分法
の演算結果に基づく失火数を各々に計数する。さらに、
ECU9は、該計数された複数の失火数データを用いて
内燃機関1の失火の有無を最終判定する。
Description
した失火を機関出力軸の回転速度変動を利用して検出す
る内燃機関の失火検出装置に関するものである。
として、爆発行程が連続する2つの気筒間の回転速度
(クランク角速度)の変動量に基づいて失火発生の有無
を検出するものがある(例えば、特開平4−36595
8号公報)。つまり、内燃機関にあっては一般に、ある
気筒の爆発行程において失火が発生すると、そのときの
回転速度、すなわち機関出力軸であるクランク軸の回転
角速度は小さくなる。このため、こうした回転速度の変
化を監視することで、それら気筒毎の失火発生の有無を
検出することができるようになる。
号公報)の失火検出装置では、爆発行程が連続する2つ
の気筒間の回転速度の変動から第1の変動量を算出する
と共に、その第1の変動量を算出した気筒よりも360
°CA(クランク角度)前の気筒の回転速度の変動から
第2の変動量を算出している。そして、第1及び第2の
変動量の差分に基づいて内燃機関の失火の有無を検出す
るようにしている。こうして360°CAだけ離れた気
筒同士で回転速度変動量の差分を求めることは、偶数個
の気筒を有する内燃機関において対向気筒(爆発行程が
クランク軸の1回転分だけ離れた気筒を意味する)の回
転速度変動を監視することとなり、この場合、回転変動
の周期(ばらつき度合)が略一致する回転速度変動量を
パラメータとして用いることができる。その結果、失火
検出の誤差を削減できるものとしていた。
術においては、以下に示す問題を生ずる。つまり、上記
従来の失火検出装置では、回転速度変動量の差分をとる
組み合わせによっては、検出不可能な失火パターンが存
在する。具体的には、上記したように360°CAだけ
離れた気筒同士(対向気筒同士)で回転速度変動量の差
分を求める場合、その対向気筒が共に連続失火している
ような事態が発生すると、失火による回転変動が相殺さ
れ、失火発生の旨が検出できないこととなる。また、上
記360°CA離れた気筒を組み合わせた場合の差分演
算に限らず、他の気筒を組み合わせて回転速度変動の差
分を求める場合にも、特定気筒で連続失火するような失
火パターンが発生している場合には、やはり失火検出が
不可能になるという事態を招いてしまう。
のであって、内燃機関に発生するあらゆる失火パターン
を精度良く検出することができる内燃機関の失火検出装
置を提供することを目的とする。
ため、この発明ではその前提として、多気筒内燃機関の
出力軸の回転に応じた回転信号を出力する回転信号出力
手段と、前記回転信号に基づき、同機関出力軸の気筒別
回転速度を算出する回転速度算出手段と、2つの気筒に
ついて前記気筒別回転速度の変動量を求め、該求めた気
筒別回転速度変動量に基づいて当該機関の失火発生を検
出する失火検出手段とを備える。なおここで、回転速度
変動量は必ずしもそれ自身でなくともよく、それに相当
する値、例えば回転角度偏差であってもよい。更に、こ
の回転角度偏差に相当する値、或いは回転所要時間偏差
などもこの回転度変動量に相当する値として用いること
ができる。
徴として、前記失火検出手段は、各気筒の1燃焼サイク
ルに要するクランク角を気筒数で除したクランク角を最
小単位とし、その整数倍のクランク角度だけ離れた複数
の組み合わせの気筒について、前記気筒別回転速度変動
量の差分を算出する(変動量差分算出手段)。また、前
記複数の組み合わせの気筒別回転速度変動量の差分演算
結果を、個々に所定の失火判定値と比較するようにして
いる(比較判定手段)。
ンク角とは、4サイクル式内燃機関においては720°
CAを指し、2サイクル式内燃機関においては360°
CAを指す。また、1燃焼サイクルに要するクランク角
を気筒数で除したクランク角(最小単位)とは、例えば
4サイクル4気筒内燃機関では180°CAとなり、4
サイクル6気筒内燃機関では120°CAとなる。さら
に、クランク角の最小単位を整数倍したクランク角度と
は、例えば4サイクル4気筒内燃機関では180°C
A,360°CA,540°CA,720°CA・・・
となり、4サイクル6気筒内燃機関では120°CA,
240°CA,360°CA,480°CA,600°
CA,720°CA・・・となる。
回転速度変動量の差分法を用いる失火検出手法では、特
定気筒の連続失火が発生する場合において回転速度変動
量が相殺され当該失火の検出が不可能になることがあ
る。しかし、上記構成によれば、2階差分による差分演
算を複数の気筒組み合わせで実施しその演算結果につい
て個々に失火判定することにより、たとえ連続失火が発
生していずれか1つの回転速度変動量の差分が相殺され
たとしても他の回転速度変動量の差分により失火発生の
旨が検出できる。その結果、内燃機関に発生するあらゆ
る失火パターンを精度良く検出するという本発明の目的
が達せられる。
として、前記失火検出手段は、720クランク角度だけ
離れた気筒の前記気筒別回転速度変動量の差分を算出す
る第1の差分演算法(720°CA差分法)と、360
クランク角度だけ離れた気筒の前記気筒別回転速度変動
量の差分を算出する第2の差分演算法(360°CA差
分法)と、各気筒の1燃焼サイクルに要するクランク角
を気筒数で除したクランク角を最小単位とし、360ク
ランク角度の整数倍を除く前記最小単位の整数倍のクラ
ンク角度だけ離れた気筒の前記気筒別回転速度変動量の
差分を算出する第3の差分演算法(例えば、6気筒内燃
機関における120°CA差分法や、4気筒内燃機関に
おける180°CA差分法等)とのうち、少なくともい
ずれか2つを同時に若しくは選択的に実施する(変動量
差分算出手段)。また、前記変動量差分算出手段が実施
した前記第1〜第3の差分演算法による気筒別回転速度
変動量の差分演算結果を、個々に所定の失火判定値と比
較する(比較判定手段)。
の差分演算法から個々の気筒に対して不連続に発生する
失火(以下、これを間欠失火という)が検出され、第2
及び第3の差分演算法から少なくとも1つの気筒に対し
て連続的に発生する失火(連続失火)が検出される。ま
た、偶数個の気筒を有する内燃機関において、第3の差
分演算法から360クランク角度離れた対向気筒の連続
失火の発生が検出され、第2の差分演算法から上記対向
気筒の連続失火以外の連続失火が検出されることとなる
(これは、請求項11及び12の記載事項に相当す
る)。こうして各々の差分演算法により異なる失火パタ
ーンが検出できることから、失火の検出漏れが回避さ
れ、請求項1と同様に、内燃機関に発生するあらゆる失
火パターンを精度良く検出するという本発明の目的が達
せられる。
に複数の失火パターンが検出できる構成においては、請
求項3に記載したように、前記比較判定手段の比較結果
から前記各差分演算法の演算結果に基づく失火数を各々
に計数し(失火数計数手段)、該計数された複数の失火
数データを用いて最終的な失火判定を実施してもよい
(最終失火判定手段)。そして、例えばこの最終の判定
結果に基づいて運転者に失火異常の旨を警告する警告灯
(MIL:Malfunction indicator light )が点灯制御
される。
て、請求項4に記載したように、所定点火数が経過する
までの期間内において複数実施された差分演算法による
失火数の総和を最終的な失火検出数とし、この失火検出
数に基づいて失火判定を実施するようにしたり、請求項
5に記載したように、所定点火数が経過するまでの期間
内において複数実施された差分演算法による失火数の最
大値を最終的な失火検出数とし、この失火検出数に基づ
いて失火判定を実施するようにしたりすることができ
る。このとき、前者(請求項4)の構成は、失火パター
ンが間欠失火と連続失火との間で変化したりする場合に
好適であり、後者(請求項5)の構成は、失火パターン
が同一パターンで継続する場合に好適である。
1〜第3の差分演算法のうち、いずれか1つの実施によ
り失火発生の旨が検出された場合には、他の差分演算法
の演算結果を用いた失火判定を実施しないこととし、更
に、請求項7に記載の発明では、前記第1の差分演算
法、前記第2の差分演算法、前記第3の差分演算法の優
先順位で各演算を実施するようにしている。つまり、失
火検出の精度を比較すればそれは、第1の差分演算法
(720°CA差分法)、第2の差分演算法(360°
CA差分法)、第3の差分演算法(例えば6気筒内燃機
関での120°CA差分法)の順となる。そのため、上
記のように優先順位に従って差分演算を実施すること
で、より精度の高い失火検出が可能となる。また、複数
の差分演算を排他的に実施することとなるため、余分な
演算処理が不要となり、マイクロコンピュータ支援によ
る失火検出装置を構築する上で、演算効率を向上させる
ことができる。
1〜第3の差分演算法を各々独立に実施することも勿論
可能である。この場合にも、失火の検出漏れが回避でき
るという効果が得られる。
転信号出力手段により得られる各気筒間の回転信号の偏
差を学習値として逐次演算する学習手段を設け、前記変
動量差分算出手段により実施される第3の差分演算法に
おいては、前記学習手段により得られた学習値を用いて
気筒別回転速度変動量の差分を算出するようにしてい
る。つまり、前記第1の差分演算法(720°CA差分
法)及び第2の差分演算法(360°CA差分法)で
は、同一気筒又は対向気筒の回転速度変動量の差分値か
ら失火検出がなされるため、機関回転速度が変化する傾
向が2階差分を実施する上で略等しくなり、回転信号の
偏差(公差)による悪影響が生じにくい。しかし、第3
の差分演算法(例えば6気筒内燃機関での120°CA
差分法)のように、機関回転速度の変化が気筒間でばら
つく場合にはその時の偏差(公差)に応じた補正が必要
となり、既述した構成のように学習値を用いて補正処理
を行なうことにより、失火検出精度が高く維持されるよ
うになる。
値をより信頼性の高い値に維持するためには、請求項1
0に記載の発明によるように、当該機関が正常点火され
ているか否かを判断し、正常点火されているときにのみ
上記学習を実行することが望ましい。こうした構成を採
用することにより、当該機関が正常点火されていない旨
判断される場合、上記学習の実行は禁止され、同機関の
当該運転条件に対応した学習値の信頼性も好適に維持さ
れるようになる。
前記内燃機関が失火していないこと、或いは路面状況に
よる外乱や運転操作による回転変動が発生していないこ
とを条件に、前記学習を実行することによっても、当該
学習値をより信頼性の高い値に維持することができる。
関の失火検出装置についてその第1の実施の形態を示
す。
筒の内燃機関を対象とし、該6気筒の内燃機関に発生し
た失火を検出する装置について示す。すなわち、同図1
に示す本実施の形態の装置において、内燃機関1は、第
1気筒(#1)〜第6気筒(#6)の6つの気筒を有す
る内燃機関である。なお、本実施の形態の内燃機関1で
は、便宜上その点火順序を#1→#2→#3→#4→#
5→#6とする。
しないエアクリーナから導入された吸入空気は、該吸気
管2を通じて同機関1に取り込まれる。また、この吸気
管2には吸気管圧力センサ3が設けられ、この吸気管圧
力センサ3を通じて吸気管2内の圧力PMが逐次検出さ
れる。この検出される吸気管2内の圧力PMは、内燃機
関1の運転状態を示す1パラメータとして、後述する電
子制御装置(以下、ECUという)9に取り込まれる。
には、同クランク軸の所定クランク角毎に回転信号NE
を出力する回転角センサ5が設けられている。同機関1
の回転数等は、この回転角センサ5から出力される回転
信号NEに基づいて算出される。そしてこの回転信号N
Eも、内燃機関1の運転状態を示す1パラメータとし
て、後述するECU9に取り込まれる。
る点火時期や点火順序等を制御するためのディストリビ
ュータ7が設けられ、該ディストリビュータ7には更
に、それら各気筒を判別するための基準位置信号CYL
を出力する基準位置センサ6が内蔵されている。この基
準位置センサ6では、同機関1の例えば第1気筒のピス
トン13が最上部、すなわち圧縮上死点(#1TDC)
に達する毎に、上記基準位置信号CYLを同じくECU
9に対して出力する。なお、ディストリビュータ7自体
は通常、内燃機関1からの回転動力を得て、その(1/
2)の回転速度で回転する。
を循環する冷却水の温度を検出するための水温センサ8
が設けられ、排気管14には、燃焼ガスの酸素濃度に基
づき空燃比のリッチ(R)/リーン(L)を検出する酸
素(O2 )センサ15が設けられている。これら水温セ
ンサ8を通じて検出される冷却水の温度、並びに酸素セ
ンサを通じて検出される空燃比のリッチ(R)/リーン
(L)を示す信号も、機関1の運転状態を示すパラメー
タとしてECU9に取り込まれる。
じめ、上述した吸気管圧力センサ3、回転角センサ5、
及び基準位置センサ6による各検出信号が取り込まれる
ECU9は、同図1に併せ示されるように、CPU(中
央演算処理装置)9aをはじめ、制御プログラムや演算
処理に必要とされる制御定数等を記憶しておくための読
み出し専用メモリであるROM9b、演算データ等を一
時記憶するいわゆるデータメモリとしてのRAM9c、
図示しないバッテリを通じてその記憶内容がバックアッ
プされるバックアップRAM9d、及び外部装置との間
で信号を入出力処理するためのI/0ポート9eを有し
て構成されている。
(ロ)といった処理を実行する。 (イ)上記センサによる各種検出信号に基づき、内燃機
関1の燃料系及び点火系の最適な制御量を演算して、燃
料噴射手段であるインジェクタ10、或いは点火手段で
あるイグナイタ11等を的確に制御するための制御信号
を出力する。 (ロ)同センサによる各種検出信号に基づき、内燃機関
1の各気筒において失火が発生したか否かを検出する。
インジェクタ10の駆動に際しては、酸素センサ15の
出力に基づく周知の空燃比フィードバック制御を併せ実
行する。また、上記(ロ)の失火が発生したか否かの検
出において、失火が発生した旨判断される場合には、例
えば警告ランプ12を点灯制御して失火の発生を運転者
等に知らせると共に、適宜のフェイルセーフ処理を実行
する。
装置としての構成を機能的に示したものであり、次に、
この図2を併せ参照して、同実施の形態にかかる失火検
出装置の構成、並びに機能を更に詳述する。
動量演算部901は、上記取り込まれる吸気管圧力P
M、回転信号NE、及び基準位置信号CYLに基づき、
気筒別にクランク軸の角速度(クランク角速度)ωn
(n=1〜6)を求めると共に、それら角速度ωnから
気筒間の角速度変動量Δ(Δω)n-1 を算出する部分で
ある。
に、6気筒の内燃機関を対象とする場合には、上記クラ
ンク角速度ωnの算出に際し、クランク軸が120°C
A回転するのに要した時間T120i(iはECU9に
よる処理回数を示す)が用いられ、 ωn=(KDSOMG−ΔθnL)/T120i …(1) といった態様で、同クランク角速度ωnが算出される。
は、クランク軸の回転角速度(rad:ラジアン)を求
めるための変換係数であり、また、値ΔθnLは、前記
バックアップRAM9d内の後述する気筒間クランク角
偏差(公差)学習値メモリ910に格納されている同気
筒間クランク角偏差についての学習値である。
に、気筒間クランク角偏差をその学習値ΔθnLにより
補正してクランク角速度ωnを求めるようにしている。
なお因みに、4気筒の内燃機関を対象とする場合には、
同クランク角速度ωnの算出に、クランク軸が180°
CA回転するのに要する時間T180iが用いられる。
て、上記角速度変動量Δ(Δω)n-1 の算出に際して
は、これら求めたクランク角速度ωnについての現在並
びに過去の値に基づき、 Δ(Δω)n-1 =(ωn−ωn-1 )−(ωn-α-1 −ωn-α-2 ) …(2) といった2階差分演算を実行する。
めたクランク角速度であり、値ωn-1 は、前回求めたク
ランク角速度である。そして、これら値の差分(ωn−
ωn-1 )は、爆発行程が連続する気筒間での角速度変動
量である。
筒の内燃機関を対象とする同実施の形態の装置の場合
「0〜5」の値をとることができ、通常は、同(2)式
による所定気筒間の角速度変動量Δ(Δω)n-1 の演算
結果により、失火によるそれら角速度の変動が現れ易い
値が用いられる。
20°CAだけ離れた気筒間で2階差分演算を実施する
手法(720°CA差分法という)と、360°CAだ
け離れた気筒間で2階差分演算を実施する手法(360
°CA差分法という)と、120°CAだけ離れた2階
差分演算を実施する手法(120°CA差分法という)
とを選択的に実施する構成としており、値αとしては
「3」,「1」,「0」が採用される。このとき、次の
(3)〜(5)式により、720°CA差分法における
気筒間の角速度変動量△(△ω)n-1 720、360°
CA差分法における気筒間の角速度変動量△(△ω)n-
1 360、及び、120°CA差分法における気筒間の
角速度変動量△(△ω)n-1 120が算出できる。
載の第1の差分演算法に、360°CA差分法が請求項
記載の第2の差分演算法に、120°CA差分法が請求
項記載の第3の差分演算法にそれぞれ相当する。因み
に、4気筒の内燃機関を対象とする場合には、この値α
として「0〜3」の値が用いられることとなる。
えば前記RAM9c或いはバックアップRAM9dから
なる角速度記憶部905に対して逐次更新登録されてい
く。6気筒の内燃機関を対象とする同実施の形態の装置
の場合、それら過去の値としては、最大でもωn-1 〜ω
n-7 の7つの値があれば足りうる。
火判定部902は、上記算出された気筒間の角速度変動
量Δ(Δω)n-1 720,Δ(Δω)n-1 360,Δ
(Δω)n-1 120と、同角速度変動量に対応した所定
の失火判定値REF720,REF360,REF12
0とを比較して、内燃機関1における失火発生の有無を
判定する部分である。ここでは、気筒間の角速度変動量
Δ(Δω)n-1 720,Δ(Δω)n-1 360,Δ(Δ
ω)n-1 120が失火判定値REF720,REF36
0,REF120を超えるとき、前記RAM9c内にあ
る仮失火カウンタ904の当該気筒に対応するカウンタ
CMIS1〜CMIS6をインクリメントする。
S1〜CMIS6のインクリメントは、点火数カウンタ
903を通じて計数される点火数が「100」或いは
「500」等の所定の点火数に達するまで継続して実行
される。そして例えば、点火数「100」のうち、ある
気筒に対応したカウンタCMIS1〜CMIS6の計数
値が「30」以上であったような場合、失火による触媒
コンバータ(図示せず)のダメージ等が懸念されるた
め、該ECU9では、前記警告ランプ12の点灯制御等
を通じてその旨を運転者に警報する。
06は、上記取り込まれる吸気管圧力PM、回転信号N
E、及び基準位置信号CYLに基づいて気筒間のクラン
ク角偏差(公差)を学習制御する部分である。
筒(#1)に対する第2〜第6気筒(#2〜#6)のク
ランク角偏差を学習するものとし、大きくは、次の
(1)及び(2)の処理を実行する。 (1)上記クランク軸が120°CA回転するのに要し
た時間T120iに基づいて上記第1気筒(#1)に対
する第2〜第6気筒(#2〜#6)のクランク角偏差Δ
θn(n=2〜6)を気筒別に、且つ内燃機関1の運転
条件の別に所定数ずつ積算する。 (2)内燃機関1が正常点火されていることを条件に、
上記クランク角偏差Δθnの気筒別、且つ運転条件別の
積算値を平均すると共に、その平均値に更になまし処理
(徐変処理)を施して、これを同クランク角偏差につい
ての学習値ΔθnLとする。
計数には積算カウンタ907が用いられ、クランク角偏
差Δθnの気筒別、且つ運転条件別の積算値の登録には
前記RAM9c内の気筒間クランク角偏差(公差)積算
値メモリ908が用いられる。また、上記学習値Δθn
Lも、機関1の気筒別、且つ運転条件の別に求められる
ものであり、それら求められた学習値ΔθnLは、前記
バックアップRAM9d内の気筒間クランク角偏差(公
差)学習値メモリ910に対して各々更新登録される。
11及び仮失火カウンタ912は、同学習制御部906
の上記(2)の処理において内燃機関1が正常点火され
ているか否かについてのチェック結果が所定点火数分
(例えば「100」点火分)の計数値としてセットされ
るカウンタであり、また点火数カウンタ909は、こう
した点火数を繰り返し計数するためのカウンタである。
制御について説明する。図3〜図5に、同ECU9の上
記角速度変動量演算部901並びに失火判定部902を
通じて実行される失火判定に際してのメインルーチン
を、また図6に、同ECU9の上記学習制御部906を
通じて実行される公差学習制御ルーチンをそれぞれ示
す。以下、これら図3〜図6を併せ参照して、同実施の
形態にかかる装置の失火判定動作を更に具体的に説明す
る。
ンについて説明する。このメインルーチンは、前記回転
信号NEに基づき認識される内燃機関1のクランク角が
60°CAとなる毎に、角度割り込み処理として起動さ
れる。すなわちいま、クランク軸が60°CA回転して
こうした割り込み条件が成立すると、電子制御装置9は
先ず、ステップS100にて、本ルーチンの前回の割り
込み時刻と今回の割り込み時刻との偏差から、同クラン
ク軸が60°CA回転するのに要した時間T60iを算
出する。
1で今回の割り込みタイミングが上死点後(ATDC)
60°CAであるか否かを基準位置信号CYLに基づい
て判別する。同割り込みタイミングがATDC60°C
Aでなければ、ECU9はステップS102に進み、時
間T60i をT60i-1 として本ルーチンを一旦終了す
る。なお、これら時間の添字iが同ECU9による処理
回数を示すことは前述した。
0°CAであれば、ECU9はステップS103以降の
失火判定処理を実行する。すなわち、ECU9は、ステ
ップS103で基準位置信号CYLに基づき、今回の気
筒番号nを識別し、続くステップS104で上記求めた
時間T60i についての過去2回分データを累積して、
クランク軸が120°CA回転するのに要した時間T1
20i を算出する。
間T120i を用い、これに基づいて、 ωn=KDSOMG/T120i …(1)’ といった態様で、同クランク角速度ωnを算出する。上
記(1)’式は、既述した(1)式に対し、学習値Δθ
nL(NE,PM) が存在しないものとして与えられている。
なお、720°CA差分法及び360°CA差分法の場
合には、学習値ΔθnLがキャンセルされるため、常に
前記(1)式に代えて(1)'式が用いられることとな
る。
先の(1)式を用い公差補正した、すなわち当該学習値
ΔθnLに基づき補正した当該気筒のクランク角速度ω
nを算出する。なおここでは、前記クランク角偏差(公
差)学習値メモリ910に対応する学習値、すなわち当
該気筒の当該運転条件(回転速度NE・機関負荷PM)
に対応する学習値ΔθnL(NE,PM) が存在するものとし
て、公差補正したωnを算出している。
で先の(3)〜(5)式、並びに上記求めたクランク角
速度ωn を用い、(n−1)番気筒について気筒間の角
速度変動量Δ(Δω)n-1 を3通り算出する。但し、7
20°CA差分法により求められる角速度変動量Δ(Δ
ω)n-1 720及び360°CA差分法により求められ
る角速度変動量Δ(Δω)n-1 360については、前記
ステップS105にて算出されたクランク角速度ωnが
用いられ、120°CA差分法により求められる角速度
変動量Δ(Δω)n-1 120についは、前記ステップS
106にて算出された、公差補正したクランク角速度ω
nが用いられる。
前記の720°CA差分法により算出された角速度変動
量△(△ω)n-1 720と失火判定値REF720とを
比較し、同角速度変動量△(△ω)n-1 720が失火判
定値REF720を上回るのであれば、失火が発生して
いるとみなしステップS109で前記図2に示す仮失火
カウンタ904の該当気筒番号に対応するCMISカウ
ンタ(CMIS720)を「1」インクリメントする。
また、ステップS108が否定判別されれば(△(△
ω)n-1 720≦REF720の場合)、ECU9はそ
のまま図4のステップS110に進む。
れば、不定期に発生する失火(間欠失火)を検出するこ
とができるものの、例えば同一気筒が連続して失火して
いる場合には、当該気筒での失火発生の旨が検出できな
い。つまり、720°CA前の爆発行程、すなわち1燃
焼サイクル前の自気筒でも失火が発生していると、かか
る720°CA差分法では同一気筒同士で差分を算出し
ているために失火による回転変動が相殺され、角速度変
動量△(△ω)n-1 720が失火判定値REF720を
上回ることがなく失火発生が検出できなくなる。なお、
こうした同一気筒の連続失火は後述する処理にて検出さ
れる。
10で前記角速度変動量△(△ω)n-1 720と失火判
定値REF720とを用い、連続失火が発生している可
能性があるか否かを判別する。すなわち、既述したよう
に角速度変動量△(△ω)n-1 720は連続失火の発生
時には変動せず、間欠失火時のみ変動する。そのため、
角速度変動量△(△ω)n 720に基づいて、失火発生
が検出されていない状態が数サイクル連続した場合、連
続失火発生の可能性有りとしてステップS110が肯定
判別されることとなる。
合、既に前記ステップS108,S109で間欠失火発
生の旨が検出されているため、ECU9は、以降の失火
検出処理(ステップS111〜116)をバイパスし、
そのまま図5のステップS117に進む。また、連続失
火の可能性有りと判別された場合、ECU9はステップ
S111に進む。
60°CA差分法により算出された角速度変動量△(△
ω)n-1 360と失火判定値REF360とを比較し、
同角速度変動量△(△ω)n-1 360が失火判定値RE
F360を上回るのであれば、失火が発生しているとみ
なしステップS112で前記仮失火カウンタ904の該
当気筒番号に対応するCMISカウンタ(CMIS36
0)を「1」インクリメントする。そして、カウンタの
インクリメント後、ECU9は図5のステップS117
に進む。
された角速度変動量△(△ω)n-1360は、360°
CA離れた気筒との差分値であるので、対向気筒(例え
ば、#1気筒と#4気筒の組み合わせ、#2気筒と#5
気筒の組み合わせ、#3気筒と#6気筒の組み合わせ)
の連続失火を検出することはできないが、それ以外の組
合せの連続失火は全て検出できる。
れれば(△(△ω)n-1 360≦REF360の場
合)、ECU9はステップS113進む。そして、EC
U9は、前記クランク角偏差(公差)学習値メモリ91
0に対応する学習値、すなわち当該気筒の当該運転条件
(回転速度NE・機関負荷PM)に対応する学習値Δθ
nL(NE,PM) が存在することを条件に(ステップS11
3がYES)、次のステップS114にて、前記の12
0°CA差分法により算出された角速度変動量△(△
ω)n-1 120と失火判定値REF120とを比較す
る。つまり、120°CA差分法による角速度変動量△
(△ω)n-1 120は、先の(1)式に基づき公差補正
した、すなわち当該学習値ΔθnLに基づき補正した当
該気筒のクランク角速度ωnを用いて算出されるもので
あるので、学習値ΔθnL(NE,PM) が存在しなければ、
ステップS114による失火検出は実施されないことと
なる。
120が失火判定値REF120を上回るのであれば、
失火発生の可能性があるとみなされる。つまり、120
°CA差分法により算出された角速度変動量△(△ω)
n-1 120は、120°CA離れた気筒との差分値であ
るので、隣接した気筒が連続失火している場合は失火検
出ができなくなるが、対向気筒が連続失火している場合
にはその旨が検出できる。
判別されると、ECU9はステップS115に進み、対
向気筒が連続失火しているのか否かを判別する。同ステ
ップS115が肯定判別されれば、ECU9は、ステッ
プS116で前記仮失火カウンタ904の該当気筒番号
に対応するCMISカウンタ(CMIS120)を
「1」インクリメントする。要するに、対向気筒の連続
失火以外は既に前記ステップS111で検出されている
ため、ステップS114では失火発生の気筒組合わせが
対向気筒の場合のみが検出される。カウンタのインクリ
メント後、ECU9は図5のステップS117に進む。
7で前記点火数カウンタ903を通じて計数される点火
数が所定点火数(例えば、500)に達したか否かを判
別する。この場合、点火数が所定点火数に達していれ
ば、ECU9はステップS118〜S123の処理を実
施した後、ステップS124に進み、点火数が所定点火
数に達していなければそのままステップS124に進
む。
ECU9は、ステップS118で次の(6)式を用い、
前記ステップS109,S112,S116で計数した
カウント値CMIS720,CMIS360,CMIS
120を気筒毎に加算してその時の該当気筒に対して仮
失火カウンタ904のCMISnを積算する(但し、n
=1〜6)。
は、検出誤差である可能性があるため、除外してもよ
い。
で前記の如く求めた仮失火カウンタ904内のCMIS
n(n=1〜6)を全て加算し、全気筒分の失火数を表
すカウントタCMISのカウント値を算出する(CMI
S=ΣCMISn)。
カウンタCMISと所定の判定値KC(例えば、10
0)とを比較し、CMIS>KCであれば、ステップS
121で失火フラグXMFに「1」をセットする。ま
た、CMIS≦KCであれば、ECU9は、ステップS
122で失火フラグXMFを「0」にクリアする。この
場合、失火フラグXMFに「1」がセットされると、エ
ミッション悪化や触媒の損傷等の不具合が発生しうると
して、前記警告ランプ12の点灯制御等が実施される。
ステップS123でカウンタCMISをはじめ、その他
CMIS720、CMIS360、CMIS120等、
全てのカウンタをクリアする。そして最後に、ECU9
は、ステップS124で前記角速度記憶部905に既に
格納されているクランク角速度データに対し、ωn-7→
廃棄、ωn-6 →ωn-7 、ωn-5 →ωn-6 、ωn-4 →ωn-
5 、ωn-3 →ωn-4 、ωn-2 →ωn-3 、ωn-1 →ωn-2
、ωn→ωn-1 といったかたちで更新処理を実施し、
その後本ルーチンを終了する。
の失火検出手段を構成するものであるが、特に、ステッ
プS105,S106の処理が請求項記載の回転速度算
出手段に相当し、ステップS107の処理が請求項記載
の変動量差分算出手段に相当する。また、ステップS1
08,S111,S114の処理が請求項記載の比較判
定手段に、ステップS109,S112,S116の処
理が請求項記載の失火数計数手段に、ステップS118
〜S122の処理が請求項記載の最終失火判定処理に、
それぞれ相当する。
めの公差学習制御ルーチンについて、図6のフローチャ
ートを用いて説明する。この公差学習制御ルーチンも、
上記メインルーチンと同様、回転信号NEに基づき認識
される内燃機関1のクランク角が60°CAとなる毎
に、角度割り込み処理として起動される。
ても、クランク軸が60°CA回転して割り込み条件が
成立する毎に、次の(1)〜(4)に示す処理がECU
9(学習制御部906)を通じて実行される。 (1)本ルーチン(公差学習制御ルーチン)の前回の割
り込み時刻と今回の割り込み時刻との偏差から、クラン
ク角が60°CA回転するのに要した時間T60iを算
出する(ステップS200)。 (2)今回の割り込みタイミングが上死点後(ATD
C)60°CAであるか否かを前記基準信号CYLに基
づき判別する(ステップS201)。 (3)この割り込みタイミングが上死点後60°CAで
はない旨判断される場合、上記求めた時間T60iをT
60i-1とした後、本ルーチンを一旦終了する(ステッ
プS218)。 (4)同割り込みタイミングが上死点後60°CAであ
る旨判断される場合には、前記基準信号CYLに基づき
今回の気筒の気筒番号nを識別した後(ステップS20
2)、上記求めた時間T60iについての過去2回分の
データを累積して、クランク軸が120°CA回転する
のに要した時間T120iを算出する(ステップS20
3)。
9は次に、ステップS204にて、上記識別した気筒番
号nが第1気筒(#1)であるか否かを判別する。該識
別した気筒番号nが第1気筒ではない旨判断される場
合、ECU9は、そのままステップS210の公差学習
実行条件のチェック処理に移行する。
ある旨判断される場合には、次のステップS205に
て、該第1気筒に対する第2〜第6気筒(#2〜#6)
のクランク角偏差(気筒公差)時間ΔTnを算出する。
ンク角偏差時間ΔT#2は、 ΔT#2=[{(T120i−T120i-6 )/6}+T120i-6 ] −T120i-5 ={(T120i+5×T120i-6 )/6}−T120i-5 …(7) として算出される。ここで、「(T120i−T120
i-6 )/6」項は、過渡補正項であり、気筒間のクラン
ク角偏差時間の算出にこうした過渡補正項を加味するこ
とにより、例えば加速時や減速時等、内燃機関の運転条
件による過渡的な回転変動増減の影響は好適に排除され
るようになる。
気筒のクランク角偏差時間ΔT#3〜ΔT#6は、それぞれ ΔT#3={(T120i+2×T120i-6 )/3}−T120i-4 …(8) ΔT#4={(T120i+T120i-6 )/2}−T120i-3 …(9) ΔT#5={(2×T120i+T120i-6 )/3}−T120i-2 …(10) ΔT#6={(5×T120i+T120i-6 )/6}−T120i-1 …(11) として算出される。
20°CA回転時間T120i-6 を含め、第2〜第6気
筒のクランク軸120°CA回転時間T120i-5 〜T
120i-1 は、上記ステップS203を通じて算出さ
れ、後のステップS217を通じて更新されている値が
用いられる。
のクランク角偏差時間ΔTnを算出したECU9は次
に、ステップS206にて、次式に基づき、それらクラ
ンク角偏差時間ΔTnをクランク角偏差Δθn、すなわ
ち回転角度の偏差に変換する。但し、次式(12)式に
おいて、nは、#2〜#6の5気筒分である。
Δθnを求めると、同ECU9は、次のステップS20
7にて内燃機関1が今現在、特定の運転条件下にないか
否かをその都度の運転情報に基づき判別する。ここで、
特定の運転条件下とは、例えば急加速や急減速等の過渡
状態、シフトチェンジ状態、燃料カット時や復帰時、始
動時や電気負荷投入時、アイドル状態、パージ制御状
態、EGR(排気還流制御)実行中、可変吸気実行中等
々、クランク軸の大きな回転変動を招く特定の運転状
態、或いは軽負荷運転域や高回転域等、いわゆる失火判
定不能な運転域を意味する。そして、同機関1がこうし
た特定の運転条件下にないことを条件に、ECU9はス
テップS208にて、各気筒別、且つ運転条件の別に上
記求めた(変換した)クランク角偏差Δθnを積算し、
続くステップS209にて、前記積算カウンタ907を
インクリメントする。
速等の過渡状態、シフトチェンジ状態、燃料カット時や
復帰時、始動時や電気負荷投入時、等々の運転条件下に
あった場合には、上記クランク角偏差Δθnも、同機関
1の正常な燃焼状態において求められた値ではない可能
性が高い。そこで、内燃機関1のそのような運転条件下
では、上記求めたクランク角偏差Δθnについての積算
処理を行わないようにしている。なお後述するように、
同実施の形態にかかる装置にあっては、この積算処理さ
れるいわば正常なクランク角偏差Δθnのみが、後に実
施される公差学習処理に供されることとなる。
ンク角偏差Δθnの各気筒別、且つ運転条件別の積算処
理は前述のように、前記気筒間クランク角偏差(公差)
積算値メモリ908に対して行われる。この積算値メモ
リ908のメモリ構造を図7に例示する。
ランク角偏差(公差)積算値メモリ908は、第2〜第
6気筒(#2〜#6)の別に、且つ機関1の運転条件で
ある回転速度(NE)及び負荷(吸気管圧力PM)の別
に、クランク角偏差Δθnが積算登録される構造となっ
ている。すなわち、本学習制御ルーチンの繰り返しの実
行に基づき、同図7に示されるテーブルの各々には、そ
れぞれ正常なクランク角偏差Δθnが、「ΣΔθn(NE,
PM) 」といったかたちで積算登録されるようになる。そ
して、前記積算カウンタ907は、こうして気筒間クラ
ンク角偏差(公差)積算値メモリ908に登録されたク
ランク角偏差ΣΔθn(NE,PM) の積算数をその計数値と
して示すこととなる。
を行うと、ECU9は次に、ステップS210にて、公
差学習を行うべきか否か、その実行条件をチェックす
る。この実行条件のチェック処理については、後に図9
及び図10を併せ参照して詳述する。
終えたECU9は、次のステップS211にて、前記点
火数カウンタ909の計数値に基づき例えば「100」
点火等、所定の点火数が経過しているか否かを判別す
る。この結果、所定の点火数に達していない旨判別され
る場合には、ステップS216に移行して、前記点火数
カウンタ909をインクリメントし、ステップS217
にて、前記各気筒のクランク軸120°CA回転時間T
120iの値を T120i-6 =T120i-5 …(13) T120i-5 =T120i-4 …(14) T120i-4 =T120i-3 …(15) T120i-3 =T120i-2 …(16) T120i-2 =T120i-1 …(17) T120i-1 =T120i …(18) といったかたちで更新した後、本ルーチンを一旦抜け
る。
される場合には、ステップS212にて、上記公差学習
実行条件についてのチェック結果に基づき、同実行条件
の成否判定を行う。この公差学習実行条件の成否判定処
理については、後に図13を併せ参照して詳述する。
て、該公差学習実行条件の成否判定が公差学習実行の
「可」を示すものであるか「不可」を示すものであるか
を判別する。そして、同成否判定が「公差学習実行不
可」を示すものであった場合には、上記ステップS21
6及びステップS217の処理を実行して本ルーチンを
一旦抜け、「公差学習実行可」を示すものであったとき
に、ステップS214にて公差学習を実行する。
9d内の気筒間クランク角偏差(公差)学習値メモリ9
10に対して行われる。この学習値メモリ910のメモ
リ構造を図8に例示する。
リ910も、上記気筒間クランク角偏差(公差)積算値
メモリ908(図7)同様、第2〜第6気筒(#2〜#
6)の別に、且つ機関1の運転条件である回転速度(N
E)並びに負荷(吸気管圧力PM)の別に、前記クラン
ク角偏差についての学習値ΔθnLが更新登録される構
造となっている。
ップS208)において気筒間クランク角偏差(公差)
積算値メモリ908に登録されている気筒別、運転条件
別のクランク角偏差積算値ΣΔθn(NE,PM) を読み込ん
でその平均値Δθn(NE,PM)_AVを Δθn(NE,PM)_AV =ΣΔθn(NE,PM) /(積算カウンタ計数値) …(19) として求めると共に、該求めたクランク角偏差平均値Δ
θn(NE,PM)_AVと上記学習値メモリ910内の当該気
筒、並びに当該運転条件に対応する同クランク角偏差に
ついての学習値ΔθnL(NE,PM) とから、なまし(徐
変)演算 ΔθnL(NE,PM)={(8−1)×ΔθnL(NE,PM) +Δθn(NE,PM)_AV } /8 …(20) を実行して、新たな学習値ΔθnL(NE,PM) を求める。
そして、この新たに求めた学習値ΔθnL(NE,PM) を、
上記学習値メモリ910の該当する欄に更新登録する。
は、なまし(徐変)係数であり、該値「8」以外にも処
理系に応じた任意の値を採用することができることは云
うまでもない。
その学習値ΔθnL(NE,PM) の更新が行われるのは、上
記積算値メモリ908にも対応するクランク角偏差積算
値ΣΔθn(NE,PM) が存在している場合に限られる。す
なわち、対応するクランク角偏差積算値ΣΔθn(NE,P
M) が存在していなかった場合、その平均値Δθn(NE,P
M)_AVも得られないことから、上記(20)式のなまし
(徐変)演算自体、その実行が不可能となる。
公差学習を実行したECU9は、次のステップS215
にて、前記積算値メモリ908、前記積算カウンタ90
7、及び前記点火数カウンタ909をそれぞれリセット
する。そして次の学習に備えるべく、上述したステップ
S216並びにステップS217の処理を実行した後、
本ルーチンを一旦抜ける。
のような機関1の運転条件に応じた学習処理が行われる
ことにより、前記メインルーチン(図3〜図5)におい
て同学習値ΔθnL(NE,PM) に基づき公差補正された値
として算出されるクランク角速度ωnの値も自ずとその
信頼性が高められることとなる。そしてひいては、その
後の失火判定に際しても、その判定精度は自ずと高いも
のとなる。
差学習制御ルーチンにおけるステップS210の処理と
して実行される公差学習実行条件のチェック処理につい
て説明する。
件のチェックルーチンにおいて、ECU9(学習制御部
906)は、これまでと同様に、先ずは次の(1)〜
(4)の処理を実行する。 (1)前回の割り込み時刻と今回の割り込み時刻との偏
差から、クランク角が60°CA回転するのに要した時
間T60iを算出する(ステップS300)。 (2)今回の割り込みタイミングが上死点後(ATD
C)60°CAであるか否かを前記基準信号CYLに基
づき判別する(ステップS301)。 (3)この割り込みタイミングが上死点後60°CAで
はない旨判別される場合、上記求めた時間T60iをT
60i-1とした後、本ルーチンを一旦終了する(ステッ
プS319)。 (4)同割り込みタイミングが上死点後60°CAであ
る旨判別される場合には、前記基準信号CYLに基づき
今回の気筒の気筒番号nを識別した後(ステップS30
2)、上記求めた時間T60iについての過去2回分の
データを累積して、クランク軸が120°CA回転する
のに要した時間T120iを算出する(ステップS30
3)。
4にて、先の(1)’式に基づき気筒毎のクランク角速
度ωnを算出する。そして、更に次のステップS305
にて、それら算出したクランク角速度ωnに基づき、3
60°CA差分法、すなわち失火検出対象となる気筒及
びその隣接気筒の回転角速度差分を360°CA離れた
気筒の同差分から差し引いた2階差分 Δ(Δω)n-1 =(ωn− ωn-1 )−(ωn-3 −ωn-4 ) …(21) を用いてクランク角速度変動量Δ(Δω)n-1 を算出す
る。
n-1 を算出したECU9は次に、ステップS306に
て、このクランク角速度変動量Δ(Δω)n-1 と同変動
量Δ(Δω)n-1 に対して予め設定されている失火判定
値REF2とを比較する。そして、このクランク角速度
変動量Δ(Δω)n-1 が失火判定値REF2を超えてい
る旨判別される場合には、ステップS307にて、前記
仮失火カウンタ912のうちのCMFカウンタをインク
リメントして、ステップS308の処理に移行する。
ク角速度変動量Δ(Δω)n-1 が失火判定値REF2以
下である旨判別される場合には、そのままステップS3
08の処理に移行する。
ク角速度変動量Δ(Δω)n-1 と同変動量Δ(Δω)n-
1 に対して予め設定されているラフロード(悪路走行)
判定値REF3(<REF2)とを更に比較する。
転変動が起こりやすい状況にあるため、こうした状況が
継続される場合にも、公差学習は実行すべきではない。
そこで、ECU9は、同ステップS308において、ク
ランク角速度変動量Δ(Δω)n-1 が該ラフロード判定
値REF3を超えていて且つ上記失火判定値REF2以
下である旨判別される場合には、現在ラフロードを走行
中であるとして、ステップS309にて前記ラフロード
(CRG)カウンタ911をインクリメントする。
ンク角速度変動量Δ(Δω)n-1 が上記ラフロード判定
値REF3以下である旨判別される場合には、そのまま
ステップS310の処理に移行する。
おいて、図10のステップS310以降の処理は、上記
360°CA差分法では失火の判定が不可能である36
0°CA対向気筒連続失火を検出するための失火判定処
理である。引き続き、それら処理の詳細について説明す
る。
次のステップS310にて、前記酸素(O2 )センサ1
5の出力に基づく空燃比フィードバック(F/B)制御
の実行中であるか否かを先ず判別する。
行されている状態にあって機関1に失火が発生している
場合には、その空燃比フィードバック補正係数cfbと
同補正係数の平均値cfbAVとの和が、上記酸素セン
サ15の特性や内燃機関個々の機差などによる初期公差
よりも大きい側(空燃比のリーン(L)側)にずれるこ
とが発明者等によって確認されている。
0にて空燃比フィードバック制御中である旨判別される
場合、ステップS311にて、空燃比フィードバック補
正係数cfb及び同補正係数の平均値cfbAVの和と
上記初期公差とを比較し、それら和が上記初期公差以上
であるときには、失火が発生しているとして、ステップ
S312にて前記仮失火カウンタ912のうちのCOF
カウンタをインクリメントする。
理は、空燃比のフィードバック制御が実行中であること
が大前提となるが、例えば高負荷燃料増量中など、こう
したフィードバック制御が行われない場合であっても、
当該機関1が正常点火されているか否かについての判別
が行われることが望ましい。
っては、その活性時、内燃機関1に失火が発生すると、
(A)その出力周期が極端に短くなる、或いは(B)そ
の出力がリーン(L)側にへばりつく、といった何れか
の状態を示すようになることが発明者等によって確認さ
れている。これら(A)及び(B)の状態についての測
定結果をそれぞれ図11及び図12に示す。
ンサ15の出力周期が短くなる場合には、図11におい
て「FO2 センサ出力」として示されるように、正常点
火時の振幅周期(およそ0.5〜2Hz)に対して明ら
かに区別できるような短い周期(同図11に「csg
t」として示される点火周期程度)となる。
ク制御が実行されている状態における上記空燃比フィー
ドバック補正係数cfbの推移についても併せ示してお
り、機関1に失火が発生した場合にこの空燃比フィード
バック補正係数cfbと同補正係数の平均値cfbAV
との和が大きな値をとるようになることは、この図11
によっても明らかである。
OT)には、同機関1の失火に伴い、酸素センサ15の
出力がリーン(L)側にへばりつくようになる。そして
この場合には、図12においてこれも「FO2 センサ出
力」として示されるように、上述した正常点火時の振幅
周期よりも十分長い時間に亘って、その出力がリーン
(L)側に固定されるようになる。
態にあれば、その出力(R/L)を監視することで、内
燃機関1の失火発生の有無を判定することができるよう
になる。
ルーチンにおいて、ステップS313以降の処理は、こ
うした原理に基づいて酸素センサ15の出力から内燃機
関1の失火発生の有無を判定するための処理である。
比フィードバック制御中ではない旨判別した、或いは空
燃比フィードバック制御中であったとしても上記ステッ
プS311にて空燃比フィードバック補正係数cfb及
び同補正係数の平均値cfbAVの和が上記初期公差未
満である旨判別したECU9は、ステップS313に
て、上記酸素(O2 )センサ15が活性状態にあるか否
かを判別する。
ることを条件に、それぞれ、 ・その出力周期(振幅周期)が正常点火時の振幅周期F
sよりも短いか否か(ステップS314)、 ・そのリーン(L)側の出力時間が正常点火時のリーン
側出力時間TLOW よりも長いか否か(ステップS31
6)、といった比較を行う。
りも短い旨判別された場合、ECU9は、ステップS3
15にて前記仮失火カウンタ912のうちのCFカウン
タをインクリメントする。また、同出力のリーン側出力
時間が正常点火時のリーン側出力時間TLOW よりも長い
旨判別される場合、ECU9は、ステップS317にて
前記仮失火カウンタ912のうちのCTカウンタをイン
クリメントする。
終えたECU9は、最後に、ステップS318にて、上
記ステップS304において算出したクランク角速度ω
nをはじめとするそれら気筒毎のクランク角速度の値に
対し、前述のようにωn-5 →廃棄、ωn-4 →ωn-5 、ω
n-3 →ωn-4 、ωn-2 →ωn-3 、ωn-1 →ωn-2 、ωn
→ωn-1 といった更新処理を施して、同公差学習実行条
件チェックルーチンを抜ける。
クルーチンが、前記点火数カウンタ909の計数値に基
づき、例えば「100」点火等を経過するまで繰り返し
実行されるようになることは公差学習制御ルーチン(図
6)の説明において既述した通りである。
習制御ルーチンにおけるステップS212の処理として
実行される公差学習実行条件の成否判定処理について説
明する。
判定ルーチンは前述のように、公差学習制御ルーチン
(図6)のステップS211において上記所定の点火数
を経過している旨判別される場合に起動される。
チンが起動されると、ECU9(学習制御部906)は
先ず、ステップS400にて、前記仮失火カウンタ91
2を構成する各カウンタ(CMFカウンタ、COFカウ
ンタ、CFカウンタ、及びCTカウンタ)の計数値が何
れか1つでも「1」以上となっているか否か、或いは前
記ラフロードカウンタ(CRGカウンタ)911の計数
値が同計数値に対する所定のラフロード判定値KRG以
上となっているか否かを判別する。
数値が何れか1つでも「1」以上となっている場合、或
いは前記ラフロードカウンタ911の計数値が上記判定
値KRG以上となっている場合には、ステップS401
にて、前記RAM9c内の適宜の領域に「公差学習実行
不可」を示すフラグをセットする。
が何れも「0」であり、且つ前記ラフロードカウンタ9
11の計数値が上記判定値KRG未満である場合には、
ステップS402にて、同RAM9c内の適宜の領域に
「公差学習実行可」を示すフラグをセットする。
9は、前記仮失火カウンタ912並びにラフロードカウ
ンタ911をリセットして、同公差学習実行条件の成否
判定ルーチンを抜ける。
S213において、ECU9は、こうして処理した「公
差学習実行可」を示すフラグ、或いは「公差学習実行不
可」を示すフラグに基づいて前述した公差学習実行の
「可」若しくは「不可」を判別することとなる。換言す
れば、図9及び図10に示した公差学習実行条件のチェ
ックルーチンにおいて、その全てのチェック項目が正常
である場合にのみ、前記態様での公差学習、すなわちそ
の学習値ΔθnL(NE,PM) の更新が行われるようにな
る。そしてこのため、同学習値ΔθnL(NE,PM) の信頼
性も自ずと高く維持されるようになる。
る失火検出装置によれば、以下に示す優れた効果が得ら
れる。 (a)本実施の形態では、6気筒内燃機関について、7
20°CA差分法と、360°CA差分法と、120°
CA差分法とを実施し、その演算結果である△(△ω)
n-1 720,△(△ω)n-1 360,△(△ω)n-1 1
20を、個々に所定の失火判定値REF720,REF
360,REF120と比較するようにした。この場
合、720°CA差分法による演算結果から間欠失火
が、120°CA差分法による演算結果から対向気筒の
連続失火の発生が、更に360°CA差分法から上記対
向気筒の連続失火以外の連続失火が検出されることとな
る。こうして各々の差分法により異なる失火パターンが
検出できることから、失火の検出漏れが回避され、内燃
機関1に発生するあらゆる失火パターンを精度良く検出
することができる。
複数の失火数データの総和を用いて最終的な失火判定を
実施するようにした。つまり、失火数データの総和に応
じて運転者に失火異常の旨を警告する警告ランプ12を
点灯制御するようにした。かかる場合、この構成は、失
火パターンが間欠失火と連続失火との間で変化したりす
る場合に好適な効果を得ることができる。
差分法及び120°CA差分法のうち、いずれか1つの
実施により失火発生の旨が検出された場合には、他の差
分法を実施しないこととし、更に、その優先順位をそれ
らの検出精度に合わせて720°CA差分法、360°
CA差分法、120°CA差分法の順とした。そのた
め、より精度の高い失火検出が可能となる。また、複数
の差分演算が排他的に実施されることとなるため、余分
な演算処理が不要となり、マイクロコンピュータ支援に
よる失火検出装置を構築する上で、演算効率を向上させ
ることができる。
件の別にクランク角偏差(気筒間角度公差)についての
学習を行うようにしたことで、同機関1のその都度の気
筒、並びに運転条件に応じた極めて正確なクランク角速
度ωnを算出することができるようになる。そしてこの
ため、それらクランク角速度ωnの推移に基づき算出さ
れるクランク角速度変動量Δ(Δω)n-1 も自ずと正確
な値となり、該クランク角速度変動量Δ(Δω)n-1 と
失火判定値REFとの比較のもとに行われる失火の判定
精度も極めて高く維持されるようになる。このとき、1
20°CA差分法のように、機関回転速度の変化が気筒
間でばらつく場合にも、既述した構成のように学習値Δ
θnLを用いて補正処理を行なうことにより、失火検出
精度が高く維持されるようになる。
づき判定される失火はもとより、該360°CA差分法
では失火の判定が不可能である360°CA対向気筒連
続失火等についてもその発生の有無を判定すると共に、
それら判定において正常な点火が確認された場合にのみ
上記学習を実行するようにしたことから、学習値の信頼
性も高く維持されるようになる。
過渡状態、シフトチェンジ状態、燃料カット時や復帰
時、始動時や電気負荷投入時、アイドル状態、パージ制
御状態、EGR(排気還流制御)実行中、可変吸気実行
中等々、クランク軸の大きな回転変動を招く特定の運転
状態にあるとき、或いは軽負荷運転域や高回転域等、い
わゆる失火判定不能な運転域にあるときにも学習の実行
を禁止するようにしたため、これによっても学習値の信
頼性は高く維持される。
うに、気筒間のクランク角偏差時間ΔTnの算出に過渡
補正項を加味したことで、例えば急加速時や急減速時
等、機関1の運転条件による過渡的な回転変動増減の影
響も上記学習値から好適に排除されるようになる。
差学習制御ルーチン(図6)のステップS204におい
て第1気筒(#1)を判別した際、この第1気筒と他の
第2〜第6気筒(#2〜#6)との間の全てのクランク
角偏差を求めるようにした。しかし、偶数個の気筒から
なる内燃機関であれば、360°CA離れた気筒同士は
同じロータ被検出部を通じてそのクランク角度が検出さ
れるため、それら気筒間のクランク角偏差はそもそも小
さい。
筒同士を1組とし(6気筒の場合であれば3組とな
る)、それら組毎に気筒間の(組間の)公差学習を行う
構成とすることもできる。このような構成によれば、E
CU9において必要とされる演算量やROM、RAM等
のメモリ容量を大幅に削減することができるようにな
る。
S204において判別する気筒は、第1気筒(#1)に
限らず、他の任意の気筒であってもよい。要は、特定の
気筒(若しくは組)に対する他の気筒(若しくは組)の
クランク角偏差が算出される構成でありさえすればよ
い。
じく公差学習制御ルーチン(図6)のステップS208
及びステップS214において、それぞれ図7及び図8
に示される態様で、機関1の運転条件(回転速度NE,
機関負荷PM)の別にクランク角偏差Δθnを積算し、
或いは学習するようにした。しかし、内燃機関の上記運
転条件に鑑みた場合、図14(a)及び(b)に、第
1、第4気筒グループに対するそれぞれ第2、第5気筒
グループ、及び第3、第6気筒グループの機関負荷に対
する回転変動公差を例示するように、機関負荷が変化し
ても、それら回転変動公差の傾向はほぼ一定となってい
る。
リ構造においても、その運転条件として機関負荷の欄を
削除し、気筒並びに回転速度の別に、上述したクランク
角偏差Δθnの積算、或いは学習が行われる構成とする
こともできる。こうした構成によっても、ECU9にお
いて必要とされる演算量やROM、RAM等のメモリ容
量は大幅に削減されるようになる。
算、或いは学習を機関1の運転条件の別に行うにしろ、
同機関1の高回転域ではそれら積算、或いは学習が行わ
れる機会は少ない。そしてこのため、学習値が求まら
ず、失火が発生してもその旨を検出することができない
こともある。しかし、図15に例示したように、各気筒
間のクランク角偏差(公差)には、回転速度が増加する
とそれら公差もほぼ直線的に増加する傾向がある。
る頻度の高い2運転条件でそれら公差が学習されたとき
には、いわゆる線形補間を行うことによって、同機関1
の高回転域での公差を割り出すことが可能となる。こう
した原理に基づいて機関1の高回転域での公差を割り出
し、該割り出した公差を学習するようにすれば、上記不
都合も好適に解消されるようになる。
大きくなることを予想して公差学習実行条件から外した
領域についても、上記線形補間によってそれら領域の公
差を学習することができるようになる。
場合、その未燃ガスが排気管14内で後燃えし、公差学
習実行条件のチェックルーチン(図9、図10)におい
てその酸素(O2 )センサ15の出力に基づく正確な失
火判定(ステップS314及びステップS316)が不
能となることがある。しかし、上記実施の形態の装置に
おいて、 ・排気温センサを追加し、同センサを通じて検出される
排気温度が所定温度以上となるときには学習の実行を禁
止する、或いは、 ・高負荷状態での運転時等、後燃えが発生しやすい運転
条件では学習の実行を禁止する、といった構成を併せ具
えるようにすれば、こうした不都合も好適に回避される
ようになる。
記酸素センサ15の出力に基づいて空燃比のフィードバ
ック制御を行うシステムを想定した。しかし、機関の燃
焼ガスに基づき空燃比をリニアに検出するリニア空燃比
センサを用い、該リニア空燃比センサの出力に基づいて
同空燃比のフィードバック制御を行うシステムにあって
は、このリニア空燃比センサの出力を利用して、公差学
習実行条件チェックルーチン(図9、図10)における
前記ステップS314及びステップS316の処理に相
当する失火判定を行うこともできる。
機関に失火が発生すると、(a)その出力がリーン側に
変化する、或いは、(b)その出力が全体的にリーン側
へのオフセットを持つようになる、といった何れかの状
態を示すようになる。したがってこの場合、前記学習制
御部906としては、 ・該リニア空燃比センサの出力が所定期間以上リーン側
にあるとき前記CFカウンタをインクリメントする、 ・該リニア空燃比センサの出力の平均値が所定値以上リ
ーン側にあるとき前記CTカウンタをインクリメントす
る、といった構成を採ることとなる。
サとしては、HC濃度センサなどもある。また、同公差
学習実行条件チェックルーチン(図9、図10)におけ
るチェック項目の選択、或いは組み合わせ等は任意であ
り、対象となるシステムの規模に応じて自由にそれら項
目の選択、或いは組み合わせを行うことができる。もっ
とも、前述した項目の全てが選択されるとき、前記学習
値の信頼性が最大となことは云うまでもない。
公差学習実行条件のチェックルーチン(図9、図10)
におけるステップS305のクランク角速度変動量Δ
(Δω)n-1 の算出には、前記(21)式による360
°CA差分法を用いることとしていた。
場合、クランク角速度ωnは通常、その後徐々に正常な
角速度に戻るようになる。このため、上記360°CA
差分法においても次式(21)’式として示すように、 Δ(Δω)n-1 =(ωn−ωn-1 )−(ωn+3 −ωn+4 ) …(21)’ といったかたちで、その後のクランク角速度「ωn+2 」
及び「ωn+3 」を導入することが望ましい。これによ
り、失火発生の際にはクランク角速度変動量Δ(Δω)
n-1 としてより大きな値が得られ、S/N(信号/雑
音)比の向上が図られるようになる。
差学習実行条件の成否判定処理(図13)において「公
差学習実行可」を示すフラグがセットされることを条件
に前記学習値の更新が行われるとしたが、他に例えば、 ・更新しようとする値とそれまでの学習値との差が所定
以上に大きいときには、その更新しようとする値が複数
回連続してほぼ同じ値となるときに限り、その値による
学習値の更新を許可する、といった学習アルゴリズムを
採用するようにしてもよい。このようなアルゴリズムに
よれば、偶然に求まった値によって誤った学習が行われ
ることもなく、それら学習値の信頼性が更に向上される
ようになる。
施の形態の装置では上述のように、所定のサンプル数と
なるまで運転条件別のクランク角偏差を積算し、その平
均値(Δθn(NE,PM)_AV)に基づき(正確には(20)
式のなまし演算によって)学習値(ΔθnL(NE,PM) )
を求めたが、この平均値に代えて、所定のサンプル数と
なるまで同運転条件別のクランク角偏差をなまし処理し
た値なども適宜採用することができる。
インルーチン(図3〜図5)での失火判定の際、失火判
定値REFと比較されるクランク角速度変動量Δ(Δ
ω)n-1 を前記学習値に基づき補正することとしたが、
失火判定値REFの側を前記学習値に基づき補正するよ
うにしても勿論よい。
偏差(気筒間角度公差)に限らず、それに相当する値、
例えばクランク角速度、或いはその変動量、等々を採用
することもできる。
ついて図面を用いて説明する。但し、以下の各実施の形
態の構成において、上述した第1の実施の形態と同等で
あるものについてはその説明を簡略化する。そして、以
下には第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
は、上記第1の実施の形態におけるメインルーチン(図
3〜図5)の一部を変更して実現されるものであって、
図16はその変更部分を抽出して示すフローチャートで
ある。つまり、図16のフローは、前記図3及び図4の
ステップS108〜S116に相当する部分であり、そ
れ以外は図3〜図5のフローに準ずる。
の処理にて、720°CA差分法における気筒間の角速
度変動量△(△ω)n-1 720、360°CA差分法に
おける気筒間の角速度変動量△(△ω)n-1 360、及
び、120°CA差分法における気筒間の角速度変動量
△(△ω)n-1 120が算出されており、ECU9は、
ステップS150,S152,S154で上記△(△
ω)n-1 720,△(△ω)n-1 360,△(△ω)n-
1 120をぞれぞれ失火判定値REF720,REF3
60,REF120と比較する。この場合、上記比較判
定の優先順位を720°CA差分法、360°CA差分
法、120°CA差分法の順とし、先のステップで失火
発生の旨が判別された場合には、後に来る失火判定が実
施されないようになっている。
154のいずれかが肯定判別されると、ECU9は、ス
テップS151,S153,S155のどれかで前記図
2に示す仮失火カウンタ904の気筒別カウンタCMI
Sn(ここでは、CMIS720,CMIS360,C
MIS120として示す)をインクリメントする。そし
て、同図16の処理後、ECU9は前記図5のステップ
S117に進み、それ以降、各カウンタにより計数され
た失火数に応じた失火判定処理を実施する(既述した処
理と同様であるため、ここでは説明を省略する)。
実施の形態と同様に、各々の差分法により異なる失火パ
ターンが検出できることから、失火の検出漏れが回避さ
れ、内燃機関1に発生するあらゆる失火パターンを精度
良く検出することができる。また、第1の実施の形態の
構成と比較して、前記図4のステップS110,S11
3,S115の処理が削除されたかたちとなり、演算処
理が簡素化できる。
においても、上記第1の実施の形態におけるメインルー
チン(図3〜図5)の一部を変更して実現されるもので
あって、図17はその変更部分を抽出して示すフローチ
ャートである。つまり、図17のフローは、前記図3〜
図5のステップS108〜S119に相当する部分であ
り、それ以外は図3〜図5のフローに準ずる。
の処理にて、720°CA差分法における気筒間の角速
度変動量△(△ω)n-1 720、360°CA差分法に
おける気筒間の角速度変動量△(△ω)n-1 360、及
び、120°CA差分法における気筒間の角速度変動量
△(△ω)n-1 120が算出されている。そして、EC
U9は、ステップS160以降で3通りの失火判定(仮
判定)を順次実行する。
上記△(△ω)n-1 720と失火判定値REF720と
を比較し、△(△ω)n-1 720>REF720であれ
ば、ステップS161で前記図2の仮失火カウンタ90
4の気筒別カウンタCMISn(ここではCMIS72
0として示す)をインクリメントする。
記△(△ω)n-1 360と失火判定値REF360とを
比較し、△(△ω)n-1 360>REF360であれ
ば、ステップS163で仮失火カウンタ904の気筒別
カウンタCMISn(ここではCMIS360として示
す)をインクリメントする。更に、ECU9は、ステッ
プS164で上記△(△ω)n-1 120と失火判定値R
EF120とを比較し、△(△ω)n-1 120>REF
120であれば、ステップS165で仮失火カウンタ9
04の気筒別カウンタCMISn(ここではCMIS1
20として示す)をインクリメントする。
を条件に(ステップS166)、ECU9は、ステップ
S167で上記各カウンタCMIS720,CMIS3
60,CMIS120の最大値を最終失火数に相当する
カウンタCMISの計数値とする(CMIS=max
(CMIS720,CMIS360,CMIS12
0))。このとき、最終失火数を表すカウンタCMIS
は、一旦、気筒毎の失火数を算出した後で求めるように
してもよい。
記図5のステップS120に進み、それ以降、カウンタ
CMISに応じた失火判定処理を実施する(既述した処
理と同様であるため、ここでは説明を省略する)。
の実施の形態と同様に、各々の差分法により異なる失火
パターンが検出できることから、失火の検出漏れが回避
され、内燃機関1に発生するあらゆる失火パターンを精
度良く検出することができる。また、特に本実施の形態
では、各差分法について、いずれの差分法をも同時に実
施するようにしたため、失火の検出漏れがより一層確実
に回避できるという効果が得られる。
過するまでの期間内において複数実施された差分演算法
による失火数の最大値を最終的な失火検出数とし、この
失火検出数に基づいて失火判定を実施するようにしたた
め、失火パターンが同一パターンで継続する場合に好適
に失火検出が実施できる。
施の形態では触れなかったが、内燃機関の特性として、
機関本体の振動等により、ある特定の回転速度において
クランク角偏差が著しく不均一となることがある。その
一例として、機関本体の振動により、クランク角度を検
出するための前述した電磁ピックアップの取り付け腕
(ステー)が共振し、同ピックアップとロータ被検出部
との位置関係が変化することなどが挙げられる。
ロータ被検出部の検出間隔(検出時間)が変則的になっ
てしまうことから、同検出時間に基づき前記(12)式
を通じて算出されるクランク角偏差(角度公差)Δθに
も図18に示されるような特異点SP、SP’が生じる
こととなる。因みに図18は、排気量1800cc直列
4気筒エンジンについて測定した回転速度と同角度公差
Δθとの関係についての実測データである。
生じる場合、同クランク角偏差Δθについての前記運転
条件(回転速度)別の公差学習を行い、それ以外の回転
速度領域ではそれら公差学習値からの直線補間によって
その角度公差を求めたとしても当該角度公差特性を正確
に角速度変動量に反映させることはできず、ひいては前
記メインルーチン(図3〜図5)を通じて実行される失
火判定についての誤判定をも招きかねなくなる。
じ方は、機関の種類や形状、更にはそのおかれる環境等
によって区々であり、機関のどのような運転条件で該特
異点SP、SP’生じるかを特定することは困難であ
る。また、そうかといって、対象となる内燃機関の全運
転領域に亘ってそれら角度公差を全て学習するにはメモ
リ容量等の制限を受けることとなり、やはり現実的では
ない。
装置の他の実施の形態として、クランク角偏差(角度公
差)Δθに上記特異点が生じる場合であっても、少ない
メモリ容量で、しかも好適に該特異点による影響を回避
することのできる装置についてその一例を示す。
記公差学習に併せて、その公差学習値と上記特異点を含
む実公差との偏差についての図19及び図20に示され
るような偏差学習制御を実行し、その偏差学習値に基づ
き前記メインルーチン(図3〜図5)で用いられる失火
判定値REF120を補正して上記特異点の存在に起因
する誤った失火判定が行われることを回避する。
各々特定の回転速度(運転条件)の合間の補間領域で上
記公差学習値と実公差との偏差を求める必要があるた
め、同図19及び図20に示す偏差学習制御ルーチンで
は、公差学習を実行した回転速度区間をそれら学習域に
対応した所定の回転数毎の(例えば500rpm毎の)
ゾーンに区分けし、それら区分けしたゾーンの単位で上
記公差学習値(補間値)と実公差との偏差による影響を
抑制するようにしている。なおこの偏差学習制御ルーチ
ンは、前記内燃機関1の一点火毎(6気筒の場合には1
20゜CA毎、4気筒の場合には180゜CA毎)に、
前記ECU9を通じて起動、実行される。
習制御ルーチンについてその詳細を順次説明する。すな
わちいま、内燃機関1の任意気筒の点火に伴って同偏差
学習制御ルーチンが起動されると、ECU9は先ず、ス
テップS500にて、同機関の現在の回転速度(運転条
件)に対応したゾーンにおいて前記公差学習が完了して
いるか否かを判別する。公差学習が完了していなけれ
ば、その対応する実公差との比較もできないため、本ル
ーチンを一旦終了する。
していれば、ECU9は次のステップS501にて、偏
差学習実行中フラグがセットされているか否かを判別す
る。この偏差学習実行中フラグとは、通常はセット状態
におかれ、次に述べる条件によってはリセットされて、
不十分な偏差学習の完了を未然に防止するためのフラグ
である。
対応した偏差学習を行う上で、あるゾーンでの公差学習
値(補間値)と実公差との偏差測定が部分的に行われた
だけでは、最も影響の大きい上記特異点が測定されてい
ない可能性がある。そこでここでは、例えば、 ・先の図6に例示した公差学習制御ルーチンのステップ
S210にかかる「公差学習実行条件のチェック処理
(図9、図10)」やステップS212にかかる「公差
学習実行条件の成否判定処理(図13)」において学習
を実行してはいけない状態であることが認識されている
場合(ステップS502)、或いは、 ・回転速度が急激に変動するなどして、特定ゾーンの偏
差測定を入念に行うことができない場合(ステップS5
03)、等々、当該ゾーンで偏差学習が完了したとする
には不十分な状態では、ステップS504にて上記偏差
学習実行中フラグをリセットして、同ゾーンでの少なく
とも今回の偏差学習を完了させないようにしている。
フラグがセットされている旨判別され、且つこれら学習
をキャンセルすべき要因が生じていない旨判別される場
合、ECU9は、ステップS505にて、該当する公差
学習値ΔθLと実公差Δθとの偏差Δ(Δθ)を求め
る。実公差Δθが電磁ピックアップによるロータ被検出
部の検出間隔(検出時間)に基づき前記(12)式を通
じて算出されることは上述した通りである。
は、次のステップS506にて、同偏差Δ(Δθ)につ
いての最も大きな値を求めるべく、当該ゾーンにおいて
保持している偏差Δ(Δθ)の値と今回求めた偏差Δ
(Δθ)の値との大きい方の値を前記RAM9c(図
1)内の所定の領域に保持していく。これは、上記特異
点等、最も影響の大きい偏差を学習値とするための配慮
である。
した、若しくはステップS504にて偏差学習実行中フ
ラグをリセットした、若しくはステップS501にて同
偏差学習実行中フラグがセットされていない旨判別した
ECU9は、ステップS507にて、回転速度がそれま
でのゾーンを抜け、新しいゾーンに移行したか否かを判
別する。新しいゾーンに移行していない場合には、当該
ゾーンでの上記偏差Δ(Δθ)の算出、並びにそのより
大きな値による更新と、後述するステップS516(図
20)以降の処理のみが繰り返し実行される。
ンに移行している旨判別される場合ECU9は更に、次
のステップS508にて、その移行がもといたゾーンへ
の逆戻りではなく、移行前のゾーンを全て通った次のゾ
ーン(1段階だけ高速側のゾーン)への移行であるか否
かを判別する。同移行がもといたゾーンへの逆戻りであ
った場合、移行前のゾーンの全域に亘って上記偏差Δ
(Δθ)の測定を行ったことにはならないため、以下に
説明する学習処理は行われずに、後述するステップS5
14(図20)以降の処理が行われる。
ゾーンへの移行が上記次のゾーンへの移行である旨判別
される場合、ECU9は、ステップS509にて上記偏
差学習実行中フラグがセットされていることを確認した
上で、次のステップS510〜ステップS513にかか
る偏差学習を実行する。偏差学習実行中フラグがセット
されていない場合、すなわち移行前のゾーンにおいて一
度、ステップS502〜ステップS504を通じて学習
の実行が不適当である旨判別されている場合にも移行前
のゾーンの全域に亘って上記偏差Δ(Δθ)の測定を行
ったことにはならないため、以下に説明する学習処理は
行われずに、後述するステップS514以降の処理が行
われる。
S510(以下、図20)にて、該学習対象となるゾー
ン、すなわち移行前のゾーンでの偏差学習実行条件の成
立が初回であるか否かが判別される。
別される場合には、ステップS512にて、上記移行前
のゾーンに関して上記RAM9c内の所定領域に保持さ
れている最大の偏差Δ(Δθ)を同ゾーンの偏差学習値
として偏差学習値メモリに登録し、次のステップS51
3にて、同ゾーンについての偏差学習が完了したことを
示す偏差学習完了フラグをセットする。この偏差学習値
メモリも、先の図8に例示した公差学習値メモリ910
と同様、前記バックアップRAM9d(図1)内の所定
領域に予め用意されていて、上述した各ゾーン(回転速
度範囲)の別にそれら偏差学習値Δ(Δθ)が登録され
る構造となっている。
行前のゾーンでの偏差学習実行条件の成立が初回ではな
く、2回目以降である旨判別される場合には、ステップ
S511にて、上記偏差学習値メモリに登録されている
同ゾーンについての偏差学習値Δ(Δθ)を同ゾーンに
関して上記RAM9c内の所定領域に保持されている最
大の偏差Δ(Δθ)によって更新する。なお、この更新
に際しては、前述したなまし(徐変)処理を併用するよ
うにしてもよい。
9は次に、該移行した新しいゾーンについての偏差学習
を行うため、ステップS514にて、上記RAM9c内
の所定領域に保持されている偏差Δ(Δθ)の値を
「0」にクリアすると共に、ステップS515にて、上
記偏差学習実行中フラグを標準(デフォルト)の状態で
あるセット状態とする。
てその対象となっているゾーン(移行前のゾーン)に関
する上記偏差学習完了フラグがセットされていることを
確認した上で、次のステップS517〜ステップS51
8にかかる失火判定値補正処理を実行する。同ゾーンに
関する偏差学習完了フラグがセットされていない場合に
は、このステップS517〜ステップS518にかかる
失火判定値補正処理を行わずに、本ルーチンを一旦終了
する。
ず、ステップS517にて、当該ゾーンの偏差学習値Δ
(Δθ)から前記失火判定値REF120に加えるべき
オフセット量REFofsを算出する。このオフセット
量REFofsの算出は、 REFofs=Kofs×Δ(Δθ)×回転速度 …(22) といったように、偏差学習値Δ(Δθ)の角度(ra
d)情報を角速度(rad/sec)の変動量に換算す
るかたちで行われる。ここで係数Kofsは、偏差学習
値Δ(Δθ)をこうした失火判定値REF120と同じ
次元の値に換算するための換算係数である。
したECU9は最後に、ステップS518にて同算出し
たオフセット量REFofsを前記失火判定値REF
(REF120)に加えて、本ルーチンを終了する。
点火毎に行われることにより、上記各ゾーン毎に測定さ
れた公差学習値補間値と実公差との偏差Δ(Δθ)の最
大値(偏差学習値)に応じた角速度変動量が別途求めら
れると共に、この求められた角速度変動量がオフセット
量REFofsとして、その都度、前記失火判定値RE
F120に加えられるようになる。
差)Δθに上述した特異点が生じる場合であっても、す
なわちメインルーチン(図3〜図5)において失火判定
値REF120と比較されるクランク角速度変動量Δ
(Δω)n-1 に該特異点に基づく増加が生じる場合であ
っても、その角速度変動量増加分に応じたオフセット量
REFofsが失火判定値REF120に加わること
で、同特異点に起因する誤った失火判定が行われること
も好適に回避されるようになる。
ば、上記ゾーンを単位として偏差学習を行うようにした
ことで、その必要とされるメモリ容量の増加を最小限に
抑えることができるようにもなる。
火判定値REF120に上記オフセット量REFofs
を加えて上記特異点に対処することとしたが、同メイン
ルーチンにおいて比較対象となるクランク角速度変動量
Δ(Δω)n-1 から上記オフセット量REFofsを引
いてその対処とする構成であっても勿論よい。
角偏差(気筒間角度公差)との偏差量に限らず、それに
相当する値、すなわち公差学習値に応じて、例えばクラ
ンク角速度との偏差量、或いはその変動量、等々を採用
することができる。
形態では何れも、学習の実行条件を適正に判別するため
の要素として上記空燃比センサ(酸素センサ、リニア空
燃比センサ)の出力や空燃比フィードバック制御にかか
る空燃比補正係数を参照するようにした。しかし、図1
0に例示したそれら判別内容からも明らかなように、こ
うした空燃比センサの出力や空燃比フィードバック制御
にかかる空燃比補正係数から直接、当該機関の失火発生
の有無を検出する構成とすることもできる。
判定するルーチンのみを同実施の形態にかかる装置のク
ランク角速度変動量を用いた失火検出に代えて用いる構
成とすることもできる。そしてこのときであれ、同図1
0におけるチェック項目の選択、或いは組み合わせ等は
任意であり、対象となるシステムの規模に応じて自由に
それら項目の選択、或いは組み合わせを行うことができ
る。
組み合わせた失火検出方法を、上記実施の形態にかかる
装置の失火検出方法以外の方法と組み合わせて、それら
方法による失火検出精度の更なる向上を図るようにする
こともできる。
では、360°CA対向気筒の連続失火を検出する3つ
の方法が示されているが、この中のステップS311の
処埋を図21のステップS311’の処理として示すよ
うに変更してもよい。
空燃比補正係数cfbとその平均値との和を初期公差と
比較して失火検出していたが、他に図21に示すよう
に、空燃比補正係数と同補正係数の学習値との和を初期
公差と比較して失火検出するようにしてもよい。
は、そのステップS314の処理において、O2 センサ
振幅周期が予め設定されている正常点火時の振幅周期F
sよりも短いとき失火が発生している旨判別している
が、図21のチェックルーチンにおけるステップS31
4’の処理として示すように、下限の判定値(Fs)だ
けでなく、所定範囲を設定して、この範囲外のときには
失火が発生している旨判別するようにしてもよい。この
ように所定範囲を設定することにより、図11に示すよ
うな失火だけでなく、図12に示すような失火も検出す
ることができるようになる。
も次の形態にて実現可能である。 (1)上記実施の形態では、6気筒内燃機関について7
20°差分法、360°差分法及び120°差分法を適
用した具体例を開示したが、これに限らず他の形態にて
具体化してもよい。例えば、同じく6気筒内燃機関につ
いて、240°CA差分法や480°CA差分法等を複
数個組み合わせて適用してもよい。また、奇数個の気筒
を有する内燃機関(例えば5気筒内燃機関)について
は、一例として720°CA差分法と144°CA差分
法(或いは、288°CA差分法等)を用いて失火検出
を実施するようにすればよい。要は、各気筒の1燃焼サ
イクルに要するクランク角(720°CA)を気筒数で
除したクランク角を最小単位とし、その整数倍のクラン
ク角度だけ離れた複数の組み合わせの気筒について、気
筒別回転速度変動量の差分を算出して前記複数の組み合
わせの気筒別回転速度変動量の差分演算結果を個々に所
定の失火判定値と比較する構成であれば、任意に実現で
きる。
分演算法としての720°CA差分法に代えて、720
°CAの整数倍のクランク角だけ離れた気筒の気筒別回
転速度変動量の差分を検出する、例えば1440°CA
差分法を適用したり、第2の差分演算法としての360
°CA差分法に代えて、360°CAの奇数倍のクラン
ク角だけ離れた気筒の気筒別回転速度変動量の差分を検
出する、例えば1080°CA差分法を適用したりする
こともできる。以上各々の場合についても、上記各実施
の形態で既述した通り、内燃機関に発生するあらゆる失
火パターンを精度良く検出するという本発明の目的が達
せられる。
おいて、第1の実施の形態では図5のステップS118
でカウンタCMIS720、CMIS360及びCMI
S120を加算したが、これに代えて上記カウンタの最
大値maxを最終的な失火数として求めるようにしても
よい。つまり、最終の失火数を求める際には、一義的に
固定手段を用いるのではなく、その方法を任意に変更し
てもよい。
CA差分法、120°CA差分法等、連続失火のみを検
出対象とする場合には、各気筒毎に平滑化(なまし処
理)をしてばらつきを抑え、検出精度を向上させるよう
にしてもよい。この場合、360°CA差分法により算
出される気筒間の角速度変動量△(△ω)n-1 360、
及び120°CA差分法により算出される気筒間の角速
度変動量△(△ω)n-1120が次の(23),(2
4)式により平滑化され、それにより、変動量なまし値
dωn-1 360、dωn-1 120が算出される。
ある。また、定数kは、コンピュータの処理上、2のべ
き乗とするのが望ましく、例えば「8」とする。以上の
なまし処理により、正常気筒と連続失火気筒との角速度
変動量を分離することができ、失火検出が容易となる。
なおこの場合には、間欠失火の検出はできなくなるた
め、連続失火判定で現在連続失火状態の判定がなされて
いない間は連続失火検出方法の判定を禁止してもよい。
度変動量△(△ω)の出力を各気筒毎になまし処理する
場合、それ同時に判定レベルにもなまし処理をかけ、運
転条件急変時のなましによる更新遅れの発生による誤検
出の発生を防止するようにしてもよい。また、△(△
ω)出力や判定レベルにかけるなましは機関の回転域に
より可変としてもよい。
火発生と判定される気筒数が所定の気筒数範囲内であれ
ば検出し、それ以外の場合には失火発生をキャンセルす
る。具体的には、気筒別に失火判定を行い、6気筒中、
3気筒以上が失火発生とされれば最終的に失火発生の旨
を判断し、警告ランプを点灯させる。
転角速度変動量としてクランク角偏差Δθnを運転条件
の別に学習しているが、これに限られることはなく、こ
れに相当する値として、例えばクランク角偏差Δθnを
求めるために用いるクランク角偏差時間ΔTnを学習す
るようにしてもよい。
式内燃機関を対象として失火検出装置を具現化したが、
2サイクル式内燃機関にも本発明を適用することができ
る。この場合には、1燃焼サイクルに要するクランク角
が360°CAとして取り扱われる。
を示すブロック図。
すブロック図。
すフローチャート。
フローチャート。
ンを示すフローチャート。
ローチャート。
構造例を示す略図。
構造例を示す略図。
ローチャート。
フローチャート。
イムチャート。
イムチャート。
フローチャート。
示すグラフ。
性を示すグラフ。
ルーチンの一部を示すフローチャート。
ルーチンの一部を示すフローチャート。
子を示すグラフ。
る偏差学習制御ルーチンを示すフローチャート。
御ルーチンを示すフローチャート。
件の他のチェックルーチンを示すフローチャート。
ンサ、9…回転速度算出手段,失火検出手段(変動量差
分算出手段,比較判定手段,失火数計数手段,最終失火
判定手段),学習手段を構成するECU(電子制御装
置)、12…警告ランプ、9a…CPU、9b…RO
M、9c…RAM、9d…バックアップRAM。
Claims (13)
- 【請求項1】多気筒内燃機関の出力軸の回転に応じた回
転信号を出力する回転信号出力手段と、 前記回転信号に基づき、同機関出力軸の気筒別回転速度
を算出する回転速度算出手段と、 2つの気筒について前記気筒別回転速度の変動量を求
め、該求めた気筒別回転速度変動量に基づいて当該機関
の失火発生を検出する失火検出手段とを備えた内燃機関
の失火検出装置において、 前記失火検出手段は、 各気筒の1燃焼サイクルに要するクランク角を気筒数で
除したクランク角を最小単位とし、その整数倍のクラン
ク角度だけ離れた複数の組み合わせの気筒について、前
記気筒別回転速度変動量の差分を算出する変動量差分算
出手段と、 前記複数の組み合わせの気筒別回転速度変動量の差分演
算結果を、個々に所定の失火判定値と比較する比較判定
手段とを備えることを特徴とする内燃機関の失火検出装
置。 - 【請求項2】多気筒内燃機関の出力軸の回転に応じた回
転信号を出力する回転信号出力手段と、 前記回転信号に基づき、同機関出力軸の気筒別回転速度
を算出する回転速度算出手段と、 2つの気筒について前記気筒別回転速度の変動量を求
め、該求めた気筒別回転速度変動量に基づいて当該機関
の失火発生を検出する失火検出手段とを備えた内燃機関
の失火検出装置において、 前記失火検出手段は、 720クランク角度の整数倍だけ離れた気筒の前記気筒
別回転速度変動量の差分を算出する第1の差分演算法
と、360クランク角度の奇数倍だけ離れた気筒の前記
気筒別回転速度変動量の差分を算出する第2の差分演算
法と、各気筒の1燃焼サイクルに要するクランク角を気
筒数で除したクランク角を最小単位とし、360クラン
ク角度の整数倍を除く前記最小単位の整数倍のクランク
角度だけ離れた気筒の前記気筒別回転速度変動量の差分
を算出する第3の差分演算法とのうち、少なくともいず
れか2つを同時に若しくは選択的に実施する変動量差分
算出手段と、 前記変動量差分算出手段が実施した前記第1〜第3の差
分演算法による気筒別回転速度変動量の差分演算結果
を、個々に所定の失火判定値と比較する比較判定手段と
を備えることを特徴とする内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の内燃機関の失火検
出装置において、 前記失火検出手段は、 前記比較判定手段の比較結果から前記各差分演算法の演
算結果に基づく失火数を各々に計数する失火数計数手段
と、 該計数された複数の失火数データを用いて最終的な失火
判定を実施する最終失火判定手段とを備えることを特徴
とする内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項4】前記最終失火判定手段は、所定点火数が経
過するまでの期間内において複数実施された差分演算法
による失火数の総和を最終的な失火検出数とし、この失
火検出数に基づいて失火判定を実施することを特徴とす
る請求項3に記載の内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項5】前記最終失火判定手段は、所定点火数が経
過するまでの期間内において複数実施された差分演算法
による失火数の最大値を最終的な失火検出数とし、この
失火検出数に基づいて失火判定を実施することを特徴と
する請求項3に記載の内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項6】請求項2に記載の内燃機関の失火検出装置
において、 前記第1〜第3の差分演算法のうち、いずれか1つの実
施により失火発生の旨が検出された場合には、他の差分
演算法の演算結果を用いた失火判定を実施しないことを
特徴とする内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項7】前記第1の差分演算法、前記第2の差分演
算法、前記第3の差分演算法の優先順位で各演算を実施
することを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の失火
検出装置。 - 【請求項8】請求項2に記載の内燃機関の失火検出装置
において、 前記第1〜第3の差分演算法を各々独立して実施するこ
とを特徴とする内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項9】前記回転信号出力手段により得られる各気
筒間の回転信号の偏差を学習値として逐次演算する学習
手段を備え、 前記変動量差分算出手段により実施される第3の差分演
算法においては、前記学習手段により得られた学習値を
用いて気筒別回転速度変動量の差分を算出することを特
徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の内燃機関の失
火検出装置。 - 【請求項10】前記学習手段は、前記内燃機関が正常点
火されていることを条件に、前記学習を実行する請求項
9に記載の内燃機関の失火検出装置。 - 【請求項11】前記学習手段は、前記内燃機関が失火し
ていないこと、或いは路面状況による外乱や運転操作に
よる回転変動が発生していないことを条件に、前記学習
を実行する請求項9又は10に記載の内燃機関の失火検
出装置。 - 【請求項12】前記変動量差分算出手段により実施され
る第1の差分演算法から個々の気筒に対して不連続に発
生する失火を検出し、前記第2及び第3の差分演算法か
ら少なくとも1つの気筒に対して連続的に発生する失火
を検出する請求項2〜11のいずれかに記載の内燃機関
の失火検出装置。 - 【請求項13】偶数個の気筒を有する内燃機関におい
て、 前記前記変動量差分算出手段により実施される第3の差
分演算法から360クランク角度離れた対向気筒の連続
失火の発生を検出し、前記第2の差分演算法から上記対
向気筒の連続失火以外の連続失火を検出する請求項2〜
12のいずれかに記載の内燃機関の失火検出装置。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP21161996A JP3675049B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 内燃機関の失火検出装置 |
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| DE19641610A DE19641610A1 (de) | 1995-10-09 | 1996-10-09 | Fehlzündungsdetektor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP21161996A JP3675049B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 内燃機関の失火検出装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1054295A true JPH1054295A (ja) | 1998-02-24 |
| JP3675049B2 JP3675049B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=16608771
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21161996A Expired - Lifetime JP3675049B2 (ja) | 1995-10-09 | 1996-08-09 | 内燃機関の失火検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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