JPH1054680A - ヒートパイプへの作動液封入方法及び作動液封入装置 - Google Patents
ヒートパイプへの作動液封入方法及び作動液封入装置Info
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- JPH1054680A JPH1054680A JP21446896A JP21446896A JPH1054680A JP H1054680 A JPH1054680 A JP H1054680A JP 21446896 A JP21446896 A JP 21446896A JP 21446896 A JP21446896 A JP 21446896A JP H1054680 A JPH1054680 A JP H1054680A
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- working fluid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンテナの径に影響されずに作動液の封入量
をより正確に均一化制御することができ、複数のコンテ
ナに対しても並行して作動液をより均一に封入すること
ができる作動液の封入方法、及びその装置を提供するこ
と。 【解決手段】 下端が封止され、内部が真空排気された
コンテナの封止部を含む下部の所定領域を作動液の凝縮
温度以下に冷却するとともに、前記コンテナの上端開放
部を含む上部の所定領域を作動液の沸騰温度以上に加熱
した状態で、前記コンテナの上端開放部から作動液の蒸
気を所定時間供給し、その後前記コンテナの上部を封止
することを特徴とする。前記作動液の蒸気は、非凝縮性
ガスが排除されているのが好ましい。
をより正確に均一化制御することができ、複数のコンテ
ナに対しても並行して作動液をより均一に封入すること
ができる作動液の封入方法、及びその装置を提供するこ
と。 【解決手段】 下端が封止され、内部が真空排気された
コンテナの封止部を含む下部の所定領域を作動液の凝縮
温度以下に冷却するとともに、前記コンテナの上端開放
部を含む上部の所定領域を作動液の沸騰温度以上に加熱
した状態で、前記コンテナの上端開放部から作動液の蒸
気を所定時間供給し、その後前記コンテナの上部を封止
することを特徴とする。前記作動液の蒸気は、非凝縮性
ガスが排除されているのが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートパイプへ
の作動液の封入方法とその装置に関するものであり、さ
らに具体的には、作動液の封入量をより正確に制御でき
るように工夫された作動液の封入方法及びその装置に関
するものである。
の作動液の封入方法とその装置に関するものであり、さ
らに具体的には、作動液の封入量をより正確に制御でき
るように工夫された作動液の封入方法及びその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なヒートパイプへの作動液
の封入方法によれば、片端を封止したコンテナ(パイ
プ)内に所定量の作動液を注入し、前記コンテナを加熱
することにより内部の作動液を沸騰させながら、コンテ
ナ内の非凝縮性ガスを排出した後に当該コンテナの開放
端部を封止している。したがって、コンテナの開放端部
を封止したときの当該コンテナ内の作動液残存量が、当
該ヒートパイプの作動液の封入量である。
の封入方法によれば、片端を封止したコンテナ(パイ
プ)内に所定量の作動液を注入し、前記コンテナを加熱
することにより内部の作動液を沸騰させながら、コンテ
ナ内の非凝縮性ガスを排出した後に当該コンテナの開放
端部を封止している。したがって、コンテナの開放端部
を封止したときの当該コンテナ内の作動液残存量が、当
該ヒートパイプの作動液の封入量である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒートパイプの性能
上、作動液の封入量が均一になるように制御することは
非常に重要であるが、前述の従来の封入方法では、コン
テナ内の作動液を沸騰させながら当該コンテナの開放端
部を封止するため、作動液の残量を確認してコンテナを
封止することは極めて困難であった。作動液の封入量の
均一化制御の一つの方法として、例えば、作動液封入前
のコンテナの重量と完成したヒートパイプの重量とを測
定し、両者の差が所定範囲内にあるもののみを良品と
し、他を不良品として廃棄することが行われているが、
非常に歩留りが悪く、コスト高になるという課題があっ
た。また、その他の方法として、例えば、片端を封止し
たコンテナへ所定量の作動液を注入し、当該作動液を沸
騰させてその蒸気を非凝縮性ガスとともに排出しなが
ら、蒸気の排出量を測定し、蒸気の排出量が一定量に達
したときに前記コンテナの開放端部を封止することが提
案されている(特開平6−229693号)。しかし、
この方法ではヒートパイプを一本ずつしか製造すること
ができないため、生産性が低いという課題があった。ま
た、これらの作動液封入量の制御方法では、コンテナの
径が細い場合、内部作動液の突沸が激しくなるため、作
動液封入量の制御が益々困難になるという課題があっ
た。
上、作動液の封入量が均一になるように制御することは
非常に重要であるが、前述の従来の封入方法では、コン
テナ内の作動液を沸騰させながら当該コンテナの開放端
部を封止するため、作動液の残量を確認してコンテナを
封止することは極めて困難であった。作動液の封入量の
均一化制御の一つの方法として、例えば、作動液封入前
のコンテナの重量と完成したヒートパイプの重量とを測
定し、両者の差が所定範囲内にあるもののみを良品と
し、他を不良品として廃棄することが行われているが、
非常に歩留りが悪く、コスト高になるという課題があっ
た。また、その他の方法として、例えば、片端を封止し
たコンテナへ所定量の作動液を注入し、当該作動液を沸
騰させてその蒸気を非凝縮性ガスとともに排出しなが
ら、蒸気の排出量を測定し、蒸気の排出量が一定量に達
したときに前記コンテナの開放端部を封止することが提
案されている(特開平6−229693号)。しかし、
この方法ではヒートパイプを一本ずつしか製造すること
ができないため、生産性が低いという課題があった。ま
た、これらの作動液封入量の制御方法では、コンテナの
径が細い場合、内部作動液の突沸が激しくなるため、作
動液封入量の制御が益々困難になるという課題があっ
た。
【0004】この発明の目的は、コンテナの径に影響さ
れずに作動液の封入量をより正確に制御することができ
るとともに、複数のコンテナに対しても並行して作動液
をより均一に封入することができる作動液の封入方法、
及び、その方法をより好適に実施することができる作動
液の封入装置を提供することにある。
れずに作動液の封入量をより正確に制御することができ
るとともに、複数のコンテナに対しても並行して作動液
をより均一に封入することができる作動液の封入方法、
及び、その方法をより好適に実施することができる作動
液の封入装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による作動液封
入方法は、前述の課題を解決するため以下のように構成
したものである。すなわち、請求項1に記載の作動液封
入方法は、下端が封止され、内部が真空排気されたコン
テナの封止部を含む下部の所定領域を作動液の凝縮温度
以下に冷却するとともに、前記コンテナの上端開放部を
含む上部の所定領域を作動液の沸騰温度以上に加熱した
状態で、前記コンテナの上端開放部から作動液の蒸気を
所定時間供給する工程と、前記コンテナの上部を封止す
る工程とを含むことを特徴としている。
入方法は、前述の課題を解決するため以下のように構成
したものである。すなわち、請求項1に記載の作動液封
入方法は、下端が封止され、内部が真空排気されたコン
テナの封止部を含む下部の所定領域を作動液の凝縮温度
以下に冷却するとともに、前記コンテナの上端開放部を
含む上部の所定領域を作動液の沸騰温度以上に加熱した
状態で、前記コンテナの上端開放部から作動液の蒸気を
所定時間供給する工程と、前記コンテナの上部を封止す
る工程とを含むことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の作動液封入方法は、請求
項1の方法において、前記作動液の蒸気を前記コンテナ
内へ供給する前に、当該作動液から非凝縮性ガスを排除
することを特徴としている。
項1の方法において、前記作動液の蒸気を前記コンテナ
内へ供給する前に、当該作動液から非凝縮性ガスを排除
することを特徴としている。
【0007】この発明による請求項3に記載の作動液封
入装置は、前述の課題を解決するため、下端が封止され
た一本又は複数本のコンテナの下部の所定領域を冷却す
る冷却手段と、前記コンテナの上端開放部の含む所定領
域を加熱する加熱手段と、加熱手段を有する作動液のタ
ンクと、前記コンテナの上端開放部へ接続具により連通
された給排気配管と、前記給排気配管へ第1のバルブを
介して連通された真空排気管と、前記作動液のタンクの
気相領域と前記給排気配管とを第2のバルブを介して連
通する蒸気供給管と、前記給排気配管と前記蒸気供給管
を加熱する加熱手段とを備えたことを特徴としている。
入装置は、前述の課題を解決するため、下端が封止され
た一本又は複数本のコンテナの下部の所定領域を冷却す
る冷却手段と、前記コンテナの上端開放部の含む所定領
域を加熱する加熱手段と、加熱手段を有する作動液のタ
ンクと、前記コンテナの上端開放部へ接続具により連通
された給排気配管と、前記給排気配管へ第1のバルブを
介して連通された真空排気管と、前記作動液のタンクの
気相領域と前記給排気配管とを第2のバルブを介して連
通する蒸気供給管と、前記給排気配管と前記蒸気供給管
を加熱する加熱手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の作動液封入装置は、請求
項3の装置において、前記作動液のタンクの気相領域へ
バルブを介して真空排気管を接続したものである。
項3の装置において、前記作動液のタンクの気相領域へ
バルブを介して真空排気管を接続したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明によるヒートパイプへの作動液封入方法と、その装
置の好ましい実施形態を説明する。図1は装置の第1実
施形態を示す模式図であり、図2は装置の第2実施形態
を示す模式図である。
発明によるヒートパイプへの作動液封入方法と、その装
置の好ましい実施形態を説明する。図1は装置の第1実
施形態を示す模式図であり、図2は装置の第2実施形態
を示す模式図である。
【0010】第1実施形態 2は例えば水冷形式の冷却手段であり、その内部は後述
の作動液aの凝縮温度以下に保たれるように温度制御さ
れている。この冷却手段2では、下端が封止されたヒー
トパイプのコンテナ1における下部の所定領域が冷却さ
れる。3は冷却手段2の上方に設置された加熱炉からな
る加熱手段であり、その内部はヒータ30により作動液
aの沸騰温度以上に保たれるように温度制御されてい
る。この加熱手段3では、コンテナ1の上端開放部を含
む上部の所定領域が加熱される。この実施形態におい
て、前記加熱手段3の底部と前記冷却手段2の上端との
レベル差L3=30mmになるように設定されている。
の作動液aの凝縮温度以下に保たれるように温度制御さ
れている。この冷却手段2では、下端が封止されたヒー
トパイプのコンテナ1における下部の所定領域が冷却さ
れる。3は冷却手段2の上方に設置された加熱炉からな
る加熱手段であり、その内部はヒータ30により作動液
aの沸騰温度以上に保たれるように温度制御されてい
る。この加熱手段3では、コンテナ1の上端開放部を含
む上部の所定領域が加熱される。この実施形態におい
て、前記加熱手段3の底部と前記冷却手段2の上端との
レベル差L3=30mmになるように設定されている。
【0011】前記コンテナ1の上端開放部には、接続具
(カプラ)5により給排気配管4が接続され、給排気配
管4の上部は加熱手段3の上方へ突出している。6は作
動液aが封入されているタンクであり、このタンク6の
下部には、例えばヒータからなる加熱手段60が設置さ
れ、この加熱手段60によりタンク6内の作動液aが加
熱沸騰されるように構成されている。タンク6の上部領
域である気相領域には、バルブ63及び真空ポンプ(水
シール式)62を順に有する真空排気管61が連通され
ている。
(カプラ)5により給排気配管4が接続され、給排気配
管4の上部は加熱手段3の上方へ突出している。6は作
動液aが封入されているタンクであり、このタンク6の
下部には、例えばヒータからなる加熱手段60が設置さ
れ、この加熱手段60によりタンク6内の作動液aが加
熱沸騰されるように構成されている。タンク6の上部領
域である気相領域には、バルブ63及び真空ポンプ(水
シール式)62を順に有する真空排気管61が連通され
ている。
【0012】前記給排気配管4は、第1のバルブ70を
介して真空ポンプ(油シール式)71を有する真空排気
管7へ連通されるとともに、途中に第2のバルブ80を
有する蒸気供給管8により、前記タンク6の気相領域へ
連通されている。前記給排気配管4の下部はコンテナ1
の加熱手段3によって加熱され、当該給排気配管4の他
の部分と前記蒸気供給管8とは、加熱手段81によって
それらの内部が作動液aの沸騰温度以上に加熱されるよ
うに構成されている。
介して真空ポンプ(油シール式)71を有する真空排気
管7へ連通されるとともに、途中に第2のバルブ80を
有する蒸気供給管8により、前記タンク6の気相領域へ
連通されている。前記給排気配管4の下部はコンテナ1
の加熱手段3によって加熱され、当該給排気配管4の他
の部分と前記蒸気供給管8とは、加熱手段81によって
それらの内部が作動液aの沸騰温度以上に加熱されるよ
うに構成されている。
【0013】第1実施形態の装置によれば、加熱手段6
0によりタンク6内の作動液aを沸騰させ、バルブ63
を開き、真空ポンプ61を作動させることにより、タン
ク6内の非凝縮性ガスを作動液aの蒸気とともに排気さ
せる。その後、第2のバルブ80を閉じた状態で第1の
バルブ70を開き、真空ポンプ71を作動させると、コ
ンテナ1内から排気されるので当該コンテナ1内は真空
状態になる。
0によりタンク6内の作動液aを沸騰させ、バルブ63
を開き、真空ポンプ61を作動させることにより、タン
ク6内の非凝縮性ガスを作動液aの蒸気とともに排気さ
せる。その後、第2のバルブ80を閉じた状態で第1の
バルブ70を開き、真空ポンプ71を作動させると、コ
ンテナ1内から排気されるので当該コンテナ1内は真空
状態になる。
【0014】冷却手段2及び加熱手段3を作動させると
ともに、加熱手段60によってタンク6内の作動液aを
蒸発させながら、第1のバルブ70を閉じて第2のバル
ブ80を開くと、タンク6内の作動液aの蒸気は、加熱
手段81等により加熱されている蒸気供給管8及び給排
気配管4を経て、真空排気された状態のコンテナ1内に
供給される。蒸気供給管8及び給排気配管4は、前述の
ように加熱手段81によって作動液aの沸騰温度以上に
加熱されているから、管8,4内を流れる作動液aの蒸
気は凝縮せず、円滑にコンテナ1内へ流れる。コンテナ
1内に供給された作動液aの蒸気は、当該コンテナ1内
において、前記冷却手段2で冷却されている領域を含む
低温の領域内で凝縮する。
ともに、加熱手段60によってタンク6内の作動液aを
蒸発させながら、第1のバルブ70を閉じて第2のバル
ブ80を開くと、タンク6内の作動液aの蒸気は、加熱
手段81等により加熱されている蒸気供給管8及び給排
気配管4を経て、真空排気された状態のコンテナ1内に
供給される。蒸気供給管8及び給排気配管4は、前述の
ように加熱手段81によって作動液aの沸騰温度以上に
加熱されているから、管8,4内を流れる作動液aの蒸
気は凝縮せず、円滑にコンテナ1内へ流れる。コンテナ
1内に供給された作動液aの蒸気は、当該コンテナ1内
において、前記冷却手段2で冷却されている領域を含む
低温の領域内で凝縮する。
【0015】実施例 外径3mm,内径2.5mm,全長2000mmで、下端を封
止した銅合金からなるコンテナ1の下部領域長さL2=
180mmを冷却手段2内にセットするとともに、冷却手
段2とのレベル差L3=30mmの加熱手段3内にコンテ
ナ1の上部領域をセットした。この状態で、冷却手段2
の内部温度が約20℃に、また、加熱手段3の内部温度
が約150℃にそれぞれ保たれるように温度制御した。
この時、室温は約25℃であった。先ず、加熱手段60
によりタンク6内を100℃まで加熱し、その内部の作
動液(水)aを蒸発させるとともに、バルブ63を開い
て真空ポンプ62を所定時間作動させ、タンク6内にお
ける空気その他のガスを上記とともに排気した。次い
で、タンク6内を引続き加熱しながら、第1のバルブ7
0を開いて真空ポンプ71を作動させ、コンテナ1内か
ら真空排気(10-1Torr)した後、バルブ70を閉じて
第2のバルブ80を開いた。バルブ80を約60秒間開
いてこれを閉じ、カシメ装置10によりコンテナ1の上
部を封止した。同様な要領で30本のコンテナに作動液
aを封入してそれぞれヒートパイプ化し、各ヒートパイ
プの作動液aを取り出してその封入量を測定したとこ
ろ、±10mm3 で平均1ccの作動液が封入されている
ことを確認することができた。各ヒートパイプについて
温度特性を確認したところ、それぞれ良好な性能である
ことが確認された。また、同様な要領により、コンテナ
1へ作動液aの蒸気の供給を制御する第2のバルブ80
の開き時間を、60秒以上の範囲で変化させて、各コン
テナ1へ作動液aを封入し、それらの封入作動液量を測
定したところ、図3のように、ある時間(この実施例で
は40秒)以上作動液の蒸気をコンテナ1へ供給し続け
ても、その封入量はほとんど変化しないことを確認する
ことができた。
止した銅合金からなるコンテナ1の下部領域長さL2=
180mmを冷却手段2内にセットするとともに、冷却手
段2とのレベル差L3=30mmの加熱手段3内にコンテ
ナ1の上部領域をセットした。この状態で、冷却手段2
の内部温度が約20℃に、また、加熱手段3の内部温度
が約150℃にそれぞれ保たれるように温度制御した。
この時、室温は約25℃であった。先ず、加熱手段60
によりタンク6内を100℃まで加熱し、その内部の作
動液(水)aを蒸発させるとともに、バルブ63を開い
て真空ポンプ62を所定時間作動させ、タンク6内にお
ける空気その他のガスを上記とともに排気した。次い
で、タンク6内を引続き加熱しながら、第1のバルブ7
0を開いて真空ポンプ71を作動させ、コンテナ1内か
ら真空排気(10-1Torr)した後、バルブ70を閉じて
第2のバルブ80を開いた。バルブ80を約60秒間開
いてこれを閉じ、カシメ装置10によりコンテナ1の上
部を封止した。同様な要領で30本のコンテナに作動液
aを封入してそれぞれヒートパイプ化し、各ヒートパイ
プの作動液aを取り出してその封入量を測定したとこ
ろ、±10mm3 で平均1ccの作動液が封入されている
ことを確認することができた。各ヒートパイプについて
温度特性を確認したところ、それぞれ良好な性能である
ことが確認された。また、同様な要領により、コンテナ
1へ作動液aの蒸気の供給を制御する第2のバルブ80
の開き時間を、60秒以上の範囲で変化させて、各コン
テナ1へ作動液aを封入し、それらの封入作動液量を測
定したところ、図3のように、ある時間(この実施例で
は40秒)以上作動液の蒸気をコンテナ1へ供給し続け
ても、その封入量はほとんど変化しないことを確認する
ことができた。
【0016】前記実施例の封入方法によれば、ヒートパ
イプへの作動液の封入量を極めて小さい誤差の範囲で均
一に制御することができる。また、細径のコンテナに対
しても、作動液をより均一に封入することができる。第
1実施形態の装置によれば、前記実施例の封入方法を確
実にかつ効率よく実施することができる。
イプへの作動液の封入量を極めて小さい誤差の範囲で均
一に制御することができる。また、細径のコンテナに対
しても、作動液をより均一に封入することができる。第
1実施形態の装置によれば、前記実施例の封入方法を確
実にかつ効率よく実施することができる。
【0017】前記方法によれば、コンテナ1内に供給さ
れた作動液aの蒸気は、冷却手段2によって冷却されて
いるコンテナ1の下部領域で凝縮し、この凝縮した作動
液が、コンテナ1の封止時にコンテナ1内に残る。勿
論、コンテナ1の上端部の封止時には、当該コンテナ1
内に蒸気が残留しているが、蒸気は凝縮状態の作動液に
比べその体積が極めて大きく膨張しており、封止後にそ
れらが凝縮してもその量は微々たるものである。したが
って基本的には、作動液の蒸気の供給中においてコンテ
ナ1内で凝縮した作動液の量と、コンテナ1内に封入さ
れる作動液の量はほぼ一致すると考えられる。
れた作動液aの蒸気は、冷却手段2によって冷却されて
いるコンテナ1の下部領域で凝縮し、この凝縮した作動
液が、コンテナ1の封止時にコンテナ1内に残る。勿
論、コンテナ1の上端部の封止時には、当該コンテナ1
内に蒸気が残留しているが、蒸気は凝縮状態の作動液に
比べその体積が極めて大きく膨張しており、封止後にそ
れらが凝縮してもその量は微々たるものである。したが
って基本的には、作動液の蒸気の供給中においてコンテ
ナ1内で凝縮した作動液の量と、コンテナ1内に封入さ
れる作動液の量はほぼ一致すると考えられる。
【0018】ただし、前記実施形態及び前記実施例で
は、装置を設置した環境温度である室温と冷却手段2に
よる冷却温度との差が小さいため、コンテナ1へ供給さ
れた作動液aの蒸気は、コンテナ1の冷却されている下
部領域長さL2(180mm)内のみでなく、加熱手段3
の底部と冷却手段2の上部とのレベル差(30mm)内で
ある中間領域の一部を含めた、コンテナ1の下部の予想
凝縮領域長さL1≒203.7mmにわたって作動液の蒸
気が凝縮したものと推定される。したがって、冷却手段
2による冷却温度と、装置の設置場所の大気温度とが一
定以上異なる場合には、前述のレベル差L3を装置の設
計上の限界まで小さくすることにより、コンテナ1の下
部の冷却領域長(L2)さ内の容量によって、作動液の
封入量を制御することができる。また、冷却手段2によ
る冷却温度と加熱手段3による加熱温度との差が小さい
場合には、コンテナ1内に作動液の蒸気を供給する際
に、前記実施形態の装置における第2のバルブ80の開
き時間を長くすることにより、コンテナ1の下部の冷却
領域長さ内の容量に対応する量の蒸気を確実に凝縮させ
て、作動液の封入量を制御することができる。
は、装置を設置した環境温度である室温と冷却手段2に
よる冷却温度との差が小さいため、コンテナ1へ供給さ
れた作動液aの蒸気は、コンテナ1の冷却されている下
部領域長さL2(180mm)内のみでなく、加熱手段3
の底部と冷却手段2の上部とのレベル差(30mm)内で
ある中間領域の一部を含めた、コンテナ1の下部の予想
凝縮領域長さL1≒203.7mmにわたって作動液の蒸
気が凝縮したものと推定される。したがって、冷却手段
2による冷却温度と、装置の設置場所の大気温度とが一
定以上異なる場合には、前述のレベル差L3を装置の設
計上の限界まで小さくすることにより、コンテナ1の下
部の冷却領域長(L2)さ内の容量によって、作動液の
封入量を制御することができる。また、冷却手段2によ
る冷却温度と加熱手段3による加熱温度との差が小さい
場合には、コンテナ1内に作動液の蒸気を供給する際
に、前記実施形態の装置における第2のバルブ80の開
き時間を長くすることにより、コンテナ1の下部の冷却
領域長さ内の容量に対応する量の蒸気を確実に凝縮させ
て、作動液の封入量を制御することができる。
【0019】第2実施形態 図2の第2実施形態の装置は、給排気配管4の下部に加
熱手段3内に位置する複数の分岐配管40を設け、各分
岐配管40へ接続具5を介して各コンテナ1を接続でき
るように構成するとともに、同一の加熱手段3及び同一
の冷却手段2の内部に各コンテナ1の所要部分をセット
できるように構成したものである。したがって、コンテ
ナ1内から真空排気する場合には、一台の真空ポンプ7
1を作動させ、一つのバルブ70を操作することによっ
て各コンテナ1内から一斉に真空排気することができ、
また、一つのバルブ80を操作することによって、各コ
ンテナ1へ一斉に作動液の蒸気を供給することができ
る。この実施形態においては、複数のコンテナ1へ並行
して作動液を封入し、これらをヒートパイプ化すること
ができる点を除いては、第1実施形態の装置及び方法と
同様であるので、それらの説明は省略する。前記実施形
態及び実施例では、作動液aが水である場合について説
明したが、作動液aは水以外の作動媒体の場合でも実施
することができる。
熱手段3内に位置する複数の分岐配管40を設け、各分
岐配管40へ接続具5を介して各コンテナ1を接続でき
るように構成するとともに、同一の加熱手段3及び同一
の冷却手段2の内部に各コンテナ1の所要部分をセット
できるように構成したものである。したがって、コンテ
ナ1内から真空排気する場合には、一台の真空ポンプ7
1を作動させ、一つのバルブ70を操作することによっ
て各コンテナ1内から一斉に真空排気することができ、
また、一つのバルブ80を操作することによって、各コ
ンテナ1へ一斉に作動液の蒸気を供給することができ
る。この実施形態においては、複数のコンテナ1へ並行
して作動液を封入し、これらをヒートパイプ化すること
ができる点を除いては、第1実施形態の装置及び方法と
同様であるので、それらの説明は省略する。前記実施形
態及び実施例では、作動液aが水である場合について説
明したが、作動液aは水以外の作動媒体の場合でも実施
することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に記載の作動液封入方法によれ
ば、作動液は片端を封止したコンテナ内へ蒸気の状態で
供給され、コンテナ下部の冷却領域の長さを適宜選択す
ることにより、作動液の封入量を極めて容易にかつより
生産性よく制御することができる。したがって、作動液
の封入量の均一化制御が正確かつ容易になるとともに、
その制御の容易性は、コンテナの径の大小に影響されな
い。
ば、作動液は片端を封止したコンテナ内へ蒸気の状態で
供給され、コンテナ下部の冷却領域の長さを適宜選択す
ることにより、作動液の封入量を極めて容易にかつより
生産性よく制御することができる。したがって、作動液
の封入量の均一化制御が正確かつ容易になるとともに、
その制御の容易性は、コンテナの径の大小に影響されな
い。
【0021】請求項2に記載の作動液封入方法によれ
ば、コンテナへ供給される作動液の蒸気は非凝縮性ガス
が除かれているので、より温度特性の良いヒートパイプ
を製造することができる。
ば、コンテナへ供給される作動液の蒸気は非凝縮性ガス
が除かれているので、より温度特性の良いヒートパイプ
を製造することができる。
【0022】請求項3に記載の作動液封入装置によれ
ば、請求項1の封入方法を確実にかつより効率的に実施
することができる。請求項4に記載の作動液封入装置に
よれば、作動液を蒸気の状態でコンテナへ供給する前
に、当該作動液から非凝縮性ガスを排除することができ
る。
ば、請求項1の封入方法を確実にかつより効率的に実施
することができる。請求項4に記載の作動液封入装置に
よれば、作動液を蒸気の状態でコンテナへ供給する前
に、当該作動液から非凝縮性ガスを排除することができ
る。
【図1】この発明によるヒートパイプへの作動液封入装
置の第1実施形態を示す部分模式図である。
置の第1実施形態を示す部分模式図である。
【図2】この発明によるヒートパイプへの作動液封入装
置の第2実施形態を示す部分模式図である。
置の第2実施形態を示す部分模式図である。
【図3】コンテナへの作動液蒸気の供給時間と、コンテ
ナへの封入作動液量との関係を示す線図である。
ナへの封入作動液量との関係を示す線図である。
a 作動液 1 コンテナ 10 カシメ装置 2 冷却手段 3 加熱手段 30 ヒータ 4 給排気配管 40 分岐配管 6 作動液のタンク 60 加熱手段 61 真空排気管 62 真空ポンプ 63 バルブ 7 真空排気管 70 第1のバルブ 71 真空ポンプ 8 蒸気供給管 80 第2のバルブ 81 加熱手段 L1 コンテナの予想凝縮領域長さ L2 コンテナの下部領域長さ L3 冷却手段2の上端と加熱手段3の底部とのレベル
差
差
Claims (4)
- 【請求項1】 下端が封止され、内部が真空排気された
コンテナの封止部を含む下部の所定領域を作動液の凝縮
温度以下に冷却するとともに、前記コンテナの上端開放
部を含む上部の所定領域を作動液の沸騰温度以上に加熱
した状態で、前記コンテナの上端開放部から作動液の蒸
気を所定時間供給する工程と、 前記コンテナの上部を封止する工程と、 を含むことを特徴とするヒートパイプへの作動液封入方
法。 - 【請求項2】 前記コンテナ内に供給される作動液の蒸
気は、非凝縮性ガスが排除されている、請求項1に記載
のヒートパイプへの作動液封入方法。 - 【請求項3】 下端が封止された一本又は複数本のコン
テナの下部の所定領域を冷却する冷却手段と、 前記コンテナの上端開放部の含む所定領域を加熱する加
熱手段と、 加熱手段を有する作動液のタンクと、 前記コンテナの上端開放部へ接続具により連通された給
排気配管と、 前記給排気配管へ第1のバルブを介して連通された真空
排気管と、 前記作動液のタンクの気相領域と前記給排気配管とを第
2のバルブを介して連通する蒸気供給管と、 前記給排気配管と前記蒸気供給管とを加熱する加熱手段
と、 を備えたことを特徴とするヒートパイプへの作動液封入
装置。 - 【請求項4】 前記作動液のタンクの気相領域へバルブ
を介して連通された真空排気管を有する、請求項3に記
載のヒートパイプへの作動液封入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21446896A JPH1054680A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | ヒートパイプへの作動液封入方法及び作動液封入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21446896A JPH1054680A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | ヒートパイプへの作動液封入方法及び作動液封入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1054680A true JPH1054680A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16656230
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21446896A Pending JPH1054680A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | ヒートパイプへの作動液封入方法及び作動液封入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1054680A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7147044B2 (en) * | 2005-01-27 | 2006-12-12 | Hul-Chun Hsu | Processing apparatus for continuously conveying heat pipes |
| CN100400224C (zh) * | 2005-01-14 | 2008-07-09 | 徐惠群 | 热管连续并列输送的成形方法及其装置 |
| CN100400223C (zh) * | 2005-01-14 | 2008-07-09 | 徐惠群 | 热管连续并列输送的除气封口方法及其装置 |
| CN100434232C (zh) * | 2005-01-14 | 2008-11-19 | 徐惠群 | 热管连续传送除气压合封口的方法及装置 |
| CN100470182C (zh) | 2004-12-30 | 2009-03-18 | 李嘉豪 | 热管内部非凝结性气体的除去方法及装置 |
| KR101669979B1 (ko) * | 2015-11-04 | 2016-10-27 | 한국이미지시스템(주) | 히트파이프의 작동유체 주입방법 및 장치 |
| JP7627384B1 (ja) * | 2024-10-10 | 2025-02-05 | 住友精密工業株式会社 | 冷媒封入装置および冷媒封入方法 |
-
1996
- 1996-08-14 JP JP21446896A patent/JPH1054680A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US7147044B2 (en) * | 2005-01-27 | 2006-12-12 | Hul-Chun Hsu | Processing apparatus for continuously conveying heat pipes |
| KR101669979B1 (ko) * | 2015-11-04 | 2016-10-27 | 한국이미지시스템(주) | 히트파이프의 작동유체 주입방법 및 장치 |
| JP7627384B1 (ja) * | 2024-10-10 | 2025-02-05 | 住友精密工業株式会社 | 冷媒封入装置および冷媒封入方法 |
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