JPH1054520A - スラッジの焼却方法および焼却装置 - Google Patents

スラッジの焼却方法および焼却装置

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JPH1054520A
JPH1054520A JP22327296A JP22327296A JPH1054520A JP H1054520 A JPH1054520 A JP H1054520A JP 22327296 A JP22327296 A JP 22327296A JP 22327296 A JP22327296 A JP 22327296A JP H1054520 A JPH1054520 A JP H1054520A
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昌司 米田
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訓 近藤
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武 福島
Yoshinao Ishibashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼却に先立ち乾燥しても悪臭により環境を汚
染しないスラッジの焼却方法を提供する。 【解決手段】 流動床焼却炉(2)の流動層構成材料
(M)に気体を吹き込み流動層(15)を形成してスラ
ッジを焼却するとき、焼却に先立ち焼却熱によりスラッ
ジを乾燥し、このとき生じるガス体から水分を除去また
は減じた残りのガス体を流動層(15)形成用の空気の
一部として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥、食品工
業あるいは薬品工業における液体の絞りかす等のスラッ
ジを焼却処理するスラッジの焼却方法およびこの方法の
実施に使用される焼却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥のようなスラッジは、一部は生
物学的あるいは物理的に処理されて肥料等に利用されて
いるが、大部分は焼却処理されている。このようなスラ
ッジを焼却する焼却炉は、文献名を挙げるまでもなく従
来周知で、移動床焼却炉、ロータリキルン焼却炉、流動
床焼却炉等が知られている。流動床焼却炉は、焼却炉、
この焼却炉の下方に配置されている空気分散板、この空
気分散板の下方の空気室等から構成されている。空気分
散板の上には、流動床構成材料すなわちけい砂等からな
る耐火性粉体が入れらている。そして、焼却炉の上部空
間はフリーボード部となっている。燃焼排ガスは、フリ
ーボード上部から排出され、熱が回収される。そして排
出される燃焼排ガスは、冷却されて除塵装置で除塵され
た後大気中へ放出されるようになっている。
【0003】流動床焼却炉は、以上のように構成されて
いるので、送風ファンにより空気室から空気分散板を通
して耐火性粉体に空気を吹き込むと、固定層を形成して
いた耐火性粉体は、沸騰状態に似た運動をする流動層に
なる。そこで、スラッジを供給すると、熱せられている
耐火性粉体により加熱され、揮発分の放出が開始され
る。揮発分は空気分散板の直上で燃焼され、燃焼にとも
ない窒素酸化物濃度が上昇する。固形可燃物は粒子濃厚
相内で燃焼される。そして、生成ガスはフリーボード部
へ達する。このフリーボード部で、未燃成分の2次燃
焼、窒素酸化物の濃度制御等が行われる。また、他の移
動床焼却炉、ロータリキルン焼却炉等によっても周知の
ようにして焼却される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の、移動
床焼却炉、ロータリキルン焼却炉等によっても焼却する
ことができるが、特に流動床焼却炉によると、流動化し
た耐火性粉体が蓄熱体として作用し、また耐火性粉体が
スラッジと良好に接触するため燃焼が促進され、スラッ
ジも効率的に焼却されるという、利点が得られる。しか
しながら、従来の焼却炉は多量の灯油、A重油、C重油
等の補助燃料を必要とする欠点がある。さらに詳しく説
明すると、スラッジは、一般にプレスにより脱水処理さ
れてはいるが、80%程度の水分を含んでいるので、焼
却するとき蒸発熱のためスラッジのみでは燃焼できず、
多量の灯油、A重油、C重油等の補助燃料を必要とする
欠点がある。例えば、従来の流動床焼却炉により下水汚
泥を100ton/day、すなわち4.2ton/h
r の割合で焼却するためには、320 l/hrの補
助燃料であるC重油を必要としている。補助燃料を減ら
すためには、スラッジを焼却する時に生じる排熱を利用
して、焼却に先立ち乾燥することが考えられるが、乾燥
時にはメタン、アセトン、フェノール等の悪臭が発生
し、環境を汚染するので、スラッジの排熱による乾燥は
行われていないのが実状である。また、従来の流動床燃
焼法によると、反応速度すなわち燃焼速度が遅いので、
燃焼維持温度を700〜900°Cの高温に維持しなけ
ればならず、窒素酸化物の発生量が多くなり、その対策
にコストがかかるという問題がある。さらには、従来の
流動床焼却法によると、焼却炉内の上方には2次燃焼を
するフリーボード部を確保しなければならないので、焼
却炉の高さが高くなる欠点もある。また、燃焼速度が遅
いので、多量の空気を供給しなければならず、送風ファ
ンが大型化する欠点もある。
【0005】本発明は、上記したような従来の欠点を解
消したスラッジの焼却方法および焼却装置を提供しよう
とするもので、具体的には、焼却に先立ち乾燥しても環
境を汚染しないスラッジの焼却方法および焼却装置を提
供することを目的としている。また、他の発明は、窒素
酸化物の発生も少なく、さらには焼却炉の高さ、送風フ
ァンの送風容量等も従来のものに比較して小型化でき
る、スラッジの焼却方法および焼却装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、ス
ラッジを乾燥するときに生じるメタン、アセトン、フェ
ノール等の悪臭を発するガスを燃焼用気体として利用す
る手段を採用することにより達成される。また、他の発
明は上記手段を採用すると共に、流動層構成材料に酸化
触媒を適用することにより達成される。酸化触媒燃焼
は、触媒の接触酸化作用により火炎燃焼限界以下の希薄
燃料で燃焼するもので、反応速度が大きく、また燃焼温
度が低いことが知られているが、従来の酸化触媒は高価
な白金であるため、ハニカム構造の白金触媒が使用され
ているにすぎず、流動床式燃焼法には適用されていない
が、本発明はBaO6Al23、SrO6Al23、C
aO6Al23、MgAl24+α、ZrO2+αのうち
少なくとも1種が酸化触媒として選ばれる。すなわち、
本発明は上記目的を達成するために、焼却炉によりスラ
ッジを焼却するとき、焼却に先立ち焼却熱によりスラッ
ジを乾燥し、このとき生じるガス体から水分を除去また
は減じた残りのガス体を燃焼用空気と混合してスラッジ
を焼却するように構成される。請求項2記載の発明は、
流動床焼却炉の流動層構成材料に気体を吹き込み流動層
を形成してスラッジを焼却するとき、焼却に先立ち焼却
熱によりスラッジを乾燥し、このとき生じるガス体から
水分を除去または減じた残りのガス体を流動層形成用の
空気の一部として利用するように構成される。請求項3
記載の発明は、請求項2記載の流動層構成材料として、
ケイ砂、石灰、BaO・6Al23、SrO・6Al
23、CaO・6Al23、MgAl24+α、ZrO2+
α、K2O・11Al23、La23・11Al23の中
から少なくとも1種が選ばれている。請求項4記載の発
明は、流動床焼却炉と、該流動床焼却炉で焼却されるス
ラッジの燃焼熱によりスラッジが乾燥又は減水処理され
る乾燥装置と、該乾燥装置で処理されるスラッジから生
じるガス体が導かれる減湿装置とからなり、前記減湿装
置で処理された処理後のガス体は、前記流動床焼却炉の
空気室に導かれるように構成されている。請求項5記載
の発明は、流動床焼却炉と、該流動床焼却炉で焼却され
るスラッジの燃焼熱が回収される熱交換器と、スラッジ
が乾燥又は減水処理される乾燥装置と、該乾燥装置で処
理されるスラッジから生じるガス体が導かれる減湿装置
とからなり、前記熱交換器で回収される熱は、前記乾燥
装置と、前記流動床焼却炉の燃焼用空気の予熱熱交換器
に導かれると共に、前記減湿装置で処理された処理後の
ガス体は、前記流動床焼却炉の空気室に導かれるように
構成されている。請求項6記載の発明は、請求項4また
は5記載の減湿装置が、凝縮器であり、該凝縮器で凝縮
された凝縮水が冷却水として利用されるように、請求項
7記載の発明は、請求項4または5記載の減湿装置が、
冷却筒から構成され、そして請求項8記載の発明は、請
求項4〜7のいずれかの項に記載の乾燥装置が攪拌兼移
送用のスクリューを備えるように構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は種々の形式の焼却炉に適
用できるが、以下流動床焼却炉に適用した第1、2の実
施の形態について説明する。図1に示されているよう
に、第1の実施の形態に係わる流動床焼却装置1は、焼
却炉2、乾燥サイロ20、凝縮器30、その他の付属装
置とから構成されている。
【0008】焼却炉2は、従来周知のように筒状をして
いるが、炉の高さは後に説明するように、従来の炉より
も低くなっている。この焼却炉2内の下方に空気分散板
3が設けられ、そしてこの空気分散板3の下方が空気室
4となっている。焼却炉1には、補助燃料である例えば
C重油が貯蔵されているオイルタンク7が備わってお
り、このオイルタンク7からC重油が管路8により着火
時のような必要時に焼却炉2内に供給されるようになっ
ている。焼却炉2の下方の側部には、焼却灰を排出する
ための排出管25が設けられている。
【0009】空気分散板3の上には、流動床構成材料と
して、従来周知のような例えばケイ砂、石灰等の耐火性
粉体を入れることもできるが、本実施の形態によると、
流動床構成材料Mは、BaO・6Al23、SrO・6A
23、CaO・6Al23、MgAl24+α、ZrO
2+α、K2O・11Al23、La23・11Al23
うち少なくとも1種が選ばれる。これらの流動床構成材
料Mの組成、焼成温度、S/S(Al23)(添加系材
料とアルミナ単独との表面比)および結晶相は下記の表
1の通りである。 表1 組成 焼成温度°C S/S 結晶相 (BaO)0.14(Al230.86 1450 4.3 BaO・6Al23 (SrO)0.14(Al230.86 1450 3.0 SrO・6Al23 (CaO)0.14(Al230.86 1450 3.6 CaO・6Al23 (MgO)0.10(Al230.90 1450 0.8 MgAl24+α (ZrO)0.10(Al230.90 1450 0.7 ZrO2+α (K2O)0.08(Al230.92 1300 5.0 K2O・11Al23 (La230.08(Al230.92 1300 3.0 La23・11Al23 (La230.05(Al230.95 1200 8.0 La23・11Al23 表1に示すIA、IIA、IIIBあるいはIVB の
酸化物は、酸化アルミニウムに焼成担持され、白金と同
様に酸化触媒作用を奏する。このような酸化触媒は、
0.5〜8mmφの多孔質アルミナを担体とし、添加物
を焼成するため安価に得られる。
【0010】このように、流動床構成材料Mが入れられ
て焼却炉2の空気室4には、送風ファン5が接続されて
いる空気供給管6が開口し、焼却炉2の上部には排気管
12が設けられている。そして、この排気管12は乾燥
サイロ20に設けられている放熱管13に接続されてい
る。放熱管13は、除塵装置15と煙突16が設けられ
ている放出管14に接続されている。
【0011】乾燥サイロ20は、焼却される前のスラッ
ジを乾燥あるいは減水させるもので、その頂部には乾燥
中に発生するガスを次の凝縮器30に導くための排ガス
管21が接続されている。また、下部にはロータリフィ
ーダ等を介して供給管22が接続され、乾燥されたドラ
イスラッジが焼却炉2に所定量まで供給されるようにな
っている。乾燥サイロ20には、乾燥前のウエットスラ
ッジを貯蔵するホッパ23が付設され、このホッパ23
と乾燥サイロ20は、密閉管路24で接続されている。
したがって、ウエットスラッジをホッパ23から乾燥サ
イロ20に供給するとき、ウエットスラッジから発する
悪臭に悩まされるようなことはない。
【0012】凝縮器30は、本実施の形態では水冷式に
なっている。すなわち、凝縮器30の内部には冷却水が
循環する冷水コイル31が設けられている。また、凝縮
器30の頂部には、ガス抜管33が接続され、このガス
抜管33は送風ファン5の吸込口に接続されている。な
お、このガス抜管33には、流動化用あるいは燃焼用の
空気を導入するための空気取入管34も接続されてい
る。凝縮器30の下部には、水処理槽36に連なったド
レン管35が接続されている。この水処理槽36で、亜
硫酸ガス等が溶けて酸性になっている凝縮水が化学的に
処理される。そして管路37により貯水槽40に送られ
る。
【0013】貯水槽40には冷却水吸上管41が設けら
れている。この冷却水吸上管41は冷却塔45の方へ延
びて冷却塔45の熱交換管44に接続されている。そし
て、熱交換管44と凝縮器30の冷水コイル31は、冷
却水供給管47で接続され、冷水コイル31と貯水槽4
0は冷却水戻管48で接続されている。したがって、冷
却水吸上管41に設けられている水ポンプ42を起動す
ると、貯水槽40の冷却水は、冷却塔45と凝縮器30
と貯水槽40との間を循環することになる。なお、冷却
塔45には、冷却水を大気で冷却するファン46が設け
られている。また貯水槽40にはオーバフロー管49が
設けられ、冷却水として余る凝縮水は適宜下水道に排出
されるようになっている。
【0014】次に、上記流動床焼却装置1の作用につい
て説明する。送風ファン5を起動して空気室4から空気
分散板3を通して流動床構成材料Mに空気を吹き込む。
そうすると、固定層をしていた流動床構成材料Mは、沸
騰状態に似た運動をする流動層になる。そこで、乾燥サ
イロ20からドライスラッジを供給すると共に、オイル
タンク7からC重油等の流体燃料を適宜供給して着火す
る。以後、熱せられている流動床構成材料Mによりスラ
ッジは加熱され、可燃揮発分と共に固形可燃物も燃焼さ
れる。
【0015】高温の燃焼排ガスは、排気管12により乾
燥サイロ20の放熱管13に供給される。放熱管13か
ら放熱される熱により乾燥サイロ20中のウエットスラ
ッジは、乾燥あるいは減水される。放熱して温度が低く
なった燃焼排ガスは、除塵装置15により除塵されて煙
突16から大気中へ放出される。乾燥あるいは減水され
たドライスラッジは、供給管22により焼却炉2へ所定
量まで送られる。そして、焼却される。乾燥サイロ20
内において、ウエットスラッジからは、乾燥作用により
水蒸気と共にメタン、アセトン、フェノール等の悪臭ガ
スが発生する。これらの混合ガスは、排ガス管21によ
り凝縮器30へ送られる。冷却されている冷水コイル3
1により、混合ガス中の水蒸気が凝縮して、凝縮水とな
る。凝縮水は水処理槽36で適宜化学的に処理されて貯
水槽40に送られる。
【0016】凝縮器30において水分が除去されたメタ
ン、アセトン、フェノール等を含んだガスは、ガス抜管
33から送風ファン5に空気取入管34からの空気と共
に吸い込まれ、そして空気供給管6から空気室4に供給
される。空気室4に供給されたメタン、アセトン、フェ
ノール等を含んだガスは、流動床構成材料Mを流動化す
ると共に、燃焼ガスとして燃焼される。上記のようにし
て連続的に燃焼する。この時生じる焼却灰は、排出管2
5から適宜排出され、燃焼熱は図には示されていないが
冷却管により回収される。なお、凝縮水すなわち冷却水
は、前述したように冷却塔45と凝縮器30と貯水槽4
0との間を循環する。この間に、冷却水は冷却塔45の
ファン46で空冷される。
【0017】本実施の形態によると、流動床構成材料M
に酸化触媒が選ばれているので、燃焼速度は、従来のそ
れに比較して1000倍程度大きい。このように燃焼速
度が大きいので、燃焼維持温度も低い。したがって、従
来の流動床式燃焼のようにフリーボード部が不要で、燃
焼炉2の高さを低くすることができる。また、燃焼維持
温度が低いので、有害な窒素酸化物の発生も少なくな
る。さらには、供給空気量も少なくて済み、送風ファン
5を小型化することもできる。
【0018】
【実施例】
実施例1:含水率80%の下水ウエットスラッジと、本
実施の形態により処理したドライスラッジとの燃焼テス
トを、ウエットスラッジで100ton/dayの処理
能力のある実機で行った。その結果を表2に示す。な
お、含水率80%の下水ウエットスラッジの発熱量は4
0kcal/Kgで、ドライスラッジの発熱量は340
0kcal/Kgであった。 表2 スラッジ供給量(Kg/hr) 750(DRY) 4200(WET) C重油供給量(L/hr) 42 320 表2から明らかなように、排熱を利用して乾燥するだけ
で大幅なオイルの節約ができる。なお、ウエットスラッ
ジを乾燥しても悪臭は知覚できなかった。
【0019】次に、本発明の第2の実施の形態を図2に
より説明する。なお、図1に示されている第1の実施の
形態と同じ要素には同じ参照数字を付けて重複説明を避
け、同じような要素には同じ参照数字にダッシュ「’」
を付けて簡単に説明する。本実施の形態を前述した第1
の実施の形態と比較すると、概略的には、乾燥サイロ2
0の代わりに乾燥機20’を、凝縮器30の代わりに冷
却筒30’を備え、そして第1、2の熱交換器50、5
4と、排ガス処理設備60をさらに備えている点で第1
の実施の形態のものと相違している。
【0020】乾燥機20’は、横長の容器から構成さ
れ、その内部にはモータ21’で回転駆動される、比較
的ピッチの大きいスクリュー22’が設けられている。
したがって、スラッジは回転するスクリュー22’によ
り攪拌されながら前方へ移送されることになる。冷却筒
30’は、縦型の容器から構成され、この容器の下方
に、一方が乾燥機20’に接続されている排ガス管21
が接続されている。容器の上方部にはガス抜管33接続
され、そして容器の内部の上方に冷却水を散布する散水
ノズル装置32’が、その下方にフィンユニット33’
がそれぞれ設けられている。なお、容器の底部には排水
パイプ34’が設けられている。この排水パイプ34’
により、散水ノズル装置32’から噴射した水、燃焼排
ガスから分離された水が燃焼ガス中の水溶性成分を含ん
だ状態で排出されるようになっている。
【0021】空気供給管6には、第1の実施の形態と同
様に送風フアン5が設けられ、その吸い込み管にはガス
抜管33と空気導入管34とが接続されている。そし
て、この空気導入管34には本実施の形態では燃焼空気
予熱用の熱交換器7’が介装されている。図には示され
ていないが、この熱交換器7’には後述する第1の熱交
換器50により加熱された空気が供給され、予熱された
燃焼用の空気が燃焼炉2の空気室4に供給されるように
なっている。また、空気供給管6からは、燃焼炉2に連
なっている2次燃焼用の空気供給管8’が分岐し、空気
供給管6と空気室4との間には、起動時に使用されるス
タートアップバーナ9’が介装されている。
【0022】燃焼炉2の排気管12は、第1の熱交換器
50の頂部に接続されている。そして下方の側部に熱交
換を終えた燃焼排ガスの出口管51が設けられている。
第1の熱交換器50の内部には熱交換される空気が下方
から上方へ流れるようになっている伝熱管52が設けら
れ、この伝熱管52が前述した燃焼空気予熱用の熱交換
器7’と接続されている。第1の熱交換器50と直列的
な関係で第2の熱交換器54が設けられている。すなわ
ち第1の熱交換器50の出口管51が第2の熱交換器5
4の下方の側部に接続され、そして上方に熱交換を終え
た燃焼排ガスの出口管55が設けられている。第2の熱
交換器54の伝熱管56の下方の入り口端には、送風フ
アン58が介装されている冷却用空気供給管57が接続
され、上方の出口端には排気管12’が接続されてい
る。この排気管12’の終端は、乾燥機20’のスラッ
ジ供給口近くに開口している。したがって、乾燥用の空
気は、乾燥機20’内を一方の端部から他方の端部に向
けて軸方向に流れることになる。なお、第1、2の熱交
換器50、54の下方には燃焼灰を排出する排出管5
3、59がそれぞれ設けられている。
【0023】第2の熱交換器54の出口管55の下流側
には、バグフィルター61、ベンチュリースクラバー6
2等からなる従来周知の排ガス処理設備60が接続され
ている。また、この排ガス処理設備60に付属して、水
供給管64から洗浄水が噴射される洗浄筒63、誘引フ
アン65等が設けられている。誘引フアン65と煙突1
6は管路66で接続され、この管路66に排気管12’
から分岐している白煙防止用の熱風供給管13’が接続
されている。したがって、周知のように、排ガス処理設
備60で処理された燃焼排ガスは、洗浄筒63中を通過
する間に水供給管64から噴射される洗浄水により、バ
グフィルター61で捕捉されない固形物、水溶性のガス
等が回収され、そして誘引フアン65により吸引・圧送
されて無色状態で煙突16から排出される。
【0024】第2の実施の形態によっても同様にスラッ
ジを燃焼できることは明らかであるので、重複説明はし
ないが、特に第2の実施の形態によると、乾燥機20’
において一方の端部から供給されるスラッジはスクリュ
ー22’により攪拌されながら他方の端部へ移送され、
乾燥用の熱風も一方から他方へ流れるので、その間に効
率的に水分が除去される。また、冷却筒30’では散水
ノズル装置32’からその下方のフィンユニット33’
に向けて散水または噴射され、燃焼排ガスは上昇するの
で、燃焼排ガスと水は対向流れとなり、効率的に接触し
て冷却される。その結果、飽和蒸気量が減少し、その分
だけ燃焼排ガス中から水分が除去される。水分が除去さ
れた後の、メタン、アセトン、フェノール等を含んだ燃
焼排ガスは、熱交換器7’で予熱された空気と共に焼却
炉2の空気室4に供給される。また、燃焼排ガスと水は
効率的に接触するので、燃焼排ガス中の窒素酸化物、硫
黄酸化物等は水に溶解し、硝酸、亜硫酸等の酸として回
収され、排水パイプ34’から外部に排出される。した
がって、これらの酸化物による焼却炉2、第1、2の熱
交換器50、54等の腐食が防止される。
【0025】また、第2の実施の形態によると、第1、
2の熱交換器50、54が設けられているので、燃焼排
ガスと熱交換されたクリーンな熱風を燃焼空気予熱用の
熱交換器7’に供給して燃焼用空気を予熱することがで
きる。また、クリーンな熱風が熱交換器7’、乾燥機2
0’等に供給されるので、これらの機器にいたる排気管
12’等の管路をクリーンな状態に保つこともできると
共に、白煙防止用の熱風としても使用できる。
【0026】第2の実施の形態も色々変形できる。例え
ば、本実施の形態では第1の熱交換器50と、第2の熱
交換器54の2個の熱交換器が設けられて、第1の熱交
換器50では燃焼空気予熱用の熱交換器7’に供給する
熱風が、そして第2の熱交換器54では乾燥機20’に
供給される熱風が得られるようになっているが、これと
は逆に第1の熱交換器50で乾燥機20’に供給される
熱風を得るように実施できることは明らかである。ま
た、1個の熱交換器で得た熱風を、乾燥機20’と、燃
焼空気予熱用の熱交換器7’と、白煙防止用等に分けて
供給できることも明らかである。また、第1の実施の形
態の要素と、第2の実施の形態の要素とを組み合わせて
も実施できる。例えば、第2の実施の形態の冷却筒3
0’に代えて、第1の実施の形態の凝縮器30を適用す
ることもできるし、第1の実施の形態に熱交換器を設け
ることができることも明らかである。なお、第1、2の
実施の形態では焼却炉2は、流動床焼却炉から構成され
ているが、移動床焼却炉、ロータリキルン焼却炉等の従
来周知の焼却炉でも実施できるし、このように実施して
も前述したような実施例の効果が得られることも明らか
である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、焼却炉
によりスラッジを焼却するとき、焼却に先立ち焼却熱に
よりスラッジを乾燥し、このとき生じるガス体から水分
を除去又は減じた残りのガス体を燃焼用空気と混合して
スラッジを焼却するので、スラッジを乾燥しても悪臭に
よって環境を汚染しないという、本発明特有の効果が得
られる。また、スラッジを乾燥してから焼却するので、
焼却のための補助燃料が大幅に削減できる効果も得られ
る。請求項2記載の発明によると、流動床焼却炉の流動
層構成材料に気体を吹き込み流動層を形成してスラッジ
を焼却するとき、焼却に先立ち焼却熱によりスラッジを
乾燥し、このとき生じるガス体から水分を除去又は減じ
た残りのガス体を流動層形成用の空気の一部として利用
するので、上記発明と同様な効果が得られると共に、流
動床焼却炉で焼却されるので、流動層構成材料の蓄熱作
用により、一層効率的に焼却される。請求項3記載の発
明によると、流動層構成材料として、BaO・6Al2
3、SrO・6Al23、CaO・6Al23、MgAl2
4+α、ZrO2+α、K2O・11Al23、La23
11Al23の中から少なくとも1種が選ばれているの
で、流動床による酸化触媒燃焼が可能で比較的低温で焼
却でき、したがって、窒素酸化物のような有害ガスの発
生を抑制することができるという効果が付加される。ま
た、燃焼速度が大きく、燃焼維持温度が低いので、従来
の流動床焼却炉のようにフリーボード部を必要としな
い。したがって、本発明の実施に使用される流動床焼却
炉の高さを低くすることができる。また、供給空気量が
少なくて済むので、流動床焼却炉に必要な送風ファンを
小型化できる効果も得られる。請求項5記載の発明によ
ると、熱交換器で回収される熱が流動床焼却炉の燃焼用
空気の予熱熱交換器に導かれるので、燃焼用空気が予熱
され、スラッジは効率よく焼却される。請求項6記載の
発明によると、凝縮器には該凝縮器で凝縮された凝縮水
が冷却水として供給されるので、冷却水の節約になる効
果が得られる。請求項7記載の発明によると、減湿装置
が冷却筒から構成されているので、燃焼排ガス中から水
分が除去あるいは減水されると共に、燃焼排ガス中の窒
素酸化物、硫黄酸化物等の水溶性成分が水に溶解し回収
される効果が得られる。そして、請求項8記載の発明に
よると、乾燥装置が攪拌兼移送用のスクリューを備えて
いるので、スラッジはスクリューにより攪拌されながら
移送される。したがって、スラッジは斑なく乾燥あるい
は減水される効果が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す模式図であ
る。
【図2】 本発明の第2の実施の形態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
2 流動床式燃焼炉 7’ 燃焼空気予熱用の熱交換器 15 流動層 20 乾燥サイロ 20’ 乾燥機 30 凝縮器 30’ 冷却筒 50、54 第1、2の熱交換器 M 流動床構成材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/30 ZAB F23G 5/30 ZABR 5/46 ZAB 5/46 ZABA (72)発明者 石橋 義尚 東京都府中市日鋼町1番1 株式会社日本 製鋼所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉(2)によりスラッジを焼却する
    とき、焼却に先立ち焼却熱によりスラッジを乾燥し、こ
    のとき生じるガス体から水分を除去または減じた残りの
    ガス体を燃焼用空気と混合してスラッジを焼却すること
    を特徴とするスラッジの焼却方法。
  2. 【請求項2】 流動床焼却炉(2)の流動層構成材料
    (M)に気体を吹き込み流動層(15)を形成してスラ
    ッジを焼却するとき、焼却に先立ち焼却熱によりスラッ
    ジを乾燥し、このとき生じるガス体から水分を除去また
    は減じた残りのガス体を流動層(15)形成用の空気の
    一部として利用することを特徴とするスラッジの焼却方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の流動層構成材料(M)と
    して、ケイ砂、石灰、BaO・6Al23、SrO・6A
    23、CaO・6Al23、MgAl24+α、ZrO
    2+α、K2O・11Al23、La23・11Al23
    中から少なくとも1種が選ばれている、スラッジの焼却
    方法。
  4. 【請求項4】 流動床焼却炉(2)と、該流動床焼却炉
    (2)で焼却されるスラッジの燃焼熱によりスラッジが
    乾燥又は減水処理される乾燥装置(20、20’)と、
    該乾燥装置(20、20’)で処理されるスラッジから
    生じるガス体が導かれる減湿装置(30、30’)とか
    らなり、 前記減湿装置(30、30’)で処理された処理後のガ
    ス体は、前記流動床焼却炉(2)の空気室(4)に導か
    れるように構成されていることを特徴とするスラッジの
    焼却装置。
  5. 【請求項5】 流動床焼却炉(2)と、該流動床焼却炉
    (2)で焼却されるスラッジの燃焼熱が回収される熱交
    換器と、スラッジが乾燥又は減水処理される乾燥装置
    (20、20’)と、該乾燥装置(20、20’)で処
    理されるスラッジから生じるガス体が導かれる減湿装置
    (30、30’)とからなり、 前記熱交換器で回収される熱は、前記乾燥装置(20、
    20’)と、前記流動床焼却炉(2)の燃焼空気予熱用
    の熱交換器(7’)に導かれると共に、 前記減湿装置(30、30’)で処理された処理後のガ
    ス体は、前記流動床焼却炉(2)の空気室(4)に導か
    れるように構成されていることを特徴とするスラッジの
    焼却装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の減湿装置が、凝
    縮器(30)であり、該凝縮器(30)で凝縮された凝
    縮水が冷却水として利用される、スラッジの焼却装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または5記載の減湿装置が、冷
    却筒(30’)である、スラッジの焼却装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかの項に記載の乾
    燥装置(20’)が攪拌兼移送用のスクリュー(2
    2’)を備えている、スラッジの焼却装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200172A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Ebara Corp 貯留排出装置、貯留排出方法及び廃棄物焼却設備
US8869420B1 (en) * 2012-11-19 2014-10-28 Mousa Mohammad Nazhad Energy-efficient process and apparatus for drying feedstock
CN112484054A (zh) * 2020-11-05 2021-03-12 杭州国泰环保科技股份有限公司 一种污泥焚烧余热回收装置
CN113483338A (zh) * 2021-06-09 2021-10-08 杭州国泰环保科技股份有限公司 一种具有回收余热功能的污泥低温干化焚烧炉
CN116105150A (zh) * 2023-02-28 2023-05-12 鹏鹞环保股份有限公司 一种小型污泥干化焚烧装置及其焚烧方法

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